JP4075370B2 - 大気圧検出手段の故障判定装置 - Google Patents
大気圧検出手段の故障判定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4075370B2 JP4075370B2 JP2001385959A JP2001385959A JP4075370B2 JP 4075370 B2 JP4075370 B2 JP 4075370B2 JP 2001385959 A JP2001385959 A JP 2001385959A JP 2001385959 A JP2001385959 A JP 2001385959A JP 4075370 B2 JP4075370 B2 JP 4075370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- atmospheric pressure
- engine
- failure
- pressure detection
- failure determination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/22—Safety or indicating devices for abnormal conditions
- F02D41/222—Safety or indicating devices for abnormal conditions relating to the failure of sensors or parameter detection devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/18—Circuit arrangements for generating control signals by measuring intake air flow
- F02D41/185—Circuit arrangements for generating control signals by measuring intake air flow using a vortex flow sensor
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L23/00—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
- G01L23/24—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid specially adapted for measuring pressure in inlet or exhaust ducts of internal-combustion engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/22—Safety or indicating devices for abnormal conditions
- F02D2041/228—Warning displays
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D2200/00—Input parameters for engine control
- F02D2200/02—Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
- F02D2200/04—Engine intake system parameters
- F02D2200/0404—Throttle position
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D2200/00—Input parameters for engine control
- F02D2200/02—Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
- F02D2200/04—Engine intake system parameters
- F02D2200/0414—Air temperature
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D2200/00—Input parameters for engine control
- F02D2200/70—Input parameters for engine control said parameters being related to the vehicle exterior
- F02D2200/703—Atmospheric pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D2200/00—Input parameters for engine control
- F02D2200/70—Input parameters for engine control said parameters being related to the vehicle exterior
- F02D2200/703—Atmospheric pressure
- F02D2200/704—Estimation of atmospheric pressure
