JP4115795B2 - 帳票類処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種伝票、レセプト、申込書等の帳票類を処理するための帳票類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
帳票類処理装置は、近年、文字認識技術の向上により使用される用途が増えている。例えば、銀行、官公庁を始め様々な分野で使用する各種伝票、申込書等の帳票は、従来は処理する人が帳票の内容をコンピュータに入力して所定の処理を行っていた。しかしながら、最近では例えば特開平11−177784号公報に示すように光学的文字認識装置すなわちOCR(Optical Character Reader)を用いて帳票上の文字が読み取られ、コンピュータ内に取り込まれ、読み取った文字が認識され、この認識された文字をもとに様々な処理を行っている。
【0003】
以下、図10を用いて従来の帳票類処理装置について説明する。
【0004】
帳票類処理装置201は帳票202が載置されるベース203、ホッパー204、取出しローラ205,206、セパレータ207、テンションローラ208、ドライブローラ209、光源210,211、リフレクタ212、折り返しミラー214,215、レンズ216、CCDセンサ217、搬送路218、CCDセンサ219、ドットプリンタヘッド220、インクリボン221、プラテン222とスタッカ223とからなる。
【0005】
帳票202が積層された帳票束は、ホッパー204に取付けられた上下にスライドするベース203に載置されている。ベース203は、帳票202が取出されていくに従って上方に移動するような機構になっている。
【0006】
束の一番上の帳票202は、ゴム等の材質を持つ取出しローラ205,206が時計回りに回転することにより、一枚づつ取出されていく。
【0007】
取出しローラ205,206によって帳票202が複数枚取出された場合には、セパレータ207で二枚目以降の帳票202が一枚目の帳票202と一緒に取出されることを防ぐ。
【0008】
取出された帳票202は、図中矢印方向に搬送され、一対のローラすなわちテンションローラ208と、図示しないモータにつながれたドライブローラ209との間で搬送力を受けながら一定速度で搬送される。この一対のローラ208,209は搬送路218の全域にわたって複数対設けられている。
【0009】
帳票202が読み取り部Aに到達すると、帳票202表面に表示される情報の読み取りを開始する。読み取り方法は光源210,211から照射された光をリフレクタ212で読み取り部Aに集光させ、Aの位置にある帳票202の文字に光が照射されると、帳票202からの反射光は折り返しミラー214,215で折り返されて、レンズ216を通りCCDセンサ217で結像される。光源210,211からCCDセンサ217までの光路を光路213とする。
【0010】
CCDセンサ217で読み取られた帳票202の情報は、図示しないコンピュータに取込まれ文字の認識が行われデータ処理される。
【0011】
上記一連の動作は帳票202を移動させながら連続して行われる。また帳票202表面の情報を読み取る際は通常縮小光学系が用いられる。
【0012】
読み取り部Aを通過した帳票202が読み取り部Bに到達すると、帳票202裏面の情報の読み取りを開始する。
【0013】
読み取り部Bでは、縮小光学系が入るスペースがないため密着型のラインCCDセンサ219が用いられる。帳票202裏面の情報を読み取る必要がない場合は、密着型のラインCCDセンサ219は不要である。
【0014】
読み取り部Bを通過した帳票202は、搬送路218に沿って搬送される。搬送路218によって搬送される帳票202は、該帳票202から情報を読み取ったことを示す印がプリンタにより記録される。プリンタは、ドットプリンタヘッド220と、インクリボン221と、プラテン222とから構成される。
【0015】
インクリボン221とプラテン222との間にある帳票202に、所定の文字例えば受付番号または使用者固有の番号などが印字される。印字が終了した帳票202は、矢印の方向に搬送されスタッカ223に送られる。
【0016】
この様な動作を帳票202がベース203からなくなるまで連続して行われて、読み取り、印字が終了した帳票202はスタッカ223に集積される。
【0017】
【特許文献1】
