JP4067525B2 - 人間輸送手段用の安全監視 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに接続される幾つかの踏み段部材から形成され、かつ駆動ユニットにより第1と第2の反転箇所回りに駆動される無端踏み段ベルトと、踏み段ベルトと共に移動しかつ踏み段ベルトへ接合されるフランジ部材とフランジ部材に対して移動自在に接続されるブリッジ部材とを備えたサイドスカートと、を有する人間輸送手段に関する。
上記のような人間輸送手段は、たとえば、独国出願公開第101,56,991号明細書および独国出願公開第101,56,992号明細書によって公知である。動く歩道やエスカレータは、循環する無端ベルトを備えた人間輸送手段の典型例である。従ってエスカレータは一般に、共に踏み段ベルトを形成する複数の相互に接続されたステップ本体を有する。ステップ本体は、たとえば、反転スプロケットホイール、反転ガイドトラックまたは反転シールドの形態で、駆動モータにより上部と下部の反転箇所回りに駆動される。同様な態様で、動く歩道は、互いに連結し、同様に2つの反転箇所の回りに循環して駆動される、幾つかのパレット本体を有してもよい。動く歩道の場合、踏み段ベルトは通常パレットベルトと呼ばれるが、エスカレータの場合には通常ステップベルトと呼ばれる。双方の踏み段部材とも、一般にそれらの両側で移送チェーンに接続され、これらのチェーンが一般的に踏み段ベルトの駆動力を伝達する。かくして、たとえば、反転チェーンホイールの1つを、駆動ホイールとして同時に構成することができる。あるいは、リニアモータ駆動装置のような他の駆動ユニットを、移送チェーンの前方移動ゾーンまたは戻りゾーンに接続できる。原理的には、個々の踏み段部材に直接作用する駆動ユニットを設けることもでき、その場合、チェーンは、個別の踏み段部材間の主に接続部だけを表す。
原則として、人間輸送手段に対して利用者の安全に大きい注意が払われる。同時に移動するサイドスカートを備えた上記型式の人間輸送手段においては、衣類の一部または乗客の手足が移動する踏み段ベルトと固定的に取付けられたスカートとの間に引込まれるという固定スカートの場合に存在する危険は回避され、または著しく抑制される。移動するサイドスカートの上端は、一般的に、固定されたトリム部、または欄干内において走行する。さらに移動自在のサイドスカートは、幾つかの部分から構成され、その一部が、横方向フランジ部材の形態で踏み段部材上に横方向に固定的に構成されるか、またはブリッジ部材の形態でこれらのフランジ部材間に移動自在に構成され、フランジ部材間に生じ得る開放空間を確実に閉じるように、たとえばステップチェーン上に取付けられる。案内面が、フランジ部材とブリッジ部材との間に一般に設けられる。特に、フランジ部材とブリッジ部材とは、凸部と溝部と(tongue and groove)を構成して互いに相対移動可能である。据付時には、ブリッジ部材は比較的容易に取外し可能である。勿論、ブリッジ部材が、故意の破壊行為(vandalism)により破損する一定の危険がある。そのような場合、「空所」が移動自在なサイドスカートと共に循環するため、非常に危険である。たとえば、物体の一部(body part)がこのような空所内に入った場合、踏み段ベルトがフロアに入る部分では、引続くフランジ部材のエッジは、クラッシュ破砕エッジとして作用して、この物体の一部を切断する。この理由のために、ブリッジ部材が移動自在のサイドスカートから脱落したときはエスカレータを直ちに停止することが絶対に必要である。
エスカレータステップへ移動自在に接続されるサイドスカート部材から形成される移動自在のサイドスカートを有するエスカレータは、米国特許第4,470,497号によって公知である。サイドスカート部材の欠落を検出できるセンサが、付加的に設けられる。
