JP4113480B2 - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばフォトリソグラフィと呼ばれる技術の露光時に用いられるマスク基板などの角型の基板の表面に薬液を供給して所定の基板処理、例えばレジスト膜の形成等を行う基板処理装置および基板処理方法に関する。
半導体デバイスやLCDの製造プロセスにおいては、フォトリソグラフィ技術により被処理基板へのレジスト処理が行われている。この処理では所定のパターンが形成されたマスク基板を用いて被処理基板の露光処理が行われており、このマスク基板の表面のマスクパターンの形成は、先ず例えばガラス製のマスク基板の表面にレジスト液の塗布を行って薄膜状のレジスト膜を形成し、しかる後当該レジスト膜を露光した後、現像処理を行って所望のパターンを得る、一連の工程により行われる。
前記マスク基板の表面に例えばレジスト膜などの薄膜を形成する手法の一つとして、スピンコーティングによるものが知られている。このスピンコーティングについて図19を用いて簡単に述べておく。図中10は、角型の基板Gの裏面を吸引吸着すると共に、当該基板を鉛直軸周りに回転可能なスピンチャックである。またスピンチャック10に保持された基板Gの表面に対して所定の塗布液を供給するための供給ノズル11が当該基板Gの表面と対向するようにして設けられている。そして先ず、スピンチャック10が基板Gを水平姿勢で保持し、この基板Gを回転させながら基板Gの表面の例えば中心部に例えばレジスト成分とシンナーなどの溶剤とを混ぜ合わせてなる塗布液(レジスト液)を供給する。これにより遠心力によって塗布液を基板Gの表面に広げて液膜を形成し、次いで塗布液の供給を止めた後に、更に基板Gを回転させてシンナーを蒸発させるいわゆるスピン乾燥を行うことにより薄膜状のレジスト膜を形成する。
前記スピンコーティングでは、基板Gを回転させ、この基板Gの表面に螺旋状の気流を発生させることにより、シンナ雰囲気を基板Gの表面から素早く取り除き、塗布液からのシンナの蒸発を促進させている。ところで基板Gの表面においては、早く溶剤が蒸発した部位はその周辺から薬液が表面張力により引き込まれるため膜厚が高くなる傾向にあることから、できるだけ基板Gの面内でシンナの蒸発速度を揃えた方が得策である。しかしながら基板Gが角型の場合、基板Gの側周面が外側の雰囲気(シンナ濃度の低い雰囲気)を切り裂くようにして回転するために、この部位の蒸発が盛んに行われ、そのため基板の隅部の膜厚が高く跳ね上がり、辺部においても一方向側の隅部に向かって傾斜するといった角型の基板Gに特有の形状となってしまい、膜厚プロファイルが悪くなるといった問題点が指摘されている。
このためその対策の一つとして、本発明者らは、図10に示すように、基板Gが収まる凹部11と、基板の隅部を除いた周縁に沿って設けられた気流調整部材12と、基板Gの隅部に対応する位置には例えば円弧状の切り欠き部13を設けたスピンチャック10を用い、前記凹部11内に基板Gを載置することで外側の雰囲気が基板Gに当たらないようにすると共に、回転時における気流の制御を行う手法を検討している。
しかしながら前記スピンチャック10を用いたとしても、異なるレジスト液や同じレジスト液でも粘度が異なる場合等、レジスト液の種類を変えたときやスピンチャックの回転数を変えて目標膜厚を変えたときには、図20に示すように、前記螺旋状の気流に沿って膜厚が異なってしまう風切りムラ14や、基板Gの周縁部の膜厚が厚く盛り上がる額縁ムラ15が発生してしまうことから、本発明者らは、レジスト液の種類や目標膜厚(回転数)に応じて、前記気流調整部材12の形状に膜厚プロファイルが大きく依存し、スピンチャック10の最適な形状があることを確認した。
このため従来では、レジスト液の種類や目標膜厚毎に、専用のスピンチャック10を用意しておき、対応する処理が行われる前に、作業者が手動によりスピンチャック10の交換を行っていた。
しかしながらこのように作業者の手動によりスピンチャック10の交換を行うのは面倒であり、交換や交換後の調整に時間がかかり、装置稼動率やスループットが低下するという問題がある。
そこで本発明者らは、自動的にスピンチャックの交換を行う手法を検討している。このように自動的にチャックの交換を行う技術としては、露光装置において
、ウエハチャック上のウエハの平面度を測定し、平面度が悪化した場合に、ウエハチャックをウエハチャックカセット内の新たなクリーニング済みのウエハチャックと交換する構成が提案されている(例えば特許文献1参照。)この構成では、ウエハチャック上のウエハの平面度の悪化の原因がウエハチャック上の異物であるとして、前記平面度が悪化したときに、異物が付着していない新たなウエハチャックに交換される。
特開平11−121362号公報(段落0024、図1参照)
このため本発明の基板処理装置は、回転しているときの気流の調整をするために基板の周囲を囲む気流調整部材を備えると共に角型の基板を水平に保持するための基板保持部材と、この基板保持部材を鉛直軸回りに回転させるための、前記基板保持部材と吸着により着脱自在に設けられた回転軸部と、前記基板保持部材に保持された基板の表面に薬液を供給するための供給ノズルと、を備え、基板の表面に薬液を供給し、基板保持部材により基板を回転させて薬液を塗布するための液処理ユニットと、
この液処理ユニットに用いられる薬液の粘度及び薬液塗布時の基板の回転数を含む複数の液処理のレシピごとに用意された基板保持部材を保管するための基板保持部材保管部と、
前記基板保持部材を搬送するための搬送手段と、
前記複数の液処理のレシピを記憶すると共に、前記回転軸部から基板保持部材を受け取り、また基板保持部材保管部に保管されている、選択されたレシピに対応する気流調整部材を備えた基板保持部材を前記回転軸部に受け渡すように前記搬送手段を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
ここで前記基板保持部材は、例えば基板が嵌入される凹部を備え、気流調整部材はこの凹部の周縁に設けられている。
基板保持部材は、基板が嵌入される凹部を備え、気流調整部材はこの凹部の周縁に設けられている。
他の発明は、液処理ユニットに設けられた基板保持部材に角型の基板を水平に保持し、この基板の表面に供給ノズルから薬液を供給すると共に基板保持部材により基板を回転させて薬液を塗布する工程を含む基板処理方法において、
回転しているときの気流の調整をするために基板の周囲を囲む気流調整部材を備えた基板保持部材を搬送手段により搬送して、鉛直軸回りに回転させるために液処理ユニットに設けられた回転軸部に吸着させる工程と、
前記基板保持部材に基板を水平に保持して薬液を塗布した後、前記搬送手段により前記回転軸部から基板保持部材を受け取る工程と、
薬液の粘度及び薬液塗布時の基板の回転数を含む複数の液処理のレシピごとに用意され、基板保持部材保管部に保管された基板保持部材の中から、選択されたレシピに対応する気流調整部材を備えた基板保持部材を前記搬送手段により前記回転軸部に受け渡す工程と、を備えたことを特徴とする。
