JP4114468B2 - 車両用バンパ支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用バンパ支持構造に関し、特に、自動車等の車両において連結部材を介してバンパリインフォースメントを車体に固定する車両用バンパ支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両において連結部材を介してバンパリインフォースメントを車体に固定する車両用バンパ支持構造においては、軽金属の押出し成形にて形成されるバンパステーを、箱形の本体部と、バンパリインフォースメント(バンパビームともいう)の断面内に突出する突出部と、車体フレームを上下から挟持する挟持部とで構成し、挟持部と車体フレームとしてのサイドメンバの上下面とにボルトを貫通させ、ナットで締付けて固定する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−86309号公報(段落[0010]、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のような構成では、連結部材としてのバンパステーの車幅方向に沿った長さ(幅)が、サイドメンバの車幅方向に沿った長さ(幅)と略一致している。この結果、衝突時に衝突体とバンパステーとに挟まれて潰れるバンパリインフォースメントの範囲が狭くなるため、バンパリインフォースメントの変形によるエネルギ吸収量が小さくなり、衝突時のエネルギ吸収量が小さくなる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、衝突時のエネルギ吸収量を大きくできる車両用バンパ支持構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、車体の車幅方向両端部近傍に車体前後方向に沿って延設された左右のサイドメンバに、車幅方向に沿って延設されたバンパリインフォースメントを車幅方向両側の連結部材を介して固定する車両用バンパ支持構造であって、
前記連結部材は軽合金の押出材で構成されており、前記連結部材は少なくとも、前記サイドメンバにおける両側壁の車両前後方向への延長線上に形成された車幅方向両側の主縦壁と、前記サイドメンバにおける先端部の車幅方向両側のフランジ縁部近傍から互いに開く方向へ延設された車幅方向両側の補助縦壁と、を有し、車幅方向内側の前記補助縦壁は肉厚が前記他の縦壁部に比べて最も薄く、車両前後方向から作用する荷重に対して、前記他の縦壁より変形し易いことを特徴とする。
【0007】
従って、バンパリインフォースメントを、サイドメンバにおける両側壁の車両前後方向への延長線上に形成された連結部材の車幅方向両側の主縦壁で支持することができると共に、サイドメンバにおける先端部の車幅方向両側のフランジ縁部近傍から互いに開く方向へ延設された連結部材の車幅方向両側の補助縦壁でも支持することができる。この結果、衝突時に潰れるバンパリインフォースメントの範囲が広くなる。また、連結部材が軽合金の押出材で構成されているため、車幅方向両側の主縦壁と車幅方向両側の補助縦壁の各板厚を変えることで、各壁の変形を容易にコントロールすることができる。このため、衝突時のエネルギ吸収量を大きくできる。また、車幅方向内側の補助縦壁は肉厚が他の縦壁部に比べて最も薄く、車両前後方向から作用する荷重に対して、他の縦壁より変形し易い。この結果、衝突時に最初に荷重を受ける車幅方向内側の補助縦壁が、他の縦壁より容易に変形することによって、この部位に荷重が集中するのを防止することができる。即ち、連結部材に作用する荷重を確実に分散できる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用バンパ支持構造において、前記連結部材の後壁の車幅方向内側に設けられ、前記車幅方向内側の補助縦壁と繋がる円弧状に湾曲した連結部を有することを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1記載の内容に加えて、衝突時に最初に荷重を受ける車幅方向内側の補助縦壁と繋がる連結部が容易に変形することによって、取付部を設けた後壁に荷重が集中するのを防止できる。
