JP4097650B2 - 自動製氷機付き冷蔵庫 - Google Patents

自動製氷機付き冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP4097650B2
JP4097650B2 JP2004364798A JP2004364798A JP4097650B2 JP 4097650 B2 JP4097650 B2 JP 4097650B2 JP 2004364798 A JP2004364798 A JP 2004364798A JP 2004364798 A JP2004364798 A JP 2004364798A JP 4097650 B2 JP4097650 B2 JP 4097650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
ice making
refrigerator
housing member
ice tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004364798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005180908A (ja
Inventor
昌志 豊嶋
淳一 茂木
清貴 長尾
洋二 今堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2004364798A priority Critical patent/JP4097650B2/ja
Publication of JP2005180908A publication Critical patent/JP2005180908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4097650B2 publication Critical patent/JP4097650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

本発明は、自動製氷機付き冷蔵庫に関し、特に、自動製氷機を冷蔵庫から取り外し自在
にする技術に関する。
冷蔵庫用自動製氷機において、その製氷皿を着脱できる構成のものがある(例えば、特
許文献1参照)。特許文献1のものは、製氷皿にサーミスタを取り付け、製氷皿の温度を
サーミスタで検知して離氷工程に移るものであり、このような構成において、製氷皿の着
脱に伴いサーミスタの着脱を容易にする技術に関する。
特開2000−88410号公報
このように特許文献1の発明は、製氷皿の着脱とサーミスタの着脱を容易にする技術で
あるが、製氷皿の回転を行う電動機構部等は冷蔵庫に残ったままである。このため、製氷
室を食品を貯蔵するための通常の冷凍室として利用する場合にはこの残った部分が邪魔と
なって使用性が悪い。また、製氷皿と電動機構部との組み立て関係と冷蔵庫への取り付け
関係を効果的に行うための構成や、製氷皿と電動機構部の点検、修理等のし易さを考慮し
た点については定かでない。
本発明は、これらの点に鑑みて、製氷皿とその回転を行う電動機構部とを冷蔵庫外に同
時に取り外し可能とし、自動製氷機の組み立てや修理、点検がし易く、製氷皿の清掃がし
易い技術を提供する。また、自動製氷機を冷蔵庫からの取り外しと収納がし易い構造を提
供する。また、自動製氷機を取り外して製氷室を食品貯蔵のための通常の冷凍室として利
用し易くする。
本願の第1の発明は、電動機構とこの電動機構によって回転駆動される製氷皿とを備えた自動製氷機が冷蔵庫内の製氷室に設けられ、前記製氷皿の下方には前後方向へ引き出し自在に設けた貯氷容器が設けられ、前記製氷皿へ製氷用水が供給される自動製氷機付き冷蔵庫において、前記製氷室は冷凍温度室であり、前記電動機構と製氷皿は前記貯氷容器の上方位置でハウジング部材に支持され、前記ハウジング部材は、その左右両端部が前記製氷室の天井部分の左右両側に設けたレール機能の支持部分に載置されて前記製氷室の天井面に当接または近接し前記製氷室の前後方向へスライドにて取り外し及び収納自在に支持され前記電動機構へ電力供給するよう前記ハウジング部材に設けたコネクタが、前記ハウジング部材の引き出し及び収納に伴って冷蔵庫本体側のコネクタに脱着する関係に構成されたことを特徴とする。
また第2の発明は、電動機構とこの電動機構によって回転駆動される製氷皿とを備えた自動製氷機が冷蔵庫内の製氷室に設けられ、前記製氷皿の下方には前後方向へ引き出し自在に設けた貯氷容器が設けられ、前記製氷皿へ製氷用水が供給される自動製氷機付き冷蔵庫において、前記製氷室は冷凍温度室であり、前記電動機構と製氷皿は前記貯氷容器の上方位置でハウジング部材に支持され、前記ハウジング部材は、その左右両端部が前記製氷室の天井部分の左右両側に設けたレール機能の支持部分に載置されて前記製氷室の天井面に当接または近接し前記製氷室の前後方向へスライドにて取り外し及び収納自在に支持され、前記電動機構へ電力供給するよう前記ハウジング部材に設けたコネクタが、前記ハウジング部材の引き出し及び収納に伴って冷蔵庫本体側のコネクタに脱着する関係に構成され、前記製氷皿の駆動部側は前記製氷皿から突出する駆動側結合部と前記電動機構の回転駆動軸とが着脱自在に嵌り合い結合され、前記製氷皿の従動部側から突出する突出軸は前記ハウジング部材に形成した軸受け孔の上部に形成される上側軸受け部と前記軸受け孔に取り付けられる保持部材の上面に形成する下側軸受け部とで形成された軸受け部に回転可能に支持され、この支持状態において前記保持部材はバネの付勢にて前記製氷皿の従動部側を押して前記駆動側結合部と前記回転駆動軸との結合を維持し、前記バネの付勢に抗する前記保持部材の後方ヘの移動にて前記製氷皿を前記ハウジング部材から取り外し可能としたことを特徴とすることを特徴とする。
第1の発明は、ハウジング部材をスライドにて引き出すことによって電動機構と製氷皿が冷蔵庫から取り外されるため、電動機構と製氷皿の組み立てがハウジング部材に一体化でき、自動製氷機の組み立てや修理、点検がし易く、また製氷皿の清掃がし易くなる。そして、貯氷容器とハウジング部材を引き出すことによって、製氷室には貯氷容器とハウジング部材が残らないため、通常の冷凍室として広く利用できることとなる。また、ハウジング部材は、貯氷容器の上方にあって、ハウジング部材を製氷室の天井面に当接または近接して配置する位置に設けられるため、自動製氷機を製氷室の天井部に配置でき、ハウジング部材を取り外した状態で製氷室を冷凍室として利用する場合にも、ハウジング部材の支持部分が製氷室への物品の収納と取り出しの邪魔にならず、製氷室を有効に利用できるものとなる。また電動機構へ電力供給ラインは、ベース部材の引き出しと収納に伴ってコネクタが脱着するため、手間がかからずに自動製氷機の引き出しと収納が行なえるものとなる。
