JP4118835B2 - 機能平面アレーアンテナ - Google Patents

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Description

本発明はミリ波やマイクロ波帯等の平面共振器を用いたアレーアンテナを技術分野とし、特に直交偏波や円偏波及び複数周波数帯等の送受信を容易にした機能平面アレーアンテナに関する。
(発明の背景)一般に、平面アンテナは簡易な加工性や小型軽量性から、モバイル通信やワイヤレス通信や衛星放送等に広く用いられている。近年では、これら無線通信の発展とその多様化に伴い、アンテナにも高性能化・高機能化が求められている。このようなものの一つに本出願人による機能平面アレーアンテナがある(特許文献1)。
(従来技術の一例)第10図は一従来例を説明する機能平面アレーアンテナの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図である。
機能平面アレーアンテナは誘電体等の単層基板1に形成された4つのアンテナ素子2(abcd)と、給電系(全体の符号なし)とからなる。各アンテナ素子2(abcd)はマイクロストリップライン(以下、MSLとする)型の平面共振器からなる。具体的には、単層基板1の一主面に設けた正方形の共振導体3と他主面の接地導体4からなる。各アンテナ素子2(abcd)(共振導体3)の中心は幾何学的方形状ここでは正方形の各角部に位置する。
給電系は単層基板1の一主面に設けた上下左右の第1〜第4MSL5、6、7、8と、他主面に設けた十字状の第1及び第2スロットライン(以下、第1及び第2SLとする)9、10とからなる。上下の第1及び第2MSL5、6は上側左右及び下側左右のアンテナ素子2(ab)及び2(cd)を、左右の第3及び第4MSL7、8は右側上下及び左側上下のアンテナ素子2(ac)及び2(bd)を共通接続する。
十字状の第1及び第2SL9、10は幾何学的正方形の中央領域に交差点を有する。垂直方向の第1SL9は両端側で上下の第1及び第2MSL5、6と中央部で交差して電磁結合する。水平方向の第2SL10は両端側で左右の第3及び第4MSL7、8と交差して電磁結合する。
なお、第1SL9の両端は第1及び第2MSL5、6から、第2SL10の両端は第3及び第4MSL7、8から約λ/4分突出する。これにより、各MSLとの交点から見て各SLの先端側は開放端になり、伝播効率を高める。
このようなものでは、例えば第1及び第2SL9、10の交差点における上側左右と下側左右のコーナー間(図のab−cd間)に給電すれば、水平方向の第2SL10に例えば矢印で示す電界方向での高周波が励起される。そして、左右の第3及び第4MSL7、8の各中点で電磁結合し、各中点から見て電界が逆向きとなって即ち逆相分配されて上下方向に高周波が伝播する。これにより、各アンテナ素子2(abcd)には上下方向の同相での高周波が給電されて、例えば垂直偏波として放射される。
また、第1及び第2SL9、10の交差点における左側上下と右側上下のコーナー間(ad−bc間)に給電すれば、垂直方向の第1SL9に高周波が励起される。そして、上下の第1及び第2MSL5、6の各中点で電磁結合し、各中点から見て電界が逆向きとなって左右方向に高周波が逆相分配される。これにより、各アンテナ素子2(abcd)には左右方向の同相での高周波が給電されて、水平偏波として放射される。なお、ここでは、アンテナ素子2を正方形とするので、垂直及び水平偏波は同一周波数となる。
したがって、第1及び第2SL9、10の交差点にIC等の機能素子を接続して上下又は左右の各コーナー間(ab−cd又はad−bc間)に給電すれば、単一のアンテナで垂直偏波や水平偏波を送信できる。また、コーナーの対角方向ac又はbd間)に給電すれば45度傾斜偏波を送信でき、さらには遅延回路や各アンテナ素子2(abcd)の形状を変えれば、円偏波や多周波共用の機能平面アレーアンテナを得ることができる。なお、これらは、逆作用によって受信も可能になることは勿論である。
特開2003−198240号公報(0041欄の記載及び図9)
(従来技術の問題点)しかしながら、上記構成の平面アレーアンテナでは、十字状の第1及び第2SLの交差点に給電用の機能素子を接続し、例えば板面に対して垂直方向に給電ケーブルを接続する。したがって、給電ケーブルを含めたアンテナが立体的になって平面化を阻害する問題があった。
