JP4089369B2 - 車載無線端末 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載無線端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、無線LANといった通信システムが研究、開発、または実用化されている。
【0003】
DSRCは、5.8GHz帯の周波数を用いて、走行中の車両と路上機との路車間通信を行う目的で開発されたものである。DSRCの用途で、現在、主流となっているのは、ETC(Electronic Toll Collection system)である。ETCは、有料道路の走行料金の支払いを無線通信によって行うための通信システムである。
【0004】
また、無線LANは、5.2GHz帯の周波数を用いて、ネットワークとパーソナルコンピュータとを高速伝送速度で無線接続することを目的としている。この無線LANの規格(ARIB−STD−T70、71)としては、5GHz〜6GHzのうち5.2GHz帯以外の周波数を用いることが規定されており(図4参照)、将来拡張され、DSRCと同様、5.8GHz帯の周波数を用いるようになる可能性がある。これに伴い、車載無線端末においても、DSRC以外に、5.8GHz帯の無線LANを用いることが検討されている(特願2002−215233号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば、車載無線端末において、DSRCと5.8GHz帯の無線LANとを切り換えて使用するようにした場合、例えば、車載無線端末によって無線LANの路上機に向け送信された送信信号が、ETCのカバーエリアに到達したとき、ETCおよび5.8GHz帯の無線LANの双方の電波が相互干渉を起こすことになる。これに伴い、車載無線端末およびETCの路上機の間の通信に不具合が生じ、有料道路の走行料金の支払いを無線通信によって行うことができなくなる。
【0006】
本発明は、上記点に鑑み、第1及び第2無線通信方式を切り換えて使用する車載無線端末において、電波の相互干渉による通信不具合を回避するようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、互いに干渉する電波を用いて無線通信するための少なくとも第1及び第2の無線通信方式を切り換えて使用する車載無線端末であって、第1の無線通信方式は、ETCの通信方式であり、道路地図データに設定されたETCの路上機の位置情報に基づきETCの路上機に車両が接近していることを示す接近情報を取得したか否かを判定する判定手段と、判定手段が接近情報を取得したことを判定したときには、第2の無線通信方式による送信信号を送信しないようにする手段と、を有し、ETCの使用チャネルは、DSRCに割り当てられたチャネルのうちの一部を用いるようになっており、判定手段が接近情報を取得したことを判定していないときには、DSRCによる通信を行うための処理に移行し、その処理において、DSRCに割り当てられたチャネルのうちETCのチャネルとして用いられるチャネルで受信された受信電波の強度が閾値より高いことを判定すると、ETCの路上機との通信を行わせるようにする手段を有することを特徴とする。
【0008】
これにより、第1及び第2無線通信方式での電波の相互干渉を起こさないようにすることができるため、電波の相互干渉による通信不具合を回避できる。
【0011】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施形態の車載無線端末の構成を示す。図1は、本発明の第1実施形態に係る車載無線端末10およびその周辺の装置の構成を示すブロック図である。この車載無線端末10は、使用する無線通信方式(通信システム)を切り替えることができる。無線通信方式とは、ここではDSRC、ETC、および5.8GHz帯の無線LANである。
【0013】
図2に、この車載無線端末10を含む路車間通信システムの概略図を示す。車載無線端末10を搭載した車両64は、有料道路60上を走行している。この有料道路60の出入口にはETCの路上機71a、72a、73a、74aが設置されており、このETC路上機はそれぞれがETCカバーエリア71、72、73、74を形成している。通信システムのカバーエリア(スポットエリア)とは、車載無線端末10がその通信システムにおいて当該路上機を介して通信ができる領域のことである。
【0014】
また、一般道61、62、63上には、5.8GHz無線LANの路上機75a、76a、およびDSRCの通信の路上機77a、78aが敷設されており、それぞれが5.8GHz無線LANカバーエリア75、76、DSRCカバーエリア77、78を形成している。
【0015】
この図2に示すように、それぞれの通信システムのカバーエリアは重複していない。すなわち、それぞれの通信システムのカバーエリアは離散的に配されている。したがって、車両64の車載無線端末10は、一方の場所においては最大一方の通信システムにおけるスポット通信が利用可能となる。
【0016】
DSRCは、数メートル程度の短い距離において無線通信を行うITS(高度道路交通システム)において利用される狭域通信システムである。この通信システムにおいては、周波数帯としては5.8GHz帯が、変調方式としてはASK、π/4QPSKが用いられる。またこの通信システムの規格においては、チャネル当たりの帯域幅は4.4MHzであり、伝送速度は1Mbpsまたは4Mbpsであり、上り/下り周波数の差が40MHzである。また、チャネルとしては、例えば、図4中のD1(5795MHz)〜D7(5775MHz)、U7(5815MHz)〜U1(5835MHz)を用いるものとする。
【0017】
車載無線端末10は、このDSRCによる通信によって、走行支援システムの利用、インターネット経由でのWeb閲覧、駐車場予約等を行う。走行支援システムとは、道路に敷設された路上機と車載無線端末との通信によって、リアルタイムに車両のドライバーの走行操作を支援するシステムである。走行支援システムの具体例としては、DSRCカバーエリア78がある急カーブ地点において、このカーブに侵入する車両の車載無線端末に対して、路上機がカーブの反対側での危険情報を前もって通知するサービスが考えられている。
【0018】
ETCは、有料道路の走行料金の支払いを無線通信によって行うための通信システムである。このETCはDSRCの一部としての通信システムであり、DSRCの規格において、変調方式としてASKのみを用いるようになっている。またETCの使用チャネルとしては、DSRCに割り当てられたチャネルのうち特定の一部(例えば、図4中、D1(5795MHz)、D2(5805MHz)、U1(5835MHz)、U2(5845MHz))を用いるようになっている。
【0019】
1.8GHz帯の無線LANは、ここではIEEE802.11aによる規定に基づき、ARIB−STD−T70、71に規定の5.2GHz帯の無線LANの規格を5.8GHz帯に拡張したものであるとする。この通信システムの規格においては、変調方式としてはBPSK−OFDM、16QAM−OFDM、および64QAM−OFDMが用いられ、伝送速度は6、9、12、18、24、36、48、および54Mbpsであり、また上り/下りとも同チャネルが用いられ、例えば、図4中の156ch(5780MHz)、160ch(5800MHz)、164ch(5820MHz)、168ch(5840MHz)を用いるものとする。
【0020】
車載無線端末10は、この5.8GHz無線LANによる通信によって、走行支援システムの利用、インターネット接続によるWebブラウジング等を行う。
【0021】
このように、これら3つの通信システムは、共に5.8GHz帯の周波数帯を利用するようになっている。従って、車載無線端末10が切り替えることのできる無線通信方式は、利用する周波数帯域が同じものである。
【0022】
この車載無線端末10は、アンテナ部としてアンテナ11、RFスイッチ12を有している。また車載無線端末10は、受信系としてRF帯BPF(バンドパスフィルタ)13、LNA(ローノイズアンプ)14、ミキサ15、分配器16、RSSI回路17、IFスイッチ18、DSRC用BPF19、無線LAN用BPF20、IFスイッチ21、AGCアンプ22、直交復調器23、およびA/D変換器24を有している。
【0023】
RFスイッチ12は、制御部43からの制御によって、アンテナ11がRF帯BPF13と接続されるか、あるいはRF帯BPF42と接続されるかを切り替える回路である。具体的には、RFスイッチ12は、無線受信時にはアンテナ11とRF帯BPF13とが接続され、無線送信時にはアンテナ11がRF帯BPF42と接続されるよう切り替えを行う。
【0024】
分配器16は、ミキサ15から入力された信号を分配してRSSI回路17およびIFスイッチ18に出力する回路である。RSSI回路17は、分配器16から入力された信号、すなわち受信信号の強度を数値化しその数値化データをデジタルデータとしてベースバンド処理部44に出力する回路である。
【0025】
DSRC用BPF19は、車載無線端末10の用いるIF周波数を中心とする4.4MHz幅の周波数帯域の信号のみを通過させるバンドパスフィルタである。この4.4MHzの帯域幅は、DSRCやETCの1チャネル当たりの帯域幅と同じである。また無線LAN用BPF20は、このIF周波数を中心とする18MHzの幅の周波数帯域の信号のみを通過させるバンドパスフィルタである。この18MHzの帯域幅は、5.8GHz無線LANの1チャネル当たりの帯域幅と同じである。
【0026】
IFスイッチ18およびIFスイッチ21は、制御部43からの制御によって、分配器16から出力された信号がDSRC用BPF19を介してAGCアンプ22に入力されるか、あるいは無線LAN用BPF20を介してAGCアンプ22に入力されるかを切り替える回路である。すなわちIFスイッチ18およびIFスイッチ21は、信号がDSRC用BPF19を介して受信されるか、無線LAN用BPF20を介して受信されるかを切り替える回路である。具体的には、IFスイッチ18およびIFスイッチ21は、車載無線端末10がDSRCまたはETCの通信を行うときには、信号がDSRC用BPF19を介して受信され、車載無線端末10が5.8GHz無線LANの通信を行うときには、信号が無線LAN用BPF20を介して受信されるよう切り替えを行う。
【0027】
AGCアンプ22は、IFスイッチ21から入力された信号のレベルを電力増幅して直交復調器23に出力する回路である。またこのAGCアンプ22は、ベースバンド処理部44からの制御によってその利得(増幅率)を変化させるようになっている。また直交復調器23は、AGCアンプ22から受信した信号を直交復調してI、Q信号としてA/D変換器24に出力する回路である。さらに A/D変換器24は、直交復調器23から受信したアナログ信号であるI、Q信号を、それぞれデジタルデータであるI、Qデータに変換してベースバンド処理部44に出力する回路である。
【0028】
また車載無線端末10は、送信系としてD/A変換器31、直交変調器32、AGCアンプ33、IFスイッチ34、DSRC用BPF35、無線LAN用BPF36、IFスイッチ37、ミキサ38、発振器用BPF39、RF帯BPF40、RFパワーアンプ41、およびRF帯BPF42を有している。
【0029】
D/A変換器31は、ベースバンド処理部44から入力されたデジタル信号であるI、Qデータをアナログ信号であるI、Q信号に変換して直交変調器32に出力する装置である。また AGCアンプ33は、直交変調器32から入力された信号のレベルを電力増幅してAGCアンプ33に出力する回路である。またこのAGCアンプ33は、ベースバンド処理部44からの制御によってその利得(増幅率)を変化させるようになっている。
【0030】
DSRC用BPF35は、車載無線端末10の用いるIF周波数を中心とする4.4MHz幅の周波数帯域の信号のみを通過させるバンドパスフィルタである。また無線LAN用BPF36は、このIF周波数を中心とする18MHzの幅の周波数帯域の信号のみを通過させるバンドパスフィルタである。
【0031】
IFスイッチ34およびIFスイッチ37は、制御部43からの制御によって、AGCアンプ33から出力された信号がDSRC用BPF35を介してミキサ38に入力されるか、あるいは無線LAN用BPF36を介してミキサ38に入力されるかを切り替える回路である。すなわちIFスイッチ34およびIFスイッチ37は、信号がDSRC用BPF35を介して送信されるか、無線LAN用BPF36を介して送信されるかを切り替える回路である。具体的には、IFスイッチ34およびIFスイッチ37は、車載無線端末10がDSRCまたはETCの通信を行うときには、信号はDSRC用BPF35を介して送信され、車載無線端末10が5.8GHz無線LANの通信を行うときには、無線LAN用BPF36を介して送信されるよう切り替えを行う。
【0032】
また車載無線端末10は、発振部として発振器用BPF25、局部発振器26、局部発振器27、分配機28、発振器用BPF29、局部発振器30、発振器用BPF39を有している。局部発振器26は、VCO回路またはPLL回路から成り、RF周波数帯の信号をIF周波数信号に変換するための周波数信号(正弦波)を出力する。この局部発振器26の出力は発振器用BPF25を介してミキサ15に出力される。また局部発振器26は、制御部43からの制御によって出力する正弦波の周波数を変化させるようになっている。
【0033】
局部発振器27は、VCO回路またはPLL回路から成り、IF周波数信号をRF周波数帯の信号に変換するための周波数信号を出力する。この局部発振器27の出力は発振器用BPF39を介してミキサ38に出力される。また局部発振器27は、制御部43からの制御によって出力する正弦波の周波数を変化させるようになっている。
【0034】
局部発振器30は、VCO回路またはPLL回路から成り、直交復調および直交変調のための周波数信号を出力する。この局部発振器30の出力は、発振器用BPF29、および分配機28を介して直交復調器23および直交変調器32に入力される。
【0035】
このような送信部、受信部、発振部の構成によって、無線信号の受信時には、アンテナ11が受信した無線電波は、電気信号としてRF帯BPF13で不要な周波数成分を除去され、LNA14で増幅され、ミキサ15でRF周波数帯からIF周波数帯にダウンコンバートされ、分配器16でRSSI回路17およびIFスイッチ18へと分岐され、DSRC用BPF19または無線LAN用BPF20で不要な周波数成分を除去され、AGCアンプ22で増幅され、直交復調器23で直交復調され、A/D変換器24でA/D変換され、ベースバンド処理部44にデジタルデータ(I、Qデータ)として出力される。
【0036】
また、無線信号の送信時にはベースバンド処理部44から出力されたデジタルデータ(I、Qデータ)が、D/A変換器31でアナログ信号に変換される。そしてこのアナログ信号は、直交変調器32で直交変調され、AGCアンプ33で増幅され、DSRC用BPF35または無線LAN用BPF36で不要な周波数成分を除去され、ミキサ38でIF周波数帯からRF周波数帯にアップコンバートされ、RF帯BPF40で不要な周波数成分を除去され、RFパワーアンプ41で増幅され、RF帯BPF42で不要な周波数成分を除去されて、アンテナ11で無線電波に変換されて送出される。
【0037】
また車載無線端末10は、デジタル処理部として制御部43およびベースバンド処理部44を有している。
【0038】
ベースバンド処理部44は、DSPを有し、A/D変換器24からI、Qデータを受信すると、これらのデータをASK、π/4シフトQPSK、BPSK−OFDM、QPSK−OFDM、16QAM−OFDM、64QAM−OFDM等の特定の復調方式に従ってデータ列に復調する。そしてベースバンド処理部44は、この復調したデータに対してDSRC、ETC、または5.8GHz無線LANに対応したデータ通信におけるMAC(Media Access Control)層の処理を行う。MAC層の処理とは、各通信システムに従った方法で通信データフォーマットし、送受信を行う処理である。ここでの送受信の方法としては、CSMA/CD方式、トークンパッシング方式等がある。そしてベースバンド処理部44は、このように処理されたデータを制御部43に出力する。
【0039】
なお、このベースバンド処理部44のMAC層の処理、および変調・復調の処理として、上述したもののうちどの特定の処理を行うかは、制御部43からベースバンド処理部44に入力される制御情報によって決まる。
【0040】
またベースバンド処理部44は、制御部43から無線送信のためのデータを受信すると、これらの送信データに対してDSRC、ETC、または5.8GHz無線LANのうち、制御部43からの制御情報によって決まる特定の1つに対応したMAC層の処理を行う。さらにベースバンド処理部44は、この処理されたデータをBPSK−OFDM、QPSK−OFDM、16QAM−OFDM、64QAM−OFDM等の、制御部43からの制御情報によって決まる特定の変調方式に従ってI、Qデータに直交符号化(変調)する。そしてこのI、QデータをD/A変換器31に出力する。
【0041】
またベースバンド処理部44は、RSSI回路17から入力された受信信号の強度のデータに基づいて、受信信号、送信信号を適切なものとするようAGCアンプ22およびAGCアンプ33の増幅のレベル(増幅度)を制御する。またこの受信信号の強度のデータを、制御部43に出力する。
【0042】
制御部43は、図示しないCPU、ROM、RAMを備えている。このCPUは、ROMに記録されたプログラムを読み出して実行することで作動し、その作動の必要に応じてRAMに対して情報の読み出し、書き込みを行う。ROMには、CPUの作動のプログラムに加え、後述する受信レベルの強度の閾値のデータ等が保存されている。またこのCPUは、その作動の必要に応じて局部発振器26、局部発振器27、RFスイッチ12、IFスイッチ18、IFスイッチ21、IFスイッチ34、IFスイッチ37を制御し、またベースバンド処理部44、表示装置45、車速センサ46、シフト検出器47、カーナビゲーション装置48(以下カーナビ48と記す)、および入力装置49と制御情報および情報のやりとりを行う。なお、以降は特に区別しない限り、このCPUの作動を制御部43の作動であるとする。
【0043】
カーナビ48は、車両の現在地を検出するための位置検出器と、地図ディスクから地図データを読み取る地図データ読み取り器とを有し、現在地と、地図データと、入力装置49により入力された目的地とに応じて、目的地に至る最適な経路を設定するとともに、この設定された経路に基づき、表示装置45の表示画像により経路案内する。
【0044】
ここで、位置検出器としては、地磁気センサ、ジャイロスコープ、距離センサ、およびGPS受信機などを用いることができる。また地図ディスクには、地図表示に用いられる道路地図データ、および経路案内に用いられる地図データなどが記憶されている。
【0045】
さらに、道路地図データには、ETCの路上機(或いは、カバーエリア)の位置情報(緯度、経度)が設定されている。そして、カーナビ48は、路上機の位置情報と、位置検出器の検出位置情報とを用いて、ETCの路上機から所定距離内に自車が位置するか否かを判定して、当該所定距離内に自車が位置するとの接近情報を出力する。
【0046】
以下、制御部43の作動について説明する。図3に、上記した作動のための制御部43の処理のフローチャートを示す。このフローチャート中、無線LAN処理、ETC処理、DSRC処理と記されたステップにおいては、上述した制御部43の無線通信時の処理がそれぞれの通信システムについて行われる。なお、この図3において、無線LANとは5.8GHz無線LANのことである。このフローチャートの処理は、車載無線端末10が起動するとともに始まり、車載無線端末10が停止するまで実行され続ける。
【0047】
以下、このフローチャートに基づいて車載無線端末10の作動を説明する。先ず、ETCの路上機から所定距離内に自車が位置することを示す接近情報をカーナビ48から取得すると、車両がETCの路上機に接近したとしてステップ100でYESと判定する。
【0048】
これに伴い、制御部43は、ETCのチャネルD1、D2の周波数帯の信号がミキサ15でIF周波数帯の信号にダウンコンバートされるように局部発振器26を制御する。したがって、局部発振器26が、チャネルD1、D2に対応する周波数信号を順次出力する。
【0049】
次に、RSS1回路17が、ミキサ15でIF周波数帯の信号にダウンコンバートされた信号を分配器16を通して受信すると、この受信された信号に基づき、チャネルD1、D2の個々の受信電波の強度を数値化して数値化データを順次、ベースバンド処理部44に出力する。
【0050】
次に、制御部43は、チャネルD1、D2の個々の数値化データをベースバンド処理部44を通して受信すると、ROMから受信レベルの強度の閾値を読み出し、数値化データがそれぞれこの閾値より高いか低いかを判定する(ステップ110)。この閾値は、電波の受信強度がETCの通信を行うに十分か否かを判定するための基準である。
【0051】
そして、例えば、チャネルD1にて数値化データが閾値より高いと判定した場合、制御部43は、IFスイッチ18、21、34、37を制御し(ステップ120)、チャネルD1の無線信号がDSRC用BPF19を介して受信され、また送信信号がチャネルU1にてDSRC用BPF35を介して送信されるようにする。
【0052】
またここで制御部43は、局部発振器26、27を制御し、チャネルD1の周波数帯の信号がミキサ15でIF周波数帯の信号にダウンコンバートされ、またチャネルU1のIF周波数帯の信号がミキサ38でこのチャネルの周波数帯の信号にアップコンバートされるようにする。すなわちETCのD1、U1チャネルでの送信・受信ができるように局部発振器の出力する周波数信号の周波数を変更する。
【0053】
そして、ステップ120において、上記チャネルD1、U1においてETCの路上機とのリンク(データ通信の接続)の確立を試み、この試みが成功するか否かを判定する。リンクが確立した場合、処理はステップ121へ進み、制御部43はETCによる通信処理を行う。そしてこの通信処理が終わると、処理はステップ110の受信強度の判定に戻る。
【0054】
また、ステップ120でリンクが確立しなかった場合、ステップ130へ進み、制御部43が、無線LANのチャネル156ch、160ch、164ch、168chの周波数帯の信号が順次、ミキサ15でIF周波数帯の信号にダウンコンバートされるように局部発振器26を制御する。したがって、局部発振器26が、チャネル156ch、160ch、164ch、168chに対応する周波数信号を順次出力する。
【0055】
次に、RSS1回路17が、ミキサ15でIF周波数帯の信号にダウンコンバートされた信号を分配器16を通して受信すると、この受信された信号に基づいて、チャネル156ch、160ch、164ch、168chの個々の受信電波の強度を数値化して数値化データを、順次、ベースバンド処理部44に出力する。
【0056】
次に、制御部43は、チャネル156ch、160ch、164ch、168chの個々の数値化データをベースバンド処理部44を通して受信すると、ROMから受信レベルの強度の閾値を読み出し、数値化データがそれぞれこの閾値より高いか低いかを判定する。この閾値は、電波の受信強度が無線LANの通信を行うに十分か否かを判定するための基準である。
【0057】
そして、例えば、チャネル156ch、164chの一方のチャネルの数値化データが閾値より高いと判定した場合、制御部43は、IFスイッチ18、21、34、37を制御し(ステップ150)、上記一方のチャネルの無線信号が無線LAN用BPF20を介して受信され、また上記一方のチャネルの送信信号がチャネルU1にて無線LAN用BPF36を介して送信されるようにする。
【0058】
またここで制御部43は、局部発振器26、27を制御し、上記一方のチャネルのの周波数帯の信号がミキサ15でIF周波数帯の信号にダウンコンバートされ、またチャネルU1のIF周波数帯の信号がミキサ38で上記一方のチャネルの周波数帯の信号にアップコンバートされるようにする。
【0059】
そして、ステップ150において、上記一方のチャネルにおいて無線LANの路上機とのリンク(データ通信の接続)の確立を試み、この試みが成功するか否かを判定する。リンクが確立した場合、処理はステップ151へ進み、制御部43は無線LANによる通信処理を行う。そしてこの通信処理が終わると、処理はステップ150の受信強度の判定に戻る。
【0060】
また、ステップ130において、チャネル160ch、168chの一方のチャネルの数値化データが閾値より高いと判定した場合、制御部43は、ステップ140にてNOと判定して、ステップ100に戻る。このため、無線LANによる通信処理を行わないようすることができる。
【0061】
また、ステップ100において、接近情報がカーナビ48から取得できないときには、制御部43が、DSRCのチャネルD1〜D7の周波数帯の信号が順次、ミキサ15でIF周波数帯の信号にダウンコンバートされるように局部発振器26を制御する。したがって、局部発振器26が、チャネルD1〜D7のに対応する周波数信号を順次出力する。
【0062】
次に、RSS1回路17が、ミキサ15でIF周波数帯の信号にダウンコンバートされた信号を分配器16を通して受信すると、この受信された信号に基づいて、チャネルD1〜D7の個々の受信電波の強度を数値化して数値化データを、順次、ベースバンド処理部44に出力する。
【0063】
次に、制御部43は、チャネルD1〜D7の個々の数値化データをベースバンド処理部44を通して受信すると、ROMから受信レベルの強度の閾値を読み出し、数値化データがそれぞれこの閾値より高いか低いかを判定する。この閾値は、電波の受信強度がDSRCの通信を行うに十分か否かを判定するための基準である。
【0064】
そして、例えば、D1、D2の一方のチャネルの数値化データが閾値より高いと判定した場合、ステップ120に進む。また、D3〜D7の1つのチャネルの数値化データが閾値より高いと判定した場合、制御部43は、IFスイッチ18、21、34、37を制御し、上記1つのチャネルの無線信号がDSRC用BPF19を介して受信され、また上記1つのチャネルの送信信号がチャネルU1にてDSRC用BPF35を介して送信されるようにする。
【0065】
またここで制御部43は、局部発振器26、27を制御し、上記一つのチャネルのの周波数帯の信号がミキサ15でIF周波数帯の信号にダウンコンバートされ、またIF周波数帯の信号がミキサ38で上記一方のチャネルの周波数帯の信号にアップコンバートされるようにする。
【0066】
そして、ステップ180において、上記一つのチャネルにおいてDSRCの路上機とのリンク(データ通信の接続)の確立を試み、この試みが成功するか否かを判定する。リンクが確立した場合、処理はステップ181へ進み、制御部43はDSRC無線による通信処理を行う。そしてこの通信処理が終わると、処理はステップ150の受信強度の判定に戻る。
【0067】
また、ステップ180でリンクが確立しなかった場合、ステップ190へ進み、制御部43が、ステップ110と同様に、無線LANのチャネル156ch、160ch、164ch、168chにおいて、数値化データと閾値との比較で、電波の受信強度が無線LANの通信を行うに十分か否かを判定する。
【0068】
そして、チャネル156ch、160ch、164ch、168chのうち1つのチャネルで、数値化データが閾値より高いと判定すると、ステップ200において、上記一方のチャネルにおいて無線LANの路上機とのリンクの確立を試み、この試みが成功するか否かを判定する。リンクが確立した場合、処理はステップ210へ進み、制御部43は無線LANによる通信処理を行う。そしてこの通信処理が終わると、処理はステップ190の受信強度の判定に戻る。
【0069】
以上説明したように本実施形態では、ETCの路上機に自車が近づいていることを示す接近情報をカーナビ48から取得すると、ETCの路上機との通信を行って、無線LANの通信を行わないようにする。すなわち、無線LANでの送信信号を送信しないようにする。したがって、ETCおよび無線LANの電波の相互干渉が起きないようにすることができるため、電波の相互干渉によるETCの通信不具合を回避できる。このことにより、DSRCと5.8GHz帯の無線LANとの両立を図ることができる。
【0070】
ここで、本実施形態では、ETCにおいてチャネルD1、D2、U1、U2を用い、無線LANにおいてチャネル156ch、160ch、164ch、168chを用いている。そして、無線LANのチャネル160chの周波数は、ETCのチャネルD1、D2の周波数に近寄っており、チャネル168chの周波数は、ETCのチャネルU1、U2の周波数に近寄っている。
【0071】
そこで、上述した接近情報をカーナビ48から取得したにも関わらず、ETCの路上機とのリンクを確立しなかったときに、無線LANのチャネル160ch、168chの一方で受信強度が通信を行うのに十分であることを判定した場合でも、当該一方のチャネルで無線LANの通信を行わないようする。このため、ETCおよび無線LANの電波の相互干渉を起こさないようにすることができるため、電波の相互干渉によるETCの通信不具合を回避できる。
【0072】
また、車載無線端末10において使用可能な通信システム(第1及び第2の無線通信方式)は、ETC、DSRC、5.8GHz無線LANに限る必要はない。例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System)が使用可能になっていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の車載無線端末の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の車載無線端末の構成を説明する為の図である。
【図3】図1の制御部の処理を示すフローチャートである。
【図4】無線LAN、DSRCのチャネルを示す図表である。
【符号の説明】
10…車載無線端末、11…アンテナ、12…RFスイッチ、
13…RF帯BPF、14…LNA、15…ミキサ、16…分配器、
17…RSSI回路、18、21、34、37…IFスイッチ、
19、35…DSRC用BPF、20、36…無線LAN用BPF、
22、33…AGCアンプ、23…直交復調器、24…A/D変換器、
25、29、39…発振器用BPF、26、27、30…局部発振器、
28…分配機、31…D/A変換器、32…直交変調器、38…ミキサ、
40、42…RF帯BPF、41…RFパワーアンプ、43…制御部、
44…ベースバンド処理部、45…表示装置、
48…カーナビ、49…入力装置。
Claims (1)
- 互いに干渉する電波を用いて無線通信するための少なくとも第1及び第2の無線通信方式を切り換えて使用する車載無線端末であって、
前記第1の無線通信方式は、ETCの通信方式であり、
道路地図データに設定されたETCの路上機の位置情報に基づき前記ETCの路上機に車両が接近していることを示す接近情報を取得したか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が前記接近情報を取得したことを判定したときには、前記第2の無線通信方式による送信信号を送信しないようにする手段と、を有し、
前記ETCの使用チャネルは、DSRCに割り当てられたチャネルのうちの一部を用いるようになっており、
前記判定手段が前記接近情報を取得したことを判定していないときには、前記DSRCによる通信を行うための処理に移行し、その処理において、前記DSRCに割り当てられたチャネルのうち前記ETCのチャネルとして用いられるチャネルで受信された受信電波の強度が閾値より高いことを判定すると、前記ETCの路上機との通信を行わせるようにする手段を有することを特徴とする車載無線端末。
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