JP4103095B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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本発明は、電気掃除機に係り、より詳しくは、回転ブラシを設けた床用吸込み具であって、回転ブラシ除塵子が壁際に近づいたときにも、角のゴミ等を容易にかき取ることができる吸込み具を備えた電気掃除機に関するものである。また、回転ブラシとの位置関係を一定に保持しながら操作性を向上させることができ、また、操作性を向上させるために部品点数を減らすことができる吸込み具を備えた電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機の床用吸込み具は、底面に吸込み用開口が設けられた吸込み具本体と、この開口部の前方に回動可能に設けられ掃除中に下縁が床に当接するブレードと、掃除中に壁面に当たると弾性変形して先のブレードを押してこれを回動させその下縁を床から離すバッファーとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−3255号公報(第1頁、図1、図2)
上記のような吸込み具では、真空度や風力による吸い込みしか考慮されていないが、床隅にこびり付いたゴミや絨毯隅の糸くずはそれだけでは除去できず、毛ブラシを直接当てて取らなければならなかった。バッファーが弾性変形してブレードを回動させ、その下縁を床から離す吸込み具によって角のゴミを取る場合は、床からブレードを離す距離を大きくするには弾性変形を大きくしなければならず、装置が大きくなってしまう。吸込み具前方に大きな装置を備えた場合は、特に回転ブラシがあるときは先端部の吸込み力が低下してしまうという問題があった。
また、上記のような吸込み具では、回転ブラシと床面との位置関係を一定に保持しながら、操作性を向上させることが困難である場合があり、また、操作性を向上させるための専用部品を設けたとしても部品点数が多くなってしまう等の欠点があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、回転ブラシを設けた床用吸込み具であって、回転ブラシ除塵子が壁際に近づいたときにも、角のゴミ等を容易かつ確実にかき取ることができるとともに、かき取られたゴミが前方に飛び散らないようにした吸込み具を備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
また、回転ブラシと床面との位置関係を一定に保持しながら操作性を向上させることができ、また、操作性を向上させるための部品点数を減らした吸込み具を備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明に係る電気掃除機は、上ケースと下ケースとによって吸込み部を形成し、吸込み部の下方に開口部を設け、開口部近傍にベルトを介してモータにより駆動される回転ブラシを設けるとともに、開口部の前方に軟質材よりなり回転ブラシとほぼ同心状の円弧状をなすバッファーを設け、バッファーの下端には補強部材を形成し、バッファーが壁等に当接した際に、補強部材が開口部の両サイドに当接してバッファーと回転ブラシの接触を阻止する構造とした吸込み具を備えた電気掃除機であって、吸込み部の後部側の下方両サイドに、下ケースに着脱自在に取り付けられ、回転ブラシと床面との位置関係を一定に保持する支えカバーをそれぞれ設け、支えカバーに、床面と接触し床面との摩擦が少ない起毛布を接着した吸込み具を備えたものである。
下ケースに取り付けた支えカバーには、起毛布や車輪等、床面との摩擦が少ない部品が取り付けられているので、回転ブラシと床面との位置関係を一定に保持しながら、操作性を向上させることができる。この場合、起毛布を支えカバーに接着してあるため、起毛布を貼り付けるための専用の部品をなくすことができ、部品点数を減らすことができる。また、支えカバーを片側だけでなく両サイドに設けたので、回転ブラシの装着を容易に行うことができ、回転ブラシの軸受け装着部が容易に見えるようになる。
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具の縦断面図、図2は図1の分解斜視図である。図において、電気掃除機の吸込み具1は、吸込み部2、その下流側に位置する接続パイプ3及びジョイントパイプ4によって構成され、ジョイントパイプ4にはカバーパイプ5が取り付けられている。
吸込み部2は、両サイド下部に床面と接触する支持カバー部6a、6bを備えた下ケース7と、その上面を覆う上ケース8とによって構成され、その下流側に位置する接続パイプ3がこれらによって挟持されている。そして、下ケース7の前側及び前側下部は開口されて前側開口部9及び下部開口部10を形成し、接続パイプ3はその内部に風路3aを形成して先の各開口部9、10と連接し、さらにジョイントパイプ4、カバーパイプ5を通って下流側に連通している。
吸込み部2の各開口部9、10の近傍には回転ブラシ11が下ケース7に回転自在に取り付けられており、回転ブラシ11の外周には除塵子12が取り付けられている。そして、除塵子12は、吸込み部2の各開口部9、10より外側に一部突出した状態で回転するようになっており、回転ブラシ11及び除塵子12を壁部に近づけることができるようにしてある。壁際掃除の際には、真空度や風力だけに頼ることなく、回転ブラシ11の除塵子12を直接壁角に接近させてゴミを除去する。
下ケース7に取り付けた支えカバー部6a、6bには、起毛布13a、13bや車輪(図示せず)等、床面との摩擦が少ない部品が取り付けられており、回転ブラシ11と床面との位置関係を一定に保持しながら、操作性を向上させるようにしてある。この場合、起毛布13a,13bを支えカバー部6a、6bに接着してあるため、起毛布13a,13bを貼り付けるための専用の部品をなくすことができ、部品点数を減らすことができる。なお、支えカバー部6a、6bを片側だけでなく両サイドに設けたのは、回転ブラシ11の装着を容易にするためであり、回転ブラシ11の軸受け装着部が容易に見えるようにするためである。
吸込み部2の前側開口部9には、これを覆うようにして軟質材によって形成されたバッファー14が上ケース8との二重構造によって取り付けられており、前側開口部9から固形のゴミ等が前方に飛び散ることをなくし、また前側開口部9によって真空度が確保できずに通常のゴミ取り性能が悪くなることを回避している。このバッファー14は、回転ブラシ11の外側に回転ブラシ11と同心状に配設されており、回転ブラシ11の回転軌道とほぼ同一の軌道をなして円弧状に構成されている。そして、通常使用時には回転ブラシ11の除塵子12と接触することはほとんどなく、回転ブラシ11の周辺におけるゴミの流れをスムーズにしており、回転ブラシ11によりかき上げられたゴミが、一回で接続パイプ3の風路3aに入らない場合であっても、回転ブラシ11の周りを一周して、再度風路3aに戻るようになっている。このバッファー14が壁際に達したときは、その弾性力によってその肉厚まで壁に近づき、回転ブラシ11の除塵子12が壁際に近づいて行くので、通常では取りにくいゴミも除去することができる。
なお、バッファー14の下端部は、角を掃除する際には、角に近い部分に位置するため、真空度を保持するために重要な部分であり、例えば波型形状に形成して角の掃除を効率的に行うようにしてある。
バッファー14は、例えば7mm以下の絨毯で、通常使用時に、吸込み力(風力や真空度)による大きな変形が生じない硬度で作られており、変形しても回転ブラシ11に接触しないようにしてある。また、肉厚をほぼ均一にしてあり、衝撃時も均一に変形し、衝撃の集中がなく、寿命が長くなるようにしてある。バッファー14の側面には切り欠き15が形成され、ほぼ上ケース8と下ケース7の分割部分から下に向かって切り欠かれており、切り欠き15の上方で弾性力、形状復元性を持たせ、切り欠き15の部分によって柔軟性、衝撃吸収を付与している。
バッファー14の前面には空気調節用通気穴16が少なくとも1つ、通常は、複数個設けられている。これは、掃除面への吸い付きを防止するとともに、毛足の長い絨毯上ではバッファー14下部まで埋まってしまうことから通気を可能にするためである。また、空気調節用通気穴16を複数設けた場合は、両サイドに行くにしたがい同等もしくは大きくなるように形成され、両サイドからの空気を多く取り入れてサイドから中央への風の流れを形成している。こうして、真空度が高く、風速も大きく、ゴミの取りやすい中央部と、ゴミの取り難い両サイドとのバランスを調節し、サイドからの風量を多くすることで、吸込み具1内のゴミを均等にとれるようにしている。この場合、空気調整用通気穴16は、接続パイプ3内の風路3aに対し左右ほぼ対称に配置されることが好ましい。
なお、バッファー14の両脇には、壁等への接触時に衝撃を和らげる突起17が設けられている。
バッファー14の下端部にはその両サイド方向に向かってバッファー14が回転ブラシ11と接触しないようにするための例えば断面ほぼ円形のシャフト形状で両サイドにキャップ19を取り付けた補強部材を構成する接触防止部材18が設けてある。そして、図7(b)に示すように、バッファー14が前方壁に押しつけられたときでも、接触防止部材18の両端部が下ケース7の両サイドの硬質部によって移動を停止されて、回転ブラシ11に接触しないようにしてある。こうして、壁に接触したときや、毛足の長い絨毯上の掃除の際にも、バッファー14下部の回転ブラシ11への接触は最少に抑えられ、掃除操作の軽い、ロスのない掃除を行うことができる。この場合でも、バッファー14の下端部は除塵子12に触れるが、除塵子12は軟質であるので、抵抗は小さい。
接触防止部材18は、例えば、硬質ゴム、プラスチック、金属等よりなり、回転ブラシ11の除塵子12と壁との距離を小さくするため、できるだけスペースを取らないものが好ましく、例えば、図3に示すように、断面板状の接触防止部材18aであってもよい。また、強度を考慮して、例えば、図4に示すように、断面L字状の接触防止部材18bであってもよく、あるいは、図5に示すように、断面コ字状の接触防止部材18cであってもよい。
なお、接触防止部材18は、通常の使用時には回転ブラシ11に接触しないが、必要以上に力が加わったときは回転ブラシ11に接触することも考えられる。このようなときでも、接触防止部材18は永久変形せず、元の形に復元する形状でなくてはならず、さらに入手性や取付けを考慮すると、断面ほぼ円形のシャフト形状であることが好ましい。
次に、接触防止部材18をバッファー14の裏面の下部位置に取り付ける場合の取り付け部の構成を図6によって説明する。図6(a)に示すように、バッファー14の空気調節用空気穴16の下部には一定の間隔で固定穴20が設けられ、固定穴20の後部面には、ほぼ半円状のアームを構成するアーム支持部21がバッファー14と一体に形成され、アーム支持部21のほぼ中央にはほぼ円状のアーム孔22が前面に位置する固定穴20と連通する形で形成されている。そして、固定穴20以外の部分では、図6(b)に示すように、固定孔20の上下位置に平行に形成された接触係止部23a、23bが設けられている。また、バッファー14の両端部には、接触防止部材18の両端を係止する両端固定部24が設けられている。こうして、接触防止部材18を、アーム支持部21のアーム孔22に貫通させるとともに、接触係止部23a、23bに沿って係止させ、さらに両端部を両端固定部24によって固定する。この場合の固定は、例えば、接着によって行う。
上記の成形は、部材の後加工によるが、部材と軟質材の二重成形によるものであってもよい。
なお、バッファー14に設けた固定穴20及びアーム支持部21の間隔は、接触防止部材18の安定を考えると、30mm程度以下が望ましい。30mm以上離れていると、バッファー14と接触防止部材18の一体性が保てず、隙間ができて、ゴミが詰まってしまうおそれがある。また、固定穴20の形状としては、円形、四角形などがあるが、縦長よりは横長の方がアーム形状を形成しやすい。さらに、固定穴20は、空気調節用通気穴16と同様、毛足の長い絨毯上での空気取り入れ孔としても働くので、面積が確保されれば独立した空気調節用通気孔16は必要なく、固定穴20と統一化することもできる。また、アーム支持部21の上部は毛ブラシが接触しやすい場所なので、先の述べた波型のごときスロープ状に形成するのが望ましい。
下ケース7には回転自在に回転ブラシ11が取り付けてあり、ベルト25を介して接続パイプ3の横に位置するモータ26によって駆動されるようになっている。なお、モータ26を接続パイプ3の下部に位置させると、吸込み具1全体の高さが高くなり掃除範囲が狭められることや、吸込み力の強い風で上方に持ち上げられ、ゴミ取り性能が落ちるために、好ましくない。なお、壁際掃除のときは、モーター26は除塵子12とバッファー14との接触によって抵抗を受けるため、モーター26と回転ブラシ11のギア比を大きくして、トルクを大きくする必要がある。モータギアをできるだけ小さくし、回転ブラシ11のギヤをできるだけ大きくすればよいが、ギヤを大きくすれば外観も大きくなり、吸込み具1は高さが低い方が、ベッドの下等、掃除範囲が広がるので、ギヤを複数連結し、ベルトを複数個使用することにより、トルクを大きくし、吸込み具の高さを低くしてある。
除塵子12の本数にもよるが、除塵子12の数を8本とした場合を例にすると、ゴミに除塵子12が接触する回数から、回転ブラシ11に必要な回転数は1000rpm以上が望ましく、ギヤ構成はモーター26の回転数、モータートルク、モーター寿命などによりギヤ比、連結数が決まってくる。連結数が多くなればなるほど軸と軸受けの余裕分隙間が多くなり、軸間距離の管理が難しくなるため、吸込み具のような衝撃を受ける部分では、極力部品点数は少ない方がよい。軸間距離が変化する要因は他にも、成形のばらつき、外圧による変形、温度による変化等考えられる。
軸間距離の管理をしやすくするには、ギヤボックスのような形態で、モーター26から回転ブラシ11の軸受けまで独立させて別部品でまとめてしまうのが好ましいが、スペースが必要となり、吸込み具1の高さや、幅が大きくなり、重さも重くなり、デミリットも多い。そこで、モーターギヤと連結ギヤを上ケース8と下ケース7により鋏込むことが考えられるが、そのときモーター軸芯と連結ギヤの軸芯を水平にすることで、上、下ケース8、7の変形に対して変化の少ない、精度の高い吸込み具1を構成できる。
回転ブラシ11は床面から回転ブラシ11までの距離を2〜6mmとし、短く硬めの除塵子12を使用して自走力を備えている。本吸込み具1の回転ブラシ11は、除塵子12の本数を8本以上とし、そのうち、フローリング拭き用として、1〜10デニールの太さのものを使用したものを2本、糸取り用として30〜60デニールの太さのものを2本、自走用として60〜80デニールのものを4本用いた。回転ブラシ11のバランスを考えると、回転ブラシ11に対して同じ除塵子12が対称に配置した方がよいため、本数は偶数となる。それぞれの除塵子12の高さは、フローリング拭き用は6〜8mm、糸取り用は8〜10mm、自走用は6〜8mmとしている。自走用は床面に対して約2mmラップしている。この構成により、自走機能を持ちながら、ゴミ取り効果の高い吸込み具1を達成できる。回転ブラシ11は上記のように、自走用4本、拭き用2本、糸取り用2本の計8本の除塵子12を同じ位置に装着すると考えると、回転ブラシ11の径は、φ20以上必要となる。また、径が大きいと、吸込み具1自体の高さが高くなることから、回転ブラシ11の軸径をφ30以下とし、吸込み具1の回転ブラシ11の上部高さを50mm以下に抑える。
上記のように構成した本発明の作用を説明する。電気掃除機のモーター26を駆動し、回転ブラシ11を駆動させると、回転ブラシ11及び除塵子12が回転してゴミ等を除去し、さらにこれを吸引して除去するが、この際、バッファー14は取り込まれた固形のゴミなどが前方に飛び散ることを防止する。
こうして電気掃除機の吸込み具1によってゴミなどが吸引除去されるが、吸込み具1のバッファー14が壁際や毛足の長い絨毯に接触するとこのバッファー14は変形する。この場合、バッファー14には接触防止部材18が設けられているため、バッファー4の変形範囲は、接触防止部材18と、下ケース7の両端の硬質部分によって規制される。
掃除中に、電気掃除機の吸込具1が前方壁に接触するときは、まず、バッファー4が前方壁に当たる。この際、バッファー14は軟質材によって構成されているため、その弾力性によってクッションの役割をして変形し、衝突の衝撃を和らげる。この場合の衝撃吸収力は、バッファー14の材質やバッファー14の横の切り欠き15の形状や肉厚等で決められる。
こうして、図7(a)に示すように、まず、バッファー14の円弧状の最外径が壁に接触して、弾性変形を始める。そして、図7(b)に示すように、接触防止部材18が下ケース7の前面部7aに当るまで、変形を続ける。接触防止部材18の動きが止まると、接触防止部材18を軸にして、接触防止部材18上部のバッファー14は変形を続ける。接触防止部材18上部が変形して凹んで行くのに対して、接触防止部材18が支点となり、作用点である接触防止部材18の下部は前方に飛び出して行く。すなわち壁際へ押しつけにより、バッファー14の下部が前後に動くようになり、連続した押しつけを行うと、壁の角でバッファー14がゴミを掻き出すようになる。この動作により、壁際のゴミをさらに除去することができる。こうして、最終的に、バッファー14は、図7(c)に示すように壁部に当接した状態になる。
上記の動作のあいだ、回転ブラシ11の除塵子12がバッファー14に触れながら壁際に近づき、バッファー14の下部、及び空気調節用通気穴16等の隙間より出る除塵子12により、前方のゴミを除去する。また、空気調節用通気穴16が壁により密閉され、吸込み具1内の真空度が上がり、より前壁に密着することで壁際に近づき、壁際のゴミを除去する。
本発明によれば、バッファー14が回転ブラシ11と接触するのを防止する接触防止部材18を設けたので、たとえ毛足の長い絨毯掃除の場合であっても、バッファー14は絨毯の毛に押されはするものの、回転ブラシ11に接触することはなく、回転を止めようとする力が働くこともなく、したがって、モーター26の電流値が多くなり、モーター温度が上昇し、モーター寿命が低下することもない。さらに、壁角掃除の際、バッファー14が壁に押され、バッファー14が吸込み具1内に入ってきて、除塵子12や回転ブラシ11を巻き込んで、壁角に除塵子12が届かなくなることもない。
実施の形態2
実施の形態1では、接触防止部材18は、硬質ゴム、プラスチック、金属等よりなるが、金属である場合には、素材の色が決まってしまう。
本実施の形態では、接触防止部材18を汚れの目立たない色とし、あるいは、逆に、ゴミを目立たせ、ゴミを取りやすくする色としたものである。この場合、接触防止部材18に塗装を施して色を変更したり、熱収縮チューブを利用して色を変更する。
実施の形態3
実施の形態1では、接触防止部材18をバッファー14に接着して抜け止めを防止させ固定するようにしたが、本実施の形態では、圧入キャップにより位置決めし固定するようにしたものである。
なお、圧入キャップを使用する場合は色替えが自由にでき、製品ばらつきが減り、仕上げがきれいになる。
実施の形態4
実施の形態1では、バッファー14は肉厚を均一にして、衝撃時の変形も均一になるようにしたが、本実施の形態では、バッファー14の中央部の肉厚を増したり、リブを出すようにしてある。
こうすることによって、バッファー14の中央部において壁部との接触が多い場合に対応することができる。
実施の形態5
実施の形態1では、バッファー14を上ケース8と二重構造としたが、本実施形態では、着脱自在に構成したものである。この場合、凹凸による圧入の固定方法、ホックタイプによる固定方法などがある。
こうすることによって、バッファー14が消耗した場合でも、その交換が容易となる。
実施の形態6
実施の形態1では、バッファー14の下端部形状を波型に形成したが、本実施の形態では、スダレ形状にし、さらにその下部に毛ブラシ植毛を行ったものである。
実施の形態7
実施の形態1では、バッファー14の変形は、接触防止部材18が当接する下ケース7の両端硬質部によって規制されるが、本実施の形態では、下ケース7の両端に取り付けられた支持カバー部6a、6bによって規制されるようにしたものである。
このため、バッファー14が壁際や毛足の長い絨毯に当接して変形する場合、接触防止部材を回転ブラシ11の軸心より下方に配設することができ、除塵子12のじゃまにならない場所でその効果を発揮することができる。すなわち、できるだけ下方でバッファー14端部に近い方がバッファー14を巻き込むことがなくなる。
なお、上記の場合において、支えカバー部6a、6bに取り付けた起毛布13a、13bを接触防止部材18による変形範囲と定めると、起毛布13a、13bが衝撃と音を吸収し、吸込み具1、接触防止部材18等の故障を少なくすることができる。
本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込み具の縦断面図である。 図1の分解斜視図である。 接触防止部材の他の例を示す要部縦断面図である。 接触防止部材のさらに他の例を示す要部縦断面図である。 接触防止部材の別の例を示す要部縦断面図である。 図1のバッファーの裏面図、そのA−A断面図、B−B断面図である。 図1の作用説明図である。
符号の説明
1 吸込み具、2 吸込み部、6a,6b 支持カバー部(床面接触部材)、7 下ケース、8 上ケース、9 前側開口部(開口部)、12 回転ブラシ、13a、13b 起毛布(床面接触部材)、14 バッファー、18 接触防止部材(補強部材)、21 アーム支持部(支持部)、22 アーム孔(穴部)。

Claims (1)

  1. 上ケースと下ケースとによって吸込み部を形成し、
    前記吸込み部の下方に開口部を設け、
    前記開口部近傍にベルトを介してモータにより駆動される回転ブラシを設けるとともに、前記開口部の前方に軟質材よりなり前記回転ブラシとほぼ同心状の円弧状をなすバッファーを設け、
    前記バッファーの下端には補強部材を形成し、前記バッファーが壁等に当接した際に、前記補強部材が前記開口部の両サイドに当接して前記バッファーと前記回転ブラシの接触を阻止する構造とした吸込み具を備えた電気掃除機であって、
    前記吸込み部の後部側の下方両サイドに、前記下ケースに着脱自在に取り付けられ、前記回転ブラシと床面との位置関係を一定に保持する支えカバーをそれぞれ設け、
    前記支えカバーに、床面と接触し前記床面との摩擦が少ない起毛布を接着した吸込み具を備えたことを特徴とする電気掃除機。
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