JP4104843B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式や静電記録方式による画像形成装置においては、感光体ドラムを均一に帯電してから、感光体ドラムをレーザビームにより走査して、感光体ドラム表面に静電潜像を形成し、静電潜像をトナーにより現像して、感光体ドラム表面にトナー像を形成し、このトナー像を記録用紙に転写して定着させている。
【0003】
この様な画像形成装置では、画像の高解像度化が進んでおり、600dpi(ドット数/インチ)や1200dpiの解像度が実現されている。また、解像度の切換えも可能であり、例えば600dpiと1200dpiを適宜に切換えることができる。
【0004】
ところが、解像度を切換えながらも、画像のプロセススピード(副走査方向の記録速度)を一定に保持するには、感光体ドラムの主走査速度を変更する必要があり、このためにはレーザビームスキャナーユニットのポリゴンミラーの回転速度を変更せねばならない。例えば、解像度を600dpiから1200dpiに切換えるときには、ポリゴンミラーの回転速度を2倍にせねばならない。しかしながら、ポリゴンミラーの回転速度を既に十分に高めており、更に回転速度を高めることは、技術的に困難であり、かつコストの上昇を避けられない。
【0005】
このため、解像度を切換えたときには、画像のプロセススピードを変更し、感光体ドラムの走査速度等を一定に保持している。例えば、解像度を600dpiから1200dpiに切換えたときには、画像のプロセススピードを1/2に低下させて、感光体ドラムの走査速度等を一定に保持している。
【0006】
一方、画像形成装置では、トナー、感光体ドラム、記録用紙、転写ローラ等を帯電させて、トナーを吸着している。具体的には、感光体ドラム表面の静電潜像をトナーとは逆極性に帯電して、トナーを静電潜像に付着させる。また、記録用紙を転写ローラによってトナーとは逆極性に帯電して、トナー像を感光体ドラムから記録用紙へと転写させる。
【0007】
また、トナー像を感光体ドラムから記録用紙へと確実に転写するために、転写ローラの外周速度を感光体ドラムの外周速度よりも僅かに高くして、つまり感光体ドラムに対する転写ローラの周速比を僅かに大きくして、記録用紙を感光体ドラムに擦り付けている。一般的には、感光体ドラムに対する転写ローラの周速比を102%程度に設定することが多い。仮に、転写ローラの外周速度を感光体ドラムの外周速度と同一に設定し、周速比を100%に設定したならば、トナー像の一部が記録用紙に転写されないという現象が発生し易く、文字の中抜け等が生じる。
【0008】
例えば、特開平6−258966号公報には、記録用紙の厚みに応じて、感光体ドラムに対する転写ローラの周速比を変更し、これにより如何なる厚みの記録用紙に対しても、トナー像の転写を良好に行うという技術が開示されている。
【0009】
また、特開平8−160783号公報には、トナーの単位重量当たりの帯電量に応じて、感光体ドラムに対する転写ローラの周速比を変更し、これによりトナー像の転写を常に良好に行うという技術が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明の発明者等は、画像のプロセススピード、使用環境条件、搬送中の記録用紙に作用する負荷によっても、感光体ドラムに対する転写ローラの最適な周速比が変化するということを解明した。しかしながら、従来は、記録用紙の厚みやトナーの帯電量のみに応じて、感光体ドラムに対する転写ローラの周速比を設定していたので、最適な周速比を必ずしも設定してはいなかった。
【0011】
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、画像のプロセススピード、使用環境条件、搬送中の記録用紙に作用する負荷に応じて、感光体ドラムに対する転写ローラの最適な周速比を設定することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、感光体表面に形成された静電潜像をトナーにより現像して、感光体表面にトナー像を形成し、転写体を感光体に当接し、転写体と感光体を相互に逆方向に回転させつつ、転写体と感光体間に記録用紙を導き入れ、感光体から記録媒体へとトナー像を転写させる画像形成装置において、感光体の周速よりも転写体の周速を僅かに高くして、感光体に対する転写体の周速比を調節する制御手段と、画像形成装置の使用環境の温度及び湿度を検出する使用環境検出手段とを備え、前記制御手段は、感光体の周速よりも転写体の周速が僅かに高くなる周速比を維持しながらも、前記使用環境検出手段によって検出された温度及び湿度が低くなる程、感光体に対する転写体の周速比を大きく調節している。
【0013】
この様な構成の本発明によれば、選択されたプロセススピードに応じて、像担持体に対する転写体の周速比を調節している。このため、如何なるプロセススピードが選択されても、適宜な転写体の周速比を設定することができる。
【0014】
また、本発明においては、制御手段は、選択されたプロセススピードが低くなる程、像担持体に対する転写体の周速比を大きくしている。
【0015】
これにより、画像品質を良好に保持することができる。
【0016】
次に、本発明は、転写体を像担持体に当接し、転写体と像担持体を相互に逆方向に回転させつつ、転写体と像担持体間に記録用紙を導き入れ、像担持体から記録媒体へとトナー像を転写させる画像形成装置において、使用環境条件に応じて、像担持体に対する転写体の周速比を調節する制御手段を備えている。
【0017】
この様な構成の本発明によれば、使用環境条件に応じて、像担持体に対する転写体の周速比を調節している。このため、如何なる使用環境条件においても、適宜な転写体の周速比を設定することができる。
【0018】
また、本発明においては、使用環境条件は、温度及び湿度であって、制御手段は、温度及び湿度が低くなる程、像担持体に対する転写体の周速比を大きくしている。
【0019】
これにより、画像品質を良好に保持することができる。
【0020】
次に、本発明は、転写体を像担持体に当接し、転写体と像担持体を相互に逆方向に回転させつつ、転写体と像担持体間に記録用紙を導き入れ、像担持体から記録媒体へとトナー像を転写させる画像形成装置において、記録用紙を供給する複数の給紙手段と、各給紙手段のいずれが記録用紙を供給するかに応じて、像担持体に対する転写体の周速比を調節する制御手段を備えている。
【0021】
あるいは、本発明は、転写体を像担持体に当接し、転写体と像担持体を相互に逆方向に回転させつつ、転写体と像担持体間に記録用紙を導き入れ、像担持体から記録媒体へとトナー像を転写させる画像形成装置において、搬送中の記録用紙に作用する負荷に応じて、像担持体に対する転写体の周速比を調節する制御手段を備えている。
【0022】
この様な構成の本発明によれば、各給紙手段のいずれが記録用紙を供給するかに応じて、あるいは搬送中の記録用紙に作用する負荷に応じて、像担持体に対する転写体の周速比を調節している。各給紙手段のいずれが記録用紙を供給するかということと、搬送中の記録用紙に作用する負荷が如何なる程度であるかということとは、同義である。いずれにしろ、常に、適宜な転写体の周速比を設定することができる。
【0023】
また、本発明においては、転写体は、転写ローラ及び転写ベルトのいずれかを含んでいる。
【0024】
すなわち、転写体は、転写ローラ及び転写ベルトのいずれであっても構わない。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す側面図である。図1において、原稿台1は、透明なガラス等からなり、この上に原稿Sが載置される。原稿台1の下方には、スキャナー部2が配置されている。スキャナー部2は、原稿台1上の原稿Sに光を照射する光源3と、原稿Sからの反射光を点線で示す様な経路で導く各反射鏡4,5,6と、この反射光を集光して、原稿Sを光電変換素子(以下CCDと称す)8上に結像させるレンズ7と、原稿Sを読み取るCCD8とを備えている。
【0027】
CCD8は、原稿Sを読み取ると、原稿Sを示す画像データをレーザスキャンニングユニット(以下LSUと称す)16に出力する。LSU16は、画像データに応じてレーザ光を変調し、このレーザ光を感光体ドラム22の表面に照射する。感光体ドラム22は、一方向に回転しており、その表面を帯電装置18により帯電されてから、レーザ光を照射されて、その表面に静電潜像を形成する。現像装置23は、感光体ドラム22表面の静電潜像をトナーにより現像し、トナー像を形成する。転写ローラ19は、搬送されて来た記録用紙Pに、感光体ドラム22表面のトナー像を転写する。クリーニング装置17は、感光体ドラム22表面の残留トナーを除去する。
