JP4106451B2 - 車両用駆動装置及び車両用駆動装置の前後進切換機構 - Google Patents

車両用駆動装置及び車両用駆動装置の前後進切換機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用駆動装置及び車両用駆動装置の前後進切換機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンを横置き配置したベルト式無段変速機を用いた車両用駆動装置は、例えば特開平6−221386号公報に開示され、かつ図5にそのスケルトン図を示すように、エンジン101、フルードカップリング102、前後進切換機構105、ベルト式無段変速機110を車体幅方向に同軸上に設け、無段変速機110によって無段変速された出力をリダクション機構120を介してデファレンシャル装置130に伝動し、デファレンシャル装置130によって左右の車輪に分配するように構成されている。
【0003】
各部の構成について説明すると、前後進切換機構105はフルードカップリング102を介在してエンジン101のクランク軸101aに連結された入力軸103と常時一体に回転するサンギヤ106aと、リングギヤ106bと、互いに噛み合うと共にサンギヤ106a及びリングギヤ106bに噛み合う複数のピニオンギヤ106c、106dと、ピニオンギヤ106c、106dを回転自在に支持するキャリヤ106eとを具備するダブルピニオン式プラネタリギヤ106を有している。キャリヤ106eと出力軸103との間に選択的に切り換えて動力伝達する前進用クラッチ107が配設され、リングギヤ106bは後退用ブレーキ108によってケーシング109に固定可能に構成されている。
【0004】
ベルト式無段変速機110は、入力軸103と同軸上に配置されたプライマリ軸111と、このプライマリ軸111と平行配置されたセカンダリ軸112と、これらプライマリ軸111及びセカンダリ軸112に各々設けられたプライマリプーリ113及びセカンダリプーリ114と、これらプーリ113と114の間に巻き掛けられた駆動ベルト115とを有し、プーリ113、114のプーリ溝幅を変えることによって各プーリ113、114に対する駆動ベルト115の有効巻き付け径の比率を変えて無段階に変速するように構成されている。
【0005】
リダクション機構120は、無段変速機110のセカンダリ軸112に設けられたドライブギヤ121と、ドライブギヤ121に噛み合うアイドラギヤ122と、デファレンシャル装置130のファイナルギヤ132に噛み合うピニオンギヤ123とを有し、アイドラギヤ122とピニオンギヤ123はアイドラ軸124によって一体に結合されてケーシング109に回転自在に支持されている。
【0006】
デファレンシャル装置130は、ケーシング109に回転自在に支持された中空状のデフケース131を有し、デフケース131にリダクション機構120のピニオンギヤ123と噛み合うファイナルギヤ132が設けられ、かつデフケース131内にはデフケース131に両端が支持されたピニオン軸133により一対のピニオン134が設けられ、両ピニオン134に左右のサイドギヤ135が噛み合い、両サイドギヤ135から図示しないジョイント及びアクスル軸を介して左右の駆動輪に動力伝達されるように構成されている。
【0007】
このような構成において、前進時には前後進切換機構105に配設された前進用クラッチ107が締結し、かつ後退用ブレーキ108が解放される。これによりサンギヤ106a及びキャリヤ106dが一体に回転する状態になり、エンジン101による入力軸103の回転がプラネタリギヤ106のキャリヤ106eに伝達され、入力軸103とプライマリ軸111とが一体になって同一方向に回転する。そして、無段変速機110で無段変速した動力をセカンダリ軸112に出力し、リダクション機構120を介してデファレンシャル装置130に伝動し、デファレンシャル装置130によって左右の駆動輪に分配伝達される。
【0008】
一方、後退時には、前進用クラッチ107を開放し、かつ後退用ブレーキ108が締結される。これによりリングギヤ106bがケーシング109に固定され、入力軸103の回転がプラネタリギヤ106のサンギヤ106aに伝達される。プラネタリギヤ106は入力側のサンギヤ106aにより互いに噛合するピニオン106c、106dが逆回転しつつリングギヤ106bに沿って回転してキャリヤ106eをサンギヤ106aと逆方向に減速して回転駆動せしめ、無段変速機110で無段変速した動力をセカンダリ軸112に出力し、リダクション機構120を介してデファレンシャル装置130に伝動し、デファレンシャル装置130によって左右の駆動輪に分配伝達される。