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大気圧を検出してその検出信号を出力する大気圧検出手段の故障を判定する故障判定装置、特に車載状態で故障判定を行うことができる大気圧検出手段の故障判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大気圧は車両のエンジン運転状態との相関がなく、絶対圧力センサが1つの場合は、合理性チェック(Rationality Check)が困難であった。このため、従来、大気圧センサの故障モニタでは、大気圧センサが通常走行で検出可能な範囲を外れた値、即ち、断線やショートの場合のように通常検出範囲を外れたあり得ない圧力値を出力した場合に故障と判定するものであった。しかし、この通常検出範囲を外れたか否かで故障判定する装置では、通常検出範囲内の圧力でスタック(所定値で出力が固定されている状態)が生じた場合や、同通常検出範囲内の圧力値を出力するものであっても大気圧に対する応答性が悪化している場合には、これら故障を検出することはできなかった。
【0003】
この大気圧センサの故障判定装置として、例えば、特開平01−35053号公報の故障診断装置には、走行距離に対応する大気圧センサの検出値の変化量が同一走行距離に対応する設定値よりも大きい場合に大気圧センサが故障であると判定する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平01−35053号公報の故障診断装置であっても、大気圧センサが最大高度差範囲内でスタックしたり応答性が悪化しているような場合は大気圧センサが故障しているにもかかわらず正常と判定されることとなり、故障を正確に検出できないという問題がある。このため、絶対圧力センサがない場合でも、大気圧検出手段の合理的な故障診断を行うことができ、故障判定を速やかに、しかも誤判定なく行い、故障の診断精度の向上を図ることが望まれている。
【0005】
本発明は、以上のような課題に基づき、大気圧検出手段の合理的な故障診断を行うことができ、診断精度の向上を図れる大気圧検出手段の故障判定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、エンジンへ吸入される空気の大気圧を検出する大気圧検出手段と、上記エンジンの温度を検出する温度検出手段と、上記エンジンのキーオンによる始動後よりキーオフまでの間に、ウオームアップ処理に伴い上記エンジン温度が所定の暖気判定値を上回るのが判断されると上記エンジンに設けた記憶部に記憶する運転回数を1加算して更新すると共に、上記運転回数が所定回数を越えると故障を判定する条件が成立したと判定する条件判定手段と、上記大気圧検出手段の大気圧検出値の変化量が所定量を上回る場合は上記記憶部の運転回数をクリアし、上記大気圧検出値の変化量が所定量を下回る状態で、上記条件判定手段による条件が成立したときに上記大気圧検出手段が故障であると判定する故障判定手段とを備えることを特徴とする。
このように、始動時のエンジン温度から所定温度上昇したことを検出すると共にエンジン温度が所定の暖機完了温度を越えたときにエンジンがキーオン始動から所定期間継続して運転されたと判定するので、他の特別なセンサを用いることなくエンジンの短期間の運転を排除してエンジンが継続運転されたことを判別することができる。更に、簡素な制御ロジックで大気圧検出手段のスタック(所定値で出力が固定されている状態)や劣化を正確に検出することができ、速やかな修復のための対応ができる。また、運転された回数が一回のみでは正確な故障判定が出来ないが、所定回数を超えて初めて故障判定条件が成立するので車両の走行高度に変化がない場合であっても気象変化等による気圧変化を検出することが可能となり、どの様な運転環境にあっても大気圧検出手段の合理的な故障診断を行うことができ、誤判定を防止できる。これにより、大気圧検出手段の異常にもかかわらず高地と判定し、空燃比補正又は点火時期補正が行なわれて、運転性の悪化又はノッキングの発生等の不具合が発生するということを防止できる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載の大気圧検出手段の故障判定装置において、上記故障判定装置は上記大気圧検出手段の大気圧検出値が所定の高所相当圧力以下であることを判定する判定手段を備え、該高所相当圧力以下の判定時にのみ大気圧検出手段が故障であるか否か判定することを特徴とする。
このように、上記大気圧検出手段の出力が所定の高所相当圧力以上で禁止される場合、高所相当圧力以下でのみ大気圧検出手段の故障を判定するので、たとえ高所相当圧力より大きな低地側での出力状態で故障(スタック)していても大気圧検出手段の故障信号を発しないこととなるので、故障を回復処理するまでの間に、他の制御系のモニタでの判定処理が大気圧検出手段の故障により禁止に陥ることとなる運転域がむやみに拡大することを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態としての大気圧検出手段の故障判定装置を説明する。
【0010】
本発明の大気圧検出手段の故障判定装置は、図示しない車両のエンジン1の制御手段を成すエンジンコントローラ2に付設され、このエンジンコントローラ2が大気圧検出手段の故障判定装置の制御機能部を構成する。
エンジン1は多気筒エンジンであり、本体3には紙面垂直方向に複数気筒が直列に配備され、それら複数気筒は冷却系のウォータジャケット4により覆われている。
【0011】
各気筒の燃焼室5は吸、排気弁6、7を介し吸排気路8、9に連通可能である。ここでの吸、排気弁6、7はエンジンクランク軸11と連動する給排カム軸12を備えた図示しない動弁系に駆動される。
吸気路8はエアクリーナ13で外気を吸入し、これを吸気管14、サージタンク15、吸気多岐管16、吸気ポート17の順に流動させ、吸気弁6の開時に新気を燃焼室5に流入する。
【0012】
排気路9は排気弁7の開時に排気を燃焼室5より流出させる。この排気は排気多岐管18を通過し、比較的小容量で早期活性化を可能とする前段触媒19と比較的大容量で排ガスを耐久性良く浄化する後段触媒20を備えた排気管21を経て、図示しないマフラーを介して大気排出される。
