JP4104240B2 - 既設老朽管更生工法における支保工装置、及び既設老朽管更生工法 - Google Patents

既設老朽管更生工法における支保工装置、及び既設老朽管更生工法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は既設老朽管更生工法における支保工装置、既設老朽管更生工法、及び閉塞部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特公平3−48392号公報等に記載されているように、既設老朽管内に螺旋管のような新設ライニング管を挿入し、既設老朽管と新設ライニング管との間の間隙に裏込め材を注入充填する既設老朽管更生工法が知られている。
【0003】
このような既設老朽管更生工法においては、特開平10−121565号公報、特開平10−121566号公報に記載されているような支保工装置が使用されている。即ち、既設老朽管と新設ライニング管との間の間隙に裏込め材を注入充填する際には、支保工装置を新設ライニング管内に挿入し、支保工装置に設けられた支持手段により支保工装置の環状枠を新設ライニング管内に設置して裏込め材の充填圧に対抗するようにされている。
【0004】
既設老朽管と新設ライニング管との間の間隙に裏込め材を注入充填する際には、図9に示すように、既設老朽管(イ)と既設老朽管(イ)内に挿入されたライニング管(ロ)の一端から既設老朽管(イ)とライニング管(ロ)との間の間隙(ハ)に裏込め材の供給ホース(ニ)の先端のノズル(ホ)を挿入して裏込め材を注入充填していた。図9において、(へ)はノズル(ホ)に設けられたバルブである。
【0005】
或いは、図10に示すように、新設ライニング管(ロ)に注入孔(ト)を先端に鋸刃が設けられた円筒鋸等の工具を使用して穿孔し、ライニング管(ロ)の内面に注入用ノズルの取付部材(チ)を溶接等により取付け、取付部材(チ)に注入用ノズルを取付けて裏込め材を注入充填していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9に示すように、既設老朽管(イ)とライニング管(ロ)の一端から既設老朽管(イ)とライニング管(ロ)との間の間隙(ハ)に裏込め材の供給ホース(ニ)の先端のノズル(ホ)を挿入して裏込め材を注入充填するのは、既設老朽管(イ)の施工距離が長い場合には、既設老朽管(イ)とライニング管(ロ)の一端からの裏込め材の注入では、全域に注入充填が困難となる恐れがある。
【0007】
又、図10に示すように、ライニング管(ロ)に注入孔(ト)を穿孔し、注入用ノズルの取付部材(チ)を溶接等により取付け、取付部材(チ)に注入用ノズルを取付けて裏込め材を注入充填するのは、注入充填後に取付部材(チ)の取り外し作業や注入孔(ト)を塞孔処理が必要であった。
【0008】
本発明は、従来の既設老朽管更生工法における叙上の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、上記の問題を解決し、既設老朽管更生工法における支保工装置、既設老朽管更生工法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明(本発明1)は、断面略角形の既設老朽管内に新設されたライニング管内に挿入設置される、環状枠と、該環状枠を前記既設老朽管内及び前記ライニング管内に支持する支持手段とを有する既設老朽管更生工法における支保工装置であって、前記環状枠を既設老朽管内に支持する支持手段のうちの少なくとも一部が、前記既設老朽管の長手方向に直交する平面内の上方の部分に対称な対をなすように配設され、その対をなす支持手段が、前記環状枠に設けられたねじ孔にねじ込まれる雄ねじが外面に設けられた中空杆体をそれぞれ有し、該中空杆体を回転することにより前記環状枠の内側から外側に向けて進退可能とされ、該中空杆体の前記環状枠の外側の先端部付近に裏込め材吐出口が設けられ、該中空杆体の環状枠の内側の基端部に裏込め材供給ホースの一端と接続できる接続口が設けられているものからなることを特徴とする既設老朽管更生工法における支保工装置である。