このことから、例えば特許文献1の第9図に示されるように、多層基板とした積層面に接地導体として機能する中間層導体4Aに第1及び第2SLを形成する。そして、多層基板1Aの他主面にMSLを設けて第1及び第2SLの交差点に給電することが考えられる。例えば同第9図では交差点の対角方向(bd間)に給電して右傾斜45度の直線偏波の送信例を示している。また、0041欄では垂直及び水平偏波の送受信も可能としている。
しかし、垂直及び水平偏波の共用とするためには、多層基板の他主面側からの給電ではMSLが交差する。また、一主面側に一方のMSLを形成する場合には、第1〜第4MSL5、6、7、8のいずれかと交差する。このことから、MSLを給電用として垂直及び水平偏波の共用を実現することは困難であった。
(発明の目的)本発明は給電系の配線を簡素化して平面化を促進する機能平面アレーアンテナを提供することを目的とする。
本発明は、特許請求の範囲(請求項1、第1〜第9図に共通)に示したように、中間層導体を積層面に有する多層基板と、前記多層基板に設けられて幾何学的方形状の4角部に配置された4つの平面アンテナ素子と、前記4つの平面アンテナ素子と電磁気的に接続する上下及び左右の第1、第2及び第3及び第4MSLと、前記多層基板の積層面に設けられて前記幾何学的方形状の中央領域で交差点を有して各両端側で前記第1、第2MSL及び第3、第4MSLと電磁結合した上下(垂直)及び左右(水平)方向の第1及び第2SLとを備え、前記アンテナ素子に対する給電方向を垂直又は及び水平方向とした機能平面アレーアンテナにおいて、前記第1SLの中央領域にて先端側が交差して電磁結合する左右方向の第5MSLと、前記第2SLの中央領域にて先端側が交差して電磁結合する上下方向の第6MSLとを設けた構成とする。
上記構成によれば、多層基板として、上下の第1及び第2SLに、第5及び第6MSLによって給電するので、伝送線路のみの給電系として従来例のように機能素子を必要としない。これにより、板面に対して垂直方向の給電ケーブルを設けることもないので、アンテナの平面化を促進できる。
本発明の請求項2(第1及び第2図に相当)で示すように、請求項1での前記幾何学的方形状の4角部に配置された4つのアンテナ素子は前記多層基板の一主面に設けられたMSL型であって、前記4つのアンテナ素子のうちの上側左右及び下側左右は前記多層基板1Aの一主面に設けた上下の第1及び第2MSLで電気的に接続し、前記アンテナ素子2のうちの右側上下及び左側上下は前記多層基板の他主面に設けた左右の第3及び第4MSL及びビアホールによって電気的に接続し、前記第5MSLは前記多層基板の一主面に設けられ、前記第6MSLは前記多層基板の他主面に設けられる。
同請求項3(第3図に相当)では、請求項1での前記幾何学的方形状の4角部に配置された4つのアンテナ素子は前記多層基板の一主面に設けられたMSL型であって、前記4つのアンテナ素子は前記多層基板の一主面に設けた上下左右の第1、第2、第3及び第4MSLで電気的に接続し、前記第5及び第6MSLは前記多層基板の他主面に設けられ、前記第5及び第6MSLのうちの一方は前記中央領域にて導線を用いたエアーブリッジによって接続される。
同請求項4(第4図に相当)では、請求項1での前記幾何学的方形状の4角部に配置された4つのアンテナ素子は前記多層基板の一主面に設けられたマイクロストリップライン型であって、前記4つのアンテナ素子のうちの上側左右及び下側左右は前記多層基板の一主面に設けた上下の第1及び第2マイクロストリップラインで電気的に接続し、前記アンテナ素子のうちの左側上下及び右側上下は前記多層基板の他主面に設けた左右の第3及び第4マイクロストリップラインと前記中間層導体に設けた開口部を経て電磁結合し、前記第5マイクロストリップラインは前記多層基板の一主面に設けられ、前記第6マイクロストリップラインは前記多層基板の他主面に設けられる。
同請求項5(第5図に相当)では、請求項1での前記幾何学的方形状の4角部に配置された4つのアンテナ素子は前記多層基板の積層面に設けられたSL型であって、前記4つのアンテナ素子のうちの上側左右及び下側左右は前記多層基板の一主面に設けた上下の第1及び第2MSLで電気的に接続し、前記アンテナ素子のうちの右側上下及び左側上下は前記多層基板の他主面に設けた左右の第3及び第4MSLと電磁結合し、前記第5MSLは前記多層基板の一主面に設けられ、前記第6MSLは前記多層基板の他主面に設けられる。
同請求項2〜5の構成によって、第5及び第6MSLから各アンテナ素子に対して互いに独立して給電できる。
同請求項6(第1〜第5図に相当)では、請求項1乃至5のいずれかにおける前記アンテナ素子は正方形又は円として同一周波数とした垂直及び水平偏波共用とする。
