JP7140721B2 - 広帯域平面アレイアンテナ - Google Patents

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Description

本開示は、広帯域の平面アレイアンテナ技術に関する。
引用文献1に記載のアンテナ装置は、第1接地層と、第2接地層と、第3接地層と、第1接地層から離間して配列された複数のパッチアンテナと、第1接地層と第2接地層とに挟まれたアンテナ用給電線と、第2接地層と第3接地層との間に挟まれた引き回しよう給電線と、を備える。上記アンテナ装置は、第1接地層と第2接地層との離間距離を拡張することによって、周波数帯域を拡張している。
特開2015-91059号公報
上記アンテナ装置を広帯域の信号の送信に適用する場合、信号の周波数毎に電気長が異なるため、周波数差によるパッチアンテナへの給電位相にずれが生じる。特に、帯域の端と端の間での給電位相のずれは大きくなる。その結果、アレイアンテナの利得が低下するという問題が生じる。
本開示の1つの局面は、周波数差によるパッチアンテナへの給電位相のずれを抑制可能な広帯域平面アレイアンテナを提供する。
本開示の1つの局面は、広帯域平面アレイアンテナであって、多層基板(50,50A,50B,50C)と、複数のパッチアンテナパターン(31,32,33,34,35,36,37,38,39)と、伝送線路(310,320,330,340,350,360,370,380,390)と、を備える。多層基板は、誘電体層(L1,L2,L3,L4)と導体パターン層(P1,P2,P3,P4,P5)とが交互に積層される。複数のパッチアンテナパターンは、導体パターン層の少なくとも1層に設けられる。伝送線路は、複数のパッチアンテナパターンを直列に接続する。複数のパッチアンテナパターンのそれぞれは、伝送線路からパッチアンテナパターンの端部までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、伝送線路の給電点に近いほど短くなるように構成されている。
本開示の1つの局面によれば、各パッチアンテナパターンは、伝送線路から端部までの偏波方向に沿った距離が、給電点に近いほど短くなるように構成されている。よって、各パッチアンテナにおいて、伝送線路に供給された広帯域の信号のうち電気長が短い高周波成分ほど、給電点から近い位置で共振しやすい。電気長が短い高周波成分ほど給電点から近い位置で共振することにより、各パッチアンテナにおいて周波数差に応じた共振位置差が生じ、共振位置差によって給電位相のずれが補正される。したがって、周波数差によるパッチアンテナへの給電位相のずれを抑制することができる。ひいては、アレイアンテナの利得の低下を抑制することができる。
第1実施形態に係る車載レーダ装置を示す図である。 第1実施形態に係るレーダ装置の観測ターゲットを示す図である。 広帯域レーダの帯域及び距離分解能と、検知可能なターゲットとを示す図である。 狭帯域レーダの帯域及び距離分解能と、検知可能なターゲットとを示す図である。 第1実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す平面図である。 図6においてVII-VII線で切断した断面を示す断面図である。 長方形のパッチアンテナにおける周波数差による給電位相のずれと、台形のパッチアンテナにおける給電位相のずれの補正とを示す図である。 第2実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す平面図である。 第2実施形態に係るアレイアンテナにおける、給電点からの距離に応じたパッチアンテナの台形形状の違いを示す図である。 第2実施形態に係るアレイアンテナの方位に対する水平方向アンテナ利得を示すグラフである。 長方形のアンテナパッチを配列したアレイアンテナと、設計周波数におけるアレイアンテナの垂直指向性と、を示す図である。 図12に示すアレイアンテナの設計周波数と異なる周波数における垂直指向性を示す図である。 第3実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す平面図である。 第4実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す平面図である。 第5実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す平面図である。 第6実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す平面図である。 第7実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す平面図である。 第8実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す平面図である。 第9実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す平面図である。 第10実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す断面図である。 第11実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す断面図である。 第12実施形態に係るアレイアンテナの構成を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。
(第1実施形態)
<1-1.全体構成>
図1は、本実施形態に係る車両に搭載されたレーダ装置10を示す。レーダ装置10は、車両周辺に存在する他車両及び歩行者などの物体を検知するミリ波レーダである。レーダ装置10は、例えば、車両前方の左側方及び右側方、車両後方の左側方及び右側方などに搭載される。
レーダ装置10の変調方式としては、FMCW方式、2FCW方式などが挙げられるが、いずれの変調方式を用いても、周波数帯域が広いほど、距離分解が高くなる。そして、距離分解能が高いほど、近い範囲に存在する複数の物体を分離して検知することができる。
例えば、図2に示すように、50m先の他車両間から歩行者が飛び出す場面を想定する。図3に示すように、周波数帯域が4GHzの場合、距離分解能は4cmになるため、歩行者と、歩行者の近くの他車両とを分離して検知することができる。一方、図4に示すように、周波数帯域が0.5GHzの場合、距離分解能は30cmになるため、歩行者は、近くの他車両から分離して検知されていない。
