JP4069860B2 - 色変換装置および色変換方法 - Google Patents

色変換装置および色変換方法 Download PDF

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Description

本発明は、カラー画像表示装置、カラープリンタ、カラースキャナ等の印刷関連機器に用いられる画像処理に関し、特にカラー画像を表す色データを、使用するデバイスの特性に合わせて補正する色変換処理に関する。
カラー画像表示装置や、カラープリンタ、カラースキャナ等においては、所望の色再現を得られるようデバイスの特性に応じて色データを補正する色変換処理が行われている。所望の色再現とは、人間の視覚特性や記憶色を考慮した、人間がより好ましいと感じる色再現であり、必ずしも忠実な色再現とは一致しない。人間の記憶色では、空の色や芝の緑などは実際の色よりも鮮やかな、彩度や明度の高い色として記憶される傾向がある。したがって、こうした特定の色成分の明度および彩度を上げる処理がなされる。また、忠実な色再現としても明度や彩度を上げる処理がなされる場合が少なくない。
従来の色変換装置の一例が下記の特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された色変換装置は、カラー画像における、赤、緑、青、イエロー、マゼンタ、シアンの6つの色相成分に有効な演算項を用いたマトリクス演算により色変換処理を行うことを特徴とする。上記6つの色相成分に有効な演算項に関わるマトリクス係数を適宜設定することにより、入力された色データを、赤、緑、青、イエロー、マゼンタ、シアンの色相成分毎に独立に調整することができる。
特許第3128429
上記特許文献1に記載の色変換装置によれば、ある特定の色相成分の明度および彩度を上げるマトリクス係数を設定することにより、色データの明度および彩度を高める色変換処理を、赤、緑、青、イエロー、マゼンタ、シアンの色相成分毎に行うことができる。
マトリクス演算方式においては、画像表示装置の色再現範囲が狭い場合に、色データの彩度を高めるような処理を行うと彩度の高い色や明るい色において微妙な色の差異がなくなる色つぶれが発生するという問題点があった。例えば、画像表示装置において再現可能な色データの範囲が0〜255であるのに対し、彩度の高い色や明るい色を表す色データに対して彩度や明度を高めるような処理を行うことで色データの値が0を下回ったり、255を超えると、負の値については0に、255を超える値は255に制限される。0または255に制限された色データは全て同じ色として表されるため、彩度の高い色や明るい色において微妙な色の差異が表現されなくなる。
一方、最近では蛍光体やカラーフィルタ、バックライト等のデバイスを改良することにより、従来の画像表示手段よりも広い色再現範囲を持つ画像表示装置も開発されている。こうした広い色再現範囲を持つ画像表示装置においては、空の色や芝の緑といった色を、彩度および明度の高い好ましい色として表示することが可能となる。その一方で、人間の肌色等の色が濃くなるという問題が生じる。このため、色再現範囲の広い画像表示装置においては、肌色といった、色が濃く表示されることが好ましくない色については彩度を落す処理を行うことが必要となる。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、画像表示装置等の色再現範囲に応じて入力色データの明度および彩度の調整を行うことが可能な色変換装置および色変換方法を提供することを目的とする。
具体的には、色再現範囲の狭い画像表示装置においては色つぶれを生じることなく特定の色成分の明度および彩度を高め、色再現範囲の広い画像表示装置においては特定の色成分については彩度が高くなりすぎないように調整することが可能な色変換装置および色変換方法を提供することを目的とする。
本発明による色変換装置は、カラー画像を表す第1の色データの色相、明度および彩度の少なくともいずれかを変換して上記第1の色データに対応する第2の色データを出力する色変換装置であって、
上記第1の色データの明度および/または彩度の大きさを表す特性情報を求める特性情報算出手段と、
上記第1の色データを用いて、当該第1の色データにより表されるカラー画像における特定の色相成分に有効な第1の色相領域データを求める第1の色相領域データ算出手段と、
上記第1の色相領域データの値を上記特性情報に基づいて調整することにより、上記第1の色相領域データに対応する第2の色相領域データを求める第2の色相領域データ算出手段と、
上記第1の色相領域データと上記第2の色相領域データとの差分に基づいて、第3の色相領域データを求める第3の色相領域データ算出手段と、
上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データの各々について設定される所定のマトリクス係数を出力するマトリクス係数発生手段と、
上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データを演算項とし、上記マトリクス係数を上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データに乗じる乗算を含むマトリクス演算を行うことにより、上記第1の色データの色相、明度および彩度の少なくともいずれかを上記色相成分毎に独立に補正するための補正量を算出するマトリクス演算手段と、
上記補正量に基づいて上記第2の色データを算出する色補正手段とを備えたものである。
本発明による色変換方法は、カラー画像を表す第1の色データの色相、明度および彩度の少なくともいずれかを変換して上記第1の色データに対応する第2の色データを出力する色変換方法であって、
上記第1の色データの明度および/または彩度の大きさを表す特性情報を求め、
上記第1の色データを用いて、当該第1の色データにより表されるカラー画像における特定の色相成分に有効な第1の色相領域データを求め、
上記第1の色相領域データの値を上記特性情報に基づいて調整することにより、上記第1の色相領域データに対応する第2の色相領域データを求め、
上記第1の色相領域データと上記第2の色相領域データとの差分に基づいて、第3の色相領域データを求め、
上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データの各々について設定される所定のマトリクス係数を出力し、
上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データを演算項とし、上記マトリクス係数を上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データに乗じる乗算を含むマトリクス演算を行うことにより、上記第1の色データの色相、明度および彩度の少なくともいずれかを上記色相成分毎に独立に補正するための補正量を算出し、
上記補正量に基づいて上記第2の色データを算出するものである。
