JP4088833B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは画像データの記録紙への記録を管理することのできる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク接続された各ユーザの画像情報送信装置から、記録紙に記録すべき画像データを受信した場合や原稿のコピー実行命令を受けた場合に、その画像データを記録紙に記録すると共に、使用した記録紙の枚数をユーザ毎に計数してその積算枚数が予め設定された枚数に達した時に、そのユーザの記録紙の使用を禁止又は制限する画像形成装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この画像形成装置は、画像情報送信装置から画像データと共に受信したユーザ名やコピー実行命令の際に入力されたパスワードに基づいて使用した記録紙の枚数をユーザ毎に計数する。そして、使用した記録紙の積算枚数が、画像形成装置の管理者等により予め設定された枚数を越えた場合に、記録紙の使用を禁止するか、実行中のジョブを終えた時点で記録紙の使用を禁止するか、又は警告を報知して記録紙への記録を続行するかの処理を行う。従って、画像形成装置の管理者は各ユーザが使用した記録紙の枚数を容易に把握することができるので、ユーザ毎の記録紙の使用枚数を管理して、記録紙の使用枚数が多いユーザの記録紙の使用を制限して記録紙を節約することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−7956号公報(第5頁、第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像データの記録紙への記録を禁止した場合において、その画像データは保存されないため、種々の不都合が生じる場合がある。例えば、画像形成装置に記録すべき画像データを出力したユーザが、上記記録禁止機能があることを忘れて、元の画像データや原稿を処分等してしまうことも生じ得る。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、所定期間内に記録した記録紙の枚数が予め設定された枚数を越えた場合に、画像データの記録紙への記録を制限すると共に、その画像データを保存することができる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、画像データを記録紙に記録する記録手段と、使用された記録紙の枚数を計数して積算する積算手段と、計数期間及び記録許可枚数を登録する手段と、登録された計数期間内に使用された記録紙の積算枚数が登録された記録許可枚数を越えた場合に、前記画像データを前記記録手段の代わりに可搬型の画像表示媒体に出力する出力手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記計数期間の経過前に、前記積算手段により計数された記録紙の積算枚数が前記記録許可枚数を越えた場合には、前記計数期間内の記録紙の使用を制限し、前記計数期間の経過後に前記積算枚数を初期状態に戻すことを特徴としている。
【0009】
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記可搬型の画像表示媒体は電子ペーパーであることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置をコピー機能、ファクシミリ機能、ネットワークプリンタ機能、インターネットファクシミリ機能を有する複合機に適用した場合について図面に基づき説明する。図1に示すように、この画像形成装置1は、制御部(MPU)2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、画像メモリ5、コーデック6、原稿読取部7、時計部8、報知部9、操作部10、記録部11、外部出力用ポート12、モデム13、NCU(Network Control Unit)14、LAN I/F(Local Area Network Interface)15、及びライタ16を備えたものであって、各部1乃至15は、バス17によって通信可能に接続されている。
【0011】
制御部2は、所定のプログラムに従ってこの画像形成装置1を構成する各部を制御する。ROM3は、前記制御部2によりこの画像形成装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムを格納している。このROM3に格納されているプログラムは、具体的には計数期間内に使用された記録紙の枚数を計数して積算するための積算処理プログラムや、計数期間内に使用された記録紙の積算枚数が、予め管理者が登録した記録許可枚数を越えているか否かを判断するための判断処理プログラムや、画像データを記録紙の代わりに可搬型の画像表示媒体に出力するための出力処理プログラムである。ここで、可搬型の画像表示媒体とは、容易に持ち運ぶことが可能で、画像形成装置1の出力した画像データを保存すると共に該画像データを表示することが可能な媒体であり、本発明の実施の形態では電子ペーパー19である。なお、この可搬型の画像表示媒体は、電子ペーパー19に限定されるものではなく、例えばPDA(Personal Digital Assistant)等であってもよい。
【0012】
RAM4は、登録されたファクシミリ番号、メールアドレス等を予め記憶する記憶部として機能する。また、RAM4には図2に示すような記録管理テーブルTが設けられており、この画像形成装置1の管理者が予め登録する計数期間、記録許可枚数、パスワード、計数開始日時が格納されている。そして、ユーザによって記録紙が使用されると記録管理テーブルTに積算枚数が格納される。ここで、計数期間は、ユーザによって使用された記録紙の枚数を計数して積算する期間であり、この期間内に使用された記録紙の総枚数が、積算枚数として前記記録管理テーブルTに格納される。記録許可枚数は、この画像形成装置1の管理者が計数期間内に使用を許可する記録紙の枚数であり、制御部2は、計数期間内に積算枚数が記録許可枚数を越えたと判断した場合、記録紙の使用を制限して、ユーザの選択に基づいて画像データを可搬型の画像表示媒体に出力する制御を行う。パスワードは、記録紙の積算枚数が記録許可枚数を越えた場合に、記録紙の使用の制限を一時的に解除するためのものであり、ユーザは操作部10からの所定の操作と共にこのパスワードを入力したり、クライアントPC(Personal Computer)21から画像データと共にパスワードを送出することで制限を一時的に解除して画像データを記録紙に記録させることができる。
【0013】
計数開始日時は、使用された記録紙の計数を開始する日時であり、この計数開始日時から計数期間を経過すると、積算枚数は初期化されて、「ゼロ」に戻る。また、このRAM4には、使用された記録紙の積算枚数が記録許可枚数を越えた場合にその旨の警告を報知したり、その他の各種情報を報知するための表示用出力データが予め格納されている。
【0014】
画像メモリ5は、原稿読取部7で読み取られた原稿の画像データ、ファクシミリ受信した画像データ、クライアントPC21からLAN(Local Area Network)20を介して受信した画像データを一時的に格納する。
【0015】
コーデック6は、画像データを所定のプロトコルに対応して符号化(エンコード)・復号化(デコード)するものである。具体的には画像メモリ5に蓄積されている画像データをMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式等により符号化し、受信した画像データを復号化するものである。
【0016】
原稿読取部7は、自動原稿給送部(ADF:Automatic Document Feeder)及びフラットベッド読取部(FBS:Flat Bed Scanner)を備えており、CCD(Charge Coupled Device)により原稿の画像データの読み取りを行う。時計部8は、制御部2の要求に応じて現在時刻を送出する。
【0017】
報知部9は、画像形成装置1の動作状態や設定状態等の各種の情報をユーザに対して報知するための部分であって、ここでは、この画像形成装置1の状態に関する情報、各種操作指示入力画面、設定状態、各種警告等を表示可能な液晶表示装置9aと、点灯又は消灯により画像形成装置1の状態等を表示可能なLEDランプ9bと、所定の警告音等を発してユーザに対する報知を行うスピーカ9cとを具備している。
【0018】
操作部10は、ユーザが画像形成装置1を使用する際に、この画像形成装置1に対する動作指示や設定等の入力を行うための部分であって、図示しないが、スタートキーやテンキー等の各種操作キーを有して構成されている。また、操作部10は代替出力キーを有しており、この代替出力キーが押下されると画像データを可搬型の画像表示媒体に出力すべき指示が受け付けられ、スタートキーの押下等により出力開始命令があった場合、画像データは記録紙の代わりに可搬型の画像表示媒体、ここでは電子ペーパー19に出力される。なお、この画像形成装置1の管理者による計数期間、記録許可枚数、パスワード等の登録はこの操作部10から行われる。
【0019】
記録部11は、例えば電子写真方式のものからなり、原稿読取部7で読み取られた画像データ、ファクシミリ受信した画像データ、クライアントPC21から送信された画像データ等を記録紙に記録する。なお、この記録部11において画像データが記録された記録紙の枚数は、ユーザが使用した記録紙の枚数として計数されてRAM4の記録管理テーブルTに格納される。
【0020】
外部出力用ポート12は、電子ペーパー19に画像データを出力するためのライタ16を接続するポートである。ライタ16は、外部出力用ポート12に脱着可能で、画像データを電子ペーパー19に出力する際に外部出力用ポート12に接続するものであるが、画像形成装置1に予め内蔵されたものであってもよい。
【0021】
モデム13は、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCU14は、電話回線を制御して電話をかけたり切ったりするための回線網制御装置であり、PSTN(Public Switched Telephone Network)18に接続されている。
【0022】
LAN I/F15は、LAN20とのインターフェイスを備えており、この画像形成装置1と同じくLAN20に接続されたクライアントPC21、メールサーバ22、ルータ23との通信が可能になっている。
【0023】
複合機として上記構成を備えた画像形成装置1によれば、コピー機能によって原稿読取部7で読み取った画像データを記録紙に記録することができるほか、ファクシミリ機能によってPSTN18を通じて他のG3ファクシミリ装置(不図示)とファクシミリ送受信し、ネットワークプリンタ機能によってクライアントPC21から受信した画像データを記録紙に記録し、インターネットファクシミリ機能によってインターネット24を通じて他のインターネットファクシミリ装置等(不図示)と原稿の画像データが添付された電子メールを送受信することができるようになっている。
【0024】
また、画像形成装置1は、計数期間内にユーザによって使用された記録紙の積算枚数が画像形成装置1の管理者が予め登録した記録許可枚数を越えた場合や、操作部10の備える代替出力キーが押下されて所定の操作が行われた場合に、画像データを記録紙の代わりに電子ペーパー19に出力することが可能である。
【0025】
以下、上記の機能を備える画像形成装置1において、コピー機能、ファクシミリ受信機能、ネットワークプリンタ機能により読み込まれた画像データを記録紙に記録する際に行われる処理動作について図3及び図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0026】
制御部2は、ファクシミリ受信、コピー操作による画像読み取り処理、又はクライアントPC21から記録紙に記録すべき画像データの受信があると(S1)、その画像データを画像メモリ5に一時的に格納する(S2)。そして、記録管理テーブルTから記録紙の積算枚数及び記録許可枚数を読み出し(S3)、記録紙の積算枚数が記録許可枚数以下であるか否かを判断する(S4)。
【0027】
制御部2は、記録紙の積算枚数が記録許可枚数以下であると判断した場合(S4:YES)、画像メモリ5に格納されている画像データを記録紙に記録し(S5)、使用した記録紙の枚数を計数してS3で読み出した記録紙の積算枚数に積算して、新たな積算枚数として記録管理テーブルTに格納する(S6)。
【0028】
一方、制御部2は記録紙の積算枚数が記録許可枚数以下ではないと判断した場合(S4:NO)、記録紙の積算枚数が記録許可枚数を越えている旨の警告と共に制限を一時的に解除して記録紙に記録するか否かの選択を要求する情報を報知する(S7)。例えば、「記録許可枚数を越えています」、「制限を一時的に解除して記録紙に記録しますか?」等のメッセージを液晶表示装置9aに表示させ、LEDランプ9bを点灯させ、スピーカ9cから警告音を発する等してその旨を報知する。
【0029】
そして、S7の報知を行ってから一定時間内に、操作部10から記録紙の使用の制限を一時的に解除するための所定の操作及びパスワードの入力がなされた場合(S8:YES)、制御部2は記録紙の使用の制限を一時的に解除し、前記S5及び前記S6の処理動作を行う。この制限の一時的な解除は、記録紙の積算枚数が記録許可枚数を越えているにも関わらず、ユーザによって安易に記録紙が使用されることのないよう、前記所定の操作とパスワードの入力によって行われるが、単に操作部10に解除キー等を設け、これを押下して前記一時的な解除ができるようにしてもよい。
【0030】
一方、S7の報知を行ってから一定時間内に、操作部10から記録紙の使用の制限を一時的に解除するための所定の操作及びパスワードの入力がなされなかった場合(S8:NO)、画像データを可搬型の画像表示媒体に出力するか否かの選択を要求する情報を報知する(S9)。具体的には、「画像データを電子ペーパーに出力しますか?」等のメッセージを液晶表示装置9aに表示させる。そして、S9における報知を行ってから一定時間内に画像データを電子ペーパー19に出力する選択がなされなかった場合(S10:NO)、画像メモリ5に格納されている画像データを消去する(S11)。
【0031】
S9における報知を行ってから一定時間内に、画像データを電子ペーパー19に出力する選択がなされた場合(S10:YES)、制御部2は電子ペーパー19がライタ16によって外部出力用ポート12に通信可能に接続されているか否かを判断し(S13)、接続されていないと判断した場合には(S13:NO)、ライタ16と電子ペーパー19が正しく接続されていない旨の警告と接続を要求する旨の情報を報知する(S14)。具体的には、「電子ペーパーが正しく接続されていません」、「電子ペーパーとライタを正しく接続して下さい」等のメッセージを液晶表示装置9aに表示させる。そして、制御部2はライタ16及び電子ペーパー19が通信可能に接続されていると判断した場合(S13:YES)、例えば「スタートキーを押下して下さい」等の電子ペーパー19への画像データの出力を開始するための所定の操作を要求する情報を液晶表示装置9aに表示させ(S15)、電子ペーパー19への画像データの出力を開始するための所定の操作がなされると(S16:YES)、画像データを電子ペーパー19に出力する(S17)。
【0032】
以上説明したように、計数期間内に使用された記録紙の積算枚数が記録許可枚数を越えている場合、画像データの記録紙への記録は制限され、代わりに画像データを電子ペーパー19に出力するので、記録紙を節約すると共に画像データを保存することができる。また、画像データをPDAに出力する手段を更に備えて、ユーザの選択に基づいて画像データを電子ペーパー19又はPDAに出力できるようにしてもよい。
【0033】
なお、本実施形態では、S9の報知を行った後、S10において画像データを出力する選択がなされたと判断し、S16において所定の操作がなされたと判断した場合に、画像データを電子ペーパー19に出力しているが、S9の報知を行った後、電子ペーパー19への出力条件が満たされていれば、自動的に画像データを電子ペーパー19に出力するようにしてもよい。すなわち、電子ペーパー19が装着されたライタ16が、外部出力用ポート12に通信可能に接続されている場合、又はライタ16が内蔵された画像形成装置1であれば、ライタ16に電子ペーパー19が通信可能に接続されている場合に、ユーザによる操作が行われたか否かの判断等を行うことなく画像データを電子ペーパー19に出力する。また、S9の報知を行った後、ユーザの一度の操作で画像データを電子ペーパー19に出力するようにしてもよい。すなわち、S9の報知を行った後、スタートキーの押下等により画像データを出力するための指示がなされた場合に、直ちに画像データを電子ペーパー19に出力する。
【0034】
以下、前記S4の処理動作の変形例を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。前記S3において、制御部2は、記録管理テーブルTから記録紙の積算枚数及び記録許可枚数を読み出し(S3)、その記録紙の積算枚数に新たに受信した画像データの記録要求枚数を追加して、記録後の積算枚数を算出する(S51)。そして、記録後の積算枚数が記録許可枚数以下であるか否かを判断し(S52)、記録許可枚数以下であると判断した場合には(S52:YES)、前記S5の処理動作を行う。一方、記録許可枚数以下ではないと判断した場合には(S52:NO)、前記S7の処理動作を行う。
【0035】
すなわち、画像データのページ数やユーザによって指定された記録部数等から使用する記録紙の枚数を予め判断し、その枚数を積算枚数に積算して記録後の積算枚数を算出し、記録許可枚数以下であるか否かを判断する。これにより、前記S2において画像メモリ5に格納されている画像データを記録紙に記録すると、記録許可枚数を越えるという場合に、S7における報知を行うことができる。
【0036】
また、他の変形例として、画像データの記録処理中に記録許可枚数を越えた場合、そこで一旦記録処理を停止し、その旨の警告を報知すると共に、記録処理を続行するか否かの選択を要求する情報を報知して、引き続き画像データを記録するか否かをユーザが選択できるようにすることもできる。以下、画像データの記録処理中に記録許可枚数を越えた場合に行われる処理動作を図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0037】
制御部2は、前記S4で記録紙の積算枚数が記録許可枚数以下であると判断した場合、記録紙に記録すべき画像データの1ページの記録処理を行い(S54)、全ページの記録処理が完了したか否かを判断する(S55)。そして、全ページの記録処理が完了していないと判断した場合(S55:NO)、積算枚数に1ページを積算し(S56)、その新たな積算枚数が記録許可枚数を越えたか否かを判断する(S57)。記録許可枚数を越えていないと判断した場合は(S57:NO)、S54に戻り、次の1ページの記録処理を行う。そして、これらの処理動作を全てのページについて行い、記録許可枚数を越えることなく記録処理が完了した場合(S55:YES)、前記S6の処理動作を行う。
【0038】
一方、記録処理中に使用した記録紙の積算枚数が記録許可枚数を越えた場合(S57:YES)、画像データの記録紙への記録処理を一旦停止し(S58)、記録許可枚数を越えた旨の警告及び記録紙への記録を続行するか否かの選択を要求する情報を報知する(S59)。具体的には、「記録許可枚数を越えました」、「プリントを続行しますか?」等のメッセージを液晶表示装置9aに表示させ、LEDランプ9bを点灯させ、スピーカ9cから警告音を発する等してその旨を報知する。そして、記録紙への記録を続行する選択がなされなかった場合(S60:NO)、記録処理を中止する(S61)。一方、記録紙への記録を続行する選択がなされた場合には(S60:YES)、残りのページを記録紙に記録し(S62)、前記S6の処理動作を行う。
【0039】
以上説明した画像形成装置1において計数された使用済記録紙の積算枚数は、画像形成装置1で使用された記録紙の総枚数であるが、例えばコピー機能、ファクシミリ受信機能、ネットワークプリンタ機能等の各機能ごとに記録許可枚数を予め登録できるようにし、各機能について個別に使用済記録紙の枚数を積算して記録紙の使用を管理するようにしてもよい。また、記録紙の使用を管理するか否かを、各機能ごとに設定できるようにしてもよい。例えば、コピー機能については記録紙の使用を管理し、他の機能については記録紙の使用を管理しないという設定がなされている場合、コピー機能により使用された記録紙の枚数のみを積算し、その積算枚数が予め登録されたコピー機能の記録許可枚数を越えたか否かを判断してコピー機能による記録紙の使用を管理する。したがって、必要な機能についてのみ記録紙の使用を管理することができる。また、図7に示すようなユーザ毎の記録紙の使用を管理する記録管理テーブルTを設け、ユーザID(Identification)からユーザを識別できるようにして、画像形成装置1で使用された記録紙の総枚数ではなく、ユーザ毎の記録紙の使用枚数を管理するようにしてもよい。
【0040】
計数期間内に計数され積算された記録紙の積算枚数は、計数期間経過後に初期化される。以下、使用された記録紙の計数を開始してからその積算枚数を初期化するまでの処理動作を図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0041】
制御部2は、記録管理テーブルTを参照すると共に時計部8から現在日時を取得して、計数開始日時から計数期間を経過しているか否かを判断する(S19)。そして、計数開始日時から計数期間を経過したと判断した場合は(S19:YES)、時計部8から取得した現在日時を計数開始日時として記録管理テーブルTの「計数開始日時」欄に格納する(S20)。そして、記録紙の積算枚数を初期化する(S21)。すなわち、当該レコードの「積算枚数」を「ゼロ」に戻す。
【0042】
なお、ここでは計数開始日時から計数期間を経過したときに積算枚数を初期化しているが、計数期間内に使用された記録紙の積算枚数が記録許可枚数を越えたと判断した時から所定期間を経過した後に、積算枚数を初期化するようにしてもよい。
【0043】
また、前記S19乃至S21の処理動作は、画像形成装置1の記録紙の使用を管理する場合のものであるが、図7に示したように各ユーザ毎の記録紙の使用を管理する場合には、前記S19において全てのユーザIDに対して計数開始日時から計数期間を経過したか否かを判断する。
【0044】
以上、記録紙に記録すべき画像データを受信した際に行われる処理動作について説明したが、ユーザによって操作部10の備える代替出力キーが押下された場合は、使用した記録紙の積算枚数が記録許可枚数以下であるか否かに関わらず、画像データを記録紙の代わりに電子ペーパー19に出力することができる。以下、操作部10の備える代替出力キーが押下されて画像データを電子ペーパー19に出力するための処理動作について、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0045】
制御部2は、操作部10の備える代替出力キーが押下されたと判断すると(S23:YES)、電子ペーパー19がライタ16によって外部出力用ポート12に通信可能に接続されているか否かを判断し(S24)、接続されていないと判断した場合には(S24:NO)、S14の処理動作と同様にライタ16と電子ペーパー19が正しく接続されていない旨の警告と接続を要求する旨の情報を報知する(S25)。そして、制御部2はライタ16と電子ペーパー19が正しく接続されていると判断した場合(S24:YES)、例えば「スタートキーを押下して下さい」等のメッセージを液晶表示装置9aに表示させて電子ペーパー19への画像データの出力を開始するための所定の操作を要求する情報を報知し(S26)、電子ペーパー19への画像データの出力を開始するための所定の操作がなされると(S27:YES)、原稿読取部7に載置された原稿の画像を読み取り(S28)、その画像データを電子ペーパー19に出力する(S29)。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、計数期間内に使用された記録紙の積算枚数が記録許可枚数を越えた場合、画像データの記録紙への記録を制限して可搬型の画像表示媒体に画像データを出力することができる。したがって、ユーザによって無駄に記録紙が使用されるのを防止して記録紙を節約すると共に、画像データを可搬型の画像表示媒体に出力して保存することができる。
【0047】
請求項2記載の画像形成装置によれば、計数期間内に使用された記録紙の積算枚数が記録許可枚数を越えた場合、記録紙の使用を制限することができる。また、記録紙の積算枚数は計数期間を経過すると初期状態に戻されるので、計数期間内に使用した記録紙の積算枚数が記録許可枚数を越えていた場合であっても、計数期間を経過した後は通常通り記録紙を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示したブロック図である。
【図2】画像形成装置において使用された記録紙の積算枚数等を格納する記録管理テーブルを示した図である。
【図3】画像形成装置において、記録紙に記録すべき画像データを受信した際に行われる処理動作を示したフローチャートである。
【図4】画像形成装置において、記録紙に記録すべき画像データを受信した際に行われる処理動作を示したフローチャートである。
【図5】記録許可枚数を越えたか否かの判断処理の変形例における処理動作を示したフローチャートである。
【図6】記録許可枚数を越えたか否かの判断処理の変形例における処理動作を示したフローチャートである。
【図7】使用された記録紙の積算枚数等をユーザ毎に管理するための記録管理テーブルを示した図である。
【図8】計数期間経過後に、記録紙の積算枚数を初期化する処理動作を示したフローチャートである。
【図9】画像形成装置において、代替出力キーが押下された場合に行われる処理動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 制御部
3 ROM
4 RAM
8 時計部
9 報知部
10 操作部
11 記録部
12 外部出力用ポート
16 ライタ
19 電子ペーパー
T 記録管理テーブル

Claims (3)

  1. 画像データを記録紙に記録する記録手段と、使用された記録紙の枚数を計数して積算する積算手段と、計数期間及び記録許可枚数を登録する手段と、登録された計数期間内に使用された記録紙の積算枚数が登録された記録許可枚数を越えた場合に、前記画像データを前記記録手段の代わりに可搬型の画像表示媒体に出力する出力手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記計数期間の経過前に、前記積算手段により計数された記録紙の積算枚数が前記記録許可枚数を越えた場合には、前記計数期間内の記録紙の使用を制限し、前記計数期間の経過後に前記積算枚数を初期状態に戻すことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記可搬型の画像表示媒体は電子ペーパーであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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