このように、50m先の他車両間から飛び出した歩行者に対して、ブレーキ制御を実現するためには、広帯域のレーダ装置を用いること望ましい。そこで、本実施形態に係るレーダ装置10は、広帯域ミリ波レーダとして構成されている。具体的には、本実施形態では、レーダ装置10の周波数帯域は、76~81GHzの5GHzである。
レーダ装置10は、内部に、アンテナ基板を備え、アンテナ基板上には、複数の広帯域平面アレイアンテナ(以下、アレイアンテナ)21が並べて配置されている。アレイアンテナ21は、広帯域の高周波信号の給電を受けて電波を放射する。
<1-2.アレイアンテナの構成>
次に、本実施形態に係るアレイアンテナ21の構成について、図5及び図6を参照して説明する。アレイアンテナ21は、多層基板50を備える。多層基板50は、誘電体層と導体パターン層とが交互に積層されている。本実施形態では、多層基板50は、1層の誘電体層L1と、誘電体層L1を挟む2層の導体パターン層P1,P2と、を有する。
導体パターン層P1には、4個のパッチアンテナパターン(以下、パッチアンテナ)31a,31b,31c,31dと、伝送線路310と、が形成されている。
伝送線路310は、広帯域の高周波信号を伝送するマイクロストリップラインであり、4個のパッチアンテナ31a,31b,31c,31dを直列に接続する。伝送線路310のパッチアンテナ31a側の端には給電点FPが設けられている。本実施形態では、高周波信号の伝搬方向、すなわち伝送線路310の延伸方向をY軸方向、伝送線路310の延伸方向に垂直な方向をX軸方向と称する。また、多層基板50の積層方向をZ軸方向と称する。また、X軸方向において、紙面右側を右側、紙面左側を左側と称する。レーダ装置10は、Y軸方向が車両の高さ方向となるように、車両に搭載される。
パッチアンテナ31a,31b,31c,31dは、パッチアンテナ31aから順に、給電点FPから遠ざかる位置に配置されている。また、パッチアンテナ31a,31cは、伝送線路310の右側に接続されており、パッチアンテナ31b,31dは、伝送線路310の左側に接続されている。すなわち、パッチアンテナ31a,31b,31c,31dは、伝送線路310に対して、Y軸方向に左右交互に配置されている。以下では、パッチアンテナ31a,31b,31c,31dを、まとめてパッチアンテナ31と称する。
また、4個のパッチアンテナ31は、各パッチアンテナ31において設計周波数foでの給電位相が等しくなるように、設計波長λoの1/2の間隔で、Y軸方向に配置されている。すなわち、伝送線路310の右側には、パッチアンテナ31aとパッチアンテナ31cが設計波長λoの間隔で配置されており、伝送線路310の左側には、パッチアンテナ31bとパッチアンテナ31dが設計波長λoの間隔で配置されている。設計周波数foは、高周波信号の周波数帯域に含まれる所定の周波数である。設計波長λoは、設計周波数foに対応する実効波長である。本実施形態では、設計周波数foは、周波数帯域の端の周波数76GHzに設定している。
伝送線路310の給電点FPに供給された高周波信号は、伝送線路310を伝搬して、パッチアンテナ31a,31b,31c,31dのそれぞれへ供給される。そして、パッチアンテナ31a,31b,31c,31dのそれぞれから、放射電波が放射される。本実施形態では、予め放射電波の偏波方向がX軸方向に設定されている。すなわち、放射電波の偏波方向と伝送線路310とのなす角度が90°になるように設定されている。
パッチアンテナ31は、伝送線路310からパッチアンテナ31の端部までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、給電点FPに近いほど短くなるように構成されている。偏波方向に沿った距離は、X軸方向の距離である。
具体的には、パッチアンテナ31は、X軸方向に沿った平行な第1の辺と第2の辺とを有する台形形状に構成されている。第1の辺は、パッチアンテナ31の最も長い辺である。第2の辺は、第1の辺よりも給電点FP側の辺である。第1の辺及び第2の辺と伝送線路310のなす角度は90°になっている。
各パッチアンテナ31に伝搬にした高周波信号は、最も長い辺である第1の辺に沿って流れる。すなわち、各パッチアンテナ31は、高周波信号が、放射電波の偏波方向に沿って流れるように構成されている。
ここで、図7の左側に示すように、長方形に構成されたパッチアンテナを備えるアレイアンテナを想定する。各パッチアンテナは、長辺の長さが設計波長λoとなるように構成されている。この場合、広帯域の高周波信号は、パッチアンテナのY軸方向の中央辺りで共振する。すなわち、広帯域に含まれるすべての高周波信号の共振位置が同じ位置になる。しかしながら、広帯域の高周波信号は、周波数毎に、波長が異なる。そのため、周波数毎に、共振位置における給電位相が異なる。すなわち、共振位置において、81GHzの高周波信号の給電位相と76GHzの高周波信号の給電位相との間に、位相ずれΔθが生じる。その結果、このようなアレイアンテナを広帯域の高周波信号の送信に適用した場合に、アレイアンテナの利得が低下する。
一方、図7の右側に示すように、本実施形態に係るパッチアンテナ31は、台形に構成されている。詳しくは、第1の辺の長さは、広帯域の高周波信号のうちの最も高い周波数成分の実効波長以上の長さである。また、第2の辺の長さは、広帯域の高周波信号のうちの最も低い周波数成分の実効波長以下の長さである。
そのため、広帯域の高周波信号は、周波数毎に、偏波方向に沿ったX軸方向の距離が、半波長に近い位置で共振する。すなわち、広帯域の高周波信号のうち、波長が短い高周波成分ほど、給電点FPに近い位置で共振する。よって、各パッチアンテナ31では、伝送線路310の延伸方向において、81GHzの共振位置と76GHzの共振位置との間に、共振位置差ΔPが生じる。
この共振位置差ΔPにより、81GHzの給電位相と76GHzの給電位相の差が補正される。すなわち、広帯域に含まれる各周波数の給電位相の位相ずれθが抑制される。その結果、広帯域の高周波信号の送信に適用した場合であっても、アレイアンテナ21の利得の低下が抑制される。
<1-3.効果>
以上説明した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)各パッチアンテナ31は、伝送線路310から端部までの偏波方向に沿った距離が、給電点FPに近いほど短くなるように構成されている。よって、各パッチアンテナ31において、広帯域の高周波信号のうち電気長が短い高周波成分ほど、給電点FPから近い位置で共振しやすい。電気長が短い高周波成分ほど給電点FPから近い位置で共振するより、周波数差に応じて共振位置差ΔPが生じ、共振位置差ΔPによって、給電位相の位相ずれΔθが補正される。したがって、周波数差によるパッチアンテナ31への給電位相の位相ずれΔPを抑制することができる。ひいては、アレイアンテナ21の利得の低下を抑制することができる。