ここで前記基板処理装置では、前記基板保持部材を洗浄するための洗浄ユニットをさらに備え、液処理ユニットにて使用された基板保持部材を洗浄ユニットに搬送し、次いで基板保持部材保管部に載置された別の基板保持部材を前記液処理ユニットに搬送するように搬送手段を制御する制御部を備えるようにしてもよい。また前記基板保持部材保管部及び前記洗浄ユニットは、液処理に対する前処理または後処理を行うための複数の処理ユニットを多段に積層して構成される棚ユニットに設けられるようにしてもよいし、同じ棚ユニットに設けられるように構成してもよい。
さらに複数の基板保持部材保管部と前記洗浄ユニットとを多段に積層して構成される棚ユニットと、この棚ユニットに設けられる基板保持部材保管部と洗浄ユニットと液処理ユニットの間で基板保持部材を搬送するための基板保持部材搬送用の搬送アームと、を備えるように構成してもよい。また複数枚の基板が収納されたキャリアが搬入出されるキャリア載置部と、複数枚の基板保持部材を収納するための基板保持部材キャリアが搬入出される基板保持部材キャリア載置部と、この基板保持部材キャリア載置部に載置された基板保持部材キャリアと前記搬送手段との間で基板保持部材の受け渡しを行うための受け渡し手段と、を含むキャリアブロックを備えるように構成してもよいし、前記キャリアブロックに隣接して設けられ、基板保持部材を載置するための複数の基板保持部材保管部が多段に積層されて構成された棚ユニットと、キャリアブロックの受け渡し手段との間で基板保持部材の受け渡しを行うための中間載置部と、棚ユニットの基板保持部材保管部と中間載置部との間で基板保持部材の搬送を行うための搬送アームと、を含む基板保持部材ブロックと、を備え、前記基板保持部材ブロックの中間載置部と、前記処理部の搬送手段との間で、前記キャリアブロックの受け渡し手段により基板保持部材の搬送を行うように構成してもよい。ここで前記洗浄ユニットは、例えば基板保持部材を支持するための保持部と、保持部に保持された基板保持部材の表面に対して洗浄液を供給するための洗浄液供給ノズルと、保持部に保持された基板保持部材に超音波振動を与えるための超音波発生手段と、を備え、表面に洗浄液供給ノズルにより洗浄液が供給された基板保持部材に、超音波発生手段により超音波振動を与えながら基板保持部材の洗浄を行うように構成される。
以上において本発明によれば、液処理ユニットの基板保持部材を、液処理のレシピに応じて最適な基板保持部材と自動的に交換できるので、高い面内均一性を確保した処理を行うことができる。
以下に本発明の基板処理装置の一実施の形態について説明する。ここで、図1は基板処理装置の一実施の形態に係る全体構成を示す平面図であって、図2はその概略斜視図である。図中B1は例えば5枚の基板例えばマスク基板Gが収納されたキャリアCを搬入出するためのキャリアブロックであり、このキャリアブロックB1は、前記キャリアCを載置するキャリア載置部21と受け渡し手段22とを備えている。前記キャリア載置部21は、後述する基板保持部材を複数枚例えば3枚収納する基板保持部材キャリアSCを搬入出するための基板保持部材キャリア載置部も兼用している。
前記受け渡し手段22はキャリアCから基板Gを取り出し、取り出した基板GをキャリアブロックB1の奥側に設けられている処理部B2へと受け渡すように、左右、前後に移動自在、昇降自在、鉛直軸回りに回転自在に構成されている。
また前記受け渡し手段22は、基板保持部材キャリアSCからスピンチャックSを取り出し、取り出したスピンチャックSを前記処理部B2へ受け渡しする役割をも果たしている。
処理部B2の中央には搬送手段23が設けられており、これを取り囲むように例えばキャリアブロックB1から奥を見て例えば右側には塗布ユニット24及び現像ユニット25、左側には洗浄ユニット26、手前側、奥側には加熱・冷却系のユニット等を多段に積み重ねた棚ユニットU1,U2が夫々配置されている。塗布ユニット24は液処理ユニットをなすものであり、基板にレジスト液を塗布する処理を行うユニット、現像ユニット25は、露光後の基板に現像液を液盛りして所定時間そのままの状態にして現像処理を行うユニット、洗浄ユニット26はレジスト液を塗布する前に基板を洗浄するためのユニットである。前記棚ユニットU1,U2は、液処理例えばレジスト液の塗布処理の前処理や後処理を行うための複数のユニットが積み上げられて構成され、例えば図3に示すように、加熱ユニットLHP、冷却ユニットCPLのほか、基板Gの受け渡しユニットTRS、交換用スピンチャックの基板保持部材保管部をなす保管ユニット27、スピンチャック用洗浄ユニット28等が上下に割り当てられている。前記搬送手段23は、昇降自在、進退自在及び鉛直軸まわりに回転自在に構成され、棚ユニットU1,U2及び塗布ユニット24、現像ユニット25並びに洗浄ユニット26の間で基板Gを搬送する役割を持っている。但し図2では便宜上受け渡し手段22及び搬送手段23は描いていない。
前記処理部B2はインタ−フェイス部B3を介して露光装置B4と接続されている。インタ−フェイス部B3は受け渡し手段29を備えており、この受け渡し手段29は、例えば昇降自在、左右、前後に移動自在かつ鉛直軸まわりに回転自在に構成され、前記処理ブロックB2と露光装置B4との間で基板Gの受け渡しを行うようになっている。
このような基板処理装置における基板Gの流れについて述べておくと、先ず外部からキャリアCがキャリア載置部21に搬入され、受け渡し手段22によりこのキャリアC内から基板Gが取り出される。基板Gは、受け渡し手段22から棚ユニットU1の受け渡しユニットTRSを介して搬送手段23に受け渡され、所定のユニットに順次搬送される。例えば洗浄ユニット26にて所定の洗浄処理が行われた後、塗布ユニット24にて塗布膜の成分が溶剤に溶解されたレジスト液の塗布処理が行われる。
続いて基板Gは搬送手段23により棚ユニットU2の受け渡しユニットTRSを介してインターフェイス部B3の受け渡し手段29に受け渡され、この受け渡し手段29により露光装置B4に搬送されて、所定の露光処理が行われる。この後基板Gは、インターフェイス部B3を介して処理部B2に搬送され、現像ユニット25にて現像液が液盛りされ、所定の現像処理が行われる。なおレジスト液の塗布処理の前後や現像処理の前後には、基板Gの加熱処理や冷却処理が行われる。こうして所定の回路パターンが形成された基板Gは搬送手段3、キャリアブロックB1の受け渡し手段22を介して、例えば元のキャリアC内に戻される。
