JP4086557B2 - 磁気を用いた流体処理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気を用いた流体処理装置に関する。詳しくはエンジン液体燃料や水、気体を磁気によって改善する流体処理器に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気による流体処理の研究によって、水を使用する熱交換器や受水槽などの設備機器やこれらの配管内壁に水垢や赤錆等が付着するのを防止する効果があることが知られている。
【0003】
また、自動車などのエンジン燃料の燃焼効率を向上させて一酸化炭素や窒素酸化物の排出を低減するとともに、配管内壁にカーボンやススが付着するのを防止し、燃焼用空気中の酸素を活性化して燃焼効率を向上させて機能を有することが知られている。
更に、燃焼用空気中の酸素を活性化して燃焼効率を向上させて一酸化炭素や窒素酸化物の排出を低減するなどの機能を有することが知られている。
【0004】
この磁気を用いた流体処理装置としては、管の内側、あるいは外側に一対の永久磁石を対向した状態で装着し、この永久磁石によって管内に磁界を形成し、この磁界を一定速度以上で流体が横切るときにイオン電流が発生する。
【0005】
そこでこのイオン電流によって水の場合では、水中に溶解している水垢物質などの結晶状態を変化させて、配管内壁への付着を防止する効果が得られ、又エンジン燃料の場合では、炭化水素の分子を変化させて酸素との結合を容易し、燃焼効率を向上させる効果が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら管内に永久磁石を設ける構造では、湿気により錆びやすくなり、また管を永久磁石が取り付けられる構造に変更しなければならず、その対策に手間、時間を要する問題がある。
【0007】
また、管の外部に永久磁石を設ける構造では、特に車両では常に外気に晒されることから湿気や温度の変化などによって劣化することが多く、更に磁力線の強い磁界を形成するために、磁力の大きい永久磁石を取り付けた場合には、磁力線によって近傍にある電子機器に誤差を生じさせたり、近傍の金属部材を磁性化するなどの問題が生じる。
【0008】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、磁石を木製の遮蔽ボックスによって収納することにより、劣化や外部への磁力線の洩れを防ぐことを可能とする磁気を用いた流体処理器を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る磁気を用いた流体処理器は、管の外周面に一対の永久磁石を対向して設ける流体処理器において、管の外周面に沿って管を挟む如き状態で設けられる一対の第一の永久磁石と、該第一の永久磁石に磁着される木製の遮蔽用収納体に収納された第二の永久磁石とを備える。
【0010】
ここで、管の外周面に沿って管を挟む如き状態で設けられる一対の第一の永久磁石とは、管の外周面に沿って管を被包するように湾曲板形状に形成される一対の永久磁石であり、この一対のS極およびN極の永久磁石によって管に対して対向した状態で装着することが可能となる。
【0011】
そして、第一の永久磁石に磁着される木製の遮蔽用収納体に収納された第二の永久磁石とは、木製の遮蔽用収納体に第一の永久磁石とが互いに引き合う第二の永久磁石を収納することで、第一の永久磁石が有する磁界に、第二の永久磁石の磁界が加わることとなり、第一の永久磁石からは増幅された磁力線の強い磁界を形成することが可能となる。
【0012】
また、第二の永久磁石は木製の遮蔽用収納体によって収納されることにより、木製の持つ特性によって、温度および湿度の変化が激しい状況であっても結露の発生を防ぎ、乾燥した状態を維持することにより錆びなどによる磁石の劣化を防ぐと共に、外部への磁力線の洩れを極力押さえて電子機器類に影響を及ばさないこととなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1に、本発明を適用した磁気を用いた流体処理器の一例を説明するための正面図、図2に図1における側面図、図3に図1における平面図を示す。
【0014】
ここで、流体処理器1は、一対の湾曲板形状の第一の永久磁石2と、桐材より形成される一対の遮蔽用収納体3と、この遮蔽用収納体3内の空間部4に収納される球体状とした一対の第二の永久磁石5とから構成されている。
【0015】
そこで、第一の永久磁石は、エンジン燃料が流れる非電導性材質の管を挟む如き状態で対向して設けられる湾曲板形状の永久磁石である。この永久磁石は、希土類金属のネオジム(Nd)、ホウ素(B)、鉄(Fe)を主成分とするNd−Fe−B系磁石である。
【0016】
また、第二の永久磁石は球体形状としたNd−Fe−B系磁石であり、遮蔽用収納体内の円筒状に形成される空間部内において自在に回転できる大きさとすることにより、第一の永久磁石の磁極に対して吸磁する磁極へ回転する構成とするものである。
【0017】
更に、遮蔽用収納体は、その一端が第一の永久磁石に密接するように湾曲形状に形成されており、一端中央付近に第二の永久磁石である球体状磁石が自転できる広さを有する円筒状の空間部が形成された構成とされるものである。
【0018】
ここで遮蔽用収納体は桐材によって形成するものであり、この桐材は多孔質であるために、保温効果が大きく、軽いという利点がある。更に空気中の湿度が上昇すると湿気を吸収して膨張し、反対に乾燥すると桐自体が収縮して吸収した空気を放出することにより、遮蔽用収納体内の空間部は、常に一定の湿度および温度に保持されることとなり、第二の永久磁石の劣化を防ぐと共に、第一の永久磁石の劣化をも防ぐこととなる。
【0019】
また、第二の永久磁石の周囲に厚みを持たせるように形成することによって、第二の永久磁石および第一の永久磁石による外部への磁界による影響力をできるだけ小さく押さえることが可能となる。
【0020】
なお、遮蔽用収納体は桐材によって形成するのが最も望ましいものであるが、同様な効果を有するものであれば、いかなる木材であっても良い。
【0021】
更に第一の永久磁石および第二の永久磁石はNd−Fe−B系磁石により形成される必要性は無く、磁力が強く、かつ軽量、劣化し難いものであれば、いかなるものであっても良い。
【0022】
また、遮蔽用収納体内に形成される空間部は、必ずしも円筒状に形成される必要性は無く、球体形状の第二の永久磁石が自転できる形状の広さであればいかなる形状の空間部であっても良いが、製作性や効率性を考慮した場合に、円筒形状に空間部を形成するのが最も好ましい。
【0023】
次に図4に示すのは本発明を適用した他の実施例を示す説明図であり、遮蔽用収納体3が一体的の形成され、その中央に管Aを挿通する楕円形状の貫通穴6が設けられ、この貫通穴6の上下面に湾曲板状の第一の永久磁石2がそれぞれ装着される。
そして、遮蔽用収納体3内には球体状の第二の永久磁石5が自転できる広さを有する円筒状の空間部4が形成された構成とされるものである。
【0024】
以上の構成より成る本発明では、図5に示すように、水やエンジン燃料などの流体が流れる非電導性材質よりなる管Aを、まず分割した一対の第一の永久磁石5によって挟むように管Aに装着する。
【0025】
ここで、一対の第一の永久磁石のN極およびS極の磁極によって互いの両端同志が磁着した状態となる。そしてそれぞれの第一の永久磁石5に対して、遮蔽用収納体3の一端を接近させることにより、遮蔽用収納体3内の空間部4に収納される球体状とした第二の永久磁石5が第一の永久磁石5の磁極と対応する磁極に反転して磁着する。
【0026】
そこで図6に示すように、遮蔽用収納体3内には球体状の第二の永久磁石5の磁力は、第一の永久磁石2へ作用し、第二の永久磁石5の磁界が第一の永久磁石2へ加算された状態となる。
【0027】
ここで、第一の永久磁石2は、第二の永久磁石5によって磁界を増幅された状態で管A内の流れに対して直角状に磁力線Bが発せられることとなる。
この磁力線Bを横切る流体の流速の変化によって電気エネルギーが発生し、この電気エネルギーは磁力が強いほど、又流速が速いほど変化が大きくなる。
【0028】
従って磁力線Bを流体Cが横切ることによって、電子励起作用が起こりエネルギーが発生するものであり、このエネルギーによって例えば、流体が水である場合には、水中に溶解している水垢物質等の結晶状態を変化させて、配管内壁の水垢等の付着を防止するなどの効果を得ることができ、また、流体がエンジン燃料である場合には、炭化水素の分子を変化させて酸素との結合を容易にし、燃焼効率を向上させることで、燃費を改善する効果を得ることができる。
また、流体が燃焼用空気である場合には、酸素を活性化して燃焼効率を向上させて一酸化炭素や窒素酸化物の排出を低減する効果を得ることができる。
【0029】
更に、第一の永久磁石2および第二の永久磁石5が桐材より形成される遮蔽用収納体3によって遮蔽されることにより、外部へ磁力線が漏れるのを最小限に押さえることが可能となる。
【0030】
また、車両のエンジンルームでは、湿気や温度変化の非常に大きい環境条件であるが、桐材によって中空部内が常に一定の湿度および温度に保持されることで、第二の永久磁石の劣化を防ぎ、磁界の強度が低下することなく、安定した流体の処理を持続させることが可能となる。
更に、桐材は他の木材に比べて着火点が高いため、高温状態となるエンジンルームであっても自然発火による火災の発生を防ぐことが可能となる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べて来た如く本発明によれば、第一の永久磁石に対して球体状の第二の永久磁石が第一の永久磁石の磁極に応じて自転することにより、管への磁着が容易に行えることとなる。
【0032】
又、第一の永久磁石と第二の永久磁石との磁界との合算によりより強力な磁界を得ることができ、エンジンエネルギーや水の処理が効率良く行えると共に、桐材により永久磁石を遮蔽することによって、磁石の劣化および外部への磁力線の漏れを防止することで、電子機器の誤作動を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用した磁気を用いた流体処理器の一例を示す断面正面図である。
【図2】図1における断面側面図である。
【図3】図1における断面平面図である。
【図4】本発明の適用した磁気を用いた流体処理器の他の例を示す斜視図である。
【図5】本発明の適用した磁気を用いた流体処理器の使用状態を示す斜視図である。
【図6】図5における作用説明図である。
【符号の説明】
1 流体処理器
2 第一の永久磁石
3 遮蔽用収納体
4 空間部
5 第二の永久磁石
Claims (2)
- 管の外周面に一対の永久磁石を対向して設ける流体処理器において、
管の外周面に沿って管を挟む如き状態で設けられ湾曲形状の一対の第一の永久磁石と、
該第一の永久磁石に磁着される木製の遮蔽用収納体内に形成される空間部内に自転自在な状態で収納される球体形状の第二の永久磁石を備える
ことを特徴とする磁気を用いた流体処理器。 - 前記遮蔽用収納体が桐材で形成された
ことを特徴とする請求項1記載の磁気を用いた流体処理器。
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