JP4108548B2 - キーボード用スイッチ - Google Patents

キーボード用スイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP4108548B2
JP4108548B2 JP2003175262A JP2003175262A JP4108548B2 JP 4108548 B2 JP4108548 B2 JP 4108548B2 JP 2003175262 A JP2003175262 A JP 2003175262A JP 2003175262 A JP2003175262 A JP 2003175262A JP 4108548 B2 JP4108548 B2 JP 4108548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
membrane sheet
base plate
sheet
keyboard switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003175262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005011707A (ja
Inventor
正之 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2003175262A priority Critical patent/JP4108548B2/ja
Priority to US10/872,654 priority patent/US6946611B2/en
Publication of JP2005011707A publication Critical patent/JP2005011707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4108548B2 publication Critical patent/JP4108548B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/70Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
    • H01H13/82Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard characterised by contact space venting means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2213/00Venting
    • H01H2213/002Venting with external pressure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2213/00Venting
    • H01H2213/01Venting with internal pressure of other switch sites
    • H01H2213/014Accumulator chamber
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵や埃、水滴等がスイッチ内部の接点や配線等に悪影響を与えないように密封したキーボード用スイッチに関し、特に内部回路等の上にキーボードを配置するノート型のパーソナルコンピュータ等に搭載されるキーボード用スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のキーボード用スイッチは、キートップの押し下げ操作を接点の開閉動作に変換するための機構として、キートップに連結されるキャップ状(縁なし帽子状、杯状)のラバーキャップを用いるタイプ(例えば、特許文献1参照)やキートップを兼用するドーム状バネ体を用いるタイプ(例えば、特許文献2参照)等がある。これらのタイプの場合、前記接点の形式は、スペーサを介して上下の接点を対向配置するメンブレンスイッチの形式や、基板上に設けた固定接点対をラバーキャップやドーム状バネ体の裏面に設けた可動接点で橋絡するスイッチの形式となる。
【0003】
そのため、操作時、キートップの押圧操作によりラバーキャップやドーム状バネ体が座屈又は反転すると、ラバーキャップやドーム状バネ体の内部の空気が急激に圧縮され、キートップに対し押し下げ力に対向する反発力として作用し、操作力や操作ストロークを変動させ、これによって、最終的に接点のチャタリングやバウンシング等を発生させるおそれがあった。
【0004】
この問題を解決するために、従来、
(1)前記ラバーキャップやドーム状バネ体の内部空間と外部(雰囲気)空間を連通する例、
(2)前記ラバーキャップやドーム状バネ体等の内部空間と連通する空気溜め用の空間をキーボード用スイッチ内部に形成する例、が提案されている。
【0005】
(1’) 前記(1)の例として、具体的には、下記(a)(b)の例がある。
【0006】
(a)前記ラバーキャップにその内外を連通するエアベント相当部を設ける例(例えば、特許文献4、特許文献5参照)、
(b)前記固定接点対を設けた基板に貫通孔を設け、前記固定接点対を覆うように設けたラバーキャップの内部空間を前記貫通孔を介し直接基板裏面側の外部空間に連通する例(例えば、特許文献6参照)。
【0007】
(2’) 同じく、前記(2)の例としては、下記(c)(d)(e)の例がある。
【0008】
(c)図8は従来のドームスイッチ(キーボード用スイッチ)201の構成図である。図8は、内側頂部(図示しない)に可動電極を設け、複数のドーム状バネ体からなる突出部207を設けた表シート202と、複数の貫通孔209が突出部207の位置に対応して形成され、各貫通孔209の間にはスリット状の空気逃がし部210が形成されているスペーサシート203と、固定電極211と配線および空気逃がし穴206を設けたフレキシブルプリント基板(FPC)204と、空気逃がし穴212を設けた粘着シート205とを積層し、空気逃がし部210と空気逃がし穴206および212とを連通して、空気逃がし部210を粘着シート205の下面空間に開放する。押圧操作により突出部207がFPC204に向けて反転すると、突出部207の内側にあった空気が貫通孔209を介して空気逃がし部210へ逃げるようになっている例(特許文献2参照)、(d)図9は従来のラバーキャップを用いるキーボード用スイッチの構成図である。図9(a)は、キーボード用スイッチの分解斜視図であり、図9(b)は接点部分の平面図であり、図9(c)はスペーサシートの平面図である。
【0009】
絶縁性シート130は、開口160aにキートップ150を配置する保持プレート160と、固定電極132,133および配線を設け、固定電極132,133の近傍に貫通孔となる穴部130fを設け、固定電極132,133と穴部130fを覆うように裏面頂部に可動電極(図示省略)を設けたラバーキャップ140を貼り付けて構成する。この絶縁性シート130と、ラバーキャップ140に対向し幅寸法を同じにした複数本の長孔部122を設けたスペーサシート120と、ベースプレート110とを積層し、前記穴部130fと前記長孔部122を連通するように位置決めしておく。
【0010】
キートップ150の押圧操作によりラバーキャップ140が押圧されると、ラバーキャップ140の内部の空気は、穴部130fを通じて長孔部122内に放出され、長孔部122の空間内で吸収されるようになっている例(特許文献1参照)、
(e)図10は従来のメンブレン形キーボード用スイッチの構成図である。図10(a)は要部分解斜視図、図10(b)は両スペーサーを重ね合わせた構成図、図10(c)は図10(b)のAA’断面図、図10(d)は図10(b)のBB’断面図である。
【0011】
図10(a)のメンブレンキーボードスイッチは、図8の例のようにキートップが膨出するものではないが、上面に開口を有することなく防水・防塵構造になっていて、押圧操作時の操作部下方の空気を移動させることができる構造、特に電極および配線を有する上部シートを支持し、且つ、空気抜き構造を採ったスペーサ(支持体ともいえる)構造が、先の2例(c)(d)と関連するのでここで述べておく。
【0012】