踏み段部材を有する人間輸送手段の場合、一般的に種々の型式のセンサがあり、たとえば、完全に脱落した踏み段部材を検出するセンサ、または踏み段部材の適正位置からのずれを検出できるセンサがある。従って、たとえば、ステップシャフトローラ上に設けられるプラスチック走行表面が失われた場合、反転区間の他の部材内で通常位置より、ステップが下方に低下、または上方に上昇することがある。このために、複数のセンサが設けられ、それぞれのセンサは、1つの一般的な実際のエラーを検出できる。かくして、脱落した踏み段部材を検出するセンサは、人間輸送手段の戻りストランド内に一般的に配置され、かつ脱落した踏み段部材が検出されると直ちに人間輸送手段の運転の中断を実施する。他のセンサは、たとえば、ステップの上方または下方のずれを検出できるように、ステップシャフトのずれを検出する。
本発明の課題は、脱落したブリッジ部材と脱落した踏み段部材とを検出し、それらの部材の適正位置からの外れを検出する簡素かつ経済的なセンサ手段を提供することにある。本発明によれば、この課題は、上述の人間輸送手段において、同時に移動するサイドスカートに隣接して配置され、かつこのサイドスカートの循環方向に直交する所定の検出範囲を有するセンサを設け、およびその循環方向に沿ってサイドスカート上に一列で配置され、かつ循環方向に直交する所定の幅を有するマーキング部材を設けることにより解決される。
この型式のセンサ手段により、脱落した踏み段部材および脱落したブリッジ部材の監視が組込まれ、踏み段部材に接続されるフランジ部材の欠落が、ステップ全体の欠落の指標として役立つ。フランジ部材は、踏み段部材と一体に形成されるか、または恒久的に踏み段部材にボルト締めされるので、フランジ部材が存在するが実際の踏み段部材が欠落しているという状態は考えられない。踏み段の循環方向に直交するセンサの所定の検出範囲は、循環方向に直交するマーキング部材の所定の幅と組合せられて、サイドスカートの一部またはステップが完全に欠落している場合だけではなく、上記部材が一定量を超えてずれている場合にも警告信号を発生できる。センサの検出範囲およびマーキング部材の幅は、特にステップ部材のずれが、規制に従って許容できる程度で生じるように、かつこの許容量を超えるときにはエラー報告が実施されるように、好ましくは選択される。
このセンサは、「空所」が戻り区間に入るのを防止するために、特に重要な箇所、たとえば、ベルトがフロアに入る部位のすぐ前方に好ましくは配置される。他の好ましい箇所は、踏み段ベルトの出現部位の付近であり、踏み段部材が脱落しているベルトが前方移動区間に入るのを防止する。踏み段のずれの発生の傾向が大きい部位も該当する。このタイプのセンサ手段は、踏み段部材上に取付けられるフランジ部材とブリッジ部材とを有しないが、たとえば、上述の米国特許第4,470,497号に述べられているような同時に移動するサイドスカート部材だけを有する移動するサイドスカートを備えた人間輸送手段に採用できることも明示的に指摘しよう。マーキング部材を踏み段部材とサイドスカート部材とに交互に設けてもよく、そのようにしても包括的なエラー検出を達成できる。
好ましくは少なくとも1つのセンサが踏み段ベルトの両側に設けられて、脱落した踏み段部材と脱落したブリッジ部材とを検出する。踏み段部材が脱落し、同時にこの踏み段部材の両方のフランジ部材がサイドスカート内にありかつセンサにより検出される確率は、ゼロに近づく。
フランジ部材とブリッジ部材とから成る同時に移動するサイドスカートは、踏み段部材に面した目視できる露出側面と、人間輸送手段の利用者が目視できない反対側に向いた側面と、を有する。センサは好ましくは、人間輸送手段の「内部」にある、上記目視できる側面ではない側面に配置される。
同時に移動するサイドスカートのフランジ部材やブリッジ部材のそれぞれには、リブが好ましくは設けられ、そのリブは、センサによるフランジ部材やブリッジ部材の検出に役立ち、同時に移動するサイドスカートの目視できる側面ではない側面に配置される。リブはセンサにより直接検出されてもよいし、もしくは、リブはセンサにより検出されるマーキング部材を内蔵するか有することもできる。リブを、比較的薄い材料のサイドスカートの補強部材として構成することもできる。
リブは、人間輸送手段の直線区間において、ほぼ一直線上に一列に配置されるように好ましくは配置され、かつ、リブまたはマーキング部材の列の中断を検出するように構成されたセンサが設けられる。「直線区間」は、踏み段部材がほぼ一直線上に配置される人間輸送手段の踏み段ベルト内の区間として理解される。エスカレータの場合、これは一般に、踏み段部材が利用者を移送するために露出した、人間輸送手段の前方移動区間の移行区間または傾斜区間であるか、または踏み段部材が送り返される、人間輸送手段の戻り区間における直線区間である。エスカレータの場合、出発区間における下部乗場から開始する下記の区間に区分され、すなわち下部乗場、下部移行区間、傾斜区間、上部移行区間および上部乗場であり、上部と下部の乗場における移動方向は、ほぼ水平である。動く歩道の構成も同様である。そのセンサは、好ましくはそのような直線区間に配置される。しかしながら、そのセンサは、上記リブの列が直線とならず、「角度が付いた」曲線部を形成する区間に配置してもよい。
好ましくは非接触式センサが設けられる。磁気センサは特に好ましい。しかしながら、代わりに、たとえば、ローラまたはキャリッジの手段によりサイドスカートと共に走行し、かつフランジ部材やブリッジ部材が欠落した場合に接点を開閉する接触式センサを設けることもできる。磁気または誘導センサに加えて、別の非接触式センサは、たとえば、容量性センサまたは光学式センサである。超音波センサを設けることもできる。近接センサとして構成され、すなわちセンサからのサイドスカートの距離を検出できるセンサが特に好ましい。サイドスカート、つまり、踏み段ベルト全体の過大の横方向移動は、人間輸送手段における過大な遊び(がた)の指標であり、この遊びは摩耗または不適正な設置や調整により生じる。いずれの場合も、上記システムを点検するのが賢明である。人への傷害またはシステムへの損傷を避けるために、一般に、脱落部材を検出したら直ちに全体システムを停止する必要がある。監視手段の信号を、たとえば、システムコントローラを介して保守センタへ中継するのも賢明であり、その保守センタは、上記システムの一時停止の場合にカスタマーサービスに従事するか、または上記システムの一時停止を自動的にもたらさない程度のシステム動作の異常を近接センサが確認した場合に同様な対策を講じる。
フランジ部材とブリッジ部材は、好ましくはアルミニウム材料から製造され、またリブは上記部材と一体に構成されるのが特に好ましい。加えて、バネ鋼から成る少なくとも1つの留め具が、それぞれのフランジ部材とそれぞれのブリッジ部材のリブ上に設けられることが、好ましい。アルミニウム材料は、比較的経済的に、特に圧力鋳造法により生成できる。上記材料は比較的軽量材料でもよく、上記のようなシステムの場合に特に好ましい。さらに、踏み段部材は、圧力鋳造されたアルミニウムから製造されることが多く、またフランジ部材を踏み段部材と一体に生成されることが特に好ましい。圧力鋳造されたアルミニウム材料は、本出願人により好まれる磁気センサにより原理的に検出でき、また非鉄材料用の誘導センサもある。このような場合にリブは、好ましくは連続的には設けられず、代わりに断続的に設けられる。このセンサは、リブの有無を検出し、かつ動的信号を発生する。しかしながら、そのとき、十分な高さのリブを設ける必要がある。それは、スペースの理由で望ましくないことが多い。代わりに、リブ内またはリブ上に、センサにより検出できるマーキング部材を設けることがより経済的である。上記材料が、バネ鋼から成る留め具であれば特に簡素となり、この留め具は、突起部を有してもよく、かつ比較的容易にリブ上へ押圧できる。磁気センサの場合、磁性バネ鋼から成るクリップが望ましい。
リブは好ましくは、フランジ部材またはブリッジ部材のほぼ全長にわたって延びる。留め具は好ましくは、マーキング部材の延在方向に設けられた対応するリブ、もしくはフランジ部材またはブリッジ部材の長さのほぼ半分である。人間輸送手段の連続運転において、上記長さのマーキング部材の構造、つまりはマーキング部材の断続的な構成により動的信号が発生され、その信号は、ゼロ値と最大値との間で変動するほぼ方形波の信号である。動的信号は、信号手段が機能しているかどうかを直ちに認識できる点において、定常信号に比べて有利である。動的信号を解析する電子解析ユニットが、好ましくは設けられる。この電子解析ユニットは、たとえば、上述の方形波形信号について周波数解析を実施し、これにより、信号パルスの欠如、したがってフランジ部材またはブリッジ部材の欠落を判断し、それに応答して、上記システムを停止できる。電子解析ユニットは、そのようなシステムに一般的に使用されるものでよい。このような電子解析ユニットは、市販されているが、比較的限定された数の信号入力部しかもたない。リブ自体がマーキング部材である実施態様の場合、リブの列に対応する中断部を設けることもできる。
