JP4107218B2 - 画像形成装置情報管理システム - Google Patents

画像形成装置情報管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4107218B2
JP4107218B2 JP2003365154A JP2003365154A JP4107218B2 JP 4107218 B2 JP4107218 B2 JP 4107218B2 JP 2003365154 A JP2003365154 A JP 2003365154A JP 2003365154 A JP2003365154 A JP 2003365154A JP 4107218 B2 JP4107218 B2 JP 4107218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
computer
image forming
forming apparatus
managed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003365154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005128890A (ja
Inventor
淳 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2003365154A priority Critical patent/JP4107218B2/ja
Priority to US10/900,366 priority patent/US8495202B2/en
Priority to EP20040255981 priority patent/EP1526443A3/en
Publication of JP2005128890A publication Critical patent/JP2005128890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4107218B2 publication Critical patent/JP4107218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置情報管理システムに関する。
従来、コンピュータ上でステータスモニターと呼ばれるプログラムを作動させることにより、そのコンピュータにローカル接続されている画像形成装置(=プリンタ、ファクシミリ、または一機能としてプリンタ機能を有する複合機等、印刷機能を有する機器)の状態(例えば、オンライン/オフライン、ビジー、エラーなど)を監視、管理することが行われている。また、コンピュータ上でメンテナンスツールと呼ばれるプログラムを作動させることにより、そのコンピュータにローカル接続されている画像形成装置のメンテナンス情報(例えば、トナーないしインク残量、記録用紙残量、ドラム交換時期など)を管理することも行われている。
これらステータスモニターやメンテナンスツールは、いずれもローカルで作動するものであったが、複数のコンピュータがネットワークを介して接続されている環境下においては、上記のようなローカル接続された画像形成装置の状態やメンテナンス情報を、ネットワーク上の特定のコンピュータ(例えば、管理者が利用する管理者端末)から一括して管理したいという要望があった。
こうした要望に対し、下記特許文献1には、画像形成装置がローカル接続されているコンピュータにおいて、ローカル接続された画像形成装置から各種情報を取得するとともに、取得した情報をネットワークを介して接続された他のコンピュータ(以下、管理コンピュータという)に対して提供する技術が開示されている。
より詳しくは、この特許文献1には、画像形成装置の状態を監視し、状態に変化があった場合に、変化した状態を直ちに画像形成装置から取得して、取得した情報を管理コンピュータに対して提供(通知)するトラップ処理(例えば下記特許文献1段落[0075]〜[0077]参照)、管理コンピュータから情報提供要求があった場合に、その時点における画像形成装置の状態を直ちに画像形成装置から取得して、取得した情報を管理コンピュータに対して提供するリクエスト応答処理(例えば下記特許文献1段落[0078]〜[0081]参照)などの技術が開示されている。
特開2000−293324号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の画像形成装置情報管理システムによれば、以下に述べるような問題があった。
上記画像形成装置情報管理システムは、ネットワーク上のコンピュータにローカル接続された画像形成装置を、ネットワークに接続された画像形成装置と見なして管理するシステムであったため、管理対象となる画像形成装置が、ネットワーク上のどのコンピュータにローカル接続されたものであるのかについては、利用者に提供できるような情報が管理されていなかった。
そのため、上記従来の画像形成装置情報管理システムでは、コンピュータと画像形成装置との対応関係を示すような情報を、表示出力/印刷出力/ファイル出力するようなことはできず、こうした出力結果を利用して、利用者がコンピュータと画像形成装置との対応関係を見るようなことはできなかった。
また、コンピュータと画像形成装置との対応関係を示すような情報を、ウェブページやその他の形式で他のコンピュータに対して送信することもできず、そのような送信の要求を他のコンピュータから受けることもできなかった。
さらに、上記画像形成装置情報管理システムは、トラップ処理またはリクエスト応答処理において、その時点における最新の情報を直ちに画像形成装置から取得し、その最新情報を直ちに管理コンピュータへ伝送する仕組みになっていたため、画像形成装置、画像形成装置がローカル接続されたコンピュータ、管理コンピュータのすべてが同時に稼働しているタイミングでないと、管理コンピュータが画像形成装置に関する情報を取得できないという欠点もあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、画像形成装置とその画像形成装置がローカル接続された被管理コンピュータとの対応関係を管理できる画像形成装置情報管理システムを提供することにある。また、本発明の別の目的は、画像形成装置、画像形成装置がローカル接続されたコンピュータ、管理コンピュータのすべてが同時に稼働していなくても、管理コンピュータが画像形成装置に関する情報を取得できる画像形成装置情報管理システムを提供することにある。
以下、本発明の特徴的構成について詳述する。
本発明の画像形成装置情報管理システムは、
複数のコンピュータがネットワークを介して接続されており、前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は管理コンピュータ、少なくとも1台は被管理コンピュータで、該被管理コンピュータには、少なくとも1台の画像形成装置がローカル接続されているシステムであって、
前記被管理コンピュータには、
前記画像形成装置に関する情報である画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する画像形成装置情報一次取得手段が設けられ、
前記管理コンピュータには、
前記被管理コンピュータに関する情報であるコンピュータ情報を、前記被管理コンピュータから取得するコンピュータ情報取得手段と、
前記画像形成装置情報一次取得手段によって取得された前記画像形成装置情報を、前記被管理コンピュータから取得する取得処理を実行する画像形成装置情報二次取得手段と、
前記コンピュータ情報取得手段によって取得された前記コンピュータ情報と前記画像形成装置情報二次取得手段による取得処理の実行によって取得された前記画像形成装置情報とに基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を作成し、該対応関係情報を記憶手段に格納する情報格納手段とが設けられており、
さらに、
前記管理コンピュータには、
前記被管理コンピュータのリストを記憶するリスト記憶手段が設けられ、
前記コンピュータ情報取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記被管理コンピュータにアクセスし、
前記リスト記憶手段は、前記コンピュータ情報取得手段による被管理コンピュータへのアクセスの是非を、被管理コンピュータに対応付けて記憶し、
前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な前記被管理コンピュータを対象コンピュータとして、該対象コンピュータから前記画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する一方、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な前記被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない
ことを特徴とする。
この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理コンピュータにおいて、画像形成装置情報一次取得手段が、画像形成装置情報を画像形成装置から取得する。また、管理コンピュータにおいて、コンピュータ情報取得手段が、コンピュータ情報を被管理コンピュータから取得し、画像形成装置情報二次取得手段が、画像形成装置情報一次取得手段によって取得された画像形成装置情報を、被管理コンピュータから取得する取得処理を実行する。そして、情報格納手段が、コンピュータ情報取得手段によって取得されたコンピュータ情報と画像形成装置情報二次取得手段による取得処理の実行によって取得された画像形成装置情報とに基づいて、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を作成し、その対応関係情報を記憶手段に格納する。
したがって、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を管理することができる。
ここで、対応関係情報は、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す情報であれば、その具体的な内容については任意であるが、例えば、前記コンピュータ情報に、前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれ、前記画像形成装置情報に、前記画像形成装置がローカル接続されている前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれている場合、前記管理コンピュータにおいて、前記対応関係情報は、前記コンピュータ情報取得手段が取得したコンピュータ情報と、該コンピュータ情報に含まれる前記コンピュータ名または前記ネットワークアドレスと同一のコンピュータ名またはネットワークアドレスを含んでいる、前記画像形成装置情報二次取得手段が取得した前記画像形成装置情報とが対応することを示す情報であるとよい。
この場合、コンピュータ情報および画像形成装置情報の双方に含まれているコンピュータ名またはネットワークアドレスを、コンピュータ情報と画像形成装置情報とを関連づけるためのキーにして、コンピュータ情報と画像形成装置情報とをリンクさせ、被管理コンピュータと画像形成装置が対応関係にあることを示す情報を作成し、格納できる。
なお、この画像形成装置情報管理システムにおいて、管理コンピュータに少なくとも1台の画像形成装置がローカル接続されている場合は、管理コンピュータ自体を被管理コンピュータの1台として扱い、管理コンピュータおよび管理コンピュータにローカル接続された画像形成装置を、管理コンピュータによる管理対象としてもよい。例えば、OS(Operating System)としてWindows(登録商標)を採用しているコンピュータにおいては、ネットワークに接続されているコンピュータについて、自機か他機かを問わず、同等にアクセスできる通信インターフェースが用意されている。したがって、このような通信インターフェースを利用すれば、ネットワーク上に存在するコンピュータについては、自機か他機かを意識することなく、管理コンピュータによる管理対象(被管理コンピュータ)として扱うことができるので、管理コンピュータは、他機はもちろんのこと自機をも被管理コンピュータと見なしてアクセスすることができるのである。
また、この画像形成装置情報管理システムにおいて、前記管理コンピュータには、前記被管理コンピュータのリストを記憶するリスト記憶手段が設けられ、前記コンピュータ情報取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記被管理コンピュータにアクセスし、前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な前記被管理コンピュータを対象コンピュータとして、該対象コンピュータから前記画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する一方、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な前記被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない構成とされている。
このように構成された画像形成装置情報管理システムにおいて、リスト記憶手段に記憶された被管理コンピュータのリストには、ネットワーク上に実際に存在している被管理コンピュータと、電源が落とされている等の事情により、ネットワーク上には実際には存在しない状態になっている被管理コンピュータとが含まれている。そこで、管理コンピュータにおいて、コンピュータ情報取得手段が、リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、被管理コンピュータにアクセスする。そして、画像形成装置情報二次取得手段は、コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な被管理コンピュータを対象コンピュータとして、対象コンピュータから画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する。一方、画像形成装置情報二次取得手段は、コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない
したがって、画像形成装置情報二次取得手段が、アクセス不可能な被管理コンピュータに対してアクセスすることはなく、例えば、アクセス不可能な被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得しようとして待ち状態になってしまうといったことがないので、アクセス可能な被管理コンピュータだけを対象にして、画像形成装置情報を迅速に取得することができる。
次に、本発明の画像形成装置情報管理システムにおいて採用可能な別の構成について説明する。本発明の画像形成装置情報管理システムは、さらに次のような構成を備えていると望ましい。
まず、前記管理コンピュータには、
前記情報格納手段によって前記記憶手段に格納された前記対応関係情報に基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を作成する表示用情報作成手段が設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、表示用情報作成手段が、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を作成する。
したがって、管理コンピュータを利用する利用者が、対応関係を表示させて確認することができる。
また、この場合、前記管理コンピュータには、
前記表示用情報作成手段によって作成された前記表示用情報を、表示可能なファイルとして出力する表示用情報出力手段が設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、表示用情報出力手段が、表示用情報を表示可能なファイルとして出力する。
したがって、例えば、このファイルを管理コンピュータ側において表示ないし印刷することにより、管理コンピュータを利用する利用者が、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。また、このファイルを管理コンピュータ以外の別のコンピュータへと送信することにより、このファイルを別のコンピュータにおいて表示ないし印刷できるので、別のコンピュータを利用する利用者が、管理コンピュータが管理対象としている被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。
次に、前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は情報表示用コンピュータであり、
前記管理コンピュータには、
前記表示用情報出力手段によってファイルとして出力された前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータに対して送信する表示用情報送信手段が設けられ、
前記情報表示用コンピュータには、
前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する送信要求手段と、
該送信要求手段からの要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する情報表示手段とが設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、情報表示用コンピュータにおいて、送信要求手段が、表示用情報の送信を管理コンピュータに対して要求すると、管理コンピュータにおいて、表示用情報送信手段が、表示用情報出力手段によってファイルとして出力された表示用情報を、情報表示用コンピュータに対して送信する。すると、情報表示用コンピュータにおいて、情報表示手段が、管理コンピュータから送信されてくる表示用情報を、情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する。
したがって、情報表示用コンピュータを利用する利用者が、管理コンピュータが管理対象としている被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見たいときに、情報表示用コンピュータ側から要求を出して、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。
なお、この画像形成装置情報管理システムにおいて、情報表示用コンピュータは、管理コンピュータおよび被管理コンピュータと同じネットワーク上に存在するコンピュータであれば、どのようなコンピュータであってもよい。より具体的には、情報表示用コンピュータは、被管理コンピュータに該当するコンピュータであってもよいし、被管理コンピュータには該当しないコンピュータであってもよい。すなわち、被管理コンピュータとしての機能と情報表示用コンピュータとしての機能は、それぞれ個別にコンピュータに実装可能なので、両機能が実装された被管理コンピュータ兼情報表示用コンピュータが構成されていてもよいし、いずれか一方が単独で実装された被管理コンピュータや情報表示用コンピュータが構成されていてもよい。
また、情報表示用コンピュータは、管理コンピュータに該当するコンピュータであってもよい。上述の通り、例えば、OSとしてWindows(登録商標)を採用しているコンピュータにおいては、ネットワークに接続されているコンピュータについて、自機か他機かを問わず、同等にアクセスできる通信インターフェースが用意されている。したがって、このような通信インターフェースを利用すれば、ネットワーク上に存在するコンピュータについては、自機か他機かを意識することなく、情報表示用コンピュータによるアクセス対象(管理コンピュータ)として扱うことができるので、情報表示用コンピュータが管理コンピュータそのものであっても、他機が管理コンピュータである場合と同様に、自機に対してアクセスすることができるのである。
次に、前記情報表示用コンピュータは、前記送信要求手段および前記情報表示手段としての機能を有するウェブブラウザを備えており、該ウェブブラウザを利用して前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求するとともに、当該要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記ウェブブラウザを利用して前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、ウェブブラウザを利用して表示用情報の送信を管理コンピュータに対して要求することができ、管理コンピュータから送信されてくる表示用情報を、情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力することができる。
したがって、汎用のウェブブラウザを備えたコンピュータであれば、本発明における情報表示用コンピュータとして利用可能となり、専用の表示用情報閲覧ソフトウェアを用意しなくても、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。
次に、前記管理コンピュータは、
前記表示用情報作成手段として、
前記ネットワーク上に存在するすべての前記被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータに関するコンピュータ情報を表示するための第1表示用情報を作成する第1表示用情報作成手段と、
前記情報表示用コンピュータ側において選択された1以上の前記被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す前記対応関係情報を表示するための第2表示用情報を作成する第2表示用情報作成手段とを備え、
前記表示用情報出力手段として、
前記第1表示用情報作成手段によって作成された前記第1表示用情報を、表示可能なファイルとして出力する第1表示用情報出力手段と、
前記第2表示用情報作成手段によって作成された前記第2表示用情報を、表示可能なファイルとして出力する第2表示用情報出力手段とを備え、
前記表示用情報送信手段として、
前記第1表示用情報出力手段によってファイルとして出力された前記第1表示用情報を、前記情報表示用コンピュータに対して送信する第1表示用情報送信手段と、
前記第2表示用情報出力手段によってファイルとして出力された前記第2表示用情報を、前記情報表示用コンピュータに対して送信する第2表示用情報送信手段とを備えており、
前記情報表示用コンピュータは、
前記送信要求手段として、
前記第1表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する第1送信要求手段と、
前記第2表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する第2送信要求手段とを備え、
前記情報表示手段として、
前記第1送信要求手段からの要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記第1表示用情報を、前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する第1情報表示手段と、
前記第2送信要求手段からの要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記第2表示用情報を、前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する第2情報表示手段とを備え、
さらに、前記第1情報表示手段が前記第1表示用情報を表示装置に表示出力した際、前記第1表示用情報中に表示された前記被管理コンピュータの中から1台以上を利用者に選択させる被管理コンピュータ選択手段を備え、
前記第2送信要求手段は、前記被管理コンピュータ選択手段によって選択された1以上の前記被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す前記対応関係情報を表示するための前記第2表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、第1表示用情報作成手段は、ネットワーク上に存在するすべての被管理コンピュータを対象にして、被管理コンピュータに関するコンピュータ情報を表示するための第1表示用情報を作成し、作成された第1表示用情報を第1表示用情報出力手段がファイル出力する。情報表示用コンピュータにおいて、第1送信要求手段が、第1表示用情報の送信を管理コンピュータに対して要求すると、管理コンピュータにおいて、第1表示用情報送信手段が、情報表示用コンピュータに対して第1表示用情報を送信する。情報表示用コンピュータにおいては、第1情報表示手段が、管理コンピュータから送信されてくる第1表示用情報を、情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力し、被管理コンピュータ選択手段が、第1表示用情報中に表示された被管理コンピュータの中から1台以上を利用者に選択させる。そして、第2送信要求手段は、被管理コンピュータ選択手段によって選択された1以上の被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を表示するための第2表示用情報の送信を管理コンピュータに対して要求する。管理コンピュータにおいては、第2表示用情報作成手段が、情報表示用コンピュータ側において選択された1以上の被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を表示するための第2表示用情報を作成し、作成された第2表示用情報を第2表示用情報出力手段がファイル出力、第2表示用情報送信手段が、情報表示用コンピュータに対して第2表示用情報を送信する。被管理コンピュータにおいては、第2情報表示手段が、管理コンピュータから送信されてくる第2表示用情報を、情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する。その結果、第2表示用情報中においては、利用者が選択した被管理コンピュータについてのみ、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報が表示される。