(2)各パッチアンテナ31に伝搬した高周波信号は、伝送線路310から端部までの距離が最も長い方向に伝搬しやすい。最も長い辺と伝送線路310とのなす角度を90°にすることにより、なす角度を90°未満にした場合よりも確実に、高周波信号を最も長い辺に沿って伝搬させることができる。よって、共振位置差ΔPによって給電位相の位相ずれΔθを補正するように適切にアレイアンテナ21を設計することができる。
(第2実施形態)
<2-1.第1実施形態との相違点>
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態のアレイアンテナ21は、すべて同じ形状の複数のパッチアンテナ31を備えている。これに対し、第2実施形態のアレイアンテナ22は、異なる形状の複数のパッチアンテナ32を備える点で、第1実施形態と相違する。
<2-2.アレイアンテナの構成>
次に、本実施形態に係るアレイアンテナ22の構成について、図8及び図9を参照して説明する。アレイアンテナ22は、多層基板50を備える。多層基板50の導体パターン層P1には、パッチアンテナ32a,32b,32c,32d,32e,32f,32g,32h,32i,32jと、伝送線路320と、が形成されている。以下では、パッチアンテナ32a,32b,32c,32d,32e,32f,32g,32h,32i,32jを、まとめてパッチアンテナ32と称する。
伝送線路320は、広帯域の高周波信号を伝送するマイクロストリップラインであり、Y軸方向に延伸している。伝送線路320は、10個のパッチアンテナ32を直列に接続する。
10個のパッチアンテナ32は、設計波長λoの1/2の間隔で、パッチアンテナ32aから順に、給電点FPから遠ざかる位置に配置されている。また、パッチアンテナ32a,32c,32e,32g,32iは、伝送線路320の右側に接続されており、パッチアンテナ32b,32d,32f,32h,32jは、伝送線路320の左側に接続されている。本実施形態では、設計周波数foは、周波数帯域の中心周波数78.5GHzに設定している。
各パッチアンテナ32は、X軸方向に沿った平行な第1の辺と第2の辺とを有する台形形状に構成されている。第1の辺は、パッチアンテナ32の最も長い辺である。第2の辺は、第1の辺よりも給電点FP側の辺である。第1の辺及び第2の辺と伝送線路320のなす角度は90°になっている。また、本実施形態では、予め放射電波の偏波方向と伝送線路320とのなす角度が90°になるように、すなわち、偏波方向がX軸方向になるように設定されている。よって、各パッチアンテナ32は、パッチアンテナ31と同様に、高周波信号が、放射電波の偏波方向に沿って流れるように構成されている。そして、各パッチアンテナ32は、パッチアンテナ31と同様に、伝送線路320からパッチアンテナ32の端部までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、給電点FPに近いほど短くなるように構成されている。
一方、各パッチアンテナ31の大きさ(すなわちパッチの面積)がすべて同一であったのに対して、各パッチアンテナ32の大きさはすべて同一ではない。本実施形態では、アレイアンテナ22に指向性を持たせるため、各パッチアンテナの大きさを変化させている。具体的には、アレイアンテナ22の正面方向の指向性を高くするように、中央に配置されたパッチアンテナ32e,32fが最も大きく構成されている。そして、パッチアンテナ32eから一方の端のパッチアンテナ32aへ向かうほど、パッチアンテナ32は小さく構成されている。また、パッチアンテナ32fから反対側の端のパッチアンテナ32jへ向かうほど、パッチアンテナ32は小さく構成されている。すなわち、パッチアンテナ32e,32fの幅が最も広く構成されており、パッチアンテナ32a,32jへ向かうほど、パッチアンテナ32の幅が狭く構成されている。なお、パッチアンテナ32の幅は、Y軸方向の長さである。
また、各パッチアンテナ31は、台形形状が有する非平行な2辺がなす角度がすべて同一であった。これに対して、各パッチアンテナ32は、台形形状が有する非平行な2辺がなす角度が互いに異なる。具体的には、各パッチアンテナ32は、給電点FPに近いパッチアンテナほど、距離の変化量ΔDが大きくなるように構成されている。この距離は、伝送線路320からパッチアンテナ32の端部までの偏波方向に沿った距離である。また、変化量は、偏波方向に垂直な方向に沿った方向において、上記距離が変化した量である。
すなわち、各パッチアンテナ32は、給電点FPに近いパッチアンテナ32ほど、台形形状が有する非平行な2辺がなす角度が大きくなるように構成されている。非平行な2辺のうちの1辺は、伝送線路320に接続された伝送線路320に平行な辺である。非平行な2辺のうちの残りの1辺は、伝送線路320に平行な辺と対応する辺である。
各パッチアンテナ32の距離の変化量ΔDは、パッチアンテナ32のY軸方向の幅に対する第1の辺と第2の辺の差分になる。図9に示すように、パッチアンテナ32cの距離の変化量ΔD=ΔX1/ΔY1は、パッチアンテナ32cよりも給電点FPから遠いパッチアンテナ32hの距離の変化量ΔD=ΔX2/ΔY2よりも大きくなっている。
ここで、高周波信号の周波数差Δfに応じた給電位相の位相ずれΔθは、給電点FPから離れるほど大きくなる。よって、給電点FPから離れるほど、周波数差に応じた共振位置差ΔPを大きくして、位相ずれΔθを補正することが望ましい。
図9に示すように、高周波信号の周波数差Δfが一定の場合、パッチアンテナ32の距離の変化量ΔDが大きいほど、共振位置差ΔPは小さくなる。すなわち、給電点FPから遠いパッチアンテナ32ほど、距離の変化量ΔDが小さくなるように構成することにより、給電点FPから遠くなるほど、周波数差Δfに応じた共振位置差ΔPが大きくなる。その結果、共振位置差ΔPにより位相ずれΔθが好適に補正される。
<2-3.動作>
次に、本実施形態に係る76GHz,78.5GHz,81GHzにおける水平方向アンテナ利得と、位相ずれ対策前の81GHzにおける水平方向アンテナ利得を図10に示す。水平方向アンテナ利得は、アレイアンテナ22のY軸方向の中央で切断したXZ平面における利得である。方位は、アレイアンテナ22の正面を中心としたXZ平面における角度である。
