JP4079921B2 - ワイヤレスip電話機、ワイヤレスip電話システム、及び、それらの音声通信方法 - Google Patents

ワイヤレスip電話機、ワイヤレスip電話システム、及び、それらの音声通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線LANを利用したワイヤレスIP電話機、ワイヤレスIP電話システム、及び、それらの音声通信方法に関する。
従来、無線公衆網による音声通信手段としては、物流トラックなどの車両に搭載する、MCA(Multi Channel Access)無線や、業務用無線、携帯電話等がある。また、米国では携帯電話において、プッシュトウトークによる複数のユーザと通信が可能な多元的通話サービスを実現している。これは、携帯電話のデータチャネルを利用してユーザ同士において、トランシーバのごとき、半2重通話を行うものである。
ところで、上述のMCA無線、業務用無線等による音声通話では、ユーザ一人が通話チャネルを占有する時間が限られ、長時間の通話をすることができず、また、携帯電話と比較して、サービスエリアが狭いという欠点がある。
一方、携帯電話は、MCA無線等と比較してサービスエリアが広いという反面、呼接続(無線回線が接続)されている限り、ユーザが話しをしているか否かに関わらず、呼が接続されている時間によって課金されるためコスト高であるという欠点がある。
また、上述の携帯電話におけるプッシュトウトークでは、通常の電話プロトコルと異なり、通話をする者同士がセッションを張った状態では、呼び出し動作をせずに、随時、通話が可能となり、しかも非常に安価な定額料金でサービスをうけることができるが、携帯電話のネットワークシステムにおいて音声メッセージ用に専用チャネルを用意する必要があり、携帯電話事業者がサービスを行っていない場合は利用できない。
ところで、近年、電気通信技術の発達により、IPプロトコルによるインターネット通信技術を利用したIP電話が普及し、無線LANを利用したワイヤレスIP電話が出現している。このIP電話及びワイヤレスIP電話は、従来の携帯電話と比較して、特に通信費用が低額で済むという点が利点である。
一方、特許文献1には、非同期伝送網を介してデータを送信側から受信側に伝送させる通信ネットワークにおいて、該伝送により生ずる遅延時間を測定する技術が開示されている。
特開2001−244932号公報
しかしながら、無線LANを利用したワイヤレスIP電話機の場合、有線ブロードバンドなどに比べると帯域幅に制限があり、無線を利用するため、その通話品質は常に電波の状況に左右される。特に、電波の状況が悪化するとエラーレートが高くなり、その影響により音声信号パケットの伝送遅延量が増加し、音声が不自然に聞こえたり、特に、ハンズフリータイプのワイヤレスIP電話機ではエコーが発生するなど通話品質が著しく悪化することがあるため問題であった。
ここで、上述のエコーについて具体的に説明すると、まず、ワイヤレスIP電話機において、ユーザが発した音声が、マイクから音声信号パケットとして相手側のワイヤレスIP電話機まで伝送され、相手側のワイヤレスIP電話機のスピーカから音声として出力されるが、相手側のワイヤレスIP電話機のマイクが、受信音声の一部を拾い、そのままユーザのワイヤレスIP電話機に逆伝送される場合がある。
この場合、ユーザは、ワイヤレスIP電話機の伝送経路を介して自己が発した音声を聞くことになる。このとき、伝送経路を介してユーザが聞き取る音声は、自己の発した音声と比べて、音声信号パケットの遅延量に応じた時間的遅れを伴って、いわゆるエコー(自分の話している声が反響して聞こえる。)として認識されることになる。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、無線LANを利用したワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通信において、ユーザの通話中に電波状況の悪化によりエコーが発生する場合であっても、ユーザがエコーによる不快感を覚えることなく、常に安定した通話品質を維持することを可能としたワイヤレスIP電話機、ワイヤレスIP電話システム、及び、それらの音声通信方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、無線LANを利用したワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通話中において、ユーザにより通話中である場合において、タイマーにより所定時間経過毎にデータ出力部は、パケット組立部に対して、遅延測定データを出力し、同時に、ヘッダ生成部は、遅延測定データの出力時間のタイムスタンプを時計部から獲得し、タイムスタンプをヘッダに格納し、ヘッダ生成部は、タイムスタンプが格納されたヘッダを、パケット組立部に送り、パケット組立部は、ヘッダ生成部から送られてきたヘッダを、データ出力部から送られてきた遅延測定データに付加し、遅延測定用パケットに組み立て、パケット通信制御部により組み立てられた遅延測定用パケットが通信中の相手側のワイヤレスIP電話機に送信され、
折り返し部において、送られてきた遅延測定用パケットから、タイムスタンプが取り出され、返信用の音声信号パケットのヘッダ部に格納され、返信用の遅延測定用パケットが返信され、返信用の遅延測定用パケットが、相手側のワイヤレスIP電話機から折り返してきたら、パケット分解部が、受け取った返信用の遅延測定用パケットを分解して、ヘッダからタイムスタンプを抽出し、抽出したタイムスタンプを計算部に送り、計算部は、送られてきたタイムスタンプと、返信用の遅延測定用パケットを受信した時刻との差分を計算して、伝送遅延量を算出し、該伝送遅延量が所定値以上である場合に、遅延発生状態と判断する遅延検出部と、遅延検出部により遅延発生状態と判断され、相手側のワイヤレスIP電話機においてマイク音声信号が検出されたことを確認した場合に、音声信号の検出を停止し、上り音声信号パケット送信を行わないパケット送信制御部とを備えたワイヤレスIP電話機としたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記上り音声信号パケットの送信時間を調整するためのパケット送信時間調整部を更に設けた請求項1記載のワイヤレスIP電話機としたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記ワイヤレスIP電話機において、ユーザにトークモードであることを了知させるためのトークモードランプを更に設けた請求項1又は2に記載のワイヤレスIP電話機としたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、無線LANを利用したワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通話中において、ユーザにより通話中である場合において、タイマーにより所定時間経過毎にデータ出力部は、パケット組立部に対して、遅延測定データを出力し、同時に、ヘッダ生成部は、遅延測定データの出力時間のタイムスタンプを時計部から獲得し、タイムスタンプをヘッダに格納し、ヘッダ生成部は、タイムスタンプが格納されたヘッダを、パケット組立部に送り、パケット組立部は、ヘッダ生成部から送られてきたヘッダを、データ出力部から送られてきた遅延測定データに付加し、遅延測定用パケットに組み立て、パケット通信制御部により組み立てられた遅延測定用パケットが通信中の相手側のワイヤレスIP電話機に送信され、
折り返し部において、送られてきた遅延測定用パケットから、タイムスタンプが取り出され、返信用の音声信号パケットのヘッダ部に格納され、返信用の遅延測定用パケットが返信され、返信用の遅延測定用パケットが、相手側のワイヤレスIP電話機から折り返してきたら、パケット分解部が、受け取った返信用の遅延測定用パケットを分解して、ヘッダからタイムスタンプを抽出し、抽出したタイムスタンプを計算部に送り、計算部は、送られてきたタイムスタンプと、返信用の遅延測定用パケットを受信した時刻との差分を計算して、伝送遅延量を算出し、該伝送遅延量が所定値以上である場合に、遅延発生状態と判断する遅延検出部と、相手側のワイヤレスIP電話機においてマイク音声信号が検出されたことを確認した場合に、上り音声信号パケットを送信停止とするパケット送信制御部と、を備えたワイヤレスIP電話機を2以上備えたワイヤレスIP電話システムであって、前記ワイヤレスIP電話機において、前記遅延検出部により遅延発生状態と判断され、マイクからの音声信号が検出されたことを確認した場合に、相手側のワイヤレスIP電話機のパケット送信制御部が音声信号の検出を停止し、上り音声信号パケットの送信を行わないワイヤレスIP電話システムとしたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記ワイヤレスIP電話機において、前記遅延制御部により伝送遅延発生状態と判断された場合に、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対して半2重モード開始要求通知を送信し、該通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、前記ワイヤレスIP電話機に対して半2重モード開始確認通知を送信してマイク音声信号検出待ちとなり、前記半2重モード開始確認通知を受信した前記ワイヤレスIP電話機は、マイク音声信号検出待ちとなり、その後にマイク音声信号が検出されると、相手側のワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出開始通知を送信し、該マイク音声信号検出開始通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、スピーカモードとなり、パケット送信制御部により上り音声信号のパケット送信を停止し、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出開始通知を送信した後に、上り音声信号のパケット送信停止を解除して、マイクから検出した音声信号を順次、パケット信号に変換し、該変換したパケット信号を相手側のワイヤレスIP電話機に対して送信し、マイク音声信号が未検出となると、相手側ワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出終了通知を送信してマイク音声検出待ち状態へ戻り、前記ワイヤレスIP電話機からマイク音声信号検出終了通知を受信した相手側ワイヤレスIP電話機は、スピーカモードからマイク音声検出待ち状態に戻る請求項4記載のワイヤレスIP電話システムとしたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記ワイヤレスIP電話機の電波状況が改善し、前記ワイヤレスIP電話機の遅延制御部において、遅延測定用パケットの伝送遅延量が所定値以下に減少し、伝送遅延が回復したと判断された場合に、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対して半2重モード解除要求通知を送信し、該半2重モード解除要求通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、前記ワイヤレスIP電話機に対して半2重モード解除要求確認通知を送信して半2重モードを解除し、前記送信された半2重モード解除要求確認通知を受信した前記ワイヤレスIP電話機は、半2重モードを解除する請求項4又は5に記載のワイヤレスIP電話システムとしたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記上り音声信号パケットの送信時間を調整するためのパケット送信時間調整部を更に設けた請求項4から6のいずれか1項に記載のワイヤレスIP電話システムとしたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記ワイヤレスIP電話機において、ユーザにトークモードであることを了知させるためのトークモードランプを更に設けた請求項4から7のいずれか1項に記載のワイヤレスIP電話システムとしたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、無線LANを利用したワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通話中において、ユーザにより通話中である場合において、タイマーにより所定時間経過毎にデータ出力部は、パケット組立部に対して、遅延測定データを出力し、同時に、ヘッダ生成部は、遅延測定データの出力時間のタイムスタンプを時計部から獲得し、タイムスタンプをヘッダに格納し、ヘッダ生成部は、タイムスタンプが格納されたヘッダを、パケット組立部に送り、パケット組立部は、ヘッダ生成部から送られてきたヘッダを、データ出力部から送られてきた遅延測定データに付加し、遅延測定用パケットに組み立て、パケット通信制御部により組み立てられた遅延測定用パケットが通信中の相手側のワイヤレスIP電話機に送信され、
