JP2002207410A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002207410A JP2001004199A JP2001004199A JP2002207410A JP 2002207410 A JP2002207410 A JP 2002207410A JP 2001004199 A JP2001004199 A JP 2001004199A JP 2001004199 A JP2001004199 A JP 2001004199A JP 2002207410 A JP2002207410 A JP 2002207410A
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洋 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー像転写後の感光体表面に付着する転写
残トナーを除去するクリーニング装置内の温度が過度に
上昇することを阻止した画像形成装置を提案する。 【解決手段】 クリーニング装置16のケーシング46
の上部に開口部52を形成し、排気ファンによって、ケ
ーシング46内の空気を引いて、その空気を上部の開口
部52から排出させ、当該空気を排気ダクト50を通し
て画像形成装置本体外に排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被クリーニング体
に付着したトナーを除去するクリーニング装置を有する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、プリンタ、ファクシミリ或
いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機など
として構成される画像形成装置には、被クリーニング体
に付着したトナーを除去するクリーニング装置が設けら
れている。例えば、現像装置によって像担持体上にトナ
ー像を形成し、そのトナー像を転写材に転写した後の像
担持体表面に付着する転写残トナーを除去するクリーニ
ング装置がその一例である。この場合には、像担持体が
被クリーニング体を構成する。
【0003】一方、この種の画像形成装置の本体内に
は、大量の熱を発生する装置、例えば定着装置が設けら
れている。このため、画像形成装置本体内の温度が上昇
し、これに伴ってクリーニング装置内の温度も上昇す
る。特に熱を発生する装置がクリーニング装置に近接し
て設けられていると、クリーニング装置の内部の温度上
昇が著しくなる。このようにクリーニング装置内の温度
が過度に上昇すると、その内部のトナーが融着し、例え
ばクリーニング装置のケーシング内のトナーを排出する
トナー排出装置の正常な作動を阻害するなどしてクリー
ニング装置の機能が害されるおそれがある。
【0004】上記不具合を除去するため、クリーニング
装置のケーシング外壁に対し、その外部からファンによ
って空気を吹き当て、当該クリーニング装置を冷却した
り、熱を発生する装置と、クリーニング装置との間に断
熱板を設け、クリーニング装置内部の温度上昇を抑える
などの対策がとられているが、かかる対策だけで、クリ
ーニング装置内部の温度上昇を効果的に抑えることはで
きず、上述の不具合の発生を確実に阻止することは困難
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な認識に基づきなされたものであり、その目的とする
ところは、クリーニング装置内部の温度上昇を従来より
も効果的に抑えることの可能な画像形成装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置におい
て、前記クリーニング装置の内部の空気を画像形成装置
本体外に排出する排気手段を設けたことを特徴とする画
像形成装置を提案する(請求項1)。
【0007】その際、前記排気手段は、画像形成装置本
体外に排出すべき空気を吸引して画像形成装置本体外に
排出する排気ファンと、該空気を前記排気ファンに導く
排気ダクトとを有していると有利である(請求項2)。
【0008】また、上記請求項1又は2に記載の画像形
成装置において、前記クリーニング装置のクリーニング
部材に、冷気を供給する冷却手段を有し、該クリーニン
グ部材を冷却した後の空気を前記排気手段によって画像
形成装置本体外に排出するように構成すると有利である
(請求項3)。
【0009】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記冷却手段は、画像形
成装置本体外の空気を吸引する吸引ファンと、該空気を
前記クリーニング部材に導く吸気ダクトとを有している
と有利である(請求項4)。
【0010】また、上記請求項1乃至4のいずれかに記
載の画像形成装置において、前記クリーニング装置のケ
ーシングの少なくとも一部が、互いに間隔をあけて配置
された複数の壁により構成され、該壁の間の空気を前記
排気手段により画像形成装置本体外に排出するように構
成すると有利である(請求項5)。
【0011】さらに、上記請求項1乃至5のいずれかに
記載の画像形成装置において、転写材に形成されたトナ
ー像を少なくとも熱によって定着する定着装置を有し、
該定着装置に対向したクリーニング装置のケーシング部
分が前記複数の壁により構成されていると有利である
(請求項6)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0013】図1は電子写真方式の画像形成装置の一例
を示す概略垂直断面図であり、ここに示した画像形成装
置は電子複写機として構成されている。その画像形成装
置本体1の内部には、原稿画像を読み取る画像読み取り
部2と、転写材に画像を形成する作像部3と、その作像
部3に転写材を供給する給紙部4とが設けられている。
【0014】画像読み取り部2は、画像形成装置本体上
部に固定されたコンタクトガラス5上に載置された原稿
6を照明する光源7と、第1乃至第3ミラー8,9,1
0と、画像読み取り手段11とを有し、画像読み取り手
段11は原稿6からの反射光像を読み取るための例えば
CCDより成るイメージセンサと、結像レンズとを具備
する。イメージセンサと結像レンズの図示は省略してあ
る。
【0015】画像形成動作が開始されると、光源7及び
第1ミラー8と、第2及び第3のミラー9,10とがそ
れぞれ図1の右方へ移動し、光源7からの光によってコ
ンタクトガラス5上の原稿6が照明される。原稿6から
の反射光像は第1乃至第3ミラー8,9,10で反射
し、画像読み取り手段11の結像レンズを通ってイメー
ジセンサに至り、原稿6からの反射光像が読み取られ
る。
【0016】作像部3は、像担持体の一例であるドラム
状の感光体12と、その周辺に配設された帯電装置1
3、現像装置14、転写装置15、感光体用のクリーニ
ング装置16、及び除電ランプ17を有しているほか、
露光装置18、レジストローラ対19及び定着装置20
などを具備する。ここに例示した転写装置15は、複数
のローラ21,22に巻き掛けられて矢印A方向に駆動
される無端状の転写ベルト23と、その転写ベルト23
の裏面側に配置された転写ローラ24と、転写ベルト用
のクリーニング装置25とを有している。
【0017】画像形成動作の開始に伴って、感光体12
は矢印B方向に回転駆動され、このとき帯電装置13に
よって感光体表面が例えば−900Vに帯電される。露
光装置18からは、画像読み取り手段11で読み取られ
た画像信号に対応して光変調されたレーザ光Lが出射
し、そのレーザ光Lが帯電された感光体表面を露光して
光書き込みが行われる。これにより、感光体表面に静電
潜像が形成され、この静電潜像は、現像装置14を通る
とき、粉体状の現像剤Dによってトナー像として可視像
化される。
【0018】一方、給紙部4は、例えば転写紙より成る
各種サイズの転写材Pをそれぞれ収容した複数の給紙カ
セット26,27,28と、各給紙カセット内の最上位
の転写材Pを1枚ずつ送り出す給紙ローラ29,30,
31とを有しており、選択された給紙カセット内の転写
材が給紙ローラの回転により送り出される。
【0019】送り出された転写材Pは、レジストローラ
対19の回転によって、所定のタイミングで感光体12
とこれに当接した転写ベルト23との間のニップ部に送
り込まれる。このとき転写ローラ24には転写電圧が印
加され、これによって感光体上のトナー像が転写材上に
転写される。次いで、この転写材は転写ベルト23によ
って定着装置20へ搬送され、転写材がこの定着装置2
0を通るとき、少なくとも熱の作用で、転写材上に転写
されたトナー像がその転写材上に定着される。トナー像
定着後の転写材は、排紙ローラ対32を介して排紙トレ
イ33上に排出される。
【0020】一方、トナー像転写後に感光体上に付着し
ている転写残トナーは、感光体用のクリーニング装置1
6によって除去される。クリーニング装置16により表
面を清掃された感光体表面には、除電ランプ17からの
光が照射され、その表面の電位が初期化される。
【0021】また転写ベルト23上に付着したトナー
は、転写ベルト用のクリーニング装置25により、その
ベルト23から除去される。このクリーニング装置25
は、クリーニング部材の一例であるクリーニングローラ
34を有し、このローラ34は、ケーシング35に回転
自在に支持され、転写ベルト23に付着したトナーを静
電的に吸引して転写ベルト23の表面を清掃する。クリ
ーニングブレードなどから成るクリーニング部材を用い
ることもできる。
【0022】図1に例示した定着装置20は、内部のヒ
ータ36により加熱される定着ローラ37と、その定着
ローラ37に圧接した加圧ローラ38とを有し、これら
のローラ37,38はそれぞれ矢印C方向に回転し、そ
の間を転写材が通過するとき、その転写材に転写された
トナー像に熱と圧力が加えられ、該トナー像が転写材上
に定着される。
【0023】さらに、露光装置18は、レーザ光源39
と、ここから出射するレーザ光を反射する回転多面鏡4
0と、走査結像用のf−θレンズ41と、ミラー42,
43,44などを有し、ミラー44で反射したレーザ光
Lが、帯電された感光体表面を露光することにより、前
述のように感光体上に静電潜像が形成される。
【0024】なお、図示した画像形成装置においては、
図2に示すように、感光体12と、そのクリーニング装
置16と、帯電チャージャより成る帯電装置13と、除
電ランプ17などが支持体に一体的に組み付けられた感
光体ユニット45として構成されている。
【0025】ここで、感光体用のクリーニング装置16
は、図2に示すように、ケーシング46に支持されたク
リーニングブレード47と、同じくこのケーシング46
に回転自在に支持されて回転駆動されるブラシローラ4
8と、ケーシング46内に配置されたトナー排出装置の
一例である回収コイル49とを有している。クリーニン
グブレード47とブラシローラ48は、感光体12の表
面に当接して、その表面に付着した転写残トナーを掻き
取り除去するクリーニング部材を構成する。
【0026】クリーニングブレード47とブラシローラ
48によって感光体表面から除去された転写残トナー
は、ケーシング46の底部に設けられて回転駆動される
回収コイル49によってケーシング外に排出される。ケ
ーシング48外に排出されたトナーは、図示していない
廃トナー容器に収容されるか、又は同じく図示していな
いトナー搬送装置によって図1に示した現像装置14に
搬送され、ここで静電潜像の可視像化のために再利用さ
れる。
【0027】上述のように、感光体12に付着したトナ
ーはクリーニング装置16により除去され、従ってこの
例では、感光体12がクリーニング装置16により清掃
される被クリーニング体を構成している。
【0028】以上のように、本例の電子写真式の画像形
成装置は、像担持体にトナー像を形成する現像装置と、
そのトナー像を転写材に転写する転写装置と、転写後に
像担持体上に残ったトナーを除去するクリーニング装置
と、転写材に転写されたトナー像を熱によって定着する
定着装置とを有し、この定着装置20からは大量の熱が
放出される。かかる定着装置20の近くに感光体用のク
リーニング装置16が設けられているので、従来のこの
種の画像形成装置においては、そのクリーニング装置の
内部の温度が過度に上昇するおそれがあった。このよう
にクリーニング装置の内部の温度が過度に上昇すると、
そのケーシング内のトナーが融着するなどして、トナー
を排出する回収コイルに大きな負荷がかかり、その回収
コイルの円滑な回転が阻害され、場合によっては、当該
回収コイルや、これを駆動するギアなどがロックした
り、これが破損し、クリーニング装置の機能が害される
おそれがある。
【0029】また、クリーニング装置で回収したトナー
を現像装置に搬送してこれを再利用するように構成した
場合、クリーニング装置の内部の温度上昇によりトナー
が劣化し、かかるトナーを現像装置において静電潜像の
可視像化に用いると、異常画像が発生するおそれもあ
る。
【0030】そこで、本例の画像形成装置においては、
上述の不具合を阻止するため、クリーニング装置16の
内部の空気を画像形成装置本体1外に排出する排気手段
が設けられている。その具体的構成は以下のとおりであ
る。
【0031】図3は、画像形成装置本体1と、感光体ユ
ニット45と、感光体12と、後述する排気ダクト50
と、吸気ダクト51の内部をそれぞれ透視した状態で示
す斜視図である。図2に示すように、クリーニング装置
16のケーシング46の上部には排気のための開口部5
2が形成され、ここにトナー飛散防止のための通気性の
フィルタ53が設けられ、ケーシング46の内部がフィ
ルタ53を介して空気排出路54に連通している。この
空気排出路54の出口には、上述の排気ダクト50の入
口端が接続され、この排気ダクト50の出口端には、図
3に示すように排気ファン55が設けられている。また
排気ダクト50の入口端にはオゾンフィルタ56が設け
られている。
【0032】上述の排気ファン55の作動により、クリ
ーニング装置16のケーシング内が吸引され、そのケー
シング下部と感光体12との間の隙間Gから、矢印F1
で示すように、ケーシング46外の空気がケーシング4
6内に取り込まれる。その空気は矢印F2,F3で示す
ようにフィルタ53、空気排出路54及びオゾンフィル
タ56を通り、排気ダクト50に流入してこの排気ダク
ト50内を流れ、さらに排気ファン55を通って画像形
成装置本体1の外部に排出される。このように、クリー
ニング装置16のケーシング内の空気が画像形成装置本
体外に排出されるので、クリーニング装置16の内部の
熱が、その空気と共に持ち去られ、クリーニング装置1
6の温度が過度に上昇することが阻止され、前述の従来
の不具合の発生を阻止できる。
【0033】上述のように、本例の排気手段は、画像形
成装置本体外に排出すべきクリーニング装置内の空気を
吸引してこれを画像形成装置本体外に排出する排気ファ
ン55と、その空気を排気ファン55に導く排気ダクト
50とを有しており、かかる簡単な構成の排気手段によ
って、クリーニング装置内の空気を確実に画像形成装置
本体外に排出し、クリーニング装置の温度上昇を効果的
に抑えることができる。
【0034】また、本例の画像形成装置においては、図
2及び図3に示すように、画像形成装置本体外の空気を
取り入れる吸引ファン57と、前述の吸気ダクト51と
を有し、その吸気ダクト51は、画像形成装置本体内で
2つのダクト部分51A,51Bに分岐されている。図
3に矢印F4で示すように、吸引ファン57によって画
像形成装置本体外の冷気が吸気ダクト51に取り入れら
れ、その冷気は、吸気ダクト51の各ダクト部分51
A,51Bにそれぞれ分かれる。一方のダクト部分51
Aに流入した空気は、矢印F5で示すように、感光体1
2の長手方向一端側から、その感光体12の内部に流入
し、その他端側から感光体外に排出される。このように
して感光体12が冷気によって冷却される。他方のダク
ト部分51Bに流入した空気は、矢印F6で示すよう
に、空気流入路58を通って、帯電チャージャより成る
帯電装置13のケース59を通過して感光体ユニット4
5内に入り、図2に矢印F7で示すように感光体12の
周面に沿って流れ、クリーニングブレード47より成る
クリーニング部材に達し、ここでこのクリーニングブレ
ード47及びその近傍を冷却する。この気流は、帯電装
置13に新鮮な空気を供給すると共に、帯電装置13で
発生したオゾンを運ぶ働きもなす。
【0035】クリーニングブレード47を冷却した後の
空気は、排気ファン55に引かれて、矢印F8で示すよ
うに、前述の空気排出路54に流入し、ここでクリーニ
ング装置16のケーシング46から排出された空気と合
流し、オゾンフィルタ56、排気ダクト50及び排気フ
ァン55を通して画像形成装置本体外に排出される。当
該空気がオゾンフィルタ56を通るとき、その空気に含
まれたオゾンが除去される。
【0036】クリーニングブレード47は、例えばゴム
などの弾性体より成るが、かかるブレード47の温度が
過度に上昇すると、該ブレード47と感光体表面との摺
擦により異音が発生したり、或いはそのクリーニングブ
レード47がめくれてクリーニング効果が低下するなど
の不具合が発生するが、本例の画像形成装置では、上述
のようにクリーニングブレード47を冷気で冷却するの
で、上述した不具合の発生を防止することができる。ク
リーニング部材がクリーニングブレード以外のものから
成るときも、上述したところと同様にしてそのクリーニ
ング部材を冷却することができる。
【0037】上述のように、本例の画像形成装置は、ク
リーニング装置16のクリーニング部材に、画像形成装
置本体外から取り入れた冷気を供給して、そのクリーニ
ング部材を冷却する冷却手段を有しており、この冷却手
段は、画像形成装置本体外の空気を吸引する吸引ファン
57と、その空気をクリーニング部材に導く吸気ダクト
51とを具備している。クリーニング部材を冷却した後
の空気は、前述の排気手段によって画像形成装置本体外
に排出される。このため、冷却手段専用の排気装置を廃
止でき、その構成を簡素化することができる。
【0038】また、図2に示すように、クリーニング装
置16のケーシング46の少なくとも一部が、互いに間
隔をあけて配置された複数の壁60,61により構成さ
れ、図示した例では、間に空気層が介在するように位置
する外壁60と内壁61によって二重壁が構成されてい
る。ケーシング46をこのような多重壁構造にすると、
その断熱性が高められ、ケーシング46の内部の温度上
昇を一層確実に抑えることができる。
【0039】その際、上述した壁60,61の間の空気
を前述の排気手段によって画像形成装置本体外に排出す
るように構成すると、両壁60,61の間に気流が発生
するので、これらの壁60,61を冷却することがで
き、その断熱効果をより一層高めることができる。具体
的には、両壁60,61の上部開口62に前述の通気性
のフィルタ53を配置し、両壁60,61の間の空気
を、排気ファン55によって吸引する。これにより、両
壁60,61の間の空気は、矢印F9で示すようにフィ
ルタ53、空気排出路54、オゾンフィルタ56、排気
ダクト50及び排気ファン55を通って画像形成装置本
体外に排出される。
【0040】上述のようにケーシング46を多重壁とす
る構成は、そのケーシングの少なくとも一部に採用すれ
ば、ケーシングの断熱効果を高めることができるが、図
1及び図2に示すように、転写材に形成されたトナー像
を少なくとも熱の作用によって定着する定着装置20に
対向するクリーニング装置16のケーシング部分を、複
数の壁60,61により構成すれば、定着装置20から
放出される多量の熱によってクリーニング装置16の内
部の温度が高められることを効果的に抑制することがで
きる。
【0041】以上、感光体12上の転写残トナーを除去
するクリーニング装置16に本発明を適用した例を説明
したが、本発明は、感光体以外の被クリーニング体に付
着したトナーを除去するクリーニング装置にも広く適用
できるものである。例えば、感光体上に形成されたトナ
ー像を中間転写体に転写し、その中間転写体上のトナー
像を転写材に転写する形式の画像形成装置では、その中
間転写体上に付着した転写残トナーを除去するクリーニ
ング装置が設けられているが、かかるクリーニング装置
内の温度が過度に上昇することを防止するために、前述
の各構成を採用することができる。また、図1に示した
転写ベルト23用のクリーニング装置25の内部が過度
に温度上昇することを防止するためにも、前述の各構成
を採用することができる。
【0042】また、本発明は、電子複写機以外の各種画
像形成装置にも広く適用可能である。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、クリーニ
ング装置の内部の空気を画像形成装置本体外に排出し
て、クリーニング装置を冷却するので、クリーニング装
置内部の温度が過度に上昇する不具合を効果的に防止す
ることができる。
【0044】請求項2に係る発明によれば、簡単な構成
の排気手段を供することができる。
【0045】請求項3に係る発明によれば、クリーニン
グ装置のクリーニング部材を冷気により冷却することが
でき、しかもその冷却後の空気を、排気手段によって画
像形成装置本体外に排出するので、冷却手段専用の排気
装置が不要となり、画像形成装置の構造が複雑化するこ
とを阻止できる。
【0046】請求項4に係る発明によれば、簡単な構成
の冷却手段を供することができる。
【0047】請求項5に係る発明によれば、クリーニン
グ装置のケーシングの断熱効果を高め、クリーニング装
置内部の温度上昇をより効果的に抑えることができる。
【0048】請求項6に係る発明によれば、定着装置で
放出された熱を複数の壁により遮断するので、クリーニ
ング装置内部の温度上昇を一層効果的に抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す垂直断面図である。
【図2】感光体とそのまわりの構成を示す断面図であ
る。
【図3】排気手段と、冷却手段と、これらに生じる気流
の状態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 16 クリーニング装置 20 定着装置 25 クリーニング装置 35 ケーシング 46 ケーシング 50 排気ダクト 51 吸気ダクト 55 排気ファン 57 吸引ファン 60 壁 61 壁
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 JA02 JA11 JB03 JB12 JB13 JB16 JB17 JC07 2H034 BA01 BA02 BD00 BF03 CA02 CB00 FA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被クリーニング体に付着したトナーを除
    去するクリーニング装置を有する画像形成装置におい
    て、前記クリーニング装置の内部の空気を画像形成装置
    本体外に排出する排気手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記排気手段は、画像形成装置本体外に
    排出すべき空気を吸引して画像形成装置本体外に排出す
    る排気ファンと、該空気を前記排気ファンに導く排気ダ
    クトとを有する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング装置のクリーニング部
    材に、冷気を供給する冷却手段を有し、該クリーニング
    部材を冷却した後の空気を前記排気手段によって画像形
    成装置本体外に排出する請求項1又は2に記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却手段は、画像形成装置本体外の
    空気を吸引する吸引ファンと、該空気を前記クリーニン
    グ部材に導く吸気ダクトとを有する請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング装置のケーシングの少
    なくとも一部が、互いに間隔をあけて配置された複数の
    壁により構成され、該壁の間の空気を前記排気手段によ
    り画像形成装置本体外に排出する請求項1乃至4のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 転写材に形成されたトナー像を少なくと
    も熱によって定着する定着装置を有し、該定着装置に対
    向したクリーニング装置のケーシング部分が前記複数の
    壁により構成されている請求項1乃至5のいずれかに記
    載の画像形成装置。
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