JP4090754B2 - 金型交換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金型交換装置、特にプレスブレーキに使用する金型交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
従来より、下降式プレスブレーキにおける金型交換装置としては、例えば図14に示すように、ラムである上部テーブル60の前後両面部に、金型ホルダ61を設けたものがある。
【0004】
この場合、金型ホルダ61には、上金型であるパンチP1、P2がそれぞれボルト62で固定されている。
【0005】
この構成により、金型交換時には、例えば前方の(右側)金型ホルダ61をラム60の下端に装着したパンチPの近傍まで移動させることにより、図示するように、該金型ホルダ61に固定されたパンチP1をラム60のパンチPに重ね合わせる。
【0006】
この状態で、ラム60を下降させれば、パンチP1と、下部テーブル63に装着されたダイDとの協働により、ワークWに所定の曲げ加工が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記従来技術においては、既述したように、金型交換装置が、ラム60の前後両面部にのみ設けられている。
【0009】
このため、交換すべき金型の種類が2つしかなくて極めて少なく、ワークWを加工して所定の製品を作ろうとしても、加工を一旦中断し、残りの工程は、別のプレスブレーキで行わざるを得ない。
【0010】
その結果、加工時間が長くなり、効率が低下することは、明らかである。
【0011】
また、従来は、前記したように、金型交換装置側のパンチP1を、ラム60の下端のパンチPに重ね合わせるため、刃間距離Lが小さくなる。
【0012】
その結果、加工時のワークWの出し入れがやり難く、特にフランジ寸法が大きいワークWについて、この傾向が著しく、加工効率が低下する。
【0013】
更に、下部テーブル63(図14)が上下動する上昇式プレスブレーキにこの金型交換装置を採用した場合には、金型交換時に、ラムである下部テーブル63側のダイDの上面に金型交換装置側のダイを重ね合わせるので、同様に刃間距離Lが小さくなるという課題がある。
【0014】
これに加えて、上昇式プレスブレーキの場合には、パスラインPLが変わるという課題がある。
【0015】
本発明の目的は、金型交換装置において、交換すべき金型の種類を拡大し、刃間距離を広くとり、パスラインを一定にすることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1に記載されているように、ラムである上部テーブル20が上下動する下降式プレスブレーキ又はラムである下部テーブル21が上下動する上昇式プレスブレーキにおいて、
ラム20の前後両面部に、第1金型交換ユニット1と第2金型交換ユニット2を、該ラム20の後方であって両側板22間に、第3金型交換ユニット50をsそれぞれ上下方向と前後方向に移動自在に設け、各金型交換ユニット1、2、50は、金型 P 1、 P 2、 P 3が固定された金型ホルダ7を有し、該金型ホルダ7を、ラム20のクランプホルダ19に対して係合・離反可能としたことを特徴とする金型交換装置という技術的手段を講じている。
【0017】
上記本発明の構成によれば、第1金型交換ユニット1と第2金型交換ユニット2の他に、第3金型交換ユニット50を設けたことにより、交換すべき金型の種類を拡大することができ、また、ラム20の(図5、図10)下端に取り付けられたクランプホルダ19に、各金型交換ユニット1、2、50の金型ホルダ7を係合できるので、刃間距離Lが広くとれ、更に、この場合、例えばラムである下部テーブル21(図4、図9)が上下動する上昇式プレスブレーキにおいては、ダイを固定した金型ホルダ7を下部テーブル21の上端に取り付けられたクランプホルダ31に係合できるので、パスラインPLを一定とすることができる。
【0018】
従って、本発明によれば、金型交換装置において、交換すべき金型の種類を拡大し、刃間距離を広くとり、パスラインを一定にすることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す全体側面図である。
【0020】
図1に示すプレスブレーキは、第1金型交換ユニット1と、第2金型交換ユニット2と、第3金型交換ユニット50を備えている。
【0021】
このプレスブレーキは、機械本体の両側に側板22を有し、該側板22の上部には油圧シリンダ5が取り付けられ、該油圧シリンダ5を作動させると、上部テーブル20、即ちラム20が上下動するようになっている。
【0022】
上記ラム20の前後両面部には、第1金型交換ユニット1、第2金型交換ユニット2が、該ラム20の後方であって、側板22の内側には(図2)、第3金型交換ユニット50がそれぞれ設けられている。
【0023】
これにより、本発明によれば、交換すべき金型の種類を拡大することができ、製品の加工を中断することがなくなるので、加工効率を向上させることが可能となる。
【0024】
上記ラム20は(図1)、クランプホルダ19を有し、該クランプホルダ19は、前記第3金型交換ユニット50、又は、第1金型交換ユニット1、2の金型ホルダ7をクランプする。
【0025】
更に、ラム20の直下には、クランプホルダ31を介してダイDが装着された下部テーブル21が設けられていると共に、該下部テーブル21の後方には、突当27が配置され、該突当27にワークWを当接させて位置決めするようになっている。
【0026】
このような下降式プレスブレーキの上記ラム20の(図5)下端には、前記クランプホルダ19が取り付けられ、該クランプホルダ19は、後述する金型ホルダ7の上部7Aに対応している。
【0027】
このクランプホルダ19は、ラム20の両面側からねじ止めされた固定板23、24により固定されて、該クランプホルダ19の前面には、締め板25がクランプボルト29を介して取り付けられている。
【0028】
上記クランプボルト29は、図示するように、締め板25とクランプホルダ19と圧縮コイルばね28を貫通し、ダブルナット26でロックされている。
【0029】
この状態で、油圧シリンダ30を作動させそのピストンロッド(図示省略)を押し出せば、圧縮コイルばね28の復元力に抗して、締め板25がクランプボルト29と共にクランプホルダ19から離反し、アンクランプ状態となる(図13(A))。
【0030】
従って、例えば第3金型交換ユニット50側の金型ホルダ7を下降させてから(図13(B))、前進させ(図13(C))、上昇させれば(図13(D))、該金型ホルダ7は、ラム20側のクランプホルダ19の基準面47に沿って案内され、当接面48に当接して停止する。
【0031】
このようにして、金型ホルダ7をクランプホルダ19に進入させた後、再度油圧シリンダ30を作動させそのピストンロッド(図示省略)を今度は引き込めば、圧縮コイルばね28の復元力により、締め板25がクランプボルト29と共にクランプホルダ19に接近し、クランプ状態となる(図13(E))。
【0032】
即ち、図5に示すように、該締め板25の上部25Aがクランプホルダ19側に、下部25Aが金型ホルダ7側に当接する。
【0033】
これにより、第3金型交換ユニット50の金型ホルダ7は、クランプホルダ19を介してラム20と係合し、本発明によれば、従来と(図14)比較して、刃間距離Lを広くとることができる。
【0034】
また、ラムである下部テーブル21(図4)が上下動する上昇式プレスブレーキに第3金型交換ユニット50を採用した場合には、ダイを固定した金型ホルダ7を上昇させてから(図13(B)に相当)、前進させ(図13(C)に相当)、下降させれば(図13(D)に相当)、該金型ホルダ7は、ラム21の(図4)上端に取り付けられたクランプホルダ31に係合するので、本発明によれば、パスラインPLを一定とすることができる。
【0035】
上記第3金型交換ユニット50は、金型P3を固定する金型ホルダ7と、該金型ホルダ7を上下方向・前後方向に移動させる移動機構を有している。
【0036】
金型ホルダ7は、プレスブレーキの(図2)長手方向(X軸方向)に延伸しており、図6に示すように、その上部7Aが前記移動機構を構成するアーム55の前部に着脱自在に取り付けられ、その下部7Bがモジュラー金型ホルダ部分となっている。
【0037】
この金型ホルダ7の移動機構は(図1)、前記したように、該金型ホルダ7の上部7Aが着脱自在に取り付けられたアーム55を有し、該アーム55は、Z軸スライダ53上のY軸ガイド54に滑り結合している。
【0038】
また、Z軸スライダ53は(図2)、両側板22の内側に敷設されたZ軸ガイド51、52に滑り結合し、該Z軸スライダ53の上面には、両側板22に固定された上下シリンダSL1のピストンロッド53Aが結合している。
【0039】
この構成により、両側の上下シリンダSL1(図2、図3)を同期して作動すれば、両側のZ軸スライダ53がZ軸ガイド51、52に沿って上下動する。
【0040】
これにより、該Z軸スライダ53に、Y軸ガイド54とアーム55を介して取り付けられている金型ホルダ7が、上下方向に移動する(例えば図13(B)、図13(D))。
【0041】
更に、Z軸スライダ53の上面には(図1、図2)、前後シリンダSL2が固定され、該前後シリンダSL2のピストンロッド55Aが、既述したアーム55の後端に結合し、該アーム55の近傍には、アーム55の前後方向の位置を検出する位置検出センサDSが取り付けられている。
【0042】
この構成により、両側の前後シリンダSL2を同期して作動すれば、両側のアーム55がY軸ガイド54に沿って前後方向に移動し、該アーム55の前部に取り付けられた金型ホルダ7も、前後方向に移動する。
【0043】
これにより、例えば、前記上下シリンダSL1を作動して金型ホルダ7を下降させた後(図13(B))、前後シリンダSL2を作動して金型ホルダ7を前進させた場合に(図13(C))、前記アーム55が(図1、図2)位置検出センサDSを介して所定の位置に到達したことが検出されたときに、該アーム55を停止させることができる。
【0044】
そして、アーム55が停止したときには(図13(C))、ラム20のクランプホルダ19と、該金型ホルダ7とそのパンチP3と、その直下のダイDとが、一直線上に整列する。
【0045】
その後、上下シリンダSL1を介して金型ホルダ7を上昇させれば(図13(D))、該金型ホルダ7は、クランプホルダ19と当接し、締め板25を(図13(E))クランプ状態にすれば、該金型ホルダ7をクランプホルダ19に係合させることができる。
【0046】
一方、上記アーム55の(図6)前部には、図示するように、L字型の肩部55Aが設けられ、該肩部55Aには、前記金型ホルダ7の上部7Aの後方突起部59が戴置されている。
【0047】
また、アーム55側の肩部55Aの下方には、上下シリンダ56が埋設され、該上下シリンダ56のピストンロッド57が、該肩部55Aに戴置されている金型ホルダ7側の後方突起部59の穴58に挿入されている。
【0048】
この構成により、例えば第3金型交換ユニット50の金型ホルダ7を(図13(E))ラム20のクランプホルダ19に係合させた後、上記上下シリンダ56(図6)を作動させてピストンロッド57を穴58から抜けば、前後シリンダSL2(図2)を作動させてアーム55を後方へ退避させることができる。
【0049】
この状態で、油圧シリンダ5を(図1)作動させてラム20を下降させれば、該ラム20の(図13(E))下端に金型ホルダ7を介して装着されたパンチP3と、ダイDとの協働により、ワークWに所定の曲げ加工が施される。
【0050】
しかし、加工時にアーム55を退避させるのは、ラムが上部テーブル20である下降式プレスブレーキの場合であって、ラムが下部テーブル21である上昇式プレスブレーキの場合には、アーム55を退避させることなく金型ホルダ7と一体のままで加工を行うことができる。
【0051】
このようなアーム55に(図6)着脱自在に取り付けられた金型ホルダ7には、長手方向(X軸方向)に凹所31Aが形成され、該凹所31Aには、後述するパンチP3を構成するモジュラー金型が挿入され、該パンチP3は、クランプシリンダ8のピストンロッド9により固定されるようになっている。
【0052】
前記凹所31Aの内壁下部には、前後方向(Y軸方向)に溝10、11が形成され、いずれか一方の例えば溝10には、パンチP3の後述する係合突起12が係合するようになっている。
【0053】
上記パンチP3は、前記したように、モジュラー金型であって、係合突起12を有し、該係合突起12は、穴32内でY軸方向に摺動可能に取り付けられ、該穴32に挿嵌された圧縮コイルばね13の復元力により外方に付勢されている。
【0054】
上記係合突起12には、ロッド16がヒンジ結合しており、該ロッド16は、斜めに形成された貫通孔14内に配置されていて、支軸15を中心として旋回自在となっている。
【0055】
また、上記ロッド16には、ロッド17がヒンジ結合され、該ロッド17は、水平に形成された貫通孔33を通って、外部に露出し、その先端には、つまみ18が取り付けられている。
【0056】
この構成により、つまみ18を押し込むと、ロッド17が右側に移動して、ロッド16を反時計方向に旋回させ、それにより、係合突起12が圧縮コイルばね13の復元力に抗して左側に移動することにより、該係合突起12は、パンチP3内に没入する。
【0057】
このつまみ18を押し込んだ状態で、パンチP3を、前記金型ホルダ7の凹所31Aに挿入して行くと、それに伴って係合突起12も、凹所31Aに挿入し、該係合突起12が、前記溝10の位置に来ると、圧縮コイルばね13の復元力で外方に付勢され、右側に移動することにより、該溝10と係合する。
【0058】
また、このとき、係合突起12が右側に移動すると共に、ロッド16が時計方向に旋回することにより、ロッド17が左側に移動するので、つまみ18は、図示するように、元の突出した状態に戻る。
【0059】
これにより、パンチP3を金型ホルダ7に装着することができる。
【0060】
また、パンチP1を金型ホルダ7から離脱させる場合には、図6の状態から、つまみ18を押し込むと、ロッド17が右側に移動して、ロッド16を反時計方向に旋回させるので、係合突起12が圧縮コイルばね13の復元力に抗して左側に移動し、該係合突起12は、パンチP3内に没入する。
【0061】
従って、この係合突起12が没入した状態で、パンチP3を下方に引けば、該パンチP3は、金型ホルダ7から離脱させることができる。
【0062】
このように、金型ホルダ7を、前記したように、前後方向(Y軸方向)に溝10、11が形成された例えばモジュラー金型ホルダで構成すると共に、パンチP3を、この溝10、11に対応した係合突起12が設けられたモジュラー金型で構成したことにより、つまみ18を押し込むだけで、パンチP3を金型ホルダ7に簡単に着脱することができる。
【0063】
尚、上記図6で詳述した金型ホルダ7に対する金型P3の着脱機構に関しては、溝10、11を金型P3側に、係合突起12を金型ホルダ7側にそれぞれ設けてもよい。
【0064】
図7は本発明を構成する第1金型交換ユニット1を示す全体斜視図である。
【0065】
第1金型交換ユニット1は、もう一方の第2金型交換ユニット2と同じ構造を有し、第1金型交換ユニット1は、図示するように、ラム20の前面の両側近傍に取り付けられたブラケット3を有している。
【0066】
両ブラケット3は、連結部材4で連結され、各ブラケット3は、後述する金型ホルダ7の上下方向移動機構(図12)と前後方向移動機構を内蔵している。
【0067】
上記金型ホルダ7の上下方向移動機構を構成するラック40の(図8)下部には、吊り下げ部材6を介して該金型ホルダ7が取り付けられている。
【0068】
この金型ホルダ7は、プレスブレーキの長手方向(X軸方向)に延伸しており、図11に示すように、その上部7Aが前記吊り下げ部材6に取り付けられ、その下部7Bがモジュラー金型ホルダ部分となっている。
【0069】
この場合、第1金型交換ユニット1の(図9)金型ホルダ7、又は第2金型交換ユニット2の金型ホルダ7が係合・離反自在であるラム20側のクランプホルダ19の(図10)構造は、図5の場合と同じであり、また、金型ホルダ7の(図11)下部7Bのモジュラー金型ホルダ部分と、該モジュラー金型ホルダ部分に装着される金型P1であるモジュラー金型P1の構造は、図6の場合と同じであり、それぞれの説明は省略する。
【0070】
図12は、上記第1金型交換ユニット1、又は第2金型交換ユニット2を構成する金型ホルダ7の移動機構を示し、該移動機構は、モータMを(図7、図8)駆動源とする上下方向移動機構と、シリンダ43を(図12)駆動源とする前後方向移動機構により構成されている。
【0071】
即ち、ブラケット3内で、Y軸方向に延びるガイド45、46には、スライダ42が滑り結合し、該スライダ42には、上下方向のガイド孔44を介してラック40が案内され、該ラック40は、該スライダ42に内蔵されたピニオン41と噛み合っている。
【0072】
上記ピニオン41の回転軸49は、図7、図8に示すように、両ブラケット3間を延びており、該回転軸49の一端は、一方のブラケット3上のモータMに結合し、他端は、他方のブラケット3上のベアリング板39に回転自在に支持されている。
【0073】
また、モータMは(図8)、一方のブラケット3の左側面の取付板36に取り付けられ、該取付板36は、Y軸ガイド34、35に滑り結合し、ベアリング板39は、他方のブラケット3の右側面のY軸ガイド37、38に滑り結合している。
【0074】
この構成により、モータMを駆動すれば、共通の回転軸49を介して、両側のピニオン41が回転し、該ピニオン41に噛み合っているラック40が上下動する。
【0075】
これにより、該ラック40に(図12)吊り下げ部材6を介して取り付けられている金型ホルダ7が、上下方向に移動する(例えば図13(B)、図13(D)に相当)。
【0076】
また、前記スライダ42の前端には、図12に示すように、各ブラケット3に内蔵されたシリンダ43のピストンロッド43Aが結合し、該スライダ42の後方であって、ラムである上部テーブル20の前面には、スライダ42停止用のリミットスイッチLSが取り付けられている。
【0077】
この構成により、両ブラケット3のシリンダ43を駆動すれば、スライダ42が前後方向に移動し、これにより、該スライダ42に内蔵されたラック40に吊り下げ部材6を介して取り付けられた金型ホルダ7が、モータM及び共通の回転軸49と共に、前後方向に移動する。
【0078】
これにより、例えば、前記モータMを(図7、図8)駆動して金型ホルダ7を下降させた後(図13(B)に相当)、シリンダ43を(図12)駆動して金型ホルダ7を後退させた場合に(図13(C)に相当)、前記スライダ42が(図12)リミットスイッチLSに当接し該リミットスイッチLSがオンしたときに、該スライダ42を停止させることができる。
【0079】
そして、スライダ42が停止したときには(図13(C)に相当)、ラム20のクランプホルダ19と、該金型ホルダ7とそのパンチP1と、その直下のダイDとが、一直線上に整列する。
【0080】
その後、金型ホルダ7を上昇させれば(図13(D)に相当)、該金型ホルダ7は、クランプホルダ19と当接し、締め板25を(図13(E)に相当)クランプ状態にすれば、該金型ホルダ7をクランプホルダ19に係合させることができる。
【0081】
以下、前記構成を有する第3金型交換ユニット50の動作を図13に基づいて説明する。
【0082】
(1)
金型ホルダ7を、ラム20の下端のクランプホルダ19と、下部テーブル21上のダイDとの間に位置決めするまでの(図13(C))の動作。
【0083】
この場合、ラム20の(図1)前後両面部の第1金型交換ユニット1と第2金型交換ユニット2を予め退避させておく。
【0084】
また、パンチP3の(図6)つまみ18を予め押し込んだ状態で、該パンチP3を、第3金型交換ユニット50の金型ホルダ7側の凹所31Aに挿入し、パンチP3側の係合突起12を、溝10と係合させたときに、つまみ18を元の突出した状態にすることにより、パンチP3を金型ホルダ7に装着しておく。
【0085】
この状態で、先ず、油圧シリンダ30を(図5)作動させ、締め板25を、圧縮コイルばね28の復元力に抗して、クランプボルト29と共にクランプホルダ19から離反させることにより、図13(A)に示すように、アンクランプ状態にする。
【0086】
次に、上下シリンダSL1を(図1、図2)作動してZ軸スライダ53を下降させ、該Z軸スライダ53にアーム55を介して取り付けられパンチP3を装着した金型ホルダ7を、図13(B)に示すように、下限位置まで下降させる。
【0087】
この状態で、今度は、前後シリンダSL2(図1、図2)を作動し、それに結合されているアーム55を前進させる。
【0088】
これにより、アーム55に取り付けられた金型ホルダ7も前進し、図13(C)に示すように、クランプホルダ19とダイDとの間に位置決めされる。
【0089】
(2) 金型ホルダ7をラム20に係合させるまで(図13(E))の動作。
【0090】
更に、図13(C)の状態から、再度上下シリンダSL1を(図1、図2)作動し、Z軸スライダ53を介して金型ホルダ7を上昇させれば、図13(D)に示すように、該金型ホルダ7は、クランプホルダ19内に進入して基準面47に沿って案内され、当接面48に当接したときに停止する。
【0091】
この状態で、再度油圧シリンダ30を(図5)作動させ、今度は、締め板25を、圧縮コイルばね28の復元力により、クランプボルト29と共にクランプホルダ19に接近させ、図13(E)に示すように、クランプ状態にする。
【0092】
その後、アーム55の前部の上下シリンダ56(図6)を作動させ、金型ホルダ7をアーム55から解放した後、前後シリンダSL2(図1、図2)を作動させてアーム55を後方へ退避させ、油圧シリンダ5を作動させてラム20を下降させれば、金型ホルダ7を介して装着されたパンチP3と、ダイDとの協働により、ワークWに所定の曲げ加工が施される。
【0093】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明によれば、金型交換装置において、交換すべき金型の種類を拡大し、刃間距離を広くとり、パスラインを一定にするという技術的効果を奏することとなった。
【0094】
また、金型ホルダをモジュラー金型ホルダにより、金型をモジュラー金型によりそれぞれ構成したことにより、金型長さの変更が容易になり、金型が金型ホルダに強固に固定されてガタつくことがないという効果もある。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体側面図である。
【図2】本発明を構成する第3金型交換ユニット50の全体斜視図である。
【図3】本発明を構成する第3金型交換ユニット50の全体裏面図である。
【図4】本発明を構成する第3金型交換ユニット50とラム20の関係を示す図である。
【図5】本発明を構成する第3金型交換ユニット50の金型ホルダ7とラム20との係合状態を示す図である。
【図6】本発明を構成する第3金型交換ユニット50の移動機構と金型ホルダ7との関係、及び該金型ホルダ7と金型P3との関係を示す図である。
【図7】本発明を構成する第1金型交換ユニット1を示す全体斜視図である。
【図8】本発明を構成する第1金型交換ユニット1の全体正面図である。
【図9】本発明を構成する第1金型交換ユニット1、第2金型交換ユニット2とラム20との関係を示す全体側面図である。
【図10】本発明を構成する第1金型交換ユニット1の金型ホルダ7とラム20との係合状態を示す図である。
【図11】本発明を構成する第1金型交換ユニット1の金型ホルダ7と金型P1の関係を示す図である。
【図12】本発明を構成する第1金型交換ユニット1の上下方向と前後方向の移動機構を示す図である。
【図13】本発明の動作説明図である。
【図14】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 第1金型交換ユニット
2 第2金型交換ユニット
3 ブラケット
4 連結部材
5 プレスブレーキの油圧シリンダ
6 吊り下げ部材
7 金型ホルダ

金型ホルダ7のクランプシリンダ

クランプシリンダのピストン
10、11

12
係合突起
13、28
圧縮コイルばね
14、33
貫通孔
15
支軸
16、17
ロッド
18
つまみ
19
ラム20のクランプホルダ
20
上部テーブル(ラム)
21
下部テーブル
22
側板
23、24
固定板
25
締め板
26
ダブルナット
27
突当
29
クランプボルト
30
クランプホルダ19の油圧シリンダ
31
下部テーブル21のクランプホルダ
31A 凹所
32

34、35
モータMのY軸ガイド
36
モータMの取付板
37、38
ベアリング板39のY軸ガイド
39
ベアリング板
40
ラック
41
ピニオン
42
Y軸スライダ
43
シリンダ
44
スライダ42のガイド孔
45、46、54
Y軸ガイド
47
基準面
48
当接面
49
ピニオン41の軸
50
第3金型交換ユニット
51、52
Z軸ガイド
53
Z軸スライダ53
55
アーム
55A
肩部
56
上下シリンダ
57
上下シリンダ56のピストンロッド
58

59
第3金型交換ユニット50を構成する金型ホルダ7の後方突起部

ダイ
DS
位置検出センサ
LS
リミットスイッチ
P1
第1金型交換ユニット1のパンチ
P2
第2金型交換ユニット2のパンチ
P3
第3金型交換ユニット50のパンチ

ワーク

Claims (2)

  1. ラムである上部テーブルが上下動する下降式プレスブレーキ又はラムである下部テーブルが上下動する上昇式プレスブレーキにおいて、
    ラムの前後両面部に、第1金型交換ユニットと第2金型交換ユニットを、該ラムの後方であって両側板間に、第3金型交換ユニットをそれぞれ上下方向と前後方向に移動自在に設け、上記各金型交換ユニットは、金型が固定された金型ホルダを有し、該金型ホルダを、ラムのクランプホルダに対して係合・離反可能としたことを特徴とする金型交換装置。
  2. 上記第3金型交換ユニットの金型ホルダが、アームに対して着脱自在に取り付けられ、該アームが、両側板の内側に、上下方向と前後方向に移動自在に取り付けられている請求項1記載の金型交換装置。
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