特開平11−177784号公報(第2−5頁、第2図)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような構成をした従来の帳票処理装置には以下のような問題があった。すなわち、例えば医療機関等で発行され健康保険組合等に治療費の請求をする書類である診療報酬明細書(レセプト)を上記装置で取り扱う場合、単票帳票の場合は問題ないが、レセプト帳票には様々な形態・種類が存在し、単票帳票に続紙と呼ばれる一回り小さな用紙が複数枚添付されている帳票が数多くあり、続紙の添付位置や長さの違いも様々にあり、これら続紙付帳票類を1枚ずつ重送せずに、あるいはジャムらずに装置内に取り込んで、情報読取り処理の後、きれいに取り込み順番どおりに揃えて集積することは非常に困難であった。
【0019】
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、大きさが異なる様々な形態の続紙付帳票が混在していても、1部ずつジャムらずに装置内に取り込み、確実に帳票の先端側で揃えて集積できる帳票処理装置の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、大きさの異なる複数の用紙からなる帳票類が載置される給紙台と、この給紙台の供給面に対して角度を有して設けられ、前記帳票類を積層させた状態で支持するバックアップ板と、前記帳票類を前記給紙台の供給面上で移動させるために設けられる供給用ベルトと前記帳票類を前記給紙台から搬送路に取り込む取出し部と、取り込まれた前記帳票類について必要な情報の読取り処理を行う読取り部と、前記搬送路を経て搬送された前記帳票類を集積する集積部とを備え、前記集積部は、集積ポケットと、この集積ポットの上面側搬送路に設けられ、前記帳票類の搬送速度と同じ速度で回転する複数の穴を設けた穴付き平ベルトと、この穴付き平ベルトを介して前記帳票類を吸着させる吸着手段と、を具備することを特徴とする帳票類処理装置を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、本発明の第1の実施形態に関するものである。図1において、1は帳票処理装置であるOCRスキャナ本体であり、2は供給ユニット装置、3、4、5はA3サイズ以下の帳票の集積部、6はA3サイズ以上の帳票の集積部である。
【0023】
供給ユニット装置2には帳票8が載置されており、これらの帳票は様々な大きさの単票の帳票、あるいは種々の位置に続紙が添付されている帳票が、それぞれ種類ごとあるいは混在して載置されている。
【0024】
続紙付き帳票は、図2に示すように医療機関、薬局等で治療に要した、検査、手術、投薬等の治療に要した明細が表紙に記入してある。治療の項目や日数が多い場合は、詳細な内容を表紙に添付するようになっており、この添付したものを続紙といい糊付けあるいはホチキス止めしてある。90はA4単票のレセプトであり、92が続紙、94は続紙を糊付けしている部分、95はホチキスである。93は続紙添付禁止領域でこの部分は表紙1枚の紙厚になっている。図2に示したのはほんの一例であり、実際にはこの続紙付き帳票は、医療機関の違いや患者の疾病の程度により、続紙の添付される位置や量が一定ではなく、無数のパターンが存在することになる。
【0025】
これらの帳票を1枚あるいは1部づつ取出す場合、レセプト帳票には続紙添付禁止領域が設けてあるため、この領域にローラ等を押し付けて取出しを行う。通常、帳票の搬送方向は処理速度を高くするために短手方向に通紙する。例えばA4サイズの場合、210mmの長さ方向に通紙する。
【0026】
以下、帳票の取出し、読取り、集積について説明する。図1の供給ユニット装置2を構成する給紙台の供給面86には供給ベルト群15および捌きベルト群16がそれぞれ複数列設けてある。捌きベルト群16は供給ベルト群15とは異なる速度で動作するようになっている。まず、バックアップユニット84を取出し部と反対方向に移動させる。この場合、つまみ14を矢印k方向に動かすと供給ベルト15に接しているローラ85が上がるようになっており、この状態でバックアップユニット84を図1の右方向に移動させる。バックアップユニット84は、ボールブッシュと案内シャフト12により、図1の矢印l方向に直線的に移動可能になっている。また、バックアップ板13は給紙台の供給面に対して角度を有して設けられている。
【0027】
