JP4068916B2 - 印刷情報設定装置及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種機能の設定項目を複数グループに分類し、この分類された各グループをディスプレイに表示する印刷情報設定装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷や製本に関するものなどの各種機能を印刷情報として設定する印刷情報設定装置をプリンタドライバに組み込んだものが知られている。従来のプリンタドライバは、ディスプレイに各種機能の設定項目を表示する場合、1つの機能を指定するタブをクリックすると、その機能の各設定項目は表示されるが、その他の機能についてはタブ内に隠れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように他の機能がタブ内に隠れていると、他の機能にどのような設定を行ったかを確認したい場合には、その都度該当する機能のタブをクリックして表示させなければ確認することができず、設定作業が面倒であった。
【0004】
そこで、本発明は、各機能の設定項目の設定確認が容易にできて設定作業が容易に行える印刷情報設定装置及びプログラムを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、印刷や製本に関するものなどの各種機能の設定項目を、例えば、用紙の設定、レイアウト設定、ページに関する設定、製本に関する設定などの複数グループに分類し、この分類された各グループをディスプレイにそれぞれ分類確認用画面として表示し、この分類確認用画面の1つを選択クリックすると、選択された分類確認用画面のグループにおける設定項目の設定画面をその分類確認用画面に並べて表示し、設定画面において設定がデフォルト状態から変更されたときは、その設定画面の表示状態を他の分類確認用画面のグループにおける設定項目の設定画面が表示された後も保持し、各グループの設定画面で設定された設定項目を印刷情報として設定するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は印刷情報設定装置の構成を示すブロック図で、11はホストコンピュータ、12はこのホストコンピュータ11によって表示制御されるディスプレイ、13は前記コンピュータ11に外部から情報を入力するキーボードやマウス等の入力装置、14は前記ホストコンピュータ11によって駆動制御されるプリンタ、15はCD−ROMを駆動し、プログラムデータ等を読取って前記ホストコンピュータ11に供給するCD−ROMドライブである。
【0007】
前記ホストコンピュータ11は、プログラムとしてオペレーションシステム(OS)16やアプリケーションソフト17を設け、OS16に前記プリンタ14を駆動制御するプリンタドライバ18を設けている。
【0008】
前記ホストコンピュータ11は、プリンタドライバ18を開くと最初は図3に示すプリントタブの画面を前記ディスプレイ12に表示するようになっている。この表示は用紙の設定のウインドウが開いた状態の表示になっている。ここでは、印刷や製本に関するものなどの各種機能を、用紙の設定、レイアウトの設定、ページに関する設定、製本に関する設定の各グループに分類している。
【0009】
そして、画面の上側には、用紙の設定グループを示すアイコン部とテキストのタグ部からなる分類確認用画面21、レイアウトの設定グループを示すアイコン部とテキストのタグ部からなる分類確認用画面22、ページに関する設定グループを示すアイコン部とテキストのタグ部からなる分類確認用画面23及び製本に関する設定グループを示すアイコン部とテキストのタグ部からなる分類確認用画面24がそれぞれ表示されるようになっており、用紙の設定のウインドウが開いた状態では、前記分類確認用画面21が表示され、他の分類確認用画面22、23、24は読み取れるが消えた状態になっている。そして、前記分類確認用画面21が表示されるとともに、その下にこのグループの設定項目の設定画面25が並べて表示される。
【0010】
前記設定画面25は、用紙のサイズ、用紙カセット、用紙の種類、印刷部数、用紙の向きの各項目を設定するための画面であり、この設定画面25で設定された内容が前記分類確認用画面21にも表示されている。
【0011】
用紙の設定ウインドウによる設定が終了し、次にレイアウトの設定ウインドウを開くと、図4に示すように、レイアウトの設定グループを示す分類確認用画面22が表示され、他の分類確認用画面21、23、24は読み取れるが消えた状態になっている。そして、前記分類確認用画面22が表示されるとともに、その下にこのグループの設定項目の設定画面26が並べて表示される。このとき、用紙の設定が予め設定されているデフォルトの状態から変更されていればその設定内容を示す設定画面25がグレイアウトして表示される。前記設定画面25は、用紙サイズ、給紙方法、要旨の種類、印刷部数、用紙の向きを設定するための画面である。
