JP4049766B2 - 自動製氷機付き冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、取り外し自在な自動製氷機付き冷蔵庫に関し、特に、自動製氷機の製氷終了の検知と製氷室内の食品の温度検知とを行う冷蔵庫に関する。
冷蔵庫用自動製氷機において、その製氷皿を着脱できる構成とし、製氷皿にサーミスタを取り付け、製氷皿の温度をサーミスタで検知して離氷工程に移るものであり、このような構成において、製氷皿の着脱に伴いサーミスタの着脱を容易にするものがある。(例えば、特許文献1参照)。
また、冷凍冷蔵庫内に設けた自動製氷機の製氷皿の上方に水が持つ熱エネルギーを検知する赤外線センサを配置し、この赤外線センサからのセンサ出力から製氷皿内の水位と製氷完了を判定する判定手段を設けたものがある。(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−88410号公報 特開2002−295931号公報
特許文献1の発明は、製氷皿の温度をサーミスタで検知するものであるため、簡単に製氷皿を取り外すことはできず、製氷皿を取り外して洗浄する構成ではない。また、特許文献2の発明は、自動製氷機の給水量が少ない場合の対策は考慮されておらず、また自動製氷機が着脱自在ではないため、自動製氷機を取り外した状態で冷凍食品を貯蔵してその温度検出を行うことは考慮されていない。
本発明は、これらの点に鑑みて、製氷皿とその回転を行う電動機構部との修理、点検がし易く、製氷皿の清掃がし易いように自動製氷機を製氷室から取り外し可能とし、製氷室を冷凍室として広く利用できる冷蔵庫を提供するものである。この場合、製氷皿内の製氷終了を検知するセンサを非接触型センサとして、自動製氷機の取り外しと収納に適した構成とし、また、製氷室を冷凍室として利用する場合にも、冷凍食品の温度検知をこのセンサによって行う冷蔵庫を提供するものである。
本願発明は、電動機構とこの電動機構によって回転駆動される製氷皿とを備えた自動製氷機が冷蔵庫内の製氷室に前後方向に引き出し押し込みされる前後方向着脱自在に設けられ、前記製氷皿は複数の製氷小室に区分されて給水路からの製氷用水が最初に供給される特定の製氷小室へ供給された製氷用水がオーバーフローして順次隣りの製氷小室へ流入する関係に構成され、前記特定の製氷小室の製氷終了を検知する非接触型センサが、前記自動製氷機の前後方向着脱経路よりも上方位置となるよう前記製氷室の上壁の窪みに下方へ突出しない状態で前記特定の製氷小室に向くように斜め下方に向けて取り付けられたことを特徴とする。
本願発明は、製氷皿の洗浄等のために行われる自動製氷機の着脱は、製氷終了検知センサが邪魔にならない状態で行われるため、自動製氷機の着脱操作がしやすくなる。そして、製氷室への自動製氷機のセットは、前後方向の移動によるため、製氷終了検知センサに対して所期の製氷終了検知動作が得られる対応位置へ製氷皿をセットしやすくなり、自動製氷機の着脱によって、製氷終了検知センサが損傷を受けたり、製氷終了検知動作が不良となることがない。そして、実施例のように、ベース部材を引き出すことによって電動機構と製氷皿が冷蔵庫から取り外されるようにすれば、電動機構と製氷皿の組み立てがベース部材に一体化でき、自動製氷機の製氷室への組み込みや自動製氷機の修理、点検がし易く、また製氷皿の清掃がし易くなる。そして、ベース部材を引き出すことによって、製氷室にはベース部材が残らないため、通常の冷凍室として広く利用できることとなる。更に、給水路から製氷用水が最初に導入される特定の製氷小室の製氷終了を検知するため、導入される製氷用水が所定量よりも少ない場合においても、その特定の製氷小室に溜まった製氷用水の凍結を検出することによって、製氷終了動作を完結できることとなり、全ての製氷小室に規定水量が供給されない状態で自動製氷機が待機又は停止することもなく、次の製氷動作に繋げることができる。
本発明は、電動機構とこの電動機構によって回転駆動される製氷皿とを備えた自動製氷機が冷蔵庫内の製氷室に前後方向に着脱自在に設けられ、前記製氷室の上壁には前記自動製氷機の前後方向着脱経路よりも上方位置において前記製氷皿の製氷終了を検知する非接触型センサを配置したものであり、本発明の実施例を以下に記載する。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明冷蔵庫の正面図、図2は本発明の冷蔵庫本体を正面から見た説明図、図3は本発明冷蔵庫の縦断側面図、図4は本発明の給水容器と給水路部分の分解斜視図、図5は本発明の給水容器の開閉弁が閉じた状態の断面による説明図、図6は本発明の自動製氷機に係る冷蔵庫部分の断面図、図7は図2の製氷室部分の拡大図、図8は本発明の自動製氷機をベース部材に支持した状態を下方から見た斜視図、図9は本発明のベース部材のカバーを外した斜視図、図10は本発明のカバーを取り付けたベース部材を後方から見た斜視図、図11は本発明の製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を左後方から見た斜視図、図12は本発明の製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を右後方から見た斜視図、図13は本発明の製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を製氷皿側から見た斜視図、図14は本発明の保持部材を従動側軸受け部の軸受け孔に嵌め合わせる状態の斜視図、図15は本発明の保持部材の他方側面の斜視図、図16は本発明の保持部材の上面図、図17は本発明の製氷皿の従動側軸受け部の断面図、図18は本発明の自動製氷機への給電コネクタの接続を解除した分解斜視図、図19は本発明の製氷皿を上面から見た説明図である。
実施例1に係る冷蔵庫1は、前面開口の本体2内を区画して複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開閉できる構成である。冷蔵庫本体2は外箱(外壁板)2Aと内箱(内壁板)2Bとの間に発泡断熱材2Cを充填した断熱構造である。冷蔵庫本体2内には、上から冷蔵室3、冷凍室5、野菜室4が区画されて設けられている。
