JP4086175B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被クリーニング体に付着したトナーを除去するクリーニング装置を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される画像形成装置には、被クリーニング体に付着したトナーを除去するクリーニング装置が設けられている。例えば、現像装置によって像担持体上にトナー像を形成し、そのトナー像を転写材に転写した後の像担持体表面に付着する転写残トナーを除去するクリーニング装置がその一例である。この場合には、像担持体が被クリーニング体を構成する。
【0003】
一方、この種の画像形成装置の本体内には、大量の熱を発生する装置、例えば定着装置が設けられている。このため、画像形成装置本体内の温度が上昇し、これに伴ってクリーニング装置内の温度も上昇する。特に熱を発生する装置がクリーニング装置に近接して設けられていると、クリーニング装置の内部の温度上昇が著しくなる。このようにクリーニング装置内の温度が過度に上昇すると、その内部のトナーが融着し、例えばクリーニング装置のケーシング内のトナーを排出するトナー排出装置の正常な作動を阻害するなどしてクリーニング装置の機能が害されるおそれがある。
【0004】
上記不具合を除去するため、クリーニング装置のケーシング外壁に対し、その外部からファンによって空気を吹き当て、当該クリーニング装置を冷却したり、熱を発生する装置と、クリーニング装置との間に断熱板を設け、クリーニング装置内部の温度上昇を抑えるなどの対策がとられているが、かかる対策だけで、クリーニング装置内部の温度上昇を効果的に抑えることはできず、上述の不具合の発生を確実に阻止することは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであり、その目的とするところは、クリーニング装置内部の温度上昇を従来よりも効果的に抑えることの可能な画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、ケーシングと、該ケーシングの内部に設けられていて、被クリーニング体の表面に当接するブラシローラと、前記被クリーニング体表面の移動方向に関して、前記ブラシローラよりも下流側に位置し、かつ前記ケーシングと被クリーニング体との間の隙間を塞いだ状態で、該被クリーニング体の表面に当接するクリーニングブレードとを有し、該クリーニングブレードと前記ブラシローラとによって、被クリーニング体に付着したトナーを除去するクリーニング装置を具備する画像形成装置において、前記クリーニング装置のケーシングに形成された排気用の開口部に配置された通気性のフィルターと、前記ケーシングの内部を吸引して、前記ケーシングと被クリーニング体との間の隙間から該ケーシング内に流入した空気を前記フィルタを通して画像形成装置本体外に排出させる排気ファンとを設けたことを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0008】
また、上記請求項1に記載の画像形成装置において、前記クリーニング装置のクリーニングブレードに、冷気を供給する冷却手段を有し、該クリーニングブレードを冷却した後の空気を前記排気手段によって画像形成装置本体外に排出するように構成すると有利である(請求項2)。
【0009】
さらに、上記請求項2に記載の画像形成装置において、前記冷却手段は、画像形成装置本体外の空気を吸引する吸引ファンと、該空気を前記クリーニングブレードに導く吸気ダクトとを有していると有利である(請求項3)。
【0010】
また、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記クリーニング装置のケーシングの少なくとも一部が、互いに間隔をあけて配置された複数の壁により構成され、該壁の間の空気を前記排気ファンにより画像形成装置本体外に排出するように構成すると有利である(請求項4)。
【0011】
さらに、上記請求項4に記載の画像形成装置において、転写材に形成されたトナー像を少なくとも熱によって定着する定着装置を有し、該定着装置に対向したクリーニング装置のケーシング部分が前記複数の壁により構成されていると有利である(請求項5)。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0013】
図1は電子写真方式の画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図であり、ここに示した画像形成装置は電子複写機として構成されている。その画像形成装置本体1の内部には、原稿画像を読み取る画像読み取り部2と、転写材に画像を形成する作像部3と、その作像部3に転写材を供給する給紙部4とが設けられている。
【0014】
画像読み取り部2は、画像形成装置本体上部に固定されたコンタクトガラス5上に載置された原稿6を照明する光源7と、第1乃至第3ミラー8,9,10と、画像読み取り手段11とを有し、画像読み取り手段11は原稿6からの反射光像を読み取るための例えばCCDより成るイメージセンサと、結像レンズとを具備する。イメージセンサと結像レンズの図示は省略してある。
【0015】
画像形成動作が開始されると、光源7及び第1ミラー8と、第2及び第3のミラー9,10とがそれぞれ図1の右方へ移動し、光源7からの光によってコンタクトガラス5上の原稿6が照明される。原稿6からの反射光像は第1乃至第3ミラー8,9,10で反射し、画像読み取り手段11の結像レンズを通ってイメージセンサに至り、原稿6からの反射光像が読み取られる。
【0016】
作像部3は、像担持体の一例であるドラム状の感光体12と、その周辺に配設された帯電装置13、現像装置14、転写装置15、感光体用のクリーニング装置16、及び除電ランプ17を有しているほか、露光装置18、レジストローラ対19及び定着装置20などを具備する。ここに例示した転写装置15は、複数のローラ21,22に巻き掛けられて矢印A方向に駆動される無端状の転写ベルト23と、その転写ベルト23の裏面側に配置された転写ローラ24と、転写ベルト用のクリーニング装置25とを有している。
【0017】
画像形成動作の開始に伴って、感光体12は矢印B方向に回転駆動され、このとき帯電装置13によって感光体表面が例えば−900Vに帯電される。露光装置18からは、画像読み取り手段11で読み取られた画像信号に対応して光変調されたレーザ光Lが出射し、そのレーザ光Lが帯電された感光体表面を露光して光書き込みが行われる。これにより、感光体表面に静電潜像が形成され、この静電潜像は、現像装置14を通るとき、粉体状の現像剤Dによってトナー像として可視像化される。
【0018】
一方、給紙部4は、例えば転写紙より成る各種サイズの転写材Pをそれぞれ収容した複数の給紙カセット26,27,28と、各給紙カセット内の最上位の転写材Pを1枚ずつ送り出す給紙ローラ29,30,31とを有しており、選択された給紙カセット内の転写材が給紙ローラの回転により送り出される。
【0019】
送り出された転写材Pは、レジストローラ対19の回転によって、所定のタイミングで感光体12とこれに当接した転写ベルト23との間のニップ部に送り込まれる。このとき転写ローラ24には転写電圧が印加され、これによって感光体上のトナー像が転写材上に転写される。次いで、この転写材は転写ベルト23によって定着装置20へ搬送され、転写材がこの定着装置20を通るとき、少なくとも熱の作用で、転写材上に転写されたトナー像がその転写材上に定着される。トナー像定着後の転写材は、排紙ローラ対32を介して排紙トレイ33上に排出される。
【0020】
一方、トナー像転写後に感光体上に付着している転写残トナーは、感光体用のクリーニング装置16によって除去される。クリーニング装置16により表面を清掃された感光体表面には、除電ランプ17からの光が照射され、その表面の電位が初期化される。
【0021】
また転写ベルト23上に付着したトナーは、転写ベルト用のクリーニング装置25により、そのベルト23から除去される。このクリーニング装置25は、クリーニング部材の一例であるクリーニングローラ34を有し、このローラ34は、ケーシング35に回転自在に支持され、転写ベルト23に付着したトナーを静電的に吸引して転写ベルト23の表面を清掃する。クリーニングブレードなどから成るクリーニング部材を用いることもできる。
【0022】
図1に例示した定着装置20は、内部のヒータ36により加熱される定着ローラ37と、その定着ローラ37に圧接した加圧ローラ38とを有し、これらのローラ37,38はそれぞれ矢印C方向に回転し、その間を転写材が通過するとき、その転写材に転写されたトナー像に熱と圧力が加えられ、該トナー像が転写材上に定着される。
【0023】
さらに、露光装置18は、レーザ光源39と、ここから出射するレーザ光を反射する回転多面鏡40と、走査結像用のf−θレンズ41と、ミラー42,43,44などを有し、ミラー44で反射したレーザ光Lが、帯電された感光体表面を露光することにより、前述のように感光体上に静電潜像が形成される。
【0024】
なお、図示した画像形成装置においては、図2に示すように、感光体12と、そのクリーニング装置16と、帯電チャージャより成る帯電装置13と、除電ランプ17などが支持体に一体的に組み付けられた感光体ユニット45として構成されている。
【0025】
ここで、感光体用のクリーニング装置16は、図2に示すように、ケーシング46と、そのケーシング46に支持されたクリーニングブレード47と、同じくこのケーシング46に回転自在に支持されて回転駆動されるブラシローラ48と、ケーシング46内に配置されたトナー排出装置の一例である回収コイル49とを有している。クリーニングブレード47とブラシローラ48は、感光体12の表面に当接して、その表面に付着した転写残トナーを掻き取り除去するクリーニング部材を構成する。ブラシローラ48は、ケーシング46の内部に設けられ、クリーニングブレード47は、感光体12の表面の移動方向に関して、ブラシローラ48よりも下流側に位置し、かつケーシング46と感光体12との間の隙間を塞いだ状態で感光体12の表面に当接している。
【0026】
クリーニングブレード47とブラシローラ48によって感光体表面から除去された転写残トナーは、ケーシング46の底部に設けられて回転駆動される回収コイル49によってケーシング外に排出される。ケーシング46外に排出されたトナーは、図示していない廃トナー容器に収容されるか、又は同じく図示していないトナー搬送装置によって図1に示した現像装置14に搬送され、ここで静電潜像の可視像化のために再利用される。
【0027】
上述のように、感光体12に付着したトナーはクリーニング装置16により除去され、従ってこの例では、感光体12がクリーニング装置16により清掃される被クリーニング体を構成している。
【0028】
以上のように、本例の電子写真式の画像形成装置は、像担持体にトナー像を形成する現像装置と、そのトナー像を転写材に転写する転写装置と、転写後に像担持体上に残ったトナーを除去するクリーニング装置と、転写材に転写されたトナー像を熱によって定着する定着装置とを有し、この定着装置20からは大量の熱が放出される。かかる定着装置20の近くに感光体用のクリーニング装置16が設けられているので、従来のこの種の画像形成装置においては、そのクリーニング装置の内部の温度が過度に上昇するおそれがあった。このようにクリーニング装置の内部の温度が過度に上昇すると、そのケーシング内のトナーが融着するなどして、トナーを排出する回収コイルに大きな負荷がかかり、その回収コイルの円滑な回転が阻害され、場合によっては、当該回収コイルや、これを駆動するギアなどがロックしたり、これが破損し、クリーニング装置の機能が害されるおそれがある。
【0029】
また、クリーニング装置で回収したトナーを現像装置に搬送してこれを再利用するように構成した場合、クリーニング装置の内部の温度上昇によりトナーが劣化し、かかるトナーを現像装置において静電潜像の可視像化に用いると、異常画像が発生するおそれもある。
【0030】
そこで、本例の画像形成装置においては、上述の不具合を阻止するため、クリーニング装置16の内部の空気を画像形成装置本体1外に排出する排気手段が設けられている。その具体的構成は以下のとおりである。
【0031】
図3は、画像形成装置本体1と、感光体ユニット45と、感光体12と、後述する排気ダクト50と、吸気ダクト51の内部をそれぞれ透視した状態で示す斜視図である。図2に示すように、クリーニング装置16のケーシング46の上部には排気のための開口部52が形成され、ここにトナー飛散防止のための通気性のフィルタ53が設けられ、ケーシング46の内部がフィルタ53を介して空気排出路54に連通している。この空気排出路54の出口には、上述の排気ダクト50の入口端が接続され、この排気ダクト50の出口端には、図3に示すように排気ファン55が設けられている。また排気ダクト50の入口端にはオゾンフィルタ56が設けられている。
【0032】
上述の排気ファン55の作動により、クリーニング装置16のケーシング内が吸引され、そのケーシング下部と感光体12との間の隙間Gから、矢印F1で示すように、ケーシング46外の空気がケーシング46内に取り込まれる。その空気は矢印F2,F3で示すようにフィルタ53、空気排出路54及びオゾンフィルタ56を通り、排気ダクト50に流入してこの排気ダクト50内を流れ、さらに排気ファン55を通って画像形成装置本体1の外部に排出される。このように、排気ファン55の作用によりクリーニング装置16のケーシング内に流入した空気がフィルタ53を通して画像形成装置本体外に排出されるので、クリーニング装置16の内部の熱が、その空気と共に持ち去られ、クリーニング装置16の温度が過度に上昇することが阻止され、前述の従来の不具合の発生を阻止できる。
【0033】
上述のように、本例の排気手段は、画像形成装置本体外に排出すべきクリーニング装置内の空気を吸引してこれを画像形成装置本体外に排出する排気ファン55と、その空気を排気ファン55に導く排気ダクト50とを有しており、かかる簡単な構成の排気手段によって、クリーニング装置内の空気を確実に画像形成装置本体外に排出し、クリーニング装置の温度上昇を効果的に抑えることができる。