バックアップユニット84は、つまみ14を離すとその位置で止まるような構造になっているため、この状態で複数枚の帳票8を、供給ユニット装置2の供給面86に載置する。図示しないモータで駆動される供給ベルト群12は、供給面86に複数切り込みを入れた部分に設置できるようになっており、供給ベルト群15上面の高さ方向の位置関係は供給面86より高くなるように取付けてある。これにより、帳票8を供給面86にある供給ベルト群15上に載置することができる。
【0028】
次に再度つまみ14を矢印k方向と反対方向に移動させロックを解除すると、ローラ85が供給ベルト群15と接触する。従って、バックアップユニット84を積層された複数の帳票8の後方から取出し部方向に移動させ任意な位置でつまみ14を離すと、ローラ85が供給ベルト群15と接触するためその位置での保持が可能となる。この状態で供給ベルト群15を動作させると、バックアップユニット84は供給ベルト群15と同じ速度で取出し部方向に移動する。
【0029】
供給ベルト群15の取出し部側には、図示しないモータにより供給ベルト群15の送り速度と異なる速度、例えば速い速度で動作される捌きベルト群16が設けられている。これは取出し直前で帳票8を取出しやすいように捌きの効果をもたせるためである。
【0030】
帳票8の最上面が矢印a方向に回転する1次取出しローラ対9に接触すると、取出しが開始される。1次取出しローラ対9は、タンミングベルトにより2つのローラを同時に駆動できるとともに、帳票8の押し付けに対して、ローラ対9がその帳票8に倣うように揺動する構造になっている。取出された帳票は、矢印b方向に回転する2次取出しローラ対10により分離部へ搬送される。2次取出しローラ対10は、タンミングベルトにより2つのローラを同時に駆動できる構造になっている。分離部は2次取出しローラ対10の一方および分離ベルト11からなり、分離ベルト11は2次取出しローラ対10の回転方向と反対に任意の速度で回転するようになっている。この構成において、分離部に複数枚の帳票が搬送された場合でも一番上の帳票から1枚づつ分離させることができる。1枚づつ取出された帳票は、搬送ローラ対17、18以降のローラにより搬送部へ送られ、さらに読取り部へ送られる。読取りは、光電センサ89をレセプト帳票先端が通過したことを検知してから搬送速度を考慮した所定の時間経過後に行われる。読取り部は、帳票の表面および裏面を読取るため2箇所設けてある。搬送されてきた帳票8は、蛍光灯ユニット19、24により光が照射されこの反射光が反射ミラー20、21および25、26により光路22、27を折り曲げた後、CCDセンサ23、28により読取りを行い文字認識が行われる。
【0031】
次に、帳票の読取りを終了したことを示す識別番号等を印字するためのナンバリング動作を行う。ナンバリングも表面、裏面両方行う場合があるため、2箇所設けてある。33、36はドットプリンタヘッド、34、37はインクリボンカセット、35、38はプラテンであり、それぞれ搬送しながら印字を行うようになっている。ナンバリングを終えた帳票8は、集積部へ送られる。ここではナンバリング動作にドットプリンタを用いる例で示してあるが、他の印字方式、例えばインクジェット方式等を用いてもよい。
【0032】
ナンバリング動作が終了した帳票は、光電センサ100により図示しないソレノイドやモータで駆動されるゲート39の動作タイミングを検知して所定の搬送路73、76に振り分ける。搬送路76にはA3サイズ以下の帳票が主に振り分けられ、さらに光電センサ43によりゲート44の動作タイミングを検知して搬送路45、46に振り分ける。搬送路45に入った帳票は集積ポケット3に集積されるが、この際光電センサ47により図示しないソレノイドやモータで駆動される叩きレバー55の動作タイミングを検知して帳票の後端を叩くようにしてある。これは、次に搬送されてくる帳票の先端が前の帳票の後端と衝突しないようにするためである。集積ポケット3には帳票の量を検知するセンサが内蔵されている帳票フル検知レバー56が設けられており、帳票が集積ポケット3の容量に近くなると検知レバー56が上方に押し上げられ、図示しないセンサにより検知して、このポケットに帳票を集積しないような制御を行うようになっている。搬送路46に振り分けられた帳票は搬送路ゲート48により搬送路49、50に振り分けられ、それぞれ集積ポケット4、5に集積されることになる。集積ポケット4、5内の動作は集積ポケット3と同様である。即ち、光電センサ58、51は上記した光電センサ47に、叩きレバー61、66は上記した叩きレバー55に、帳票フル検知レバー62、67は上記した帳票フル検知レバー56にそれぞれ対応する。
【0033】