冷蔵室3の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動する回動式の冷蔵室扉10にて開閉される。野菜室4の前面開口は、野菜室4内に設けた左右のレールとローラによる支持装置18によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器15と共に前方へ引き出される引き出し式扉11にて閉塞されている。冷凍室5の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動する回動式の扉12にて閉塞されているが、野菜室4と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールに対して前後方向へ引き出し可能に支持した容器を扉12と共に前方へ引き出される引き出し式とする構成でもよい。
20は冷凍サイクルの冷媒の圧縮機、21は冷凍サイクルの冷媒の凝縮器である。22は凝縮器21の熱によって後述の除霜水を蒸発させるための蒸発皿であり、凝縮器21上に載置して冷蔵庫本体2の前面下部から引き出し自在である。圧縮機20、凝縮器21、蒸発皿22は、冷蔵庫本体2の下部に設けた機械室23に設置されている。24は冷凍室5の背面部に形成した冷却器室26に設置した冷媒の蒸発器(冷却器)である。25は蒸発器(冷却器)24で冷却した冷気を冷凍室5、冷蔵室3、野菜室4へ循環する送風機である。27は蒸発器(冷却器)24の除霜用ガラス管ヒータである。蒸発器(冷却器)24の除霜水は、排水管を通って蒸発皿22へ導かれてそこで蒸発する。
上部に位置する冷蔵室3とその下部に位置する冷凍室5とは断熱仕切り壁28にて区画されており、断熱仕切り壁28は、インジェクション成形の合成樹脂製上板29とインジェクション成形の合成樹脂製下板30との間に、予め所定形状に成形された発泡スチロール等の断熱材31が挟持された断熱構造をなしている。このような断熱仕切り壁28は、冷蔵庫本体2の内箱(内壁板)2Bの左右側壁に前後方向に形成した溝と、内箱(内壁板)2Bの後壁に形成した前面開口の溝に冷蔵庫本体2の前面開口部から挿入されて取り付けられる構成である。
32は冷蔵庫本体2の背壁の前面側に配設した冷蔵室3の背壁部材であり、合成樹脂製背面板とその裏側に取り付けた発泡スチロール等の断熱材との組み合わせ構成され、冷蔵室3の背面側に上下方向の冷気供給通路35と、その左右両側に冷気通路35Aを形成している。
断熱仕切り壁28の後部には、断熱仕切り壁28を上下に貫通した冷気供給通路36が形成され、冷気供給通路36は、その下部が送風機25から供給される冷気の導入部であり、上部が冷気供給通路35に連通した配置である。冷気供給通路36にはダンパ装置50が取り付けられており、ダンパ装置50は、冷蔵室3の温度を感知するセンサの温度感知に基づき制御回路部によって冷気供給通路36を開閉する動作をする。このダンパ装置50の開閉動作によって、冷蔵室3は所定の温度に制御される。
冷凍室5内は区画板47によって左側に冷凍温度に保たれる前面開口の製氷室6が、そして右側に冷凍温度に保たれる冷凍小室5Aが区画形成され、製氷室6内には上部に自動製氷機7が配置され、その自動製氷機7の下方には上面開口の貯氷容器8(貯氷箱8ともいう)が配置されている。貯氷容器8は、製氷室6の左右側壁に設けられたレール6Aに前後方向へ引き出して取り外し自在に支持されており、製氷室6の略横幅いっぱいに渡る幅の大きさである。自動製氷機7は電動機構7Aと電動機構7Aによって回転駆動される製氷皿7Bを備えている。製氷室6は扉12を開くことによってその前面開口は開放され、貯氷容器8を前方へ引き出し可能である。製氷室6と冷凍小室5Aの前面開口はそれぞれ別個の扉にて開閉可能に閉じる構成でも差し支えない。
9は後述の自動製氷機7へ供給する製氷用水を貯める給水容器(貯水容器ともいう)であり、横幅に比して奥行きが長い矩形状をなし、冷蔵室3内を区画壁45で仕切って形成した小室46に配置されており、冷蔵室3内の温度で冷却され、冷蔵室3の前面扉10を開くことによって取っ手9Sを持って給水容器9を冷蔵庫1の前方へ取り出すことができる。
冷蔵庫1は、圧縮機20で圧縮した冷媒を凝縮器21で凝縮した後、膨張弁又はキャピラリチューブを通して減圧し、蒸発器(冷却器)24で蒸発させて圧縮機20へ帰還せしめ、再び圧縮機20で圧縮して同じ循環を繰り返す冷凍システムを構成する。蒸発器(冷却器)24で冷却した冷気は送風機25によって矢印のように循環する。即ち、送風機25から送出される冷気は冷凍室5の背壁上部の冷気吹き出し口37から冷凍室5と製氷室6の製氷皿7Bへ供給され、冷凍室5の背壁下部の冷気吸込み口38から冷却器室26に帰還して再び蒸発器(冷却器)24にて冷却される循環をする。また、送風機25から送出される冷気は、冷気供給通路36を通って冷気供給通路35へ供給され、冷気供給通路35の左右両側に形成した冷気通路35Aに流通して冷蔵室3の背壁32に形成した冷気吹き出し口39から冷蔵室3へ供給される。
冷蔵室3へ供給された冷気は、冷蔵室3の背壁32の一側下部に形成した冷気吸込み口40から吸い込まれて、冷凍室5の後方に形成した冷気通路41を下方に流れて野菜室4の後部に開口した冷気吹き出し口42から野菜室4に吹き出す。野菜室4に吹き出した冷気は、野菜容器15内の野菜等を冷却して野菜室4の上部又は野菜室4の後部に開口した冷気吸込み口43から冷却器室26に帰還して再び蒸発器(冷却器)24にて冷却される循環をする。
本発明において、給水容器9内の製氷用水を製氷皿7Bへ供給する方式は、時間制御方式である。この方式としては、製氷用水供給用のポンプを所定時間駆動する方式と、所定時間ソレノイドへ通電して開閉弁を開く方式がある。前者の方式では、製氷用水を給水容器9からポンプによって汲み上げ、このポンプが所定時間駆動されることによって所定量の製氷用水が自動製氷機7の製氷皿7Bへ供給される方式である。また後者の方式は、以下に実施例で示すように、所定時間ソレノイド66へ通電して開閉弁61を開くことによって、給水容器9内の製氷用水を自然落下方式によって給水路51Aを介して自動製氷機7の製氷皿7Bへ供給する構成である。