第2の発明は、第1の発明の効果に加えて、保持部材がバネの付勢にて製氷皿の従動部側を押して駆動側結合部と回転駆動軸との結合を維持して製氷皿の安定支持を達成するため、ハウジング部材への製氷皿の取り付け及びハウジング部材からの製氷皿の取り外しが、この保持部材の前後移動によって行える。このため、製氷皿の取り付け及び取り外し操作がし易く、この保持部材をバネの付勢に抗して後方ヘ移動させることによって、製氷皿をハウジング部材から取り外しできるため、電動機構から離れて製氷皿を水洗いでき、電動機構に水がかかることを防止できる。
本発明は、自動製氷機を構成する電動機構と製氷皿を同時に冷蔵庫から取り外しまた収
納でき、その場合に電動機構への給電ラインの着脱が自動製氷機の冷蔵庫への収納と冷蔵
庫からの引き出しに伴って行える構造である。本発明の実施例を以下に記載する。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明冷蔵庫の正面図、図2は本
発明の冷蔵庫本体を正面から見た説明図、図3は本発明冷蔵庫の縦断側面図、図4は本発
明の給水容器の斜視図、図5は本発明の給水容器と給水路部分の分解斜視図、図6は本発
明の給水容器の開閉弁が閉じた状態の断面による説明図、図7は本発明の給水容器の開閉
弁が開いた状態の断面による説明図、図8は本発明の自動製氷機に係る冷蔵庫部分の具体
的な構造の一つの断面図、図9は図2の製氷室部分の拡大図、図10は本発明の自動製氷
機をハウジング部材に支持した状態を下方から見た斜視図、図11は本発明のハウジング
部材のカバーを外した斜視図、図12は本発明のハウジング部材にカバーを取り付けた斜
視図、図13は本発明のハウジング部材を後方から見た斜視図、図14は本発明の電動機
構部カバーを外した斜視図、図15は本発明の製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔
を左後方から見た斜視図、図16は本発明の製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を
右後方から見た斜視図、図17は本発明の製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を製
氷皿側から見た斜視図、図18は本発明の保持部材を従動側軸受け部の軸受け孔に嵌め合
わせる状態の斜視図、図19は本発明の保持部材の他方側面の斜視図、図20は本発明の
保持部材の上面図、図21は本発明の製氷皿の従動側軸受け部の断面図、図22は本発明
の自動製氷機への給電コネクタの接続を解除した分解斜視図、図23は本発明のハウジン
グ部材の支持部の拡大図、図24は本発明の貯氷箱内に仕切り板を設けた状態の説明図で
ある。
実施例1に係る冷蔵庫1は、前面開口の本体2内を区画して複数の貯蔵室を形成し、こ
れら各貯蔵室の前面は扉で開閉できる構成である。冷蔵庫本体2は外箱(外壁板)2Aと
内箱(内壁板)2Bとの間に発泡断熱材2Cを充填した断熱構造である。冷蔵庫本体2内
には、上から冷蔵室3、冷凍室5、野菜室4が区画されて設けられている。
冷蔵室3の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動する回動
式の冷蔵室扉10にて開閉される。野菜室4の前面開口は、野菜室4内に設けた左右のレ
ールとローラによる支持装置18によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器1
5と共に前方へ引き出される引き出し式扉11にて閉塞されている。冷凍室5の前面開口
は、冷蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動する回動式の扉12にて閉塞さ
れているが、野菜室4と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールに対して前後方向へ引き
出し可能に支持した容器を扉12と共に前方へ引き出される引き出し式とする構成でもよ
い。
20は冷凍サイクルの冷媒の圧縮機、21は冷凍サイクルの冷媒の凝縮器である。22
は凝縮器21の熱によって後述の除霜水を蒸発させるための蒸発皿であり、凝縮器21上
に載置して冷蔵庫本体2の前面下部から引き出し自在である。圧縮機20、凝縮器21、
蒸発皿22は、冷蔵庫本体2の下部に設けた機械室23に設置されている。24は冷凍室
5の背面部に形成した冷却器室26に設置した冷媒の蒸発器(冷却器)である。25は蒸
発器(冷却器)24で冷却した冷気を冷凍室5、冷蔵室3、野菜室4へ循環する送風機で
ある。27は蒸発器(冷却器)24の除霜用ガラス管ヒータである。蒸発器(冷却器)2
4の除霜水は、排水管を通って蒸発皿22へ導かれてそこで蒸発する。
上部に位置する冷蔵室3とその下部に位置する冷凍室5とは断熱仕切り壁28にて区画
されており、断熱仕切り壁28は、インジェクション成形の合成樹脂製上板29とインジ
ェクション成形の合成樹脂製下板30との間に、予め所定形状に成形された発泡スチロー
ル等の断熱材31が挟持された断熱構造をなしている。このような断熱仕切り壁28は、
冷蔵庫本体2の内箱(内壁板)2Bの左右側壁に前後方向に形成した溝と、内箱(内壁板
)2Bの後壁に形成した前面開口の溝に冷蔵庫本体2の前面開口部から挿入されて取り付
けられる構成である。
32は冷蔵庫本体2の背壁の前面側に配設した冷蔵室3の背壁部材であり、合成樹脂製
背面板とその裏側に取り付けた発泡スチロール等の断熱材との組み合わせ構成され、冷蔵
室3の背面側に上下方向の冷気供給通路35と、その左右両側に冷気通路35Aを形成し
ている。
断熱仕切り壁28の後部には、断熱仕切り壁28を上下に貫通した冷気供給通路36が
形成され、冷気供給通路36は、その下部が送風機25から供給される冷気の導入部であ
り、上部が冷気供給通路35に連通した配置である。冷気供給通路36にはダンパ装置5
0が取り付けられており、ダンパ装置50は、冷蔵室3の温度を感知するセンサの温度感
知に基づき制御回路部によって冷気供給通路36を開閉する動作をする。このダンパ装置
50の開閉動作によって、冷蔵室3は所定の温度に制御される。
冷凍温度帯室である冷凍室5内は区画板(仕切り板)47によって左側に冷凍温度に保
たれる前面開口の製氷室6が、そして右側に冷凍温度に保たれる冷凍小室5Aが区画形成
され、製氷室6内には上部に自動製氷機7が配置され、その自動製氷機7の下方には上面