搬送路73に振り分けられた帳票は、光電センサ40によりゲート41の動作タイミングを検知して搬送路42、80に振り分けられる。搬送路42は図示しないソータに集積される帳票が振り分けられる。ソータは一連に複数のポケットがあり、複数連設置される。ソータに振り分けられる帳票は主に、A4サイズ以下の単票や搬送方向長さが250mm以下の帳票である。搬送路80に振り分けられるのはA3サイズ以上の帳票であり長尺帳票(図2参照)と呼んでいる。長尺帳票83は長尺用取出し部7から手差しで取り込み読取りを行うようになっている。
【0034】
長尺帳票用集積部6の動作方法を、図3を用いて説明する。長尺帳票用集積部6は、続紙を含めた最大長さが1mあるため、これが入る大きさにしてある。長尺集積部には穴付き平ベルトとファンを組合せた帳票吸着部が設けてある。例えば、穴付き平ベルト69にはファン70が4個取付けてあり、これを奥行き方向に3列設け帳票幅に対応させることにより吸着させるようにしてある。さらにこの3列の帳票吸着部を帳票の搬送方向に3組設けることにより、長尺帳票に対応できるようにしてある。H部の拡大図からわかるように、帳票吸着部は吸着力を効率良く出すために、ファン70にはマスク98を接触して設けてある。このマスク98には、穴付き平ベルト69の穴径とほぼ同じ幅の長穴99が開けてある。このマスク98に穴付き平ベルト69が接触しながら矢印g方向に回転するため、穴付き平ベルトに帳票が吸着しながら搬送されることになる。従って、長尺帳票83は次の矢印h方向に回転する穴付き平ベルト72、およびその次の矢印i方向に回転する穴付き平ベルト75へと吸着搬送されることになる。また、穴付き平ベルト69、72の横には棚96が設けてあり、帳票の落下を防止するようになっている。
【0035】
長尺帳票83の先端が光電センサ79の光軸を通過すると、穴付き平ベルトの駆動を停止させるようになっており、さらに図示しないソレノイドやモータで駆動し奥行き方向に複数個設けた叩きレバー71、74、77により帳票を叩くようになっている。このため、様々な長さの長尺帳票が搬送されても、帳票の先端を集積ポケットの奥側に揃えて集積することが可能となる。
【0036】
図4は、本発明の第2の実施形態に関するものである。本実施形態では、A3サイズ以下の集積ポケット3、4、5にも吸着部を設けた場合を示してある。なお、図4に示すOCRスキャナの各構成部分のうち、図1に示すそれと同様の部分については、同様の符号を付すことにより詳細説明を省略する(以下の図面についても同様とする)。長尺集積部と同様な動作をさせることにより、長尺集積部と同様にA3サイズ以下で様々な長さの帳票を先端揃えで集積することが可能となる。
【0037】
すなわち、集積ポケット3について説明すると、矢印d方向に回転する穴付き平ベルト89と、奥行き方向に複数列設けたファン54と、穴付き平ベルト89とファン54の間に設置した多数の長穴をあけた図示しないマスクとで構成した吸着手段により、長尺集積部と同様に集積ポケット内で吸着搬送が可能となる。これにより、続紙が複数枚重ねて糊付けやホチキス止めされたレセプト帳票も、集積ポケットに入った直後に落下することなく奥の側壁まで搬送されるため、続紙の長さが違う帳票が混在していても帳票の先端側で揃えて集積することが可能となる。
【0038】
次に、取出し動作の方法を図5、図6を用いて詳細に説明する。ここで、図5は正面図、図6は平面図である。
【0039】
レセプト帳票の大きさや続紙の厚さの違う混在レセプト帳票を供給ユニット装置2の上面86のバックアップ板84に持たせかけるように載置する。供給ユニット装置2の給紙台の供給面86より少し高い位置に供給ベルト群15が設置されており、帳票8はこの供給ベルト群15上に載置されることになる。バックアップ板84は支持部材106に支持され、支持部材106は図示しない軸受を設けた案内部材105に支持され、案内部材105は案内シャフト12により矢印l方向に移動できる構造になっている。支持部材106では、つまみ14を、支持部107を回転中心にして矢印k方向に動かすと、図示しない機構により供給ベルト群15上にあるゴムローラ85が矢印oの上方向に動き供給ベルト群15から離れるようになっている。ゴムローラ85はつまみ14を離すと、供給ベルト群15と接触し供給ベルト群15との摩擦力により同じ速度でバックアップ板84を移動させる役割をしている。従って、レセプト帳票を載置する際は、つまみ14をつかみバックアップ板84を案内シャフト12により矢印l方向の任意の位置に移動させ、つまみ14を離すとその位置でバックアップ板84を静止させることができる。帳票が載置されたらモータ110およびタイミングベルト109で駆動される供給ベルト群15が駆動されバックアップユニットが取出し部方向に移動する。