BPを検出して出力する大気圧検出手段としての大気圧センサ23が両機能をエアクリーナ13の流出口131の近傍には吸入空気量Qaを検出して出力するエアフローセンサ22及び大気圧保持する状態で集約して配備され、その下流近傍に吸気温度Taを検出して出力する吸気温センサ24が配備される。これら吸入空気量Qa、大気圧BP、吸気温度Taの各検出値はエンジンコントローラ2に出力される。
【0013】
エアクリーナ13とサージタンク15の間の吸気路8にはスロットルバルブ25が配備され、同バルブを迂回する分岐路26が併設され、同分岐路26を開閉するアイドルスピードコントロールバルブ27が配備される。スロットルバルブ25の近傍にはスロットルバルブ25の全閉状態でオンするアイドルスイッチ28と、スロットルバルブ25の開度θsを検出するスロットルセンサ29とが取付けられている。これらの検出値はエンジンコントローラ2に出力される。なお、エンジンコントローラ2にはキーオン時にキーセンサ31よりキーオン信号Kが出力され、また、エンジン回転時にエンジン回転数信号Neがクランク角センサ32より出力される。
【0014】
吸気多岐管16の下流端近傍には吸気ポート17側に燃料噴射する燃料噴射弁34が装着される。燃料噴射弁34は燃料系の調圧手段33により燃圧調整された燃料を供給され、同加圧燃料をエンジンコントローラ2からの噴射信号に応じて噴射するように構成される。
本体3にはウォータジャケット4内の冷却水温を検出して水温Tw信号を出力するエンジン水温センサ35が取り付けられ、これら各検出信号はエンジンコントローラ2に出力される。
【0015】
エンジンコントローラ2は、入出力インターフェース201、記憶部202、バッテリバックアップ用の不揮発性メモリ203および中央処理部204を備え、エンジン1の燃料系、点火系、吸気系の各制御機能を備え、特に、大気圧検出手段の故障判定機能を備える。
【0016】
ここで、大気圧BPは燃料系における燃料制御での空燃比補正値としても、点火系における点火制御での点火時期補正値としても採用されている。特に、大気圧センサ23の出力が閾値である高所相当値BPα(図2参照)、例えば、570mmHg以下の低圧域である場合、図示しない空燃比センサ等の故障判定モニタを停止しており、大気圧センサ23が高所相当値BPα以下でスタックしたような場合、空燃比センサ等の故障判定モニタが停止されることより、大気圧センサ23の故障判定が速やかに実施される必要性は高いこととなる。
【0017】
ところで、エンジンコントローラ2は図3(a)に示すように、大気圧検出手段の故障判定機能部を成す条件判定手段A1、故障判定手段A2及び高所相当値BPα以下を判定する判定手段A3を備える。
条件判定手段A1は、エンジン1のキーオン始動(キースイッチ32オンK)から所定期間継続して運転されたことを1回として、キーオン始動から所定期間継続して運転されたとする運転回数Dnが所定回数Dαを越える(Dn≧Dα)と故障を判定する条件が成立したと判定する。
【0018】
すなわち、ここで1回の運転回数Dnとは、図4に示すように、キーオンKによりエンジン冷態時の水温Twの暖気が進み、暖気完了以後、図示しないエンジン冷却系が作動して過度の水温上昇が抑えられて走行が継続され、適時にエンジン停止(符号e)に達すると水温Tw低下が進み、1ウオームアップサイクル(W/U)が終了することで完了すると想定している。
【0019】
ここでは、例えば、温度検出手段である水温センサ35の出力する水温Twが冷態状態より72℃以上に上昇した時点で、この後、1ウオームアップサイクル(W/U)の運転が成されると推定し、その際に運転回数Dnを1回としてカウントするようにしている。なお、図4に1点鎖線で示すように、水温Twが72℃を上回る前の時点e1にエンジン停止したような短周期運転では運転回数Dnをカウントせず、これにより、大気圧センサ23の出力チェックを行うに充分な時間をかけて走行した場合を判定し、車両の短時間駆動時をカウントすることが無いようにしている。従って、大気圧センサ23の出力がほとんど変化しないような短時間のエンジン駆動のカウントを防止できる。
【0020】
ここでは水温センサ35のみにより、始動時のエンジン温度から所定温度上昇したことを検出すると共に所定の暖機完了温度(例えば、72℃)を越えたときにエンジンがキーオン始動から所定期間継続して運転されたと判定するので、他の特別なセンサを用いることなくエンジンが1ウオームアップサイクル(W/U)だけ継続運転されたことを判別することができる。
【0021】
上述の所定回数Dαは大気圧センサ23の出力が継続して所定期間変動せず、スタックと見做せるような故障判定期間に相当するよう設定され、ここでは、例えば1週間程度の経過があったと推定可能な所定回数Dαとして15回が設定された。ここでの所定回数Dαは、この値が小さ過ぎると大気圧センサ23出力に含まれる外乱による影響を受け易いし、多すぎると故障判定に遅れが生じ、何れの場合も信頼性を損ねるため、ここでは、15回として説明するが、この値は適宜増減修正することが可能である。
【0022】
故障判定手段A2は、所定回数Dαの経過中における大気圧検出値Pa(以後単に大気圧と記す)の変化量ΔBP(絶対値)が所定量Δbp以下(ΔBP≦Δbp)で、かつ、故障を判定する条件である所定回数Dαが成立したときに大気圧センサ23が故障であると判定する。
大気圧BPの変化量ΔBPは所定回数Dα内における、最大、最小大気圧BPMAX,BPMINの差分(=|BPMAX−BPMIN|)として算出される。所定量Δbpは同一地域に継続して一週間程度留まっているとして、通常、少なくとも5乃至6mmHg程度の大気圧の変動があると見做し、ここでは、3mmHgとして閾値を設定するが、この値は地域により適宜修正することができる。このような所定期間に相当する所定回数Dα内に所定量Δbp以上大気圧センサ23が変化しない場合は故障と判定することとなる。
【0023】
高所相当圧力以下を判定する判定手段A3は大気圧センサ23(大気圧検出手段)の大気圧BPが所定の高所相当圧力BPα以下であることを判定し、かつ、該高所相当圧力BPα以下の判定時にのみ大気圧センサ23が故障であるか否か判定する。
ここでの高所相当圧力BPαは次のような点を考慮し、ここでは570mmHg(図2参照)に設定される。
【0024】
高所相当圧力BPαを570mmHgとし、これ以下で故障判定を実施するとの条件を設けたとする。この場合、570mmHgより大きな出力状態でたとえ大気圧センサ23が故障したとしても大気圧センサ23の故障出力を発しないこととなる。このため、エンジン制御で用いる他のセンサ、例えば、燃料系の空燃比補正に使用される空燃比センサ等の故障判定モニタでの判定条件中に大気圧センサ23の出力が570mmHg以上でモニタするとの条件があるとした場合、大気圧センサ23の高所相当圧力BPα(570mmHg)以上での故障の場合はこの故障が他の故障判定モニタに影響を与えずに済む。すなわち、大気圧センサ23の故障を回復処理するまでの間に、他の制御系のモニタでの判定処理が大気圧検出手段の故障により禁止に陥る運転域がむやみに拡大することを防止できる。
【0025】
なお、ここでは、大気圧センサ23が高所相当圧力BPα以下でスタックした場合のみを判定することとするので、一旦故障した場合は570mmHg以下において故障したことを容易に判定でき、速やかに適正な修復のための対応処理ができる。なお、ここでの高所相当圧力BPαは570mmHgに限定されるものではなく、適宜修正できる。なお、高所相当圧力値BPα以下を判定する判定手段A3を排除した場合の実施形態を後述する。
【0026】
次に、エンジンコントローラ2が行う大気圧検出手段の故障判定処理を、図2に示す大気圧及び走行経過の関連を示す波形図、図5乃至図7に示す故障判定ルーチン、初期チェックルーチン、データ算出ルーチンに沿って説明する。
ここでは、大気圧検出手段の故障判定装置を搭載した図示しない車両は、通常、同一地域周辺で走行を繰り返すことが多い。同一地域における大気圧は晴天時に約760mmHg近傍の値を中心に天候の変化に応じて変動し、高地に遠出した時期(符号Eh)には図2に示すように低圧変動すると推定できる。
【0027】
1日当たり、車両はエンジン冷態時より暖気を完了して所定量走行を継続する1ウオームアップサイクル(W/U)の運転を概略2乃至3回行うことが多いと見做すことができ、図2には経過日に沿っての水温Twの経時変化線図を概略的に示した。
【0028】
このように使用される車両の走行時において、エンジンコントローラ2はエンジンキーのオン信号Kに応じて図示しないメインルーチン内での初期チェックを行う。初期チェックは、例えば、図6に示すように、ステップa1でキーオン信号Kの入力を確認し、ステップa2でエンジンコントローラ2の複数の制御系、例えば、吸気系、燃料系、点火系等の関連機器が正常か否かの自己チェックを行い、正常(OK)ではステップa3に、異常(Error)ではステップa4に進む。ステップa4では異常のある制御系のコード出力処理や、各故障センサ、例えば、大気圧センサ23の故障灯のオン処理を行い、ステップa3に達する。なお、エンジンコントローラ2の出力端子にはダイアグノシス コネクタ(図示せず)が接続され、このダイアグノシス コネクタには適時に周知のマルチユース テスタが連結される。このテスタに故障コードが表示されることで、例えば、大気圧センサ23の故障を検出でき、速やかな故障回復処理が成される。
【0029】
ステップa3では、吸気系、燃料系、点火系等の関連センサ、即ち、大気圧センサ23の大気圧BP、エアフローセンサ22の吸入空気量Qa、吸気温センサ24の吸気温度Ta、スロットルバルブ25の開度θs、アイドルスイッチ28のオンIon、水温センサ35の水温Tw、キーセンサ31のキーオン信号K、クランク角センサ32のエンジン回転数信号Ne、等がそれぞれ初期値として読み取られ、更に、各種フラグの初期値化、特に、後述のウオームアップフラグF(w/u)のクリア処理や、前回までの運転での最大、最小大気圧BPMAX,BPMIN及びクリアされてない現在までの運転回数Dnを不揮発メモリ203から読み込み、図示しないメインルーチンに戻る。
【0030】
エンジンコントローラ2は図示しないメインルーチンにおいて、その途中で上述の各センサのデータに基づきエンジン1の適正駆動のため、吸気系、燃料系、点火系の制御を順次実行し、車両の走行を継続させ、これに続いて、図5に示す故障判定ルーチンに達する。
ここではステップs1でキーオンK信号の入力を確認し、オン(Yes)ではステップs2に、オフ(No)ではステップs3に進む。ステップs2では最新の水温Twn,大気圧BPn、等のデータ読み取りを行い、ステップs4に進む。
【0031】
ステップs4では現在の大気圧BPが高所相当圧力BPα以下か否か判断し、即ち、判定手段A3として機能し、以下(Yes)ではステップs5に、上回る(No)と今回の制御を終了してメインルーチンに戻る。
【0032】
なお、図2に示すように、経過日が第1日乃至第3日目までの間は平地走行を7運転回数Dn繰返しているが、何れの場合もステップs4より現在の大気圧BPが高所相当圧力BPα(570mmHg)を上回ることより制御を終了してメインルーチンに戻る。
図2に示すように、経過日が第4、5日目に高所走行(符号Eh)に入り、高所相当圧力BPα以下で、即ち、高所走行時であるとして、ステップs4よりステップs5に達すると、図7に示したデータ算出処理を行い、その上でステップs6に進む。
【0033】
データ算出処理ルーチンのステップb1ではウオームアップフラグF(w/u)=1か否か判定し、冷態始動の初期では(No)のステップb2に、暖気が進むとステップb5に進む。
ステップb2では暖気前で水温Twが暖気判定値Twα、たとえば、72℃を上回ったか、否か判断し、暖気前(No)はステップb5に、72℃を上回る(Yes)とステップb3に進む。ステップb3では更に暖気が進み、図4の1ウオームアップサイクル(W/U)の走行が成されると見做し、ウオームアップフラグF(w/u)=1とし、ステップb4で現在までの運転回数Dnに1を加算して更新し、ステップb5に達する。
【0034】
ステップb5では最大大気圧BPMAXより最新の大気圧BPが大きいとステップs6で、最大大気圧BPMAXを更新してステップb7に進む。ステップb7では最小大気圧BPMINより最新の大気圧BPnが小さいとステップb8で、最小大気圧BPMINを更新してステップb9に進む。
ステップb9では最大、最小大気圧BPMAX,BPMINの差分(=|BPMAX−BPMIN|)を絶対値として算出し、変化量ΔBPとし、故障判定ルーチンのステップs6に進む。
ステップs6では変化量ΔBPが所定量Δbpを上回るか、否か判定し、上回るとステップs7に、そうでないと、ステップs8に進む。
【0035】
ステップs7では大気圧センサ23が変動し、正常作動していることを確認できた場合である。例えば、図2の第4日目の第8運転時の最小大気圧BPMINと最大大気圧BPMAXとの差分である変化量ΔBPが所定量Δbpを上回る場合である。このように、変化量ΔBPが所定量Δbpを上回る場合は常にステップs6よりステップs7に進み、今回の故障判定をクリアし、即ち、現在の運転回数Dnをクリアし、メインルーチンに戻る。なお、図2中にはクリア処理を符号Cを付した矢印で表した。
【0036】
大気圧センサ23が作動せずステップs6よりステップs8に進む場合、例えば、図2での第4、5日における第9運転時以降に大気圧センサ23が2点鎖線で示す大気圧BPを継続して出力しているものとする。この場合、第9運転時の最大大気圧BPMAXと最小大気圧BPMINの差分である変化量ΔBPがゼロに近く、所定量Δbpを下回る状態にある。
【0037】
このような状態でステップs8に達すると、ここでは現在の運転回数Dnが呼び出され、これが所定期間(概略1週間)に相当する所定回数Dα(=15回)を経過したか否か判断し、経過する前はこの回の制御を終了し、メインルーチンに戻り、再度故障判定ルーチンに達するとステップs1よりステップs6、s8を繰り返し走行する。そして、エンジンキーのキーオフを判定した場合、ステップs3に進み、最新のデータの内、特に、現在の運転回数Dnと最大、最小大気圧BPMAX,BPMINとをバッテリバックアップすべく、不揮発性メモリ203にセットし、制御を終了し、今回のウオームアップサイクル(W/U)での運転を終了する。
【0038】
更に、次のエンジンキーオンKで、冷態始動され、初期チェックルーチンのステップa3に達すると、再度、最大、最小大気圧BPMAX,BPMIN及び前回までの運転回数Dnを不揮発メモリ203から読み込み、メインルーチンを経て故障判定ルーチンに達し、ステップs5のデータ算出処理におけるステップb4に進むとする。ここでも運転回数Dnが1加算される。このように、1ウオームアップサイクル(W/U)での運転を終了する毎に、ステップs1よりステップs6、s8を繰り返し、運転回数Dnが1加算されることとなる。
やがて、運転回数Dnが15に達するとする。例えば、図2での第4日目の第9運転時以降に大気圧センサ23が2点鎖線s1で示す大気圧BPを継続して出力し、運転回数Dnが順次加算されたとする。
【0039】
この場合、第11日目の第23運転時に運転回数Dnが所定回数Dαを経過したと判断すると、その時点で、ステップs8よりステップs9に進む。この時点まで大気圧センサ23の変化量ΔBPが所定量Δbpを下回る状態にあり、スタック(所定値で出力が固定されている状態)と見做すことができる。ここでは故障コードを出力処理をし、不揮発性メモリ203にセットし、図示しない警告灯の点灯処理を行い、この回の制御を終了してメインルーチンに戻る。なお、この後、不揮発性メモリ203にセットされた故障コードは、再度の初期チェックルーチンにおいて、ステップa2よりステップa4に進むことで故障灯表示を繰り返すことができ、適時にダイアグノシス コネクタ(図示せず)を介し接続される周知のマルチユース テスタにより故障コードが表示され、故障箇所を検出でき、速やかな故障回復処理が成される。
【0040】
なお、図2中の第4日目の第9運転時以降に大気圧センサ23が実線で示す大気圧BPを継続して出力している場合には、第11運転時におけるステップs6で最小大気圧BPMINと最大大気圧BPMAXとの差分である変化量ΔBPが所定量Δbpを上回ることより、ステップs6よりステップs7に進み、現在の運転回数DnをクリアCし、メインルーチンに戻ることとなる。
このように、図1の大気圧検出手段の故障判定装置は、絶対圧センサ等の他の特別なセンサを用いることなく、且つ、図5,6,7に示したような、簡素な制御ロジックで大気圧検出センサ23のスタックや劣化を正確に検出することができ、速やかな修復のための対応ができる。
【0041】
また、運転回数Dnが一回のみでは正確な故障判定が出来ないが、所定回数Dα、ここでは15回を超えて初めて故障判定条件が成立するのでどの様な運転環境にあっても大気圧検出手段の合理的な故障診断を行うことができ、誤判定を防止できる。これにより、大気圧検出手段の異常にもかかわらず高地と判定し、空燃比補正又は点火時期補正、等が行なわれて、運転性、排ガスの悪化又はノッキングの発生等の不具合が発生するということを防止できる。
【0042】
図1の大気圧検出手段の故障判定装置は、故障判定ルーチンにおけるステップs4では高所相当圧力BPα以下での故障判定を行い、高所相当圧力BPα以上でのスタックは判断していない。これにより、たとえ高所相当圧力より大きな平地側での出力状態で故障(スタック)していても大気圧センサ23の故障信号を発しないこととなるので、故障を回復処理するまでの間に、他の制御系のモニタでの判定処理が大気圧検出手段の故障により禁止に陥る運転域がむやみに拡大することを防止できる。
【0043】
次に、図1の大気圧検出手段の故障判定装置に代えて、上述の故障判定ルーチンにおけるステップs4を排除し、全大気圧領域で故障判定ルーチンを実行するように構成することもでき、ここでのエンジンコントローラ2は図3(b)に示すように、大気圧検出手段の故障判定機能部を成す条件判定手段A1、故障判定手段A2を備える。ここで図3(b)に示す大気圧検出手段の故障判定機能部と図1の大気圧検出手段の故障判定装置とを比較すると、ここでは高所相当値BPα以下を判定する判定手段A3が排除された点のみが相違し、その他の制御構成、制御機構部は同一である。このため、重複する説明の一部を排除し、その他の部分を簡略化して説明する。
【0044】
図3(b)に示す大気圧検出手段の故障判定装置を用いた場合、次のような制御構成を採ることとなる。なお、ここでは図6の初期チェックルーチン、図5の故障判定ルーチン(ステップs4を排除し、ステップs2、5間が2点鎖線で示すように接続される)等、を参照して説明する。
即ち、故障判定ルーチンのステップs2より直接ステップs5に進み、ステップs5のデータ算出処理ルーチン(図7参照)に達するとする。ここでもステップb1からステップb9までを図1の大気圧検出手段の故障判定装置の場合と同様に実行する。特に、ステップb9に達した時点で図2の第2日目の第3運転時の最大大気圧BPMAXと最小大気圧BPMINの差分(=|BPMAX−BPMIN|)を変化量ΔBPとして算出し、ステップs6で変化量ΔBPが所定量Δbpを上回るとステップs7に進む。ここでは今回の故障判定をクリアCし、即ち、現在の運転回数Dnをクリアし、メインルーチンに戻ることと成る。
【0045】
このように、平地走行が経過日の第1日から第3日に7回行われるが、この間、平地走行にもかかわらず、第2日に気圧が低下し、この変化量ΔBPが所定量Δbpを上回ることで故障判定をクリアしている。
更に、図2の第2日目の第5運転時以降、2点鎖線s2で示すように、大気圧センサ23が作動せず、2点鎖線で示す大気圧BPを継続しているものと仮定する。この場合、第5運転時の最大大気圧BPMAXと最小大気圧BPMINの差分である変化量ΔBPがゼロに近く、所定量Δbpを下回る状態に陥る。
【0046】
この場合、第5運転時の1ウオームアップサイクル(W/U)が終了し、次のエンジンキーオンで第6運転時に入る。第6運転時の初期チェックルーチンのステップa3に達すると、再度、最大、最小大気圧BPMAX,BPMIN及び現在までの運転回数Dnを不揮発メモリ203から読み込み、メインルーチンに戻り、ステップs5の現在値算出処理におけるステップb4に達すると、冷態始動より暖気が進んだ場合にのみ運転回数Dnが1加算される。このようにして、運転回数Dnが順次1ずつ加算され、この運転回数Dnが15に達するとする。例えば、図2での第9日目の第19運転時に運転回数Dnが所定回数Dαに達したと判断し、その時点で、ステップs8よりステップs9に進む。この時点まで大気圧センサ23の変化量ΔBPが所定量Δbpを下回る状態にあり、スタックと見做すことができる。ここでは、故障コードを不揮発性メモリ203にセットし、図示しない警告灯の点灯処理を行い、この回の制御を終了してメインルーチンに戻る。
【0047】
このように、高所相当圧力BPαに達しない平地走行時においては車両の走行高度に変化がないが、この場合であっても気象変化等によって気圧変化量が所定量Δbp程度は約1週間(ここでは運転回数Dnが15と推定している)の間に生じると見做し、この変化が生じなければスタックや劣化が発生していると合理的に判定でき、速やかな修復のための対応ができる。
上述のところにおいてエンジン1は吸気多岐管16に燃料噴射弁34より燃料噴射するマルチポイントインジェクション方式を採るものとして説明したが、筒内噴射エンジンに本発明を適用することもでき、同様の効果を得られる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、始動時のエンジン温度から所定温度上昇したことを検出すると共にエンジン温度が所定の暖機完了温度を越えたときにエンジンがキーオン始動から所定期間継続して運転されたと判定するので、他の特別なセンサを用いることなくエンジンの短期間の運転を排除してエンジンが継続運転されたことを判別することができる。更に、簡素な制御ロジックで大気圧検出手段のスタックや劣化を正確に検出することができ、速やかな修復のための対応ができる。また、運転された回数が一回のみでは正確な故障判定が出来ないが、所定回数を超えて初めて故障判定条件が成立するので車両の走行高度に変化がない場合であっても気象変化等による気圧変化を検出することが可能となり、どの様な運転環境にあっても大気圧検出手段の合理的な故障診断を行うことができ、誤判定を防止できる。これにより、大気圧検出手段の異常にもかかわらず高地と判定し、空燃比補正又は点火時期補正が行なわれて、運転性の悪化又はノッキングの発生等の不具合が発生するということを防止できる。
【0050】
更に、大気圧検出手段の出力が所定の高所相当圧力以上で禁止されるように制御する場合、高所相当圧力以下でのみ大気圧検出手段の故障を判定するので、たとえ高所相当圧力より大きな低地側での出力状態で故障していても大気圧検出手段の故障信号を発しないこととなるので、故障を回復処理するまでの間に、他の制御系のモニタでの判定処理が大気圧検出手段の故障により禁止に陥ることとなる運転域がむやみに拡大することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての大気圧検出手段の故障判定装置を適用した車両のエンジンの概略構成図である。
【図2】図1の車両の走行地域における大気圧及び走行経過の関連を示す波形図である。
【図3】図1の故障判定装置の制御構成を示すブロック図で、(a)は第1の実施形態、(b)第2の実施形態を示す。
【図4】図1の車両のエンジンの水温変化特性図である。
【図5】図1の故障判定装置のエンジンコントローラが行う故障判定ルーチンのフローチャートである。
【図6】図1の故障判定装置のエンジンコントローラが行う初期チェックルーチンのフローチャートである。
【図7】図1の故障判定装置のエンジンコントローラが行うデータ算出ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 エンジンコントローラ
23 大気圧センサ
35 水温センサ
BP 大気圧
A1 条件判定手段
A2 故障判定手段
A3 高所相当圧力値以下を判定する判定手段
BPα 高所相当圧力値
Dn 運転回数
Dα 所定回数
Tw 水温
ΔPn 変化量
ΔPα 所定量
(W/U) 1ウオームアップサイクル
Claims (2)
- エンジンへ吸入される空気の大気圧を検出する大気圧検出手段と、
上記エンジンの温度を検出する温度検出手段と、
上記エンジンのキーオンによる始動後よりキーオフまでの間に、ウオームアップ処理に伴い上記エンジン温度が所定の暖気判定値を上回るのが判断されると上記エンジンに設けた記憶部に記憶する運転回数を1加算して更新すると共に、上記運転回数が所定回数を越えると故障を判定する条件が成立したと判定する条件判定手段と、
上記大気圧検出手段の大気圧検出値の変化量が所定量を上回る場合は上記記憶部の運転回数をクリアし、上記大気圧検出値の変化量が所定量を下回る状態で、上記条件判定手段による条件が成立したときに上記大気圧検出手段が故障であると判定する故障判定手段と、を備えることを特徴とする大気圧検出手段の故障判定装置。 - 請求項1記載の大気圧検出手段の故障判定装置において、
上記故障判定装置は上記大気圧検出手段の大気圧検出値が所定の高所相当圧力以下であることを判定する判定手段を備え、該高所相当圧力以下の判定時にのみ大気圧検出手段が故障であるか否か判定することを特徴とする請求項1記載の大気圧検出手段の故障判定装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001385959A JP4075370B2 (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 大気圧検出手段の故障判定装置 |
US10/322,738 US6754611B2 (en) | 2001-12-19 | 2002-12-19 | Failure diagnostic system for atmospheric pressure detecting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001385959A JP4075370B2 (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 大気圧検出手段の故障判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003184628A JP2003184628A (ja) | 2003-07-03 |
JP4075370B2 true JP4075370B2 (ja) | 2008-04-16 |
Family
ID=19187885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001385959A Expired - Fee Related JP4075370B2 (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 大気圧検出手段の故障判定装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6754611B2 (ja) |
JP (1) | JP4075370B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10147189A1 (de) * | 2001-09-25 | 2003-04-24 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zum Betreiben eines Kraftstoffversorgungssystems für einen Verbrennungsmotor eines Kraftfahrzeugs |
TW559640B (en) * | 2001-10-31 | 2003-11-01 | Yamaha Motor Co Ltd | Device and method for detection of atmospheric pressure of engine |
DE10248627B4 (de) * | 2002-10-18 | 2014-05-22 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine, Brennkraftmaschine sowie Steuergerät hierfür |
KR100598853B1 (ko) * | 2004-12-23 | 2006-07-11 | 현대자동차주식회사 | 압력센서의 고장 판단방법 |
US7562561B2 (en) * | 2007-04-13 | 2009-07-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Intake air leak determination system and method |
CN103636142A (zh) * | 2012-06-14 | 2014-03-12 | 华为终端有限公司 | 用于移动设备的气压校准方法、校准设备以及移动设备 |
JP5572683B2 (ja) * | 2012-10-11 | 2014-08-13 | 富士通テン株式会社 | エンジンの制御装置および制御方法 |
US10414391B2 (en) * | 2015-08-19 | 2019-09-17 | Cummins Inc. | Engine start/stop control system and method |
JP7259887B2 (ja) * | 2021-04-23 | 2023-04-18 | いすゞ自動車株式会社 | 異常判定装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61261145A (ja) * | 1985-05-15 | 1986-11-19 | Toyota Motor Corp | 車両用故障診断装置 |
JP2518294B2 (ja) | 1987-07-29 | 1996-07-24 | トヨタ自動車株式会社 | 大気圧センサの故障診断装置 |
US6367316B1 (en) * | 1998-04-13 | 2002-04-09 | Cummins Engine Company, Inc. | Real-time mass flow measurement |
JP3367472B2 (ja) * | 1999-06-29 | 2003-01-14 | トヨタ自動車株式会社 | エバポパージシステムの故障診断装置 |
JP3819212B2 (ja) * | 2000-04-03 | 2006-09-06 | 本田技研工業株式会社 | 蒸発燃料処理装置の故障診断装置 |
JP2001304043A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Hitachi Ltd | 排気ガス再循環装置の故障診断装置 |
-
2001
- 2001-12-19 JP JP2001385959A patent/JP4075370B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-12-19 US US10/322,738 patent/US6754611B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003184628A (ja) | 2003-07-03 |
US20030126907A1 (en) | 2003-07-10 |
US6754611B2 (en) | 2004-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7380448B2 (en) | Malfunction detection apparatus for pressure sensor | |
JP3239701B2 (ja) | 燃料蒸気処理装置の故障診断装置 | |
US7448202B2 (en) | Diagnosis apparatus for secondary air supply apparatus | |
JP4335167B2 (ja) | 内燃機関制御装置 | |
US6712046B2 (en) | Engine control device | |
JPH06146867A (ja) | 二次空気供給機構の異常検出装置 | |
JP4075370B2 (ja) | 大気圧検出手段の故障判定装置 | |
JP3265794B2 (ja) | 内燃機関の触媒劣化判定装置 | |
KR940004347B1 (ko) | 내연기관 연료제어시스팀 | |
JPH11343910A (ja) | エンジン燃料供給診断装置、該診断方法および燃料供給装置 | |
JP2007303294A (ja) | 過給機付き内燃機関の制御装置 | |
JP3915506B2 (ja) | 吸気温度検出手段の故障判定装置 | |
JP2002349357A (ja) | 排出ガス環流システムの異常診断装置 | |
US7313912B2 (en) | Secondary air supply system for internal combustion engine | |
JP3997563B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP4657170B2 (ja) | エンジンの燃料供給装置 | |
JP4277588B2 (ja) | 空気供給装置 | |
JPH06167236A (ja) | 圧力センサの故障検出装置 | |
JP6559002B2 (ja) | ラムダセンサ故障診断方法及び車両用動作制御装置 | |
JPH09303214A (ja) | エバポシステムの診断方法 | |
JP4561446B2 (ja) | 内燃機関の二次エア供給制御装置 | |
JP2007262895A (ja) | 排気系の故障診断装置 | |
JP2001132590A (ja) | エンジンのアシストエア供給系の診断装置 | |
JP2014214681A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JPS6189956A (ja) | 電子制御式燃料噴射装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040416 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070410 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070605 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070626 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130208 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140208 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |