JP4109091B2 - 予定管理装置および方法、プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予定管理装置および方法、プログラムに関し、特に通信ネットワークを介して利用者の予定を管理する予定管理装置および方法、プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パソコン、携帯電話機、さらには携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)などの情報処理端末の普及に伴い、個人の情報をこれら情報処理端末で管理するためのPIM(Personal Information Manager)ソフトウェアが広く利用されている。
この種のPIMソフトウェアで実現される最も有用な機能の1つとして、個人のスケジュールを管理する予定管理機能がある。この予定管理機能は、利用者が登録した、個々の予定に関する日時、相手、場所、行動などの予定情報をデータベースで管理しており、操作に応じて各スケジュールを表形式で画面表示させたり、その予定日時に近くなった時点で自動的にその予定情報を可視・可聴表示させたりすることができる。
【0003】
このような予定管理機能を利用する場合、利用者は、各情報処理端末でPIMソフトウェアを実行し、情報処理端末のキーボード、ボタン、マウス、あるいはタッチパネルなどの操作入力手段を用いて個々の予定情報を登録する。
例えば、外出時に新たな予定が発生した場合、そのとき携帯している携帯電話機や携帯情報端末のPIMソフトウェアを実行させ、その操作入力手段を用いて新たな予定に関する日時、相手、場所、行動などの予定情報を登録することになる。
また、予定を確認する際には、そのとき携帯している携帯電話機や携帯情報端末の操作入力手段を用いて、予定情報を表示画面で確認することになる。
【0004】
また、上記のような予定情報を抽出する機能はないものの、情報処理端末で電子メールを送信する際の操作負担を軽減するものとして、音声入力されたメールアドレスおよび本文を文字列に変換して用いるものも提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
これは、メールアドレスの文字の並びパターンを用いてメールアドレスを検索し、他の文字列はメール本文としてそのまま用いるものとなっている。
【0005】
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【特許文献1】
特開2002−16701号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の予定管理方法では、利用者が新たな予定に関する予定情報を登録する場合、情報処理端末の操作入力手段を操作する必要がある。しかしながら、携帯電話機や携帯情報端末の場合、小型軽量であることから操作入力手段の操作性が低く、予定情報を効率よく登録できないという問題点がある。また、このような情報処理端末が手元にない場合には、予定情報を登録することもできなくなる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、操作性の低い携帯電話機や携帯情報端末であっても、さらには情報処理端末が手元にない場合でも、利用者が容易に予定情報を登録できる予定管理装置および方法、プログラムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる予定管理装置は、各種データを格納する記憶部を有し、通信ネットワークを介して利用者から通知された予定内容を記憶部の予定管理データへ登録して管理する予定管理装置であって、通信ネットワークから到来した利用者の音声を文字列に変換し、その文字列を入力文字列として出力する文字列変換手段と、入力文字列を所定段階深さ品詞単位で複数の形態素に分解し、かつ所定形態素列長で抽出した入力形態素として出力する形態素解析手段と、形態素解析手段で得られた入力形態素に基づき、入力文字列に含まれる予定内容に関する予定情報を抽出する情報抽出手段と、この情報抽出手段で得られた予定情報を予定管理データへ登録して管理する予定管理手段と、予定内容を構成する各種情報を含む任意の文字列を予め形態素に分解して得られた複数のルール形態素列と当該ルール形態素列の情報内容の種別を示す情報内容種別との対応関係を示すルールデータとを備え、情報抽出手段で、入力形態素列とルールデータ内のルール形態素列とを、それぞれが持つ品詞の並び方で照合することにより、予定情報を示す情報内容種別に対応する入力形態素列を入力文字列から取得し、その入力形態素列を予定情報として抽出している
【0009】
予定情報を利用者へ通知する場合、予定管理手段で、予定管理データに登録されている予定情報を含む電子メールを、その予定時期の到来に先立って通信ネットワークを介して利用者へ送信するようにしてもよい。
元の予定音声を利用者が聴取する場合、予定管理手段で、音声を予定音声として記憶部の予定音声データへ登録しておき、電子メールを送信する際、当該予定音声に対するアクセス情報を電子メールに付加して送信し、通信ネットワークを介して受信した、アクセス情報を用いた予定音声に対する利用者からの聴取要求に応じて、予定音声データに登録されている当該予定音声を取り出して返送するようにしてもよい。
利用者が予定情報を閲覧する場合、予定管理手段で、通信ネットワークを介して受信した、予定情報に対する利用者からの閲覧要求に応じて、予定管理データに登録されている当該利用者の予定情報を取り出して返送するようにしてもよい。
【0010】
また、本発明にかかる予定管理方法は、各種データを格納する記憶部を有し、通信ネットワークを介して利用者から通知された予定内容を記憶部の予定管理データへ登録して管理する予定管理装置で用いられる予定管理方法であって、通信ネットワークから到来した利用者の音声を文字列に変換し、その文字列を入力文字列として出力する第1のステップと、入力文字列を所定段階深さの品詞単位で複数の形態素に分解し、かつ所定形態素列長で抽出した入力形態素として出力する第2のステップと、形態素解析手段で得られた入力形態素に基づき、入力文字列に含まれる予定内容に関する予定情報を抽出する第3のステップと、この情報抽出手段で得られた予定情報を予定管理データへ登録して管理する第4のステップとを備え、第3のステップで、予定内容を構成する各種情報を含む任意の文字列を予め形態素に分解して得られた複数のルール形態素列と当該ルール形態素列の情報内容の種別を示す情報内容種別との対応関係を示すルールデータのルール形態素列と、入力形態素列とを、それぞれが持つ品詞の並び方で照合することにより、予定情報を示す情報内容種別に対応する入力形態素列を入力文字列から取得し、その入力形態素列を予定情報として抽出している
【0012】
予定情報を利用者へ通知する場合、第4のステップで、予定管理データに登録されている予定情報を含む電子メールを、その予定時期の到来に先立って通信ネットワークを介して利用者へ送信するようにしてもよい。
元の予定音声を利用者が聴取する場合、第4のステップで、音声を予定音声として記憶部の予定音声データへ登録しておき、電子メールを送信する際、当該予定音声に対するアクセス情報を電子メールに付加して送信し、通信ネットワークを介して受信した、アクセス情報を用いた予定音声に対する利用者からの聴取要求に応じて、予定音声データに登録されている当該予定音声を取り出して返送するようにしてもよい。
利用者が予定情報を閲覧する場合、第4のステップで、通信ネットワークを介して受信した、予定情報に対する利用者からの閲覧要求に応じて、予定管理データに登録されている当該利用者の予定情報を取り出して返送するようにしてもよい。
【0013】
また、本発明にかかるプログラムは、各種データを格納する記憶部を有し、通信ネットワークを介して利用者から通知された予定内容を記憶部の予定管理データへ登録して管理する予定管理装置のコンピュータで、前述した各予定管理方法のいずれか1つを実行させるためのプログラムである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかる予定管理装置の構成を示すブロック図である。
予定管理装置10は、インターネット、携帯電話網、公衆電話網などの通信ネットワーク4に接続されて、その通信ネットワーク4から到来した予定内容を含む音声すなわち予定音声に含まれる予定情報を抽出して管理する装置である。
なお、携帯端末5およびPC端末6は、利用者が用いる携帯電話機や携帯情報端末などの一般的な携帯端末やパソコンであり、これらについての説明は省略する。
【0015】
この予定管理装置は、全体としてコンピュータからなり、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)1、記憶部2、および制御部3が設けられている。
通信I/F部1は、通信ネットワーク4を介して携帯端末5やPC端末6と音声やデータをやり取りする回路部である。
記憶部2は、ハードディスクやメモリからなり、制御部3での予定管理処理に用いる予定管理データ2A、予定音声データ2B、ルールデータ2C、および利用者データ2Dなどの各種データや、制御部3で実行されるプログラム2Eなど、制御部3での処理動作に用いる各種情報を記憶する記憶装置である。
【0016】
予定管理データ2Aは、通信ネットワーク4から到来した予定音声から抽出した予定情報など、利用者の個々の予定を管理するためのデータである。
予定音声データ2Bは、通信ネットワーク4から到来した予定音声がデジタル化されて蓄積された音声データである。
ルールデータ2Cは、通信ネットワーク4から到来した予定音声を文字列変換して得られた入力文字列から所望の予定情報を抽出する際に用いるデータである。
【0017】
利用者データ2Dは、IDやパスワードからなる認証情報や予定通知先情報などの各利用者に固有のデータである。
プログラム2Eは、予め記録媒体9や通信I/F1を介して読み込まれて記憶部2へ格納され、制御部3で実行されることにより予定情報管理機能を実現するプログラムである。
【0018】
制御部3は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部2のプログラム2Eを読み込んで実行することにより、そのプログラム2Eと自装置のハードウェア資源とを協働させて、予定情報管理処理を行う機能手段を実現する。
この機能手段としては、利用者管理手段3A、文字列変換手段3B、情報抽出手段3C、形態素解析手段3D、および予定管理手段3Eがある。
【0019】
利用者管理手段3Aは、記憶部2内の利用者データ2Dに含まれるIDおよびパスワードを用いて、予定管理装置10へアクセスした利用者を認証する機能部である。
文字列変換手段3Bは、通信ネットワーク4から到来した予定音声を自然言語の文字列へ変換し、これを入力文字列として出力する機能部である。
【0020】