メンブレンキーボードスイッチは、上部シート301、下部シート302、ブラケット303の3層構造をとる。上部シート301の下面には、上部電極304と、この上部電極304を包囲するように小面積の上部スペーサ306が設けてある。上部スペーサ306には、円形の上部電極304の周囲に環状の上部スイッチ空間308を形成するように円形の開孔を設け、環状の上部スイッチ空間308に図10(b)に示す細幅の上部エア抜き通路312を形成し、上部エア抜き通路312の先には大きい容積の上部エア溜まり空間310を設けてある。図10(a)の下部シート302の上面には、下部電極305と、この下部電極305を包囲するように上部スペーサ306と2箇所のみ部分的に異なる形状の下部スペーサ307が設けてある。
【0013】
下部スペーサ307には、円形の下部電極305の周囲に環状の下部スイッチ空間309を形成するように円形の開孔を設け、この円形の開孔から離間して前記上部エア溜まり空間310に対応する図10(b)に示す下部エア溜まり空間311を設け、この下部エア溜まり空間311に細幅の下部エア抜き通路313を形成してある。上部エア抜き通路312と下部エア抜き通路313の位置は上部および下部の同形のエア溜まり空間310、311の対向する位置に設けてある。両シート301および302は両スペーサ306および307を対向状態で接合するように配置する。
【0014】
この構成により、図10(b)、図10(c)および図10(d)に示すように、下部スイッチ空間309→上部スイッチ空間308→上部エア抜き通路312→上部エア溜まり空間310→下部エア溜まり空間311→下部エア抜き通路313→外部空間317、に連なる連通路が形成できる。上下のエア抜き通路312および313は、狭い幅で、エア溜まり空間310および311の両端に上下に分けて設けられているので、空気の流速は小さく抑えられ、さらにエア溜まり空間により、流速が弱められるので、外部空気に混入している塵埃等をエア溜まり空間310および311に沈降させることができる例(特許文献3参照)、がある。
【0015】
【特許文献1】
特開2002−279854号公報
【0016】
【特許文献2】
特開2002−170457号公報
【0017】
【特許文献3】
特開2001−118458号公報
【0018】
【特許文献4】
特開2001−100889号公報
【0019】
【特許文献5】
特開平08−255530号公報
【0020】
【特許文献6】
特開2000−243179号公報
【0021】
【特許文献7】
特開平10−243075号公報
【0022】
【特許文献8】
特開平08−137592号公報
【0023】
【特許文献9】
特開平11−085355号公報
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
前記(a)および(b)の例の場合、電極を内部に収納するラバーキャップやドーム状バネ体の内部空間が、キーボード上面から塵埃や水滴等が侵入することになるため、内部空間の圧力変動を調節する点では効果があるが、電極等が塵埃や水滴等に曝されて好ましくない。
【0025】
前記(c)の例では、図8に示すように、表シート202とFPC204とに挟まれた薄肉のスペーサシート203の貫通孔209およびこの貫通孔209をつなぐ空気逃がし部210と、FPC204の空気逃がし穴206と、粘着シート205の空気逃がし穴212とにより空気逃がし構造を構成するが、空気逃がし部210の容積が必要十分でなく、この容積の十分でない空気逃がし部210に寸法を合わせて空気逃がし穴206、およびこの空気逃がし穴206に寸法を合わせて空気逃がし穴212を設けたので、突出部207の押圧操作、特に複数の突出部207を同時に押圧操作した時の突出部内の空気の移動をスムーズに行うことができない。このため、突出部207を押圧操作した際のクリック感に好ましくない影響の出ることがある。
【0026】
前記(d)の例では、図9に示すように、長孔部122の容積は、1個のラバーキャップ140の内部の空気を吸収できるボリュームを有するが、しかし、複数のキートップ150を同時に押圧操作するときには、このままでは、移動した空気量を吸収できなくなる欠点がある。
【0027】
即ち、複数のキートップ150を同時に押圧操作した場合には、複数のラバーキャップ140内部の空気が各穴部130fを通じて長孔部122に放出され、その長孔部122の空間内で一部吸収される。そして、吸収されない空気は長孔部122から別の各通気孔130gを通じて外部に放出されることになる。この通気孔130gは、絶縁性シート130におけるラバーキャップ140の外側近傍に貫通孔として形成され、前記長孔部122に連通している。
【0028】
この例の場合、ラバーキャップ140内の内部空間は最終的に通気孔130gを介して外部空間に連通することになり、完全な密封を保持することはできなくなると共に、通気口130gにより空気の移動量が絞られ、空気の流速が低下させられるので、クリック感に悪い影響がでる。
【0029】
また、前記(d)の例では、ラバーキャップ140内の1個の通気口130fが長孔部122に連通しているが、長孔部122の形状が直線状になっているため、ラバーキャップ140に搭載されるキートップ150の配列が直線状の配列形態しかとれず、図11(a)の直線状配列以外の図11(b)〜図11(d)に代表されるキー配列を採用することが不可能になる。図11は、従来のキー配列を示す図である。
【0030】
図11(b)は、把持型機器用キーボードを備えた携帯電話機を示し、キーは筐体の基部寄りの1側、即ち、操作する指の根本に相応する起点P付近を中心とするほぼ円弧状に3重列に配設する例(特許文献7参照)である。
【0031】
また、図11(c)は、文字入力装置を示し、直列配置以外の図示のとおりの変則配置されたキー配列を表した例(特許文献8参照)である。
【0032】
図11(d)は、キーボード装置を示し、キー全体を左右に分割して逆ハの字形に配置し、キー操作時における操作者の手や腕のねじれを小さくし、キーの操作性を向上した例(特許文献9参照)である。これと同様のキー配列は、人間工学(エルゴノミクス)に基づくデザインを採用したキーボードとしてよく知られている。
【0033】
即ち、前記(d)の例では、上記図11(b)〜図11(d)に示されるような直線状以外のキー配列に対応できないという問題があった。
【0034】
前記(e)の例では、前記(c)および(d)に示すように、固定電極および配線を設けたフレキシブルプリント基板やシートに空気逃がし部や穴部を設ける構造を採用するものでないのは構造上自明ではあるが、問題点を上げると、(1)押圧操作時、クリック動作や座屈動作を行うものでなく、単に押圧操作するものなので操作時の空気の移動が比較的緩やかで、そのまま前記(c)および(d)に示すようなクリック動作や座屈動作に伴う空気の急峻な流れを遅滞なく維持することはできない。また、(2)押圧操作時、図10(a)に示すように、スイッチ空間308および309から外部317へ移動する空気の流速を遅くして停滞させる構造を採用しているので、空気の急峻な流れを遅滞なく維持する必要のある、クリック動作や座屈動作を行うものに適用することはできない。さらに、(3)前記連通路の構造が上部と下部のスペーサに分かれ複雑なので、この上部と下部のスペーサを一般的な1枚のスペーサや支持体として構成することはできない。
【0035】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、直線状以外のキー配列を可能し、密封構造にすると共に、操作感を良好にしながら、操作時に変動する膨出部材の内部空間の変動をキーボード用スイッチ内部に開放するようにしたキーボード用スイッチを提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、下記の解決手段を採用する。
【0037】
本発明は、主に、ラバーキャップやドーム状バネ構造体からなる膨出部材を押圧操作した時のクリック動作に伴って生じる流体の移動を、従来のようにスペーサシートに空気逃げ部となる長孔部を設けて吸収したり、貫通孔を介して外部へ逃がすようにするのではなく、即ち、必要な容積の穴を形成しようとしたり、小さな空気逃がし穴を何段も通過させたり、空気の移動を停滞させるようにするのではなく、スペーサシートを無くして空間にし、その空間内の必要な所にだけ移動空気の流速が落ちることのない最小限の構造物、例えば、空気の移動を妨げない支持体、を設けるようにしたことを特徴とする。
【0038】
これにより、従来使われていなかったスペーサシートの大部分の容積を速応する空気逃げ部として使用することができるようになり、そのため、密封構造を採りながら、空気逃がし空間の容積と空気流速を格段に増加することができるようになる。
【0039】
また、前記支持体は、メンブレンシート下の空間とメンブレンシートの通気孔に連通する通路を複数の異なる位置に設けることができるように構成することを特徴とする。
【0040】
これにより、キー配列が多少変動しても十分に空気を逃がす通路を確保することができるようになる。
【0041】
また、前記支持体は、中央部から周囲へ直線状に広がる通路を有するので、操作時の空気の移動をスムーズに行うことができる。
【0042】
なお、膨出部材は、電極および必要な配線を施した基板(実施例の場合、メンブレンシートが相当する)上に、少なくとも前記電極を覆い且つ前記基板および電極から離れる方向にふくれて大きく突出し、クリック動作(節動動作、座屈動作)を行う部分(実施例の場合、スカート部、突出部が相当する)と、それに連なり、可動電極と固定電極の絶縁距離を確保すると共にクリック動作のための空間を確保するスペーサ部分(実施例の場合、鍔部、スペーサシートが相当する)とからなる構造体をいう。
【0043】
以下、具体的な解決手段を説明する。
(1) キーボード用スイッチにおいて、上面に、可動電極を備えた膨出部材と複数の固定電極と配線とを設け、前記固定電極の近傍に上面から下面へ貫通した通気孔を設けたメンブレンシートと、前記メンブレンシートの下面側に設けたベースプレートと、前記メンブレンシートの下面側に前記固定電極に対向して設けられているとともに、前記ベースプレートの上に載置される電極支持体と、前記メンブレンシートの下面側に前記膨出部材に対向して設けられているとともに、前記ベースプレートの上に載置される膨出部材支持体と、からなり、前記固定電極が設けられた上面とは反対である前記メンブレンシートの下面側に、当該メンブレンシートと前記ベースプレートと、当該ベースプレートの上に載置された前記電極支持体及び膨出部材支持体とにより画成され、前記通気孔に連通しており、前記メンブレンシートと前記ベースプレートの間に存する空間が構成されており、前記膨出部材は、前記固定電極とその近傍の前記通気孔を覆うように設けられており、前記膨出部材と前記メンブレンシートとにより形成される空間と、当該メンブレンシートと前記ベースプレートと当該ベースプレートの上に載置された前記電極支持体及び膨出部材支持体とにより画成され、前記メンブレンシートと前記ベースプレートの間に存する前記空間とを前記通気孔を介して連通した、ことを特徴とする。
(2) 上記(1)記載のキーボード用スイッチにおいて、前記膨出部材は、可撓性を有するキャップであり、当該キャップは、スカート部と、当該スカート部を介して荷重が掛かる鍔部とを備えているとともに、当該鍔部にて前記メンブレンシートの上面に貼着固定されており、前記膨出部材支持体は、前記鍔部を前記メンブレンシートを介して下側から支持する位置に設けられていることを特徴とする。
(3) 上記(1)記載のキーボード用スイッチにおいて、前記膨出部材は、反転特性を備えたドーム状突出部を有するシートとスペーサシートとの積層体であり、前記シートは、前記ドーム状突出部とスカート部とからなるものであり、前記膨出部材支持体は、前記スカート部およびそれに対応する前記スペーサシートの両者に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
(4) 上記(1)乃至(3)のいずれか1項記載のキーボード用スイッチにおいて、前記膨出部材支持体に連通路を設け、当該連通路に対応する位置に前記通気孔が形成されていることを特徴とする。
(5) 上記(4)記載のキーボード用スイッチにおいて、前記両支持体は、矩形領域内に、中心部に円形の固定電極領域よりも広めの円形の固定電極支持体を形成し、前記固定電極支持体の周囲と、前記周囲の90度間隔に設けた4点からそれぞれ矩形各辺の中心に開放する前記連通路を形成した形状としたことを特徴とする。
(6) 上記(4)記載のキーボード用スイッチにおいて、前記両支持体は、十字路の交差点を縦の線状体と横の線状体により表した形状とし、縦の線状体と横の線状体が直角に交わる交点近傍で固定電極支持体を構成し、十字路の交点中心から所定半径の位置で前記膨出部材支持体を構成したことを特徴とする。
(7) 上記(5)記載のキーボード用スイッチにおいて、前記両支持体は、上記(5)における前記連通路を線状体で形成したことを特徴とする。
(8) 上記(5)記載のキーボード用スイッチにおいて、前記両支持体は、上記(5)における前記膨出部材支持体をリング4分割体としたことを特徴とする。
(9) 上記(8)記載のキーボード用スイッチにおいて、前記膨出部材支持体は、上記(8)における前記リング4分割体を中心から放射状に設けた複数の直線状線状体としたことを特徴とする。
(10) 上記(1)乃至(9)のいずれか1項記載のキーボード用スイッチにおいて、前記膨出部材支持体は、前記メンブレンシートの通気孔を前記固定電極支持体の周囲の複数箇所に配置できるように構成されていることを特徴とする。
(11) 上記(1)乃至(10)のいずれか1項記載のキーボード用スイッチにおいて、前記メンブレンシートと前記ベースプレートの対向する面のいずれかに前記面の周囲を囲む隔壁を設け、前記メンブレンシートと前記ベースプレートと前記隔壁により前記通気孔以外に開孔を有しない密封空間を構成することを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】
本発明のキーボード用スイッチについて実施の形態を図1乃至図6に基づいて以下詳細に説明する。まず、ラバーキャップ型の第1実施例における、(1)キーボード用スイッチの構成を説明し、(2)固定電極とそれに連なる配線を説明し、(3)支持体のパターンを説明し、(4)固定電極と支持体とラバーキャップの配置関係を説明し、(5)メンブレンシート上に案内支持機構を設ける工程を説明する。次に、(6)ドーム型の第2実施例について説明し、(7)完全密封構造の第3実施例について説明する。第1実施例および第2実施例は、前記膨出部材の異なるタイプに関する実施の形態を示す。
(第1実施例)
本発明の第1実施例は、膨出部材としてラバーキャップを用いる場合の実施の形態である。
【0045】
図1は本発明のキーボード用スイッチの断面図である。
【0046】
図1に示すように、キーボード用スイッチは、主に、アルミニウム等の金属からなる平板状のベースプレート11と、ベースプレート11上に載置される固定電極支持体13およびラバーキャップ支持体14と、前記両支持体13および14上に配設されるメンブレンシート12と、このメンブレンシート12上に取付けられたラバーキャップ(弾性キャップ)15と、メンブレンシート12上に重ね合わせて固定され、ラバーキャップ(弾性キャップ)15を遊挿させるための矩形の開孔を有する板状ホルダ80と、ラバーキャップ15を押し下げ駆動するキートップ16と、板状ホルダ80に下部が支承され、キートップ16を支持し且つ上下動の案内を行うように略中心で相互に軸支された略X字状の案内支持機構17から構成されている。
【0047】
上記メンブレンシート12は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル等の樹脂フィルムからなる透明で絶縁性を有するベースシートに、導電性インクからなる導電パターン、例えば、固定電極18や配線19をスクリーン印刷等により形成した、一種のフレキシブル回路基板(FPC)になっている。
【0048】
導電パターンは、キーボード用スイッチの全体形状および仕様により種々の形態をとるが、基本的には、種々の形状の固定電極対とこれに連なる配線パターンとからなる。
【0049】
図2は本発明の導電パターンの1実施の形態を示す図である。
【0050】
固定電極18を除く配線19には必要に応じてレジスト膜(図示しない)が被覆形成され、メンブレンシートをスイッチ内へ積層した際に、摩擦により導電パターンが剥離・断線することを防止するようになっている。
【0051】
図2に示すように、固定電極18は、一対の電極で橋絡型に構成され、一対づつ所定の間隔に並設して配置されている。固定電極18は、可動電極により橋絡接触が確実になるような形状ならば任意の形状が採用でき、特に櫛歯状が好ましい。
【0052】
図1のメンブレンシート12の下面には、固定電極支持体13とラバーキャップ支持体14からなる支持体が設けられている。支持体は、樹脂製で、メンブレンシート12に対し、一体成形によりまたは別体で設けられていてもよく、別体の場合、接着剤による貼着または印刷成形も可能である。支持体は、極めて薄い、所定の厚み(積層方向に見て)で形成され、固定電極18対とラバーキャップ15の鍔部20をメンブレンシート12を介して下側から支持すると共にラバーキャップ15内の空間、正しくはラバーキャップ15とメンブレンシート12により画成される空間29(A)、に対し後記する通気孔23を介して連通する空間21(B)を形成する。図3に示すように、支持体は種々のパターンが使用可能である。
【0053】
メンブレンシート12には、それぞれの1対の固定電極18の近傍にそれぞれ1つの小さな通気孔23が形成されている。通気孔23は、急激な空気流量の変動を吸収して、ラバーキャップ15の良好なクリック感が得られるように、1個のラバーキャップ15に対し複数個設けることも可能である。詳しくは後述する。
【0054】
メンブレンシート12とベースプレート11で画成する空間21(B)は、固定電極18又はラバーキャップ15の鍔部20が載る程度の多少広めの面積領域を占有する固定電極支持体13およびラバーキャップ支持体14以外の部分が変動空気量吸収空間になっている。空間21(B)はキーボード用スイッチの外部空間に連通している。
【0055】
図3は、本発明の膨出部材支持体に対する各種タイプの支持体を示す図である。本発明の各種支持体は第2実施例においても使用可能であるが、説明は第1実施例について行う。
【0056】
支持体は、図1におけるキートップ16を押圧操作したときの押し下げ荷重を支えることが主たる目的であり、具体的には、可動電極22を介して荷重が掛かる固定電極18と、ラバーキャップ15のスカート部24を介して荷重が掛かる鍔部20とを支えることが主たる目的であり、ラバーキャップ15内の空気をキーボード用スイッチ内で吸収するための空間(空間21(B))を画成することが2次的な目的である。支持体はメンブレンシート12の面から所定高さに形成される。
【0057】
図3(a)は、矩形領域内に、中心部に円形の固定電極領域よりも広めの円形の固定電極支持体13を形成し、固定電極支持体13の周囲の環状通路31と、環状通路31の90度間隔に設けた4点からそれぞれ矩形各辺の中心に開放する連通路32、33、34、35を形成したタイプAの形状の支持体を示す。
【0058】
図3(b)は、前記図3(a)の形状から前記固定電極支持体13を省略したタイプBの形状の支持体を示す。
【0059】
図3(c)は、十字路の交差点構造を縦の線状体と横の線状体により形成したタイプCの形状の支持体を示し、縦の線状体36、37、38、39と横の線状体41、42、43、44が直角に交わる交点45近傍で固定電極支持体を構成し、十字路の交点45中心から所定半径の位置でラバーキャップ支持体を構成する。線状体は、樹脂の多層印刷等により形成され、側面図において所定高さを有し、平面図において線状に形成する。
【0060】
図3(d)は、図3(a)の連通路を線状体で形成したタイプDの形状の支持体を示す。具体的には、直線状線状体46、48、49、51、52、54、55、57と、円弧状線状体47、50、53、56を連結して構成し、樹脂の多層印刷等により形成する。円弧状線状体47、50、53、56とそれらに連なり、ラバーキャップの鍔部の幅より多少長めの直線状線状体の部分によってラバーキャップ支持体を構成する。
【0061】
図3(e)は、図3(a)におけるラバーキャップ支持体をリング4分割体58、59、60、61に置き換えたタイプEの形状の支持体を示す。リングの半径方向幅はラバーキャップの鍔部幅より多少長めにする。全体の形状は、中心の固定電極支持体13と、その周囲に環状通路31とそれに連なる通路62、63、64、65を介してリング4分割体58、59、60、61を同心円状に配置した形状をとる。
【0062】
図3(f)は、図3(e)におけるリングのリング4分割体58、59、60、61の代わりに中心から放射状に設けた複数の直線状線状体66で置き換えたタイプFの形状の支持体を示す。各直線と直線の間は全て通路を形成する。直線状線状体66の長さは、図(e)のリング4分割体と同じく、ラバーキャップの鍔部幅より多少長めに構成する。リング状に配置された直線状線状体66により、ラバーキャップ支持体を構成する。
【0063】
図3(a)〜図3(f)の支持体の例は、図3(b)の例を除いて固定電極支持体とラバーキャップ支持体を備えるのが基本であり、図3(b)の支持体だけ固定電極支持体13を省略しラバーキャップ支持体により固定電極をソフトに支持する特殊な例となる。
【0064】
以上述べた支持体の例では、固定電極支持体13の周囲に、少なくとも、図3(c)の例でも通路分の4カ所、その他の例ではリング状に通気孔を設けることができ、さらに、少なくとも4本の通路で空間21(B)に連通するようになっているので、キー配列が多少変動しても通気孔を設ける位置を少なくとも4方向において任意に選択することが可能になる。これにより、従来のキー配列の問題を解消することができる。
【0065】
また、支持体は、メンブレンシート下の空間21(B)とメンブレンシートの通気孔に連通する通路を複数の異なる位置に設けることができるように構成したので、キー配列が多少変動しても十分に空気を逃がす通路を確保することができる。
【0066】
ラバーキャップ(弾性キャップ)15は、図1に示すように、絶縁性のあるシリコーンゴム等のゴム製または樹脂製でキャップ状(縁なし帽子状、杯状)に形成され、キャップの頂上部分から上方に突出する筒状頂部71と、筒状頂部71の周囲から下向きに延びるスカート部24と、スカート部24の下端部分に延設された厚肉の鍔部20とからなる下向き開放のキャップ状に一体成形されている。このラバーキャップ15は、キャップの内側頂部に下方側に向けて一体に突出形成した押圧突起72と、この押圧突起72の先端に印刷形成された導電性の膜からなる可動電極22とを備えている。
【0067】
ラバーキャップ15は、可動電極22と固定電極18とが対向するように位置決めして、鍔部20の下面をメンブレンシート12の上面に貼着固定してある。
【0068】
ラバーキャップ15が押し下げ駆動されることにより、可動電極22が固定電極18を橋絡する。可動電極22は、導電性の膜の代わりに、導電製ゴム等からなる円柱状の可動電極としてもよい。
【0069】
図4は、配線パターン上に案内支持機構を設ける説明図である。図4(a)は案内支持機構の平面図であり、図4(b)はメンブレンシート上の固定電極まわりの配線パターン図であり、図4(c)は配線パターン上に案内支持機構を取り付けた平面図である。案内支持機構は、キートップのスムーズで正確な上下動を確保する機構である。
【0070】
図5は、案内支持機構を係止する板状ホルダの説明図である。
【0071】
図4(b)は、メンブレンシート12を固定電極18側(表面側)からみたところであり、裏面側の構成要素は点線で示してある。
【0072】
メンブレンシート12の表側には、一対の電極を対向配置した固定電極18と、固定電極18から出る配線19が形成され、固定電極18の近傍には通気孔23が貫通した状態に形成され、これら固定電極18と通気孔23を覆うようにラバーキャップの鍔部20が設けられている。
【0073】
メンブレンシート12の裏面側には、ラバーキャップの鍔部20を支持するように、この鍔部20より幅広に形成された、破線で示すリング4分割体58、59、60、61からなるタイプEの形状の支持体が設けられている。これにより、固定電極18は固定電極支持体13により全面積がカバーされ確実に支持される。
【0074】
また、固定電極18より少し大きな面積で固定電極支持体13が設けられている。これにより、固定電極18は固定電極支持体13により全面積がカバーされ確実に支持される。
【0075】
図4(b)において、メンブレンシート12に設ける通気孔23は、支持体の連通路に対応し、支持体の固定電極支持体13より半径方向でみて外方で且つラバーキャップにおける鍔部20内径より内側にシートを表面から裏面に向けて貫通して設ける。
【0076】
図4(b)では、タイプEの形状の支持体を用いて説明したが、図3の他のタイプの形状の支持体を用いる場合も同様になるので説明は省略する。
【0077】