続いて前記塗布ユニット24について図4を用いて説明する。図中Sは角型の基板G、例えばマスク基板(レチクル基板)である例えばガラス基板を載置するための基板保持部材であるスピンチャックである。図中31は駆動部32と接続され、基板Gを保持したスピンチャックSを回転及び昇降自在に支持するための回転軸部であり、この回転軸部31の上部にはスピンチャックSを吸着保持するための吸着部33が設けられている。この吸着部33は、スピンチャックSを回転軸部31に対して着脱自在に接続するためのものであって、例えばバキュームチャックより構成され、例えば排気手段34を作動させるとスピンチャックSが真空吸着力により吸着保持され、排気手段34による排気を停止するとスピンチャックSに対する吸着力が解除され、こうしてスピンチャックSが回転軸部31に対して着脱されるようになっている。
ここでスピンチャックSと吸着部33との接続面には、図5(a)に示すように、吸着部33の上面に上側が狭い略台形状の突起35が形成されると共に、スピンチャックS下面には前記突起35と対応する位置に対応する大きさの凹部36が形成されている。これにより図5(b)に示すように、吸着部33によってスピンチャックSを吸着保持した状態で、回転軸部31を介してスピンチャックSを回転させたときに、前記突起35と凹部36とが嵌合し、これによりスピンチャックSと回転軸部31との回転方向のずれを抑えることができる。この際スピンチャックSの下面に、下側が狭い略台形状の突起を設け、吸着部33の上面に前記突起と対応する凹部を形成するようにしてもよい。
続いてスピンチャックSについて図6,7を用いて詳しく説明すると、スピンチャックSの基板載置領域は基板Gよりも僅かに大きい角型のプレート41で形成されており、このプレート41の各辺には各々の縁線に沿って起立壁42が形成されている。即ちプレート41及び起立壁42により凹部40が形成され、この凹部40内に基板Gが収納されるように構成されている。またプレート41上に載置された基板Gの隅部に対応する位置には例えば円弧状の切り欠き部43が設けられており、基板Gがプレート41上に保持された状態において当該基板Gの隅部が例えば3〜7mm程度外側に突出するように構成されている。更に各起立壁42の上縁には、基板Gの表面と高さがほぼ揃うようにして横方向外方側に伸びる平坦面を有する面状部よりなる気流調整部材44が夫々設けられており、上方から見て基板Gを囲むこれらの気流調整部材44の外周縁が円弧状になるように構成されている。
図中45は、基板Gの裏面にパーティクルが付着するのを防ぐために、基板Gをプレート41の表面から僅かに浮かせた状態で支持するための突部であり、46はスピンチャックSを回転させた際に基板Gが動かないようにするための基板固定(位置決め)部材であって、この基板固定部材46は、基板Gが所定の位置にて保持されるようにアライメントする機能も備えている。このようなスピンチャックSは例えばアルミ、ステンレス、ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)などの材質又はこれらの組み合わせにより形成される。
さらに塗布ユニット24は、前記スピンチャックSの側周方を囲むようにして設けられた第1のカップ5を備えており、この第1のカップ5の内側には、スピンチャックSを隙間を介して取り囲むリング状の気流規制リング51が設けられている。この気流規制リング51は、表面側が平坦面、裏面側の外側が外方に向かって下方側に傾斜するように構成され、気流規制リング51と第1のカップ5の間には、気流調整部材44の外周縁を囲む吸引口51aが形成されている。
またスピンチャックSの下方側には、スピンチャックSの回転軸部31を囲む円板52と、この円板52の周縁を囲む断面三角形状のリング部材53と、が設けられており、このリング部材53の下方側には周り全周に亘って、排気路54aが接続される凹部54が形成されている。更にこの凹部54の外側には仕切り壁55を介して、排液路56aが接続された液受け部56が設けられている。
また第1のカップ5の上方位置には、リング内径がカップ5の開口部よりも小さく、リング外径がカップ5の開口部よりも大きい、図示しない駆動機構により昇降自在に構成されたリングプレート57が設けられている。更にまた、スピンチャックSに保持された基板Gの表面と対向する位置には、当該基板Gの表面に薬液例えば塗布液であるレジスト液を供給するための供給ノズル58が昇降及び進退自在に設けられている。
上述の塗布ユニット24では、スピンチャックSは、円形状のプレートの表面を掘り込み、更に基板Gの隅部に対応する位置に切り欠き部を設けた構成であってもよい。また吸着部33としては、真空吸着力によりスピンチャックSを吸着保持するバキュームチャック以外に、例えば静電吸着力によりスピンチャックSを吸着保持する構成や、電磁石の吸着力によりスピンチャックSを保持する構成であってもよい。
このような塗布ユニット24では、回転軸部31の駆動部32や、吸着部33の電源部34、リングプレート57の駆動系、供給ノズル58の駆動系、供給系の動作は、制御部100により制御されるようになっている。
続いてスピンチャックSのバリエーションについて説明する。既述のように、スピンチャックSの気流調整部材44は、液処理の種別例えば異なるレジスト液を用いた場合や、同じレジスト液であっても粘度が異なる場合等のようなレジストの種類やスピンチャックSの回転数によって決定される目標膜厚に応じて最適な形状があり、ここで気流調整部材44の形状の一例を説明する。図8(a)、図8(b)には夫々形状の異なるスピンチャックS1,S2の一部を示す。図8(a)の例は、例えば高速回転のレシピに対応する形状の気流調整部材44Aであり、この例では、切り欠き部43から気流調整部材44Aの一部にさらに略長方形状の切れこみ47が形成されている。また図8(b)に示す例は、例えば低速回転のレシピに対応する形状の気流調整部材44Bであり、気流調整部材44Bの一部を切り取るように、略円形上の切り欠き部43Bの一方側を気流調整部材44B側に広げるように形成されている。
このような塗布ユニット24では、リングプレート57が上昇位置に設定された状態にて、スピンチャックSを第1のカップ5の上方まで上昇させ、後述する手法により搬送手段23からスピンチャックSに基板Gが受け渡される。次いでスピンチャックSとリングプレート57とを夫々所定位置まで下降させ、スピンチャックSを所定の回転数で回転させながら、供給ノズル58から薬液であるレジスト液を基板Gの中心部に向けて吐出する。基板G表面のレジスト液は遠心力の作用により周縁側に向かって広がって行き、更に基板G上の余剰のレジスト液が振り切られる。次いで供給ノズル58を後退させる一方で、所定時間基板Gの表面上のレジスト液に含まれるシンナの蒸発を促進させて、残ったレジスト成分により基板Gの表面に例えば厚さ0.6μm程度のレジスト膜が形成される。
