JP4123589B2 - 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置及びv型内燃機関 - Google Patents

内燃機関の吸排気弁駆動制御装置及びv型内燃機関 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車用内燃機関の運転状態に応じて吸気弁・排気弁の開閉時期を可変制御する吸排気弁駆動制御装置及びこの吸排気弁駆動制御装置を備えたV型内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
吸気弁・排気弁の開閉時期や作動角を可変制御する装置は、従来から種々の形式のものが提供されているが、その一つとして例えば実開昭57−198306号公報や特開平6−185321号公報に記載されているように、不等速軸継手の原理を応用したものが知られている。これは、機関の回転に同期して回転する駆動軸の外周に、各気筒毎に分割した円筒状のカムシャフトを回動可能に設け、かつ該カムシャフトの端部のフランジ部と駆動軸側のフランジ部とにそれぞれ半径方向に沿った係合溝を形成するとともに、両フランジ部間に介在する環状ディスクに各係合溝に係合する一対のピンを設けた構成であって、上記環状ディスクを制御ハウジングでもって回転自在に保持するとともに、該制御ハウジングを介して環状ディスクをカムシャフトに対し偏心させることができるようにしてあり、その偏心量を制御することにより、バルブリフト特性が変化するようになっている。
【0003】
ここで、制御ハウジングを軸直角方向に移動させる作動機構として、図1に示すものが知られている。この作動機構は、図示しない制御ハウジングに連繋される制御シャフト27と、この制御シャフト27にコントロールプレート34を介して連繋される油圧シリンダ28と、この油圧シリンダ28の圧力室に油圧を給排する油圧回路29と、この油圧回路29の油路を機関運転状態に応じて切り換える切換弁30とを有している。このうち、制御シャフト27は、図外のシリンダヘッドの上部に回動可能に支持されており、上記油圧シリンダ28によって回動させられ、上記制御ハウジングを軸直角方向に移動させる。そして、この作動機構は、制御シャフト27の回動角度をセンサ32により検知し、その検知信号をコントローラ33に入力して、コントローラ33によって切換弁30を作動させることにより油圧シリンダ28の作動を制御し、制御シャフト27の回動角度を制御するようになっている(特開平7−196256号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような吸排気弁駆動制御装置Kは、油圧シリンダ28に油を送るオイルポンプが機関動力により駆動されるため、機関の低回転時にはオイルポンプの吐出油量が少ない。その結果、機関の運転状況に応じてバルブリフト特性を変える場合、機関の低回転時に油圧シリンダ28の作動量が大きいと、短時間で充分な量の油を油圧シリンダ28に供給することが困難となる。従って、コントローラ33から切換弁30に制御信号が出力されてから制御シャフト27が所定角度回動するまで、即ち、コントローラ33からバルブリフト特性を変えるための信号が出力されてから実際にバルブリフト特性が変化するまでに時間がかかり、これが吸排気弁駆動制御装置Kの応答遅れという不具合を招来することになる。
【0005】
そこで、本発明は、このような不具合を招来することがない内燃機関の吸排気弁駆動制御装置及びこの吸排気弁駆動制御装置を備えたV型内燃機関を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、シリンダヘッドに回動可能に支持され、機関の回転に同期して回転する駆動軸と、この駆動軸の回転に伴い吸排気弁を開閉させるとともに、そのバルブリフト特性が制御シャフトの回動角度位置に応じて変化する可変動弁機構と、上記制御シャフトの軸方向に対して直交するように配置された油圧シリンダと、上記制御シャフトにその半径方向外方へ突出するように固定され、上記制御シャフトと上記油圧シリンダとを連繋して、上記油圧シリンダの直線運動を上記制御シャフトの回動運動に変換するコントロールプレートと、上記油圧シリンダを機関の運転状態に応じて作動させる制御手段と、を備えている。そして、機関のアイドル運転時における上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとの連繋部が、機関の高速回転時における上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとの連繋部よりも、上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとが直交する位置に近い位置にあるように、上記油圧シリンダが上記制御手段によって作動制御されることを特徴としている。
