JP4117090B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転軸線の周りに配設された複数の現像器を有する現像器ユニットを、前記回転軸線を中心に回転させ、任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に移動させて現像を行う回転型現像装置を備えたカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記リボルバ現像器ユニットを有するカラー画像形成装置において、その現像器ユニットの回転により現像位置にもたらされた現像器内の現像ローラに電源回路によりバイアスを印加することは知られている。そして、特開平7−325480号公報にはリボルバ現像ユニットの回転にとって過大な負荷に発生せずにしかも確実に、本体側からリボルバ現像器ユニット内の現像ローラに現像バイアスを印加できるようにしたカラー画像形成装置が開示されている。
【0003】
この画像形成装置は、本体側に設けた棒状端子が現像器ユニットの回転で潜像担持体に対向する現像位置に到来した現像ローラの軸に当接し、バイアスを印加しており、この場合、棒状端子はローラ軸に接離する方向へ進退可能であるとともに、該軸に当接する方向へ付勢されている。このため、現像を行う現像器に対し、過大な負荷に発生せずに現像バイアスを確実に印加することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した画像形成装置では棒状端子の一定位置に、他方の端子である各現像器の現像ローラ軸が当接するため、棒状端子の摩耗が進行し、比較的短時間で交換を余儀なくさせるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記した従来の不具合を解消し、リボルバ現像器ユニットの駆動負荷の過剰な増大を伴わずに確実な電圧印加を可能にし、しかも端子の摩耗を遅延させて長寿命化を可能にしたカラー画像形成装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、回転軸線の周りに配設された複数の現像器を、前記回転軸線を中心に回転させ、任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に移動させて現像を行う回転型現像装置を備え、前記現像器の前記回転軸線方向端部に設けられた電源受け入れ端子と、画像形成装置本体側に設けられ、前記現像位置に到来した現像器の電源受け入れ端子に当接可能な電源供給端子と、該電源供給端子を前記電源受け入れ端子に当接する方向へ進退可能に支持し、かつ電源供給端子を電源受け入れ端子に当接する方向へ付勢された状態で支持する端子支持手段とを有し、前記電源供給端子は円筒状に形成され、かつ、その軸線が回転型現像装置の回転による前記電源受け入れ端子の軌跡よりも外側に位置するように配置されているカラー画像形成装置において、前記電源供給端子を軸線の回りに回転させる歯車による駆動機構の駆動手段を設け、該駆動手段は前記電源供給端子を回転する歯車と、当該歯車に駆動力を入力する歯車の歯数が素数の関係にあることを特徴とするカラー画像形成装置を提案する。
【0007】
なお、本発明は、前記電源供給端子を回転する歯車に駆動力を入力する歯車が回転型現像装置のリボルバ入力歯車であると、効果的である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をカラー画像形成装置であるカラー電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に適用した一実施形態について説明する。
【0010】
図1は、本実施形態に係るプリンタの概略構成図であり、まずこのプリンタ全体の概略について説明する。