開口の貯氷容器8が配置されている。貯氷容器8は、製氷室6の左右側壁に設けられたレ
ール6Aに前後方向へ引き出して取り外し自在に支持されている。レール6Aの一部には
窪み6A1があり、この窪み6A1に貯氷容器8の一部に形成した凸部が嵌って位置決め
される構成である。自動製氷機7は電動機構7Aと電動機構7Aによって回転駆動される
製氷皿7Bを備えている。製氷室6は扉12を開くことによってその前面開口は開放され
、貯氷容器8を前方へ取り出し可能である。
製氷室6と冷凍小室5Aの前面開口をそれぞれ別個の扉で開閉できるようにすることが
できる。この場合、それぞれ製氷室6内と冷凍小室5A内に設けた左右のレールに対して
前後方向へ引き出し可能に支持した各引き出し扉にて開閉可能に閉じる構成とすることが
できる。そして、製氷室6の引き出し扉の引き出しにて貯氷容器8を一緒に引き出し可能
に構成し、また冷凍小室5Aの引き出し扉の引き出しにて冷凍小室5A内の容器を一緒に
引き出し可能に構成すれば、製氷室6と冷凍小室5Aを単独で使用できるようになり、利
便性が向上すると共に、扉の開閉に伴う気漏れも少なくなる。
9は後述の自動製氷機7へ供給する製氷用水を貯める給水容器(貯水容器ともいう)で
あり、横幅に比して奥行きが長い矩形状をなし、冷蔵室3内を区画壁45で仕切って形成
した小室46に配置されており、冷蔵室3内の温度で冷却され、冷蔵室3の前面扉10を
開くことによって取っ手9Sを持って給水容器9を冷蔵庫1の前方へ取り出すことができ
る。
冷蔵庫1は、圧縮機20で圧縮した冷媒を凝縮器21で凝縮した後、膨張弁又はキャピ
ラリチューブを通して減圧し、蒸発器(冷却器)24で蒸発させて圧縮機20へ帰還せし
め、再び圧縮機20で圧縮して同じ循環を繰り返す冷凍システムを構成する。蒸発器(冷
却器)24で冷却した冷気は送風機25によって矢印のように循環する。即ち、送風機2
5から送出される冷気は冷凍室5の背壁上部の冷気吹き出し口37から冷凍室5と製氷室
6の製氷皿7Bへ供給され、冷凍室5の背壁下部の冷気吸込み口38から冷却器室26に
帰還して再び蒸発器(冷却器)24にて冷却される循環をする。また、送風機25から送
出される冷気は、冷気供給通路36を通って冷気供給通路35へ供給され、冷気供給通路
35の左右両側に形成した冷気通路35Aに流通して冷蔵室3の背壁32に形成した冷気
吹き出し口39から冷蔵室3へ供給される。
冷蔵室3へ供給された冷気は、冷蔵室3の背壁32の一側下部に形成した冷気吸込み口
40から吸い込まれて、冷凍室5の後方に形成した冷気通路41を下方に流れて野菜室4
の後部に開口した冷気吹き出し口42から野菜室4に吹き出す。野菜室4に吹き出した冷
気は、野菜容器15内の野菜等を冷却して野菜室4の上部又は野菜室4の後部に開口した
冷気吸込み口43から冷却器室26に帰還して再び蒸発器(冷却器)24にて冷却される
循環をする。
製氷用水は給水容器9からポンプによって汲み上げられて自動製氷機7の製氷皿7Bへ
供給される方式でもよいが、実施例では自然落下方式によって給水路51Aを介して自動
製氷機7の製氷皿7Bへ供給される構成を示している。製氷皿7Bは、長手方向を列方向
として4個2列、5個2列、又は6個2列のように複数の製氷小室7B1に区分されて8
乃至12個の角型氷が作られる合成樹脂製である。また、貯氷容器8は、白色、透明、半
透明又はその他の色の合成樹脂製であり、奥行きが左右幅に比して長い上面開口の箱状で
ある。
本発明の給水容器9は、横幅に比して奥行きが長い矩形状の上面開口を形成したタンク
本体9Aの上面開口を塞ぐように、タンク本体9Aの前後左右の壁に近接または略密着状
態でタンク本体9A内上部に上面開口の主タンク容器9Bが嵌め合わされ、主タンク容器
9Bの上端部に形成した外向きフランジ9Pがタンク本体9Aの内面上部に段差部9Qに
載置されて主タンク容器9Bがタンク本体9A内に浮いた状態に保持され、主タンク容器
9Bはタンク本体9Aに対して取り外し自在である。これによって、主タンク容器9Bが
主タンク部を形成し、上面が主タンク容器9Bにて塞がれた補助タンク部9Cがタンク本
体9A内底部に形成される。補助タンク部9Cは、後述のように1乃至3回の製氷に必要
な製氷用水を貯留する容積を備え、1回毎の製氷用水を供給する部分であるため、計量タ
ンク部とも称する。
また給水容器9は、主タンク容器9Bの上面開口が取り外し自在なカバー9Dによって
閉じられている。カバー9Dは下面周縁部に形成した下向き溝9Tがタンク本体9Aの上
端に取り外し自在に嵌り合った組み合わせであり、カバー9Dは係脱自在なフック装置9
Rによってタンク本体9Aに留められる構成である。給水容器9は、補助タンク部9Cへ
空気を供給するように空気通路9Eを備えている。これは、主タンク容器9Bの後部に上
下方向に貫通した窪み9E1を形成して、タンク本体9Aと主タンク容器9Bとの間に空
気通路9Eを形成しているが、主タンク容器9Bの底壁を貫通して主タンク容器9Bの上
部の空間と補助タンク部9Cが連通するパイプを立設した構成でもよい。
主タンク容器9Bの製氷用水を補助タンク部9Cへ自然落下供給するために、主タンク
容器9Bの底壁に小径の供給孔9Hを形成している。主タンク容器9Bの上面開口が注水
口9Kを有するカバー9Dによって閉じられた状態で、空気通路9Eの上端開口は、主タ
ンク容器9B上の空間に連通する状態である。注水口9Kはカバー9Dの一部である開閉
自在な蓋9Mによって閉じられた状態である。主タンク容器9B内への注水は、給水容器
9を冷蔵庫1から引き出し、蓋9Mを開いて行えるが、カバー9Dを外して行うこともで
きる。
給水容器9は、カバー9Dをタンク本体9Aに取り付けた状態において、断熱仕切り壁
28上をスライドさせて小室46内に挿入することによって、合成樹脂製上板29の凹部
に嵌り所定位置に保持される。給水容器9の所定位置保持機構としては、断熱仕切り壁2
8の合成樹脂製上板29から上方へ若干突出した弾性部材が給水容器9の底部の係止部に
係止する構成とすることにより安定保持ができ、給水容器9をこの弾性部材に抗して前方
へ引くことによってこの弾性部材が下方へ押され、給水容器9を小室46から引き出すこ
とができる。
給水容器9が前記弾性部材に係止されて所定位置に保持されたとき、冷蔵室3の背壁3
2の内側に設けたスイッチがONするようになり、このスイッチのONに基づき制御回路
部によって後述の製氷サイクルが始動可能とすることができる。
給水容器9は、主タンク容器9Bの底壁の供給孔9Hの直下位置に補助タンク部9Cの
底部に円形の給水口60を形成しており、上下動によって給水口60を開閉する合成樹脂
製の開閉弁61を備えた開閉弁機構Pを備えている。開閉弁61はその上部に主タンク容
器9Bの底壁の供給孔9Hを開閉する弁部61Aを形成しており、弁部61Aは供給孔9
Hの下端に形成した円錐形状の広がり座部に嵌り合うようにドーム形状をなす。開閉弁6
1はその下面に給水口60内に侵入する円形状突出部を形成し、この円形状突出部の周囲
にOリング形状の環状シールパッキン64を備え、この環状シールパッキン64によって
開閉弁61と給水口60周辺部との密着性を向上させている。開閉弁61の上下動を案内
するために、補助タンク部9Cの底部から開閉弁61の周囲に円周に等間隔配置の複数の
ガイド片95が設けられている。
開閉弁61はその自己の重量によって給水口60を閉じる方式でもよいが、給水口60
の閉止機能が弱い場合にはバネ65の付勢にて下降して給水口60を閉じる方式とすれば
よい。バネ65はドーム形状の弁部61Aの周囲に形成した溝に嵌りあって開閉弁61に
保持されている。
給水容器9が冷蔵庫1内に収納されたとき給水口60と対応する直下位置において、断
熱仕切り壁28を上下に略垂直方向に貫通して製氷皿7Bの上面に向けて開口した略垂直
状に上下方向の給水路51Aを形成している。給水路51Aの下端は製氷皿7Bの後部側
の製氷小室の一つに臨む位置に開口している。給水路51Aは横断面が円形状であり、給
水口60から流下する製氷用水の受けが良好になるように漏斗状に広がった製氷用水の受
け部65を上端部に形成した給水管51によって形成され、この給水管51は断熱仕切り
壁28を貫通するように合成樹脂製上板29に一体形成した貫通パイプ部29A内に接着
にて固定されている。
開閉弁61は、給水路51A内に上下移動可能に収納された永久磁石63付き作動部材
90によって開閉作動される。永久磁石63は、上下に離間配置された一対の永久磁石6
3A、63Bが相互に反発し合う向きに構成され、その一例として、図のように永久磁石
63A、63BのS極が向き合う状態で配置されている。
作動部材90の周囲には永久磁石63A、63Bに対応するようにソレノイド66が設
けられている。ソレノイド66はホルダー68に保持され、断熱仕切り壁28の合成樹脂
製下板30の窪み部30Aに収納される状態で給水路51Aの周囲に位置するように貫通
パイプ部29Aの外側に嵌め合わされ、ホルダー93をネジ94によって合成樹脂製下板
30に固定している。ソレノイド66への通電制御は、冷蔵庫1に設けた制御回路部によ
って制御される自動製氷機7への製氷用水の供給制御と関連して行われる。
作動部材90は後述のように、上昇して開閉弁61を開いたとき、作動部材90の周囲
と給水管51との間に製氷用水の流下通路が形成されるように、給水管51の内径よりも
小径の横断面が円形状の外形をなし、上部が給水路51Aの製氷用水の受け部65の部分
に載置される外形をなす。これによって、給水容器9が冷蔵庫外に取り外された状態で、
作動部材90は給水路51Aから上方へ取り外すことができるため、作動部材90と給水
路51Aの製氷用水の受け部65部分を清掃可能である。作動部材90作動部材90の上
端部は、開閉弁61の下面に形成した円錐形状の窪み部61Bに嵌り合うようなドーム形
状の凸部90Cを形成しており、凸部90Cが窪み部61Bに入り込むことによって開閉
弁61を上方へ開く作動が的確となる。
主タンク容器9Bの底部には、主タンク容器9Bの供給孔9Hを覆う状態でフィルタ9
2が主タンク容器9Bに形成した保持リブ91によって取り外し自在に保持されている。
主タンク容器9Bは、その外向きフランジ9Pがタンク本体9Aの段差部9Qに係止され
た載置状態であるため、カバー9Dを取り外せばタンク本体9Aから取り出すことができ
る。このため、補助タンク部9Cを含めてタンク本体9A内を清掃でき、またフィルタ9
2も取り外し可能であるため、主タンク容器9Bの内外面の清掃も容易となる。更に、開
閉弁61も取り外し可能となるため、給水容器9内の清掃は容易である。
図6はソレノイド66が非通電であり、開閉弁61が降下して給水口60を閉じた状態
である。この状態において、ソレノイド66への通電によってソレノイド66にはS極が
上にN極が下に形成され、作動部材90の永久磁石63A、63Bとの相互作用によって
作動部材90が上昇駆動され、作動部材90によって開閉弁61が上方へ押されてバネ6
7を圧縮しつつ開閉弁61が給水口60を開く。開閉弁61は給水口60を開くと共に上
方の主タンク容器9Bの底壁の供給孔9Hを弁部61Aによって閉じる。この状態は図7
に示す。
自動製氷機7の製氷運転は、冷蔵庫1に設けた制御回路部によって制御される製氷工程
と脱氷工程から構成される。給水容器9内に十分な量の製氷用水が注入された状態で冷蔵
庫の所定位置へ収納された状態において、手動操作にて製氷始動スイッチが入ると製氷工
程が開始し、前記制御回路部によってソレノイド66へ所定時間通電され、作動部材90
が上昇して開閉弁61が給水口60を開き、補助タンク部9Cから製氷皿7Bへ一回の製
氷に要する所定量の製氷用水が自然落下にて自動給水される。この給水によって補助タン
ク部9C内の減少した量の製氷用水は、主タンク容器9Bから供給孔9Hを自然落下する
ことによって補助タンク部9Cへ供給される。
この製氷皿7Bへの給水の後に前記制御回路部によって製氷が行われ、前記制御回路部
のタイマ手段によって一定時間経過したとき、または氷の形成を製氷皿センサが製氷皿7
Bの低下した温度を検知したとき、前記制御回路部によって脱氷工程が開始し、電動機構
7Aが始動して製氷皿7Bを反転して捻り、製氷皿7B内の氷124を下方の貯氷容器8
へ落下せしめた後、製氷皿7Bを復帰させ、再び給水して製氷工程に入り製氷運転サイク
ルを行う。貯氷容器8内の氷の量は、製氷工程ごとに電動機構7Aによって図8の点線位
置から実線位置へ向けて下降する検氷レバー7Cを備えている。検氷レバー7Cは製氷皿
7Bの回動の邪魔にならないように枠状部101内で製氷皿7Bの側方に配置されている
。貯氷容器8内の氷の量は規定の満杯になると、この検氷レバー7Cがその氷によって下
降が制限されるため、この状態を電気的に検知して次回の製氷工程へ入る前の製氷皿7B
への給水を中止する仕組みである。
上記のように、自動製氷機7は電動機構7Aと電動機構7Aによって回転駆動される製
氷皿7Bを備えている。電動機構7Aとこの電動機構7Aによって回転駆動される製氷皿
7Bを一体に組立てたものを電動機構7Aへの給電ラインの自動着脱を含めて冷蔵庫外に
引き出しにて取り外し自在に構成して、自動製氷機7は電動機構7Aと製氷皿7Bを一緒
に冷蔵庫1の前方へ引き出しにて取り外し可能である。
自動製氷機7は、電動機構7Aと製氷皿7Bを収納状態に取り囲む枠状部101を形成
したハウジング部材100に電動機構7Aと製氷皿7Bが取り付けられ、ハウジング部材
100の後部には、冷蔵庫本体2側に設けたコネクタ102に着脱自在に接続されるコネ
クタ103を備えた構成であり、ハウジング部材100の左右両側部分100Aが製氷室
6内の左右両側部分に設けた支持部分104に載置されており、ハウジング部材100は
製氷室6の前方へ引き出し自在であると共に、ハウジング部材100は製氷室6内へ収納
自在である。このような構成によって、電動機構7Aと製氷皿7Bを含めて自動製氷機7
は、冷蔵庫の前方へ引き出しにて取り外し可能であり、また冷蔵庫内へ収納可能である。
これに関する具体的な構成を以下に記載する。製氷室6と冷凍室5Aの天井壁を構成す
る断熱仕切り壁28の合成樹脂製下板30の中間部には、区画板47が取り付けられる部
分30Aが形成され、その左側の製氷室6の天井壁部分の左右両側には、前後方向にレー
ル機能を果たすように合成樹脂製下板30に一体に支持部分104が形成されている。支
持部分104は、下板30と一体成形する成形方法の関係から、図では左右それぞれに同
一レベルで3箇所に形成されており、これに自動製氷機7のハウジング部材100の左右
部分100Aが前後方向に引き出し自在に載置される構成である。このため、この左右そ
れぞれ3箇所の支持部分104は、レール部104と称することもできる。
製氷皿7Bを取り囲む枠状部101横のハウジング部材100の部分には、電動機構7
Aへリード線103Aを通って電力を供給するためのコネクタ103が取り付けられてい
る。冷蔵庫本体2側のコネクタ102は、合成樹脂製下板30に取り付けている。自動製
氷機7を冷蔵庫1内へ収納すべく支持部分104上へハウジング部材100の左右部分1
00Aを載せて押し込むことによって、自動製氷機7が冷蔵庫1内の所定位置に達した状
態でコネクタ103はコネクタ102に接続される。このハウジング部材100の押し込
みを容易にするために、ハウジング部材100と支持部分104との組み合わせには若干
の融通性を持たせている関係上、コネクタ103とコネクタ102との結合にも若干の融
通性を持たせることによって、コネクタ103とコネクタ102の結合がスムーズに行く
ようにしている。
この具体的な構成として、コネクタ102は突出ピンで構成し、コネクタ103はこの
突出ピンが差し込まれる孔の形態であるが、ハウジング部材100の押し込みによってハ
ウジング部材100が若干上下左右にずれても、コネクタ102の突出ピンがコネクタ1
03の孔に入り易いように、コネクタ103の孔の入り口が若干広がった形状をしており
、更にコネクタ102が余裕をもって侵入するように入口側が広がった窪み100Fがハ
ウジング部材100に形成され、この窪み100Fの奥にコネクタ103は取り付けられ
ている。また、コネクタ103は上下左右に若干動くことができるように、融通性を持た
せた取り付け構造になっている。これによって、ハウジング部材100を製氷室6内の支
持部材上にスライドさせることによって、コネクタ102が窪み100Fに侵入してコネ
クタ103と接続される。また、自動製氷機7を冷蔵庫の前方へ引き出すために、ハウジ
ング部材100を前方へ引き出すことに伴って、コネクタ102からコネクタ103が自
動的に外れる。
万一コネクタ102とコネクタ103が凍結して、着脱ができなくなるのを防止するた
めに、コネクタ102の近傍には電気ヒータ130が設けられている。ハウジング部材1
00が冷蔵庫の所定12収納された状態を保つために、ハウジング部材100の左右部分
100Aの前寄りの一部に、支持部分104の一つの後端部に係止する凸部を形成するこ
とにより達成できる。また、支持部分104は貯氷容器8の支持レール6Aの上方位置に
あり、支持レール6Aに沿って貯氷容器8を冷蔵庫の前方へ引き出し取り外す操作の邪魔
にならない構成である。
ハウジング部材100は上面には、電動機構7A部分とリード線103Aとコネクタ1
03とを覆うように、ハウジング部材100の一部を構成するカバー100Dがネジにて
取り付けられ、このカバー100Dの前面側の左右両側部分には、指掛け部100Bが窪
んで形成されている。またハウジング部材100の下側面には、指掛け部100Bに対応
した位置にもう一つの指掛け部となるように窪んだ取っ手部100Cが形成されている。
この指掛け部100Bに指を掛けてハウジング部材100を前方へ引き出すことによって
、自動製氷機7を冷蔵庫の前方へ引き出すことが容易となる。またハウジング部材100
には、給水管51から流下する製氷用水が製氷皿7Bへ供給される位置に開口100Eが
形成されている。
電動機構7Aの下側には、電動機構7Aを保持すると共に覆う電動機構部カバー101
Aが配置され、ハウジング部材100の上側からネジ等の固定手段によって取り付けられ
ている。電動機構部カバー101Aは、ハウジング部材100の下側には電動機構7Aの
前側に取っ手部100Cの窪みが形成されておるため、電動機構部カバー101Aはこの
窪みに沿った形状に形成され、電動機構部カバー101Aが取っ手部100Cの窪みの一
部である上面と後面を形成しているが、取っ手部100Cの窪みの全部を形成する形態で
もよい。
自動製氷機7は冷蔵庫の前方へ引き出しにて取り外し可能に製氷室6の左右支持部分1
04にハウジング部材100が載置されているが、洗浄などをし易いように、製氷皿7B
はハウジング部材100から容易に取り外し可能である。その構造として、製氷皿7Bの
電動機構7A側の駆動側端部には、電動機構7Aから突出した回転駆動軸105と共に回
転するように回転駆動軸105と結合する駆動側結合部106を備え、回転駆動軸105
が駆動側結合部106に空回りしないように両者が非円形結合構造でもって着脱自在に嵌
り込んだ構成である。
製氷皿7Bの電動機構7A側の反対側の従動側端部には、合成樹脂製ハウジング部材1
00の枠状部101部分に設けた軸受け部107に回転可能に支持された突出軸108を
備え、この突出軸108はこの軸受け部107に取り外し自在に組み合わされた構成であ
る。
軸受け部107は、枠状部101部分に形成した軸受け孔120の上部に形成した上側
軸受け部109と、この上側軸受け部109に対して下側軸受け部111を形成するよう
軸受け孔120に圧入して保持される保持部材110によって、製氷皿7Bの従動側の軸
受け部を構成している。
保持部材110の左右両側には、軸受け部107の軸線方向に延びた突出リブ112A
、112Bを形成しており、枠状部101側にはこの突出リブ112A、112Bが嵌る
溝113A、113Bが形成されている。また保持部材110の左右両側には、突出リブ
112A、112Bの上方部分が可撓性を持つように貫通したスリット114Aが形成さ
れてその上部に弾性部115Aを形成している。弾性部115A、115Bにはそれぞれ
突起116A、116Bを形成しており、突起116A、116Bの高さは、軸受け孔1
20への保持部材110の挿入をし易くするために、挿入先端側が低く傾斜した形状であ
る。保持部材110の一側面の突起114Bにバネ118の中間部が保持され、バネ11
8の固定端118Bは保持部材110の孔に差し込まれ、バネ118の押し圧端118B
は上方へ延びている。
このような構成において、バネ118の押し圧端118Bを押して突起116Aの下側
に引っ掛けた状態で保持部材110を準備する。製氷皿7Bの製氷小室7B1が上面を向
いた水平状態において、製氷皿7Bの駆動側は駆動側結合部106へ回転駆動軸105が
挿入されるように結合する。そして、上側軸受け部109に突出軸108を押し当てた状
態で、保持部材110を製氷皿7Bの反対側から突出軸108の下側の軸受け孔120へ
差し込む。この差込に伴って、左右の突出リブ112A、112Bを溝113A、113
Bに嵌め合わせた状態で軸受け孔120へ押し込むことによって、突起116A、116
Bが軸受け孔120の側壁で押されて弾性部115Aが内側へ撓みつつ、終には弾性部1
15Aの復元力によって軸受け孔120の側壁に形成した係止凹部117A、117Bに
突起116A、116Bが入り込む。突起116A、116Bは挿入先端側(製氷皿側)
の高さが低く傾斜した形状であるため、軸受け孔120への保持部材110の挿入がし易
く、係止凹部117A、117Bに突起116A、116Bが入り込み易い。
係止凹部117A、117Bに突起116A、116Bが入り込んだ状態で、バネ11
8の押し圧端118Bを突起116Aの下側の引っ掛かりから外すことによって、バネ1
18の復元力によって軸受け孔120に突出形成したバネ係止部119の内側に押し圧端
118Bが係止する。この係止によって、保持部材110はバネ118によって製氷皿7
B方向へ付勢され、保持部材110の製氷皿7B側端部110Aが製氷皿7Bの後部7B
2を押し圧して、製氷皿7Bの駆動側における回転駆動軸105と駆動側結合部106と
の結合を保持する。この状態によって、製氷皿7Bの従動側では、上側軸受け部109に
対して下側軸受け部111が保持部材110によって形成され、製氷皿7Bの突出軸10
8を支持する円筒状の従動側軸受け部107が形成される。これによって、製氷皿7Bは
電動機構7Aによって回転可能である。
この状態において、突起116A、116Bは係止凹部117A、117Bの前方より
の位置で係止凹部117A、117Bに入り込んだ状態である。
ハウジング部材100を冷蔵庫の前方へ引き出し取り出した状態において、製氷皿7B
をハウジング部材100の枠状部101部分から取り外すためには、保持部材110をバ
ネ118に抗して軸受け孔120から後方へ引っ張ることによって、保持部材110の先
端110Aが製氷皿7Bの後部7B2から離れて製氷皿7Bを前方に押す押し圧力が解除
され、突起116A、116Bが係止凹部117A、117Bの後端に近づく位置まで保
持部材110を引っ張ることによって、製氷皿7Bを後方に移動させることができる。こ
の一連の操作によって、製氷皿7Bの従動側保持がなくなると共に、製氷皿7Bを後方へ
移動できるため、製氷皿7Bの駆動側における回転駆動軸105と駆動側結合部106と
の結合を解除でき、製氷皿7Bをハウジング部材100の枠状部101部分から取り外す
ことができる。これによって、電動機構7Aをハウジング部材100に残して製氷皿7B
をハウジング部材100から取り外せるため、製氷皿7Bを流し台などに持って行って水
洗いなどによって洗浄できる。
ハウジング部材100の枠状部101部分への製氷皿7Bの再度の取り付け、保持部材
110をバネ118に抗して軸受け孔120から後方へ引っ張った状態で、製氷皿7Bの
駆動側における回転駆動軸105と駆動側結合部106との結合を行い、上側軸受け部1
09に突出軸108を押し当てた状態で、バネ118に抗した保持部材110の引っ張り
を解除することによって、保持部材110はバネ118力によって製氷皿7B側向けて復
帰し、保持部材110の先端110Aが製氷皿7Bの後部7B2を前方に押す。このため
、製氷皿7Bの駆動側における回転駆動軸105と駆動側結合部106との結合が保持さ
れると共に、製氷皿7Bの従動側では、上側軸受け部109に対して下側軸受け部111
が保持部材110によって形成され、製氷皿7Bの突出軸108を支持する円筒状の従動
側軸受け部107が形成される。これによって、製氷皿7Bは電動機構7Aによって回転
可能となる。
貯氷容器8内の氷の量は、製氷工程ごとに電動機構7Aによって上下動する検氷レバー
7Cによって検知され、満氷になった状態を検知すると、次回の製氷工程を停止する作用
をする。
ハウジング部材100は、製氷皿7Bが略180°近くまで反転するため、製氷皿7B
を取り囲むように形成した枠状部101部分はその右側部分に比して下方へ突出した状態
となる。このため、この枠状部101部分に直下の貯氷容器8内は、その右側の貯氷容器
8内の部分に比して高さが低く制限され、高さの高い物品の収納には適さない。このため
、この枠状部101部分の右端部に略対応する位置に貯氷容器8内を左右に仕切る仕切り
板122が取り外し可能に立設されている。この仕切り板122によって貯氷容器8内は
、枠状部101直下の左側の室には製氷皿7Bから落下する氷124を貯蔵できる貯氷室
とし、右側の室は氷124よりも高さの高いカップアイス123等の如き比較的背の高い
物品を積み重ねて収納可能とすることができる。
このような構成において、ハウジング部材100を製氷室6に残したままで貯氷容器8
を前方へ引き出し自在とし、また貯氷容器8を製氷室6に残したままでハウジング部材1
00を前方へ引き出し自在に構成している。このため、例えば、図8の点線のように検氷
レバー7Cは待機位置が枠状部101の下端よりも上方に位置するようにし、且つ枠状部
101部分に当接しないように貯氷容器8の前壁を低くした構成とすることができる。こ
のように、貯氷容器8とハウジング部材100のいずれか一方が前方へ引き出されても他
方がそれと共に引き出されないような構成において、自動製氷機7を冷蔵庫の前方へ取り
出すべくハウジング部材100を前方へ引き出す場合、カップアイス123等の積み重ね
具合によって、枠状部101部分の右側端部がこのカップアイス123等を前方へ押し出
す場合がある。
これを防止するために、枠状部101前端の右側部には比較的大きな曲面(R面)12
5を形成している。ハウジング部材100の前方への引き出しによって曲面(R面)12
5がカップアイス123等に当たっても、カップアイス123等が曲面(R面)125に
沿って滑って逃げるため、カップアイス123等が前方へ押し出されることはなくなる。
また、ハウジング部材100の左右端部が支持部分104上に載置されているが、この
部分に付着した水滴が凍結してハウジング部材100を前方へ引き出すことができなくな
るのを防止するため、ハウジング部材100の左右端部と支持部分104との接触面積を
少なくする構成としている。図ではハウジング部材100の左右端部に側方と下方に突出
した突部126を形成しているが、ハウジング部材100の左右端部に対応した支持部分
104の上面と側面にハウジング部材100に向けて突出した突部を形成する方法でもよ
い。
本発明は、自動製氷機付き冷蔵庫であるが、冷蔵室、冷凍室の配置関係は上記形態に限
定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の冷蔵庫の形態に適用できるもので
ある。
本発明冷蔵庫の正面図である。(実施例1) 本発明の冷蔵庫本体を正面から見た説明図である。(実施例1) 本発明冷蔵庫の縦断側面図である。(実施例1) 本発明の給水容器の斜視図である。(実施例1) 本発明の給水容器と給水路部分の分解斜視図である。(実施例1) 本発明の給水容器の開閉弁が閉じた状態の断面による説明図である。(実施例1) 本発明の給水容器の開閉弁が開いた状態の断面による説明図である。(実施例1) 本発明の自動製氷機に係る冷蔵庫部分の具体的な構造の一つの断面図である。(実施例1) 図2の製氷室部分の拡大図である。(実施例1) 本発明の自動製氷機をハウジング部材に支持した状態を下方から見た斜視図である。(実施例1) 本発明のハウジング部材のカバーを外した斜視図である。(実施例1) 本発明のハウジング部材にカバーを取り付けた斜視図である。(実施例1) 本発明のハウジング部材を後方から見た斜視図である。(実施例1) 本発明の電動機構部カバーを外した斜視図である。(実施例1) 本発明の製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を左後方から見た斜視図である。(実施例1) 本発明の製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を右後方から見た斜視図である。(実施例1) 本発明の製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を製氷皿側から見た斜視図である。(実施例1) 本発明の保持部材を従動側軸受け部の軸受け孔に嵌め合わせる状態の斜視図である。(実施例1) 本発明の保持部材の他方側面の斜視図である。(実施例1) 本発明の保持部材の上面図である。(実施例1) 本発明の製氷皿の従動側軸受け部の断面図である。(実施例1) 本発明の自動製氷機への給電コネクタの接続を解除した分解斜視図である。(実施例1) 本発明のハウジング部材の支持部の拡大図である。(実施例1) 本発明の貯氷箱内に仕切り板を設けた状態の説明図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・冷蔵庫
2・・・冷蔵庫本体
3・・・冷蔵室
4・・・野菜室
5・・・冷凍室
5A・・冷凍小室
6・・・製氷室
7・・・自動製氷機
7A・・電動機構
7B・・製氷皿
8・・・貯氷容器
9・・・給水容器
24・・冷却器
25・・送風機
28・・冷蔵室と冷凍室の断熱仕切り壁
29・・断熱仕切り壁の上板
30・・断熱仕切り壁の下板
31・・断熱材
47・・区画板(仕切り板)
51・・給水管
51A・・給水路
60・・給水口
61・・開閉弁
66・・ソレノイド
90・・作動部材
100・・ハウジング部材
100B、100C・・指掛け部
100F・・窪み
101・・ハウジング
102・・冷蔵庫側コネクタ
103・・自動製氷機側コネクタ
104・・支持部
105・・回転駆動軸
106・・製氷皿の駆動側結合部
107・・製氷皿の従動側軸受け部
108・・製氷皿後部の突出軸
109・・上側軸受け部
110・・保持部材
111・・下側軸受け部
122・・仕切り板
125・・ハウジング前端コーナ部の曲面(R面)
126・・ハウジングの突部

Claims (2)

  1. 電動機構とこの電動機構によって回転駆動される製氷皿とを備えた自動製氷機が冷蔵庫内の製氷室に設けられ、前記製氷皿の下方には前後方向へ引き出し自在に設けた貯氷容器が設けられ、前記製氷皿へ製氷用水が供給される自動製氷機付き冷蔵庫において、前記製氷室は冷凍温度室であり、前記電動機構と製氷皿は前記貯氷容器の上方位置でハウジング部材に支持され、前記ハウジング部材は、その左右両端部が前記製氷室の天井部分の左右両側に設けたレール機能の支持部分に載置されて前記製氷室の天井面に当接または近接し前記製氷室の前後方向へスライドにて取り外し及び収納自在に支持され、前記電動機構へ電力供給するよう前記ハウジング部材に設けたコネクタが、前記ハウジング部材の引き出し及び収納に伴って冷蔵庫本体側のコネクタに脱着する関係に構成されたことを特徴とする自動製氷機付き冷蔵庫。
  2. 電動機構とこの電動機構によって回転駆動される製氷皿とを備えた自動製氷機が冷蔵庫内の製氷室に設けられ、前記製氷皿の下方には前後方向へ引き出し自在に設けた貯氷容器が設けられ、前記製氷皿へ製氷用水が供給される自動製氷機付き冷蔵庫において、前記製氷室は冷凍温度室であり、前記電動機構と製氷皿は前記貯氷容器の上方位置でハウジング部材に支持され、前記ハウジング部材は、その左右両端部が前記製氷室の天井部分の左右両側に設けたレール機能の支持部分に載置されて前記製氷室の天井面に当接または近接し前記製氷室の前後方向へスライドにて取り外し及び収納自在に支持され、前記電動機構へ電力供給するよう前記ハウジング部材に設けたコネクタが、前記ハウジング部材の引き出し及び収納に伴って冷蔵庫本体側のコネクタに脱着する関係に構成され、前記製氷皿の駆動部側は前記製氷皿から突出する駆動側結合部と前記電動機構の回転駆動軸とが着脱自在に嵌り合い結合され、前記製氷皿の従動部側から突出する突出軸は前記ハウジング部材に形成した軸受け孔の上部に形成される上側軸受け部と前記軸受け孔に取り付けられる保持部材の上面に形成する下側軸受け部とで形成された軸受け部に回転可能に支持され、この支持状態において前記保持部材はバネの付勢にて前記製氷皿の従動部側を押して前記駆動側結合部と前記回転駆動軸との結合を維持し、前記バネの付勢に抗する前記保持部材の後方ヘの移動にて前記製氷皿を前記ハウジング部材から取り外し可能としたことを特徴とすることを特徴とする自動製氷機付き冷蔵庫。
JP2004364798A 2004-12-16 2004-12-16 自動製氷機付き冷蔵庫 Expired - Fee Related JP4097650B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004364798A JP4097650B2 (ja) 2004-12-16 2004-12-16 自動製氷機付き冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004364798A JP4097650B2 (ja) 2004-12-16 2004-12-16 自動製氷機付き冷蔵庫

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003423320 Division 2003-12-19 2003-12-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005180908A JP2005180908A (ja) 2005-07-07
JP4097650B2 true JP4097650B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=34792674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004364798A Expired - Fee Related JP4097650B2 (ja) 2004-12-16 2004-12-16 自動製氷機付き冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4097650B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7245628B2 (ja) * 2018-10-02 2023-03-24 日本電産サンキョー株式会社 製氷機
EP3653967B1 (en) * 2018-11-16 2022-06-29 LG Electronics Inc. Ice maker and refrigerator
JP2024001563A (ja) * 2022-06-22 2024-01-10 アクア株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005180908A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007120822A (ja) 自動製氷機を備えた貯蔵庫
JP4822803B2 (ja) 自動製氷機を備えた貯蔵庫
JP4476146B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4097650B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP2006105418A (ja) 自動製氷機及び自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫
JP4493458B2 (ja) 自動製氷機及び自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫
JP4562503B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4093315B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4090440B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4049766B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4090441B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4108046B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP2007120819A (ja) 自動製氷機を備えた貯蔵庫
JP4141395B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4121469B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4097642B2 (ja) 自動製氷機及び自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫
JP4183676B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4043466B2 (ja) 自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫
JP4141429B2 (ja) 自動製氷機及び自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫
JP4656931B2 (ja) 自動製氷機付き冷凍冷蔵庫
JP2006275348A (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4115409B2 (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫
JP4471826B2 (ja) 自動製氷機及び自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫
JP4097641B2 (ja) 自動製氷機及び自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫
JP2005257151A (ja) 自動製氷機付き冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080311

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4097650

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees