JP4105609B2 - ナビゲーション用立体表示方法およびナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション用立体表示方法およびナビゲーション装置 Download PDF

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Description

本発明はナビゲーション用立体表示方法およびナビゲーション装置に関し、特に、地図上に建物を立体表示する機能を備えたナビゲーション装置に用いて好適なものである。
一般に、車両の走行案内を行うナビゲーション装置は、単に現在地周辺の地図を表示するのみでなく、目的地を指定することにより、現在地から目的地までの誘導経路を自動設定して案内する機能を備えている。この経路誘導機能では、地図データを用いて現在地から目的地までを結ぶ最もコストが小さな経路を、幅優先探索(BFS)法あるいはダイクストラ法などのシミュレーションを行って自動探索し、その探索した経路を誘導経路として設定する。
誘導経路の設定後は、車両の走行中に地図画像上で誘導経路を他の道路と識別可能なように色を変えて太く描画する。そして、その誘導経路に沿って、特に交差点において右左折を指示する(交差点拡大図を表示したり、進行方向を音声で案内したりする)ことにより、運転者を目的地まで速く、安全に、また確実に誘導することができるようになされている。
この種のナビゲーション装置では、利用者がより使用しやすく、目的地までより確実に案内することができるように、種々の研究開発が行われている。そのための技術の1つとして、遠近感を出すために自車位置の後方上空から見下ろした状態で地図を表示するようにした鳥瞰図表示や、建物等の3次元的な立体画像を鳥瞰図の地図上に表示するようにした立体表示の機能が存在する。後者の立体表示機能を利用すれば、運転者が現在目視している風景と、ナビゲーション画面に表示された立体画像とを比較し、これを確かめながら走行することができる。
近年では、大きな記憶容量を持つDVD−ROMやハードディスクが発達し、極めて多くの画像データを保存できるようになっている。しかも、ナビゲーション装置の性能向上によって、画像の処理速度も向上している。そのため、多くの建物等の立体画像データをDVD−ROM等に記憶させ、車両の走行に合わせてこれを読み出して表示することができるようになっている。
ところで、一般的にナビゲーション装置では、上述したように車両の走行中は自車位置を起点とした現在地周辺の地図を表示するようになっており、目的地と自車位置との関係をリアルタイムに表示するものにはなっていない。目的地と現在地との位置関係を知るために、現在地から目的地までの誘導経路が全て入るように表示する全ルート表示機能や、リスト化された詳細な誘導経路情報を表示するルート情報提供機能などを利用することが可能であるが、これらの機能を実行するためにはリモコン等のユーザ操作が必要となり、手順も煩雑である。
ユーザにとっては目的地に到着するのが最も重要なことであるため、目的地に近づけば近づくほど、現在地と目的地との位置関係は重要になる。そのため、目的地から見て自車がどの辺りにいるのかを走行中にリアルタイムに知る手段がないというのは不便である。なお、ユーザが目的地周辺の状況を確認したいという要求に対応するため、目的地周辺の地図を表示するようにしたナビゲーション装置もいくつか提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開平9−134123号公報 特開2001−74480号公報 特開2000−241175号公報 特開平8−201077号公報
特許文献1は、車両が目的地付近に近づいたときに、目的地付近の詳細な住宅地図等を格納した、異なるデータベースの表示に自動的に変更するようにしたものである。特許文献2は、経路案内終了地点と目的地との間を細街路表示し、経路案内が終了した後も目的地までの走行をアシストするようにしたものである。特許文献3は、現在地周辺の地図と目的地周辺の地図とを2画面で表示するようにしたものである。特許文献4は、目的地と目的地周辺の道路とを平面図で表示するようにしたものである。
しかしながら、上記特許文献1〜4は何れも、目的地周辺の地図を平面図で表示するものである。これに対して、目的地周辺の地図を立体表示すると、建物が多い都市部などでは目的地が建物の陰に隠れて表示されなくなり、その目的地周辺の状況が非常に分かりづらいという問題が生じる。このことを次の図14を用いて説明する。
図14は、立体表示モード時において自車が目的地間近に接近したときの地図表示例を示す図である。図14において、CMは現在の自車位置を示す車両位置マーク、AWは目的地であることを示す矢印、BL1,BL2は立体表示された建物である。この地図表示においては、矢印AWによって目的地の所在地をユーザに提供している。
この地図表示によれば、建物BL1の後ろ側に目的地があるということは分かるが、目的地の正確な位置(交差点からどれだけ離れているか等)や、目的地周囲の状況(道路幅、駐車場の有無等)については一切分からない。そのため、自車が目的地に近づいてもその周辺の詳細な様子が分からず、運転者に不安感を抱かせるという欠点があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、地図を立体表示した場合でも、目的地の正確な位置や周囲の状況、目的地と現在地との位置関係等を分かりやすく表示できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、自車位置から見て目的地より後方の上空から目的地を見下ろした状態で地図を鳥瞰図表示するとともに、当該鳥瞰図の地図上に建物を立体表示するようにしている。
