JP4075532B2

JP4075532B2 - Construction machinery

Info

Publication number: JP4075532B2
Application number: JP2002251185A
Authority: JP
Inventors: 員弘上田; 一中島; 康正木村
Original assignee: Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Current assignee: Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date: 2002-08-29
Filing date: 2002-08-29
Publication date: 2008-04-16
Anticipated expiration: 2022-08-29
Also published as: JP2004090689A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベルやクレーン等の建設機械に関し、より詳しくは、エンジンの前方にラジェータと冷却ファンを備え、この冷却ファンにより発生させたファン風によりエンジンを効果的に冷却すると共に、エンジンルームから放出されるエンジン騒音等を低減させることを可能ならしめるようにした建設機械に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
周知のとおり、建設機械、例えば油圧ショベルでは、騒音源となるエンジン、冷却ファン、油圧ポンプ等をエンジンガードで覆うことによって、その周囲騒音を低減させるようにしている。しかしながら、エンジン等の発熱源を冷却するために、エンジンガードに冷却用空気の吸気用開口部と、排気用開口部とを設ける必要があるから、騒音の発生を避けることができない。そこで、排気用開口部から放出される騒音を低減させるために種々の工夫がなされている。騒音を低減させるようにした油圧ショベルのエンジンガードとしては、例えば、特開２００１−１９３１０２号公報、特開平７−１５８１１１号公報に開示されてなるものが公知である。
【０００３】
先ず、前者（特開２００１−１９３１０２号公報）の従来例１に係る油圧ショベルのエンジン冷却風路を、添付図面を参照しながら説明する。図３はエンジン冷却風路を適用した油圧ショベルの部分斜視図であり、図４はエンジンルームの部分断面図であり、図５は図４のＢ−Ｂ線断面図である。
【０００４】
この油圧ショベルは、履帯走行式（タイヤ走行式のものもある）の下部走行体５０を備えている。この下部走行体５０の上に上部旋回体５１が旋回自在に搭載されており、この上部旋回体５１の上部後端にカウンタウェイト６１が配設されると共に、その前方にエンジンルーム５２が冷却風方向を左右方向にして設置されている。このエンジンルーム５２の上面に車体左端部に冷却風吸入口５７が設けられると共に、車体右端部に冷却風排出口５８が設けられている。また、カウンタウェイト６１の前部の車体左右方向に第１のファン風分流路５３が形成されている。そして、この第１のファン風分流路５３に、冷却ファン６４の吹出し口近傍位置に設けられたファン風分流開口５３ａから流入したファン風は、カウンタウェイト６１の前部右寄りの上面に開口してなる冷却風排出側の開口５３ｂから、上方に向かって排出されるように構成されている。
【０００５】
また、エンジンルーム５２の車体前側の側面に第２のファン風分流ダクト５４が車体左右方向に設けられている。そして、冷却ファン６４の吹出し口近傍位置に設けられたファン風分流開口５４ａから第２のファン風分流路５４に流入したファン風は、エンジンルーム５２の前方右寄りに開口してなる開口５４ｂから、上方に向かって排出されるように構成されている。さらに、エンジンルーム５２の上面の車体左右方向にファン風分流ダクト５５が設けられている。そして、冷却ファン６４の吹出し口近傍位置に設けられたファン風分流開口５５ａからファン風分流ダクト５５に流入したファン風は、ファン分流ダクト５５の右側で開口する開口５５ｂから、水平方向に排出されるように構成されている。さらに、前記第１のファン風分流路５３、第２のファン風分流ダクト５４、ファン風分流ダクト５５それぞれの内面には吸音材が貼着されている。
【０００６】
エンジンルーム５２の前方位置に作動油タンク６２が設けられると共に、作動油タンク６２の前方位置に燃料タンク６３が設けられている。また、上部旋回体５１の前部左側に運転室５９が設けられると共に、略中央部に作業機（ブーム）６０が設けられている。さらに、エンジンルーム５２の上部隔壁２５ａの後部に設けられた冷却風排出口５８の下方に、騒音回折板５６が設けられている。
【０００７】
次に、後者（特開平７−１５８１１１号公報）の従来例２に係る油圧ショベル（油圧作業機）のエンジン・ポンプルームを、建設機械が油圧ショベルである場合を例として、その構成説明図の図６を参照しながら説明する。
【０００８】
この油圧ショベルのエンジン・ポンプルーム３４は、仕切り板４０によってエンジンチャンバ３４ａとポンプチャンバ３４ｂとの２室に区画形成されている。前記仕切り板４０は、エンジン３０と油圧ポンプ３１とを区画形成するほぼ垂直な区画壁部４０ａと、この区画壁部４０ａに連設されて、斜め上方に向けて傾斜している風向壁部４０ｂとから構成されている。この風向壁部４０ｂに対面する天蓋カバー３５の固定カバー３５ｂ側に、側部カバー３６に近接する位置の広い開口面積を有する開口４１ａと、開閉カバー部３５ａに近い側の開口４１ｂとが穿設されている。
【０００９】
この従来例２に係る油圧ショベルのエンジン・ポンプルーム３４によれば、冷却ファン３２により発生したエンジンチャンバ３４ａ内の空気流（ファン風）が円滑に排出され、エンジンチャンバ３４ａ内に空気溜まりが生じるようなことがなくなる。従って、全体のヒートバランスが改善され、エンジン３０等の発熱体が効果的に冷却される。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例１に係る油圧ショベルのエンジン冷却風路および従来例２に係る油圧ショベルのエンジン・ポンプルームはそれなりに有用であると考えられるが、未だ後述するような問題を有している。即ち、上記従来例１に係る油圧ショベルのエンジン冷却風路の場合には、第１のファン風分流路５３、第２のファン風分流ダクト５４、ファン風分流ダクト５５のそれぞれに、冷却ファン６４の吹出し口近傍位置に設けられたファン風分流開口からファン風が流入する構成である。特に、第１のファン風分流路５３、および第２のファン風分流ダクト５４の場合には、ファン風を排出する開口は上向きになっている。
【００１１】
従って、上記従来例１に係る油圧ショベルのエンジン冷却風路によれば、ファン風は大きな抵抗を受ける。つまり、ファン風がファン風分流開口に流入するときに大きな抵抗を受け、また第１のファン風分流路、第２のファン風分流ダクトでは、上向きの開口から排出されるときに大きな抵抗を受けるのに加えて、騒音回折板５６により大きな抵抗を受ける。そのため、エンジンルーム内にエンジン冷却後のファン風の滞留が生じ、冷却風量の低下から十分にエンジンを冷却することが困難になる恐れがある。さらに、ファン風分流路５５の場合には、エンジンルームの上面より上方に突出している。そのため、運転室からの後方視界が妨げられ、作業現場の状況によっては、油圧ショベルの後方視界性が問題になる場合がある。
【００１２】
また、上記従来例２に係る油圧ショベルのエンジン・ポンプルームの場合には、仕切り板４０によってエンジン・ポンプルーム３４がエンジンチャンバ３４ａとポンプチャンバ３４ｂとの２室に区画されている。従って、ファン風が水平から上方に曲げられるから抵抗を受け、上記従来例１の場合と同様に、エンジンルーム内にエンジン冷却後のファン風の滞留が生じ、冷却風量の低下から十分にエンジンを冷却することが困難であるという問題が生じる。さらに、騒音の低減に対する配慮がなされておらず、騒音をそのまま上部開口から、上方に向かって放出するように構成されているために、騒音低減効果を得ることができない。
【００１３】
従って、本発明の目的は、エンジンを効果的に冷却することができ、しかも低騒音の建設機械を提供することである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために、本発明の請求項１に係る建設機械が採用した手段の特徴とするところは、少なくともボンネット（3）と、サイドカバー（2）とを有するエンジンガード（1）を備え、このエンジンガード（1）内に形成されるエンジンルーム（5）にエンジン（6）と、このエンジン（6）の前部側に取付けられたラジェータ（8）冷却用の冷却ファン（6a）と、前記エンジン（6）の後部側に取付けられた油圧ポンプ（7）が収容されてなる建設機械において、前記エンジンルーム（5）内の前記エンジン（6）の後方で、かつ前記油圧ポンプ（7）の上方位置に直状の排気ダクト（10）を設け、前記排気ダクト（ 10 ）は、前記エンジン（ 6 ）に沿って流れてこのエンジン（ 6 ）を冷却したファン風を、前記排出ダクト（ 10 ）を通すことにより曲がることなく水平方向に案内し、前記排出ダクト（ 10 ）の排出口（ 10a ）より水平方向に排出するようにしたところにある。
【００１５】
上記請求項１に係る建設機械によると、前記エンジンルーム内の前記エンジンの後方で、かつ前記油圧ポンプ（7）の上方位置に直状の排気ダクトが設けられていて、前記エンジンに沿って流れてこのエンジンを冷却したファン風を、この排出ダクトを通すことにより曲がることなく水平方向に案内し、この排出ダクトの排出口より水平方向に排出するようになっている。従って、地面に対して垂直に設置されている冷却ファンの回転により発生するファン風は、エンジンに沿って流れた後、排気ダクトを通して曲がることなく排出される。一方、エンジンルーム内において反射を繰返して減衰したエンジン音等は、排気ダクトで反射を繰返してさらに減衰して放出される。従って、従来例１または２に係る油圧ショベルのエンジンルーム（エンジン・ポンプルーム）のように、エンジン音等の騒音が上方に放出されないから、建設機械の周囲騒音を低レベルにすることができる。そして、従来例１のように、エンジンガードの外側に突出した排気ダクトが設けられていないので、排気ダクトにより建設機械の後方視界が阻害されるような恐れもない。また、エンジンの上方に移動した熱をエンジンルーム内の後方で、かつ油圧ポンプの上方位置に設けた排気ダクトから排出することができるので、エンジンを効果的に冷却することができる。
【００１６】
本発明の請求項２に係る建設機械が採用した手段の特徴とするところは、請求項１に記載の建設機械において、前記排気ダクトの内壁に吸音材を付設したところにある。
【００１７】
上記請求項２に係る建設機械によると、排気ダクトの内壁に吸音材が付設されている。従って、排出口から水平方向に放出されるエンジン音等の騒音は吸音材により吸収されるため、排気ダクトから水平方向に放出されるエンジン音等の騒音を低レベルにすることができる。
【００１８】
本発明の請求項３に係る建設機械が採用した手段の特徴とするところは、請求項１または２のうちの何れか一つの項に記載の建設機械において、前記排気ダクトの内部に、表面に吸音材が付設されてなる仕切板を前記冷却風の流れに沿う向きに配設したところにある。
【００１９】
上記請求項３に係る建設機械によると、排気ダクトの内部に、表面に吸音材が付設されてなる仕切板が冷却風の流れに沿う向きに配設されている。従って、排気ダクトを通過する際にエンジン音等の騒音がより多く吸収されるから、排気ダクトから水平方向に放出されるエンジン音等の騒音を上記請求項２の場合よりも低レベルにすることができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態１係る建設機械を、建設機械が油圧ショベルである場合を例として、添付図面を順次参照しながら説明する。図１(ａ)は車体の左右、かつ上下方向に切断した油圧ショベルのエンジンガードの模式的断面図、図１(ｂ)は図１(ａ)のＡ矢視図である。なお、油圧ショベル自体およびエンジン、エンジンルームの配置については、従来例１において説明した構成と類似であるため、油圧ショベル自体に係る説明は省略する。
【００２１】
先ず、図１(ａ)，(ｂ)を順次参照しながら、本実施の形態１に係る油圧ショベルのエンジンガード１の構成を説明する。即ち、このエンジンガード１は、後述するエンジン６の前後左右に配設されてなるサイドカバー２と、エンジンガード１の上面部を構成する開閉自在なボンネット３と、下部フレーム４とを備えている。このエンジンガード１の内部に形成されてなるエンジンルーム（エンジン・ポンプルーム）５内には、前部側に冷却ファン６ａが取付けられると共に、後部側に油圧ポンプ７が取付けられてなるエンジン６が配設されている。なお、エンジン６の前後のサイドカバー２は、便宜上サイドカバーと称しているが、通常サイドカバーと呼ばれるものではなく、仕切りに相当するものである。例えば、後側はカウンタウェイトとの仕切りである。ここで、エンジン６の上部に配置されたボンネット３には、排気のための開口が設けられていない。
【００２２】
さらに、前記冷却ファン６ａの前方にラジェータ８が配設されると共に、このラジェータ８の前方にオイルクーラ９が配設されている。つまり、前記冷却ファン６ａの回転により、オイルクーラ９の前方で開口する、サイドカバー２に設けられてなる吸気開口１ａから空気が吸込まれるように構成されている。
【００２３】
前記エンジンガード１の内部であって、かつ前記エンジン６の後方側の前記油圧ポンプ７の上方位置に、前記オイルクーラ９、ラジェータ８、およびエンジン６を冷却した冷却風であるファン風を水平方向に排出する排出口１０ａを有する直状の排気ダクト１０が設けられている。そして、この排気ダクト１０の４面の内壁面のそれぞれに、例えば発泡ウレタンからなるシート状の吸音材１１，１２，１３，１４が貼着されている。なお、このエンジンガード１内には、エンジンの排ガス音を消音するためのマフラが設けられているが、マフラについては図示省略してある。
【００２４】
従って、本実施の形態１に係る油圧ショベルのエンジンガード１によれば、地面に対して垂直に設置されている冷却ファン６ａの回転により発生するファン風は、エンジン６に沿って流れてエンジン６を冷却した後、排気ダクト１０を通して曲がることなく排出される。このとき、ファン風によりエンジン６の上方に移動した熱も排気ダクト１０を通して排出される。そのため、エンジンルーム５内にファン風が滞留するようなことがなくなるから、エンジン６を効果的に冷却することができる。
【００２５】
一方、エンジンルーム５内において反射を繰返して減衰したエンジン音等は、排気ダクト１０内で反射を繰返すことによりさらに減衰して放出されるから、周囲騒音も低減される。そして、従来例１に係る油圧ショベルのエンジン冷却風路の場合のように、エンジンガード１の外側に突出した排気ダクト等が設けられていないので、排気ダクト等により油圧ショベルの後方視界が阻害されるような恐れもない。
【００２６】
また、排気ダクト１０の４面の内壁面に吸音材１１，１２，１３，１４が貼着されていて、排出口１０ａから水平方向に放出されるエンジン音等の騒音は吸音材１１，１２，１３，１４により減衰されるのに加えて、従来例２に係る油圧ショベルのエンジン・ポンプルームのように、ボンネットに排気するための開口が設けられておらず、エンジンルーム内の騒音が上方に放出されないから、油圧ショベルの周囲騒音を低レベルにすることができる。
【００２７】
次に、本発明の実施の形態２に係る建設機械を、図１(ａ)のＡ矢視図の図２を参照しながら説明する。但し、本実施の形態２と上記実施の形態１とは、排気ダクト１０の内部構成が相違するだけであるから、その相違する点だけについて説明する。
【００２８】
即ち、本実施の形態２に係る油圧ショベルでは、そのエンジンガード１の排気ダクト１０の内部は３区画に仕切られている。より詳しくは、表面に吸音材１６が貼着されてなる２枚の仕切板１５が、ファン風の流れに沿う向き、つまり車体の前後方向に平行に配設されることにより３区画に仕切られている。この実施の形態２の場合には、図２から良く理解されるように、仕切板１５の１側面にだけ吸音材１６が貼着されているが、両側面に貼着することができる。また、仕切板１５により３区画に仕切られているが、２区画に仕切られていても、４区画に仕切られていても良いものである。
【００２９】
従って、本実施の形態２に係るエンジンガード１によれば、上記実施の形態１と同等の効果があるのに加えて、排気ダクト１０の内部が、表面に吸音材１６が貼着されてなる２枚の仕切板１５で仕切られているので、排出口１０ａから水平方向に放出されるエンジン音等の騒音を，上記実施の形態１の場合よりも低レベルにすることができる。
【００３０】
なお、上記実施の形態１または２では、エンジンルームの後部にカウンタウェイトを配置した場合を例として説明したが、エンジンルームの左右または左右および後部に配置した場合であれば、このカウンタウェイトまたはカウンタウェイトとの仕切りがサイドカバーに相当するものである。
【００３１】
【実施例】
本実施の形態１に係るエンジンガード１について騒音測定した場合の実施例を説明する。即ち、ＩＳＯ６３９５に規定されている騒音試験方法に従って、１２トンクラスの油圧ショベルのエンジンガードの音響ＰＷＬを測定した。排気ダクトを設置しない、従来例２に係るエンジンガードの場合は９３ｄＢＡであった。これに対して、本実施例では８９．２ｄＢＡであり、３．８ｄＢＡ低減させることができた。ここで、音響ＰＷＬは、上記のとおり、ＩＳＯ６３９５に基づいて測定しており、旋回中心の地面を中心とする半径１０ｍの半球面上の６点で測定したものである。なお、油圧ショベルの上方高さ７ｍ点における騒音レベルは、６９ｄＢＡから６２ｄＢＡになり、７ｄＢＡ低減した。
【００３２】
また、ラジェータの前面においてファン風の風量を測定したところ、従来例２に係るエンジンガードの場合には１０３．２ｍ^３／ｍｉｎであった。それに対して、本実施例の場合には、測定誤差範囲内の１０２．９ｍ^３／ｍｉｎであり、排気ダクト１０が設けられているにもかかわらず、ファン風の風量低下は認められなかった。
【００３３】
本発明の実施の形態１または２においては、本発明の技術的思想を油圧ショベルのエンジンガードに対して適用した場合を例として説明した。しかしながら、本発明の技術的思想を、例えば自走式クレーン等、多くの建設機械のエンジンガードに対して適用することができるから、油圧ショベルのエンジンガードに限定されるものではない。なお、上記排気ダクトとは別に、油圧ポンプに面したサイドカバーに通風口を設けても良く、例えばエンジンルームの前方（または後方）に開口や別の排気ダクトを設けるようにしても良い。
【００３４】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の請求項１乃至３に係る建設機械によれば、エンジンルーム内の前記エンジンの後方で、かつ前記油圧ポンプの上方位置に直状の排気ダクトが設けられていて、エンジンに沿って流れてこのエンジンを冷却したファン風を、この排出ダクトを通すことにより曲がることなく水平方向に案内し、この排出ダクトの排出口より水平方向に排出するようになっている。従って、地面に対して垂直に設置されている冷却ファンの回転により発生するファン風は、エンジンに沿って流れた後、排気ダクトを通して曲がることなく排出される。そのため、エンジンルーム内にファン風が滞留するようなことがなくなるから、エンジンを効果的に冷却することができる。一方、エンジンルーム内において反射を繰返して減衰したエンジン音等は、排気ダクト内で反射を繰返してさらに減衰して放出される。従って、従来例１または２に係る油圧ショベルのエンジン・ポンプルームのように、エンジン音等の騒音が上方に放出されないから、建設機械の周囲騒音を低レベルにすることができる。そして、従来例１に係る油圧ショベルのエンジン冷却風路の場合のように、エンジンガードの外側に突出する排気ダクトが設けられていないので、排気ダクトにより建設機械の後方視界が阻害されるような恐れもない。また、エンジンの上方に移動した熱をエンジンルーム内の後方で、かつ油圧ポンプの上方位置に設けた排気ダクトから排出することができるので、エンジンを効果的に冷却することができる。
【００３５】
また、本発明の請求項２または３に係る建設機械によれば、記排気ダクトの内壁に吸音材が付設されている。従って、排出口から水平方向に放出されるエンジン音等の騒音は吸音材により吸収されるのに加えて、従来例２のように上方に放出されないから、建設機械の周囲騒音を低レベルにすることができる。さらに、請求項３に係る建設機械によれば、排気ダクトの内部に、表面に吸音材が付設されてなる仕切板が冷却風の流れに沿う向きに配設されているので、排出口から水平方向に放出されるエンジン音等の騒音を、請求項２に係る建設機械の場合よりも低レベルにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１に係り、図１(ａ)は車体の左右、かつ上下方向に切断した油圧ショベルのエンジンガードの模式的断面図、図１(ｂ)は図１(ａ)のＡ矢視図である。
【図２】本発明の実施の形態２に係り、図１(ａ)のＡ矢視図である。
【図３】従来例１に係り、エンジン冷却風路を適用した油圧ショベルの部分斜視図である。
【図４】従来例１に係り、エンジンルームの部分断面図である。
【図５】従来例１に係り、図４のＢ−Ｂ線断面図である。
【図６】従来例２に係る油圧ショベルのエンジン・ポンプルームの構成説明図である。
【符号の説明】
１…エンジンガード、１ａ…吸気開口
２…サイドカバー
３…ボンネット
４…下部フレーム
５…エンジンルーム
６…エンジン、６ａ…冷却ファ
７…油圧ポンプ
８…ラジェータ
９…オイルクーラ
１０…排気ダクト、１０ａ…排出口
１１，１２，１３，１４…吸音材
１５…仕切板
１６…吸音材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
More particularly, the present invention relates to a construction machine such as a hydraulic excavator or a crane, and more specifically, a radiator and a cooling fan are provided in front of the engine, and the engine is effectively cooled by the fan air generated by the cooling fan. The present invention relates to a construction machine that can reduce engine noise and the like emitted from a room.
[0002]
[Prior art]
As is well known, in a construction machine such as a hydraulic excavator, the ambient noise is reduced by covering an engine, a cooling fan, a hydraulic pump, and the like which are noise sources with an engine guard. However, in order to cool a heat generation source such as an engine, it is necessary to provide an intake opening for cooling air and an opening for exhaust in the engine guard, so generation of noise cannot be avoided. Therefore, various ideas have been made to reduce the noise emitted from the exhaust opening. As engine guards for hydraulic excavators designed to reduce noise, those disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 2001-193102 and 7-158111 are known.
[0003]
First, an engine cooling air passage of a hydraulic excavator according to Conventional Example 1 of the former (Japanese Patent Laid-Open No. 2001-193102) will be described with reference to the accompanying drawings. 3 is a partial perspective view of a hydraulic excavator to which an engine cooling air passage is applied, FIG. 4 is a partial cross-sectional view of the engine room, and FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
[0004]
This hydraulic excavator includes a lower traveling body 50 of a crawler traveling type (some tire traveling type). An upper swing body 51 is turnably mounted on the lower traveling body 50, a counterweight 61 is disposed at the upper rear end of the upper swing body 51, and an engine room 52 is provided with cooling air in front of it. It is installed with the direction left and right. A cooling air inlet 57 is provided at the left end of the vehicle body on the upper surface of the engine room 52, and a cooling air outlet 58 is provided at the right end of the vehicle body. A first fan air flow passage 53 is formed in the left-right direction of the vehicle body at the front portion of the counterweight 61. Then, the fan wind that has flowed into the first fan air flow channel 53 from the fan air flow opening 53 a provided in the vicinity of the outlet of the cooling fan 64 opens to the upper right side of the counterweight 61 on the front right side. The cooling air discharge side opening 53b is configured to be discharged upward.
[0005]
A second fan air diversion duct 54 is provided in the left-right direction of the vehicle body on the side surface of the engine room 52 on the vehicle body front side. And the fan wind which flowed into the 2nd fan air flow path 54 from the fan air flow distribution opening 54a provided in the blower outlet vicinity position of the cooling fan 64 from the opening 54b opened to the front right side of the engine room 52, It is configured to be discharged upward. Further, a fan air diversion duct 55 is provided in the left-right direction of the vehicle body on the upper surface of the engine room 52. The fan wind flowing into the fan air diversion duct 55 from the fan air diversion opening 55a provided in the vicinity of the outlet of the cooling fan 64 is discharged in a horizontal direction from the opening 55b opened on the right side of the fan diversion duct 55. It is comprised so that. Further, a sound absorbing material is attached to the inner surfaces of the first fan air flow channel 53, the second fan air flow diverting duct 54, and the fan air flow diverting duct 55.
[0006]
A hydraulic oil tank 62 is provided at a position in front of the engine room 52, and a fuel tank 63 is provided at a position in front of the hydraulic oil tank 62. In addition, a driver's cab 59 is provided on the left side of the front portion of the upper swing body 51, and a work machine (boom) 60 is provided in a substantially central portion. Further, a noise diffraction plate 56 is provided below the cooling air discharge port 58 provided at the rear portion of the upper partition wall 25a of the engine room 52.
[0007]
Next, an engine / pump room of a hydraulic excavator (hydraulic working machine) according to Conventional Example 2 of the latter (Japanese Patent Laid-Open No. 7-158111) will be described with reference to an example in which the construction machine is a hydraulic excavator. This will be described with reference to FIG.
[0008]
The engine / pump room 34 of the hydraulic excavator is partitioned into two chambers, an engine chamber 34 a and a pump chamber 34 b, by a partition plate 40. The partition plate 40 includes a substantially vertical partition wall portion 40a that partitions the engine 30 and the hydraulic pump 31, and a wind direction wall portion 40b that is connected to the partition wall portion 40a and is inclined obliquely upward. It consists of and. On the fixed cover 35b side of the canopy cover 35 facing the wind direction wall 40b, an opening 41a having a wide opening area near the side cover 36 and an opening 41b on the side close to the opening / closing cover 35a are formed. Has been.
[0009]
According to the engine pump room 34 of the hydraulic excavator according to the conventional example 2, the air flow (fan wind) in the engine chamber 34a generated by the cooling fan 32 is smoothly discharged, and an air pool is generated in the engine chamber 34a. Such a thing disappears. Accordingly, the overall heat balance is improved, and the heating element such as the engine 30 is effectively cooled.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
The engine cooling air passage of the hydraulic excavator according to the conventional example 1 and the engine pump room of the hydraulic excavator according to the conventional example 2 are considered to be useful as they are, but still have problems as described later. That is, in the case of the engine cooling air passage of the hydraulic excavator according to the conventional example 1, the cooling fan 64 is provided in each of the first fan air diversion passage 53, the second fan air diversion duct 54, and the fan air diversion duct 55. The fan wind flows in from the fan wind diversion opening provided in the vicinity of the air outlet. In particular, in the case of the first fan air flow passage 53 and the second fan air flow diversion duct 54, the opening for discharging the fan air faces upward.
[0011]
Therefore, according to the engine cooling air passage of the hydraulic excavator according to the conventional example 1, the fan air receives a large resistance. That is, a large resistance is received when the fan wind flows into the fan wind diversion opening, and a large resistance is received when the first fan wind diversion channel and the second fan wind diversion duct are discharged from the upward opening. In addition, the noise diffraction plate 56 receives a large resistance. Therefore, the fan air stays in the engine room after the engine is cooled, and it may be difficult to sufficiently cool the engine due to a decrease in the amount of cooling air. Furthermore, in the case of the fan air flow passage 55, it protrudes upward from the upper surface of the engine room. For this reason, the backward visibility from the cab is obstructed, and depending on the situation at the work site, the backward visibility of the hydraulic excavator may become a problem.
[0012]
Further, in the case of the engine / pump room of the hydraulic excavator according to the above-described conventional example 2, the engine / pump room 34 is divided into two chambers of the engine chamber 34a and the pump chamber 34b by the partition plate 40. Therefore, since the fan wind is bent upward from the horizontal, it receives resistance. As in the case of the conventional example 1, the fan wind stays in the engine room after cooling the engine, and the engine is The problem is that it is difficult to cool. Furthermore, no consideration is given to noise reduction, and noise is directly emitted from the upper opening toward the upper side, so that a noise reduction effect cannot be obtained.
[0013]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a construction machine that can effectively cool an engine and that is low in noise.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and therefore, in order to solve the above-mentioned problems, the features of the means adopted by the construction machine according to claim 1 of the present invention are at least a hood (3 ) And a side cover (2), and an engine room (5) formed in the engine guard (1) has an engine (6) and a front portion of the engine (6). In a construction machine in which a radiator (8) for cooling a cooling fan (6a) mounted on the side and a hydraulic pump (7) mounted on the rear side of the engine (6) are accommodated, the engine room (5 ) In the rear of the engine (6) and above the hydraulic pump (7) is provided with a straight exhaust duct (10) , the exhaust duct ( 10 ) along the engine ( 6 ) cold the engine (6) flow The fan air, the guides in the horizontal direction without bending by passing the exhaust duct (10), is in place and to discharge horizontally from the discharge port (10a) of the discharge duct (10).
[0015]
According to the construction machine of the first aspect, a straight exhaust duct is provided behind the engine in the engine room and above the hydraulic pump (7), and flows along the engine. The fan air that cools the engine is guided in the horizontal direction without bending by passing through the discharge duct, and is discharged in the horizontal direction from the discharge port of the discharge duct . Therefore, the fan wind generated by the rotation of the cooling fan installed perpendicular to the ground flows along the engine and is then discharged without bending through the exhaust duct. On the other hand, engine sound or the like attenuated by repeated reflection in the engine room is further attenuated and emitted by repeated reflection in the exhaust duct. Therefore, unlike the engine room (engine / pump room) of the hydraulic excavator according to the conventional example 1 or 2, noise such as engine sound is not released upward, so that ambient noise of the construction machine can be lowered. And since the exhaust duct which protruded the outer side of the engine guard is not provided like the prior art example 1, there is no possibility that the rear view of a construction machine may be obstructed by an exhaust duct. Further, since the heat that has moved to the upper side of the engine can be discharged from the exhaust duct provided at the rear of the engine room and at the upper position of the hydraulic pump, the engine can be effectively cooled.
[0016]
The construction machine according to claim 2 of the present invention is characterized in that the construction machine according to claim 1 is characterized in that a sound absorbing material is attached to the inner wall of the exhaust duct.
[0017]
According to the construction machine of the second aspect, the sound absorbing material is attached to the inner wall of the exhaust duct. Therefore, since noise such as engine sound released from the exhaust port in the horizontal direction is absorbed by the sound absorbing material, engine noise emitted from the exhaust duct in the horizontal direction can be reduced to a low level.
[0018]
A feature of the means adopted by the construction machine according to claim 3 of the present invention is that the construction machine according to any one of claims 1 and 2 is provided with a surface inside the exhaust duct. The partition plate provided with a sound absorbing material is disposed in a direction along the flow of the cooling air.
[0019]
According to the construction machine of the third aspect, the partition plate having the sound absorbing material on the surface is disposed in the exhaust duct in the direction along the flow of the cooling air. Accordingly, since noise such as engine sound is absorbed more when passing through the exhaust duct, the noise such as engine sound emitted from the exhaust duct in the horizontal direction is set to a lower level than in the case of the above-described second aspect. Can do.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a construction machine according to Embodiment 1 of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings, taking as an example a case where the construction machine is a hydraulic excavator. FIG. 1A is a schematic cross-sectional view of an engine guard of a hydraulic excavator cut in the left and right and up and down directions of the vehicle body, and FIG. 1B is a view taken in the direction of arrow A in FIG. The arrangement of the hydraulic excavator itself, the engine, and the engine room is similar to the configuration described in the first conventional example, and thus the description related to the hydraulic excavator itself is omitted.
[0021]
First, the configuration of the engine guard 1 of the hydraulic excavator according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. 1 (a) and 1 (b) sequentially. That is, the engine guard 1 includes a side cover 2 disposed on the front, rear, left and right sides of an engine 6 to be described later, an openable / closable bonnet 3 that constitutes an upper surface portion of the engine guard 1, and a lower frame 4. . In an engine room (engine / pump room) 5 formed inside the engine guard 1, an engine 6 having a cooling fan 6a attached to the front side and a hydraulic pump 7 attached to the rear side is provided. It is arranged. In addition, although the side cover 2 before and behind the engine 6 is referred to as a side cover for convenience, it is not normally referred to as a side cover, but corresponds to a partition. For example, the rear side is a partition with a counterweight. Here, the bonnet 3 disposed at the upper part of the engine 6 is not provided with an opening for exhaust.
[0022]
Further, a radiator 8 is disposed in front of the cooling fan 6a, and an oil cooler 9 is disposed in front of the radiator 8. That is, the cooling fan 6a is rotated so that air is sucked from an intake opening 1a provided in the side cover 2 that opens in front of the oil cooler 9.
[0023]
A fan wind that is cooling air for cooling the oil cooler 9, the radiator 8, and the engine 6 is disposed in the horizontal direction inside the engine guard 1 and above the hydraulic pump 7 on the rear side of the engine 6. A straight exhaust duct 10 having a discharge port 10a for discharging is provided. And the sheet-like sound-absorbing material 11, 12, 13, 14 which consists of foaming urethane, for example is affixed on each of the four inner wall surfaces of this exhaust duct 10. As shown in FIG. The engine guard 1 is provided with a muffler for silencing the exhaust gas sound of the engine, but the muffler is not shown.
[0024]
Therefore, according to the engine guard 1 of the hydraulic excavator according to the first embodiment, the fan wind generated by the rotation of the cooling fan 6a installed perpendicular to the ground flows along the engine 6 and flows into the engine 6. After being cooled, it is discharged through the exhaust duct 10 without bending. At this time, the heat moved upward of the engine 6 by the fan wind is also discharged through the exhaust duct 10. Therefore, the fan wind does not stay in the engine room 5 and the engine 6 can be effectively cooled.
[0025]
On the other hand, the engine sound or the like attenuated by repeated reflection in the engine room 5 is further attenuated and emitted by repeating reflection in the exhaust duct 10, so that ambient noise is also reduced. And since the exhaust duct etc. which protruded the outer side of the engine guard 1 are not provided like the case of the engine cooling air path of the hydraulic shovel which concerns on the prior art example 1, the back view of a hydraulic shovel is obstructed by an exhaust duct etc. There is no fear.
[0026]
Further, the sound absorbing materials 11, 12, 13, and 14 are attached to the four inner wall surfaces of the exhaust duct 10, and noise such as engine sound emitted from the discharge port 10a in the horizontal direction is the sound absorbing materials 11, 12, In addition to being attenuated by the motors 13 and 14, unlike the engine pump room of the hydraulic excavator according to the conventional example 2, there is no opening for exhausting the bonnet, and the noise in the engine room is upward. Since it is not released, the ambient noise of the excavator can be lowered.
[0027]
Next, a construction machine according to Embodiment 2 of the present invention will be described with reference to FIG. 2 as viewed in the direction of arrow A in FIG. However, since the second embodiment and the first embodiment are different only in the internal configuration of the exhaust duct 10, only the differences will be described.
[0028]
That is, in the hydraulic excavator according to the second embodiment, the interior of the exhaust duct 10 of the engine guard 1 is partitioned into three sections. More specifically, the two partition plates 15 each having the sound absorbing material 16 attached to the surface thereof are partitioned into three sections by being arranged in a direction along the flow of the fan wind, that is, parallel to the longitudinal direction of the vehicle body. ing. In the case of the second embodiment, as well understood from FIG. 2, the sound absorbing material 16 is attached to only one side surface of the partition plate 15, but can be attached to both side surfaces. Moreover, although it is divided into 3 sections by the partition plate 15, it may be divided into 2 sections or 4 sections.
[0029]
Therefore, according to the engine guard 1 according to the second embodiment, in addition to the effects equivalent to those of the first embodiment, the interior of the exhaust duct 10 has the sound absorbing material 16 attached to the surface. Since it is partitioned by the two partition plates 15, noise such as engine sound emitted from the discharge port 10a in the horizontal direction can be set to a lower level than in the case of the first embodiment.
[0030]
In the first or second embodiment, the case where the counter weight is arranged at the rear part of the engine room has been described as an example. However, when the counter weight is arranged on the left, right, left, right, and rear part of the engine room, the counter weight or the counter is used. The partition with the weight corresponds to the side cover.
[0031]
【Example】
An example where noise is measured for the engine guard 1 according to the first embodiment will be described. That is, the sound PWL of the engine guard of a 12-ton class hydraulic excavator was measured according to the noise test method specified in ISO6395. In the case of the engine guard according to Conventional Example 2 in which no exhaust duct was installed, it was 93 dBA. On the other hand, in this example, it was 89.2 dBA, and could be reduced by 3.8 dBA. Here, as described above, the acoustic PWL is measured based on ISO6395, and is measured at six points on a hemispherical surface having a radius of 10 m centering on the ground at the turning center. Note that the noise level at the upper height of 7 m of the excavator was changed from 69 dBA to 62 dBA, which was reduced by 7 dBA.
[0032]
Further, when the air volume of the fan wind was measured in front of the radiator, it was 103.2 m ³ / min in the case of the engine guard according to Conventional Example 2. On the other hand, in the case of this example, it was 102.9 m ³ / min within the measurement error range, and although the exhaust duct 10 was provided, no decrease in the fan air volume was observed.
[0033]
In the first or second embodiment of the present invention, the case where the technical idea of the present invention is applied to the engine guard of a hydraulic excavator has been described as an example. However, since the technical idea of the present invention can be applied to the engine guard of many construction machines such as a self-propelled crane, it is not limited to the engine guard of a hydraulic excavator. Aside from the exhaust duct, a vent hole may be provided in the side cover facing the hydraulic pump. For example, an opening or another exhaust duct may be provided in front (or rear) of the engine room.
[0034]
【The invention's effect】
As described above, according to the construction machine according to claims 1 to 3 of the present invention, the straight exhaust duct is provided behind the engine in the engine room and above the hydraulic pump. The fan wind that flows along the engine and cools the engine is guided in the horizontal direction without bending by passing through the discharge duct, and is discharged in the horizontal direction from the discharge port of the discharge duct . . Therefore, the fan wind generated by the rotation of the cooling fan installed perpendicular to the ground flows along the engine and is then discharged without bending through the exhaust duct. Therefore, the fan wind does not stay in the engine room, and the engine can be effectively cooled. On the other hand, engine sound or the like attenuated by repeated reflection in the engine room is further attenuated and emitted after repeated reflection in the exhaust duct. Therefore, unlike the engine / pump room of the hydraulic excavator according to the conventional example 1 or 2, noise such as engine noise is not released upward, so that ambient noise of the construction machine can be lowered. And since the exhaust duct which protrudes on the outer side of an engine guard is not provided like the case of the engine cooling air path of the hydraulic shovel which concerns on the prior art example 1, the rear view of a construction machine is obstructed by an exhaust duct There is no fear. Further, since the heat that has moved to the upper side of the engine can be discharged from the exhaust duct provided at the rear of the engine room and at the upper position of the hydraulic pump, the engine can be effectively cooled.
[0035]
In the construction machine according to claim 2 or 3, the sound absorbing material is attached to the inner wall of the exhaust duct. Accordingly, noise such as engine sound emitted from the discharge port in the horizontal direction is absorbed by the sound absorbing material and not emitted upward as in the conventional example 2, so that ambient noise of the construction machine is lowered to a low level. be able to. Further, according to the construction machine of the third aspect, the partition plate having the sound absorbing material attached to the surface is disposed in the exhaust duct in the direction along the flow of the cooling air, so that the horizontal direction from the discharge port Noise such as engine sound emitted in the direction can be set to a lower level than in the case of the construction machine according to claim 2.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 relates to a first embodiment of the present invention, FIG. 1 (a) is a schematic cross-sectional view of an engine guard of a hydraulic excavator cut in the left and right and up and down directions of the vehicle body, and FIG. 1 (b) is FIG. It is A arrow view of a).
FIG. 2 relates to the second embodiment of the present invention, and is a view taken along arrow A in FIG.
FIG. 3 is a partial perspective view of a hydraulic excavator to which an engine cooling air passage is applied according to Conventional Example 1;
FIG. 4 is a partial cross-sectional view of an engine room according to Conventional Example 1;
5 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 4 according to the first conventional example.
6 is an explanatory diagram of a configuration of an engine / pump room of a hydraulic excavator according to Conventional Example 2. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Engine guard, 1a ... Air intake opening 2 ... Side cover 3 ... Bonnet 4 ... Lower frame 5 ... Engine room 6 ... Engine, 6a ... Cooling fan 7 ... Hydraulic pump 8 ... Radiator 9 ... Oil cooler 10 ... Exhaust duct, 10a ... Discharge port 11, 12, 13, 14 ... sound absorbing material 15 ... partition plate 16 ... sound absorbing material

Claims

少なくともボンネット（3）と、サイドカバー（2）とを有するエンジンガード（1）を備え、このエンジンガード（1）内に形成されるエンジンルーム（5）にエンジン（6）と、このエンジン（6）の前部側に取付けられたラジェータ（8）冷却用の冷却ファン（6a）と、前記エンジン（6）の後部側に取付けられた油圧ポンプ（7）が収容されてなる建設機械において、前記エンジンルーム（5）内の前記エンジン（6）の後方で、かつ前記油圧ポンプ（7）の上方位置に直状の排気ダクト（10）を設け、前記排気ダクト（ 10 ）は、前記エンジン（ 6 ）に沿って流れてこのエンジン（ 6 ）を冷却したファン風を、前記排出ダクト（ 10 ）を通すことにより曲がることなく水平方向に案内し、前記排出ダクト（ 10 ）の排出口（ 10a ）より水平方向に排出するようにしたことを特徴とする建設機械。An engine guard (1) having at least a bonnet (3) and a side cover (2) is provided. The engine room (5) formed in the engine guard (1) has an engine (6) and the engine (6 In the construction machine in which the radiator (8) mounted on the front side of the cooling fan (6a) for cooling and the hydraulic pump (7) mounted on the rear side of the engine (6) are accommodated, A straight exhaust duct (10) is provided behind the engine (6) in the engine room (5) and above the hydraulic pump (7). The exhaust duct ( 10 ) is connected to the engine ( 6 ) And the fan wind that has cooled the engine ( 6 ) through the discharge duct ( 10 ) is guided in a horizontal direction without being bent , and is discharged from the discharge port ( 10a ) of the discharge duct ( 10 ). I'll drain it horizontally Construction machine which is characterized in that there was Unishi.

前記排気ダクト（10）の内壁に吸音材（ 11 ） , （ 12 ） , （ 13 ） , （ 14 ）を付設したことを特徴とする請求項１に記載の建設機械。The construction machine according to claim 1, wherein a sound absorbing material ( 11 ) , ( 12 ) , ( 13 ) , ( 14 ) is attached to an inner wall of the exhaust duct (10).

前記排気ダクト（10）の内部に、表面に吸音材（16）が付設されてなる仕切板（15）を前記冷却風の流れに沿う向きに配設したことを特徴とする請求項１または２のうちの何れか一つの項に記載の建設機械。 The partition plate (15) having a sound absorbing material (16) attached on the surface is disposed inside the exhaust duct (10) in a direction along the flow of the cooling air. The construction machine according to any one of the above.