JP2003156328A - 測距センサ - Google Patents

測距センサ

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JP2003156328A
JP2003156328A JP2001356342A JP2001356342A JP2003156328A JP 2003156328 A JP2003156328 A JP 2003156328A JP 2001356342 A JP2001356342 A JP 2001356342A JP 2001356342 A JP2001356342 A JP 2001356342A JP 2003156328 A JP2003156328 A JP 2003156328A
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distance
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light receiving
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JP2001356342A
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English (en)
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隆志 ▲高▼岡
Takashi Takaoka
Shinya Kawanishi
信也 川西
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡略化され、かつ高い精度を有す
る測距センサを提供する。 【解決手段】 測距センサは、測距対象物に対して投光
される少なくとも2つの発光素子と、測距対象物で反射
した反射光を受光する1つの受光素子とを有し、これら
の発光素子と受光素子は、それぞれが同一の基線長軸上
に並列され、かつ発光素子の1つはその発光が近位側の
測距対象物に反射して受光素子に受光され得る位置に配
置され、他の発光素子はその発光が遠位側の測距対象物
に反射して受光素子に受光され得る位置に配置され、そ
れによって、少なくとも2つの測距可能距離を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測距センサに関
し、特に物体の有無の検出や物体までの距離の検出を行
う測距センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物体の有無の検出や物体までの距
離の検出を行うために三角測距方式の測距センサが用い
られる。PSD(position sensitive photodetector)
すなわち、半導***置検出素子等の受光素子を用いる場
合には、発光素子から測距対象物に投光し、測距対象物
からの乱反射光をスポット光として受光素子の入射面に
集光させ、前記入射面におけるスポット光の位置に基づ
いて対象物までの距離を検出する。
【0003】図3に、受光素子にPSDを用いた従来の
測距センサの基本構成を示す。図3において、測距セン
サ100は、通常、集光レンズ103および104を備
えた発光素子101と受光素子102とを同一の基線上
に配設して構成される。したがって、1つの測距範囲L
がそのセンサを設計する際に設定される。
【0004】測距センサ100の駆動時において、受光
素子102の入射面102aに入射するスポット光の入
射位置が基準位置から変化すると、この変化量に応じて
受光素子102の両端から取り出される信号電流I1とI2
の出力バランスが変化する。信号電流I1とI2のバランス
を受光素子102に接続された信号処理回路で検出する
ことにより、受光素子102と測距対象物との距離を検
出することができる。
【0005】上記の測距範囲を設定する際には、三角測
量の原理となる下記の式 x=(A・f)/L・・・・式1 (x:受光素子の入射面におけるスポット光の移動量、
A:受光素子と発光素子の距離(基線長)、f:受光素
子に集光させるレンズの焦点距離、L:測距可能距離)
が用いられ、設定する測距範囲に応じて基線長Aおよび
レンズの焦点距離fが決定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】測距範囲は、受光素子
102の入射面102aにおけるスポット光の移動量に
制約される。すなわち、近位から遠位にわたる広範囲の
距離を測定しようとすると、受光素子102の入射面1
02aにおけるスポット光の移動量に対して、受光素子
102の全長に対する分解能は限界があるため、受光素
子102の両端から取り出される信号電流I1とI2の出力
バランスの変化量が相対的に低下するので、測距精度の