同請求項7(第6図に相当)では、請求項1乃至5のいずれかにおける前記アンテナ素子は長方形又は楕円として多周波共用とする。
同請求項8(第7及び8図に相当)では、請求項1乃至5のいずれかにおける前記第5と第6MSLとの間に位相差を90°とする遅延回路を設けて円偏波用とする。
同請求項9(第8図に相当)では、請求項8の前記遅延回路は2入力及び2出力端として、一方の入力端及び他方の入力端からの高周波は2出力端の間で互いに進み及び遅れとなるπ/2の位相差を持つ電力分配・結合器であって、左旋及び右旋共用とする。
同請求項6〜9の構成によって高機能化とした機能平面アレーアンテナを得ることができる。
同請求項10(第9図に相当)では、請求項1の機能平面アレーアンテナを1ユニットとして4ユニットをマトリックス状に配置し、前記垂直及び水平方向の第5及び第6MSL同士を共通接続して第5及び第6共通MSLとし、前記第5及び第6共通マイクロストリップラインの包囲する中央領域に交差点を有して前記第5及び第6MSLと両端側で電磁結合する第3及び第4SLを設け、前記第3及び第4SLに先端側が交差する第7及び第8MSLを設け、アンテナ素子を16素子とする。
これにより、4素子のみならず16素子の機能平面アレーアンテナを得ることができる。勿論、これを繰り返すことによって4(n+1)(但し、nは正の整数)素子とした機能平面アレーアンテナをも得られる。以下、本発明の各実施例によってこれらをさらに詳細する。
第1図は本発明の第1実施例(請求項2に相当)を説明する機能平面アレーアンテナの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図である。なお、前従来例と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
機能平面アレーアンテナは、中間層導体4Aを有する多層基板1Aを用いて構成される。多層基板1Aの一主面には前述同様にMSL型とした4つのアンテナ素子2(abcd)を幾何学的正方形の角部に配置する。これらは、第1及び第2給電系によって図の上下(垂直)及び同左右(水平)方向の直交方向に給電される。
ここでの第1給電系は前述した垂直方向の第1SL9と、この両端(上下端)側で中央部が直交する上下の第1及び第2MSL5、6とを有し、さらに第5MSL11を付加してなる。第2給電系は水平方向の第2SL10と、この両端(左右端)側で中央部が直交する左右の第3及び第4MSL7、8を有し、さらに第6MSL12を付加してなる。
第1SLと第2SL9、10は多層基板1Aの中間層導体4Aに設けられ、前述したように各中央部が互いに交差(ここでは直交)して垂直及び水平方向(図の上下及び左右方向)に設けられる。そして、第1と第2SL9、10の交差点は各アンテナ素子2(abcd)が角部に配置される幾何学的正方形の中央領域に位置し、各両端部はアンテナ素子2(abcd)間に延出する。
第1及び第2MSL5、6と新たに付加された第5MSL11は多層基板1Aの一主面に設けられる。第1及び第2MSL5、6は、前述同様に上側左右及び下側左右のアンテナ素子2(ab)及び2(cd)を電気的に直接に接続する。第5MSL11は給電端(多層基板1Aの左端)から左側上下のアンテナ素子2(ac)間を延出し、垂直方向とした第1SL9の中央部(中点)で直交する。
第3及び第4MSL7、8と新たに付加された第6MSL12は多層基板1Aの他主面に設けられる。第3及び第4MSL7、8は、前述同様に左側上下及び右側上下のアンテナ素子2(ad)及び2(bc)をビアホール13を経て電気的に直接に接続する。第6MSLは給電端(多層基板1Aの下端)から下側左右のアンテナ素子2(cd)間を延出し、水平方向とした第2SL10の中央部で直交する。
このような構成であれば、第1給電系によって、多層基板1Aの左端からの高周波は、水平方向とした第5MSL11が垂直方向の第1SL9に中央部で電磁結合する。そして、第1SL9の中央部から両端(上下端)側に同相で分岐し、前述のように各両端側で水平方向とした上下の第1及び第2MSL5、6の各中央部で電磁結合する。そして、第1及び第2MSL5、6の各中央部から逆相分岐して各アンテナ素子2(abcd)に水平方向とした同相で給電される。したがって、高周波を例えば水平偏波として放射(送信)できる。
また、第2給電系によって、多層基板1Aの下端からの高周波は、垂直方向とした第6MSL12が水平方向の第2SL10に中央部で電磁結合する。そして、第2SL10の中央部から両端(左右端)側に同相で分岐し、前述のように各両端側で垂直方向とした左右の第3及び第4MSL7、8の各中央部で電磁結合する。そして、第3及び第4MSL7、8の各中央部から逆相分岐して各アンテナ素子2(abcd)に垂直方向とした同相で給電される。したがって、高周波を垂直偏波として放射(送信)できる。これらは、逆作用によって水平及び垂直偏波の受信をも可能にする。
このようなことから、この例ではアンテナ素子を4素子2(abcd)としてアレー化し、第1及び第2給電系によって水平及び垂直偏波の送受信を共用し得る機能平面アレーアンテナを得ることができる。また、第1及び第2給電系は積層面の互いに直交する第1及び第2SLを基本として、これらの各中央部及び両端側で電磁結合する第5及び第6MSLと第7及び第8MSLとから形成するので、各給電系における配線の簡素化を維持する。
また、第1給電系の第1、第2及び第5MSL5、6、11は多層基板1Aの一主面に形成し、第2給電系の第3、第4MSL7、8、12は同他主面に形成する。そして、他主面に設けた左右の第3及び第4MSL7、8は左側上下及び右側上下のアンテナ素子2(ad)及び2(bc)とビアホール13によって接続する。したがって、第1と第2給電系は電気的に独立して短絡することなく、各アンテナ素子2(abcd)への給電を確実にする。
さらに、第1及び第2SL9、10には多層基板1Aの左端及び下端からの第5及び第6MSLによって給電するので、従来のように機能素子を用いて板面に対して垂直方向からの給電を要しない。したがって、第1及び第2給電系の配線を簡素化した上で、平面化をさらに促進できる。
なお、第1実施例では、多層基板1Aにおける他主面の第3及び第4MSL7、8の各両端部と一主面のアンテナ素子2(abcd)とを接続するビアホール13は例えば第2図に示したようにしてもよい。
すなわち、第3及び第4MSL7、8にそれぞれ重畳する突出部14を各アンテナ素子2(abcd)に設けて、ビアホール13を形成してもよい。この場合、アンテナ素子2(abcd)内にビアホール13がないので、共振特性を良好に維持する。アンテナ素子2(abcd)をMSL型としてビアホール13を使用する場合は、これ以降の実施例でも同様である。
第3図は本発明の第2実施例(請求項3に相当)を説明する機能平面アレーアンテナの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図である。なお、これ以降の各実施例では前実施例と同一部分の説明は省略又は簡略する。また、図中への電界方向を示す矢印は省略する。
第2実施例は多層基板1Aとして積層面に互いに直交する垂直及び水平方向の第1及び第2SL9、10を使用する基本的構成は前第1実施例と同一とし、ビアホール13を使用することなく各アンテナ素子2(abcd)に対して直交方向に給電する例である。
すなわち、第2実施例では、多層基板1Aにおける一主面の4角部に各アンテナ素子2(abcd)を形成する。そして、いずれも一主面に形成した上下左右の第1、第2、第3及び第4MSL5〜8で接続する。上下の第1及び第2MSL5、6は垂直方向とした第1SL9の上下端側で直交して、左右の第3及び第4MSL7、8は水平方向とした第2SL10の左右端側で直交してそれぞれ電磁結合する。
そして、多層基板1Aの他主面には左端及び下端から水平方向及び垂直方向に延出した第5及び第6MSL11、12が設けられる。第5MSL11は左側上下のアンテナ素子2(ac)間を延出し、垂直方向の第1SL9の中点で導線15を用いたエアブリッジによって直交する。第6MSL12は下側左右のアンテナ素子2(cd)間を延出し、第5MSL11のエアブリッジ間を通過して水平方向とした第1SLの中点で直交する。
このような構成であれば、前第1実施例と同様に、第1SL9と第1及び第2MSL5、6と第5MSL11とからなる第1給電系によって、各アンテナ素子2(abcd)に高周波を水平方向で給電する。また、第2SL10と第3及び第4MSL7、8と第6MSL12とからなる第2給電系によって、高周波を垂直方向で給電する。
この場合、導線15を用いたエアブリッジによって第5MSL11を接続するので、第1と第2給電系とは電気的に独立して両者間の短絡を防止する。したがって、水平及び垂直偏波を送受信できて、配線を簡易にする。そして、積層基板1Aの左端及び下端からの第5及び第6MSL11、12による給電になるので、ここでもアンテナの平面化を促進できる。
第4図は本発明の第3実施例(請求項4に相当)を説明する機能平面アレーアンテナの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図、同図(c)は裏面図である。なお、第4図(c)の裏面図は、同図(a)の透視図で裏面側を実線としており、以降の実施例においても同様である。
第3実施例は、積層基板1Aの積層面に設けた互いに直交する第1及び第2SL9、10による給電系の基本的構成は同一とする。そして、前第1及び第2実施例のビアホール13及び導線15によるエアーブリッジを使用することなく、各アンテナ素子2(abcd)に対して水平及び垂直方向の直交方向に給電する例である。
すなわち、第3実施例では、ここでも前述同様に積層基板1Aにおける一主面の4角部にMSL型とした4つのアンテナ素子2(abcd)を設ける。そして、第1及び第2SL9、10の設けられる中間層導体4Aには、各アンテナ素子2(abcd)の中央部下方に位置する開口部16を4角部に設ける。
上側左右及び下側左右のアンテナ素子2(ab)及び2(cd)は一主面の上下に設けた第1及び第2MSL5、6によって電気的に直接に接続する。また、左側上下及び右側上下のアンテナ素子2(ad)及び2(bc)は他主面に設けた左右の第3及び第4MSL7、8によって、積層面に設けた各開口部16を経て電磁結合する。
そして、垂直方向の第1SL9には前述のように一主面に設けた第5MSL11によって、水平方向の第2SL10には他主面に設けた第6MSLによって電磁結合(給電)する。これにより、各アンテナ素子2(abcd)に対し、前述同様にして水平及び垂直方向から高周波を印加する第1及び第2給電系を形成する。
このような構成であれば、積層面に設けた開口部16によって、他主面に設けた左右の第3及び第4MSL7、8と左側上下及び右側上下のアンテナ素子2(ad)及び2(bc)とを電磁結合するので、ビアホール13やエアブリッジを使用することなく水平及び垂直偏波を送受信できる。そして、前述同様に、アンテナの平面化を促進できる。
第5図は本発明の第4実施例(請求項4に相当)を説明する機能平面アレーアンテナの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図、同図(c)は裏面図である。
第4実施例は、前第3実施例と同様にビアホール13及びエアブリッジなしでの給電例で、ここでは前各実施例のアンテナ素子2(abcd)をMSL型からSL型として構成するものである。
すなわち、第3実施例では、多層基板1Aの一主面に代えて中間層導体4Aに環状の開口路17を設け、SL型のアンテナ素子2(abcd)を形成する。ここでも、4つの各アンテナ素子2(abcd)は幾何学的正方形の4角部に配置され、積層面(中間層導体4A)には互いに直交する第1及び第2SL9、10が形成(配置)される。
多層基板1Aの一主面には、水平方向の第1、第2及び第5MSL5、6、11が形成されて、積層面の垂直方向とした第1SL9ととともに第1給電系を形成する。すなわち、第1及び第2MSL5、6は、上側左右及び下側左右のSL型としたアンテナ素子2(ab)及び2(cd)と電磁結合する。そして、各中点で第1SL9の上下端で電磁結合する。第5MSL11は左側上下のアンテナ素子2(ad)間を延出し、第1SL9の中点で電磁結合する。
多層基板1Aの他主面には、垂直方向の第3、第4及び第6MSL7、8、12が形成されて、積層面の水平方向とした第2SL10ととともに第2給電系を形成する。すなわち、第3及び第4MSL7、8は、左側上下及び右側上下のSL型としたアンテナ素子2(ad)及び2(bc)と電磁結合する。そして、各中点で第2SL10の左右端で電磁結合する。第6MSL12は下側左右のアンテナ素子2(cd)間を延出し、第2SL10の中点で電磁結合する。
このような構成であれば、多層基板1Aの積層面に設けた垂直方向の第1SL9と、一主面に設けた水平方向の第1、第2及び第3MSL5、6、11とによって水平方向(左端)からの高周波を各アンテナ素子2(abcd)に給電できる。また、水平方向の第2SL10と、他主面に設けた第4、第5及び第12MSL7、8、12とによって垂直方向(下端)からの高周波を各アンテナ素子2(abcd)に給電できる。
したがって、この場合でも、水平及び垂直偏波のいずれをも送受信できる。そして、第3実施例と同様にビアホール13及びエアーブリッジを使用することなく配線を簡素化し、平面化を促進できる。なお、第1乃至第4実施例ではアンテナ素子2(abcd)は正方形としたが、円等であってもよい。
第6図は本発明の第5実施例(請求項5に相当)を説明する機能平面アレーアンテナの平面図である。
前第1乃至第4実施例では互いに直交する水平偏波と垂直偏波のいずれをも送受信できる多素子(4素子)アレーとした例を示したが、第5実施例では周波数の異なる2周波を送受信する2周波共用の4素子とした機能平面アレーアンテナの例である。
すなわち、第5実施例では例えばMSL型としたアンテナ素子2(abcd)を長方形としての水平方向(左右方向)と垂直方向(上下方向)との長さを異にする。ここでは、水平方向を垂直方向よりも長い長方形とする。これにより、水平方向と垂直方向との共振周波数f1、f2が異なるので(f1<f2)、2周波共用の4素子アレーとした機能平面アンテナを得られる。
但し、水平方向の共振周波数f1は水平偏波であり、垂直方向のf2は垂直偏波の送受信となる。なお、この例ではビアホール13を用いた第1実施例に対応して例示したが、例えばアンテナ素子2(abcd)をSL型とした場合でも同様であり、前第2〜第4各実施例の場合に適用できる。また、アンテナ素子は長方形としたが、楕円等であってもよい。
第7図は本発明の第6実施例(請求項6に相当)を説明する機能平面アレーアンテナの平面図である。
前各実施例ではいずれも水平偏波及び垂直偏波の直線偏波を対象としたが、第7実施例では円偏波を対象とした機能平面アレーアンテナの例である。すなわち、第7実施例では水平及び垂直偏波の第1及び第2給電系に、両者の位相差をλ/2とする遅延回路17を経由して給電する。
この例では、前第1実施例での水平偏波用とした第1給電系の第5MSL11と垂直偏波用とした第2給電系の第6MSL12とを共通接続する。例えばビアホール13によって他主面の第6MSLを一主面に導出して同主面で共通接続し、給電端を設ける。遅延回路は例えば第6MSL12の線路長を第5MSL11よりもλ/2分長くする。
このようにすれば、垂直偏波の第2給電系が水平偏波の第1給電系よりもπ/2分遅れて各アンテナ素子2(abcd)に給電されるので、円偏波を送受信できる。この場合は、水平偏波が垂直偏波よりもπ/2進むので、右旋の円偏波となる。この場合でも、前第2〜第4実施例の場合に適用できる。なお、遅延回路は線路長を異ならせて形成したが、例えば弾性表面波素子による遅延素子であってもよい。
第8図は本発明の第7実施例を説明する機能平面アレーアンテナの平面図である。
第7実施例は前第6実施例と同様に円偏波を対象とするもので、ここでは左旋及び右旋共用とする例である。すなわち、第7実施例では水平偏波用(第1給電系)の第5MSL11と垂直偏波用(第2給電系)の第6MSL12の給電端との間に、2入力及び2出力端I(1、2)、O(1、2)とした例えばπ/2ハイブリッド回路19からなる電力分配・結合器を接続する。
このようなものでは、π/2ハイブリッド回路における一方の入力端I1及び他方の入力端I2からの高周波は、2出力端O1、O2の間で互いに逆となるπ/2の位相差を持つ。したがって、左旋及び右旋としたいずれの円偏波をも同時に送受信できる。なお、電力分配・結合器は、π/2ハイブリッド回路19としたが、その代表としてλ/4分布結合器やブランチラインがある。
第9図は本発明の第8実施例を説明する16素子とした機能平面アレーアンテナの平面図である。なお、便宜上、図中の符号は要部のみとする。
第8実施例は各実施例でのアンテナ素子2(abcd)を4素子から16素子とした機能平面アレーアンテナの例である。すなわち、第8実施例では、前述した第1実施例での4素子とした機能平面アレーアンテナを1ユニットとして、第1〜第4ユニット(計16素子)20(abcd)をマトリックス状(上下左右)に配置してアレー化する。ここでは、第1及び第2ユニット(各4素子アレーアンテナ)20(ab)を多層基板1Aの上部左右に配置し、第3及び第4ユニット20(cd)を下部左右に配置する。
そして、上側左右及び下側左右に配置された第1、第2ユニット20(ab)及び第3、第4ユニット20(cd)の一主面における水平方向の各第5MSL11を共通接続してそれぞれ第5共通MSL11Aとする。また、左側上下及び右側上下に配置された第1、第4ユニット20(ad)及び第2、第3ユニット20(bc)の一主面における垂直方向の各第6MSL12を共通接続してそれぞれ第6共通MSL12Aとする。
多層基板1Aの積層面には、十字状の交差点が中央領域に位置する垂直方向の第3SL21と水平方向の第4SL22を形成する。垂直方向の第3SL21は、上下の第5共通MSL11Aと両端側で交差する。水平方向の第4SL22は左右の第6共通MSL11Aと両端側で交差して電磁結合する。
そして、多層基板1Aの一主面には、垂直方向の第3SL21と中央部で交差して電磁結合する水平方向の第7MSL23を形成し、左端を給電端とする。また、多層基板1Aの他主面には、水平方向の第4SL22と中央部で交差して電磁結合する垂直方向の第8MSL24を形成し、下端を給電端とする。
このような構成であれば、例えば第7MSL23の給電端(左端)からの高周波は、垂直方向の第3SL21と電磁結合して、中点から上下端側に同相分岐する。そして、第3SLの上下端側で上下の第5共通MSL11Aに電磁結合して逆相分岐し、第1〜第4ユニット20(abcd)の各第1SL9に電磁結合する。これにより、各アンテナ素子2(abcd)には同相とした高周波が給電され、水平偏波として送信される。
また、第8MSL24の給電端(下端)からの高周波は、水平方向の第4SL22と電磁結合して中点から同相分岐する。そして、第4SL22の左右端側で左右の第6共通MSL12Aに電磁結合して逆相分岐し、第1〜第4ユニット20(abcd)の第2SL10に電磁結合する。そして、各アンテナ素子2(abcd)からは同様にして垂直偏波が送信される。
これらのことから、アンテナ素子2(abcd)の4素子を1ユニットとして4ユニット(計16素子)とした多素子アレーの場合でも、前述同様に水平偏波と垂直偏波を共用とした機能平面アレーアンテナを得ることができる。
なお、この例では、第1実施例での4素子とした機能平面アレーアンテナを1ユニットとして4ユニット(計16素子)の場合を説明したが、第2〜第7実施例の場合でも同様に適用できる。また、4ユニットのみならず、この4ユニットを1ユニットとして4ユニットを上下左右に配置して構成すれば、計64素子の機能平面アンテナを得ることができる。
要するに、4(但し、nは正の整数)素子を1ユニットとして上下左右に配置して構成すれば、計4(n+1)素子の機能平面アレーアンテナを得る。さらには、給電系を工夫することによって、1ユニットを上下又は左右に配置して8素子や32素子等とすることもでき、1ユニットを基本とした多素子アレーアンテナを構成できる。
本発明の第1実施例を説明する機能平面アレーアンテナの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図である。 本発明の第1実施例の他の例を説明する機能平面アレーアンテナの一部平面図である。 本発明の第2実施例を説明する機能平面アレーアンテナの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図図である。 本発明の第3実施例を説明する機能平面アレーアンテナの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図、同図(c)は裏面図である。 本発明の第4実施例を説明する機能平面アレーアンテナの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図、同図(c)は裏面図である。 本発明の第5実施例を説明する機能平面アレーアンテナの平面図である。 本発明の第6実施例を説明する機能平面アレーアンテナの平面図である。 本発明の第7実施例を説明する機能平面アレーアンテナの平面図である。 本発明の第8実施例を説明する機能平面アレーアンテナの平面図である。 従来例を説明する機能平面アレーアンテナの図で、同図(a)は平面図、同図(b)はA−A断面図図である。
符号の説明
1 単層基板、1A 多層基板、2 アンテナ素子、3 共振導体、4 接地導体、4A 中間層導体、5 第1MSL、6 第2MSL、7 第3MSL、8 第4MSL、9 第1SL、10 第2SL、11 第5MSL、12 第6MSL、13 ビアホール、14 突出部、15 導線、16 開口部、17 開口路、18 遅延回路、19 ブランチライン電力分配・結合器、20 ユニット、21 第3SL、22 第4SL、23 第7MSL、24 第8MSL。

Claims (10)

  1. 中間層導体を積層面に有する多層基板と、前記多層基板に設けられて幾何学的方形状の4角部に配置された4つの平面アンテナ素子と、前記4つの平面アンテナ素子と電気的に直接に接続又は電磁結合する上下及び左右の第1、第2及び第3及び第4マイクロストリップラインと、前記多層基板の積層面に設けられて前記幾何学的方形状の中央領域で交差点を有して各両端側で前記第1、第2マイクロストリップライン及び第3、第4マイクロストリップラインと電磁結合した上下(垂直)方向及び左右(水平)方向の第1及び第2スロットラインとを備え、前記アンテナ素子に対する給電方向を垂直又は水平方向とした機能平面アレーアンテナにおいて、
    前記第1スロットラインの中央領域にて先端側が交差して電磁結合する左右方向の第5マイクロストリップラインと、前記第2スロットラインの中央領域にて先端側が交差して電磁結合する上下方向の第6マイクロストリップラインとを設けたことを特徴とする機能平面アレーアンテナ。
  2. 請求項1において、前記幾何学的方形状の4角部に配置された4つのアンテナ素子は前記多層基板の一主面に設けられたマイクロストリップライン型であって、前記4つのアンテナ素子のうちの上側左右及び下側左右は前記多層基板の一主面に設けた上下の第1及び第2マイクロストリップラインで電気的に接続し、前記アンテナ素子のうちの右側上下及び左側上下は前記多層基板の他主面に設けた左右の第3及び第4マイクロストリップライン及びビアホールによって電気的に接続し、前記第5マイクロストリップラインは前記多層基板の一主面に設けられ、前記第6マイクロストリップラインは前記多層基板の他主面に設けられた機能平面アレーアンテナ。
  3. 請求項1において、前記幾何学的方形状の4角部に配置された4つのアンテナ素子は前記多層基板の一主面に設けられたマイクロストリップライン型であって、前記4つのアンテナ素子は前記多層基板の一主面に設けた上下左右の第1、第2、第3及び第4マイクロストリップラインで電気的に接続し、前記第5及び第6マイクロストリップラインは前記多層基板の他主面に設けられ、前記第5及び第6マイクロストリップラインのうちの一方は前記中央領域にて導線を用いたエアーブリッジによって接続された機能平面アレーアンテナ。
  4. 請求項1において、前記幾何学的方形状の4角部に配置された4つのアンテナ素子は前記多層基板の一主面に設けられたマイクロストリップライン型であって、前記4つのアンテナ素子のうちの上側左右及び下側左右は前記多層基板の一主面に設けた上下の第1及び第2マイクロストリップラインで電気的に接続し、前記アンテナ素子のうちの左側上下及び右側上下は前記多層基板の他主面に設けた左右の第3及び第4マイクロストリップラインと前記中間層導体に設けた開口部を経て電磁結合し、前記第5マイクロストリップラインは前記多層基板の一主面に設けられ、前記第6マイクロストリップラインは前記多層基板の他主面に設けられた機能平面アレーアンテナ。
  5. 請求項1において、前記幾何学的方形状の4角部に配置された4つのアンテナ素子は前記多層基板の積層面に設けられたスロットライン型であって、前記4つのアンテナ素子のうちの上側左右及び下側左右は前記多層基板の一主面に設けた上下の第1及び第2マイクロストリップラインで電気的に接続し、前記アンテナ素子のうちの右側上下及び左側上下は前記多層基板の他主面に設けた左右の第3及び第4マイクロストリップラインと電磁結合し、前記第5マイクロストリップラインは前記多層基板の一主面に設けられ、前記第6マイクロストリップラインは前記多層基板の他主面に設けられ機能平面アレーアンテナ。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記アンテナ素子は正方形又は円として同一周波数とした水平偏波及び垂直偏波共用とした機能平面アレーアンテナ。
  7. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記アンテナ素子は長方形又は楕円として多周波共用とした機能平面アレーアンテナ。
  8. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記第5と第6マイクロストリップラインとの間に位相差を90°とする遅延回路を設けて円偏波用とした機能平面アレーアンテナ。
  9. 請求項8において、前記遅延回路は2入力及び2出力端として、一方の入力端及び他方の入力端からの高周波は2出力端の間で互いに進み及び遅れとなるπ/2の位相差を持つ電力分配・結合器である左旋及び右旋共用の機能平面アレーアンテナ。
  10. 請求項1の機能平面アレーアンテナを1ユニットとして4ユニットをマトリックス状に配置し、前記垂直及び水平方向の第5及び第6マイクロストリップライン同士を共通接続して第5及び第6共通マイクロストリップラインとし、前記第5及び第6共通マイクロストリップラインの包囲する中央領域に交差点を有して前記第5及び第6マイクロストリップラインと両端側で電磁結合する第3及び第4スロットラインを設け、前記第3及び第4スロットラインに先端側が交差する第7及び第8マイクロストリップラインを設けた、アンテナ素子を16素子とした機能平面アレーアンテナ。
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