JP4072357B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラー画像を高速に形成するカラーの画像形成装置として、搬送ベルトに沿ってイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(Bk)の各色毎に感光ドラムを配置し、搬送ベルトによって転写材を順次搬送して各色の像を順次転写したり、又は中間転写ベルト上に順次各色のトナー像を重ね合うように転写して、その後、転写ベルト上のトナー像を一括して転写材に転写するインライン方式といわれるものがある。
【0003】
このインライン方式のカラーの画像形成装置における主な問題の一つに、カラー画像の各色間の色ずれがある。色ずれの成分としては、レーザ又はLEDによるスキャン方向(主走査方向)のずれ、ベルト搬送方向(副走査方向)のずれ、主走査方向の像の伸縮、主走査方向の角度ずれなどがある。各色のずれは、装置出荷時において許容値以下となるように調整されている。しかし、調整時と使用時の環境温度や装置温度の変化、床面の違いによる装置のひずみ、カートリッジの交換等による感光ドラムが持っている色ずれ要因などにより、許容値以上の色ずれが生じてしまうことがある。
【0004】
そこで、適時、色ずれ量を補正する手段として搬送ベルト上、又は中間転写ベルト上に所定間隔で色ずれ測定用パターンを形成し、この測定用パターンをトナー画像検出センサによって検出し、その検出結果に基づいて色ずれ量を演算し、この演算結果に基づいて画像形成位置の補正を行う必要がある。なお、色ずれ量を正確に検出するためには、ベルト面がセンサに対し十分安定している必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のトナー画像検出センサは、ベルト(搬送ベルト又は中間転写ベルト)に対し、ベルトを張る力(以下「ベルトテンション」という。)が弱くなると、ベルトが弛み、トナー画像検出センサに対するベルトの距離や角度が変わり、トナー面とベルト面の判別が困難になるという問題がある。この問題が発生すると、ベルト面をトナーと間違って判断し、間違った補正をして色ずれを起こしたり、補正自体を行うことができなかったりする。また、長期間、放置したベルトは、放置したときにローラと接していた箇所が、ローラに沿って癖がついてしまい、長期放置後には上述の問題と同様の問題が起こる。また、ベルトに深いへこみキズがある場合においても同様である。
【0006】
上述の問題に限っては、ベルトテンションを強くすることにより、容易に解決できるものではあるが、ベルトテンションを強めると、今度は、ローラのアライメントが崩れた場合に発生する寄り力、すなわちベルトが周方向と垂直方向に移動しようとする力が、大きくなるという問題が発生する。この寄り力が大きくなりすぎると、ベルト又はベルトユニット自体を破損してしまうおそれもある。
【0007】
本発明は、上述事情に鑑みてなされたものであり、ベルトテンションを強くすることなく、センサによる画像パターンの検出精度を向上させて、最適な画質が得られるようにした画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、画像パターンが形成されるエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトが掛け渡される複数のローラと、前記エンドレスベルト上に形成された前記画像パターンを検出するセンサと、前記センサを支持する支持手段と、を有し、前記センサは、前記複数のローラのうちの1本のローラのほぼ中心と前記センサとを結ぶ線と、前記エンドレスベルトの表面とが交差するポイントを検知する画像形成装置において、前記支持手段は、前記エンドレスベルトの前記ポイントとなる部分が掛け渡されるローラの軸を中心に揺動可能に支持されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において、同一の符号を付したものは、同様の構成又は作用を有するものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。
【0012】
<実施の形態1>
図1に、本発明に係る画像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、4箇所に画像形成部を有する電子写真方式の4色フルカラーの画像形成装置であり、同図はその概略構成を示す縦断面図である。
【0013】
画像形成部全体は、下部から上部に向かって順に画像形成部A,B,C,Dを有している。この順に、それぞれブラック,シアン,マゼンタ,イエローのトナー像を形成する画像形成部である。
【0014】
同図に示す画像形成装置は、像担持体として4個の感光ドラム1a,1b,1c,1dを備えており、それぞれの感光ドラム1a,1b,1c,1dの周囲には、その回転方向に従ってほぼ順に、感光ドラム1a,1b,1c,1d表面を均一に帯電する帯電ローラ(帯電手段)2a,2b,2c,2d、画像情報に基づいてレーザビームを照射し感光ドラム1a,1b,1c,1d上に静電潜像を形成する露光装置(露光手段)3a,3b,3c,3d、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化する現像装置(現像手段)、感光ドラム1a,1b,1c,1d上のトナー像を転写材(例えば、紙、透明フィルム)に転写させる転写部材(転写手段)5a,5b,5c,5d、転写後の感光ドラム1a,1b,1c,1d表面に残った転写後トナーを除去するクリーナ(クリーニング手段)6a,6b,6c,6d等が配設されて画像形成手段が構成されている。
【0015】
ここで、それぞれの感光ドラム1a,1b,1c,1dと、帯電ローラ2a,2b,2c,2dと、現像装置と、クリーナ6a,6b,6c,6dとは、一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dを構成している。これらプロセスカートリッジ7a,7b,7c,7dは、それぞれ個別に画像形成装置本体に対して着脱自在となっている。
【0016】
また、給送部8から給送された転写材は、静電搬送ベルト9aを有する搬送手段9によって、画像形成部A,B,C,Dへ搬送され、各色トナー像が第1面(表面)に順次に転写されてカラー画像が形成された後、定着装置(定着手段)10で定着されて排出ローラ対11,12によって排紙トレイ(排出部)13に排出される。
【0017】
また転写材の表面(第1面)と裏面(第2面)の両面に画像形成(印字)を行う場合には、転写材は、定着装置10で転写材が定着されて排紙ローラ11,12によって完全に排紙される前にセンサ18が後端を検知したら、排紙ローラ11,12を逆転することにより、両面搬送経路15に搬送される(矢印A方向)。両面搬送経路15に搬送された転写材は、画像形成装置本体正面にある斜送ローラ16aを通過し、Uターンローラ17まで垂直下方向に搬送され、Uターンローラ17及びレジストローラ8dによって再度、画像形成部Aまで搬送される。以下、第1面のときと同様にして、第2面にカラー画像が形成され、その後、排紙トレイ13上に排出する。これにより、転写材の両面に対する画像形成が終了する。
【0018】
次に各部(各装置)の構成について順次説明する。
【0019】
(給送部)
給送部8は、給紙カセット8a、マルチ給送装置であるマルチ給紙トレイ8b、マルチ給送部8c、及びレジストローラ8dを備えている。
【0020】
給紙カセット8aは複数枚の転写材を収納し、画像形成装置本体の内底部に挿着される。画像形成時には、給紙カセット8aからカセットピックアップローラ8a1によって1枚ずつ転写材が分離搬送され、カセット搬送ローラ8a2及びレジストローラ8dによって画像形成部Aまで搬送される。
【0021】
次に、マルチ給紙トレイ8bは、通常は画像形成装置本体正面に格納されているが、使用時に画像形成装置本体からマルチ給紙トレイ8bを回動して開き、複数枚の転写材をセットする。マルチ給紙トレイ8bからの画像形成時には、転写材は、マルチピックアップローラ8c1によって1枚ずつ分離搬送され、マルチ搬送ローラ8c2及びレジストローラ8dによって画像形成部Aまで搬送される。この際、厚紙、封筒、特殊紙などの比較的、ベルト表面に静電吸着しにくい、又はコシの強いような転写材を用いる割合の高いマルチ給送装置からの給紙経路は、転写材がベルト表面にたどり着いた時に先端・後端部がベルト表面に沿い、中央部が浮くようなカーブが付くようなRだけで構成されている。図1に示すように、給紙カセット8aからの給紙経路は、静電搬送ベルト9a表面に対して反り返るようなカーブを持っているが、給紙カセット8aから給紙される転写材は比較的コシが弱く、ベルト面に対して静電吸着しやすい転写材が使用されるため、図1のようなカセット給紙経路をとったとしても問題にはならないことが分かっている。
【0022】
給紙カセット8a、マルチ給送部8cにおける転写材の分離や搬送は、給送部8にある給紙モータ(不図示)によりギヤ駆動列を介して行われる。
【0023】
(画像形成構成)
像担持体としての感光ドラム1a,1b,1c,1dは、アルミニウム製シリンダの外周面にOPC(有機光半導体)を塗布して構成したものである。感光ドラム1a,1b,1c,1dは、その両端部をフランジによって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)から駆動力が伝達されることにより、図▲1▼中の反時計周り(矢印方向)に回転駆動される。
【0024】
各帯電ローラ2a,2b,2c,2dは、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光ドラム1a,1b,1c,1d表面に当接させるとともに、このローラに帯電バイアス印加電源(不図示)によって帯電バイアスが印加されることにより、感光ドラム1a,1b,1c,1d表面は、所定の極性・電位に一様に帯電されるようになっている。
【0025】
露光装置3a,3b,3c,3dは、ポリゴンミラーを有し、このポリゴンミラーにはレーザダイオード(不図示)から画像信号に対応する画像光が照射される。ポリゴンミラーによって反射された光は、レンズ等を通過して帯電後の感光ドラム1a,1b,1c,1dに照射される。これにより、感光ドラム1a,1b,1c,1d上には、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
【0026】
現像装置は、それぞれブラック,シアン,マゼンタ,イエローの各色のトナーを収納したトナー収納部4a1,4b1,4c1,4d1と、現像ローラ4a2,4b2,4c2,4d2とを有している。このうち、現像ローラ4a2,4b2,4c2,4d2は、感光ドラム表面に隣接し、駆動部(不図示)により回転駆動されるとともに、現像バイアス印加電源(不図示)により現像バイアスが印加されることにより感光ドラム1a,1b,1c,1d上のトナー像にトナーを付着させてトナー像として現像する。
【0027】
また、後述する静電搬送ベルト9aの内側には、4個の感光ドラム1a,1b,1c,1dに対向して静電搬送ベルト9aに当接する転写部材5a,5b,5c,5dがそれぞれ併設されている。これら転写部材5a,5b,5c,5dは、転写バイアス印加電源(不図示)で接続されており、転写部材5a,5b,5c,5dから正極性の電荷が静電搬送ベルト9aを介して転写材に印加され、この電界により、感光ドラム1a,1b,1c,1dに接触中の転写材に、感光ドラム1a,1b,1c,1d上の負極性の各色トナー像が順次転写され、カラー画像が形成される。
【0028】
(転写材搬送構成)
転写材は給送部8から搬送手段9によって画像形成領域に搬送される。
【0029】
搬送手段9を構成する転写材担持体としての静電搬送ベルト9aは、駆動ローラ9bと従動ローラ9c,9d,9eの4本のローラで張架支持され、すべての感光ドラム1a,1b,1c,1dに対向し配設されている。駆動ローラ9bは静電搬送ベルト9aを滑ることなく、安定して駆動する必要があるため、静電搬送ベルト9aに対する駆動グリップ性能及び耐久性を考慮し、金属ローラに厚さ1mm程度の薄肉ゴム等を巻いたものを用いている。
【0030】
しかし、ゴム等の弾性部材は金属材料に比べ、線膨張係数が大きいために機内昇温(画像形成装置本体内の昇温)や使用環境の変化による温度変化によって膨張や収縮を起こしてしまい駆動ローラ9bの径が変化してしまう。そのため、駆動ローラ9bが同一回転数で静電搬送ベルト9aを駆動したとしてもベルト駆動スピードが変化してしまい、印字位置精度が悪くなり画像品質の低下といった現象が起こってしまう。
【0031】
そこで静電搬送ベルト9aのスピードを制御する必要があり、その手段として静電搬送ベルト9aによって従動回転するローラが1回転する毎に1パルスの信号を発生することにより、静電搬送ベルト9aのスピードを検知し、駆動ローラ9bの駆動源である駆動モータにフィードバックさせ、駆動モータの回転数を制御している。このようにして、静電搬送ベルト9aは安定して駆動され、感光ドラム1に対向する外周面に転写材を静電吸着して感光ドラム1a,1b,1c,1dに転写材を接触させるべく駆動ローラ9bによって循環移動する。これにより、転写材は静電搬送ベルト9aにより転写位置まで搬送され、感光ドラム1a,1b,1c,1d上の各色のトナー像が順次に転写される。
【0032】
また、静電搬送ベルト9aの最上流位置には、この静電搬送ベルト9aとともに転写材を挟持し、かつ転写材を静電搬送ベルト9aに吸着させる吸着ローラ9fが配設されている。転写材の搬送に際しては、この吸着ローラ9fに電圧を印加することで、対向している接地されたローラ9cとの間に電界を形成し、静電搬送ベルト9a及び転写材の間に誘電分極を発生させて両者に静電吸着力を生じさせるようになっている。
【0033】
(定着部)
定着装置10は、転写材上に形成したトナー像に熱及び圧力を加えて転写材表面に定着させるものである。
【0034】
定着装置10は、定着ベルト10aと弾性加圧ローラ10bとベルトガイド部材10cとを有している。
【0035】
このうち定着ベルト10aは、電磁誘導発熱層を有する円筒状のベルトであり、励磁コイルとT型の磁性コアとからなる磁場発生手段を内蔵したベルトガイド部材10cにガイドされている。
【0036】
弾性加圧ローラ10bは、ベルトガイド部材10cとの間に定着ベルト10aを挟み、定着ベルト10aとの間に所定幅の定着ニップ部Nを形成している。
【0037】
加圧ローラ10bが駆動手段(不図示)により回転駆動され、それに伴って円筒状の定着ベルト10aが回転し、励磁回路(不図示)から励磁コイル(不図示)への給電により定着ベルト10aの電磁誘導発熱がなされる。
【0038】
定着ニップ部Nが所定の温度に立ち上がって温調された状態において、画像形成部から搬送された未定着トナー像が形成された転写材が定着ニップ部Nの定着ベルト10aと加圧ローラ10bとの間に画像面が上向き、すなわち定着ベルト10aに対向して導入され、定着ニップ部Nにおいて画像面が定着ベルト10aの外面に密着して定着ベルト10aと一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。
【0039】
この定着ニップ部Nを定着ベルト10aと一緒に転写材が挟持搬送されていく過程において、定着ベルト10aの電磁誘導発熱で加熱され転写材上の未定着トナー像が加熱定着される。
【0040】
(トナー画像検出センサ部)
トナー画像検出センサ20は、駆動ローラ9bの近傍に配設されている。トナー画像検出センサ20は、色ずれ量を測定するトナーパターンを静電搬送ベルト9a上に形成したものを検出し、その検出結果に基づいて色ずれ量を演算し、この演算結果に基づいて画像形成位置の補正を行う。このとき、色ずれ量を精度良く検出するために、図2(a),(b)に示すように、トナー画像検出センサ20を揺動可能状態とし、ベルトユニットを使用位置に置いた状態で、トナー画像検出センサ20と駆動ローラ9bのほぼ中心とを結ぶ線上で、かつ静電搬送ベルト9a上のポイントPを見るように構成される。なお、このポイントPは、駆動ローラ9bに対して、静電搬送ベルト9aの接触部分と非接触部分との境界に対応する。
【0041】
図2(a),(b)を参照して、さらに詳述する。
【0042】
搬送手段9は、ユニット化されて搬送ユニットを構成している。この搬送ユニットは、画像形成装置本体の正面側と背面側とに配設された板状のフレーム22と(ただし、図2(a)では一方のフレーム22のみを図示)、これらフレーム22によって両端部を回転自在に支持された駆動ローラ9bと、従動ローラ9c,9d,9eと、これらローラに掛け渡された静電搬送ベルト9aとを備えている。この搬送ユニットは、ユニット全体として画像形成装置本体に対して着脱できるようになっている。
【0043】
トナー画像検知センサ20は、L字形の支持部材(支持手段)23によって支持されている。支持部材23は、基端側が駆動ローラ9bの軸と同軸の部材(不図示)によって揺動自在に支持されており、先端側にトナー画像検出センサ20が取り付けられるようになっている。支持部材23の中間部は、フレーム22から突出された支持部22aによって下方から支持されている。したがって、支持部材23は、フレーム22に対して駆動ローラ9bの軸が移動したときには、この支持部22aを中心に回転できるようになっている。
【0044】
支持部材23先端には、位置決め手段24が設けられていて、この位置決め手段24を介してトナー画像検出センサ20が取り付けられている。位置決め手段24は、支持部材23側に形成された凹状の係止部24a,24aと、トナー画像検出センサ20側に突設された位置決めピン24b,24bとによって構成されている。そして、トナー画像検出センサ20は、上述の係止部24a,24aに位置決めピン24b,24bを係合させたときに精度よく位置決めされて、上述のポイントPに向くようになっている。
【0045】
上述のように構成されることにより、トナー画像検出センサ20は、搬送ユニット全体が不要に移動したときには、これに追従して移動し、また、フレーム22に対して駆動ローラ9bが不要に移動した場合には、支持部材23が支持部22aを中心に回転することにより、駆動ローラ9bの移動に追従する。これにより、トナー画像検出センサ20と静電搬送ベルト9aとの距離(以下「ベルト距離」という。)が変動する場合においても、トナー画像検出センサ自体が駆動ローラ9bの振れに追従し、ベルト距離がほぼ一定になる(図2(b))。
【0046】
また、静電搬送ベルト9aのベルトの裏面に駆動ローラ9bがあることで、つまり静電搬送ベルト9aの裏面に突き当たる部材があることで、静電搬送ベルト9aの深いへこみは矯正することができ、ベルト距離やベルト角度(静電搬送ベルト9aに対するトナー画像検出センサ20の角度:通常は水平)が安定し、トナー面とベルト面との判別が容易になる。
【0047】
また、ベルトユニットが画像形成装置本体に対し、着脱可能又は画像形成装置本体内で移動可能な場合についても、ベルト距離やベルト角度が安定し、トナー面とベルト面の判別が容易になる。
【0048】
これに加え、トナー画像検出センサ20による画像補正量検出ポイントを図1で示すように、画像形成直後に位置する駆動ローラ9bとトナー画像検出センサ20を結ぶ、静電搬送ベルト9a上のポイントPを張架するローラにすることにより、静電搬送ベルト9a上に形成されたトナー像が駆動ローラ9b上を通過することによって起こるトナー像の乱れによるエラーを受けにくくすることができる。このトナー像の乱れの原因は、静電搬送ベルト9aが駆動ローラ9b上を通過することによりベルト自体の電圧が減衰し、静電搬送ベルト9a上のトナーが散りやすくなること、静電搬送ベルト9aが屈折することによって起こるベルトの伸び縮みなどがある。
【0049】
今回、トナー画像検出センサ20は、ベルトユニットを使用位置に置いた状態で、トナー画像検出センサ20と駆動ローラ9aのほぼ中心とを結ぶ、静電搬送ベルト9a上のポイントPを見ることに限定したものの、図3に示すように、静電搬送ベルト9aの裏面に突き当て部材21を設け、この突き当て部材21とトナー画像検出センサ20とを結ぶ、静電搬送ベルト9a上のポイントPを見ることで同様の効果を得ることができる。
【0050】
トナー画像検出センサ20は、静電搬送ベルト9aを光照射する発光部と静電搬送ベルト9aからの光を受光する部材とを有し、発光部と受光部とが静電搬送ベルト9aに対し同じ方向に位置する、光反射型のセンサである。
【0051】
このような構成にすることで、ベルトユニットが寿命に達し又は破損してベルトユニットを交換する場合において、トナー画像検出センサ自体は画像形成装置本体側に取り付けられているため、トナー画像検出センサ20をベルトユニットと同時に交換する必要がない。また、ベルトユニットを交換した場合においても、発光側、受光側の位置関係が変わらない。
【0052】
以上の実施の形態では、トナー画像検出センサ20が検知対象とするトナー像が形成されるエンドレスベルトが、表面に転写材を担持して搬送する静電搬送ベルトである場合を例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、エンドレスベルトが、中間転写ベルトである場合についても基本的な構成はほぼそのままで適用することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、エンドレスベルトに対するセンサの距離や角度を安定させることができ、画像面とそれ以外の面との判別が容易となるので、エンドレスベルトのベルトテンションを強くすることなく、センサによる画像パターンの検出精度を向上させて、最適な画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】(a),(b)は、駆動ローラの移動に追従するセンサを示す図である。
【図3】静電搬送ベルトの裏面に突き当て部材を配置した例を示す図である。
【符号の説明】
9a エンドレスベルト(静電搬送ベルト)
9b ローラ(駆動ローラ)
20 センサ(トナー画像検出センサ)
23 支持手段(支持部材)
24 位置決め手段
P ポイント

Claims (1)

  1. 画像パターンが形成されるエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトが掛け渡される複数のローラと、前記エンドレスベルト上に形成された前記画像パターンを検出するセンサと、前記センサを支持する支持手段と、を有し、前記センサは、前記複数のローラのうちの1本のローラのほぼ中心と前記センサとを結ぶ線と、前記エンドレスベルトの表面とが交差するポイントを検知する画像形成装置において、
    前記支持手段は、前記エンドレスベルトの前記ポイントとなる部分が掛け渡されるローラの軸を中心に揺動可能に支持されていることを特徴とする画像形成装置。
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