図4(a)の案内支持機構17は、略ロ字形の作動枠81と略コ字形の作動腕82を、両者の軸部86および91を略X字状に組み立てて構成する。作動枠81は、中間部に軸部91を備え略ロ字形の両側を構成する腕89と、両側の腕89を連結し、一方の両側に摺動ピン90を設けた連結部87とからなる。作動腕82は、コ字形の両側部を構成し、一方端外側に支承ピン85を設け、中間部に軸部86を備えた腕84と、これら腕84を連結する連結部83とからなる。
【0078】
案内支持機構17を係止する板状ホルダ80は、図5および図1に示すように、開孔75を設けた平板状の支持プレート73と、この開孔75内に配置されるコ字状の支持フレーム76からなる。支持プレート73は、極薄の金属板からなり、開孔75の縁部に斜め上方を向く複数の起立片74が一体に形成されている。支持フレーム76は、両側部の嵌合溝79に起立片74を嵌合させることによって、位置決めされると共に、起立片74とメンブレンシート12との間に狭持される。また、支持フレーム76は、両側辺部の内側に案内支持機構17の一対の支承ピン85を支承する一対の狭持部77と、一対の摺動ピン90を摺動可能に案内する摺動段部78が形成されている。
【0079】
図4(c)は、図4(b)の配線パターン上に、図4(a)の案内支持機構17を搭載した状態を示す。この実施例の場合は、配線パターンを設けたメンブレンシート12上に、直に、または必要に応じてレジスト膜を介して、案内支持機構17を搭載する。案内支持機構17の摺動ピン90は、図1に示されるように、支持フレーム76の摺動段部78とメンブレンシート12とで摺動可能に案内される。換言すると、摺動ピン90がメンブレンシート12の配線面側の面を摺動するように構成される。同じく、案内支持機構17の支承ピン85は、図5に示す支持フレーム76の狭持部77とメンブレンシート12とで回動可能に支承される。換言すると、支承ピン85がメンブレンシート12の配線面側の面を回動するように構成される。そこで、図4(c)の点線領域は、支承ピン85および摺動ピン90がメンブレンシート12と接する接触領域を配線領域以外に設定する。図4(c)の点線領域は、前記接触領域を略記したものである。この接触領域101,102および103は、好ましくは、配線19の領域と、ラバーキャップの鍔部20を載置する領域を外して設ける。少なくとも、摺動ピン90を配置する接触領域101だけは、配線19の領域と、ラバーキャップの鍔部20を載置する領域を外して設けるようにする。
【0080】
これにより、案内支持機構17を、絶縁のためのシートを介在させずに直接メンブレンシート12上にまたはレジスト膜を介して、取り付けることができる。
【0081】
図1のキートップ16は、ABS樹脂等の合成樹脂からなり、その上面に文字などが刻印または印刷などにより付されている。
【0082】
キートップ16の下面には図示のとおりの略π形形状のホルダー25が係止爪により係止されている。キートップ16とホルダー25の間には、図4に示す略中央部分において回動自在に軸承された作動枠81と作動碗82からなる略X字状の案内支持機構17が設けられ、このキートップ16を押し下げることにより、案内支持機構17を介してラバーキャップ15を上下方向(垂直方向)に均一に押圧できるようになっている。
【0083】
案内支持機構17は作動枠81と作動碗82に連結部83または連結部87を有する。一方の連結部83はキートップ16の裏面とホルダー25の係止爪26との間に案内・支持され、他方の連結部87はキートップ16の裏面およびストッパー28とホルダー25に設けた係止爪27により挟持される。
(動作)
次に、このキーボード用スイッチの動作を図1に基づいて説明する。
先ず、キートップ16を下方に押圧操作すると、案内支持機構17を介してラバーキャップ15の頂部が下方に押下げられていき、ラバーキャップ15のスカート部24が変形して座屈し、この座屈動作によってラバーキャップ15にクリック感が生じる。それに伴い、可動電極22が第1、第2固定電極18を橋絡して、第1、第2固定電極18間が電気的に導通し、スイッチオン状態となる。このとき、ラバーキャップ15の変形に伴いラバーキャップ15の内部の空気は、通気孔23を通じてメンブレンシート12とベースプレート11の間の空間21(B)内に放出され、その空間21(B)内または空間21(B)と外部空間を含めた空間で吸収される。
【0084】
メンブレンシート12とベースプレート11とで画成する空間21(B)は、電極およびラバーキャップ15の鍔部20が載る程度の多少広めの面積領域を占有する固定電極支持体13およびラバーキャップ支持体14以外の部分が変動空気量吸収空間になっている。但し、空間21(B)はキーボード用スイッチの外部空間とも連通している。このため、先行技術である特許文献1に示されている長孔部の容積とは比べ物にならない大きな容積を有することになる。
【0085】
そのため、複数のキートップ16を同時に押圧操作した場合にも、複数のラバーキャップ15の内部の空気がそれぞれのラバーキャップ15内の各通気孔23を通じて空間21(B)内に放出され、空気圧変動はその空間21(B)内で吸収される。空間21(B)内の空気は更にはその先の外部空間に放出される。
【0086】
このように、キートップ16の1個または複数個を押圧したとき、ラバーキャップ15の内部の空気が通気孔23を通じて空間21(B)および外部空間に十分に放出されるので、ラバーキャップ15の座屈感などが快適な状態で一定に維持される。
【0087】
次に、スイッチオン状態から、キートップ16に加えていた押圧力を解除すると、座屈していたラバーキャップ15が、自身の弾性力で元のキャップ状の形状に復帰し、固定電極18対の橋絡接触状態をOFFにし、キートップ16を上方に押し上げ元の位置に戻す。
【0088】
このとき、それまで座屈変形により、その容積が小さく、空気が少なくなっていたラバーキャップ15の内部は、通気孔23を通じて空間21(B)および外部空間から空気を取り込み、元のキャップ形状に復帰する。
【0089】
これにより、ラバーキャップ15とメンブレンシート12により画成される空間29(A)と、メンブレンシート12とベースプレート11と連通路を備えた膨出部材支持体14と固定電極支持体13により画成され、外部空間と連通する大容量の空間21(B)は、通気孔23を介して連通される。
(第1実施例の効果)
ラバーキャップ15とメンブレンシート12により画成される空間29(A)と、メンブレンシート12とベースプレート11と連通路を備えた膨出部材支持体13と固定電極支持体により画成され、外部空間と連通する大容量の空間21(B)は、通気孔23を介して連通されるので、突出部の反転動作によって大量の空気が移動しても、空間21(B)の容量が大きく、連通路に閉塞構造がないので、十分流量の変動を吸収できる。更には、空間21(B)は外部空間に開放している。この結果、キートップ16の節動感(座屈感、クリック感)を失わずに、防塵、防水等の密封構造にすることができるようになる。
【0090】
また、本発明の支持体は、固定電極支持体13の周囲に、少なくとも、図3(c)の例でも通路分の4カ所、その他の例ではリング状に通気孔23を設けることができ、さらに、少なくとも4本の通路で密封した空間21(B)に連通するようになっているので、キー配列が多少変動しても通気孔を設ける位置を少なくとも4方向において任意に選択することが可能になる。これにより、前記従来のキー配列の問題を解消することができる。
(第2実施例)
本発明の第2実施例である、膨出部材が、突出部を備える表シートとスペーサシートからなる実施の形態を図6に基づいて説明する。
【0091】
図6は本発明の第2実施例のキーボード用スイッチの断面図である。
図6において、突出部94は復帰動作と開閉動作を行い、スカート部95とスペーサシート93は、突出部94が反転動作可能なストロークを確保できるようにすると共に突出部94をメンブレンシート12上に支持する機能を有することから、第2実施例における突出部94とスカート部95からなる表シート92とスペーサシート93の2者は、機能の点から見て、第1実施例におけるラバーキャップに相当するので、同じ膨出部材の概念に含める。
【0092】