【0010】
請求項3記載の本発明は、請求項1、2の何れかに記載の車両用バンパ支持構造において、前記車幅方向内側の主縦壁の肉厚が前記車幅方向外側の主縦壁の肉厚に比べて薄く、車両前後方向から作用する荷重に対して、前記車幅方向内側の主縦壁が前記車幅方向外側の主縦壁より変形し易いことを特徴とする。
【0011】
従って、請求項1、2の何れかに記載の内容に加えて、車幅方向内側の主縦壁の肉厚が車幅方向外側の主縦壁の肉厚に比べて薄いため、車両前後方向から作用する荷重に対して、車幅方向内側の主縦壁が車幅方向外側の主縦壁より変形し易い。この結果、衝突時に先に荷重を受ける車幅方向内側の主縦壁が、車幅方向外側の主縦壁より容易に変形することによって、この部位に荷重が集中するのを防止することができる。即ち、連結部材に作用する荷重を確実に分散できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明における車両用バンパ支持構造の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0013】
なお、図中矢印UPは車両の上方方向を、矢印FRは車両の前方方向を、矢印INは車幅方向内側方向を示す。
【0014】
図3に示される如く、本実施形態では、車体後部の下部における車幅方向両端部近傍に車体前後方向に沿ってサイドメンバとしての車幅方向両側のリヤサイドメンバ10が配設されており、これらのリヤサイドメンバ10の車両前後方向から見た断面形状は矩形状とされている。また、車体後端下部には車幅方向に沿ってリヤバンパのバンパリインフォースメント14が配設されている。なお、バンパリインフォースメント14は車両後方へ向かって凸形状に円弧状に湾曲しており、車幅方向から見た断面形状は矩形状とされている。
【0015】
バンパリインフォースメント14の前壁14Aにおける車幅方向両端部近傍には、連結部材としてのバンパリインフォースアーム16が取付けられており、バンパリインフォースアーム16が、ロアバックパネル20を挟んでリヤサイドメンバ10の後端部に形成された車幅方向内側に延びる内フランジ10Aと、車幅方向外側に延びる外フランジ10Bとに連結されている。
【0016】
また、バンパリインフォースアーム16は、軽合金としてのアルミ合金の押出材で構成されており、押出し方向は車両上下方向(図3の矢印A方向または矢印A方向と逆方向)とされている。
【0017】
図1に示される如く、バンパリインフォースアーム16は、ロアバックパネル20を挟んでリヤサイドメンバ10に固定される後壁22と、バンパリインフォースメント14の前壁14Aに固定される前壁24とを備えている。
【0018】
また、バンパリインフォースアーム16は、サイドメンバ10における内側壁10Cの車両後方への延長線上に形成された車幅方向内側の主縦壁26を備えており、車幅方向内側の主縦壁26は、後壁22と前壁24とに架設されている。
【0019】
また、バンパリインフォースアーム16は、サイドメンバ10における外側壁10Dの車両後方への延長線上に形成された車幅方向外側の主縦壁28を備えており、車幅方向外側の主縦壁28は、後壁22と前壁24とに架設されている。
【0020】
また、バンパリインフォースアーム16は、サイドメンバ10における内フランジ10Aの車幅方向内側縁部近傍から車両内側斜め後方へ延設された車幅方向内側の補助縦壁30と、サイドメンバ10における外フランジ10Bの車幅方向外側縁部近傍から車両外側斜め後方へ延設された車幅方向外側の補助縦壁32と、を備えている。即ち、車幅方向内側の補助縦壁30と車幅方向外側の補助縦壁32は、サイドメンバ10における先端部の内フランジ10Aの車幅方向内側縁部近傍と、外フランジ10Bの車幅方向外側縁部縁部近傍と、から車両後方へ向って互い車幅方向へ開く方向へ延設されており、それぞれ後壁22と前壁24とに架設されている。
【0021】
バンパリインフォースアーム16の前壁24における車幅方向内側の補助縦壁30との連結部24Aの車幅方向内側は取付部24Bとなっており、取付部24Bがボルト36とナット38によってバンパリインフォースメント14の前壁14Aに固定されている。また、バンパリインフォースアーム16の前壁24における車幅方向外側の補助縦壁32との連結部24Cの車幅方向外側は取付部24Dとなっており、取付部24Dがボルト40とナット42によってバンパリインフォースメント14の前壁14Aに固定されている。