【0010】
請求項2に記載の発明(本発明2)は、請求項1に記載の支保工装置を使用する既設老朽管更生工法であって、請求項1に記載の支保工装置を既設老朽管内に新設されたライニング管内に挿入し、前記支保工装置の環状枠を支持手段により既設老朽管内及び新設ライニング管内に支持し、前記中空杆体の先端を前記ライニング管の注入孔に挿入貫通して前記既設老朽管の内面に圧接させ、該中空杆体の基端の接続口に裏込め材供給ホースを接続し、該中空杆体の先端付近の裏込め材吐出口から裏込め材を吐き出し、裏込め材を前記既設老朽管と前記ライニング管との間の間隙に充填することを特徴とする既設老朽管更生工法。
【0011】
請求項3に記載の発明(本発明3)は、断面略角形の既設老朽管内に新設されたライニング管内に挿入設置される、環状枠と、該環状枠を前記ライニング管内に支持する支持手段とを有する既設老朽管更生工法における支保工装置であって、前記既設老朽管の長手方向に直交する平面内の上方の部分に対称な対をなすように中空杆体が配設され、その対をなす中空杆体が、前記環状枠に設けられたねじ孔にねじ込まれる雄ねじが外面に設けられ、回転することにより前記環状枠の内側から前記ライニング管の注入孔に向けて進退可能とされ、前記環状枠の外側の先端部付近に裏込め材吐出口が設けられ、前記環状枠の内側の基端部に裏込め材供給ホースの一端と接続できる接続口が設けられているものからなることを特徴とする既設老朽管更生工法における支保工装置。
【0012】
請求項4に記載の発明(本発明4)は、請求項3に記載の支保工装置を使用する既設老朽管更生工法であって、請求項3に記載の支保工装置を既設老朽管内に新設されたライニング管内に挿入し、前記支保工装置の環状枠を支持手段により新設されたライニング管内に支持し、前記中空杆体の先端を前記ライニング管の注入孔に進出させ、該中空杆体の基端の接続口に裏込め材供給ホースを接続し、該中空杆体の先端付近の裏込め材吐出口から裏込め材を吐き出し、裏込め材を前記既設老朽管と前記ライニング管との間の間隙に充填することを特徴とする既設老朽管更生工法。
【0013】
請求項5に記載の発明(本発明5)は、前記対をなす中空杆体の先端付近の裏込め材吐出口から裏込め材をバランスを取りつつ吐き出し、裏込め材を前記既設老朽管と前記ライニング管との間の間隙に充填することを特徴とする請求項4に記載の既設老朽管更生工法。
【0014】
本発明において、新設されるライニング管としては、帯状体を螺旋状に巻回し、隣接する帯状体の端縁同士を接続することにより形成される螺旋管を使用してもよく、その他の通常の管を使用してもよい。
【0015】
螺旋管の帯状体は、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエステル、或いはこれらの合成樹脂をガラス繊維で補強した材料により押出成形法等により成形できる。
【0016】
本発明3において、塞孔部材の材質としては、新設されるライニング管の注入孔を塞孔できるものであればよいものであって、特に限定されないが、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂や金属等が使用できる。
【0017】
〔作用〕
本発明1の既設老朽管更生工法における支保工装置は、前記環状枠を既設老朽管内に支持する支持手段のうちの少なくとも一部が、前記既設老朽管の長手方向に直交する平面内の上方の部分に対称な対をなすように配設され、その対をなす支持手段が、前記環状枠に設けられたねじ孔にねじ込まれる雄ねじが外面に設けられた中空杆体をそれぞれ有し、該中空杆体を回転することにより前記環状枠の内側から外側に向けて進退可能とされ、該中空杆体の前記環状枠の外側の先端部付近に裏込め材吐出口が設けられ、該中空杆体の環状枠の内側の基端部に裏込め材供給ホースの一端と接続できる接続口が設けられているものからなるので、支持手段により環状枠を既設老朽管内及びライニング管内に支持し、中空杆体の先端をライニング管の注入孔に挿入貫通して老朽杆内面に圧接させ、中空杆体の基端の接続口に裏込め材供給ホースの一端と接続することにより裏込め材供給ホースから既設老朽管とライニング管との間の間隙に裏込め材を均一に注入充填する