【0028】
一方、給紙カセット25には、多数の記録用紙Pが収納されている。最も上側の記録用紙Pは、給紙カセット25先端の呼び込みローラ21によって引き出され、給紙ローラと摩擦板(または給紙ローラと逆転ローラ)からなるサバキ部26を介して、感光体ドラム22側へと搬送される。記録用紙Pの先端は、レジスト前検知スイッチ12によって検知され、各PSローラ20の直前で一旦停止される。そして、記録用紙Pは、感光体ドラム22からのトナー像の転写タイミングに合わせて、各PSローラ20により感光体ドラム22と転写ローラ19間へと搬送される。
【0029】
記録用紙Pは、トナー像を転写されると、ヒータ15を内蔵する定着ローラ13と定着ローラ14間を通過して、加熱及び加圧される。これにより、記録用紙P上のトナー像が定着される。更に、記録用紙Pは、定着紙検知スイッチ11、及び排紙検知スイッチ10の部位を通過し、各排紙ローラ9間を通過して、排紙トレイ24へと排出される。
【0030】
図2は、感光体ドラム22及び転写ローラ19の回転制御系を示すブロック図である。図2において、中央処理装置(以下CPUと称す)31は、この画像形成装置を統括的に制御するものであり、外部ホストコンピュータ32との間でデータ通信を行ったり、表示操作部33からの指示や温度センサー34及び湿度センサー35の検出出力等に応答して、各種の処理を選択的に行う。
【0031】
また、CPU31は、回転制御部36を通じて感光体ドラム22の回転駆動モータ37及び転写ローラ19の回転駆動モータ38を制御する。ここでは、転写ローラ19の外周速度が感光体ドラム22の外周速度よりも僅かに高くなる様に、つまり感光体ドラム22に対する転写ローラ19の周速比が僅かに大きくなる様に、各回転駆動モータ37,38の回転速度が調節される。これにより、記録用紙Pが感光体ドラム22と転写ローラ19間を通過するに際し、記録用紙Pが感光体ドラム22に擦り付けられ、トナー像が感光体ドラム22から記録用紙Pへと良好に転写される。
【0032】
また、CPU31は、画像のプロセススピード、使用環境条件(温度及び湿度)、及び搬送中の記録用紙Pに作用する負荷に応じて、感光体ドラム22に対する転写ローラ19の最適な周速比を設定している。
【0033】
例えば、画像形成装置では、表示操作部33の入力操作により、解像度を600dpi及び1200dpiのいずれかに切換え設定し、この設定された解像度の画像を形成する。そして、解像度が600dpiのときには、画像のプロセススピードPSを設定し、解像度が1200dpiのときには、画像のプロセススピードPS/2を設定する。解像度1200dpiのときのプロセススピードPS/2は、解像度600dpiのときのプロセススピードPSの半分である。CPU31は、解像度600dpiが設定されると、感光体ドラム22に対する転写ローラ19の周速比を101%に設定し、また解像度1200dpiが設定されると、該周速比を103%に設定する。従って、図3の図表に示す様に、画像のプロセススピードが高いときに、感光体ドラム22に対する転写ローラ19の周速比を101%に設定し、画像のプロセススピードが低いときに、該周速比を103%に設定する。
【0034】
図4は、画像のプロセススピードが高いときの周速比に対する画像品質の変化を表す特性曲線A1 と、画像のプロセススピードが低いときの周速比に対する画像品質の変化を表す特性曲線A2 を示すグラフである。このグラフから明らかな様に、特性曲線A1 及び特性曲線A2 のいずれにも、最良の画像品質となる周速比のピークがあり、最良の画像品質を得るためには、画像のプロセススピードが高いときの周速比を101%に設定し、また画像のプロセススピードが低いときの周速比を103%に設定する必要ある。
【0035】
画像のプロセススピードが高ければ、記録用紙Pの搬送速度が高く、このときに感光体ドラム22に対する転写ローラ19の周速比を小さくしなければ、感光体ドラム22に対する記録用紙Pの擦り付けが過剰となり、画像品質が劣化する。従って、画像のプロセススピードが高いときには、最良の画像品質となる該周速比が小さくなる。
【0036】
これに対して図3の図表に示す様に、従来は、画像のプロセススピードの変化にかかわらず、周速比を例えば一定の102%に設定していたので、図4のグラフからも明らかな様に、最良の画像品質を得ることができなかった。