製氷皿7Bは、長手方向を列方向として4個2列、5個2列、又は6個2列のように複数の製氷小室7B1に区分されて8乃至12個の角型氷が作られる合成樹脂製である。また、貯氷容器8は、白色、透明、半透明又はその他の色の合成樹脂製であり、奥行きが左右幅に比して長い上面開口の箱状である。図では、4個2列に製氷小室7B1が区分されて8個の角型氷が作られる合成樹脂製である。
各製氷小室7B1間の区画壁の上端部には、この区画壁の一部を切り欠いて通水路7B2が形成されている。これによって、後述のように、製氷小室7B1のうちの特定の製氷小室7B11へ給水路51Aからの製氷用水が供給されるとき、製氷小室7B11をオーバーフローする製氷用水が通水路7B2を通って隣の製氷小室7B1へ流入する。このようにして製氷用水は順次隣の製氷小室7B1へ流入して、各製氷小室7B1が製氷用水で満たされる。この製氷用水の供給は上記のように時間制御されるものである。
本発明の給水容器9は、横幅に比して奥行きが長い矩形状の上面開口を形成したタンク本体9Aの上面開口を塞ぐように、タンク本体9Aの前後左右の壁に近接または略密着状態でタンク本体9A内上部に上面開口の主タンク容器9Bが嵌め合わされ、主タンク容器9Bの上端部に形成した外向きフランジ9Pがタンク本体9Aの内面上部の段差部9Qに載置されて主タンク容器9Bがタンク本体9A内に浮いた状態に保持され、主タンク容器9Bはタンク本体9Aに対して取り外し自在である。これによって、主タンク容器9Bが主タンク部を形成し、上面が主タンク容器9Bにて塞がれた補助タンク部9Cがタンク本体9A内底部に形成される。補助タンク部9Cは、後述のように1乃至3回の製氷に必要な製氷用水を貯留する容積を備え、1回毎の製氷用水を供給する部分であるため、計量タンク部とも称する。
また給水容器9は、主タンク容器9Bの上面開口が取り外し自在なカバー9Dによって閉じられている。カバー9Dは下面周縁部に形成した下向き溝9Tがタンク本体9Aの上端に取り外し自在に嵌り合った組み合わせであり、カバー9Dは係脱自在なフック装置9Rによってタンク本体9Aに留められる構成である。給水容器9は、補助タンク部9Cへ空気を供給するように空気通路9Eを備えている。これは、主タンク容器9Bの後部に上下方向に貫通した窪み9E1を形成して、タンク本体9Aと主タンク容器9Bとの間に空気通路9Eを形成しているが、主タンク容器9Bの底壁を貫通して主タンク容器9Bの上部の空間と補助タンク部9Cが連通するパイプを立設した構成でもよい。
主タンク容器9Bの製氷用水を補助タンク部9Cへ自然落下供給するために、主タンク容器9Bの底壁に小径の供給孔9Hを形成している。主タンク容器9Bの上面開口が注水口9Kを有するカバー9Dによって閉じられた状態で、空気通路9Eの上端開口は、主タンク容器9B上の空間に連通する状態である。注水口9Kはカバー9Dの一部である開閉自在な蓋9Mによって閉じられた状態である。主タンク容器9B内への注水は、給水容器9を冷蔵庫1から引き出し、蓋9Mを開いて行えるが、カバー9Dを外して行うこともできる。
給水容器9は、カバー9Dをタンク本体9Aに取り付けた状態において、断熱仕切り壁28上をスライドさせて小室46内に挿入することによって、合成樹脂製上板29の凹部に嵌り所定位置に保持される。給水容器9の所定位置保持機構としては、断熱仕切り壁28の合成樹脂製上板29から上方へ若干突出した弾性部材が給水容器9の底部の係止部に係止する構成とすることにより安定保持ができ、給水容器9をこの弾性部材に抗して前方へ引くことによってこの弾性部材が下方へ押され、給水容器9を小室46から引き出すことができる。
給水容器9が前記弾性部材に係止されて所定位置に保持されたとき、冷蔵室3の背壁32の内側に設けたスイッチ(図示せず)がONするようになり、このスイッチのONに基づき制御回路部によって後述の製氷サイクルが始動可能とすることができる。
給水容器9は、主タンク容器9Bの底壁の供給孔9Hの直下位置に補助タンク部9Cの底部に円形の給水口60を形成しており、上下動によって給水口60を開閉する合成樹脂製の開閉弁61を備えた開閉弁機構Pを備えている。開閉弁61はその上部に主タンク容器9Bの底壁の供給孔9Hを開閉する弁部61Aを形成しており、弁部61Aは供給孔9Hの下端に形成した円錐形状の広がり座部に嵌り合うようにドーム形状をなす。開閉弁61はその下面に給水口60内に侵入する円形状突出部を形成し、この円形状突出部の周囲にOリング形状の環状シールパッキン64を備え、この環状シールパッキン64によって開閉弁61と給水口60周辺部との密着性を向上させている。開閉弁61の上下動を案内するために、補助タンク部9Cの底部から開閉弁61の周囲に円周に等間隔配置の複数のガイド片95が設けられている。
開閉弁61はその自己の重量によって給水口60を閉じる方式でもよいが、給水口60の閉止機能が弱い場合にはバネ67の付勢にて下降して給水口60を閉じる方式とすればよい。バネ67はドーム形状の弁部61Aの周囲に形成した溝に嵌りあって開閉弁61に保持されている。
給水容器9が冷蔵庫1内に収納されたとき給水口60と対応する直下位置において、断熱仕切り壁28を上下に略垂直方向に貫通して製氷皿7Bの上面に向けて開口した略垂直状に上下方向の給水路51Aを形成している。給水路51Aの下端は製氷皿7Bの後部側の製氷小室7B1の一つ7B11に臨む位置に開口している。給水路51Aは横断面が円形状であり、給水口60から流下する製氷用水の受けが良好になるように漏斗状に広がった製氷用水の受け部65を上端部に形成した給水管51によって形成され、この給水管51は断熱仕切り壁28を貫通するように合成樹脂製上板29に一体形成した貫通パイプ部29A内に接着にて固定されている。
開閉弁61は、給水路51A内に上下移動可能に収納された永久磁石63付き作動部材90によって開閉作動される。永久磁石63は、上下に離間配置された一対の永久磁石63A、63Bが相互に反発し合う向きに配置され、その一例として、図のように永久磁石63A、63BのS極が向き合う状態で配置されている。
作動部材90の周囲には永久磁石63A、63Bに対応するようにソレノイド66が設けられている。ソレノイド66はホルダー93に保持され、断熱仕切り壁28の合成樹脂製下板30の窪み部30Aに収納される状態で給水路51Aの周囲に位置するように貫通パイプ部29Aの外側に嵌め合わされ、ホルダー93をネジ94によって合成樹脂製下板30に固定している。ソレノイド66への通電制御は、冷蔵庫1に設けた制御回路部によって制御される自動製氷機7への製氷用水の供給制御と関連して行われる。
作動部材90は後述のように、上昇して開閉弁61を開いたとき、作動部材90の周囲と給水管51との間に製氷用水の流下通路が形成されるように、給水管51の内径よりも小径の横断面が円形状の外形をなし、上部が給水路51Aの製氷用水の受け部65の部分に載置される外形をなす。これによって、給水容器9が冷蔵庫外に取り外された状態で、作動部材90は給水路51Aから上方へ取り外すことができるため、作動部材90と給水路51Aの製氷用水の受け部65部分を清掃可能である。作動部材90の上端部は、開閉弁61の下面に形成した円錐形状の窪み部61Bに嵌り合うようなドーム形状の凸部90Cを形成しており、凸部90Cが窪み部61Bに入り込むことによって開閉弁61を上方へ押し上げて開閉弁61を開く作動が的確となる。
主タンク容器9Bの底部には、主タンク容器9Bの供給孔9Hを覆う状態でフィルタ92が主タンク容器9Bに形成した保持リブ91によって取り外し自在に保持されている。主タンク容器9Bは、その外向きフランジ9Pがタンク本体9Aの段差部9Qに係止された載置状態であるため、カバー9Dを取り外せばタンク本体9Aから取り出すことができる。このため、補助タンク部9Cを含めてタンク本体9A内を清掃でき、またフィルタ92も取り外し可能であるため、主タンク容器9Bの内外面の清掃も容易となる。更に、開閉弁61も取り外し可能となるため、給水容器9内の清掃は容易である。
図5はソレノイド66が非通電であり、バネ67によって開閉弁61が降下して給水口60を閉じた状態である。この状態において、ソレノイド66への通電によってソレノイド66にはS極が上にN極が下に形成され、作動部材90の永久磁石63A、63Bとの相互作用によって作動部材90が上昇駆動され、作動部材90によって開閉弁61が上方へ押されてバネ67を圧縮しつつ開閉弁61が給水口60を開く。開閉弁61は給水口60を開くと共に、上方の主タンク容器9Bの底壁の供給孔9Hを弁部61Aによって閉じる。
自動製氷機7の製氷運転は、冷蔵庫1に設けた制御回路部によって制御される製氷工程と脱氷工程から構成される。給水容器9内に十分な量の製氷用水が注入された状態で冷蔵庫の所定位置へ収納された状態において、手動操作にて製氷始動スイッチが入ると製氷工程が開始し、前記制御回路部によってソレノイド66へ所定時間通電され、作動部材90が上昇して開閉弁61が給水口60を開き、補助タンク部9Cから製氷皿7Bへ一回の製氷に要する所定量の製氷用水が自然落下にて自動給水される。ソレノイド66が所定時間の通電後に非通電になると、図5のように開閉弁61が供給孔9Hを開くと共に給水口60を閉じるように下降するため、この給水によって補助タンク部9C内の減少した量の製氷用水は、主タンク容器9Bから供給孔9Hを自然落下することによって補助タンク部9Cへ供給される。
この製氷皿7Bへの給水の後に前記制御回路部によって製氷が行われ、前記制御回路部によって製氷皿7B内の氷の形成を後述の非接触型センサ200が検知したとき、前記制御回路部によって脱氷工程が開始し、電動機構7Aが始動して製氷皿7Bを反転して捻り、製氷皿7B内の氷を下方の貯氷容器8へ落下せしめた後、製氷小室7B1が上面に向くように製氷皿7Bを復帰させ、再び製氷皿7Bへ給水して次の製氷工程に入り製氷運転サイクルを行う。貯氷容器8内の氷の量は、脱氷工程ごとに電動機構7Aによって図8の点線位置から実線位置へ向けて下降する検氷レバー7Cを備えている。検氷レバー7Cは製氷皿7Bの回動の邪魔にならないようにハウジング101内で製氷皿7Bの側方に配置されている。貯氷容器8内の氷の量は規定の満杯になると、この検氷レバー7Cがその氷によって下降が制限されるため、この状態を電気的に検知して次回の製氷工程へ入る前の製氷皿7Bへの給水を中止する仕組みである。
上記のように、自動製氷機7は電動機構7Aと電動機構7Aによって回転駆動される製氷皿7Bを備えている。電動機構7Aとこの電動機構7Aによって回転駆動される製氷皿7Bを一体に組立てたものを電動機構7Aへの給電ラインの自動着脱を含めて冷蔵庫外に引き出しにて取り外し自在に構成して、自動製氷機7は電動機構7Aと製氷皿7Bを一緒に冷蔵庫1の前方へ引き出しにて取り外し可能である。
自動製氷機7は、電動機構7Aと製氷皿7Bを取り囲むハウジング101を形成したベース部材100に電動機構7Aと製氷皿7Bが取り付けられ、ベース部材100の後部には、冷蔵庫本体2側に設けたコネクタ102に着脱自在に接続されるコネクタ103を備えた構成である。また、ベース部材100は、略製氷室6の左右幅に渡る横幅を有して製氷室6の天井面に沿うように製氷室6の天井面に当接または近接して配置され、ベース部材100の左右両側部分100Aは、製氷室6の天井面近傍の左右両側部分に設けた支持部分104に載置されて、ベース部材100は製氷室6の前方へ引き出し自在であると共に、ベース部材100は製氷室6内へ収納自在である。このような構成によって、電動機構7Aと製氷皿7Bを含めて自動製氷機7は、ベース部材100によって冷蔵庫の前方へ引き出しにて取り外し可能であり、また冷蔵庫内へ収納可能である。
これに関する具体的な構成を以下に記載する。製氷室6と冷凍室5Aの天井壁を構成する断熱仕切り壁28の合成樹脂製下板30の中間部には、区画板47が取り付けられる部分30Aが形成され、その左側の製氷室6の天井面近傍の左右両側には、ベース部材100の左右部分100Aが前後方向に引き出し及び収納自在に載置される支持部分104が形成されている。具体的には、製氷室6の天井壁面は合成樹脂製下板30が構成し、この合成樹脂製下板30に一体に支持部分104が形成されている。下板30と一体にインジェクション成形する成形方法の関係から、図では左右それぞれに同一レベルで3箇所に形成されており、これに自動製氷機7のベース部材100の左右部分100Aが前後方向に引き出し自在に載置される構成である。このため、この左右それぞれ3箇所の支持部分104は、レール部104と称することもできる。また、支持部分104は、前後方向に連続して延びるレール状に形成する形態でもよい。
製氷皿7Bを取り囲むハウジング101横のベース部材100の部分には、電動機構7Aへリード線103Aを通って電力を供給するためのコネクタ103が取り付けられている。冷蔵庫本体2側のコネクタ102は、合成樹脂製下板30に取り付けている。自動製氷機7を冷蔵庫1内へ収納すべく支持部分104上へベース部材100の左右部分100Aを載せて押し込むことによって、自動製氷機7が冷蔵庫1内の所定位置に達した状態でコネクタ103はコネクタ102に接続される。このベース部材100の押し込みを容易にするために、ベース部材100と支持部分104との組み合わせには若干の融通性を持たせている関係上、コネクタ103とコネクタ102との結合にも若干の融通性を持たせることによって、コネクタ103とコネクタ102の結合がスムーズに行われるようにしている。
この具体的な構成として、コネクタ102は突出ピンで構成し、コネクタ103はこの突出ピンが差し込まれる孔の形態であるが、ベース部材100の押し込みによってベース部材100が若干上下左右にずれても、コネクタ102の突出ピンがコネクタ103の孔に入り易いように、コネクタ103の孔の入り口が若干広がった形状をしており、更にコネクタ102が余裕をもって侵入するように入口側が広がった窪み100Fがベース部材100に形成され、この窪み100Fの奥にコネクタ103は取り付けられている。また、コネクタ103は上下左右に若干動くことができるように、融通性を持たせた取り付け構造になっている。これによって、ベース部材100を製氷室6内の支持部材上にスライドさせることによって、コネクタ102が窪み100Fに侵入してコネクタ103と接続される。また、自動製氷機7を冷蔵庫の前方へ引き出すために、ベース部材100を前方へ引き出すことに伴って、コネクタ102からコネクタ103が自動的に外れる。万一コネクタ102とコネクタ103が凍結して、着脱ができなくなるのを防止するために、コネクタ102の近傍には電気ヒータ130が設けられている。
また、ベース部材100が製氷室6の所定位置に収納された状態を保つ保持機構160が設けられている。その具体的な構成は、製氷室6の天井壁30には上方へ窪んだ係止部152が形成され、ベース部材100の前面にはベース部材100の支持孔153に軸部154が挿入支持されたロック摘み155が、回転自在に取り付けられている。ロック摘み155には外周の一部に突起部156を形成している。
この構成において、突起部156が下向きに位置した状態で、電動機構7Aと製氷皿7Bとロック摘み155が取り付けられたベース部材100を製氷室6の所定位置に収納する。この状態で、ロック摘み155を回転して突起部156を係止部152内に位置させることによって、ベース部材100を製氷室6の所定位置に保持でき、この状態では、ベース部材100は製氷室6の前方へ引き出しできず、また、振動によってもベース部材100は製氷室6の前方へ移動して脱落することはない。ロック摘み155を回転して突起部156を係止部152外に位置させることによって、ベース部材100を製氷室6の前方へ引き出すことができる。
限られた容積の製氷室6を有効利用して、貯氷容器8の容積を大きくしたり、図7のように貯氷容器8の下方空間を冷凍食品の貯蔵空間に利用するために、電動機構7Aと製氷皿7Bは、製氷室6の左右幅に渡る横幅を有して製氷室6の天井壁面に当接または近接して配置されたベース部材100に取り付けられている。このベース部材100は、その左右両端部が製氷室6の左右両側部分の天井壁近傍に設けた支持部分104に支持され、製氷室6の天井壁30に近く設けられている。ベース部材100を製氷室6から引き出して、製氷室6を冷凍食品を貯蔵する冷凍室として利用する場合には、この支持部分104が製氷室6の天井壁近傍に設けられるため、冷凍食品の出し入れの邪魔にならない。また、支持部分104は貯氷容器8の支持レール6Aの上方位置にあり、支持レール6Aに沿って貯氷容器8を冷蔵庫に対して出し入れする場合の邪魔にならない構成である。
ベース部材100はその上面には、電動機構7A部分とリード線103Aとコネクタ103とを覆うように、ベース部材100の一部を構成する上側カバー100Dがネジ151にてベース部材100に取り付けられ、このカバー100Dの前面側の左右両側部分には、指掛け部100Bが窪んで形成されている。またベース部材100の下側面には、指掛け部100Bに対応した位置にもう一つの指掛け部となるように窪んだ取っ手部100Cが形成されている。この指掛け部100Bに親指を掛け、取っ手部100Cに他の指を引っ掛けた状態でベース部材100を前方へ引き出すことによって、自動製氷機7を冷蔵庫の前方へ引き出すことが容易となる。またベース部材100には、給水管51から流下する製氷用水が製氷皿7Bへ供給される位置に開口100Eが形成されている。
電動機構7Aの下側には、電動機構7Aを下側から保持すると共に電動機構7Aの下側を覆う電動機構部カバー101Aが配置され、ベース部材100の上側からネジ等の固定手段150によって、電動機構部カバー101Aをベース部材100に取り付けている。これによって、電動機構7Aは電動機構部カバー101Aによって下側を支えられた状態でベース部材100に支持される。ベース部材100の下側には電動機構7Aの前側に取っ手部100Cの窪みが形成されているため、電動機構部カバー101Aはこの窪みに沿った形状に形成され、電動機構部カバー101Aが取っ手部100Cの窪みの一部である上面と後面を形成しているが、取っ手部100Cの窪みの全部を形成する形態でもよい。
自動製氷機7は冷蔵庫の前方へ引き出しにて取り外し可能に製氷室6の左右支持部分104にベース部材100が載置されているが、洗浄などをし易いように、製氷皿7Bはベース部材100から容易に取り外し可能である。その構造として、製氷皿7Bの電動機構7A側の駆動側端部には、電動機構7Aから突出した回転駆動軸105と共に回転するように回転駆動軸105と結合する駆動側結合部106を備え、回転駆動軸105が駆動側結合部106に空回りしないように両者が非円形結合構造でもって着脱自在に嵌り込んだ構成である。
製氷皿7Bの電動機構7A側の反対側の従動側端部には、合成樹脂製ベース部材100のハウジング101部分に設けた軸受け部107に回転可能に支持された突出軸108を備え、この突出軸108はこの軸受け部107に着脱自在に組み合わされた構成である。
軸受け部107は、ハウジング101部分に形成した軸受け孔120の上部に形成した上側軸受け部109と、この上側軸受け部109に対して下側軸受け部111を形成するよう軸受け孔120に圧入して保持される保持部材110によって、製氷皿7Bの従動側の軸受け部を構成している。
保持部材110は後面の円形状鍔部から平行に前方へ延びた二本のリブ115Aを形成しており、このリブ115Aの左右の外面には、軸受け部107の軸線方向に延びた突出リブ112A、112Bを形成しており、枠状部101側にはこの突出リブ112A、112Bが嵌る溝113A、113Bが形成されている。保持部材110のリブ115Aには、突出リブ112A、112Bの上方部分が可撓性を持つように貫通したスリット114Aが形成され、その上部が弾性を有する弾性部115A1を形成する。この弾性部115A1の外面にはそれぞれ突起116A、116Bを形成しており、突起116A、116Bの高さは、軸受け孔120への保持部材110の挿入をし易くするために、挿入先端側が低く傾斜した形状である。また、保持部材110の一側面の突起114Bにバネ118の中間部が保持され、バネ118の固定端118Bは保持部材110の孔に差し込まれ、バネ118の押し圧端118Bは上方へ延びている。
このような構成において、バネ118の押し圧端118Bを押して突起116Aの下側に引っ掛けた状態で保持部材110を準備する。製氷皿7Bの製氷小室7B1が上面を向いた水平状態において、製氷皿7Bの駆動側は駆動側結合部106へ回転駆動軸105が挿入されるように結合する。そして、上側軸受け部109に突出軸108を押し当てた状態で、保持部材110を製氷皿7Bの反対側から突出軸108の下側の軸受け孔120へ差し込む。この差込に伴って、左右の突出リブ112A、112Bを溝113A、113Bに嵌め合わせた状態で軸受け孔120へ押し込むことによって、突起116A、116Bが軸受け孔120の側壁で押されて弾性部115A1が内側へ撓みつつ、終には弾性部115A1の復元力によって軸受け孔120の側壁に形成した係止凹部117A、117Bに突起116A、116Bが入り込む。突起116A、116Bは挿入先端側(製氷皿側)の高さが低く傾斜した形状であるため、軸受け孔120への保持部材110の挿入がし易く、係止凹部117A、117Bに突起116A、116Bが入り込み易い。
係止凹部117A、117Bに突起116A、116Bが入り込んだ状態で、バネ118の押し圧端118Bを突起116Aの下側の引っ掛かりから外すことによって、バネ118の復元力によって軸受け孔120に突出形成したバネ係止部119の内側に押し圧端118Bが係止する。この係止によって、保持部材110はバネ118によって製氷皿7B方向へ付勢され、保持部材110の製氷皿7B側端部110Aが製氷皿7Bの後部7B2を押し圧して、製氷皿7Bの駆動側における回転駆動軸105と駆動側結合部106との結合を保持する。この状態によって、製氷皿7Bの従動側では、上側軸受け部109に対して下側軸受け部111が保持部材110によって形成され、製氷皿7Bの突出軸108を支持する円筒状の従動側軸受け部107が形成される。これによって、製氷皿7Bは電動機構7Aによって回転可能である。
この状態において、突起116A、116Bは係止凹部117A、117Bの前方よりの位置で係止凹部117A、117Bに入り込んだ状態である。
ベース部材100を冷蔵庫の前方へ引き出し取り出した状態において、製氷皿7Bをベース部材100のハウジング101部分から取り外すためには、保持部材110をバネ118に抗して軸受け孔120から後方へ引っ張ることによって、保持部材110の先端110Aが製氷皿7Bの後部7B2から離れて製氷皿7Bを前方に押す押し圧力が解除され、突起116A、116Bが係止凹部117A、117Bの後端に近づく位置まで保持部材110を引っ張ることによって、製氷皿7Bを後方に移動させることができる。この一連の操作によって、製氷皿7Bの従動側保持がなくなると共に、製氷皿7Bを後方へ移動できるため、製氷皿7Bの駆動側における回転駆動軸105と駆動側結合部106との結合を解除でき、製氷皿7Bをベース部材100のハウジング101部分から取り外すことができる。これによって、電動機構7Aをベース部材100に残して製氷皿7Bをベース部材100から取り外せるため、製氷皿7Bを流し台などに持って行って水洗いなどによって洗浄できる。
ベース部材100のハウジング101部分への製氷皿7Bの再度の取り付けは、以下の手順によって行われる。即ち、保持部材110をバネ118に抗して軸受け孔120から後方へ引っ張った状態で、製氷皿7Bの駆動側における回転駆動軸105と駆動側結合部106との結合を行い、上側軸受け部109に突出軸108を押し当てた状態で、バネ118に抗した保持部材110の引っ張りを解除することによって、保持部材110はバネ118力によって製氷皿7Bへ復帰し、保持部材110の先端110Aが製氷皿7Bの後部7B2を前方に押す。このため、製氷皿7Bの駆動側における回転駆動軸105と駆動側結合部106との結合が保持されると共に、製氷皿7Bの従動側では、上側軸受け部109に対して下側軸受け部111が保持部材110によって形成され、製氷皿7Bの突出軸108を支持する円筒状の従動側軸受け部107が形成される。これによって、製氷皿7Bは電動機構7Aによって回転可能となる。