ことができる。
【0018】
本発明2の既設老朽管更生工法は、本発明1に記載の支保工装置を既設老朽管内に新設されたライニング管内に挿入し、前記支保工装置の環状枠を支持手段により既設老朽管内及び新設ライニング管内に支持し、前記中空杆体の先端を前記ライニング管の注入孔に挿入貫通して前記既設老朽管の内面に圧接させ、該中空杆体の基端の接続口に裏込め材供給ホースを接続し、該中空杆体の先端付近の裏込め材吐出口から裏込め材を吐き出し、裏込め材を前記既設老朽管と前記ライニング管との間の間隙に充填するので、従来のように、裏込め材注入ノズルの取付部材の取付け、取り外し作業は不要である。
【0019】
本発明3の既設老朽管更生工法における支保工装置は、前記既設老朽管の長手方向に直交する平面内の上方の部分に対称な対をなすように中空杆体が配設され、その対をなす中空杆体が、前記環状枠に設けられたねじ孔にねじ込まれる雄ねじが外面に設けられ、回転することにより前記環状枠の内側から前記ライニング管の注入孔に向けて進退可能とされ、前記環状枠の外側の先端部付近に裏込め材吐出口が設けられ、前記環状枠の内側の基端部に裏込め材供給ホースの一端と接続できる接続口が設けられているものからなるので、支持手段により環状枠をライニング管内に支持し、中空杆体の先端をライニング管の注入孔に進出させ、中空杆体の基端の接続口に裏込め材供給ホースの一端と接続することにより裏込め材供給ホースから既設老朽管とライニング管との間の間隙に裏込め材を左右均一に注入充填することができる。
【0020】
本発明4の既設老朽管更生工法は、本発明3に記載の支保工装置を既設老朽管内に新設されたライニング管内に挿入し、前記支保工装置の環状枠を支持手段により新設されたライニング管内に支持し、前記中空杆体の先端を前記ライニング管の注入孔に進出させ、該中空杆体の基端の接続口に裏込め材供給ホースを接続し、該中空杆体の先端付近の裏込め材吐出口から裏込め材を吐き出し、裏込め材を前記既設老朽管と前記ライニング管との間の間隙に充填するので、従来のように、裏込め材注入ノズルの取付部材の取付け、取り外し作業は不要である。
【0021】
本発明5の既設老朽管更生工法は、本発明4において、前記対をなす中空杆体の先端付近の裏込め材吐出口から裏込め材をバランスを取りつつ吐き出し、裏込め材を前記既設老朽管と前記ライニング管との間の間隙に充填することにより、裏込め材の注入中に既設老朽管とライニング管との左右の間隔を均一化させるように修正しつつ、その間隙内に裏込め材を注入充填させることができるので、予め既設老朽管とライニング管との左右の間隔を正確に均一に工程を省略することができるので施工性に優れており、又、注入中におけるライニング管のアンバランスな浮き上がりを防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る支保工装置の一例の使用態様を示す断面図である。
図1において、Aは支保工装置、1は支保工装置Aの8角形状の環状枠であり、環状枠1は複数個の主部材11と曲がり継手12とから構成され、主部材11の両端が曲がり継手12の受口内に挿入嵌合されることにより環状枠1が形成されている。主部材11の曲がり継手12への挿入深さを調節することにより、或いは、長さの異なる主部材11を使用することにより環状枠1の大きさを変えることができるようになっている。
【0023】
