JP4102038B2 - 内視鏡用クリップ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネルに通して使用されて、体内の止血、結紮或いはマーキング等を行うために用いられる内視鏡用クリップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡用クリップ装置は一般に、クリップの一対の腕部が基端側で連結されていて、その基端連結部付近を変形させることにより腕部が開閉するようになっている。
【0003】
また、クリップの基端連結部付近に係合することによりクリップの腕部を閉じた状態に維持するクリップ閉じリングが設けられていて、そのクリップ閉じリングとクリップとがシースの先端付近にシースから離脱可能に配置されている。
【0004】
そして、シース内に挿通配置された操作動作伝達部材をシースの基端側から操作することによって、クリップの基端連結部付近に係合していない状態のクリップ閉じリングをクリップの基端連結部付近に係合させて、患部粘膜等を挟み付ける状態にクリップを留置させることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように構成された従来の内視鏡用クリップ装置においては、クリップ閉じリングによって閉じられた状態の留置中のクリップに外力が加わると、クリップからクリップ閉じリングが外れ、その結果、クリップが粘膜から脱落してしまうことが珍しくなかった。
【0006】
そこで本発明は、留置状態のクリップからクリップ閉じリングが外れ難くて、優れた留置性を得ることができる内視鏡用クリップ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用クリップ装置は、基端側で連結された一対の腕部がその基端連結部付近を変形させることにより開閉するように形成されたクリップと、クリップの基端連結部付近に係合することにより腕部を閉じた状態に維持するクリップ閉じリングとがシースの先端付近にシースから離脱可能に配置され、クリップの基端連結部付近に係合していない状態のクリップ閉じリングをシースの基端側からの遠隔操作によってクリップの基端連結部付近に係合させる操作動作伝達部材がシース内に挿通配置された内視鏡用クリップ装置において、クリップ閉じリングがクリップに係合した状態になったときにその係合が解けるのを阻止する逆止ストッパを、クリップの基端連結部に設けたものである。
【0008】
なお、逆止ストッパが、クリップの基端連結部から弾力的に広がる板バネ状部材であってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図3は内視鏡用クリップ装置の全体構成を示しており、例えば四フッ化エチレン樹脂チューブ等からなる可撓性のシース1の先端部分にクリップ2が配置されている。
【0010】
図3においては、クリップ2は基端寄りの部分がシース1の先端内に収容されていて、開いた状態の一対の腕部2aとその各先端に内方に向かって突出形成された爪状部2bとが見えている。
【0011】
シース1の基端に連結された操作部20は、端部に指掛け23aが取り付けられた本体軸23にスライダー22がスライド自在に取り付けられ、シース1の基端筒状体21が本体軸23及びスライダー22に対して独立してスライド自在に配置されて構成されている。
【0012】
図1はシース1の先端部分を拡大して示しており、この図においては、外力が加わっていない時の自然状態(即ち、一対の腕部2aが平行な状態)になったクリップ2が、ほぼ完全にシース1内に引き込まれている。
【0013】
クリップ2は、例えばバネ用ステンレス鋼板等を曲げて一つながりに形成されていて、一対の腕部2aの各先端部分から爪状部2bが内方に折れ曲がって突出形成されている。
【0014】
一対の腕部2aの基端側は、ほぼ360°の環状に形成された基端連結部2cにより連結された構成になっており、基端連結部2cを変形させることによって腕部2aが開閉する。
【0015】
そして、操作部20に配置された前述のスライダー22によって軸線方向に進退操作される操作ワイヤ3が軸線方向に進退自在にシース1の軸線位置に配置されていて、その先端には、クリップ2に対して係脱させることができるクリップ連結フック4がつなぎ部材5を介して取り付けられている。
【0016】
クリップ連結フック4は、図2に示されるように、コの字状に形成された先端部分がクリップ2の基端連結部2cに係合することによりクリップ2と連結するようになっている。したがって、操作ワイヤ3を少し大きく前方に送り出すことにより、クリップ2に対するクリップ連結フック4の係合を外すことができる。
【0017】
図1に戻って、シース1の先端内には、クリップ2の基端連結部2cを変形させるための短筒状のクリップ閉じリング6が配置されており、クリップ2の基端連結部2cが、クリップ閉じリング6内に引き込まれることにより変形する。
【0018】
クリップ閉じリング6の基端部分が係脱自在に嵌め込まれたリング受け部材8は、操作部20の本体軸23に連結された例えばステンレス鋼線材の密巻コイルからなるリング押出コイル7の先端に固着されている。
【0019】
板バネ状部材によって一つながりに形成されたクリップ2には、クリップ2の基端連結部2cから弾力的に広がることにより、クリップ閉じリング6がクリップ2に係合した状態になったときにクリップ閉じリング6がクリップ2から離脱するのを阻止する状態になる逆止ストッパ2eが、外方に向けて突出形成されている。
【0020】
このように構成された内視鏡用クリップ装置においては、図示されていない内視鏡の処置具挿通チャンネルにシース1を通し、クリップ2がシース1の先端から前方に出た状態にして、クリップ閉じリング6を操作部20側から押し出す(又は、操作ワイヤ3を操作部20側から牽引する)。
【0021】
すると、まず図4に示されるように、クリップ2の基端連結部2cがクリップ閉じリング6内に引き込まれた状態になって変形することにより、一対の腕部2aが開いた状態に変化する。このとき逆止ストッパ2eは、クリップ閉じリング6内に挿入された状態になり、窄まった状態に弾性変形する。
【0022】
その状態で一対の腕部2aの間に患部を位置させ、クリップ閉じリング6を操作部20側から押し出すと、図5に示されるように、基端連結部2cがさらに変形すると同時にクリップ閉じリング6の先端がクリップ2の一対の腕部2aを背側から押し、それによって一対の腕部2aが平行に閉じた状態になり、爪状部2bが患部100の粘膜に突き刺さる状態になる。
【0023】
そこで、クリップ連結フック4をクリップ2から外して、シース1側の部分全体を手元側に引き去ることにより、図6に示されるように、クリップ閉じリング6と共にクリップ2が患部100の粘膜に食い付いた状態に留置される。
【0024】
この留置状態においては、逆止ストッパ2eがクリップ閉じリング6内を通過してクリップ閉じリング6の裏側で広がった状態に戻り、クリップ2に対してクリップ閉じリング6が退避するのを阻止するので、外力が作用してもクリップ2に対するクリップ閉じリング6の係合が解けず、したがって、クリップ2が患部100から簡単に脱落しない。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、クリップ閉じリングがクリップに係合した状態になると、逆止ストッパによりその係合が外れないように規制され、クリップが閉じた状態が保持されるので、留置中のクリップが外力等の作用によって患部から簡単に脱落せず、優れた留置性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の先端部分の側面断面図である。
【図2】本発明の実施例のクリップとクリップ連結フックとの連結部付近を示す部分斜視図である。
【図3】本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置の全体構成を示す外観図である。
【図4】本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置のクリップの開閉動作における開状態を示す側面断面図である。
【図5】本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置のクリップの開閉動作における閉状態を示す側面断面図である。
【図6】本発明の実施例の内視鏡用クリップ装置のクリップの留置状態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 シース
2 クリップ
2a 腕部
2c 基端連結部
2e 逆止ストッパ
3 操作ワイヤ(操作動作伝達部材)
4 クリップ連結フック
6 クリップ閉じリング
7 リング押出コイル(操作動作伝達部材)
20 操作部

Claims (2)

  1. 基端側で連結された一対の腕部がその基端連結部付近を変形させることにより開閉するように形成されたクリップと、上記クリップの基端連結部付近に係合することにより上記腕部を閉じた状態に維持するクリップ閉じリングとがシースの先端付近に上記シースから離脱可能に配置され、上記クリップの基端連結部付近に係合していない状態の上記クリップ閉じリングを上記シースの基端側からの遠隔操作によって上記クリップの基端連結部付近に係合させる操作動作伝達部材が上記シース内に挿通配置された内視鏡用クリップ装置において、
    上記クリップ閉じリングが上記クリップに係合した状態になったときに、その係合が解けるのを、上記クリップを開くことなく阻止する逆止ストッパ、上記クリップの基端連結部に設けられ、
    上記逆止ストッパは、上記クリップの基端連結部から弾力的に広がる板バネ状部材であって、上記クリップ閉じリング内を通過して弾力的に広がることにより上記クリップ閉じリング内に戻れない状態になる
    ことを特徴とする内視鏡用クリップ装置。
  2. 上記シースの先端には、上記クリップ閉じリングの基端部分が係脱自在に嵌め込まれるリング受け部材が設けられていて、上記リング受け部材の内径が、上記クリップ閉じリングの基端より後方位置においては上記クリップ閉じリングの内径より大きく形成されている請求項記載の内視鏡用クリップ装置。
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