【0012】
次に、レイアウトの設定をデフォルト状態のまま、ページに関する設定ウインドウを開くと、ページに関する設定グループを示す分類確認用画面23が表示され、他の分類確認用画面21、22、24は読み取れるが消えた状態になっている。そして、前記分類確認用画面23が表示されるとともに、その下にこのグループの設定項目の設定画面27が並べて表示される。このとき、前回のレイアウトの設定がデフォルトの状態のままで変更されていなければ設定画面26は閉じた状態となって表示され無い。
【0013】
前記設定画面27は、両面印刷、ソートモード、奇数偶数印刷を設定するための画面であり、この設定画面27で設定された内容が前記分類確認用画面23にも表示されている。なお、ソートモードとは、複数部印刷するときなどに、部単位で印刷するのか頁単位で印刷するのか指定することであり、奇数偶数印刷とは、奇数頁のみ印刷するか偶数頁のみ印刷するか指定することである。
【0014】
ページに関する設定ウインドウによる設定が終了し、次に製本に関する設定ウインドウを開くと、図5に示すように、製本に関する設定グループを示す分類確認用画面24が表示され、他の分類確認用画面21、22、23は読み取れるが消えた状態になっている。そして、前記分類確認用画面24が表示されるとともに、その下にこのグループの設定項目の設定画面28が並べて表示される。
【0015】
このとき、ページに関する設定がデフォルトの状態から変更されていればその設定内容を示す設定画面27がグレイアウトして表示される。なお、設定画面25のグレイアウト表示は引き続き保持される。前記設定画面28は、ステープル、ホールパンチ、マージン、ウォーターマーク、表紙を設定するための画面である。なお、ステープル、ホールパンチとは、印刷した用紙にステープルやホールパンチを行うことであり、マージンとは、製本するときなどに必要なマージンを指定することであり、ウォーターマークとは、印刷する際に丸秘マーク等の文字の透かしを追加することであり、表紙とは、印刷する際に表紙や裏表紙を追加することである。
【0016】
前記ホストコンピュータ11は、前記ディスプレイ12に、分類確認用画面21,22,23,24とその設定画面25,26,27,28の何れかが表示されている状態、すなわち、何れかのグループが表示されている状態で設定のためのデータ入力が有ると図2に従って入力処理を行うようになっている。
【0017】
すなわち、S1にて、入力データの読み込みを行い、S2にて、入力データにより対応する設定画面を更新し、S3にて、更新内容を表示画像メモリに格納し、S4にて、変更があった設定画面に対応する画像パーツに変更してから、S5にて、ディスプレイ12に表示する。
【0018】
続いて、S6にて、該当するグループの選択があるかをチェックし、選択があれば、S7にて、入力データの読み込みを行い、S8にて、入力データにより対応する分類確認用画面を更新し、S9にて、更新内容を表示画像メモリに格納し、S10にて、変更があった分類確認用画面に対応する画像パーツに変更してから、S11にて、ディスプレイ12に表示して処理を終了する。また、S6にて、該当するグループの選択が行わなければ、S12にて、S4で変更した画像パーツを元に戻し、S13にて、ディスプレイ12に表示して処理を終了する。
【0019】
例えば、分類確認用画面21が表示され、その下にこのグループの設定項目の設定画面25が並べて表示されている状態で、用紙サイズ、用紙の種類、印刷部数等を変更するためにデータを入力すると、設定画面25におけるデータの入力部が更新される。このとき、同時に分類確認用画面21も更新される。そして、この更新内容が表示画像メモリに格納され、それにより画像パーツが変更されディスプレイ12の変更が確定する。
【0020】
このような構成においては、プリンタドライバ18を開いて印刷や製本に関するものなどの各種機能を設定する場合、先ず、用紙の設定グループを示す分類確認用画面21とその設定画面25が並べて表示される。ユーザは、設定画面25を見て、用紙のサイズ、用紙カセット、用紙の種類、印刷部数、用紙の向きの各項目を設定することになる。
【0021】
そして、設定を終了し、次にレイアウトの設定グループを示す分類確認用画面22、すなわち、分類確認用画面22のテキストのタグ部をクリックすると、その分類確認用画面22及び設定画面26が並べて表示される。用紙の設定がデフォルト状態から変更されていれば、分類確認用画面21とその設定画面25はグレイアウト表示される。従って、表示としては消えている状態になっているが設定内容は確認することができる。ユーザは、設定画面26を見て、拡大縮小、N in 1の各項目を設定することになる。