続いて上述の搬送手段23について図9を参照しながら説明する。ここで先ず前記マスク基板Gについて簡単に説明する。このマスク基板Gは例えばパターンマスクを形成するための基板であり、例えば一辺の長さが152±0.5mmの正方形であって、厚さが6.35mmの、一辺の長さが6インチサイズの角型のガラス基板が用いられる。このようなマスク基板Gは搬送手段23により基板GのC面G0が保持される。このC面G0とは、図12に示すように、マスク基板Gの角部の側面と底面との間に形成される傾斜面をいう。マスク基板Gでは、基板Gのどこかにパーティクルが付着すると、そのパーティクルの存在により、当該マスク基板Gをパターンマスクとして用いて露光するウエハが全て使用できなくなってしまうため、パーティクルの付着を抑えるために搬送手段23による保持領域がかなり小さく制限されている。
先ず搬送手段23の全体構成について説明すると、前記搬送手段23は、基板Gを保持する保持アーム61と、この保持アーム61を進退自在に支持する基台62と、この基台62を昇降自在に支持する一対の案内レール63a,63bと、これら案内レール63a,63bの上端及び下端を夫々連結する連結部材64a,64bと、案内レール63a,63b及び連結部材64a,64bよりなる枠体を鉛直軸周りに回転自在に駆動するために案内レール下端の連結部材64bに一体的に取り付けられた回転駆動部65と、案内レ−ル上端の連結部材64bに設けられた回転軸部66と、を備えている。前記保持アーム61は、夫々基板Gを保持し得るように3段構成になっており、アーム61の基端部は基台62の長手方向に設けられた案内溝62aに沿ってスライド移動できるようになっている。そのスライド移動によるアーム61の進退移動や基台62の昇降移動は、夫々別個の図示しない駆動部により駆動される。従ってそれら図示しない2つの駆動部、案内溝62a、前記案内レール63a,63b及び前記回転駆動部65は、アーム61を略鉛直軸まわりに回転自在、かつ昇降自在、かつ進退自在に駆動する駆動機構を構成しており、この駆動機構は図示しない制御部100により所定の搬送プログラムに基づいて駆動制御される。
続いて前記保持アーム61について図10を参照しながら説明する。この保持アーム61は、スピンチャックSの外周縁の外側を隙間を介して囲む例えば環状部材である一対のアーム部材67を備えており、更に当該アーム部材67の内周面には、前記スピンチャックSの切り欠き部43から突出する基板Gの隅部のC面を裏面側から支持するための基板支持片68が内側に向かって突き出すように設けられている。またこの例では、搬送手段23はスピンチャックSの搬送を行う搬送手段を兼用しているが、このようにスピンチャックSを搬送する場合には、図10(b)に示すように、スピンチャックSの気流調整部材44の例えば長さ方向の中央近傍領域がアーム部材67の基板支持片68により裏面側から支持されるようになっている。なおアーム部材67は環状部材に限られず、基板Gの隅部やスピンチャックSの気流調整部材44を支持する基板支持片68を備えたものであれば例えば馬蹄形であってもよい。
続いて前記搬送手段23を用いて基板Gを受け渡しする手法の一例について簡単に説明する。先ずリングプレート57を上昇させると共に、スピンチャックSを第1のカップ5の上方側の位置まで上昇させ、図11(a)に示すように、基板Gを支持した保持アーム61をリングプレート57の下方側位置にてスピンチャックSの上方に進入する一方で、切り欠き部43が保持アーム61に保持された基板Gの隅部と対向する位置になるようにスピンチャックSを回転させる。続いて図11(b)に示すように、保持アーム61を基板Gを保持させた状態で下降させ、基板GをスピンチャックSに受け渡す。しかる後、図11(c)に示すように、スピンチャックSの下方側にて保持アーム61を横方向に移動させることにより後退させる。また基板Gをスピンチャック2から保持アーム61が受け取る場合には、この動作と反対の動作を行うようにする。
また上述の搬送手段23によりスピンチャックSの搬送を行う場合には、先ず塗布ユニット24では、リングプレート57を上昇させると共に、スピンチャックSを第1のカップ5の上方側の位置まで上昇させる一方、スピンチャックSの気流調整部材44の所定位置(基板支持片68により支持される位置)が、保持アーム61が進入してきたときの基板支持片68に対応する位置になるようにスピンチャックSを回転させる。次いで吸着部33の排気手段34を停止して吸着部33によるスピンチャックSの吸着を解除する。この後保持アーム61を例えば水平移動させてスピンチャックSの下方側に進入させ、続いて保持アーム61を上昇させることにより、保持アーム61の基板支持片68にスピンチャックSを受け渡す。
一方、保持アーム61に保持されたスピンチャックSを塗布ユニット24に受け渡すときには、リングプレート57を上昇させると共に、吸着部33を第1のカップ5の上方側の位置まで上昇させる。そしてスピンチャックSを保持する保持アーム61を吸着部33の上方側に進入させ、続いて保持アーム61を下降させることにより、保持アーム61から吸着部33にスピンチャックSを受け渡す。次いで吸着部33の排気手段34を作動させて、吸着部33にてスピンチャックSを吸着保持させた状態でスピンチャックSを所定位置まで下降させる。なお、この例では保持アーム61が上下に移動する構成を説明したが、スピンチャックSが上下に移動するようにしてもよく、両方を相対的に動かすようにしてもよい。
またここでキャリアブロックB1の受け渡し手段22による基板G及びスピンチャックSの搬送について簡単に説明すると、当該受け渡し手段22は、基板GやスピンチャックSを搬送するための受け渡しアーム22aが、左右、前後に移動自在、昇降自在、鉛直軸回りに回転自在に構成され、前記受け渡しアーム22aが受け渡しキャリアCや基板保持部材キャリアSC内に進入して、これらキャリアCや基板保持部材キャリアSCとの間で基板GやスピンチャックSの受け渡しを行うものである。このため基板Gを搬送するときには、例えば図12(a),(b)に示すように、受け渡しアーム22aが基板Gの中央領域の裏面側C面G0を支持する状態で搬送し、スピンチャックSを搬送するときには、例えば図12(c)に示すように、スピンチャックSの凹部40の中央領域の底面周縁領域を裏面側から支持する状態で搬送するように構成されている。
また棚ユニットU1に設けられた受け渡しユニットTRSや交換用スピンチャックの保管ユニット27について簡単に説明すると、受け渡しユニットTRSは、受け渡し手段22と搬送手段23との間で基板GやスピンチャックSの受け渡しを行うための受け渡し台を備えている。また保管ユニット27は例えば棚ユニットU1に2個、棚ユニットU2に1個設けられており、1個の保管ユニット27に1つのスピンチャックSが保管されるようになっていて、搬送手段23との間でスピンチャックSの受け渡しを行うための基板保持部材載置部を備えている。