【0034】
また、本例の画像形成装置においては、図2及び図3に示すように、画像形成装置本体外の空気を取り入れる吸引ファン57と、前述の吸気ダクト51とを有し、その吸気ダクト51は、画像形成装置本体内で2つのダクト部分51A,51Bに分岐されている。図3に矢印F4で示すように、吸引ファン57によって画像形成装置本体外の冷気が吸気ダクト51に取り入れられ、その冷気は、吸気ダクト51の各ダクト部分51A,51Bにそれぞれ分かれる。一方のダクト部分51Aに流入した空気は、矢印F5で示すように、感光体12の長手方向一端側から、その感光体12の内部に流入し、その他端側から感光体外に排出される。このようにして感光体12が冷気によって冷却される。他方のダクト部分51Bに流入した空気は、矢印F6で示すように、空気流入路58を通って、帯電チャージャより成る帯電装置13のケース59を通過して感光体ユニット45内に入り、図2に矢印F7で示すように感光体12の周面に沿って流れ、クリーニングブレード47より成るクリーニング部材に達し、ここでこのクリーニングブレード47及びその近傍を冷却する。この気流は、帯電装置13に新鮮な空気を供給すると共に、帯電装置13で発生したオゾンを運ぶ働きもなす。
【0035】
クリーニングブレード47を冷却した後の空気は、排気ファン55に引かれて、矢印F8で示すように、前述の空気排出路54に流入し、ここでクリーニング装置16のケーシング46から排出された空気と合流し、オゾンフィルタ56、排気ダクト50及び排気ファン55を通して画像形成装置本体外に排出される。当該空気がオゾンフィルタ56を通るとき、その空気に含まれたオゾンが除去される。
【0036】
クリーニングブレード47は、例えばゴムなどの弾性体より成るが、かかるブレード47の温度が過度に上昇すると、該ブレード47と感光体表面との摺擦により異音が発生したり、或いはそのクリーニングブレード47がめくれてクリーニング効果が低下するなどの不具合が発生するが、本例の画像形成装置では、上述のようにクリーニングブレード47を冷気で冷却するので、上述した不具合の発生を防止することができる。クリーニング部材がクリーニングブレード以外のものから成るときも、上述したところと同様にしてそのクリーニング部材を冷却することができる。
【0037】
上述のように、本例の画像形成装置は、クリーニング装置16のクリーニング部材に、画像形成装置本体外から取り入れた冷気を供給して、そのクリーニング部材を冷却する冷却手段を有しており、この冷却手段は、画像形成装置本体外の空気を吸引する吸引ファン57と、その空気をクリーニング部材に導く吸気ダクト51とを具備している。クリーニング部材を冷却した後の空気は、前述の排気手段によって画像形成装置本体外に排出される。このため、冷却手段専用の排気装置を廃止でき、その構成を簡素化することができる。
【0038】
また、図2に示すように、クリーニング装置16のケーシング46の少なくとも一部が、互いに間隔をあけて配置された複数の壁60,61により構成され、図示した例では、間に空気層が介在するように位置する外壁60と内壁61によって二重壁が構成されている。ケーシング46をこのような多重壁構造にすると、その断熱性が高められ、ケーシング46の内部の温度上昇を一層確実に抑えることができる。
【0039】
その際、上述した壁60,61の間の空気を前述の排気手段によって画像形成装置本体外に排出するように構成すると、両壁60,61の間に気流が発生するので、これらの壁60,61を冷却することができ、その断熱効果をより一層高めることができる。具体的には、両壁60,61の上部開口62に前述の通気性のフィルタ53を配置し、両壁60,61の間の空気を、排気ファン55によって吸引する。これにより、両壁60,61の間の空気は、矢印F9で示すようにフィルタ53、空気排出路54、オゾンフィルタ56、排気ダクト50及び排気ファン55を通って画像形成装置本体外に排出される。
【0040】
上述のようにケーシング46を多重壁とする構成は、そのケーシングの少なくとも一部に採用すれば、ケーシングの断熱効果を高めることができるが、図1及び図2に示すように、転写材に形成されたトナー像を少なくとも熱の作用によって定着する定着装置20に対向するクリーニング装置16のケーシング部分を、複数の壁60,61により構成すれば、定着装置20から放出される多量の熱によってクリーニング装置16の内部の温度が高められることを効果的に抑制することができる。
【0041】
以上、感光体12上の転写残トナーを除去するクリーニング装置16に本発明を適用した例を説明したが、本発明は、感光体以外の被クリーニング体に付着したトナーを除去するクリーニング装置にも広く適用できるものである。例えば、感光体上に形成されたトナー像を中間転写体に転写し、その中間転写体上のトナー像を転写材に転写する形式の画像形成装置では、その中間転写体上に付着した転写残トナーを除去するクリーニング装置が設けられているが、かかるクリーニング装置内の温度が過度に上昇することを防止するために、前述の各構成を採用することができる。また、図1に示した転写ベルト23用のクリーニング装置25の内部が過度に温度上昇することを防止するためにも、前述の各構成を採用することができる。
【0042】
また、本発明は、電子複写機以外の各種画像形成装置にも広く適用可能である。
【0043】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、クリーニング装置の内部の空気を画像形成装置本体外に排出して、クリーニング装置を冷却するので、クリーニング装置内部の温度が過度に上昇する不具合を効果的に防止することができる。
【0045】
請求項2に係る発明によれば、クリーニング装置のクリーニングブレードを冷気により冷却することができ、しかもその冷却後の空気を、排気ファンによって画像形成装置本体外に排出するので、冷却手段専用の排気装置が不要となり、画像形成装置の構造が複雑化することを阻止できる。
【0046】
請求項3に係る発明によれば、簡単な構成の冷却手段を供することができる。
【0047】
請求項4に係る発明によれば、クリーニング装置のケーシングの断熱効果を高め、クリーニング装置内部の温度上昇をより効果的に抑えることができる。
【0048】
請求項5に係る発明によれば、定着装置で放出された熱を複数の壁により遮断するので、クリーニング装置内部の温度上昇を一層効果的に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す垂直断面図である。
【図2】感光体とそのまわりの構成を示す断面図である。
【図3】排気手段と、冷却手段と、これらに生じる気流の状態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体
16 クリーニング装置
20 定着装置
25 クリーニング装置
35 ケーシング
46 ケーシング
47 クリーニングブレード
48 ブラシローラ
50 排気ダクト
51 吸気ダクト
52 開口部
53 フィルタ
55 排気ファン
57 吸引ファン
60 壁
61 壁
G 隙間

Claims (5)

  1. ケーシングと、該ケーシングの内部に設けられていて、被クリーニング体の表面に当接するブラシローラと、前記被クリーニング体表面の移動方向に関して、前記ブラシローラよりも下流側に位置し、かつ前記ケーシングと被クリーニング体との間の隙間を塞いだ状態で、該被クリーニング体の表面に当接するクリーニングブレードとを有し、該クリーニングブレードと前記ブラシローラとによって、被クリーニング体に付着したトナーを除去するクリーニング装置を具備する画像形成装置において、前記クリーニング装置のケーシングに形成された排気用の開口部に配置された通気性のフィルターと、前記ケーシングの内部を吸引して、前記ケーシングと被クリーニング体との間の隙間から該ケーシング内に流入した空気を前記フィルタを通して画像形成装置本体外に排出させる排気ファンとを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニング装置のクリーニングブレードに、冷気を供給する冷却手段を有し、該クリーニングブレードを冷却した後の空気を前記排気ファンによって画像形成装置本体外に排出する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記冷却手段は、画像形成装置本体外の空気を吸引する吸引ファンと、該空気を前記クリーニングブレードに導く吸気ダクトとを有する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニング装置のケーシングの少なくとも一部が、互いに間隔をあけて配置された複数の壁により構成され、該壁の間の空気を前記排気ファンにより画像形成装置本体外に排出する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 転写材に形成されたトナー像を少なくとも熱によって定着する定着装置を有し、該定着装置に対向したクリーニング装置のケーシング部分が前記複数の壁により構成されている請求項4に記載の画像形成装置。
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