JP4065776B2 - 外科用シーリング装置 - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明は、広くは、患者の体内への手術器具の経皮アクセスを行なうシーリング装置およびシーリング方法に関し、より詳しくは、器具とのガスおよび/または流体との密封シールを維持しつつ器具を移動可能に受入れるシーリング装置に関する。
【0002】
(背景技術)
最小侵襲性手術および腹腔鏡手術は、一般に、体内に挿入されるあらゆる器具がシールされること、すなわち、例えば流体注入される手術領域が含まれる外科手段において、ガスおよび/または流体が、内視鏡切開部を通って体内に流入(または体外に流出)しないことを確保しなければならない。このような手術では、腹腔のような或る体腔内へのチューブの導入は、通常、トロカール/カニューレ組立体を組込んだシステムを用いて行なわれる。カニューレはシール組立体の内部に直接連通しているため、カニューレを患者の身体の開口内に挿入して内部腹腔に到達させるには、腹腔と外部大気との間に流体密封界面を維持できなくてはならない。腔の内部領域の大気一体性を維持する必要がある場合には、広範囲の手術器具の導入を可能にしかつ腔の内部領域の大気一体性を維持するカニューレ用シール組立体が望まれる。この点に関し、このようなシール条件を得るための多くの試みが従来技術においてなされている。この場合に遭遇する困難性は、広範囲の器具との適応能力、および器具を導入しかつ最終的に使用できる角度および方向の可能性にある。
【0003】
(発明の開示)
従って、本発明は、種々の器具に種々の方向で適応できる能力を有し、体腔内への種々の器具の導入に適応できるシーリング装置を提供する。また、本発明は、体腔への器具の導入および操作中に器具の周囲の実質的な流体密封シールを維持できるこのような器具との適応技術を提供する。
本発明のシーリング装置の特徴は、カニューレのような静止細長シャフトに対し、シーリング装置の器具係合キャビティの横方向移動および垂直移動を可能にする相対移動可能な構成要素を備えたシーリング装置にある。
【0004】
(発明を実施するための最良の形態)
以下、添付図面を参照して本発明の種々の実施形態を説明する。
以下の説明において、伝統的に使用されているように、用語「近位側」とはオペレータに近い側の器具の部分をいい、一方「遠位側」とはオペレータから遠い側の器具の部分をいう。
【0005】
先ず図1および図2を参照すると、ここには、本発明の原理に従って構成されたシーリング装置20が示されており、該シーリング装置20は、例えばカニューレ組立体のカニューレ22のような細長シャフトを有している。シーリング装置20は、トロカールおよび/またはカニューレ組立体に通される種々の形式の器具の導入および操作を行なうと同時に、器具の周囲に流体密封界面を維持して、ガスおよび/または流体漏洩からの外科手術の大気一体性を維持することを意図している。本発明のこの特徴は、ガスおよび/または流体が体腔内に流入しないことまたは体腔から流出しないことを有利に確保する。このような器具の例として、クリップ・アプライヤ、把持器、切開器、リトラクタ、ステープラ、レーザプローブ、撮像具、内視鏡および腹腔鏡、チューブ等がある。本願では、このような器具を、集合的に「器具および/または用具」と呼ぶことにする。
【0006】
シーリング装置20は、器具を、種々の目的で患者の体内の種々の目標位置に経皮穿通により導入するのに有効である。このような目的として、ドレナージ、器官内投薬、栄養補給、灌流、吸引等があり、最も一般的には、腹腔鏡検査、胸腔鏡検査および関節鏡検査等の最小侵襲性手術に使用するための観察鏡および手術器具の導入がある。
【0007】
外科手術中に内部手術部位への経皮アクセスを行なうため、シーリング装置20は、一般に、例えばトロカールまたは拡径可能な導入器と組合せられる。通常、トロカールは栓塞子を有し、該栓塞子は最初はカニューレ22内にあって患者の皮膚を通るカニューレの穿通を容易にする。患者の皮膚を穿通した後、栓塞子は除去されて、体腔内にアクセスするポートが形成される。カニューレ22の長さは意図する用途に従って変えることができるが、一般には5〜25cmの範囲内にある。シーリング装置20はハウジング24を有し、該ハウジング24は、カニューレ22の近位端26に取付けられたカニューレハウジング40に取付けられる(後述)。カニューレ22は軸線方向ルーメン28を有しかつ長手方向軸線Aを形成している。シーリング装置20の構成要素は実質的に円形の形状を有している。構成要素は、手術の種類および/または使用者の好みに従って、例えば矩形、楕円形等の他の幾何学的形状およびサイズにすることを考えることができる。
【0008】
また、シーリング装置20をカニューレ22の近位端26に対して着脱可能に取付けできるようにすることを考えることもできる。かくして、外科医は、外科手術中の任意の時点でシーリング装置20の構成要素をカニューレ22から取外し、カニューレ22を通して挿入すべき器具とのシーリング係合を行なうことを望む場合には、同様にしてシーリング装置20をカニューレ22に取付けることができる。また、シーリング装置20は、種々の構造の慣用カニューレへの取付けにも容易に適合できる。シーリング装置20がカニューレ22から着脱可能であることは、カニューレ22を介しての検体の取出しを容易にし、かつシーリング装置20が外科手術にとって不要であるときはカニューレ22の輪郭を小さくできる。
【0009】
シーリング装置20はシーリング部材30を有し、該シーリング部材30は、ハウジング24内で移動可能に配置されかつ手術器具114を受入れることができる形状をもつキャビティ32を形成する。より詳細に後述するように、シーリング部材30の移動により、カニューレ22に対するキャビティ32の球面運動が引起こされる。シーリング装置20は、球面運動(カニューレ22にしキャビティ32が横方向移動および垂直移動を行なうことをいう)を与える相対移動可能な構成要素を有している。この特徴により、種々の器具が種々の角度および方向で体腔内に導入されるように、種々の器具を有利に受入れることができる。また、本発明のこの構成は、器具114を体腔内に導入しかつ操作する間に器具114の周囲での流体密封シール(流体密封は、ガスおよび/または流体の漏洩防止を含む)を維持しつつ器具114を受入れる。
【0010】
ハウジング24は、近位側部分34と、遠位側部分36と、カニューレ22の軸線方向ルーメン28に流体連通する通路38とを有している。ハウジング24は、特定手術の種類および/または使用者の好みによって、例えばポリマー材料またはステンレス鋼等の手術に適した剛性材料からなる構成要素で一体に組立てられる。また、ハウジング24を一体構造として形成することも考えられる。ハウジング24は、適当な金属からダイキャストにより形成するか、適当なプラスチックから成形できる。しかしながら、当業者ならば、本発明の開示に従って、組立ておよび製造に適した他の材料および製造方法にも適したものがあることが理解されよう。
【0011】
カニューレハウジング40は、カニューレ22の近位端26に対して着脱可能に取付けられる。カニューレハウジング40はカニューレ22に取付けられ、該カニューレ22との実質的な流体密封シールを形成している。カニューレハウジング40は、種々の構造の慣用カニューレに容易に取付けられる。カニューレハウジング40をカニューレ22に固定的に取付けることおよびシーリング装置20の残余の構成要素をカニューレ22から着脱可能にすることを考えることもできる。
【0012】
ガスケット42を介して、カニューレハウジング40とカニューレ22とがシール係合している。カニューレハウジング40は、ほぼ円形の断面を有しかつ通路38の一部を形成する長手方向開口44を形成している。長手方向開口44は、手術器具114を受入れかつ通すことができる形状を有している。カニューレハウジング40は、使用者が掴んでシーリング装置20の操作を行なうための外面46を有している。使用者は、カニューレハウジング40の外面46を操作して、カニューレ22に取付けることができる。カニューレハウジング40は、摩擦嵌め、ねじ等によりカニューレ22に取付けることを考えることができる。
【0013】
カニューレハウジング40は、カニューレ22を通して体腔(図示せず)内に注入ガスを導くことを可能にするストップコック弁すなわちポート48を有している。ストップコック弁48はカニューレハウジング40から半径方向外方に延びている。ストップコック弁48は、流体注入中に通路38に連通するように構成されており、かつ洗浄、吸引等に使用できる。