情報抽出手段3Cは、文字列変換手段3Bで得られた入力文字列を形態素解析手段3Dにより形態素に解析し、これら形態素を入力形態素として記憶部2内の各ルールデータ2Cと照合することにより、その入力文字列から所望の予定情報を抽出する機能部である。
形態素解析手段3Dは、入力文字列を、名詞、助詞、動詞などの品詞単位で複数の形態素に分解する機能部である。
【0021】
予定管理手段3Eは、通信ネットワーク4を介して利用者からの各種要求を受け付け、その要求に対して各種サービスを提供する機能部である。
例えば、利用者からの予定登録要求に応じて、利用者管理手段3A、文字列変換手段3B、情報抽出手段3C、および形態素解析手段3Dを用いることにより、通信ネットワーク4から到来した音声から所望の予定情報を抽出し、その予定情報を記憶部2内の予定管理データ2Aへ登録するとともに、元の予定音声を記憶部2内の予定音声データ2Bへ登録する。
【0022】
また、予定管理手段3Eでは、予定管理データ2Aに登録されている個々の予定の予定通知時期の到来に応じて、当該利用者へその予定情報を電子メールで通知し、利用者からの予定音声聴取要求に応じて、対応する予定音声を記憶部2内の予定音声データ2Bから取り出して提供する。
あるいは、利用者からの予定情報閲覧要求に応じて、対応する予定情報を記憶部2内の予定管理データ2Aから取り出して提供する。さらには、利用者からの予定情報更新要求に応じて、利用者から受け取った予定情報を予定管理データ2Aへ更新登録する。
【0023】
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態にかかる予定管理装置の動作として、予定登録処理について説明する。図2は本実施の形態にかかる予定登録処理を示すシーケンス図である。図3は本実施の形態にかかる予定登録処理を示す説明図である。
ここでは、利用者が携帯電話機や携帯情報端末などの携帯端末を用いて予定管理装置へアクセスする場合について説明する。
【0024】
利用者は、新たに発生した予定を予定管理装置へ登録したい場合、その予定情報の登録を予定管理装置へ要求するため、携帯端末5で予定登録要求操作を行う(ステップ100)。この操作は、携帯端末から通信ネットワーク4に接続された一般的な通信装置へアクセスする操作と同じである。
携帯端末5は、上記操作に応じて、通信ネットワーク4を介して予定管理装置10へアクセスし、予定登録要求を送信する(ステップ101)。この要求には、利用者に予め付与されているIDやパスワードなどの認証情報が含まれている。
【0025】
予定管理装置10では、通信I/F部1を介して制御部3の予定管理手段3Eでこの予定登録要求を受け付ける。
予定管理手段3Eでは、まず、利用者管理手段3Aを用いて利用者に対する認証処理を行う(ステップ102)。
利用者管理手段3Aは、予定登録要求に含まれるIDおよびパスワードと、記憶部2の予定管理データ2Aに予め登録されているIDおよびパスワードとを比較することにより、当該利用者の認証を行う。
【0026】
この利用者管理手段3Aにより、利用者の認証が得られた場合、予定管理手段3Eは、要求元の携帯端末5へ認証完了を通知する(ステップ103)。
これに応じて、利用者は登録したい新たな予定の内容を音声により携帯端末5へ入力し(ステップ104)、この音声は、予定音声として携帯端末5から通信ネットワーク4を介して予定管理装置10へ送信される(ステップ105)。
【0027】
予定管理装置10の予定管理手段3Eでは、通信ネットワーク4を介して到来する予定音声を文字列変換手段3Bへ渡す。
文字列変換手段3Bでは、その予定音声を所定形式でデジタル化してデジタル予定音声へ変換した後、さらに文字列へ変換し(ステップ106)、その文字列を入力文字列として出力する。
情報抽出手段3Cでは、形態素解析手段3Dを用いてその入力文字列を形態素解析し(ステップ107)、得られた複数の形態素を入力形態素として、記憶部2のルールデータ2Cに予め登録されているルール形態素と照合することにより、その入力文字列から所望の予定情報を抽出する(ステップ108)。ここでは、その予定内容を示す、日時、相手、場所、行動などの各予定情報が抽出される。
【0028】
予定管理手段3Eでは、情報抽出手段3Cで抽出された予定情報を記憶部2の予定管理データ2Aへその利用者のIDと対応付けて登録する(ステップ109)。これとともに、元の予定音声から得られたデジタル予定音声を記憶部2の予定音声データ2Bへ登録する(ステップ110)。
このとき、デジタル予定音声は、通信ネットワーク4を介してアクセス可能な音声ファイルとして、URL(Uniform Resource Locators)などのアクセス情報が付与されて格納される。また、そのアクセス情報は、予定管理データ2A内の当該予定情報に関連付けて登録される。
その後、予定管理手段3Eから通信ネットワーク4を介して携帯端末5へ予定登録完了が通知され(ステップ111)、一連の予定登録処理が終了する。
【0029】
したがって、図3に示すように、「10月18日に村上さんと打ち合わせる」という予定音声20Vが入力された場合、これが文字列変換手段3Bで入力文字列20に変換される(ステップ106)。
そして、情報抽出手段3Cで、この入力文字列20から所望の予定情報30が抽出される(ステップ108)。この場合、日時「10月18日」、相手「村上さん」、場所「藤沢」、行動「打ち合わせる」という予定情報30が抽出され、予定管理データ2Aへ登録される(ステップ109)。
【0030】