本発明による色変換装置および色変換方法は、第1の色データの明度および/または彩度に基づいて、第1の色相領域データの大きさを特定の色相成分毎に調整することにより第2の色相領域データを算出し、当該第2の色相領域データ、および第1および第2の色相領域データの差分に基づいて得られる第3の色相領域データを演算項として用いるマトリクス演算を行うことにより第1の色データの色相、明度および彩度の少なくともいずれかを特定の色相成分毎に独立に補正するための補正量を算出するので、色つぶれを生じることなく所望の色変換処理を行うことができる。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る色変換装置の一実施例を示すブロック図である。色変換装置に入力される第1の色データRi,Gi,Biは、色補正量算出手段1および色補正量加算手段2に入力される。色補正量算出手段1は、第1の色データRi,Gi,Biから色補正量R1,G1,B1を算出する。色補正量加算手段2は、第1の色データRi,Gi,Biに色補正量R,G1,B1を加算することにより第2の色データRo,Go,Boを出力する。
図2は、色補正量算出手段1の内部構成を示すブロック図である。色補正量算出手段1は、αβ算出手段3、有彩色成分データ算出手段4、第1の色相領域データ算出手段5、第2の色相領域データ算出手段6、第3の色相領域データ算出手段7、マトリクス演算手段8、乗算係数発生手段9、マトリクス係数発生手段10を備え、第1の色データRi,Gi,Biはαβ算出手段3、有彩色成分データ算出手段4および乗算係数発生手段9に入力される。
αβ算出手段3は、第1の色データRi,Gi,Biの最大値βおよび最小値αを選択して出力するとともに、最大値βおよび最小値αとなる色データ、および第1の色データRi,Gi,Biにより表される色の色相に関する情報を示す識別符号S1を出力する。最大値βおよび最小値αは、有彩色成分データ算出手段4に入力され、識別符号S1は、第1の色相領域データ算出手段5、マトリクス係数発生手段7および乗算係数発生手段9に入力される。最小値αはまた、マトリクス演算手段8にも入力される。ここで、最小値αは第1の色データRi,Gi,Biに含まれる無彩色(グレイ)成分を表すデータである。
有彩色成分データ算出手段4は、第1の色データRi,Gi,Biと、上記αβ算出手段3により出力される最大値βと最小値αに基づいて、第1の色データRi,Gi,Biにより表される色から無彩色成分を除いた色(有彩色)の、赤、緑、青、イエロー、マゼンタ、シアンの各色成分の大きさを表す有彩色データr,g,b,y,m,cを算出する。これらの有彩色データは、r=Ri−α,g=Gi−α,b=Bi−α,y=β−Bi,m=β−Gi,c=β−Riの減算処理により求められる。
図3(A)〜(F)は、赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6つの色相における有彩色成分データy,m,c,r,g,bの大きさを模式的に示す図である。図3に示すように、有彩色成分データは、上記6つの色相のうち3つの色相において最大となり、残りの3つの色相においてはゼロとなる。例えば、有彩色成分データcは、緑、シアン、青の色相において最大となり、緑からイエローの色相、青からマゼンタの色相にかけて大きさが減少し、赤、イエロー、マゼンタの色相においてはゼロとなる。
以上のようにして求められる有彩色成分データは、r,g,bのうちの少なくとも1つ、y,m,cのうちの少なくとも1つはゼロとなる性質がある。例えば、最大値βがRi、最小値αがGiである場合(β=Ri,α=Gi)、上記の減算処理よりg=0およびc=0となり、また最大値βがRi、最小値αがBiである場合(β=Ri、α=Bi)は、b=0およびc=0となる。つまり、最大、最小となるRi,Gi,Biの組合せにより、少なくとも、r,g,bのいずれか1つ、y,m,cのいずれか1つの合計2つの値がゼロとなる。
図4は、αβ算出手段3により出力される識別符号S1の値と、第1の色データRi,Gi,Biにおいて最大値βおよび最小値αとなる色データ、ならびにゼロとなる有彩色成分データとの関係を示す図である。先に述べたように、最大値βおよび最小値αとなるRi,Gi,Biの組合せにより、少なくとも、r,g,bのいずれか1つ、y,m,cのいずれか1つの合計2つの値がゼロとなる。第1の色データのうち、最大値βおよび最小値αがそれぞれRiおよびBiである場合、有彩色成分データb,cがゼロとなるが、このとき識別符号S1として1が出力される。同様に、最大値βおよび最小値αとなる色データの組合せに応じて、図4に示す関係に基づいて識別符号S1が出力される。なお、最大または最小となる色データが2つ以上存在する場合は、例えば、S1の値のより小さいものを割り当てる。つまり、RiおよびBiの両方が最大値βとなり、Biが最小値αとなる場合、対応する識別符号S1は1または3となるが、値の小さい1を識別符号S1として出力する。また、図4に示す識別符号S1の値は一例であり、他の値を設定してもよい。
図5は、識別符号S1の値と、第1の色データRi,Gi,Biにより表される色の色相との関係を示す図である。図5に示すように、最大値βおよび最小値αが、それぞれRiおよびBiである場合、識別符号S1は1となるが、このとき第1の色データは赤〜イエローの色相の色を表す。同様に、S1=3の場合はイエロー〜緑、S1=2の場合は緑〜シアン、S1=4の場合はシアン〜青、S1=5の場合は青〜マゼンタ、S1=0の場合はマゼンタ〜赤の色相の色を表す。このように、識別符号S1は、最大値βおよび最小値αとなる色データとともに、第1の色データRi,Gi,Biにより表される色の色相の情報を表す。
有彩色成分データ算出手段4により出力される6つの有彩色成分データr,g,b,y,m,cは、第1の色相領域データ算出手段5に送られる。図6は、第1の色相領域データ算出手段5の内部構成の一例を示すブロック図である。第1の色相領域データ算出手段5は、有彩色成分データr,g,b,y,m,cのうちゼロとなるデータを除去するゼロ除去器11と、入力される2つのデータのうち小さい方を選択して出力する最小値選択器12a,12bにより構成される。ゼロ除去器11は、識別符号S1に基づいて、6つの有彩色成分データのうちゼロとなるデータを特定し、有彩色データr,g,bのうちゼロでない2つのデータをQ1,Q2とし、y,m,cのうちゼロでない2つのデータをP1,P2として最小値選択器12a,12bにそれぞれ出力する。
図7は、ゼロ除去器11から最小値選択手段12a,12bのそれぞれに入力されるデータQ1,Q2、およびP1,P2と、識別符号S1との関係の一例示す図である。図7に示すように、識別符号S1=1の場合、ゼロ除去器11は有彩色成分データr,gをQ1,Q2として最小値選択手段12aに出力し、y,mをP1,P2として最小値選択手段12bにそれぞれ出力する。ここで、有彩色成分データr,g,bの2つ以上が0となる場合、Q1,Q2の少なくとも一方はゼロとなり、有彩色成分データy,m,cの2つ以上が0となる場合は、P1,P2の少なくとも一方はゼロとなるが、こうした場合も図7に示す関係に基づいて選択された有彩色成分データが最小値選択手段12a,12bにそれぞれ出力される。
最小値選択器12aはQ1,Q2のいずれか小さい方の値を選択して得られる最小値min(Q1,Q2)を第1の色相領域データh1p1として出力し、最小値選択器12bはP1,P2のいずれか小さい方を選択することにより得られる最小値min(P1,P2)を第1の色相領域データh1q1として出力する。ここで、図7に示す有彩色成分データと、Q1,Q2、およびP1,P2との関係より、第1の色相領域データh1q1は、h1y=min(r,g),h1m=min(b,r),h1c=min(g,b)のいずれかとなり、第1の色相領域データh1p1は、h1r=min(y,m),h1g=min(c,y),h1b=min(m,c)のいずれかとなる。図8に、識別符号S1と第1の色相領域データh1q1,h1p1との関係を示す。
図9は、第1の色相領域データと、赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの各色相との関係を模式的に示す図である。図9(A)〜(F)に示すように、有彩色成分データの最小値を選択することにより得られる第1の色相領域データh1r=min(y,m),h1y=min(r,g),h1g=min(c,y),h1c=min(g,b),h1b=min(m,c),h1m=min(b,r)は、それぞれ赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタ、イエローの色相において最大となり、他の色相においてはその大きさが0となっている。つまり、第1の色相領域データは、第1の色データRi,Gi,Biにより表される色における赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタ、イエローの色相成分に有効なデータといえる。
例えば、Wを定数として、第1の色データがRi=W,Gi=0,Bi=0の場合、当該第1の色データは赤の色相の色を表す。このとき、有彩色成分データは、r=W,g=b=0,y=m=W,c=0となる。したがって、h1r=min(y,m)=Wとなり、他のh1g,h1b,h1y,h1m,h1cは、全て0になる。つまり、赤の色相成分に対しては、h1r=min(y,m)のみが有効な第1の色相領域データになる。同様に、緑の色相成分にはh1g=min(c,y)、青の色相成分にはh1b=min(m,c)、シアンの色相成分にはh1c=min(g,b)、マゼンタの色相成分にはh1m=min(b,r)、イエローの色相成分にはh1y=min(r,g)がそれぞれ有効な第1の色相領域データとなる。
図10は、乗算係数発生手段9の内部構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、乗算係数発生手段9は、特性情報算出手段13、ルックアップテーブル(LUT)17を備えている。特性情報算出手段13には、第1の色データRi,Gi,Biが入力され、当該第1の色データの明度および彩度に関する特性情報CHが算出され、ルックアップテーブル17に出力される。
特性情報算出手段13は、明度情報算出手段14、彩度情報算出手段15、特性情報演算手段16により構成される。明度情報算出手段14は、第1の色データRi,Gi,Biの明るさを表す明度情報Vを算出して出力する。一方、彩度情報算出手段15は、第1の色データRi,Gi,Biの鮮やかさを表す彩度情報SAを算出して出力する。
図11は、明度情報算出手段14の内部構成の一例を示すブロック図である。最大値算出手段18は、第1の色データRi,Gi,Biの最大値を明度情報Vとして出力する。このとき、明度情報Vは、下記の式(1)により表すことができる。
Figure 0004069860
図12は、明度情報算出手段14の他の内部構成を示すブロック図である。乗算器19a,19b,19cは、それぞれ、第1の色データRi,Gi,Biに、予め設定される係数ar,ag,abを乗じる。加算器20aは、乗算器19bおよび19cの出力を加算する。加算器20bは、乗算器19aおよび加算器20aの加算結果を明度情報Vとして出力する。図12に示す明度情報算出手段13により算出される明度情報Vは下記の式(2)により表される。
Figure 0004069860
図12に示す明度情報算出手段14において、第1の色データRi,Gi,BiがNTSCに準拠した色データである場合には、係数ar=0.3,ag=0.59,ab=0.11とすることで、人間の視覚特性に適合した明度情報Vが算出される。この場合、係数をar=0.25,ag=0.5,ab=0.25と近似することにより、乗算器19a,19b,19cにおける演算をビットシフトにより実現でき、演算を簡略化するとともに回路構成を簡素化することができる。
図13は、彩度情報算出手段15の内部構成の一例を示すブロック図である。最大値算出手段21は、第1の色データRi,Gi,Biの最大値MAX1を出力し、最小値算出手段22は、第1の色データRi,Gi,Biの最小値MIN1を出力する。彩度演算手段23は最大値MAX1および最小値MIN1を用いて、下記の式(3)により彩度情報SAを算出する。
Figure 0004069860
上記式(3)によれば、明度情報を表す最大値MAX1による除算を行うことで、彩度情報SAを明度の大きさに影響されずに算出することができる。なお、より簡易な彩度情報SAの算出方法として、下記の式(4)を用いてもよい。
Figure 0004069860
特性情報演算手段16は、明度情報算出手段14、および彩度情報算手段15により出力される明度情報V、および彩度情報SAを用いて、下記の式(5)により特性情報CHを算出する。
Figure 0004069860
上記式(5)で表される特性情報CHは、第1の色データRi,Gi,Biの明度、および彩度の大きさを表す。ここで、式(5)においては、明度情報V、および彩度情報SAの和を2で除算しているが、両者の和を特性情報CHとして用いてもよい。
図10に示すように、特性情報CHは、ルックアップテーブル17に入力される。ルックアップテーブル17はメモリ等により構成され、あらかじめ特性情報CHに対応する乗算係数kが特性情報CHの各値をアドレスとして格納されている。つまり、ルックアップテーブル17の各々に、特性情報CHの値を読み出しアドレスとして入力することにより、対応する乗算係数が出力される。乗算係数算出手段9により出力された乗算係数kは、第2の色相領域データ算出手段6に入力される。
第2の色相領域データ算出手段6は、第1の色相領域データh1p1,h1q1、および乗算係数kを用いて第2の色相領域データh1p2,h1q2を算出する。図14は、第2の色相領域データ算出手段6の内部構成の一例を示すブロック図である。第2の色相領域データ算出手段6は、第1の色相領域データh1p1,1hq1に乗算係数kを乗じる乗算器24a,24bにより構成される。乗算器24a,24bにより算出された乗算値は、第2の色相領域データh1p2,h1q2として出力される。
第2の色相領域データh1q2はh1y2=k×h1y,h1m2=k×h1m,h1c2=k×h1cのいずれかとなり、第2の色相領域データh1p2はh1r2=k×h1r,h1g2=k×h1g,h1b2=k×h1bのいずれかとなる。ここで、第2の色相領域データh1q2,h1p2となるh1r2,h1g2,h1b2,h1c2,h1m2,h1y2もまた第1の色相領域データと同様、6つの色相成分のいずれかに有効なデータである。
第2の色相領域データh1p2,h1q2は、第3の色相領域データ算出手段7に入力される。第3の色相領域データ算出手段7は、第1の色相領域データh1p1,h1q1から第2の色相領域データh1p2,h1q2をそれぞれ減算することにより、第3の色相領域データh1p3=h1p1−h1p2,h1q3=h1q1−h1q2を出力する。
第3の色相領域データh1q3は、h1y3=(1−k)×h1y,h1m3=(1−k)×h1m,h1c3=(1−k)×h1cのいずれかとなり、第3の色相領域データh1p3は、h1r3=(1−k)×h1r,h1g3=(1−k)×h1g,h1b3=(1−k)×h1bのいずれかとなる。第3の色相領域データh1q3,h1p3となるh1r3,h1g3,h1b3,h1c3,h1m3,h1y3もまた赤、緑、青、シアン、マゼンタ、イエローの6つの色相のいずれかに有効となる。
マトリクス係数発生手段10は、識別符号S1の値に基づいて、あらかじめ記憶されたマトリクス係数U(Fij)をマトリクス演算手段8に出力する。マトリクス係数発生手段10には、赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタのそれぞれの色相成分に有効な第2の色相領域データh1r2,h1g2,h1b2,h1y2,h1m2,h1c2の各々に対して与えられるマトリクス係数が記憶されている。マトリクス係数発生手段10は、識別符号S1の値に基づいて、第2の色相領域データh1q2,h1p2が有効となる色相成分に対応するマトリクス係数を選択して出力する。例えば、識別符号S1=0のとき、h1q3=h1m3=k×h2m,h1p3=h1r3=k×h13となるので、マトリクス係数発生手段10は、マゼンタ、および赤の色相成分に有効なデータh1m3およびh1r3に対して与えられるマトリクス係数を出力する。
図15は、マトリクス演算手段8の内部構成の一例を示すブロック図である。乗算器19d,19e,19f,19g,19hは、第2の色相領域データh1p2,h1q2、第3の色相領域データh1p3,h1q3、第1の色データの最小値αにマトリクス係数発生手段10により出力されるマトリクス係数係数U(Fij)をそれぞれ乗じる。加算器20cは乗算器19d,19eの出力を加算し、加算器20dは乗算器19f,19gの出力を加算する。加算器20eは加算器20cおよび加算器20dの出力を加算し、加算器20fは加算器20eおよび乗算器19hの出力を加算し、その加算値を色補正量R1として出力する。色補正量G1,B1についても同様に算出することができる。ここで、マトリクス係数U(Fij)は、マトリクス演算手段8において算出される色補正量R1,G1,B1に対応して選択され、乗算器19d〜19hに入力される。
なお、図15に示すマトリクス演算手段8の構成を、色補正量R1,G1,B1のそれぞれに対し、並列に3つ使用すれば、高速なマトリックス演算が可能になる。図15に示すマトリクス演算手段8における色補正量R1,G1,B1の算出は、以下の式(6)により表される。なお、下記式(6)において、(Fij)は、i=1〜3,j=1〜5のマトリクス係数である。
Figure 0004069860
上記式(6)は、各画素における色補正データR1,G1,B1を算出する際のマトリクス演算式を表している。フルカラー画像を表す画素集合のそれぞれに対する色補正量R1,G1,B1を求める一般式は、下記の式(7)により表される。なお、下記式(7)において、(Eij)は、i=1〜3,j=1〜13のマトリクス係数である。
Figure 0004069860
上記式(7)に示す演算項のうち、h1r2,h1g2,h1b2は第2の色相領域データh1p2に対応し、h1y2,h1c2,h1m2は第2の色相領域データh1p2に対応する。また、h1r3,h1g3,h1b3は第3の色相領域データh1p3に対応し、h1y3,h1c3,h1m3は第3の色相領域データh1p3に対応する。画素毎に色変換を行う際は、式(7)中のh1r2,h1g2,h1b2、およびh1y2,h1c2,h1m2の3つの演算項のうち2つがゼロとなる。同様に、h1r3,h1g3,h1b3、およびh1y3,h1c3,h1m3の3つの演算項のうち2つがゼロとなる。つまり、単位画素に注目すると6つの演算項を2つに削減することができる。本実施例におけるマトリクス演算手段8においては、式(6)に示すように、6つの演算項のうちゼロとなるものを除いた2つの演算項を用い、全体で12の演算項を4つに削減することにより回路構成を簡素化している。
マトリクス演算手段8により算出された色補正量R1,G1,B1は、色補正量加算手段2に入力される。色補正量加算手段2は、第1の色データRi,Gi,Biに色補正量R1,G1,B1を加算することにより第2の色データRo,Go,Boを算出する。
本発明に関わる色変換装置においては、赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの各色相成分に有効な演算項を用いたマトリクス演算により色補正量R1,G1,B1を求めるので、各マトリクス係数を調整することにより、着目する色相成分を他の成分に影響を与えることなく独立に調整することが可能となる。
さらに、第1の色相領域データに、第1の色データRi,Gi,Biの明度および彩度に基づいて出力される乗算係数kを乗じることにより第2の色相領域データを求め、また、第1の色相領域データh1p1,h1q1から第2の色相領域データh1p2,h1q2をそれぞれ減算することにより第3の色相領域データh1p3,h1q3を求め、第2の色相領域データ、および第3の色相領域データをマトリクス演算の演算項として用いるので、特定の色相成分に有効な演算項の大きさを第1の色データの明度および彩度に基づいて調整することができる。これにより、明度および彩度の高い色データが入力された場合に生じる色つぶれを防ぐことができる
以下、本発明に係る色変換装置における第2の色相領域データ算出手段の作用について説明する。ここでは、式(7)中のマトリクス係数(Eij)として、以下の式(8)に示す係数を用いるものとする。式(8)に示すマトリクス係数は、赤の色相成分については明度および彩度を上げるとともに、黄色っぽくなるように色相を変化させる係数である。式(8)に示すマトリクス係数(Eij)において、j=1〜6は第2の色相領域データh1p2,h1q2にかかる係数であり、j=7〜12は第3の色相領域データh1p3,h1q3にかかる係数である。また、j=13は無彩色成分である最小値αにかかる係数である。ここでは、第3の色相領域データh1p3,h1q3にかかる係数は全て0としている。
Figure 0004069860
なお、第1の色データRi,Gi,Bi、および第2の色データRo,Go,Boは0〜255の8ビットのデータとする。
また、以下の説明において、明度情報算出手段14は式(1)を用いて明度情報Vを算出し、彩度演算手段15は式(3)を用いて彩度情報SAを算出するものとする。
第2の色相領域データ算出手段6において第1の色相領域データの調整を行わない場合、つまり、図10に示す乗算係数発生手段9のルックアップテーブル17により出力される乗算係数kを常に1とし、第2の色相領域データをh1p2=h1p1,h1q2=h1q1とする場合、赤の色相の色(グレイ成分を含む)を表す第1の色データRi=192,Gi=64,Bi=64について式(8)に示すマトリクス係数を用いた色変換処理を行うと、第2の色データはRo=208,Go=48,Bo=40となる。このように、色データBoに対してGoが増加することにより、黄色っぽい赤に色相が変化していることが分かる。また、色変換処理前の第1の色データは、式(1),(3)より、彩度0.67、明度192であったのに対し、第2の色データは、彩度0.78、明度208となり、明度、彩度ともに向上する。
図16は、赤の色相の色を表す第1の色データRi,Gi,Biを示す図である。図16において、横軸はデータ番号、縦軸は各色データの大きさを表す。図16において、データ番号0における第1の色データRi=128,Gi=128,Bi=128はグレイを表し、データ番号16における第1の色データRi=255,Gi=0,Bi=0はグレイ成分を含まない純色の赤を表している。つまり、図16に示す第1の色データにより表される赤の色相の色は、データ番号0から16に向かうに従いグレイ成分が減少し、彩度が高くなる。
図17は、第1の色相領域データの調整を行わずに、図16に示す第1の色データRi,Gi,Biを、式(8)に示すマトリクス係数を用いて色変換処理して得られる第2の色データRo,Go,Boを示す図である。図17に示すように、第2の色データは、データ番号16に向かうに従い、グレイ成分となる色データの最小値Boが減少し、彩度が高くなる。また、色データBoに対してGoが増加することにより、黄色っぽい赤に色相が変化している。ここで、第2の色データRoは、データ番号13以降255となり、Bo,Goについては、データ番号12,13以降0となり、色つぶれが発生する。これは、マトリクス係数(式(8))が、赤の色相成分に対して明度および彩度を上げる色変換を行う係数となっているため、第1の色データが彩度の高い赤の色相の色を表す場合、色変換処理によって第2の色データの値が画像表示装置等において再現可能な範囲である0〜255を越えるために生じる。
次に、第1の色データの明度および彩度の大きさを表す特性情報CHに基づいて、第1の色相領域データの調整を行う場合について説明する。ここでは、乗算係数発生手段9のルックアップテーブル17が、図18に示す入出力特性に基づいて乗算係数kを出力するものとする。図18に示すように、特性情報CHの値が188以下の場合、乗算係数kは1であり、特性情報CHの値が188より大きくなるに従い、乗算係数kの値は小さくなる。図18に示す乗算係数によれば、明度および彩度が所定値を越えると、色相領域データの値が制限される。
図19は、図18に示す乗算係数kに基づいて第1の色相領域データの値を調整し、図16に示す第1の色データRi,Gi,Biを、式(8)に示すマトリクス係数を用いて色変換処理して得られる第2の色データRo,Go,Boを示す図である。図19に示すように、第2の色データRo,Go,Boは、データ番号10までは図17に示す第2の色データ、すなわち、第2の色相領域データ算出手段において第1の色相領域データの大きさを調整しない場合の第2の色データと同一となっており、明度および彩度を高める色変換が行われる。データ番号11以降においては、第2の色データの明度および彩度は緩やかに増加し、色つぶれは発生していない。
これは図18に示すように、特性情報CH、すなわち第1の色データRi、Gi,Biの明度および彩度が所定値より高くなると乗算係数kの値が減少することにより色変換処理に関わる第2の色相領域データh1p2,h1q2の大きさが減少し、色変換処理の効果が小さくなるためである。しかし、図19に示す第2の色データにおいてはデータ番号11以降、色データBoとGoとの差が小さくなり、データ番号16においては第1の色データRi,Gi,Biと同じ値となる。つまり、データ番号11以降、赤の色相の色を黄色っぽく変化させる色変換処理の効果が小さくなり、データ番号16においてはこの色変換処理の効果が現れなくなる。これは、乗算係数kの値が減少することで色相を変換する色変換処理の効果も小さくなるためである。
このように、乗算係数kにより第2の色相領域データh1p2,h1q2の大きさを調整することにより明度および彩度を上げる色変換処理に伴う色つぶれを防止することができるが、同時に色相を変化させる色変換処理の効果も小さくなる。つまり、明度および彩度の高い領域において色変換処理による色相の変化が小さくなるという問題が生じる。この問題は、第3の色相領域データh1p3,h1q3にかかるマトリクス係数の値を調整することにより解消することができる。以下、第3の色相領域データh1p3,hq3の作用について説明する。
下記式(9)は、マトリクス係数(Eij)の他の設定値である。式(9)に示すマトリクス係数においては、第3の色相領域データh1r3にかかる係数のうち、色データGoの算出に関わる係数Eij(i=2,j=7)を3/64としている。
Figure 0004069860
図20は、図18に示す乗算係数kに基づいて第1の色相領域データの値を調整し、図16に示す第1の色データRi,Gi,Biを、式(9)に示すマトリクス係数を用いて色変換処理して得られる第2の色データRo,Go,Boを示す図である。図20に示す第2の色データRo,Go,Boは、データ番号11以降緩やかに変化し、色つぶれは発生していない。また、色データGoはデータ番号11以降においてもBoとの差を維持している。つまり、赤の色相の色を黄色っぽく変化させる色変換処理の効果が維持しながら色つぶれが抑制されていることが分かる。
図18に示す乗算係数kの値は、特性情報CHの値が188以下の場合1であり、特性情報CHの値が188を越えると次第に減少する。このことは、第1の色相領域データh1p1,h1q1に乗算係数kを乗じた第2の色相領域データh1p2=k×h1p1,h1q2=k×h1q1は第1の色データの明度および彩度が低い場合に有効であり、第1の色相領域データから第2の色相領域データを減じた第3の色相領域データh1p3=(1−k)×h1p2,h1q3=(1−k)×h1q2は第1の色データの明度および彩度が高い場合に有効であることを意味する。したがって、第3の色相領域データh1p3,h1q3にかかるマトリクス係数Eij(j=7〜12)の値を第2の色相領域データh1p2,h1q2にかかるマトリクス係数Eij(j=1〜6)に対して調整することで、明度および彩度を上げる色成分については色つぶれを防ぎ、色相を変化させる色成分については色変換処理の効果が抑制されるのを防ぐことができる。具体的には式(9)に示すマトリクス係数のように、明度および彩度を上げる成分については第3の色相領域データにかかるマトリクス係数を0とし、色相を変化させる成分については第3の色相領域データにかかるマトリクス係数を、第2の色相領域データの効果を相殺する値に設定する。
なお、色再現範囲の広い画像表示装置においては、人間の肌色といった濃くなり過ぎると好まれない色については彩度を落すような色変換処理を行ってもよい。こうした場合、特性情報CHとして第1の色データRi,Gi,Biの彩度情報SAを用いることで、彩度に応じて乗算係数kを変化させて色変換処理における彩度の変化量を調整することができる。つまり、第2の色相領域データが低彩度領域で有効となり、第3の色相領域データが高彩度領域において有効となるようにすることで、彩度の低い色については彩度が高くなり過ぎないようにし、彩度の高い色については色鮮やかに表示することが可能となる。このように本発明による色変換装置によれば、色再現範囲が広い画像表示装置において、緑や空の色については色鮮やかに表示し、肌色については中間彩度の色(比較的彩度が低い色)として表示し、良好な色再現を行うことが可能である。
なお、本実施例による色変換装置においては、特性情報算出手段13を第1の色データRi,Gi,Biの明度情報および彩度情報から算出したが、これに限らず明度情報または彩度情報のいずれか一方を用いて特性情報を算出してもよい。また、乗算係数の発生手段としてルックアップテーブルを用いたが、演算回路を用いて乗算係数を算出することも可能である。
図21は、色補正量算出手段1の他の構成を示すブロック図である。図21に示す色補正量算出手段1aにおいては、乗算係数発生手段9bに、第1の色データRi,Gi,Biとともに識別符号S1が乗算係数発生手段9aに入力され、乗算係数としてkp,kqが出力される。乗算係数kp,kqは第1の色相領域データh1p1,h1q1に対して与えられる係数である。他の構成は図2に示す色補正手段1と同様である。図22は、図21に示す色補正量算出手段1aの内部構成を示すブロック図である。図22に示す乗算係数発生手段9bは、ルックアップテーブル(LUT)17a〜17f、および乗算係数選択手段23を備える。ルックアップテーブル17a〜17fには特性情報算出手段13から特性情報CHが入力され、乗算係数選択手段23には識別符号S1が入力される。
ルックアップテーブル17a〜17fはメモリ等により構成され、あらかじめ特性情報CHに対応する乗算係数kr,kg,kb,ky,km,kcが特性情報CHの各値をアドレスとして格納されている。つまり、ルックアップテーブル17a〜17fの各々に、特性情報CHの値を読み出しアドレスとして入力することにより対応する乗算係数が出力される。ここで、ルックアップテーブル17aには、赤の色相成分に係る第1の色相領域データに対して与えられる乗算係数krが特性情報CHの各値に対応して記憶されており、特性情報CHが入力されると、その値に対応した乗算係数krが出力される。同様に、ルックアップテーブル17b〜17fには、緑、青、イエロー、マゼンタ、シアンの各色相成分に係る第1の色相領域データに対して与えられる乗算係数kg,kb,ky,km,kcが、特性情報CHの値に対応してそれぞれ記憶されており、特性情報CHが入力されると、その値に対応した乗算係数が出力される。
乗算係数選択手段23は識別符号S1の値に基づいて、乗算係数kr,kg,kb,ky,km,kcから第1の色相領域データh1q1,h1p1が有効となる色相成分に対応する係数kp,kqを選択する。図23は、識別符号S1と選択される乗算係数kp,kqとの関係を表す図である。識別符号S1=1の場合、第1の色データh1q1,h1p1は、それぞれ図8に示すように、イエローおよび赤の色相成分に有効なデータh1y=min(r,g),h1r=min(y,m)となるので、乗算係数ky,krが乗算係数kp,kqとして選択される。同様に、図23に示すように、識別符号S1に基づいて乗算係数kp,kqが選択され、第2の色相領域データ算出手段に出力される。
第2の色相領域データ算出手段6は、第1の色相領域データh1p1,h1q1、および乗算係数kp,kqを用いて第2の色相領域データh1p2,h1q2を算出する。図24は、第2の色相領域データ算出手段6の内部構成の一例を示すブロック図である。第2の色相領域データ算出手段6は、第1の色相領域データh1p1,1hq1に、乗算係数kp,kqをそれぞれ乗じる乗算器25a,25bにより構成される。乗算器25a,25bにより算出された乗算値は、第2の色相領域データh1p2,h1q2として出力される。ここで、第2の色相領域データh1q2は、h1y2=ky×h1y,h1m2=km×h1m、h1c2=kc×h1cのいずれかとなり、第2の色相領域データh1p2は、h1r2=kr×h1r,h1g2=kg×h1g,h1b2=kb×h1bのいずれかとなる。
第2の色相領域データh1p2,h1q2は、第3の色相領域データ算出手段7に入力される。第3の色相領域データ算出手段7は、第1の色相領域データh1p1,h1q1から第2の色相領域データh1p2,h1q2をそれぞれ減算することにより、第3の色相領域データh1p3=h1p1−h1p2,h1q3=h1q1−h1q2を算出される。よって、第3の色相領域データh1q3はh1y3=(1−ky)×h1y,h1m3=(1−km)×h1m,h1c3=(1−kc)×h1cのいずれかとなり、第3の色相領域データh1p3はh1r3=(1−kr)×h1r,h1g3=(1−kg)×h1g,h1b3=(1−kb)×h1bのいずれかとなる。ここで、第3の色相領域データh1q3,h1p3となるh1r3,h1g3,h1b3,h1c3,h1m3,h1y3もまた6つの色相成分のいずれかに有効なデータである。
以上により算出された第2の色相領域データh1p2,h1q2、および第3の色相領域データh1p3,h1q3はマトリクス演算手段8に入力される。
マトリクス演算手段8は、第2の色相領域データh1p2,h1q2、第3の色相領域データh1p3,h1q3、および第1の色データの無彩色成分を表す最小値αを演算項として用いるマトリクス演算を行うことにより色補正量R1,G1,B1を算出する。ここで、本変形例によるマトリクス演算処理は、以下の式(10)により表すことができる。
Figure 0004069860
ルックアップテーブル17a〜17fにより出力される乗算係数kr,kg,kb,ky,km,kcは、赤、緑、青、イエロー、マゼンタ、シアンの各色相成分に対して設定される。これらの各乗算係数の特性を色変換特性に応じて個別に設定することにより、色変換処理の効果を第1の色データの明度および彩度の大きさに応じて上記6つの色相毎に独立に調整することができる。
例えば、色つぶれが発生する色相成分のうち、色つぶれが目立たない色相成分については色変換処理による彩度向上の効果が小さくなり過ぎないよう、特性情報CHと乗算係数kr,kg,kb,ky,km,kcとの関係を設定し、反対に色つぶれが目立つ色相成分については色変換による彩度および明度向上の効果が多少小さくなっても色つぶれが十分抑制されるよう特性情報CHと上記各蒸散係数との関係を設定する。つまり、図18に示す乗算係数kの特性において、乗算係数kが減少する特性情報CHの値を個別に変化させることにより、色つぶれの改善効果の大きさと色変換処理の効果の大きさを変えることが可能となる。この際、第2の色相領域データにかかるマトリクス係数は彩度および明度が向上するような係数とし、第3の色相領域データにかかるマトリクス係数は色つぶれが発生しないよう色相のみ調整するような係数とする。
本発明による色変換装置の一実施例を示すブロック図である。 色補正量算出手段の内部構成を示すブロック図である。 赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6つの色相と有彩色成分データy,m,c,r,g,bとの関係を模式的に示す図である。 識別符号S1と第1の色データRi,Gi,Biの最大値β、最小値αおよびゼロとなる有彩色成分データの関係を示す図である。 識別符号S1の値と第1の色データRi,Gi,Biの色相との関係を示す図である。 第1の色相領域データ算出手段の内部構成を示すブロック図である。 第1の色相領域データの算出方法について説明するための図である。 識別符号S1と第1の色相領域データh1q1,h1p1との関係を示す図である。 赤、イエロー、緑、シアン、青、マゼンタの6つの色相と色相領域データh1r,h1y,h1g,h1c,h1b,h1mとの関係を模式的に示す図である。 乗算係数発生手段の内部構成を示すブロック図である。 明度情報算出手段の内部構成の一例を示すブロック図である。 明度情報算出手段の内部構成の一例を示すブロック図である。 彩度情報算出手段の内部構成の一例を示すブロック図である。 第2の色相領域データ算出手段の内部構成の一例を示すブロック図である。 マトリクス演算手段の内部構成の一例を示すブロック図である。 第1の色データRi,Gi,Biの一例を示す図である。 第2の色データRo,Go,Boの一例を示す図である。 乗算係数の特定の一例を示す図である。 第2の色データRo,Go,Boの一例を示す図である。 第2の色データRo,Go,Boの一例を示す図である。 色補正量算出手段の内部構成を示すブロック図である。 乗算係数発生手段の内部構成を示すブロック図である。 識別符号S1と乗算係数kp,kqとの関係を示す図である。 第2の色相領域データ算出手段の内部構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 色補正量算出手段、2 色補正量加算手段、3 αβ算出手段、4 有彩色成分データ算出手段、5 第1の色相領域データ算出手段、6,6b 第2の色相領域データ算出手段、7 第三の色相領域データ算出手段、8 マトリクス演算手段、9,9b 乗算係数発生手段、10 マトリクス係数発生手段、11 ゼロ除去器、12a,12b 最小値選択器、13 特性情報算出手段、14 明度情報算出手段、15 彩度情報算出手段、16 特性情報演算手段、17、17a〜17f ルックアップテーブル(LUT)、18,18b 最大値算出手段、19a〜19h 乗算器、20a〜20f 加算器、21 最小値算出手段、22 彩度演算手段、23 乗算係数選択手段

Claims (20)

  1. カラー画像を表す第1の色データの色相、明度および彩度の少なくともいずれかを変換して上記第1の色データに対応する第2の色データを出力する色変換装置であって、
    上記第1の色データの明度および/または彩度の大きさを表す特性情報を求める特性情報算出手段と、
    上記第1の色データを用いて、当該第1の色データにより表されるカラー画像における特定の色相成分に有効な第1の色相領域データを求める第1の色相領域データ算出手段と、
    上記第1の色相領域データの値を上記特性情報に基づいて調整することにより、上記第1の色相領域データに対応する第2の色相領域データを求める第2の色相領域データ算出手段と、
    上記第1の色相領域データと上記第2の色相領域データとの差分に基づいて、第3の色相領域データを求める第3の色相領域データ算出手段と、
    上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データの各々について設定される所定のマトリクス係数を出力するマトリクス係数発生手段と、
    上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データを演算項とし、上記マトリクス係数を上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データに乗じる乗算を含むマトリクス演算を行うことにより、上記第1の色データの色相、明度および彩度の少なくともいずれかを上記色相成分毎に独立に補正するための補正量を算出するマトリクス演算手段と、
    上記補正量に基づいて上記第2の色データを算出する色補正手段とを備えたことを特徴とする色変換装置。
  2. 第1の色相領域データ算出手段は、第1の色データにより表されるカラー画像における、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの色相成分の各々に有効な第1の色相領域データを求めることを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
  3. 第1の色相領域データ算出手段は、第1の色データにより表される色から無彩色成分を除いた色の、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの各色成分の大きさを表す有彩色成分データr,g,b,y,m,cを算出し、上記有彩色成分データを用いて、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの各色相成分に有効な第1の色相領域データh1r=min(y,m),h1g=min(c,y),h1b=min(m,c),h1y=min(r,g),h1m=min(b,r),h1c=min(g,b)を求めることを特徴とする請求項2に記載の色変換装置。
  4. 第2の色相領域データ算出手段は、特性情報に基づいて第1の色相領域データの値を調整するための乗算係数kを出力する乗算係数発生手段を備え、
    上記乗算係数kを上記第1の色相領域データに乗じることにより第2の色相領域データを求めることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の色変換装置。
  5. 第2の色相領域データ算出手段は、特性情報に基づいて、第1の色相領域データの値を赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの色相成分毎に調整することにより第の色相領域データを求めることを特徴とする請求項2または3に記載の色変換装置。
  6. 第2の色相領域データ算出手段は、第1の色相領域データの値を赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの色相成分毎に調整するための乗算係数kr,kg,kb,ky,kc,kmを出力する乗算係数発生手段を備え、
    上記乗算係数を上記第1の色相領域データに乗じることにより第2の色相領域データを求めることを特徴とする請求項5に記載の色変換装置。
  7. 第2の色相領域データ算出手段は、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの各色相成分に有効な第1の色相領域データh1r,h1g,h1b,h1y,h1c,h1mの各値を特性情報に基づいて調整することにより第2の色相領域データh1r2,h1g2,h1b2,h1y2,h1c2,h1m2を求め、
    第3の色相領域データ算出手段は、上記第1の色相領域データと上記第2の色相領域データとの差分に基づいて第3の色相領域データh1r3,h1g3,h1b3,h1y3,h1c3,h1m3を求め、
    マトリクス係数発生手段は上記第2の色相領域データ、上記第3の色相領域データ、および第1の色データにより表されるカラー画像における無彩色成分の大きさを表す無彩色データαの各々について設定されるマトリクス係数ij(i=1〜3,j=1〜13)を出力し、
    マトリクス演算手段は、上記無彩色データαを演算項として含む以下のマトリクス演算式により第1の色データの赤、緑、青の各成分の大きさに対する補正量R1,G1,B1を算出することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の色変換装置。
    Figure 0004069860
  8. 第1の色データにより表される各画素の色の色相に関する情報を表す識別符号S1を出力する手段をさらに備え、
    第1の色相領域データ算出手段は、上記識別符号S1に基づいて、マゼンタおよび赤、イエローおよび赤、シアンおよび緑、イエローおよび緑、シアンおよび青、マゼンタおよび青の2つの色相成分のそれぞれに有効な第1の色相領域データh1p1,h1q1を求め、
    第2の色相領域データ算出手段は、上記第1の色相領域データの値を特性情報に基づいて調整することにより第2の色相領域データh1p2,h1q2を求め、
    第3の色相領域データ算出手段は、上記第1の色相領域データと上記第2の色相領域データとの差分に基づいて第3の色相領域データh1p3,h1q3を求め、
    マトリクス係数発生手段は、上記識別符号S1に基づいて、上記第2の色相領域データ、上記第3の色相領域データ、および上記各画素における無彩色成分の大きさを表す無彩色データαの各々にについて設定されるマトリクス係数Fij(i=1〜3,j=1〜5)を出力し、