低下を招く。このため、測距範囲を限定し、近位側に重
点をおく設定または遠位側に重点をおく設定のどちらか
に固定される。
【0007】したがって、近位から遠位までの広範囲に
わたる距離情報を得ようとすると、近位重視の測距セン
サと遠位重視の測距センサの2つを機器に設置し、各々
を駆動せねばならないので、構造の複雑化を招いた。
【0008】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、構造が簡略化され、かつ高い精度を有する測
距センサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明によれば、測
距対象物に対して投光される少なくとも2つの発光素子
と、測距対象物で反射した反射光を受光する1つの受光
素子とを有し、これらの発光素子と受光素子は、それぞ
れが同一の基線長軸上に並列され、かつ発光素子の1つ
はその発光が近位側の測距対象物に反射して受光素子に
受光され得る位置に配置され、他の発光素子はその発光
が遠位側の測距対象物に反射して受光素子に受光され得
る位置に配置され、それによって、少なくとも2つの測
距可能距離を有する測距センサが提供される。
【0010】第2の発明によれば、測距対象物に対して
投光される1つの発光素子と、測距対象物で反射した反
射光を受光する少なくとも2つの受光素子とを有し、こ
れらの発光素子と受光素子は、それぞれが同一の基線長
軸上に並列され、かつ受光素子の1つは発光素子から投
光され近位側の測距対象物で反射した光を受光し得る位
置に配置され、他の受光素子は発光素子から投光され遠
位側の測距対象物で反射した光を受光し得る位置に配置
され、それによって、少なくとも2つの測距可能距離を
有する測距センサが提供される。
【0011】すなわち、第1および第2の発明では、受
光素子または発光素子のいずれか一方を共用しながら近
位側と遠位側の両方の測距範囲で物体までの距離を検出
可能な測距センサを構成することができるので、受光素
子と発光素子からなる1組のセンサを複数組設けなくて
もよい。さらに、センサの構成が簡略化されることによ
り、センサの駆動調整が容易になるので、測距動作時に
おけるセンサの安定性が増し、測距精度が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明の
実施の形態を説明するが、これらによってこの発明は限
定されるものではない。
【0013】〔実施例1〕図1は、第1の発明による測
距センサの基本的な光学系の構成を示す。図1におい
て、測距センサ10は、同一基線上に、2つの発光素子
11および12と、1つの受光素子13とを備え、近位
および遠位の各測距範囲L1およびL2を有する。
【0014】発光素子11および12は、レーザーダイ
オードであり、それぞれの出射部の前方の光路上に配設
された各集光レンズ14および15により測距対象物に
対してスポット光を投光する。受光素子13は、PSD
であり、測距対象物からの乱反射光を、入射面13aの
前方に配設された集光レンズ16で集光し、この光を入
射面13aに対しスポット光として入射させる。
【0015】発光素子11および12の発光は、集光レ
ンズ14および15を通して測距対象物(図示しない)
にスポット光として投光され、測距対象物で乱反射した
光の少なくとも一部は、入射面13aに対しスポット光
として入射する。この入射光が入射面13aに入射する
位置は、測距対象物と受光素子13との距離によって変
化する。入射面13aに入射する光の入射位置が基準位
置から変化すると、この変化量に応じて受光素子13の
両端から取り出される信号電流I1とI2の出力バランスが
変化する。この変化したバランスを制御部(図示しな
い)の信号処理回路で検出することにより、測距対象物
と受光素子13との距離を検出することができる。上記
の制御部は、受光素子13で受光された光がいずれの発
光素子から投光された光の反射光であるかを判別する。
【0016】測距センサ10では、制御部(図示しな
い)の信号処理回路により、2つの発光素子11および
12を交互に発光させ、受光素子13に入射したそれぞ
れの反射光を測距範囲に応じて判別する。このように発
光素子11および12を交互に駆動するのは、複数の発
光素子を一度に駆動すると、近位・遠位の各々の距離に
応じた出力の区別が出来ないからである。具体的には、
発光素子の制御入力端子を設け、H/Lの信号を入力す
ることにより、近位側に測距範囲を設定した発光素子1
2を駆動するか、または遠位側に測距範囲を設定した発
光素子11を駆動するかを決定し、決定された発光素子
の出力を得るように受光素子13からの信号を制御す
る。
【0017】図1を参照しながら、測距センサ10にお
ける2つの発光素子11および12と、受光素子13の