図10に示すように、本実施形態では、設計周波数78.5GHzのアンテナ利得に対する、帯域端の周波数である76GHz及び81GHzのアンテナ利得の低下が、2.5dBiに収まっている。これに対して、設計周波数78.5GHzのアンテナ利得に対する、位相ずれ対策前の81GHzにおけるアンテナ利得の低下は、6dBiになっており、本実施形態の2倍以上の低下が見られる。
図11及び図12に示すように、長方形に構成されたパッチアンテナを備えるアレイアンテナの場合、設計周波数では、放射方向が正面になるため、垂直指向性は正面方向で利得が最大になる。しかしながら、設計周波数からずれた81GHzでは、給電位相がずれるため、放射方向が正面から傾き、垂直指向性は正面方向からずれた位置で利得が最大になる。その結果、設計周波数のアンテナ利得に対する帯域端の周波数におけるアンテナ利得の低下が大きくなる。なお、垂直指向性は、YZ平面における指向性である。
<2-4.効果>
以上説明した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1)~(2)に加え、以下の効果が得られる。
(3)周波数差によるパッチアンテナ32への給電位相の位相ずれΔθは、給電点FPから離れるほど大きくなる。よって、給電点FPに近いパッチアンテナ32ほど、距離の変化量ΔDが大きくなるように構成される。これにより、給電点FPから比較的近く給電位相の位相ずれΔθが小さいパッチアンテナ32においては、周波数差による共振位置差ΔPが小さくなる。一方、給電点FPから比較的遠く給電位相の位相ずれΔθが大きいパッチアンテナ32においては、周波数差による共振位置差ΔPが大きくなる。よって、各パッチアンテナ32において、共振位置差ΔPによって給電位相の位相ずれΔθを適切に補正し、所望の方向におけるアレイアンテナ22の利得の低下を抑制することができる。
(4)各パッチアンテナ32が有する台形形状の非平行な2辺のなす角度を大きくするほど、距離の変化量ΔDを大きくすることができる。よって、給電点FPに近いパッチアンテナ32ほど、非平行な2辺のなす角度を大きくすることにより、各パッチアンテナ32において、共振位置差ΔPによって給電位相の位相ずれΔθを適切に補正することができる。
(第3実施形態)
<3-1.第2実施形態との相違点>
第3実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第2実施形態のアレイアンテナ22では、パッチアンテナ32が伝送線路320の左右両側に接続されている。これに対して、第3実施形態のアレイアンテナ23では、パッチアンテナ33が伝送線路330の左側のみに接続されている点で、第2実施形態と相違する。
<3-2.アレイアンテナの構成>
図13に示すように、アレイアンテナ23は、多層基板50を備える。多層基板50の導体パターン層P1には、5個のパッチアンテナ33a,33b,33c,33d,33eと、伝送線路330と、が形成されている。以下では、パッチアンテナ33a,33b,33c,33d,33eを、まとめてパッチアンテナ33と称する。
伝送線路330は、広帯域の高周波信号を伝送するマイクロストリップラインであり、Y軸方向に延伸している。伝送線路330は、5個のパッチアンテナ33を直列に接続する。
本実施形態では、5個のパッチアンテナ33が伝送線路330の片側にしか接続されていないため、5個のパッチアンテナは、各パッチアンテナ33において設計周波数foでの給電位相が等しくなるように、設計波長λoの間隔で配置されている。また、5個のパッチアンテナ33は、パッチアンテナ33aから順に、給電点FPから遠ざかる位置に配置されている。本実施形態では、予め放射電波の偏波方向と伝送線路330とのなす角度が90°になるように設定されている。
各パッチアンテナ33は、パッチアンテナ32と同様に、X軸方向に沿った平行な第1の辺と第2の辺とを有する台形形状に構成されている。第1の辺は、パッチアンテナ33の最も長い辺である。第2の辺は、第1の辺よりも給電点FP側の辺である。第1の辺及び第2の辺と伝送線路330とのなす角度は90°になっている。よって、各パッチアンテナ33は、パッチアンテナ32と同様に、高周波信号が、放射電波の偏波方向に沿って流れるように構成されている。そして、各パッチアンテナ33は、伝送線路330からパッチアンテナ33の端部までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、給電点FPに近いほど短くなるように構成されている。
また、5個のパッチアンテナ33は、アレイアンテナ23の正面方向の指向性を高くするように、中央に配置されたパッチアンテナ33cが最も大きく構成されている。そして、パッチアンテナ33cから両端のパッチアンテナ33a,33eへ向かうほど、パッチアンテナ33は小さく構成されている。
さらに、各パッチアンテナ33は、パッチアンテナ32と同様に、給電点FPに近いパッチアンテナ33ほど、距離の変化量ΔDが大きくなるように、台形形状が有する非平行な2辺がなす角度が大きくなるように構成されている。
以上説明した第3実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
<4-1.第2実施形態との相違点>
第4実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第2実施形態のアレイアンテナ22では、パッチアンテナ32が、伝送線路320の左側又は右側に接続されている。これに対して、第4実施形態のアレイアンテナ24では、パッチアンテナ34が、伝送線路340を中央に含んで左右両側に突出するように配置されている点で、第2実施形態と相違する。
<4-2.アレイアンテナの構成>
図14に示すように、アレイアンテナ24は、多層基板50を備える。多層基板50の導体パターン層P1には、6個のパッチアンテナ34a,34b,34c,34d,34e,34fと、伝送線路340と、が形成されている。以下では、パッチアンテナ34a,34b,34c,34d,34e,34fを、まとめてパッチアンテナ34と称する。
伝送線路340は、広帯域の高周波信号を伝送するマイクロストリップラインであり、Y軸方向に延伸している。伝送線路340は、6個のパッチアンテナ34を直列に接続する。
各パッチアンテナ34は、左右対称な台形形状に構成されている。各パッチアンテナ34は、X軸方向の中央に伝送線路340を含み、伝送線路340に対して左右対称になるように、設計波長λoの間隔で配置されている。また、6個のパッチアンテナ34は、パッチアンテナ34aから順に、給電点FPから遠ざかる位置に配置されている。本実施形態では、予め放射電波の偏波方向と伝送線路340とのなす角度が90°になるように設定されている。
各パッチアンテナ34は、パッチアンテナ32と同様に、X軸方向に沿った平行な第1の辺と第2の辺とを有する。第1の辺は、パッチアンテナ33の最も長い辺である。第2の辺は、第1の辺よりも給電点FP側の辺である。第1の辺及び第2の辺と伝送線路340とのなす角度は90°になっている。よって、各パッチアンテナ34は、パッチアンテナ32と同様に、高周波信号が、放射電波の偏波方向に沿って流れるように構成されている。そして、各パッチアンテナ34は、伝送線路340からパッチアンテナ33の左側端部又は右側端部までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、給電点FPに近いほど短くなるように構成されている。
また、6個のパッチアンテナ34は、アレイアンテナ24の正面方向の指向性を高くするように、中央に配置されたパッチアンテナ34c,34dが最も大きく構成されている。そして、パッチアンテナ34c,34dから両端のパッチアンテナ34a,34fへ向かうほど、パッチアンテナ34は小さく構成されている。
さらに、各パッチアンテナ34は、パッチアンテナ32と同様に、給電点FPに近いパッチアンテナ34ほど、距離の変化量ΔDが大きくなるように、台形形状が有する非平行な2辺がなす角度が大きくなるように構成されている。
以上説明した第4実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果を奏するとともに、各パッチアンテナ34の中央を通るように伝送線路340を配置することができる。
(第5実施形態)
<5-1.第2実施形態との相違点>
第5実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第2実施形態のアレイアンテナ22では、給電点FPが伝送線路320の端に配置されている。これに対して、第5実施形態のアレイアンテナ25では、給電点FPが伝送線路350の中央に配置されている点で、第2実施形態と相違する。
<5-2.アレイアンテナの構成>
図15に示すように、アレイアンテナ25は、多層基板50を備える。多層基板50の導体パターン層P1には、2個のパッチアンテナ35aと、2個のパッチアンテナ35bと、2個のパッチアンテナ35cと、2個のパッチアンテナ35dと、伝送線路350と、が形成されている。すなわち、導体パターン層P1には、2組のパッチアンテナ35a,35b,35c,35dと、伝送線路350と、が形成されている。以下では、パッチアンテナ35a,35b,35c,35dを、まとめてパッチアンテナ35と称する。
伝送線路350は、広帯域の高周波信号を伝送するマイクロストリップラインであり、Y軸方向に延伸している。伝送線路350は、8個のパッチアンテナ35を直列に接続する。
8個のパッチアンテナ35は、設計波長λoの1/2の間隔で配置されている。詳しくは、2組のパッチアンテナ35a,35b,35c,35dは、給電点FPを中心として点対称となるように配置されている。また、パッチアンテナ35a,35b,35c,35dのそれぞれの組において、パッチアンテナ35aから順に、給電点FPから遠ざかる位置に配置されている。本実施形態では、予め放射電波の偏波方向と伝送線路350とのなす角度が90°になるように設定されている。
伝送線路350の中央の給電点FPに供給された高周波信号は、2方向に分岐して、パッチアンテナ35a,35b,35c,35dのそれぞれの組に流れ、8個のパッチアンテナ35のそれぞれから放射される。
各パッチアンテナ35は、パッチアンテナ32と同様に、X軸方向に沿った平行な第1の辺と第2の辺とを有する台形形状に構成されている。第1の辺は、パッチアンテナ35の最も長い辺である。第2の辺は、第1の辺よりも給電点FP側の辺である。第1の辺及び第2の辺と伝送線路350とのなす角度は90°になっている。よって、各パッチアンテナ35は、パッチアンテナ32と同様に、高周波信号が、放射電波の偏波方向に沿って流れるように構成されている。そして、各パッチアンテナ35は、伝送線路350からパッチアンテナ35の端部までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、給電点FPに近いほど短くなるように構成されている。
また、8個のパッチアンテナ35は、アレイアンテナ25の正面方向の指向性を高くするように、中央に配置されたパッチアンテナ35aが最も大きく構成されている。そして、パッチアンテナ35aから両端のパッチアンテナ35dへ向かうほど、パッチアンテナ35は小さく構成されている。
さらに、各パッチアンテナ35は、パッチアンテナ32と同様に、給電点FPに近いパッチアンテナ35ほど、距離の変化量ΔDが大きくなるように、台形形状が有する非平行な2辺がなす角度が大きくなるように構成されている。
以上説明した第5実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果を奏するとともに、給電点FPが中央に配置された伝送線路350を用いることができる。
(第6実施形態)
<6-1.第2実施形態との相違点>
第6実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第2実施形態のアレイアンテナ22は、給電点FPが伝送線路320の2つの端のうちの一方にのみ配置されている。これに対して、第6実施形態のアレイアンテナ26では、給電点FPが伝送線路360の2つの端のそれぞれに配置されている点で、第2実施形態と相違する。
<6-2.アレイアンテナの構成>
図16に示すように、アレイアンテナ26は、多層基板50を備える。多層基板50の導体パターン層P1には、2個のパッチアンテナ36aと、2個のパッチアンテナ36bと、2個のパッチアンテナ36cと、2個のパッチアンテナ36dと、伝送線路360と、が形成されている。すなわち、導体パターン層P1には、2組のパッチアンテナ36a,36b,36c,36dと、伝送線路360と、が形成されている。以下では、パッチアンテナ36a,36b,36c,36dを、まとめてパッチアンテナ36と称する。
伝送線路360は、広帯域の高周波信号を伝送するマイクロストリップラインであり、Y軸方向に延伸している。伝送線路360は、8個のパッチアンテナ36を直列に接続する。
8個のパッチアンテナ36は、設計波長λoの1/2の間隔で配置されている。詳しくは、2組のパッチアンテナ36a,36b,36c,36dは、伝送線路360の中央を中心として点対称となるように配置されている。また、パッチアンテナ36a,36b,36c,36dのそれぞれの組において、パッチアンテナ36aから順に、給電点FPから遠ざかる位置に配置されている。本実施形態では、予め放射電波の偏波方向と伝送線路360とのなす角度が90°になるように設定されている。
伝送線路360の第1の給電点FPに供給された高周波信号は、第2の給電点FPに向かって、第1の組のパッチアンテナ36a,36b,36c,36dを流れ、各パッチアンテナ36から放射される。また、伝送線路360の第2の給電点FPに供給された高周波信号は、第1の給電点FPに向かって、第2の組のパッチアンテナ36a,36b,36c,36dを流れ、各パッチアンテナ36から放射される。
各パッチアンテナ36は、パッチアンテナ32と同様に、X軸方向に沿った平行な第1の辺と第2の辺とを有する台形形状に構成されている。第1の辺は、パッチアンテナ36の最も長い辺である。第2の辺は、第1の辺よりも給電点FP側の辺である。第1の辺及び第2の辺と伝送線路360とのなす角度は90°になっている。よって、各パッチアンテナ36は、パッチアンテナ32と同様に、高周波信号が、放射電波の偏波方向に沿って流れるように構成されている。そして、各パッチアンテナ36は、伝送線路360からパッチアンテナ36の端部までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、給電点FPに近いほど短くなるように構成されている。
また、8個のパッチアンテナ36は、アレイアンテナ25の正面方向の指向性を高くするように、中央に配置された2個のパッチアンテナ36dが最も大きく構成されている。そして、パッチアンテナ36dから両端のパッチアンテナ36aへ向かうほど、パッチアンテナ36は小さく構成されている。
さらに、各パッチアンテナ36は、パッチアンテナ32と同様に、給電点FPに近いパッチアンテナ36ほど、距離の変化量ΔDが大きくなるように、台形形状が有する非平行な2辺がなす角度が大きくなるように構成されている。
以上説明した第6実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果を奏するとともに、給電点FPが両端に配置された伝送線路360を用いることができる。
(第7実施形態)
<7-1.第2実施形態との相違点>
第7実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第2実施形態のパッチアンテナ32は、台形形状に構成されている。これに対して、第7実施形態のパッチアンテナ37は、曲線状の端部を有する形状に構成されている点で、第2実施形態と相違する。
<7-2.アレイアンテナの構成>
図17に示すように、本実施形態のアレイアンテナ27は、多層基板50を備える。多層基板50の導体パターン層P1には、パッチアンテナ37a,37b,37c,37dと、伝送線路370と、が形成されている。以下では、パッチアンテナ37a,37b,37c,37dを、まとめてパッチアンテナ37と称する。
伝送線路370は、広帯域の高周波信号を伝送するマイクロストリップラインであり、Y軸方向に延伸している。伝送線路370は、4個のパッチアンテナ37を直列に接続する。
4個のパッチアンテナ37は、設計波長λoの1/2の間隔で、伝送線路370に対して左右交互に接続されている。また、4個のパッチアンテナ37は、パッチアンテナ37aから順に、給電点FPから遠ざかる位置に配置されている。本実施形態では、予め放射電波の偏波方向と伝送線路370とのなす角度が90°になるように設定されている。
各パッチアンテナは、X軸方向に沿った平行な第1の辺と第2の辺と、Y軸方向に沿っており伝送線路370に接続される第3の辺と、第3の辺に対向し、第1の辺と第2の辺とを繋ぐ曲線端部と、を有する。
第1の辺は、パッチアンテナ37の最も長い辺である。第2の辺は、第1の辺よりも給電点FP側の辺である。第1の辺及び第2の辺と伝送線路370とのなす角度は90°になっている。よって、各パッチアンテナ37は、パッチアンテナ32と同様に、高周波信号が、放射電波の偏波方向に沿って流れるように構成されている。
そして、各パッチアンテナ37は、伝送線路370から曲線端部までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、給電点FPに近いほど短くなるように構成されている。
また、4個のパッチアンテナ37は、アレイアンテナ27の正面方向の指向性を高くするように、中央に配置されたパッチアンテナ37b,37cが、両端のパッチアンテナ37a,37dよりも大きく構成されている。
さらに、各パッチアンテナ37は、パッチアンテナ32と同様に、給電点FPに近いパッチアンテナ37ほど、距離の変化量ΔDが大きくなるように構成されている。したがって、給電点FPに近いパッチアンテナ37ほど、三角形形状に近くなるように構成されており、給電点FPから遠いパッチアンテナ37ほど、四角形形状に近くなるように構成されている。
以上説明した第7実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果を奏する。また、曲線端部によって、偏波方向に沿った距離を変化させることができるため、曲線端部を有する形状に構成されたパッチアンテナ37を用いることができる。
(第8実施形態)
<8-1.第4実施形態との相違点>
第8実施形態は、基本的な構成は第4実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第4実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第4実施形態のパッチアンテナ34は、台形形状に構成されている。これに対して、第8実施形態のパッチアンテナ38は、曲線状の端部を有する略半円形状に構成されている点で、第4実施形態と相違する。
<8-2.アレイアンテナの構成>
図18に示すように、第8実施形態に係るアレイアンテナ28は、多層基板50を備える。多層基板50の導体パターン層P1には、6個のパッチアンテナ38a,38b,38c,38d,38e,38fと、伝送線路380と、が形成されている。以下では、パッチアンテナ38a,38b,38c,38d,38e,38fを、まとめてパッチアンテナ38と称する。
伝送線路380は、広帯域の高周波信号を伝送するマイクロストリップラインであり、Y軸方向に延伸している。伝送線路380は、6個のパッチアンテナ38を直列に接続する。