【0007】
上記可変動弁機構は、例えば、請求項のように、上記駆動軸の外周に相対回転可能に設けられ、かつ気筒毎に分割されていると共に、吸排気弁を駆動するカムを外周に有する円筒状のカムシャフトと、上記駆動軸の軸心に対して偏心動して上記駆動軸と上記カムシャフトとの相対的な角速度を変化させることにより、上記吸排気弁の作動角を可変制御する制御機構と、シリンダヘッド上部に回動可能に支持されると共に上記制御機構に連繋され、回動角度に応じて上記制御機構の上記駆動軸の軸心に対する偏心量を変える制御シャフトと、を備えている。なお、可変動弁機構としては、他の形式のものにも適用可能である。
【0008】
【0009】
又、請求項の発明は、機関のアイドル運転時における上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとの連繋部が、機関の始動時における上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとの連繋部よりも、上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとが直交する位置に近い位置にあるように、上記油圧シリンダが上記制御手段によって作動制御されることを特徴としている。
【0010】
又、請求項の発明は、複数の気筒がV型に配置され、バルブ開閉時期を可変制御する吸排気弁駆動制御装置を各バンク毎に備えたV型内燃機関であり、一対のバンクのうち上記吸排気弁駆動制御装置への供給油圧の圧力損失が大きなバンクの気筒には、上記請求項1〜3のいずれかの発明に係る吸排気弁駆動制御装置が配置されることを特徴としている。
【0011】
又、請求項の発明は、複数の気筒がV型に配置され、バルブ開閉時期を可変制御する吸排気弁駆動制御装置を各バンク毎に備えたV型内燃機関であり、一対のバンクのうち車両冷却風が当たりにくいバンクの気筒には、上記請求項1〜3のいずれかの発明に係る吸排気弁駆動制御装置が配置されることを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明は、機関のアイドル運転時におけるコントロールプレートと油圧シリンダとの連繋部が、機関の高速回転時におけるコントロールプレートと油圧シリンダとの連繋部よりも、コントロールプレートと油圧シリンダとが直交する位置に近い位置にあるように、油圧シリンダが制御手段によって作動制御されるようになっているため、コントロールプレートの回動量に対する油圧シリンダの移動量が少ない。したがって、請求項の発明は、機関の低回転域であるアイドル運転時において、油圧シリンダに充分な油圧の供給がない場合であっても、コントロールプレートを介して制御シャフトを迅速に回動させることができ、吸排気弁駆動制御装置の応答性が良好となる。
【0014】
又、請求項の発明は、機関のアイドル運転時におけるコントロールプレートと油圧シリンダとの連繋部が、機関の始動時におけるコントロールプレートと油圧シリンダとの連繋部よりも、コントロールプレートと油圧シリンダとが直交する位置に近い位置にあるように、油圧シリンダが制御手段によって作動制御されるようになっているため、コントロールプレートに対する油圧シリンダの移動量が少ない。したがって、請求項の発明も上記請求項の発明と同様に、機関の低回転域であるアイドル運転時において、油圧シリンダに充分な油圧の供給がない場合であっても、コントロールプレートを介して制御シャフトを迅速に回動させて、所望のバルブ特性を得ることができる。
【0015】
又、請求項の発明は、V型内燃機関の一対のバンクのうち、吸排気弁駆動制御装置への供給油圧の圧力損失が大きなバンクの気筒には、上記請求項1〜3のいずれかの発明に係る吸排気弁駆動制御装置が配置されるようになっているため、吸排気弁駆動制御装置の応答のずれが補正される。
【0016】
又、請求項の発明は、V型内燃機関の一対のバンクのうち、車両冷却風が当たりにくいバンクの気筒には、上記請求項1〜3のいずれかの発明に係る吸排気弁駆動制御装置が配置されるようになっているため、吸排気弁駆動制御装置の応答のずれが補正される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0018】