【0040】
供給ベルト群15の取出し部側にはモータ116およびタイミングベルト114で駆動される捌きベルト群16が設けてあり、通常供給ベルト群15より速い速度で駆動するようにしてある。供給ベルト群15および捌きベルト群16は、帳票の積み方や状態によりその動作速度を変化させたり、停止させたり、あるいは後退させたりする制御が行なわれている。
【0041】
135、136はゴムで形成されている補助ローラであり連結部材137で連結されている。これらが図示しない支持レバー先端に取付けられており、駆動モータとは連結されていない。補助ローラ135、136は、帳票8に常に接触するように自重およびバックアップ板84の動きにより矢印p方向に揺動可能な構造になっており、帳票が取出される際に帳票が搬送方向と垂直方向にずれるの防ぐ役割をしている。
【0042】
モータ115およびタイミングベルト121で駆動される1次取出しローラ対9は、ローラ9a、9bからなり、タイミングベルト117により駆動される。バックアップユニットの動作により帳票8が1次取出しローラ対9に接触した後、1次取出しローラ対9の回転が開始される。次に、回転し始めるタイミングについて以下に説明する。
【0043】
1次取出しローラ対9は図5の破線で示すように、図示しない機構によりバックアップユニットの押す力に応じて、矢印m方向に揺動可能な構成になっている。これは、1次取出しローラが帳票を押しつける力をできるだけ一定にした状態で取出しを行うようにするためである。すなわち、揺動可能な1次取出しローラ対9には、その揺動量を検出するための図7に示す2つのセンサユニットが取付けられており、この検出情報により供給ベルト群15の動作速度すなわちバックアップユニットの動作速度を制御する構成になっている。
【0044】
図7において、122はフォトインタラプタであり、123はスリット124を設けてある遮光板でスリットが光軸125上にあるか否かでフォトインタラプタがon、offされる。従って、このセンサユニットを2組設けることにより、センサ出力を(off、off)、(off、on)、(on、on)の3種類取出すことができる。これを利用して例えば、バックアップユニットの1次取出しローラへの押し付け力が少ないときを(off、off)とした場合供給ベルト群15の動作速度を速くし、最適な押し付け力のときを(off、on)とした場合供給ベルト群15の動作速度を所定の最適な速度にし、押し付け力が大きいときを(on、on)とした場合供給ベルト群15の動作速度を遅くするか止めるなどの制御を行うようにしてある。このようにすることにより、様々な厚さの帳票が混在していても常にほぼ同じ押し付け力で取出しを行うことができるため、安定した取出しを行うことが可能となる。
【0045】
2次取出しローラ10は、ローラ10a、10bからなりタイミングベルト118により駆動される。ローラ10bは矢印nの方向に揺動可能な構成になっており、複数枚帳票が取り込まれても対応できるようになっている。
【0046】
光電センサ101、102、103、88は1次取出しローラ9、2次取出しローラ10の間欠動作のタイミングおよび帳票間隔を一定に保つために帳票位置をセンシングするためのものでこれにより安定した取出しを行うことが可能となる。
【0047】
図8は、帳票の姿勢や状態により取出し動作に不具合が発生しないような機構を取り付けた例を示す図である。例えば、帳票を継足して大量の帳票を連続して読取りを行う場合、継足したときの状態によっては図8に示すように帳票先端が揃って捌かれにくい状態になることがある。この状態ではバックアップユニットで後方から帳票を押し付けても、最上部の帳票を1次取出しローラ9aで取出そうとした場合、先端が揃った複数枚の帳票はこの揃った状態のまま左方向に送られることがある。この場合、1次取出しローラ9bの矢印m方向への可変範囲と供給ユニット装置2の上面86との距離より多い帳票が入り込んだ際は、この複数枚の帳票はこの位置でロックしてしまい取出し不可能になる虞がある。これを防ぐために供給ユニット装置2の給紙台の供給面86に補助分離機構129を設けてある。補助分離機構129は、ベース部材130にゴムなどの比較的摩擦係数の高い摩擦部材131を貼付けてある。
【0048】
補助分離機構129の詳細を図9に示す。図9(a)に示すように、ベース部材130は回転軸133を回転中心として引っ張りバネ132により摩擦部材131を上方向に押す力を与えている。従って、先端が揃った帳票束の最下面は摩擦部材131と接触してブレーキ力が与えられるため、最上面の帳票から取出しが可能となり、やがて図5に示した帳票8のように安定した取出しができる姿勢にすることが可能となる。通常の図5に示すような帳票8の姿勢においては、補助分離機構129は供給ユニット装置2の供給面86と平行になるように押されるため取出しに支障はない。補助分離機構129は1次取出しローラ9の直下に1組か、あるいは奥行き方向に複数個設けても良い。また、図9(b)に示すように、デルリン等でできた補助分離部材141を帳票供給面86より少し出すように取付けることにより、同様の効果を持つことが可能となる。
【0049】
補助分離機構129と同様の役割をさせるために図8において、捌きベルト群16を駆動するタイミングプーリ111、112のうち、111のタイミングプーリの直径を112のタイミングプーリの直径より大きくすることにより、捌きベルト群16に傾斜をつける構成としている。
【0050】
さらに、補助ローラ135、136に図7で示したフォトインタラプタを内蔵させることにより帳票の姿勢を検知するようにして、1次取出しローラ9の動作と同様な働きをさせることにより、安定した取り込みを行うことができる。すなわち、連結部材137で同じ動作をする補助ローラ135、136は、図示しない支持部材により支持され、矢印p方向に揺動可能となっており、バックアップ板84により後方から押された際に帳票の姿勢と共に動作できる構造になっている。例えば、補助ローラ135、136の傾きが小さい場合、すなわち寝かせたような姿勢になったときにはバックアップ板84の移動速度を速くし、逆に補助ローラ135、136の傾きが大きい場合はバックアップ板84の移動速度を遅くしたり、止めたりする制御を行うことにより安定した取出しを行うことが可能となる。従って、バックアップ板84が帳票を押し付ける力の程度により、供給ベルト群15の動作速度および1次取出しローラ9の動作を制御することにより、多種多様な帳票の状態によらず安定した取込みを行うことが可能となる。
【0051】
図11は、取出し時に続紙の厚みによる変動の影響を受けずに安定して取出しができるようにしたことを示す図である。すなわち、バックアップ板84の表面に傾斜を持った形状の部材138、139を取付けることにより、帳票をバックアップ板84の表面に対し弓なりの形状にすることができる。従って、傾斜部材138の上の続紙がない領域と、続紙がある領域との高さの差を少なくすることができ、1次取出しローラ9での取込みが安定して行うことができる。また、傾斜部材139は、帳票を1次取出しローラ9の方向に傾ける役割をするため、安定した取り込みを行うことができる。また、傾斜部材138には摩擦シート140を1次取出しローラの対向する位置に取付けることにより帳票が少なくなった場合でも安定した取り込みを行うことができる。
【0052】
図12は、A3サイズ以上の長尺帳票の不特定な長さをもつ続紙の折り目を除去する機構を示したものである。すなわち、集積部の直前の搬送路上に続紙の折り畳みによる折り目を除去するために、板バネ等でテンション力を与えられた帳票こし付ローラと、対向ローラを1対としたローラ対を同軸上に複数個設けることにより、この位置を通過する続紙の折り目を除去することができる。このため、長尺集積ポケットに集積された際、折り目が付いた続紙部分が伸ばされるため上下に膨らまなくすることが可能となる。この場合のローラ形状は、比較的鋭角にした場合でもフラットにした場合でも同様の効果を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、帳票の集積部に帳票を吸着させる機構を設けることにより、長さの違う帳票が混在していても帳票の先端側で揃えた集積が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る帳票類処理装置の第1の実施形態の正面図。
【図2】 本発明に係る帳票の種類を示す図。
【図3】 本発明に係る帳票類処理装置の第1の実施形態の詳細図。
【図4】 本発明に係る帳票類処理装置の第2の実施形態の正面図。
【図5】 本発明に係る帳票類処理装置の第1および第2の実施形態の詳細正面図。
【図6】 本発明に係る帳票類処理装置の第1および第2の実施形態の詳細平面図。
【図7】 本発明に係る帳票類処理装置の第1および第2の実施形態のセンサユニット図。
【図8】 本発明に係る帳票類処理装置の第1および第2の実施形態の補助分離機構の正面図。
【図9】 本発明に係る帳票類処理装置の第1および第2の実施形態の補助分離機構の詳細。図
【図10】 従来の帳票類処理装置の正面図。
【図11】 本発明に係る帳票類処理装置の実施形態のバックアップ板取付け傾斜部材を示す図。
【図12】 本発明に係る帳票類処理装置の実施形態の続紙帳票の折り目除去ローラを示す図。
【符号の説明】
2 供給ユニット
3、4、5、6 集積ポケット
8 レセプト帳票
9 1次取出しローラ
10 2次取出しローラ
11 分離ベルト
13 バックアップユニット
15 供給ベルト群
16 捌きベルト群
23、28 CCDセンサ
54、70 ファン
55、61、66、71、74、77 叩きレバー
59、64、69、72、75、89 穴付平ベルト
83 長尺帳票
98 マスク

Claims (8)

  1. 大きさの異なる複数の用紙からなる帳票類が載置される給紙台と、
    この給紙台の供給面に対して角度を有して設けられ、前記帳票類を積層させた状態で支持するバックアップ板と、
    前記帳票類を前記給紙台の供給面上で移動させるために設けられる供給用ベルトと
    前記帳票類を前記給紙台から搬送路に取り込む取出し部と、
    取り込まれた前記帳票類について必要な情報の読取り処理を行う読取り部と、
    前記搬送路を経て搬送された前記帳票類を集積する集積部とを備え、
    前記集積部は、
    集積ポケットと、
    この集積ポットの上面側搬送路に設けられ、前記帳票類の搬送速度と同じ速度で回転する複数の穴を設けた穴付き平ベルトと、
    この穴付き平ベルトを介して前記帳票類を吸着させる吸着手段とを備え、
    前記取出し部は少なくとも一対の取出しローラ列を有し、前記帳票類の押し付けに対して、前記取出しローラ列がその帳票類に倣うように揺動する量を検出可能なセンサと、このセンサにより検出された情報に応じて前記供給ベルトおよび前記バックアップ板の移動を制御する第1の制御手段とをさらに具備したことを特徴とする帳票類処理装置。
  2. 前記吸着手段は、複数のファンと、前記穴付き平ベルトと前記ファンとの間に配置され、前記穴付き平ベルトの穴径とほぼ同じ幅の長穴形状の穴を有するマスクとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の帳票類処理装置。
  3. 前記集積ポケットの上面側搬送路で吸着搬送される前記帳票類の通過を検知する検知手段と、この検知手段の検知結果に基づいて前記帳票類を吸着状態から放し前記集積ポケットに集積するために設けられるレバーとをさらに具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の帳票類処理装置。
  4. 前記帳票類に対し、前記集積部に入る手前の搬送路上で、前記用紙の折り畳みによる折り目を解消するための上下対の押し付け部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の帳票類処理装置。
  5. 所定の大きさを越える用紙を含む前記帳票類に対しては、他の帳票類とは別の集積ポケットに集積するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の帳票類処理装置。
  6. 前記取出しローラ列の上流側に設けられ、給紙される前記帳票類の取り込み時の姿勢に倣いながら押し付けを行う補助ローラと、この補助ローラが前記帳票類の姿勢に倣うように揺動する量を検出可能なセンサと、このセンサにより検出された情報に基づいて前記供給ベルトおよび前記バックアップ板を制御する第2の制御手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の帳票類処理装置。
  7. 前記取出し部において前記帳票類が同時に複数取込まれるのを防ぐために前記給紙台の供給面に補助分離機構を設けたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の帳票類処理装置。
  8. 前記バックアップ板の表面に傾斜を持った形状の部材を取付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の帳票類処理装置。
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