JP4066894B2 - 長尺幅広薄板材料の搬送装置及び長尺幅広薄板材料 - Google Patents

長尺幅広薄板材料の搬送装置及び長尺幅広薄板材料 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺の幅広薄板材料を順次搬送して、その表面に対し、洗浄、蝕刻、塗布、化学反応等の化学液を用いて加工を行う装置における長尺幅広薄板材料の搬送装置に関し、より詳しくは、搬送ローラーと接触している長尺幅広薄板材料に向けて噴出する噴出物の圧力により、長尺幅広薄板材料を搬送ローラーに押しつけて搬送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、長尺の幅広薄板材料を順次搬送して、その表面に対し、洗浄、蝕刻、塗布、化学反応等の化学液を用いて加工を行う装置において、長尺の幅広薄板材料を、回転する円筒状の搬送ローラーに接触させて、該材料と搬送ローラーとの間に生じる摩擦力を利用して搬送ローラーの駆動力を該材料に伝達し搬送する方法が、一般的に行われている。そして、このような搬送方法には、一方の長辺を上側とし、もう一方の長辺を下側となるように直立状態で、長尺の幅広薄板材料を搬送する装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10-53899号公報(〔0002〕〔0011〕、第1図)
【0004】
しかし、この特許文献1に記載の搬送装置は、傾動する3個の給電ロール4が搬送される薄板ワークを挟持するため、給電ロール4が薄板ワーク3表面をこすって薄板ワークにしわや損傷が生じ得る。
【0005】
さらに、装置の小型化実現や、装置の清掃などのメンテナンス性が良好であるなどの優位点により、長尺幅広薄板材料を直立状態で搬送することが行われている。このような長尺の幅広薄板材料を直立状態で搬送する従来の装置を、図3から図5に示す。
図3に示す搬送装置は、動力(図3ではモーター1)と、この動力に動かされる歯車或いはベルトなどの伝動手段(図3ではベルト2)と、この伝動手段に連結する軸と、この軸を中心とする円筒状の搬送ローラー3とを有している。この搬送ローラー3の前後には、円筒状のアイドラーローラー4、5を配置して、長尺幅広薄板材料7を搬送する構成としている。
【0006】
また、図4に示す搬送装置は、長尺幅広薄板材料7と搬送ローラー3の伝動効率を高める手段として、押さえローラー6を搬送ローラー3と平行に配置し、搬送ローラー3と押さえローラー6とで長尺幅広薄板材料7を挟持して、搬送できるようにしている。
【0007】
また、図5に示す搬送装置は、図3に示す搬送ローラー3、アイドラーローラー4,5と、図4に示す押さえローラー6とを組み合わせて、長尺幅広薄板材料7と搬送ローラー3間の伝動効率を更に高めて、長尺幅広薄板材料7を搬送する構成としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
これら長尺の幅広薄板材料7を搬送する装置は、幅広薄板材料7に伸びが生じない低い張力で搬送することが要求される。また、搬送精度として、しわ等による材料7の損傷の原因となる蛇行が生じないことが要求され、且つ、材料7表面が損傷しない様に、搬送ローラー3と材料7との間にすべりが生じない同期性が求められる。
しかし、上記した図3に示す搬送装置では搬送ローラー3に接触する幅広薄板材料7の張力を高めて搬送するため、図4及び図5に示す搬送装置ではいずれも搬送ローラー3が長尺の幅広薄板材料7表面に直接接触するため、幅広薄板部材7に伸びが生じたり、損傷が生じたりすることが起こり得る。
【0009】
さらに、長尺の幅広薄板材料を直立状態で搬送する場合、幅広薄板材料の張力が低いと、幅広薄板材料がその自重により、下方に斜行する傾向が見られる。また、長尺の幅広薄板材料を直立状態で搬送すると、幅広薄板材料と搬送ローラーとの間にすべりが生じやすいため、幅広薄板材料と搬送ローラーとの同期性を保ちにくくなり、幅広薄板材料表面にしわや損傷が生じやすい。
