JP4121299B2 - 継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道配管、温水配管、床暖房、ロードヒーティング等に使用されるパイプ用の継手に関するものである。さらに詳しくは、継手本体内にパイプを容易に挿入することができる継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の継手は、筒状をなし、内部にパイプが挿入可能な継手本体と、ステンレス鋼等の金属材料により環状に形成され、継手本体内に位置決め固定されるロックリングとを備えている。ロックリングには、複数の規制片が内方へ突設されている。
【0003】
パイプを継手に挿着するときには、まず継手本体内にパイプの端部を挿入すると、その外周面に各規制片の先端が外方へ押圧されながら摺接される。次いで、各規制片の元に戻ろうとする力に基づく内方への付勢力に抗して、各規制片を外方へ押圧しながら継手本体内にパイプを挿入する。
【0004】
そして、継手本体内に挿入されたパイプに引き抜き力が作用したときには、各規制片の先端がパイプの外周面に食い込むことにより、パイプは継手本体内に抜け止め保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の継手においては、継手本体内にパイプを挿入するときには、パイプの端部の外周面に各規制片の先端が外方へ押圧されながら摺接された後、各規制片の内方への付勢力に抗して、各規制片の先端を外方へ押圧する必要がある。
【0006】
よって、パイプの端部には各規制片の付勢力による大きな抵抗が加わるために、継手本体内へのパイプの挿入時の抵抗が大きくなる。このため、継手本体内にパイプを挿入するときには、パイプに大きな挿入力を加える必要があるという問題があった。特に、パイプが合成樹脂材料により形成されているときには、各規制片の付勢力に抗するための大きな挿入力をパイプに加えることは困難である。
【0007】
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、継手本体内にパイプを容易に挿入することができる継手を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の継手は、筒状をなし、内部にパイプが挿入可能な継手本体と、継手本体内に位置決め固定され、内方へ突出するとともにパイプを継手本体内に抜け止め保持するための規制片を有するロックリングと、継手本体内に配設され、パイプの端部が内挿される挿入補助リングとを備え、前記挿入補助リングは、その外周面に規制片の先端が圧接された状態で継手本体内に配設され、継手本体内にパイプが挿入されるときには、パイプの端部が挿入補助リングに内挿された状態で挿入された後、挿入補助リングの外周面への規制片の先端の圧接状態が解除され、パイプは継手本体内に抜け止め保持されるように構成されているものである。
【0009】
請求項2に記載の発明の継手は、請求項1に記載の発明において、前記挿入補助リングの厚みは0.1〜0.5mmに設定されているものである。
請求項3に記載の発明の継手は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記挿入補助リングの一端には係合部が内方へ折曲形成され、パイプの端部は、挿入補助リングの他端側から挿入補助リングに内挿された後、係合部と係合するように構成されているものである。
【0010】
請求項4に記載の発明の継手は、請求項3に記載の発明において、前記挿入補助リングの他端は、端部に向かうに従い拡径するフレア状に形成されているものである。
【0011】
請求項5に記載の発明の継手は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記継手本体の内部に設けられ、パイプの端部が嵌挿される内筒部と、内筒部の外周面に設けられた収容溝に嵌着され、継手本体内にパイプが挿入されたときには、パイプの内周面と内筒部の外周面との間をシールするためのシール部材とを備え、継手本体には、挿入補助リングの外周面への規制片の先端の圧接状態が解除されたときの挿入補助リングの位置に対応する箇所に貫通孔が設けられ、挿入補助リングの外周面は、貫通孔を介して視認されるように着色されているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1に示すように、略円筒状をなす継手本体12の基端部外周面には第1雄ねじ部13が螺刻され、図示しない水道管等の管体に螺合可能になっている。継手本体12の基端部内周面には第1雌ねじ部14が螺刻され、略円筒状をなす内筒部15の基端部外周面に螺刻された第2雄ねじ部16が螺合されることにより、継手本体12内に内筒部15が取付けられている。
【0014】
この状態で、継手本体12の内周面と内筒部15の外周面との間には、継手本体12内にパイプ17を挿入するための挿入空間18が形成されている。そして、継手本体12内にパイプ17が挿入されるときには、パイプ17の端部が内筒部15に嵌挿されるようになっている。
【0015】
内筒部15には、収容溝としての一対の第1収容溝19が内筒部15の外周全体にわたって凹設されている。これら第1収容溝19には、シール部材としてのゴム材料製の略円筒状をなすシールリング20がそれぞれ嵌着されている。各シールリング20は、基端部ほど外周面が内筒部15の外周面よりも径方向外側へ突出するテーパ状に形成されるとともに、先端部外周面は内筒部15の外周面と略面一になるようにそれぞれ形成されている。
【0016】
そして、パイプ17の端部が内筒部15に嵌挿されたときには、パイプ17の内周面に各シールリング20の外周面がそれぞれ密接されることにより、パイプ17の内周面と内筒部15の外周面との間がシールされるようになっている。
【0017】
内筒部15の基端部外周面には、第2雄ねじ部16よりも先端側に第2収容溝21が凹設され、この第2収容溝21に嵌着されたゴム材料製のOリング22によって、継手本体12の内周面と内筒部15の基端部外周面との間がシールされている。内筒部15の先端部外周面は端部に向かうに従い縮径するテーパ状に形成され、パイプ17の端部を内筒部15へ容易に挿入することができるようになっている。
【0018】
継手本体12の先端部内周面には第2雌ねじ部23が螺刻され、略円筒状をなす押し輪24の先端部外周面に螺刻された第3雄ねじ部25が螺合されることにより、継手本体12の先端部に押し輪24が取付けられている。
【0019】
押し輪24の外周面は、先端部の外径が基端部の外径よりも小さい段差状に形成されるとともに、その段差部分には第3収容溝26が凹設され、第3収容溝26に嵌着されたゴム材料製のOリング27によって、継手本体12の内周面と押し輪24の段差部分との間がシールされている。押し輪24の中心には、パイプ17の外径と対応する内径を有する挿入孔28が形成されている。
【0020】
継手本体12の先端内周部において、第2雌ねじ部23よりも基端側には、内周全体にわたって係止段部29が形成されている。この係止段部29と押し輪24の先端面との間には、一対のロックリング30がその間に円環状のスペーサ31を介装した状態で挟着されている。
【0021】
これらロックリング30は、ステンレス鋼等の金属材料製の円環状をなすベースリングと、ベースリングから内方へ同一長さで突出する複数の規制片30aとからそれぞれ構成されている。そして、継手本体12内に挿入されたパイプ17に引き抜き力が作用したときには、両ロックリング30の各規制片30aの先端がパイプ17の外周面に食い込むことにより、パイプ17は継手本体12内に抜け止め保持されるようになっている。
【0022】
継手本体12内において、挿入空間18の内奥部に対応する箇所には、継手本体12の軸線に直交する平面上に円環状の当接面32が形成されている。そして、パイプ17の端部が当接面32に当接するまで継手本体12内にパイプ17を挿入するようになっている。
【0023】
継手本体12の中央部にはその軸線と直交方向に延びる円孔状の貫通孔33が1箇所貫通形成され、この貫通孔33を介して継手本体12内へのパイプ17の挿入状態を視認することができるようになっている。尚、継手本体12、内筒部15及び押し輪24は、合金(真鍮、青銅)等の金属材料によりそれぞれ形成されている。
【0024】
図3及び図4に示すように、挿入補助リング34は、ステンレス鋼等の金属材料により略円筒状に形成され、その一端の全周にわたって、係合部35が内方へ折曲形成されている。この係合部35は、例えばプレス絞り加工によって挿入補助リング34が有底円筒状に形成された後、底壁の中心部に打抜き加工が施されることによって形成されている。一方、挿入補助リング34の他端は、端部に向かうに従い拡径するフレア状に形成されている。
【0025】
図1及び図2に示すように、挿入補助リング34は、その外周面に両ロックリング30の各規制片30aの先端が圧接された状態で、継手本体12内に配設されている。このとき、挿入補助リング34の一端は継手本体12の貫通孔33よりも先端側に位置するとともに、挿入補助リング34の他端の外周面には両ロックリング30の各規制片30aの先端が圧接されている。
【0026】
そして、継手本体12内にパイプ17が挿入されるときには、パイプ17の端部が挿入補助リング34の他端側から挿入補助リング34に内挿された後、係合部35と係合するようになっている。ここで、挿入補助リング34の内径は、パイプ17の端部と係合部35とが容易に係合するために、パイプ17の外径よりもわずかに大きくなるように設定されるのが好ましい。このため、パイプ17の外径が例えば17mmのときには、挿入補助リング34の内径は例えば17.3mm又は17.7mmに設定されている。
【0027】
挿入補助リング34の厚みは、挿入補助リング34の外周面への各規制片30aの先端の圧接状態による挿入補助リング34の変形を防止するとともに、パイプ17の端部を挿入補助リング34に容易に内挿するために、好ましくは0.1〜0.5mm、さらに好ましくは0.2〜0.5mmに設定されている。
【0028】
0.1mm未満では、挿入補助リング34の厚みが薄いために、挿入補助リング34の外周面への各規制片30aの先端の圧接状態によって、挿入補助リング34が変形しやすい。一方、0.5mmを超えると、挿入補助リング34の内径が小さくなるために、パイプ17の端部を挿入補助リング34に内挿しにくくなる。
【0029】
挿入補助リング34の外周面は、貫通孔33を介して視認されるように、塗装や焼付け等によって好ましくはその全周が着色されている。挿入補助リング34の外周面に着色される色は、内筒部15の外周面と異なるとともに貫通孔33を介して容易に視認される色が好ましく、具体例としては赤色等が挙げられる。
【0030】
挿入補助リング34の外周面は、両ロックリング30の各規制片30aの先端が挿入補助リング34の外周面上を他端方向へ円滑に摺動できる点から、パイプ17の外周面よりも好ましくは平滑に形成されている。
【0031】
図1及び図5に示すように、パイプ17は、例えば架橋ポリエチレンやポリブテン等の合成樹脂材料や銅等の金属材料等によって円筒状に形成され、水道の配管等に使用される。このパイプ17の端面は、パイプ17の軸線とほぼ直交するように切断されている。
【0032】
さて、パイプ17を継手11に挿着するときには、図5に示すように、まずパイプ17の端部を、挿入孔28から継手本体12の挿入空間18に挿入するとともに、内筒部15に嵌挿する。次いで、パイプ17の端部を、挿入補助リング34の他端側から挿入補助リング34に内挿した後、係合部35に係合させる。
【0033】
続いて、図6に示すように、端部が挿入補助リング34に内挿されている状態のパイプ17を挿入空間の内奥方向へ挿入し、パイプ17の端部を当接面32に当接させる。このとき、パイプ17の端部は挿入補助リング34の係合部35と係合しているため、挿入補助リング34は、継手本体12内へのパイプ17の挿入に伴って挿入空間の内奥方向へ移動した後、一端が当接面32に当接する。
【0034】
このため、両ロックリング30の各規制片30aの先端は、挿入補助リング34の外周面上を他端方向へ摺動し、それらの挿入補助リング34の外周面への圧接状態が解除された後、パイプ17の外周面にそれぞれ圧接する。さらに、継手本体12の貫通孔33を介して挿入補助リング34の外周面を視認することができる。
【0035】
そして、各シールリング20によって、パイプ17の内周面と内筒部15の外周面との間がシールされる。さらに、各Oリング22,27によって、継手本体12の内周面と内筒部15の基端部外周面との間、及び継手本体12の内周面と押し輪24の段差部分との間がシールされる。
【0036】
継手本体12内に挿入されたパイプ17に引き抜き力が作用したときには、両ロックリング30の各規制片30aの先端がパイプ17の外周面に食い込むことにより、パイプ17は継手本体12内に抜け止め保持される。
【0037】
以上詳述した本実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
・ 第1の実施形態の継手11においては、挿入補助リング34は、その外周面に両ロックリング30の各規制片30aの先端が圧接された状態で継手本体12内に配設されている。そして、パイプ17を継手11に挿着するときには、まずパイプ17の端部を挿入孔28から継手本体12の挿入空間18に挿入した後、挿入補助リング34に内挿する。次いで、端部が挿入補助リング34に内挿されている状態のパイプ17を、挿入空間18の内奥方向へ挿入する。
【0038】
このため、継手本体12内にパイプ17が挿入されるときには、パイプ17の端部の外周面に両ロックリング30の各規制片30aの先端が摺接しない。よって、従来の継手に比べて継手本体12内へのパイプ17の挿入時の抵抗が小さいために、継手本体12内にパイプ17を容易に挿入することができる。
【0039】
・ 第1の実施形態の継手11においては、挿入補助リング34の厚みは好ましくは0.1〜0.5mmに設定されている。このため、挿入補助リング34の外周面への各規制片30aの先端の圧接状態による挿入補助リング34の変形を防止することができる。さらに、パイプ17の端部を挿入補助リング34に容易に内挿することができる。
【0040】
・ 第1の実施形態の継手11においては、挿入補助リング34は、その一端の全周にわたって係合部35が内方へ折曲形成されている。このため、パイプ17の端部を挿入補助リング34に内挿したときには、パイプ17の端部と係合部35とを確実に係合させることができる。
【0041】
・ 第1の実施形態の継手11においては、挿入補助リング34の他端は、端部に向かうに従い拡径するフレア状に形成されている。このため、パイプ17の端部が挿入補助リング34の他端に当接するのを防止し、パイプ17の端部を挿入補助リング34に容易に内挿することができる。
【0042】
・ 第1の実施形態の継手11においては、継手本体12には貫通孔33が形成されている。そして、挿入補助リング34の一端が当接面32に当接したときには、貫通孔33を介して挿入補助リング34の外周面を視認することができる。よって、パイプ17の継手本体12内への挿入深さを容易に確認することができるために、パイプ17の継手本体12内への挿入深さが不十分となるのを防止することができる。
【0043】
・ 第1の実施形態の継手11においては、挿入補助リング34の外周面は、その全周が好ましくは着色されている。このため、貫通孔33を介して挿入補助リング34の外周面を容易に視認することができる。
【0044】
・ 第1の実施形態の継手11においては、両ロックリング30及び挿入補助リング34はステンレス鋼等の金属材料により形成されている。さらに、挿入補助リング34の外周面は、パイプ17の外周面よりも好ましくは平滑に形成されている。よって、継手本体12内へのパイプ17の挿入に伴って、両ロックリング30の各規制片30aの先端は、挿入補助リング34の外周面上を他端方向へ滑らかに摺動することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この第2の実施形態については、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0045】
図7に示すように、第2の実施形態の継手11は、内筒部が省略されるとともに押し輪24の中央部内周面には収容溝36が凹設され、収容溝36にはゴム材料製の第1シールリング37が嵌着されている。そして、継手本体12内にパイプ17が挿入されたときには、パイプ17の外周面に第1シールリング37の外周面が密接されることにより、パイプ17の外周面と押し輪24の内周面との間がシールされるようになっている。
【0046】
継手11を構成するインコア38は、合金(真鍮、青銅等)等の金属材料により円筒状に形成され、パイプ17の端部に内挿される筒部38aと、筒部38aの基端部に形成され、筒部38aに対して直交するように外方へ延びる円環状の鍔部38bとから構成されている。
【0047】
さて、パイプ17を継手11に挿着するときには、まずインコア38をパイプ17の端部に内挿する。即ち、インコア38の筒部38aを、鍔部38bの先端面がパイプ17の端面に当接するまでパイプ17の端部に内挿する。次いで、インコア38が内挿された状態のパイプ17の端部を挿入孔28から挿入空間18に挿入した後、挿入補助リング34の他端側から挿入補助リング34に内挿し、インコア38の鍔部38bの基端部と係合部35とを係合させる。
【0048】
続いて、図8に示すように、端部が挿入補助リング34に内挿されている状態のパイプ17を挿入空間18の内奥方向へ挿入し、継手本体12内にパイプ17を挿入する。このとき、第1シールリング37によって、パイプ17の外周面と押し輪24の内周面との間がシールされる。
【0049】
従って、この第2の実施形態の継手11においては、内筒部を省略することができるとともに、継手11とパイプ17との間をシールするシール構造を簡略化することができるために、第1の実施形態の継手11に対してその構成を簡単にすることができる。
【0050】
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 第1の実施形態の継手11において、前記継手本体12には、その軸線に直交する平面上の複数箇所に貫通孔33を貫通形成してもよい。
【0051】
・ 第1の実施形態の継手11において、前記挿入補助リング34の外周面の一部のみを着色してもよい。このとき、挿入補助リング34の外周面には、挿入補助リング34の一端が当接面32に当接したときに貫通孔33を介して視認される箇所に着色される。