また棚ユニットU2に設けられる洗浄ユニット28について説明すると、この洗浄ユニット28はスピンチャックSを洗浄するためのものである。この洗浄ユニット28は、図13に示すように、スピンチャックSの搬送口(図示せず)が形成された処理容器70の内部に、スピンチャックSを保持すると共に、昇降自在、回転自在に構成された載置部71と、載置部71が下降したときにスピンチャックSの気流調整部材44の裏面側と接触するように設けられた、例えば環状の超音波振動子よりなる超音波発生手段72と、載置部71に保持されたスピンチャックSの気流調整部材44の表面側に洗浄液を供給するための洗浄液ノズル73と、を備えている。前記超音波発生手段72は、外周面が上側から下側に向けて下がるように傾斜する傾斜面として構成されている。図中74は、超音波発生手段の電源部、75は排液路である。
この洗浄ユニット28では、載置部71は搬送手段23の保持アーム61との間でスピンチャックSの受け渡しを行うことができるように構成され、例えば図13(a)に示すように、載置部71にスピンチャックSが受け渡されると、スピンチャックSの気流調整部材44が超音波発生手段72に接触しない位置までスピンチャックSを上昇させる。次いで例えば100rpm程度の回転数で載置部71を回転させながら、前記洗浄ノズル73によりスピンチャックSの気流調整部材44の表面に洗浄液を供給する。次いで図13(b)に示すように、スピンチャックSを下降させて、気流調整部材44と超音波発生手段72と接触させ、超音波発生手段72の電源部74をオン状態にして、前記スピンチャックSに超音波振動を与えながら超音波洗浄を行う。その後、図13(c)に示すように、スピンチャックSを上昇させ、例えば1000rpm程度の回転数で回転させながら、気流調整部材44や凹部40表面の洗浄液を振り切り、乾燥させる。
ここで洗浄液の供給、超音波洗浄、回転による乾燥の工程を繰り返して行うことにより、スピンチャックSの洗浄が行われる。この際、洗浄ユニット28では、前記超音波発生手段72の外周面は上側から下側に向けて下がる傾斜面として構成されているので、超音波発生手段72の内側に洗浄液が入りこむことはなく、洗浄液は超音波派生手段72の外側に設けられた排液路75を介して外部に排出される。
なおこの例では、洗浄ノズル73により気流調整部材44に洗浄液を供給するようにしたが、凹部40内にも洗浄液を供給するようにしてもよい。また凹部40に洗浄液の通流孔を形成しておき、塗布ユニット24において図示しないバックリンス機構により、スピンチャックSの裏面側に洗浄液を供給して、当該領域を洗浄する際、洗浄液を前記通流孔を介して凹部40の内側まで供給させ、これにより凹部40内を洗浄するようにしてもよい。
また前記洗浄液としては、純水やH2O水、CO2水、レジスト液の溶媒や、現像液等を用いることができる。また洗浄ユニット28としては、上述の構成以外に、高温のスチームにより洗浄を行う構成や、洗浄液をスプレー状に散布して洗浄を行う構成、露光により洗浄を行う構成などを用いることができる。また上述の例は洗浄ユニットは1個であるが、複数個の洗浄ユニットを用意し、前記手法の異なる洗浄ユニットを用いるようにしてもよいし、1つの洗浄ユニットに複数の洗浄手法を組み合わせて用いるようにしてもよい。さらにスピンチャックSの乾燥には、上述の回転による乾燥以外に、例えば処理容器内を減圧することによる減圧乾燥や、自然乾燥などを行うようにしてもよい。
以上の前記基板処理装置においては、受け渡し手段22や搬送手段23、塗布ユニット24、洗浄ユニット28等の各処理ユニットの動作は制御部100により制御される。つまり制御部100は各処理ユニットのレシピの作成や管理、受け渡し手段22や搬送手段23の搬送レシピの作成や管理を行うと共に、レシピに応じて各処理ユニットや受け渡し手段22、搬送手段23の制御を行うものである。
この実施の形態の形態における、その働きの要点は、塗布ユニット23におけるスピンチャックSの交換にあるので、この点について説明すると、制御部100では、塗布ユニット24におけるレジスト液の種類や、同じレジスト液であってもレジスト液の粘度、スピンチャックSの回転数によって決定される目標膜厚等、目的とする液処理の種別毎にレシピが用意されていて、このレシピには当該レシピに対応するスピンチャックSが搭載されている。そして制御部100に設けられたレシピ選択部により所定の液処理のレシピを選択すると、当該塗布処理に対応するスピンチャックSを選択し、搬送手段23により選択されたスピンチャックを塗布ユニット24に搬送し、塗布ユニット24では選択されたスピンチャックSの交換を行なうように、塗布ユニット24や搬送手段23の動作が制御されるようになっている。
続いて上述の基板処理装置を用いて、基板Gに対して所定の処理例えば基板Gの表面に塗布膜を形成する手法について説明する。先ず外部から基板保持部材キャリアSCがキャリア載置部21に搬入され、基板保持部材キャリアSC内のスピンチャックSは受け渡し手段22、受け渡しユニットTRSを介して棚ユニットU1,U2の所定の保管ユニット28の基板保持部材載置部上に載置される。そして例えばレシピ選択部により第1のレシピの後に、第2のレシピを行うように選択する。
第1のレシピを選択すると、例えば図14(a)に示すように、所定の保管ユニット27まで搬送手段23が当該ユニット27に収納されている、第1のレシピに対応するスピンチャックS1を受け取りに行き、塗布ユニット24にこのスピンチャックS1を搬送する。塗布ユニット24では、既述のように所定位置にスピンチャックS1が搬送された後、排気手段34による排気を開始してスピンチャックSを吸着部33に真空吸着させる。
こうして対応するスピンチャックS1を塗布ユニット24にセットした後、基板Gに対して所定の処理を行う。そして予定された枚数の基板Gに対して所定の処理を行い、第1のレシピの処理を終了した後、第2のレシピが第1のレシピと同じスピンチャックS1を用いる場合には、塗布ユニット24ではそのまま続いて第2のレシピを行う。一方、第2のレシピが第1のレシピと異なるスピンチャックS2を用いる場合には、塗布ユニット24にてスピンチャックの交換を行う。
この場合には、図14(b)に示すように、先ず排気手段34による排気を停止して吸着部33による交換前のスピンチャックS1の吸着力を解除し、既述のように搬送手段23にスピンチャックS1を受け渡すことにより取り外し、搬送手段23は当該スピンチャックS1を洗浄ユニット28に搬送し、当該ユニット28にてこのスピンチャックS1の洗浄を行う。次いで図14(c)に示すように、搬送手段23は新たなスピンチャックS2を所定の保管ユニット27に受け取りに行き、スピンチャックS2を塗布ユニット24まで搬送する。そして既述のように塗布ユニット24の吸着部33にスピンチャックS2を受け渡して、取り付けることにより、スピンチャックS2の交換を行う。こうして塗布ユニット24に新たなスピンチャックS2をセットした後、第2のレシピの処理を行う。また洗浄ユニット28にて洗浄されたスピンチャックS1は、棚ユニットU1,U2の空いている保管ユニット27に搬送されるか、受け渡しユニットTRSを介して基板保持部材キャリアSC内に収納される。
