JP4096779B2 - 情報送信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報の送信先を登録しておくことが出来る情報送信装置に、関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、一般的なファクシミリは、頻繁にFAX送信を行う相手のFAX番号(或いはFAX番号群)を登録することが出来る装置となっている。
【0003】
また、FAX番号を登録可能なファクシミリは、FAX番号(或いはFAX番号群)を登録しておくための専用の押しボタンスイッチ群が設けられているものと、そのような押しボタンスイッチが設けられておらず、FAX番号(FAX番号群)が短縮番号(グループ番号)と呼ばれる情報に対応づけられた形で登録されるものとに、大別することが出来るが、オフィス等で使用されることを想定して製造されたファクシミリ(通常、デジタル複合機)は、登録可能なFAX番号の総数を100個〜400個程度としておく必要上、後者の構成が採用された装置となっている。
【0004】
そして、そのようなファクシミリ(デジタル複合機)は、数行の文字列を表示可能な液晶ディスプレイを備え、ユーザに、FAX番号を登録する短縮番号(登録するFAX番号を対応づける短縮番号)を選択させる際には、その液晶ディスプレイ上に、短縮番号と、その短縮番号の利用状況に関する情報(登録されているFAX番号か、FAX番号が登録されていない旨を示す情報)とからなる情報のリストが示される画面(当該リストの一部がその内部に示される画面であって、内部に示される当該リストの部分を変更することが可能な画面:以下、登録用画面と表記する)が表示される装置となっている。また、ユーザに、登録されているFAX番号の中からFAX番号を選択させる際にも、登録用画面と同様に、短縮番号と、その短縮番号の利用状況に関する情報とからなる情報のリストが示される画面(以下、選択用画面と表記する)が表示される装置となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
さて、上記のような多数のFAX番号を登録可能なファクシミリの運用時には、FAX番号を登録可能な全ての短縮番号を幾つかのブロックに分けておき、各ブロックに同種の宛先に関するFAX番号を登録するといったことが、行われている。また、一旦登録したFAX番号を削除することもしばしば行われるので、多数のFAX番号を登録可能なファクシミリが、登録されている各FAX番号が対応づけられている短縮番号が連続している状態で運用されているといったことは実際上ないと言って良い。
【0006】
そして、既存のファクシミリが表示する選択用画面は、短縮番号と、その短縮番号の利用状況に関する情報とからなる情報のリストが示される画面、すなわち、実際には選択できない情報も示される画面となっているため、結局、既存のファクシミリは、登録しておいたFAX番号を選択する際に、ユーザが、選択用画面に実際には選択できない情報が示される分、よけいな操作を行わなければならない装置となっていた。
【0007】
本発明は、このような現状に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、ファクシミリのような、情報の送信先を規定する送信先規定情報を登録しておくことが可能な情報送信装置であって、登録しておいた送信先規定情報の中から、実際に利用する送信先規定情報を選択する作業が容易に行える情報送信装置を、提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の情報送信装置は、順序が付けられているN個の、それぞれ、情報の送信先を規定する送信先規定情報、送信先規定情報が登録されていないことを表す未登録情報のいずれかが記憶される情報記憶領域を有する情報記憶手段と、情報を表示するための表示手段と、ユーザが複数種類の操作を行うことが可能な操作手段と、ユーザにより指定された内容の情報で、情報記憶手段の,ユーザにより指定された情報記憶領域に記憶されている情報を書き換える情報書換手段であって、情報の書き換えを行う情報記憶領域をユーザに指定させるために、情報記憶手段の各情報記憶領域に記憶されている送信先規定情報又は未登録情報が、全て、情報記憶領域に付けられている順序通りに並べられたリストを、その一部分が表示手段に表示され、操作手段に対して所定の操作がなされた場合には表示される部分が他の部分に変更される形で、表示手段に表示させる情報書換手段と、情報記憶手段に記憶されている送信先規定情報の中から、ユーザにより選択された送信先規定情報にて規定される送信先に対して情報を送信可能な情報送信手段(ファクシミリ送信を行う手段や、TCP/IP送信を行う手段)と、情報記憶手段の各情報記憶領域に記憶されている送信先規定情報だけが情報記憶領域に付けられている順序通りに並べられた送信先規定情報リストを、その一部分が表示手段に表示され、操作手段に対して所定の操作がなされると表示される部分が他の部分に変更される形で、表示手段に表示させることにより、情報送信手段を動作させるための送信先規定情報をユーザに選択させる送信先規定情報選択指示受付手段とを備えた構成であって、情報送信手段が、ユーザにより選択された複数の送信先規定情報にて規定される複数の送信先に対して同じ情報を送信可能な手段であり、送信先規定情報選択指示受付手段が、情報送信手段を動作させるための送信先規定情報として複数の送信先規定情報をユーザに選択させることが可能な、その時点における処理対象送信先規定情報がいずれの送信先規定情報であるかをユーザが把握できる情報が表示手段に表示される手段であると共に、動作モードとして、通常モードと連続選択可能モードとを有する手段であり、通常モードで動作している場合には、所定の第1操作が行われたときに、処理対象送信先規定情報を、送信先規定情報リスト内の,それまで処理対象送信先規定情報であった送信先規定情報の1つ前の送信先規定情報に変更し、所定の第2操作が行われたときに、処理対象送信先規定情報を、送信先規定情報リスト内の,それまで処理対象送信先規定情報であった送信先規定情報の1つ後の送信先規定情報に変更し、所定の第3操作が行われたときに、その時点における処理対象送信先規定情報が情報送信手段を動作させるための送信先規定情報として選択されたことを記憶し、連続選択可能モードで動作している場合には、第1操作が行われたときに、処理対象送信先規定情報を、送信先規定情報リスト内の,それまで処理対象送信先規定情報であった送信先規定情報の1つ前の送信先規定情報に変更すると共に、変更後の処理対象送信先規定情報が情報送信手段を動作させるための送信先規定情報として選択されたことを記憶し、第2操作が行われたときに、処理対象送信先規定情報を、送信先規定情報リスト内の,それまで処理対象送信先規定情報であった送信先規定情報の1つ後の送信先規定情報に変更すると共に、変更後の処理対象送信先規定情報が情報送信手段を動作させるための送信先規定情報として選択されたことを記憶する手段である構成を有する。
【0009】
すなわち、本発明の情報送信装置は、送信先規定情報の登録/修正/削除時(情報書換手段の動作時)には、一般的な情報送信装置と同様に、情報記憶手段の各情報記憶領域に記憶されている送信先規定情報又は未登録情報が、全て、情報記憶領域に付けられている順序通りに並べられたリストがユーザに提示される装置ではあるが、送信先規定情報の選択時(送信先規定情報選択指示受付手段の動作時)には、送信先規定情報だけが情報記憶領域に付けられている順序通りに並べられた送信先規定情報リストがユーザに提示される装置となっている。従って、この情報送信装置は、送信先規定情報の選択時に、選択できない情報(未登録情報)が表示手段上に示されない分、既存の情報送信装置よりも送信先規定情報の選択作業が容易な装置として機能することになる。
また、いわゆる同報送信が可能な情報送信手段と、連続選択可能モードで動作可能な送信先規定情報選択指示受付手段とを有する装置であるため、本発明の情報送信装置は、複数個の送信先規定情報を選択する作業が容易に行える装置ともなっていることになる。
【0010】
なお、本発明の情報送信装置を実現する際には、情報記憶手段の各情報記憶領域を、互いに異なる、M文字の文字列である選択用情報に対応づけられたものとしておくとともに、情報記憶手段に記憶されている送信先規定情報の中から情報送信手段を動作させるための送信先規定情報を選択させるために、ユーザに、その送信先規定情報が記憶されている情報記憶領域に対応づけられている選択用情報を入力させる第2送信先規定情報選択指示受付手段を、さらに、備えるものとしておくことが望ましい。換言すれば、本発明の情報送信装置は、送信先規定情報が選択用情報(いわゆる短縮番号)と対応付けられていない装置として構成しておくことも可能であるが、送信先規定情報が選択用情報と対応づけられている装置として構成しておくことが、望ましい。
【0013】
また、情報送信手段として、複数の送信先を規定する第2種送信先規定情報にて規定される複数の送信先に対して同じ情報を送信可能な手段を採用しておくとともに、第2種送信先規定情報を複数個記憶可能な第2情報記憶手段と、情報記憶手段の各情報記憶領域に記憶されている送信先規定情報だけが情報記憶領域に付けられている順序通りに並べられた送信先規定情報リストを、その一部分が表示手段に表示され、操作手段に対して所定の操作がなされると表示される部分が他の部分に変更される形で、表示手段に表示させることにより、1つ以上の送信先規定情報をユーザに選択させ、ユーザによって選択された1つ以上の送信先規定情報に応じた内容の第2種送信先規定情報を作成して第2情報送信手段内に記憶する第2種送信先規定情報登録指示受付手段とを付加した形で、本発明の情報送信装置を構成しておけば、第2種送信先規定情報を登録する作業(いわゆるグループ登録作業に相当する作業)が、容易に行える情報送信装置が得られることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
本発明の一実施形態に係る情報送信装置は、ファクシミリ,コピー機,デジタル文書作成装置(セットされた原稿からデジタル文書[当該原稿のイメージデータファイル]を作成して他のコンピュータへTCP/IP送信する機能を有する装置),及び,ネットワークプリンタとして動作可能なデジタル複合機なのであるが、本発明に関係するのは、本情報送信装置が、ファクシミリ,デジタル文書作成装置として機能している場合におけるユーザインタフェース(マン・マシンインタフェース)だけである。また、本情報送信装置10が有しているデジタル文書作成装置用のユーザインタフェースとファクシミリ用のユーザインタフェースとは、極めて類似したもの(本質的には同じもの)となっている。このため、以下では、ファクシミリとして機能に関する部分を中心に、本情報送信装置の構成及び動作の説明を行うことにする。
【0016】
まず、図1〜図3を用いて、本実施形態に係る情報送信装置10のハードウェア構成を、説明する。
【0017】
図1に示してあるように、本実施形態に係る情報送信装置10は、制御ユニット11とスキャナ12とプリンタ13とが組み合わされた装置である。また、情報送信装置10は、図2に示してあるように、一般的なデジタル複合機/コピー機と同様の外観を有する装置となっている。
【0018】
本情報送信装置10に用いられているプリンタ13は、コンピュータの周辺機器として使用可能なプリンタに、情報送信装置10を構成するための(制御ユニット11とプリンタ13とを接続するための)拡張ボードが装着された機器である。スキャナ12は、コンピュータの周辺機器として使用可能なスキャナに、情報送信装置10を構成するための(制御ユニット11とスキャナ12とを接続するための)拡張ボードが装着された機器である。このスキャナ12は、両面原稿の読み取りが可能な機器(原稿を裏返せるADF(Automatic Document Feeder)を備えた機器)となっている。
【0019】
制御ユニット11は、情報送信装置10(スキャナ12とプリンタ13と自ユニット)を、FAX番号を短縮番号に対応づけて登録しておくことや、1つ以上のFAX番号をグループ番号に対応づけて登録しておくことなどが可能なファクシミリとして動作させるユニットであると共に、情報送信装置10(スキャナ12と自ユニット)を、デジタル文書の送信先コンピュータのIPアドレスを短縮番号に対応づけて登録しておくことや、1つ以上のIPアドレスをグループ番号に対応づけて登録しておくことなどが可能なデジタル文書作成装置として動作させるユニットである。
【0020】
この制御ユニット11は、図1に示してあるように、CPU21,ROM22,RAM23,HDD24,通信制御回路25,画像処理回路26,LCD制御回路27,入力インタフェース回路(入力I/F)28,ネットワークインタフェース回路(NW−I/F)29,モデム30,タッチスクリーン31,スイッチ部32等により構成されている。
【0021】
制御ユニット11を構成しているタッチスクリーン31は、液晶ディスプレイ(LCD)35上に透明な接触位置センサ36を重ねた素子である。スイッチ部32は、図3に示してあるように、制御ユニット11の筐体上に設けられたスタートキー32s、ストップキー、テンキー(“0”〜“9”キー、“*”キー、及び“C/#”キー)等と、それらの制御回路(図示せず)とからなるユニットである。
【0022】
CPU21は、情報送信装置10の各部(制御ユニット11内の各部、スキャナ12及びプリンタ13)を統合的に制御する制御回路である。ROM22は、CPU21の動作手順を規定するプログラムやCPU21(プログラム)が利用するデータが記録されている読み出し専用のメモリである。RAM23は、CPU21(プログラム)の作業領域として用いられるメモリである。通信制御回路25は、CPU21が、スキャナ12或いはプリンタ13との間で情報交換(コマンドの送信、画像データの受信、印刷データの送信)を行うために使用する回路である。画像処理回路26は、スキャナ12によって生成された画像データ(本実施形態では、多値画像データ)に対して各種の画像処理を施すための回路である。
【0023】
LCD制御回路27は、タッチスクリーン31(LCD35)に、CPU21から指示された内容の画像(画面)を表示させる回路である。入力インタフェース回路28は、ユーザ(情報送信装置10の操作者)がテンキー部32或いはタッチスクリーン31(接触位置センサ36)に対して行った操作内容を、CPU21に通知する回路である。ネットワークインタフェース回路29は、制御ユニット11をLANに接続するための回路であり、モデム30は、制御ユニット11を電話回線網に接続するための回路である。
【0024】
HDD24は、一時ファイル(プリンタ13に供給するデータ、FAX送信するデータ、受信したFAXデータ(印刷してないもの)、他コンピュータに送信するデジタル文書のファイル)、電源が落とされても保持しておくことが必要な各種の情報を記憶しておくために、制御ユニット11に搭載されている補助記憶装置(ハードディスク装置)である。このHDD24には、情報送信装置10をファクシミリとして動作させているときに制御ユニット11(CPU21)が利用する短縮別宛先管理テーブル及びグループ別宛先管理テーブル(詳細は後述)と、情報送信装置10をデジタル文書作成装置として動作させているときに制御ユニット11が利用する短縮別宛先管理テーブル及びグループ別宛先管理テーブルとが、記憶されている。
【0025】
なお、本実施形態に係る情報送信装置10は、短縮別宛先管理テーブル、グループ別宛先管理テーブルが、それぞれ、情報記憶手段、第2情報記憶手段に相当し、LCD35が表示手段に相当し、接触位置センサ36及びSW部32(スタートキー32s)が操作手段に相当し、制御ユニット11(CPU21を中心とした部分)が、情報書換手段,情報送信手段,送信先規定情報選択指示手段及び第2種送信先規定情報選択指示手段に相当する装置となっている。
【0026】
次に、本情報送信装置10の動作(制御ユニット11の動作)を説明する。
【0027】
制御ユニット11は、本情報送信装置10を、ユーザにとっての短縮番号(ユーザがテンキー入力しなければならない情報,タッチスクリーン31上に短縮番号として表示される情報)が“001”〜“200”であり、ユーザにとってのグループ番号が“01”〜“30”(グループ番号のテンキー入力時に入力しなければならない情報は、“*01”〜“*30”)であるファクシミリとして機能させるユニットとなっている。
【0028】
そして、この制御ユニット11が利用する、HDD26上の短縮別宛先管理テーブル、グループ別宛先管理テーブル(いずれも、ファクシミリ用のもの)は、それぞれ、図4,図5に示した構成のテーブルとなっている。
【0029】
すなわち、短縮別宛先管理テーブルは、図4に模式的に示したように、レコード番号,登録内容情報,選択時用レコード番号,選択有無フラグ及び第2選択有無フラグを設定可能なレコード(以下、短縮管理レコードと表記する)を、200個、記憶したテーブルとなっている。また、ファクシミリ用のグループ別宛先管理テーブルは、図5に模式的に示したように、レコード番号,登録内容情報,選択時用レコード番号,選択有無フラグ及び第2選択有無フラグを設定可能なレコード(以下、グループ管理レコードと表記する)を、30個、記憶したテーブルとなっている。
【0030】
各短縮管理レコード(短縮別宛先管理テーブル内の各レコード)に設定されている“1”〜“200”のレコード番号は、本情報送信装置10の工場出荷時から設定されている,短縮管理レコードの識別情報である。また、このレコード番号は、各短縮管理レコードを短縮番号(“001”〜“200”)に対応づける情報ともなっている。具体的には、或るレコード番号が設定されている短縮管理レコードは、そのレコード番号を数字列化(文字列化)した上で,その先頭に総文字数が3文字となるように幾つかの“0”を付した数字列と一致する短縮番号に対応するレコードとなっている。
【0031】
各グループ管理レコードに設定されている“1”〜“30”のレコード番号は、本情報送信装置10の工場出荷時から設定されている,グループ管理レコードの識別情報である。このレコード番号は、短縮管理レコード内のレコード番号と同様に、各グループ管理レコードをグループ番号に対応づける情報ともなっている。すなわち、或るレコード番号が設定されているグループ管理レコードは、そのレコード番号を数字列化した上で、その先頭に総文字数が2文字となるように幾つかの“0”を付した数字列と一致するグループ番号に対応するレコードとなっている。
【0032】
短縮管理レコード内の登録内容情報は、対応する短縮番号に対してFAX番号が登録されていない状態では、その値が、FAX番号が登録されていないことを示す“未登録”(実際の値は、“NULL”)となっており、対応する短縮番号に対してFAX番号が登録されている状態では、その登録されているFAX番号となっている情報である。また、グループ管理レコード内の登録内容情報は、対応するグループ番号に対してFAX番号が登録されていない状態では、その値が、FAX番号が登録されていないことを示す“未登録”となっており、対応するグループ番号に対して1つ以上のFAX番号が登録されている状態では、その登録されている1つ以上のFAX番号を組み合わせた情報となっている情報である。
【0033】
以下、説明の便宜上、登録内容情報が“未登録”となっている短縮管理レコード,グループ管理レコードのことを、それぞれ、未登録短縮管理レコード,未登録グループ管理レコードと表記し、登録内容情報が“未登録”となっていない短縮管理レコード,グループ管理レコードのことを、それぞれ、登録済短縮管理レコード,登録済グループ管理レコードと表記することにする。また、登録済短縮管理レコードに記憶されている登録内容情報(FAX番号),並びに,登録済短縮管理レコードに登録内容情報として記憶されることになる“未登録”ではない情報(FAX番号)のことを、短縮情報と表記し、登録済グループ管理レコードに記憶されている登録内容情報,並びに,グループ管理レコードに登録内容情報として記憶されることになる“未登録”ではない情報(幾つかのFAX番号からなる情報)のことを、グループ情報と表記することにする。さらに、短縮情報或いはグループ情報のことを、登録情報と表記することにする。
【0034】
短縮管理レコード内の選択時用レコード番号は、登録済短縮管理レコードの総数が変化したときに、各未登録短縮管理レコード内の選択時用レコード番号を“NULL”とし、各登録済短縮管理レコード内の選択時用レコード番号を、登録済短縮管理レコード群に対してレコード番号の昇順に付けた連番(“1”で始まる連続した整数値)とする処理が行われて、その値が書き換えられる情報である。また、グループ管理レコード内の選択時用レコード番号も、短縮管理レコード内の選択時用レコード番号と同様に、登録済グループ管理レコードの数が変化したときに、各未登録グループ管理レコード内の選択時用レコード番号を“NULL”とし、各登録済グループ管理レコード内の選択時用レコード番号を、登録済グループ管理レコード群に対してレコード番号の昇順に付けた連番(“1”で始まる連続した整数値)とする処理が行われて、その値が書き換えられる情報である。以下、選択時用レコード番号に対して行われるこれらの処理のことを、選択時用レコード番号更新処理と表記する。
【0035】
短縮管理レコード内の選択有無フラグ及び第2選択有無フラグ、グループ管理レコード内の選択有無フラグ及び第2選択有無フラグは、いずれも、“ON”又は“OFF”の値を取る情報である。また、詳細は後述するが、各フラグは、そのフラグを含むレコード(短縮管理レコード/グループ管理レコード)がユーザによって選択されているか否かを“ON”/“OFF”で一時的に(選択確定まで)記憶しておくための情報となっている。
【0036】
そして、制御ユニット11は、全ての短縮管理レコード/グループ管理レコード内の登録内容情報,選択時用レコード番号,選択有無フラグ,第2選択有無フラグが、それぞれ、“未登録”、“NULL”,“OFF”,“OFF”となっている短縮別宛先管理テーブル/グループ別宛先管理テーブルが、HDD26に記憶されている状態で製造(出荷)されるユニットであると共に、情報送信装置10をファクシミリとして動作させる際には、図6に示した手順のFAX用制御処理を行うユニットとなっている。
【0037】
すなわち、FAX用制御処理を開始した制御ユニット11(開始条件については後述)は、まず、以降の処理で利用する各種の情報を初期化するための情報初期化処理(ステップS101)を行う。
【0038】
この情報初期化処理により初期化される情報には、基本画面用情報,画面フラグ,スキャン条件情報等がある。各情報の具体的な用途については後述するが、基本画面用情報は、FAX用基本画面(図7,図8;詳細は後述)上に表示されることがある3種の文字列情報(FAX番号情報、選択宛先提示情報及び入力番号提示情報)を含む情報である。この基本画面用情報は、他のステップの処理にてその内容(各情報の値)が変更される情報となっており、情報初期化処理は、基本画面用情報を、各情報として“NULL”を含むものに初期化する処理となっている。
【0039】
画面フラグは、宛先選択画面/宛先登録画面(図14,図21等;詳細は後述)の表示時に、その値(“0”/“1”)に基づき、タッチスクリーン31上に表示する宛先選択画面/宛先登録画面を、短縮番号関連の作業を行うためのものとするか、グループ番号関連の作業を行うためのものとするかが、決定される情報である。情報初期化処理は、この画面フラグを“0”に初期化する処理となっている。
【0040】
スキャン条件情報は、片面/両面条件値と画質条件値と読取濃度条件値とを含む情報である。このスキャン条件情報に含まれる片面/両面条件値は、FAX送信処理(図6のステップS109/図25:詳細は後述)中で行われる原稿デジタル化処理処理(スキャナ12にFAX送信原稿の多値画像データを生成させ、その多値画像データから実際にFAX送信に用いるFAXデータ(2値画像データ)を生成する処理)時に、その値に基づき、スキャナ12の制御手順(原稿の裏面をスキャナ12にスキャンさせるか否か)が決定される2値情報(“片面”を示す値と“両面”を示す値とを取り得る情報)である。
【0041】
また、スキャン条件情報に含まれる画質条件値及び読取濃度条件値は、上記した原稿デジタル化処理中で行われる画像処理の内容を規定する情報である。これらの条件値のうち、画質条件値は、“画質”(“標準”“精細”、“高精細”、“写真”)を表す4種の値のいずれかを取る情報となっている。また、読取濃度条件値は、“1”〜“7”の値を取り得る情報となっており、情報初期化処理は、スキャン条件情報を、片面/両面条件値、画質条件値、読取濃度条件値として、それぞれ、“片面”を表す値、“標準”を表す値、“4”を、含むものに初期化する処理となっている。
【0042】
上記のような内容の情報初期化処理(ステップS101)を終えた制御ユニット11は、FAX用基本画面をタッチスクリーン31上に表示するためのFAX用基本画面表示処理(ステップS102)を行う。
【0043】
このFAX用基本画面表示処理は、その時点におけるスキャン条件情報,基本画面用情報等に基づき、図7(A)、図7(B)に示したようなFAX用基本画面や、図8に示したようなFAX用基本画面をタッチスクリーン31上に表示する処理である。
【0044】
すなわち、FAX用基本画面表示処理は、FAX番号表示欄41aを有する宛先表示領域41,“モード切替”ボタン40,“短縮/グループ”ボタン43,“宛先リスト”ボタン44,“画質”ボタン45,“うすく”ボタン461,読取濃度表示領域462,“こく”ボタン463,“読み取り”ボタン47等を備えたFAX用基本画面(図7(A)及び図7(B))か、FAX番号表示欄41aを有する宛先表示領域41の代わりに、FAX番号表示欄41aを有さない宛先表示領域42が設けられたFAX用基本画面(図8)を、タッチスクリーン31上に表示する処理となっている。
【0045】
これらのFAX用基本画面のうち、図7(A)に示したFAX用基本画面は、情報初期化処理の実行後やFAX送信処理の完了後に実行されたFAX用基本画面表示処理により表示されるものであり、図7(B)に示したFAX用基本画面は、短縮番号のテンキー入力による送信先指定が行われた後に実行されたFAX用基本画面表示処理により表示されるものである。また、図8に示したFAX用基本画面は、宛先リスト関連処理の実行後に実行されたFAX用基本画面表示処理が(複数の宛先選択が行われている状態で実行されたFAX用基本画面表示処理)により表示されるものである。なお、上記したFAX番号情報(基本画面用情報の要素情報)は、図7(A)、図7(B)に示したタイプのFAX用基本画面が表示される際に、FAX番号表示欄41a内に示される情報となっており、入力番号提示情報(基本画面用情報の要素情報)は、FAX番号表示欄41aの左側に、ユーザが入力した短縮番号が何であるかを示すために表示される情報(図7(A)では、""、図7(B)では、"[002]")となっている。また、選択宛先提示情報(基本画面用情報の要素)は、図8に示したタイプのFAX用基本画面が表示される際に、そのFAX用基本画面上の宛先表示領域42内に示される情報(図8では、“短縮3件+グループ2件”)となっている。
【0046】
そして、このFAX用基本画面表示処理は、いずれのタイプのFAX用基本画面を表示する際にも、“画質”ボタン45を、その内部に、“画質:”という文字列とその時点における画質条件値(スキャン条件情報の要素情報)に応じた文字列(“標準”“精細”、“高精細”、“写真”のいずれか)とが示されているボタンとし、“読み取り”ボタン47を、その内部に、“読み取り:”という文字列とその時点における片面/両面条件値(スキャン条件情報の要素情報)に応じた文字列(“片面”或いは“両面”)が示されているボタンとし、読取濃度表示領域462を、図形46Mが読取濃度条件値(スキャン条件情報の要素情報)に応じた位置に示されている領域とする処理となっている。さらに、FAX用基本画面表示処理は、読取濃度条件値が“1”であった場合には、タッチスクリーン31上に表示するFAX用基本画面上の“うすく”ボタン461を、その表示形態が無効形態(本実施形態では、薄いグレーで表示されている形態)となっているものとし、読取濃度条件値が“7”であった場合には、タッチスクリーン31上に表示するFAX用基本画面上の“こく”ボタン463を、その表示形態が無効形態となっているものとする処理となっている。
【0047】
要するに、このFAX用基本画面表示処理は、その実行時点における情報送信装置10の状況(スキャン条件情報の内容;送信先FAX番号が指定されているか否か)が示されているFAX用基本画面を、タッチスクリーン31上に表示する処理となっている。
【0048】
このような内容のFAX用基本画面表示処理(図6:ステップS102)を行った制御ユニット11は、タッチスクリーン31上に表示したFAX用基本画面上のボタンやスイッチ部32を構成しているキーが押下されることを監視する状態(ステップS103)となる。なお、このステップS103にて、制御ユニット11が、その押下を監視するFAX用基本画面上のボタンは、その表示形態が無効形態となっていないボタンだけである。また、ステップS103にて、制御ユニット11が、その押下を監視するキーは、その時点おいて有効なものとされているキー(状態別に予め定められているキーの組み合わせの中の,その時点における状態に応じた組み合わせに含まれるキー)だけである。
【0049】
そして、制御ユニット11は、FAX用基本画面(図7,図8)上の“読み取り”ボタン47が押下された場合(ステップS103,S104;その他)には、ステップS108にて、まず、片面/両面条件値設定画面をタッチスクリーン31上に表示する。この片面/両面条件値設定画面は、FAX送信原稿の種類(片面/両面の別)を指定するための操作をユーザが行える画面となっており、片面/両面条件値設定画面の表示を終えた制御ユニット11は、FAX送信原稿の種類を指定する操作がユーザによって行われるのを待機する。そして、制御ユニット11は、FAX送信原稿の種類を指定する操作が行われたときに、その操作に応じたものに片面/両面条件値を変更した上でステップS108の処理を終了して、ステップS102以降の処理を開始する。すなわち、制御ユニット11は、上記した内容のFAX用基本画面表示処理(ステップS102)を行うことにより、タッチスクリーン31上のFAX用基本画面を、その時点における片面/両面条件値に応じた文字列(“片面”、“両面”のいずれか)がその内部に示されている“読み取り”ボタン47を有するものに変更してから、再び、FAX用基本画面上のボタンやスイッチ部32を構成しているキーが押下されるのを待機する状態(ステップS103)となる。
【0050】
また、“画質”ボタン45が押下された場合(ステップS103,S104;その他)、制御ユニット11は、ステップS108にて、まず、画質設定画面をタッチスクリーン31上に表示する。この画質設定画面は、FAX送信原稿の“画質”を4種の“画質”(“標準”,“精細”,“高精細”,“写真”)の中から選択可能なする操作をユーザが行える画面となっており、制御ユニット11は、画質設定画面に対して“画質”を選択する操作が行われたときに、その“画質”に応じたものに画質条件値を変更した上でステップS108の処理を終了する。そして、制御ユニット11は、FAX用基本画面表示処理(ステップS102)を行うことにより、タッチスクリーン31上のFAX用基本画面を、ユーザが選択した“画質”を表す文字列(その時点における画質条件値に相当する文字列;例えば“写真”)がその内部に示されている“画質”ボタン44を有するものに変更してから、再び、FAX用基本画面上のボタン等が押下されるのを待機する状態(ステップS103)となる。