【0014】
カニューレハウジング40には、安定化板50が、シーリング係合をなしてカニューレハウジング40に取付けられている。ガスケット52が安定化板50とカニューレハウジング40とをシーリング係合させ、これにより患者の体腔と外部大気との間の実質的なシールを形成している。安定化板50は段状部54を有し、該段状部54は、後述のように、シーリング装置20の種々の構成要素を支持しかつ整合させる。安定化板50は、前述したような例えばステンレス鋼またはポリマー材料等の剛性材料から製造できる。
【0015】
ハウジング24の下方リテーナ58には環状リング56が当接しており、下方リテーナ58および環状リング56の両者は安定化板50に取付けられていて、シーリング装置20の内部構成要素を支持しかつ包囲している。環状リング56は、安定化板50の段状部54に取付けられている。下方リテーナ58は環状リング56に取付けられ、かつ安定化板50と係合している。環状リング56および下方リテーナ58は実質的に円形断面を有している。
【0016】
下方リテーナ58には上方リテーナ60が取付けられていて、シーリング装置20の内部構成要素を支持しかつ包囲している。上方リテーナ60は、通路38に連通しておりかつ手術器具114を受入れかつ通すことができるように構成された開口62を有している。当業者には容易に理解されようが、上方リテーナ60、下方リテーナ58および環状リング56は、螺着、接着剤、バヨネットロッキング等により適宜一体的に取付けられる。
【0017】
ハウジング24の通路38内には、シーリング弁64が配置されている。シーリング弁64は、安定化板50のの段状部54上に支持されるフランジ部分66を有している。シーリング弁64は、例えばゴム等で作られたダックビル弁のような円錐状のエラストマ膜である。シーリング弁64は、手術器具を弾性的に受入れて体腔と外部大気との間のシール一体性を維持できる可撓性を有している。シーリング弁64は第一部材68および第二部材70を有し、これらの部材は、実質的なシールを形成するように、接触領域72に向かって内方に押圧されている。第一および第二部材68、70は、器具114を受け入れるように構成された接触領域72を形成している。シーリング弁64には、接触領域72で当接する多数の部材を設けることを考えることもできる。
【0018】
接触領域72は、手術器具114がシーリング弁64を通ることを可能にし、これにより、第一部材68および第二部材70は、器具が挿通されたときに該器具との実質的なシールを形成する。器具114がシーリング装置20内に配置されていないときで、特にカニューレ22が、流体注入された体腔内に挿入されている場合に、接触領域72は、流体注入された体腔を外部大気から隔絶する流体密封シールを形成する。この目的のために、例えば、器具114を受入れるための予形成された孔または十字スリットを備えた隔壁弁のような他の慣用弁を使用できる。
【0019】
ハウジング24内には支持塔74が配置されており、該支持塔74はシーリング装置20の構成要素と整合しかつ支持するように構成されている。支持塔74は、シーリング弁64に取付けるための凹部78が形成されたフランジ部分76を有している。フランジ部分76は、安定化板50および下方リテーナ58と係合して、これらを支持しかつ整合させる。支持塔74は、通路38に連通しておりかつ手術器具114を受入れかつこれを通すように構成された開口80を形成している。
【0020】
支持塔74は実質的に円形断面を有し、かつ前述のようにポリマー材料、ステンレス鋼等で作られる。支持塔74は、後述のように、シーリング部材30を支持しかつ該シーリング部材30の可動通路を形成するように構成されたバンド82を有している。支持塔74の外側面84は、シーリング要素86と係合しかつこれを支持するように構成されている。
【0021】
シーリング要素86は、ねじ、接着剤等により外側面84に取付けられており、シーリング部材30を支持しかつ該シーリング部材30の可動通路を形成する。シーリング要素86は、実質的に円形の断面すなわちドーナツ状の形状を有しかつ例えばゴム等のエラストマ材料で作られる。シーリング部材30はシーリング要素86のフランジ88上で移動可能に支持されかつ該フランジ88との実質的なシールを形成する。環状リング94が上方リテーナ60と係合しかつ下方リテーナ58と協働して、ハウジング24の上方リテーナ60の支持および整合を行なっている。環状リング94は、シーリング要素86と係合するベース部分96と、支持塔74と係合する拡がり部分98とを有している。ベース部分96は、ハウジング24内のシーリング要素86のフランジ88と係合して、該シーリング要素86を支持しかつ整合させるフランジ部分100を有している。
【0022】
環状リング94は、支持塔74とシーリング要素86とを整合させて、シーリング要素30の可動通路89を形成する。シーリング要素86、支持塔74、下方リテーナ58の内側面、上方リテーナ60の内側面および環状リング94は、協働して通路89を形成する。通路89は、例えば上方部分90のような第一部分と、例えば下方部分92のような第二部分とを有する。上方部分90および下方部分92は環状リング94により分離されている。環状リング94の回りで半径方向に形成された開口95は、後述のように、シーリング部材30の移動を可能にしかつ上方部分90と下方部分92とを連通させる。
【0023】
シーリング部材30は実質的にパラボラ状断面を有し、かつ例えばカラー102およびベル部分104のような端部を有している。シーリング部材30のベル部分104は、環状リング94の開口95を通って移動することにより、上方部分90および下方部分92内で球面運動できる。ベル部分104の球面運動は、カニューレ22に対する矢印Bで示す方向の弧状運動と、長手方向軸線Aの回りの矢印Cで示す方向の回転運動との組合せ運動である。本発明の球面運動は、上記シーリング装置20の構成部品により形成された通路89により有利に行なわれる。
【0024】
カラー102は上方部分90内で球面運動できる。カラー102の球面運動は、上方リテーナ60の内側面および環状リング94により限定されるようなシーリング部材30の可動境界を定める。シーリング部材30が配置されたとき、手術器具114とハウジング24および/またはカニューレ組立体との係合により、シーリング部材30の運動も制限されるようにすることを考えることもできる。カラー102およびベル部分104は一体に組立てられ、かつ前述のように、ポリマー材料、ステンレス鋼等を用いて作られる。カラー102およびベル部分104は、一体成形することを考えることもできる。
【0025】
シーリング部材30は、上方リテーナ60の内側面と係合するように構成された押圧部材106を有している。押圧部材106は、後述のキャップリングと一緒にシーリング部材30に取付けられ、かつシーリング部材30を、長手方向軸線Aに対して中心位置に押圧するように構成された弾性材料から作られる。
シーリング部材30は可撓性シール108を有している。可撓性シール108は、手術器具114を受入れるように構成されたキャビティ32を形成する薄い環状エラストマ膜である。可撓性シール108は、例えば矩形、楕円形等の他の幾何学的形状にすることも考えられる。可撓性シール108は、例えばシリコーン、ゴム、ウレタン等の手術用に適した可撓性材料から作られる。可撓性シール108は、キャビティ32がカニューレ22に対して球面運動できるように、シーリング部材30に配置される。可撓性シール108は、上方リテーナ60の開口62、通路38およびカニューレ22の軸線方向ルーメン28と整合されるキャビティ32を形成する。
【0026】
キャビティ32は、実質的に円筒状の器具を受入れるように構成されている。キャビティ32は、可撓性膜108を通るガスおよび/または流体漏洩を最小にするように構成されている。キャビティ32は、手術器具の形状に従って、例えば楕円形、矩形等の他の幾何学的形状にすることも考えられる。例えばキャビティ32は、キャビティを通る手術器具の外径よりも小さい0.1〜3mmの範囲内の内径にすることができる。手術器具の直径は、例えば5〜12mmの範囲内にある。
【0027】