図6に示す本発明のキーボード用スイッチは、その形状から、ドームスイッチとも呼ばれている。このスイッチは、表シート92とスペーサシート93とメンブレンシート12とベースプレート11から構成される。前記各シート92、93、12およびプレート11は粘着シートにより固着される。表シート92は、可撓性を有し、複数の突出部94が支持用のスカート部95を介して所定間隔で形成されている。各突出部94は、外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム状に形成されている。各突出部94の内面には、可動電極22が設けられている。表シート92は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PFT)からなる合成樹脂製シート部材であり、熱プレスを施すことにより突出部が形成される。電極はカーボン等により印刷形成される。
【0093】
スペーサシート93は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PFT)等の可撓性を有する合成樹脂製のシート部材であり、突出部94のストローク寸法を確保するための部材として機能するようになっている。
【0094】
フレキシブルプリント基板(FPC)等からなるメンブレンシート12には、複数の固定電極18と配線19が施され、固定電極18の近傍に貫通して通気孔23が設けられている。
【0095】
メンブレンシート12とベースプレート11の間には、固定電極18に対向して固定電極支持体13が設けられ、スカート部95およびそれに対応するスペーサシート93の両者に対応して膨出部材支持体96が設けられている。
【0096】
メンブレンシート12とベースプレート11は図示しないスイッチケースにより通気孔23を除いて密封状態に構成される。
【0097】
これにより、表シート92とスペーサシート93とメンブレンシート12により画成される空間97と、メンブレンシート12とベースプレート11と連通路を備えた膨出部材支持体96と固定電極支持体13により画成される大容量の空間21(B)は、通気孔23を介して連通される。膨出部材支持体96は、図3の第1実施例におけるラバーキャップ支持体14と同じ構造を備えている。
(第2実施例の効果)
表シート92とスペーサシート93とメンブレンシート12により画成される空間97と、メンブレンシート12とベースプレート11と連通路を備えた膨出部材支持体96と固定電極支持体13により画成される大容量の空間21(B)は、通気孔23を介して連通されるので、突出部94の反転動作によって大量の空気が移動しても、空間21(B)の容量が大きいので、十分流量の変動を吸収できる。更に空間21(B)は外部空間に開放されているので、空気の移動が極めて容易になる。この結果、キートップの節動感(座屈感、クリック感)を失わずに、防塵、防水等の密封構造とすることができるようになる。
(第3実施例)
図7は、本発明の第3実施例の構成図である。図7(a)はメンブレンシートの下面図(裏面平面図)である。図7(b)は図7(a)のC−C’で示す長方形領域(点線で図示)の断面図であり、メンブレンシートの裏面(表面側の構成は省略)からベースプレートまでの空間の断面図である。
【0098】
図7の第3実施例は、第1実施例および第2実施例における、メンブレンシートからベースプレートまでの構造を通気口を除いて完全密封構造とした実施例である。
【0099】
図7のメンブレンシート12とベースプレート11の対向する面のいずれかにこの面の周囲を囲む隔壁100を設け、メンブレンシート12とベースプレート11と隔壁100により通気孔23以外に開孔を有しない密封空間を構成する。
【0100】
図7(a)(b)では、メンブレンシート12の裏面に複数の電極支持体13と膨出部材支持体96又はラバーキャップ支持体14を設け、これらを囲むように裏面の周囲に連続する隔壁100を設ける。
【0101】
隔壁100は、所定高さを有するように、主に樹脂材料の多層塗り層や接着剤層として形成されたり、導電材料、例えば導電インク、により無線通信のためのアンテナ層として形成する。隔壁100の平面図における形状は、前記電極支持体、膨出部材支持体、ラバーキャップ支持体を囲むことができれば、任意の形状が採りうる。
(第3実施例の効果)
メンブレンシート12とベースプレート11と隔壁100により構成される大容量の空間21(B)は、例えば、ラバーキャップとメンブレンシート12により画成される空間29(A)と通気孔23のみによって連通される。これにより、両空間により密封空間を構成することができる。
【0102】
【発明の効果】
本発明の効果を以下詳述する。
(1) ラバーキャップとメンブレンシートにより画成される空間(A)と、メンブレンシートとベースプレートと連通路を備えた膨出部材支持体と固定電極支持体により画成される大容量の空間(B)は、通気孔を介して連通されるので、突出部の反転動作によって大量の空気が移動しても、空間(B)の容量が大きく、且つ、外部に連通しているので、十分流量の変動を吸収できる。この結果、キートップの節動感(座屈感、クリック感)を失わずに、防水、防塵等の密封構造とすることができる。
【0103】
また、メンブレンシートとベースプレートの対向面のいずれかの面に、この面の周囲を囲む隔壁を設けると、メンブレンシートとベースプレートと隔壁により、通気孔以外に開孔を有しない密封空間を構成することができ、完全密封構造を構成することができる。
(2) 表シートとスペーサシートとメンブレンシートにより画成される空間(A)と、メンブレンシートとベースプレートと連通路を備えた膨出部材支持体と固定電極支持体により画成される大容量の空間(B)は、通気孔を介して連通されるので、突出部の反転動作によって大量の空気が移動しても、空間(B)の容量が大きいので、十分流量の変動を吸収できる。この結果、キートップの節動感(クリック感)を失わずに、防水、防塵等の密封構造とすることができる。
【0104】
また、メンブレンシートとベースプレートの間に対向面の周囲を囲む隔壁を設けると、メンブレンシートとベースプレートと隔壁により、通気孔以外に開孔を有しない密封空間を構成することができ、完全密封構造を構成することができる。
(3) 支持体は、固定電極支持体の周囲に、少なくとも、通路分の4カ所、その他の例ではリング状に通気孔を設けることができ、さらに、少なくとも4本の通路で密封した空間(B)に連通するようになっているので、キー配列が多少変動しても通気孔を設ける位置を少なくとも4方向において任意に選択することが可能になる。これにより、前記従来のキー配列の問題を解消することができる。換言すると、前記支持体は、メンブレンシート下の空間(A)とメンブレンシートの通気孔に連通する通路を複数の異なる位置に設けることができるように構成したので、キー配列が多少変動しても十分に空気を逃がす通路を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーボード用スイッチの断面図である。
【図2】本発明の導電パターンの1実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の膨出部材支持体に関する各種タイプの支持体を示す図である。
【図4】本発明の配線パターン上に案内支持機構を設ける説明図である。
【図5】本発明の案内支持機構を係止する板状ホルダの説明図である。
【図6】本発明の第2実施例のキーボード用スイッチの断面図である。
【図7】本発明の第3実施例の構成図である。
【図8】従来のドームスイッチ(キーボード用スイッチ)の構成図である。
【図9】従来のラバーキャップを用いるキーボード用スイッチの構成図である。
【図10】従来のメンブレン形キーボード用スイッチの構成図である。
【図11】従来のキー配列を示す図である
【符号の説明】
11 ベースプレート
12 メンブレンシート
13 固定電極支持体
14 ラバーキャップ支持体
15 ラバーキャップ
16 キートップ
17 案内支持機構
18 固定電極
19 配線
20 鍔部
21 空間(B)
22 可動電極
23 通気孔
24、95 スカート部
25 ホルダー
26、27 係止爪
28 ストッパー
29 空間(A)
31 環状通路
32、33、34、35 連通路
36、37、38、39 縦の線状体
41、42、43、44 横の線状体
45 交点
46、48、49、51、52、54、55、57、66 直線状線状体
47、50、53、56 円弧状線状体
58、59、60、61 リング4分割体
62、63、64、65 通路
71 筒状頂部
72 押圧突起
73 支持プレート
74 起立片
75 開孔
76 支持フレーム
77 狭持部
78 摺動段部
79 嵌合溝
80 板状ホルダ
81 作動枠
82 作動腕
83、87、88 連結部
84、89 腕