【0051】
制御ユニット11は、“うすく”ボタン461が押下された場合(ステップS103,S104;その他)には、ステップS108にて、読取濃度条件値から“1”を減ずる処理を行った後に、ステップS102以降の処理を開始し、“こく”ボタン463が押下された場合(ステップS103,S104;その他)には、ステップS108にて、読取濃度条件値に“1”を加算する処理を行った後に、ステップS102以降の処理を開始する。
【0052】
すなわち、“うすく”ボタン461或いは“こく”ボタン463が押下された場合、制御ユニット11は、読取濃度条件値を“1”デクリメント或いは“1”インクリメントする処理と、タッチスクリーン31上のFAX用基本画面を、変更後の読取濃度条件値を表している読取濃度表示領域462を有するものに変更する処理(及び“うすく”ボタン461或いは“こく”ボタン463の表示形態を無効形態に変更する処理)とを行ってから、ユーザによってボタン/キーが押下されるのを待機する状態となる。
【0053】
また、テンキー、或いは、宛先表示領域41内に表示されている“ポーズ”ボタンや“クリア”ボタンが押下された場合(ステップS103,S104;テンキー等)、制御ユニット11は、ステップS107にて、押下されたボタン/キーに応じた変更をFAX番号情報(基本画面用情報の要素情報)に対して施す処理であるFAX番号情報変更処理を、行う。すなわち、制御ユニット11は、このステップS107にて、押下されたテンキーに応じた数字をFAX番号情報の末尾に追加する処理や、“−”(本情報送信装置10におけるポーズ記号)をFAX番号情報の末尾に追加する処理や、FAX番号情報を“NULL”とする処理を行う。その後、制御ユニット11は、ステップS102以降の処理を開始することにより、タッチスクリーン31上のFAX用基本画面を、そのFAX番号表示欄41a内に変更後のFAX番号情報が示されているものに変更した後に、再び、ボタン/キーが押下されるのを待機する状態となる。
【0054】
制御ユニット11は、“短縮/グループ”ボタン43(図7)が押下された場合(ステップS103、S104;短縮/グループ)には、短縮/グループ番号入力受付処理(ステップS106)を開始し、“宛先リスト”ボタン44(図7、図8)が押下された場合(ステップS103、S104;宛先リスト)には、宛先リスト関連処理(ステップS105)を開始する。また、制御ユニット11は、FAX送信先が指定されている状態でスタートキー32sが押下された場合(ステップS103、S104;スタート)には、FAX送信処理(ステップS109)を開始する。
【0055】
以下、短縮/グループ番号入力受付処理、宛先リスト関連処理、FAX送信処理時の制御ユニット11の動作を、この順で説明する。
【0056】
《短縮/グループ番号入力受付処理》
まず、図9〜図11を用いて、“短縮/グループ”ボタン43押下時の制御ユニット11の動作(短縮/グループ番号入力受付処理の内容)を、説明する。
【0057】
“短縮/グループ”ボタン43は、ユーザが、短縮番号/グループ番号のテンキー入力により、FAX送信先を指定したい場合に押下すべきボタンとなっており、この“短縮/グループ”ボタン43が押下されたことにより短縮/グループ番号入力受付処理を開始した制御ユニット11は、図9に示したように、入力済文字列を“NULL”に初期化(ステップS201)した後に、短縮/グループ番号入力用画面をタッチスクリーン31上に表示するための短縮/グループ番号入力用画面表示処理(ステップS202)を、行う。
【0058】
ステップS202で行われる短縮/グループ番号入力用画面表示処理は、その時点におけるスキャン条件情報(画質条件値,片面/両面条件値、読取濃度条件値)、入力済文字列を利用して、図10に示したような構成の短縮/グループ番号入力用画面をタッチスクリーン31上に表示する処理である。
【0059】
すなわち、この短縮/グループ番号入力用画面表示処理は、それまでタッチスクリーン31上に表示されていたFAX用基本画面(図7(A)参照)に対して、“モード切替”ボタン40を取り除き,FAX番号表示欄41aを、入力済文字列がその内部に示される入力済文字列表示欄48に変更し,“短縮/グループ”ボタン43の表示形態を反転形態(通常とは白黒が逆になっている表示形態)に変更し,他の各ボタンの表示形態を無効形態に変更する処理を施した画面と同じものを、短縮/グループ番号入力用画面としてタッチスクリーン31上に表示する処理となっている。
【0060】
短縮/グループ番号入力用画面表示処理(図9:ステップS202)を終えた制御ユニット11は、その時点において有効なテンキーが押下されるのを待機する処理(ステップS203)を行う。ここで、“その時点において有効なテンキー”とは、対応する文字を、その時点における入力済文字列の末尾に追加することによって得られる文字列が、“001”〜“200”、"*01"〜“*30”の中のいずれかの文字列の先頭部分に一致するという条件を満たすテンキーのことである。すなわち、入力済文字列が“NULL”である場合における有効なキーとは、“0”〜“2”キー、“*”キーのことであり、入力済文字列が“*”である場合における有効なキーとは、“0”〜“3”キーのことである。また、入力済文字列が、“0”、“1”、“01”〜“19”、“*1”〜”*2”のいずれかである場合における有効なキーとは、“0”〜“9”キーのことであり、入力済文字列が、“00”或いは“*0”である場合における有効なキーとは、“1”〜“9”キーのことである。そして、入力済文字列が、“*3”、“2”、“20”のいずれかである場合における有効なキーとは、“0”キーのことである。
【0061】
制御ユニット11は、有効なキーが押下されたときにステップS203の処理を終了し、続くステップS204にて、押下されたキーに応じた文字(“0”〜“9”或いは“*”)を入力済文字列の末尾に追加して、内容変更後の入力済文字列を入力済文字列表示欄48内に表示する処理を行う。その後、制御ユニット11は、入力済文字列が3文字の文字列となったか否か(今回、入力された文字が3文字目であるか否か)を判断(ステップS205)し、入力済文字列が3文字の文字列となっていなかった場合(ステップS205;NO)には、ステップS203に戻って、再び、テンキーが押下されるのを待機する。
【0062】
そして、制御ユニット11は、入力済文字列が3文字の文字列となったとき(ステップS205;YES)に、この処理ループ(ステップS203〜S205)を抜け出して、対応登録内容情報が“未登録”であるか否かを判断する(ステップS206)。ここで、対応登録内容情報とは、入力文字列の1文字目が“*”である場合には、そのレコード番号が、入力文字列の2文字目以降の2文字を数値化した情報と一致しているグループ管理レコード(グループ別宛先管理テーブル内のレコード;図5参照)に記憶されている登録内容情報のことであり、入力文字列の1文字目が“*”ではない場合には、そのレコード番号が、入力文字列を数値化した情報と一致している短縮管理レコード(短縮別宛先管理テーブル内のレコード;図4参照)に記憶されている登録内容情報のことである。
【0063】
対応登録内容情報が“未登録”であった場合(ステップS206;YES)、制御ユニット11は、図11に示したような構成のエラー通知画面をタッチスクリーン31上に一定時間(本実施形態では、2秒)表示する処理(ステップS207)を行う。その後、制御ユニット11は、ステップS201及びS202の処理を行うことにより、タッチスクリーン31上に、入力済文字列表示欄48内に何も示されていない短縮/グループ番号入力用画面(図10)を表示させてから、ステップS203にて、有効なテンキーが押下されるのを待機している状態となる。
【0064】
一方、対応登録内容情報が“未登録”ではなかった場合(ステップS206;NO)、制御ユニット11は、ステップS208にて、対応登録内容情報(短縮情報或いはグループ情報)をFAX送信ジョブ情報として記憶する処理を行う。ここで、FAX送信ジョブ情報とは、FAX送信処理(図6:ステップS109、図25)時に、それに含まれる各FAX番号を有するファクシミリに対してFAX送信が行われることになる情報のことである。
【0065】
そして、制御ユニット11は、対応登録内容情報が複数のFAX番号を含まない情報であった場合(短縮情報であった場合と、1つのFAX番号しか含まないグループ情報であった場合)には、その対応登録内容情報に含まれる唯一のFAX番号でFAX番号情報(FAX番号表示欄41a内に表示される,基本画面用情報の要素情報)を書き換えると共に、“[”+入力済文字列+“]”(入力済文字列をかぎ括弧内に入れた文字列)で入力番号提示情報(図7に示したタイプのFAX用基本画面上のFAX番号表示欄41aの左に表示される,基本画面用情報の要素情報)を書き換える処理を行った後に、ステップS208を終了する。また、制御ユニット11は、対応登録内容情報が複数のFAX番号を含むものあった場合には、入力済文字列に応じた内容の文字列(“グループ[02]”等)で選択宛先提示情報(図8に示したタイプのFAX用基本画面上の宛先表示欄42内に表示される,基本画面用情報の要素情報)を書き換える処理を行った後に、ステップS208を終了する。
【0066】
ステップS208の処理を終えた制御ユニット11は、所定時間(本実施形態では、0.5秒)が経過するのを待機(ステップS209)した後に、短縮/グループ番号入力受付処理を終了して、ステップS102(図6)以降の処理を開始する。
【0067】
なお、ステップS209の処理が行われるようにしてあるのは、短縮/グループ番号入力用画面上で、ユーザが、自身が入力した短縮番号/グループ番号を確認できるようにするため(ステップS209の処理が行われないようにしておいた場合、入力された3個目の文字が入力済文字列表示欄48内に表示されている時間が極めて短くなり、その結果として、ユーザが、短縮/グループ番号入力用画面上で、自身が入力した短縮番号/グループ番号を確認できないことになるため)である。
【0068】
《宛先リスト関連処理》
次に、図12〜図24を用いて、“宛先リスト”ボタン44押下時に実行される宛先リスト関連処理(図6:ステップS105)の内容を説明する。これらの図のうち、図12及び図13は、宛先リスト関連処理の流れ図であり、図14〜図17は、宛先リスト関連処理時にタッチスクリーン31上に表示される宛先選択画面の説明図である。図18は、連続選択機能を利用してFAX送信先を指定した場合における宛先選択画面の変化例を示した図であり、図19は、宛先リスト関連処理終了時に実行される画面フラグ値変更処理の内容を説明するための図である。また、図20は、宛先リスト関連処理中で実行される宛先登録処理の流れ図であり、図21、図22は、それぞれ、宛先リスト関連処理時にタッチスクリーン31上に表示される短縮用宛先登録画面、グループ用宛先登録画面の説明図である。そして、図23、図24は、それぞれ、宛先リスト関連処理時にタッチスクリーン31上に表示されるFAX番号入力画面、削除対象確認画面の説明図である。
【0069】
図12に示したように、宛先リスト関連処理を開始した制御ユニット11は、初期値設定処理(ステップS300)を行うことにより、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0),グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1),連続選択フラグに、それぞれ、初期値を設定する。
【0070】
ここで、連続選択フラグとは、連続選択機能(詳細は後述)が有効な状態であるか否かを“ON”/“OFF”で記憶しておくための情報のことである。
【0071】
また、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)とは、値が同じ選択時用レコード番号が設定されている登録済短縮管理レコード(短縮別宛先管理テーブル内の、登録内容情報が“未登録”ではないレコード)が、フォーカスを持っている(処理対象となっている)レコードとして取り扱われる情報のことである。そして、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)とは、その値と同じ値の選択時用レコード番号が設定されている登録済グループ管理レコードが、フォーカスを持っている(処理対象となっている)レコードとして取り扱われる情報のことである。
【0072】
初期値設定処理時、制御ユニット11は、これらの情報に、以下のようにして初期値を設定する。
【0073】
まず、制御ユニット11は、連続選択フラグに初期値として“OFF”を設定する。次いで、制御ユニット11は、短縮別宛先管理テーブル内に、選択有無フラグが“ON”となっている登録済短縮管理レコードが存在しているか否かを判断する。そして、制御ユニット11は、選択有無フラグが“ON”となっている登録済短縮管理レコードが短縮別宛先管理テーブル内に存在していない場合(登録済短縮管理レコードが短縮別宛先管理テーブル内に存在していない場合と、登録済短縮管理レコードが短縮別宛先管理テーブル内に存在しているが、選択有無フラグが“ON”となっているものが存在していない場合)には、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)に、初期値として“1”を設定する。
【0074】
一方、選択有無フラグが“ON”となっている短縮管理レコードが、1つ以上、短縮別宛先管理テーブル内に存在していた場合、制御ユニット11は、それら1つ以上の短縮管理レコードに設定されている選択時用レコード番号の最小値を、初期値として、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)に設定する。
【0075】
その後、制御ユニット11は、グループ別宛先管理テーブル内に、選択有無フラグが“ON”となっている登録済グループ管理レコードが存在しているか否かを判断する。そして、制御ユニット11は、選択有無フラグが“ON”となっているグループ管理レコードがグループ別宛先管理テーブル内に存在していなかった場合には、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)に、初期値として“1”を設定する。そして、制御ユニット11は、初期値設定処理を終了する。
【0076】
一方、選択有無フラグが“ON”となっているグループ管理レコードが1つ以上グループ別宛先管理テーブル内に存在していた場合、制御ユニット11は、それら1つ以上のグループ管理レコードに設定されている選択時用レコード番号の最小値を、初期値として、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)に設定してから、初期値設定処理を終了する。
【0077】
なお、宛先リスト関連処理開始時に、N(0)、N(1)に対して、このような内容の初期値設定を行っている理由については、N(0)、N(1)の具体的な利用法の説明(図12の流れ図の説明)を行った後に説明することにする。また、N(0)、N(1)の具体的な利用法の説明を行う前に、ここで、以下の説明で用いる(流れ図中で用いている)語句(省略形/用語)の説明を行っておくことにする。
【0078】
以下の説明では、画面フラグ(“0”或いは“1”を取る,図6のステップS101にて“0”に初期化される情報)のことを、Fs(=0 or 1)と表記する。また、短縮別宛先管理テーブル内の選択時用レコード番号の最大値、グループ別宛先管理テーブル内の選択時用フォーカスレコード番号の最大値のことを、それぞれ、M(0)、M(1)と表記する。
【0079】
また、“処理対象宛先管理テーブル”という用語を、Fs=0である場合には、短縮別宛先管理テーブル(図4)を示し、Fs=1である場合には、グループ別宛先管理テーブル(図5)を示す用語として用いることとし、“処理対象選択有無フラグ”という用語を、Fs=0である場合には、選択時用レコード番号が、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)と一致している短縮管理レコードに記憶されている選択有無フラグを示し、Fs=1である場合には、選択時用レコード番号が、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)と一致しているグループ管理レコードに記憶されている選択有無フラグを示す用語として用いることにする。さらに、“処理対象登録情報”という用語を、Fs=0である場合には、短縮選択時用レコード番号が、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)と一致している短縮管理レコード内の登録内容情報(この情報は、FAX番号である短縮情報)を示し、Fs=1である場合には、グループ別宛先管理テーブル内の、選択時用レコード番号が、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)と一致しているグループ管理レコード内の登録内容情報(この情報は、幾つかのFAX番号からなるグループ情報)を示す用語として用いることにする。
【0080】
以上の語句(省略形/用語)を用いることを前提として、以下、宛先リスト関連処理時(初期値設定処理後)の制御ユニット11の動作を、説明する。
【0081】
初期値設定処理(図12:ステップS300)を終えた制御ユニット11は、宛先選択画面をタッチスクリーン31上に表示する処理である宛先選択画面表示処理(ステップS301)を行う。
【0082】
この宛先選択画面表示処理時、制御ユニット11は、まず、画面フラグFsが“0”であるか“1”であるかを判断し、Fsが“0”であった場合には、短縮別宛先管理テーブル(Fs=0である場合の処理対象宛先管理テーブル)内に登録済短縮管理レコード(登録内容情報が“未登録”ではない短縮管理レコード)が存在しているか否かを判断する。そして、制御ユニット11は、短縮別宛先管理テーブル内に登録済短縮管理レコードが存在していた場合には、短縮別宛先管理テーブルに記憶されている情報を利用してタッチスクリーン31上に図14に示したような短縮用宛先選択画面を表示する。なお、この図に示した短縮用宛先選択画面は、短縮別宛先管理テーブルが図4に示した内容のものとなっており、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)が“1”となっている場合に表示されるものである。
【0083】
この短縮用宛先選択画面上の短縮情報表示領域50aは、短縮別宛先管理テーブルに記憶されている,選択時用レコード番号が“5×Int((N(0)−1)/5)+1”以上、“5×Int((N(0)−1)/5)+5”以下(5×Int((N(0)−1)/5)+5>M(0)の場合は、M(0)以下)となっている各短縮管理レコード内のレコード番号と登録内容情報とに基づき生成された,短縮番号と短縮情報(登録内容情報として記憶されているFAX番号)とを含む文字列情報("[002] 001-XXX-XXXX-XXXXXX"(Xは、“0”〜“9”)等;以下、宛先提示情報と表記する)が、短縮番号(対応する選択時レコード番号)が大きくなるに従い表示位置が下方となる形で示される領域となっている。なお、Int(x)とは、x以下の,最大の整数値のことである。また、既に説明したことではあるが、M(0)とは、短縮別宛先管理テーブルに記憶されている選択時用レコード番号の最大値(=短縮別宛先管理テーブルに記憶されている登録済短縮管理レコードの総数)のことである。
【0084】
さらに、この短縮情報表示領域50aは、選択時用レコード番号が短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)と一致している短縮管理レコードに関する宛先提示情報(図14では、最上段の宛先提示情報)の周囲に、自情報がフォーカスを持っている(自情報が各ボタンに割り当てられている処理の対象となる情報である)ことを表す枠(以下、この種の枠のことを、フォーカス枠と表記する)が示される領域であると共に、その右下に、(Int((N(0)−1)/5)+1)の計算結果(1桁或いは2桁の数値)と“/”と(Int((M(0)−1)/5)+1)の計算結果(1桁或いは2桁の数値)とを並べた文字列(図14では、“1/2”)が表示される領域となっている。さらに、短縮情報表示領域50aは、宛先提示情報の表示対象となっている短縮管理レコードの中に、選択有無フラグが“ON”となっている短縮管理レコードが存在していた場合には、そのような短縮管理レコードに関する宛先提示情報の左側に、選択されていることを表す記号として、チェックマークが示される領域ともなっている。
【0085】
また、この宛先選択画面上の“選択”ボタン52は、処理対象選択有無フラグ(この場合、Fs=0であるので、選択時用レコード番号が短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)と一致している短縮管理レコードに設定されている選択有無フラグ)の値が“ON”であった場合と、連続選択フラグが“ON”であった場合とに、無効となるボタン(無効形態で表示されるボタン)となっている。そして、“解除”ボタン55は、処理対象選択有無フラグの値が“OFF”である場合に、無効となるボタンとなっており、“一括解除”ボタン54は、短縮別宛先管理テーブル内に選択有無フラグが“ON”となっている短縮管理レコードが存在していなかった場合に無効となるボタンとなっている。また、“連続選択”ボタン53は、連続選択フラグが“ON”となっている場合に、反転形態で表示されるボタンとなっている
【0086】
要するに、Fsが“0”であり、短縮別宛先管理テーブル内に登録済短縮管理レコードが存在していた場合、制御ユニット11は、ステップS201にて、短縮短縮別宛先管理テーブルから、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)により特定される各種の情報(短縮情報表示領域50aの表示に必要な情報及び各種ボタンの表示形態の決定に必要な情報)を読み出して、それらの情報に応じた内容の短縮用宛先選択画面をタッチスクリーン31上に表示する。
【0087】
また、Fsは“0”であるが、短縮別宛先管理テーブル内に登録済レコードが存在していなかった場合、制御ユニット11は、タッチスクリーン31上に図15に示したような短縮用宛先選択画面を表示する。すなわち、この場合、制御ユニット11は、短縮情報表示領域50a内に、宛先が登録されていないことが示されている短縮用宛先選択画面であって、“グループ選択”ボタン51b、“宛先登録”ボタン58及び“戻る”ボタン59のみが有効な短縮用宛先選択画面を、タッチスクリーン31上に表示する。
【0088】
一方、Fsが“1”であった場合、制御ユニット11は、グループ別宛先管理テーブル(Fs=1である場合の処理対象宛先管理テーブル)内に登録済グループ管理レコードが存在しているか否かを判断する。そして、制御ユニット11は、グループ別宛先管理テーブル内に登録済グループ管理レコードが存在していた場合には、タッチスクリーン31上に図16に示したようなグループ用宛先選択画面を表示する。
【0089】
すなわち、この場合、制御ユニット11は、基本的な構成は短縮選択用宛先選択画面(図14)と同じものであるが、短縮情報表示領域50aの代わりにグループ情報表示領域50bが設けられており、“連続選択”ボタン53の代わりに“登録確認”ボタン53′が設けられており、“短縮選択”ボタン51aが通常形態のボタンとなっており、“グループ選択”ボタン51bが、反転形態のボタンとなっているグループ選択用宛先選択画面を、タッチスクリーン31上に表示する。
【0090】
このグループ選択用宛先選択画面上のグループ情報表示領域50bは、選択時用レコード番号が“5×Int((N(1)−1)/5)+1”以上、“5×Int((N(1)−1)/5)+5”以下(5×Int((N(1)−1)/5)+5>M(1)の場合は、M(1)以下)となっている各グループ管理レコード内のレコード番号と登録内容情報とに基づき生成された,レコード番号と、登録内容情報に含まれるFAX番号の数とを表す文字列情報("[*01] 1件"等;以下、この文字列情報のことも、宛先提示情報と表記する)が、グループ番号(対応する選択時レコード番号)が大きくなるに従い表示位置が下方となる形で示される領域である。
【0091】
また、グループ情報表示領域50bは、選択時用レコード番号が、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)と一致しているグループ管理レコードに関する宛先提示情報(図16では、最上段の宛先提示情報)の周囲に、フォーカス枠が示される領域であると共に、その右下に、(Int((N(1)−1)/5)+1)の計算結果(1桁の数値)と“/”と(Int((M(1)−1)/5)+1)の計算結果(1桁の数値)とを並べた文字列(図16では、“1/1”)が表示される領域となっている。さらに、グループ情報表示領域50bは、選択有無フラグが“ON”となっている各グループ管理レコードに関する宛先提示情報の左側に、選択されていることを表す記号として、チェックマークが示される領域ともなっている。
【0092】
さらに、このグループ宛先選択画面上の“選択”ボタン52は、処理対象選択有無フラグ(この場合、Fs=1であるので、選択時用レコード番号がグループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)と一致しているグループ管理レコードに設定されている選択有無フラグ)の値が“ON”であった場合に、無効となるボタン(無効形態で表示されるボタン)となっている。また、“解除”ボタン55は、処理対象選択有無フラグの値が“OFF”である場合に、無効となるボタンとなっており、“一括解除”ボタン54は、グループ別宛先管理テーブル内に選択有無フラグが“ON”となっているグループ管理レコードが存在していなかった場合に、無効となるボタンとなっている。“登録確認”ボタン53′は、その押下により、フォーカス枠で囲まれている宛先提示情報の詳細(FAX番号のリスト)が表示されるボタンであり、図12の流れ図は、この“登録確認”ボタン53′の押下時の制御ユニット11の動作手順を示していないものとなっている。
【0093】
要するに、Fsが“1”であり、グループ別宛先管理テーブル内に登録済グループ管理レコードが存在していていた場合、制御ユニット11は、短縮選択用宛先選択画面(図14)の表示時と同様の処理(ほぼ、使用される宛先管理テーブル、フォーカスレコード番号が異なるだけの処理)を行うことにより、図16に示したようなグループ宛先選択画面を、タッチスクリーン31上に表示する。
【0094】
そして、制御ユニット11は、Fsが“1”であるが、グループ別宛先管理テーブル内に登録済レコードが存在していなかった場合には、グループ情報表示領域50b内に、宛先が登録されていないことが示されており、“グループ選択”ボタン51b、“宛先登録”ボタン58及び“戻る”ボタン59のみが有効なボタンとなっているグループ用宛先選択画面(図17)をタッチスクリーン31上に表示する。
【0095】
このような内容の宛先選択画面表示処理(図12:ステップS301)を行った制御ユニット11は、ステップS302にて、タッチスクリーン31上に表示している宛先選択画面上の、その時点において有効なボタン(その表示形態が通常形態となっているボタン)が押下されるを待機する。
【0096】
そして、制御ユニット11は、“短縮選択”ボタン51a或いは“グループ選択”ボタン51bが押下された場合(ステップS302、S303;画面切替)には、ステップS304にて、画面フラグFsにそれまでとは異なる値をセットする処理と、連続選択フラグを“OFF”とする処理(“ON”であった連続選択フラグを“OFF”に変更する処理,“OFF”であった連続選択フラグに“OFF”を上書きする処理)とを行った後に、再びステップS301以降の処理を開始する。
【0097】
すなわち、短縮選択用宛先選択画面(図14,図15)上の“グループ選択”ボタン51bが押下された場合、制御ユニット11は、連続選択フラグが“OFF”となっており、かつ、タッチスクリーン31上にグループ用宛先選択画面(図16,図17)が表示されている状態での動作を開始する。また、グループ選択用宛先選択画面上の“短縮選択”ボタン51aが押下された場合(この場合、画面フラグFs=1)、制御ユニット11は、連続選択フラグが“OFF”となっており、かつ、タッチスクリーン31上に短縮用宛先選択画面が表示されている状態での動作を開始する。
【0098】
上記動作説明から明らかなように、短縮用宛先選択画面上の“グループ選択”ボタン51b、グループ用宛先選択画面上の“短縮選択”ボタン51aは、タッチスクリーン31上に別タイプの宛先選択画面を表示させたい場合に、ユーザが押下すべきボタンとなっている。
【0099】
一方、短縮用宛先選択画面上の“選択”ボタン52,“連続選択”ボタン53,“一括解除”ボタン54,“解除”ボタン55,Upボタン56,Downボタン57は、ユーザが、それらを操作することにより、短縮別宛先管理テーブル内に記憶されている短縮情報から、FAXの送信先を規定する情報として使用する短縮情報(以下、宛先規定短縮情報と表記する)を幾つか選択することが出来るボタンとなっている。また、グループ用宛先選択画面上の“選択”ボタン52,“一括解除”ボタン54,“解除”ボタン55,Upボタン56,Downボタン57も、同様に、ユーザが、それらを操作することにより、グループ別宛先管理テーブルに記憶されているグループ情報(1つ以上のFAX番号を含む情報)の中から、FAXの送信先を規定する情報として使用するグループ情報(以下、宛先規定グループ情報と表記する)を幾つか選択することが出来るボタンとなっている。
【0100】
宛先規定短縮情報/宛先規定グループ情報を選択するための各ボタンの用途を説明する前に、ここで、各ボタン押下時の制御ユニット11の動作説明(流れ図の説明)を行ってしまうことにする。
【0101】
制御ユニット11は、“選択”ボタン52が押下された場合(ステップS302、S303;選択)には、処理対象選択有無フラグを“ON”に変更する処理(ステップS305)を行う。すなわち、このステップS205において、制御ユニット11は、Fs=0である場合には、短縮別宛先管理テーブルに記憶されている、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)が選択時用レコード番号と一致している短縮管理レコード内の選択有無フラグを“ON”に変更する処理を行い、Fs=1である場合には、グループ別宛先管理テーブルに記憶されている、選択時用レコード番号がグループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)と一致しているグループ管理レコード内の選択有無フラグを“ON”に変更する処理を行う。
【0102】
そして、ステップS305の処理を終えた制御ユニット11は、ステップS301以降の処理を開始する。
【0103】
また、制御ユニット11は、“解除”ボタン55が押下された場合(ステップS302、S303;解除)には、処理対象選択有無フラグを“OFF”に変更(ステップS306)した後に、ステップS301以降の処理を開始する。
【0104】
Upボタン56が押下された場合(ステップS302、S303;Up)、制御ユニット11は、ステップS307にて、N(Fs)が“1”を超えていた場合には、N(Fs)を“1”減少させ、N(Fs)が“1”であった場合には、N(Fs)をM(Fs)とする処理を、行う。すなわち、このステップS307において、制御ユニット11は、Fs=0である場合(短縮用宛先選択画面がタッチスクリーン31上に表示されている場合)には、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)の値を変更する処理を行い、Fs=1である場合(グループ用宛先選択画面がタッチスクリーン31上に表示されている場合)には、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)の値を変更する処理を行う。
【0105】
そして、ステップS307の処理を終えた制御ユニット11は、連続選択フラグが“ON”であった場合に限り、処理対象選択有無フラグを“ON”とする処理(ステップS308、S309)を行ってから、ステップS301以降の処理を開始する。
【0106】
Downボタン57が押下された場合(ステップS302、S303;Down)、制御ユニット11は、N(Fs)がM(Fs)未満であった場合には、N(Fs)を“1”増加させ、N(Fs)がM(Fs)と一致していた場合には、N(Fs)を“1”とする処理(ステップS310)と、連続選択フラグが“ON”であった場合に限り、処理対象選択有無フラグを“ON”とする処理(ステップS311、S312)とを行ってから、ステップS301以降の処理を開始する。
【0107】
連続選択ボタン53が押下された場合(ステップS302、S303;連続選択)、制御ユニット11は、図13に示してあるように、まず、その時点における連続選択フラグが“ON”であるか“OFF”であるかを判断する(ステップS321)。そして、制御ユニット11は、連続選択フラグが“OFF”であった場合(ステップS321;OFF)には、連続選択フラグ、処理対象選択有無フラグを、それぞれ、“ON”とする処理(ステップS322)を行った後に、ステップS301以降の処理を開始する。一方、連続選択フラグが“ON”であった場合(ステップS321;ON)、制御ユニット11は、連続選択フラグを“OFF”に変更する処理(ステップS323)を行った後に、ステップS301以降の処理を開始する。
【0108】
また、“一括解除”ボタン54が押下された場合(ステップS302、S303;一括解除)、制御ユニット11は、処理対象宛先管理テーブル(Fs=0である場合には、短縮別宛先管理テーブル、Fs=1である場合には、グループ別宛先管理テーブル)内の選択有無フラグを全て“OFF”に初期化すると共に、N(Fs)、連続選択フラグを、それぞれ、“1”、“OFF”に初期化する処理(ステップS313)を行った後に、ステップS301以降の処理を開始する。
【0109】
以上の説明から明らかなように、短縮用宛先選択画面/グループ用宛先選択画面上の“選択”ボタン52は、その押下により、処理対象選択フラグが“ON”に変更され、宛先選択画面上の、フォーカス枠で囲まれている宛先提示情報の左側にチェックマークが表示されるボタンとなっている。すなわち、この“選択”ボタン52は、処理対象登録情報(N(Fs)にて特定される短縮情報/グループ情報、フォーカス枠付きで示されている宛先提示情報の元となった短縮管理レコード/グループ管理レコード内の登録内容情報)を、宛先規定短縮情報/宛先規定グループ情報として選択する際に、ユーザが押下するボタンとなっている。
【0110】
また、“解除”ボタン55(このボタンが機能するのは、処理対象選択フラグが“ON”であるとき)は、その押下により、処理対象選択フラグが“OFF”に変更され、フォーカス枠で囲まれている宛先提示情報の左側に表示されているチェックマークが消去されるボタン、すなわち、宛先規定短縮情報/宛先規定グループ情報として選択されている処理対象登録情報を、宛先規定短縮情報/宛先規定グループ情報として選択されていないものに戻す際に、ユーザが押下するボタンとなっている。そして、“一括解除”ボタン54は、その押下により、タッチスクリーン31上に表示されている宛先選択画面が各種操作を行う前のものに戻るボタン、すなわち、宛先選択作業を最初からやり直したい場合にユーザが押下するボタンとなっている。
【0111】
また、グループ用宛先選択画面上のUpボタン56(グループ用宛先選択画面表示時における連続選択フラグの値は、“OFF”)、短縮用宛先選択画面上の,連続選択フラグが“OFF”となっている場合(連続選択機能が無効となっている場合)におけるUpボタン56は、その押下により、処理対象登録情報が、その時点における処理対象登録情報よりも、選択時用レコード番号が“1”だけ小さい短縮情報/グループ情報(或いは、選択時用レコード番号がM(Fs)と一致している短縮情報/グループ情報)に変更されるボタン(カーソル枠の表示位置が1段上方に移動するだけの場合と、短縮情報表示領域50a/グループ情報表示領域50bの表示内容のスクロールを伴った形でカーソル枠の表示位置が最下段に移動する場合とがあるボタン)となっている。また、グループ用宛先選択画面上のDownボタン57、短縮用宛先選択画面上の,連続選択フラグが“OFF”となっている場合におけるDownボタン57は、その押下により、処理対象登録情報が、その時点における処理対象登録情報よりも、選択時用レコード番号が“1”だけ大きい短縮情報/グループ情報(或いは、選択時用レコード番号が“1”である短縮情報/グループ情報)に変更されるボタン(カーソル枠の表示位置が1段下方に移動するだけの場合と、短縮情報表示領域50a/グループ情報表示領域50bの内容のスクロールを伴った形でカーソル枠の表示位置が最上段に移動する場合とがあるボタン)となっている。
【0112】
一方、連続選択フラグが“OFF”となっている場合における、短縮用宛先選択画面上のUpボタン56,Downボタン57は、その押下により、上記のような処理対象登録情報の変更が行われた後に、“選択”ボタン52押下時と同じ処理が行われるボタンとなっている。
【0113】
そして、“連続選択”ボタン53は、連続選択フラグの“ON”/“OFF”(連続選択機能を有効とするか否か)を切り替えられるボタンとなっている。従って、本情報送信装置10のユーザは、対応づけられている選択時用レコード番号が連続しているK(≧2)個の登録情報(短縮情報)を宛先規定登録情報として選択する場合、それらK個の登録情報群の先頭の登録情報(対応づけられている選択時用レコード番号が最も小さい登録情報)の周囲にフォーカス枠が示されるようにした後、“連続選択”ボタン53を1回押下し、Downボタン57を(K−1)回押下すれば、良いことになる。
【0114】
具体的には、図14に示した短縮用宛先選択画面がタッチスクリーン31上に表示されているときに、短縮番号“002”,“003”,“005”に対応付けられている3つの短縮情報を宛先規定短縮情報として選択する場合を、考える。
【0115】
この場合、既に、宛先規定短縮情報として選択すべき3個の短縮情報の先頭の短縮情報の周囲にフォーカス枠が示されているので、ユーザは、“連続選択”ボタン53を1回押下し、Downボタン57を2回押下するだけで、短縮番号“002”,“003”,“005”に対応付けられている3つの短縮情報を、宛先規定短縮情報として選択できることになる。
【0116】
そして、“連続選択”ボタン53を利用せずに、上記したものと同内容の選択を行うために必要な操作は、“選択”ボタン52,Downボタン57,“選択”ボタン52,Downボタン57,“選択”ボタン52という順で、5回、ボタンを押下するといったものであるので、連続選択機能を利用すれば、2番目以降の各短縮情報/グループ情報の選択時に“選択”ボタン52を押下しなくて済む分だけ、選択作業を簡単なものとすることが出来ることになる。
【0117】
なお、“連続選択”ボタン53を利用した上記操作をユーザが行った場合、タッチスクリーン31上の短縮用宛先選択画面は、図18(a)〜(c)に示したように変化する。すなわち、短縮用宛先選択画面(図14)上の“連続選択”ボタン53が押下されると、ステップS322(図13)にて、連続選択フラグを“ON”に変更する処理と、選択時レコード番号が“1”(=図14の短縮用宛先選択画面が表示されている場合における短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0))となっている短縮管理レコード内の選択有無フラグ(=処理対象選択フラグ)を“ON”に変更する処理とが行われた後に、ステップS301(図12)にて、宛先選択画面表示処理が行われる。その結果、タッチスクリーン31上の短縮用宛先選択画面は、図18(a)に示した状態のものとなる。
【0118】
また、図18(a)に示した短縮用宛先選択画面上のDownボタン57が押下されると、“1”が加算されることにより短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)が“2”に変更される(ステップS310)。そして、選択時レコード番号が“2”となっている短縮管理レコード内の選択有無フラグが“ON”に変更(ステップS312)されてから、ステップS301の処理が行われるので、タッチスクリーン31上の短縮用宛先選択画面は、図18(b)に示したものとなる。
【0119】
この短縮用宛先選択画面上のDownボタン57が押下されると、短縮用フォーカスレコード番号が“3”に変更(ステップS310)され、選択時レコード番号が“3”となっている短縮管理レコード内の選択有無フラグが“ON”に変更(ステップS312)されてから、ステップS301の処理が行われるので、タッチスクリーン31上の短縮用宛先選択画面は、図18(c)に示したもの、すなわち、短縮番号“002”,“003”,“006”に対応付けられている3つの短縮情報が宛先規定短縮情報として選択されていることを示しているものとなる。
【0120】
図12に戻って、宛先リスト関連処理の説明を続ける。
【0121】
宛先選択画面上の“戻る”ボタン59が押下された場合(ステップS302,S303;戻る)、制御ユニット11は、FAX送信ジョブ情報等設定処理と画面フラグ値変更処理とを、ステップS314にて行った後に、宛先リスト関連処理を終了する。
【0122】
ステップS314で行われるFAX送信ジョブ情報等設定処理は、FAX送信ジョブ情報として、ユーザによって送信FAX番号とすることが指定されているFAX番号群(選択有無フラグが“ON”となっている短縮情報レコード/グループ情報レコード内の各短縮情報/宛先指定グループ情報に含まれているFAX番号の集合)を記憶すると共に、現状に応じた内容の基本画面用情報を用意する(既存の基本画面用情報の各要素情報を現状に応じた内容のものに書き換える)処理である。
【0123】
一方、画面フラグ値変更処理は、図19に模式的に示してあるような内容の処理である。すなわち、画面フラグ値変更処理は、「Fs値が“1”であり、短縮選択がなされている(選択有無フラグが“ON”となっている短縮情報レコードが存在する)」という条件が成立していた場合には、Fs値を“0”に変更し、「Fs=0、かつ、グループ選択のみがなされている」という条件が成立していた場合には、Fs値を“1”に変更し、各条件が成立していなかった場合には、Fs値を変更しない処理となっている。
【0124】
ここで、この宛先リスト関連処理を、その開始時に画面フラグFsが初期化されない処理であって、その終了時に上記のような内容の画面フラグ値変更処理(特定の条件が成立する場合にのみ画面フラグを書き換える処理)が行われる処理としてある理由、並びに、この宛先リスト関連処理を、その開始時(ステップS300の初期値設定処理時)に、選択有無フラグが“ON”となっている登録済短縮管理レコードが存在する場合には、短縮設定用フォーカスレコード番号N(0)に、“1”ではなく、それらの登録済短縮管理レコード内の選択時用レコード番号の最小値が設定され、選択有無フラグが“ON”となっている登録済グループ管理レコードが存在する場合には、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)に、“1”ではなく、それらの選択済グループ短縮管理レコード内の選択時用レコード番号の最小値が設定される処理としてある理由を、説明しておく。
【0125】
宛先リスト関連処理を、上記のような処理としているのでは、主として、ユーザが、選択した短縮情報/グループ情報の確認/修正を容易に行えるようにするためである。
【0126】
具体的には、この宛先リスト関連処理が終了すると、制御ユニット11は、タッチスクリーン31上にFAX用基本画面が表示されている状態であって、スタートキー32sが押下されれば、FAX送信処理を開始する状態となるのであるが、ユーザが、スタートキー32sを押下せずに、選択している短縮情報/グループ情報を確認/修正するために“宛先リスト”ボタン44を押下することもある。
【0127】
そのような操作がなされたときにタッチスクリーン31上に表示されることが望ましい宛先選択画面は、ユーザが短縮選択のみを行っている者である場合には、短縮用宛先選択画面であると考えられ、ユーザが短縮選択のみを行っている者である場合には、グループ用宛先選択画面であると考えられる。また、ユーザが短縮選択及びグループ選択を行っている者である場合には、短縮用宛先選択画面であると考えられる。何故ならば、この場合、短縮情報選択が、同報送信先を調整するため(グループ情報にて規定される送信先群に、幾つかの送信先を追加するため)に行われている可能性が高いからである。
【0128】
また、情報送信装置10を、FAX送信先が指定されている場合にだけ、上記のような形でタッチスクリーン31上に表示する宛先選択画面のタイプが選択される装置(FAX送信先が指定されていない場合には、特定のタイプの宛先選択画面(例えば、短縮用宛先選択画面)が表示される装置)としておくよりも、原則として、最後に表示されたものと同じタイプの宛先選択画面が表示される装置としておいた方が、ユーザにとって使い易い装置となると考えられる。何故ならば、原則として、最後に表示されたものと同じタイプの宛先選択画面が表示される装置は、“宛先リスト”ボタン44押下時に、利用される頻度が高い方の登録情報を選択するための宛先選択画面が表示される確率が高い装置として機能することになるからである。
【0129】
このような理由により、宛先リスト関連処理を、その開始時に画面フラグFsが初期化されない処理であって、その終了時に上記した内容の画面フラグ値変更処理が行われる処理としているのである。
【0130】
さらに、ユーザが、選択している短縮情報/グループ情報を確認/修正するために“宛先リスト”ボタン44を押下した場合には、当該ユーザが選択している登録情報が初めから示されている宛先選択画面(選択している登録情報を表示させるためにUPボタン56/Downボタン57の操作がいらない宛先選択画面)がタッチスクリーン31上に表示された方が良いので、宛先リスト関連処理開始時に、選択有無フラグが“ON”となっている登録済短縮管理レコードが存在する場合には、短縮設定用フォーカスレコード番号N(0)に、“1”ではなく、それらの登録済短縮管理レコード内の選択時用レコード番号の最小値が設定され、選択有無フラグが“ON”となっている登録済グループ管理レコードが存在する場合には、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)に、“1”ではなく、それらの選択済グループ短縮管理レコード内の選択時用レコード番号の最小値が設定されるようにしてあるのである。
【0131】
次に、宛先選択画面上の“宛先登録”ボタン58が押下された場合(ステップS302,S303;宛先登録)に、制御ユニット11が、ステップS330にて行う宛先登録処理の内容を説明する。
【0132】
図20に示してあるように、宛先登録処理を開始した制御ユニット11は、登録時用フォーカスレコード番号設定処理(ステップS401)を行う。
【0133】
この登録時用フォーカスレコード番号設定処理は、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)に相当する情報である短縮登録時用フォーカスレコード番号n(0)と、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)に相当する情報であるグループ登録時用フォーカスレコード番号n(1)とに、それぞれ、その時点における短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)に応じた値を設定する処理である。
【0134】
登録時用フォーカスレコード番号設定処理にて行われる処理の意味については後述するが、この登録時用フォーカスレコード番号設定処理時、制御ユニット11は、まず、短縮別宛先管理テーブルから、そこに含まれる選択時用レコード番号が,短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)と一致している短縮管理レコードを検索する。そして、制御ユニット11は、そのような短縮管理レコードが検索できた場合には、その短縮管理レコード内のレコード番号を短縮登録時用フォーカスレコード番号n(0)として記憶し、そのようなレコードが検索できなかった場合には、“1”を短縮登録時用フォーカスレコード番号n(0)として記憶する。
【0135】
次いで、制御ユニット11は、グループ別宛先管理テーブルから、そこに設定されている選択時用レコード番号が,グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)と一致しているグループ管理レコードを検索する。そして、制御ユニット11は、そのようなグループ管理レコードが検索できた場合には、そのグループ管理レコード内のレコード番号をグループ登録時用フォーカスレコード番号n(1)として記憶して、登録時用フォーカスレコード番号設定処理を終了する。一方、そのようなグループ管理レコードが探索できなかった場合、制御ユニット11は、“1”をグループ登録時用フォーカスレコード番号n(1)として記憶して、登録時用フォーカスレコード番号設定処理を終了する。
【0136】
登録時用フォーカスレコード番号設定処理(ステップS401)を終えた制御ユニット11は、短縮情報/グループ情報の登録/修正/削除指示を受け付けるための処理(ステップS402〜S409)を開始する。そして、制御ユニット11は、まず、タッチスクリーン31上に宛先登録画面を表示するための宛先登録画面表示処理(ステップS402)を行う。
【0137】
この宛先登録画面表示処理を開始した制御ユニット11は、画面フラグFsが“0”となっているか“1”となっているかを判断する。
【0138】
そして、制御ユニット11は、画面フラグFsが“0”であった場合(短縮用宛先選択画面上の“宛先登録”ボタン58の押下により宛先登録処理が開始されていた場合)には、図21に示したような宛先登録画面をタッチスクリーン31上に表示する。すなわち、この場合、制御ユニット11は、短縮別宛先管理テーブルの内容をユーザに提示するための登録内容情報表示領域60a、反転形態で表示された“短縮登録”ボタン61a(無効なボタン),通常形態で表示された“グループ登録”ボタン61b,“登録”ボタン62,“削除”ボタン63,Upボタン64,Downボタン65,“戻る”ボタン66を備えた宛先登録画面(以下、短縮用宛先登録画面と表記する)を、タッチスクリーン31上に表示する。
【0139】
一方、画面フラグFsが“1”であった場合(グループ用宛先選択画面上の“宛先登録”ボタン58の押下により宛先登録処理が開始されていた場合)、制御ユニット11は、図22に示したような宛先登録画面、すなわち、グループ別宛先管理テーブルの内容をユーザに提示するための登録内容情報表示領域60b,通常形態で表示された“短縮登録”ボタン61a,反転形態で表示された“グループ登録”ボタン61b(無効なボタン),“登録”ボタン62,“削除”ボタン63,Upボタン64,Downボタン65,“戻る”ボタン66を備えた宛先登録画面(以下、グループ用宛先登録画面と表記する)を、タッチスクリーン31上に表示する。
【0140】
短縮用宛先登録画面(図21)に設けられている登録内容情報表示領域60aは、短縮別宛先管理テーブルに記憶されている,レコード番号が“5×Int((n(0)−1)/5)+1”以上、“5×Int((n(0)−1)/5)+5”以下となっている各短縮管理レコード内のレコード番号と登録内容情報とに基づき生成された、短縮番号を含む文字列情報("[001] 未登録","[002] 001-XXX-XXXX-XXXXXX"等;以下、登録内容提示情報と表記する)が、短縮番号(対応するレコード番号)が大きくなるに従い表示位置が下方となる形で示される領域である。また、この登録内容情報表示領域60aは、レコード番号が短縮登録時用レコード番号n(0)と一致している短縮管理レコードに関する登録内容提示情報の周囲に、フォーカス枠が示される領域であると共に、その右下に、(Int((n(0)+1)/5)+1)の計算結果(1桁或いは2桁の数値)と“/40”(40=200/5)とを並べた文字列(図21では、“1/40”)が示される領域となっている。さらに、短縮情報表示領域60aは、選択有無フラグが“ON”となっている各短縮管理レコードに関する登録内容提示情報の左側に、選択されていることを表す記号として、薄いグレーのチェックマークが示される領域ともなっている。(“宛先登録”ボタン52は、短縮選択/グループ選択を行った後にも押下が可能なボタンであるので、宛先登録画面表示時に、選択有無フラグが“ON”となっている短縮管理レコードが存在している場合がある。)
【0141】
一方、グループ用宛先登録画面(図22)に設けられている登録内容情報表示領域60bは、グループ別宛先管理テーブルに記憶されている,レコード番号が“5×Int((n(1)−1)/5)+1”以上、“5×Int((n(1)−1)/5)+5”以下となっている各グループ管理レコード内のレコード番号と登録内容情報とに基づき生成された,グループ番号を含む文字列情報("[*01] 1件","[*04] 未登録"等;以下、この情報のことも登録内容提示情報と表記する)が、グループ番号(対応するレコード番号)が大きくなるに従い表示位置が下方となる形で示される領域である。また、登録内容情報表示領域60bは、レコード番号が,グループ登録時用フォーカスレコード番号n(1)と一致しているグループ管理レコードに関する登録内容提示情報の周囲に、フォーカス枠が示される領域であると共に、その右下に、(Int((n(0)+1)/5)+1)の計算結果(1桁の数値)と“/6”(6=30/5)とを並べた文字列(図22では、“1/6”)が表示される領域となっている。さらに、登録内容情報表示領域60bは、選択有無フラグが“ON”となっている各グループ管理レコードに関する登録内容提示情報の左側に、選択されていることを表す記号として、薄いグレーのチェックマークが示される領域ともなっている。
【0142】
要するに、ステップS401で行われている登録時用フォーカスレコード番号設定処理は、“宛先登録”ボタン52押下時に最初にタッチスクリーン31上に表示される短縮用宛先登録画面/グループ用宛先登録画面を、短縮用宛先選択画面/グループ用宛先選択画面内にフォーカス枠付きで示されていた宛先提示情報と同じ登録内容情報(図15、図17に示した短縮用宛先選択画面/グループ用宛先選択画面が表示されるケースでは、短縮別宛先管理テーブル/グループ別宛先管理テーブル内のレコード番号が“1”となっているレコード内の登録内容情報)がフォーカス枠付きで示されているものとするための処理となっている。
【0143】
なお、短縮用宛先登録画面に設けられている“削除”ボタン63は、短縮別宛先管理テーブルに記憶されている,レコード番号が,短縮登録時用フォーカスレコード番号n(0)と一致している短縮管理レコード内の登録内容情報が“未登録”である場合(フォーカス枠が示されている登録内容提示情報が“[yyy] 未登録”である場合)に、無効になるボタン(無効形態で示されるボタン)となっている。また、グループ用宛先登録画面に設けられている“削除”ボタン63も、同様に、グループ別宛先管理テーブルに記憶されている,レコード番号がグループ登録時用フォーカスレコード番号n(1)と一致しているグループ管理レコードの登録内容情報が“未登録”である場合(フォーカス枠が示されている登録内容提示情報が“[*yy] 未登録”である場合)に、無効になるボタンとなっている。
【0144】
宛先登録画面表示処理(図20:ステップS402)を行うことにより、上記したような内容の宛先登録画面(短縮用宛先登録画面或いはグループ用宛先登録画面)をタッチスクリーン31に表示した制御ユニット11は、その宛先登録画面上の有効なボタンが押下されるのを待機する状態(ステップS403)となる。
【0145】
そして、短縮用宛先登録画面上の“グループ登録”ボタン61b、或いは、グループ用宛先登録画面上の“宛先登録”ボタン61aが押下された場合(ステップS403,S404;画面切替)、制御ユニット11は、画面フラグFsの値をそれまでとは異なる値とする処理(ステップS405)を行った後に、ステップS402以降の処理を開始する。すなわち、制御ユニット11は、短縮用宛先登録画面上の“グループ登録”ボタン61bが押下された場合には、タッチスクリーン31上にグループ用宛先登録画面を表示した後に、そのグループ用宛先登録画面上の有効なボタンが押下されるのを待機する状態となる。また、制御ユニット11は、グループ用宛先登録画面上の“短縮登録”ボタン61aが押下された場合には、タッチスクリーン31上に短縮用宛先登録画面を表示した後に、その短縮用宛先登録画面上の有効なボタンが押下されるのを待機する状態となる。
【0146】
宛先登録画面上のUpボタン64が押下された場合(ステップS403,S404;Up)、制御ユニット11は、n(Fs)が“1”を超えていた場合には、n(Fs)を“1”減少させ、n(Fs)が“1”であった場合には、n(Fs)を、m(Fs)と一致させる処理(ステップS406)を行う。ここで、m(0)とは、短縮別宛先管理テーブル内のレコード番号の最大値(=200)のことであり、m(1)とは、グループ宛先管理テーブル内のレコード番号の最大値(=30)のことである。
【0147】
また、宛先登録画面上のDownボタン65が押下された場合(ステップS403,S404;Down)、制御ユニット11は、n(Fs)がm(Fs)未満であった場合には、n(Fs)に“1”を加算し、n(Fs)とm(Fs)とが一致していた場合には、n(Fs)を“1”とする処理(ステップS407)を行う。
【0148】
要するに、ユーザが、短縮用宛先登録画面上のUpボタン64が押下した場合には、タッチスクリーン31上に表示されている短縮用宛先登録画面内の登録内容表示領域60aが、フォーカス枠の表示位置が1段上方に移動したもの、或いは、それまで最上段に示されていた登録内容提示情報よりも、短縮番号(対応するレコード番号)が1〜5小さい5つの登録内容提示情報が示されており、かつ、フォーカス枠が最下段の登録内容提示情報の周囲に示されているもの、或いは、短縮番号が“196”〜“200”の範囲にある5つの登録内容提示情報が示されており、かつ、フォーカス枠が最下段の登録内容提示情報の周囲に示されているものに、変更される。また、ユーザが、短縮用宛先登録画面上のDownボタン65を押下した場合には、登録内容表示領域60aが、フォーカス枠の表示位置が1段下方に移動したもの、或いは、それまで最下段に示されていた登録内容提示情報よりも、短縮番号が1〜5大きい5つの登録内容提示情報が示されており、かつ、フォーカス枠が最上段の登録内容提示情報の周囲に示されているもの、或いは、短縮番号が“001”〜“005”の範囲にある5つの登録内容提示情報が示されており、かつ、フォーカス枠が最上段の登録内容提示情報の周囲に示されているものに、変更される。
【0149】
そして、ユーザが、グループ用宛先登録画面上のUpボタン64、Downボタン65を押下した場合には、タッチスクリーン31上に表示されているグループ用宛先登録画面内の登録内容表示領域60bに、上記したものと同様の変化が現れることになる。
【0150】
“短縮登録”ボタン61a,“グループ登録”ボタン61b,Upボタン64,Downボタン65は、上記のように機能するボタンとなっているので、ユーザは、グループ情報を登録(追加)/修正/削除したい場合には、これらのボタンを操作することにより、情報送信装置10の状態を、タッチスクリーン31上に、目的とする登録内容提示情報(グループ情報の登録(追加)時には、そのグループ情報を登録するグループ番号と“未登録”とを含む登録内容提示情報、グループ情報の修正/削除時には、そのグループ情報を含む登録内容提示情報)がフォーカス枠で囲まれた形で示されているグループ用宛先登録画面が表示されている状態とした後、“登録”ボタン62(登録/修正時)或いは“削除”ボタン63(削除時)を押下する。また、ユーザは、短縮情報を登録/修正/削除したい場合には、これらのボタンを操作することにより、情報送信装置10の状態を、タッチスクリーン31上に、目的とする登録内容提示情報がフォーカス枠で囲まれた形で示されている短縮用宛先登録画面がタッチスクリーン31上に表示されている状態とした後、“登録”ボタン62(登録/修正時)或いは“削除”ボタン63(削除時)を押下する。
【0151】
制御ユニット11は、“登録”ボタン62が押下された場合(ステップS403、S404;登録)には、登録指示受付処理(ステップS408)を行う。
【0152】
この登録指示受付処理時、制御ユニット11は、まず、Fsが“0”であるか“1”であるかを判断する。そして、制御ユニット11は、Fsが“1”であった場合(グループ用宛先登録画面上の“登録”ボタン62が押下された場合)には、グループ登録指示受付処理を開始する。
【0153】
このグループ登録指示受付処理は、宛先リスト関連処理と本質的には同内容の処理であるので、以下では、両処理の差異を中心に、このグループ登録指示受付処理の内容(グループ登録指示受付処理時の制御ユニット11の動作)を説明することにする。
【0154】
グループ登録指示受付処理を開始した制御ユニット11は、L(0)、L(1)をそれぞれ“1”に初期化した後、図14に示してある短縮用宛先選択画面とほぼ同構成のグループ登録用画面、具体的には、“宛先登録”ボタン58,“戻る”ボタン59の代わりに“決定”ボタンと“キャンセル”ボタンとが設けられており、チェックマークを表示するか否かが,選択フラグではなく第2選択フラグに基づき決定される画面であると共に、N(0)、N(1)に相当する情報として、L(0)、L(1)が使用されて、表示される画面であるグループ登録用画面を、タッチスクリーン31上に表示する。
【0155】
そして、制御ユニット11は、グループ登録用画面上の各ボタンが押下された場合には、宛先選択画面上の,対応するボタンが押下された際とほぼ同内容の処理(N(0)、N(1)の代わりにL(0)、L(1)が使用され、選択フラグの代わりに第2選択フラグが使用される処理)を行い、“決定”ボタンが押下された際には、第2選択フラグが“ON”となっている短縮管理レコード/グループ管理レコード内の登録内容情報を組み合わせた登録内容情報を作成し、その登録内容情報で、その時点におけるグループ登録時用フォーカスレコード番号n(1)と同じレコード番号が設定されているグループ管理レコードの登録内容情報を書き換える。
【0156】
その後、制御ユニット11は、短縮別宛先管理テーブル,グループ別宛先管理テーブル内の各第2選択フラグを“OFF”に初期化する。そして、制御ユニット11は、グループ別宛先管理テーブルに対して行った処理が、登録済グループ管理レコードの総数が変わる処理であった場合には、既に説明した選択時用レコード番号更新処理(各未登録短縮管理レコード内の選択時用レコード番号を“NULL”とし、各登録済短縮管理レコード内の選択時用レコード番号を、登録済短縮管理レコード群に対してレコード番号の昇順に付けた連番とする処理)をグループ別宛先管理テーブルに対して行った後に、グループ登録指示受付処理及び登録指示受付処理を終了して、ステップS402以降の処理を開始する。
【0157】
一方、登録指示受付処理が、FS=“0”の状態で開始された場合(短縮用宛先登録画面上の“登録”ボタン62が押下された場合)、制御ユニット11は、短縮登録指示受付処理を開始する。そして、制御ユニット11は、まず、タッチスクリーン31上に、図23に示したようなFAX番号入力画面、すなわち、FAX番号表示領域71、2つのカーソル移動ボタン72、“ポーズ”ボタン73,“クリア”ボタン74,“決定”ボタン75、“キャンセル”ボタン76を備えたFAX番号入力画面を、表示する。
【0158】
なお、図23に示したFAX番号入力画面は、図21に示した短縮用宛先登録画面上の“登録”ボタン62が押下された場合(フォーカス枠内に“未登録”が示されている状態で“登録”ボタン62が押下された場合)に表示されるものであり、フォーカス枠内に短縮情報(FAX番号)が示されている状態で“登録”ボタン62が押下された場合には、図23に示したもの(FAX番号表示領域71にカーソルだけが表示されているもの)ではなく、短縮情報がFAX番号表示領域71内に示されているFAX番号入力画面が、表示される。
【0159】
FAX番号入力画面をタッチスクリーン31上に表示した制御ユニット11は、ユーザがテンキー,ボタン72〜74に対して行った操作内容に応じて、FAX番号表示領域71内に表示する情報を変更する処理を、開始する。そして、制御ユニット11は、“キャンセル”ボタン76が押下された際には、特に処理を行うことなく、短縮登録指示受付処理及び登録指示受付処理を終了して、ステップS402以降の処理を開始する。すなわち、この場合、制御ユニット11は、“登録”ボタン62が押下される前に表示していたものと同じ内容の短縮用宛先登録画面をタッチスクリーン31上に表示する。
【0160】
一方、FAX番号入力画面上の“決定”ボタン75が押下された際、制御ユニット11は、FAX番号表示領域71に表示中の情報(つまり、FAX番号)で短縮別宛先管理テーブルに記憶されている,レコード番号がその時点における短縮登録時用フォーカスレコード番号n(0)と一致している短縮管理レコード内の登録内容情報を書き換える処理(FAX番号表示領域71に何も表示されていない場合には、当該登録内容情報を“未登録”とする処理)を、行う。そして、制御ユニット11は、宛先管理テーブルに対して行った処理が短縮情報の総数が変わる処理でなかった場合には、短縮登録指示受付処理及び登録指示受付処理を終了して、ステップS402以降の処理を開始する。一方、宛先管理テーブルに対して行った処理が短縮情報の総数が変わる処理であった場合、制御ユニット11は、選択時用レコード番号更新処理を短縮別宛先管理テーブルに対して行った後に、短縮登録指示受付処理及び登録指示受付処理を終了して、ステップS402以降の処理を開始する。
【0161】
短縮登録画面(図21、図22)上の“削除”ボタン63が押下された場合(ステップS403、S404;削除)、制御ユニット11は、削除指示確認処理(ステップS409)を行う。
【0162】
この削除指示確認処理時、制御ユニット11は、まず、タッチスクリーン31上に、図24に示したような削除対象確認画面を表示する。すなわち、制御ユニット11は、先所対象確認確認画面として、それまで表示されていた宛先登録画面(短縮用宛先登録画面/グループ用宛先登録画面)に対して、フォーカス枠が示されていた登録内容提示情報を強調するために、他の部分の表示色を薄いグレーとする変形を施すとともに、その最上部に表示されるメッセージを削除対象を示すメッセージ(図24では、短縮[002]を削除しますか)に変えた画面であると共に、戻るボタン66の代わりに“削除する”ボタン81及び“削除しない”ボタン82を設けた画面を、タッチスクリーン31上に表示する。
【0163】
次いで、制御ユニット11は、削除対象確認画面上の“削除する”ボタン81、“削除しない”ボタン82が押下されるのを待機し、“削除しない”ボタン82が押下された場合には、特に処理を行うことなく、削除指示確認処理を終了して、ステップS402以降の処理を開始する。一方、“削除する”ボタン81が押下された場合、制御ユニット11は、処理対象宛先管理テーブル内の,n(Fs)と同じレコード番号が設定されている短縮管理レコード/グループ管理レコードの登録内容情報を“未登録”に変更する。そして、制御ユニット11は、選択時用レコード番号更新処理を行った後に、削除指示確認処理(図20:ステップS409)を終了して、ステップS402以降の処理を開始する。
【0164】
宛先登録画面上の“戻る”ボタン66が押下された場合(ステップS402、S403;戻る)、制御ユニット11は、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)、グループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)の値を、それぞれ、その時点における短縮登録時用フォーカスレコード番号n(0)、グループ登録時用フォーカスレコード番号n(1)に応じた値に変更するための選択時用フォーカスレコード番号変更処理(ステップS410)を行う。
【0165】
具体的には、この選択時用フォーカスレコード番号設定処理時、制御ユニット11は、まず、その時点における短縮登録時用フォーカスレコード番号n(0)と同じレコード番号が設定されている短縮管理レコード(以下、注目短縮管理レコードと表記する)が、登録済短縮管理レコード(登録内容情報が“未登録”ではないレコード)であるか否かを判断し、そうであった場合には、注目短縮管理レコード内の選択時用レコード番号を短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)として記憶する。一方、注目短縮管理レコードが、登録済短縮管理レコードでなかった場合(この場合、注目短縮管理レコード内に選択時レコード番号として設定されている情報は、“NULL”)、制御ユニット11は、短縮登録時用フォーカスレコード番号n(0)に最も近い(差の絶対値が最も小さい)レコード番号が設定されている選択済短縮管理レコードを短縮別宛先管理テーブルから検索する。そして、制御ユニット11は、そのような選択済短縮管理レコードが1個検索された場合には、その選択済短縮管理レコード内の選択時用レコード番号を短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)として記憶する。また、制御ユニット11は、そのような選択済レコードが2個検索された場合には、レコード番号が大きい方の選択済短縮管理レコード内の選択時用レコード番号を、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)として記憶し、そのような選択済レコードが検索できなかった場合には、“1”を短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)として記憶する。
【0166】
このようにして、短縮選択時用フォーカスレコード番号N(0)の値を、その時点における短縮登録時用フォーカスレコード番号n(0)に応じた値とした制御ユニット11は、同様の処理を、グループ登録時用フォーカスレコード番号N(1)に対して行う。
【0167】
すなわち、制御ユニット11は、その時点におけるグループ登録時用フォーカスレコード番号n(1)と同じグループ番号が設定されているグループ管理レコード(以下、注目グループ管理レコードと表記する)が、登録済グループ管理レコードであるか否かを判断し、そうであった場合には、注目グループ管理レコード内の選択時用レコード番号をグループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)として記憶する。
【0168】
一方、注目グループ管理レコードが登録済グループ管理レコードでなかった場合、制御ユニット11は、グループ登録時用フォーカスレコード番号n(1)に最も近いレコード番号が設定されている選択済グループ管理レコードをグループ別宛先管理テーブルから検索する。そして、制御ユニット11は、そのような選択済グループ管理レコードが1個検索された場合には、その検索された選択済グループ管理レコード内の選択時用レコード番号をグループ選択時用フォーカスレコード番号N(0)として記憶する。また、制御ユニット11は、そのような選択済グループ管理レコードが2個検索された場合には、グループ番号が大きい方の選択済グループ管理レコード内の選択時用レコード番号をグループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)として記憶し、そのような選択済レコードが検索できなかった場合には、“1”をグループ選択時用フォーカスレコード番号N(1)として記憶する。
【0169】
その後、制御ユニット11は、選択時用フォーカスレコード番号設定処理(ステップS410)及び宛先登録処理(図20,図12:ステップS330)を終了して、宛先選択画面表示処理(ステップS301)を行うことにより、その時点におけるFs値に応じたタイプの宛先選択画面(短縮用宛先選択画面或いはグループ用宛先選択画面)であって、宛先登録画面上でフォーカス枠が示されていた登録内容提示情報と同じ宛先提示情報(或いは短縮番号/グループ番号が近い宛先提示情報)が、その周囲にフォーカス枠が示されている宛先選択画面を、タッチスクリーン31上に表示する。そして、制御ユニット11は、タッチスクリーン31上に表示した宛先選択画面上のボタンやスイッチ部32を構成しているキーが押下されるのを待機する状態となる。
【0170】
《FAX送信処理》
次に、図25〜図27を用いて、FAX送信処理(図6:ステップS109)の内容を説明する。
【0171】
スタートキー32sの押下によりFAX送信処理を開始した制御ユニット11は、図25に示したように、FAX送信処理終了後に実行されるFAX用基本画面表示処理により図7(A)に示したFAX用基本画面が表示されるように基本画面用情報を初期化する処理(ステップS500)を行った後に、読取進捗状況提示用のFAXジョブ情報画面をタッチスクリーン31上に表示する処理(ステップS501)を行う。
【0172】
このステップS501の処理により表示される読取進捗状況提示用のFAXジョブ情報画面は、図26に示したように、宛先が何件指定されているかを示す情報(“宛先:3件”)、スタートキー32sが押下された日時を示す情報(“蓄積時刻:20003/03/01 12:30”)が示される領域であると共に、スキャナ12が現在何ページ目の原稿を読み取っているかを示すための読取ページ数表示領域91aが設けられている領域である読取状況表示領域91、“戻る”ボタン95(無効なもの)等を備えた画面である。
【0173】
なお、詳細説明は省略するが、このFAXジョブ情報画面上に設けられている情報表示欄96は、FAX受信中にスタートキー32sが押下された場合等、FAX関連の未完了のジョブが存在している場合に、“1/2”等がその内部に示される欄となっている。また、情報表示欄96の左右に設けられているボタン97L、97Rは、情報表示欄96内に“1/2”等(“1/1”ではない情報)が示されているときに有効となる、タッチスクリーン31上のFAXジョブ情報画面を、他のジョブに関する情報が表示されているもの(読取状況表示領域91の代わりに、他のジョブの状況が示される領域が表示されるもの)に変更するためのボタンとなっている。
【0174】
このようなFAXジョブ情報画面をタッチスクリーン31上に表示した制御ユニット11は、続くステップS502にて、スキャナ12にFAX送信用原稿のイメージデータを生成させ、そのイメージデータに対して画像処理及び圧縮処理を行うことにより、FAX送信用原稿に関するFAXデータを用意する処理である原稿デジタル化処理を開始する。その後、制御ユニット11は、原稿デジタル化処理を行いながら、原稿デジタル化処理の完了,原稿デジタル化処理の進捗状況変化(1ページのデジタル化の完了),ストップキー(図26上のFAXジョブ情報画面上での名称は、ストップボタン)の押下といった3種のイベントの発生を監視している状態(ステップS503)となる。
【0175】
そして、制御ユニット11は、原稿デジタル化処理の進捗状況が変化した際(ステップS503、S504;状況変化)には、タッチスクリーン31上に表示しているFAXジョブ情報画面上のページ数(読取ページ数表示領域91a内のページ数)を変更する処理(ステップS505)を行った後に、再び、ステップS503に戻って、上記した3種のイベントの発生を待機する状態となる。
【0176】
また、ストップキーが押下された場合(ステップS503、S504;ストップ)、制御ユニット11は、原稿デジタル化処理(FAX送信処理)を中止するための処理(ステップS506)を行ってから、FAX送信処理を終了する。
【0177】
制御ユニット11は、原稿デジタル化処理が完了した際(ステップS503、S504;完了)には、タッチスクリーン31上に表示しているFAXジョブ情報画面を、送信進捗状況提示用のFAXジョブ情報画面に変更する(ステップS507)。
【0178】
ここで、送信進捗状況提示用のFAXジョブ情報画面とは、図27に示したように、それまで表示されていたFAXジョブ情報画面(図26)の読取状況表示領域91が、送信中のFAXに関する情報が示される領域92となり、“戻る”ボタン95の表示形態が通常のものに変更された画面のことである。
【0179】
タッチスクリーン31上のFAXジョブ情報画面をこのようなものとした制御ユニット11は、原稿デジタル化処理により用意されたFAXデータを、その時点におけるFAX送信ジョブ情報に含まれている各FAX番号を有するファクシミリに対して実際に送信する処理であるFAXデータ送信処理を開始(ステップS508)した後、続くステップS509にて、FAXデータ送信処理を行いながら、FAXデータ送信処理の完了,FAXデータ送信処理の進捗状況変化(1ページのデジタル化の完了、1件分の送信完了),ストップキーの押下,FAXジョブ情報画面上の“戻る”ボタン95の押下といった4種のイベントの発生を監視している状態となる。
【0180】
そして、制御ユニット11は、FAXデータ送信処理の進捗状況が変化した場合(ステップS509、S510;状況変化)には、FAXジョブ情報画面上に表示するページ数や宛先FAX番号を変更する処理(ステップS511)を行った後に、再び、ステップS509にて、上記した4種のイベントの発生を待機している状態となる。
【0181】
また、制御ユニット11は、ストップキーが押下された場合(ステップS509、S510;ストップ)には、FAXデータ送信処理(FAX送信処理)を中止するための処理(ステップS513)を行ってから、このFAX送信処理を終了する。
【0182】
また、“戻る”ボタン95が押下された場合(ステップS509、S510;戻る)、制御ユニット11は、このFAX送信処理を終了する。すなわち、この場合、制御ユニット11は、FAXデータ送信処理を行っている状態で、ステップS102以降の処理を開始する。
【0183】
そして、制御ユニット11は、FAXデータ送信処理が完了した場合(ステップS509、S510;完了)には、操作監視処理を開始(ステップS512)してから、このFAX送信処理を終了する。
【0184】
ステップS512にて制御ユニット11が開始する操作監視処理(FAX送信処理終了後にも続行される処理)は、図28に示したように、処理開始後の経過時間が所定時間(本実施形態では、1分)となることと、ユーザにより何らかの操作が行われることとが監視(ステップS601)され、ユーザにより何らかの操作が行われることなく、処理開始後の経過時間が所定時間となった場合(ステップS602;タイムアウト)には、ステップS603にて、スキャン条件情報を初期化する処理(片面/両面条件値、画質条件値、読取濃度条件値を、それぞれ、“片面”を表す値、“標準”を表す値、“4”に初期化する処理)が行われてから終了され、処理開始後の経過時間が所定時間となる前に、ユーザにより何らかの操作が行われた場合(ステップS602;操作)には、スキャン条件情報が初期化されることなく、終了される処理である。
【0185】
すなわち、制御ユニット11は、FAX送信原稿のデジタル化が終了しさえすれば、ユーザが、次のFAX送信原稿のデジタル化を開始させることが出来るユニットであると共に、ステップS101でスキャン条件情報を初期化した後には、原則としてスキャン条件情報を初期化しない(FAXジョブ情報画面上の“戻る”ボタン95が押下されることなくFAXデータ送信処理が終了し、その後、所定時間が経過するまでの間に、ユーザによって何ら操作が行われなかったという条件が満たされた場合に限り、スキャン条件情報を初期化する)ユニットとなっている。
【0186】
なお、制御ユニット11を、このようなユニットとしているのは、本情報送信装置10のような装置(つまり、ファクシミリ)では、先頭の1ページだけが異なる原稿を複数のFAX送信先に連続的に送信する作業が行われることがあるが、そのような作業時(スキャン条件情報が同じで良いFAX送信作業を何回か繰り返す時)に、FAX送信作業毎にスキャン条件情報を設定しなくても良いようにするためである。
【0187】
最後に、FAX用基本画面(図7,8)上の“モード切替”ボタン40押下時の制御ユニット11の動作を、説明する。
【0188】
これまで説明を行った各ボタン/キーは、情報送信装置10をファクシミリとして動作させるためのものであったが、FAX用基本画面上の“モード切替”ボタン40は、情報送信装置10をファクシミリ以外の装置として動作させる際にユーザが押下すべきボタンとなっている。この“モード切替”ボタン40が押下された場合(図6:ステップS103,S104;切替)、制御ユニット11は、ファクシミリ用制御処理を終了して、情報送信装置10をデジタル文書作成装置として動作させるためのデジタル文書作成装置用制御処理を、開始する。
【0189】
このデジタル文書作成装置用制御処理は、情報送信装置10を、上記したものと同様の手順でユーザがデジタル文書の送信先(他コンピュータ)を指定できる装置として動作させる処理となっている。なお、HDD24に用意されている、情報送信装置10をデジタル文書作成装置として動作させているときに制御ユニット11が利用する短縮別宛先管理テーブル及びグループ別宛先管理テーブルは、FAX番号ではなく、IPアドレスが記憶されるものであることを除けば、上記した短縮別宛先管理テーブル及びグループ別宛先管理テーブルと同じものとなっている。
【0190】
さらに、デジタル文書作成装置用制御処理は、FAX用基本画面相当の画面として、FAX用基本画面と同様に、その左上に“モード切替”ボタンが設けられたデジタル文書作成装置用基本画面を表示する処理となっている。
【0191】
そして、このデジタル文書作成装置用基本画面上の“モード切替”ボタンが押下された場合に、制御ユニット11が実行する、情報送信装置10をコピー機として動作させるためのコピー機用制御処理も、FAX用基本画面相当の画面として、その左上に“モード切替”ボタンが設けられたコピー用基本画面を表示する処理となっており、制御ユニット11は、そのコピー用基本画面上の“モード切替”ボタンが押下されたときに、上記したFAX用制御処理を開始するように、構成されている。なお、制御ユニット11は、電源投入時にいずれの制御処理を開始するかをユーザが指定できるユニットともなっている。
【0192】
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る情報送信装置10は、短縮情報/グループ情報をユーザに選択させるための宛先選択画面として、短縮情報/グループ情報のみが表示される画面が採用された装置となっている。そして、本情報送信装置10のような装置では、短縮情報/グループ情報を記憶するために用意されている領域の全てに短縮情報/グループ情報が記憶されている状態で使用されるといったことは実際上ないので、本情報送信装置10は、宛先選択画面相当の画面として、宛先登録画面相当の画面が採用されている装置よりも、目的とする短縮情報/グループ情報を画面上に表示させてフォーカスを持つものとするまでに必要な作業量が少ない装置として機能することになる。
【0193】
さらに、本実施形態に係る情報送信装置10は、FAX送信先の指定時、並びに、グループ情報登録時に、宛先選択画面上で並んでいる短縮情報を連続的に選択する作業が簡単に行える装置ともなっている。従って、本情報送信装置10は、同報送信先を選択する作業や、グループ情報を登録する作業が、宛先選択画面相当の画面として宛先登録画面相当の画面が採用されており、また、上記のような機能を有していない装置よりも、簡単に行える装置としても機能することになる。
【0194】
<変形形態>
本実施形態に係る情報送信装置10は、各種の変形を行うことが出来る。例えば、情報送信装置10は、3種の装置としても機能する装置であったが、情報送信装置10を、ファクシミリとしてのみ機能する装置や、デジタル文書作成装置としてのみ機能する装置や、ファクシミリ及びコピー機として機能する装置に変形しても良い。また、情報送信装置10は、FAX番号を登録することしかできない装置であったが、FAX送信先の名称も登録できるように情報送信装置10を変形しておいても良い。
【0195】
また、情報送信装置10は、3つの装置(制御ユニット11,スキャナ12及びプリンタ13)が組み合わされた装置であったが、情報送信装置10と同等の機能を有する装置を、1つの装置で実現しても良く、4つ以上の装置(例えば、組み合わせることによりコピー機として機能する3つの装置と、それらの装置からなる装置に、ファクシミリとしての機能を付加できる装置)で実現しても良い。
【0196】
また、宛先選択画面/宛先登録画面上に、選択時用/登録時用フォーカスレコード番号を“5”だけ増加、減少させるための2つのボタン(いわゆるスクロールボタン)を設けておいても良く、宛先選択画面/グループ登録用画面上に、連続選択ボタン53の代わりに、連続選択フラグが“ON”となっている場合におけるUpボタン56、Downボタン57相当の機能を有する2ボタンを設けておいても良い。また、情報送信装置10を、FAX送信先が指定されていない場合には、“宛先リスト”ボタン44の押下時に、短縮用宛先選択画面が表示される装置としておいても良い。
【0197】
さらに、“宛先登録”ボタン58押下時に最初に表示される宛先登録画面が、それまで表示されていた宛先選択画面とは無関係なもの(常に、レコード番号が“1”のレコードに関する登録内容情報にフォーカス枠が示されているもの)としておいても良いことや、“宛先登録”ボタン58をFAX用基本画面上に設けておいても良いことなどは、当然のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る情報送信装置の構成図。
【図2】 実施形態に係る情報送信装置の外観図。
【図3】 実施形態に係る情報送信装置に用いられている制御ユニットの外観図。
【図4】 制御ユニットが保持している短縮別宛先管理テーブルの説明図。
【図5】 制御ユニットが保持しているグループ別宛先管理テーブルの説明図。
【図6】 制御ユニットが実行するFAX用制御処理の流れ図。
【図7】 制御ユニットが表示するFAX用基本画面の説明図。
【図8】 制御ユニットが表示するFAX用基本画面の説明図。
【図9】 制御ユニットが実行する短縮/グループ番号入力受付処理の流れ図。
【図10】 制御ユニットが表示する短縮/グループ番号入力用画面の説明図。
【図11】 制御ユニットが表示するエラー通知画面の説明図。
【図12】 制御ユニットが実行する宛先リスト関連処理の流れ図。
【図13】 制御ユニットが実行する宛先リスト関連処理の流れ図。
【図14】 制御ユニットが表示する短縮用宛先選択画面の説明図。
【図15】 制御ユニットが表示する短縮用宛先選択画面の説明図。
【図16】 制御ユニットが表示するグループ用宛先選択画面の説明図。
【図17】 制御ユニットが表示するグループ用宛先選択画面の説明図。
【図18】 連続選択機能利用時における宛先選択画面の変化例を示した図。
【図19】 画面フラグ値変更処理の内容の説明図。
【図20】 制御ユニットが実行する宛先登録処理の流れ図。
【図21】 制御ユニットが表示する短縮用宛先登録画面の説明図。
【図22】 制御ユニットが表示するグループ用宛先登録画面の説明図。
【図23】 制御ユニットが表示するFAX番号入力画面の説明図。
【図24】 制御ユニットが表示する削除対象確認画面の説明図。
【図25】 制御ユニットが表示するFAX送信処理の流れ図。
【図26】 制御ユニットが表示するFAXジョブ情報画面の説明図。
【図27】 制御ユニットが表示するFAXジョブ情報画面の説明図。
【図28】 制御ユニットが実行する操作監視処理の流れ図。
【符号の説明】
10 情報送信装置、11 制御ユニット、12 スキャナ、13 プリンタ

Claims (4)

  1. 順序が付けられているN個の、それぞれ、情報の送信先を規定する送信先規定情報、送信先規定情報が登録されていないことを表す未登録情報のいずれかが記憶される情報記憶領域を有する情報記憶手段と、
    情報を表示するための表示手段と、
    ユーザが複数種類の操作を行うことが可能な操作手段と、
    ユーザにより指定された内容の情報で、前記情報記憶手段の,ユーザにより指定された情報記憶領域に記憶されている情報を書き換える情報書換手段であって、情報の書き換えを行う情報記憶領域をユーザに指定させるために、前記情報記憶手段の各情報記憶領域に記憶されている送信先規定情報又は未登録情報が、全て、情報記憶領域に付けられている順序通りに並べられたリストを、その一部分が前記表示手段に表示され、前記操作手段に対して所定の操作がなされた場合には表示される部分が他の部分に変更される形で、前記表示手段に表示させる情報書換手段と、
    前記情報記憶手段に記憶されている送信先規定情報の中から、ユーザにより選択された送信先規定情報にて規定される送信先に対して情報を送信可能な情報送信手段と、
    前記情報記憶手段の各情報記憶領域に記憶されている送信先規定情報だけが情報記憶領域に付けられている順序通りに並べられた送信先規定情報リストを、その一部分が前記表示手段に表示され、前記操作手段に対して所定の操作がなされると表示される部分が他の部分に変更される形で、前記表示手段に表示させることにより、前記情報送信手段を動作させるための送信先規定情報をユーザに選択させる送信先規定情報選択指示受付手段
    とを、備え
    前記情報送信手段が、ユーザにより選択された複数の送信先規定情報にて規定される複数の送信先に対して同じ情報を送信可能な手段であり、
    前記送信先規定情報選択指示受付手段が、前記情報送信手段を動作させるための送信先規定情報として複数の送信先規定情報をユーザに選択させることが可能な、その時点における処理対象送信先規定情報がいずれの送信先規定情報であるかをユーザが把握できる情報が前記表示手段に表示される手段であると共に、動作モードとして、通常モードと連続選択可能モードとを有する手段であり、前記通常モードで動作している場合には、所定の第1操作が行われたときに、処理対象送信先規定情報を、前記送信先規定情報リスト内の,それまで処理対象送信先規定情報であった送信先規定情報の1つ前の送信先規定情報に変更し、所定の第2操作が行われたときに、処理対象送信先規定情報を、前記送信先規定情報リスト内の,それまで処理対象送信先規定情報であった送信先規定情報の1つ後の送信先規定情報に変更し、所定の第3操作が行われたときに、その時点における処理対象送信先規定情報が前記情報送信手段を動作させるための送信先規定情報として選択されたことを記憶し、前記連続選択可能モードで動作している場合には、前記第1操作が行われたときに、処理対象送信先規定情報を、前記送信先規定情報リスト内の,それまで処理対象送信先規定情報であった送信先規定情報の1つ前の送信先規定情報に変更すると共に、変更後の処理対象送信先規定情報が前記情報送信手段を動作させるための送信先規定情報として選択されたことを記憶し、前記第2操作が行われたときに、処理対象送信先規定情報を、前記送信先規定情報リスト内の,それまで処理対象送信先規定情報であった送信先規定情報の1つ後の送信先規定情報に変更すると共に、変更後の処理対象送信先規定情報が前記情報送信手段を動作させるための送信先規定情報として選択されたことを記憶する手段である
    ことを特徴とする情報送信装置。
  2. 前記情報記憶手段の各情報記憶領域が、互いに異なる、M文字の文字列である選択用情報に対応づけられており、
    前記情報記憶手段に記憶されている送信先規定情報の中から前記情報送信手段を動作させるための送信先規定情報を選択させるために、ユーザに、その送信先規定情報が記憶されている情報記憶領域に対応づけられている前記選択用情報を入力させる第2送信先規定情報選択指示受付手段を、さらに、備える
    ことを特徴とする請求項1記載の情報送信装置。
  3. 前記情報送信手段が、複数の送信先を規定する第2種送信先規定情報にて規定される複数の送信先に対して同じ情報を送信可能な手段であり、
    前記第2種送信先規定情報を複数個記憶可能な第2情報記憶手段と、
    前記情報記憶手段の各情報記憶領域に記憶されている送信先規定情報だけが情報記憶領域に付けられている順序通りに並べられた送信先規定情報リストを、その一部分が前記表示手段に表示され、前記操作手段に対して所定の操作がなされると表示される部分が他の部分に変更される形で、前記表示手段に表示させることにより、1つ以上の送信先規定情報をユーザに選択させ、ユーザによって選択された1つ以上の送信先規定情報に応じた内容の第2種送信先規定情報を作成して前記第2情報送信手段内に記憶する第2種送信先規定情報登録指示受付手段とを、さらに備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報送信装置。
  4. 前記情報送信手段が、ファクシミリ送信を行う手段である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報送信装置。
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