したがって、利用者が被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見るときには、ネットワーク上に存在するすべての被管理コンピュータについての情報が表示されることはなく、利用者が見たいと考える被管理コンピュータについての情報だけを選択的に表示することができるので、利用者にとって不要な情報提供が混在せず、提供された情報が利用者にとって見やすいものになる。
次に、前記第1表示用情報出力手段が出力する前記第1表示用情報中に、前記第2表示用情報のファイルへのリンクを張るためのリンク情報が含まれているとよい。
リンク情報は、ネットワーク上における第2表示用情報のファイルの格納場所を示す情報であり、代表的な具体例を交えて説明すれば、第1表示用情報が、周知のHTML(HyperText Markup Language)で記述されたファイル(HTMLファイル)である場合、このファイル中に記述された“ハイパーリンク”と呼ばれる記述が、上記リンク情報に該当する。ハイパーリンクは、HTML中において、URL(Uniform Resource Locators)と呼ばれる文字列によって記述され、URLが記述してあることを示すタグと呼ばれる所定の制御文字列に挟まれたかたちで、HTML中に記述されている。このようなHTMLファイルを、HTMLファイルを表示可能なソフトウェア(例えばウェブブラウザ)で表示すれば、周知の通り、利用者がポインティングデバイス等を使ってハイパーリンクに対する操作(例えば、マウスを動かしてマウスカーソルでハイパーリンクをポイントしてクリックする操作)を行うことができ、この操作に伴って第2表示用情報を表示させるための指示を情報表示用コンピュータに与えることができる。
したがって、このような構成を備えていれば、第1表示用情報を表示したコンピュータにおいて、リンク情報を利用して簡単に第2表示用情報を表示するための操作を実施することができ、第1表示用情報を表示した状態から第2表示用情報を表示する状態へ簡単に移行することができる。なお、上記説明では、リンク情報の具体例としてHTMLにおけるハイパーリンクを挙げたが、ハイパーリンクを利用した場合と同様な操作性を実現できるのであれば、第1表示用情報は、必ずしもHTMLで記述されていなくても構わない。
次に、前記情報格納手段は、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容として、前記被管理コンピュータの設置場所情報と前記画像形成装置との対応関係を含む前記対応関係情報を格納する構成としてもよい。
設置場所情報は、利用者が見たときに被管理コンピュータの設置場所がわかるような情報であり、具体的には、建物の階数、部屋名、あるいは、部署名等が、ここでいう設置場所情報に該当する。
このような構成を備えていれば、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータの設置場所と画像形成装置との対応関係を管理することができる。
次に、前記情報格納手段は、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容として、前記被管理コンピュータの使用者情報と前記画像形成装置との対応関係を含む前記対応関係情報を格納する構成としてもよい。
被管理コンピュータの使用者情報は、利用者が見たときに被管理コンピュータの使用者(管理者)を特定できるような情報であり、具体的には、例えば、被管理コンピュータの使用者(管理者)の名前、連絡先(例えば、内線番号、電子メールアドレス等)、あるいは社員番号等が、ここでいう被管理コンピュータの使用者情報に該当する。
このような構成を備えていれば、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータの使用者と画像形成装置との対応関係を管理することができる。
次に、前記情報格納手段は、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容として、前記画像形成装置とのローカル接続に利用している前記被管理コンピュータのポート名と前記画像形成装置との対応関係を含む前記対応関係情報を格納する構成としてもよい。
このような構成を備えていれば、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータが画像形成装置とのローカル接続に利用しているポート名と画像形成装置との対応関係を管理することができる。
次に、前記情報格納手段は、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容として、前記被管理コンピュータに付与された名称と前記画像形成装置との対応関係を含む前記対応関係情報を格納する構成としてもよい。
このような構成を備えていれば、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータに付与された名称と画像形成装置との対応関係を管理することができる。
次に、前記管理コンピュータには、
前記被管理コンピュータが前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定するための設定情報を、前記被管理コンピュータに該当する複数のコンピュータに対して一斉に送信する一次取得スケジュール送信手段が設けられ、
前記被管理コンピュータには、
前記一次取得スケジュール送信手段から送信された設定情報に従って、前記被管理コンピュータが前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する一次取得スケジュール設定手段が設けられ、
前記画像形成装置情報一次取得手段は、前記一次取得スケジュール設定手段によって設定されたスケジュールに従って、前記画像形成装置情報を前記画像形成装置から取得する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、一次取得スケジュール送信手段が被管理コンピュータに該当する複数のコンピュータに対して一斉に上記設定情報を送信し、被管理コンピュータにおいて、一次取得スケジュール設定手段が、一次取得スケジュール送信手段から送信された設定情報に従って、被管理コンピュータが画像形成装置から画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する。そして、この設定がなされたら、画像形成装置情報一次取得手段は、一次取得スケジュール設定手段によって設定されたスケジュールに従って、画像形成装置情報を画像形成装置から取得する。
したがって、個々の被管理コンピュータにおいて個別にスケジュールの設定作業を行わなくても、管理コンピュータ側から設定情報を一斉に送信して、複数の被管理コンピュータにおけるスケジュールの設定を完了させることができる。
次に、前記管理コンピュータには、
前記管理コンピュータが前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する二次取得スケジュール設定手段が設けられ、
前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記二次取得スケジュール設定手段によって設定されたスケジュールに従って、前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するととともに、該画像形成装置情報の取得に失敗した場合は、前記スケジュールとは別に少なくとも1回、前記画像形成装置情報の再取得を試行する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、二次取得スケジュール設定手段は、管理コンピュータが被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する。そして、この設定がなされたら、画像形成装置情報二次取得手段は、二次取得スケジュール設定手段によって設定されたスケジュールに従って、被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得するが、このとき画像形成装置情報の取得に失敗した場合は、さらに、設定されたスケジュールとは別に少なくとも1回、画像形成装置情報の再取得を試行する。
したがって、二次取得スケジュール設定手段によって設定されたスケジュールに従って、被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得しようとした時点では、例えば、被管理コンピュータの電源が落とされている等の事情により、被管理コンピュータに対するアクセスができなかった場合でも、その後、画像形成装置情報の再取得が試行されたときには、被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得できることがあるので、その分だけ画像形成装置情報を取得できる可能性を高くすることができる。
なお、画像形成装置情報の再取得を試行するタイミングと回数は、システムの特性に応じて適宜最適化すればよい。例えば、被管理コンピュータに対するアクセスのできる状態/できない状態が、僅かな時間が経過すると変動するシステムであれば、画像形成装置情報の再取得を試行するタイミングは、最初の取得から僅かな時間が経過した時点でも構わないが、長時間が経過しないと変動しないシステムであれば、画像形成装置情報の再取得を試行するタイミングは、最初の取得から長時間が経過した時点とすべきであり、最適なタイミングはシステムによって異なる。また、例えば、被管理コンピュータに対するアクセスのできる状態/できない状態が、頻繁に変動するシステムであれば、画像形成装置情報の再取得を試行する回数は多い方がよいが、ある程度時間が経過した後は被管理コンピュータに対するアクセスのできる状態が継続すると考えられるシステムであれば、画像形成装置情報の再取得を試行する回数は1回でも十分であり、最適な回数もシステムによって異なる。但し、いずれにしても、このような画像形成装置情報の再取得を試行することで、画像形成装置情報を取得できる可能性を高くすることができるのである。
次に、前記被管理コンピュータには、
前記被管理コンピュータが前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する一次取得スケジュール設定手段が設けられ、
前記画像形成装置情報一次取得手段は、前記一次取得スケジュール設定手段によって設定された第1のスケジュールに従って、前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するように構成され、
前記管理コンピュータには、
前記管理コンピュータが前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する二次取得スケジュール設定手段が設けられ、
前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記二次取得スケジュール設定手段によって設定された第2のスケジュールに従って、前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するように構成され、
前記一次取得スケジュール設定手段および前記二次取得スケジュール設定手段は、前記第1,第2のスケジュールとして、異なるタイミングとなるスケジュールを設定できるように構成されていてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理コンピュータにおいて、一次取得スケジュール設定手段は、被管理コンピュータが画像形成装置から画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定し、画像形成装置情報一次取得手段は、一次取得スケジュール設定手段によって設定された第1のスケジュールに従って、画像形成装置から画像形成装置情報を取得する。また、管理コンピュータにおいて、二次取得スケジュール設定手段は、管理コンピュータが被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定し、画像形成装置情報二次取得手段は、二次取得スケジュール設定手段によって設定された第2のスケジュールに従って、被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得する。このようなシステムにおいて、一次取得スケジュール設定手段および二次取得スケジュール設定手段は、第1,第2のスケジュールとして、異なるタイミングとなるスケジュールを設定できる。
第1,第2のスケジュールとして、同じタイミングとなるスケジュールしか設定できない場合、被管理コンピュータが画像形成装置から画像形成装置情報を取得し終える前に、管理コンピュータが被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得しようとするので、管理コンピュータが被管理コンピュータから取得できる画像形成装置情報は、被管理コンピュータが画像形成装置から画像形成装置情報を取得し終えた後の最新情報ではない可能性が高くなる。
これに対し、上記画像形成装置情報管理システムの場合、第1,第2のスケジュールとして、異なるタイミングとなるスケジュールを設定できるので、被管理コンピュータが画像形成装置から画像形成装置情報を取得し終えた後に、管理コンピュータが被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得しようとするように、第1,第2のスケジュールを設定することもでき、管理コンピュータが被管理コンピュータから取得できる画像形成装置情報を、被管理コンピュータが画像形成装置から画像形成装置情報を取得し終えた後の最新情報とすることができる。
次に、前記被管理コンピュータには、
前記被管理コンピュータが前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する一次取得スケジュール設定手段が設けられ、
前記画像形成装置情報一次取得手段は、前記一次取得スケジュール設定手段によって設定された第1のスケジュールに従って、前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するように構成され、
前記管理コンピュータには、
前記管理コンピュータが前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する二次取得スケジュール設定手段が設けられ、
前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記二次取得スケジュール設定手段によって設定された第2のスケジュールに従って、前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するように構成され、
前記一次取得スケジュール設定手段および前記二次取得スケジュール設定手段は、前記第1のスケジュールの設定よりも所定の期間だけ遅れたタイミングとなる第2のスケジュールを設定するように構成されていてもよい、
この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理コンピュータにおいて、一次取得スケジュール設定手段は、被管理コンピュータが画像形成装置から画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定し、画像形成装置情報一次取得手段は、一次取得スケジュール設定手段によって設定された第1のスケジュールに従って、画像形成装置から画像形成装置情報を取得する。また、管理コンピュータにおいて、二次取得スケジュール設定手段は、管理コンピュータが被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定し、画像形成装置情報二次取得手段は、二次取得スケジュール設定手段によって設定された第2のスケジュールに従って、被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得する。このようなシステムにおいて、一次取得スケジュール設定手段および二次取得スケジュール設定手段は、第1のスケジュールの設定よりも所定の期間だけ遅れたタイミングとなる第2のスケジュールを設定する。
したがって、被管理コンピュータが画像形成装置から画像形成装置情報を取得し終えた後に、管理コンピュータが被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得しようとするように、第1,第2のスケジュールが設定されることになり、管理コンピュータが被管理コンピュータから取得できる画像形成装置情報を、被管理コンピュータが画像形成装置から画像形成装置情報を取得し終えた後の最新情報とすることができる。
次に、前記表示用情報出力手段は、複数通りのデータ形式で前記表示用情報を出力可能である構成としてもよい。
ここで、複数通りのデータ形式は、任意であるが、代表的な例としては、テキスト形式、先にも説明したHTML(HyperText Markup Language)形式、CSV(Comma Separated Values)形式などを挙げることができる。これらのデータ形式で記録されたファイルは、いずれも多くのアプリケーションソフトを利用して閲覧可能であるが、情報表示用コンピュータが備えるアプリケーションソフト(あるいは利用者が利用したいアプリケーションソフト)によっては、ある特定のデータ形式にしか対応していないことも多々ある。この場合に、表示用情報出力手段が1通りのデータ形式でしか表示用情報をファイルとして出力できないと、情報表示用コンピュータ側において利用可能なアプリケーションソフトがある程度制限されてしまうが、表示用情報出力手段が複数通りのデータ形式で表示用情報を出力できれば、情報表示用コンピュータ側において利用可能なアプリケーションソフトが増える。
したがって、例えば、利用者が使いやすいアプリケーションソフトを利用できるようになるなど、利用するアプリケーションソフトを選択する際の自由度を高くすることができる。
次に、前記管理コンピュータには、
前記表示用情報を出力する際のデータ形式を、利用者に指定させるデータ形式指定手段が設けられ、
前記表示用情報出力手段は、前記データ形式指定手段を利用して利用者が指定したデータ形式で、前記表示用情報を出力する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、データ形式指定手段が、表示用情報をファイルとして出力する際のデータ形式を利用者に指定させる。表示用情報出力手段は、データ形式指定手段を利用して利用者が指定したデータ形式で、表示用情報を出力する。
したがって、情報表示用コンピュータ側において、データ形式指定手段を利用して利用者が指定したデータ形式で表示用情報を受け取ることができる。
次に、前記表示用情報出力手段は、前記画像形成装置情報二次取得手段が前記画像形成装置情報を取得したときに、その時点において指定されているデータ形式で、前記表示用情報を出力する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、表示用情報出力手段は、画像形成装置情報二次取得手段が画像形成装置情報を取得したときに、その時点において指定されているデータ形式で、表示用情報を出力する。
したがって、例えば、情報表示用コンピュータからの情報送信要求があったときなど、表示用情報が必要となったときに、必要となった時点で表示用情報を出力する場合よりも、迅速に表示用情報を提供できるようになる。
なお、表示用情報出力手段として、上述の第1表示用情報出力手段と第2表示用情報出力手段とを備えている場合、特に、前記第2表示用情報出力手段は、複数通りのデータ形式で前記表示用情報を出力可能である構成にするとよい。
複数通りのデータ形式は、上述の通り、任意であるが、代表的な例としては、テキスト形式、HTML形式、CSV形式などを挙げることができ、第2表示用情報を表示させるに当たって、例えば、利用者が使いやすいアプリケーションソフトを利用できるようになるなど、利用するアプリケーションソフトを選択する際の自由度を高くすることができる。
また、前記管理コンピュータには、
前記第2表示用情報を出力する際のデータ形式を、利用者に指定させるデータ形式指定手段が設けられ、
前記第2表示用情報出力手段は、前記データ形式指定手段を利用して利用者が指定したデータ形式で、前記第2表示用情報を出力する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、データ形式指定手段が、第2表示用情報をファイルとして出力する際のデータ形式を利用者に指定させる。第2表示用情報出力手段は、データ形式指定手段を利用して利用者が指定したデータ形式で、第2表示用情報を出力する。
したがって、情報表示用コンピュータ側において、データ形式指定手段を利用して利用者が指定したデータ形式で第2表示用情報を受け取ることができる。
また、前記第2表示用情報出力手段は、前記画像形成装置情報二次取得手段が前記画像形成装置情報を取得したときに、その時点において指定されているデータ形式で、前記第2表示用情報を出力する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、第2表示用情報出力手段は、画像形成装置情報二次取得手段が画像形成装置情報を取得したときに、その時点において指定されているデータ形式で、第2表示用情報を出力する。
したがって、例えば、情報表示用コンピュータからの情報送信要求があったときなど、第2表示用情報が必要となったときに、必要となった時点で第2表示用情報を出力する場合よりも、迅速に第2表示用情報を提供できるようになる。
さらに、前記第1表示用情報出力手段は、前記第2表示用情報を出力する際のデータ形式が変更される毎に、前記第2表示用情報のファイルへのリンクを張るためのリンク情報が含まれている前記第1表示用情報をファイルとして出力し、その際、前記リンク情報は、前記変更後のデータ形式に対応したリンク情報に変更される構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、第1表示用情報出力手段は、第2表示用情報を出力する際のデータ形式が変更される毎に、第1表示用情報をファイルとして出力する。この出力の際、第1表示用情報中に含まれる第2表示用情報のファイルへのリンクを張るためのリンク情報は、変更後のデータ形式に対応したリンク情報に変更される。
より具体的には、この種のコンピュータにおいて採用されている多くのOSにおいて、ファイル名にはファイルのデータ形式を表す拡張子が含まれているため、データ形式の変更が行われると第2表示用情報のファイルを示すファイル名も変更されるが、第1表示用情報出力手段は、第1表示用情報中に含まれる第2表示用情報のファイルへのリンクを張るためのリンク情報について、変更後のデータ形式に対応したリンク情報に変更する。
したがって、第2表示用情報を出力する際のデータ形式が変更され、それに伴ってファイル名が変更されても、それに合わせて第1表示用情報中のリンク情報も変更されるので、リンク切れといったトラブルが発生しない。
次に、前記被管理コンピュータには、
前記管理コンピュータを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
前記ネットワークを介して他のコンピュータから前記画像形成装置情報の送信を要求された場合に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであるかどうかを判定する判定手段と、
該判定手段によって前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであると判定された場合に、該管理コンピュータに対して前記画像形成装置情報を送信する画像形成装置情報送信手段とを備えてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理コンピュータにおいて、ネットワークを介して他のコンピュータから画像形成装置情報の送信を要求された場合に、判定手段が、識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、他のコンピュータが管理コンピュータであるかどうかを判定する。そして、判定手段によって他のコンピュータが管理コンピュータであると判定された場合に、画像形成装置情報送信手段が、管理コンピュータに対して画像形成装置情報を送信する。
したがって、特定のコンピュータだけを管理コンピュータとして識別することができ、例えば、管理コンピュータ以外の他のコンピュータから画像形成装置情報の送信を要求されるようなことがあっても、そのような他のコンピュータに対して画像形成装置情報を送信してしまうことがない。
次に、前記被管理コンピュータには、
前記管理コンピュータを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するスケジュールの設定を、前記ネットワークを介して他のコンピュータから要求された場合に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであるかどうかを判定する判定手段と、
該判定手段によって前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであると判定された場合に、前記スケジュールを設定するための設定情報を前記管理コンピュータから受け取って、受け取った設定情報に従って前記スケジュールを設定する一次取得スケジュール設定手段とを備えてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理コンピュータにおいて、ネットワークを介して他のコンピュータから、画像形成装置情報を取得するスケジュールの設定を要求された場合に、判定手段が、識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、他のコンピュータが管理コンピュータであるかどうかを判定する。そして、判定手段によって他のコンピュータが管理コンピュータであると判定された場合に、一次取得スケジュール設定手段が、スケジュールを設定するための設定情報を管理コンピュータから受け取って、受け取った設定情報に従ってスケジュールを設定する。
したがって、特定のコンピュータだけを管理コンピュータとして識別することができ、例えば、管理コンピュータ以外の他のコンピュータからスケジュールの設定を要求されるようなことがあっても、そのような他のコンピュータからの要求によってスケジュールを変更してしまうことがない。
次に、前記管理コンピュータには、