    マトリクス演算手段は、上記無彩色データαを演算項として含む以下のマトリクス演算式により第1の色データの赤、緑、青の各成分の大きさに対する補正量R1,G1,B1を算出することを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の色変換装置。
    Figure 0004069860
  9. 特性情報算出手段は、第1の色データの明度に関する特性情報を、第1の色データにより表される赤、緑、青の各色成分の最大値に基づいて求めることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の色変換装置。
  10. 特性情報算出手段は、第1の色データの彩度に関する特性情報を、第1の色データにより表される赤、緑、青の各色成分の最大値および最小値に基づいて求めることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の色変換装置。
  11. カラー画像を表す第1の色データの色相、明度および彩度の少なくともいずれかを変換して上記第1の色データに対応する第2の色データを出力する色変換方法であって、
    上記第1の色データの明度および/または彩度の大きさを表す特性情報を求め、
    上記第1の色データを用いて、当該第1の色データにより表されるカラー画像における特定の色相成分に有効な第1の色相領域データを求め、
    上記第1の色相領域データの値を上記特性情報に基づいて調整することにより、上記第1の色相領域データに対応する第2の色相領域データを求め、
    上記第1の色相領域データと上記第2の色相領域データとの差分に基づいて、第3の色相領域データを求め、
    上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データの各々について設定される所定のマトリクス係数を出力し、
    上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データを演算項とし、上記マトリクス係数を上記第2の色相領域データおよび上記第3の色相領域データに乗じる乗算を含むマトリクス演算を行うことにより、上記第1の色データの色相、明度および彩度の少なくともいずれかを上記色相成分毎に独立に補正するための補正量を算出し、
    上記補正量に基づいて上記第2の色データを算出することを特徴とする色変換方法。
  12. 第1の色相領域データは、第1の色データにより表されるカラー画像における、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの色相成分の各々に有効なデータであることを特徴とする請求項11に記載の色変換方法。
  13. 第1の色データにより表される色から無彩色成分を除いた色の、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの各色成分の大きさを表す有彩色成分データr,g,b,y,m,cを求め、当該有彩色成分データを用いて赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの各色相成分に有効な第1の色相領域データh1r=min(y,m),h1g=min(c,y),h1b=min(m,c),h1y=min(r,g),h1m=min(b,r),h1c=min(g,b)を求めることを特徴とする請求項12に記載の色変換方法。
  14. 特性情報に基づいて、第1の色相領域データの値を調整するための乗算係数kを出力し、
    上記乗算係数kを上記第1の色相領域データに乗じることにより第2の色相領域データを求めることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の色変換方法。
  15. 特性情報に基づいて、第1の色相領域データの値を赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの色相成分毎に調整することにより第の色相領域データを求めることを特徴とする請求項12または13に記載の色変換方法。
  16. 第1の色相領域データの値を赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの色相成分毎に調整するための乗算係数kr,kg,kb,ky,kc,kmを出力し、
    上記乗算係数を上記第1の色相領域データに乗じることにより第2の色相領域データを求めることを特徴とする請求項15に記載の色変換方法。
  17. 赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの各色相成分に有効な第1の色相領域データh1r,h1g,h1b,h1y,h1c,h1mの各値を特性情報に基づいて調整することにより第2の色相領域データh1r2,h1g2,h1b2,h1y2,h1c2,h1m2を求め、
    上記第1の色相領域データと上記第2の色相領域データとの差分に基づいて第3の色相領域データh1r3,h1g3,h1b3,h1y3,h1c3,h1m3を求め、
    上記第2の色相領域データ、上記第3の色相領域データ、および第1の色データにより表されるカラー画像における無彩色成分の大きさを表す無彩色データαの各々について設定されるマトリクス係数ij(i=1〜3,j=1〜13)を出力し、
    上記無彩色データαを演算項として含む以下のマトリクス演算式により第1の色データの赤、緑、青の各成分の大きさに対する補正量R1,G1,B1を算出することを特徴とする請求項12〜16のいずれか1項に記載の色変換方法。
    Figure 0004069860
  18. 第1の色データにより表される各画素の色の色相に関する情報を表す識別符号S1を出力し、
    当該識別符号S1に基づいて、マゼンタおよび赤、イエローおよび赤、シアンおよび緑、イエローおよび緑、シアンおよび青、マゼンタおよび青の2つの色相成分のそれぞれに有効な第1の色相領域データh1p1,h1q1を求め、
    当該第1の色相領域データの値を特性情報に基づいて調整することにより第2の色相領域データh1p2,h1q2を求め、
    上記第1の色相領域データと上記第2の色相領域データとの差分に基づいて第3の色相領域データh1p3,h1q3を求め、
    上記識別符号S1に基づいて、上記第2の色相領域データ、上記第3の色相領域データ、および上記各画素における無彩色成分の大きさを表す無彩色データαの各々について設定されるマトリクス係数Fij(i=1〜3,j=1〜5)を出力し、
    上記無彩色データαを演算項として含む以下のマトリクス演算式により第1の色データの赤、緑、青の各成分の大きさに対する補正量R1,G1,B1を算出することを特徴とする請求項12〜17のいずれか1項に記載の色変換方法。
    Figure 0004069860
  19. 第1の色データの明度に関する特性情報を、第1の色データにより表される赤、緑、青の各色成分の最大値に基づいて求めることを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項に記載の色変換方法。
  20. 第1の色データの彩度に関する特性情報を、第1の色データにより表される赤、緑、青の各色成分の最大値および最小値に基づいて求めることを特徴とする請求項11〜19のいずれか1項に記載の色変換方法。
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