[第1の実施の形態の基本構成
本実施の形態の吸排気弁駆動制御装置は、図2〜図3に示すように、機関のクランク軸から回転力が伝達される駆動軸と、この駆動軸の外周に一定の隙間をもって同軸上に配置され、かつ各気筒毎に分割されて、外周に図外の吸気弁を作動するカム2aを有するカムシャフト2と、この各カムシャフト2の端部と駆動軸1との間に設けられて、両者の相対的な角速度を変化させる制御機構3と、制御機構を機関運転状態に応じて偏心動させる作動機構4とを備えている。
【0019】
上記制御機構3は、第1,第2フランジ部5,6と、両者5,6間に配置された略円環状のディスクハウジング8と、ディスクハウジング8の内周に回転自在に保持された環状ディスク7と、一端が環状ディスク7の直径方向位置にカムシャフト軸方向に沿って回転可能に固定され、先端部が各フランジ部5,6のU字状係合溝5a,6aに摺動自在に係合した係止ピン9,10とから主として構成されている。又、ディスクハウジング8は、図3に示すように、一端側のボス部8aに形成された支持孔8c内に挿通した支軸21を支点として他端部が上下方向へ摺動自在に支持されていると共に、他端側のボス部8bに形成されたカム溝8d内に配置された偏心カム22の回動によって揺動するようになっている。この偏心カム22は、円環状を呈し、軸方向に貫通形成された貫通孔22aに作動機構4の制御シャフト27の一端部27aが固定されている。
【0020】
上記作動機構4は、図1及び図4に示すようにカムシャフト2と略平行に配設された上記制御シャフト27と、この制御シャフト27の他端部27b側に軸直角方向に沿って設けられた油圧シリンダ28と、この油圧シリンダ28に油圧を給排する油圧回路29と、油圧回路29の途中に設けられて流路を切り換える切換弁30と、この切換弁30を作動させる比例ソレノイド型の電磁アクチュエータ31と、制御シャフト27の他端部27bに設けられて、この制御シャフト27の回転位置を検出する位置検出センサであるポテンショメータ32と、機関運転状態を検出すると共に、ポテンショメータ32からフィードバックされた情報信号に基づいて電磁アクチュエータ31を制御するコントローラ33とから構成されている。
【0021】
上記制御シャフト27は、内部中空状に形成され、他端部27bに略雨滴状のコントロールプレート34が固定されている。このコントロールプレート34は、図5に示すように略円環状の基部中央に有する固定用孔34aを介して他端部27bに圧入固定されていると共に、その基部から下方へ垂下して先端部に制御シャフト27の軸直角方向に沿って切り欠かれた切割状溝35とこの切割状溝35に直交する方向から形成された係止用溝36が夫々形成されている。
【0022】
上記油圧シリンダ28は、円筒状を呈し、前端部がベースプレート37を介してシリンダヘッド上部に固定されていると共に、内部に摺動自在に設けられたピストン38によって前後の第1受圧室39と第2受圧室40に隔成されている。又、ピストン38には、ベースプレート37を液密的に貫通したピストンロッド41の一端部が連結されている。このピストンロッド41は、図5に示すように先端部側が前記係止用溝36内に係入する2面幅状の平坦部41aが形成されていると共に、この平坦部41aの長手方向の略中央位置に有する挿通孔42に前記コントロールプレート34の切割状溝35に係合するピン43が回転自在に設けられている。このピン43は、切割状溝35に挿通可能な平板状を呈し、両側面中央位置に前記挿通孔42に回転自在に支持される外面円弧状の突部43a,43aが形成されて、横断面円形状に形成されている。そして、このピン43がコントロールプレート34とピストンロッド41とを連繋する連繋部となる。尚、ピストンロッド41は、先端部が図8に示すように保持部材80の摺動孔80a内に保持されている。
【0023】
ここで、上記油圧シリンダ28は、一つの参考例では、例えば、図9〜図10に示すように、機関常用回転域においてピストンロッド41とコントロールプレート34とが直交するように、後述する制御手段によって作動制御されている。この機関常用回転域は、低・中速回転域であり、油圧シリンダ28に油圧を供給するオイルポンプ(図示せず)が機関によって駆動されるため、オイルポンプの吐出量が少ない。又、機関常用回転域においてピストンロッド41とコントロールプレート34とが直交する状態であると、図11に示すように、制御シャフト27の回動角(コントロールプレートの回動角)に対するピストンロッド41の移動量(L1,L2・・・)が最小となる。したがって、機関常用回転域においてピストンロッド41とコントロールプレート34とが直交するように連繋されていると、制御シャフト27の回動制御作業を短時間で終了することができる。即ち、本実施の形態によれば、吸排気弁駆動制御装置Kの応答性が良好になる。尚、機関の低・中速回転域においてピストンロッド41の移動量が大きいと、オイルポンプから油圧シリンダ28に供給される油量が不足し、制御シャフト27の回動制御作業を短時間で終了することができず、吸排気弁駆動制御装置Kの応答性が悪くなる。
【0024】
上記油圧回路29は、図4に示すように図外のオイルポンプから油圧が圧送されるオイルメインギャラリ44に連通する油圧供給通路45と、この油圧供給通路45の下流側に形成された後述する弁孔46を介して分岐されて一端部が第1,第2受圧室39,40に連通する第1,第2油通路47,48と、弁孔46の前端部と後端部に接続されたドレン通路49,50とから主として構成されている。
【0025】
上記切換弁としての電磁アクチュエータ31は、図4及び図6に示すように油圧シリンダ28の側部に固定された有底矩形筒状のバルブボディ51と、このバルブボディ51内に固定された筒状部52内に有する前記弁孔46内に摺動自在に設けられたスプール弁体53とを備えている。
【0026】
上記バルブボディ51は、一側部に油圧供給通路45と弁孔46とを連通する供給孔54が形成されていると共に、他側部に第1,第2油通路47,48と弁孔46とを連通する第1,第2連通孔55,56が形成されている。また、一側部の後端部及び前端側底壁に第1,第2ドレン通路49,50と弁孔46とを連通する第1,第2ドレン孔57,58が形成されている。前記筒状部52は、一端部が電磁アクチュエータ31のケーシング59に固定されていると共に、バルブボディ51の各供給孔54や各連通孔55,56等に対応する位置に通孔60〜64が形成されている。
【0027】
上記スプール弁体52は、図6及び図7にも示すように、略中央の外周面に供給孔54と各第1,第2連通孔55,56とを通孔53,61を介して適宜連通する環状溝65が形成されていると共に、前後端外周に各ドレン孔57,58と各連通孔55,56を相対的に開閉する弁部66,67が形成されている。また、筒状部52の前端に固定されてリテーナ68に弾持されたコイルスプリング69のバネ力で図中右方向つまり弁部66,67で供給孔54と第1連通孔55を連通し、第2連通孔56と第2ドレン孔50とを連通する位置に付勢されるようになっている。
【0028】
上記電磁アクチュエータ31は、バルブボディ51に固定されたケーシング70の内部に電磁コイル71と固定コア72,可動コア73等の各構成部品が収納されていると共に、可動コア73の先端に、先端部74aがスプール弁体54の端部中央を押圧する駆動ロッド74が設けられている。
【0029】
上記ポテンショメータ32は、図1に示すように制御シャフト27の他端部27bにボルト75によって固定されたカム76のカム面76aに摺動ロッド77が当接し、カム76の回動位置に応じて進退する摺動ロッド77の摺動位置によって抵抗電圧を変化させるようになっている。
【0030】
そして、上記コントローラ33は、内部のコンピュータが図外のクランク角センサやエアーフローメータ,水温センサ,スロットルバルブ開度センサ等の各種センサ類からの情報信号を入力して現在の機関運転状態を検出すると共に、前記ポテンショメータ32からの制御シャフト27回転位置情報信号を入力して電磁アクチュエータ31に制御パルス信号を出力するようになっている。また、このコントローラ33は、ポテンショメータ32からの情報信号に基づいてカムシャフト2のカム作動角を推定するようになっている。
【0031】
ここで、上記コントローラ33,油圧回路29,切換弁30及び電磁アクチュエータ31は、機関運転状態に応じて油圧シリンダ28を作動させる制御手段を構成する。
【0032】
次いで、作動機構の作動状態を説明する。まず、コントローラ33が電磁アクチュエータ31の電磁力を零に制御すると、スプール弁体53は、図6の上半分で示すようにコイルスプリング69のバネ力によって図中右方向に付勢されて、弁部66,67が供給孔54と第1連通孔55を連通すると共に、第2連通孔56とドレン孔58を連通する。
【0033】
このため、第2受圧室40内の作動油が排出されて低圧状態になると共に、オイルポンプから圧送された作動油が第1受圧室39に供給されて高圧状態になり、これによってピストン38を図8に示すように最大左方向位置に摺動させる。したがって、ピストンロッド41がピン43を介してコントロールプレート34を図示のように左方向へ傾動させ、これによって制御シャフト27は図中時計方向へ最大に回転し、偏心カム22を同方向へ回転させる。
【0034】
したがって、ディスクハウジング8は、図3に示すようにカム溝8dを介して支持軸21を支点として上方へ揺動し、環状ディスク7の中心Yが駆動軸1の中心Xから最大に偏心する。よって、各係止ピン9,10等を介して環状ディスク7の角速度が変化して不等角速度回転になる。これにより、カムシャフト2は、駆動軸1に対して部分的に増速された状態になり、吸気弁は小作動角に制御される。したがって、前記低速低負荷域には、吸気弁25と排気弁とのバルブオーバラップが小さくなって燃費の向上と、早い閉時期に伴う吸気充填効率の向上によって出力トルクを高めることができる。
【0035】
次ぎに、コントローラが電磁アクチュエータ31への電磁力を増加させて、駆動ロッド74を最大に進出させると、スプール弁体53は、図6の下半分に示すようにコイルスプリング69のバネ力に抗して最大左方向に移動し、弁部66,67が第1連通孔55と第1ドレン孔57を連通し、第2連通孔56と供給孔54を夫々連通する。
【0036】
したがって、今度は第1受圧室39内の作動油が排出されて低圧となり、第2受圧室40内に作動油が供給されて高圧になり、これによって、ピストン38は、図8の最大右方向へ移動し、ピストンロッド41がピン43を介してコントロールプレート34を一点鎖線で示すように最大右方向へ傾動させる。このため、制御シャフト41は、図中反時計方向へ最大に回転し、偏心カム22を同方向へ回転させる。
【0037】
したがって、ディスクハウジング8は、下方に揺動し、環状ディスク7の中心Yが駆動軸1の中心Xから前述とは逆の方向へ偏心する。このため、環状ディスク7に対し、カムシャフト2の角速度が前述とは反対に小さくなり、カムシャフト2は駆動軸1に対して部分的に減速された状態になり、吸気弁は大作動角に制御される。よって、バルブオーバラップが大きくなって、吸気充填効率が向上して高出力トルク等が得られる。
【0038】
次ぎに、電磁アクチュエータ31がコントローラ33によって励磁制御され、スプール弁体53が図7に示すように弁孔46の略中間位置に保持されると、各弁部66,67が各連通孔55,56を閉止する。したがって、各受圧室29,40への作動油の供給や排出が阻止されて、ピストン38を所定の任意の移動位置に保持する。この結果、制御シャフト27及び制御機構3を介して吸気弁25を略中間の作動角に制御することが可能になる。
【0039】
また、各受圧室39,40から不用意に作動油がリークしてしまった場合でも、制御シャフト27の回転位置がポテンショメータ32からコントローラ33に常にフィードバックされるため、制御機構3の揺動位置を補正することが可能になる。この結果、吸気弁25の高精度な作動角制御が得られる。
【0040】
また、図8に示す通り、制御シャフト27に作用するバルブスプリングのバネ力に起因した正負の回転トルク変動T1はコントロールプレート34の回転力に変換される。
【0041】
本発明の作動機構4は油圧室38の直線運動をピン43,コントロールプレート34の切割状溝35を介して制御シャフト27の回転力に変換する構成であることから、回転トルク変動T1が油圧シリンダ38に作用するときは制御シャフト27の作動角度に対する分力T2となって作用する。したがって、回転トルク変動によって制御シャフト27の作動角制御の保持位置が変化することを可能な限り防止できる。
【0042】
[第の実施の形態]
図12は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。この図12において、コントロールプレート34とピストンロッド41とが直交する状態を中立位置とすれば、機関のアイドル運転時におけるコントロールプレート34の中立位置からの回動角Θ1は、機関の高速回転時におけるコントロールプレート34の中立位置からの回動角Θ2よりも小さくなるように(Θ1<Θ2)、油圧シリンダ28が制御手段によって作動制御されるようになっている。
【0043】