前記被管理コンピュータが前記管理コンピュータとの通信に利用するポート番号を設定するための設定情報を、前記被管理コンピュータに対して一斉に送信するポート番号送信手段が設けられ、
前記被管理コンピュータには、
前記ポート番号送信手段から送信された設定情報に従って、前記管理コンピュータとの通信に利用するポート番号を設定するポート番号設定手段が設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、ポート番号送信手段は、被管理コンピュータが管理コンピュータとの通信に利用するポート番号を設定するための設定情報を、被管理コンピュータに対して一斉に送信する。すると、被管理コンピュータにおいて、ポート番号設定手段は、ポート番号送信手段から送信された設定情報に従って、管理コンピュータとの通信に利用するポート番号を設定する。以降は、ここで設定されたポート番号で示される通信ポートを利用して、管理コンピュータと被管理コンピュータとの通信がなされる。
したがって、個々の被管理コンピュータにおいて個別にポート番号の設定作業を行わなくても、管理コンピュータ側から設定情報を一斉に送信して、複数の被管理コンピュータにおけるポート番号の設定を完了させることができる。
次に、前記被管理コンピュータには、
前記管理コンピュータを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
前記管理コンピュータとの通信に利用するポート番号の設定を、前記ネットワークを介して他のコンピュータから要求された場合に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであるかどうかを判定する判定手段とが設けられ、
前記ポート番号設定手段は、前記判定手段によって前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであると判定された場合に、前記ポート番号を設定するための設定情報を前記管理コンピュータから受け取って、受け取った設定情報に従って前記ポート番号を設定する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理コンピュータにおいて、ネットワークを介して他のコンピュータから、ポート番号の設定を要求された場合に、判定手段が、識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、他のコンピュータが管理コンピュータであるかどうかを判定する。そして、判定手段によって他のコンピュータが管理コンピュータであると判定された場合に、ポート番号設定手段が、ポート番号を設定するための設定情報を管理コンピュータから受け取って、受け取った設定情報に従ってポート番号を設定する。
したがって、特定のコンピュータだけを管理コンピュータとして識別することができ、例えば、管理コンピュータ以外の他のコンピュータからポート番号の設定を要求されるようなことがあっても、そのような他のコンピュータからの要求によってポート番号を変更してしまうことがない。
次に、前記被管理コンピュータには、
前記管理コンピュータを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
前記コンピュータ情報の送信を、前記ネットワークを介して他のコンピュータから要求された場合に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであるかどうかを判定する判定手段と、
該判定手段によって前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであると判定された場合に、前記コンピュータ情報を前記管理コンピュータに送信するコンピュータ情報送信手段とを備えてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理コンピュータにおいて、ネットワークを介して他のコンピュータからコンピュータ情報の送信を要求された場合に、判定手段が、識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、他のコンピュータが管理コンピュータであるかどうかを判定する。そして、判定手段によって他のコンピュータが管理コンピュータであると判定された場合に、コンピュータ情報送信手段が、管理コンピュータに対してコンピュータ情報を送信する。
したがって、特定のコンピュータだけを管理コンピュータとして識別することができ、例えば、管理コンピュータ以外の他のコンピュータからコンピュータ情報の送信を要求されるようなことがあっても、そのような他のコンピュータに対してコンピュータ情報を送信してしまうことがない。
次に、前記管理コンピュータには、
前記情報格納手段によって前記記憶手段に格納された前記対応関係情報に基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を、前記管理コンピュータが備える表示装置に表示出力する情報表示出力手段が設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、情報表示出力手段は、情報格納手段によって記憶手段に格納された対応関係情報に基づいて、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を、管理コンピュータが備える表示装置に表示出力する。
したがって、このような構成を備えれば、先に説明した表示用情報出力手段による出力ファイルを利用することなく、管理コンピュータが備える表示装置の画面上に、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を表示することもできるようになる。
なお、この場合も、前記管理コンピュータは、
前記情報表示出力手段として、
前記ネットワーク上に存在するすべての前記被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータに関するコンピュータ情報を表示する第1情報表示出力手段と、
該第1情報表示手段が前記コンピュータ情報を表示した際、該コンピュータ情報中に表示された前記被管理コンピュータの中から1台以上を利用者に選択させる被管理コンピュータ選択手段と、
該被管理コンピュータ選択手段によって選択された1以上の前記被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す前記対応関係情報を表示する第2情報表示出力手段と
を備えた構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、管理コンピュータにおいて、第1情報表示出力手段は、ネットワーク上に存在するすべての被管理コンピュータを対象にして、被管理コンピュータに関するコンピュータ情報を表示し、被管理コンピュータ選択手段が、表示された被管理コンピュータの中から1台以上を利用者に選択させる。そして、第2情報表示出力手段が、選択された1以上の被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を表示する。その結果、利用者が選択した被管理コンピュータについてのみ、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報が表示される。
したがって、利用者が被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見るときには、ネットワーク上に存在するすべての被管理コンピュータについての情報が表示されることはなく、利用者が見たいと考える被管理コンピュータについての情報だけを選択的に表示することができるので、利用者にとって不要な情報提供が混在せず、提供された情報が利用者にとって見やすいものになる。
以上、本発明の画像形成装置情報管理システムについて説明したが、本発明の画像形成装置情報管理システムは、次のような構成に特徴がある技術思想としても把握できる。
すなわち、本発明の画像形成装置情報管理システムは、
複数のコンピュータがネットワークを介して接続されており、前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は管理コンピュータ、少なくとも1台は被管理コンピュータで、該被管理コンピュータには、複数の画像形成装置がローカル接続されているシステムであって、
前記被管理コンピュータには、
前記画像形成装置に関する情報である画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する画像形成装置情報一次取得手段が設けられ、
前記管理コンピュータには、
前記ネットワーク内のノードに対して応答を要求する応答要求手段と、
該応答要求手段からの要求に応じて返される応答に基づいて前記被管理コンピュータを検出するとともに、前記応答中に含まれる前記被管理コンピュータに関する情報であるコンピュータ情報を、前記被管理コンピュータから取得するコンピュータ情報取得手段と、
前記画像形成装置情報一次取得手段によって取得された前記画像形成装置情報の送信を前記被管理コンピュータに要求し、該要求に応じて送信されてくる前記画像形成装置情報を、前記被管理コンピュータから取得する取得処理を実行する画像形成装置情報二次取得手段と、
該画像形成装置情報二次取得手段による取得処理の実行によって取得された前記画像形成装置情報に基づいて、前記画像形成装置に関する情報を作成し、当該情報を記憶領域に格納する情報格納手段とが設けられており、
さらに、
前記管理コンピュータには、
前記被管理コンピュータのリストを記憶するリスト記憶手段が設けられ、
前記コンピュータ情報取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記被管理コンピュータにアクセスし、
前記リスト記憶手段は、前記コンピュータ情報取得手段による被管理コンピュータへのアクセスの是非を、被管理コンピュータに対応付けて記憶し、
前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な前記被管理コンピュータを対象コンピュータとして、該対象コンピュータから前記画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する一方、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な前記被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない
ことを特徴とする。
この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理コンピュータにおいて、画像形成装置情報一次取得手段が、画像形成装置情報を画像形成装置から取得する。また、管理コンピュータにおいて、応答要求手段が、ネットワーク内のノードに対して応答を要求し、コンピュータ情報取得手段が、応答要求手段からの要求に応じて返される応答に基づいて被管理コンピュータを検出するとともに、応答中に含まれる被管理コンピュータに関する情報であるコンピュータ情報を被管理コンピュータから取得する。そして、画像形成装置情報二次取得手段が、画像形成装置情報一次取得手段によって取得された画像形成装置情報の送信を前記被管理コンピュータに要求し、該要求に応じて送信されてくる前記画像形成装置情報を、被管理コンピュータから取得する取得処理を実行し、情報格納手段が、画像形成装置情報二次取得手段による取得処理の実行によって取得された画像形成装置情報に基づいて、画像形成装置に関する情報を作成し、その情報を記憶手段に格納する。
したがって、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータにローカル接続された複数の画像形成装置の情報を管理することができる。また特に、管理コンピュータは、ネットワークに存在する被管理コンピュータを動的に検出することができ、検出した被管理コンピュータにローカル接続された複数の画像形成装置の情報を管理することができる。
また、この画像形成装置情報管理システムにおいて、前記管理コンピュータには、前記被管理コンピュータのリストを記憶するリスト記憶手段が設けられ、前記コンピュータ情報取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記被管理コンピュータにアクセスし、前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な前記被管理コンピュータを対象コンピュータとして、該対象コンピュータから前記画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する一方、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な前記被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない構成ともされている。
このように構成された画像形成装置情報管理システムにおいて、リスト記憶手段に記憶された被管理コンピュータのリストには、ネットワーク上に実際に存在している被管理コンピュータと、電源が落とされている等の事情により、ネットワーク上には実際には存在しない状態になっている被管理コンピュータとが含まれている。そこで、管理コンピュータにおいて、コンピュータ情報取得手段が、リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、被管理コンピュータにアクセスする。そして、画像形成装置情報二次取得手段は、コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な被管理コンピュータを対象コンピュータとして、対象コンピュータから画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する。一方、画像形成装置情報二次取得手段は、コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない
したがって、画像形成装置情報二次取得手段が、アクセス不可能な被管理コンピュータに対してアクセスすることはなく、例えば、アクセス不可能な被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得しようとして待ち状態になってしまうといったことがないので、アクセス可能な被管理コンピュータだけを対象にして、画像形成装置情報を迅速に取得することができる。
なお、この画像形成装置情報管理システムにおいても、さらに次のような構成を備えていると望ましい。
まず、前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記応答要求手段からの要求に応じて返される前記応答から前記被管理コンピュータのネットワークアドレスを得て、そのアドレス宛に前記画像形成装置情報の送信を要求し、該要求に応じて送信されてくる前記画像形成装置情報を受信することで、該画像形成装置情報を取得する構成にするとよい。
このような構成にすると、画像形成装置情報を要求すべきアドレスを被管理コンピュータから得て要求を出せるので、他の手段で別途アドレスを得るような手間がかからない。
また、前記情報格納手段は、前記コンピュータ情報取得手段によって取得された前記コンピュータ情報と前記画像形成装置情報二次取得手段によって取得された前記画像形成装置情報とに基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を作成し、該対応関係情報を前記記憶領域に格納する構成にするとよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、情報格納手段は、コンピュータ情報取得手段によって取得されたコンピュータ情報と画像形成装置情報二次取得手段によって取得された画像形成装置情報とに基づいて、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を作成し、その対応関係情報を記憶手段に格納する。
したがって、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を管理することができる。
ここで、対応関係情報は、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す情報であれば、その具体的な内容については任意であるが、例えば、前記コンピュータ情報に、前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれ、前記画像形成装置情報に、前記画像形成装置がローカル接続されている前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれている場合、前記管理コンピュータにおいて、前記対応関係情報は、前記コンピュータ情報取得手段が取得したコンピュータ情報と、該コンピュータ情報に含まれる前記コンピュータ名または前記ネットワークアドレスと同一のコンピュータ名またはネットワークアドレスを含んでいる、前記画像形成装置情報二次取得手段が取得した前記画像形成装置情報とが対応することを示す情報であるとよい。
この場合、コンピュータ情報および画像形成装置情報の双方に含まれているコンピュータ名またはネットワークアドレスを、コンピュータ情報と画像形成装置情報とを関連づけるためのキーにして、コンピュータ情報と画像形成装置情報とをリンクさせ、被管理コンピュータと画像形成装置が対応関係にあることを示す情報を作成し、格納できる。
また、前記管理コンピュータには、
前記情報格納手段によって前記記憶手段に格納された前記対応関係情報に基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を作成する表示用情報作成手段が設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、表示用情報作成手段が、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を作成する。
したがって、管理コンピュータを利用する利用者が、対応関係を表示させて確認することができる。
また、この場合、前記管理コンピュータには、
前記表示用情報作成手段によって作成された前記表示用情報を、表示可能なファイルとして出力する表示用情報出力手段が設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、表示用情報出力手段が、表示用情報を表示可能なファイルとして出力する。
したがって、例えば、このファイルを管理コンピュータ側において表示ないし印刷することにより、管理コンピュータを利用する利用者が、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。また、このファイルを管理コンピュータ以外の別のコンピュータへと送信することにより、このファイルを別のコンピュータにおいて表示ないし印刷できるので、別のコンピュータを利用する利用者が、管理コンピュータが管理対象としている被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。
また、前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は情報表示用コンピュータであり、
前記管理コンピュータには、
前記表示用情報出力手段によってファイルとして出力された前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータに対して送信する表示用情報送信手段が設けられ、
前記情報表示用コンピュータには、
前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する送信要求手段と、
該送信要求手段からの要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する情報表示手段とが設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、情報表示用コンピュータにおいて、送信要求手段が、表示用情報の送信を管理コンピュータに対して要求すると、管理コンピュータにおいて、表示用情報送信手段が、表示用情報出力手段によってファイルとして出力された表示用情報を、情報表示用コンピュータに対して送信する。すると、情報表示用コンピュータにおいて、情報表示手段が、管理コンピュータから送信されてくる表示用情報を、情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する。
したがって、情報表示用コンピュータを利用する利用者が、管理コンピュータが管理対象としている被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見たいときに、情報表示用コンピュータ側から要求を出して、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。
さらに、前記情報表示用コンピュータは、前記送信要求手段および前記情報表示手段としての機能を有するウェブブラウザを備えており、該ウェブブラウザを利用して前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求するとともに、当該要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記ウェブブラウザを利用して前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、ウェブブラウザを利用して表示用情報の送信を管理コンピュータに対して要求することができ、管理コンピュータから送信されてくる表示用情報を、情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力することができる。
したがって、汎用のウェブブラウザを備えたコンピュータであれば、本発明における情報表示用コンピュータとして利用可能となり、専用の表示用情報閲覧ソフトウェアを用意しなくても、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。
加えて、前記被管理コンピュータには、
前記管理コンピュータを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
前記コンピュータ情報の送信を、前記ネットワークを介して他のコンピュータから要求された場合に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであるかどうかを判定する判定手段と、
該判定手段によって前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであると判定された場合に、前記コンピュータ情報を前記管理コンピュータに送信するコンピュータ情報送信手段とを備えてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理コンピュータにおいて、ネットワークを介して他のコンピュータからコンピュータ情報の送信を要求された場合に、判定手段が、識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、他のコンピュータが管理コンピュータであるかどうかを判定する。そして、判定手段によって他のコンピュータが管理コンピュータであると判定された場合に、コンピュータ情報送信手段が、管理コンピュータに対してコンピュータ情報を送信する。
したがって、特定のコンピュータだけを管理コンピュータとして識別することができ、例えば、管理コンピュータ以外の他のコンピュータからコンピュータ情報の送信を要求されるようなことがあっても、そのような他のコンピュータに対してコンピュータ情報を送信してしまうことがない。
なお、以上の構成の他、先に説明した請求項7〜請求項30に記載の発明と同等の構成を採用可能であることはもちろんであり、その場合、先に説明した請求項7〜請求項30に記載の発明と同等の作用、効果を奏するものとなる。
以上に加えて、本発明の画像形成装置情報管理システムは、さらに次のような構成に特徴がある技術思想としても把握できる。
すなわち、本発明の画像形成装置情報管理システムは、
複数のコンピュータがネットワークを介して接続されており、前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は管理コンピュータ、少なくとも1台は被管理コンピュータで、該被管理コンピュータには、1台以上の画像形成装置がローカル接続されているシステムであって、
前記被管理コンピュータには、
前記画像形成装置に関する情報である画像形成装置情報を、第1のスケジュールに従って前記画像形成装置から取得するとともに、取得した前記画像形成装置情報を不揮発性記憶手段に記憶させる画像形成装置情報一次取得手段と、
前記管理コンピュータから前記画像形成装置情報の送信要求を受けたら、前記不揮発性記憶手段から前記画像形成装置情報を読み出して前記管理コンピュータに送信する画像形成装置情報送信手段とが設けられ、
前記管理コンピュータには、
前記被管理コンピュータに関する情報であるコンピュータ情報を、前記被管理コンピュータから取得するコンピュータ情報取得手段と、
第2のスケジュールに従って、前記被管理コンピュータに対して前記画像形成装置情報の送信を要求し、該要求に応じて前記被管理コンピュータから送信されてくる前記画像形成装置情報を、前記被管理コンピュータから取得する取得処理を実行する画像形成装置情報二次取得手段と、
該画像形成装置情報二次取得手段による取得処理の実行によって取得された前記画像形成装置情報に基づいて、前記画像形成装置に関する情報を作成し、当該情報を記憶領域に格納する情報格納手段とが設けられており、
さらに、
前記管理コンピュータには、
前記被管理コンピュータのリストを記憶するリスト記憶手段が設けられ、
前記コンピュータ情報取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記被管理コンピュータにアクセスし、
前記リスト記憶手段は、前記コンピュータ情報取得手段による被管理コンピュータへのアクセスの是非を、被管理コンピュータに対応付けて記憶し、
前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な前記被管理コンピュータを対象コンピュータとして、該対象コンピュータから前記画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する一方、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な前記被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない
ことを特徴とする。
この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理コンピュータにおいて、画像形成装置情報一次取得手段は、第1のスケジュールに従って、画像形成装置情報を画像形成装置から取得し、取得した画像形成装置情報を不揮発性記憶手段に記憶させる。また、管理コンピュータにおいて、画像形成装置情報二次取得手段は、第2のスケジュールに従って、被管理コンピュータに対して画像形成装置情報の送信を要求する。被管理コンピュータにおいては、画像形成装置情報送信手段が、不揮発性記憶手段から画像形成装置情報を読み出して管理コンピュータに送信する。画像形成装置情報二次取得手段は、要求に応じて被管理コンピュータから送信されてくる画像形成装置情報を、被管理コンピュータから取得する取得処理を実行する。そして、情報格納手段が、画像形成装置情報二次取得手段による取得処理の実行によって取得された画像形成装置情報に基づいて、画像形成装置に関する情報を作成し、その情報を記憶手段に格納する。
したがって、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータにローカル接続された画像形成装置の情報を管理することができる。また特に、管理コンピュータと被管理コンピュータが独立したタイミングで画像形成装置情報を取得でき、しかも、取得した画像形成装置情報を不揮発性記憶手段に記憶させることで、被管理コンピュータの電源を一度切ったとしても、第2のスケジュールに従ったタイミングにおいて被管理コンピュータの電源が入っていれば、管理コンピュータは画像形成装置情報を取得することができる。
また、この画像形成装置情報管理システムにおいて、前記管理コンピュータには、前記被管理コンピュータのリストを記憶するリスト記憶手段が設けられ、前記コンピュータ情報取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記被管理コンピュータにアクセスし、前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な前記被管理コンピュータを対象コンピュータとして、該対象コンピュータから前記画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する一方、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な前記被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない構成ともされている。
このように構成された画像形成装置情報管理システムにおいて、リスト記憶手段に記憶された被管理コンピュータのリストには、ネットワーク上に実際に存在している被管理コンピュータと、電源が落とされている等の事情により、ネットワーク上には実際には存在しない状態になっている被管理コンピュータとが含まれている。そこで、管理コンピュータにおいて、コンピュータ情報取得手段が、リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、被管理コンピュータにアクセスする。そして、画像形成装置情報二次取得手段は、コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な被管理コンピュータを対象コンピュータとして、対象コンピュータから画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する。一方、画像形成装置情報二次取得手段は、コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない
したがって、画像形成装置情報二次取得手段が、アクセス不可能な被管理コンピュータに対してアクセスすることはなく、例えば、アクセス不可能な被管理コンピュータから画像形成装置情報を取得しようとして待ち状態になってしまうといったことがないので、アクセス可能な被管理コンピュータだけを対象にして、画像形成装置情報を迅速に取得することができる。
なお、この画像形成装置情報管理システムにおいても、さらに次のような構成を備えていると望ましい。
まず、前記管理コンピュータには、
前記被管理コンピュータに関する情報であるコンピュータ情報を、前記被管理コンピュータから取得するコンピュータ情報取得手段が設けられているとよい。
この場合、管理コンピュータは、被管理コンピュータからコンピュータ情報を取得することができる。
この場合、前記情報格納手段は、前記コンピュータ情報取得手段によって取得された前記コンピュータ情報と前記画像形成装置情報二次取得手段によって取得された前記画像形成装置情報とに基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を作成し、該対応関係情報を前記記憶領域に格納する構成にするとよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、情報格納手段は、コンピュータ情報取得手段によって取得されたコンピュータ情報と画像形成装置情報二次取得手段によって取得された画像形成装置情報とに基づいて、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を作成し、その対応関係情報を記憶手段に格納する。
したがって、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を管理することができる。
ここで、対応関係情報は、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す情報であれば、その具体的な内容については任意であるが、例えば、前記コンピュータ情報に、前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれ、前記画像形成装置情報に、前記画像形成装置がローカル接続されている前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれている場合、前記管理コンピュータにおいて、前記対応関係情報は、前記コンピュータ情報取得手段が取得したコンピュータ情報と、該コンピュータ情報に含まれる前記コンピュータ名または前記ネットワークアドレスと同一のコンピュータ名またはネットワークアドレスを含んでいる、前記画像形成装置情報二次取得手段が取得した前記画像形成装置情報とが対応することを示す情報であるとよい。
この場合、コンピュータ情報および画像形成装置情報の双方に含まれているコンピュータ名またはネットワークアドレスを、コンピュータ情報と画像形成装置情報とを関連づけるためのキーにして、コンピュータ情報と画像形成装置情報とをリンクさせ、被管理コンピュータと画像形成装置が対応関係にあることを示す情報を作成し、格納できる。
また、前記管理コンピュータには、
前記情報格納手段によって前記記憶手段に格納された前記対応関係情報に基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を作成する表示用情報作成手段が設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、表示用情報作成手段が、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を作成する。
したがって、管理コンピュータを利用する利用者が、対応関係を表示させて確認することができる。
また、この場合、前記管理コンピュータには、
前記表示用情報作成手段によって作成された前記表示用情報を、表示可能なファイルとして出力する表示用情報出力手段が設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、表示用情報出力手段が、表示用情報を表示可能なファイルとして出力する。
したがって、例えば、このファイルを管理コンピュータ側において表示ないし印刷することにより、管理コンピュータを利用する利用者が、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。また、このファイルを管理コンピュータ以外の別のコンピュータへと送信することにより、このファイルを別のコンピュータにおいて表示ないし印刷できるので、別のコンピュータを利用する利用者が、管理コンピュータが管理対象としている被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。
また、前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は情報表示用コンピュータであり、
前記管理コンピュータには、
前記表示用情報出力手段によってファイルとして出力された前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータに対して送信する表示用情報送信手段が設けられ、
前記情報表示用コンピュータには、
前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する送信要求手段と、
該送信要求手段からの要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する情報表示手段とが設けられている構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、情報表示用コンピュータにおいて、送信要求手段が、表示用情報の送信を管理コンピュータに対して要求すると、管理コンピュータにおいて、表示用情報送信手段が、表示用情報出力手段によってファイルとして出力された表示用情報を、情報表示用コンピュータに対して送信する。すると、情報表示用コンピュータにおいて、情報表示手段が、管理コンピュータから送信されてくる表示用情報を、情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する。
したがって、情報表示用コンピュータを利用する利用者が、管理コンピュータが管理対象としている被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見たいときに、情報表示用コンピュータ側から要求を出して、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。
さらに、前記情報表示用コンピュータは、前記送信要求手段および前記情報表示手段としての機能を有するウェブブラウザを備えており、該ウェブブラウザを利用して前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求するとともに、当該要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記ウェブブラウザを利用して前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する構成としてもよい。
この画像形成装置情報管理システムによれば、ウェブブラウザを利用して表示用情報の送信を管理コンピュータに対して要求することができ、管理コンピュータから送信されてくる表示用情報を、情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力することができる。
したがって、汎用のウェブブラウザを備えたコンピュータであれば、本発明における情報表示用コンピュータとして利用可能となり、専用の表示用情報閲覧ソフトウェアを用意しなくても、被管理コンピュータと画像形成装置との対応関係を見ることができる。
なお、以上の構成の他、先に説明した請求項7〜請求項30に記載の発明と同等の構成を採用可能であることはもちろんであり、その場合、先に説明した請求項7〜請求項30に記載の発明と同等の作用、効果を奏するものとなる。
以上説明したように、本発明によれば、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータにローカル接続された画像形成装置の情報を管理することができ、特に、画像形成装置とその画像形成装置がローカル接続された被管理コンピュータとの対応関係を管理することができる。
また、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータにローカル接続された複数の画像形成装置の情報を管理することができ、特に、管理コンピュータは、ネットワークに存在する被管理コンピュータを動的に検出することができ、検出した被管理コンピュータにローカル接続された複数の画像形成装置の情報を管理することができる。
さらに、管理コンピュータ側において、被管理コンピュータにローカル接続された画像形成装置の情報を管理することができ、特に、管理コンピュータと被管理コンピュータが独立したタイミングで画像形成装置情報を取得でき、しかも、取得した画像形成装置情報を不揮発性記憶手段に記憶させることで、被管理コンピュータの電源を一度切ったとしても、第2のスケジュールに従ったタイミングにおいて被管理コンピュータの電源が入っていれば、管理コンピュータは画像形成装置情報を取得することができる。
次に、本発明を実施するための一形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態として例示する画像形成装置情報管理システム全体の概略構成図である。
この画像形成装置情報管理システムは、複数のパーソナルコンピュータ1〜5(以下、PC1〜5と称す)と、PC2〜4のいずれかにローカル接続された複数のプリンタ11〜16(本発明でいう画像形成装置)とを備えてなるシステムで、PC1〜5はLAN(Local Area Network)を介して相互に接続されている。
PC1〜5は、周知の通り、CPU、ROM、RAM等を中心に構成された制御部、キーボードやポインティングデバイスなどで構成される入力部、ディスプレイなどの出力部、ハードディスクなどの不揮発性記憶手段からなる補助記憶部等を備えている。
これらPC1〜5には、OS(Operating System)としてWindows(登録商標)、Linux(登録商標)、MacOS(登録商標)などが搭載され、キーボード入力や画面出力といった入出力機能、主記憶部であるメモリや補助記憶部であるハードディスクの管理など、アプリケーションから共通して利用される基本機能は、OSによって提供されている。なお、これら各OSによって提供される各種機能そのものは公知なので、ここでの詳細な説明は省略するが、以下の説明においては、PC1〜5が、Windows(登録商標)によって提供される各種機能を有するとの前提で説明を続ける。
プリンタ11〜16は、いずれもプリンタジョブ言語(PJL;Printer Job Language)に対応したものである。PJLは、各プリンタ11〜16が備える各種機能の制御を可能とするコマンド言語で、Hewlett-Packard社において開発され、その後他社でも採用された周知のものである。
これらプリンタ11〜16のうち、プリンタ11,12は、PC2のUSB(Universal Serial Bus)ポートにローカル接続され、プリンタ13は、PC2のパラレルポートにローカル接続されている。また、プリンタ14は、PC3のUSBポートにローカル接続され、プリンタ15,16は、PC4のUSBポートにローカル接続されている。
以上のようなシステムにおいて、PC1は、本発明でいう管理コンピュータとして機能するPCであり、ネットワーク上にあるPC2〜PC4の情報(本発明でいうコンピュータ情報;以下、PC情報と称す)、およびPC2〜PC4のそれぞれにローカル接続されたプリンタ11〜16の情報(本発明でいう画像形成装置情報;以下、プリンタ情報と称する)を、ネットワークを介して取得、管理する機能を備えている。また、PC2〜PC4は、本発明でいう被管理コンピュータとして機能するPCであり、上記PC情報およびプリンタ情報をネットワークを介してPC1に提供する機能を備えている。さらに、PC2,5は、本発明でいう情報表示用コンピュータとして機能するPCであり、PC1から提供される表示用情報を表示する機能を備えている。なお、以下の説明においては、各PCの役割を明確にするため、PC1のことを管理PC1、PC2〜4のことを被管理PC2〜4、PC5のことを情報表示用PC5と称して説明を続ける。PC2については、PC5と同様の情報表示機能をも兼ね備えているが、以下の説明においては、単に被管理PC2と称することにする。
管理PC1には、アプリケーションプログラムの一つとして、プリンタ管理サーバ21がインストールされている。
このプリンタ管理サーバ21は、被管理PC2〜4からPC情報およびプリンタ情報を取得し、管理PC1が備えるハードディスク装置23(以下、HDD23と称す)内のプリンタ管理データファイル25に格納、管理する処理や、プリンタ管理データファイル25に格納、管理されているPC情報およびプリンタ情報に基づいて表示用情報を作成し、表示用情報をHDD23内のウェブページデータファイル27として出力する処理などを実行するプログラムモジュールである。プリンタ管理サーバ21が被管理PC2〜4からPC情報およびプリンタ情報を取得するタイミングや、その他、プリンタ管理サーバ21の各種動作条件を規定する設定データは、HDD23内の設定データファイル26に保存されている。
プリンタ管理サーバ21は、複数の画面(例えば、図2〜図7参照)で構成されるGUI(Graphical User Interface)を有し、上記表示用情報を表示する画面やプリンタ管理サーバ21の各種設定を行うための入力画面は、ウェブページデータファイル27として構成されている。このウェブページデータファイル27は、プリンタ管理サーバ21のウェブサーバ機能により、被管理PC2ないし情報表示用PC5へと提供され、被管理PC2ないし情報表示用PC5において表示される。
このようなプリンタ管理サーバ21を管理PC1上で動作させることにより、この管理PC1が、本発明でいう管理コンピュータとして機能する。
一方、被管理PC2には、アプリケーションプログラムの一つであるプリンタ管理エージェント31と、同じくアプリケーションプログラムの一つであるプリンタ管理モニター33がインストールされている。
プリンタ管理モニター33は、被管理PC2が備えるハードディスク装置35(以下、HDD35と称す)内のPJLコマンドファイル36からPJLコマンドを読み出して、そのPJLコマンドをプリンタ11〜13に与えることにより、プリンタ11〜13からプリンタ情報を取得し、プリンタ情報をプリンタデータファイル37に格納する処理を実行するプログラムモジュールである。また、プリンタ管理エージェント31は、プリンタ管理モニター33がプリンタデータファイル37に格納したプリンタ情報を読み出し、管理PC1へと提供(送信)する処理を実行するプログラムモジュールである。プリンタ管理エージェント31およびプリンタ管理モニター33の各種動作条件を規定する設定データは、HDD35内の設定データファイル38に保存されている。
これらプリンタ管理エージェント31およびプリンタ管理モニター33を中心にプリンタデータ取得部39が構成され、これらプリンタ管理エージェント31およびプリンタ管理モニター33を被管理PC2上で動作させることにより、この被管理PC2が本発明でいう被管理コンピュータとして機能する。
なお、被管理PC3,4にも、被管理PC2と同様に構成されるプリンタデータ取得部39がそれぞれ設けられ、被管理PC3,4が本発明でいう被管理コンピュータとして機能するように構成されている。
また、被管理PC2には、アプリケーションプログラムの一つであるウェブブラウザ41もインストールされている。
ウェブブラウザ41は、管理PC1から送信されてくる表示用情報を受信し、その表示用情報をHDD35にウェブページデータファイル43として格納する処理、および、このウェブページデータファイル43を読み出して、被管理PC2が備えるディスプレイ45の画面上に表示する処理を実行するプログラムモジュールである。
このウェブブラウザ41を中心に情報表示部47が構成され、このウェブブラウザ41を被管理PC2上で動作させることにより、この被管理PC2が本発明でいう情報表示用コンピュータとしても機能する。
なお、情報表示用PC5にも、被管理PC2と同様に構成される情報表示部47が設けられ、情報表示用PC5が本発明でいう情報表示用コンピュータとして機能するように構成されている。
すなわち、本発明でいう被管理コンピュータと情報表示用コンピュータは、上記被管理PC2のように双方の機能を兼ね備えたコンピュータとして構成することができ、また、上記被管理3,4のように被管理コンピュータとしての機能のみを備えたコンピュータや、上記情報表示用PC5のように情報表示用コンピュータとしての機能のみを備えたコンピュータとして構成することもできるのである。
このような情報表示部47が設けられた被管理PC2(あるいは情報表示用PC5)は、管理PC1が備えるプリンタ管理サーバ21のGUIを利用する際の操作端末として機能する。すなわち、プリンタ管理サーバ21のGUIを利用したい利用者は、被管理PC2(あるいは情報表示用PC5)において、ウェブブラウザ41を利用して、プリンタ管理サーバ21のGUIである複数のウェブページ(図2〜図7参照)のうち、トップページ(図2参照)のURL(Uniform Resource Locators)を入力し、トップページから各ページへのリンクをたどることにより、プリンタ管理サーバ21のGUIをウェブブラウザ41の画面上に表示させることができる。
利用者はトップページのURLを入力し、図2に示すトップページを画面上に表示させる。プリンタ管理サーバ21は被管理PC(例えば、図1に示す被管理PC2〜4)とは別に、ネットワークプリンタ(例えば、図1に示すネットワークプリンタ18)とも直接通信を行い、プリンタ情報を取得・管理しており、トップページにはネットワークプリンタのプリンタ情報が表示されている。
このトップページを表示している状態において、トップページ中(図2において右下)に表示されている“Log”ボタン49を押下する(より具体的には、例えば、ポインティングデバイスを使ってカーソルで“Log”ボタン49をポイントし、ポインティングデバイスのボタンを押す操作を行う;以下、同操作のことを、単に「ボタンを押す」または「クリックする」などともいう。)ことで、図3に示すログセッティングページへのリンクをたどることになり、画面上にログセッティングページが表示される。詳しくは後述するが、このログセッティングページでは、プリンタ管理サーバ21が被管理PC2〜4からプリンタ情報を取得するスケジュールの設定、プリンタ情報の出力形式の設定などを行うことができる。
続いて、図3に示したログセッティングページ中(図3において右上)に表示される“LocalPrintAdmin”ボタン50を押下することで、さらに図5に示したPC情報表示ページへのリンクをたどることになり、画面上にPC情報表示ページが表示される。このPC情報表示ページでは、被管理PCの一覧確認と被管理PC毎にプリンタからプリンタ情報を取得するスケジュールの設定など行うことができる。
さらに、図3に示したログセッティングページに表示される文字列“Local Printer Log”76、または図4に示したPC情報表示ページに表示される文字列“Local Printer Log”77をクリックすると、図4に示したログ表示ページへのリンクをたどることになり、画面上にログ表示ページが表示される。このログ表示ページを見て、利用者はプリンタ情報を確認することができる。
このようにして、利用者はプリンタ管理サーバ21のGUIをウェブブラウザ41の画面上に表示させることができる。
このような構成により、利用者はネットワークプリンタの情報と被管理PCに接続されたプリンタの情報を別個に確認することができ、なおかつ同じトップページから各情報を見るためのページへのリンクをたどることができる。
もちろん、利用者はネットワークプリンタのプリンタ情報を必要としない場合に、図3に示したログセッティングページや図5に示したPC情報表示ページのURLを直接入力して、各ページを表示させてもよいし、プリンタ管理サーバ21がログセッティングページに相当する内容を含むページを、トップページとする構成となっていてもよい。
以上のようなGUIを表示した被管理PC2側(あるいは情報表示用PC5側)での操作に応じた情報は、ネットワークを介して管理PC1へと伝送され、伝送された情報に応じてプリンタ管理サーバ21による各種処理が、管理PC1側において実行される。
なお、プリンタ管理エージェント31も、各種設定を入力するためのGUIを有するが(図8参照)、この画面は、プリンタ管理エージェント31が動作する被管理PC2〜4が備えるディスプレイに表示されるものである。
次に、この画像形成装置情報管理システムの動作態様について説明する。
まず、被管理PC2〜4において実行されるプリンタ管理モニター33による処理について、図9のフローチャートに基づいて説明する。この処理は、被管理PC2〜4の起動に伴って開始され、その後、被管理PC2〜4の電源が落とされるまで繰り返し実行される処理である。なお、以下の説明では、被管理PC2が実行する処理として説明するが、被管理PC3,4においても全く同様の処理が実行される。
この処理を開始すると、被管理PC2は、まず、タイマーにセットされた時間になるまで待機し(S101:NO)、タイマーにセットされた時間になったら(S101:YES)、プリンタ情報の一部となる被管理PC2の情報をファイル(プリンタデータファイル37)に出力する(S103)。
S103の処理で出力される情報としては、“IP address”、“PC name”、“Number of Printers”、“Version”、“Date&Time”といった項目について情報が出力される。“IP address”は被管理PC2に割り当てられたネットワーク上の論理アドレスを示す数値列、“PC name”は被管理PC2に付与された名称、“Number of Printers”は被管理PC2にローカル接続されたプリンタの総数、“Version”は被管理PC2で動作しているプリンタ管理モニター33のバージョン番号、“Date&Time”は被管理PC2がそれぞれにローカル接続されたプリンタからプリンタ情報を取得した日時(本処理を実施した日時)である。