光学的配置について説明する。三角測量の原理となる前
記の式 x=(A・f)/L・・・式1 (x:受光素子の入射面におけるスポット光の移動量、
A:受光素子と発光素子の距離(基線長)、f:受光素
子に集光させるレンズの焦点距離、L:測距可能距離)
において、近位側の測距可能距離をL1、遠位側の測距
可能距離をL2、受光素子13と発光素子12の基線長
をA1、受光素子13と発光素子11の基線長をA2と
すると、前記の式1から下記の式が導かれる。
【0018】L1=(A1・f)/x・・・式2 L2=(A2・f)/x・・・式3 受光素子13に集光させるレンズの焦点距離fを固定さ
せると、式2および式3から L1:L2=A1/x:A2/x・・・式4 が得られる。すなわち、測距可能距離L1およびL2
は、基線長A1およびA2に正比例することがわかる。
したがって、同一基線上において受光素子13から基線
長A1およびA2の位置に発光素子11および12を配
置することにより、近位側の測距範囲をL1、遠位側の
測距範囲をL2とした測距が可能になる。
【0019】例えば、近位の測距範囲Llを4cm〜3
0cmとし、遠位の測距範囲L2を15cm〜120c
mに設定する場合、上記の測距範囲L1およびL2の上
限値および下限値を前記の式4に代入すると、上限値に
ついては、L1:L2=A1/x:A2/x=4:15
≒1:4 下限値については、L1:L2=A1/x:A2/x=
30:120=1:4となる。
【0020】すなわち、近位側に測距範囲L1を設定す
る発光素子12の基線長をAとしたとき、遠位側に測距
範囲を設定する発光素子11の基線長を4Aに設定する
ことにより、1つの受光素子13と2つの発光素子11
および12を用いて近位から遠位まで測距可能になる。
つまり、測距センサ10では、受光素子13とそれぞれ
の発光素子11および12とが、受光素子13から各発
光素子11および12までの距離に比例するそれぞれの
測距範囲で対象物までの距離を検出することができる。
【0021】このように、実施例1では、測距可能距離
のそれぞれが、それぞれの発光素子11,12と受光素
子13との各距離に比例して設定されるので、受光素子
13を共用しながら近位側と遠位側の両方の測距範囲で
物体までの距離を検出可能な測距センサ10を構成する
ことができ、構造が簡略化される。また、受光素子13
の両端から取り出される信号電流I1とI2のバランスの変
化量に対する入射位置の変化量が小さくならないので、
測距対象物と受光素子13との距離を高い精度で検出す
ることができる。さらに、2つの発光素子11および1
2を交互に発光させることで、近位・遠位の各々の距離
に応じた出力の区別が可能になる。受光素子で受光され
た光がいずれの発光素子から投光された光の反射光であ
るかを判別する制御部をさらに備えているので、近位用
または遠位用のどちらの発光素子から投光された光の反
射光かを判別できるので、各々が干渉せず正確な測距出
力が得られる。
【0022】なお、実施例1では、1つの受光素子13
を共用する2つの発光素子11および12を用いたが、
1つの受光素子13を共用する3つ以上の発光素子を設
置することができる。3つ以上の発光素子を受光素子1
3と同一基線上に配設して制御する場合においても、そ
れぞれの発光素子に制御端子を設け、これらの発光素子
を個々に制御することにより、3つ以上の発光素子の発
光を制御しながら3つ以上の測距範囲にわたる距離の検
出が可能になる。この場合は、上記の関係式1から、各
基線長Aと焦点距離fを調整すれば、受光素子のサイズ
は変更せずに、3つ以上の測距範囲における距離の検出
が可能になる。
【0023】さらに、発光素子11,12にレーザーダ
イオードを用いることにより、投光時の投光ビームの広
がりが少なく、対象物からの反射位置エリアが小さくな
る。したがって、エリア内におけるビームの広がりのば
らつきが少なく、反射光がスポット光になるので、受光
精度が向上する。
【0024】〔実施例2〕図2は、第2の発明による測
距センサの基本的な光学系の構成を示す。図2におい
て、測距センサ20は、同一基線上に、1つの発光素子
21と、2つの受光素子22および23とを備え、近位
および遠位の各測距範囲L1およびL2を有する。
【0025】発光素子21は、レーザーダイオードであ
り、その出射部の前方の光路上に配設された集光レンズ
24により測距対象物に対してスポット光を投光する。
受光素子22および23のそれぞれはPSDであり、測
距対象物からの乱反射光を、各入射面22aおよび23a
の前方に配設されたそれぞれの集光レンズ25および2
6で集光して各入射面22aおよび23aに対しスポット
光として入射させる。
【0026】発光素子21の発光は、集光レンズ24お
よび25を通して測距対象物(図示しない)にスポット
光として投光され、測距対象物で乱反射した光の少なく
とも一部は、入射面22aまたは入射面23aに対しスポ
ット光として入射する。この入射光が入射面22aまた
は入射面23aに入射する位置は、測距対象物と発光素
子21との距離によって変化する。入射面22aまたは
入射面23aに入射する光の入射位置が基準位置から変
化すると、この変化量に応じて受光素子22または23
の両端から取り出される信号電流I1とI2の出力バランス
が変化する。この変化したバランスを制御部(図示しな
い)の信号処理回路で検出することにより、測距対象物
までの距離を検出することができる。
【0027】測距センサ20では、各受光素子22およ
び23の受光信号を同時に検出し、これらに基づいて測
距情報を生成する信号処理回路をさらに備えている。受
光信号は、受光素子22および23のそれぞれの入射面
22aまたは入射面23aにおけるスポット光の位置が含
まれる。さらに、この信号処理回路は、受光素子22ま
たは受光素子23に入射したそれぞれの反射光を測距範
囲に応じて判別し、判別された受光素子の出力を得るよ
うにその受光素子からの信号を制御する。
【0028】図2を参照しながら、測距センサ20にお
ける2つの受光素子22および23と、発光素子21の
光学的配置について説明する。三角測量の原理となる前
記の式1において、近位側の測距可能距離をL1、遠位
側の測距可能距離をL2、受光素子22と発光素子21
の基線長をA1、受光素子23と発光素子21の基線長
をA2とすると、前記の式1から下記の式が導かれる。
【0029】L1=(A1・f)/x・・・式2 L2=(A2・f)/x・・・式3 受光素子22,23に集光させるレンズの焦点距離fを
固定させると、式2および式3から L1:L2=A1/x:A2/x・・・式4 が得られる。すなわち、測距可能距離L1およびL2
は、基線長A1およびA2に正比例することがわかる。
したがって、同一基線上において発光素子21から基線
長A1およびA2の位置に受光素子22および23を配
置することにより、近位側の測距範囲をL1、遠位側の
測距範囲をL2とした測距が可能になる。
【0030】例えば、近位の測距範囲Llを4cm〜3
0cmとし、遠位の測距範囲L2を15cm〜120c
mに設定する場合、上記の測距範囲L1およびL2の上
限値および下限値を前記の式4に代入すると、上限値に
ついては、L1:L2=A1/x:A2/x=4:15
≒1:4 下限値については、L1:L2=A1/x:A2/x=
30:120=1:4となる。
【0031】すなわち、近位側に測距範囲L1を設定す
る受光素子22の基線長をAとしたとき、遠位側に測距
範囲を設定する受光素子23の基線長を4Aに設定する
ことにより、1つの発光素子21と2つの受光素子22
および23を用いて近位から遠位までの測距可能にな
る。つまり、測距センサ20では、発光素子21とそれ
ぞれの受光素子22および23とが、発光素子21から
各受光素子22および23までの距離に比例するそれぞ
れの測距範囲で対象物までの距離を検出することができ
る。
【0032】このように、実施例2では、測距可能距離
のそれぞれが、発光素子21とそれぞれの受光素子2
2,23との各距離に比例して設定されるので、発光素
子21を共用しながら近位側と遠位側の両方の測距範囲
で物体までの距離を検出可能な測距センサ20を構成す
ることができ、構造が簡略化される。また、受光素子2
2および23のそれぞれの両端から取り出される信号電
流I1とI2のバランスの変化量に対する入射位置の変化量
が小さくならないので、測距対象物までの距離を高い精
度で検出することができる。さらに、測距センサ20で
は、2つの受光素子22および23のそれぞれが、それ
ぞれの入射面22aまたは入射面23aにおけるスポット
光の位置に基づいて対象物までの距離を同時に検出する
信号処理回路をそれぞれ備えているので、迅速な測距が
可能になるとともに、各々のセンサが互いに干渉せず正
確な測距出力が得られる。
【0033】なお、実施例2では、1つの発光素子21
を共用する2つの受光素子22および23を用いたが、
1つの発光素子21を共用する3つ以上の受光素子を設
置することができる。3つ以上の受光素子を発光素子2
1と同一基線上に配設して制御する場合においても、前
記の信号処理回路により、受光素子のそれぞれが、それ
ぞれの入射面におけるスポット光の位置に基づいて対象
物までの距離を同時に検出することができる。さらに、
この信号処理回路は、受光素子のそれぞれに入射した各
反射光を測距範囲に応じて判別し、判別された受光素子
の出力を得るようにその受光素子からの信号を制御する
ことにより、3つ以上の受光素子の発光を制御しながら
3つ以上の測距範囲にわたる距離の検出が可能になる。
【0034】さらに、発光素子21にレーザーダイオー
ドを用いることにより、投光時の投光ビームの広がりが
少なく、対象物からの反射位置エリアが小さくなる。し
たがって、エリア内におけるビームの広がりのばらつき
が少なく、反射光がスポット光になるので、受光精度が
向上する。
【0035】なお、実施例1および2に示した測距セン
サは、物体までの距離を測定することができるととも
に、設定された測距範囲に物体が存在するか否かを判別
することができる。例えば、上記測距センサを便座に用
いた場合、人が座っているか、立っているか、あるいは
人がいないのかといった各状態の検出に用いることがで
きる。
【0036】
【発明の効果】この発明では、受光素子または発光素子
のいずれか一方を共用しながら近位側と遠位側の両方の
測距範囲で物体までの距離を検出可能な測距センサを構
成することができるので、受光素子と発光素子からなる
1組のセンサを複数組設けなくてもよい。さらに、セン
サの構成が簡略化されることにより、センサの駆動調整
が容易になるので、測距動作時におけるセンサの安定性
が増し、測距精度が向上する。この発明により、近位か
ら遠位の広範囲な測距が1台の測距センサで可能にな
り、機器に設置するときの設置エリアの縮小および複数
必要であったセンサ制御回路を簡略化できるとともに価
格の低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による複数の発光素子を有する測距セ
ンサの基本構造を示す光学系の模式図である。
【図2】この発明による複数の受光素子を有する測距セ
ンサの基本構造を示す光学系の模式図である。
【図3】従来の測距センサの基本構造を示す光学系の模
式図である。
【符号の説明】
11 発光素子 12 発光素子 13 受光素子 21 発光素子 22 受光素子 23 受光素子 13a 入射面 22a 入射面 23a 入射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F112 AA06 AA07 BA01 BA03 BA06 BA09 CA12 DA02 DA32 FA12 FA45 FA50 2H011 BA14 BB01 BB02 BB04 2H051 BB20 BB24 BB25 CB23 CB29 CC01 CC02 CC06 CC09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象物に対して投光される少なくと
    も2つの発光素子と、測距対象物で反射した反射光を受
    光する1つの受光素子とを有し、これらの発光素子と受
    光素子は、それぞれが同一の基線長軸上に並列され、か
    つ発光素子の1つはその発光が近位側の測距対象物に反
    射して受光素子に受光され得る位置に配置され、他の発
    光素子はその発光が遠位側の測距対象物に反射して受光
    素子に受光され得る位置に配置され、それによって、少
    なくとも2つの測距可能距離を有する測距センサ。
  2. 【請求項2】 測距可能距離のそれぞれが、それぞれの
    発光素子と受光素子との各距離に比例して設定される請
    求項1に記載の測距センサ。
  3. 【請求項3】 複数の発光素子が、交互に発光される請
    求項1に記載の測距センサ。
  4. 【請求項4】 受光素子で受光された光がいずれの発光
    素子から投光された光の反射光であるかを判別する制御
    部をさらに備えた請求項1に記載の測距センサ。
  5. 【請求項5】 測距対象物に対して投光される1つの発
    光素子と、測距対象物で反射した反射光を受光する少な
    くとも2つの受光素子とを有し、これらの発光素子と受
    光素子は、それぞれが同一の基線長軸上に並列され、か
    つ受光素子の1つは発光素子から投光され近位側の測距
    対象物で反射した光を受光し得る位置に配置され、他の
    受光素子は発光素子から投光され遠位側の測距対象物で
    反射した光を受光し得る位置に配置され、それによっ
    て、少なくとも2つの測距可能距離を有する測距セン
    サ。
  6. 【請求項6】 測距可能距離のそれぞれが、発光素子と
    それぞれの受光素子との各距離に比例して設定される請
    求項5に記載の測距センサ。
  7. 【請求項7】 各受光素子の受光信号を同時に検出し、
    これらに基づいて測距情報を生成する信号処理回路をさ
    らに備えた請求項5に記載の測距センサ。
  8. 【請求項8】 発光素子が、レーザーダイオードである
    請求項1または5に記載の測距センサ。
  9. 【請求項9】 受光素子が、その受光面に入射した光の
    位置に基づいて対象物までの距離を検出する半導***置
    検出素子である請求項1または5に記載の測距センサ。
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