このような基板処理装置では、塗布ユニット24にて行われる塗布処理レシピ毎に、このレシピと対応するスピンチャックSが選択され、交換されるので、レジスト液の種類を変えたときや回転数を変えたときにも、既述の風切りムラや額縁ムラの発生が抑えられ、面内均一性の高い膜厚プロファイルを確保することができる。
この際、上述の例では、塗布処理レシピと対応するスピンチャックを自動的に選択して、搬送手段23により塗布ユニット24に搬送し、スピンチャックSを自動的に交換しているので、スピンチャックSの交換に手間がかからず、しかも交換時間が短縮されるので、装置稼動率を高め、処理全体のスループットを向上させることができる。
つまり手動にてスピンチャックSの交換を行うためには、リングプレート57
を外して交換処理を行なわなければならず、このリングプレート57の着脱が必要である上、リングプレート57の水平度と、リングプレート57とスピンチャックSに保持されたウエハとの距離が夫々シビアに設定されており、これら精度が狂うと形成される膜の膜厚が変化してしまうため、これらの位置精度の調整にかなりの手間と時間がかかってしまう。一方スピンチャックSを自動的に交換する場合には、リングプレート57の着脱自体が不要であるので、交換自体を短時間で行うことができる上、前記リングプレート57の位置精度の調整が不要であるので、手動でスピンチャックSの交換を行う場合に比べて大幅に交換に要する時間を短縮することができる。
さらに上述の例では、棚ユニットU1,U2の使用していないスペースを交換用のスピンチャックSの保管ユニット27として利用しているので、棚ユニットU1,U2を有効利用でき、省スペース化を図ることができる。さらにまた、基板GとスピンチャックSとで共通の搬送手段23を用いているので、夫々別個の搬送手段を用意する場合に比べてコストダウンや省スペース化を図ることができる。
さらにまた上述の例では、スピンチャックSを交換する際、使用済みのスピンチャックSを洗浄ユニット28に搬送してから、保管ユニット27又は基板保持部材キャリアSCに収納しているので、次に使用される前に付着したレジスト液等の汚染が除去され、保管ユニット27や基板保持部材キャリアSC内には、汚れが除去されて清浄度の高いスピンチャックSが収納されることになる。これによりパーティクルの発生が抑えられ、良好な膜質を確保することができる。
さらにまたスピンチャックSの洗浄にはある程度の時間が要求されるが、上述の例では使用済みのスピンチャックSが次に使用されるまでの待機時間を利用して洗浄を行っているので、処理全体のスループットを高めることができる。この際、上述の洗浄ユニット28では、気流調整部材44を超音波発生手段72に接触させ、気流調整部材44に超音波振動を与えることにより、高い洗浄力を確保することができるので、スピンチャックSに付着した汚れを十分に除去することができる。
また上述の例では、基板保持部材キャリアSCをキャリア載置部21に載置して、当該基板保持部材キャリアSC内のスピンチャックSを、受け渡し手段22→棚ユニットU1の受け渡しユニットTRS→棚ユニットU1,U2の所定の保管ユニット27に自動的に搬送しているので、前記保管ユニット27に作業者がスピンチャックSを収納する場合に比べて、手間をかけずに、スピンチャックSを所定の保管ユニット27に収納することができる。
続いて本発明の他の実施の形態について図15を用いて説明する。この実施の形態が上述の実施の形態と異なる点は、処理部B2内に、交換用のスピンチャックSを収納するための専用の棚ユニットU3を設ける点である。この例では、棚ユニットU3は、例えば図15(a)に示すように、キャリアブロックB1から見て棚ユニットU1の左側であって、基板保持部材キャリアSCに望む位置に設けられている。棚ユニットU3は、例えば図15(b)に示すように、前記複数個例えば3個の保管ユニット27と、複数個例えば2個の洗浄ユニット28と、1個のスピンチャックS用の受け渡しユニット81を多段に積層して構成されており、棚ユニットU3の全てのユニットは、搬送手段23によりアクセスでき、さらに受け渡しユニット81は受け渡し手段22によりアクセスできるように構成されている。
そして、キャリア載置部21に載置された基板保持部材キャリアSC内のスピンチャックSは、受け渡し手段22により棚ユニットU3の受け渡しユニット81に受け渡され、この受け渡しユニット81のスピンチャックSは搬送手段23により各保管ユニット27に搬送されるように制御部100にて制御される。なお、この例においても棚ユニットU3に受け渡しユニット81を設けず、棚ユニットU1の受け渡しユニットTRSと搬送手段23を介して保管ユニット27と基板保持部材キャリアSCとの間でスピンチャックSの受け渡しを行うようにしてもよい。
このような構成では、保管ユニット27と洗浄ユニット28との専用の棚ユニットU3を設けたので、スピンチャックSの洗浄や収納に要するエリアが集約される。このため複数の棚ユニットU1,U2のばらばらの位置に保管ユニット27や洗浄ユニット28が設けられている場合に比べて、洗浄ユニット28と保管ユニット27とが近くに設けられているので、塗布ユニット24にてスピンチャックSを交換する際、搬送手段23は塗布ユニット24→洗浄ユニット28→保管ユニット27→塗布ユニット24という搬送経路で搬送を行う場合に、この搬送経路が簡略化され、搬送に要する時間を短縮して、スループットを高めることができる。
またこの例では複数の洗浄ユニット28を設けているので、洗浄時間が長い場合であっても、次の使用済みスピンチャックSが洗浄ユニット28が空くまで、待機する事態の発生が抑えられ、さらにスループットの向上を図ることができる。
さらにまたこの例では、棚ユニットU3にスピンチャックS専用の受け渡しユニット81を設けたので、スピンチャックSが受け渡しユニット28が空くまで、待機することが起こりにくく、この点からもスループットを高めることができる。
続いて本発明のさらに他の実施の形態について図16を用いて説明する。この実施の形態は、上述の図15の構成において、保管ユニット27と洗浄ユニット28の専用の棚ユニットU3と、塗布ユニット24との間でスピンチャックSを搬送するための専用の搬送アーム82を設けたものである。前記搬送アーム82は、例えば進退自在、昇降自在、略鉛直軸周りに回転自在に構成され、棚ユニットU3の各ユニットと塗布ユニット24に対してアクセスできるようになっている。そして、スピンチャックSの交換を行う場合には、搬送アーム82により使用済みのスピンチャックSを洗浄ユニット28に搬送した後、搬送アーム82により対応する保管ユニット27のスピンチャックSを塗布ユニット24に搬送するように制御部100により制御する。
このような構成では、棚ユニットU3と塗布ユニット24との間でスピンチャックSを搬送するための専用の搬送アーム82を設けたので、スピンチャックSの搬送と、基板Gとの搬送とを別個に独立して行うことができる。このためスピンチャックSが搬送手段23が空くまで待機することが発生しないので、搬送に要する時間が短縮され、スループットを高めることができる。また搬送手段23は基板Gのみを搬送し、搬送アーム82はスピンチャックSのみを搬送するので、搬送アーム82、搬送手段23の搬送プログラムが簡易化される。