これらの問題点に関して、図4に示す搬送装置では押さえローラー6を配置することにより、また、図3及び図5に示す搬送装置ではアイドラーローラー4,5を配置すると共に幅広薄板材料7に掛かる張力を増加させることにより、幅広薄板材料7の斜行を防止し、この幅広薄板材料7と搬送ローラー3との間のすべりを低減させていた。
しかし、押さえローラー6を設けた図4の搬送装置や、材料に掛かる張力を増加させる図3及び図5の搬送装置では、搬送ローラー3と押さえローラー6或いはアイドラーローラー4,5の僅かな平行度の狂いによりしわが生じ易く、このしわによって幅広薄板材料7が損傷し易く、幅広薄板材料7表面に傷が生じ易いという問題点があった。
また、洗浄等の加工を行った長尺の幅広薄板材料7は、その厚みにばらつきが生じることがあるため、搬送ローラー3の幅広薄板材料7への伝動効率が該材料7の幅方向にわたってばらついてしまう。このばらつきが原因となって生じる搬送ローラー3と幅広薄板材料7との間のすべりの違いによりしわが生じ易く、このしわによって幅広薄板材料7が損傷し易く、幅広薄板材料7表面の傷などが生じ易いという問題点があった。
【0010】
このように、長尺の幅広薄板材料を直立状態で搬送する際は、低張力状態で、蛇行無く、幅広薄板材料表面に損傷が生じにくい搬送の実現が望まれるが、この実現のためには高精度の搬送ローラーの組立と搬送ローラーの微妙な調整が必要となる。
しかし、低張力と蛇行、しわ防止は相反する調整方法となるので、搬送ローラーの精度向上による調整は非常に難易度が高いという問題点があった。
【0011】
本発明は、このような問題点の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、その目的とするところは、直立状態で長尺の幅広薄板材料を搬送する搬送装置において、低張力で、蛇行や斜行が生じず、幅広薄板材料に損傷無く、幅広薄板材料表面にしわや損傷が生じにくい搬送装置を提供することにある。また、本発明は、低張力状態で、蛇行や斜行が生じず、幅広薄板材料及びその表面にしわや損傷が生じにくい長尺の幅広薄板材料搬送装置において、表面が加工されてなる長尺の幅広薄板材料を作製することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の長尺幅広薄板材料の搬送装置は、一方の長辺を上側とし、他方の長辺を下側になるように直立状態で、長尺の幅広薄板材料を搬送する円筒状の搬送ローラーを備えた搬送装置において、前記搬送ローラーに対して幅広薄板材料の接触角が30°以上180°以下となるように、前記搬送ローラーの前後にアイドローラーを配設し、前記搬送ローラーと前記幅広薄板材料との接触角の前記搬送ローラー長手方向の二等分線に沿って、前記搬送ローラーに対向して列設された複数の噴出口を有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明の長尺幅広薄板材料の搬送装置は、請求項1に記載の搬送装置において、前記幅広薄板材料が、板厚0.02mm以上0.5mm以下で、且つ、幅200mm以上1500mm以下である。
【0014】
さらに、本発明の長尺幅広薄板材料は、一方の長辺を上側とし、他方の長辺を下側になるように直立状態で、長尺の幅広薄板材料を搬送する円筒状の搬送ローラーを備えた搬送装置であって、前記搬送ローラーと前記幅広薄板材料との接触角の前記搬送ローラー長手方向の二等分線に沿って、前記搬送ローラーに対向して列設された複数の噴出口を有する長尺幅広薄板材料の搬送装置により搬送され、前記噴出口から噴出する噴出物により表面が加工されてなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明に係る搬送装置の一実施例の要部斜視図であり、図2は噴出口から噴出する水の噴出状態を示す概略図である。図中、従来技術で述べた装置の構成部材と実質上同一の部材には同一符号が用いられており、それらについての説明は省略されている。