機関のアイドル運転時は、要求空気流量が小さいため、バルブ作動角も小さく、常用域のバルブタイミングと異なる場合がある。又、機関のアイドル回転時には、機関が低速回転であり、機関によって駆動されるオイルポンプの吐出油量が少ない。したがって、機関のアイドル運転時におけるコントロールプレート34の回動位置が中立位置に近いと、コントロールプレート34(制御シャフト27)の回動量に対するピストンロッド41の移動量が少ないため(図11参照)、迅速にコントロールプレート34を回動制御することができる。即ち、本実施の形態によっても吸排気弁駆動制御装置Kの応答性を良好にすることができる。尚、機関の高回転時には、オイルポンプの吐出量が多いので、コントロールプレート34の回動位置が中立位置から遠く、ピストンロッド41の移動量が大きくても、迅速なコントロールプレート34(制御シャフト27)の回動制御を行うことができ、吸排気弁駆動制御装置Kの応答性の悪化を招来することがない。
【0044】
[第の実施の形態]
図13は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。この図13において、コントロールプレート34とピストンロッド41とが直交する状態を中立位置とすれば、機関のアイドル運転時におけるコントロールプレート34の中立位置からの回動角Θ3は、機関の始動時におけるコントロールプレート34の中立位置からの回動角Θ4よりも小さくなるように(Θ3<Θ4)、油圧シリンダ28が制御手段によって作動制御されるようになっている。
【0045】
本実施の形態は、上記第の実施の形態と同様に、機関のアイドル運転時におけるコントロールプレート34の回動位置が中立位置に近いので、機関のアイドル運転時の吸排気弁駆動制御装置Kの応答性を良好にすることができる。尚、機関の始動時は、オイルポンプから油圧シリンダ28への油圧の供給がほとんどなく、又、作動角を可変制御することがないので、吸排気弁駆動制御装置Kの応答性が問題になることがない。加えて、本実施の形態によれば、機関の始動時に、制御シャフト27側からコントロールプレート34に回動トルクが伝達されても、上記第1の実施の形態において図8を参照しつつ説明したように、ピストンロッド41移動方向の分力T2を小さくすることができる。
【0046】
[他の応用例]
以下、本発明に係る吸排気弁駆動制御装置をV型内燃機関に適用する例について説明する。
【0047】
V型内燃機関は、複数の気筒をV字型に配置してあり、左右の各バンクにそれぞれ吸排気弁駆動制御装置が配置されている。このような、V型内燃機関は、オイルポンプから吸排気弁駆動制御装置の油圧シリンダまでの油路長さ等が各バンク間で異なり、各バンク間で圧力損失に差を生じることがあり、各バンク間で吸排気弁駆動制御装置の応答性にばらつきを生じる場合がある。そこで、このような場合には、各バンクの気筒のうち、供給油圧の圧力損失が大きなバンクの気筒に上記第1〜第3の実施の形態の吸排気弁駆動制御装置を設置する。これにより、各バンク間での吸排気弁駆動制御装置の応答のずれを補正することができる。
【0048】
又、V型内燃機関は、車両のエンジンルーム内に横置き状態で載置されると、車両後ろ側に位置するバンクの気筒には車両冷却風があたりにくく、吸排気弁駆動制御装置の構成部品の温度が各バンク毎に異なる場合があり、吸排気弁駆動制御装置の応答性にばらつきを生じる場合がる。そこで、このような場合にも、各バンクのうち、車両冷却風があたりにくいバンクの気筒に上記第1から第3の実施の形態の吸排気弁駆動制御装置を設置し、各バンク間での吸排気弁駆動制御装置の応答のずれを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の吸排気弁駆動制御装置を構成する作動機構の斜視図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態を示す吸排気弁駆動制御装置の要部断面図。
【図3】 図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】 作動機構の一部を示す断面図。
【図5】 作動機構の要部斜視図
【図6】 作動機構の切換弁と電磁アクチュエータの作用を示す断面図。
【図7】 同切換弁と電磁アクチュエータの別の作用を示す断面図。
【図8】 作動機構の作用を示す説明図。
【図9】 参考例を示すコントロールプレートとピストンロッドの連繋状態図。
【図10】 参考例を示す油圧シリンダの作動状態図。
【図11】 コントロールプレートの回動量と油圧シリンダの移動量の関係線図。
【図12】 本発明の第の実施の形態を示すコントロールプレートとピストンロッドの連繋状態図。
【図13】 本発明の第の実施の形態を示すコントロールプレートとピストンロッドの連繋状態図。
【符号の説明】
1・・・駆動軸
2・・・カムシャフト
2a・・・カム
3・・・制御機構
4・・・作動機構