図1において、潜像担持体としての感光体ドラム1は、矢印A方向に回転駆動されながら、帯電手段としての帯電チャージャ2により一様に帯電された後、レーザ光学装置3により画像情報に基づき走査露光されて表面に静電潜像が形成される。ここで、露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。感光体ドラム1上に形成された静電潜像は、後述する回転型の現像装置4により各々所定の現像剤としてのイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒トナーで現像され、これにより感光体ドラム1上に各色画像が順次形成される。
【0011】
感光体ドラム1上に形成された各色画像は、感光体ドラム1と同期して図中矢印B方向に回転走行する中間転写ベルト5上に、イエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の単色毎、1次転写チャージャ6によって順次重ね転写される。中間転写ベルト5上に重ね合わされたイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の画像は、両面複写兼用自動給紙カセット7あるいは手差し給紙トレイ7aから給紙ローラ8,8a、レジストローラ9を経て転写部へ搬送された転写紙10上に2次転写チャージャ11により一括転写される。転写終了後の転写紙10は定着装置12によりトナー像が定着されフルカラープリントとして機外に排出される。
【0012】
なお、中間転写ベルト5上に転写されなかった感光体ドラム1上のトナーは、感光体クリーナ13により感光体ドラム1から除去され、また、転写紙10上に転写されなかった中間転写ベルト5上のトナーは、中間転写ベルトクリーナ14により中間転写ベルト5から除去される。
【0013】
次に、本実施形態の回転型現像装置について説明する。図2は同現像装置の分解斜視図、図3は同現像装置の現像器ユニット40の内部構造を示す断面図、図4は同現像ユニット40とトナー収容器ユニット45との連絡構造の説明図、図5は同現像ユニット40の駆動系などを示す正面からの透視図である。
【0014】
図2において、回転型現像装置は内部に例えば黒、シアン、イエロー及びマゼンタの4色それぞれの現像器が配置され、かつプリンタ本体内において中心軸線回りで回動自在に取り付けられる外周がほぼ円筒状の現像器ユニット40と、各現像器に一対一で対応しそれぞれ黒、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーを収容した4つのトナー収容器41、42、43、44を保持し、かつ該現像器ユニット40よりその中心軸線方向の前側でほぼ同軸上になるように取り付けられて該中心軸線回りで現像器ユニット40と一体に回動するトナー収容器ユニット45と、これら現像器ユニット40及びトナー収容器ユニット45(以下、リボルバ現像ユニットという)を担持した状態で、上記中心軸線にほぼ平行にプリンタ本体にスライド可能な収納台46と、上記トナー収容器ユニット45を覆うよう収納台前支持板48に回転不能に設けられたカバー47とを備えている。
【0015】
上記リボルバ現像ユニットは、収容台46の前支持板48に回動自在に取り付けらた例えば2つの支持コロ49で現像器ユニット40の円盤状の前端壁50を支持し、かつ、現像器ユニット40の円盤状の後端壁51の中心部に突設された先端テーパの中心軸52を、本体後側板53に穿設された中心軸挿入孔54で回動自在に支持することにより、プリンタ本体内で例えば図1に示すようにその回転軸線が感光体ドラム1の回転軸線とほぼ同一の水平面内において互いに平行になる位置に位置決めされ、かつ回動自在になっている。
【0016】
まず、図2を用いて、このようにリボルバ現像ユニットを回転自在に支持する機構の詳細について説明する。図2において、上記収容台46は、上記前支持板48と、後支持板55と、両支持板に前後端部それぞれが固着されかつ連結棒56、57、58で補強された側面カバー59とを有する。本実施形態では、この側面カバー59が現像器ユニット40の昇温防止に利用される。上記前支持板48には上記リボルバ現像ユニットを挿入可能な挿入孔60が形成され、かつ上記支持コロ49の他に上記トナー収容器ユニット45に設けられたトナー補給ローラ駆動用のモータ61及び該モータ61で駆動される歯車列が取り付けられている。また上記後支持板55近傍の上記連結棒56、57部分には中板63が取り付けられ、該中板63には本体後側板に穿設された位置決め孔に嵌合する位置決めピンが突設されている。該中板63と後支持板55との間の位置決めピン部分に、回転位置決めコロ66を保持したブラケット64の基端部が揺動可能に取り付けられている。そして、このブラケット64は、上記コロ66を現像器ユニット後端壁51の周面部の所定個所に形成した凹部65に嵌入させる向きにスプリング67で付勢されている(図5も参照)。
