JP4074828B2 - 測距センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、三角測距方式の測距センサの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、三角測距方式の測距センサは、発光素子(たとえば、LED(Light Emitting Diode))から、測距対象物に対して、投光したときの測距対象物から拡散反射した光線の一部を受光素子(たとえば、PSD(Position Sensitive Device))にて受光することにより、対象物までの距離を検出する。測距センサは、検出された距離に応じて、出力を行なう。たとえば、測距センサは、測距対象物までの距離に応じたアナログ信号を出力するためのアナログ出力を行なう。または、測距センサは、予め設定される設定距離となるに応じて、ディジタル信号を出力するためのディジタル出力を行なう。
【0003】
測距センサの従来例としては、撮影光学系の光軸またはファインダ光学系の光軸と、AF光学系の光軸とが一致していないカメラにおいて、被写体距離および焦点距離にもかかわらず、撮影画面またはファインダ視野における測距ゾーンの位置および範囲と実際の測距位置および測距範囲をできる限り一致させることができる自動焦点検出装置を備えたカメラについて以下のような構成が公知である(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
すなわち、この従来例では、撮影光学系と、撮影光学系の光軸とは異なる光軸を有し、一対の被写体像をそれぞれラインセンサの異なる領域に投影する焦点検出光学系と、2つの受光領域からの出力に基づいて被写体の距離を検出するCPUとを備えた自動焦点検出装置であって、上記ラインセンサを2列以上設け、上記撮影光学系の撮影条件に応じて使用するラインセンサを選択する切替え回路を備えるカメラの構成が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−258093号公報明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、測距センサの出力は、アナログ出力およびディジタル出力のうちいずれか一方の出力しか行なえないため、アナログ出力とディジタル出力との組み合わせなどが自在に行なうことができないという問題があった。
【0007】
また、測距センサは、それぞれの用途に応じたセンサを別々に設置する必要がある。そのため、価格・設置場所の制約などが発生していた。
【0008】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、三角測距方式の測距センサにおいて、アナログ出力とディジタル出力とを出力することにより、出力の組み合わせ、出力の使い分けおよび用途に応じた対応を可能とする測距センサの提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明のある局面に従うと、測距対象物との距離を測定するための測距センサであって、測距対象物に対して、投光を行なうための第1の発光素子と、投光に対する測距対象物からの反射光を受光するための受光素子と、受光素子上の反射光を受光する受光位置に基づいて、測距対象物との測定距離に応じたレベルを有する信号に換算するための信号処理手段と、測距センサの動作を制御するための制御手段とを備え、制御手段は、信号処理手段により換算された換算信号を、外部に出力する信号レベルを有するアナログ信号として出力するためのアナログ出力手段と、アナログ信号の信号レベルと、予め設定された設定信号レベルとの比較を行なうための比較手段と、比較手段による比較結果を表わすディジタル信号を出力するためのディジタル出力手段とを含む。
【0010】
好ましくは、受光素子から第1の発光素子の位置までの直線距離を第1の基線長とし、第1の基線長と同一直線上であって、受光素子に対して第1の基線長とは異なる第2の基線長を有する位置に設けられ、測距対象物に対して、投光を行なうための第2の発光素子と、外部からの切替え信号に応じて、第1の発光素子および第2の発光素子のうちのいずれか一方を選択するための切替え手段とをさらに備え、信号処理手段は、切替え信号に応じて、第1の基線長と第2の基線長とのうちのいずれか一方に対応する換算信号の換算方法を選択する。
【0011】
好ましくは、アナログ出力手段は、第1の発光素子および第2の発光素子のうちのいずれか一方に対応する測距出力を行ない、ディジタル出力手段は、他方に対応する測距出力を行なう。
【0012】
好ましくは、アナログ出力手段は、第1の発光素子および第2の発光素子がそれぞれ有する測距範囲に対応する測距出力を行なう。
【0013】
好ましくは、ディジタル出力手段は、第1の発光素子および第2の発光素子のそれぞれに対して、予め設定される設定信号レベルに基づいて、測距出力を行なう。
【0014】
この発明の他の局面に従うと、測距対象物との距離を測定するための測距センサであって、測距対象物に対して、投光を行なうための複数の発光素子と、複数の発光素子からのそれぞれの投光に対する測距対象物からの反射光を受光するための受光素子と、外部からの切替え信号に応じて、複数の発光素子のうちのいずれか一つを選択するための切替え手段と、複数の発光素子のそれぞれに対応し、受光素子上の反射光を受光する受光位置に基づいて、測距対象物との測定距離に応じたレベルを有する信号に換算するための信号処理手段とを備え、信号処理手段は、受光素子と複数の発光素子との間の直線距離に対応する複数の基線長に基づいて換算される換算信号の複数の換算方法のうち、切替え信号に応じて選択される発光素子に対応する換算方法を選択し、測距センサの動作を制御するための制御手段をさらに備え、制御手段は、換算信号を外部に出力する信号レベルを有するアナログ信号として出力するためのアナログ出力手段と、アナログ信号の信号レベルと、予め設定された設定信号レベルとの比較を行なうための比較手段と、比較手段による比較結果を表わすディジタル信号を出力するためのディジタル出力手段と、切替え信号に応じて選択される発光素子に応じて、アナログ出力手段とディジタル出力手段とのうちいずれか一方を選択するための出力選択手段とをさらに含む。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の説明では、同一の構成部分には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについて詳細な説明は繰り返さない。
【0016】
[実施の形態1]
まず、本発明の測距センサを説明する前提として、測距センサの距離測定の原理を図面を参照しつつ説明する。
【0017】
図1は、測距センサ100の距離測定の原理を説明するための図である。
図1を参照して、測距センサ100は、光を投光するための発光素子2と、発光素子2から投光された光を集束させるための発光レンズ4と、測距対象物6から拡散反射した光線の一部を集束させるための受光レンズ8と、受光レンズ8において集束された光を受けるための受光素子10とを備える。
【0018】
発光素子2は、特に限定されないが、たとえば、LEDである。一方、受光素子10は、特に限定されないが、たとえば、PSDである。
【0019】
発光素子2から投光された光は、発光レンズ4において、集束される。集束された光は、測距対象物6において反射する。測距対象物6から拡散反射した光線の一部は、受光レンズ8において、集束される。そして、集束された光は、受光素子10において、受光する。このとき、発光レンズ4および受光レンズ8から測距対象物6までの距離は、受光素子10上における光量ピーク位置を検出することにより求めることができる。すなわち、発光素子2と受光素子10との間の基線長と焦点距離と光量ピーク位置とにより、測距対象物6までの距離を求めることが可能となる。受光素子10により検出される光量ピーク位置および基線長および焦点距離に基づいて、信号処理回路(図示せず)は、距離に応じたレベルを有する信号を出力する。「距離に応じたレベルを有する信号」とは、たとえば、距離に比例する電圧である。
【0020】
図5は、三角測距方式の測距センサ500の構成を例にとって説明するための概略図である。
【0021】
図5を参照して、三角測距方式の測距センサ500は、図1を用いて説明したとおり、センサ部502に含まれるLED(図示せず)から、測距対象物に対し投光する。投光された光は、測距対象物において反射する。そして、測距対象物から拡散反射した光線の一部を、センサ部502に含まれるPSD(図示せず)にて受光することにより、測距対象物までの距離の検出を可能とする。
【0022】
センサ部502に含まれる信号処理回路(図示せず)は、受光したPSD上の光量ピーク位置、LEDとPSDとの基線長および焦点距離に基づいて、距離に応じたレベルを有する信号に換算する。そして、センサ部502からの測距出力として、換算された信号は、アナログ信号としてアナログ出力される。あるいは、センサ部502からの測距出力として、換算された信号は、ディジタル信号としてディジタル出力される。「アナログ信号」は、たとえば、距離に応じて変化する出力電圧である。また、「デジタル信号」は、たとえば、測定距離が予め設定された距離となるに応じて、切替わる2つの異なる出力電圧である。
【0023】
しかしながら、測距センサ500は、1個の測距センサ500に対して、出力をアナログ出力とディジタル出力とのうちいずれか一方しか選択できない。
【0024】
そこで、本発明の実施の形態1において、測距センサは、1個の測距センサにより、アナログ出力とディジタル出力とを出力できることとした。
【0025】
図2は、本発明の実施の形態1における測距センサ200の構成を示す概略図である。
【0026】
図2を参照して、測距センサ200は、測距対象物に対して投光するためのLED16.1と、LED16.1を発光させるためのLED駆動部18と、測距対象物から拡散反射した光線の一部を受光するためのPSD12と、PSD12において受光された光の受光位置に基づいて、測距センサ200から測距対象物までの距離に対応する電圧に換算するための信号処理部14と、外部にアナログ信号を出力するための出力端子22と、外部にディジタル信号を出力するための出力端子24と、外部の電源電圧Vccと接続される電源部26と、測距センサ200の動作を制御するための制御部20とを備える。
【0027】
また、制御部20は、信号処理部14により換算された測定距離に対応する電圧を増幅等により外部に出力する電圧に変換するための変換部30と、予め設定される設定電圧と変換部30により変換された電圧とを比較するための比較部28とを含む。
【0028】
また、測距センサ200は、グラウンドGNDに接続されている。
電源部26は、LED駆動部18と、信号処理部14と、制御部20とに電力を供給する。
【0029】
制御部20は、測距動作を行なうときに、LED駆動部18により、LED16.1を発光させる。発光により投光された光は、測距対象物において、反射する。そして、測距対象物から拡散反射した光線の一部は、PSD12において受光される。受光した反射光は、PSD12上に光スポットを作る。PSD12において、光スポット全体の光量分布における光量重心位置の情報が得られる。そして、光量重心位置を光量ピーク位置として、信号処理部14は、PSD12上の光量ピーク位置に基づいて、測距センサ200から対象物までの距離に対応した電圧に換算する。制御部20は、変換部30により、換算された換算電圧を外部に出力する出力電圧に変換させる。そして、出力端子22により、外部にアナログ信号が出力される。また、比較部28は、変換部30により変換された出力電圧と、内部に予め設定される設定電圧との比較を行なう。そして、出力端子24により、比較結果を表わすデジタル信号が出力される。ここで、デジタル信号は、特に限定されないが、たとえば、比較部28により、比較結果に応じて、2つの異なる出力電圧のうちいずれか一方が選択されて、出力端子24により選択された出力電圧である。
【0030】
本発明の実施の形態1における測距センサ200は、1個の測距センサ200に含まれる信号処理部14において、一回の測距動作で、アナログ出力と、ディジタル出力とを出力することが可能である。
【0031】
なお、本発明の実施の形態1における測距センサ200に備わる発光素子としては、LED16.1に特に限定されない。たとえば、発光素子として、レーザを用いてもよい。
【0032】
以上説明したとおり、本発明の実施の形態1における測距センサ200は、アナログ出力と、ディジタル出力とを出力させることが可能となる。
【0033】
そのため、たとえば、本発明の実施の形態1における測距センサ200は、以下のような測距動作が可能となる。すなわち、測距センサ200は、測定距離に応じた出力をするアナログ出力により、測距対象物の移動状況を確認できる。このとき、測距センサ200は、測距対象物との測定距離が予め設定される設定距離となるに応じて、ディジタル信号を出力するディジタル出力により、設定距離における測距対象物の有無を確認することができる。
【0034】
そのため、アナログ出力とディジタル出力を行なうための測距センサをそれぞれ別々に用意する必要がないため、価格的にも有効である。
【0035】
[実施の形態2]
次に、1個の受光素子(たとえば、PSD)に対して、2個の発光素子(たとえば、LED)を備える測距センサの構成および動作について説明する。
【0036】
図3は、本発明の実施の形態2における測距センサ300の構成を示す概略図である。
【0037】
図3を参照して、本発明の実施の形態2における測距センサ300は、実施の形態1において説明した測距センサ200と以下の点で異なる。
【0038】
本発明の実施の形態2における測距センサ300は、LED16.1と基線長の異なる位置に設置されたLED16.2と、切替え信号に応じて、LED16.1およびLED16.2のうちいずれかを選択して発光させるためのLED切替え部34と、LED切替え部34および信号処理部14に切替え信号を送信するための入力端子36とをさらに備える。
【0039】
測距センサ300は、1個のPSD12に対して、基線長の異なる位置に設置された2個のLED16.1およびLED16.2を備える。そして、LED切替え部34は、切替え信号に応じて、LEDを選択的に切替える。このとき、切替え信号は、入力端子36から入力される。また、測距センサ300は、LED同士の干渉を防ぐために、LED切替え部34により、切替え信号に基づいて、LED16.1およびLED16.2を交互に発光させることにより、1個のPSD12に対して、LED16.1およびLED16.2のそれぞれに対応する測距出力を同時に得ることができる。
【0040】
また、信号処理部14は、入力される切替え信号に応じて、LED16.1とPSD12との間の基線長およびLED16.2とPSDとの間の基線長にそれぞれ対応する測定距離の換算方法を切替える。
【0041】
本発明の実施の形態2における測距センサ300は、LED16.1およびLED16.2のうち一方のLEDに対応する測距出力をアナログ出力とし、他方のLEDに対応する測距出力をディジタル出力とすることが可能である。
【0042】
たとえば、測距センサ300において、長距離の測距および短距離の測距の2種類の測距範囲を設ける場合、長距離の測距は、物体が近づいたり遠ざかったりの移動状況を確認するためにアナログ出力とする。また、短距離の測距は、予め設定される設定距離に物体があるか否かを判断するためのディジタル出力とする。その結果、長距離、短距離によって異なる状況判断が測距センサ300を用いることにより、可能となる。
【0043】
また、測距センサ300は、それぞれのLEDに対応する出力をアナログ出力とディジタル出力とを同時に出力することも可能である。
【0044】
または、本発明の実施の形態2における測距センサ300は、LED16.1およびLED16.2にそれぞれ対応する出力をアナログ出力とディジタル出力とのうちのいずれかに固定することも可能である。
【0045】
たとえば、本発明の実施の形態2における測距センサ300は、2個のLED16.1およびLED16.2のそれぞれに対応する測距出力をアナログ出力とし、測定距離の範囲が異なるLED16.1およびLED16.2を備えることにより、測定可能な距離の範囲を広げることができる。すなわち、測距対象物が近づいたか遠ざかっているかが区別できる領域の拡大ができる。あるいは、本発明の実施の形態2における測距センサ300は、2個のLED16.1およびLED16.2のそれぞれに対応する測距出力をディジタル出力とすることにより、設定距離を2種類設定できる。すなわち、2種類の設定距離によって決まる範囲内に測距対象物があるか否かを簡単に判定できる。
【0046】
以上説明したとおり、本発明の実施の形態2における測距センサ300は、2個のLEDを備えることにより、実施の形態1において説明した測距センサ200の効果の他、以下のような効果を示す。
【0047】
すなわち、基線長の異なる位置に2個のLEDを設置することにより、測距センサ300は、各基線長位置における2個のLEDに対応する測距出力をそれぞれアナログ出力とディジタル出力とを出力することが可能となる。そのため、測距対象物の検出状態に合わせた出力が可能となる。そのため、測距センサとしての用途が拡大する。
【0048】
または、測距センサ300は、2個の測定距離の範囲の異なるLEDを備えることにより、測定可能な距離の範囲を広げることができる。
【0049】
あるいは、測距センサ300は、2個のLEDに対応する測距出力をディジタル出力とすることにより、設定距離を2種類設定できる。
【0050】
[実施の形態3]
次に、1個の受光素子(たとえば、PSD)と複数の発光素子(たとえば、LED)とを備える測距センサの構成および動作について説明する。
【0051】
図4は、本発明の実施の形態3における測距センサ400の構成を示す概略図である。
【0052】
図4を参照して、本発明の実施の形態3における測距センサ400は、実施の形態2において説明した測距センサ300と以下の点で異なる。
【0053】
測距センサ400は、複数のLED16.1〜16.nをさらに備える。また、制御部20は、切替え信号に応じて選択されるLEDに応じて、アナログ出力とディジタル出力とのうちいずれか一方を選択するための出力選択部38をさらに含む。
【0054】
測距センサ400は、1個のPSD12に対して、それぞれ基線長の異なる位置に設置された複数のLED16.1〜16.nを備える。そして、LED切替え部34は、切替え信号に応じて、LEDを選択的に切替える。そのため、1個のPSD12に対してLED16.1〜16.nのそれぞれに対応する測距出力を同時に得ることができる。また、複数のLEDは、それぞれ基線長が異なる。そのため、信号処理部14は、入力される切替え信号に応じて、複数のLEDのそれぞれに対応する測定距離の換算方法を切替える。
【0055】
出力選択部38において、複数のLED16.1〜16.nのそれぞれに対応する測距出力が割り当てられる。すなわち、選択されるLEDに応じて、アナログ出力およびディジタル出力のうちのいずれか一方を選択して出力することが可能となる。そのため、複数のLED16.1〜16.nに対して、自在に測距出力を割り当てることができる。
【0056】
以上説明したとおり、本発明の実施の形態3における測距センサ400は、複数のLEDを備えることにより、実施の形態2において説明した測距センサ300の効果の他、以下のような効果を示す。
【0057】
すなわち、基線長の異なる位置に複数のLEDを設置することにより、測距センサ400は、各基線長位置における複数のLEDに対応する測距出力をそれぞれアナログ出力とディジタル出力とを自由に割り当てて出力することが可能となる。そのため、測距対象物の検出状態に合わせた出力の組み合わせも可能となり、測距センサとしての用途が拡大する。
【0058】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0059】
【発明の効果】
測距センサは、発光素子からの投光に対する測距対象物からの反射光の受光位置に基づいて、信号処理手段により換算された測定距離に応じたレベルを有する換算信号を、外部にアナログ信号として出力するためのアナログ出力手段と、アナログ信号の信号レベルと、予め設定された設定信号レベルとの比較結果を表わすディジタル信号を出力するためのディジタル出力手段とを含むことにより、測定距離に比例したアナログ信号の出力と、測定距離が予め設定された距離となるに応じてディジタル信号の出力とを用途に応じて組み合わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 測距センサ100の距離測定の原理を説明するための図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における測距センサ200の構成を示す概略図である。
【図3】 本発明の実施の形態2における測距センサ300の構成を示す概略図である。
【図4】 本発明の実施の形態3における測距センサ400の構成を示す概略図である。
【図5】 三角測距方式の測距センサ500の構成を例にとって説明するための概略図である。
【符号の説明】
2 発光素子、4 発光レンズ、6 測距対象物、8 受光レンズ、10 受光素子、12 PSD、14 信号処理部、16.1〜16.n LED、18LED駆動部、20 制御部、22、24 出力端子、26 電源部、28 比較部、30 変換部、34 LED切替え部、36 入力端子、38 出力選択部、100、200、300、400、500 測距センサ、502 センサ部。

Claims (3)

  1. 測距対象物との距離を測定するための測距センサであって、
    前記測距対象物に対して、投光を行なうための第1の発光素子と、
    前記投光に対する前記測距対象物からの反射光を受光するための受光素子と、
    前記受光素子上の前記反射光を受光する受光位置に基づいて、前記測距対象物との測定距離に応じたレベルを有する信号に換算するための信号処理手段と、
    前記測距センサの動作を制御するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記信号処理手段により換算された換算信号を、外部に出力する信号レベルを有するアナログ信号に変換するための変換手段と、
    前記変換されたアナログ信号を外部に出力するアナログ出力端子と、
    前記アナログ信号の前記信号レベルと、予め設定された設定信号レベルとの比較を行なうための比較手段と、
    前記比較手段による比較結果を表わすディジタル信号を外部に出力するディジタル出力端子とを含み、
    前記受光素子から前記第1の発光素子の位置までの直線距離を第1の基線長とし、
    前記第1の基線長と同一直線上であって、前記受光素子に対して前記第1の基線長とは異なる第2の基線長を有する位置に設けられ、前記測距対象物に対して、投光を行なうための第2の発光素子と、
    外部からの切替え信号に応じて、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のうちのいずれか一方を選択するための切替え手段とをさらに備え、
    前記第1の発光素子による測定距離の範囲は、前記第2の発光素子による測定距離の範囲と異なり、
    前記信号処理手段は、前記切替え信号に応じて、前記第1の基線長と前記第2の基線長とのうちのいずれか一方に対応する前記換算信号の換算方法を選択し、
    前記制御手段は、前記切替え信号に応じて、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のうちのいずれか測定距離の範囲の長い一方が選択されると、前記変換されたアナログ信号を前記アナログ出力端子を経由して外部に出力し、他方が選択されると、前記変換されたアナログ信号を前記比較手段に出力するための出力選択手段をさらに含む、測距センサ。
  2. 前記変換手段は、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のうちのいずれかが有する測距範囲に対応する測距出力を前記アナログ出力端子を経由して行なう、請求項1に記載の測距センサ。
  3. 前記比較手段は、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のうちのいずれかに対して予め設定される前記設定信号レベルに基づいて、測距出力を前記ディジタル出力端子を経由して行なう、請求項1記載の測距センサ。
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