折り返し部において、送られてきた遅延測定用パケットから、タイムスタンプが取り出され、返信用の音声信号パケットのヘッダ部に格納され、返信用の遅延測定用パケットが返信され、返信用の遅延測定用パケットが、相手側のワイヤレスIP電話機から折り返してきたら、パケット分解部が、受け取った返信用の遅延測定用パケットを分解して、ヘッダからタイムスタンプを抽出し、抽出したタイムスタンプを計算部に送り、計算部は、送られてきたタイムスタンプと、返信用の遅延測定用パケットを受信した時刻との差分を計算して、伝送遅延量を算出し、遅延検出部により、所定時間毎に遅延測定用パケットの伝送遅延量を検出し、該伝送遅延量が所定値以上である場合に、遅延発生状態と判断する遅延検出工程と、遅延検出工程により遅延発生状態と判断され、相手側のワイヤレスIP電話機においてマイク音声信号が検出されたことを確認した場合に、パケット送信制御部により、音声信号の検出を停止し、上り音声信号パケットの送信を行わないパケット送信制御工程とを備えたワイヤレスIP電話機の音声通信方法としたことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記上り音声信号パケットの送信時間を、パケット送信時間調整部により調整するパケット送信時間調整工程を更に備えた請求項9記載のワイヤレスIP電話機の音声通信方法としたことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記ワイヤレスIP電話機がトークモードとなった場合に、トークモードランプの点灯又は点滅により、ユーザにトークモードであることを了知させる工程を更に備えた請求項9又は10に記載のワイヤレスIP電話機の音声通信方法としたことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、無線LANを利用したワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通話中において、ユーザにより通話中である場合において、タイマーにより所定時間経過毎にデータ出力部は、パケット組立部に対して、遅延測定データを出力し、同時に、ヘッダ生成部は、遅延測定データの出力時間のタイムスタンプを時計部から獲得し、タイムスタンプをヘッダに格納し、ヘッダ生成部は、タイムスタンプが格納されたヘッダを、パケット組立部に送り、パケット組立部は、ヘッダ生成部から送られてきたヘッダを、データ出力部から送られてきた遅延測定データに付加し、遅延測定用パケットに組み立て、パケット通信制御部により組み立てられた遅延測定用パケットが通信中の相手側のワイヤレスIP電話機に送信され、
折り返し部において、送られてきた遅延測定用パケットから、タイムスタンプが取り出され、返信用の音声信号パケットのヘッダ部に格納され、返信用の遅延測定用パケットが返信され、返信用の遅延測定用パケットが、相手側のワイヤレスIP電話機から折り返してきたら、パケット分解部が、受け取った返信用の遅延測定用パケットを分解して、ヘッダからタイムスタンプを抽出し、抽出したタイムスタンプを計算部に送り、計算部は、送られてきたタイムスタンプと、返信用の遅延測定用パケットを受信した時刻との差分を計算して、伝送遅延量を算出し、遅延検出部により、所定時間毎に遅延測定用パケットの伝送遅延量を検出し、該伝送遅延量が所定値以上である場合に、遅延発生状態と判断する遅延検出工程と、相手側のワイヤレスIP電話機においてマイク音声信号が検出されたことを確認した場合に、パケット送信制御部により、上り音声信号パケットを送信停止とするパケット送信制御工程と、を備えたワイヤレスIP電話機を2以上備えたワイヤレスIP電話システムの音声通信方法であって、前記ワイヤレスIP電話機において、前記遅延検出工程により遅延発生状態と判断され、マイクからの音声信号が検出されたことが確認された場合に、相手側のワイヤレスIP電話機において、該ワイヤレスIP電話機のパケット送信制御部が、音声信号の検出を停止し、上り音声信号パケットの送信を行わない工程を備えたワイヤレスIP電話システムの音声通信方法としたことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、前記ワイヤレスIP電話機において、前記遅延検出工程により伝送遅延発生状態と判断された場合に、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対して半2重モード開始要求通知を送信する工程と、該通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、前記ワイヤレスIP電話機に対して半2重モード開始確認通知を送信してマイク音声信号検出待ちとなる工程と、前記半2重モード開始確認通知を受信した前記ワイヤレスIP電話機は、マイク音声信号検出待ちとなり、その後にマイク音声信号が検出されると、相手側のワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出開始通知を送信する工程と、該マイク音声信号検出開始通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、スピーカモードとなり、パケット送信制御部により上り音声信号のパケット送信を停止する工程と、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出開始通知を送信した後に、上り音声信号のパケット送信停止を解除して、マイクから検出した音声信号を順次、パケット信号に変換し、該変換したパケット信号を相手側のワイヤレスIP電話機に対して送信し、マイク音声信号が未検出となると、相手側ワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出終了通知を送信してマイク音声検出待ち状態へ戻る工程と、前記ワイヤレスIP電話機からマイク音声信号検出終了通知を受信した相手側ワイヤレスIP電話機は、スピーカモードからマイク音声検出待ち状態に戻る工程とを備えた請求項12記載のワイヤレスIP電話システムの音声通信方法としたことを特徴とする。
請求項14記載の発明は、前記ワイヤレスIP電話機の電波状況が改善し、前記ワイヤレスIP電話機の遅延制御部において、遅延測定用パケットの伝送遅延量が所定値以下に減少し、伝送遅延が回復したと判断された場合に、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対して半2重モード解除要求通知を送信する工程と、該半2重モード解除要求通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、前記ワイヤレスIP電話機に対して半2重モード解除要求確認通知を送信して半2重モードを解除する工程と、前記送信された半2重モード解除要求確認通知を受信した前記ワイヤレスIP電話機は、半2重モードを解除する工程とを備えた請求項12又は13に記載のワイヤレスIP電話システムの音声通信方法としたことを特徴とする。
請求項15記載の発明は、前記上り音声信号パケットの送信時間を、パケット送信時間調整部により調整するパケット送信時間調整工程を更に備えた請求項12から14のいずれか1項に記載のワイヤレスIP電話システムの音声通信方法としたことを特徴とする。
請求項16記載の発明は、前記ワイヤレスIP電話機がトークモードとなった場合に、トークモードランプの点灯又は点滅により、ユーザにトークモードであることを了知させる工程を更に備えた請求項12から15のいずれか1項に記載のワイヤレスIP電話システムの音声通信方法としたことを特徴とする。
本発明によれば、無線LANを利用したワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通信において、ユーザの通話中に電波状況の悪化によりエコーが発生する場合であっても、ユーザがエコーによる不快感を覚えることなく、常に安定した通話品質を維持することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、無線LANを利用したワイヤレスIP電話機において、ワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通話中に、所定時間毎に遅延測定用パケットの伝送遅延量を検出し、該伝送遅延量が所定値以上である場合に、遅延発生状態と判断する遅延検出部と、相手側のワイヤレスIP電話機においてマイク音声信号が検出されたことを確認した場合に、上り音声信号パケットを送信停止とするパケット送信制御部とを設ける。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
まず、図1を用いて、本実施形態のワイヤレスIP電話機の概略構成及びその機能について説明する。図1は、本実施形態のワイヤレスIP電話機の構成ブロック図である。図1に示すように、本実施形態のワイヤレスIP電話機15は、マイク1、マイクアンプ2、音声信号検出部3、A/D変換部4、パケット組立部5、パケット通信制御部6、メイン制御部7、遅延検出部8、アンテナ9、パケット送信制御部10、パケット分解部11、D/A変換部12、スピーカアンプ13、及び、スピーカ14を備えている。
マイク1は、ユーザが発した音声をワイヤレスIP電話機15に入力する。マイクアンプ2は、入力音声信号の入力値を適当な値に調整するために設けられる。音声信号検出部3は、マイク1からの音声信号を検出する。A/D変換部4は、マイク1からの上り音声信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、データ圧縮を行う。
また、パケット組立部5は、A/D変換部4により変換されたデジタル信号を基に、音声信号パケットを組み立てる。パケット送信制御部6は、相手側のワイヤレスIP電話機において、遅延発生状態と判断され、マイク音声信号が検出されたことを確認した場合に、上り音声信号パケットを送信停止とする。
また、メイン制御部7は、ワイヤレスIP電話機の各部の制御、及びIP電話呼接続処理を行う。遅延検出部8は、遅延測定用パケットの伝送遅延量を検出し、該遅延量が所定値以上に増加した場合に、遅延発生状態と判断する。アンテナ9は、IP網を介して相手側のワイヤレスIP電話機に対して音声信号パケットを送受信するものである。また、パケット通信制御部10は、IP電話網との呼接続及びデータ通信を行う。パケット分解部11は、送信されてきた音声信号パケット分解し、デジタル信号に変換する。D/A変換部12は、データ圧縮された相手側からの下り音声信号をデジタル信号からアナログ信号に変換する。スピーカアンプ13は、出力音声信号の出力値を適当な値に調整するために設けられる。スピーカ14は、相手側のユーザが発した音声を出力する。
次に、無線状態の悪化により音声信号パケットの伝送経路における遅延が増加した場合に、遅延検出部8が、遅延測定用パケットの伝送遅延量を検出し、遅延発生状態と判断するまでの本実施形態のワイヤレスIP電話機の動作について、図1、図2、図3を用いて以下に詳細に説明する。図2は、図1に示す遅延検出部8の構成ブロックである。遅延検出部8は、図2に示すように、データ出力部101、時計部102、ヘッダ生成部103、パケット組立部104、パケット分解部105、及び、計算部106を備えている。また、図3は、図2に示す遅延検出部8が、遅延測定用パケットの伝送経路における遅延量を算出する方法を説明するためのフローチャートである。
まず、図3に示すように、図1に示す本実施形態のワイヤレスIP電話機15がユーザにより通話中である場合において、ここでは図示しないタイマーにより所定時間経過毎に(ステップ101)、図2に示すデータ出力部101は、パケット組立部104に対して、遅延測定データを出力する(ステップ102)。そして同時に、ヘッダ生成部103は、上記遅延測定データの出力時間のタイムスタンプを図2に示す時計部102から獲得し、該タイムスタンプをヘッダに格納する(ステップ103)。
続いて、図2に示すヘッダ生成部103は、上記タイムスタンプを格納されたヘッダを、図2に示すパケット組立部104に送る。そして、パケット組立部104は、上記ヘッダ生成部103から送られてきたヘッダを、上記データ出力部101から送られてきた遅延測定データに付加し、遅延測定用パケットに組み立て、図1に示すパケット通信制御部10により組み立てられた遅延測定用パケットを、通信中の相手側のワイヤレスIP電話機に対して送信する(ステップ105)。
続いて、相手側のワイヤレスIP電話機に設けられている図示しない折り返し部において、送られてきた遅延測定用パケットから、上記タイムスタンプが取り出され、返信用の音声信号パケットのヘッダ部に格納され、ワイヤレスIP電話機15に対して、該返信用の遅延測定用パケットが返信される。
なお、本実施形態のワイヤレスIP電話機15にも、図示しないが遅延検出部8に折り返し部が設けられており、該折り返し部は、相手側のワイヤレスIP電話機から送られてきた遅延測定用パケットを受け取り、返信用の遅延測定用パケットを相手側のIP電話機に対して返信する。
続いて、返信用の遅延測定用パケットが、相手側のワイヤレスIP電話機から折り返してきたら(ステップ106のYES)、図2に示すパケット分解部105が、受け取った返信用の遅延測定用パケットを分解して、ヘッダからタイムスタンプを抽出し(ステップ108)、該抽出したタイムスタンプを計算部106に送る。そして、図2に示す計算部106は、前記送られてきたタイムスタンプと、上記返信用の遅延測定用パケットを受信した時刻との差分を計算して、伝送遅延量を算出する(ステップ109)。
以上説明したように、本実施形態のワイヤレスIP電話機15に設けられた遅延検出部8は、ユーザが通話中において、所定時間毎に遅延測定用パケットの伝送遅延量を検出するよう動作をする。そして、遅延検出部8では、検出された遅延測定用パケットの伝送遅延量が、許容範囲を越えて増加した場合に、伝送遅延が発生したと判断する。
次に、上述したように、本実施形態のワイヤレスIP電話機15における遅延検出部8により伝送遅延が発生したと判断された場合に、ワイヤレスIP電話機15が、全2重通信(通常の双方向電話機の通信方式)から擬似的な半2重通信(片方向の無線機のような通話方式)への切り替え動作を行う場合の動作内容について図1、図4を用いて以下に詳細に説明する。
図4は、本実施形態のワイヤレスIP電話機15が、全2重通信から擬似的な半2重通信への切り替え動作を行う場合の動作内容について説明するための図である。なお、図4では、端末1(本実施形態のワイヤレスIP電話機15)と端末2(相手側の本実施形態のワイヤレスIP電話機15)との間で通信が行われる場合を想定している。
まず、図4に示すように、端末1の遅延制御部8(図1参照。)において、遅延測定用パケットの伝送遅延量が、所定値以上に増加し、伝送遅延が発生したと判断された場合(ステップ201)、端末1は、相手側の端末2に対して、半2重モード開始要求通知を送信する(ステップ202)。この半2重モード開始要求通知を相手側の端末2が受信すると、端末2は、半2重モード開始確認通知を、端末1に対して送信し(ステップ203)、マイク音声信号検出待ち(スピーカモード)となる(ステップ204)。
同様に、端末1は、端末2からの半2重モード開始確認通知を受信すると、マイク音声信号検出待ち(スピーカモード)となる(ステップ205)。なお、スピーカモードでは、図1に示すパケット送信制御部6により、上り音声信号パケット送信が停止された状態となる。続いて、端末1において、マイク音声信号が検出されると、端末1は、マイク音声信号検出開始通知を、端末2に対して送信する(ステップ206)。端末2は、端末1から受信した前記マイク音声信号検出開始通知を受信すると、図1に示す音声信号検出部3により、音声信号の検出を停止する(ステップ207)。
続いて、端末1は、マイク音声信号検出開始通知を端末2に対して送信した後に、トークモードなり(ステップ208)、それまで、上り音声信号のパケット送信を停止していたのを解除して、マイク1から検出した音声信号を、A/D変換部4、パケット組み立て部5等により、順次、音声信号パケットに変換し、端末2に対して送信する(ステップ209)。次に、端末1は、マイク音声信号が未検出となると、マイク音声信号検出終了通知を端末2に対して送信し(ステップ210)、マイク音声検出待ち状態へ戻る(ステップ211)。同様に、端末2は、端末1からマイク音声信号検出終了通知を受信すると、マイク音声検出待ち状態に戻る(ステップ212)。
以上説明したように、本実施形態のワイヤレスIP電話機15によれば、ユーザの通話中に、電波状況の悪化により伝送遅延が発生した場合に、相手側のワイヤレスIP電話のパケット送信制御部6が、上り音声信号のパケット送信を停止することにより、通常の全2重通信から擬似的な半2重通信へ通信方式の形態に切り替えられ、音声信号パケットの送信は片方向のみとなるため、相手側のワイヤレスIP電話機のマイクが受信音声の一部を拾い、そのまま本実施形態のワイヤレスIP電話機15に逆伝送されることに起因するエコーの発生を防止する効果を得ることができる。
次に、本実施形態のワイヤレスIP電話機15が、上述した擬似的な半2重通信への切り替え動作を行った後に電波状況が改善した場合、半2重通信を解除して、全2重通信への切り替え動作の内容について、図1、主に図5を用いて以下に詳細に説明する。図5は、本実施形態のワイヤレスIP電話機15における、擬似的な半2重通信から全2重通信への切り替え動作の内容について説明するためのシーケンス図である。なお、図5では、端末1(本実施形態のワイヤレスIP電話機15)と端末2(相手側の本実施形態のワイヤレスIP電話機15)との間で通信が行われる場合を想定している。
まず、図5に示すように、端末1の電波状況が改善し、端末1の遅延制御部8(図1参照。)において、遅延測定用パケットの伝送遅延量が、所定値以下に減少し、伝送遅延が回復したと判断された場合(ステップ301)、端末1は、相手側の端末2に対して、半2重モード解除要求通知を送信する(ステップ302)。この半2重モード解除要求通知を受信した相手側の端末2は、端末1に対して、半2重モード解除要求確認通知を送信し(ステップ303)、半2重モードを解除し通常の全2重モードとなる(ステップ304)。続いて、端末1は、端末2から送信された半2重モード解除要求確認通知を受信すると、半2重モードを解除し、通常の全2重モードとなる(ステップ305)。
(第2の実施形態)
本実施形態は、図1に示す第1の実施形態におけるワイヤレスIP電話機15の変形例である。図8は、本実施形態のワイヤレスIP電話機15の構成ブロック図である。本実施形態のワイヤレスIP電話機15は、図1に示す第1の実施形態におけるワイヤレスIP電話機15の構成に加えて、図8に示すように、パケット送信時間調整部17を設けたことを特徴とするものである。
ここで、図1、図4、主に、図6、図7を用いて、本実施形態のワイヤレスIP電話機15において、マイク1から入力された音声信号が音声信号パケットとして送信されるまでの動作内容について詳細に説明する。図6は、図1に示す本実施形態のワイヤレスIP電話機15(図4では端末1)において、マイク1から入力された音声信号が音声信号パケットとして送信されるまでの動作内容について説明するための第1のタイミングチャートである。図7は、図1に示す本実施形態のワイヤレスIP電話機15(図4では端末1)において、マイク1から入力された音声信号が音声信号パケットとして送信されるまでの動作内容について説明するための第2のタイミングチャートである。
まず、図6に示すように、時間T1は、ユーザがしゃべりはじめ、図4に示す端末1のマイク1から音声信号Sが入力され、音声信号検出部3において、音声信号が検出されるまでに必要な時間である(図1参照。)。そして、前記音声信号検出部3において、音声信号が検出されると、端末1は、端末2に対して、マイク音声信号検出開始通知を送信して(図4:ステップ206)、図6に示すマイク音声検出中S1となる。
時間T2は、端末1が上記マイク音声信号検出開始通知を送信した後に、メイン制御部7が端末1をスピーカモードからトークモードS2に切り替えるまでに必要な時間である。時間T3は、端末1が、上述したトークモードに切り替った後に、上り音声信号パケット送信停止解除状態S3となるまでに必要な時間である。なお、上り音声信号パケット送信停止解除状態S3となると、端末1は、音声信号パケットの送信を開始する。
処理時間T4は、ワイヤレスIP電話機15において、ユーザの発した音声が、音声信号Sとして入力され、A/D変換部4によりアナログ信号からデジタル信号に変換され、データ圧縮が行われ、パケット組立部5によりパケットに組み立てられて、送信バッファキューイングされた後に、パケット通信制御部10から相手側のワイヤレスIP電話機15に送信されるまでに必要な時間である(図1参照。)。
ここで、図6に示すように、時間T3が時間T4より短時間である場合は、上り音声パケット送信停止解除状態S3となった後に、音声信号パケットの送信が可能となるため(S4)、ユーザがしゃべりはじめ、端末1のマイク1から入力された音声信号Sは、全て音声信号パケットとして、相手側の端末2に送信される。このため、ユーザのしゃべった音声は、全て端末2に送信され、相手側はユーザの通話内容を全て聞き取ることができる。
しかし、図7に示すように、時間T3が時間T4より長時間である場合は、上り音声パケット送信停止解除状態S3となる前に、音声信号パケットの送信が可能となるため(S4)、図7に示す時間T5の分だけ、端末1のマイク1から入力された音声信号Sの先頭信号分の音声信号パケットは、相手側の端末2に送信されないことになる。よって、この場合は、ユーザのしゃべりはじめの音声が欠けることになり、相手側は、ユーザ発した音声を、ユーザがしゃべりはじめてから時間T5経過した後から聞くことになるので問題となる。
この問題を解決するために、本実施形態のワイヤレスIP電話機15では、図6に示すように時間T3が時間T4より短時間となるように、時間T4を調整するためのパケット送信時間調整部17を設ける(図8参照。)。これにより、ワイヤレスIP電話機15は、常に、上り音声パケット送信停止解除状態S3となった後に、音声信号パケットの送信が可能となるよう動作する(S4)。よって、ユーザにより端末1に入力された音声信号Sは、全て音声信号パケットとして相手側の端末2に送信されるため、相手側はユーザの通話内容を全て聞き取ることが可能となる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、図1に示す第1の実施形態におけるワイヤレスIP電話機15の変形例である。図9は、本実施形態のワイヤレスIP電話機15の構成ブロック図である。本実施形態のワイヤレスIP電話機15は、図1に示す第1の実施形態におけるワイヤレスIP電話機15の構成に加えて、図9に示すように、トークモードランプ16を設けたことを特徴とするものである。このトークモードランプ16は、ユーザが通話中において、自己のワイヤレスIP電話機15がトークモードにあるか否かを確認するために設けられる。
本発明を適用した第1の実施形態におけるワイヤレスIP電話機の構成ブロック図である。 本実施形態のワイヤレスIP電話機に設けられた遅延検出部の構成ブロック図である。 本実施形態のワイヤレスIP電話機に設けられた遅延検出部により、遅延測定用パケットの伝送経路における遅延量を算出する方法を説明するためのフローチャートである。 本実施形態のワイヤレスIP電話機が、全2重通信から擬似的な半2重通信への切り替え動作を行う場合の動作内容について説明するためのシーケンス図である。 本実施形態のワイヤレスIP電話機が、擬似的な半2重通信から全2重通信への切り替え動作を行う場合の動作内容について説明するためのシーケンス図である。 本実施形態のワイヤレスIP電話機において、マイクから入力された音声信号が音声信号パケットとして送信されるまでの動作について説明するための第1のタイミングチャートである。 本実施形態のワイヤレスIP電話機において、マイクから入力された音声信号が音声信号パケットとして送信されるまでの動作について説明するための第2のタイミングチャートである。 本発明を適用した第2の実施形態におけるワイヤレスIP電話機の構成ブロック図である。 本発明を適用した第3の実施形態におけるワイヤレスIP電話機の構成ブロック図である。
符号の説明
1 マイク
2 マイクアンプ
3 音声信号検出部
4 A/D変換部
5 パケット組立部
6 パケット送信制御部
7 メイン制御部
8 遅延検出部
9 アンテナ
10 パケット通信制御部
11 パケット分解部
12 D/A変換部
13 スピーカアンプ
14 スピーカ
15 ワイヤレスIP電話
16 トークモードランプ
17 パケット送信時間調整部
101 データ出力部
102 時計部
103 ヘッダ生成部
104 パケット組立部
105 パケット分解部
106 計算部

Claims (16)

  1. 無線LANを利用したワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通話中において、ユーザにより通話中である場合において、タイマーにより所定時間経過毎にデータ出力部は、パケット組立部に対して、遅延測定データを出力し、同時に、ヘッダ生成部は、前記遅延測定データの出力時間のタイムスタンプを時計部から獲得し、該タイムスタンプをヘッダに格納し、ヘッダ生成部は、前記タイムスタンプが格納されたヘッダを、パケット組立部に送り、パケット組立部は、前記ヘッダ生成部から送られてきたヘッダを、前記データ出力部から送られてきた遅延測定データに付加し、遅延測定用パケットに組み立て、パケット通信制御部により組み立てられた遅延測定用パケットが通信中の相手側のワイヤレスIP電話機に送信され、
    折り返し部において、送られてきた遅延測定用パケットから、タイムスタンプが取り出され、返信用の音声信号パケットのヘッダ部に格納され、該返信用の遅延測定用パケットが返信され、返信用の遅延測定用パケットが、前記相手側のワイヤレスIP電話機から折り返してきたら、パケット分解部が、受け取った返信用の遅延測定用パケットを分解して、ヘッダからタイムスタンプを抽出し、該抽出したタイムスタンプを計算部に送り、計算部は、前記送られてきたタイムスタンプと、前記返信用の遅延測定用パケットを受信した時刻との差分を計算して、伝送遅延量を算出し、該伝送遅延量が所定値以上である場合に、遅延発生状態と判断する遅延検出部と、
    前記遅延検出部により遅延発生状態と判断され、相手側のワイヤレスIP電話機においてマイク音声信号が検出されたことを確認した場合に、音声信号の検出を停止し、上り音声信号パケット送信を行わないパケット送信制御部と、
    を備えたことを特徴とするワイヤレスIP電話機。
  2. 前記上り音声信号パケットの送信時間を調整するためのパケット送信時間調整部を更に設けたことを特徴とする請求項1記載のワイヤレスIP電話機。
  3. 前記ワイヤレスIP電話機において、ユーザにトークモードであることを了知させるためのトークモードランプを更に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤレスIP電話機。
  4. 無線LANを利用したワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通話中において、ユーザにより通話中である場合において、タイマーにより所定時間経過毎にデータ出力部は、パケット組立部に対して、遅延測定データを出力し、同時に、ヘッダ生成部は、前記遅延測定データの出力時間のタイムスタンプを時計部から獲得し、該タイムスタンプをヘッダに格納し、ヘッダ生成部は、前記タイムスタンプが格納されたヘッダを、パケット組立部に送り、パケット組立部は、前記ヘッダ生成部から送られてきたヘッダを、前記データ出力部から送られてきた遅延測定データに付加し、遅延測定用パケットに組み立て、パケット通信制御部により組み立てられた遅延測定用パケットが通信中の相手側のワイヤレスIP電話機に送信され、
    折り返し部において、送られてきた遅延測定用パケットから、タイムスタンプが取り出され、返信用の音声信号パケットのヘッダ部に格納され、該返信用の遅延測定用パケットが返信され、返信用の遅延測定用パケットが、前記相手側のワイヤレスIP電話機から折り返してきたら、パケット分解部が、受け取った返信用の遅延測定用パケットを分解して、ヘッダからタイムスタンプを抽出し、該抽出したタイムスタンプを計算部に送り、計算部は、前記送られてきたタイムスタンプと、前記返信用の遅延測定用パケットを受信した時刻との差分を計算して、伝送遅延量を算出し、該伝送遅延量が所定値以上である場合に、遅延発生状態と判断する遅延検出部と、相手側のワイヤレスIP電話機においてマイク音声信号が検出されたことを確認した場合に、上り音声信号パケットを送信停止とするパケット送信制御部と、を備えたワイヤレスIP電話機を2以上備えたワイヤレスIP電話機システムであって、
    前記ワイヤレスIP電話機において、前記遅延検出部により遅延発生状態と判断され、マイクからの音声信号が検出されたことを確認した場合に、相手側のワイヤレスIP電話機のパケット送信制御部が音声信号の検出を停止し、上り音声信号パケットの送信を行わないことを特徴とするワイヤレスIP電話システム。
  5. 前記ワイヤレスIP電話機において、前記遅延制御部により伝送遅延発生状態と判断された場合に、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対して半2重モード開始要求通知を送信し、該通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、前記ワイヤレスIP電話機に対して半2重モード開始確認通知を送信してマイク音声信号検出待ちとなり、前記半2重モード開始確認通知を受信した前記ワイヤレスIP電話機は、マイク音声信号検出待ちとなり、その後にマイク音声信号が検出されると、相手側のワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出開始通知を送信し、該マイク音声信号検出開始通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、スピーカモードとなり、パケット送信制御部により上り音声信号のパケット送信を停止し、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出開始通知を送信した後に、上り音声信号のパケット送信停止を解除して、マイクから検出した音声信号を順次、パケット信号に変換し、該変換したパケット信号を相手側のワイヤレスIP電話機に対して送信し、マイク音声信号が未検出となると、相手側ワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出終了通知を送信してマイク音声検出待ち状態へ戻り、前記ワイヤレスIP電話機からマイク音声信号検出終了通知を受信した相手側ワイヤレスIP電話機は、スピーカモードからマイク音声検出待ち状態に戻ることを特徴とする請求項4記載のワイヤレスIP電話システム。
  6. 前記ワイヤレスIP電話機の電波状況が改善し、前記ワイヤレスIP電話機の遅延制御部において、遅延測定用パケットの伝送遅延量が所定値以下に減少し、伝送遅延が回復したと判断された場合に、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対して半2重モード解除要求通知を送信し、該半2重モード解除要求通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、前記ワイヤレスIP電話機に対して半2重モード解除要求確認通知を送信して半2重モードを解除し、前記送信された半2重モード解除要求確認通知を受信した前記ワイヤレスIP電話機は、半2重モードを解除することを特徴とする請求項4又は5に記載のワイヤレスIP電話システム。
  7. 前記上り音声信号パケットの送信時間を調整するためのパケット送信時間調整部を更に設けたことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のワイヤレスIP電話システム。
  8. 前記ワイヤレスIP電話機において、ユーザにトークモードであることを了知させるためのトークモードランプを更に設けたことを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載のワイヤレスIP電話システム。
  9. 無線LANを利用したワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通話中において、ユーザにより通話中である場合において、タイマーにより所定時間経過毎にデータ出力部は、パケット組立部に対して、遅延測定データを出力し、同時に、ヘッダ生成部は、前記遅延測定データの出力時間のタイムスタンプを時計部から獲得し、該タイムスタンプをヘッダに格納し、ヘッダ生成部は、前記タイムスタンプが格納されたヘッダを、パケット組立部に送り、パケット組立部は、前記ヘッダ生成部から送られてきたヘッダを、前記データ出力部から送られてきた遅延測定データに付加し、遅延測定用パケットに組み立て、パケット通信制御部により組み立てられた遅延測定用パケットが通信中の相手側のワイヤレスIP電話機に送信され、
    折り返し部において、送られてきた遅延測定用パケットから、タイムスタンプが取り出され、返信用の音声信号パケットのヘッダ部に格納され、該返信用の遅延測定用パケットが返信され、返信用の遅延測定用パケットが、前記相手側のワイヤレスIP電話機から折り返してきたら、パケット分解部が、受け取った返信用の遅延測定用パケットを分解して、ヘッダからタイムスタンプを抽出し、該抽出したタイムスタンプを計算部に送り、計算部は、前記送られてきたタイムスタンプと、前記返信用の遅延測定用パケットを受信した時刻との差分を計算して、伝送遅延量を算出し、遅延検出部により、該伝送遅延量が所定値以上である場合に、遅延発生状態と判断する遅延検出工程と、
    前記遅延検出工程により遅延発生状態と判断され、相手側のワイヤレスIP電話機においてマイク音声信号が検出されたことを確認した場合に、パケット送信制御部により、音声信号の検出を停止し、上り音声信号パケット送信を行わないパケット送信制御工程と、
    を備えたことを特徴とするワイヤレスIP電話機の音声通信方法。
  10. 前記上り音声信号パケットの送信時間を、パケット送信時間調整部により調整するパケット送信時間調整工程を更に備えたことを特徴とする請求項9記載のワイヤレスIP電話機の音声通信方法。
  11. 前記ワイヤレスIP電話機がトークモードとなった場合に、トークモードランプの点灯又は点滅により、ユーザにトークモードであることを了知させる工程を更に備えたことを特徴とする請求項9又は10に記載のワイヤレスIP電話機の音声通信方法。
  12. 無線LANを利用したワイヤレスIP電話機同士によるエンドツーエンドの通話中において、ユーザにより通話中である場合において、タイマーにより所定時間経過毎にデータ出力部は、パケット組立部に対して、遅延測定データを出力し、同時に、ヘッダ生成部は、前記遅延測定データの出力時間のタイムスタンプを時計部から獲得し、該タイムスタンプをヘッダに格納し、ヘッダ生成部は、前記タイムスタンプが格納されたヘッダを、パケット組立部に送り、パケット組立部は、前記ヘッダ生成部から送られてきたヘッダを、前記データ出力部から送られてきた遅延測定データに付加し、遅延測定用パケットに組み立て、パケット通信制御部により組み立てられた遅延測定用パケットが通信中の相手側のワイヤレスIP電話機に送信され、
    折り返し部において、送られてきた遅延測定用パケットから、タイムスタンプが取り出され、返信用の音声信号パケットのヘッダ部に格納され、該返信用の遅延測定用パケットが返信され、返信用の遅延測定用パケットが、前記相手側のワイヤレスIP電話機から折り返してきたら、パケット分解部が、受け取った返信用の遅延測定用パケットを分解して、ヘッダからタイムスタンプを抽出し、該抽出したタイムスタンプを計算部に送り、計算部は、前記送られてきたタイムスタンプと、前記返信用の遅延測定用パケットを受信した時刻との差分を計算して、伝送遅延量を算出し、遅延検出部により、所定時間毎に遅延測定用パケットの伝送遅延量を検出し、該伝送遅延量が所定値以上である場合に、遅延発生状態と判断する遅延検出工程と、相手側のワイヤレスIP電話機においてマイク音声信号が検出されたことを確認した場合に、パケット送信制御部により、上り音声信号パケットを送信停止とするパケット送信制御工程と、を備えたワイヤレスIP電話機を2以上備えたワイヤレスIP電話機システムの音声通信方法であって、
    前記ワイヤレスIP電話機において、前記遅延検出工程により遅延発生状態と判断され、マイクからの音声信号が検出されたことが確認された場合に、相手側のワイヤレスIP電話機において、該ワイヤレスIP電話機のパケット送信制御部が、音声信号の検出を停止し、上り音声信号パケット送信を行わない工程を備えたことを特徴とするワイヤレスIP電話システムの音声通信方法。
  13. 前記ワイヤレスIP電話機において、前記遅延検出工程により伝送遅延発生状態と判断された場合に、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対して半2重モード開始要求通知を送信する工程と、
    該通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、前記ワイヤレスIP電話機に対して半2重モード開始確認通知を送信してマイク音声信号検出待ちとなる工程と、
    前記半2重モード開始確認通知を受信した前記ワイヤレスIP電話機は、マイク音声信号検出待ちとなり、その後にマイク音声信号が検出されると、相手側のワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出開始通知を送信する工程と、
    該マイク音声信号検出開始通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、スピーカモードとなり、パケット送信制御部により上り音声信号のパケット送信を停止する工程と、
    前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出開始通知を送信した後に、上り音声信号のパケット送信停止を解除して、マイクから検出した音声信号を順次、パケット信号に変換し、該変換したパケット信号を相手側のワイヤレスIP電話機に対して送信し、マイク音声信号が未検出となると、相手側ワイヤレスIP電話機に対してマイク音声信号検出終了通知を送信してマイク音声検出待ち状態へ戻る工程と、
    前記ワイヤレスIP電話機からマイク音声信号検出終了通知を受信した相手側ワイヤレスIP電話機は、スピーカモードからマイク音声検出待ち状態に戻る工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項12記載のワイヤレスIP電話システムの音声通信方法。
  14. 前記ワイヤレスIP電話機の電波状況が改善し、前記ワイヤレスIP電話機の遅延制御部において、遅延測定用パケットの伝送遅延量が所定値以下に減少し、伝送遅延が回復したと判断された場合に、前記ワイヤレスIP電話機は、相手側のワイヤレスIP電話機に対して半2重モード解除要求通知を送信する工程と、
    該半2重モード解除要求通知を受信した相手側のワイヤレスIP電話機は、前記ワイヤレスIP電話機に対して半2重モード解除要求確認通知を送信して半2重モードを解除する工程と、
    前記送信された半2重モード解除要求確認通知を受信した前記ワイヤレスIP電話機は、半2重モードを解除する工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項12又は13に記載のワイヤレスIP電話システムの音声通信方法。
  15. 前記上り音声信号パケットの送信時間を、パケット送信時間調整部により調整するパケット送信時間調整工程を更に備えたことを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載のワイヤレスIP電話システムの音声通信方法。
  16. 前記ワイヤレスIP電話機がトークモードとなった場合に、トークモードランプの点灯又は点滅により、ユーザにトークモードであることを了知させる工程を更に備えたことを特徴とする請求項12から15のいずれか1項に記載のワイヤレスIP電話システムの音声通信方法。
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