【0052】
・ 各実施形態の継手11において、前記挿入補助リング34の一端の一部にのみ係合部35を内方へ折曲形成してもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
【0053】
・ 前記挿入補助リングの外周面は、パイプの外周面よりも平滑に形成されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の継手。この構成によれば、挿入補助リングの外周面上において、規制片の先端を他端方向へ滑らかに摺動させることができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の継手によれば、継手本体内にパイプを容易に挿入することができる。
【0055】
請求項2に記載の発明の継手によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、挿入補助リングの外周面への規制片の先端の圧接状態による挿入補助リングの変形を防止することができる。
【0056】
請求項3に記載の発明の継手によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、パイプの端部と係合部とを確実に係合させることができる。
請求項4に記載の発明の継手によれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、パイプの端部を挿入補助リングに容易に内挿することができる。
【0057】
請求項5に記載の発明の継手によれば、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、パイプの継手本体内への挿入深さが不十分となるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の継手にパイプを挿着する前の状態を示す部分破断側面図。
【図2】 挿入補助リングの外周面への規制片の先端の圧接状態を示す部分拡大断面図。
【図3】 挿入補助リングを示す斜視図。
【図4】 挿入補助リングを示す断面図。
【図5】 継手本体内にパイプを途中まで挿入した状態を示す部分破断側面図。
【図6】 継手本体内にパイプを挿入した状態を示す部分破断側面図。
【図7】 第2の実施形態の継手にパイプを挿着する前の状態を示す部分破断側面図。
【図8】 継手本体内にパイプを挿入した状態を示す部分破断側面図。
【符号の説明】
11…継手、12…継手本体、15…内筒部、17…パイプ、19…収容溝としての第1収容溝、20…シール部材としてのシールリング、30…ロックリング、30a…規制片、33…貫通孔、34…挿入補助リング、35…係合部。

Claims (5)

  1. 筒状をなし、内部にパイプが挿入可能な継手本体と、継手本体内に位置決め固定され、内方へ突出するとともにパイプを継手本体内に抜け止め保持するための規制片を有するロックリングと、継手本体内に配設され、パイプの端部が内挿される挿入補助リングとを備え、
    前記挿入補助リングは、その外周面に規制片の先端が圧接された状態で継手本体内に配設され、継手本体内にパイプが挿入されるときには、パイプの端部が挿入補助リングに内挿された状態で挿入された後、挿入補助リングの外周面への規制片の先端の圧接状態が解除され、パイプは継手本体内に抜け止め保持されるように構成されていることを特徴とする継手。
  2. 前記挿入補助リングの厚みは0.1〜0.5mmに設定されている請求項1に記載の継手。
  3. 前記挿入補助リングの一端には係合部が内方へ折曲形成され、パイプの端部は、挿入補助リングの他端側から挿入補助リングに内挿された後、係合部と係合するように構成されている請求項1又は請求項2に記載の継手。
  4. 前記挿入補助リングの他端は、端部に向かうに従い拡径するフレア状に形成されている請求項3に記載の継手。
  5. 前記継手本体の内部に設けられ、パイプの端部が嵌挿される内筒部と、内筒部の外周面に設けられた収容溝に嵌着され、継手本体内にパイプが挿入されたときには、パイプの内周面と内筒部の外周面との間をシールするためのシール部材とを備え、継手本体には、挿入補助リングの外周面への規制片の先端の圧接状態が解除されたときの挿入補助リングの位置に対応する箇所に貫通孔が設けられ、挿入補助リングの外周面は、貫通孔を介して視認されるように着色されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の継手。
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