続いて本発明のさらに他の実施の形態について図17を用いて説明する。この実施の形態は、基板処理装置のキャリアブロックB1に、キャリアCの配列方向に隣接して、スピンチャックブロックB5を接続した構成である。このスピンチャックブロックB5は、キャリアブロックB1の受け渡し手段22によりアクセスできるように設けられた中間載置部83と、複数個の保管ユニット27と複数個の洗浄ユニット28とを多段に配列した棚ユニットU4と、前記中間載置部83と棚ユニットU4の各ユニットとの間でスピンチャックSの受け渡しを行うための、昇降自在、略鉛直軸周りに回転自在、進退自在に構成された受け渡しアーム84と、を備えている。
この例では、キャリア載置部21の基板保持部材キャリアSC内のスピンチャックSは受け渡し手段22により中間載置部83に搬送され、次いで中間載置部83のスピンチャックSは受け渡しアーム84により棚ユニットU4の所定の保管ユニット27内に収納される。そしてスピンチャックSの交換を行う場合には、搬送手段23により使用済みのスピンチャックSを棚ユニットU1の受け渡しユニットTRS、受け渡し手段22を介して中間載置部83に搬送し、次いで受け渡しアーム84により棚ユニットU4の洗浄ユニット28に搬送する。この後、受け渡しアーム84により対応する保管ユニット27のスピンチャックSを中間載置部83に搬送し、中間載置部83のスピンチャックSは受け渡し手段22、棚ユニットU1の受け渡しユニットTRSを介して搬送手段23により塗布ユニット24に搬送されるように制御部100により制御する。
このような構成では、処理部B2の大きさやレイアウトを変えることなく、スピンチャックSの保管ユニット27と、洗浄ユニット28とをキャリアブロックB1からアクセスできるように設けることができる。このため、処理部B2内の棚ユニットU1,U2に空きスペースがない場合に、既存の処理部B2を利用したまま、前記保管ユニット27や、洗浄ユニット28を設けることができ、有効である。さらに図17の構成では、基板保持部材キャリアSCを使用せず、予め棚ユニットU4に交換用のスピンチャックSを収納しておいてもよい。
以上において本発明では、基板保持部材キャリアSC自体を基板保持部材保管部として用いて、基板保持部材キャリアSCと塗布ユニット24との間でスピンチャックSの搬送を行い、塗布ユニット24のスピンチャックSの交換を行うようにしてもよい。
本発明では、マスク基板Gの一辺の長さは152mm±0.4mmであって、誤差範囲がかなり大きいので、基板サイズ(誤差の大きさ)に応じてスピンチャックSを交換するようにしてもよい。この場合には、基板Gの誤差範囲毎に、基板Gをロットを組み込む一方、基板Gの大きさに合うスピンチャックSを用意しておき、基板サイズに対応するスピンチャックSを選択して、交換するように制御部100が構成される。このような構成では、基板Gの大きさがスピンチャックSと合わずに、基板Gの回転中に基板中心とスピンチャックSの回転中心とがずれるおそれがなく、面内均一性の高い塗布処理を行うことができる。
また形状の同じスピンチャックSを用意しておき、スピンチャックSを所定回数使用した後、交換するように制御部100を構成するようにしてもよい。この場合には、所定回数使用して、レジスト液の付着したスピンチャックSが、定期的に洗浄されるので、パーティクルが発生を抑え、良好な膜質を確保することができる。
さらにずれ防止の手段として、図18に示すように、スピンチャックSの吸着部86を凹部40よりも一回り大きく構成し、凹部40の隅部を挟む両辺において、隅部近傍位置に隅部の横方向の移動を抑えるピン85を設ける構成としてもよい。
本発明においては、基板Gはマスク基板に限られず、例えば液晶ディスプレイ用のガラス基板などであってもよい。また本発明においては、塗布液を塗布する処理はレジスト液の塗布処理に限られず、露光後の基板Gに現像液を供給して現像する処理であってもよい。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る基板処理装置を示す斜視図である。 前記基板処理装置に設けられる棚ユニットを示す断面図である。 前記基板処理装置に設けられる塗布ユニットを示す断面図である。 前記塗布ユニットに設けられるスピンチャックを示す断面図である。 前記スピンチャックを示す斜視図である。 前記スピンチャックを示す平面図である。 前記スピンチャックの一部を示す平面図である。 前記基板処理装置に設けられる搬送手段を示す斜視図である。 前記搬送手段を示す平面図である。 前記搬送手段の作用を示す斜視図である。 前記基板処理装置に設けられる受け渡し手段を示す平面図と側面図である。 前記基板処理装置に設けられる洗浄ユニットを示す断面図である。 前記基板処理装置において行われる塗布ユニットのスピンチャックを交換する様子を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態の基板処理装置を示す平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態の基板処理装置を示す平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態の基板処理装置を示す平面図である。 本発明の基板保持部材のさらに他の例を示す平面図である。 従来の塗布ユニットにおける塗布処理を示す斜視図と平面図である。 従来の塗布処理において発生する膜厚のムラを示す平面図と断面図である。
符号の説明
B1 キャリアブロック
B2 処理部
B5 スピンチャックブロック
C キャリア
SC スピンチャック用キャリア
22 受け渡し手段
23 搬送手段
24 塗布ユニット
27 保管ユニット
28 洗浄ユニット
31 軸部
33 吸着部
40 凹部
43 切り欠き部
44 気流調整部材
58 供給ノズル
61 保持アーム
72 超音波発生手段

Claims (17)

  1. 回転しているときの気流の調整をするために基板の周囲を囲む気流調整部材を備えると共に角型の基板を水平に保持するための基板保持部材と、この基板保持部材を鉛直軸回りに回転させるための、前記基板保持部材と吸着により着脱自在に設けられた回転軸部と、前記基板保持部材に保持された基板の表面に薬液を供給するための供給ノズルと、を備え、基板の表面に薬液を供給し、基板保持部材により基板を回転させて薬液を塗布するための液処理ユニットと、
    この液処理ユニットに用いられる薬液の粘度及び薬液塗布時の基板の回転数を含む複数の液処理のレシピごとに用意された基板保持部材を保管するための基板保持部材保管部と、
    前記基板保持部材を搬送するための搬送手段と、
    前記複数の液処理のレシピを記憶すると共に、前記回転軸部から基板保持部材を受け取り、また基板保持部材保管部に保管されている、選択されたレシピに対応する気流調整部材を備えた基板保持部材を前記回転軸部に受け渡すように前記搬送手段を制御する制御部と、を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 基板保持部材は、基板が嵌入される凹部を備え、気流調整部材はこの凹部の周縁に設けられていることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記搬送手段は、前記基板及び前記基板保持部を液処理ユニットに対して搬送することを特徴とする請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記搬送手段は、基板の隅部を支持する支持片を備え、
    前記基板保持部材は、基板を支持したときに基板の隅部が突出する位置に形成されると共に前記支持片が上下方向に通過できる切り欠き部を備え、
    前記制御部は、前記搬送手段が基板保持部材から基板を受け取るときには、前記切り欠き部が搬送手段の支持片と対向する位置となるように当該基板保持部材を回転させ、また前記搬送手段回転軸部から基板保持部材を受け取るときには、前記気流調整部材が搬送手段の支持片に対向する位置となるように当該基板保持部材を回転させるための制御信号を出力することを特徴とする請求項3記載の基板処理装置。
  5. 前記基板保持部材を洗浄するための洗浄ユニットをさらに備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  6. 前記制御部は、液処理ユニットにて使用された基板保持部材を洗浄ユニットに搬送し、次いで基板保持部材保管部に載置された別の基板保持部材を前記液処理ユニットに搬送するように搬送手段を制御することを特徴とする請求項5記載の基板処理装置。
  7. 前記基板保持部材保管部及び前記洗浄ユニットは、液処理に対する前処理または後処理を行うための複数の処理ユニットを多段に積層して構成される棚ユニットに設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載の基板処理装置。
  8. 前記基板保持部材保管部及び前記洗浄ユニットは、同じ棚ユニットに設けられていることを特徴とする請求項7記載の基板処理装置。
  9. 複数の基板保持部材保管部と前記洗浄ユニットとを多段に積層して構成される棚ユニットと、この棚ユニットに設けられる基板保持部材保管部と洗浄ユニットと液処理ユニットの間で基板保持部材を搬送するための基板保持部材搬送用の搬送アームと、を備えることを特徴とする請求項8記載の基板処理装置。
  10. 複数枚の基板が収納されたキャリアが搬入出されるキャリア載置部と、複数枚の基板保持部材を収納するための基板保持部材キャリアが搬入出される基板保持部材キャリア載置部と、この基板保持部材キャリア載置部に載置された基板保持部材キャリアと前記搬送手段との間で基板保持部材の受け渡しを行うための受け渡し手段と、を含むキャリアブロックを備えることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  11. 前記キャリアブロックに隣接して設けられ、基板保持部材を載置するための複数の基板保持部材保管部が多段に積層されて構成された棚ユニットと、キャリアブロックの受け渡し手段との間で基板保持部材の受け渡しを行うための中間載置部と、棚ユニットの基板保持部材保管部と中間載置部との間で基板保持部材の搬送を行うための搬送アームと、を含む基板保持部材ブロックと、を備え、
    前記基板保持部材ブロックの中間載置部と、前記処理部の搬送手段との間で、前記キャリアブロックの受け渡し手段により基板保持部材の搬送を行うことを特徴とする請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 前記洗浄ユニットは、基板保持部材を支持するための保持部と、保持部に保持された基板保持部材の表面に対して洗浄液を供給するための洗浄液供給ノズルと、保持部に保持された基板保持部材に超音波振動を与えるための超音波発生手段と、を備え、
    表面に洗浄液供給ノズルにより洗浄液が供給された基板保持部材に、超音波発生手段により超音波振動を与えながら基板保持部材の洗浄を行うことを特徴とする請求項5ないし9のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  13. 液処理ユニットに設けられた基板保持部材に角型の基板を水平に保持し、この基板の表面に供給ノズルから薬液を供給すると共に基板保持部材により基板を回転させて薬液を塗布する工程を含む基板処理方法において、
    回転しているときの気流の調整をするために基板の周囲を囲む気流調整部材を備えた基板保持部材を搬送手段により搬送して、鉛直軸回りに回転させるために液処理ユニットに設けられた回転軸部に吸着させる工程と、
    前記基板保持部材に基板を水平に保持して薬液を塗布した後、前記搬送手段により前記回転軸部から基板保持部材を受け取る工程と、
    薬液の粘度及び薬液塗布時の基板の回転数を含む複数の液処理のレシピごとに用意され、基板保持部材保管部に保管された基板保持部材の中から、選択されたレシピに対応する気流調整部材を備えた基板保持部材を前記搬送手段により前記回転軸部に受け渡す工程と、を備えたことを特徴とする基板処理方法。
  14. 基板保持部材は、基板が嵌入される凹部を備え、気流調整部材はこの凹部の周縁に設けられていることを特徴とする請求項13記載の基板処理方法。
  15. 前記搬送手段は、前記基板及び前記基板保持部材を液処理ユニットに対して搬送することを特徴とする請求項13または14に記載の基板処理装置。
  16. 前記搬送手段は、基板の隅部を支持する支持片を備え、
    前記基板保持部材は、基板を支持したときに基板の隅部が突出する位置に形成されると共に前記支持片が上下方向に通過できる切り欠き部を備え、
    前記搬送手段が基板保持部材から基板を受け取るときには、前記切り欠き部が搬送手段の支持片と対向する位置となるように当該基板保持部材を回転させ、また前記搬送手段回転軸部から基板保持部材を受け取るときには、前記気流調整部材が搬送手段の支持片に対向する位置となるように当該基板保持部材を回転させることを特徴とする請求項15記載の基板処理方法。
  17. 複数枚の基板保持部材を収納してキャリアブロックに搬入された基板保持部材キャリアから基板保持部材を取り出して前記基板保持部材保管部に搬送する工程を含むことを特徴とする請求項13ないし16のいずれか一つに記載の基板処理方法。
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