好ましくは、センサは、ほぼ同一の位置において踏み段ベルトの両側に設けられ、2つのセンサが直列に接続され、かつ電子解析ユニットの1つの入力部へ接続される。フランジユニットまたはブリッジユニットの存在を検出する毎に入力信号を送信するセンサ、すなわち第1のセンサ、により所期通り検出される場合、この第1のセンサは、その信号を第2のセンサへ送信する。第2のセンサも、マーキング部材、すなわち留め具やリブの長さにより決められる対応する時間間隔で、ブリッジ部材またはフランジ部材を所期通り検出できる場合、この信号は、電子解析ユニットへ送信される。この方式のセンサ構成は、リブまたはマーキング部材の一定の最小長さを必要とするので、それらのセンサからの信号には十分に長いオーバーラップがあり、かつ電子解析ユニットの入力部の1つだけが、2つの(または多分それ以上の)センサに専用されるという利点がある。
それぞれのフランジ部材またはブリッジ部材の上に、少なくとも2つのマーキング部材が好ましくは設けられ、たとえば、前後に設けられる。ついで信号は好ましくは、上記システムが一時停止する前には2つの信号が欠けていなければならないように解析される。1つの信号だけが欠けている場合、保守要求が、たとえば、最も近くの保守センタへ中継される。この状況は、たとえば、接点が欠落するかまたは信号が検出されない場合に生じ得る。操作員にとっては、上記の措置は、最小の追加費用で、非常に好ましくなく、かつ無意味な一時停止を最小にする。
本発明および本発明の構成を、添付図面によって写実的に示される実施態様に基づいて以下に説明する。
図1において、幾つかの相互に接続される踏み段ステップ4から形成される無端ステップベルト6を有するエスカレータ2の形態での人間輸送手段を認識することができよう。踏み段ステップ4は、両側に設けられる移送チェーン8へそれぞれ接続される。この「両側に」接続されるとは、以下の両方の実施態様を含むことを意図している。一方の実施態様においては、移送つまりステップのチェーン(複数)8が、平面図において示されるように、踏み段ステップ4と並んで側方に設けられ、他方の実施態様においては、ステップチェーン8が、平面図において示されるように、踏み段ステップ4の踏み段表面16の真下で側方に設けられる。移送チェーン8は、複数のチェーンリンク10から形成される。チェーンリンク10は、旋回箇所12において互いに接続される。またこれらの旋回箇所12においては、ステップチェーンローラ14が設けられ、それらのローラは、閉じた循環経路に沿ってステップチェーンガイド(図示せず)内でステップチェーン8を案内する。
ステップチェーン2は、無端回転歯付き駆動ベルトにより形成されるリニア駆動装置の態様で構成されるリニア駆動装置(図示せず)により駆動される。歯付き駆動ベルトの歯は、チェーンリンク10の歯17と係合する。リニア駆動装置は、好ましくはエスカレータ2の一定の傾斜区間に配置される。リニア駆動装置の代替手段として、たとえば、上部または下部の反転箇所22において従来の駆動ユニットを移送チェーン8に設けることもできる。
図1において、踏み段部材4は、踏み段表面すなわち「踏み段ステップ」16、および前部表面すなわち「ライザー(riser)」18を有することが分かる。一定の傾斜区間が存在し、そこにおいて、ライザー18は、ほぼ常に同一の高さを有することも分かる。移行区間では、ライザー18は、反転箇所22の直前で最終的に存在しなくなるまで、すなわち個別の踏み段部材すなわち踏み段ステップ4が同一の平面上に配置されるまで、高さが次第に低くなることも分かる。
また、図1においては、同時に移動するサイドスカート24と、この同時に移動するサイドスカート24の上部を覆い、ここから上方へ延びる欄干トリム26と、があることが分かる。トリム26の上部には、たとえば、ガラスで作られる欄干を取付けることができ、この欄干において、ハンドレスト(図示せず)が、ステップベルト6とほぼ同期して循環する。
同時に移動するサイドスカート24は、踏み段部材4上に取付けられた、ほぼ半円形状を有するフランジ部材28を備える。2つのフランジ部材28間には、ブリッジ部材30が設けられて、上記部材の間の空間を埋め、かつ、一定の傾斜区間から移行区間を経て乗場区間まで、およびその乗場区間から上記反転箇所を経て戻り区間へ、同時に移動するサイドスカート24を移動できるようにする。フランジ部材28とブリッジ部材30とは、凸部および溝部の形式の連結で互いに係合するように構成されるので、互いに相対移動が可能となる。同時に移動するサイドスカート24に重なる欄干トリム26の代わりに、同時に移動するサイドスカート24の上部にほぼ直接隣接するトリム部材を設けることもでき、かつ凸部および溝部の連結手段と同様な方法で同時に移動するサイドスカート24に係合させることができる。
フランジ部材28は好ましくは、踏み段部材4と一体に形成され、アルミニウム材料(特に好適には圧力鋳造アルミニウムから製造されたもの)から一般的に形成される。ブリッジ部材30も好ましくは、上記のような材料から形成される。リブ32と、マーキング部材34(たとえば、フランジ部材28とブリッジ部材30との上にバネ鋼製留め具34を構成したもの)とが、図1に概略的に示される。これらのリブおよびマーキング部材は、人間輸送手段2の一定の傾斜区間にほぼ一直線上に配置され、そこに連続するリブ列36を形成することが分かる。
図2の拡大詳細図において、リブ32とバネ鋼製留め具34とから成るリブ列36が一層明確になっている。2つのバネ留め具34間であって図示の位置に配置されるセンサ38が概略示されることも分かるだろう。フランジ部材28上のリブ32は、フランジ部材28の周辺リブ40の一部分であり、直線で形成されることが特に分かるだろう。これは、製造技術の理由のために好ましい。
バネ鋼製留め具34は好ましくは、磁性バネ鋼から成る。磁性材料のほぼ平坦な部材を、たとえば、リブに、もしくはフランジ部材28やブリッジ部材30の内側に接着することもできる。締付け部材の装着は、操作上と製造上の技術の理由から特に簡素となっており、好適でもある。磁気センサ38以外に、他の適切なマーキング材料を設けることができる。マーキング材料を、たとえば、鋳造によりリブ内に設けることもできる。あるいはリブ自体を、リブが適切なマーキング部材となるように構成してもよい。ごく大ざっぱに測れば、マーキング部材またはバネ鋼留め具は、対応する位置にある、付随するフランジ部材28またはブリッジ部材30のほぼ半分の長さを有する。別の表現をすれば、センサ38により発生する信号は好ましくは、休止と個々の信号との間隔が等しいほぼ方形波の信号である。マーキング部材は、確実な検出、かくして確実な信号を保証するために所定の最小長さを有しなければならない。これは、センサとマーキング部材の配置において考えられる許容差を補償するために、2つのセンサ38が踏み段ベルト6の両側に同一の高さで配置される場合に特に当てはまる。
バネ鋼製留め具34は、好ましくはほぼU字形で形成されるので、リブ32を横断して横方向に掴むU字形の脚部によってリブ32に締付け可能となる。突起部が好ましくは設けられて、バネ鋼製留め具34がリブ32から分離するのを防止する。
センサ38は、たとえば、人間輸送手段2のフレーム構造(図示せず)上に、欄干上に、軌道システム上に、ハンドレスト駆動ユニット上に、または他の適切な位置に取付け可能である。同時に移動するサイドスカート24が上記位置において、欄干トリム26の下に移動し始めるかまたはその他の方法で戻り区間中に移動し始める前に、脱落したフランジ部材28または脱落したブリッジ部材30が発見されるように、少なくとも一対のセンサを人間輸送手段2上に配置するのが好ましい。これにより、「空所」が存在するならば、人間輸送手段2は、その空所が小さくなり始める前に停止することが保証される。図示の型式の人間輸送手段2は、一般的に2つの方向、すなわち図1において左から右へ、および右から左へ移動可能であるため、対応する対のセンサを、人間輸送手段2の直線区間の両端に配置しなければならない。この2つの対のセンサは、人間輸送手段2への故意の損傷、特に所定箇所から滑り抜けたブリッジ部材を、特に検出しようとするものである。これにより、特に、脱落したフランジ28および結果的に脱落する踏み段部材4を検出できる。少なくとも1つのセンサ、一層効果的には一対のセンサ、を例えば戻り区間の中央に取付けるのが、さらに好ましく、上記戻り区間においては、前方移動区間のように、それぞれの反転箇所22に一対のセンサを設けるのが、さらに好ましいであろう。
これらのセンサは、適切な電子解析ユニット(図示せず)へ接続され、この電子解析ユニットは上記システム2の制御ユニットへ接続され、人間輸送手段2を一時停止できる。
本発明に従う人間輸送手段の一部を示す図であり、一層良く示されるように部材が破断されている。 本発明に従うエスカレータの詳細図である。

Claims (8)

  1. 互いに接続された幾つかの踏み段部材(4)から形成され、かつ駆動ユニットにより第1と第2の反転箇所回りに駆動される無端踏み段ベルト(6)と、踏み段ベルト(6)と共に移動するサイドスカート(24)と、を有する人間輸送手段(2)であって、
    上記踏み段部材(4)と共に移動するサイドスカート(24)は、上記踏み段ベルトに連結されるフランジ部材(28)と、このフランジ部材(28)に対して移動自在に接続されるブリッジ部材(30)と、を備え、
    センサ(38)がに移動するサイドスカート(24)に隣接して配置され、かつ、
    上記センサ(38)はサイドスカート(24)の循環方向に直交する所定の検出範囲を有し、かつ、
    上記循環方向に沿ってサイドスカート(24)上に一列で配置されかつ上記循環方向に直交する所定の幅を有する複数のマーキング部材(34)が設けられ
    共に移動するサイドスカート(24)の上記フランジ部材(28)と上記ブリッジ部材(30)には、リブ(32)がそれぞれ設けられて、上記リブは、センサ(38)によるフランジ部材(28)またはブリッジ部材(30)の検出に役立ち、かつ目視側とは反対側にあたる、共に移動するサイドスカート(24)の側に配置され、
    上記フランジ部材(28)とブリッジ部材(30)とはアルミニウム材料から製造され、かつ、上記リブ(32)は、それらの部材と一体に構成され、かつ、バネ鋼から成る少なくとも1つの留め具(34)が、フランジ部材(28)およびブリッジ部材(30)の各々のリブ(32)に設けられることを特徴とする人間輸送手段(2)。
  2. 上記リブ(32)は、人間輸送手段(2)の直線区間におけるほぼ一直線上に連続して配列され、かつ、上記センサ(38)が、このリブ列(36)における中断を検出するように構成されることを特徴とする請求項に記載の人間輸送手段(2)。
  3. 非接触式センサ(38)が設けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の人間輸送手段(2)。
  4. 磁気センサ(38)が設けられることを特徴とする請求項に記載の人間輸送手段(2)。
  5. 上記留め具(34)の長さが、対応するリブ(32)のほぼ半分であることを特徴とする請求項に記載の人間輸送手段(2)。
  6. 電子解析ユニットが、動的信号を解析するために設けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の人間輸送手段(2)。
  7. 2つのセンサ(38)が直列に接続されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の人間輸送手段(2)。
  8. バネ鋼から成る少なくとも2つの留め具(34)が、フランジ部材(28)またはブリッジ部材(30)に設けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の人間輸送手段(2)。
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