85 支承ピン
86、91 軸部
90 摺動ピン
92 表シート
93 スペーサシート
94 突出部
96 膨出部材支持体
97 空間
100 隔壁
101、102、103 接触領域

Claims (11)

  1. 上面に、可動電極を備えた膨出部材と複数の固定電極と配線とを設け、前記固定電極の近傍に上面から下面へ貫通した通気孔を設けたメンブレンシートと、
    前記メンブレンシートの下面側に設けたベースプレートと、
    前記メンブレンシートの下面側に前記固定電極に対向して設けられているとともに、前記ベースプレートの上に載置される電極支持体と、
    前記メンブレンシートの下面側に前記膨出部材に対向して設けられているとともに、前記ベースプレートの上に載置される膨出部材支持体と、からなり、
    前記固定電極が設けられた上面とは反対である前記メンブレンシートの下面側に、当該メンブレンシートと前記ベースプレートと、当該ベースプレートの上に載置された前記電極支持体及び膨出部材支持体とにより画成され、前記通気孔に連通しており、前記メンブレンシートと前記ベースプレートの間に存する空間が構成されており、
    前記膨出部材は、前記固定電極とその近傍の前記通気孔を覆うように設けられており、
    前記膨出部材と前記メンブレンシートとにより形成される空間と、当該メンブレンシートと前記ベースプレートと当該ベースプレートの上に載置された前記電極支持体及び膨出部材支持体とにより画成され、前記メンブレンシートと前記ベースプレートの間に存する前記空間とを前記通気孔を介して連通した、ことを特徴とするキーボード用スイッチ。
  2. 前記膨出部材は、可撓性を有するキャップであり、
    当該キャップは、スカート部と、当該スカート部を介して荷重が掛かる鍔部とを備えているとともに、当該鍔部にて前記メンブレンシートの上面に貼着固定されており、
    前記膨出部材支持体は、前記鍔部を前記メンブレンシートを介して下側から支持する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のキーボード用スイッチ。
  3. 前記膨出部材は、反転特性を備えたドーム状突出部を有するシートとスペーサシートとの積層体であり、
    前記シートは、前記ドーム状突出部とスカート部とからなるものであり、
    前記膨出部材支持体は、前記スカート部およびそれに対応する前記スペーサシートの両者に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のキーボード用スイッチ。
  4. 前記膨出部材支持体に連通路を設け、当該連通路に対応する位置に前記通気孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のキーボード用スイッチ。
  5. 前記両支持体は、矩形領域内に、中心部に円形の固定電極領域よりも広めの円形の固定電極支持体を形成し、前記固定電極支持体の周囲と、前記周囲の90度間隔に設けた4点からそれぞれ矩形各辺の中心に開放する前記連通路を形成した形状としたことを特徴とする請求項4記載のキーボード用スイッチ。
  6. 前記両支持体は、十字路の交差点を縦の線状体と横の線状体により表した形状とし、縦の線状体と横の線状体が直角に交わる交点近傍で固定接点支持体を構成し、十字路の交点中心から所定半径の位置で前記膨出部材支持体を構成したことを特徴とする請求項4記載のキーボード用スイッチ。
  7. 前記両支持体は、請求項5における前記連通路を線状体で形成したことを特徴とする請求項5記載のキーボード用スイッチ。
  8. 前記両支持体は、請求項5における前記膨出部材支持体をリング4分割体としたことを特徴とする請求項5記載のキーボード用スイッチ。
  9. 前記膨出部材支持体は、請求項8における前記リング4分割体を中心から放射状に設けた複数の直線状線状体としたことを特徴とする請求項8記載のキーボード用スイッチ。
  10. 前記膨出部材支持体は、前記メンブレンシートの通気孔を前記固定電極支持体の周囲の複数箇所に配置できるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載のキーボード用スイッチ。
  11. 前記メンブレンシートと前記ベースプレートの対向する面のいずれかに前記面の周囲を囲む隔壁を設け、前記メンブレンシートと前記ベースプレートと前記隔壁により前記通気孔以外に開孔を有しない密封空間を構成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載のキーボード用スイッチ。
JP2003175262A 2003-06-19 2003-06-19 キーボード用スイッチ Expired - Fee Related JP4108548B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003175262A JP4108548B2 (ja) 2003-06-19 2003-06-19 キーボード用スイッチ
US10/872,654 US6946611B2 (en) 2003-06-19 2004-06-21 Keyboard switch with internal fluid containment network

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003175262A JP4108548B2 (ja) 2003-06-19 2003-06-19 キーボード用スイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005011707A JP2005011707A (ja) 2005-01-13
JP4108548B2 true JP4108548B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=33549489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003175262A Expired - Fee Related JP4108548B2 (ja) 2003-06-19 2003-06-19 キーボード用スイッチ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6946611B2 (ja)
JP (1) JP4108548B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWM249192U (en) * 2003-11-06 2004-11-01 Chicony Electronic Co Ltd Keystroke structure
JP4703489B2 (ja) * 2006-05-31 2011-06-15 株式会社東芝 メンブレンスイッチ、キーボードおよびキーボードを有する電子機器
JP4698516B2 (ja) * 2006-07-20 2011-06-08 ポリマテック株式会社 キーシート
TWM324842U (en) * 2007-08-01 2008-01-01 Darfon Electronics Corp Membrane switch circuit and keyswitch using such membrane switch circuit
US8525058B2 (en) * 2010-03-05 2013-09-03 Apple Inc. Snorkel for venting a dome switch
JP5656599B2 (ja) * 2010-12-09 2015-01-21 キヤノン株式会社 スイッチユニット
JP5559727B2 (ja) * 2011-01-17 2014-07-23 パナソニック株式会社 電子機器
DE202012104777U1 (de) * 2012-12-07 2014-03-11 Prehkeytec Gmbh Gummimatten-Tastatur, insbesondere Silikonmatten-Tastatur
DE202012104778U1 (de) * 2012-12-07 2014-03-12 Prehkeytec Gmbh Gummimatten-Tastatur, insbesondere Silikonmatten-Tastatur
CA2983627C (en) * 2015-04-20 2022-10-04 Lutron Electronics Co., Inc. Control devices having independently suspended buttons for controlled actuation
US10289238B2 (en) * 2016-05-01 2019-05-14 Innopresso, Inc. Electronic device having multi-functional human interface
KR20170124068A (ko) 2016-05-01 2017-11-09 (주)이노프레소 복합 휴먼 인터페이스가 구비된 전자기기
CN109375784B (zh) 2016-06-23 2022-03-11 株式会社音乐派索 具有多功能人机接口的电子设备
TWI623008B (zh) * 2017-02-02 2018-05-01 宏碁股份有限公司 鍵盤模組及使用此鍵盤模組的電子裝置
CN108074768B (zh) * 2017-06-08 2019-10-18 东莞质研工业设计服务有限公司 设有密封圈的除尘按键
CN111492451A (zh) 2017-09-26 2020-08-04 迈瑞特汽车电子***有限责任公司 弹性键盘
JP6763906B2 (ja) * 2018-04-20 2020-09-30 株式会社東海理化電機製作所 スイッチ装置、及びラバーコンタクト

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2002A (en) * 1841-03-12 Tor and planter for plowing
JPS58123529U (ja) * 1982-02-16 1983-08-23 アルプス電気株式会社 キ−ボ−ドスイツチ
US4916262A (en) * 1988-11-03 1990-04-10 Motorola, Inc. Low-profile, rubber keypad
US4931601A (en) * 1989-02-23 1990-06-05 Eastman Kodak Company Pressure switch having internal vent chamber
US5561278A (en) * 1994-09-16 1996-10-01 Rutten; Phillip Membrane switch
JPH08255530A (ja) 1995-03-17 1996-10-01 Fujikura Ltd ラバーキャップ付きメンブレンスイッチの製造方法
DE19608773C2 (de) * 1996-03-07 1998-11-26 Preh Elektro Feinmechanik Schaltmatte
JPH10302572A (ja) 1997-04-24 1998-11-13 Nec Shizuoka Ltd キーボードスイッチ
JPH11232963A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd パネルスイッチ用可動接点体およびそれを用いたパネルスイッチ
JP3836619B2 (ja) 1999-02-22 2006-10-25 アルプス電気株式会社 キーボード入力装置
JP2001100889A (ja) 1999-09-27 2001-04-13 Fujikura Ltd キーボード
JP2001118458A (ja) 1999-10-19 2001-04-27 Oki Electric Ind Co Ltd メンブレンキーボードの防塵構造
JP2001176353A (ja) 1999-12-15 2001-06-29 Toshiba Corp キースイッチ
TW468364B (en) * 2000-06-02 2001-12-11 Darfon Electronics Corp Keyboard circuit using bus line for exhausting
US6491456B2 (en) * 2000-06-23 2002-12-10 Darfon Electronics Corp. Keyboard thin film circuit board with trenches to release air from hollow rubber domes
US6617536B2 (en) 2000-11-29 2003-09-09 Yazaki Corporation Dome switch
JP2002170457A (ja) 2000-11-29 2002-06-14 Yazaki Corp ドームスイッチにおける空気逃がし構造
JP3923746B2 (ja) 2001-03-19 2007-06-06 アルプス電気株式会社 キーボード用スイッチ装置
US6700086B2 (en) * 2001-08-08 2004-03-02 Yazaki Corporation Flexible switch and method for producing the same
DE10225511C1 (de) * 2002-06-10 2003-06-18 Duerkopp Adler Ag Knopfloch-Nähmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005011707A (ja) 2005-01-13
US20050000789A1 (en) 2005-01-06
US6946611B2 (en) 2005-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4108548B2 (ja) キーボード用スイッチ
KR950009024B1 (ko) 개선된 작동자 어셈블리의 가진 푸쉬 스위치
US4307268A (en) Tactile element and keyboard including the tactile element
TWI457960B (zh) 窄的按鍵開關
CA2732051C (en) Keyboard dome stiffener assembly
JP2006049274A (ja) キースイッチ装置、キーボード及びキースイッチ組立治具
US4245138A (en) Tactile element and keyboard including the tactile element
JP2001100889A (ja) キーボード
EP1168393B1 (en) A key assembly
JP2001297653A (ja) キーボード装置およびキーボード装置を有する電子機器
JP4341733B2 (ja) キースイッチ構造
JP3926077B2 (ja) 多方向押圧型スイッチ
WO2023010937A1 (zh) 键盘以及电子设备
US6688790B2 (en) Keyboard input device
JP3181914U (ja) クリックばね付シート及びスイッチ装置
JP3923746B2 (ja) キーボード用スイッチ装置
JP2003510715A (ja) 電子機器のためのキーボード
JP3931479B2 (ja) 多方向操作スイッチおよびこれを用いた複合スイッチ
JP2001067983A (ja) 移動通信機器用キー・パッド・アセンブリ
JPH0438437Y2 (ja)
JP4057500B2 (ja) 多方向入力装置
JP2000235820A (ja) 可とう性キースイッチに用いられるシート状皿ばね
JP4371895B2 (ja) キースイッチ構造
JP3991491B2 (ja) 回転・押圧操作型電子部品およびそれを用いた電子機器
JP3206366B2 (ja) キースイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050228

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060914

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080402

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4108548

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees