JP4070901B2 - デジタル・ミキサー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル・ミキサーに関し、さらに詳細には、音声信号を各種の用途に応じて制御し、当該各種の用途に応じて制御した音声信号を当該各種の用途に応じた出力経路に出力することのできるデジタル・ミキサーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のミキサーとして、例えば、図1に示すような構成のミキサーが知られている。
【0003】
この図1に示すミキサーは、複数のチャンネルの音声信号をそれぞれ入力するための入力手段として、複数のチャンネル分の入力手段100を備えている。
【0004】
具体的には、図1に示すミキサーにおいては、チャンネル1〜チャンネル6の6チャンネル分の入力手段100が設けられており、これらチャンネル1〜チャンネル6の6チャンネル分の入力手段100は、それぞれ同一の構成を備えている。
【0005】
そして、この入力手段100において、入力された音声信号を伝送する主経路102には、主経路102を通過する音声信号のレベルを制御するためのフェーダー手段(Fader)104が設けられているとともに、このフェーダー手段104の後段には音像の定位(パン:Pan)を制御するためのパン手段(Pan)106が設けられている。
【0006】
また、主経路102に設けられたフェーダー手段104の前段においては、主経路102から第1分岐路108が分岐され、主経路102に設けられたフェーダー手段104の後段かつパン手段106の前段、即ち、フェーダー手段104とパン手段106との間においては、主経路102から第2分岐路110が分岐されている。
【0007】
そして、第1分岐路108と第2分岐路110とはさらにそれぞれ分岐されて、選択手段112−1、112−2、112−3へ接続されるようになされている。即ち、選択手段112−1、112−2、112−3へは、一対の第1分岐路108と第2分岐路110とをそれぞれ通過する音声信号が入力されるようになされている。
【0008】
ここで、選択手段112−1、112−2、112−3は、これら第1分岐路108と第2分岐路110とをそれぞれ通過する音声信号のうちで、いずれの音声信号を後段へ出力するかを選択するためのものであり、第1分岐路108を通過する信号を選択することによりフェーダー手段104を通過する前(プリ・フェーダー:Pre Fader)の音声信号を後段へ出力することができ、第2分岐路110を通過する信号を選択することによりフェーダー手段104を通過した後(ポスト・フェーダー:Post Fader)の音声信号を後段へ出力することができる。
【0009】
また、選択手段112−1、112−2、112−3の後段にはそれぞれ、選択手段112−1、112−2、112−3によって選択された音声信号のレベルを制御するレベル手段(Level)114−1、114−2、114−3が設けられているとともに、このレベル手段114−1、114−2、114−3の後段にはそれぞれ音像の定位を制御するためのパン手段116−1、116−2、116−3が設けられている。
【0010】
そして、主経路102のパン手段106において定位が制御された音声信号は、当該音声信号をスピーカーなどへ出力するための主出力経路(MASTER OUT)として機能する主出力バス134および当該音声信号を各種の録音用の機器へ出力するための録音用出力経路1−2(REC1−2OUT)、録音用出力経路3−4(REC3−4OUT)、録音用出力経路5−6(REC5−6OUT)、録音用出力経路7−8(REC7−8OUT)としてそれぞれ機能する録音用バスたる第1録音用バス136、第2録音用バス138、第3録音用バス140、第4録音用バス142に接続されるメイン・バス118へ出力される。
【0011】
一方、パン手段116−1において定位が制御された音声信号は、当該音声信号を外部機器などへ送るための第1外部送り経路(オグジュアリー1:AUX1)として機能する第1オグジュアリー・バス120へ出力される。
【0012】
また、パン手段116−2において定位が制御された音声信号は、当該音声信号を外部機器などへ送るための第2外部送り経路(AUX2)として機能する第2オグジュアリー・バス122へ出力される。
【0013】
さらに、パン手段116−3において定位が制御された音声信号は、当該音声信号を外部機器などへ送るための第3外部送り経路(AUX3)として機能する第3オグジュアリー・バス124へ出力される。
【0014】
さらに、メイン・バス118には、チャンネル1〜チャンネル6の各入力手段100におけるパン手段106から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段126−1、126−2、126−3、126−4、126−5が設けられている。
【0015】
また、第1オグジュアリー・バス120には、チャンネル1〜チャンネル6の各入力手段100におけるパン手段116−1から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段128が設けられており、第2オグジュアリー・バス122には、チャンネル1〜チャンネル6の各入力手段100におけるパン手段116−2から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段130が設けられており、第3オグジュアリー・バス124には、チャンネル1〜チャンネル6の各入力手段100におけるパン手段116−3から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段132が設けられている。
【0016】
また、符号144−1、144−2、144−3、144−4、144−5、144−6、144−7、144−8はそれぞれ、音声信号のレベルを制御するレベル手段である。
【0017】
なお、フェーダー手段104、パン手段106、レベル手段112−1、112−2、112−3、パン手段114−1、114−2、114−3、ミキシング処理手段126−1、126−2、126−3、126−4、126−5、128、130、132ならびにレベル手段144−1、144−2、144−3、144−4、144−5、144−6、144−7、144−8におけるパラメータ値などの設定や、選択手段112−1、112−2、112−3における音声信号の選択の設定などは、図示しない操作子の操作によって使用者が任意に設定できるものとする。
【0018】
以上の構成において、まず、主出力バス134を通って出力される主出力経路の音声信号について説明する。
【0019】
即ち、チャンネル1〜チャンネル6の各入力手段100における主経路102に入力された音声信号は、フェーダー手段104においてレベルの制御をされ、さらにパン手段106において定位の制御をされた後に、メイン・バス118を通ってミキシング処理手段126−1に入力される。
【0020】
そして、ミキシング処理手段126−1によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された音声信号がミキシング処理されて、主出力バス134を通ってレベル手段144−1によってレベル制御され、主出力経路の音声信号として左チャンネル(L)と右チャンネル(R)とのステレオ出力されることになる。
【0021】
次に、第1録音用バス136を通って出力される録音用出力経路1−2の音声信号について説明する。
【0022】
即ち、チャンネル1〜チャンネル6の各入力手段100における主経路102に入力された音声信号は、フェーダー手段104においてレベルの制御をされ、さらにパン手段106において定位の制御をされた後に、メイン・バス118を通ってミキシング処理手段126−2に入力される。
【0023】
そして、ミキシング処理手段126−2によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された音声信号がミキシング処理されて、第1録音用バス136を通ってレベル手段144−2によってレベル制御され、録音用出力経路1−2の音声信号として録音装置のレコーディング・トラック1(REC1)とレコーディング・トラック2(REC2)との2チャンネル出力されることになる。
【0024】
また、第2録音用バス138を通って出力される録音用出力経路3−4の音声信号、第3録音用バス140を通って出力される録音用出力経路5−6の音声信号ならびに第4録音用バス142を通って出力される録音用出力経路7−8の音声信号については、第1録音用バス136を通って出力される録音用出力経路1−2の音声信号と同様である。
【0025】
即ち、チャンネル1〜チャンネル6の各入力手段100における主経路102に入力された音声信号は、フェーダー手段104においてレベルの制御をされ、さらにパン手段106において定位の制御をされた後に、メイン・バス118を通ってミキシング処理手段126−3(第2録音用バス138の場合)、ミキシング処理手段126−4(第3録音用バス140の場合)、ミキシング処理手段126−5(第4録音用バス142の場合)にそれぞれ入力される。
【0026】
そして、ミキシング処理手段126−3(第2録音用バス138の場合)、ミキシング処理手段126−4(第3録音用バス140の場合)、ミキシング処理手段126−5(第4録音用バス142の場合)によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された音声信号がそれぞれミキシング処理されて、第2録音用バス138、第3録音用バス140、第4録音用バス142をそれぞれ通ってレベル手段144−3(第2録音用バス138の場合)、レベル手段144−4(第3録音用バス140の場合)、レベル手段144−5(第4録音用バス142の場合)によってそれぞれレベル制御され、それぞれ録音用出力経路3−4(第2録音用バス138の場合)の音声信号として録音装置のレコーディング・トラック3(REC3)とレコーディング・トラック4(REC4)との2チャンネル出力され、録音用出力経路5−6(第3録音用バス140の場合)の音声信号として録音装置のレコーディング・トラック5(REC5)とレコーディング・トラック6(REC6)との2チャンネル出力され、録音用出力経路7−8(第4録音用バス142の場合)の音声信号として録音装置のレコーディング・トラック7(REC7)とレコーディング・トラック8(REC8)との2チャンネル出力されることになる。
【0027】
次に、第1オグジュアリー・バス120を通って出力される第1外部送り経路の音声信号について説明する。
【0028】
この第1外部送り経路に関しては、まず、チャンネル1〜チャンネル6の各入力手段100における選択手段112−1において、プリ・フェーダーの音声信号を第1外部送り経路へ入力するか、ポスト・フェーダーの音声信号を第1外部送り経路へ入力するかが選択されることになる。
【0029】
こうして選択された音声信号は、レベル手段114−1においてレベルの制御をされ、さらにパン手段116−1において定位の制御をされた後に、第1オグジュアリー・バス120を通ってミキシング処理手段128に入力される。
【0030】
そして、ミキシング処理手段128によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された音声信号がミキシング処理され、さらにレベル手段144−6によってレベル制御され、第1外部送り経路の音声信号としてAとBとの2チャンネル出力されることになる。
【0031】
また、第2オグジュアリー・バス122を通って出力される第2外部送り経路の音声信号、第3オグジュアリー・バス122を通って出力される第3外部送り経路の音声信号については、第1オグジュアリー・バス120を通って出力される第1外部送り経路の音声信号と同様である。
【0032】
即ち、第2外部送り経路に関しては、まず、チャンネル1〜チャンネル6の各入力手段100における選択手段112−2において、プリ・フェーダーの音声信号を第2外部送り経路へ入力するか、ポスト・フェーダーの音声信号を第2外部送り経路へ入力するかが選択されることになる。
【0033】
こうして選択された音声信号は、レベル手段114−2においてレベルの制御をされ、さらにパン手段116−2において定位の制御をされた後に、第2オグジュアリー・バス122を通ってミキシング処理手段130に入力される。
【0034】
そして、ミキシング処理手段130によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された音声信号がミキシング処理され、さらにレベル手段144−7によってレベル制御され、第2外部送り経路の音声信号としてAとBとの2チャンネル出力されることになる。
【0035】
同様に、第3外部送り経路に関しては、まず、チャンネル1〜チャンネル6の各入力手段100における選択手段112−3において、プリ・フェーダーの音声信号を第3外部送り経路へ入力するか、ポスト・フェーダーの音声信号を第3外部送り経路へ入力するかが選択されることになる。
【0036】
こうして選択された音声信号は、レベル手段114−3においてレベルの制御をされ、さらにパン手段116−3において定位の制御をされた後に、第3オグジュアリー・バス124を通ってミキシング処理手段132に入力される。
【0037】
そして、ミキシング処理手段132によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された音声信号がミキシング処理され、さらにレベル手段144−8によってレベル制御され、第3外部送り経路の音声信号としてAとBとの2チャンネル出力されることになる。
【0038】
なお、これらの外部送り経路に出力された音声信号は、ステージにおいて、各演奏者毎に異なったミキシング処理のされた音声信号を供給するために使用される。
【0039】
ところで、上記したような従来のミキサーにおいては、一般に、レコーディング(録音)に使用する場合やステージで使用する場合などの各種の用途に応じて、必要とされる出力経路のバスの種類や数が異なるものである。
【0040】
即ち、レコーディングに使用する場合には、録音用出力経路となる録音用バスを多数必要とするが、外部送り経路となるオグジュアリー・バスは必要でなく、その反対に、ステージで使用する場合には、外部送り経路となるオグジュアリー・バスを多数必要とするが、録音用出力経路となる録音用バスは必要でないものである。
【0041】
しかしながら、上記した従来のミキサーにおいては、録音用バスとオグジュアリー・バスとは少数ずつ固定的に設定されているものであり(図1に示すミキサーにおいては、録音用バスとしては第1録音用バス136、第2録音用バス138、第3録音用バス140および第4録音用バス142が固定的に設定されており、オグジュアリー・バスとしては第1オグジュアリー・バス120、第2オグジュアリー・バス122および第3オグジュアリー・バス124が固定的に設定されている。)、必要に応じて録音用バスを増加してオグジュアリー・バスを減少したり、その反対に、必要に応じて録音用バスを減少してオグジュアリー・バスを増加したりすることはできないものであった。
【0042】
即ち、上記したような従来のミキサーにおいては、入力手段100から録音用バス(第1録音用バス136、第2録音用バス138、第3録音用バス140、第4録音用バス142)に出力される音声信号と、入力手段100からオグジュアリー・バス(第1オグジュアリー・バス120、第2オグジュアリー・バス122、第3オグジュアリー・バス124)に出力される音声信号とは、全く異なった制御を受けたものとなされている。
【0043】
つまり、入力手段100から録音用バス(第1録音用バス136、第2録音用バス138、第3録音用バス140、第4録音用バス142)に出力される音声信号は、入力手段100から主出力バス134に出力される音声信号と同様の制御を受けたものとなる。
【0044】
具体的には、入力手段100から録音用バス(第1録音用バス136、第2録音用バス138、第3録音用バス140、第4録音用バス142)に出力される音声信号は、フェーダー手段104を通過した後の音声信号、即ち、ポスト・フェーダーの音声信号であり、このポスト・フェーダーの音声信号が入力手段100から出力される際のレベルは、主出力バス134に出力される場合と共通のフェーダー手段104で設定されたレベルであり、定位も主出力バス134に出力される場合と共通のパン手段106で設定されたものである。
【0045】
一方、入力手段100からオグジュアリー・バス(第オグジュアリー・バス120、第2オグジュアリー・バス122、第3オグジュアリー・バス124)に出力される音声信号は、入力手段100から主出力バス134に出力される音声信号と異なる制御を受けたものとなる。
【0046】
具体的には、入力手段100からオグジュアリー・バス(第オグジュアリー・バス120、第2オグジュアリー・バス122、第3オグジュアリー・バス124)に出力される音声信号は、プリ・フェーダーの音声信号であるか、あるいはポスト・フェーダーの音声信号であるかを、選択手段(選択手段112−1、112−2、112−3)によって任意に選択することができ、当該選択された音声信号が入力手段100から出力される際のレベルは、主出力バス134に出力される場合とは独立してレベル手段(レベル手段114−1、114−2、114−3)によって任意に設定可能であり、定位も主出力バス134に出力される場合とは独立してパン手段(パン手段116−1、116−2、116−3)によって任意に設定可能である。
【0047】
このように、従来のミキサーにおいては録音用バスとオグジュアリー・バスとは少数ずつ固定的に設定されているものであって、既存の録音用バスとオグジュアリー・バスとを適宜に互換して使用することはできないものであり、必要に応じて録音用バスを増加してオグジュアリー・バスを減少したり、その反対に、必要に応じて録音用バスを減少してオグジュアリー・バスを増加したりすることはできなかった。
【0048】
従って、従来のミキサーにおいて上記したような、録音用などの第1の用途とオグジュアリー用などの第2の用途との複数の用途を十分に満足させるためには、多数の第1の用途のための出力経路(録音用バス)と第2の用途のための出力経路(オグジュアリー・バス)とをそれぞれ設ける必要があり、構成が複雑化して装置の規模が大型化するとともにコストも増大するという問題点があった。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、録音用としての出力経路の機能と外部送り用としての出力経路の機能とを適宜に互換可能な出力経路を設け、多数の録音用の出力経路と外部送り用の出力経路とをそれぞれ設ける必要性を排除して、構成の複雑化や装置の規模の大型化ならびにコストの増大を抑制しながら、録音用外部送り用との2つの用途を十分に満足させることのできるようにしたデジタル・ミキサーを提供しようとするものである。
【0050】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、入力された複数のチャンネルの音声信号をミキシング処理して出力するデジタル・ミキサーにおいて、上記複数のチャンネルのうち1つのチャンネルの音声信号を処理して出力する複数の外部送り用出力手段と、上記複数の外部送り用出力手段のうち任意のものを録音用として指定する指定手段と、上記複数の外部送り用出力手段のそれぞれに対応したレベルを任意に設定可能なレベル設定手段と、上記複数の外部送り用出力手段のそれぞれに対応したフェーダー接続状態をプリ・フェーダーあるいはポスト・フェーダーのいずれかに任意に設定可能な切替手段と、上記指定手段で録音用として指定された上記外部送り用出力手段に対応した上記レベルを上記レベル設定手段による設定に関係なく所定のレベルに設定し、かつ、上記フェーダー接続状態を上記切替手段による設定に関係なくポスト・フェーダーとするよう制御する出力制御手段とを有するようにしたものである。
【0051】
従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、指定手段により任意に指定された複数の外部送り用出力手段を録音用の出力手段として使用できるため、外部送り用として音声信号を出力するための専用の出力手段と録音用として音声信号を出力するための専用の出力手段とを、それぞれ別個に設ける必要がなく、構成の複雑化や装置の規模の大型化ならびにコストの増大を抑制しながら、録音用外部送り用との2つの用途の音声信号を得ることができる。
【0052】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、さらに、出力形態として録音用あるいは外部送り用のいずれかを選択する出力形態選択手段とを有し、上記出力形態選択手段で録音用が選択された場合には、上記指定手段による指定に関係なく全ての上記複数の外部送り用出力手段を録音用として指定し、上記出力形態選択手段で外部送り用が選択された場合には、上記指定手段による指示に関係なく全ての上記複数の外部送り用出力手段を外部送り用として指定するようにしたものである。
【0055】
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、本発明のうち請求項1またはのいずれか1項に記載の発明において、さらに、上記複数の外部送り用出力手段のそれぞれに対応した定位を任意に設定可能な定位設定手段とを有し、上記出力制御手段は上記指定手段で録音用と指定された上記外部送り用出力手段に対応した上記定位を上記定位設定手段による設定に関係なく所定の定位に設定するよう制御するようにしたものである。
【0061】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるデジタル・ミキサーの実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0062】
図2には、本発明によるデジタル・ミキサー(以下、単に「ミキサー」と称する。)の実施の形態の一例の概念構成説明図が示されており、この本発明によるミキサーは、複数のチャンネルの音声信号をそれぞれ入力するための入力手段として、複数のチャンネル分の入力手段10を備えている。
【0063】
具体的には、図2に示すミキサーにおいては、チャンネル1〜チャンネル6の6チャンネル分の入力手段10が設けられており、これらチャンネル1〜チャンネル6の6チャンネル分の入力手段10は、それぞれ同一の構成を備えている。
【0064】
なお、上記したチャンネル1〜チャンネル6の6チャンネル分の入力手段10は、この実施の形態においては、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)によって実現されるものとする。
【0065】
そして、このミキサーにおいては、DSPにより構成される入力手段10を制御するためのマイクロ・コンピューターにより構成される制御手段12と、制御手段12に対して各種の指示を与えるための操作手段14とが設けられている。
【0066】
ここで、上記した入力手段10において、入力された音声信号を伝送する主経路16には、主経路16を通過する音声信号のレベルを制御するためのフェーダー手段(Fader)18が設けられているとともに、このフェーダー手段18の後段には音像の定位(パン:Pan)を制御するためのパン手段(Pan)20が設けられている。
【0067】
また、主経路16に設けられたフェーダー手段18の前段においては、主経路16から第1分岐路22が分岐され、主経路16に設けられたフェーダー手段18の後段かつパン手段20の前段、即ち、フェーダー手段18とパン手段20との間においては、主経路16から第2分岐路24が分岐されている。
【0068】
そして、第1分岐路22と第2分岐路24とはさらにそれぞれ分岐されて、選択手段26−1、26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7へ接続されるようになされている。即ち、選択手段26−1、26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7へは、一対の第1分岐路22と第2分岐路24とをそれぞれ通過する音声信号が入力されるようになされている。
【0069】
ここで、選択手段26−1、26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7は、これら第1分岐路22と第2分岐路24とをそれぞれ通過する音声信号のうちで、いずれの音声信号を後段へ出力するかを選択するためのものであり、第1分岐路22を通過する信号を選択することによりフェーダー手段18を通過する前(プリ・フェーダー:Pre Fader)の音声信号を後段へ出力することができ、第2分岐路24を通過する信号を選択することによりフェーダー手段18を通過した後(ポスト・フェーダー:Post Fader)の音声信号を後段へ出力することができる。
【0070】
また、選択手段26−1、26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7の後段にはそれぞれ、選択手段26−1、26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7によって選択された音声信号のレベルを制御するレベル手段(Level)28−1、28−2、28−3、28−4、28−5、28−6、28−7が設けられているとともに、このレベル手段28−1、28−2、28−3、28−4、28−5、28−6、28−7の後段にはそれぞれ音像の定位を制御するためのパン手段30−1、30−2、30−3、30−4、30−5、30−6、30−7が設けられている。
【0071】
なお、上記した選択手段26−1、26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7と、レベル手段28−1、28−2、28−3、28−4、28−5、28−6、28−7と、パン手段30−1、30−2、30−3、30−4、30−5、30−6、30−7とは、後述するように操作手段14の操作に応じた制御手段12の制御に従って設定状態を可変とされており、各種の録音用の機器へ出力するための音声信号(以下、適宜に「録音用音声信号」と称する。なお、「録音用音声信号」の詳細については後述する。)と外部機器などへ送るための音声信号(以下、適宜に「外部送り用音声信号」と称する。なお、「外部送り用音声信号」の詳細については後述する。)とを任意に得ることができるようになされている。
【0072】
そして、主経路16のパン手段20において定位が制御された音声信号は、当該音声信号をスピーカーなどへ出力するための主出力経路(MASTER OUT)として機能する主出力バス32へ出力される。
【0073】
一方、パン手段30−1、30−2、30−3、30−4、30−5、30−6、30−7において定位が制御されたそれぞれの音声信号(録音用音声信号または外部送り用音声信号)は、当該音声信号が録音用音声信号である場合には当該録音用音声信号を各種の録音用の機器へ出力するための録音用出力経路として機能するとともに、音声信号が外部送り用音声信号である場合には当該外部送り用音声信号を外部機器などへ送るための外部送り経路として機能する第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第3バス36−6、第7バス34−7へそれぞれ出力される。
【0074】
さらに、主出力バス32にはチャンネル1〜チャンネル6におけるパン手段20から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段36が設けられており、第1バス34−1にはチャンネル1〜チャンネル6におけるパン手段30−1から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段38が設けられており、第2バス34−2にはチャンネル1〜チャンネル6におけるパン手段30−2から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段40が設けられており、第3バス34−3にはチャンネル1〜チャンネル6におけるパン手段30−3から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段42が設けられており、第5バス34−5にはチャンネル1〜チャンネル6におけるパン手段30−5から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段46が設けられており、第6バス34−6にはチャンネル1〜チャンネル6におけるパン手段30−6から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段48が設けられており、第7バス34−7にはチャンネル1〜チャンネル6におけるパン手段30−7から出力された音声信号を選択して混合するミキシング処理手段50が設けられている。
【0075】
また、符号52−1、52−2、52−3、52−4、52−5、52−6、52−7、52−8はそれぞれ、音声信号のレベルを制御するレベル手段である。
【0076】
なお、フェーダー手段18、パン手段20、レベル手段28−1、28−2、28−3、28−4、28−5、28−6、28−7、パン手段30−1、30−2、30−3、30−4、30−5、30−6、30−7、ミキシング処理手段36、38、40、42、44、46、48、50ならびにレベル手段52−1、52−2、52−3、52−4、52−5、52−6、52−7、52−8におけるパラメータ値などの設定や、選択手段26−1、26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7における音声信号の選択の設定などは、図示しない操作子の操作によって使用者が任意に設定できるものとする。
【0077】
また、図3には、操作手段14を構成する操作子を配設した操作パネルの概略構成図が示されている。なお、図3においては、本発明の実施に関連する操作子のみ図示するものとし、本発明の実施に関連しない従来より公知の操作子の図示は省略した。
【0078】
即ち、図3においては、本発明の実施に関連する操作子として、第1バス設定操作子60−1、第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7ならびにレコーディング・モード選択操作子62、オグジュアリー・モード選択操作子64が設けられている。
【0079】
ここで、第1バス設定操作子60−1は、録音用音声信号を第1バス34−1へ出力して第1バス34−1を録音用出力経路(REC)として機能させるか、あるいは、外部送り用音声信号を第1バス34−1へ出力して第1バス34−1を外部送り経路(AUX)として機能させるかを選択する操作子である。
【0080】
同様に、第2バス設定操作子60−2は、録音用音声信号を第2バス34−2へ出力して第2バス34−2を録音用出力経路として機能させるか、あるいは、外部送り用音声信号を第2バス34−2へ出力して第2バス34−2を外部送り経路として機能させるかを選択する操作子である。
【0081】
また、第3バス設定操作子60−3は、録音用音声信号を第3バス34−3へ出力して第3バス34−3を録音用出力経路として機能させるか、あるいは、外部送り用音声信号を第3バス34−3へ出力して第3バス34−3を外部送り経路として機能させるかを選択する操作子である。
【0082】
また、第4バス設定操作子60−4は、録音用音声信号を第4バス34−4へ出力して第4バス34−4を録音用出力経路として機能させるか、あるいは、外部送り用音声信号を第4バス34−4へ出力して第4バス34−4を外部送り経路として機能させるかを選択する操作子である。
【0083】
また、第5バス設定操作子60−5は、録音用音声信号を第5バス34−5へ出力して第5バス34−5を録音用出力経路として機能させるか、あるいは、外部送り用音声信号を第5バス34−5へ出力して第5バス34−5を外部送り経路として機能させるかを選択する操作子である。
【0084】
また、第6バス設定操作子60−6は、録音用音声信号を第6バス34−6へ出力して第6バス34−6を録音用出力経路として機能させるか、あるいは、外部送り用音声信号を第6バス34−6へ出力して第6バス34−6を外部送り経路として機能させるかを選択する操作子である。
【0085】
また、第7バス設定操作子60−7は、録音用音声信号を第7バス34−7へ出力して第7バス34−7を録音用出力経路として機能させるか、あるいは、外部送り用音声信号を第7バス34−7へ出力して第7バス34−7を外部送り経路として機能させるかを選択する操作子である。
【0086】
なお、図3に示す例においては、第1バス設定操作子60−1、第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3および第4バス設定操作子60−4は、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3および第4バス34−4へ録音用音声信号をそれぞれ出力して、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3および第4バス34−4をそれぞれ録音用出力経路として機能させることを選択している状態を示しており、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6および第7バス設定操作子60−7は、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7へ外部送り用音声信号を出力して、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7をそれぞれ外部送り経路として機能させることを選択している状態を示している。
【0087】
ここで、上記した第1バス設定操作子60−1、第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7に関して、それぞれ対応する第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7へ録音用音声信号を出力して、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7をそれぞれ録音用出力経路として機能させることを選択した場合には、制御手段12の制御によって、選択手段26−1、26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7はポスト・フェーダーの音声信号を後段へ出力するように自動的に設定し、レベル手段28−1、28−2、28−3、28−4、28−5、28−6、28−7は入力と出力との比が「1:1」となるように自動的に固定し、パン手段30−1、30−2、30−3、30−4、30−5、30−6、30−7のパラメータ値はパン手段20のパラメータ値と連動して自動的に変化するように設定することにより得られる音声信号を、録音用音声信号とするものである。
【0088】
従って、上記した第1バス設定操作子60−1、第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7の操作によって、それぞれ対応する第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7へ録音用音声信号を出力して、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7をそれぞれ録音用出力経路として機能させることを選択した場合には、上記した「従来の技術」の項で説明した従来のミキサーと同様に、入力手段10から録音用バスとしての第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7に出力される録音用音声信号は、入力手段10から主出力バス32に出力される音声信号と同様の制御を受けたものとなる。
【0089】
一方、上記した第1バス設定操作子60−1、第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7に関して、それぞれ対応する第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7へ外部送り用音声信号を出力して、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7をそれぞれ外部送り用出力経路として機能させることを選択した場合には、選択手段26−1、26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7、レベル手段28−1、28−2、28−3、28−4、28−5、28−6、28−7ならびにパン手段30−1、30−2、30−3、30−4、30−5、30−6、30−7の設定は、図示しない操作子によって使用者が任意に設定することができるものであり、この使用者の任意の設定に応じて得られた音声信号を外部送り用音声信号とするものである。
【0090】
また、レコーディング・モード選択操作子62を操作すると、レコーディング・モードとなり、上記した第1バス設定操作子60−1、第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6ならびに第7バス設定操作子60−7の操作状態に関わらず、上記した録音用音声信号を第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7へ出力して、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7を全て録音用出力経路として機能させることができるようになるものである。
【0091】
一方、オグジュアリー・モード選択操作子64を操作すると、オグジュアリー・モードとなり、上記した第1バス設定操作子60−1、第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6ならびに第7バス設定操作子60−7の操作状態に関わらず、上記した外部送り用音声信号を第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7へ出力して、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7を全て外部送り経路として機能させることができるようになるものである。
【0092】
以上の構成において、まず、主出力バス32を通って出力される主出力経路の音声信号について説明する。
【0093】
即ち、主経路16に入力された音声信号は、フェーダー手段18においてレベルの制御をされ、さらにパン手段20において定位の制御をされた後に、主出力バス32を通ってミキシング処理手段36に入力される。そして、ミキシング処理手段36によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された音声信号がミキシング処理されて、主出力バス32を通ってレベル手段52−1によってレベル制御され、主出力経路の音声信号として左チャンネル(L)と右チャンネル(R)とのステレオ出力されることになる。
【0094】
次に、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6ならびに第7バス34−7を通って出力される音声信号について説明する。
【0095】
まず、第1バス34−1を通って出力される音声信号について、第1バス設定操作子60−1によって、上記した録音用音声信号を第1バス34−1へ出力して第1バス34−1を録音用出力経路として機能させることが選択されている場合には、制御手段12の制御によって、選択手段26−1はポスト・フェーダーの音声信号を後段へ出力するように自動的に設定され、レベル手段28−1は入力と出力との比が「1:1」となるように自動的に固定され、パン手段30−1のパラメータ値はパン手段20のパラメータ値と連動して自動的に変化するように設定される。
【0096】
従って、ポスト・フェーダーの音声信号は、パン手段30−1においてパン手段20と同一の定位の制御をされた後に、録音用音声信号として第1バス34−1を通ってミキシング処理手段38に入力される。そして、ミキシング処理手段38によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された録音用音声信号がミキシング処理されて、第1バス34−1を通ってレベル手段52−2によってレベル制御され、録音用出力経路の録音用音声信号として2チャンネル出力されることになる。
【0097】
一方、第1バス34−1を通って出力される音声信号について、第1バス設定操作子60−1によって、上記した外部送り用音声信号を第1バス34−1へ出力して第1バス34−1を外部送り出力経路として機能させることが選択されている場合には、選択手段26−1において、プリ・フェーダーの音声信号を第1バス34−1へ出力するか、あるいは、ポスト・フェーダーの音声信号を第1バス34−1へ出力するかが選択されることになる。
【0098】
こうして選択された音声信号は、レベル手段28−1においてレベルの制御をされ、さらにパン手段30−1において定位の制御をされた後に、外部送り用音声信号として第1バス34−1を通ってミキシング処理手段38に入力される。そして、ミキシング処理手段38によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された外部送り用音声信号がミキシング処理され、さらにレベル手段52−2によってレベル制御され、外部送り経路の外部送り用音声信号として2チャンネル出力されることになる。
【0099】
なお、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6ならびに第7バス34−7を通って出力される音声信号についても、上記した第1バス34−1を通って出力される音声信号と同様である。
【0100】
即ち、第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を通って出力される音声信号について、第2バス設定操作子60−2(第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7)によって、上記した音声信号を第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)へ出力して、第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を録音用出力経路として機能させることが選択されている場合には、制御手段12の制御によって、選択手段26−2(選択手段26−3、26−4、26−5、26−6、26−7)はポスト・フェーダーの音声信号を後段へ出力するように自動的に設定され、レベル手段28−2(レベル手段28−3、28−4、28−5、28−6、28−7)は入力と出力との比が「1:1」となるように自動的に固定され、パン手段30−2(パン手段30−3、30−4、30−5、30−6、30−7)のパラメータ値はパン手段20のパラメータ値と連動して自動的に変化するように設定される。
【0101】
従って、ポスト・フェーダーの音声信号は、パン手段30−2(パン手段30−3、30−4、30−5、30−6、30−7)においてパン手段20と同一の定位の制御をされた後に、録音用音声信号として第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を通ってミキシング処理手段40(ミキシング処理手段42、44、46、48、50)に入力される。そして、ミキシング処理手段40(ミキシング処理手段42、44、46、48、50)によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された録音用音声信号がミキシング処理されて、第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を通ってレベル手段52−3(レベル制御手段52−4、52−5、52−6、52−7、52−8)によってレベル制御され、録音用出力経路の録音用音声信号として2チャンネル出力されることになる。
【0102】
一方、第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を通って出力される音声信号について、第2バス設定操作子60−2(第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7)によって、上記した外部送り用音声信号を第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)へ出力して、第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を外部送り出力経路として機能させることが選択されている場合には、選択手段26−2(選択手段26−3、26−4、26−5、26−6、26−7)において、プリ・フェーダーの音声信号を第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)へ出力するか、あるいは、ポスト・フェーダーの音声信号を第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)へ出力するかが選択されることになる。
【0103】
こうして選択された音声信号は、レベル手段28−2(レベル手段28−3、28−4、28−5、28−6、28−7)においてレベルの制御をされ、さらにパン手段30−2(パン手段30−3、30−4、30−5、30−6、30−7)において定位の制御をされた後に、外部送り用音声信号として第2バス34−2(第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を通ってミキシング処理手段40(ミキシング処理手段42、44、46、48、50)に入力される。そして、ミキシング処理手段40(ミキシング処理手段42、44、46、48、50)によってチャンネル1〜チャンネル6のうちの選択された外部送り用音声信号がミキシング処理され、さらにレベル手段52−3(レベル制御手段52−4、52−5、52−6、52−7、52−8)によってレベル制御され、外部送り経路の外部送り用音声信号として2チャンネル出力されることになる。
【0104】
従って、このミキサーにおいては、第1バス設定操作子60−1、第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7の操作に応じて、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7へ出力する音声信号を録音用音声信号と外部送り用信号とに切り換えて、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7の機能を録音用出力経路と外部送り経路とに切り換えることができ、実質的に第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7を録音用バスとオグジュアリー・バスとに切り換えて使用することができるものである。
【0105】
また、レコーディング・モード選択操作子62を操作すると、レコーディング・モードとなり、上記した録音用音声信号を第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7へ出力して、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7の機能を全て録音用出力経路に切り換えて、実質的に第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7を全て録音用バスとして使用することができるようになされており、レコーディングに使用する際に都合がよい。
【0106】
一方、オグジュアリー・モード選択操作子64を操作すると、オグジュアリー・モードとなり、上記した外部送り用音声信号を第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7へ出力して、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7の機能を全て外部送り経路に切り換えて、実質的に第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7を全てオグジュアリー・バスとして使用することができるようになされており、ステージで使用する際に都合がよい。
【0107】
なお、上記した実施の形態においては、第1バス34−1(第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を通って出力される音声信号について、第1バス設定操作子60−1(第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7)によって、録音用音声信号を第1バス34−1(第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)へ出力して、第1バス34−1(第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を録音用出力経路として機能させることが選択されている場合には、選択手段26−1(選択手段26−2、選択手段26−3、26−4、26−5、26−6、26−7)はポスト・フェーダーの音声信号を後段へ出力するように自動的に設定し、レベル手段28−1(レベル手段28−2、28−3、28−4、28−5、28−6、28−7)は入力と出力との比が「1:1」となるように自動的に固定し、パン手段30−1(パン手段30−2、30−3、30−4、30−5、30−6、30−7)のパラメータ値はパン手段20のパラメータ値と連動して自動的に変化するように設定することにより、録音用音声信号を得るようにしている。
【0108】
しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、第1バス34−1(第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を通って出力される音声信号について、第1バス設定操作子60−1(第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7)によって、録音用音声信号を第1バス34−1(第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)へ出力して、第1バス34−1(第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を録音用出力経路として機能させることが選択されている場合には、選択手段26−1(選択手段26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7)はプリ・フェーダーの音声信号を後段へ出力するように自動的に設定し、レベル手段28−1(レベル手段28−2、28−3、28−4、28−5、28−6、28−7)はフェーダー18のパラメータ値と連動して自動的に変化するように設定し、パン手段30−1(パン手段30−2、30−3、30−4、30−5、30−6、30−7)のパラメータ値はパン手段20のパラメータ値と連動して自動的に変化するように設定することにより、録音用音声信号を得るようにしてもよいし、また、ミキシング処理手段38(ミキシング処理手段40、42、44、46、48、50)を主出力バス32に接続するように録音用音声信号を得るようにしてもよい。
【0109】
また、上記した実施の形態においては、第1バス設定操作子60−1、第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7によって、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7を録音用出力経路として機能させるか、あるいは、外部送り用音声信号経路として機能させるかを、ユーザーが選択できるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、第1バス設定操作子60−1.第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7の設定を複数種類記憶し、いずれの種類の記憶を再現するかを選択可能な操作子を設け、当該操作子によって選択された種類の設定を再現し、ユーザーが過去に行った設定を再現できるようにしてもよい。
【0110】
また、各バス毎に設定操作子を設けるのではなく、録音用出力経路または外部送り用音声信号経路として要望されるバスの数を入力することにより、要望されるバス数のバスが録音用出力経路または外部送り用音声信号経路として機能されるようにしてもよい。
【0111】
また、上記した実施の形態においては、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7の全てが、レコーディング・モード選択操作子62またはオグジュアリー・モード選択操作子64を操作すると、録音用出力経路として機能させるか、あるいは、外部送り用音声信号経路として機能させるかが切り換わるようにしたが、全てのバスの中の一部のバスが切り換わるようにしてもよい。
【0112】
また、全てのバスの中の一部のバスについては、録音用出力経路として機能させるか、あるいは、外部送り用音声信号経路として機能させるかが、固定的に設定されていてもよい。
【0113】
また、上記した実施の形態においては、第1バス設定操作子60−1(第2バス設定操作子60−2、第3バス設定操作子60−3、第4バス設定操作子60−4、第5バス設定操作子60−5、第6バス設定操作子60−6、第7バス設定操作子60−7)によって、音声用信号を第1バス34−1(第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)へ出力して第1バス34−1(第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を録音用出力経路として機能させることを選択したり、あるいは、外部送り用信号を第1バス34−1(第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)へ出力して第1バス34−1(第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7)を外部送り出力経路として機能させることを選択したりしたが、これに限られるものではない。
【0114】
例えば、通常は、外部送り用音声信号を第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7へ出力して、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6および第7バス34−7の機能を全て外部送り経路に切り換え、実質的に第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6、第7バス34−7を全てオグジュアリー・バスとして使用するようにしておき、必要に応じて所望の第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6または第7バス34−7を指定して、当該指定した第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6または第7バス34−7へ録音用音声信号を出力するようにして、第1バス34−1、第2バス34−2、第3バス34−3、第4バス34−4、第5バス34−5、第6バス34−6または第7バス34−7を録音用出力経路として機能させるようにしてもよい。
【0115】
また、プリ・フェーダーの音声信号をレベル手段28−1(レベル手段28−2、28−3、28−4、28一5、28−6、28−7)に入力し、ポスト・フェーダーの音声信号およびレベル手段28−1(レベル手段28−2、28−3、28−4、28−5、28−6、28−7)の出力の音声信号を選択手段26−1(選択手段26−2、26−3、26−4、26−5、26−6、26−7)に入力するようにし、ポスト・フェーダーの音声信号とプリ・フェーダーの音声信号をレベル手段28−1(レベル手段28−2、28−3、28−4、28−5、28−6、28−7)によりレベル制御した信号とのいずれかを選択してパン手段30−1(パン手段30−2、30−3、30−4、30−5、30−6、30−7)に人力するようにしてもよい。
【0116】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、録音用としての出力経路の機能と外部送り用としての出力経路の機能とを適宜に互換可能な出力経路が設けられるようになるため、多数の録音用の出力経路と外部送り用の出力経路とをそれぞれ設ける必要性がなくなり、構成の複雑化や装置の規模の大型化ならびにコストの増大を抑制しながら、録音用外部送り用との2つの用途を十分に満足させることができるようになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のミキサーの概念構成説明図である。
【図2】本発明によるミキサーの実施の形態の一例の概念構成説明図である。
【図3】図2に示すミキサーの操作パネルの概略構成説明図である。
【符号の説明】
10 入力手段
12 制御手段
14 操作手段
16 主経路
18 フェーダー手段
20 パン手段
22 第1分岐路
24 第2分岐路

Claims (3)

  1. 入力された複数のチャンネルの音声信号をミキシング処理して出力するデジタル・ミキサーにおいて、
    前記複数のチャンネルのうち1つのチャンネルの音声信号を処理して出力する複数の外部送り用出力手段と、
    前記複数の外部送り用出力手段のうち任意のものを録音用として指定する指定手段と、
    前記複数の外部送り用出力手段のそれぞれに対応したレベルを任意に設定可能なレベル設定手段と、
    前記複数の外部送り用出力手段のそれぞれに対応したフェーダー接続状態をプリ・フェーダーあるいはポスト・フェーダーのいずれかに任意に設定可能な切替手段と、
    前記指定手段で録音用として指定された前記外部送り用出力手段に対応した前記レベルを前記レベル設定手段による設定に関係なく所定のレベルに設定し、かつ、前記フェーダー接続状態を前記切替手段による設定に関係なくポスト・フェーダーとするよう制御する出力制御手段と
    を有することを特徴とするデジタル・ミキサー。
  2. 請求項1に記載のデジタル・ミキサーにおいて、さらに、
    出力形態として録音用あるいは外部送り用のいずれかを選択する出力形態選択手段と
    を有し、
    前記出力形態選択手段で録音用が選択された場合には、前記指定手段による指定に関係なく全ての前記複数の外部送り用出力手段を録音用として指定し、前記出力形態選択手段で外部送り用が選択された場合には、前記指定手段による指示に関係なく全ての前記複数の外部送り用出力手段を外部送り用として指定する
    ことを特徴とするデジタル・ミキサー。
  3. 請求項1またはのいずれか1項に記載のデジタル・ミキサーにおいて、さらに、
    前記複数の外部送り用出力手段のそれぞれに対応した定位を任意に設定可能な定位設定手段と
    を有し、
    前記出力制御手段は前記指定手段で録音用と指定された前記外部送り用出力手段に対応した前記定位を前記定位設定手段による設定に関係なく所定の定位に設定するよう制御する
    ことを特徴とするデジタル・ミキサー。
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