【0022】
バンパリインフォースアーム16の後壁22における車幅方向内側端部となる車幅方向内側の補助縦壁30との連結部22Aは円弧状に湾曲しており、図1に矢印Fで示される如く、車幅方向内側の補助縦壁30側から荷重が作用した場合には、図2に示される如く、連結部22Aが更に湾曲するようになっている。
【0023】
図1に示される如く、バンパリインフォースアーム16の後壁22における車幅方向内側の主縦壁26との連結部22Bと、連結部22Aとの間の部位は、取付部22Cとなっており、取付部22Cがボルト46とナット48によってサイドメンバ10の内フランジ10Aに固定されている。
【0024】
バンパリインフォースアーム16の後壁22における車幅方向外側端部となる車幅方向外側の補助縦壁32との連結部22Dと、バンパリインフォースアーム16の後壁22における車幅方向外側の主縦壁28との連結部22Eと、の間の部位は、取付部22Fとなっており、取付部22Fがボルト50とナット52によってサイドメンバ10の外フランジ10Bに固定されている。なお、バンパリインフォースアーム16の後壁22における連結部22Bと連結部22Eとの間は中間部22Gとなっている。
【0025】
また、バンパリインフォースアーム16の縦壁26、28、30、32のうち、車両が後突した場合に、最初に荷重が入る車幅方向内側の補助縦壁30の肉厚M1が他の縦壁26、28、32の各肉厚M2、M3、M4に比べて最も薄く設定されている。また、バンパリインフォースアーム16の主縦壁26、28においては、車両が後突した場合に、先に荷重が入る車幅方向内側の主縦壁26の肉厚M2が車幅方向外側の主縦壁28の肉厚M3に比べて薄く設定されている。
【0026】
従って、バンパリインフォースアーム16の壁26、28、30、32の各肉厚M2、M3、M1、M4の関係は、例えば、M1<M2<M3<M4となっている。
【0027】
なお、バンパリインフォースアーム16における後壁22の車幅方向中央部22Gの板厚M5は、前壁24の板厚M6と略同じである。また、後壁22における取付部22Cの肉厚M7と取付部22Dの肉厚M8は、車幅方向中央部22Gの板厚M5より厚くなっており、荷重作用時に後壁22における取付部22Cと取付部22Dとが変形し、ロアバックパネル20及びリヤサイドメンバ10の内フランジ10A、外フランジ10Bが変形するのを防止している。
【0028】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0029】
本実施形態では、バンパリインフォースメント14を、リヤサイドメンバ10における両側壁10C、10Dの車両後方向への延長線上に形成されたバンパリインフォースアーム16の車幅方向両側の主縦壁26、28で支持することができると共に、リヤサイドメンバ10における先端部の内フランジ10Aと外フランジ10Bの車幅方向の縁部から互いに開く方向へ延設された車幅方向両側の補助縦壁30、32でも支持することができる。この結果、車両後突時に潰れるバンパリインフォースメント14及びバンパリインフォースアーム16の車幅方向に沿った範囲が広くなる。
【0030】
また、本実施形態では、バンパリインフォースアーム16がアルミ合金の押出材で構成されているため、バンパリインフォースアーム16の各壁26、28、30、32の各肉厚M2、M3、M1、M4の関係を、M1<M2<M3<M4とすることで、各壁26、28、30、32の変形を容易にコントロールすることができる。
【0031】
このため、図6に示される如く、リヤサイドメンバ10に固定され、リヤサイドメンバ10と略同じ幅Kに設定された鋼鈑製のバンパリインフォースアーム60を使用した比較構造のエネルギ吸収量(図4の破線で囲まれた領域E1)に比べ、本実施形態におけるエネルギ吸収量(図4の実線で囲まれた領域E2+E3)を大きくできる。なお、図4の領域E2はバンパリインフォースメント14の潰れによるエネルギ吸収量であり、図4の領域E3はバンパリインフォースアーム16の潰れによるエネルギ吸収量である。
【0032】
また、本実施形態のバンパリインフォースアーム16では、車両が後突した場合に、最初に荷重が入る車幅方向内側の補助縦壁30の肉厚M1が他の縦壁26、28、32の肉厚M2、M3、M4がに比べて最も薄く設定されていると共に、連結部22Aが円弧状に湾曲しており、図1に矢印Fで示される如く、車幅方向内側の補助縦壁30側から荷重が作用した場合には、図2に示される如く、連結部22Aが更に湾曲するようになっている。この結果、車両後方向から作用する荷重に対して、バンパリインフォースアーム16の車幅方向内側の補助縦壁30及び連結部22Aが、バンパリインフォースアーム16の他の部位より先に変形することによって、取付部22Cに荷重が集中するのを防止できる。
【0033】
また、本実施形態では、バンパリインフォースアーム16の主縦壁26、28においては、車両が後突した場合に、先に荷重が入る車幅方向内側の主縦壁26の肉厚M2が、車幅方向外側の主縦壁28の肉厚M3に比べて薄く設定されている。この結果、車両後方向から作用する荷重に対して、車幅方向内側の主縦壁26が車幅方向外側の主縦壁28より先に変形することによって、取付部22C側に荷重が集中するのを防止することができる。
【0034】
即ち、本実施形態では、バンパリインフォースアーム16に作用する荷重を車幅方向に確実に分散できる。
【0035】
また、本実施形態では、バンパリインフォースアーム16の後壁22における取付部22Cの肉厚M7と取付部22Dの肉厚M8が、車幅方向中央部22Gの板厚M5より厚くなっており、荷重作用時に後壁22における取付部22Cと取付部22Dとが変形し難くなっている。この結果、ロアバックパネル20及びリヤサイドメンバ10の内フランジ10A、外フランジ10Bが変形するのを防止できる。
【0036】
また、本実施形態では、図1に示される如く、バンパリインフォースメント14の支持点P1と支持点P2の距離Lが長いため、図6に示される比較構造のように、荷重作用時に、バンパリインフォースメント14が支持点P3を中心に回転することがない。この結果、車両後突時におけるバンパリインフォースメント14の車幅方向中央部の車両前方への移動量を低減することができる。このため、車両後突時にバンパリインフォースメント14が他の部材と当接し、他の部材に損傷を与えるという不具合を低減できる。
【0037】
更に、本実施形態では、バンパリインフォースアーム16がアルミ合金の押出材で構成されているため、軽量化ができると共に、左右のバンパリインフォースアーム16を共通の押出し型により成形できるため、型費を低減できる。
【0038】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、バンパリインフォースアーム16の連結部22Aを円弧状に湾曲して荷重を分散させたが、これに代えて、図5に示される如く、バンパリインフォースアーム16の連結部22Aを横ト字状とすると共に、車幅方向内側の補助縦壁30における前壁24近傍に屈曲部等の脆弱部70を形成し、荷重作用時には、脆弱部70を起点に車幅方向内側の補助縦壁30が二点鎖線で示すように変形することで、荷重を分散させる構成としても良い。
【0039】
また、上記実施形態では、バンパリインフォースアーム16を軽合金としてのアルミ合金の押出材で構成したが、バンパリインフォースアーム16はアルミ合金以外の他の軽合金で構成しても良い。
【0040】
また、上記実施形態では、本発明の車両用バンパ支持構造を車両のリヤバンパに適用したが、本発明の車両用バンパ支持構造は車両のフロントバンパにも適用可能である。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、車体の車幅方向両端部近傍に車体前後方向に沿って延設された左右のサイドメンバに、車幅方向に沿って延設されたバンパリインフォースメントを車幅方向両側の連結部材を介して固定する車両用バンパ支持構造であって、連結部材は軽合金の押出材で構成されており、連結部材は少なくとも、サイドメンバにおける両側壁の車両前後方向への延長線上に形成された車幅方向両側の主縦壁と、サイドメンバにおける先端部の車幅方向両側のフランジ縁部近傍から互いに開く方向へ延設された車幅方向両側の補助縦壁と、を有し、車幅方向内側の補助縦壁は肉厚が他の縦壁部に比べて最も薄く、車両前後方向から作用する荷重に対して、他の縦壁より変形し易いため、衝突時のエネルギ吸収量を大きくできると共に、連結部材に作用する荷重を確実に分散できるという優れた効果を有する。
【0042】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用バンパ支持構造において、連結部材の後壁の車幅方向内側に設けられ、車幅方向内側の補助縦壁と繋がる円弧状に湾曲した連結部を有するため、請求項1に記載の効果に加えて、取付部を設けた後壁に荷重が集中するのを防止できるという優れた効果を有する。
【0043】
請求項3記載の本発明は、請求項1、2の何れかに記載の車両用バンパ支持構造において、車幅方向内側の主縦壁の肉厚が車幅方向外側の主縦壁の肉厚に比べて薄く、車両前後方向から作用する荷重に対して、車幅方向内側の主縦壁が車幅方向外側の主縦壁より変形し易いため、請求項1、2の何れかに記載の効果に加えて、連結部材に作用する荷重を確実に分散できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用バンパ支持構造を示す平断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用バンパ支持構造の変形状態を示す平断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車両用バンパ支持構造を示す車両斜め後方外側から見た斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車両用バンパ支持構造のエネルギ吸収特性を示すグラフである。
【図5】本発明の他の実施形態に係る車両用バンパ支持構造を示す平断面図である。
【図6】比較構造に係る車両用バンパ支持構造を示す平断面図である。
【符号の説明】
10 リヤサイドメンバ(サイドメンバ)
10A リヤサイドメンバの内フランジ
10B リヤサイドメンバの外フランジ
10C リヤサイドメンバの内側壁
10D リヤサイドメンバの外側壁
14 バンパリインフォースメント
16 バンパリインフォースアーム(連結部材)
22 バンパリインフォースアームの後壁
24 バンパリインフォースアームの前壁
26 バンパリインフォースアームの車幅方向内側の主縦壁
28 バンパリインフォースアームの車幅方向外側の主縦壁
30 バンパリインフォースアームの車幅方向内側の補助縦壁
32 バンパリインフォースアームの車幅方向外側の補助縦壁

Claims (3)

  1. 車体の車幅方向両端部近傍に車体前後方向に沿って延設された左右のサイドメンバに、車幅方向に沿って延設されたバンパリインフォースメントを車幅方向両側の連結部材を介して固定する車両用バンパ支持構造であって、
    前記連結部材は軽合金の押出材で構成されており、前記連結部材は少なくとも、前記サイドメンバにおける両側壁の車両前後方向への延長線上に形成された車幅方向両側の主縦壁と、前記サイドメンバにおける先端部の車幅方向両側のフランジ縁部近傍から互いに開く方向へ延設された車幅方向両側の補助縦壁と、を有し、車幅方向内側の前記補助縦壁は肉厚が前記他の縦壁部に比べて最も薄く、車両前後方向から作用する荷重に対して、前記他の縦壁より変形し易いことを特徴とする車両用バンパ支持構造。
  2. 前記連結部材の後壁の車幅方向内側に設けられ、前記車幅方向内側の補助縦壁とつながる円弧状に湾曲した連結部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用バンパ支持構造。
  3. 前記車幅方向内側の主縦壁の肉厚が前記車幅方向外側の主縦壁の肉厚に比べて薄く、車両前後方向から作用する荷重に対して、前記車幅方向内側の主縦壁が前記車幅方向外側の主縦壁より変形し易いことを特徴とする請求項1、2の何れかに記載の車両用バンパ支持構造。
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