JP4099133B2 - ターミナルアッセンブリの製造方法、ターミナルアッセンブリ及び車両用ワイパモータ - Google Patents

ターミナルアッセンブリの製造方法、ターミナルアッセンブリ及び車両用ワイパモータ Download PDF

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Description

本発明は ターミナルアッセンブリの製造方法、ターミナルアッセンブリ及び車両用ワイパモータに関するものである。
従来、モータのノイズ発生を防止するため、モータのブラシにチョークコイルやコンデンサなどの雑音防止素子を接続したものが知られている。例えば、特許文献1には雑音防止部材としてチョークコイルを接続したモータが開示されている。このモータは、特許文献1の図6に示すように、電源供給のために給電側コネクタ端子が接続される接続端子40,41とチョークコイル32,33とブラシ29,30とを接続したブラシ及びターミナルアッセンブリ(以下、単にブラシアッセンブリという)を有している。チョークコイル32,33の一端はブラシ29,30のピッグテール38,39の端部とカシメ固定された接続具42,43によって接続され、チョークコイル32,33の他端はターミナル部材40,41とヒュージングにより接続されている。
特開2002−315274号公報(図6)
ところで、上記のブラシアッセンブリを構成するには、ブラシ29,30のピッグテール38,39とチョークコイル32,33とをそれぞれ接続する接続具42,43が必要である。従って、それら接続具42,43に対応する部品供給装置をそれぞれ必要とするとともに、接続具42,43の維持管理などコストアップの要因となっていた。また、接続具42,43は小さな部品であるため、組付け作業において位置決めや保持などの取り扱いが困難であり、作業性が悪いという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、作業性が良く、コスト上昇を抑えることができるターミナルアッセンブリの製造方法、ターミナルアッセンブリ及び車両用ワイパモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、モータのブラシと、一端が前記ブラシに接続されて前記モータのノイズを抑制する雑音防止素子と、導電性を有する板材からなり前記モータの電源側の接続端子が接続されるとともに該雑音防止素子の他端が接続されるターミナル本体と、を備えたターミナルアッセンブリの製造方法であって、記雑音防止素子の他端が接続される接続部を有する前記ターミナル本体と、前記ブラシのピッグテールと前記雑音防止素子の一端とを接続する接続具前記導電性を有する板材にて一体形成されてターミナル部材を構成しており、前記ターミナル本体と一体の前記接続具にて前記雑音防止素子の一端に前記ブラシのピッグテールを接続した後、前記接続具と前記ターミナル本体とを切離し、該接続具が切離された前記ターミナル本体の前記接続部前記雑音防止素子の他端接続するようにした。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のターミナルアッセンブリの製造方法において、前記接続具及び前記ターミナル本体の前記接続部による接続の少なくとも一方は、カシメがなされた後、溶接が施されるようにした。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のターミナルアッセンブリの製造方法において、前記雑音防止素子は、前記モータのFM周波数帯のノイズを低減するチョークコイルである。
請求項4に記載の発明は、モータのブラシと、前記ブラシのピッグテールが接続具により一端に接続され前記モータのノイズを抑制する雑音防止素子と、導電性を有する板材から形成され前記接続具が一体形成されるターミナル部材から切離されてなり、前記モータの電源側の接続端子が接続されるとともに前記雑音防止素子の他端接続されるターミナル本体と、を備えたターミナルアッセンブリにおいて、前記ターミナル本体は、前記雑音防止素子の他端接続される接続部と、前記接続具が切離された切断部と、前記モータの電源側の接続端子が接続される端子部と、を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のターミナルアッセンブリにおいて、前記雑音防止素子は、前記モータのFM周波数帯のノイズを低減するチョークコイルである。