【0017】
上記本体前側板68にはリボルバ現像ユニットを担持した状態の上記収納台46を挿入可能な挿入孔69などが形成され、この本体前側板68と本体後側板53との間に、上記収納台46をスライド自在に支持するための上下ガイド70、71が掛け渡されている。これらのガイド70、71に案内される収容台部分として、収容台の上記側面カバー59の上端部と側部にそれぞれ被ガイド部72、73が設けられ、このうち側部の被ガイド部73の下面部には、上記ガイド71に上向きに植設されたガイドピン74が入り込むガイド用のピン溝75が形成されている。
【0018】
以上のリボルバ現像ユニットの支持機構においては、収納台46の本体挿入時に、上記中板63に突設された位置決めピンのテーパ状先端部が、プリンタ本体への収納台挿入完了直前から本体後側板53の上記位置決め孔に入り込み、該挿入完了時点で、収容台46の後支持板55や上記ブラケット63を、本体内で正確に位置決めする。一方、収納台46の引き出し状態では該収納台46の後側板53で支持されるリボルバ現像ユニットの後端部は、該収納台46の本体挿入完了直前から先端テーパ状の中心軸52が上記中心軸挿入孔54に徐々に入り込んでいくのに伴って持ち上げられ、該挿入完了時点では、完全に後支持板55から浮き上がる。そして、収納台46の前支持板48は収納台46の本体への挿入完了後にねじ76などで本体前側板68に固定される。これにより、リボルバ現像ユニットは、本体に正確に位置決めされた収容台前支持板48の支持コロ49で前端部が支持され、かつ中心軸52を介して本体後側板53に回動自在に後端部が位置決めされて、回動可能になる。
【0019】
そして、リボルバ現像ユニット回転駆動のため上記本体後側板53には、図示を省略したステッピングモータなどからなるリボルバ回転用モータで駆動されるリボルバ駆動歯車78が取り付けられる。これが現像器ユニット40の後端板の背面にねじ止めなどで固定された該後端板51とほぼ同径のリボルバ入力歯車79に噛み合って、リボルバ現像ユニットを回転駆動するようになっている(図5も参照)。また本体後側板53には後述する現像器ユニット40内の現像ローラ84などを駆動するため、図示を省略した現像駆動用モータで駆動される現像駆動歯車81も取り付けられている(図5も参照)。
【0020】
次に、図3乃至図5を用いて現像器ユニット40について説明する。図3において、上記現像器ユニット40は、前述のほぼ円盤状の前後端板50,51間に設けられた仕切り壁を備えている。この仕切り壁は黒トナーを収容した円筒状の黒トナーボトルを挿入可能な中空円筒部82と、該中空円筒部82から放射状に伸びて該中空円筒部82まわりの空間を円周方向に互いにほぼ同型の4つの現像室に区画する現像器ケーシング部83、83C、83M、83Yとからなっている。これらの各現像室内に現像剤としてのキャリア及び各色のトナーからなる二成分現像剤が収容されている。図示の例では感光体ドラムに対向する現像ポジションにあるのが黒トナーとキャリアを収容した黒現像器の現像室で、図中反時計回りの順に、イエロートナーとキャリアを収容したイエロー現像器の現像室、マゼンタトナーとキャリアを収容したマゼンタ現像器の現像室、シアントナーとキャリアを収容したシアン現像器の現像室になっている。
【0021】
ここで、4つの各現像室の内部構造はまったく同様であるので、以下、図3において現像ポジションにある黒現像室を例にとって内部構造を説明し、他の現像室の内部構造については対応する部材の符号として、黒現像室 における符号と同じ数字にイエロー、マゼンタ、シアンの各現像室を区別するためY、M、Cの添字を付した符号を図中に示し、説明を省略する。
【0022】
図中現像ポジションにある黒現像器において、現像器ケーシング部83には感光体ドラム1に向けた開口部が形成され、該開口部を介して一部が露出するように現像室内に現像ローラ84が設けられている。また現像室内には現像ローラ84に担持されて感光体ドラム1との対向部に搬送される現像剤量を規制するドクタブレード85、該ドクタブレード85で規制されて現像室内に押し留められた現像剤の一部を中心軸線方向に沿って後から前に搬送する上搬送スクリュウ86とそのガイド87、及び、現像室内の現像剤を撹拌する撹拌パドル88が設けられている。この撹拌パドル88は現像ローラ84の幅方向にわたって複数の現像剤排出孔89aが形成された中空円筒部89と、該中空円筒部89の周面から放射状に伸びる複数の撹拌板部90とを備え、該中空円筒部89内には、中心軸線方向に沿って上記上搬送スクリュウ86とは逆の向きに現像剤を搬送する下搬送スクリュウ91が収容されている。この下搬送スクリュウ91の下方の現像器ケーシング部には、現像室内の現像劣化に伴う現像剤交換時に、劣化現像剤排出口や未使用現像剤(トナー混合済み)の投入口として使用する剤排出口92が形成されている。この排出口92はねじ94で取り付けられるキャップ93によって外側から覆われている。
【0023】
図4において、上記上下搬送スクリュウ86,91の前側端部は、現像器ユニットの前端壁50の外側まで延出し、この延出個所に上搬送スクリュウ86で搬送されてきた現像剤を、下搬送スクリュウ91上に自重で落下させための落下部96が設けられている。この落下部96を介して、上記ドクタブレード85で規制されてガイド87及び上搬送スクリュウ86で前側まで搬送された現像剤が下搬送スクリュウ91上に落下し、該下搬送スクリュウ91で現像ローラ84の有効幅内に搬送された後に上記撹拌パドル中空円筒部の現像剤排出口から現像室内に排出される。これにより現像室内での現像剤のいわゆる横撹拌が行われる。更に上記撹拌パドル88の中空円筒部82の現像剤排出口から現像室下部の現像剤溜りに排出された現像剤が撹拌パドル88の回転によりその撹拌板部で撹拌されることにより、縦撹拌が行われる。また、上記下搬送スクリュウ91の前側端部は上記落下部96よりも更に前側まで延びトナー収容器ユニット45の各現像室に対応させて設けられた各トナー受け入れ用ケース91Y,M,C、110内部、具体的には該ケース内に設けられたトナー補給ローラ97の下方まで延在している。
【0024】
なお、図3の例では例えばイエロー現像器について示すように上記現像ローラ84Yとドクタブレード85Yとを支持する前後端壁部が、他の前後端壁部から分離可能な小端壁部104に構成され、現像室内の清掃や部品交換の便宜図られている。
【0025】
次に、再び図2を用いて、上記トナー収容器ユニット45について説明する。上記トナー収容器ユニット45は、円盤状のユニット面板108と、各現像器に1対1で対応するように該面板の前面に取り付けられた合計4つのトナー受入れ用ケース91Y,M,C、110を有する。この上記ユニット面板108は、円筒状の黒トナー収容器が貫通し得る図示を省略した円形の貫通孔がその中央部に形成されており、上記各トナー受入れ用ケース91Y,M,C、110はこの貫通孔を逃げて取り付けられている。
【0026】
これら4つのトナー受入れ用ケース91Y,M,C、110のうち、各カラー現像器に対応した3つカラートナー受入れ用ケース91Y,M,Cには、対応する現像室が現像ポジションに位置するときに上方を向くトナー受入れ口が形成されている。そしてこのトナー受け入れ口の周囲の取付部に、カラートナーを収容した各色同一形状のカラートナー収容器42,43,44が、そのトナー排出口を下向きにした状態で、リボルバ現像ユニット回転軸方向のスライドにより取り付けられている。
【0027】
一方黒現像器に対応した黒トナー受入れ用ケース110は、上記カラートナー受入れ用ケース91Y,M,Cにカラートナー収容器42、43、44を取り付けた状態の両者の全体周壁形状とほぼ同一形状の周壁形状をしている。そしてカラートナー受入れ用ケースと同様の形状をした周壁部分のリボルバ現像ユニットの中心線に面した個所に、黒トナー収容器41のトナー排出口に対応する形状のトナー受入れ口が形成されている。