続いて、被管理PC2にローカル接続されたプリンタ11〜13を対象にして、コマンドファイルを未送信のプリンタを1台選択し(S105)、PJLコマンドファイル36から読み出したPJLコマンドを送信する(S107)。そして、対象プリンタから送信されてくる返事を受信(リードバック)して、プリンタ情報の一部となるプリンタ11〜13の情報をファイル(プリンタデータファイル37)に出力する(S109)。
S109の処理で出力される情報としては、“Printer.No”、“Printer Name”、“Port Name”、“ROM Vers”、“Ser.No”、“Drum Life”、“Page count”といった項目について情報が出力される。“Printer.No”は被管理PC2にローカル接続されたプリンタ11〜13に割り当てられた連番、“Printer Name”は各プリンタ11〜13の機種名、“Port Name”は各プリンタ11〜13が接続された入出力ポート名、“ROM Vers”は各プリンタ11〜13が備えるROMのバージョン番号、“Ser.No”は各プリンタ11〜13のシリアル番号、“Drum Life”は各プリンタ11〜13が備えるドラムの耐用残回数、“Page count”は各プリンタ11〜13における印刷枚数である。なお、PJLコマンドファイル36には複数のPJLコマンドが記述されていて、それら複数のPJLコマンドすべてが各プリンタ11〜13に対して与えられるが、プリンタの機種によっては、それら複数のPJLコマンドすべてに対応する情報を返すことができるとは限らず、一部のPJLコマンドについては、対応する情報を返せないこともある。そのため、プリンタ情報の内容は、プリンタの機種によって増減し、PJLコマンドファイル36に記述されたPJLコマンドのうち、プリンタの返信できるものがプリンタ情報として出力される。
これらS105〜S109の処理は、すべてのプリンタ11〜13を対象にして順に実行される処理であり、すべてのプリンタ11〜13にコマンドファイルを送信していない場合は(S111:NO)、S105の処理へと戻って、次のプリンタに対する処理を行う。また、すべてのプリンタ11〜13にコマンドファイルを送信した場合は(S111:YES)、S101の処理へと戻って、以後は、再びタイマーにセットされた時間になるまで待機するところから本処理を繰り返す。
以上の処理により、被管理PC2が備えるプリンタデータファイル37には、ほぼ定期的に、被管理PC2の情報およびすべてのプリンタ11〜13の情報で構成されたプリンタ情報が保存されることになる。なお、このプリンタ情報は、例えば、図23に示すようなテキスト形式のデータとして出力される。
次に、被管理PC2〜4において実行されるプリンタ管理エージェント31による処理について、図10のフローチャートに基づいて説明する。この処理は、被管理PC2〜4の起動に伴って開始され、その後、被管理PC2〜4の電源が落とされるまで繰り返し実行される処理である。なお、以下の説明では、被管理PC2が実行する処理として説明するが、被管理PC3,4においても全く同様の処理が実行される。
この処理を開始すると、被管理PC2は、図8に示したプリンタ管理エージェント設定ダイアログで、Location,Contact情報が変更されたか否かをチェックする(S151)。Location情報は、被管理PC2の設置場所(本実施形態では建物の階数)を表す文字列、Contact情報は、被管理PC2の使用者情報(本実施形態では使用者の内線番号)を表す文字列である。プリンタ管理エージェント設定ダイアログには、“Location”欄51、“Contact”欄52が設けられており、これらの欄に新たなLocation,Contact情報を入力して、同ダイアログ中にあるOKボタン53を押下する操作を行っている場合、S151の処理では、Location,Contact情報が変更されたと判定する。
Location,Contact情報が変更された場合は(S151:YES)、Location,Contact情報を保存して(S153)、S151の処理へと戻る。S153の処理においては、これらLocation,Contact情報が被管理PC2の設定データファイル38に保存される。
Location,Contact情報が変更されなかった場合(S151:NO)、図8に示したプリンタ管理エージェント設定ダイアログで、ポート番号が変更されたか否かをチェックする(S155)。ポート番号は、被管理PC2が管理PC1とのデータ通信に使う入出力ポートに割り当てられた番号である。プリンタ管理エージェント設定ダイアログには、“Port Number”欄54が設けられており、この欄に新たなポート番号を入力して、同ダイアログ中にあるOKボタン53を押す操作を行っている場合、S153の処理では、ポート番号が変更されたと判定する。
ポート番号が変更された場合は(S155:YES)、コマンド待機のポート番号を変更して(S157)、S151の処理へと戻る。S157の処理を実行した場合、以降は変更後のポート番号に対応する入出力ポートを利用して管理PC1とのデータ通信が行われることになる。
ポート番号が変更されなかった場合(S155:NO)、管理PC1からコマンドを受信したか否かをチェックし(S159)、受信しなかった場合は(S159:NO)、S151の処理へと戻る。
管理PC1からコマンドを受信した場合(S159:YES)、コマンドを受け入れるべき管理PC名が設定されているか否をチェックする(S161)。コマンドを受け入れるべき管理PC名は、被管理PC2の設定データファイル38に格納されている。コマンドを受け入れるべき管理PC名は、複数の管理PCが存在するネットワークにおいて、特定の管理PCからのコマンドのみ受け入れたい場合に設定される。
より詳しく説明すると、本実施形態の場合、図1に示したネットワーク上には管理PC1が1台しか存在しないが、本システムは、複数台の管理PCがネットワーク上に存在するのを許容するシステムとなっている。そのため、システム構成によっては、ネットワーク上に複数の管理PCが存在し、それら複数の管理PCすべてからコマンドを受信する状態になることがある。この場合に、複数の管理PCすべてに対し応答すればよいのであれば、コマンドを受け入れるべき管理PC名は設定されないが、何らかの管理の都合上、特定の管理PCからのコマンドに対してのみ、被管理PCからの応答を返したい場合は、コマンドを受け入れるべき管理PC名が設定される。
なお、コマンドを受け入れるべき管理PC名は、図8に示したプリンタ管理エージェント設定ダイアログで“Auditor Server”欄55にPC名を入力してOKボタン53を押す操作を行うことにより、個々の被管理PCにおいて設定できる。また、詳しくは後述するが、図5に示したPC情報表示ページ中にある“Send Server Name”ボタン56を押すことにより、管理PC1側から被管理PC2〜4に対し、管理PC名の設定指令を与えることもできる。
管理PC名が設定されている場合は(S161:YES)、コマンド送信元のIPアドレスを取得し(S163)、設定されている管理PCのIPアドレスとコマンド送信元のIPアドレスとを比較することにより、コマンド送信元が管理PC1であるか否かをチェックし(S165)、管理PC1でない場合は(S165:NO)、S151の処理へと戻る。
コマンド送信元が管理PC1であった場合(S165:YES)、管理PC1から情報要求コマンドが来たか否かをチェックし(S167)、情報要求コマンドが来た場合は(S167:YES)、被管理PC2のPC情報を出力して(S169)、S151の処理へと戻る。被管理PC2のPC情報としては、“Client PC Name”、“IP Address”、“Location”、“Contact”などの情報が出力される。これらの情報のうち、“Client PC Name”は被管理PC2〜4に付与されている名称、“IP Address”は被管理PC2〜4に割り当てられた論理アドレスを示す数値列である。また、“Location”および“Contact”は、先に説明したLocation,Contact情報(S153の処理で保存した情報)である。なお、このPC情報は、例えば、図24に示すようなテキスト形式のデータとして出力される。
情報要求コマンドが来なかった場合は(S167:NO)、管理PC1からログ送信要求コマンドが来たか否かをチェックし(S171)、ログ送信要求コマンドが来た場合は(S171:YES)、ログファイル(先に説明したS103,S109の処理で出力したプリンタ情報;プリンタデータファイル37)を管理PCに送信して(S173)、S151の処理へと戻る。
ログ送信要求コマンドが来なかった場合(S171:NO)、管理PC1からスケジュールの変更要求コマンドが来たか否かをチェックし(S175)、スケジュールの変更要求コマンドが来た場合は(S175:YES)、プリンタ管理モニター33のスケジュール設定を変更して(S177)、S151の処理へと戻る。S177の処理が実行された場合、変更されたスケジュールは、設定データファイル38に格納され、先に説明したプリンタ管理モニター33の処理の中で、プリンタ11〜13から情報を取得する時刻が変更されることになる。
スケジュールの変更要求コマンドが来なかった場合(S175:NO)、管理PC1からポート名変更要求コマンドが来たか否かをチェックし(S179)、ポート名変更要求コマンドが来た場合は(S179:YES)、コマンド待機のポートを変更して(S181)、S151の処理へと戻る。S181の処理を実行した場合も、先に説明したS157の処理を実行した場合と同様、以降は変更後のポート番号に対応する入出力ポートを利用して管理PC1とのデータ通信が行われることになる。
ポート名変更要求コマンドが来なかった場合(S179:NO)、管理PC1から管理PC名変更要求コマンドが来たか否かをチェックし(S183)、管理PC名変更要求コマンドが来た場合は(S183:YES)、管理PC名の設定を変更して(S185)、S151の処理へと戻る。S185の処理で設定変更される管理PC名は、先にS161の処理に関連して説明した「コマンドを受け入れるべき管理PC名」である。
なお、管理PC名変更要求コマンドが来なかった場合は(S183:NO)、何もせず、そのままS151の処理へと戻る。
以上の処理により、被管理PC2は、管理PC1からの要求を待ち、管理PC1からの要求があった場合には、その要求に応じた処理を実行することになる。
次に、管理PC1において実行されるプリンタ管理サーバによる処理について、図11〜図22のフローチャートに基づいて説明する。これらのフローチャート中、図11および図12のフローチャートが主処理のフローチャートである。この処理は、管理PC1の起動に伴って開始され、その後、管理PC1の電源が落とされるまで繰り返し実行される処理である。
この処理を開始すると、管理PC1は、第1に、ログ取得スケジュールの時間になった場合(S201:YES)、第2に、リトライ時間の設定があり、且つ、リトライ時間になった場合(S203:YES、且つ、S205:YES)、第3に、被管理PCスケジュールの設定があり、且つ、被管理PCスケジュールの10分後になった場合(S207:YES、且つ、S209:YES)、第4に、ログ取得ボタンが押された場合(S211)、以上4つの場合のいずれかに該当したら、ログ取得を実行する(S213)。
ログ取得スケジュールの時間(S201参照)は、図3に示したログセッティングページ中、“Schedule Setting”欄57に表示されている1以上の日時であり、この日時は、“Schedule Setting”欄57の近傍にある“Add”ボタン58で追加、“Edit”ボタン59で変更、“Delete”ボタン60で削除することができ、その日時は設定データファイル26に格納され、管理PC1が備えるタイマーで管理される。
リトライ時間(S203参照)は、後述するS217の処理で設定される時間であり、この時間も設定データファイル26に格納され、管理PC1が備えるタイマーで管理される。被管理PCスケジュール(S207参照)は、図5に示したPC情報表示ページ中、“Client PC Schedule”欄61に表示されている1以上の日時であり、この日時は、“Client PC Schedule”欄の近傍にある“Add”ボタン62で追加、“Edit”ボタン63で変更、“Delete”ボタン64で削除、“Send”ボタン65で被管理PC2〜4に対して一斉送信(詳しくは後述)等をすることができ、その日時は設定データファイル26に格納されている。なお、“Add”ボタン62、“Edit”ボタン63をマウスでクリックした場合は、図7に示した被管理PCスケジュールセッティングページが表示され、ここでの入力により、毎日、週1回、月1回など、様々なスケジュール設定を行うことができる。また、この被管理PCスケジュールの10分後になったことは、管理PC1が備えるタイマーで管理される。
S213のログ取得処理は、詳しくは図13のフローチャートに示す処理となる。
ログ取得処理を開始すると、管理PC1は、被管理PCリストから未処理の被管理PC情報を得る(S301)。被管理PCリストは、図5に示したPC情報表示ページ中、被管理PCリスト欄66に表示されているリストで、ここに表示されているすべての被管理PCが1台ずつ順にS301の処理対象となる。被管理PCリスト欄66には、ON/OFFマーク欄67、“Client PC Name”欄68、“IP Address”欄69、“Location”欄70、“Contact”欄71、“Status”欄72などが設けられている。
続いて、S301の処理で情報を得た1台の被管理PCについて、有効フラグがONか否かをチェックする(S303)。この有効フラグは、利用者が任意にON/OFFを指定できるフラグであり、図5に示したPC情報表示ページ中、被管理PCリスト欄66に表示されている被管理PCのうち、利用者が情報の取得対象としたい被管理PCを選択する際に利用される。有効フラグがONの場合、被管理PCリスト欄66の中のON/OFFマーク欄67には、丸い印「●」が表示されており、有効フラグがOFFの場合は、この印が非表示となる。有効フラグのON/OFFは、被管理PCリスト欄66において、特定の被管理PCをマウスでクリックして選択状態にし、その状態で図5に示したPC情報表示ページ中にある“Log On/Off”ボタン73をクリックすることにより、ON/OFFを交互に切り替えることができる。
処理対象となる被管理PCの有効フラグがONであった場合(S303:YES)、接続ステータスがOKか否かをチェックする(S305)。接続ステータスは、被管理PCリスト欄66の中の“Status”欄72に表示されており、被管理PCへのアクセスができる場合にOK、アクセスができない(例えば、被管理PCの電源スイッチがOFFとなっている)場合にNGとなっている。この接続ステータスは、被管理PCの電源スイッチ操作がなされる等、常に変動する可能性があるが、図5に示したPC情報表示ページ中にある“Log Refresh”ボタン82をクリックすると、最新の情報に更新される。
処理対象となる被管理PCの接続ステータスがOKであった場合(S305:YES)、被管理PCのアドレスにログ要求コマンドを送信する(S307)。その結果、被管理PC側では、先に説明したS173の処理により、プリンタ情報であるログを管理PC1へと送信する。管理PC1は、送られてきたログをファイルに追記し(S309)、S311の処理へと移行する。
また、S303の処理において処理対象となる被管理PCの有効フラグがOFFであった場合(S303:NO)、S305の処理において処理対象となる被管理PCの接続ステータスがNGであった場合は(S305:NO)、S307,S309の処理を実行することなく、S311の処理へと移行する。
S311の処理では、全被管理PCを処理したか否かをチェックし(S311)、未処理の被管理PCが残っている場合は(S311:NO)、S301の処理へと戻る。これにより、未処理の被管理PCが残っている間は、S301〜S311の処理が繰り返され、被管理PCが1台ずつ順に処理対象として処理されてゆく。
その結果、全被管理PCの処理を終えたら(S311:YES)、S309の処理で出力したログファイルをCSVファイルに変換する(S313)。CSV(Comma Separated Values)ファイルは、データをカンマで区切って並べたデータフォーマットになっているファイルで、データ構造が単純であるため汎用性が高く、表計算ソフトを中心に種々のアプリケーションにおいて広く利用されているファイルである。CSVファイルに変換したログは、例えば市販の表計算ソフトを使って表示することにより、図4に示すログ表示ページのような形式で表示することができる。
そして、さらに管理PC1は、ログのフォーマット設定に従ってファイル変換する処理を実行する(S315)。このS315の処理は、詳しくは、図15に示す処理となる。
この処理を開始すると、管理PC1は、ログ出力フォーマット指定を取得する(S451)。ログ出力フォーマット指定は、図3に示したログセッティングページ中、“File Type”欄75において利用者が任意に指定するもので、本システムの場合、“File Type”欄75のラジオボタンにより、“HTML”、“CSV”、“TXT”のいずれかを指定することができる。
この指定に従って、管理PC1は、先にS313の処理で出力したログファイルから、指定された出力フォーマットのファイルを作成する(S453)。ここで作成されるファイルは、“HTML”が指定されている場合は、タグと呼ばれる所定の制御文字列が加えられたものとなり、このHTMLファイルはウェブブラウザ41を利用して表形式で表示可能なファイルとなる。“CSV”が指定されている場合は、S313の処理で出力したログファイルがCSVファイルであるため、そのままコピーされる。“TXT”が指定されている場合は、CSVファイル中にあるカンマがタブに置換される。
続いて、管理PC1は、指定されていない出力フォーマットのファイルがあれば消去する(S455)。指定されていない出力フォーマットのファイルがあるのは、図3に示したログセッティングページ中、“File Type”欄75における指定が変更された場合であり、変更前の指定形式となっている過去に作成したファイルが、上書きされずに残っているので、そのファイルを消去する。
そして、ウェブページのリンクを出力フォーマットの拡張子に合わせて修正する(S457)。ここで修正対象となるウェブページは、図3に示したログセッティングページ、および図5に示したPC情報表示ページであり、これらのページ中にある文字列“Local Printer Log”76,77に対して設定されたリンクを、出力フォーマットの拡張子に合わせて修正する。なお、この修正により、クライアント(例えば、被管理PC2)側において、修正後のページを表示し、そのページ中にある文字列“Local Printer Log”76,77をマウスでクリックすると、関連づけられたリンク先ページ(S453の処理で出力したファイル)がクライアント側に配信されるようになる。クライアント側に配信されるファイルは、クライアント側の設定に従って表示されたり、ファイルとしてダウンロードされたりする。
以上説明したS451〜S457の処理を終えると、図13に示したS315の処理を終えたことになり、その結果、S301〜S315の処理を終えたことになるので、図11に示したS213の処理を終えたことになる。
S213の処理を終えたら、続いて、管理PC1は、全てのログが取得できたかどうかをチェックし(S215)、全てのログが取得できた場合は(S215:YES)、そのままS201の処理へと戻り、全てのログが取得できなかった場合は(S215:NO)、リトライ時間を30分後に設定して(S217)、S201の処理へと戻る。S217の処理で設定されるリトライ時間は、タイマーによって管理され、先に説明したS203,S205の処理において参照される。
さて、S213のログ取得を実行する処理は、S201〜S211の判定処理の中で、先に説明した4つの場合のいずれかに該当したら実行される処理であったが、これら4つの場合のいずれにも該当しなかった場合、管理PC1は、スケジュール設定送信ボタンが押されたか否かをチェックする(S221)。スケジュール設定送信ボタンは、図5に示したPC情報表示ページ中にある“Send”ボタン65のことであり、この“Send”ボタン65を利用者がマウスでクリックしていた場合には、スケジュール設定送信ボタンが押されたことになる。
スケジュール設定送信ボタンが押された場合は(S221:YES)、スケジュール変更コマンド送信処理が実行される(S223)。この処理は、詳しくは図14に示す処理となる。
スケジュール変更コマンド送信処理を開始すると、管理PC1は、被管理PCリストから未処理の被管理PC情報を得る(S401)。被管理PCリストは、S301の処理においても説明した通り、図5に示したPC情報表示ページ中、被管理PCリスト欄66に表示されているリストで、ここに表示されているすべての被管理PCが1台ずつ順にS401の処理対象となる。
続いて、S401の処理で情報を得た1台の被管理PCについて、有効フラグがONか否かをチェックする(S403)。この有効フラグは、S303の処理において説明したものと同じである。処理対象となる被管理PCの有効フラグがONであった場合(S403:YES)、接続ステータスがOKか否かをチェックする(S405)。この接続ステータスも、S305の処理において説明したものと同じである。
処理対象となる被管理PCの接続ステータスがOKであった場合(S405:YES)、被管理PCのアドレスにスケジュール変更要求コマンドを送信する(S407)。その結果、被管理PC側では、先に説明したS177の処理により、プリンタ管理モニター33のスケジュール設定を変更し、管理PC1に対して応答ステータスを返す。管理PC1は、被管理PCからの応答ステータスを取得し(S409)、S411の処理へと移行する。
また、S403の処理において処理対象となる被管理PCの有効フラグがOFFであった場合(S403:NO)、S405の処理において処理対象となる被管理PCの接続ステータスがNGであった場合は(S405:NO)、S407,S409の処理を実行することなく、S411の処理へと移行する。
S411の処理では、全被管理PCを処理したか否かをチェックし(S411)、未処理の被管理PCが残っている場合は(S411:NO)、S401の処理へと戻る。これにより、未処理の被管理PCが残っている間は、S401〜S411の処理が繰り返され、被管理PCが1台ずつ順に処理対象として処理されてゆく。
その結果、全被管理PCの処理を終えたら(S411:YES)、結果ログを出力し(S413)、本処理を終える。なお、結果ログは、管理PC1の稼働状況を記録しておくためのものである。
以上説明したS401〜S413の処理を終えると、図11に示したS223の処理を終えたことになるので、その後はS201の処理へと戻る。
さて、S221の処理において、スケジュール設定送信ボタンが押されていなかった場合は(S221:NO)、ログのフォーマット設定が変わったか否かをチェックする(S227)。ログのフォーマット設定は、図3に示したログセッティングページ中、“File Type”欄75において利用者が任意に指定するもので、本システムの場合、“File Type”欄75のラジオボタンにより、“HTML”、“CSV”、“TXT”のいずれかを指定することができるが、ここでの指定が変更された場合に、S227の処理では、ログのフォーマット設定が変わったと判定される。
ログのフォーマット設定が変わった場合(S227:YES)、管理PC1は、フォーマット変換処理を実行する(S229)。このS229の処理は、詳しくは図15に示す処理となるが、図15に示したS451〜S457の処理については既に説明したので、ここでの説明は省略する。S229の処理を終えたら、S201の処理へと戻る。
さて、S227の処理において、ログのフォーマット設定が変わっていなかった場合は(S227:NO)、ポート番号送信のボタンが押されたか否かをチェックする(S233)。ポート番号送信のボタンは、図5に示したPC情報表示ページ中、“Port Number”欄78の近傍にある“Send”ボタン79のことであり、“Port Number”欄78に新たなポート番号を入力し、“Send”ボタン79を利用者がマウスでクリックしていた場合には、ポート番号送信のボタンが押されたことになる。
ポート番号送信のボタンが押された場合は(S233:YES)、ポート番号変更コマンド送信処理が実行される(S235)。この処理は、詳しくは図16に示す処理となる。
ポート番号変更コマンド送信処理を開始すると、管理PC1は、被管理PCリストから未処理の被管理PC情報を得る(S501)。被管理PCリストは、S301,S401の処理においても説明した通り、図5に示したPC情報表示ページ中、被管理PCリスト欄66に表示されているリストで、ここに表示されているすべての被管理PCが1台ずつ順にS501の処理対象となる。
続いて、S501の処理で情報を得た1台の被管理PCについて、有効フラグがONか否かをチェックする(S503)。この有効フラグは、S303,S403の処理において説明したものと同じである。処理対象となる被管理PCの有効フラグがONであった場合(S503:YES)、接続ステータスがOKか否かをチェックする(S505)。この接続ステータスも、S305,S405の処理において説明したものと同じである。
処理対象となる被管理PCの接続ステータスがOKであった場合(S505:YES)、被管理PCのアドレスにポート番号変更要求コマンドを送信する(S507)。その結果、被管理PC側では、先に説明したS181の処理により、ポート番号を変更し、管理PC1に対して応答ステータスを返す。管理PC1は、被管理PCからの応答ステータスを取得し(S509)、S511の処理へと移行する。
また、S503の処理において処理対象となる被管理PCの有効フラグがOFFであった場合(S503:NO)、S505の処理において処理対象となる被管理PCの接続ステータスがNGであった場合は(S505:NO)、S507,S509の処理を実行することなく、S511の処理へと移行する。
S511の処理では、全被管理PCを処理したか否かをチェックし(S511)、未処理の被管理PCが残っている場合は(S511:NO)、S501の処理へと戻る。これにより、未処理の被管理PCが残っている間は、S501〜S511の処理が繰り返され、被管理PCが1台ずつ順に処理対象として処理されてゆく。
その結果、全被管理PCの処理を終えたら(S511:YES)、結果ログを出力し(S513)、本処理を終える。なお、結果ログは、管理PC1の稼働状況を記録しておくためのものである。
以上説明したS501〜S513の処理を終えると、図11に示したS235の処理を終えたことになるので、続いて、管理PC1は、自機側についてもポート番号を変更する(S237)。これにより、先にS507の処理でポート番号変更コマンドを送信した被管理PCと管理PC1とが、同じポート番号の入出力ポートを利用してデータ通信できる状態となる。S237の処理を終えたら、S201の処理へと戻る。
さて、S233の処理において、ポート番号送信のボタンが押されていなかった場合は(S233:NO)、管理PC名送信のボタンが押されたか否かをチェックする(S241)。管理PC名送信のボタンは、図5に示したPC情報表示ページ中にある“Send Server Name”ボタン56のことであり、この“Send Server Name”ボタン56を利用者がマウスでクリックしていた場合には、管理PC名送信のボタンが押されたことになる。
管理PC名送信のボタンが押された場合は(S241:YES)、管理PC名変更コマンド送信処理が実行される(S243)。この処理は、詳しくは図17に示す処理となる。
管理PC名変更コマンド送信処理を開始すると、管理PC1は、被管理PCリストから未処理の被管理PC情報を得る(S551)。被管理PCリストは、S301,S401,S501の処理においても説明した通り、図5に示したPC情報表示ページ中、被管理PCリスト欄66に表示されているリストで、ここに表示されているすべての被管理PCが1台ずつ順にS551の処理対象となる。
続いて、S551の処理で情報を得た1台の被管理PCについて、有効フラグがONか否かをチェックする(S553)。この有効フラグは、S303,S403,S503の処理において説明したものと同じである。処理対象となる被管理PCの有効フラグがONであった場合(S553:YES)、接続ステータスがOKか否かをチェックする(S555)。この接続ステータスも、S305,S405,S505の処理において説明したものと同じである。
処理対象となる被管理PCの接続ステータスがOKであった場合(S555:YES)、被管理PCのアドレスに管理PC名変更要求コマンドを送信する(S557)。その結果、被管理PC側では、先に説明したS185の処理により、管理PC名を変更し、管理PC1に対して応答ステータスを返す。管理PC1は、被管理PCからの応答ステータスを取得し(S559)、S561の処理へと移行する。
また、S553の処理において処理対象となる被管理PCの有効フラグがOFFであった場合(S553:NO)、S555の処理において処理対象となる被管理PCの接続ステータスがNGであった場合は(S555:NO)、S557,S559の処理を実行することなく、S561の処理へと移行する。
S561の処理では、全被管理PCを処理したか否かをチェックし(S561)、未処理の被管理PCが残っている場合は(S561:NO)、S551の処理へと戻る。これにより、未処理の被管理PCが残っている間は、S551〜S561の処理が繰り返され、被管理PCが1台ずつ順に処理対象として処理されてゆく。
その結果、全被管理PCの処理を終えたら(S561:YES)、結果ログを出力し(S563)、本処理を終える。なお、結果ログは、管理PC1の稼働状況を記録しておくためのものである。
以上説明したS551〜S563の処理を終えると、図11に示したS243の処理を終えたことになるので、その後は、S201の処理へと戻る。
さて、S241の処理において、管理PC名送信のボタンが押されていなかった場合は(S241:NO)、図12に示すS247の処理へと移行し、Addボタンが押されたか否かをチェックする(S247)。Addボタンは、図5に示したPC情報表示ページ中、“Client PC”欄80の近傍にある“Add”ボタン81のことであり、“Client PC”欄80に新たな被管理PC名または新たな被管理PCのアドレスを入力し、“Add”ボタン81を利用者がマウスでクリックしていた場合には、Addボタンが押されたことになる。
Addボタンが押された場合は(S247:YES)、1つのアドレスに情報要求コマンドを出す処理が実行される(S249)。この処理は、詳しくは図18に示す処理となる。
この処理を開始すると、管理PC1は、“Client PC”欄80に入力された文字列がアドレスであるか否かをチェックする(S601)。文字列がアドレスであるか否かは、ネットワーク上で利用する論理アドレスの表現形式と一致する文字列であるかどうかで判断することになるが、本実施形態の場合、TCP/IPネットワークにおけるIPアドレスを想定しているので、1〜3桁の数字を1組とする4組の数字がピリオド区切りで並べられた文字列であるか否かをもって、文字列がアドレスであるか否かを判定している。
文字列がアドレスでないと判定した場合(S601:NO)、文字列は被管理PC名であると想定して、この文字列(PC名)からアドレスを取得する(S603)。アドレスの取得に当たっては、ネットワーク上のネームサーバ(図示略)に問い合わせを行い、ネームサーバから返される応答中に含まれるアドレスを取得する。但し、ネームサーバに対して問い合わせたPC名は、利用者が“Client PC”欄80に入力した文字列であり、必ずしもネットワーク上に実在するPC名であるとは限らないため、ネームサーバからはエラー応答が返され、アドレスの取得に失敗することもある。
そこで、管理PC1では、アドレスの取得に成功したか否かをチェックし(S605)、アドレスの取得に成功した場合に(S605:YES)、S607の処理へと移行する。また、S601の処理において、文字列がアドレスであると判定した場合も(S601:YES)、S607の処理へと移行する。
S607の処理では、指定アドレスに情報要求コマンドを送信する(S607)。そして、待機時間内であれば(S609:YES)、指定アドレスからの返信があるか否かをチェックし(S611)、返信がない場合は(S611:NO)、S609の処理へと戻り、S609〜S611の処理を繰り返す。
この繰り返し処理の中で、指定アドレスからの返信があった場合は(S611:YES)、受け取ったPC情報を被管理PCリストに登録し(S613)、本処理を終える。また、この繰り返し処理の中で、待機時間が経過した場合は(S609:NO)、S613の処理を実行することなく、本処理を終える。なお、S605の処理による判定の結果、アドレスの取得に成功しなかった場合は(S605:NO)、S607〜S613の処理を実行することなく、本処理を終える。
S611の処理において、指定アドレスからの返信があるのは、指定アドレスに稼働中の被管理PCが存在し、その被管理PC側において、この管理PC1が管理PCとして受け入れ対象になっている場合であり、この場合、被管理PC側においては、先に説明したS169の処理が実行され、その結果、指定アドレスからの返信が管理PC1側に到来することになる。
このようにしてS601〜S613の処理を終えると、図12に示したS249の処理を終えたことになるので、その後は、図11に示したS201の処理へと戻る。
さて、図12に示すS247の処理において、Addボタンが押されていなかった場合は(S247:NO)、Refreshボタンが押されたか否かをチェックする(S253)。Refreshボタンは、図5に示したPC情報表示ページ中にある“Status Refresh”ボタン74のことであり、“Status Refresh”ボタン74を利用者がマウスでクリックしていた場合には、Refreshボタンが押されたことになる。
Refreshボタンが押された場合は(S253:YES)、リストのアドレスに情報要求コマンドを出す処理が実行される(S255)。この処理は、詳しくは図19に示す処理となる。
この処理を開始すると、管理PC1は、被管理PCリストから未処理の被管理PC情報を得る(S651)。被管理PCリストは、図5に示したPC情報表示ページ中、被管理PCリスト欄66に表示されているリストで、ここに表示されているすべての被管理PCが処理対象となる。
続いて、管理PC1は、被管理PCリストから取得したアドレス宛に、情報要求コマンドを送信する(S653)。被管理PCリストから取得するアドレスは、図5に示したPC情報表示ページ中、被管理PCリスト欄66の“IP Address”欄69に表示されているIPアドレスである。
その後、待機時間内であれば(S655:YES)、指定アドレスからの返信があるか否かをチェックし(S657)、返信がない場合は(S657:NO)、S655の処理へと戻り、S655〜S657の処理を繰り返す。
この繰り返し処理の中で、被管理PCからの返信があった場合は(S657:YES)、受け取ったPC情報に基づいて被管理PCリストを更新する(S659)。
S657の処理において、被管理PCからの返信があるのは、被管理PCが稼働中で、その被管理PC側において、この管理PC1が管理PCとして受け入れ対象になっている場合であり、この場合、被管理PC側においては、先に説明したS169の処理が実行され、その結果、被管理PCからの返信が管理PC1側に到来することになる。S659の処理では、被管理PCからの返信に含まれるPC情報に基づいて、図5に示したPC情報表示ページ中、被管理PCリスト欄66に表示されている“Client PC Name”欄68、“IP Address”欄69、“Location”欄70、“Contact”欄71の表示内容が更新される。
そして、リストのStatus情報を“OK”に設定し(S661)、本処理を終える。このS661の処理を行った結果、被管理PCリスト欄66に表示されている“Status”欄72には“OK”が表示される。
一方、S655〜S657の処理を繰り返す中で、待機時間が経過した場合は(S655:NO)、被管理PCリストから取得した被管理PC名からアドレスを取得する(S659)。被管理PCリストから取得する被管理PC名は、図5に示したPC情報表示ページ中、被管理PCリスト欄66の“Client PC Name”欄68に表示されているPC名である。アドレスの取得に当たっては、ネットワーク上のネームサーバ(図示略)に問い合わせを行い、ネームサーバから返される応答中に含まれるアドレスを取得する。但し、ネームサーバに対して問い合わせたPC名は、本処理の実行時に稼働中であるとは限らず、また、稼働中であってもネットワーク上でのアドレスが変更されている可能性もある。
そこで、管理PC1では、ネームサーバから取得したアドレスと被管理PCリストから取得したアドレスが同じか否かをチェックする(S665)。
両アドレスが同じであった場合は(S665:YES)、そのアドレスに対して既にS653の処理で情報送信要求コマンドを送信し、且つ、S655〜S657の処理で返信があるのを待ったにもかかわらず返信が無かったことになり、このことから、該当する被管理PCが稼働中ではないと推定されるので、リストのStatus情報を“NG”に設定し(S667)、本処理を終える。このS667の処理を行った結果、被管理PCリスト欄66に表示されている“Status”欄72には“NG”が表示される。
一方、両アドレスが同じでなかった場合は(S665:NO)、被管理PC名が同一であるにもかかわらず、ネットワーク上で実際に使用されているアドレスと、被管理PCリストに記録されているアドレスとが相違することから、アドレスが変更されたものと推定できるので、被管理PCリスト中に記録されている被管理PCのアドレスを、S659の処理によって取得したアドレスに変更する(S669)。その後、S653の処理へと戻ることにより、変更後のアドレスに対し、上記S653〜S667の処理を実行する。その結果、変更後のアドレスに対応する被管理PCが稼働中であれば上記S661の処理へと進む一方、稼働中でなければ上記S667の処理へと進み、いずれにしても本処理を終了する。
以上のようにしてS651〜S669の処理を終えると、図12に示したS255の処理を終えたことになるので、その後は、図11に示したS201の処理へと戻る。
さて、図12に示すS253の処理において、Refreshボタンが押されていなかった場合は(S253:NO)、ディスカバリボタンが押されたか否かをチェックする(S259)。ディスカバリボタンは、図6に示すディスカバリセッティングページ中にある“Discovery”ボタン83のことであり、“Discover”ボタン83を利用者がマウスでクリックしていた場合には、ディスカバリボタンが押されたことになる。図6に示すディスカバリセッティングページは、図5に示したPC情報表示ページ中にある“Discover”ボタン84を押すと表示される。
ディスカバリボタンが押されていなかった場合は(S259:NO)、何もせず、図11に示したS201の処理へと戻る。一方、ディスカバリボタンが押された場合は(S259:NO)、IPブロードキャストが指定されているか否かがチェックされる(S261)。IPブロードキャストの指定は、図6に示すディスカバリセッティングページにおいて行われ、同ページ中にある“Discovery Method”欄85に設けられた重複指定可能な3つのチェックボックスのうち、“IP Broadcast”にチェックが入れられるとIPブロードキャストが指定されたことになる。
IPブロードキャストが指定されている場合は(S261:YES)、被管理PC検出処理1が実行される(S263)。この処理は、詳しくは図20に示す処理となる。
被管理PC検出処理1を開始すると、管理PC1は、IPブロードキャストで、対象アドレスを指定しないで情報要求コマンドを送信する(S701)。そして、待機時間内であれば(S703:YES)、任意のアドレスからの返信があるか否かをチェックし(S705)、返信がない場合は(S705:NO)、S703の処理へと戻る。また、任意のアドレスからの返信があった場合は(S705:YES)、受け取ったPC情報を被管理PCリストに登録して(S707)、S703の処理へと戻る。その結果、待機時間内である限り(S703:YES)、S703〜S707の処理を繰り返すことになる。この繰り返し処理の結果、1以上の被管理PCからPC情報が返されれば、その1以上のPC情報すべてが被管理PCリストに登録されてゆくことになる。なお、待機時間が経過した場合は(S703:NO)、本処理を終える。
以上のようにしてS701〜S707の処理を終えると、図12に示したS263の処理を終えたことになるので、S267の処理へと移行する。また、S261の処理において、IPブロードキャストが指定されていなかった場合も(S261:NO)、S267の処理へと移行する。
S267の処理においては、IPXブロードキャストが指定されているか否かがチェックされる(S267)。IPXブロードキャストの指定は、図6に示すディスカバリセッティングページにおいて行われ、同ページ中にある“Discovery Method”欄85において、“IPX Broadcast”にチェックが入れられるとIPXブロードキャストが指定されたことになる。
IPXブロードキャストが指定されている場合は(S267:YES)、被管理PC検出処理2が実行される(S269)。この処理は、詳しくは図21に示す処理となる。
被管理PC検出処理2を開始すると、管理PC1は、IPXブロードキャストで、対象アドレスを指定せずに情報要求コマンドを送信する(S751)。そして、待機時間内であれば(S753:YES)、任意のアドレスからの返信があるか否かをチェックし(S755)、返信がない場合は(S755:NO)、S753の処理へと戻る。また、任意のアドレスからの返信があった場合は(S755:YES)、受け取ったPC情報を被管理PCリストに登録して(S757)、S753の処理へと戻る。その結果、待機時間内である限り(S753:YES)、S753〜S757の処理を繰り返すことになる。この繰り返し処理の結果、1以上の被管理PCからPC情報が返されれば、その1以上のPC情報すべてが被管理PCリストに登録されてゆくことになる。なお、待機時間が経過した場合は(S753:NO)、本処理を終える。
以上のようにしてS751〜S757の処理を終えると、図12に示したS269の処理を終えたことになるので、S273の処理へと移行する。また、S267の処理において、IPXブロードキャストが指定されていなかった場合も(S267:NO)、S273の処理へと移行する。
S273の処理においては、IPユニキャストが指定されているか否かがチェックされる(S273)。IPユニキャストの指定は、図6に示すディスカバリセッティングページにおいて行われ、同ページ中にある“Discovery Method”欄85において、“IP Unicast(IP List)”にチェックが入れられるとIPユニキャストが指定されたことになる。
IPユニキャストが指定されている場合は(S273:YES)、被管理PC検出処理3が実行される(S275)。この処理は、詳しくは図22に示す処理となる。
被管理PC検出処理3を開始すると、管理PC1は、指定範囲の最小のアドレスを、処理対象アドレスとしてセットする(S801)。指定範囲は、図6に示したディスカバリセッティングページ中にある“IP Unicast(IP List)”欄86に表示された指定範囲表示欄87に表示されているもので、この欄には2つのIPアドレスがハイフンで結ばれて表示されている。本処理においては、この2つのIPアドレスをそれぞれ最小アドレス、最大アドレスとし、この最小アドレス−最大アドレス間にあるすべてのアドレスを対象にして処理を行う。
続いて、指定範囲の最大のアドレスを超えたか否かをチェックし(S803)、超えていない場合は(S803:NO)、処理対象アドレスとしてセットされている1つのアドレスに情報要求コマンドを出す処理を実行する(S805)。このS805の処理は、詳しくは図18に示す処理となるが、図18に示したS601〜S613の処理については既に説明したので、ここでの説明は省略する。
S805の処理を終えたら、処理対象アドレスとしてセットしたアドレスを1だけ増加し(S807)、S803の処理へと戻る。この結果、指定範囲の最大のアドレスを超えるまでは(S803:NO)、S803〜S807の処理が繰り返し実行され、範囲指定されたアドレスすべてが順に処理されてゆく。なお、指定範囲の最大のアドレスを超えたら(S803:YES)、本処理を終える。
以上のようにしてS801〜S807の処理を終えると、図12に示したS275の処理を終えたことになるので、その後は、図11に示したS201の処理へと戻る。また、S273の処理において、IPユニキャストが指定されていなかった場合も(S273:NO)、その後は、図11に示したS201の処理へと戻る。
以上説明した処理により、管理PC1は、被管理PCからPC情報およびプリンタ情報を取得、管理することができる。また、管理PC1が管理するPC情報およびプリンタ情報は、双方に同じ項目が含まれていて、この項目の内容が一致するか否かにより、被管理PCとプリンタとの対応関係がわかる情報(本発明でいう対応関係情報)になっており、この情報は、情報表示部47を有する被管理PC2や情報表示用PC5からの閲覧要求があれば、被管理PC2や情報表示用PC5において指定された形式(HTML形式、CSV形式、TXT形式のいずれか)で、被管理PC2や情報表示用PC5に配信することができる。
ところで、管理PC1には、以下に述べるような機能もある。
まず、被管理PCとして機能するPCには、プリンタがローカル接続されるとともに、プリンタ管理エージェント31とプリンタ管理モニター33がインストールされているが、これらのプログラムモジュールは、管理PC1からダウンロードすることができる。
これらのプログラムモジュールを、管理PC1からダウンロードしたいクライアントPC(本システムにおける被管理PCとしての機能を備えたいクライアントPC)は、例えば、ウェブブラウザを利用して図5に示したPC情報ページを表示し、同ページ内にある文字列“Download”90をマウスでクリックする。
文字列“Download”90には、プリンタ管理エージェント31とプリンタ管理モニター33をインストールするためのインストールプログラムファイルへのリンクが設定されており、この文字列“Download”90をマウスでクリックすると、ウェブブラウザの機能により、管理PC1からクライアントPCへインストールプログラムファイルがダウンロードされ、ダウンロード完了後、自動的にインストールプログラムが実行されて、クライアントPCにおいて、プリンタ管理エージェント31とプリンタ管理モニター33が起動する。
その結果、プリンタ管理モニター33はクライアントPCにローカル接続されたプリンタからプリンタ情報を取得し、プリンタ管理エージェント31は管理PC1からの要求を受け付ける状態で待機する。
この状態において、ウェブブラウザ上に表示されている図5に示したPC情報ページ内で、上述した“Discover”ボタン84等を利用して、このクライアントPCを検出すれば、先に説明した処理により、このクライアントPCに対して管理PC1から情報要求コマンドが到来する。この要求に応えて、このクライアントPCがPC情報およびプリンタ情報を管理PC1に返すと、管理PC1は最新の情報を反映させたPC情報ページを作成する。
したがって、このクライアントPCにおいて、ウェブブラウザの機能を利用して図4に示したログ表示ページや図5に示したPC情報ページを再表示させると、このクライアントPCおよびこのクライアントPCにローカル接続されたプリンタに関する情報が表示される。
つまり、管理PC1が提供するウェブサーバ機能を利用できるクライアントPCであれば、簡単な操作でプリンタ管理エージェント31とプリンタ管理モニター33とをインストールすることができ、直ちに被管理PCとしての機能を実装することができるのである。
以上説明した通り、この画像形成装置情報管理システムによれば、被管理PC2〜4においては、プリンタ管理モニター33(本発明でいう画像形成装置情報一次取得手段)が、プリンタ情報をプリンタ11〜16から取得する。また、管理PC1において、プリンタ管理サーバ21(本発明でいうコンピュータ情報取得手段)が、PC情報を被管理PC2〜4から取得する。さらに、プリンタ管理モニター33によって取得されたプリンタ情報を、プリンタ管理エージェント31が管理PC1に提供し、このプリンタ情報を、プリンタ管理サーバ21(本発明でいう画像形成装置情報二次取得手段)が、被管理PC2〜4から取得する。そして、プリンタ管理サーバ21(本発明でいう情報格納手段)が、取得したPC情報とプリンタ情報とに基づいて、図4のログ表示ページに示されるような被管理PC2〜4とプリンタ11〜16との対応関係を示す対応関係情報を作成し、その対応関係情報をHDD23内のファイル(本発明でいう記憶手段)に格納する。
したがって、管理PC1側において、被管理PC2〜4とプリンタ11〜16との対応関係を管理することができる。より詳しくは、先に表1に例示したPC情報および表2に例示したプリンタ情報には、双方にコンピュータ名およびネットワークアドレスが含まれている。これらコンピュータ名およびネットワークアドレスのいずれかをキーにして、PC情報とプリンタ情報とをリンクさせることで、被管理PCとプリンタとの対応関係を示す情報を構成することができ、この情報を格納、管理することで、被管理PCとプリンタとの対応関係を示す情報を利用者に提供できるのである。
また、プリンタ管理サーバ21(本発明でいう表示用情報出力手段)が、図4に示したような、被管理PC2〜4とプリンタ11〜16との対応関係を示す内容を含むログ表示ページ(表示用情報)を作成し、このログ表示ページを表示可能なファイル(ウェブページデータ)として出力するので、管理PC1とは別のPCを利用する利用者が、管理PC1が管理対象としている被管理PC2〜4とプリンタ11〜16との対応関係を、ウェブブラウザなどを利用して簡単に見ることができる。
また、管理PC1において、ネットワーク上に存在するすべての被管理PC2〜4を対象にして、図5に示したPC情報表示ページ(第1表示用情報)を作成し、PC情報表示ページに表示された被管理PC2〜4の中から1台以上を利用者に選択させ、選択された1以上の被管理PC2〜4を対象にして、図4に示したログ表示ページ(第2表示用情報)を作成し、このログ表示ページを被管理PC2や情報表示用PC5において表示できるので、利用者が見たいと考える被管理PCについての情報だけを選択的に表示することができる。
また、図5に示したPC情報表示ページ(第1表示用情報)に、図4に示したログ表示ページ(第2表示用情報)へのハイパーリンクが設定されているので、PC情報表示ページを表示した状態から、ログ表示ページを表示する状態へ簡単に移行できる。
また、管理PC1は、被管理PCリストを参照して、被管理PC2〜4にアクセスし、アクセス可能な被管理PC2〜4を対象にプリンタ情報を取得するので、プリンタ情報を迅速に取得することができる。
また、管理PC1において、プリンタ管理サーバ21(本発明でいう一次取得スケジュール送信手段)が被管理PC2〜4に対して一斉にスケジュール設定情報を送信し、被管理PC2〜4において、プリンタ管理エージェント31(本発明でいう一次取得スケジュール設定手段)が、プリンタ11〜16からプリンタ情報を取得するスケジュールを設定するので、個々の被管理PC2〜4において個別にスケジュールの設定作業を行わなくても、管理PC1側から設定情報を一斉に送信して、複数の被管理PC2〜4におけるスケジュールの設定を完了させることができる。
また、管理PC1は、スケジュールに従って被管理PC2からプリンタ情報を取得するが、このときプリンタ情報の取得に失敗した場合は、さらに、設定されたスケジュールとは別に少なくとも1回、プリンタ情報の再取得を試行するので、例えば、被管理PC2〜3の電源が落とされている等の事情により、被管理PCに対するアクセスができなかった場合でも、その後、プリンタ情報を取得できる可能性がある。
また、被管理PC2〜4がプリンタ11〜16からプリンタ情報を取得するスケジュールに対し、10分遅れて管理PC1が被管理PC2〜4からプリンタを取得するスケジュールが設定されるので、管理PC1は、被管理PC2〜4がプリンタ11〜16からプリンタ情報を取得し終えた後の最新情報を得ることができる。なお、本実施形態においては、上記S209の処理により、10分後を管理PC1の情報取得スケジュールとしていたが、どの程度の時間遅れたスケジュールにするかは、システムの規模や処理能力に応じて適宜変更可能である。
また、管理PC1は、図3に示したログセッティングページにおいて指定されたファイル形式(HTML、CSV、TXT)で、図4に示したログ表示ページを出力できるので、ログ表示ページを表示させる際に、利用者が使いやすいアプリケーションソフトを利用できるようになる。しかも、図3に示したログセッティングページや図5に示したPC情報表示ページに含まれているログ表示ページへのハイパーリンクは、図3に示したログセッティングページにおいて指定されたファイル形式(HTML、CSV、TXT)に応じて書き換えられるので、リンク切れ等の問題を招くことなく、このハイパーリンクを利用して、図4に示したログ表示ページを表示させたり、ダウンロードしたりすることができる。
また、被管理PC2〜4は、PC名により、特定のPCだけを管理PCとして識別するので、管理PC以外の他のPCからプリンタ情報の送信、スケジュール設定、ポート番号変更などを要求されるようなことがあっても、そのような他のPCの要求を受け付けることがない。
さらに、管理PC1において、プリンタ管理サーバ21(本発明でいう応答要求手段)が、ネットワーク内のノードに対して応答を要求し、この要求に応じて返される応答に基づいて被管理PC2〜4を検出するとともに、応答中に含まれるPC情報を被管理PC2〜4から取得するので、管理PC1は、ネットワークに存在する被管理PC2〜4を動的に検出することができ、検出した被管理PC2〜4にローカル接続された複数のプリンタ11〜16の情報を管理することができる。
加えて、管理PC1と被管理PC2〜4が独立したタイミングでプリンタ情報を取得でき、しかも、取得したプリンタ情報をHDD35(不揮発性記憶手段)に記憶させることで、被管理PC2〜4の電源を一度切ったとしても、管理PC1からの要求があるタイミングにおいて被管理PC2〜4の電源が入っていれば、管理PC1はプリンタ情報を取得することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態においては、管理PC1が、ウェブページデータを作成、配信することにより、被管理PC2や情報表示用PC5において、管理PC1が提供する情報を表示したり、管理PC1に対する操作を実施できるようになっていたが、管理PC1が備える入力装置や表示装置を利用して、管理PC1が提供する情報を表示したり、管理PC1に対する操作を実施できるようになっていてもよい。
この場合、管理PC1は、必ずしもウェブページデータを作成、配信する構成を採用しなくてもよく、管理PC1にインストールされた専用のソフトウェアで、管理PC1が備える表示装置に情報を表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、取得したプリンタ情報を“HTML”、“CSV”、“TXT”のいずれかのフォーマットに変換し、ログページとして管理PC1上に保存していたが、プリンタ情報を取得したときに、取得した情報を電子メールの形式で送信すること(例えば、プリンタ情報を電子メール本文として送信する、あるいは、上記“HTML”、“CSV”、“TXT”のいずれかのファイルを添付ファイルとして添付した電子メールを送信する等)を併用してもよい。
この場合、電子メール送信に関する設定を行うためのGUIを設け、このGUIを利用して設定されたメールアドレス宛に電子メールを送信するように構成するとよい。例えば、図3に示したログセッティングページ中に併記したように、“Send Log Report Mail”チェックボックス92、“Send Mail Address”欄93、“SMTP Server Address”欄94、“From Address”欄95などを設け、“Send Log Report Mail”チェックボックス92にチェックが入れられていれば、電子メールの作成および送信を実施するように構成する。電子メールの宛先は、“Send Mail Address”欄93において設定されたアドレスとされ、電子メールの送信元は、“From Address”欄95において設定されたアドレスとされ、“SMTP Server Address”欄94において設定されたメールサーバを利用して送信を行う。
このようにすることで、管理PC1(プリンタ管理サーバ21)に直接アクセスできない場所にいる利用者(例えばプリンタメーカの保守担当者)であっても、プリンタ情報を確認することができるようになる。
さらに、上記実施形態では、管理PC1から被管理PC2〜4に対してポート番号や管理PC名を送信し、それらを各被管理PC2〜4に設定する旨を説明したが、これらの他にも、Location情報やContact情報(図5に示したPC情報表示ページ中において“Location”欄70、“Contact”欄71に表示される情報)を、管理PC1から被管理PC2〜4に対して送信し、それらLocation情報,Contact情報を各被管理PC2〜4に設定できるようにしてもよい。
このようにすることで、各被管理PC2〜4それぞれを操作することなく、管理PC1を通じてLocation情報,Contact情報を設定できるようになる。
本発明の実施形態として説明した画像形成装置情報管理システム全体の概略構成図。 トップページを示す図。 ログセッティングページを示す図。 ログ表示ページを示す図。 PC情報表示ページを示す図。 ディスカバリセッティングページを示す図。 被管理PCスケジュールセッティングページを示す図 プリンタ管理エージェント設定ダイアログを示す図 プリンタ管理モニターによる処理のフローチャート。 プリンタ管理エージェントによる処理のフローチャート。 プリンタ管理サーバによる主処理の第1のフローチャート。 プリンタ管理サーバによる主処理の第2のフローチャート。 ログ取得処理のフローチャート。 スケジュール変更コマンド送信処理のフローチャート。 フォーマット変換処理のフローチャート。 ポート番号変更コマンド送信処理のフローチャート。 管理PC名変更コマンド送信処理のフローチャート。 1つのアドレスに情報要求コマンドを出す処理のフローチャート。 リストのアドレスに情報要求コマンドを出す処理のフローチャート。 被管理PC検出処理1のフローチャート。 被管理PC検出処理2のフローチャート。 被管理PC検出処理3のフローチャート。 プリンタ情報を示す図。 PC情報を示す図。
符号の説明
1〜5・・・パーソナルコンピュータ(1・・・管理PC、2〜4・・・被管理PC、5・・・情報表示用PC)、11〜18・・・プリンタ(11〜16・・・ローカルプリンタ、18・・・ネットワークプリンタ)、21・・・プリンタ管理サーバ、23,35・・・ハードディスク装置(HDD)、25・・・プリンタ管理データファイル、26,38・・・設定データファイル、27,43・・・ウェブページデータファイル、31・・・プリンタ管理エージェント、33・・・プリンタ管理モニター、36・・・PJLコマンドファイル、37・・・プリンタデータファイル、39・・・プリンタデータ取得部、41・・・ウェブブラウザ、45・・・ディスプレイ、47・・・情報表示部。

Claims (46)

  1. 複数のコンピュータがネットワークを介して接続されており、前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は管理コンピュータ、少なくとも1台は被管理コンピュータで、該被管理コンピュータには、少なくとも1台の画像形成装置がローカル接続されているシステムであって、
    前記被管理コンピュータには、
    前記画像形成装置に関する情報である画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する画像形成装置情報一次取得手段が設けられ、
    前記管理コンピュータには、
    前記被管理コンピュータに関する情報であるコンピュータ情報を、前記被管理コンピュータから取得するコンピュータ情報取得手段と、
    前記画像形成装置情報一次取得手段によって取得された前記画像形成装置情報を、前記被管理コンピュータから取得する取得処理を実行する画像形成装置情報二次取得手段と、
    前記コンピュータ情報取得手段によって取得された前記コンピュータ情報と前記画像形成装置情報二次取得手段による取得処理の実行によって取得された前記画像形成装置情報とに基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を作成し、該対応関係情報を記憶手段に格納する情報格納手段とが設けられており、
    さらに、
    前記管理コンピュータには、
    前記被管理コンピュータのリストを記憶するリスト記憶手段が設けられ、
    前記コンピュータ情報取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記被管理コンピュータにアクセスし、
    前記リスト記憶手段は、前記コンピュータ情報取得手段による被管理コンピュータへのアクセスの是非を、被管理コンピュータに対応付けて記憶し、
    前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な前記被管理コンピュータを対象コンピュータとして、該対象コンピュータから前記画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する一方、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な前記被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない
    ことを特徴とする画像形成装置情報管理システム。
  2. 前記コンピュータ情報には、前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれ、
    前記画像形成装置情報には、前記画像形成装置がローカル接続されている前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれ、
    前記管理コンピュータにおいて、
    前記対応関係情報は、前記コンピュータ情報取得手段が取得したコンピュータ情報と、該コンピュータ情報に含まれる前記コンピュータ名または前記ネットワークアドレスと同一のコンピュータ名またはネットワークアドレスを含んでいる、前記画像形成装置情報二次取得手段が取得した前記画像形成装置情報とが対応することを示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置情報管理システム。
  3. 前記管理コンピュータには、
    前記情報格納手段によって前記記憶手段に格納された前記対応関係情報に基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を作成する表示用情報作成手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置情報管理システム。
  4. 前記管理コンピュータには、
    前記表示用情報作成手段によって作成された前記表示用情報を、表示可能なファイルとして出力する表示用情報出力手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置情報管理システム。
  5. 前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は情報表示用コンピュータであり、
    前記管理コンピュータには、
    前記表示用情報出力手段によってファイルとして出力された前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータに対して送信する表示用情報送信手段が設けられ、
    前記情報表示用コンピュータには、
    前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する送信要求手段と、
    該送信要求手段からの要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する情報表示手段とが設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置情報管理システム。
  6. 前記情報表示用コンピュータは、前記送信要求手段および前記情報表示手段としての機能を有するウェブブラウザを備えており、該ウェブブラウザを利用して前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求するとともに、当該要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記ウェブブラウザを利用して前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置情報管理システム。
  7. 前記管理コンピュータは、
    前記表示用情報作成手段として、
    前記ネットワーク上に存在するすべての前記被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータに関するコンピュータ情報を表示するための第1表示用情報を作成する第1表示用情報作成手段と、
    前記情報表示用コンピュータ側において選択された1以上の前記被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す前記対応関係情報を表示するための第2表示用情報を作成する第2表示用情報作成手段とを備え、
    前記表示用情報出力手段として、
    前記第1表示用情報作成手段によって作成された前記第1表示用情報を、表示可能なファイルとして出力する第1表示用情報出力手段と、
    前記第2表示用情報作成手段によって作成された前記第2表示用情報を、表示可能なファイルとして出力する第2表示用情報出力手段とを備え、
    前記表示用情報送信手段として、
    前記第1表示用情報出力手段によってファイルとして出力された前記第1表示用情報を、前記情報表示用コンピュータに対して送信する第1表示用情報送信手段と、
    前記第2表示用情報出力手段によってファイルとして出力された前記第2表示用情報を、前記情報表示用コンピュータに対して送信する第2表示用情報送信手段とを備えており、
    前記情報表示用コンピュータは、
    前記送信要求手段として、
    前記第1表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する第1送信要求手段と、
    前記第2表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する第2送信要求手段とを備え、
    前記情報表示手段として、
    前記第1送信要求手段からの要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記第1表示用情報を、前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する第1情報表示手段と、
    前記第2送信要求手段からの要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記第2表示用情報を、前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する第2情報表示手段とを備え、
    さらに、前記第1情報表示手段が前記第1表示用情報を表示装置に表示出力した際、前記第1表示用情報中に表示された前記被管理コンピュータの中から1台以上を利用者に選択させる被管理コンピュータ選択手段を備え、
    前記第2送信要求手段は、前記被管理コンピュータ選択手段によって選択された1以上の前記被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す前記対応関係情報を表示するための前記第2表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の画像形成装置情報管理システム。
  8. 前記第1表示用情報出力手段が出力する前記第1表示用情報中に、前記第2表示用情報のファイルへのリンクを張るためのリンク情報が含まれている
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置情報管理システム。
  9. 前記情報格納手段は、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容として、前記被管理コンピュータの設置場所情報と前記画像形成装置との対応関係を含む前記対応関係情報を格納する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  10. 前記情報格納手段は、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容として、前記被管理コンピュータの使用者情報と前記画像形成装置との対応関係を含む前記対応関係情報を格納する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  11. 前記情報格納手段は、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容として、前記画像形成装置とのローカル接続に利用している前記被管理コンピュータのポート名と前記画像形成装置との対応関係を含む前記対応関係情報を格納する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  12. 前記情報格納手段は、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容として、前記被管理コンピュータに付与された名称と前記画像形成装置との対応関係を含む前記対応関係情報を格納する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  13. 前記管理コンピュータには、
    前記被管理コンピュータが前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定するための設定情報を、前記被管理コンピュータに該当する複数のコンピュータに対して一斉に送信する一次取得スケジュール送信手段が設けられ、
    前記被管理コンピュータには、
    前記一次取得スケジュール送信手段から送信された設定情報に従って、前記被管理コンピュータが前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する一次取得スケジュール設定手段が設けられ、
    前記画像形成装置情報一次取得手段は、前記一次取得スケジュール設定手段によって設定されたスケジュールに従って、前記画像形成装置情報を前記画像形成装置から取得する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  14. 前記管理コンピュータには、
    前記管理コンピュータが前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する二次取得スケジュール設定手段が設けられ、
    前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記二次取得スケジュール設定手段によって設定されたスケジュールに従って、前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するととともに、該画像形成装置情報の取得に失敗した場合は、前記スケジュールとは別に少なくとも1回、前記画像形成装置情報の再取得を試行する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  15. 前記被管理コンピュータには、
    前記被管理コンピュータが前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する一次取得スケジュール設定手段が設けられ、
    前記画像形成装置情報一次取得手段は、前記一次取得スケジュール設定手段によって設定された第1のスケジュールに従って、前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するように構成され、
    前記管理コンピュータには、
    前記管理コンピュータが前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する二次取得スケジュール設定手段が設けられ、
    前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記二次取得スケジュール設定手段によって設定された第2のスケジュールに従って、前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するように構成され、
    前記一次取得スケジュール設定手段および前記二次取得スケジュール設定手段は、前記第1,第2のスケジュールとして、異なるタイミングとなるスケジュールを設定できるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  16. 前記被管理コンピュータには、
    前記被管理コンピュータが前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する一次取得スケジュール設定手段が設けられ、
    前記画像形成装置情報一次取得手段は、前記一次取得スケジュール設定手段によって設定された第1のスケジュールに従って、前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するように構成され、
    前記管理コンピュータには、
    前記管理コンピュータが前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するスケジュールを設定する二次取得スケジュール設定手段が設けられ、
    前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記二次取得スケジュール設定手段によって設定された第2のスケジュールに従って、前記被管理コンピュータから前記画像形成装置情報を取得するように構成され、
    前記一次取得スケジュール設定手段および前記二次取得スケジュール設定手段は、前記第1のスケジュールの設定よりも所定の期間だけ遅れたタイミングとなる第2のスケジュールを設定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  17. 前記表示用情報出力手段は、複数通りのデータ形式で前記表示用情報を出力可能である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  18. 前記管理コンピュータには、
    前記表示用情報を出力する際のデータ形式を、利用者に指定させるデータ形式指定手段が設けられ、
    前記表示用情報出力手段は、前記データ形式指定手段を利用して利用者が指定したデータ形式で、前記表示用情報を出力する
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置情報管理システム。
  19. 前記表示用情報出力手段は、前記画像形成装置情報二次取得手段が前記画像形成装置情報を取得したときに、その時点において指定されているデータ形式で、前記表示用情報を出力する
    ことを特徴とする請求項17または請求項18に記載の画像形成装置情報管理システム。
  20. 前記第2表示用情報出力手段は、複数通りのデータ形式で前記第2表示用情報を出力可能である
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像形成装置情報管理システム。
  21. 前記管理コンピュータには、
    前記第2表示用情報を出力する際のデータ形式を、利用者に指定させるデータ形式指定手段が設けられ、
    前記第2表示用情報出力手段は、前記データ形式指定手段を利用して利用者が指定したデータ形式で、前記第2表示用情報を出力する
    ことを特徴とする請求項20に記載の画像形成装置情報管理システム。
  22. 前記第2表示用情報出力手段は、前記画像形成装置情報二次取得手段が前記画像形成装置情報を取得したときに、その時点において指定されているデータ形式で、前記第2表示用情報を出力する
    ことを特徴とする請求項20または請求項21に記載の画像形成装置情報管理システム。
  23. 前記第1表示用情報出力手段は、前記第2表示用情報を出力する際のデータ形式が変更される毎に、前記第2表示用情報のファイルへのリンクを張るためのリンク情報が含まれている前記第1表示用情報をファイルとして出力し、その際、前記リンク情報は、前記変更後のデータ形式に対応したリンク情報に変更される
    ことを特徴とする請求項20〜請求項22のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  24. 前記被管理コンピュータには、
    前記管理コンピュータを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記ネットワークを介して他のコンピュータから前記画像形成装置情報の送信を要求された場合に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであるかどうかを判定する判定手段と、
    該判定手段によって前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであると判定された場合に、該管理コンピュータに対して前記画像形成装置情報を送信する画像形成装置情報送信手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項23のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  25. 前記被管理コンピュータには、
    前記管理コンピュータを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記画像形成装置から前記画像形成装置情報を取得するスケジュールの設定を、前記ネットワークを介して他のコンピュータから要求された場合に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであるかどうかを判定する判定手段と、
    該判定手段によって前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであると判定された場合に、前記スケジュールを設定するための設定情報を前記管理コンピュータから受け取って、受け取った設定情報に従って前記スケジュールを設定する一次取得スケジュール設定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項24のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  26. 前記管理コンピュータには、
    前記被管理コンピュータが前記管理コンピュータとの通信に利用するポート番号を設定するための設定情報を、前記被管理コンピュータに対して一斉に送信するポート番号送信手段が設けられ、
    前記被管理コンピュータには、
    前記ポート番号送信手段から送信された設定情報に従って、前記管理コンピュータとの通信に利用するポート番号を設定するポート番号設定手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項25のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  27. 前記被管理コンピュータには、
    前記管理コンピュータを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記管理コンピュータとの通信に利用するポート番号の設定を、前記ネットワークを介して他のコンピュータから要求された場合に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであるかどうかを判定する判定手段とが設けられ、
    前記ポート番号設定手段は、前記判定手段によって前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであると判定された場合に、前記ポート番号を設定するための設定情報を前記管理コンピュータから受け取って、受け取った設定情報に従って前記ポート番号を設定する
    ことを特徴とする請求項26に記載の画像形成装置情報管理システム。
  28. 前記被管理コンピュータには、
    前記管理コンピュータを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記コンピュータ情報の送信を、前記ネットワークを介して他のコンピュータから要求された場合に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであるかどうかを判定する判定手段と、
    該判定手段によって前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであると判定された場合に、前記コンピュータ情報を前記管理コンピュータに送信するコンピュータ情報送信手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項27のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  29. 前記管理コンピュータには、
    前記情報格納手段によって前記記憶手段に格納された前記対応関係情報に基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を、前記管理コンピュータが備える表示装置に表示出力する情報表示出力手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項28のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  30. 前記管理コンピュータは、
    前記情報表示出力手段として、
    前記ネットワーク上に存在するすべての前記被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータに関するコンピュータ情報を表示する第1情報表示出力手段と、
    該第1情報表示手段が前記コンピュータ情報を表示した際、該コンピュータ情報中に表示された前記被管理コンピュータの中から1台以上を利用者に選択させる被管理コンピュータ選択手段と、
    該被管理コンピュータ選択手段によって選択された1以上の前記被管理コンピュータを対象にして、該対象となる被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す前記対応関係情報を表示する第2情報表示出力手段と
    を備えたことを特徴とする請求項29に記載の画像形成装置情報管理システム。
  31. 複数のコンピュータがネットワークを介して接続されており、前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は管理コンピュータ、少なくとも1台は被管理コンピュータで、該被管理コンピュータには、複数の画像形成装置がローカル接続されているシステムであって、
    前記被管理コンピュータには、
    前記画像形成装置に関する情報である画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する画像形成装置情報一次取得手段が設けられ、
    前記管理コンピュータには、
    前記ネットワーク内のノードに対して応答を要求する応答要求手段と、
    該応答要求手段からの要求に応じて返される応答に基づいて前記被管理コンピュータを検出するとともに、前記応答中に含まれる前記被管理コンピュータに関する情報であるコンピュータ情報を、前記被管理コンピュータから取得するコンピュータ情報取得手段と、
    前記画像形成装置情報一次取得手段によって取得された前記画像形成装置情報の送信を前記被管理コンピュータに要求し、該要求に応じて送信されてくる前記画像形成装置情報を、前記被管理コンピュータから取得する取得処理を実行する画像形成装置情報二次取得手段と、
    該画像形成装置情報二次取得手段による取得処理の実行によって取得された前記画像形成装置情報に基づいて、前記画像形成装置に関する情報を作成し、当該情報を記憶領域に格納する情報格納手段とが設けられており、
    さらに、
    前記管理コンピュータには、
    前記被管理コンピュータのリストを記憶するリスト記憶手段が設けられ、
    前記コンピュータ情報取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記被管理コンピュータにアクセスし、
    前記リスト記憶手段は、前記コンピュータ情報取得手段による被管理コンピュータへのアクセスの是非を、被管理コンピュータに対応付けて記憶し、
    前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な前記被管理コンピュータを対象コンピュータとして、該対象コンピュータから前記画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する一方、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な前記被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない
    ことを特徴とする画像形成装置情報管理システム。
  32. 前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記応答要求手段からの要求に応じて返される前記応答から前記被管理コンピュータのネットワークアドレスを得て、そのアドレス宛に前記画像形成装置情報の送信を要求し、該要求に応じて送信されてくる前記画像形成装置情報を受信することで、該画像形成装置情報を取得する
    ことを特徴とする請求項31に記載の画像形成装置情報管理システム。
  33. 前記情報格納手段は、前記コンピュータ情報取得手段によって取得された前記コンピュータ情報と前記画像形成装置情報二次取得手段によって取得された前記画像形成装置情報とに基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を作成し、該対応関係情報を前記記憶領域に格納する
    ことを特徴とする請求項31または請求項32に記載の画像形成装置情報管理システム。
  34. 前記コンピュータ情報には、前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれ、
    前記画像形成装置情報には、前記画像形成装置がローカル接続されている前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれ、
    前記管理コンピュータにおいて、
    前記対応関係情報は、前記コンピュータ情報取得手段が取得したコンピュータ情報と、該コンピュータ情報に含まれる前記コンピュータ名または前記ネットワークアドレスと同一のコンピュータ名またはネットワークアドレスを含んでいる、前記画像形成装置情報二次取得手段が取得した前記画像形成装置情報とが対応することを示す情報である
    ことを特徴とする請求項33に記載の画像形成装置情報管理システム。
  35. 前記管理コンピュータには、
    前記情報格納手段によって前記記憶手段に格納された前記対応関係情報に基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を作成する表示用情報作成手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項33または請求項34に記載の画像形成装置情報管理システム。
  36. 前記管理コンピュータには、
    前記表示用情報作成手段によって作成された前記表示用情報を、表示可能なファイルとして出力する表示用情報出力手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項35に記載の画像形成装置情報管理システム。
  37. 前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は情報表示用コンピュータであり、
    前記管理コンピュータには、
    前記表示用情報出力手段によってファイルとして出力された前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータに対して送信する表示用情報送信手段が設けられ、
    前記情報表示用コンピュータには、
    前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する送信要求手段と、
    該送信要求手段からの要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する情報表示手段とが設けられている
    ことを特徴とする請求項36に記載の画像形成装置情報管理システム。
  38. 前記情報表示用コンピュータは、前記送信要求手段および前記情報表示手段としての機能を有するウェブブラウザを備えており、該ウェブブラウザを利用して前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求するとともに、当該要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記ウェブブラウザを利用して前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する
    ことを特徴とする請求項37に記載の画像形成装置情報管理システム。
  39. 前記被管理コンピュータには、
    前記管理コンピュータを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記コンピュータ情報の送信を、前記ネットワークを介して他のコンピュータから要求された場合に、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に基づいて、前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであるかどうかを判定する判定手段と、
    該判定手段によって前記他のコンピュータが前記管理コンピュータであると判定された場合に、前記コンピュータ情報を前記管理コンピュータに送信するコンピュータ情報送信手段と
    を備えたことを特徴とする請求項33〜請求項38のいずれかに記載の画像形成装置情報管理システム。
  40. 複数のコンピュータがネットワークを介して接続されており、前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は管理コンピュータ、少なくとも1台は被管理コンピュータで、該被管理コンピュータには、1台以上の画像形成装置がローカル接続されているシステムであって、
    前記被管理コンピュータには、
    前記画像形成装置に関する情報である画像形成装置情報を、第1のスケジュールに従って前記画像形成装置から取得するとともに、取得した前記画像形成装置情報を不揮発性記憶手段に記憶させる画像形成装置情報一次取得手段と、
    前記管理コンピュータから前記画像形成装置情報の送信要求を受けたら、前記不揮発性記憶手段から前記画像形成装置情報を読み出して前記管理コンピュータに送信する画像形成装置情報送信手段とが設けられ、
    前記管理コンピュータには、
    前記被管理コンピュータに関する情報であるコンピュータ情報を、前記被管理コンピュータから取得するコンピュータ情報取得手段と、
    第2のスケジュールに従って、前記被管理コンピュータに対して前記画像形成装置情報の送信を要求し、該要求に応じて前記被管理コンピュータから送信されてくる前記画像形成装置情報を、前記被管理コンピュータから取得する取得処理を実行する画像形成装置情報二次取得手段と、
    該画像形成装置情報二次取得手段による取得処理の実行によって取得された前記画像形成装置情報に基づいて、前記画像形成装置に関する情報を作成し、当該情報を記憶領域に格納する情報格納手段とが設けられており、
    さらに、
    前記管理コンピュータには、
    前記被管理コンピュータのリストを記憶するリスト記憶手段が設けられ、
    前記コンピュータ情報取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記被管理コンピュータにアクセスし、
    前記リスト記憶手段は、前記コンピュータ情報取得手段による被管理コンピュータへのアクセスの是非を、被管理コンピュータに対応付けて記憶し、
    前記画像形成装置情報二次取得手段は、前記リスト記憶手段に記憶されたリストを参照して、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス可能な前記被管理コンピュータを対象コンピュータとして、該対象コンピュータから前記画像形成装置情報を取得する取得処理を実行する一方、前記コンピュータ情報取得手段によってアクセス不可能な前記被管理コンピュータに対しては、画像形成装置情報の取得処理を実行しない
    ことを特徴とする画像形成装置情報管理システム。
  41. 前記情報格納手段は、前記コンピュータ情報取得手段によって取得された前記コンピュータ情報と前記画像形成装置情報二次取得手段によって取得された前記画像形成装置情報とに基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す対応関係情報を作成し、該対応関係情報を前記記憶領域に格納する
    ことを特徴とする請求項40に記載の画像形成装置情報管理システム。
  42. 前記コンピュータ情報には、前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれ、
    前記画像形成装置情報には、前記画像形成装置がローカル接続されている前記被管理コンピュータのコンピュータ名またはネットワークアドレスが含まれ、
    前記管理コンピュータにおいて、
    前記対応関係情報は、前記コンピュータ情報取得手段が取得したコンピュータ情報と、該コンピュータ情報に含まれる前記コンピュータ名または前記ネットワークアドレスと同一のコンピュータ名またはネットワークアドレスを含んでいる、前記画像形成装置情報二次取得手段が取得した前記画像形成装置情報とが対応することを示す情報である
    ことを特徴とする請求項41に記載の画像形成装置情報管理システム。
  43. 前記管理コンピュータには、
    前記情報格納手段によって前記記憶手段に格納された前記対応関係情報に基づいて、前記被管理コンピュータと前記画像形成装置との対応関係を示す内容を含む表示用情報を作成する表示用情報作成手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項41または請求項42に記載の画像形成装置情報管理システム。
  44. 前記管理コンピュータには、
    前記表示用情報作成手段によって作成された前記表示用情報を、表示可能なファイルとして出力する表示用情報出力手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項43に記載の画像形成装置情報管理システム。
  45. 前記複数のコンピュータのうち、少なくとも1台は情報表示用コンピュータであり、
    前記管理コンピュータには、
    前記表示用情報出力手段によってファイルとして出力された前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータに対して送信する表示用情報送信手段が設けられ、
    前記情報表示用コンピュータには、
    前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求する送信要求手段と、
    該送信要求手段からの要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する情報表示手段とが設けられている
    ことを特徴とする請求項44に記載の画像形成装置情報管理システム。
  46. 前記情報表示用コンピュータは、前記送信要求手段および前記情報表示手段としての機能を有するウェブブラウザを備えており、該ウェブブラウザを利用して前記表示用情報の送信を前記管理コンピュータに対して要求するとともに、当該要求に応じて前記管理コンピュータから送信されてくる前記表示用情報を、前記ウェブブラウザを利用して前記情報表示用コンピュータが備える表示装置に表示出力する
    ことを特徴とする請求項45に記載の画像形成装置情報管理システム。
JP2003365154A 2003-10-24 2003-10-24 画像形成装置情報管理システム Expired - Lifetime JP4107218B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365154A JP4107218B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 画像形成装置情報管理システム
US10/900,366 US8495202B2 (en) 2003-10-24 2004-07-28 Imaging device information management system
EP20040255981 EP1526443A3 (en) 2003-10-24 2004-09-29 Imaging device information management system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365154A JP4107218B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 画像形成装置情報管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005128890A JP2005128890A (ja) 2005-05-19
JP4107218B2 true JP4107218B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=34643923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003365154A Expired - Lifetime JP4107218B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 画像形成装置情報管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4107218B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4215008B2 (ja) 2005-02-25 2009-01-28 ブラザー工業株式会社 デバイス情報管理システム、コンピュータ、およびプログラム
JP4941213B2 (ja) * 2007-10-01 2012-05-30 ブラザー工業株式会社 通信装置とコンピュータプログラム
JP5170141B2 (ja) * 2010-03-24 2013-03-27 ブラザー工業株式会社 プリンタ及び端末装置
JP5966368B2 (ja) * 2012-01-11 2016-08-10 株式会社リコー 情報処理装置、機器管理システム及びプログラム
JP2013186631A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Ricoh Co Ltd 機器管理装置、機器管理システム、及びプログラム
JP5429351B2 (ja) * 2012-12-26 2014-02-26 ブラザー工業株式会社 プリンタ及び端末装置
JP6529388B2 (ja) 2015-08-25 2019-06-12 キヤノン株式会社 情報処理装置とその制御方法、及び情報処理システムとステータス表示アプリケーションと双方向通信アプリケーション
US10515033B2 (en) 2017-09-27 2019-12-24 Seiko Epson Corporation Device management system, device manager, relay management device, device management method, and recording medium
JP7115071B2 (ja) 2018-06-29 2022-08-09 ブラザー工業株式会社 プリンタドライバ、及び情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005128890A (ja) 2005-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8495202B2 (en) Imaging device information management system
US7158248B2 (en) Control of software via bundling
US20060007480A1 (en) Output end notifying method, output control apparatus, control program, and storing medium
US7804608B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, program, and computer-readable storage medium
JP4732155B2 (ja) 画像処理装置及び制御方法
US8493591B2 (en) Job-submission-request apparatus and method for making a request from a plurality of apparatuses
JPH11105381A (ja) プリントシステム及びプリンタ
EP1041768A2 (en) Device management network system, management server, and computer
US20020186410A1 (en) Apparatus and method of controlling plural processing modules
JP4107218B2 (ja) 画像形成装置情報管理システム
JP5028752B2 (ja) 自動アップデート機能付き処理装置、プログラムアップデート方法、およびコンピュータプログラム
JP4353051B2 (ja) ログ管理プログラム、ログ管理サーバ、及び、ログ管理システム
JP4497808B2 (ja) 情報処理方法、情報処理サーバ、及びプログラム
EP1770525B1 (en) Controller, system, method, and program for controlling job information display, and recording medium
JP2004005545A (ja) ジョブ管理装置、ジョブ管理方法、制御プログラム、及びジョブ管理システム
JP2002373064A (ja) 印刷装置および情報処理装置
JP2011119870A (ja) システム、情報処理装置、画像形成装置及びそれらの方法
JP2007058408A (ja) シリアル番号出力システム
JP2008117080A (ja) 情報処理装置およびその方法
JP2012081648A (ja) 画像形成装置、画像形成装置を用いる情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP3880435B2 (ja) 印刷システム、情報処理装置、情報処理方法、制御プログラム
JP2022117767A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP4591943B2 (ja) ジョブ処理装置
JP3880434B2 (ja) ジョブ管理システム、ジョブ管理装置、データ処理装置、ジョブ管理方法、データ処理方法、及び制御プログラム
JPH10269038A (ja) 印字データ受信端末及びプリントシステム、並びにそれらの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080324

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 6