ベース部材100は、製氷皿7Bが略180°近くまで反転するため、製氷皿7Bを取り囲むように形成したハウジング101部分はその右側部分に比して下方へ突出して貯氷容器8内に侵入した状態となる。
このような構成において、貯氷容器8の取っ手を上端に形成した前壁は、ベース部材100の前面を覆う高さを有するため、ベース部材100を製氷室6に残したままで貯氷容器8を前方へ引き出し自在であるが、ベース部材100を前方へ引き出す場合は、貯氷容器8を製氷室6から取り外し、ロック摘み155を回転して突起部156を係止部152外に位置させた状態で、ベース部材100を製氷室6の前方へ引き出すことができる。この場合、図6の一点鎖線のように、検氷レバー7Cは待機位置がハウジング101の下端よりも上方に位置するようにし、且つハウジング101部分に当接しないように貯氷容器8の後壁を低くした構成とすることによって、貯氷容器8を前方へ引き出す場合の支障とならない。また、ベース部材100を前方へ引き出しても貯氷容器8の前壁に当接しない高さに貯氷容器8の前壁を低くすれば、貯氷容器8を製氷室6に残した状態でベース部材100を前方へ引き出すことができる。
また、ベース部材100の左右端部が支持部分104上に載置されているが、ベース部材100を冷蔵庫外に取り外した場合は、製氷室6の温度で冷却されたベース部材100に露付きが発生する。このため、ベース部材100を再度冷蔵庫内に収納した場合は、この露が凍結してベース部材100と支持部分104がくっつき、ベース部材100を再度前方へ引き出すことができなくなる虞がある。これを防止するため、ベース部材100の左右端部と支持部分104との接触面積を少なくする突起126を形成している。
本発明では、電動機構7Aとこの電動機構7Aによって回転駆動される製氷皿7Bとを備えた自動製氷機7が冷蔵庫1内の製氷室6に前後方向に着脱自在に設けられるものである。そして、本発明は、製氷室6の上壁28には、自動製氷機7の前後方向着脱経路よりも上方位置において、製氷皿7Bの製氷終了を検知する非接触型センサ200を配置した構成である。
これを上記の構成において説明すれば、製氷室6の左右支持部分104に対してベース部材100が、略水平状態に前後方向へ引き出しまた収納自在に載置されているため、ベース部材100の引き出しによって自動製氷機7が前方へ引き出され、ベース部材100の押し込みによって自動製氷機7が所定位置へ収納される。このような自動製氷機7の前後方向着脱経路よりも上方位置に、非接触型センサ200が配置されているため、非接触型センサ200は自動製氷機7の着脱の障害とならない。具体的には、製氷室6の上壁である断熱仕切り壁28の下面に上方へ窪んだ窪み28Pが形成され、非接触型センサ200は、断熱仕切り壁28から下方へ突出しない状態でこの窪み28Pに取り付けられている。この窪み28Pは、窪み部30Aと連続した形成とすることができる。
何らかの原因で1回の規定給水量が供給されない場合や、製氷皿7への給水量を時間制御で行う方式において給水容器9内の貯水量が製氷皿7へ供給する1回の規定給水量よりも少ない場合では、製氷皿7が規定水量に満たない状況となる。このような場合、そのままの状態で待機させれば、次の製氷動作においてこの上に規定水量が供給されれば、製氷用水が製氷皿7Bからオーバーフローして、その水が下方の貯氷容器8や製氷室6に落ちてそこで凍ることになり、好ましくない。このため、このように製氷皿7が規定水量に満たない場合でも、所定の製氷工程と脱氷工程を行うようにして、製氷皿7Bを正常な空の状態に戻すようにすることが望ましい。
そのために、本発明では、製氷皿7Bの製氷小室7B1のうち、特定の製氷小室7B11へ給水路51Aからの製氷用水が導入されるように、製氷皿7Bと給水路51Aとの位置関係を形成し、この製氷用水が最初に導入される特定の製氷小室7B11の製氷終了を検知するように非接触型センサ200を配置して、特定の製氷小室7B11に溜まった製氷用水の凍結を非接触型センサ200で検出することによって、製氷終了動作を完結できるようにしている。具体的には、製氷室6の上壁である断熱仕切り壁28の下面に上方へ窪んだ窪み28Pが形成され、非接触型センサ200は、断熱仕切り壁28から下方へ突出しない状態でこの窪み28P内において、開口100Eを通して製氷小室7B11に向くように斜め下後方に向けて取り付けられている。
上記において、非接触型センサ200の代表的なものとして、赤外線センサがある。その構成は、製氷皿7B内の水と氷から発せられる温度に関連する赤外線放射エネルギーを検知して電気抵抗が変化するサーミスタAと、このような赤外線放射エネルギーを検知しないように隠蔽された状態で周囲温度を検知して電気抵抗が変化するもう一つのサーミスタBとで構成され、この両サーミスタの抵抗値の差によって生じる電圧差に基づき、前記制御回路部によって製氷皿7B内の水が凍結したことを判定して、脱氷工程に入るように制御することができる。
冷蔵庫1の各室の温度、各種の機能、各種の操作手順、非接触型センサ200の検知に基づく自動製氷機7の運転状態等を、前記制御回路部によって冷蔵庫1の前面に設けた液晶等による表示部に表示することができる。
本発明では、上記のように、自動製氷機7が冷蔵庫1内の製氷室6に前後方向に着脱自在に設けられることによって、自動製氷機7と貯氷容器8を取り外した状態で製氷室6内が広くなり、冷凍食品の貯蔵室として利用できるようになる。この場合、収納した冷凍食品が所定の凍結状態にない場合には、冷凍サイクルの冷媒の圧縮機20と送風機25が停止している場合には強制運転モードにて運転を開始し、また運転されている場合には強制運転モードとしてその運転状態を継続して、この冷凍食品の凍結を促進することが望ましい。
このため、本発明は、収納した冷凍食品が凍結しているか否かを非接触型センサ200で検知して、このような制御を行うものである。この場合、冷凍食品が所定の凍結状態にない温度を非接触型センサ200が検出したときから所定時間、圧縮機20と送風機25が強制運転モードとされた後に終了する方式とすることができる。また、冷凍食品が所定の凍結状態にない温度を非接触型センサ200が検出したとき、圧縮機20と送風機25が強制運転モードで運転され、冷凍食品が凍結した所定温度を非接触型センサ200が検出したとき、圧縮機20と送風機25の強制運転モードを終了する方式とすることもできる。
また、上記のように、自動製氷機7が冷蔵庫1内の製氷室6に前後方向に着脱自在に設けられることによって、自動製氷機7を取り外した状態で貯氷容器8内に冷凍食品を貯蔵するようにできる。この場合、収納した冷凍食品が所定の凍結状態にない場合には、冷凍サイクルの冷媒の圧縮機20と送風機25が停止している場合には強制運転モードにて運転し、また運転されている場合には強制運転モードとしてその運転状態を継続して、この冷凍食品の凍結を促進することが望ましい。
このため、本発明は、収納した冷凍食品が凍結しているか否かを非接触型センサ200で検知して、このような制御を行うものである。この場合、冷凍食品が所定の凍結状態にない温度を非接触型センサ200が検出したときから所定時間、圧縮機20と送風機25が強制運転モードとされた後に終了する方式でもよく、また、冷凍食品が所定の凍結状態にない温度を非接触型センサ200が検出したときから圧縮機20と送風機25が強制運転モードとなり、冷凍食品が凍結した所定温度を非接触型センサ200が検出したとき、圧縮機20と送風機25の強制運転モードを終了する方式でもよい。
貯氷容器8内又は製氷室6内に貯蔵した冷凍食品の温度を非接触型センサ200によって検出することにより、前記制御回路部によって冷蔵庫1の前面に設けた前記表示部に表示することができる。
上記において、非接触型センサ200は、上記のサーミスタAによって貯氷容器8内又は製氷室6内に貯蔵した冷凍食品から発せられる温度に関連する赤外線放射エネルギーを検知し、両サーミスタA、Bの抵抗値の差によって生じる電圧差に基づき、前記制御回路部によって冷凍食品が凍結したことを判定して、前記の強制運転モードの終了や、前記表示部に表示される表示データを変更する制御を行うことができる。
本発明は、自動製氷機付き冷蔵庫であるが、冷蔵室、冷凍室の配置関係は上記形態に限定されず、自動製氷機の着脱構造は上記に限定されない。このため、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の冷蔵庫の形態に適用できるものである。
本発明冷蔵庫の正面図である。(実施例1) 本発明の冷蔵庫本体を正面から見た説明図である。(実施例1) 本発明冷蔵庫の縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る給水容器と給水路部分の分解斜視図である。(実施例1) 本発明に係る給水容器の開閉弁が閉じた状態の断面による説明図である。(実施例1) 本発明に係る自動製氷機に係る冷蔵庫部分の断面図である。(実施例1) 図2の製氷室部分の拡大図である。(実施例1) 本発明に係る自動製氷機をベース部材に支持した状態を下方から見た斜視図である。(実施例1) 本発明に係るベース部材のカバーを外した斜視図である。(実施例1) 本発明に係るカバーを取り付けたベース部材を後方から見た斜視図である。(実施例1) 本発明に係る製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を左後方から見た斜視図である。(実施例1) 本発明に係る製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を右後方から見た斜視図である。(実施例1) 本発明に係る製氷皿の後部の従動側軸受け部の軸受け孔を製氷皿側から見た斜視図である。(実施例1) 本発明に係る保持部材を従動側軸受け部の軸受け孔に嵌め合わせる状態の斜視図である。(実施例1) 本発明に係る保持部材の他方側面の斜視図である。(実施例1) 本発明に係る保持部材の上面図である。(実施例1) 本発明に係る製氷皿の従動側軸受け部の断面図である。(実施例1) 本発明に係る自動製氷機への給電コネクタの接続を解除した分解斜視図である。(実施例1) 本発明に係る製氷皿を上面から見た説明図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・冷蔵庫
2・・・冷蔵庫本体
3・・・冷蔵室
4・・・野菜室
5・・・冷凍室
5A・・冷凍小室
6・・・製氷室
7・・・自動製氷機
7A・・電動機構
7B・・製氷皿
7B1・・製氷小室
7B11・・特定の製氷小室
8・・・貯氷容器
9・・・給水容器
24・・冷却器
25・・送風機
28・・冷蔵室と冷凍室の断熱仕切り壁
28P・・窪み
29・・断熱仕切り壁の上板
30・・断熱仕切り壁の下板(製氷室の天井壁)
31・・断熱材
51・・給水管
51A・・給水路
60・・給水口
61・・開閉弁
66・・ソレノイド
90・・作動部材
100・・ベース部材
100B・・指掛け部
100C・・取っ手部
100D・・上側カバー
101・・ハウジング
102・・冷蔵庫側コネクタ
103・・自動製氷機側コネクタ
110・・保持部材
120・・軸受け孔
152・・係止部
155・・ロック摘み
156・・ロック摘みの突起部
160・・保持機構
200・・非接触型センサ

Claims (1)

  1. 電動機構とこの電動機構によって回転駆動される製氷皿とを備えた自動製氷機が冷蔵庫内の製氷室に前後方向に引き出し押し込みされる前後方向着脱自在に設けられ、前記製氷皿は複数の製氷小室に区分されて給水路からの製氷用水が最初に供給される特定の製氷小室へ供給された製氷用水がオーバーフローして順次隣りの製氷小室へ流入する関係に構成され、前記特定の製氷小室の製氷終了を検知する非接触型センサが、前記自動製氷機の前後方向着脱経路よりも上方位置となるよう前記製氷室の上壁の窪みに下方へ突出しない状態で前記特定の製氷小室に向くように斜め下方に向けて取り付けられたことを特徴とする自動製氷機付き冷蔵庫。
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