本発明の好ましい態様では、目的地が画面下方部に位置するような形態にて地図を表示する。本発明の更に好ましい態様では、目的地を画面下方部に配置してもどうしても目的地の手前に建物が存在するような場合などに、当該手前にある建物を非表示にする。
本発明の好ましい態様では、目的地と自車位置との双方を一画面内に同時に表示可能な最適なスケールで地図を鳥瞰図表示する。本発明の更に好ましい態様では、目的地が画面下方部に位置し、自車位置が画面上方部に位置するような最適なスケールで地図を鳥瞰図表示する。目的地と自車位置との距離に応じて、鳥瞰図表示する際の視点の高さを徐々に変更するのが更に好ましい。
上記のように構成した本発明によれば、目的地を基準として、当該目的地を後方上空から見た視点に基づき建物が立体表示されるので、目的地の手前に建物の立体表示がされにくくなり、目的地が手前の建物の陰に隠れて見えなくなる不都合をなくすことができる。これによりユーザは、目的地の正確な位置や周囲の状況等を明瞭に確認することができるようになる。
また、目的地が画面下方部に位置するような形態にて地図を表示するようにした場合は、目的地の手前に建物の立体表示がなされることが殆どなくなる。さらに、目的地の手前にある建物を非表示にするようにした場合は、目的地の手前には常に建物の立体表示がされないようにすることが可能となり、目的地周辺の様子を確実に確認することができるようになる。
また、目的地と自車位置とを一画面内に同時に表示可能なスケールで地図を表示するようにした場合は、目的地と現在地との位置関係を分かりやすい形で提供することができる。目的地が画面下方部、自車位置が画面上方部に位置するような最適なスケールで地図を表示するようにした場合は、現在地から目的地までの情報を、画面全体をフルに使って大きく表示することができる。このとき、目的地と自車位置との距離に応じて視点の高さを徐々に変更しながら地図を表示することにより、同じスケールの地図上でも自車位置を画面上方部にほぼ固定して見せることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態によるナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。
図1において、100はナビゲーション制御装置であり、ナビゲーション装置の全体を制御する。11はDVD−ROM等の記録媒体であり、地図表示や経路探索等に必要な各種の地図データを記憶している。ここでは地図データを記憶する記録媒体としてDVD−ROM11を用いているが、CD−ROM、ハードディスク等の他の記録媒体を用いても良い。
DVD−ROM11に記録された地図データには、地図表示に必要な描画ユニットのデータ(地図上に存在する道路や建物、施設に関する各種のデータ)の他に、マップマッチングや経路探索等の各種の処理に必要な道路ユニットのデータと、交差点の詳細を表す交差点ユニットのデータとが含まれている。上述の描画ユニットのデータには、建物等の位置データ、建物の立体表示に必要なポリゴンデータ等が含まれる。
以下では、単に地図データと言うときは、建物等の位置データおよびポリゴンデータを除いたものを言うものとする。また、建物等の位置データとポリゴンデータとを合わせて建物データと呼ぶことにする。
12はVICS受信機であり、主に高速道路上に設置された電波ビーコン送受信機との間で電波を介して双方向通信を行うとともに、主に一般道上に設置された光ビーコン送受信機との間で光を介して双方向通信を行うことにより、VICSセンタから送られてくるVICS道路交通情報を受信する。そして、この受信したVICS道路交通情報をナビゲーション制御装置100に出力する。
13はリモコン、タッチパネル、操作スイッチ等の操作部であり、ユーザがナビゲーション制御装置100に対して各種の情報(例えば、経路誘導の目的地や経由地)を設定したり、各種の操作(例えば、メニュー選択操作、拡大/縮小操作、手動地図スクロール、数値入力など)を行ったりするためのものである。平面表示と立体表示とのモード切替操作等も、この操作部13により行うことができる。
14は車両の現在位置を測定するための自立航法センサであり、所定走行距離毎に1個のパルスを出力して車両の移動距離を検出する距離センサ(車速センサ)14aと、車両の回転角度(移動方位)を検出する振動ジャイロ等の角速度センサ(相対方位センサ)14bとを含んでいる。自立航法センサ14は、これらの距離センサ14aおよび角速度センサ14bによって車両の相対位置および方位を検出し、その情報をナビゲーション制御装置100に出力する。
15は車両の現在位置を測定するためのGPS受信機であり、複数のGPS衛星から送られてくる電波をGPSアンテナ16で受信し、3次元測位処理あるいは2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計算する(車両方位は、現時点における自車位置と1サンプリング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)。そして、これらの計算した車両の絶対位置および方位の情報を、測位時刻と共にナビゲーション制御装置100に出力する。
17は画像表示装置であり、ナビゲーション制御装置100の制御によって生成された画像を表示する。この画像表示装置17の画面上には、自車位置と目的地とを含む範囲の地図情報が車両位置マーク、目的地マーク等と共に表示される。また、この地図上に誘導経路が表示されるとともに、車両の位置が案内交差点近傍に近づいたときに交差点拡大図が表示される。さらに、立体表示の機能を選択しているときは、道路沿いの建物が立体表示される。
次いで、ナビゲーション制御装置100の内部構成において、21は地図バッファであり、DVD−ROM11から読み出された地図データを一時的に格納する。22は立体画像バッファであり、DVD−ROM11から読み出された建物データを一時的に格納する。23はROM読出制御部であり、DVD−ROM11からの地図データおよび建物データの読み出しを制御する。
このROM読出制御部23は、後述するマップマッチング制御部28からマップマッチング処理後の車両現在位置情報や、後述する誘導経路制御部29から目的地の位置情報等を入力する。そして、その車両現在位置や目的地を含む所定範囲の地図データおよび建物データの読み出し指示を出力する。これにより、地図表示や建物の立体表示に必要な地図データおよび建物データをDVD−ROM11から読み出して、地図バッファ21および立体画像バッファ22に格納する。
24はVICS情報バッファであり、VICS受信機12から出力されるVICS道路交通情報を順次格納する。25は外部信号入力部であり、操作部13からその操作状態に応じた操作信号を入力する。26は車両位置・方位計算部であり、自立航法センサ14から出力される自車の相対的な位置および方位のデータに基づいて、絶対的な自車位置(推定車両位置)および車両方位を計算する。27はデータ記憶部であり、GPS受信機15から出力される自車の絶対的な位置および方位のデータを順次格納する。
上述のマップマッチング制御部28は、地図バッファ21に読み出されている地図データと、車両位置・方位計算部26により計算された自立航法センサ14に基づく推定車両位置および車両方位のデータと、データ記憶部27に格納されたGPS受信機15による自車位置および車両方位のデータとを用いて、車両走行距離毎に投影法等によるマップマッチング処理を行って、自車の走行位置を地図データの道路上に位置修正する。
上述の誘導経路制御部29は、地図バッファ21に格納された地図データを用いて、現在地から目的地までを結ぶ最もコストが小さな誘導経路を探索する。30は誘導経路メモリであり、誘導経路制御部29によって設定された誘導経路のデータ(現在地から目的地までのノードの集合)を記憶する。
すなわち、誘導経路制御部29は、操作部13の操作によって経路探索の目的地が設定されると、その目的地データを誘導経路メモリ30に格納する。また、操作部13の操作によって経路探索の指示が出されると、マップマッチング制御部28によって修正された後の自車位置を出発地データとして設定して誘導経路メモリ30に格納する。そして、誘導経路メモリ30に格納された出発地および目的地を所定の条件下で結ぶ走行経路を探索し、その結果を誘導経路メモリ30に更に格納する。
31は地図描画部であり、地図バッファ21に格納された地図データに基づいて、画像表示装置17への地図(平面図)表示に必要な地図画像データを生成する。32はVRAM(ビデオRAM)であり、地図描画部31により生成された地図画像データを一時的に格納する。33は読出制御部であり、VRAM32からの地図画像データの読み出しを制御する。すなわち、地図描画部31によって生成された地図画像データは、VRAM32に一時的に格納され、読出制御部33によって1画面分の地図画像データが読み出される。
34は立体画像描画部であり、地図バッファ21に格納された地図データと立体画像バッファ22に格納された建物データとに基づいて、鳥瞰図による地図および当該鳥瞰図上の建物(ビルディング、橋、タワー等)の立体表示に必要な立体画像データを生成する。35は立体画像位置検出部であり、立体画像描画部34により描画される建物の地図上での位置を検出する。
36は立体画像調整部であり、立体画像位置検出部35より入力される建物の位置情報と、誘導経路メモリ30から読み出される目的地の位置情報とに基づいて、目的地の後方上空から見て当該目的地の手前に建物があるか否かを判別し、そのような建物があるときには、立体画像描画部34により描画されたその建物の立体画像データを消去する。
上述の立体画像描画部34、立体画像位置検出部35および立体画像調整部36によって本発明の目的地基準画像描画手段が構成される。なお、ここでは鳥瞰図を立体画像描画部34が描画する例について説明したが、これを地図描画部31が描画するようにしても良い。
37は交差点案内部であり、マップマッチング制御部28からの自車位置情報と、誘導経路制御部29で演算した案内交差点情報と、地図バッフア21からの地図データとに基づいて交差点案内を行う。例えば、自車が誘導経路前方にある案内交差点から所定距離内に接近したときに、地図バッファ21に格納された交差点拡大図データに基づいて、接近中である交差点の案内図の平面拡大画像を生成して出力する。また、「次の信号を右折してください。」等の音声案内を行うために、案内音声信号を外部のオーディオ部(図示せず)に出力する。
38はVICS情報表示部であり、VICS情報バッファ24に格納されたVICS道路交通情報を画像表示装置17に表示するために、当該VICS道路交通情報を画像合成部42に出力する。39は操作画面発生部であり、操作部13を用いて各種の操作を行う際に必要な操作画面を生成して出力する。40は各種マーク発生部であり、マップマッチング処理された後の自車位置に表示する車両位置マークや、ガソリンスタンドやコンビニエンスストア等を表示する各種ランドマーク等を生成して出力する。
41は誘導経路描画部であり、誘導経路メモリ30に記憶された経路探索処理の結果を使用して、誘導経路の描画データを発生する。すなわち、誘導経路メモリ30に記憶された誘導経路データの中から、その時点でVRAM32に描画された地図エリアに含まれるものを選択的に読み出し、地図画像に重ねて他の道路と異なる所定色で太く強調した誘導経路を描画する。
上述の画像合成部42は、読出制御部33によって読み出された地図画像データに、立体画像調整部36、交差点案内部37、VICS情報表示部38、操作画面発生部39、各種マーク発生部40および誘導経路描画部41のそれぞれから出力される各画像データを重ねて画像合成を行い、画像表示装置17に出力する。これにより、合成された画像が画像表示装置17の画面上に表示される。
図2は、上記のように構成したナビゲーション装置により立体表示モード時に表示されるナビゲーション画面の例を示す図である。図2において、CMは現在の自車位置を示す車両位置マーク、TMは誘導経路を示す矢印、PMは目的地を示す目的地マーク、TMLは目的地に至る最終経路、BL1,BL2,BL3,・・・・は立体表示された建物である。
図2に示すように、本実施形態では、自車位置CMから見て目的地PMより後方の上空から目的地PMを見下ろした状態で、鳥瞰図による地図を表示するとともに、その鳥瞰図の地図上に複数の建物BL1,BL2,BL3,・・・・を立体表示する。
ここで、目的地PMを後方上空から見下ろす視点は、例えば図3(a)に示すように、自車位置CMから目的地PMへの方向に対してx度(反時計回りを正方向として−90≦x≦90を満たす任意の角度)を成す方向に設定する。図2の例は、x≒45の場合に相当する。
また、図3(b)に示すように、目的地PMを後方上空から見下ろす視点を、目的地PMへの最終経路TMLに対してx度(反時計回りを正方向として0≦x≦180を満たす任意の角度)を成す方向に設定するようにしても良い。このような条件の場合、図2の例は、x≒135の場合に相当する。
図3(a)の例において、立体画像描画部34は、車両が所定距離あるいは所定時間だけ移動する毎に、移動後の自車位置から目的地への方向に対してx度を成す視点を検出し、その視点から見た立体地図画像を逐次描画する。これにより、ナビゲーション画面上では、車両の移動に伴って、立体地図が少しずつ回転していくように見える。このとき、車両位置マークCMと目的地マークPMとの相対方向は殆ど変わらず、その間の距離のみが車両の移動に伴って近づいていく。
一方、図3(b)の例の場合は、目的地を後方上空から見下ろす視点は自車位置と関係がないので、車両の移動にかかわらず、ナビゲーション画面上で立体地図を見ている方向は固定のままである。その代わり、車両の移動に伴って車両位置マークCMが地図上を少しずつ動いていくように見える。
また、図2の例で目的地PMは、ナビゲーション画面の下方部(画面中央より下側、好ましくは画面最下部近傍)に配置する。このようにすれば、目的地PMの後方から見て当該目的地PMの手前に建物の立体表示がされることが少なくなる。さらに、本実施形態では、目的地PMの手間に建物があるかどうかを判別し、ある場合にはその建物を非表示にしている。これにより、目的地PMを画面下方部に配置してもどうしても目的地PMの手前に建物が存在するような場合があっても、目的地PMの手前には常に建物の立体表示がされないようにすることができる。
このように、自車位置CMの後方上空ではなく、目的地PMの後方上空から見下ろした状態で地図を立体表示することにより、図14に示した従来例のように目的地が手前の建物の陰に隠れて見えなくなる不都合をなくすことができる。これにより、図2のように、自車位置CMから見て目的地PMの手前にある建物BL1に邪魔されることなく、目的地PMの周辺の様子(目的地PMの正確な位置や、その周囲の道路幅あるいは駐車場の有無等)を明瞭に確認することができるようになる。
なお、上記の例では、車両位置マークCMは、図2に示す地図エリアの外に自車位置があるときにはナビゲーション画面上に表示されず、当該地図エリアの中に自車位置が入った時点からナビゲーション画面上に表示されることとなる。そこで、図4に示すように、ナビゲーション画面を複数の領域(図4の例では縦方向2つ)に分割し、第1の領域に縮尺の大きな広域地図を表示するとともに、第2の領域(目的地周辺)に縮尺の小さな詳細地図を表示するようにしても良い。
この図4に示す立体地図は、目的地PMの後方上空から見た立体地図であって、現在位置CMから目的地PMまでの経路が全て画面内に入るように、分割領域毎に表示縮尺を変えて生成したものである。なお、ここでは画面を2つの領域に分割しているが、更に多くの領域に分割して、表示縮尺を段階的に変えて地図表示するようにしても良い。
また、ナビゲーション画面を2画面に分割して、第1の画面に現在地周辺の地図(自車位置を後方から見た状態で表した平面地図もしくは立体地図)を表示するとともに、第2の画面に目的地周辺の立体地図(目的地を後方上空から見下ろした状態で地図および建物を表した立体地図)を表示するようにしても良い。
図5〜図8は、2画面表示の例を示す図である。このうち図5は、自車位置CMから目的地PMまでが遠距離の場合(例えば、あらかじめ定めた所定距離以上の場合)に表示される画面例を示す。図5において、第1の画面51には自車位置周辺の平面地図が、ユーザにより指定された縮尺に従って表示される。また、第2の画面52には図4と同様の立体地図が表示される。
図6は、自車位置CMから目的地PMまでが近距離の場合(例えば、あらかじめ定めた所定距離以下の場合)に表示される画面例を示す。車両の走行に伴って自車位置CMが目的地PMから所定距離以内に近づくと、図5の画面から図6の画面に自動的に切り替えられ、第2の画面52には目的地周辺の立体地図が図2と同様に詳細に表示される。
図7および図8は、元々設定されている誘導経路からそれて目的地PMまでの経路が大きく変わった場合(誘導経路制御部29のリルート機能により目的地PMまでの誘導経路が再探索された場合)に表示される画面例を示す。
このうち図7は、図3(a)のように立体表示の視点を設定した場合における表示例を示している。この例によれば、リルートした後も、目的地PMから自車位置CMの見える方向がリルート前と殆ど変わらないように目的地周辺の立体地図が回転する。これに対して図8は、図3(b)のように立体表示の視点を設定した場合における表示例を示している。この例によれば、リルートした後も立体地図は回転せず、自車位置CMから目的地PMに至る誘導経路がTM1からTM2に変化する。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、自車位置から見て目的地より後方の上空から目的地を見下ろした状態で地図および建物を立体表示するようにしたので、目的地が手前の建物の陰に隠れて見えなくなる不都合をなくすことができる。これによりユーザは、目的地周辺の様子を明瞭に確認することができるようになる。
なお、上記実施形態では、目的地を後方上空から見下ろす視点の条件として、図3(a)(b)の例を挙げて説明した。これらは両方とも角度xの値が固定であるが、これを可変の値としても良い。例えば、立体画像位置検出部35により検出される建物の位置情報と、誘導経路メモリ30から読み出される目的地の位置情報とに基づいて、目的地の後方上空から見て当該目的地の手前に建物がない角度xを探し出し、その角度xを成す後方上空から見下ろした状態で立体画像を描画するようにしても良い。このような角度が1つも存在しない場合には、図3(a)あるいは図3(b)のような固定の角度xを採用し、目的地の手前にある建物を非表示とすれば良い。
また、上記実施形態では、目的地の手前に建物が存在する場合にはその建物を非表示にする例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、当該手前の建物を半透化(建物をフレームのみで表し、その後ろにある道路や建物も見えるように表示)するようにしても良い。
また、目的地の手前にある建物を普通に表示するとともに、当該目的地の手前にある建物の高さ情報と、当該建物と目的地との相対位置関係情報(例えば、建物と目的地との間にある道路の幅情報など)に基づいて、目的地の手前にある建物の更に上方から目的地が見えるように視点の高さを変えて地図表示するようにしても良い。
図9は、この場合のナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。なお、図9において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。図9に示す例では、図1に示した立体画像描画部34の代わりに、これと異なる機能を有する立体画像描画部45を備えている。また、テーブル情報記憶部46を更に備えている。
テーブル情報記憶部46は、目的地とその手前の建物との間がどれだけ離れていて、その建物の高さがどれくらいのときに、どの程度まで視点を高くすれば目的地が見えるかを表したテーブル情報をあらかじめ記憶している。立体画像描画部45は、目的地の手前にある建物の高さ情報(立体画像バッファ22に格納される建物データ中に含まれる)と、当該建物と目的地との間にある道路幅情報(地図バッファ21に格納される地図データ中に含まれる)とに基づいて上述のテーブル情報を参照し、目的地が見える視点の高さを求める。そして、その求めた視点の高さから目的地を見下ろした状態の立体画像を描画する。
なお、目的地の手前にある建物の高さ情報と、目的地とその手前の建物との間にある道路の幅情報とが、テーブル情報に記憶されている何れの条件にも合致しない場合は、どんなに視点を高くしても目的地を見ることができないと判断する。この場合は、立体画像描画部45は規定の高さから立体画像を描画し、立体画像調整部36が当該手間の建物を非表示とするべく、該当する建物の画像データを消去する。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図10は、第2の実施形態によるナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。なお、図10において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図10に示す第2の実施形態では、図1に示したROM読出制御部23、立体画像描画部34の代わりに、これと異なる機能を有するROM読出制御部51、立体画像描画部52を備えている。
ROM読出制御部51は、誘導経路制御部29から入力される目的地と自車位置との距離情報(マップマッチング制御部28から入力される車両現在位置情報と、誘導経路メモリ30に設定された目的地の位置情報とから求められる)に基づいて、目的地と自車位置との双方が一画面内に同時に入るスケールの地図データおよび建物データをDVD−ROM11から読み出す。このときROM読出制御部51は、目的地が画面下方部、車両現在位置が画面上方部に位置するような最適なスケールを選択する。
DVD−ROM11に記録された地図データは、広い地域を一望するための上位レベル(広域スケール)の地図から、狭い地域を詳細に記述した下位レベル(狭域スケール)の地図まで、レベルと呼ばれる単位に階層化して管理されている。各レベルは、所定の経度および緯度で区切られた区画と呼ばれる矩形領域を単位として分割されている。各区画の地図データは、ROM読出制御部51が区画番号を指定することによって読み出すことが可能となっている。
立体画像描画部52は、地図バッファ21に格納された地図データと立体画像バッファ22に格納された建物データとに基づいて、目的地と自車位置とが一画面内に同時に入るスケールで鳥瞰図による地図および当該鳥瞰図上の建物の立体表示に必要な立体画像データを生成する。このとき立体画像描画部52は、車両の走行に伴って逐次変化する目的地と自車位置との距離に応じて、鳥瞰図表示する際の視点の高さを徐々に変更しながら立体画像データを逐次再描画する。
次に、上記のように構成した第2の実施形態によるナビゲーション装置の動作を説明する。図11は、第2の実施形態による地図スケールの切り替えおよび視点高さの変更に関する動作例を示す図である。また、図12は、地図スケールの切り替えによる画面表示例を示す図である。
図11に示すように、本実施形態においても第1の実施形態と同様に、目的地PMを起点としてその上空に設定した視点から目的地PMおよび自車位置CM1〜CM3を投影する状態で、鳥瞰図による地図を表示するとともに、その鳥瞰図の地図上に複数の建物を立体表示する。
このとき、目的地PMが画面下方部、自車位置CM1〜CM3が画面上方部に位置するような最適なスケールに適宜切り替えながら地図を表示する。すなわち、図11の例において、DVD−ROM11内の地図データとして、20[km]スケールの地図データMP1、1[km]スケールの地図データMP2、10[m]スケールの地図データMP3が用意されていたとする。
この場合に、目的地PMとの距離Dが20[km]≧D>1[km]の範囲内に自車位置CM1があるときには20[km]スケールの地図MP1を表示し、目的地PMとの距離Dが1[km]≧D>10[m]の範囲内に自車位置CM2があるときには1[km]スケールの地図MP2を表示し、目的地PMとの距離Dが10[m]≧Dの範囲内に自車位置CM3があるときには10[m]スケールの地図MP3を表示する。
すなわち、例えば20[km]スケールの地図MP1上で自車位置CM1が目的地PMに向かって移動していき、目的地PMと自車位置CM1との間の距離が次の1[km]スケールの値まで小さくなったときに、20[km]スケールの地図MP1から次の1[km]スケールの地図MP2へと切り替えを行って表示する。1[km]スケールの地図MP2から10[m]スケールの地図MP3への切り替えも同様にして行う。
このように、目的地PMと自車位置CM1〜CM3との距離に応じて地図スケールを適宜切り替えながら表示することにより、図12に示すように、自車位置が目的地にどの程度近づいても、目的地PMを画面下方部(好ましくは、画面最下部の中央付近)に固定して表示するとともに、自車位置CM1〜CM3を画面上方部(好ましくは、画面最上部の中央付近)に表示することができる。
さらに、本実施形態では、逐次変化する目的地PMと自車位置CM1〜CM3との距離に応じて、視点の高さを徐々に変更しながら地図を表示している。すなわち、図11の例において、20[km]スケールの地図MP1に切り替えた直後では、視点VW1の位置から投影した立体地図データを描画する。その後、自車位置CM1が所定距離あるいは所定角度だけ進む毎に、視点VW1の高さを徐々に下げながら立体地図データを逐次描画していく。
そして、20[km]スケールの地図MP1から1[km]スケールの地図MP2に切り替えられた直後では、視点VW2の位置から投影した立体地図データを描画する。同様にして、その後自車位置CM2が所定距離あるいは所定角度だけ進む毎に、視点VW2の高さを徐々に下げながら立体地図データを再描画していく。そして、10[m]スケールの地図MP3に切り替えられた直後には、視点VW3の位置から投影した立体地図データを描画する。
最小スケール(10[m]スケール)の地図MP3に切り替えた後は、車両の走行に伴い自車位置CM3が目的地PMに向かって徐々に移動していくように描画する。その間も視点VW3の高さを徐々に下げて、実際の目的地PMの高さに近づけていく。そして、最終的に目的地PMに到着した時点で、当該目的地PMの高さから見た状態の立体地図データを描画するようにする。
図13は、目的地周辺における地図画像の画面表示例を示す図である。目的地PMがビルの中の上位階にある場合には、図13(a)のように、目的地PMの上位階から自車を覗き込むような視点で地図が表示される。一方、目的地PMが地上にある場合には、図13(b)のように、地上の目線位置から自車を見るような視点で地図が表示される。
このように、目的地PMと自車位置CM1〜CM3との距離に応じて単に地図スケールを切り替えるだけでなく、視点VW1〜VW3の高さを徐々に低く変更していくようにして地図を逐次再描画することにより、自車位置CM1〜CM3を画面上方部(画面最上部の中央付近)にほぼ固定して表示することができる。
すなわち、単に地図スケールを切り替えるだけでは、切り替えが行われる間の同じスケールの地図を使用中は、自車位置CM1〜CM3が画面上方部で目的地PMに向かって多少移動する。これに対して、視点VW1〜VW3の高さを徐々に低くすることにより、より低い位置から鳥瞰した場合に得られる距離の圧縮効果によって、同じスケールの地図を使用中でも自車位置CM1〜CM3が画面上方部で殆ど動かないように見せることが可能となる。
目的地PMを画面下方部、自車位置CM1〜CM3を画面上方部にほぼ固定して表示できることにより、目的地PMと自車位置CM1〜CM3との位置関係を分かりやすい形でユーザに提供することができる。また、画面内で自車位置CM1〜CM3から目的地PMまでの距離をできるだけ大きくとることができ、その間の誘導経路を画面全体にわたってフルに表示することができる。
以上詳しく説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に自車位置から見て目的地より後方の上空から目的地を見下ろした状態で地図および建物を立体表示するようにしたので、目的地が手前の建物の陰に隠れて見えなくなる不都合をなくすことができる。これによりユーザは、目的地周辺の様子を明瞭に確認することができるようになる。
また、上記第2の実施形態では、目的地と自車位置とを一画面内に同時に表示可能となるように地図スケールを適宜切り替えながら地図を表示するようにしたので、ユーザは目的地周辺の様子だけでなく、目的地と現在地との位置関係も直感的に理解することができる。また、目的地と自車位置との距離に応じて視点の高さを徐々に変更するようにしたので、画面を有効利用して、現在地から目的地までの情報を画面上にフルに表示することができる。
なお、上記第2の実施形態では、自車位置CM1〜CM3と目的地PMとが一画面内に入る地図スケールを選択する例について説明したが、これに限定されない。例えば、誘導経路が大きく屈曲している場合、比較的遠方に経由地が設定されているような場合などには、自車位置CM1〜CM3と目的地PMとが一画面内に入っていても、その間における誘導経路の一部が一画面内に入りきらないケースもある。このような場合に対応するために、自車位置CM1〜CM3と目的地PM、更にその間における誘導経路の全てが一画面内に入るような地図スケールを適宜選択するようにしても良い。
また、上記実施形態では、あらかじめ用意された離散的なスケールの地図を単に切り替えて表示する例について説明したが、これに限定されない。例えば、車両が所定距離あるいは所定角度だけ移動する毎に、そのときの自車位置CM1〜CM3と目的地PMとの距離に応じたスケールの地図を補間演算によって生成して、逐次再描画するようにしても良い。
例えば、目的地PMとの距離Dが20[km]≧D>1[km]の範囲内に自車位置CM1があるときに、当該自車位置CM1の位置に応じて、20[km]スケールの地図と1[km]スケールの地図とを用いて補間演算を行うことにより、そのときの距離Dに応じたスケールの地図を逐次生成して再描画するようにする。このようにした場合も、自車位置CM1〜CM3が画面上方部で殆ど動かないように見せることができる。
以上に説明した第1および第2の実施形態による立体表示の手法は、ハードウェア構成、DSP、ソフトウェアの何れによっても実現することが可能である。例えばソフトウェアによって実現する場合、各実施形態のナビゲーション制御装置100は、実際にはコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
したがって、コンピュータが各実施形態の機能を果たすように動作させるプログラムを例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現できるものである。上記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、DVD、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
また、最近のナビゲーション装置は通信機能を備えるものや、通信機能を備えた携帯電話等に接続して使用できるものが存在する。この種のナビゲーション装置の場合は、上記プログラムをインターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードすることによっても上述した各実施形態の機能を実現することができる。
また、各実施形態によるナビゲーション制御装置100の機能をネットワーク環境で実現するべく、全部あるいは一部のプログラムが他のコンピュータで実行されるようになっていても良い。
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより各実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して各実施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて各実施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
その他、上記第1および第2の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、地図上に建物を立体表示する機能を備えたナビゲーション装置において、目的地の正確な位置や周囲の状況、目的地と現在地との位置関係等を分かりやすく立体表示できるようにするのに有用である。
第1の実施形態によるナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態のナビゲーション装置により立体表示モード時に表示されるナビゲーション画面の例を示す図である。 目的地を後方上空から見下ろす視点のとり方の例を示す図である。 第1の実施形態のナビゲーション装置により立体表示モード時に表示されるナビゲーション画面の他の例を示す図である。 ナビゲーション画面を2画面に分割した表示例を示す図であり、自車位置から目的地までが遠距離の場合に表示される画面例を示す図である。 ナビゲーション画面を2画面に分割した表示例を示す図であり、自車位置から目的地までが近距離の場合に表示される画面例を示す図である。 ナビゲーション画面を2画面に分割した表示例を示す図であり、リルートが行われた場合に表示される画面例を示す図である。 ナビゲーション画面を2画面に分割した表示例を示す図であり、リルートが行われた場合に表示される他の画面例を示す図である。 第1の実施形態によるナビゲーション装置の他の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態によるナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態による地図スケールの切り替えおよび視点高さの変更に関する動作例を示す図である。 地図スケールの切り替えによる画面表示例を示す図である。 第2の実施形態による目的地周辺の地図画像の画面表示例を示す図である。 従来の画面表示例を示す図である。
符号の説明
21 地図バッファ
22 立体画像バッファ
31 地図描画部
32 VRAM
33 読出制御部
34 立体画像描画部
35 立体画像位置検出部
36 立体画像調整部
45 立体画像描画部
46 テーブル情報記憶部
51 ROM読出制御部
52 立体画像描画部

Claims (17)

  1. 建物を地図上に立体表示するナビゲーション用立体表示方法において、
    自車位置から見て目的地より後方上空から上記目的地を見下ろした状態で地図を鳥瞰図表示するとともに、当該鳥瞰図の地図上に建物を立体表示するようにしたことを特徴とするナビゲーション用立体表示方法。
  2. 上記目的地を後方上空から見下ろす視点は、上記目的地への最終経路に対して水平面内でx度(0≦x≦180)を成す方向の上空に設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション用立体表示方法。
  3. 上記目的地を後方上空から見下ろす視点は、上記自車位置から上記目的地への方向に対して水平面内でx度(−90≦x≦90)を成す方向の上空に設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション用立体表示方法。
  4. 上記目的地が画面下方部に位置するような形態にて地図表示を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション用立体表示方法。
  5. 上記目的地を上記後方上空から見た場合に上記目的地の手前にある建物を非表示にすることを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション用立体表示方法。
  6. 上記目的地を上記後方上空から見た場合に上記目的地の手前にある建物も表示するとともに、上記目的地の手前にある建物の高さ情報および当該建物と上記目的地との相対位置関係情報に基づいて、上記目的地の手前にある建物の上方から上記目的地が見えるように視点の高さを変えて地図表示を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション用立体表示方法。
  7. 画面を複数に分割して、第1の画面には上記自車位置を後方から見た状態で地図を表示し、第2の画面には上記目的地を後方上空から見下ろした状態で地図を鳥瞰図表示するとともに、当該鳥瞰図の地図上に建物を立体表示するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション用立体表示方法。
  8. 上記目的地と上記自車位置との間の距離情報に基づいて、少なくとも上記目的地と上記自車位置との双方を一画面内に同時に表示可能なスケールに適宜切り替えながら地図表示を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション用立体表示方法。
  9. 上記目的地が画面下方部に位置し、かつ、上記自車位置が画面上方部に位置するように上記スケールの切り替えを行うことを特徴とする請求項8に記載のナビゲーション用立体表示方法。
  10. 上記目的地と上記自車位置との間の距離情報に基づいて、上記目的地を見下ろす視点の高さを変えながら地図表示を行うようにしたことを特徴とする請求項8または9に記載のナビゲーション用立体表示方法。
  11. 自車位置から見て目的地より後方上空から上記目的地を見下ろした状態の鳥瞰図によって地図を描画するとともに、当該鳥瞰図の地図上に建物を立体的に描画する目的地基準画像描画手段と、
    上記目的地基準画像描画手段により描画された目的地基準の立体画像を表示装置に表示するように制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  12. 上記目的地基準画像描画手段は、上記目的地が画面下方部に位置するような形態にて地図を描画することを特徴とする請求項11に記載のナビゲーション装置。
  13. 上記目的地基準画像描画手段は、上記目的地を上記後方上空から見た場合に上記目的地の手前にある建物を描画しないようにして上記目的地が見えるような形態にて他の建物を描画することを特徴とする請求項12に記載のナビゲーション装置。
  14. 上記自車位置を後方から見た状態で地図を描画する現在地基準画像描画手段を備え、
    上記表示制御手段は、上記表示装置の画面を複数に分割し、第1の画面に対して上記現在地基準画像描画手段により描画された現在地基準の画像を表示するとともに、第2の画面に対して上記目的地基準画像描画手段により描画された目的地基準の立体画像を表示するように制御することを特徴とする請求項11に記載のナビゲーション装置。
  15. 上記目的地基準画像描画手段は、上記目的地と上記自車位置との間の距離情報に基づいて、少なくとも上記目的地と上記自車位置との双方を一画面内に同時に表示可能なスケールに適宜切り替えながら地図を描画することを特徴とする請求項11に記載のナビゲーション装置。
  16. 上記目的地基準画像描画手段は、あるスケールの地図上で上記自車位置が上記目的地に向かって移動していき、上記目的地と上記自車位置との間の距離が次のスケールの値まで小さくなったときに、上記あるスケールから上記次のスケールへの切り替えを行って地図を描画することを特徴とする請求項15に記載のナビゲーション装置。
  17. 上記目的地基準画像描画手段は、上記目的地と上記自車位置との間の距離情報に基づいて、上記目的地を見下ろす視点の高さを変えながら地図を描画することを特徴とする請求項15または16に記載のナビゲーション装置。
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