【0037】
また、CPU31は、温度センサー34及び湿度センサー35の検出出力を入力し、これらの検出出力によって示される温度及び湿度に応じて、感光体ドラム22に対する転写ローラ19の周速比を調節する。例えば、図5の図表に示す様に、低温低湿の場合は、画像のプロセススピードが高いときの周速比を101.2%に設定し、画像のプロセススピードが低いときの周速比を103.2%に設定する。また、常温常湿の場合は、画像のプロセススピードが高いときの周速比を101%に設定し、画像のプロセススピードが低いときの周速比を103%に設定する。更に、高温高湿の場合は、画像のプロセススピードが高いときの周速比を100.8%に設定し、画像のプロセススピードが低いときの周速比を102.8%に設定する。
【0038】
トナーは、高温高湿になる程、その付着性が良好になる。このため、高温高湿のときには、最良の画像品質となる周速比が小さくなる。逆に、低温低湿のときには、最良の画像品質となる周速比が大きくなる。
【0039】
図6は、本実施形態での使用環境条件に対する画像品質の変化を表す特性曲線B1 と、従来での使用環境条件に対する画像品質の変化を表す特性曲線B2 とを示すグラフである。本実施形態の特性曲線B1 によれば、使用環境条件の変化にかかわらず、画像品質が良好に保持されている。また、従来の特性曲線B2 によれば、使用環境条件の変化により、画像品質が変化しており、低温低湿のときに画像品質が著しく劣化している。
【0040】
また、画像形成装置では、表示操作部33の入力操作により、給紙カセット25からの給紙及び手差しトレイ(図示せず)からの給紙のいずれかが指示され、給紙カセット25からの給紙が指示されると、給紙カセット25から記録用紙Pを供給し、手差しトレイからの給紙が指示されると、手差しトレイから記録用紙Pを供給する。CPU31は、給紙カセット25からの給紙及び手差しトレイからの給紙のいずれが行われたかに応じて、感光体ドラム22に対する転写ローラ19の周速比を調節する。例えば、図7の図表に示す様に、給紙カセット25からの給紙の場合は、画像のプロセススピードが高いときの周速比を101%に設定し、画像のプロセススピードが低いときの周速比を103%に設定する。また、手差しトレイからの給紙の場合は、画像のプロセススピードが高いときの周速比を100.8%に設定し、画像のプロセススピードが低いときの周速比を102.8%に設定する。
【0041】
手差しトレイからの給紙の場合は、搬送中の記録用紙Pに作用する負荷が小さく、このときに感光体ドラム22に対する転写ローラ19の周速比を小さくしなければ、感光体ドラム22に対する記録用紙Pの擦り付けが過剰となり、画像品質が劣化する。従って、手差しトレイからの給紙の場合は、最良の画像品質となる該周速比が小さくなる。
【0042】
図8は、本実施形態での給紙方法に対する画像品質の変化を表す特性曲線C1 と、従来での給紙方法に対する画像品質の変化を表す特性曲線C2 とを示すグラフである。本実施形態の特性曲線C1 によれば、給紙方法にかかわらず、画像品質が良好に保持されている。また、従来の特性曲線C2 によれば、給紙方法により、画像品質が変化しており、給紙カセット25からの給紙のときに画像品質が著しく劣化している。
【0043】
この様に本実施形態の画像形成装置では、画像のプロセススピード、使用環境条件(温度及び湿度)、及び搬送中の記録用紙Pに作用する負荷に応じて、感光体ドラム22に対する転写ローラ19の最適な周速比を設定しているので、感光体ドラム22から記録用紙Pへとトナー画像が常に良好に転写され、画像品質を良好に保持することができる。
【0044】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、給紙カセット25及び手差しトレイのいずれから給紙が行われたかに応じて、周速比を調節する代わりに、搬送中の記録用紙Pに作用している負荷を直接測定し、この負荷に応じて、周速比を調節しても構わない。これは、給紙カセット25及び手差しトレイのいずれから給紙が行われたかということと、搬送中の記録用紙Pに作用する負荷が如何なる程度であるかということとが同義のためである。また、転写ローラの代わりに、転写ベルトを採用しても、本発明を適用することにより、同様の作用効果を達成することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、選択されたプロセススピードに応じて、像担持体に対する転写体の周速比を調節している。このため、如何なるプロセススピードが選択されても、適宜な転写体の周速比を設定することができる。
【0046】
また、本発明によれば、使用環境条件に応じて、像担持体に対する転写体の周速比を調節している。このため、如何なる使用環境条件においても、適宜な転写体の周速比を設定することができる。
【0047】
更に、本発明によれば、各給紙手段のいずれが記録用紙を供給するかに応じて、あるいは搬送中の記録用紙に作用する負荷に応じて、像担持体に対する転写体の周速比を調節している。各給紙手段のいずれが記録用紙を供給するかということと、搬送中の記録用紙に作用する負荷が如何なる程度であるかということとは、同義である。いずれにしろ、常に、適宜な転写体の周速比を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1の装置における感光体ドラム及び転写ローラの回転制御系を示すブロック図である。
【図3】図1の装置における感光体ドラムに対する転写ローラの周速比及び従来の周速比を示す図表である。
【図4】図1の装置における感光体ドラムに対する転写ローラの周速比と画像品質の関係を示すグラフである。
【図5】図1の装置における感光体ドラムに対する転写ローラの周速比と使用環境条件の関係を示す図表である。
【図6】使用環境条件に対する画像品質の変化を示すグラフである。
【図7】図1の装置における感光体ドラムに対する転写ローラの周速比と給紙方法の関係を示す図表である。
【図8】給紙方法に対する画像品質の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 原稿台
2 スキャナー部
3 光源
4,5,6 反射鏡
7 レンズ
8 CCD
9 排紙ローラ
13,14 定着ローラ
16 LSU
17 クリーニング装置
18 帯電装置
19 転写ローラ
20 PSローラ
22 感光体ドラム
23 現像装置
25 給紙カセット
31 中央処理装置(CPU)
32 外部ホストコンピュータ
33 表示操作部
34 温度センサー
35 湿度センサー
36 回転制御部
37,38 回転駆動モータ

Claims (4)

  1. 感光体表面に形成された静電潜像をトナーにより現像して、感光体表面にトナー像を形成し、転写体を感光体に当接し、転写体と感光体を相互に逆方向に回転させつつ、転写体と感光体間に記録用紙を導き入れ、感光体から記録媒体へとトナー像を転写させる画像形成装置において、
    感光体の周速よりも転写体の周速を僅かに高くして、感光体に対する転写体の周速比を調節する制御手段と、
    画像形成装置の使用環境の温度及び湿度を検出する使用環境検出手段とを備え、
    前記制御手段は、感光体の周速よりも転写体の周速が僅かに高くなる周速比を維持しながらも、前記使用環境検出手段によって検出された温度及び湿度が低くなる程、感光体に対する転写体の周速比を大きく調節することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、画像形成装置で設定された画像のプロセススピードが維持されている状態で記録媒体に転写されたトナー像が最良の画像品質となるような周速比を設定しており、この周速比が感光体の周速よりも転写体の周速が僅かに高くなる周速比であり、この周速比が温度及び湿度に応じて調節されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 記録用紙を供給する複数の給紙手段を備え、
    前記制御手段は、各給紙手段のいずれが記録用紙を供給するかに応じて、感光体に対する転写体の周速比を調節することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 転写体は、転写ローラ及び転写ベルトのいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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