各パッチアンテナ38は、左右対称な略半円形状に構成されている。各パッチアンテナ38は、X軸方向の中心に伝送線路380を含み、伝送線路380に対して左右対称になるように、設計波長λoの間隔で配置されている。また、6個のパッチアンテナ38は、パッチアンテナ38aから順に、給電点FPから遠ざかる位置に配置されている。本実施形態では、予め放射電波の偏波方向と伝送線路380とのなす角度が90°になるように設定されている。
各パッチアンテナ38は、X軸方向に沿ったパッチ辺と、パッチ辺に対向する曲線端部と、を有する。パッチ辺と伝送線路380とのなす角度は90°になっている。よって、各パッチアンテナ38は、高周波信号が、パッチ辺に沿って、すなわち、放電電波の偏波方向に沿って流れるように構成されている。
そして、各パッチアンテナ38は、伝送線路380から曲線端部の左側又は右側までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、給電点FPに近いほど短くなるように構成されている。
また、8個のパッチアンテナ38は、アレイアンテナ28の正面方向の指向性を高くするように、中央に配置されたパッチアンテナ38c,38dが最も大きく構成されている。そして、パッチアンテナ38c,38dから両端のパッチアンテナ38a,38fへ向かうほど、パッチアンテナ38は小さく構成されている。
さらに、各パッチアンテナ38は、パッチアンテナ34と同様に、給電点FPに近いパッチアンテナ38ほど、距離の変化量ΔDが大きくなるように構成されている。したがって、給電点FPに近いパッチアンテナ38ほど、三角形形状に近くなるように構成されており、給電点FPから遠いパッチアンテナ38ほど、四角形形状に近くなるように構成されている。
以上説明した第8実施形態によれば、第4実施形態と同様の効果を奏する。また、曲線端部によって、偏波方向に沿った距離を変化させることができるため、曲線端部を有する形状に構成されたパッチアンテナ38を用いることができる。
(第9実施形態)
<9-1.第2実施形態との相違点>
第9実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第2実施形態のアレイアンテナ22では、予め放射電波の偏波方向と伝送線路330とのなす角度が90°になるように設定されている。そして、各パッチアンテナ32は、最も長い辺と伝送線路330とのなす角度が90°になるように構成されている。これに対して、第9実施形態のアレイアンテナ29では、予め放射電波の偏波方向と伝送線路390とのなす角度がαに設定されている。そして、各パッチアンテナ39は、最も長い辺と伝送線路390とのなす角度がαになるように構成されている点で、第2実施形態と相違する。αは、0°よりも大きく90°よりも小さい値である。
<9-2.アレイアンテナの構成>
図19に示すように、アレイアンテナ29は、多層基板50を備える。多層基板50の導体パターン層P1には、パッチアンテナ39a,39b,39c,39d,39e,39f,39g,39h,39i,39jと、伝送線路390と、が形成されている。以下では、パッチアンテナ39a,39b,39c,39d,39e,39f,39g,39h,39i,39jを、まとめてパッチアンテナ39と称する。
伝送線路390は、広帯域の高周波信号を伝送するマイクロストリップラインであり、Y軸方向に延伸している。伝送線路390は、10個のパッチアンテナ39を直列に接続する。
10個のパッチアンテナ39は、設計波長λoの1/2の間隔で、パッチアンテナ39aから順に、伝送線路390に対して左右交互に、給電点FPから遠ざかる位置に配置されている。
各パッチアンテナ39、第1の辺と第2の辺とを有する台形形状に構成されている。第1の辺は、パッチアンテナ39の最も長い辺である。第2の辺は、第1の辺よりも給電点FP側の辺である。第1の辺及び第2の辺と伝送線路390とのなす角度はαになっている。よって、各パッチアンテナ39は、高周波信号が、第1の辺に沿って、すなわち放射電波の偏波方向に沿って流れるように構成されている。そして、各パッチアンテナ39は、パッチアンテナ32と同様に、伝送線路390からパッチアンテナ39の端部までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、給電点FPに近いほど短くなるように構成されている。
また、10個のパッチアンテナ39は、アレイアンテナ29の正面方向の指向性を高くするように、中央に配置されたパッチアンテナ39e,39fが最も大きく構成されている。そして、パッチアンテナ39e,39fから両端のパッチアンテナ39a,39jへ向かうほど、パッチアンテナ39は小さく構成されている。
さらに、各パッチアンテナ39は、パッチアンテナ39と同様に、給電点FPに近いパッチアンテナ39ほど、距離の変化量ΔDが大きくなるように、台形形状が有する非平行な2辺がなす角度が大きくなるように構成されている。
以上説明した第9実施形態によれば、第4実施形態と同様の効果を奏する。また、各パッチアンテナ39と伝送線路390とのなす角度αに応じて、放射電波の偏波方向を種々の方向に設定することができる。
(第10実施形態)
<10-1.第1実施形態との相違点>
第10実施形態は、基本的な構成は第1~9実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1~9実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第1~9実施形態の多層基板50は、1層の誘電体層L1を有している。これに対して、第10実施形態の多層基板50Aは、複数の誘電体層L1,L2,L3,L4を有している点で、第1実施形態と相違する。
<10-2.アレイアンテナの構成>
図20に示すように、多層基板50Aは、4層の誘電体層L1,L2,L3,L4と、5層の導体パターン層P1,P2,P3,P4,P5と、を有し、導体パターン層と誘電体層とが交互に積層されている。具体的には、導体パターン層と誘電体層は、P1、L1、P2、L2、P3、L3、P4、L4、P5の順で、積層されている。
そして、5層の導体パターン層P1,P2,P3,P4,P5のうちの外層である導体パターン層P1に、アレイアンテナ21~29のいずれかが構成されている。
以上説明した第10実施形態によれば、導体パターン層P1に形成されるアレイアンテナ21~29のいずれかに応じて、第1~9実施形態のいずれかと同様の効果を奏する。
(第11実施形態)
<11-1.第1実施形態との相違点>
第11実施形態は、基本的な構成は第1~9実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1~9実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第1~9実施形態の多層基板50では、アレイアンテナ21~29のいずれかが形成される導体パターン層P1が、多層基板50の外面に配置された外層になっている。これに対して、第11実施形態の多層基板50Bは、アレイアンテナ21~29が形成される導体パターン層P1が、多層基板50Bの内層になっている点で、第1実施形態と相違する。
<11-2.アレイアンテナの構成>
図21に示すように、多層基板50Bは、4層の誘電体層L1,L2,L3,L4と、4層の導体パターン層P1,P2,P3,P4と、を有し、導体パターン層と誘電体層とが交互に積層されている。具体的には、導体パターン層と誘電体層は、L1、P1、L2、P2、L3、P3、L4、P4の順で、積層されている。
そして、誘電体層L1と誘電体層L2とに挟まれた内層である導体パターン層P1に、アレイアンテナ21~29のいずれかが構成されている。
以上説明した第11実施形態によれば、導体パターン層P1に形成されるアレイアンテナ21~29のいずれかに応じて、第1~9実施形態のいずれかと同様の効果を奏する。
(第12実施形態)
<12-1.第1実施形態との相違点>
第12実施形態は、基本的な構成は第1~9実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1~9実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第1~9実施形態の多層基板50は、1つの導体パターン層P1にアレイアンテナ21~29のいずれかが形成されている。これに対して、第12実施形態の多層基板50Cは、複数の導体パターン層P1,P2にアレイアンテナ21~29のいずれかが形成されている点で、第1実施形態と相違する。
<10-2.アレイアンテナの構成>
図22に示すように、多層基板50Cは、4層の誘電体層L1,L2,L3,L4と、5層の導体パターン層P1,P2,P3,P4,P5と、を有し、導体パターン層と誘電体層とが交互に積層されている。具体的には、導体パターン層と誘電体層は、P1、L1、P2、L2、P3、L3、P4、L4、P5の順で、積層されている。
そして、5層の導体パターン層P1,P2,P3,P4,P5のうちの外層である導体パターン層P1と内層である導体パターン層P2とのそれぞれに、アレイアンテナ21~29のいずれかが構成されている。
以上説明した第12実施形態によれば、導体パターン層P1,P2に形成されるアレイアンテナ21~29のいずれかに応じて、第1~9実施形態のいずれかと同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は前述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(a)各アレイアンテナの構成は、上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、第2~9実施形態において、アレイアンテナ22~29に指向性を持たせず、アレイアンテナ22~29のそれぞれにおいて、パッチアンテナ32~39が同一の大きさに構成されていてもよい。また、第2~9実施形態において、アレイアンテナ22~29の指向性の方向を正面以外にしてもよい。また、第3~8実施形態において、第9実施形態と同様に、各パッチアンテナ33~38の最も長い辺と、伝送線路330~380となす角度αが90°未満であってもよい。
(b)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
31,32,33,34,35,36,37,38,39…パッチアンテナ、50,50A,50B,50C…多層基板、310,320,330,340,350,360,370,380,390…伝送線路、FP…給電点、L1,L2,L3,L4…誘電体層、P1,P2,P3,P4,P5…導体パターン層。

Claims (6)

  1. 誘電体層(L1,L2,L3,L4)と導体パターン層(P1,P2,P3,P4,P5)とが交互に積層された多層基板(50,50A,50B,50C)と、
    前記導体パターン層の少なくとも1層に設けられた複数のパッチアンテナパターン(31,32,33,34,35,36,37,38,39)と、
    前記複数のパッチアンテナパターンを直列に接続する伝送線路(310,320,330,340,350,360,370,380,390)と、を備え、
    前記複数のパッチアンテナパターンのそれぞれは、前記伝送線路から前記パッチアンテナパターンの端部までの放射電波の偏波方向に沿った距離が、前記伝送線路の給電点(FP)に近いほど短くなるように構成されている、
    広帯域平面アレイアンテナ。
  2. 前記複数のパッチアンテナパターンは、前記給電点に近いパッチアンテナパターンほど、前記パッチアンテナパターンにおける前記距離の変化量が大きくなるように構成されている、
    請求項1に記載の広帯域平面アレイアンテナ。
  3. 前記複数のパッチアンテナパターン(31,32,33,34,35,36,37,38)のそれぞれの最も長い辺と前記伝送線路(310,320,330,340,350,360,370,380)とのなす角度が90°になっている、
    請求項1又は2に記載の広帯域平面アレイアンテナ。
  4. 前記複数のパッチアンテナパターン(31,32,33,34,35,36)のそれぞれは、前記偏波方向に沿った平行な2辺を有する台形形状に構成されている、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の広帯域平面アレイアンテナ。
  5. 前記複数のパッチアンテナパターンは、前記給電点に近いパッチアンテナパターンほど、前記台形形状が有する非平行な2辺がなす角度が大きくなるように構成されている、
    請求項4に記載の広帯域平面アレイアンテナ。
  6. 前記複数のパッチアンテナパターン(37,38)のそれぞれは、前記端部が曲線形状に構成されている、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の広帯域平面アレイアンテナ。
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