2は更生しようとする断面円形の既設老朽管、3は既設老朽管2内に新設された断面円形のライニング管である。ライニング管3は帯状体を螺旋状に巻回し、隣接する帯状体の端縁同士を接続することにより形成された螺旋管である。
【0024】
13、14は環状枠1に設けられた支持手段である。支持手段13は環状枠1をライニング管3内に支持するためのものである。支持手段13は外面に雄ねじが設けられた杆体131と杆体受け132が設けられた接触部材133とからなる。杆体131は環状枠1の主部材11に設けられたねじ孔にねじ込まれている。杆体131の環状枠1の内側の基端部には短角柱状のスパナ掛け1311が設けられ、杆体131の環状枠1の外側の先端部は杆体受け132内に回転可能に収納されている。
【0025】
杆体131の基端部のスパナ掛け1311をスパナにより杆体131を回転することにより杆体131は環状枠1に対して進退し、杆体131をねじ込むことにより接触部材133がライニング管3の内面に圧接し、緩めると接触部材133がライニング管3の内面から離れるようになっている。各支持手段13の杆体131をねじ込むことにより環状枠1がライニング管3の内方に支持されるようになっている。
【0026】
支持手段14は環状枠1をライニング管3及び既設老朽管2内に支持するためのものである。支持手段14は外面に雄ねじが設けられた中空杆体141とねじ孔金具142が設けられた接触部材143とからなる。中空杆体141は環状枠1の主部材11及びねじ孔金具142に設けられたねじ孔にねじ込まれている。中空杆体141の環状枠1の内側の基端部には裏込め材供給ホース4の一端と接続できる接続口1411が設けられ、中空杆体141の環状枠1の外側の先端部には吐出口1412が設けられている。尚、41はホース4の一端に設けられたカプラー、42はカプラー41に接続されたバルブであり、バルブ42が接続口1411に接続されている。
【0027】
中空杆体141を回転することにより杆体131は環状枠1及びねじ孔金具142に対して進退し、中空杆体141をねじ込むことにより中空杆体141の先端がライニング管3の注入孔31を貫通して既設老朽管2の内面に圧接され、環状枠1が既設老朽管2に対して支持されると共にねじ孔金具142を中空杆体141に対してねじ込むことにより接触部材143がライニング管3の内面に圧接され、環状枠1がライニング管3の内方に支持され、既設老朽管2とライニング管3との間隔を保持するようになっている。逆に、ねじ孔金具142を緩めると接触部材143がライニング管3の内面から離れ、中空杆体141を緩めると中空杆体141の先端が既設老朽管2の内面から離れるようになっている。
【0028】
図1に示す本発明の支保工装置Aは叙上の構造を備えているので、図1に示すように、支保工装置Aを既設老朽管2内に新設されたライニング管3内に挿入し、支持手段13により支保工装置Aの環状枠1をライニング管3内に支持すると共に、支持手段14により環状枠1を既設老朽管2内及びライニング管3内に支持すると共に、既設老朽管2とライニング管3との間隔を保持することができる。
【0029】
このような状態において、図1に示すように、支持手段14の中空杆体141の基端部の接続口1411にホース4の一端に設けられたバルブ42を接続し、バルブ42を開くことによりホース4からモルタルのような裏込め材5が矢印aで示すように支持手段14の杆体141の先端部の吐出口1412から既設老朽管2とライニング管3との間の間隙に注入充填される。
【0030】
図2は本発明の支保工装置の他の一例の使用態様を示す断面図である。
図2に示す支保工装置Bは断面角形の既設老朽管2b及びライニング管3bに使用されるものである。
【0031】
支保工装置Bの8角形状の環状枠1bは複数個の主部材11bと曲がり継手12bとから構成され、主部材11bの両端が曲がり継手12bの受口内に挿入嵌合されることにより環状枠1bが形成されている。
【0032】
支保工装置Bの環状枠1bにおいては、曲がり継手12bにねじ孔が設けられ、曲がり継手12bのねじ孔に支持手段13、14の杆体131、中空杆体141がねじ込まれている。杆体受け132b、142bは2個の接触部材133、133、143、143に跨がって設けられている。2個の接触部材133、133、143、143の中間には接触部材134、144が設けられ、中間の接触部材134、144は杆体受け132b、142bに取付けられている。
【0033】
又、支保工装置Bの環状枠1bには、既設老朽管2bの長手方向に直交する平面内の上方の部分に対称な対をなすように2個の支持手段14、14が設けられ、各支持手段14の中空杆体141の基端部の接続口1411にはホース4のバルブ42がカプラー41を介して接続されている。支保工装置Bのその他の構成は図1に示す支保工装置Aと同様であるので、図1に示す支保工装置Aと同一の符号を付けることにより説明を省略する。
【0034】
図2に示す本発明の支保工装置Bは叙上の構造を備えているので、図2に示すように、支保工装置Bを既設老朽管2b内に新設されたライニング管3b内に挿入し、支持手段13により支保工装置Bの環状枠1bをライニング管3bに支持すると共に、既設老朽管2bとライニング管3bとの間隔を保持することができる。
【0035】
このような状態において、図2に示すように、2個の支持手段14、14のそれぞれに中空杆体141の基端部の接続口1411にホース4の一端に設けられたバルブ42を接続し、バルブ42を開くことにより、それぞれ、ホース4から裏込め材が矢印aで示すような支持手段14の中空杆体141の先端部の吐出口1412から均一に吐き出されて、既設老朽管2bとライニング管3bとの間に間隙に左右均一になるように注入充填される。
【0036】
図3は図1に示すように、既設老朽管2とライニング管3との間の間隙に裏込め材5を注入した後、ライニング管3の注入孔31を塞孔部材6により塞孔した状態を示す拡大断面図である。
【0037】
ライニング管3は帯状体32を螺旋状に巻回して構成されている。帯状体32は図4にも示すように、基板321の片面の両端付近に接続用凸条322及び接続用凹条323が設けられ、中途部に断面T形のリブ324が突設され、リブ324間に断面W形の補強材が嵌合された構造を備えている。隣接する帯状体32の接続用凸条322が接続用凹条323内に挿入嵌合されることにより隣接する帯状体32、32同士が接続されて螺旋管が構成されている。尚、ライニング管3の注入孔31は、図4に示すように、先端に鋸刃が設けられた円筒鋸7を使用して穿孔される。
【0038】
塞孔部材6は栓体61と栓受け部材62とからなり、図5に示すように、栓体61の外面には雄テーパーねじ611が設けられ、図6に示すように、底板にはねじ込み用の6角穴612が設けられている。栓受け部材62は、内面に雌テーパーねじ621が設けられた短筒の一端に係止縁622が設けられ、他端にフランジ623が設けられて構成されている。
【0039】
図3、5に示すように、ライニング管3の注入孔31に塞孔部材6の栓受け部材62を取付け、栓受け部材62の雌テーパーねじ621に栓体61の雄テーパーねじ611をねじ込むことによりライニング管3の注入孔31が塞孔される。栓受け部材62の雌テーパーねじ621又は栓体61の雄テーパーねじ611に予め水膨張性接合剤(積水化学工業株式会社製の商品名「エスロンハイシー4」)を塗布しておけば止水性が一層高まる。
【0040】
尚、図3において、51は支保工装置Aの杆体141が抜けた跡に充填された粘度セメント又はドレンタイトである。
【0041】
図3、5に示す塞孔部材6は栓体61と栓受け部材62とからなるので、ライニング管3の注入孔31に栓受け部材62を取付け、栓受け部材62に栓体61をねじ込むことにより容易にライニング管3の注入孔31を塞孔することができる。
【0042】
図7は本発明の支保工装置の更に他の一例の使用態様を示す断面図である。 図7に示す支保工装置Cは断面略角形の既設老朽管2c及びライニング管3cに使用されるものである。
【0043】
支保工装置Cの8角形状の環状枠1cは複数個の主部材11cと曲がり継手12cとから構成され、主部材11cの両端が曲がり継手12cの受口内に挿入嵌合されることにより環状枠1cが形成されている。
【0044】
支保工装置Cの環状枠1cにおいては、曲がり継手12cにねじ孔が設けられ、曲がり継手12cのねじ孔に支持手段13の杆体131がねじ込まれている。杆体受け132cは2個の接触部材133、133に跨がって設けられている。2個の接触部材133、133の中間には接触部材134が設けられ、中間の接触部材134は杆体受け132cに取付けられている。
【0045】
又、支保工装置Cの環状枠1cには、既設老朽管2cの長手方向に直交する平面内の上隅の部分に対称な対をなすように2個の中空杆体15、15が設けられ、各中空杆体15の基端部の接続口151にはホース4のバルブ42がカプラー41を介して接続されている。 各中空杆体15には、環状枠1cの主部材11cに設けられたねじ孔にねじ込まれる雄ねじが外面に設けられ、回転することより環状枠1cの内側からライニング管3cの長手方向に直交する平面内の上隅の部分に対称な対をなすように設けられた注入孔に向けて進退可能とされ、先端部付近に裏込め材吐出口152が設けられている。
【0046】
図7に示す本発明の支保工装置Cは叙上の構造を備えているので、図7に示すように、支保工装置Cを既設老朽管2c内に新設されたライニング管3c内に挿入し、支持手段13により支保工装置Cの環状枠1cをライニング管3cに支持する。
【0047】
このような状態において、図8(a)に示すように、2個の中空杆体15、15を、それぞれ回転することにより環状枠12c、12cの内側からライニング管3cの注入孔に進出させ、それぞれの基端部の接続口151、151にホース4の一端に設けられたバルブ42、42を接続し、バルブ42、42を開いて、既設老朽管2cとライニング管3cとの間に間隙に裏込め材を左右の吐出量がほぼ同一となるように吐き出させる。
【0048】
この際、各吐出口152、152から既設老朽管2cとライニング管3cとの間隙の左右に注入する裏込め材量を管理して、左右に注入する裏込め材の量がほぼ同一となるように管理する。左右注入量は直接裏込め材の注入量で管理してもよいし、別途ライニング管3cに設けた確認用の孔によって行ってもよい。
【0049】
これにより、図8(b)に示すように、既設老朽管2cとライニング管3cとの間隙の左側が狭い場合には、その間隙に注入される裏込め材5の高さが高くなり、ライニング管3cには右側に移動させるような力Fが作用するので、既設老朽管2cとライニング管3cとの左右の間隙が均一になるように修正される。
【0050】
又、逆に、図8(c)に示すように、既設老朽管2cとライニング管3cとの間隙の右側が狭い場合には、その間隙に注入される裏込め材5の高さが高くなり、ライニング管3cには右側に移動させるような力Fが作用するので、既設老朽管2cとライニング管3cとの左右の間隙が均一になるように修正される。
【0051】
このようにして、図8(d)〜(f)に示すように、既設老朽管2cとライニング管3cとの左右の間隙を均一になるように修正しつつ、その間隙内に左右均一になるように裏込め材を注入充填することができる。
これにより、ライニング管3cの左右方向に働く浮力のバランスをとることができ、裏込め材の注入工程中のライニング管3cのアンバランスな浮き上がりを防止することができる。
【0052】
〔実施例〕
図1に示すように、既設老朽管2内に新設ライニング管3を挿入し、新設ライニング管3内に支保工装置Aを挿入し、新設ライニング管3に注入孔31を穿設し、支保工装置Aを支持装置13、14により支持し設置し、ホース4から裏込め材5を支保工装置Aの杆体141に供給し、既設老朽管2と新設ライニング管3との間の間隙を裏込め材5を充填した。
【0053】
その後、杆体141を新設ライニング管3に注入孔31から引き抜き、支保工装置Aを新設ライニング管3内から撤去し、図3に示すように、杆体141の引き抜き跡に粘度セメント又はドレンタイト51を充填し、新設ライニング管3の注入孔31に栓受け部材62を取付け、栓受け部材62に栓体61をねじ込むことにより新設ライニング管3の注入孔31を塞孔した。
【0054】
尚、既設老朽管2の内径D1は1500mm、新設ライニング管3の外径D2は1350mm(図1)、帯状体32の接続用凸条322と接続用凹条323との間隔Lは79mm、新設ライニング管3の注入孔31の口径D3は50mm(図4)、新設ライニング管3内の支保工装置Aの設置間隔は約2mである。
【0055】
〔評価〕
新設ライニング管3の内外に水圧2.0kg/cm2 を加えたところ漏水は起こらなかった。
【0056】
以上、本発明の実施の形態を図により説明したが、本発明の具体的な構成は図示の実施の形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲の設計変更は本発明に含まれる。
【0057】
環状枠1は図1に示す実施の形態のように、取材11と曲がり継手12とから構成する代わりに一体化された環状枠を使用してもよい。
又、塞孔部材6の栓受け部材62の新設ライニング管3の注入孔31への取付けは、図3、5に示す実施の形態のように栓受け部材62を注入孔31の周縁部に嵌め込む代わりに栓受け部材62を注入孔31の周縁部に接着してもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明1の既設老朽管更生工法における支保工装置は、上記のとおりとされているので、支持手段により環状枠を既設老朽管内及びライニング管内に支持し、中空杆体の先端をライニング管の注入孔に挿入貫通して老朽杆内面に圧接させ、中空杆体の基端の接続口に裏込め材供給ホースの一端と接続することにより裏込め材供給ホースから既設老朽管とライニング管との間の間隙に裏込め材を均一に注入充填することができる。
【0059】
本発明2の既設老朽管更生工法は、上記のとおりとされているので、従来のように、裏込め材注入ノズルの取付部材の取付け、取り外し作業は不要である。
【0060】
本発明3の既設老朽管更生工法における支保工装置は、上記のとおりとされているので、支持手段により環状枠をライニング管内に支持し、中空杆体の先端をライニング管の注入孔に合致させ、中空杆体の基端の接続口に裏込め材供給ホースの一端と接続することにより裏込め材供給ホースから既設老朽管とライニング管との間の間隙に裏込め材を左右均一に注入充填することができる。
【0061】
本発明4の既設老朽管更生工法は、上記のとおりとされているので、従来のように、裏込め材注入ノズルの取付部材の取付け、取り外し作業は不要である。
【0062】
本発明5の既設老朽管更生工法は、上記のとおりとされているので、裏込め材の注入中に既設老朽管とライニング管との左右の間隔を均一化させるように修正しつつ、その間隙内に裏込め材を注入充填させることができ、予め既設老朽管とライニング管との左右の間隔を正確に均一に工程を省略することができるので施工性に優れており、又、注入中におけるライニング管のアンバランスな浮き上がりをも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る支保工装置の一例の使用態様を示す断面図。
【図2】 本発明に係る支保工装置の他の一例の使用態様を示す断面図。
【図3】 本発明に係る塞孔部材の使用態様を拡大して示す断面図。
【図4】 ライニング管に注入孔を穿孔する態様を示す断面図。
【図5】 図3に示す本発明に係る塞孔部材の使用態様を拡大して示す分解断面図。
【図6】 図3に示す本発明に係る塞孔部材の栓受け部材の底面図。
【図7】 本発明に係る支保工装置の更に他の一例の使用態様を示す断面図。
【図8】 図7に示す支保工装置を使用した本発明の既設老朽管更生工法の説明図であり、(a)〜(f)は順次最初の工程から最終工程に至るまでを説明する断面図である。
【図9】 従来の既設老朽管更生工法を示す説明図。
【図10】 従来の既設老朽管更生工法を示す説明図。
【符号の説明】
A、B、C 支保工装置
1、1b、1c 環状枠
2、2b、2c 既設老朽管
3、2c、3c ライニング管
4 ホース
11、11b、11c 主部材
12、12b、12c 曲がり継手
13、14 支持手段
15、141 中空杆体
31 注入孔
41 カプラー
42 バルブ
1411 接続口
152、1412 吐出口
131 杆体
132 杆体受け
133、143 接触部材

Claims (5)

  1. 断面略角形の既設老朽管内に新設されたライニング管内に挿入設置される、環状枠と、該環状枠を前記既設老朽管内及び前記ライニング管内に支持する支持手段とを有する既設老朽管更生工法における支保工装置であって、前記環状枠を既設老朽管内に支持する支持手段のうちの少なくとも一部が、前記既設老朽管の長手方向に直交する平面内の上方の部分に対称な対をなすように配設され、その対をなす支持手段が、前記環状枠に設けられたねじ孔にねじ込まれる雄ねじが外面に設けられた中空杆体をそれぞれ有し、該中空杆体を回転することにより前記環状枠の内側から外側に向けて進退可能とされ、該中空杆体の前記環状枠の外側の先端部付近に裏込め材吐出口が設けられ、該中空杆体の環状枠の内側の基端部に裏込め材供給ホースの一端と接続できる接続口が設けられているものからなることを特徴とする既設老朽管更生工法における支保工装置。
  2. 請求項に記載の支保工装置を使用する既設老朽管更生工法であって、請求項に記載の支保工装置を既設老朽管内に新設されたライニング管内に挿入し、前記支保工装置の環状枠を支持手段により既設老朽管内及び新設ライニング管内に支持し、前記中空杆体の先端を前記ライニング管の注入孔に挿入貫通して前記既設老朽管の内面に圧接させ、該中空杆体の基端の接続口に裏込め材供給ホースを接続し、該中空杆体の先端付近の裏込め材吐出口から裏込め材を吐き出し、裏込め材を前記既設老朽管と前記ライニング管との間の間隙に充填することを特徴とする既設老朽管更生工法。
  3. 断面略角形の既設老朽管内に新設されたライニング管内に挿入設置される、環状枠と、該環状枠を前記ライニング管内に支持する支持手段とを有する既設老朽管更生工法における支保工装置であって、前記既設老朽管の長手方向に直交する平面内の上方の部分に対称な対をなすように中空杆体が配設され、その対をなす中空杆体が、前記環状枠に設けられたねじ孔にねじ込まれる雄ねじが外面に設けられ、回転することにより前記環状枠の内側から前記ライニング管の注入孔に向けて進退可能とされ、前記環状枠の外側の先端部付近に裏込め材吐出口が設けられ、前記環状枠の内側の基端部に裏込め材供給ホースの一端と接続できる接続口が設けられているものからなることを特徴とする既設老朽管更生工法における支保工装置。
  4. 請求項に記載の支保工装置を使用する既設老朽管更生工法であって、請求項に記載の支保工装置を既設老朽管内に新設されたライニング管内に挿入し、前記支保工装置の環状枠を支持手段により新設されたライニング管内に支持し、前記中空杆体の先端を前記ライニング管の注入孔に進出させ、該中空杆体の基端の接続口に裏込め材供給ホースを接続し、該中空杆体の先端付近の裏込め材吐出口から裏込め材を吐き出し、裏込め材を前記既設老朽管と前記ライニング管との間の間隙に充填することを特徴とする既設老朽管更生工法。
  5. 前記対をなす中空杆体の先端付近の裏込め材吐出口から裏込め材をバランスを取りつつ吐き出し、裏込め材を前記既設老朽管と前記ライニング管との間の間隙に充填することを特徴とする請求項に記載の既設老朽管更生工法。
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