【0009】
また、ニュートラル時には、前進用クラッチ107及び後退用ブレーキ108を共に解放することによってプラネタリギヤ106のサンギヤ106aは回転駆動されるものの、プラネタリギヤ106が空転してこれ以降の動力伝達はされない。
【0010】
従って、前進用クラッチ107と後退用ブレーキ108の作動切換えにより前後進切り換えができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平6−221386号公報によると、前後進切換機構105の前進用クラッチ107及び後退用ブレーキ108の切り換え制御にってプレネタリギヤ106の作動が切り換えられて前後進の切り換えが行われる。
【0012】
しかし、前後進切換機構105に使用されるプラネタリギヤ106は、高精度が要求され、かつ前進用クラッチ107及び後退用ブレーキ108を配設することから構成が複雑になり、前後進切換機構105の外形形状が大きくなると共に多くの製造コストを要する。
【0013】
また、車両停止時等駆動輪の回転が停止している状態では、互いに動力伝達可能に形成されたデファレンシャル装置130及びリダクション機構120を介して停止状態の駆動輪によって無段変速機110のセカンダリ軸112の回転が拘束される。この拘束に起因するセカンダリ軸112の回転停止により無段変速機110の作動が停止した状態ではプライマリプーリ113及びセカンダリプーリ114の溝幅を制御することができず、車両停止時における変速比の制御ができない。この結果、例えば無段変速機110が十分に変速比最大側(LOW側)に変速制御されていない状態で車両が停止すると、その停止時の変速比が保持され、次の車両発進時にはその変速比状態から発進することになり円滑な車両発進に影響を及ぼす場合がある。これは、特に車庫入れや縦列駐車等の前進と後退が繰り返し行われるときに顕著である。
【0014】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の第1の目的は、構造の簡素化による製造コストの抑制が得られると共に車両停止時おけるベルト式変速機の変速制御が可能な車両用駆動装置を提供することにある。
【0015】
また、本発明の第2の目的は、構造の簡素化により製造コストの抑制が得られる車両用駆動装置の前後進切換機構を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成する請求項1に記載の車両用駆動装置の発明は、プライマリ軸に設けられたプーリ溝幅が可変のプライマリプーリとセカンダリ軸に設けられたプーリ溝幅が可変のセカンダリプーリとに駆動ベルトを巻き掛け、各プーリのプーリ溝幅を変えることによって各プーリに対する駆動ベルトの有効巻き付け径の比率を変えて無段階に変速するベルト式無段変速機と、前後進切り換えする前後進切換機構と、駆動輪に動力伝達するデファレンシャル装置とを備えた車両用駆動装置において、上記前後進切換機構は、固定部材に回転自在に支持された回転軸と、上記回転軸に該回転軸の軸心と直交して配置されたピニオン軸と、該ピニオン軸に回転自在に軸支されたピニオンギヤと、上記回転軸に回転自在に軸支されて上記デファレンシャル装置に伝動すると共に上記ピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが設けられた出力軸と、上記回転軸に回転自在に軸支されて上記セカンダリ軸から伝動されると共に、上記ピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが設けられたドリブンギヤと、上記ドリブンギヤと回転軸を動力伝達可能に結合する前進位置、上記回転軸を固定部材に固定する後退位置、ドリブンギヤと回転軸の間及び回転軸と固定部材の間の回転を許容するニュートラル位置の各位置に切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項1の発明によると、前後進切換機構が、固定部材に軸支された回転軸に設けられたピニオン軸にピニオンギヤを設け、回転軸にピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが形成された出力軸を回転自在に設けると共に、セカンダリ軸によって伝動されると共にピニオンギヤに噛み合うサイドギヤ有するドリブンギヤを回転軸に回転自在に配置し、切換手段によってドリブンギヤと回転軸を動力伝達可能に結合する前進状態と、回転軸を固定部材に結合する後退状態と、ドリブンギヤと回転軸及び回転軸と固定部材との結合を共に解除するニュートラル状態に切り換える比較的簡素な構成によって形成でき、従来の高精度が要求されるプラネタリギヤを用いた前後進切換機構に比べ、各構成部材の要求精度及び構成部材の組み立ての要求精度が大幅に緩和でき、大幅な製造コストの低減が期待できる。
【0018】
また、例えば、前進位置から後退位置、或いは後退位置から前進位置に切り換える際、前進位置或いは後退位置からニュートラル位置への切り換えによりドリブンギヤが出力軸に対して空転が可能な状態になり、停車状態においての無段変速機を変速比最大側へ変速する制御ができ、この変速比最大側に変速制御された状態からの円滑な後退或いは前進発進が確保できる。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1の車両用駆動装置において、上記切換手段は、上記ドリブンギヤに設けられたスプラインと、上記固定部材に設けられたスプラインと、該ドリブンギヤと上記固定部材との間で上記回転軸に設けられたハブと、上記ハブに常時スプライン嵌合するスリーブとを備え、上記スリーブが、ハブにのみ噛み合うニュートラル位置と、上記ハブとドリブンギヤのスプラインとに共に噛み合う前進位置と、上記ハブと固定部材のスプラインとに共に噛み合う後退位置との各位置に移動するこことを特徴とする。
【0020】
請求項2の発明によると、ドリブンギヤに形成されたスプライン、固定部材に設けられたスプライン、回転軸に設けられたハブ及びこれらに選択的に係合するスリーブよる簡単な構成でかつコンパクトに切換手段を形成することができる。
【0021】
上記第2の目的を達成する請求項3に記載の車両用駆動装置の前後進切換機構の発明は、エンジン側からの動力を前後進切り換えしてデファレンシャル側に出力する車両用駆動装置の前後進切換機構において、固定部材に回転自在に支持された回転軸と、該回転軸に回転軸の軸心と直交して配置されたピニオン軸と、該ピニオン軸に回転自在に軸支されたピニオンギヤと、上記回転軸に回転自在に軸支されて上記デファレンシャル側に伝動すると共に上記ピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが設けられた出力軸と、上記回転軸に回転自在に軸支されて上記エンジン側から伝動されると共に上記ピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが設けられたドリブンギヤと、上記ドリブンギヤと回転軸を動力伝達可能に結合する前進位置と上記回転軸を固定部材に固定する後退位置の各位置に切り換える切換手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】
請求項3の発明によると、前後進切換機構が、固定部材に軸支された回転軸に設けられたピニオン軸にピニオンギヤを設け、回転軸にピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが形成された出力軸を回転自在に設けると共に、エンジン側から伝動されると共にピニオンギヤに噛み合うサイドギヤ有するドリブンギヤを回転軸に回転自在に配置し、切換手段によってドリブンギヤと回転軸を動力伝達可能に結合する前進状態と、回転軸を固定部材に結合する後退状態とに切り換える比較的簡素な構成で形成され、従来の高精度が要求されるプラネタリギヤを用いた前後進切換機構に比べ、各構成部材の要求精度及び構成部材の組み立ての要求精度が大幅に緩和でき、大幅な製造コストの低減が期待できる。
【0023】
請求項4に記載の発明は、請求項3の車両用駆動装置の前後進切換機構において、上記切換手段は、該切換手段によって切り換えられるドリブンギヤと回転軸の間及び回転軸と固定部材の間の回転を許容するニュートラル位置を有することを特徴とする。
【0024】
請求項4の発明によると、請求項3にニュートラル位置を付与することによって利用性の向上が得られる。
【0025】
請求項5に記載の発明は、請求項4の車両用駆動装置の前後進切換機構において、上記切換手段は、上記ドリブンギヤに設けられたスプラインと、上記固定部材に設けられたスプラインと、該ドリブンギヤと上記固定部材との間で回転軸に設けられたハブと、上記ハブに常時スプライン嵌合するスリーブとを備え、上記スリーブが、ハブにのみ噛み合うニュートラル位置と、上記ハブとドリブンギヤのスプラインとに共に噛み合う前進位置と、上記ハブと固定部材のスプラインとに共に噛み合う後退位置との各位置に移動するこことを特徴とする。
【0026】
請求項5の発明によると、ドリブンギヤに形成されたスプライン、固定部材に設けられたスプライン、回転軸に設けられたハブ及びこれらに選択的に係合するスリーブよる簡単な構成でかつコンパクトに入力手段を形成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による車両用駆動装置及び車両用駆動装置の前後進切換機構の実施の形態を、図1乃至図4を参照して説明する。
【0028】
図1は車両用駆動装置1の全体概要を示すスケルトン図である。この車両駆動装置1は、図示しないエンジン、固定部材であるケーシング2内に収容されたトルクコンバータ或いはフルードカップリング、本実施の形態ではトルクコンバータ3、発進クラッチ7、ベルト式無段変速機10を車体幅方向に同軸上に設け、無段変速機10のセカンダリ軸12からの出力をリダクション機能を備えた前後進切換機構20を介してデファレンシャル装置40に伝動し、デファレンシャル装置40によって左右の車輪に分配するように構成されている。
【0029】
各部の構成について説明すると、トルクコンバータ3は、エンジンのクランク軸と同軸上に配置された入力軸4、エンジンのクランク軸に連結されたインペラ5、インペラ5に対向して入力軸4に結合されたタービン6を有し、インペラ5の回転によってインペラ5内のオイルが遠心力により外側に放出され、そのオイルがタービン6の外側から流入してタービン6にインペラ5の回転と同方向のトルクを伝達することにより、タービン6と結合する入力軸4を回転駆動する。
【0030】
無段変速機10は、入力軸4と同軸上に配置されて発進クラッチ7を介して入力軸4に連結されたプライマリ軸11と、このプライマリ軸11と平行配置されて無段変速機10の出力軸であるセカンダリ軸12と、これらプライマリ軸11及びセカンダリ軸12に各々設けられたプライマリプーリ13及びセカンダリプーリ14と、これらプーリ13と14間に巻き掛けられた駆動ベルト15とを有している。そして、プライマリプーリ13に配設された油圧アクチュエータ16及びセカンダリプーリ14に設けられた油圧アクチュエータ17によってプライマリプーリ13及びセカンダリプーリ14の各プーリ溝幅を変えることによってプライマリプーリ13及びセカンダリプーリ14に対する駆動ベルト15の有効巻き付け径の比率を変えて無段階に変速するように構成されている。
【0031】
即ち、アップシフト時にはプライマリプーリ13のプーリ溝幅を減少させてプライマリプーリ13に対する駆動ベルト15の有効巻き付け径を増大する一方、セカンダリプーリ14のプーリ溝幅を増大させてセカンダリプーリ14に対する駆動ベルト15の有効巻き付け径を減少することによって変速比最大側(LOW側)から変速比最小側(OD側)へ変速制御する。一方、ダウンシフト時にはプライマリプーリ13のプーリ溝幅を増大させて駆動ベルト15の有効巻き付け径を減少すると共に、セカンダリプーリ14のプーリ溝幅を減少させて駆動ベルト15の有効巻き付け径を増大することによってOD側からLOW側へ変速制御する。
【0032】
前後進切換機構20は、図1及び図2に要部断面図を示し、かつ図3に図1のA部拡大図を示すように、セカンダリ軸12と平行配置されて両端が各々ベアリング21、22を介してケーシング2に回転自在に支持された回転軸23を有し、回転軸23は一端が軸端に開口して軸心に沿って潤滑油供給孔24が穿設されると共に、回転軸23の長さ方向略中央部に軸心と直交してピニオン軸25が貫通して配設されている。回転軸23から突出するピニオン軸25の両端部には、回転軸23に球面状に凹設された各ピニオン嵌合部23aに嵌合すると共にクリップ27によって抜け止めされたピニオンギヤ26が回転自在に軸支されている。
【0033】
回転軸23には、ピニオンギヤ26を隔ててデファレンシャル装置40のファイナルギヤ42に噛み合うドライブギヤ28a及び各ピニオンギヤ26に噛み合うサイドギヤ28bが形成された出力軸28が回転自在に軸支されると共に、無段変速機10セカンダリ軸12に設けられたドライブギヤ29に噛み合うと共に各ピニオンギヤ26に噛み合うサイドギヤ30bが形成されたドリブンギヤ30が回転自在に軸支され、ドリブンギヤ30とケーシング2との間に切換手段31が配置されている。
