JP4120616B2 - シートベルト用ロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルト用ロック装置に関する。
従来より、車両の座席にチャイルドシートを載せて、シートベルトで固定することが行われており、ベルトリトラクタによってウエビングを巻き取ってロックする方式が提案されている(特許文献1参照)。
その場合、ベルトリトラクタ内にベルト巻取用の電動機とウエビング固定専用のソレノイドを設け、そのソレノイドによってロック機構を動作させ、緊締状態でウエビングを固定するようにしてある。
特開2001−80455号公報(第3頁、図11)
しかしながら、上記従来の方式では、ベルトリトラクタ内に、ウエビング固定専用のソレノイドを設けていたため、その分、ベルトリトラクタが大型化してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、より簡素な構成によって、ウエビングを緊締状態で固定することができるシートベルト用ロック装置を得ることを目的とする。
本発明は、本体部と、ウエビングを架けるカム状ローラと、巻取指示信号に基づいてウエビングを巻取可能な電動機と、を備えるシートベルト用ロック装置であって、上記カム状ローラは本体部に対する離間位置と近接位置との間で移動可能に案内支持されるとともに、上記離間位置では、カム状ローラはウエビングの移動にしたがって自在に回動する一方、上記近接位置では、ウエビングの移動に伴って回動したカム状ローラの張出部と本体部とでウエビングが咬止され、上記本体部は、上記カム状ローラを上記離間位置と近接位置との間で移動させる手動操作部を備え、上記カム状ローラを近接位置に移動させる上記手動操作部の操作に伴ってベルトリトラクタに巻取指示信号を出力する巻取指示部を備えることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、離間位置では、カム状ローラはウエビングの移動にしたがって自在に回動する一方、近接位置では、ウエビングの移動に伴って回動したカム状ローラの張出部と本体部とでウエビングが咬止されるようにしたので、ベルトリトラクタ内にウエビング固定用のソレノイドを設けることなく、簡素な構成によって、ウエビングを緊締状態で固定することができる。そして、手動操作部を操作することで、ウエビングを緊締状態で固定することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の第1の実施形態を示しており、図1は、本実施形態にかかるシートベルトロック装置の斜視図、図2は、シートベルトロック装置の内部の要部構成を示す斜視図、図3〜図5は、シートベルトロック装置の各状態での断面図である。
本実施形態では、シートベルトロック装置は、シートベルト用のスルーアンカ1として構成されており、座席の斜め上方に配置され、ベルトリトラクタとシートバックル(いずれも図示せず)の間のウエビング2を懸架する。このスルーアンカ1は、車室内上部の車体内側パネル3にボルト4によって固定される。
このスルーアンカ1の本体部5の車室内側の上部はカバー6で被覆されており、このカバー6に設けられた穴7から、手動操作部としての押しボタン8の頭部が露出している。この押しボタン8は、カバー6に設けられたガイド部6aに進退自在に案内されるとともに、例えばハートカム機構(図示せず)に接続されており、押し込み操作のたびに、カバー6側の位置と奥側の位置とで交互に停止するようにしてある。
この押しボタン8の奥側上面には、奥に向かうにつれて高さが漸減する傾斜面8aが形成されている。そして、傾斜面8a上には、この例では円柱状のスライダ15が当接しており、押しボタン8の進退に伴って傾斜面8aに沿って昇降するようにしてある。
このスライダ15には吊下ワイヤ16の上端が固定されており、さらに吊下ワイヤ16の下端は二股に分岐されてローラ移動リング12の上側に固定されている。本体部5の内部には上下方向に伸びる空隙17が形成されており、吊下ワイヤ16およびローラ移動リング12は、この空隙17内で上下方向に移動自在としてある。
また、本体部5の下部には、横方向に長い長穴9が形成されており、その直下の略円柱状のシャフト部10に、筒状のカム状ローラ11が回動自在に装着されている。このカム状ローラ11は、ウエビング2の移動に伴い、ウエビング2の裏面2aとカム状ローラ11の表面11eとの摩擦力によって回動する。
カム状ローラ11の外筒部11aは、軸心から離れた張出部13と軸心に近い非張出部14とを備えており、本実施形態では、楕円筒状に形成されている。そして、図2および図3に示すように、カム状ローラ11の外筒部11aの内側には、間隙部11bを挟んで互いに対向するリブ11cが、軸方向の複数箇所(例えば二箇所)に設けられており、この複数の間隙部11bをシャフト部10が貫通している。ここで、シャフト部10と間隙部11bとの隙間は微小な値に設定してあり、カム状ローラ11の長径方向への偏心が規制されている。
また、外筒部11aの軸方向両端には、それぞれ、ワイヤ11dが設けられている。このワイヤ11dの両端部は、外筒部11aの端面の離間した二箇所に固定される一方、その中間部はシャフト部10に懸架されており、このワイヤ11dの張力によって、ワイヤ11dと外筒部11aの内面とで、シャフト部10およびローラ移動リング12を挟み込むようにしてある。
そして、シャフト部10とともに、ローラ移動リング12が、上記複数の間隙部11bを軸方向に貫通しており、ローラ移動リング12の上方への移動に伴ってカム状ローラ11が上方に引き上げられるようにしてある。なお、シャフト部10には、溝状の凹部10aが形成されており、当該ローラ移動リング12(の貫通部分)は、最下方に位置するとき、すなわち図3の状態では、この凹部10aに収容されるようになっている。
以上のような構成により、本実施形態では、押しボタン8をカバー6から見て奥側に位置させたときに、カム状ローラ11が離間位置(図3)から近接位置(図4)に移動し、逆に、押しボタン8をカバー6側に位置させたときに、ローラ移動リング12による引き上げが解除され、カム状ローラ11が近接位置から離間位置に戻る。
ここで、本実施形態では、カム状ローラ11が離間位置にあるときには(図3)、当該カム状ローラ11は、長穴9の上面に当接することなく、自在に回動することができるようにしてある。すなわち、この状態ではウエビング2は自由に移動することができる。
一方、カム状ローラ11が近接位置にあるときには(図4)、カム状ローラ11が回動すると、長穴9の上面に当接し、さらに、この状態で、ウエビング2を矢印の方向に強く引くと、図5に示すように、カム状ローラ11の張出部13と長穴9の上面との間にウエビング2が咬止され、ロックされるようにしてある。
すなわち、本実施形態によれば、スルーアンカ1に実装した上記構成によって、ウエビング2を緊締状態で固定することができる。そして、かかる構成は、ベルトリトラクタ本体には全く改変を加えることなく実現することができる。
このとき、かかる咬止を行うためのウエビング2の引っ張り操作は手動で行っても良いが、本実施形態ではこれを自動的に行わせるようにしている。すなわち、本実施形態では、押しボタン8の奥に、ベルトリトラクタを起動させるべく巻取指示信号を出力する巻取指示部としてのスイッチ18を設けており、押しボタン8が押し込まれたときに、押しボタン8の先端部8bによって、スイッチ18の押圧部18aが押し込まれるようにしている。
つまり、本実施形態では、押しボタン8を操作すると、カム状ローラ11が離間位置から近接位置に移動するとともに、ベルトリトラクタの電動機(不図示)が起動されてウエビング2が巻き取り方向に強く引っ張られ、カム状ローラ11の張出部13と長穴9の上面とで当該ウエビング2が咬止されて、この状態でロックされる。すなわち、本実施形態によれば、押しボタン8を押圧操作するという極めて簡単な操作のみによって、ウエビング2を緊締状態で固定することができるのである。
さらに、本実施形態では、手動操作部としての押しボタン8を、子供の手の届かない車室内上部のスルーアンカ1に設けたので、子供のいたずらや誤操作等によってロック状態が解除されることが無く、子供用の座席やクッションの固定に用いる場合には特に有効である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。例えば、上記実施形態では、手動操作部を押しボタンとして構成したが、これに替えて、回動自在なレバーや、上下にスライド自在なノブ等として構成してもよい。
また、カム状ローラを回動自在に支持するシャフト部を本体部と分割し、このシャフト部が本体部に対して接離自在となるようにしてもよい。このようにしても、離間位置ではカム状ローラを回動自在とし、近接位置ではカム状ローラと本体部との間にウエビングを咬止させることができる。
本発明の実施形態にかかるシートベルトロック装置の斜視図。 本発明の実施形態にかかるシートベルトロック装置のカバーを取り外した状態での斜視図。 本発明の実施形態にかかるシートベルトロック装置の断面図(ただし、カム状ローラが離間位置にあるときの図)。 本発明の実施形態にかかるシートベルトロック装置の断面図(ただし、カム状ローラが近接位置にあるときの図)。 本発明の実施形態にかかるシートベルトロック装置の断面図(ただし、カム状ローラが近接位置にあり、さらにウエビングが咬止されたときの図)。
符号の説明
1 スルーアンカ(シートベルトロック装置)
2 ウエビング
5 本体部
8 押しボタン(手動操作部)
11 カム状ローラ
13 張出部
18 スイッチ(巻取指示部)

Claims (2)

  1. 本体部と、ウエビングを架けるカム状ローラと、巻取指示信号に基づいてウエビングを巻取可能な電動機と、を備えるシートベルト用ロック装置であって、
    前記カム状ローラは本体部に対する離間位置と近接位置との間で移動可能に案内支持されるとともに、
    前記離間位置では、カム状ローラはウエビングの移動にしたがって自在に回動する一方、前記近接位置では、ウエビングの移動に伴って回動したカム状ローラの張出部と本体部とでウエビングが咬止され
    前記本体部は、前記カム状ローラを前記離間位置と近接位置との間で移動させる手動操作部を備え、
    前記カム状ローラを近接位置に移動させる前記手動操作部の操作に伴ってベルトリトラクタに巻取指示信号を出力する巻取指示部を備えることを特徴とするシートベルト用ロック装置。
  2. 前記シートベルト用ロック装置は、車室内上部に設けられ、ベルトリトラクタとシートバックルとの間でウエビングを懸架するスルーアンカであることを特徴とする請求項に記載のシートベルト用ロック装置。
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