27・・・制御シャフト
28・・・油圧シリンダ
29・・・制御回路(制御手段)
30・・・切換弁(制御手段)
31・・・電磁アクチュエータ(制御手段)
33・・・コントローラ(制御手段)
34・・・コントロールプレート
43・・・ピン(連繋部)
K・・・吸排気弁駆動制御装置

Claims (5)

  1. シリンダヘッドに回動可能に支持され、機関の回転に同期して回転する駆動軸と、
    この駆動軸の回転に伴い吸排気弁を開閉させるとともに、そのバルブリフト特性が制御シャフトの回動角度位置に応じて変化する可変動弁機構と、
    上記制御シャフトの軸方向に対して直交するように配置された油圧シリンダと、
    上記制御シャフトにその半径方向外方へ突出するように固定され、上記制御シャフトと上記油圧シリンダとを連繋して、上記油圧シリンダの直線運動を上記制御シャフトの回動運動に変換するコントロールプレートと、
    上記油圧シリンダを機関の運転状態に応じて作動させる制御手段と、
    を備えてなる内燃機関の吸排気弁駆動制御装置において、
    機関のアイドル運転時における上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとの連繋部が、機関の高速回転時における上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとの連繋部よりも、上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとが直交する位置に近い位置にあるように、上記油圧シリンダが上記制御手段によって作動制御されることを特徴とする内燃機関の駆動制御装置。
  2. シリンダヘッドに回動可能に支持され、機関の回転に同期して回転する駆動軸と、
    この駆動軸の回転に伴い吸排気弁を開閉させるとともに、そのバルブリフト特性が制御シャフトの回動角度位置に応じて変化する可変動弁機構と、
    上記制御シャフトの軸方向に対して直交するように配置された油圧シリンダと、
    上記制御シャフトにその半径方向外方へ突出するように固定され、上記制御シャフトと上記油圧シリンダとを連繋して、上記油圧シリンダの直線運動を上記制御シャフトの回動運動に変換するコントロールプレートと、
    上記油圧シリンダを機関の運転状態に応じて作動させる制御手段と、
    を備えてなる内燃機関の吸排気弁駆動制御装置において、
    機関のアイドル運転時における上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとの連繋部が、機関の始動時における上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとの連繋部よりも、上記コントロールプレートと上記油圧シリンダとが直交する位置に近い位置にあるように、上記油圧シリンダが上記制御手段によって作動制御されることを特徴とする内燃機関の駆動制御装置。
  3. 上記可変動弁機構は、
    上記駆動軸の外周に相対回転可能に設けられ、かつ気筒毎に分割されていると共に、吸排気弁を駆動するカムを外周に有する円筒状のカムシャフトと、
    上記駆動軸の軸心に対して偏心動して上記駆動軸と上記カムシャフトとの相対的な角速度を変化させることにより、上記吸排気弁の作動角を可変制御する制御機構と、
    シリンダヘッド上部に回動可能に支持されると共に上記制御機構に連繋され、回動角度に応じて上記制御機構の上記駆動軸の軸心に対する偏心量を変える制御シャフトと、
    を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の吸排気弁駆動制御装置。
  4. 複数の気筒がV型に配置され、バルブ開閉時期を可変制御する吸排気弁駆動制御装置を各バンク毎に備えたV型内燃機関において、
    一対のバンクのうち上記吸排気弁駆動制御装置への供給油圧の圧力損失が大きなバンクの気筒には、上記請求項1〜のいずれかに記載の吸排気弁駆動制御装置が配置されることを特徴とするV型内燃機関。
  5. 複数の気筒がV型に配置され、バルブ開閉時期を可変制御する吸排気弁駆動制御装置を各バンク毎に備えたV型内燃機関において、
    一対のバンクのうち車両冷却風が当たりにくいバンクの気筒には、上記請求項1〜のいずれかに記載の吸排気弁駆動制御装置が配置されることを特徴とするV型内燃機関。
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