【0016】
図1に示す本発明に係る搬送装置は、幅広薄板材料7を搬送する円筒状の搬送ローラー3と、アイドラーローラー4,5と、幅広薄板材料7の幅方向に配列された複数の噴出口8とを有して構成されている。
幅広薄板材料7は長尺であり、図1に示すように、一方の長辺を上側とし、他方の長辺を下側になるように直立状態に配置されている。この幅広薄板材料7は、各種の洗浄、蝕刻、塗布、化学反応等の化学液を用いてその表面が加工されて作製される材料であり、これらの各種処理工程から、幅広薄板材料7の板厚は0.02mm以上0.5mm以下で、幅が200mm以上1500mm以下で作製されることが多く、また、幅広薄板材料7の板厚0.02mm以上0.5mm以下で、幅200mm以上1500mm以下であれば、後述する噴出物の噴出による押圧や加工に好適である。
【0017】
アイドラーローラー4,5は、長尺の幅広薄板材料7と搬送ローラー3とが所定の接触角となるように配置されている。
ここで、所定の接触角とは、アイドラーローラー4から搬送ローラー3へ進入する長尺の幅広薄板材料7と、搬送ローラー3からアイドラーローラー5へ退出する該幅広薄板材7とが成す角度である。この接触角は、例えば30°以上180°以下にすると後述する噴出物の噴出による押圧や加工に好適である。
【0018】
図1に示すように、幅広薄板材料7の搬送ローラー3に接触する範囲では、搬送ローラー3と接触していない側である幅広薄板材料7表面に、押さえローラー等の押さえを配置していないので、幅広薄板材料7を、該材料7に伸びが生じない低い張力状態で搬送しようとすると、該材料7の自重により下方に斜行しかねない。このような斜行等を防止するために、本発明の搬送装置には、幅広薄板材料7を搬送ローラー3に押しつける噴射物を噴射する噴射口8が設けられている。
【0019】
噴出口8は、搬送ローラー3と幅広薄板材料7との接触角の搬送ローラー3長手方向の二等分線に沿って、搬送ローラー3に対向して、複数列設されている。図1では、接触角の搬送ローラー3の長手方向の二等分線と平行に管10が配置され、この管10の長手方向に、幅広薄板材料7との接触角の搬送ローラー3長手方向の二等分線に垂直になる向きに開口する噴出口8が、複数列設されている。噴出口8同士は、後述の噴出物が範囲11全域に行き渡る間隔になっている。
【0020】
この噴出口8から噴出する噴出物は、図1に示すように、搬送ローラー3と接触する幅広薄板材料7表面に向けて噴出されるようになっている。この噴出物が幅広薄板材料7表面を広範囲にわたって濡らすと、幅広薄板材料7の搬送を押し留めかねず、該材料7表面を狭小すぎる範囲にわたって濡らすと、該材料7を斜行させたり蛇行させたりしかねない。そこで、本発明の搬送装置は、幅広薄板材料7表面における幅方向の所定範囲を濡らして、噴出の圧力により幅広薄板材料7の該所定範囲を搬送ローラー3に押しつけるようになっている。本実施例では、図1及び図2に点状で示したように、噴出物が、幅広薄板材料7表面に向けて噴出されて、略円錐状に広がり、幅広薄板材料7表面における幅方向の範囲11を濡らして、噴出の圧力により、幅広薄板材料7の範囲11部分を搬送ローラー3に押しつけるようになっている。噴出物の圧力は、幅広薄板材料7の範囲11部分を搬送ローラー3に押しつけて搬送可能な圧力であり、幅広薄板材料の板厚や幅により異なるが、0.1MPa以上が好ましい。
この噴出物には、液体又は気体が用いられる。本実施例では水9を用いている。なお、この水9は、ポンプやコンプレッサー等の移送手段(図示せず)に連結する管10を通って噴出口8へと供給されるようになっている。
【0021】
このように構成される搬送装置を用いて幅広薄板材料7を搬送するには、モーター1及びベルト2を動かして、ベルト2に連結している搬送ローラー3及びアイドラーローラー4,5を回動させる。搬送ローラー3及びアイドラーローラー4,5の駆動力は幅広薄板材料7に伝達され、幅広薄板材料7の搬送が開始される。この場合、幅広薄板部材7は搬送ローラー3に接触しており、且つ、幅広薄板材料7の張力が、従来のような搬送ローラー間に挟まれる場合に比べて低くなっているので、幅広薄板材料7が搬送ローラー3からやや浮き上がり気味となる。
【0022】
一方、モーター1が始動されるのとほぼ同時に、液体加圧移送装置であるポンプが始動して、このポンプに連結している管10を通って、水9が噴出口8から搬送ローラー3に向かって噴出する。噴出口8から噴出した水9は、幅広薄板材料7表面の範囲11を濡らして、その水圧により幅広薄板材料7を範囲11上で搬送ローラー3に押しつける。このとき、搬送ローラー3と幅広薄板材料7の接触角は、搬送ローラー3、アイドラーローラー4,5の配置により調整されているので、幅広薄板材料7は、斜行や蛇行をせず、且つ、搬送が押し留められることなく、アイドラーローラー4から搬送ローラー3へ進入してアイドラーローラー5へと搬送される。また、水9が、幅広薄板材料7に向けて噴出されると、水圧により幅広薄板材料7表面のしわが伸ばされる。このように、従来の搬送ローラーによる材料の加圧挟持とは異なり、液圧によって幅広薄板材料7を押すので、幅広薄板材料表面にしわや傷をつけることがない。また、幅広薄板材料7と搬送ローラー3とのすべりが低減されるので、幅広薄板材料7に損傷が生じず、幅広薄板材料表面のしわや損傷が生じない。加工などにより幅広薄板材料7の板圧にばらつきが生じた場合にも、液圧によって搬送ローラー3に押しつけられる幅広薄板材料7が、搬送ローラー3からアイドラーローラー5へ退出するように円滑に搬送されるので、幅広薄板材料7にしわや損傷が生じない。また、噴出口8から水9を噴出し続けることにより、搬送ローラー3からアイドラーローラー5へ退出させるように、幅広薄板材料7を安定的に搬送することができる。
【0023】
本発明の長尺幅広薄板材料は、上記した搬送装置において、洗浄、蝕刻、塗布、化学反応等の化学液を用いた加工を行うこともできる。以下に、このような加工を行う幅広薄板材料について、図1を用いて説明する。なお、上記実施例で述べた装置の構成部材と同一の部材については同一符号が用いられ、それらについての説明は省略されている。
【0024】
幅広薄板材料7の加工を行う搬送装置では、噴出物として、図1に示す水9の代わりに、洗浄用の精製水やエタノール、蝕刻用化学液、塗布用化学液、化合物付着用の化学液等の液体を用いている。これらの噴出物は、図示しないタンク等の液槽にその種類毎に貯蔵され、この液槽から図示しない液体加圧移送装置を通って、図1に示す管10へと供給されるようになっている。
【0025】
このような搬送装置で長尺幅広薄板材料7の加工を行うには、図1に示すように配置したアイドラーローラー4、搬送ローラー3、アイドラーローラー5に幅広薄板材料7を直立状態で配置した後、モーター1及びベルト2を始動させて、アイドラーローラー4,搬送ローラー3,アイドラーローラー5を回動させて、幅広薄板材料7の搬送を開始する。このモーター1が始動されるのとほぼ同時に、図示しない液槽から液体加圧移送装置を通って、管10へ液体が供給される。この液体は、搬送ローラー3と接触する幅広薄板材料7に向けて噴出口8から噴出されて、図1に示す範囲11を濡らして、該範囲11部分の幅広薄板材料7を搬送ローラー3に押しつける。このとき、液体が洗浄用精製水であれば、幅広薄板材料7は範囲11を通過する部位毎に洗浄され、液体が蝕刻用化学液であれば、幅広薄板材料7は範囲11を通過する部位毎に、液体の液圧によって蝕刻される。また、液体が塗布用化学液又は化合物付着用の化学液であれば、幅広薄板材料7は範囲11を通過する部位毎に、液体が塗布され、又は、化学反応等が行われる。したがって、この搬送装置で幅広薄板材料を順次搬送すれば、斜行や蛇行が生じずに、幅広薄板材料表面のしわや損傷なく搬送されると同時に、均一に洗浄、蝕刻、塗布、化学反応等の加工を幅広薄板材料に行うことが出来、ばらつきある板厚の幅広薄板材料であっても同様の効果を得ることができる。また、噴出口8から液体を噴出し続けることにより、幅広薄板材料7を、搬送ローラー3からアイドラーローラー5へ退出するように安定的に搬送すると同時に、洗浄、蝕刻、塗布、化学反応等の各種の加工を連続的に行うことができる。
【0026】
上記した各実施例における噴出物の噴出量は、開口の大きさを調整可能な噴出口開閉装置を噴出口8毎に設けて、調整することもできる。
さらに、噴出物として複数種類の液体又は気体を用いて、幅広薄板材料の一巡毎に噴出物の種類を切り換えて、各噴出物を幅広薄板材料に向けて噴出させて、幅広薄板材料に複数種類の加工を行うこともできる。このような複数種類の加工を行うときには、管10及び噴出口8に液体が残留して次巡の加工に影響を与えないように、幅広薄板材料が一巡する時間毎に噴出物の種類を液体、気体交互に切り換えることもできる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、斜行や蛇行を生じさせずに長尺の幅広薄板材料を常に安定的に搬送することができ、幅広薄板材料を損傷させることなく、幅広薄板材料表面にしわや損傷が生じない搬送装置を提供することができる。
また、本発明による搬送装置は、長尺幅広薄板材料を板厚0.02mm以上0.5mm以下で、且つ、幅200mm以上1500mm以下の場合に、最良の上記諸効果を発揮させることができる。
また、本発明による搬送装置によれば、より均一な洗浄、蝕刻、塗布、化学反応等の加工を行った長尺幅広薄板材料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送ローラーの一実施例の要部斜視図である。
【図2】本発明に係る噴出口からの水の噴出状態を示す概略図である。
【図3】幅広薄板材料を直立状態で搬送する従来の装置の要部斜視図である。
【図4】幅広薄板材料を直立状態で搬送する従来の装置の要部斜視図である。
【図5】図3に示す装置と図4に示す装置を組み合わせた従来の装置の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 モーター
2 ベルト
3 搬送ローラー
4 アイドラーローラー
5 アイドラーローラー
6 押さえローラー
7 幅広薄板材料
8 噴出口
9 噴出物
10 管
11 (噴出物が濡らす)範囲

Claims (3)

  1. 一方の長辺を上側とし、他方の長辺を下側になるように直立状態で、長尺の幅広薄板材料を搬送する円筒状の搬送ローラーを備えた搬送装置において、
    前記搬送ローラーに対して幅広薄板材料の接触角が30°以上180°以下となるように、前記搬送ローラーの前後にアイドローラーを配設し、
    前記搬送ローラーと前記幅広薄板材料との接触角の前記搬送ローラー長手方向の二等分線に沿って、前記搬送ローラーに対向して列設された複数の噴出口を有することを特徴とする長尺幅広薄板材料の搬送装置。
  2. 前記幅広薄板材料が、板厚0.02mm以上0.5mm以下で、且つ、幅200mm以上1500mm以下である請求項1に記載の搬送装置。
  3. 一方の長辺を上側とし、他方の長辺を下側になるように直立状態で、長尺の幅広薄板材料を搬送する円筒状の搬送ローラーを備えた搬送装置であって、前記搬送ローラーと前記幅広薄板材料との接触角の前記搬送ローラー長手方向の二等分線に沿って、前記搬送ローラーに対向して列設された複数の噴出口を有する長尺幅広薄板材料の搬送装置により搬送され、前記噴出口から噴出する噴出物により表面が加工されていることを特徴とする長尺幅広薄板材料。
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