【0022】
そして、設定を終了し、次にページに関する設定グループを示す分類確認用画面23、すなわち、分類確認用画面23のテキストのタグ部をクリックすると、その分類確認用画面23及び設定画面27が並べて表示される。レイアウトの設定がデフォルト状態から変更されていれば、分類確認用画面21,22とその設定画面25,26はグレイアウト表示される。従って、表示としては消えている状態になっているが設定内容は確認することができる。ユーザは、設定画面27を見て、両面印刷、ソートモード、奇数偶数印刷の各項目を設定することになる。
【0023】
なお、レイアウトの設定がデフォルト状態から変更されていない場合は、例えば、図5の分類確認用画面22のように設定画面は表示されない。また、分類確認用画面22もグレイアウト表示状態になっている。
【0024】
そして、設定を終了し、次に製本に関する設定グループを示す分類確認用画面24、すなわち、分類確認用画面24のテキストのタグ部をクリックすると、その分類確認用画面24及び設定画面28が並べて表示される。ページに関する設定がデフォルト状態から変更されていれば、分類確認用画面21,22,23とその設定画面25,26,27はグレイアウト表示される。すなわち、ディスプレイ12には、図6に示す表示が行われることになる。
【0025】
従って、表示としては消えている状態になっているが設定内容は確認することができる。ユーザは、設定画面28を見て、ステープル、ホールパンチ、マージン、ウォーターマーク、表紙の各項目を設定することになる。
【0026】
このように、ユーザは、プリンタドライバ18の各種機能の設定画面において、用紙の設定、レイアウトの設定、ページに関する設定、製本に関する設定を順次設定することができ、しかも、この順序はユーザの思考に合った流れとなっている。
【0027】
そして、設定する項目内容が予め設定されているデフォルト状態から変更されていれば、先に設定した項目内容を示す設定画面がグレイアウト表示されているので、ユーザは先に設定した項目内容を容易に確認することができ、設定内容を確認しながら次の設定作業が容易に行える。
【0028】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、各機能の設定項目の設定確認が容易にできて設定作業が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図。
【図2】同実施の形態においてプリンタドライバに印刷情報を設定する場合のディスプレイの表示変更処理を示す流れ図。
【図3】同実施の形態においてプリンタドライバに用紙設定グループの各項目を設定するときの表示画面例を示す図。
【図4】同実施の形態においてプリンタドライバにレイアウト設定グループの各項目を設定するときの表示画面例を示す図。
【図5】同実施の形態においてプリンタドライバに製本に関する設定グループの各項目を設定するときの表示画面例を示す図。
【図6】同実施の形態においてプリンタドライバに製本に関する設定グループの各項目を設定するときの表示画面例を示す図。
【符号の説明】
11…ホストコンピュータ
12…ディスプレイ
18…プリンタドライバ
Claims (2)
- 印刷や製本に関するものなどの各種機能の設定項目を複数グループに分類し、この分類された各グループをディスプレイにそれぞれ分類確認用画面として表示する手段と、前記分類確認用画面の1つを選択クリックすると、選択されたグループにおける設定項目の設定画面をその分類確認用画面に並べて表示する手段と、前記設定画面において設定がデフォルト状態から変更されたときは、その設定画面の表示状態を他の分類確認用画面のグループにおける設定項目の設定画面が表示された後も保持する手段と、前記各グループの設定画面で設定された設定項目を印刷情報として設定する手段とを備えたことを特徴とする印刷情報設定装置。
- コンピュータを、印刷や製本に関するものなどの各種機能の設定項目を複数グループに分類し、この分類された各グループをディスプレイにそれぞれ分類確認用画面として表示する手段と、前記分類確認用画面の1つを選択クリックすると、選択されたグループにおける設定項目の設定画面をその分類確認用画面に並べて表示する手段と、前記設定画面において設定がデフォルト状態から変更されたときは、その設定画面の表示状態を他の分類確認用画面のグループにおける設定項目の設定画面が表示された後も保持する手段と、前記各グループの設定画面で設定された設定項目を印刷情報として設定する手段として機能させるためのプログラム。
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