予定管理データ2Aでは、利用者に固有のIDに対応付けて各予定情報が登録されている。各予定情報には、これらを管理するための予定No.や、後述する予定通知の管理に用いる状態情報として「通知済/待機中」が関連付けて登録されている。また、各予定情報には、予定音声データ2Bに登録した当該予定情報に対応するデジタル予定音声のアクセス情報も関連付けて登録されている。
一方、予定音声データ2Bでは、デジタル予定音声がそのアクセス情報と関連付けて登録されている。
【0031】
このように、文字列変換手段3Bで、通信ネットワーク4から到来した利用者の予定音声20Vを入力文字列20へ変換し、形態素解析手段3Dで、その入力文字列20を品詞単位で複数の入力形態素に分解し、情報抽出手段3Cで、その入力形態素に基づき入力文字列20に含まれる所望の予定内容に関する予定情報30を抽出し、予定管理手段3Eで、この予定情報30を予定管理データ2Aへ登録して管理するようにしたので、操作性の低い携帯電話機や携帯情報端末であっても、さらには情報処理端末が手元にない場合でも、利用者が音声により容易に予定情報を登録できる。
【0032】
また、利用者が複数の携帯端末5やPC端末6を利用している場合でも、予定管理装置10で集中して管理することができ、従来のように、利用者自らが予定情報を携帯端末5やPC端末6の間で転送して共通化する必要がなくなる。
【0033】
次に、図4および図5を参照して、本実施の形態にかかる予定管理装置の動作として、予定通知処理について説明する。図4は本実施の形態にかかる予定通知処理を示すシーケンス図である。図5は本実施の形態にかかる予定通知例を示す説明図である。
ここでは、予定管理装置10から利用者が携帯電話機や携帯情報端末などの携帯端末5へ予定情報を通知する場合について説明する。
【0034】
予定管理装置10の予定管理手段3Eでは、予定管理データ2Aに登録されている各予定情報のうち、その状態が「待機中」を示すものについて、その日時情報に基づき予定通知の要否を、常時、監視している(ステップ120)。
この際、いずれかの予定情報の予定時期までの期間が、所定の猶予期間、例えば1日分以下となった場合、その予定情報の通知が必要と判断し、予定管理データ2Aからその予定情報とデジタル予定音声のアクセス情報を取得する(ステップ121)。
そして、その予定情報とアクセス情報を予定通知用の電子メールへ格納し、通信ネットワーク4を介して利用者の携帯端末5へ送信することにより、予定情報を通知し(ステップ122)、その予定情報の状態を「通知済」とする。
【0035】
この場合、予定情報に対応付けて登録されているIDに基づき、記憶部2の利用者データ2Dを参照して、利用者を特定するとともに、予め登録されているその利用者の予定通知先情報を取得し、その予定通知先情報に基づき電子メールを送信する。
携帯端末5は、一般的な電子メール機能により、この電子メールを受信してその電子メールの内容すなわち予定情報を画面表示する(ステップ123)。これにより、利用者は予定管理装置10に登録しておいた各予定のうち、予定時期の到来が近いものについて、その予定内容を自動的に確認できる。
【0036】
この電子メールにより、携帯端末5の表示画面5Aには、図5に示すように、日時「10月18日」、相手「村上さん」、場所「藤沢」、行動「打ち合わせる」という予定情報5Bが表示される。
また、この予定情報5Bに対応する予定音声を聴取するためのアクセス情報5Cが表示(アンカー表示)される。
したがって、利用者が元の予定音声を確認したい場合には、このアクセス情報5Cを選択操作するという一般的な予定音声視聴要求操作を行えばよい(ステップ124)。
【0037】
携帯端末5では、この操作に応じて、通信ネットワーク4を介して予定管理装置10へ、そのアクセス情報を含む予定音声聴取要求を送信する(ステップ125)。
予定管理装置10の予定管理手段3Eでは、この予定音声聴取要求に応じて、記憶部2の予定音声データ2Bから、その要求で指定されたアクセス情報に対応するデジタル予定音声を取得し(ステップ126)、通信ネットワーク4を介して携帯端末5へ返送する(ステップ127)。
これにより、携帯端末5でその予定音声が再生される(ステップ128)。
【0038】
このように、予定管理手段3Eで、予定管理データ2Aに登録されている予定情報を含む電子メールを、その予定時期の到来に先立って通信ネットワーク4Aを介して利用者へ送信するようにしたので、利用者は各予定情報を自ら確認することなく、自動的にその予定時期の到来を確認できる。
なお、予定情報の通知先については、前述のように携帯端末5に限定されるものではなく、電子メールを受信できる装置、例えばPC端末6などの通信端末であれば、任意の装置で予定情報の通知を受け取ることができる。
【0039】
また、予定管理手段3Eで、音声を予定音声として記憶部2の予定音声データ2Bへ登録しておき、電子メールを送信する際、当該予定音声に対するアクセス情報を電子メールに付加して送信し、通信ネットワーク4を介して受信した、アクセス情報を用いた予定音声に対する利用者からの聴取要求に応じて、予定音声データ2Bに登録されている当該予定音声を予定音声データ2Bから取り出して返送するようにしたので、利用者が予定登録時の元の予定音声を聴取でき、予定情報として抽出されなかった、より詳細に予定内容を確認できる。
【0040】
次に、図6および図7を参照して、本実施の形態にかかる予定管理装置の動作として、予定閲覧処理について説明する。図6は本実施の形態にかかる予定閲覧処理を示すシーケンス図である。図7は本実施の形態にかかる予定閲覧表示例を示す説明図である。
ここでは、利用者がPC端末6を用いて予定管理装置10へアクセスし、利用者本人の予定情報を閲覧する場合について説明する。
【0041】
利用者は、予定管理装置10に登録してある予定情報を閲覧したい場合、PC端末6で予定情報の閲覧を要求する予定閲覧要求操作を行う(ステップ130)。この操作は、PC端末6から通信ネットワーク4に接続された一般的に通信装置へアクセスする操作と同じである。
PC端末6は、上記操作に応じて、通信ネットワーク4を介して予定管理装置10へアクセスし、予定閲覧要求を送信する(ステップ131)。この要求には、利用者に予め付与されているIDやパスワードなどの認証情報が含まれている。
【0042】
予定管理装置10の予定管理手段3Eは、この要求に応じて、前述の予定登録要求時と同様にして、利用者管理手段3Aで認証を行い(ステップ132)、その認証完了をPC端末6へ通知する(ステップ133)。
また、記憶部2の予定管理データ2Aから、当該利用者のIDと関連付けられている予定情報、さらにはその予定情報に対応する予定音声のアクセス情報やその予定情報の状態を取得し(ステップ134)、これら予定情報をPC端末6へ送信する(ステップ135)。
【0043】
PC端末6では、これら予定情報を受信して、図7に示すように、表示画面6Aへ表形式で一覧表示する(ステップ136)。ここでは、各予定情報の各項目、例えば「日時」、「相手」、「場所」、および「行動」の項目やアクセス情報が一覧表示されている。
また、各予定の状態に基づいて、その予定内容が電子メールで通知されて利用者により確認されたか否かが「確認」の項目で表示されている。
この表示画面6Aでは、表示された任意の予定情報を編集できる(ステップ137)。例えば予定日時が変更された場合には、その予定情報のうち「日時」の項目の内容が書き換えられる(ステップ138)。
【0044】
そして、利用者による所定の予定更新操作に応じて(ステップ139)、PC端末6から、更新した予定情報を含む予定更新要求が、通信ネットワーク4を介して予定管理装置10へ送信される(ステップ140)。
これに応じて、予定管理装置10の予定管理手段3Eでは、その要求に含まれている変更された予定情報を、記憶部2の予定管理データ2Aへ登録して当該予定情報を更新し(ステップ141)、更新完了をPC端末6へ通知する(ステップ142)。
【0045】
このように、予定管理手段3Eで、通信ネットワーク4を介して受信した、予定情報に対する利用者からの閲覧要求に応じて、予定管理データ2Aに登録されている当該利用者の予定情報を取り出して返送するようにしたので、PC端末6の表示画面でこれを表示することにより、利用者は各予定情報を一覧表示で確認できる。
また、一覧表示された予定情報を変更して、PC端末6から予定管理装置10へ予定情報更新を要求し、これに応じて予定管理手段3Eで、その要求に基づき予定管理データ2Aの予定情報を更新するようにしたので、利用者は容易に予定情報を更新できる。
【0046】
次に、図8および図9を参照して、予定管理装置10の情報抽出手段3Cにおける情報抽出処理について説明する。図8は情報抽出処理を示す説明図である。図9は情報抽出処理に用いるルールデータ2Cの構成例である。
情報抽出処理では、図8に示すような、自然言語の入力文字列20から、特定の内容の情報を所望の予定情報30として抽出することを目的としている。ここでは、特定の内容の情報として、日時、相手、場所、および行動に関する予定情報を抽出する例について説明する。
【0047】
形態素解析とは、自然言語の文字列を、名詞、助詞、動詞などの品詞を単位とする形態素に分解する処理である。品詞とは、意味を持つ文字列を、その性質で分類した場合の名称であり、この品詞単位で分解される文字列の単位すなわち形態素が、意味を持つ最も短い文字列となる。
形態素解析手段3Dで行われる形態素解析処理については、前述した公知の形態素解析方法を用いればよい(例えば、松本裕治ほか、”形態素解析システム 茶筌”,奈良先端科学技術大学院大学,[平成14年11月11日検索],インターネット<URL:http//chasen.aist-nara.ac.jp/index.html.ja>など参照)。
一般的な形態素解析処理では、予め品詞の具体例が多数登録された辞書を用いて、文字列を各形態素に分解している。
【0048】
例えば、図8に示すように、「10月18日に村上さんと藤沢で打ち合わせる」という入力文字列20を形態素解析した場合、文字データ20Aとその品詞20B、20Cからなる複数の形態素(以下では、入力文字列から得られた形態素を入力形態素という)21が生成される。例えば、「10」という文字データ20Aに対して、「名詞」および「数詞」という品詞20B,20Cが割り当てられ、これらが組として1つの入力形態素21を構成する。
なお、品詞については、例えば「名詞」には、「数詞」、「人名」、「地名」などの詳細な分類があり、分類が深いほど照合精度が向上するものの照合所要時間が増大する。この例では、2段階の深さの分類を用いているが、照合精度と照合所要時間とを考慮して分類の深さを任意に調整すればよい。
【0049】
ここで、「10月18日に村上さんと藤沢で打ち合わせる」という入力文字列20から、日時「10月18日」、相手「村上さん」、場所「藤沢」、および行動「打ち合わせる」という所望の予定情報30を抽出する場合、入力文字列20を構成するどの文字列がどの情報を示すのか、すなわちその情報内容種別20Mを把握する必要がある。
【0050】
本実施の形態では、このような品詞で分解して得られた複数の入力形態素21から1つ以上の入力形態素を取り出して構成される入力形態素列22が、有用な情報となる文字列を構成することに着目し、この入力形態素列22を単位として、情報内容種別との関係が設定された複数のルール形態素を有するルールデータ2Cと入力文字列20に含まれる各入力形態素列22とをそれぞれの形態素ごとに照合することにより、特定の情報内容種別の入力形態素列を検索し、得られた特定の情報内容種別20Mの入力形態素列を所望の情報として抽出するようにしたものである。
【0051】
ここで、ルール形態素とは、任意の文字列、望ましくは抽出したい種類の情報を含む例文を形態素解析することによって得られた形態素である。ルールデータ2Cは、複数の例文すなわち事例文字列から得られたルール形態素に対して、その文字列の情報内容を関連付けたものである。
また、有用な情報には、品詞の並びに特徴があることに着目し、入力文字列とルールデータとを照合する際、形態素列を構成する文字の並びを照合する方法のほかに、品詞の並びを照合するようにしている。
【0052】
記憶部2には、ルールデータ2Cとして多数のルールデータ41,42…が登録されている。
ルールデータ41には、各ルール形態素40を構成する情報すなわち、文字(文字データ)41A、品詞41B,41C…と、この文字データ41Aが有する情報の情報内容種別41Mが組として格納されている。他のルールデータ42…もルールデータ41と同じ構成をなしている。
【0053】
このようなルールデータ2Cは、予め当該予定管理装置10あるいは他の情報処理装置で生成され、記憶部2に格納される。
ルールデータを生成する際には、まず、事例用として入力された入力文字列を形態素解析手段3Dにより形態素解析して複数のルール形態素に分解し、これらルール形態素に対して、個々のルール形態素の文字データが属する情報内容種別を設定する。この情報内容種別の設定は、事例用入力文字列に対して利用者が判断して行ってもよく、あるいは事例用入力文字列として、情報内容種別の情報を示す文字位置が既知の文字列を使用してもよい。
【0054】
そして、各ルール形態素に対して、そのルール形態素の情報内容種別をそれぞれ関連付け、前述した図9のような構成で、ルールデータ2Cとして記憶部2へ登録する。
なお、図9では、情報内容種別の有無にかかわらず、事例用入力文字列に含まれるすべての形態素をルールデータ2Cとして登録した場合を例として説明したが、情報内容種別が明確なルール形態素またはその列だけをルールデータ2Cとして登録してもよく、ルールデータ2Cのサイズを削減でき、照合所要時間も短縮できる。
【0055】
次に、図10を参照して、情報抽出動作の具体例について説明する。図10は情報抽出動作の具体例である。
ここでは、所望の情報として日時情報を入力文字列から抽出するものとし、照合モードして、マッチングレベルが「文字データ」であり、形態素列長が「4」の照合モードを用いる場合を例として説明する。
入力文字列20として「10月8日に村上さんと藤沢で打ち合わせする」という文字列が入力された場合、この入力文字列が「10」〜「打ち合わせる」の11個の形態素に分解される。この例では、マッチングレベルが「文字データ」なので、各形態素のうち文字データ20Aが処理対象となる。
【0056】
照合処理では、この文字データ20Aから、形態素列長=4個ずつ形態素が取り出され、取り出した形態素の文字データからまず入力形態素列51が生成される(ステップ200)。なお、照合不一致に応じて、1形態素ずつその取り出し開始位置を移動させて入力形態素列52,〜,5nが順次生成されることになる。
そして、取り出した入力形態素列51が、ルールデータ2Cの各ルールデータの文字データ41A,42A,〜に内在する各ルール形態素と照合される(ステップ201)。
【0057】
この例では、「10月18日」という入力形態素列51が、ルールデータの文字データ42Aに存在しており、両者の文字データの並びが一致する。
このとき、ルールデータの文字データ42A内で見つかった各ルール形態素に、「日時」という情報内容種別42Mが関連付けられており、それが所望の情報内容種別と一致することから(ステップ202)、当該入力形態素列の文字データ列が所望の日時情報として抽出される(ステップ203)。
【0058】
次に、図11を参照して、情報抽出動作の他の具体例について説明する。図11は情報抽出動作の他の具体例である。
ここでは、所望の情報として相手情報を入力文字列から抽出するものとし、照合モードして、マッチングレベルが「品詞」であり、形態素列長が「2」の照合モードを用いる場合を例として説明する。
まず、入力文字列20が形態素に分解される。この例では、マッチングレベルが「品詞」なので、「名詞」「名詞」「名詞」「名詞」「助詞」「名詞」「接尾辞」「助詞」「名詞」「助詞」「動詞」という入力文字列の品詞20Bが処理対象となる。
【0059】
照合処理では、この品詞20Bから、形態素列長=2個ずつ形態素が取り出され、その取り出した形態素の品詞からまず入力形態素列61が生成される(ステップ200)。なお、照合不一致に応じて、1形態素ずつその取り出し開始位置を移動させて入力形態素列62,〜,6k,〜,6nが順次生成されることになる。
そして、取り出した入力形態素列61が、ルールデータ2Cの各ルールデータの品詞41B,42B,〜に内在する各ルール形態素と照合される(ステップ201)。この例では、その後生成された「名詞」「接尾辞」という入力形態素列6kが、ルールデータの品詞41Bに存在しており、両者の品詞の並びが一致する。
【0060】
このとき、ルールデータの品詞41B内で見つかった各ルール形態素に、「相手」という情報内容種別41Mが関連付けられており、それが所望の情報内容種別と一致することから(ステップ202)、当該入力形態素列の文字データ列が所望の相手情報として抽出される(ステップ203)。
なお、品詞レベルでの形態素列の比較については、その品詞の分類の所定の深さで比較される。この際、ルールデータ2Cとして用意されている分類の深さのうち、最も深いレベルから比較を開始し、不一致に応じて順に浅いレベルでの比較を行うようにしてもよく、照合精度を優先しながら柔軟に所望の情報を抽出できる。
【0061】
このように、予定内容を構成する各種情報を含む任意の文字列を予め形態素に分解して得られた複数のルール形態素と当該ルール形態素の情報内容の種別を示す情報内容種別との対応関係を示すルールデータ2Cを設けて、情報抽出手段3Cで、入力形態素21とルールデータ内のルール形態素40とを照合することにより、予定情報を示す情報内容種別に対応する入力形態素の列を入力形態素から取得し、その入力形態素列22を予定情報として抽出するようにしたので、入力文字列から予定内容に関する情報を精度よく抽出できる。
【0062】
なお、以上では、予定管理装置10に対して携帯端末5やPC端末6から各種要求を行う場合、予定管理装置10の予定管理手段3EでWebページを提供し、そのWebページへ携帯端末5やPC端末6からアクセスすることにより、各種要求や、IDさらにはパスワードの入力などを行うようにしてもよく、携帯端末5やPC端末6に標準装備されているブラウザ機能で、予定管理装置10へアクセスするとが可能となり、特別なアプリケーションが不要となる。
また、PC端末6での予定情報閲覧についても、予定管理装置10の予定管理手段3Eで、当該利用者の予定情報を一覧表示するためのWebページを、CGI(Common Gateway Interface)技術を用いて自動生成して提供するようにしてもよい。これにより、その予定情報の一覧表に対する編集機能も、HTML(HyperText Markup Language)形式の記述言語で実現できる。
【0063】
また、予定登録の際、携帯端末5から予定管理装置10へ送信する予定音声については、通常の携帯電話機が有する通話機能を用いて送信し、予定管理装置10の通信I/F部1で受信すればよい。あるいは、携帯端末5でVoIP(Voice over IP)技術を用いて音声をパケット化し、予定管理装置10へ送信するようにしてもよい。
なお、予定管理装置10では、予定音声を予定音声データ2Bへ登録する際、上記のようなブラウザで再生可能な形式のデジタル予定音声へ変換しておくことにより、携帯端末5やPC端末6でこれらデジタル予定音声を容易に再生できる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、文字列変換手段で、通信ネットワークから到来した利用者の予定音声を入力文字列へ変換し、形態素解析手段で、その入力文字列を品詞単位で複数の入力形態素に分解し、情報抽出手段で、その入力形態素に基づき入力文字列に含まれる所望の予定内容に関する予定情報を抽出し、予定管理手段で、この予定情報を予定管理データへ登録して管理するものとし、入力文字列から所望の予定情報を抽出する際、予定内容を構成する各種情報を含む任意の文字列を予め形態素に分解して得られた複数のルール形態素列と当該ルール形態素列の情報内容の種別を示す情報内容種別との対応関係を示すルールデータのルール形態素列と、入力形態素列とを、それぞれが持つ品詞の並び方で照合することにより、予定情報を示す情報内容種別に対応する入力形態素列を入力文字列から取得し、その入力形態素列を予定情報として抽出するようにしたので、操作性の低い携帯電話機や携帯情報端末であっても、さらには情報処理端末が手元にない場合でも、利用者が音声により容易に予定情報を登録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかる予定管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 予定登録処理を示すシーケンス図である。
【図3】 予定登録処理を示す説明図である。
【図4】 予定通知処理を示すシーケンス図である。
【図5】 携帯端末における予定通知例を示す説明図である。
【図6】 予定閲覧処理を示すシーケンス図である。
【図7】 PC端末における予定閲覧表示例を示す説明図である。
【図8】 情報抽出処理を示す説明図である。
【図9】 情報抽出処理に用いるルールデータの構成例である。
【図10】 情報抽出動作の具体例である。
【図11】 情報抽出動作の他の具体例である。
【符号の説明】
10…予定管理装置、1…通信I/F部、2…記憶部、2A…予定管理データ、2B…予定音声データ、2C…ルールデータ、2D…利用者データ、2E…プログラム、3…制御部、3A…利用者管理手段、3B…文字列変換手段、3C…情報抽出手段、3D…形態素解析手段、3E…予定管理手段、4…通信ネットワーク、5…携帯端末、5A…携帯端末表示画面、5B…予定情報、5C…アクセス情報(予定音声聴取用)、6…PC端末、6A…PC端末表示画面、20…入力文字列、20A…文字データ、20B,20C…品詞、20M…情報内容種別、21…入力形態素、22…入力形態素列、30…予定情報、40…ルール形態素、41…ルールデータ、41A,42A…文字データ、41B,42B…品詞、41M,42M…情報内容種別、51,52,53,5n…入力形態素列、61,62,6k,6n…入力形態素列。

Claims (9)

  1. 各種データを格納する記憶部を有し、通信ネットワークを介して利用者から通知された予定内容を前記記憶部の予定管理データへ登録して管理する予定管理装置であって、
    前記通信ネットワークから到来した前記利用者の音声を文字列に変換し、その文字列を入力文字列として出力する文字列変換手段と、
    前記入力文字列を所定段階深さの品詞単位で複数の形態素に分解し、かつ所定形態素列長で抽出した入力形態素として出力する形態素解析手段と、
    前記形態素解析手段で得られた前記入力形態素に基づき、前記入力文字列に含まれる前記予定内容に関する予定情報を抽出する情報抽出手段と、
    この情報抽出手段で得られた予定情報を前記予定管理データへ登録して管理する予定管理手段と
    予定内容を構成する各種情報を含む任意の文字列を予め形態素に分解して得られた複数のルール形態素列と当該ルール形態素列の情報内容の種別を示す情報内容種別との対応関係を示すルールデータとを備え、
    前記情報抽出手段は、前記入力形態素列と前記ルールデータ内のルール形態素列とを、それぞれが持つ品詞の並び方で照合することにより、前記予定情報を示す情報内容種別に対応する入力形態素列を前記入力文字列から取得し、その入力形態素列を前記予定情報として抽出する
    ことを特徴とする予定管理装置。
  2. 請求項1記載の予定管理装置において、
    前記予定管理手段は、前記予定管理データに登録されている前記予定情報を含む電子メールを、その予定時期の到来に先立って前記通信ネットワークを介して前記利用者へ送信することを特徴とする予定管理装置。
  3. 請求項記載の予定管理装置において、
    前記予定管理手段は、
    前記音声を予定音声として前記記憶部の予定音声データへ登録しておき、前記電子メールを送信する際、当該予定音声に対するアクセス情報を前記電子メールに付加して送信し、
    前記通信ネットワークを介して受信した、前記アクセス情報を用いた前記予定音声に対する前記利用者からの聴取要求に応じて、前記予定音声データに登録されている当該予定音声を取り出して返送することを特徴とする予定管理装置。
  4. 請求項1記載の予定管理装置において、
    前記予定管理手段は、
    前記通信ネットワークを介して受信した、前記予定情報に対する前記利用者からの閲覧要求に応じて、前記予定管理データに登録されている当該利用者の予定情報を取り出して返送することを特徴とする予定管理装置。
  5. 各種データを格納する記憶部を有し、通信ネットワークを介して利用者から通知された予定内容を前記記憶部の予定管理データへ登録して管理する予定管理装置で用いられる予定管理方法であって、
    前記通信ネットワークから到来した前記利用者の音声を文字列に変換し、その文字列を入力文字列として出力する第1のステップと、
    前記入力文字列を所定段階深さの品詞単位で複数の形態素に分解し、かつ所定形態素列長で抽出した入力形態素として出力する第2のステップと、
    前記形態素解析手段で得られた前記入力形態素に基づき、前記入力文字列に含まれる前記予定内容に関する予定情報を抽出する第3のステップと、
    この情報抽出手段で得られた予定情報を前記予定管理データへ登録して管理する第4のステップとを備え
    前記第3のステップは、予定内容を構成する各種情報を含む任意の文字列を予め形態素に分解して得られた複数のルール形態素列と当該ルール形態素列の情報内容の種別を示す 情報内容種別との対応関係を示すルールデータのルール形態素列と、前記入力形態素列とを、それぞれが持つ品詞の並び方で照合することにより、前記予定情報を示す情報内容種別に対応する入力形態素列を前記入力文字列から取得し、その入力形態素列を前記予定情報として抽出する
    ことを特徴とする予定管理方法。
  6. 請求項記載の予定管理方法において、
    前記第4のステップは、前記予定管理データに登録されている前記予定情報を含む電子メールを、その予定時期の到来に先立って前記通信ネットワークを介して前記利用者へ送信することを特徴とする予定管理方法。
  7. 請求項記載の予定管理方法において、
    前記第4のステップは、前記音声を予定音声として前記記憶部の予定音声データへ登録しておき、前記電子メールを送信する際、当該予定音声に対するアクセス情報を前記電子メールに付加して送信し、前記通信ネットワークを介して受信した、前記アクセス情報を用いた前記予定音声に対する前記利用者からの聴取要求に応じて、前記予定音声データに登録されている当該予定音声を取り出して返送することを特徴とする予定管理方法。
  8. 請求項記載の予定管理方法において、
    前記第4のステップは、前記通信ネットワークを介して受信した、前記予定情報に対する前記利用者からの閲覧要求に応じて、前記予定管理データに登録されている当該利用者の予定情報を取り出して返送することを特徴とする予定管理方法。
  9. 各種データを格納する記憶部を有し、通信ネットワークを介して利用者から通知された予定内容を前記記憶部の予定管理データへ登録して管理する予定管理装置のコンピュータで、請求項〜請求項のいずれか1つに記載した予定管理方法を実行させるためのプログラム。
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