【0028】
上記黒トナー収容器41は円筒状をしており、長手方向一端部の周壁部にトナー排出口が形成され、内周面部にはトナー送り用の突条部が他端部から該トナー排出口側にかけて螺旋状に形成されている。この螺旋状の突条部により、リボルバ現像ユニットに取り付けられた状態での該ユニットと一体の回転中に、後端部から前端部に向けて収容トナーを送り、トナー排出口から上記黒トナー受け入れ用ケースのトナー受入れ口内にトナー供給するようになっている。このような黒トナー収容器41が、前述のカバー47に形成されたトナー収容器挿入用切欠き47aの中央部を介して、後端部が現像器ユニット40の中空円筒部82内まで進入し、かつ先端部が例えば上記トナー収容器ユニット45の各ケースの前端壁部前面とほぼ面一になる状態まで挿入された状態に取り付けられている。
【0029】
そして、図4に黒トナー受け用ケース110を例にとって示すように、上記4つのトナー受け入れ用ケース91Y,M,C、110それぞれの内部には、トナー補給ローラ97が設けられている。このトナー補給ローラ97は、対応する現像室が現像ポジションに位置するときに、該ケース内への上記下搬送スクリュウ91延在部分のほぼ直上に位置するように該ケースの前端壁部及びユニット面板108に軸支されている。このユニット面板108に軸支されるトナー補給ローラ97の軸端部は、該面板108を貫通して現像器ユニット40側に突出し、この突出端部に歯車197が固設されている。そして、該歯車197にかみあう図示を省略した駆動入力用の補給入力歯車が上記ユニット面板108の現像ユニット側の面部に回動自在に設けられている。この各トナー補給ローラ97毎に設けられた補給入力歯車のうち、現像ポジションにある現像器に対応したケース内のトナー補給ローラ97に対応するものが、前述の補給用モータ61で駆動される歯車(図2参照)に噛み合って、該モータ61により回転駆動され得るようになっている。このトナー補給ローラ97の回転で下搬送スクリュウ91上に落下したトナーが、途中、上搬送スクリュウ86から落下した現像剤内に取り込まれ、互いに混合されながら該下搬送スクリュウ91により現像室内に搬送され、現像室内の現像剤のトナー濃度を上昇させる。このトナー補給ローラ97を駆動する上記補給モータ61の駆動制御でトナー補給制御が行われる。
【0030】
次に、図5を用いて、現像器ユニット40内の現像ローラなどの回転体を回転駆動するための機構など付いて説明する。現像器ユニット40の後端壁51部、具体的には該後端壁51に固設された上記リボルバ入力歯車79よりも後側には、図示の各歯車が設けられている。すなわち、上記後端壁51などを貫通して上記リボルバ入力歯車79よりも後側まで突出した現像ローラ84の軸端部に現像ローラ歯車98が固設され、同様に上記リボルバ入力歯車79よりも後側まで突出した上下搬送スクリュウ86,91それぞれの軸端部に上下搬送スクリュウ歯車99、100が固設されている。そして、図示の例では上記現像ローラ84歯車と下搬送スクリュウ歯車100とに噛み合うアイドル歯車101と、本体後側板53に取り付けられ現像駆動用モータ80により駆動される現像出力歯車81とに噛み合うための現像入力歯車95が、現像器ユニットの後端壁51の背面側に取り付けられている。これらの歯車は、後端壁側に設けられているリボルバ現像ユニットが前述のように収納台46に担持されてプリンタ本体内に挿入されることにより、同図5に示すように本体側の現像出力歯車81とリボルバ現像ユニット側の現像入力歯車95とが噛み合う。これと同時に同じく同図5(a)に示すように本体側のリボルバ出力歯車78にリボルバ現像ユニット側のリボルバ入力歯車79が噛み合う。
【0031】
上記噛み合いが実現できた状態の図5において、現像中、現像出力歯車81が図中矢印Aで示す向きに駆動され、これに噛み合う現像入力歯車95を介して上下搬送スクリュウ歯車99、100が回転して上下搬送スクリュウが回転駆動される。また同現像入力歯車95、下搬送スクリュウ歯車100及びアイドル歯車101を介して現像ローラ歯車98が回転して現像ローラ84が回転駆動される。
【0032】
そして、使用する現像器の切り換え時には、前述のリボルバ駆動用モータで駆動されるリボルバ出力歯車79を、図5に示す矢印B向きに回転駆動してリボルバ現像ユニットを矢印C向きに回転させることにより、現像ポジションに位置させる現像器の切換え、かつ、リボルバ現像ユニットの後端壁51の周面部の所定個所に形成した凹部65に、位置決めコロ66を入り込ませて嵌合せさ、リボルバ現像ユニットの位置決めを行なう。なお、この位置決め後に、上記現像駆動歯車81を矢印A向きに回転させると、リボルバ現像ユニットに同図中矢印Dで示す回転モーメントが働く。よって、この回転モーメントに抗してリボルバ現像ユニットを位置決めできるように上記凹部65の形状や回転位置決めコロ66を付勢するスプリング67の力が設定されている。
【0033】
ここで、本実施形態においては、上記リボルバ現像ユニットの回転にとって過大な負荷に発生せずに、しかも確実に、本体側からリボルバ現像ユニット内の各現像ローラに現像バイアスを印加できるようになっており、その構成について図6を用いて詳しく説明する。
【0034】
図6において、現像ポジションに位置する現像器の現像ローラ軸98a端に対向する本体後側板53の定位置に、バイアス回路105に接続された現像バイアス印加用の電源供給端子としての端子106を保持するブラケット107が取り付けられている。この場合、端子106は円筒状に形成され、電源受け入れ端子としての現像ローラ軸98a端に対向する先端106aは角部に丸みが付けられている。また、端子106の後端はフランジ部106bが設けられ、そのフランジ部106bがブラケット107に形成されたガイド孔107bに沿って矢印E方向に移動可能で、かつ回転可能に装着されている。この構成により、端子106はガイド孔107bに沿って矢印E方向にスライド移動でき、かつ軸線の周りを回転することができる。
【0035】
上記ガイド孔107bには、端子106を常時、現像ローラ軸98a端へ当接する方向に付勢する導電性材料からなるスプリング107aが挿着され、このスプリング107aの弾性力により、端子106はそのフランジ部106bがガイド孔107bの端部(図6の下端)に圧接された位置に保持されている。この位置における端子106は、もう一方の端子である現像ポジションに位置する現像器の現像ローラ軸98a端に確実に当接するように設定されている。そして、端子106と現像ポジションに位置する現像器の現像ローラ軸98a端とが確実に当接することで、バイアス回路105はリード線105a,ブラケット107に固定された中継端子107c,スプリング107a,端子106を経て現像ローラ軸98aに接続され、バイアスが印加される。なお、現像ローラ軸98a端は端子106との当接をスムーズに行えるようほぼ半球状となるような丸みが付けられている。また、この端子106の軸線はリボルバ現像ユニットの回転による現像ローラ軸98aの軌跡よりも外側に配置されている。この構成により繰り返し端子106と現像ローラ軸98aが接触することにより端子106に生じる摩耗は端子106の中心から外れてリボルバ現像ユニットの中心に寄った位置となる。
【0036】
このように構成された現像装置は、端子106が軸線の周りを回転可能であるため、リボルバ現像ユニットが回転されると、現像ローラ軸98a端が接離によって回転力が付勢されて多少でも回転する。この回転により、端子106に現像ローラ軸98a端が接する位置が一定せず、端子106の一部が集中して摩耗してしまうことが防止することができる。
【0037】
ところで、上記実施形態では端子106の回転を現像ローラ軸98a端が接離によるので、端子106に何らかの原因で負荷が掛かると回らなくなり、また回転量を制御できないので当接位置が数箇所に集中してしまう恐れがある。
【0038】
そこで、図7に示す実施形態では端子106を駆動装置により駆動するように構成している。具体的には、図7に示すように、端子106の中間域において歯車109が取り付けられ、この歯車109と端子106はその軸線方向において互いに自由に移動可能であるが、軸線の周りの回転に対しては拘束されて一緒に回転するように装着されている。その方法としては、歯車109と端子106の一方に軸線方向に延びる溝を形成し、他方にその溝に沿って移動可能な突部を設けることで簡単に実施できる。
【0039】
このように構成すると、現像ローラ軸98aと端子106が接触する際に、端子106が引っ込む形となるが、これに対して歯車109は抵抗とならず、そして歯車109が回転すれば端子106も回転する。なお、本例の歯車109は、リボルバ入力歯車79と噛み合っており、よってリボルバの回転によおて端子106を回転することができる。このとき、リボルバ入力歯車79の歯数と歯車109の歯数を素数の関係とすることで、リボルバ入力歯車79が回転、停止する度の端子106の停止位置を異なる位置となる。
【0040】
このように構成することによって、現像する際に現像ローラ軸98aと端子106の接触する位置が、毎回違う位置にすることができる。この結果、端子106の摩耗が一カ所に偏らず、全体が平均的に摩耗することとなり、端子106の寿命を大幅に延ばすことができる。
【0041】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、各種改変できるものである。
例えば、上記実施形態では、現像ローラ軸98aを電源受け入れ端子としたが、電源受け入れ端子は現像ローラ軸98aと別に設けることもできる。このとき、上記実施形態では端子106を当接時に引っ込む方向へ移動可能に構成したが、電源受け入れ端子を引っ込む方向へスライド移動できるようにしても良い。但し、電源受け入れ端子を引っ込む方向へスライド移動できるようすると、現像器の数だけその機構を設けなければならず、コスト高等の点で上記実施形態よりも不利になることは免れられない。
【0042】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、電源供給端子の摩耗が全周均一にすることができ、電源供給端子の寿命を大幅に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置における全体構造を示す概略説明図である。
【図2】同カラー画像形成装置における回転型現像装置の分解斜視図である。
【図3】回転型現像装置の現像ユニットの断面図である。
【図4】図3に示す現像ユニット駆動部の側面説明図である。
【図5】回転型現像装置における現像器とトナー収容器との連結構造を示す説明図である。
【図6】現像バイアスを印加する一例を示す断面説明図である。
【図7】現像バイアスを印加する他の例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
4 回転型現像装置
40 現像ユニット
98a 現像ローラ軸
105 バイアス回路
106 端子
107 ブラケット
107aスプリング
Claims (2)
- 回転軸線の周りに配設された複数の現像器を、前記回転軸線を中心に回転させ、任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に移動させて現像を行う回転型現像装置を備え、前記現像器の前記回転軸線方向端部に設けられた電源受け入れ端子と、画像形成装置本体側に設けられ、前記現像位置に到来した現像器の電源受け入れ端子に当接可能な電源供給端子と、該電源供給端子を前記電源受け入れ端子に当接する方向へ進退可能に支持し、かつ電源供給端子を電源受け入れ端子に当接する方向へ付勢された状態で支持する端子支持手段とを有し、前記電源供給端子は円筒状に形成され、かつ、その軸線が回転型現像装置の回転による前記電源受け入れ端子の軌跡よりも外側に位置するように配置されているカラー画像形成装置において、
前記電源供給端子を軸線の回りに回転させる歯車による駆動機構の駆動手段を設け、該駆動手段は前記電源供給端子を回転する歯車と、当該歯車に駆動力を入力する歯車の歯数が素数の関係にあることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 請求項1に記載のカラー画像形成装置において、前記電源供給端子を回転する歯車に駆動力を入力する歯車が回転型現像装置のリボルバ入力歯車であることを特徴とするカラー画像形成装置。
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