請求項6に記載の発明は、回転軸及び整流子を有する電機子が備えられるモータ本体と、請求項4又は5に記載のターミナルアッセンブリを備え、該ターミナルアッセンブリを構成し前記整流子に摺接して前記電機子に駆動電源を供給するブラシを保持するブラシホルダ装置と、前記モータ本体と一体に組み付けられ、前記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構を収容するギヤハウジングと、を備え、車両用ワイパ装置を駆動する車両用ワイパモータである。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ブラシのピッグテールと雑音防止素子とターミナル本体とをそれぞれ接続するための接続部品として、ターミナル本体に接続部を設けるとともにターミナル本体と一体に接続具を形成したターミナル部材を用い、ターミナル部材のうちの接続具にてピッグテールと雑音防止素子の一端とを接続し、ターミナル本体の接続部に雑音防止素子の他端を接続するようにした。従って、ブラシのピッグテール、雑音防止素子、ターミナル本体のそれぞれを接続する接続具とターミナル本体とを1つのターミナル部材として取り扱うことができるため、部品の維持管理や部品供給装置を低減できる。更に、ブラシのピッグテールと雑音防止素子とを接続する接続具は、ターミナル本体が一体となった大きな部品として取り扱いできるため、組付け作業において位置決めや保持などの取り扱いが容易である。
請求項に記載の発明によれば、カシメによる接続だけでなく更に溶接により接続されるため電気的接続の信頼性が更に高められる。
請求項3に記載の発明によれば、チョークコイルによりモータのFM周波数帯のノイズを低減することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ブラシのピッグテール、雑音防止素子、ターミナル本体のそれぞれを接続する接続具とターミナル本体とを1つのターミナル部材として取り扱うことができるため、部品の維持管理や部品供給装置を低減できる。更に、ブラシのピッグテールと雑音防止素子とを接続する接続具は、ターミナル本体が一体となった大きな部品として取り扱いできるため、組付け作業において位置決めや保持などの取り扱いが容易である。
請求項5に記載の発明によれば、チョークコイルによりモータのFM周波数帯のノイズを低減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、ブラシのピッグテール、雑音防止素子、ターミナル本体のそれぞれを接続する接続具とターミナル本体とを1つのターミナル部材として取り扱うことができるため、部品の維持管理や部品供給装置を低減できる。また、ブラシのピッグテールと雑音防止素子とを接続する接続具は、ターミナル本体が一体となった大きな部品として取り扱いできるため、組付け作業において位置決めや保持などの取り扱いが容易である。更に、ワイパモータはフロントウインドを払拭する車両用ワイパモータとして使用され、フロントウインド下端部に配置され、車両のラジオの近傍に搭載されることとなるので雑音防止素子によるブラシのノイズ低減によりラジオへの影響を低減できる。
本発明によれば、作業性が良く、コスト上昇を抑えたターミナルアッセンブリの製造方法、ターミナルアッセンブリ及び車両用ワイパモータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すワイパモータ1は、車両のウィンドシールドガラス(フロントガラス)に付着した雨滴等を払拭する車両用ワイパ装置の駆動源として用いられている。従って、このワイパモータ1は、フロントウインド下端部に配置され、車両のラジオの近傍に搭載される。
ワイパモータ1は、モータ本体2及び減速部3から構成されている。モータ本体2を構成するヨークハウジング4は、導電性金属材料からなり、略有底円筒状に形成されている。ヨークハウジング4の内周面には複数個のマグネット5が固定され、各マグネット5の内側には電機子6が回転可能に収容されている。ヨークハウジング4の底部には、電機子6の回転軸7の基端部を回転可能に支持するスラスト軸受8及びラジアル軸受9が設けられている。ヨークハウジング4の開口部4aには、ウォーム7aが形成された回転軸7の先端側を覆う減速部3のギヤハウジング10がネジ11により組み付けられている。
ギヤハウジング10は、アルミ合金等の金属製であり、ヨークハウジング4の開口部4aとほぼ同形状の開口凹部10aを有している。ギヤハウジング10には、回転軸7のウォーム7a及びウォームホイール12からなる減速機構を収容するためのギヤ収容凹部10bが形成されている(図4参照)。ギヤハウジング10には、回転軸7の中間部を回転可能に支持するラジアル軸受13が所定部位に固定されるとともに、回転軸7の先端部を回転可能に支持する軸受部10cが形成されている。軸受13と軸受部10cとの間にはウォーム7aが配置され、該ウォーム7aはウォームホイール12と噛合されている。ウォームホイール12には、回転軸7(ワイパモータ1)の軸線L1方向と直交する方向に平行に配置された出力軸14が駆動連結されている。
図2に示すように、ギヤハウジング10には、プレートカバー15が装着されている。プレートカバー15は、図4に示すギヤ収容凹部10bの開口部10dを閉塞する。因みに、図5に示すプレートカバー15は、その内側面15a側が紙面表面側を向いている。このプレートカバー15には、車体側から延びる車体側コネクタ(図示略)が連結されて車体側から駆動電源の供給を受ける給電用コネクタ16が一体に設けられている。そして、給電用コネクタ16から駆動電源の供給を受けると、モータ本体2が回転駆動され、その回転軸7(ウォーム7a)の回転が減速されて出力軸14に伝達される。出力軸14には車両用ワイパ装置のリンク機構(図示略)を介してワイパアーム(図示略)が駆動連結されており、該出力軸14が回転することにより、ワイパアームが所定の払拭動作を行うようになっている。
図1に示すように、ギヤハウジング10のヨークハウジング4と対向する開口凹部10a内には、ブラシホルダ装置21が組み付けられている。図3に示すように、ブラシホルダ装置21は、略円環状のベースプレート22を備えている。ベースプレート22は、フェノール樹脂等の絶縁性を有する熱硬化性樹脂にて形成されている。ベースプレート22の中央部には、回転軸7及び該回転軸7に固定される整流子6aが挿通されている。ベースプレート22(ブラシホルダ装置21)は、所定の2箇所に装着される防振ゴム(弾性材)からなるフローティング支持部材23a,23bを介してギヤハウジング10に2個のネジ24a,24bにて固定されている。つまり、ブラシホルダ装置21はギヤハウジング10に対してフローティング支持部材23a,23bにて固定されるので、該フローティング支持部材23a,23bによりブラシホルダ装置21にて生じる振動がギヤハウジング10側に伝達するのが抑制される。
ベースプレート22の一側面(ヨークハウジング4側の面)22aには、略四角筒状をなす3個のブラシホルダ(第1〜第3ブラシホルダ)25,26,27が該プレート22の周方向に所定角度間隔を有して固定されている。第1ブラシホルダ25と第2ブラシホルダ26とは回転軸7の軸中心を通る直線上に該回転軸7を挟んで配置され、第3ブラシホルダ27は第2ブラシホルダ26からベースプレート22の周方向に所定角度だけずれた位置に配置されている。これらブラシホルダ25〜27には、それぞれ電機子6の径方向に沿ってスライド可能に保持されたコモン用ブラシ28、低速駆動用ブラシ29及び高速駆動用ブラシ30が収容保持されている。各ブラシ28,29,30は、略四角柱状に形成され、径方向外側端部には、ピッグテール28a,29a,30aが接続されている。
ベースプレート22の一側面22aにおけるブラシホルダ25,26,27の近傍位置には、それぞれ支持ピン31,32,33が突設されている。各支持ピン31,32,33には、各ブラシ28,29,30を整流子6a側に付勢するためのトーションスプリング34,35,36がそれぞれ装着される。各ブラシ28〜30は、それらの先端がトーションスプリング34〜36の弾性力により常時整流子6aに摺接する。
又、ベースプレート22には、第1ブラシホルダ25の近傍位置に、回路保護用のサーキットブレーカ41が設置されている。サーキットブレーカ41は、その一方の接続端子がベースプレート22に固定されるターミナルプレート42aを介してコモン用ブラシ28に一端が固着されたピッグテール28aの他端に接続され、他方の接続端子がベースプレート22に固定されるターミナルプレート42bに接続されている。該ターミナルプレート42bは、ギヤハウジング10のネジ穴に螺入されるネジ24bによりベースプレート22と共締めされ、ターミナルプレート42b及びネジ24bを介してサーキットブレーカ41がボディーアースされている。
又、ベースプレート22には、第2ブラシホルダ26と第3ブラシホルダ27との間に、コイル収容部45が形成されている。コイル収容部45は、ベースプレート22に一体形成され、該ベースプレート22の一側面22a及び他側面22bの両側に突出している。
図3に示すように、コイル収容部45には、周方向に沿って配列された2つの凹部46a,46bが形成されている。各凹部46a,46bは、チョークコイルを収容可能に形成されており、本実施形態では、第2ブラシホルダ26に近い凹部46aにのみチョークコイル47が収容されている。チョークコイル47は、モータ1のFM周波数帯におけるノイズを低減する雑音防止素子として機能する。従って、チョークコイル47は、フロントウインド下端部に配置され、車両のラジオの近傍に搭載されたワイパモータ1において、低速駆動用ブラシ29により発生するノイズを低減してラジオへの影響を低減する。
チョークコイル47は、一端が低速駆動用ブラシ29からのびるピッグテール29aと接続具48により接続され、他端が第1ブラシ側ターミナル(以下、単に第1ターミナルという)49と接続されている。第1ターミナル49は、第1接続端子部としての雌型接続端子部49a(図4参照)を有している。コイル収容部45には、凹部46a,46bの底部に挿通孔が形成され、該挿通孔を介して雌型接続端子部49aが凹部46aからベースプレート22の側面22b側に突出し、コイル収容部45に設けられた端子支持部45aにて支持されている。
一方、図3に示すように、第3ブラシホルダ27に近い凹部46bには、第2ブラシ側ターミナル(以下、単に第2ターミナルという)50が収容されている。第2ターミナル50には、高速駆動用ブラシ30からのびるピッグテール30aの先端がカシメ固定されている。
第2ターミナル50は、第1ターミナル49と同様に、第1接続端子部としての雌型接続端子部50a(図4参照)を有している。この雌型接続端子部50aは、凹部46bの底部に形成された挿通孔を介してベースプレート22の側面22b側に突出し、端子支持部45bにて支持されている。
図5に示すように、プレートカバー15には、5本の給電側ターミナル51〜55が敷設されており、各ターミナル51〜55の一端がプレートカバー15に設けられる給電用コネクタ16のコネクタハウジング16a内に接続端子として突出されている。これら給電側ターミナル51〜55のうち2本の給電側ターミナル51,52の他端に第2接続端子としての雄型接続端子部56a,56bが形成されており、該雄型接続端子部56a,56bは雌型接続端子部49a,50aに対応するプレートカバー15の所定部位から立設されている。雄型接続端子部56a,56bは、プレートカバー15をギヤハウジング10に装着しギヤ収容凹部10bの開口部10dを閉塞する際に、雌型接続端子部49a,50aにそれぞれ嵌入される。
残り3本の給電側ターミナル53,54,55には、接触ターミナル57a,57b,57cが接続されている。接触ターミナル57a〜57cは、プレートカバー15の装着時にウォームホイール12と一体回転するように連結される回転プレート58の導体パターン58aが形成された面に対して接触し、ウォームホイール12の回転位置、即ちワイパアームの位置を検出している。そして、この検出位置に基づいて、図示しないワイパスイッチがオフされている場合にワイパアームをホームポジション位置で常に停止するように、雄型接続端子部56a,56bから雌型接続端子部49a,50aを通じてブラシ29,30に対する駆動電源の供給が維持され、ワイパモータ1(モータ本体2)が駆動される。
低速駆動用ブラシ29のピッグテール29aとチョークコイル47とを接続する接続具48は、該チョークコイル47が接続される第1ターミナル49から切り離される。即ち、接続具48と第1ターミナル49は、図6(a)及び図6(b)に示すターミナル部材61として製造される。ターミナル部材61は、導電性を有する板材から打ち抜き工程と折り曲げ工程とを経て形成されている。このターミナル部材61は、カシメ部62とターミナル本体63と備え、カシメ部62がターミナル本体63と切り離されて接続具48として使用され、接続具48と切り離されたターミナル本体63が第1ターミナル49として使用される。
ターミナル本体63は、雌型接続端子部49aが設けられた本体部63aと、該本体部63aから立設された当接部63bと、当接部63bから本体部63aと平行に延設された切断部63cとを備えている。
本体部63aには、雌型接続端子部49aとともに、チョークコイル47を接続するための接続部としての接続片64が延設されている。切断部63cの先端にはカシメ部62(接続具48)が一体形成されている。カシメ部62(接続具48)はコ字状に形成されている。
上記ターミナル部材61は、図7に示すように、使用される。先ず、ターミナル部材61のカシメ部62をカシメて低速駆動用ブラシ29のピッグテール29a先端とチョークコイル47の端部47aとを接続する。次に、ターミナル部材61を図7の太線C1に沿って切断し、切断部63cからカシメ部62、即ち接続具48を切り離す。そして、接続具48を切り離したターミナル本体63、即ち第1ターミナル49の接続片64をカシメてチョークコイル47の端部47bを第1ターミナル49に接続する。
接続具48と接続片64は、カシメをなした後に溶接が施される。カシメによる接続だけでなく、溶接によりピッグテール29aとチョークコイル47の端部47a、チョークコイル47の端部47bと第1ターミナル49とを接続することで、電気的接続の信頼性をより高めることができる。
以上により、低速駆動用ブラシ29、チョークコイル47、第1ターミナル49とによる第1ターミナルアッセンブリ71が構成される。この第1ターミナルアッセンブリ71は、ベースプレート22に装着される。この時、チョークコイル47と第1ターミナル49は、ベースプレート22に一体形成されたコイル収容部45の凹部46aに挿入され、ブラシ29は第2ブラシホルダ26に挿入される。第1ターミナル49は、該凹部46aの底部に形成された挿入孔に挿入される。そして、第1ターミナル49の当接部63bが凹部46aの底面に当接され、該当接により雌型接続端子部49aが所定長さベースプレート22の側面22b側に突出する。即ち、本体部63aの長さ及び該本体部63aから屈曲形成された当接部63bにより、雌型接続端子部49aのベースプレート22からの突出量が設定されている。
高速駆動用ブラシ30に接続された第2ターミナル50は、ターミナル部材61と対象形に形成されている。即ち、第2ターミナル50は、カシメ部とターミナル本体とを有し、該カシメ部をカシメて高速駆動用ブラシ30のピッグテール30aが第2ターミナル50と接続されて第2ターミナルアッセンブリが構成される。従って、カシメ部にて第2ターミナル50と高速駆動用ブラシ30のピッグテール30aとが接続されるため、容易に高速駆動用ブラシ30と第2ターミナル50とを接続することができる。また、高速駆動用ブラシ30にチョークコイル47を接続する場合にも第2ターミナル50を使用する、即ちターミナルを変更する必要がなく、使用部品の交換や複数のターミナルを管理する手間を省くことができる。
この第2ターミナルアッセンブリは、第2ターミナル50がコイル収容部45の凹部46bに挿入され、ブラシ30は、第3ブラシホルダ27に挿入される。そして、第1ターミナルアッセンブリ71と同様に、第2ターミナル50の当接部が凹部46bの底面に当接され、雌型接続端子部50aのベースプレート22からの突出量が第1ターミナル49の突出量と同じ所定長さとなる。
尚、明らかではあるが、低速駆動用ブラシ29にチョークコイル47を接続しない場合にも、接続具48と(カシメ部62)と第1ターミナル49(ターミナル本体63)とを一体化したターミナル部材61を使用することができるため、使用部品の交換や複数のターミナルを管理する手間を省くことができる。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)低速駆動用ブラシ29のピッグテール29aとチョークコイル47と第1ターミナル49とをそれぞれ接続するための接続部品として、第1ターミナル49に接続片64を設けるとともに第1ターミナル49(ターミナル本体63)と一体に接続具48(カシメ部62)を形成したターミナル部材61を用いる。このターミナル部材61のうちのカシメ部62(接続具48)にてピッグテール29aとチョークコイル47の端部47aとを接続し、ターミナル本体63(第1ターミナル49)の接続片64にてチョークコイル47の端部47bを該ターミナル本体63に接続するようにした。従って、低速駆動用ブラシ29のピッグテール29a、チョークコイル47、第1ターミナル49のそれぞれを接続する接続具48と第1ターミナル49とを1つのターミナル部材61として取り扱うことができるため、部品の維持管理や部品供給装置を低減できる。
(2)カシメ部62にてピッグテール29aの先端とチョークコイル47の端部47aとを接続した後、カシメ部62とターミナル本体63とを切り離すようにした。従って、
低速駆動用ブラシ29のピッグテール29aとチョークコイル47とを接続する接続具48は、第1ターミナル49と一体化した大きな部品であるターミナル部材61として取り扱いできるため、組付け作業において位置決めや保持などの取り扱いが容易である。
(3)接続具48と接続片64の双方をカシメ処理の後に溶接した。従って、カシメによる接続だけでなく更に溶接により接続されるため電気的接続の信頼性が更に高められる。
(4)第2ターミナル50を第1ターミナル49と同様に構成し、そのカシメ部にて高速駆動用ブラシ30のピッグテール30aを第2ターミナル50に接続した。従って、チョークコイルの有無にかかわらず同じターミナルを用いることができるため、使用部品の交換や複数のターミナルを管理する手間を省くことができる。
尚、上記形態は、以下のように変更してもよい。
・上記形態では、接続具48と接続片64の双方をカシメ処理の後に溶接したが、接続具48と接続片64の少なくとも一方に溶接処理を施しても良い。
・上記形態では、ターミナル本体63(第1ターミナル49)に接続片64を設けてチョークコイル47の端部47bを接続したが、溶接やヒュージングにて接続する構成としてもよい。
・上記形態では、カシメ部62にてピッグテール29aとチョークコイル47の端部47aとを接続した後に該カシメ部62とターミナル本体63とを切り離すようにしたが、先ずカシメ部62とターミナル本体63とを切り離し、そのカシメ部62(接続具48)にてピッグテール29aとチョークコイル47の端部47aとを接続するようにしてもよい。
本実施形態のワイパモータの断面図。 ワイパモータの底面側から見た外観図。 図1のA−A線断面図。 ギヤハウジングにおけるギヤ収容凹部内の説明図。 プレートカバーの説明図。 (a)はターミナル部材の正面図、(b)はターミナル部材の側面図。 ブラシアッセンブリの製造工程を示す説明図。
符号の説明
1…モータ、2…モータ本体、6…電機子、6a…整流子、7…回転軸、10…ギヤハウジング、14…出力軸、21…ブラシホルダ装置、29…ブラシ、29a…ピッグテール、47…チョークコイル、48…接続具、49…第1ターミナル、61…ターミナル部材、63…ターミナル本体、63c…切断部。

Claims (6)

  1. モータのブラシと、
    一端が前記ブラシに接続されて前記モータのノイズを抑制する雑音防止素子と、
    導電性を有する板材からなり前記モータの電源側の接続端子が接続されるとともに該雑音防止素子の他端が接続されるターミナル本体と、
    を備えたターミナルアッセンブリの製造方法であって、
    記雑音防止素子の他端が接続される接続部を有する前記ターミナル本体と、前記ブラシのピッグテールと前記雑音防止素子の一端とを接続する接続具前記導電性を有する板材にて一体形成されてターミナル部材を構成しており、
    前記ターミナル本体と一体の前記接続具にて前記雑音防止素子の一端に前記ブラシのピッグテールを接続した後、前記接続具と前記ターミナル本体とを切離し、該接続具が切離された前記ターミナル本体の前記接続部前記雑音防止素子の他端接続する、
    ことを特徴とするターミナルアッセンブリの製造方法。
  2. 請求項1に記載のターミナルアッセンブリの製造方法において、
    前記接続具及び前記ターミナル本体の前記接続部による接続の少なくとも一方は、カシメがなされた後、溶接が施されることを特徴とするターミナルアッセンブリの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載のターミナルアッセンブリの製造方法において、
    前記雑音防止素子は、前記モータのFM周波数帯のノイズを低減するチョークコイルであることを特徴とするターミナルアッセンブリの製造方法。
  4. モータのブラシと、
    記ブラシのピッグテールが接続具により一端に接続され前記モータのノイズを抑制する雑音防止素子と、
    導電性を有する板材から形成され前記接続具が一体形成されるターミナル部材から切離されてなり、前記モータの電源側の接続端子が接続されるとともに前記雑音防止素子の他端接続されるターミナル本体と、
    を備えたターミナルアッセンブリにおいて、
    前記ターミナル本体は、前記雑音防止素子の他端接続される接続部と、前記接続具が切離された切断部と、前記モータの電源側の接続端子が接続される端子部と、
    を有することを特徴とするターミナルアッセンブリ。
  5. 請求項4に記載のターミナルアッセンブリにおいて、
    前記雑音防止素子は、前記モータのFM周波数帯のノイズを低減するチョークコイルであることを特徴とするターミナルアッセンブリ。
  6. 回転軸及び整流子を有する電機子が備えられるモータ本体と、
    請求項4又は5に記載のターミナルアッセンブリを備え、該ターミナルアッセンブリを構成し前記整流子に摺接して前記電機子に駆動電源を供給するブラシを保持するブラシホルダ装置と、
    前記モータ本体と一体に組み付けられ、前記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構を収容するギヤハウジングと、
    を備え、車両用ワイパ装置を駆動する車両用ワイパモータ。
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