可撓性シール108は、直径が変化する器具を受入れることができかつ流体密封シールが得られる充分な弾性を有する。手術器具114の先端部は、可撓性シール108と係合されかつ該シールを遠位側に引っ張ることによりキャビティ32に通され、同時に、手術器具114を比較的容易にシーリング装置20に通すことができる。可撓性シール108は手術器具114と係合して、該手術器具114が通るときにこの周囲に実質的な流体密封シールを形成する。手術器具114は、シーリング装置20を通ってシーリング弁64へと更に前進され、これにより、接触領域72は器具114との実質的なシールを形成する。
可撓性シール108は、キャップリング110によりシーリング部材30内に保持される。キャップリング110はカラー102と協働して、押圧部材106とシーリング部材30とを整合させかつ押圧部材106を保持する。キャップリング110は、手術器具114を受入れかつこれを通すための開口112を有している。キャップリング110は、前述と同様に、ポリマー材料、ステンレス鋼等で作ることができる。
【0028】
図2および図3に示すように、操作に際し、シーリング装置20は、運動に順応しかつ手術中に種々の手術器具との実質的なシールを維持する。手術器具114または観察鏡を導入する前に、栓塞子、流体注入針またはこれらと同様な器具を使用して患者に経皮穿通を形成し、流体を体腔から吸引しまたは体腔内に導入する。栓塞子を備えたトロカールが、カニューレ22から延長されて体腔領域で皮膚に当接して配置され、圧力が加えられる。この圧力により、栓塞子が皮膚およびこの下の組織内に入れられる。先端部が組織内に穿通されかつ体腔内に進入すると、先端部は自動的にカニューレ22内に引っ込み(例えば、米国特許第5,116,353号参照)、トロカールはカニューレから引出されて手術器具114を導入することができる。或いは、トロカールには、ばね押圧形保護スリーブを設けることができる(例えば、米国特許第4,601,710号参照)。カニューレ22からトロカールを取出すと、シーリング弁64が自動的に閉じて、体腔の流体注入の状態を維持する。カニューレ22を介して注入ガスにより加えられる圧力により、第一部材68および第二部材70が互いに近付く方向に押圧され、これにより接触領域72が閉じられる。
【0029】
シーリング弁64はまた、ガスまたは他の流体が体腔から逃散するのを防止する。使用者は、器具114または観察鏡を受入れるため、シーリング部材30を操作してキャビティ32を露出させ、シーリング装置20に挿入させる。シーリング部材30を移動させると、キャビティ32は、カニューレ22に対して球面運動する。カニューレ22に対するキャビティ32のこの球面運動は、矢印Bで示す方向でのカニューレ22に対する弧状操作と、矢印Cで示す方向での長手方向軸線Aの回りの回転操作とを組合せたものである。
【0030】
手術器具114は、矢印Dの方向に操作される。キャップリング110の開口112、キャビティ32、通路38および軸線方向ルーメン28の各々は、手術器具114がこれらを通って挿通されるときに少なくとも一部が整合されている。前述のように、通路89の上方部分90および下方部分92によってシーリング部材30のキャビティ32の球面運動が有利に引起こされると、手術器具114を、通路38およびカニューレ22の軸線方向ルーメン28を通して導入できる。
【0031】
手術中、使用者は、キャビティ32の対応球面運動により移動される体腔内の手術器具114を操作する。これにより、困難な角度方向にある体腔内の到達が困難な領域内への手術器具114の操作が有利に行なえる。キャビティ32は、種々の方向の手術器具114を受入れると同時に、器具114との流体密封シールを維持し、これにより体腔と外部大気との間に流体密封シールを維持する。器具114は、体腔からキャビティ32を通して取出される。シーリング弁64は、体腔と外部大気との間にシール一体性を維持する。
【0032】
図4には、図1〜図3に関連して説明したのと同様なシーリング装置の他の実施形態が示されている。シーリング装置220は、前述と同様に、カニューレハウジング240に取付けられたハウジング224を有している。カニューレハウジング240は、カニューレ222の近位端226に対して着脱可能に取付けられる。ワッシャ242は、カニューレハウジング240とカニューレ222との間に支持および整合を与えることにより、カニューレハウジング240をカニューレ222に取付ける。カニューレハウジング240は、使用者が掴んでシーリング装置220の取付けおよび操作を行なうための外側面246を有している。カニューレ222は、軸線方向ルーメン228を有しかつ長手方向軸線Aを形成している。軸線方向ルーメン228は、ハウジング224により形成された通路238に流体連通している。
【0033】
シーリング装置220は前述と同様なシーリング部材230を有し、該シーリング部材230は、ハウジング224内に移動可能に配置されかつ手術器具214を受入れるように構成されたキャビティ232を形成している。シーリング部材230を移動させることにより、器具214との流体密封シールを維持しつつ、カニューレ222に対するキャビティ232の球面運動が引起こされる。シーリング装置220は、カニューレ222に対するキャビティ232の横方向移動および垂直移動を行なうことに関連する球面運動を与える相対移動可能な構成要素を有している。
【0034】
カニューレハウジング240には、安定化板250がシーリング係合をなして取付けられている。安定化板250は、シーリング装置220の構成要素の支持および整合を行なうフランジ部分254を有している。環状リング256がフランジ254内で安定化板250に取付けられかつフランジ254の内側面258と係合している。環状リング256は、安定化板250と、シーリング装置220の構成要素との間のバッファを形成する。安定化板250は開口274を有し、該開口274は通路238に連通しかつ手術器具214を受入れおよび挿通できるように構成されている。
【0035】
ハウジング224の通路238内には、シーリング弁264が配置されている。シーリング弁264は、カニューレハウジング240上に支持されるフランジ部分266を有している。安定化板250は、シーリング弁264およびカニューレハウジング240上に取付けられ、シーリング弁264をシーリング装置220内に保持している。前述と同様に、シーリング弁264は、器具214を受入れるための接触領域272を形成している。
【0036】
安定化板250のフランジ254および環状リング256は、シーリング要素286の支持係合を行なうように構成されている。シーリング要素286は、ねじ、接着剤等により安定化板250のフランジ254および環状リング256に取付けられ、シーリング部材230の可動通路290の支持および形成を行なう。シーリング要素286は、手術器具114を受入れかつ通すことができるように構成された開口288を形成するドーム部分287と、フランジ部分289とを有している。シーリング要素286は、シーリング部材230を支持している。シーリング部材230は、シーリング要素286に対して移動しかつ該要素との実質的なシールを形成している。
【0037】
シーリング要素286には、シーリング装置220の内部構成要素の支持および包囲を行なうための、ハウジング224のリテーナ260が取付けられている。リテーナ260は開口262を有し、該開口262は、通路238に連通しておりかつ手術器具214を受入れかつこれを通すように構成されている。当業者には容易に理解されようが、リテーナ260は、ねじ、接着剤、バヨネットロッキング等によりシーリング要素286に適宜取付けられる。
【0038】
リテーナ260は、実質的に球形の形状を有する上方内側面292と、実質的に円形の断面を有する下方内側面294とを有している。シーリング要素286およびリテーナ260の内側面292、294は、協働して通路290を形成する。
【0039】
シーリング部材230は、実質的に球形のフランジ296およびベース298を有し、これらのフランジおよびベースは一体成形されている。シーリング部材230の構成要素は、別体として形成し、一体に組立てることを考えることもできる。フランジ296は、リテーナ260の内側面292と移動可能に係合する。ベース部分298は手術器具214を受入れかつ通すための開口300を有している。ベース部分298の表面301は、シーリング要素286のドーム部分287と移動可能に係合し、通路290内でのシーリング部材230およびキャビティ232の球面運動を可能にする。カニューレ222に対するキャビティ232の球面運動は、矢印Bで示す方向の、カニューレ222に対する弧状運動と、矢印Cで示す方向の、長手方向軸線Aの回りの回転運動とを有している。フランジ部分296は、内側面292およびシーリング要素286のフランジ部分289と係合してシーリング部材230の移動限界を形成する。また、シーリング部材230に手術器具が配置されたとき、該手術器具とハウジング224および/またはカニューレ組立体との係合によってシーリング部材230を移動可能に制限することを考えることもできる。
【0040】
シーリング部材230は可撓性シール308を有し、該シール308はフランジ296と一体に形成されかつ凹部が設けられている。可撓性シール308は、図1〜図3に関連して説明したものと同様に、手術器具214を受入れることができるように構成されたキャビティ232を形成する薄い環状エラストマ膜である。可撓性シール308は、キャビティ232がカニューレ222に対して球面運動できるようにシーリング部材230に配置されている。開口は前述のようにシーリング装置220の通路238に連通しており、各開口の少なくとも一部は、図1〜図3に関連して説明したものと同様に、該開口を通して手術器具214が導入される間に整合される。操作に際し、シーリング装置220は、図1〜図3に関連して説明したものと同様に、手術中に、種々の手術器具の運動に適応しかつ該手術器具との実質的なシールを維持する。
【0041】
図5および図6には、図1〜図4に関連して説明したものと同様なシーリング装置の他の実施形態が示されている。シーリング装置420は、カニューレハウジング440に取付けられたハウジング424を有している。カニューレハウジング440は、軸線方向ルーメン428を有しかつ長手方向軸線Aを形成しているカニューレ422の近位端426に対して着脱可能に取付けられている。軸線方向ルーメン428は、ハウジング424の通路438に流体連通している。
【0042】
シーリング装置420はシーリング部材430を有し、該シーリング部材430は、ハウジング424内に移動可能に配置されかつ手術器具514を受入れることができるように構成されたキャビティ432を形成している。シーリング部材430を移動させることにより、器具514との流体密封シールを維持しつつ、カニューレ422に対するキャビティ432の球面運動が引起こされる。シーリング部材430は、可動リテーナ480がカニューレ422に対して対応球面運動できるように、例えば後述の可動リテーナ480のようなハウジング424の一部に固定される。
【0043】
安定化板450が、シーリング装置420の構成要素の支持および整合を行なうように、シーリング係合をなしてカニューレハウジング440に取付けられている。安定化板450は開口452を有し、該開口452は通路438に連通しかつ手術器具514を受入れおよび挿通できるように構成されている。ハウジング424の通路438内には、図1〜図4に関連して説明したのと同様なシーリング弁464が配置されている。シーリング弁464は安定化板450とカニューレハウジング440との間に取付けられかつここに保持されてこれらとのシールを形成している。
【0044】
ハウジング424内には支持体454が配置されており、該支持体454はシーリング装置420の構成要素と整合しかつ該構成要素を支持するように構成されている。支持体454は、フランジ部分456と、手術器具514を受入れかつ通すことができるように構成されている。フランジ部分456は、安定化板450に取付けられている。
【0045】
支持体454には、該支持体上に支持されかつ整合されるように、ハウジング424の静止リテーナ460が取付けられている。該静止リテーナ460はまた、安定化板450と整合するようにして該安定化板に取付けられている。静止リテーナ460は、シーリング装置420の操作のために使用者が掴むことができる外側面462を有している。
支持体454上でかつ静止リテーナ460の開口466内には、シーリング要素465が取付けられている。シーリング要素465は開口468を有し、該開口468は通路438に連通しておりかつ手術器具514を受入れかつ通すように構成されている。シーリング要素465は、段状部470と、静止リテーナ460に取付けられるリング部分472とを有している。
【0046】
シーリング部材430は、シーリング要素465により移動可能に支持されている。シーリング要素465は、リング部分472により形成される半径方向開口474を形成しており、リング部分472はこの中でのシーリング部材430の移動を可能にする。段状部470はシーリング部材430の移動可能限度を定める。シーリング要素465および静止リテーナ460は、互いに協働して、シーリング部材430の可動通路478の第一部分476を形成している。
シーリング部材430は、該シーリング部材430に一体に組付けられる支持リング484を有し、該支持リング484は、ハウジング424の可動リテーナ480に固定される。支持リング484は、シーリング部材430または可動リテーナ480と一体に形成できる。可動リテーナ480は、外側開口486と、手術器具514を通すための内側開口487とを有している。可動リテーナ480の内側面481は実質的な球形を有し、該球形は、静止リテーナ460の対応球形と可動係合する。可動リテーナ480は静止リテーナ460と協働して、通路478の第二部分482を形成する。
【0047】
支持リング484は可動リテーナ480に固定されており、これにより、シーリング部材430のキャビティ432および可動リテーナ480がカニューレ422に対して球面運動して、手術器具514の移動に適応しかつ該手術器具との実質的な流体密封シールを維持する。シーリング部材430は第一部分476内で球面運動できる。シーリング部材430は、第一部分内で移動でき、シーリング要素465の段状部470はシーリング要素の可動限度を定める。可動リテーナ480は第二部分482内で移動でき、静止リテーナ460はその可動限度を与える。かくして、キャビティ432および可動リテーナ480は、カニューレ422に対して対応球面運動し、この球面運動は、カニューレ422に対する矢印Bで示す方向の弧状運動と、長手方向軸線Aの回りの矢印Cで示す方向の回転運動とを組合せたものである。
【0048】
シーリング部材430は、可動リテーナ480に固定された可撓性シール508を有している。可撓性シール508は、キャビティ432を形成し、シーリング部材430内に配置され、かつキャビティ432および可動リテーナ480がカニューレ422に対して対応球面運動するように、可動リテーナ480に対して取付けられている。前述のように、開口は通路438に連通しており、各開口は、図1〜図4に関連して説明したのと同様に、手術器具514の挿通中に整合される少なくとも1つの部分を有している。操作に際し、図1〜図4に関連して説明したのと同様に、シーリング装置420は、手術中の手術器具の運動に適応しかつ手術器具との実質的なシールを維持する。
【0049】
図7および図8を参照すると、ここには、図1〜図6に関連して説明した実施形態と同様なシーリング装置の他の実施形態が示されている。シーリング装置620は、カニューレハウジング640に取付けられたハウジング624を有している。カニューレハウジング640は、軸線方向ルーメン628を備えかつ長手方向軸線Aを備えたカニューレ622の近位端626に対して着脱可能に取付けられている。軸線方向ルーメン628は、ハウジング624の通路638に流体連通している。
【0050】
シーリング装置620はシーリング部材630を有し、該シーリング部材630は、ハウジング624内に移動可能に配置されかつ手術器具(図示せず)を受入れるように構成されたキャビティ632を形成している。シーリング部材630を移動させることにより、この中に配置された器具との流体密封シールを維持しつつ、カニューレ622に対するキャビティ632の球面運動が引起こされる。
【0051】
安定化板650が、カニューレハウジング640とシーリング係合をなしてカニューレハウジング640のフランジ641に取付けられている。フランジ641は、シーリング装置620の構成要素を支持しかつ整合させる大きい表面積が得られる直径を有している。これにより、手術中の優れた安定性が有利に得られる。前述の実施形態と同様に、ハウジング624の通路638内にはシーリング弁664が配置されている。シーリング弁664は、カニューレハウジング640と安定化板650との間に取付けられかつこれらの間にシールを形成する。
安定化板650には、ハウジング624のリテーナ668が、シーリング装置620の構成要素支持および包囲を行なう同軸状配向をなして取付けられている。リテーナ668の開口670は通路638に連通しておりかつ手術器具を受入れかつこれを通すように構成されている。リテーナ668は、シーリング装置620内に導入される手術器具を案内するキャビティ674を形成するフランジ672を有している。
【0052】
シーリング要素678は、例えば上方部分680のような第一部材と、ハウジング624内に配置された例えば下方部分682のような第二部材とを有している。上方部分680はリテーナ668の内側面684に取付けられ、下方部分682は安定化板650に取付けられている。下方部分682は、手術器具を受入れてかつこれを通すように構成された開口694を形成している。シーリング要素678は、接着剤、ねじ等により取付けることができる。上方部分680および下方部分682は、ハウジング624および安定化板650の内側面と協働して、シーリング部材630の移動通路686を形成する。上方部分680と下方部分682との間には、通路686の一部が配置されている。通路686は、部分680、682の構成により、シーリング部材630の移動限度を形成する実質的な球形キャビティである。
【0053】
シーリング部材630は、シーリング要素678により可動支持される。リテーナ668およびシーリング要素678の下方部分は、それぞれ、フランジ681、683を有している。両フランジ681、683は、通路686内でのシーリング部材630の移動を可能にする半径方向開口685を形成している。シーリング部材630は、可撓性シール690およびおよび例えばフランジ692のような端部を有している。シーリング部材630のキャビティ632は、開口685および通路686を通るシーリング部材630の移動により行なわれるような球面運動を可能にする。シーリング部材630は、該部材630のフランジ692と、リテーナ668および下方部分のそれぞれのフランジ681、683との係合により定められるように移動が制限される。かくして、シーリング部材630のキャビティ632はカニューレ622に対して球面運動し、この球面運動は、矢印Bで示す方向の、カニューレ622に対する弧状運動と、矢印Cで示す方向の、長手方向軸線の回りでの回転運動とを組合せたものである。
【0054】
可撓性シール690にはキャビティ632が形成され、可撓性シール690は、キャビティ632がカニューレ622に対して球面運動できるようにシーリング部材630に配置されている。通路638に連通する各開口の少なくとも一部は、前述と同様に、手術器具の導入中に整合される。操作に際し、シーリング装置620は、前述の実施形態と同様に、手術中に種々の手術器具の運動に適応しかつ該器具との実質的なシールを維持する。
【0055】
図9を参照すると、ここには、図1〜図8に関連して上述した実施形態と同様なシーリング装置の他の実施形態が示されている。シーリング装置720は通路738を備えたハウジング724を有し、該ハウジング724はカニューレハウジング740に取付けられている。カニューレハウジング740は、軸線方向ルーメン728を備えかつ長手方向軸線Aを形成しているカニューレ722の近位端726に対して着脱可能に取付けられる。シーリング装置720はシーリング部材730を有し、該シーリング部材730は、ハウジング724内に移動可能に配置されかつ手術器具(図示せず)を受入れることができるように構成されたキャビティ732が形成されている。シーリング部材を移動させると、カニューレ722に対するキャビティ732の球面運動が引起こされ、この間、キャビティ732内に配置された手術器具との流体密封シールが維持される。カニューレハウジング740は、図7および図8に関連して説明した実施形態と同様に大きい直径をもつフランジ742を有している。長手方向開口744は通路738の一部を形成しかつ手術器具を受入れかつこれを通すように構成されている。
【0056】
カニューレハウジング740には、シーリング装置720の構成要素を支持し、整合させかつ包囲するためのハウジング724のリテーナ750が、同軸状に取付けられる。リテーナ750は、シーリングガスケット752により、カニューレハウジング740との流体密封シールを形成する。リテーナ750は、例えば接着剤、クリップ等によりカニューレハウジング740に直接取付けることを考えることもできる。リテーナ750の開口754は通路738に連通しておりかつ手術器具を受入れかつこれを通すように構成されている。リテーナ750はフランジ756を有し、該フランジ756は、シーリング装置720内に導入すべき手術器具を案内するためのキャビティ758を形成している。
【0057】
シーリング部材730は、上方部分780および下方部分782を備えたシーリング要素778により移動可能に支持されている。上方部分780はリテーナ750の内側面784の球形部分に取付けられ、下方部分782はカニューレハウジング740の球形部分743に取付けられている。上方部分780および下方部分782にはそれぞれ開口781および783が形成されており、これらの開口781、783は、リテーナ750の開口754およびカニューレハウジング740の開口744と同軸状に整合している。開口781、783は、開口754、744に対して軸線方向にオフセットさせることを考えることもできる。シーリング要素778は剛性材料から作られかつ接着剤、ねじ等により取付けられる。シーリング要素778は、非剛性材料、弾性材料等の他の材料で形成することもできる。
【0058】
上方部分780、下方部分782、リテーナ750の内側面784、およびカニューレハウジング740の表面743は、協働して、シーリング部材730の移動通路786を形成する。該通路786の一部は、上方部分780と下方部分782との間に配置されている。通路786は、内側面784でシーリング部材730の移動を制限する球形キャビティである。上方部分780と下方部分782との間には、通路786内でのシーリング部材730の移動を可能にする開口788が形成されている。
【0059】
シーリング部材730は、キャビティ732を形成する可撓性シール790を有している。キャビティ732はカニューレ722に対する球面運動が可能であり、この球面運動は、矢印Bで示す方向の弧状運動と、矢印Cで示す方向の、長手方向軸線Aの回りの回転運動との組合せ運動である。かくして、キャビティ732はカニューレ622に対して球面運動する。通路738に連通する各開口の少なくとも一部は、前述と同様に、手術器具の導入中に整合される。操作に際し、シーリング装置720は、上記と同様に、手術中の種々の手術器具の移動に適応しかつ該手術器具との実質的なシールを維持する。
【0060】
図10を参照すると、ここには、前述の実施形態と同様なシーリング装置の他の実施形態が示されている。シーリング装置820は通路838を備えたハウジング824を有し、該ハウジング824はカニューレハウジング840に取付けられている。カニューレハウジング840は、軸線方向ルーメン828を備えかつ長手方向軸線Aを形成しているカニューレ822の近位端826に対して着脱可能に取付けられる。シーリング装置820はシーリング部材830を有し、該シーリング部材830は、ハウジング824内に移動可能に配置されかつ手術器具(図示せず)を受入れることができるように構成されたキャビティ832が形成されている。シーリング部材830を移動させると、カニューレ822に対するキャビティ832の球面運動が引起こされ、この間、可撓性シーリング要素により手術器具との流体密封シールが維持される。
【0061】
安定化板850は、シーリング係合をなしてカニューレハウジング840に取付けられている。安定化板850は、シーリング装置820の構成要素の支持および整合を行なうフランジ部分854を有している。安定化板850は、開口874を有し、該開口874は通路838に連通しておりかつ手術器具を受入れかつこれを通すように構成されている。ハウジング824の通路838内には、前述の実施形態と同様にシーリング弁864が取付けられている。安定化板850は、シーリング要素886を支持するように構成されている。シーリング要素886は、可撓性ブーツのような形状を有しかつ手術器具を受入れかつこれを通すことができるように構成された開口888を形成している。シーリング要素886は、例えばゴム等のエラストマ材料で作ることができる。シーリング要素886は、接着剤等によりフランジ854内の安定化板850に取付けられている。シーリング要素886のフランジ890には支持体856が取付けられており、該支持体856は安定化板850のフランジ部分854と係合して、シーリング装置820の構成要素を整合させている。
【0062】
シーリング装置820の内部構成要素を支持しかつ包囲するための、ハウジング824のリテーナ860が、支持体856に取付けられている。リテーナ860は、通路838に連通しておりかつ手術器具を受入れかつこれを通す案内をするように構成された開口862、863を有している。リテーナ860は、球形の上方内側面892と、実質的に円形断面をもつ下方内側面894とを有している。シーリング要素886、およびリテーナ860の内側面892、894は、協働してシーリング部材830の通路898を形成する。
【0063】
シーリング部材830は、互いに一体に形成された球形フランジ900およびベース902を有している。シーリング部材830の部分は一体に組立てられる。ベース902は、接着剤等によりシーリング要素886の弾性部分906に取付けられている。ベース902はまた、シーリング要素886と一体に形成することもできる。ベース902は、手術器具を通しかつ受入れるための開口904を有している。球形フランジ900はリテーナ860の表面892と係合して、通路898内のシーリング部材830を球面運動させる。
【0064】
シーリング要素886は、通路898内でシーリング部材830を移動できるように構成された弾性部分906を有している。弾性部分906は、シーリング部材830を、カニューレ822の長手方向軸線Aに対する中心位置でかつ該軸線Aと実質的に整合した位置に押圧する。或いは、シーリング要素886は、弾性部分906がシーリング部材830を長手方向軸線Aに対してオフセット位置に押圧するようにハウジング824に取付けることができる。弾性部分906は、長手方向軸線Aに対して或る角度だけ傾斜させてハウジング824に取付けることを考えることもできる。
【0065】
シーリング部材830のフランジ900と、リテーナ860の支持体856および内側面894との係合により、シーリング部材830の可動限度が定められる。かくして、シーリング部材830のキャビティ832は、シーリング要素886によりカニューレ822に対する球面運動が可能になり、該球面運動は、矢印Bで示す方向の、カニューレ822対する弧状運動と、矢印Cで示す方向の、長手方向軸線Aの回りの回転運動との組合せである。
シーリング部材830は可撓性シール908を有し、該シール908はキャビティ832を形成しており、かつ該キャビティ832が前述のようにカニューレ822に対して球面運動できるようにシーリング部材830に配置されている。通路838に連通している各開口の少なくとも一部は、手術器具の導入中に整合される。操作に際し、シーリング装置820は、前述の実施形態と同様に、手術中に、種々の手術器具の運動に適応しかつ該器具との実質的なシールを維持する。
【0066】
図11を参照すると、ここには、前述の実施形態と同様なシーリング装置の他の実施形態が示されている。シーリング装置1020は通路1038を備えたハウジング1024を有し、該ハウジング1024は、手術器具を受入れかつこれを通すように構成された開口1042を備えたカニューレハウジング1040に取付けられている。カニューレハウジング1040は、軸線方向ルーメン1028を備えかつ長手方向軸線Aを形成しているカニューレ1022の近位端1026に対して着脱可能に取付けられる。シーリング装置1020はシーリング部材1030を有し、該シーリング部材1030は、ハウジング1024内に移動可能に配置されかつ手術器具(図示せず)を受入れることができるように構成されたキャビティ1032が形成されている。シーリング部材1030を移動させると、前述のように可撓性シーリング要素により、カニューレ1022に対するキャビティ1032の球面運動が引起こされ、この間、手術器具との流体密封シールが維持される。
【0067】
安定化板1050は、シーリング係合をなしてカニューレハウジング1040のフランジ1041に取付けられている。安定化板1050は内側リング1052および外側リング1054を有し、これらの両リングは、一体に形成されるか、一体に組立てられるか、シーリング装置1020に別々に取付けられる。安定化板1050は、開口1056を有し、該開口1056は通路1038に連通しておりかつ手術器具を受入れかつこれを通すように構成されている。ハウジング1024の通路1038内にはシーリング弁1064が取付けられている。
安定化板1050の外側フランジ1054には、シーリング装置1020の構成要素を支持しかつ整合させる支持体1066が取付けられている。該支持体1066には、シーリング装置1020の内部構成要素を支持しかつ包囲するための、ハウジング1024のリテーナ1070が取付けられている。リテーナ1070は、通路1038に連通しておりかつ手術器具を案内して受入れるように構成された開口1072、1074を有している。リテーナ1070は、支持体1066と協働してシーリング部材1030の通路1078を形成している。
【0068】
シーリング部材1030は、カラー部分1090およびベル部分1092を有している。シーリング部材1030の構成要素は一体に形成されているが、別体として形成し、一体に組立てることもできる。シーリング部材1030のカラー部分1090は、内側面1076に対するシーリング部材1030の球面運動を生じさせるリテーナ1070の内側面1076と係合する。ベル部分1092は球形の内側面1094を有し、該内側面1094は支持体1066の対応球形部分1096と係合して、該球形部分1096に対して移動できる。ベル部分1092は、接着剤等によりシーリング要素1080に取付けられたフランジ1098を有している。該フランジ1098は、シーリング要素1080と一体に形成することを考えることもできる。
【0069】
シーリング要素1080はエラストマ材料から作られかつベース部分1082およびフランジ部分1084を有している。ベース部分1082は支持体1066に取付けられかつ該支持体1066を通す開口1086を有している。シーリング部材1030のフランジ部分1098はフランジ1084に取付けられている。シーリング部材1030のフランジ1098およびシーリング要素1080のフランジ1084は互いに独立して移動するように構成することを考えることができる。フランジ1098はシーリング要素1080と一体に形成できる。
シーリング要素1080は実質的に円形でかつ弾性を有し、手術中に、シーリング部材1030内に配置された手術器具を操作することによりシーリング要素を移動させて、該シーリング要素に圧力を加えることができる。これにより、フランジ部分1084をベース部分1082に対して、矢印Dで示す方向に撓ませることができる。シーリング部材1030の球面運動は通路1078内で有利に行なわれ、この間、シーリング部材内に配置された手術器具の運動に適応して該手術器具との流体密封シールを維持する。
【0070】
手術器具は、図10に関連して前述したのと同様に、シーリング要素1080の弾性により、カニューレ1022の長手方向軸線Aに対する中心位置にかつ該軸線Aと実質的に同軸状になるように、シーリング部材1030を常時押圧するようにしながら、通路1078内でのシーリング部材1030の移動を可能にするように、シーリング部材1030により操作される。シーリング部材1030のフランジ1098と支持体1066との係合により、シーリング部材1030の移動限度が定められる。フランジ1098をフランジ1084に取付けることによってもシーリング部材1030の移動限度を形成できる。
【0071】
かくして、シーリング要素1080と同様に、シーリング部材1030のキャビティ1032はカニューレ1022に対して球面運動でき、該球面運動は、矢印Bで示す方向の、カニューレ1022に対する弧状運動と、矢印Cで示す方向の、長手方向軸線Aの回りの回転運動との組合せである。シーリング部材1030は可撓性シール1100を形成し、かつキャビティ1032が前述のようにカニューレ1022に対して移動できるようにシーリング部材1030のカラー部分1090内に配置される。操作に際し、シーリング装置1020は、前述と同様に、手術中に種々の手術器具の運動に適応しかつ該手術器具との実質的なシールを維持する。
【0072】
図12および図13を参照すると、ここには、前述と同様なシーリング装置の他の実施形態が示されている。シーリング装置1220は、カニューレ1222の近位端1226に隣接して形成されたカニューレヘッド1240に対して着脱可能に取付けられるハウジング1224を有している。カニューレ1222は軸線方向ルーメン1228を有し、長手方向軸線Aを形成し、かつハウジング1224の通路1238に流体連通している。
【0073】
シーリング装置1220は前述と同様なシーリング部材1230を有し、該シーリング部材1230は、ハウジング1224内に固定され、かつ手術器具を受入れるように構成されたキャビティ1232を形成している。シーリング部材1230を移動させると、以下に詳述するように、手術器具(図示せず)との流体密封シールを維持しつつ、カニューレ1222に対するハウジング1224の対応球面運動が引起こされる。シーリング部材1230の移動は、例えば、該シーリング部材内に配置される手術器具の操作により引起こされる。ハウジング1224は、手術器具を独立的に受入れかつカニューレ1222に対して独立的に移動できるようにすることを考えることもできる。例えば、ハウジングの操作により、ハウジング1224の独立的移動を引起こすこともできる。シーリング装置1220は、カニューレ1222に対するハウジング1224の横方向運動および垂直運動である球面運動を生じさせる相対運動可能な構成要素を有している。
【0074】
ハウジング1224は上方ハウジング1242および下方ハウジング1244を有している。下方ハウジング1244は開口1246を有し、該開口1246は、カニューレヘッド1240の対応球形面1248を受入れかつ係合するように構成されている。この構成により、カニューレ1222に対するハウジング1224の球面運動が行なえる。下方ハウジング1244は、カニューレシールガスケット1250を介してカニューレヘッド1240に取付けられる。カニューヘッドガスケット1250は、エラストマ材料から作られ、かつカニューレヘッド1240のスロット1252とシーリング係合する。支持体1254が、シールガスケット1250の円筒状部分1256を下方ハウジング1244に押付けて、シーリング装置1220の構成要素を支持しかつ整合させる。
【0075】
上方ハウジング1242は支持体1254上に配置されかつ下方ハウジング1244のねじ部1258に螺合されて、シーリング装置1220の内部構成要素を支持しかつ包囲する。上方ハウジング1242は、例えば、溶接、スナップ連結、バヨネットロッキング等により下方ハウジング1244に取付けることも考えられる。支持体1254は、手術器具を案内して受入れかつこれに適応する円錐状の形状をもつ内側面1260を有している。支持体1254の開口1262がカニューレヘッド1240内で移動可能に配置されかつカニューレ1222に対してハウジング1224と一緒に球面運動することができる。ハウジング1224の通路1238内にはシーリング弁1264が配置されている。シーリング弁1264は支持体1254上に取付けられ、かつシーリング装置1220内で、シールクランプ1266により支持体1254との間に固定されている。
【0076】
シーリング部材1230は、上方ハウジング1242とシールクランプ1266との間で、ガスケット1268とシーリング係合している。シーリング部材1230は可撓性シール1270を有し、該シール1270は、キャビティ1232を形成しかつ該キャビティ1232がハウジング1224と一緒にカニューレ1222に対して対応球面運動できるようにシーリング部材1230に配置される。
【0077】
上方ハウジング1242は、手術器具を案内して受入れかつ通すための開口1272、1274を有している。上方ハウジング1242は、シーリング装置1220の操作のための外側面1276を有している。外側面1276を操作すると、カニューレヘッド1240の表面1248および下方ハウジング1244の開口1246の形状およびこれらの形状により、カニューレ1222に対するハウジング1224の対応球面運動が引起こされる。
【0078】
ハウジング1224の球面運動により、通路1278内でのカニューレヘッド1240の運動が引き起こされる。通路1278は、下方ハウジング1244の内側面1280と支持体1254の底面1282との協働により形成される。カニューレシールガスケット1250は、その弾性ベンド1284により、ハウジング1224とカニューレヘッド1240との間の相対移動を補償する。弾性ベンド1284は、カニューレ1222に対するハウジング1224の球面運動に対応して、矢印Dの方向に、外方および内方へと撓み移動する。ハウジング1224は、カニューレヘッド1240と支持体1254の底面1282および下方ハウジング1244の内側面1280との係合により定められる範囲内で移動が制限される。シールガスケット1250がハウジング1224の移動を制限するように構成することも考えられる。
【0079】
かくして、ハウジング1224およびシーリング部材1230のキャビティ1232は、カニューレ1222に対して対応球面運動ができ、該球面運動は、矢印Bで示す方向の、カニューレ1222に対する弧状運動と、矢印Cで示す方向の、長手方向軸線Aの回り回転運動との組合せである。通路1238に連通している各開口の少なくとも一部は、手術器具の導入中に整合される。操作に際し、シーリング装置1220は、手術中の種々の手術器具の運動に適応しかつ該手術器具との実質的なシールを維持する。
【0080】
図14を参照すると、ここには、図12および図13に示したシーリング装置の他の実施形態が示されている。シーリング装置1320は、カニューレ1322の近位端1326に隣接して形成されたカニューレヘッド1340に対して着脱可能に取付けられる。カニューレ1322は、上記シーリング装置と同様に、軸線方向ルーメン1328を有し、かつキャビティ1332を形成している。シーリング部材1330の移動により、図12および図13に関連して説明したのと同様に、手術器具(図示せず)との流体密封シールを維持しつつ、カニューレ1322に対するハウジング1324の対応球面運動が引起こされる。
【0081】
ハウジング1324は、カニューレ1322の外側面1334に適応しかつ該外側面と係合するように構成された開口1346を有している。ハウジング1324は、取付けリング1336によりカニューレヘッド1340に取付けられている。取付けリング1336は、接着剤、摩擦嵌め等によりカニューレヘッド1340上に配置され、かつカニューレヘッドとの間にシール係合を形成している。取付けリング1336には、カニューレ1322とシーリング係合するためのシーリングガスケット等を設けることもできる。カニューレヘッド1340の開口1344は、ハウジング1324がカニューレヘッドの回りで移動できるようにハウジング1324内に配置され、かつ手術器具を受入れかつこれに適応するように構成されている。
【0082】
取付けリング1336は、ハウジング1324の対応する球形内側面1348と係合する球形外側面1347を有している。ハウジング1324を操作すると、取付けリング1336の表面およびハウジング1324の表面1348の形状および係合により定められるように、カニューレ1322に対するハウジング1324の対応球面運動が引起こされる。
【0083】
ハウジング1324の球面運動により、通路1378内でのカニューレヘッド1340の相対運動が生じる。通路1378は、ハウジング1324の内側面1348およびカニューレ1322の協働により定められる。ハウジング1324は、ハウジング1324とカニューレ1322の外側面1334との係合により定められる範囲内に運動が制限される。また、手術器具とハウジング1324との係合により運動を制限することを考えることもできる。かくして、ハウジング1324およびシーリング部材1330のキャビティは、カニューレ1322に対して対応球面運動ができ、該球面運動は、矢印Bで示す方向の、カニューレ1322に対する弧状運動と、矢印Cで示す方向の、長手方向軸線Aの回りの回転運動との組合せである。操作に際し、シーリング装置1320は、前述の実施形態と同様に、手術中の種々の手術器具の運動に適応しかつ該手術器具との実質的なシールを維持する。
【0084】
図15を参照すると、ここには、上記実施形態と同様なシーリング装置の他の実施形態が示されている。シーリング装置1420はハウジング1424を有し、該ハウジング1424は、カニューレ1422の近位端1426に隣接して形成されたカニューレヘッド1440に対して着脱可能に取付けられる。カニューレ1422は、軸線方向ルーメン1428を有し、長手方向軸線Aを形成し、かつハウジング1424の通路1438に流体連通している。
【0085】
シーリング装置1420は上記と同様なシーリング部材1430を有し、該シーリング部材1430は、ハウジング1424に固定されかつ手術器具を受入れるように構成されたキャビティ1432が形成されている。シーリング部材1430を移動させると、手術器具(図示せず)との流体密封シールを維持しつつ、カニューレ1422の長手方向軸線Aに対するハウジング1424の対応横方向運動を引起こす。ハウジング1424が独立的に器具を受入れかつカニューレ1422の長手方向軸線Aに対して独立的に移動できるように構成することも考えられる。シーリング装置1420は、横方向運動を与える相対運動可能な構成要素を有している。
【0086】
ハウジング1424は上方ハウジング1442および下方ハウジング1444を有している。下方ハウジングは、手術器具を受入れるように構成された開口1446と、カニューレ1422の長手方向軸線Aに対する横方向運動に適応するように構成された開口1447とを有している。カニューレヘッド1440のフランジ部分1442には、シーリング係合をなして取付けリング1436が取付けられている。取付けリング1436とフランジ1442との間は、ガスケット1448によるシーリング係合がなされている。下方ハウジング1444は、取付けリング1436に対して摺動可能に取付けられている。シーリングガスケット1450は、取付けリング1436に対する下方ハウジング1444の摺動運動を可能にする。下方ハウジング1444と取付けリング1436との間には、外科手術の大気一体性を、体腔と外部大気との間のガスおよび/または流体漏洩から保護するためのシーリング係合が形成されている。
【0087】
ハウジング1424の通路1438内には、シーリング弁1464が配置されている。上方ハウジング1442の内側面1454には、シーリング弁1464が、支持リング1456を介して接着剤等により取付けられている。上方ハウジング1442は、シーリング装置1420の内部構成要素を包囲するようにして下方ハウジング1444に取付けられている。上方ハウジング1442は開口1452を有し、該開口1452内にはシーリング部材1430が配置されている。
【0088】
シーリング部材1430は、開口1452内でシーリング係合して、上方ハウジング1442に取付けられている。シーリング部材1430は可撓性シール1470からなり、該可撓性シール1470にはキャビティ1432が形成されている。また、可撓性シール1470は、カニューレ1422の長手方向軸線Aに対してハウジング1424と一緒に対応して横方向移動できるように開口1452内に配置されている。シーリング部材1430は、上方ハウジング1442と一体に形成することを考えることができる。
【0089】
ハウジング1424は、シーリング装置1420を操作するための外側面1476を有している。外側面1476を操作すると、ハウジング1424が、下方ハウジング1444の内側面1458およびガスケット1450の形状およびこれらの係合により定められたようにして、カニューレ1422に対して横方向に移動される。ハウジング1424の横方向移動により、ハウジング1424の通路1478内でカニューレヘッド1440が相対移動される。通路1478は、下方ハウジング1444の内側部材18458と、取付けリング1436の外側面1480と、カニューレヘッド1440との協働により形成される。
【0090】
ハウジング1424の移動は、下方ハウジング1444の開口1447とカニューレ1422との係合により定められる範囲内に制限される。移動限度は、取付けリング1436と下方ハウジング1444との係合および/または手術器具とハウジング1424との係合により定められるように考えることもできる。かくして、ハウジング1424およびシーリング部材1430のキャビティ1432は、矢印Bで示す方向に、カニューレ1422に対して対応して横方向に移動できる。ハウジング1424およびキャビティ1432はまた、矢印Cで示す方向に、長手方向軸線Aの回りで回転することもできる。操作に際し、シーリング装置1420は、前述の実施形態と同様に、手術中に種々の手術器具の運動に適応しかつ該手術器具との実質的なシールを維持する。
【0091】
本願に開示された実施形態には種々の変更を施すことができることは理解されよう。従って、上記説明は限定的であると解すべきではなく、種々の実施形態の単なる例示であると解すべきである。当業者ならば、特許請求の範囲の範囲および精神内で他の変更を考えることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理によるシーリング装置の一実施形態を断面で示す側断面図である。
【図2】 器具が導入された状態の図1のシーリング装置を示す斜視図である。
【図3】 器具が配置された状態の図1のシーリング装置を断面で示す側断面図である。
【図4】 本発明によるシーリング装置の他の実施形態に器具が配置された状態を断面で示す側断面図である。
【図5】 本発明によるシーリング装置の他の実施形態に器具が配置された状態を断面で示す側断面図である。
【図6】 シーリング装置および図5の器具を示す斜視図である。
【図7】 本発明によるシーリング装置の他の実施形態を示す側断面図である。
【図8】 図7のシーリング装置を示す斜視図である。
【図9】 本発明によるシーリング装置の他の実施形態を示す側断面図である。
【図10】 本発明によるシーリング装置の他の実施形態を示す側断面図である。
【図11】 本発明によるシーリング装置の他の実施形態を示す側断面図である。
【図12】 本発明によるシーリング装置の他の実施形態を示す側断面図である。
【図13】 図12のシーリング装置を示す斜視図である。
【図14】 本発明によるシーリング装置の他の実施形態に器具が配置された状態を断面で示す側断面図である。
【図15】 本発明によるシーリング装置の他の実施形態を示す側断面図である。
Claims (7)
- 弧状通路を形成する内部弧状キャビティを有するハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられ、長手方向軸線を形成し、近位端および遠位端を有する細長い部材と、を含み、前記ハウジングおよび前記細長い部材は、手術器具を通過させるようになった長手方向通路を形成し、
前記ハウジングの内部弧状キャビティ内に少なくとも部分的に配置されたシーリング部材をさらに含み、該シーリング部材は、実質的にシール関係をなして手術器具を通過させる内側通路を形成し、前記シーリング部材は、手術器具を操作するときに前記弧状通路をたどり、少なくとも2つの運動軸線を中心にして移動するようになっており、前記運動軸線のうちの第1の軸線は、前記長手方向軸線を横切って延び、かつ、前記シーリング部材の遠位側にある回動軸線であり、前記運動軸線のうちの第2の軸線は、前記長手方向軸線と略平行関係に延びる回転軸線であることを特徴とする外科用接近装置。 - 前記シーリング部材は、全体的にパラボラ形状を形成していることを特徴とする請求項1に記載の外科用接近装置。
- 前記シーリング部材は、外側フランジおよび内側シール部分を有し、前記外側フランジは、前記シーリング部材の移動中実質的なジール関係をなして前記ハウジングの内部弧状キャビティを形成する内部表面と係合可能であることを特徴とする請求項1に記載の外科用接近装置。
- 前記シーリング部材と接触している押圧部材を含み、該押圧部材は、前記シーリング部材の内側通路が前記細長い部材の長手方向軸線と実質的に整合するように前記シーリング部材を押圧するように寸法形状決めされていることを特徴とする請求項1に記載の外科用接近装置。
- 前記押圧部材は、前記シーリング部材に対して半径方向外方に延びるように寸法決めされており、前記押圧部材は、前記長手方向軸線に対してずれて手術器具を操作するときに前記ハウジングの内側壁表面に係合し、それによって、前記ハウジングの長手方向軸線と実質的に整合するように前記シーリング部材および前記シーリング部材の内側通路を押圧することを特徴とする請求項4に記載の外科用接近装置。
- 前記シーリング部材の外側壁から延び、前記ハウジングの内側壁表面に係合可能な複数の押圧部材を含むことを特徴とする請求項5に記載の外科用接近装置。
- 前記ハウジング内に配置された弁を含み、該弁は、手術器具がないときに、前記長手方向通路を実質的に閉じるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の外科用接近装置。
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