【0034】
回転軸23に穿設された潤滑油供給孔24は、潤滑油噴出孔24a、24b、24c等を介して各々回転軸23と出力軸28との摺動部、ピニオン嵌合部23aとピニオンギヤ26の摺動部、及び回転軸23とドリブンギヤ30の摺動部に連通し、潤滑油供給孔24からの潤滑油を該部に供給するように構成されている。
【0035】
切換手段31は、ドリブンギヤ30とベアリング22との間で回転軸23にスプライン嵌合して設けられたハブ32と、ハブ32に常時スプライン嵌合するスリーブ33と、ドリブンギヤ30に設けられたスプライン30aと、回転軸23と同軸上で先端にスプライン34aが形成さたリング状でケーシング2に取付ボルト35によって取り付けられた係止部材34によって形成される。ここでスリーブ33は、ハブ32にのみ噛み合うニュートラル位置Nと、ハブ32とドリブンギヤ30のスプライン30aとに共に噛み合う前進位置Dと、ハブ32と係止部材34のスプライン34aとに共に噛み合う後退位置Rとの間で回転軸23の延在方向に移動可能に構成されている。なお、このスリーブ33のニュートラル位置N、前進位置D、後退位置Nの各位置への切り換え動作は電動モータ、油圧シリンダ機構、空気圧シリンダ機構等のアクチュエータによって行われる。
【0036】
このスリーブ33が前進位置Dにおいて、ドリブンギヤ30と回転軸23がスリーブ33及びハブ32を介して動力伝達可能に結合され、無段変速機10のセカンダリ軸12に設けられたドライブギヤ29からドリブンギヤ30に伝動された動力は、図4(a)に動力伝達系路を太線で示すようにドリブンギヤ30からスリーブ33、ハブ32を介して回転軸23に伝達され、回転軸23からピニオン軸25及びピニオンギヤ26介して出力軸28に伝達されると共に、ドリブンギヤ30からピニオン26を介して出力軸28に伝達され、ドリブンギヤ30と回転軸23及び出力軸28が一体的に回転し、ドリブンギヤ30と同方向に一体的に回転する出力軸28のドライブギヤ28aによってデファレンシャル装置40のファイナルギヤ42に伝動する。このときドライブギヤ29、ドリブンギヤ30、ドライブギヤ28aの歯車諸元に従って減速されてファイナルギヤ42に動力伝達される。
【0037】
また、スリーブ33が後退位置Rにおいて、ドリブンギヤ30と回転軸23との伝動が解除され、回転軸23がハブ32及びスリーブ33を介して係止部材34に係止されてハウジング2に固定される。セカンダリ軸12に設けられたドライブギヤ29からドリブンギヤ30に入力された動力は、図4(b)に動力伝達系路を太線で示すようにドリブンギヤ30のサイドギヤ30bに噛み合うピニオンギヤ26が回転駆動され、ピニオンギヤ26を介してサイドギヤ28bが噛み合う出力軸28をドリブンギヤ30と反対方向に回転駆動する。そして出力軸28のドライブギヤ28aによってデファレンシャル装置40のファイナルギヤ42に伝動する。このとき、ドライブギヤ29、ドリブンギヤ30、ドライブギヤ28a、及びドリブンギヤ30のサイドギヤ30b、出力軸28のサイドギヤ28b等の歯車諸元に従って減速されてファイナルギヤ42に動力伝達される。
【0038】
また、スリーブ33がニュートラル位置Nにおいて、セカンダリ軸12に設けられたドライブギヤ29からドリブンギヤ30に入力された動力は、図4(c)に動力伝達系路を太線で示すように、ドリブンギヤ30は回転しても回転軸24及びピニオンギヤ26が空転してこれ以降への動力伝達は行われない。
【0039】
デファレンシャル装置40は、ケーシング2に回転自在に支持された中空状のデフケース41を有し、デフケース41に前後進切換装置20の出力軸28に形成されたドライブギヤ28aに噛み合うファイナルギヤ42が設けられ、かつデフケース41内にはデフケース41に両端が支持されたピニオン軸43により一対のピニオン44が設けられ、両ピニオン44に左右の各サイドギヤ45が噛み合い、両サイドギヤ45から図示しないジョイント及びアクスル軸を介して左右の駆動輪に動力伝達されるように構成されている。
【0040】
次に、このように構成された車両駆動装置1の作動を説明する。
【0041】
前進時には、発進クラッチ7が締結状態で、前後進切換機構20の切換手段31のスリーブ33が、ハブ32とドリブンギヤ30のスプライン30aとに共に噛み合う前進位置Dに設定される。これによりエンジンによりトルクコンバータ3及び発進クラッチ7を介して無段変速機10のプライマリ軸11がエンジンと同一方向に回転駆動される。そして、無段変速機10で無段変速した動力がセカンダリ軸12に出力し、セカンダリ軸12に設けられたドライブギヤ29に噛み合う前後進切換装置20のドリブンギヤ30を回転駆動する。
【0042】
ドリブンギヤ30が回転駆動された前後進切換機構20は、スリーブ33が前進位置Dであり、ドリブンギヤ30と回転軸23がスリーブ33及びハブ32を介して動力伝達可能に結合され、ドライブギヤ29からドリブンギヤ30に入力された動力がドリブンギヤ30から回転軸23に伝達されると共に、ドリブンギヤ30からピニオン26を介して出力軸28に伝達されてドリブンギヤ30と回転軸23及び出力軸28が一体的に回転し、ドリブンギヤ30と同方向に一体的に回転する出力軸28のドライブギヤ28aによってデファレンシャル装置40のファイナルギヤ42を回転駆動する。そして、デファレンシャル装置40の左右のサイドギヤ45からジョイント及びアクスル軸を介して左右の駆動輪に動力伝達される。
【0043】
この前進状態から、例えば後退への切り換えは、車両を停止して前後進切換機構20に設けられた切換手段31のスリーブ33を前進位置Dからニュートラル位置Nを経て後退位置Rに移動することによって行われる。
【0044】
この切り換えの際、スリーブ33が前進位置Dからニュートラル位置Nへの切り換えによりスリーブ33は、ドリブンギヤ30のスプライン30aとハブ32との結合が解除されてハブ32にのみ嵌合し、ドリブンギヤ30が出力軸28に対して空転可能な状態になり、ドリブンギヤ30に噛み合うドライブギヤ29が設けられた無段変速機10のセカンダリ軸12は回転可能な状態に維持される。ここで、無段変速機10がLOW側への変速制御が十分にされていない場合には、発進クラッチ7の締結状態が引き続き連続して維持され、エンジンによるプライマリ軸11の回転駆動を続けると共に、無段変速機10をLOW側へ変速制御した後に発進クラッチ7の締結が解除される。
【0045】
しかる後、スリーブ33がハブ32にのみ嵌合するニュートラル位置Nからハブ32と係止部材34のスプライン34aとに係合する後退位置Rに切り換えられる。このスリーブ33の後退位置Rへの切り換えにより、前後進切換機構20のドリブンギヤ30と回転軸23の動力伝達が解除され、回転軸23が係止部材32に固定され、かつ発進クラッチ7が締結される。
【0046】
これによりエンジンによってトルクコンバータ3及び発進クラッチ7を介して無段変速機10のプライマリ軸11がエンジンと同一方向に回転駆動される。そして、無段変速機10で無段変速した動力がセカンダリ軸12に出力し、セカンダリ軸12に設けられたドライブギヤ29に噛み合う前後進切換機構20のドリブンギヤ30を回転駆動する。
【0047】
ドリブンギヤ30に入力された動力は、ドリブンギヤ30のサイドギヤ30bとピニオンギヤ26を介して噛み合うサイドギヤ28bが形成された出力軸28をドリブンギヤ30と反対方向に回転駆動し、ドライブギヤ28aによってデファレンシャル装置40のファイナルギヤ42を回転駆動する。そして、デファレンシャル装置40から左右の駆動輪に動力伝達して後退発進する。この後退発進の際には、予め無段変速機10がLOW側へ変速制御されていることから、このLOW側に変速制御された状態から円滑に発進することができる。
【0048】
また、後退状態から前進への切り換えは、車両を停止して前後進切換機構20に設けられた切換手段31のスリーブ33を後退位置Rからニュートラル位置Nを経て前進位置Dに移動することによって行われる。
【0049】
この切り換えの際、スリーブ33が後退位置Rからニュートラル位置Nへの切り換えによりスリーブ33が、係止部材34のスプライン34aとハブ32との結合が解除されてハブ32にのみ嵌合し、ドリブンギヤ30が出力軸28に対してピニオンギヤ26等を介して空転が可能な状態になり、ドリブンギヤ30に噛み合うドライブギヤ29が設けられた無段変速機10のセカンダリ軸12は回転可能な状態に維持され、無段変速機10がLOW側への変速制御が十分にされていない場合には、発進クラッチ7の締結状態が引き続き連続して維持されてエンジンによるプライマリ軸11の回転駆動を続けると共に、無段変速機10をLOW側へ変速制御され、このLOW側に変速制御された状態からの円滑な前進発進が確保できる。
【0050】
これにより、例えば車両の前進及び後退が繰り返される縦列駐車や、車庫入れ等の際、及び駐車後の車両発進等における各発進が、無段変速機10がLOW側へ変速制御された状態から行われ、円滑な車両の発進が開始されて操縦性及び取り回し性が得られる。
【0051】
また、前後進切換機構20が、ケーシング2に回転自在に支持された回転軸23に設けられたピニオン軸25にピニオンギヤ26を設け、回転軸23にデファレンシャル装置40のファイナルギヤ42に噛み合うドライブギヤ28a及び各ピニオンギヤ26に噛み合うサイドギヤ28bが形成された出力軸28を回転自在に設けると共に、セカンダリ軸12に設けられたドライブギヤ29に噛み合うと共に各ピニオンギヤ26に噛み合うサイドギヤ30bを備えたドリブンギヤ30を回転軸23に回転自在に配置した構成は、従来の高精度が要求されるプラネタリギヤを用いた前後進切換機構に比べ、各構成部材の要求精度及び構成部材の組み立ての要求精度が大幅に緩和できる。更に、切換手段31がドリブンギヤ30と回転軸23を動力伝達可能に結合する前進状態と、回転軸23をケーシング2に結合する後退状態と、ドリブンギヤ30と回転軸23及び回転軸23とケーシング2との結合を共に解除するニュートラル状態に切り換える比較的簡素な構成で形成され、大幅な製造コストの低減が期待できる。
【0052】
また、切換手段31が回転軸23に設けられたハブ32と、ハブ32に噛み合うスリーブ33と、ドリブンギヤ30のスプライン30aと、スプライン34aが形成さた係止部材34等によって構成でき、従来の多板クラッチや多板ブレーキによって形成された前進用クラッチ及び後退用ブレーキによる作動切換による前後進切換機構に比べ大幅な簡素化及びコンパクト化が得られ、かつ製造コストの抑制が可能である。
【0053】
また、従来の横置き配置されたエンジンのクランク軸と同軸上にトルクコンバータ、前後進切換機構、無段変速機を配置した駆動装置に対し、トルクコンバータと無段変速機との間の短縮が可能になり、車幅方向における駆動装置全長の短縮が可能となり、駆動装置のコンパクト化が可能になると共に、エンジンルーム内への車載性及びエンジンルーム内の作業性の向上が期待できる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明した本発明の車両用駆動装置及び前後進切換機構によると、前後進切換機構が、固定部材に軸支された回転軸に設けられたピニオン軸にピニオンギヤを設け、回転軸にピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが形成された出力軸を回転自在に設けると共に、セカンダリ軸によって伝動されると共にピニオンギヤに噛み合うサイドギヤを有するドリブンギヤを回転軸に回転自在に配置し、切換手段によってドリブンギヤと回転軸を動力伝達可能に結合する前進状態と、回転軸をケーシングに結合する後退状態と、ドリブンギヤと回転軸及び回転軸と固定部材との結合を共に解除するニュートラル状態に切り換える比較的簡素な構成で形成され、従来の高精度が要求されるプラネタリギヤを用いた前後進切換機構に比べ、各構成部材の要求精度及び構成部材の組み立ての要求精度が大幅に緩和でき、大幅な製造コストの低減が期待できる。
【0055】
また、例えば、前進状態から後退状態、或いは後退状態から前進状態に切り換える際、ニュートラル状態に切り換えられてドリブンギヤが出力軸に対して空転が可能な状態になり、停車状態における無段変速機をLOW側へ変速制御でき、このLOW側に変速制御された状態からの円滑な後退或いは前進発進が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用駆動装置の全体概要を示すスケルトン図である。
【図2】前後進切換機構の要部断面図である。
【図3】図1のA部拡大図である。
【図4】前後進切換機構の作動説明図であり、(a)は前進状態を示し、(b)は後退状態を示し、(c)はニュートラル状態を示す図である。
【図5】従来の車両駆動装置の概要を示すスケルトン図である。
【符号の説明】
1 車両用駆動装置
2 ケーシング(固定部材)
3 トルクコンバータ
4 入力軸
10 ベルト式無段変速機
11 プライマリ軸
12 セカンダリ軸
13 プライマリプーリ
14 セカンダリプーリ
15 駆動ベルト
20 前後進切換機構
23 回転軸
25 ピニオン軸
26 ピニオンギヤ
28 出力軸
28a ドライブギヤ
28b サイドギヤ
29 ドライブギヤ
30 ドリブンギヤ
30a スプライン
30b サイドギヤ
31 切換手段
32 ハブ
33 スリーブ
30a スプライン
34a スプライン
34 係止部材
40 デファレンシャル装置
42 ファイナルギヤ
N ニュートラル位置
D 前進位置
R 後退位置

Claims (5)

  1. プライマリ軸に設けられたプーリ溝幅が可変のプライマリプーリとセカンダリ軸に設けられたプーリ溝幅が可変のセカンダリプーリとに駆動ベルトを巻き掛け、各プーリのプーリ溝幅を変えることによって各プーリに対する駆動ベルトの有効巻き付け径の比率を変えて無段階に変速するベルト式無段変速機と、前後進切り換えする前後進切換機構と、駆動輪に動力伝達するデファレンシャル装置とを備えた車両用駆動装置において、
    上記前後進切換機構は、
    固定部材に回転自在に支持された回転軸と、
    上記回転軸に該回転軸の軸心と直交して配置されたピニオン軸と、
    該ピニオン軸に回転自在に軸支されたピニオンギヤと、
    上記回転軸に回転自在に軸支されて上記デファレンシャル装置に伝動すると共に上記ピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが設けられた出力軸と、
    上記回転軸に回転自在に軸支されて上記セカンダリ軸から伝動されると共に、上記ピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが設けられたドリブンギヤと、
    上記ドリブンギヤと回転軸を動力伝達可能に結合する前進位置、上記回転軸を固定部材に固定する後退位置、ドリブンギヤと回転軸の間及び回転軸と固定部材の間の回転を許容するニュートラル位置の各位置に切り換える切換手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 上記切換手段は、
    上記ドリブンギヤに設けられたスプラインと、
    上記固定部材に設けられたスプラインと、
    該ドリブンギヤと上記固定部材との間で上記回転軸に設けられたハブと、
    上記ハブに常時スプライン嵌合するスリーブとを備え、
    上記スリーブが、ハブにのみ噛み合うニュートラル位置と、上記ハブとドリブンギヤのスプラインとに共に噛み合う前進位置と、上記ハブと固定部材のスプラインとに共に噛み合う後退位置との各位置に移動するこことを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置。
  3. エンジン側からの動力を前後進切り換えしてデファレンシャル側に出力する車両用駆動装置の前後進切換機構において、
    固定部材に回転自在に支持された回転軸と、
    該回転軸に回転軸の軸心と直交して配置されたピニオン軸と、
    該ピニオン軸に回転自在に軸支されたピニオンギヤと、
    上記回転軸に回転自在に軸支されて上記デファレンシャル側に伝動すると共に上記ピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが設けられた出力軸と、
    上記回転軸に回転自在に軸支されて上記エンジン側から伝動されると共に上記ピニオンギヤに噛み合うサイドギヤが設けられたドリブンギヤと、
    上記ドリブンギヤと回転軸を動力伝達可能に結合する前進位置と上記回転軸を固定部材に固定する後退位置の各位置に切り換える切換手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用駆動装置の前後進切換機構。
  4. 上記切換手段は、
    該切換手段によって切り換えられるドリブンギヤと回転軸の間及び回転軸と固定部材の間の回転を許容するニュートラル位置を有することを特徴とする車両用駆動装置の前後進切換機構。
  5. 上記切換手段は、
    上記ドリブンギヤに設けられたスプラインと、
    上記固定部材に設けられたスプラインと、
    該ドリブンギヤと上記固定部材との間で回転軸に設けられたハブと、
    上記ハブに常時スプライン嵌合するスリーブとを備え、
    上記スリーブが、ハブにのみ噛み合うニュートラル位置と、上記ハブとドリブンギヤのスプラインとに共に噛み合う前進位置と、上記ハブと固定部材のスプラインとに共に噛み合う後退位置との各位置に移動するこことを特徴とする請求項4に記載の車両用駆動装置の前後進切換機構。
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