JP4065740B2 - クレードル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラを保持するクレードル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラは軽量・小型で携帯性の良いことが最大の利点であり、被写体画像を撮影して電子記憶手段に記憶するための機構以外は、なるべくカメラボディに内蔵せず、付属機器としてカメラボディに接続して使用するほうが良い。そこで、パーソナルコンピュータとの接続のためのI/F(インターフェース)を備えた中継器、及び充電を行う充電器の機能を備えた、例えば、クレードル・アッセンブリや、ドッキングステーションと呼称されるものがデジタルカメラに付属していることが多い。以下では、このクレードル・アッセンブリやドッキングステーションといわれるものをクレードル装置と称して説明する。
【0003】
上述したようなクレードル装置は、デジタルカメラの底面部に合わせた凹形状に形成された装着部が設けられており、この装着部にデジタルカメラを装着することによって、デジタルカメラは所定の角度に位置決めされる。このようにデジタルカメラを装着することによって、クレードル装置はデジタルカメラを被写体に向けて保持する三脚的な機能も果たすことができる。
【0004】
一方、デジタルカメラは、携帯性が良いことに加えて、記憶手段として使用されるメモリカードに多くの撮影枚数の撮影画像データを記憶可能であるということが、大きな利点となっている。このメモリカードに記憶可能な枚数としては、例えば、本出願人より製造・販売されているFinepixS602(商品名)の場合、128MBのスマートメディア(登録商標)に1280×960の記録画素数、及び通常の画質モードで使用すると、398枚分の撮影画像データを記憶することができる。最近では、デジタルカメラのCPU処理速度の向上と、メモリカードの大容量化がますます進んでおり、今後より多くの撮影枚数の記憶が可能となることが予想される。
【0005】
そこで、このような利点を生かして、デジタルカメラを人物や風景など通常の撮影に使用するだけではなく、監視目的での撮影を行うための監視カメラとして使用することが考えられている。このような監視目的でデジタルカメラを使用するために、例えば、特開平10−304227号公報に記載されているデジタルカメラのように、長時間に渡って一定個所を撮影した画像を得ることができるように様々な工夫が考えられている。さらに、デジタルカメラを監視カメラとして使用する場合には、上述したようなクレードル装置を使用することによってデジタルカメラを保持して所定の被写体に向けて位置を固定しつつ、パーソナルコンピュータへ撮影した画像データを転送するという使用形態が考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常の撮影用のデジタルカメラを、監視カメラとして使用するには、被写体画像を撮影してモニタに表示するだけではなく、被写体画像の撮影を行ないながら、画像データを常に電子記憶手段に記憶しておかなくてはならない。しかしながら、上記公報記載のデジタルカメラでは、監視を行っている際中に画像データを記憶することについては詳しい記載がない。
【0007】
さらに、デジタルカメラで通常の撮影を行う場合と、監視用の撮影を行うときとでは、撮影範囲の画角が異なる場合がある。すなわち、監視カメラとして例えば室内全体の監視を行ないたいときには、広角な撮影範囲が必要であるが、通常の撮影用に設定されているデジタルカメラでは、室内全体を撮影できるような広角撮影を行うことは困難であり、上記公報記載のデジタルカメラでは、撮影範囲の調整を行うときには通常よりも撮影範囲を狭めることは可能であるが、広角撮影にするための撮影範囲の調整手段については記載されていない。
【0008】
また、従来のクレードル装置では、デジタルカメラを監視カメラとして使用することは考慮されておらず、クレードル装置にデジタルカメラを装着し、パーソナルコンピュータに接続した場合、デジタルカメラで撮影したスルー画像をパーソナルコンピュータに転送し、パーソナルコンピュータに表示するという使用方法が一般的であり、画像を記憶することまでは考えられていなかったので、即監視カメラとして使用することはできない。
【0009】
さらにまた、従来のクレードル装置では、所定の角度に位置決めされた状態で装着部にデジタルカメラが装着されており、デジタルカメラの傾きを自由な角度に調整することができず、撮影範囲の画角を決めることが困難であった。
【0010】
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、通常の撮影に使用しているデジタルカメラを、容易に監視カメラとして使用することが可能なクレードル装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明のクレードル装置では、デジタルカメラが装着される凹形状の装着部が上方部に形成され、デジタルカメラの接続用コネクタに接続される接続端子を前記装着部に備えるとともに、前記装着部に装着されたデジタルカメラの傾きを変更するための調整脚を設けており、前記装着部に前記デジタルカメラが装着されたとき、前記接続用コネクタに前記接続端子が接続され、この接続端子を介して、所定の時間間隔で被写体を撮影し、画像データをデジタルカメラに内蔵される電子記憶手段に記憶する間欠撮影を行うことを指示する信号をデジタルカメラに送信することを特徴とする。
【0013】
また、請求項記載のクレードル装置では、前記デジタルカメラを前記装着部に装着したとき、デジタルカメラの撮影レンズの前面に位置し、デジタルカメラの撮影範囲を通常時よりも広角にする広角コンバータレンズを設けている。
【0014】
さらにまた、請求項記載のクレードル装置では、前記デジタルカメラを前記装着部に装着したとき、デジタルカメラの撮影光軸上に位置しており、被写体像を広角な範囲で鏡面に映し出し、この鏡面に映し出された被写体像がデジタルカメラの撮影レンズに入射することにより、デジタルカメラの撮影範囲を広角にする広角凸面鏡を設けている。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、デジタルカメラ2と、本発明を実施したクレードル装置3との構成を示す外観斜視図である。デジタルカメラ2の前面には、撮影レンズ4が組み込まれたレンズ鏡筒5、ファインダを構成する対物側ファインダ窓7、被写体に向けてストロボ光を照射するストロボ発光部8、シャッタレリーズ操作に用いられるシャッタボタン9等が設けられている。
【0016】
デジタルカメラ2の一方の側面には、メモリカード10が着脱自在にセットされるメモリカードスロット11が設けられている。このメモリカードスロット11の奥には、後述するメモリI/F12(図4参照)が組み込まれており、メモリカードスロット11にメモリカード10をセットするとメモリI/F12にメモリカード10が電気的に接続される。メモリカードスロット11は、塵芥の侵入等を防止するために、開閉式の保護カバー13によって保護されている。なお、メモリカード10としては、スマートメディア(登録商標)を使用している。
【0017】
デジタルカメラ2の背面には、ファインダを構成する接眼側ファインダ窓や操作部(図示せず)等が設けられている。デジタルカメラ2には、バッテリ室が設けられている。デジタルカメラ2の底面部15には、バッテリ室にアクセスするための開口部16が設けられている。この開口部16は、蓋部材17によって開閉される。バッテリ室には充電可能な2次電池としてのバッテリ18がセットされる。
【0018】
クレードル装置3は、クレードルボディ20と、撮影範囲切替部21と、調整脚22とからなる。クレードルボディ20は、短矩形の台状に形成されており、上面にデジタルカメラ2が装着される装着部23が設けられている。装着部23はデジタルカメラ2の底面部15の外周に合わせた凹形状に形成されており、この装着部23に底面部15の位置を合わせて置くことによって、デジタルカメラ2が所定の角度に位置決めされて支持される。
【0019】
装着部23の内部には、接続端子26が設けられている。この接続端子26は、装着部23にデジタルカメラ2が装着されたとき、デジタルカメラ2の底面部15に設けられた接続コネクタ27に嵌合して、デジタルカメラ2とクレードル装置3とを電気的に接続する。デジタルカメラ2と電気的に接続されることによって、クレードル装置3はデジタルカメラ2を安定して保持する台として機能するとともに、充電や外部機器との接続を介在するターミナルとしても機能する。デジタルカメラ2がセットされた際には、デジタルカメラ2を被写体に向けて保持する三脚的な機能も果たす。
【0020】
クレードルボディ20の側面には、DC電源入力コネクタ30,パーソナルコンピュータ31(図4参照)等に接続されるUniversal SerialBus(USB)コネクタ32が設けられている。これらのコネクタ30,32は、スタンド3内部で接続端子26に接続されている。
【0021】
クレードルボディ20の前面には、撮影範囲切替部21が設けられている。撮影範囲切替部21は、レンズ支持枠34と、広角コンバータレンズ35と、回動軸36と、位置決めピン37a,37bとからなる。レンズ支持枠34は、矩形断面の薄板形状に形成された軸部38と、この軸部38の先端側に一体に形成された枠部39とからなる。このレンズ支持枠34は、軸部38が回動軸36を介してクレードルボディ20の前面に取り付けられている。
【0022】
枠部39は、円環状に形成されており、広角コンバータレンズ35が嵌め込まれて固着されている。この広角コンバータレンズ35は、レンズ支持枠34の回動によって、デジタルカメラ2の撮影レンズ4の撮影光軸Lと垂直な面内を移動する。
【0023】
位置決めピン37a,37bは、レンズ支持枠34を回動させたとき、軸部38の側面38a、38bにそれぞれ当接してレンズ支持枠34を位置決めする。これによってレンズ支持枠34の回動する範囲が制限される。
【0024】
上述したようにレンズ支持枠34が回動し、位置決めピン37a,37bに当接することによって、広角コンバータレンズ35は、撮影レンズ4の前方に位置する広角撮影位置(図1の2点鎖線で示す位置)と、撮影レンズ4の前方から退避する退避位置(図1の実践で示す位置)との間で移動自在となっている。デジタルカメラ2が未装着のときは、広角コンバータレンズ35は退避位置となっている。
【0025】
図2、及び図3は、デジタルカメラ2をクレードル装置3に装着した状態を示すものである。デジタルカメラ2が装着状態のとき、広角コンバータレンズ35を広角撮影位置に移動させると、広角コンバータレンズ35が撮影レンズ4の前方に位置し、なおかつ広角コンバータレンズ35の光軸の位置と撮影レンズ4の撮影光軸Lの位置とが一致している。これによってデジタルカメラ2は、広角な撮影範囲での撮影が可能となる。
【0026】
調整脚22は、クレードルボディ20の4隅付近から下方へ突出するように配置されている。この調整脚22は、図3に示すように、脚本体40と、クレードルボディ20の底面20aに螺合する雄ネジ部42と、さらに雄ネジ部42の先端に位置する抜け止め部43とが一体に形成されている。調整脚22を軸中心に回転させると、雄ネジ部42が底面20aに対して軸方向に沿って直進し、調整脚22が底面20aから突出する長さが調整される。このようにして調整脚22が突出する長さを変更することで、クレードルボディ20の傾きを変更し、クレードル装置3に装着されたデジタルカメラ2の撮影光軸Lの傾きを調整することができる。なお、図3においては、クレードルボディ20の後方部に配置されている調整脚22に対して前方部に配置されている調整脚22の突出する寸法を長くしている。これによって、クレードルボディ20の前方が高くなり、後方が低くなるように傾いているので、クレードル装置3に装着されているデジタルカメラ2は、撮影光軸Lが水平方向に対して上方を向くように傾斜している。
【0027】
図4は、デジタルカメラ2及びクレードル装置3の電気的構成の概略を示すブロック図である。システムコントローラ46は、デジタルカメラ2の各種回路を全体的に管理し、制御するものである。入力部47は、レリーズボタン9、及び各種操作部等からなり、これらの操作に応じた操作信号をシステムコントローラ46に送信する。システムコントローラ46はこれらの操作信号に基づいて、各種回路を制御して撮影のためのシーケンスを実行する。
【0028】
撮影レンズ4の背後には、CCDイメージセンサ49が配置されており、撮影レンズ4のピント合わせによりCCDイメージセンサ49の光電面に被写体画像が結像される。CCDイメージセンサ49はCCDドライバ50の駆動によって光電面に結像された光学的な被写体画像を電気的な撮影信号に変換して出力する。
【0029】
CCDイメージセンサ49から出力される撮影信号はアンプ52で適当なレベルに増幅された後、A/Dコンバータ53によってデジタル変換される。なお、周知のようにCCDドライバ50の駆動及びA/Dコンバータ53のサンプリングタイミングとの間には同期がとられている。
【0030】
A/Dコンバータ53は撮影信号をデジタル変換して画像データを生成し、これを順次に画像データ処理回路55に入力する。画像データ処理回路55は、入力されてくる画像データに対してマトリクス演算、ホワイトバランス調節、ガンマ補正などの信号処理を行う。
【0031】
さらに、システムコントローラ46には、パーソナルコンピュータ31とのデータ通信を行うパソコン用通信回路57、バッテリ18への充電を制御する電源制御回路58、及びメモリカード10への書き込み及び読み出しを行うメモリI/F12が接続されている。
【0032】
パソコン通信用回路57、及び電源制御回路58は、底面部15に設けられた接続コネクタ27に接続されている。この接続コネクタ27と、クレードル装置3の接続端子26との接続によって、パソコン通信回路57、及び電源制御回路58と、クレードル装置3のUSBコネクタ32、及び充電回路61とがそれぞれ電気的に接続されることになる。
【0033】
クレードル装置3には、接続端子27、DC電源入力コネクタ30、USBコネクタ32、及び充電回路61が設けられている。本実施形態においては、USBコネクタ32には、USBケーブル62を介してパーソナルコンピュータ31が接続されており、クレードル装置3にデジタルカメラ2が装着されると、接続端子26及び接続コネクタ27を介してデジタルカメラ2とパーソナルコンピュータ31とが電気的に接続される。このようにしてデジタルカメラ2がパーソナルコンピュータ31に接続されたとき、システムコントローラ46はパーソナルコンピュータ31からの各種指示信号をパソコン通信用回路57で受信して、その受信した各種指示信号に基づいて、各種回路を制御して撮影のためのシーケンスを実行するとともに、被写体画像を撮像した画像データを含む各種データをパーソナルコンピュータ31に送信する。
【0034】
充電回路61は、DC電源入力コネクタ30と、接続端子26とに接続されている。DC電源入力アダプタ30には、AC電源アダプタ63が接続されており、DC電源が充電回路61へ供給される。クレードル装置3にデジタルカメラ2が装着されると、接続端子26、接続コネクタ27、及び電源制御回路58を介してデジタルカメラ2内部のバッテリ18に充電回路61が電気的に接続される。電源制御回路58は、クレードル装置3にデジタルカメラ2が装着されているときには、充電回路61から供給された電力によってバッテリ18を充電する。
【0035】
パーソナルコンピュータ31には、OS(OperatingSystem)の他に、デジタルカメラ2との通信用ソフト、及びデジタルカメラ2を監視カメラとして操作するための監視カメラ操作用ソフト等の各種ソフトがインストールされている。本実施形態における監視カメラ操作用ソフトでは、デジタルカメラ2によって所定の時間間隔で被写体の撮影を行って、その撮影した画像データをメモリカード10に順次記憶する間欠撮影を行うように指示するプログラムがなされている。
【0036】
次に上記構成の作用について説明する。なお、本実施形態においては、監視対象となる被写体が室内にあることを想定し、この室内にデジタルカメラ2、及びクレードル装置3を設置し、広角な撮影範囲で監視を行う場合を例に上げて説明を行う。デジタルカメラ2を監視カメラとして使用するには、先ずデジタルカメラ2、及びパーソナルコンピュータ31の電源をオン状態とし、OSや通信、及び監視カメラ操作用のソフトを起動させておく。また、AC電源アダプタ63をAC100Vなどのコンセントに挿入しておく。
【0037】
そして、クレードル装置3の装着部23にデジタルカメラ2を装着すると、パーソナルコンピュータ31と電気的に接続される。また、撮影範囲切替部21の広角コンバータレンズ35を広角撮影位置に移動する。これによって、デジタルカメラ2は、室内の監視に適した広角な撮影範囲での撮影が可能になる。なお、被写体が通常の撮影範囲に位置し、広角な撮影範囲で撮影する必要がないときには、広角コンバータレンズ35を退避位置にしておくようにすればよい。また、調整脚22を調整し、撮影レンズ4の撮影光軸Lが被写体の方向を向くようにする。
【0038】
そして、パーソナルコンピュータ31の監視カメラ操作用ソフトによる命令がクレードル装置3を経由し、接続端子26及び接続コネクタ27を介してデジタルカメラ2へ送信される。監視カメラ操作用ソフトによる指示の信号は、パソコン通信回路67からシステムコントローラ46へと送信される。システムコントローラ46は、監視カメラ操作用ソフトからの指示に基づいてデジタルカメラ2の各種回路を駆動する。これによって、システムコントローラ46は、所定の時間間隔でシャッタ動作が行われるようにCCDドライバ50を駆動し、このときCCDイメージセンサ49の光電面に結像された被写体画像をメモリカード10に順次記憶していく。所定の時間間隔で撮影された被写体画像の画像データとしては、例えば数百枚までメモリカード10に記憶させることができる。そしてメモリカード10の容量が限界になるまで画像データが記憶されたときには、最も古い時間の画像データから順に消去して、新しい画像データを順次記憶していく。このようにして、監視対象となる被写体の画像データを撮影してメモリカード10に記憶しておくことが可能であり、デジタルカメラ2をクレードル装置3に装着したときから、即監視カメラとして容易に使用することが可能である。
【0039】
なお、上記実施形態では、監視対象となる被写体画像を撮影した画像データをメモリカード10に記憶するという監視方法を行っているが、本発明はこれに限るものでなく、例えばパーソナルコンピュータ31をインターネットに接続し、デジタルカメラ2で撮影した被写体の最新の画像データを随時、パーソナルコンピュータ31に保存し、さらにインターネットを経由して、監視を行っているユーザーが携帯している携帯電話に最新の画像データを送信するように設定してもよい。これによって、ユーザーは監視対象の最新状態を知ることができる。また、パーソナルコンピュータ31からユーザーの携帯電話に直接画像データを送信することができない場合には、パーソナルコンピュータ31からインターネット上のデータ配信サーバーへアップロードし、このデータ配信サーバーから最新の画像データを配信して、ユーザーの携帯電話で受信するようにすればよい。
【0040】
また、上記実施形態においてはクレードル装置3に接続したパーソナルコンピュータ31から監視カメラ操作用ソフトによる指示を接続端子26及び接続コネクタ27を介してデジタルカメラ2へ送信し、デジタルカメラ2によって所定の時間間隔で被写体の撮影を行って、その撮影した画像データをメモリカード10に順次記憶する間欠撮影を行うようにしているが、本発明はこれに限るものではなく、例えばデジタルカメラ2が間欠撮影を行うための制御をするCPUを、クレードル装置3に内蔵し、このCPUからの指示を接続端子26及び接続コネクタ27を介してデジタルカメラ2へ送信することによって、デジタルカメラ2が間欠撮影を行うようにしてもよい。
【0041】
また、上記実施形態においては、監視対象となる被写体画像を撮影した画像データをデジタルカメラ2に装着したメモリカード10に記憶しているが、これに限るものではなく、例えば着脱自在のメモリカードではなく、デジタルカメラ2に組み込まれたメモリに記憶してもよいし、被写体画像を所定の時間間隔で間欠撮影し、パーソナルコンピュータ31に随時送信した画像データを、パーソナルコンピュータ31に内蔵された記憶装置としてのHDD(ハードディスクドライブ)などに記憶するようにしてもよい。
【0042】
また、上記実施形態においては、デジタルカメラ2に内蔵されたバッテリ18に、クレードル装置3に内蔵された充電回路61から接続端子26、接続コネクタ27を介して充電を行い、電力を供給しているが、これに限るものではない。例えば、クレードル装置3からデジタルカメラ2へ充電を行わず、デジタルカメラ2に内蔵されたバッテリのみを電源として使用するようにしてもよい。あるいは、デジタルカメラ2にAC電源アダプタを直接接続して電源を供給するようにしてもよい。
【0043】
さらにまた、上記実施形態では、広角な撮影範囲で被写体画像を撮影するために、広角コンバータレンズを設け、撮影レンズの前面に配置しているが、本発明はこれに限るものではない。図5に示すクレードル装置70のように、デジタルカメラ2の撮影光軸L上に位置しており、被写体像を広角な範囲で鏡面71に映し出す広角凸面鏡72を設けるようにしてもよい。なお、図5では、上記実施形態と同様の部材、部品については同じ符号を用いて、説明を省略する。また、クレードル装置70の電気的構成は上述したクレードル装置3と同様である。クレードル装置70では、広角凸面鏡72を支持する支持棒73をクレードルボディ74に固定しており、クレードルボディ74の上方部に形成された装着部23に装着したデジタルカメラ2の撮影レンズ4に、広角凸面鏡72の鏡面71に映し出された被写体像が入射する。これによって、デジタルカメラ2は広角な撮影範囲で監視対象となる被写体を撮影することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のクレードル装置によれば、デジタルカメラが装着される凹形状の装着部が上方部に形成され、デジタルカメラの接続用コネクタに接続される接続端子を前記装着部に備えるとともに、前記装着部に装着されたデジタルカメラの傾きを変更するための調整脚を設けており、前記装着部に前記デジタルカメラが装着されたとき、前記接続用コネクタに前記接続端子が接続され、この接続端子を介して、所定の時間間隔で被写体を撮影し、画像データをデジタルカメラに内蔵される電子記憶手段に記憶する間欠撮影を行うことを指示する信号をデジタルカメラに送信しているので、通常の撮影に使用するデジタルカメラを容易に監視カメラとして使用することができる。
【0045】
また、請求項2に記載のクレードル装置では、前記デジタルカメラを前記装着部に装着したとき、デジタルカメラの撮影レンズの前面に位置し、デジタルカメラの撮影範囲を通常時よりも広角にする広角コンバータレンズを設けており、請求項3記載のクレードル装置では、前記デジタルカメラを前記装着部に装着したとき、デジタルカメラの撮影光軸上に位置しており、被写体像を広角な範囲で鏡面に映し出し、この鏡面に映し出された被写体像がデジタルカメラの撮影レンズに入射することにより、デジタルカメラの撮影範囲を広角にする広角凸面鏡を設けているので、広角な撮影範囲が必要となる被写体を確実に撮影し、監視を行うことができる。さらに請求項4に記載のクレードル装置では、デジタルカメラの傾きを変更するための調整脚を設けたので、撮影範囲の設定をさらに容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラ及び本発明のクレードル装置の構成を示す外観斜視図である。
【図2】デジタルカメラをクレードル装置に装着した状態を示す外観斜視図である。
【図3】デジタルカメラをクレードル装置に装着した状態を示す側面図である。
【図4】デジタルカメラ及びクレードル装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示すクレードル装置とは別の実施例のクレードル装置にデジタルカメラを装着した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
2 デジタルカメラ
3,70 クレードル装置
4 撮影レンズ
10 メモリカード
23 装着部
26 接続端子
27 接続コネクタ
30 DC電源入力コネクタ
31 パーソナルコンピュータ
32 USBコネクタ
35 広角コンバータレンズ
46 CPU
72 広角凸面鏡

Claims (3)

  1. デジタルカメラが装着される凹形状の装着部が上方部に形成され、デジタルカメラの接続用コネクタに接続される接続端子を前記装着部に備えるとともに、前記装着部に装着されたデジタルカメラの傾きを変更するための調整脚を設けており、前記装着部に前記デジタルカメラが装着されたとき、前記接続用コネクタに前記接続端子が接続され、この接続端子を介して、所定の時間間隔で被写体を撮影し、画像データをデジタルカメラに内蔵される電子記憶手段に記憶する間欠撮影を行うことを指示する信号をデジタルカメラに送信することを特徴とするクレードル装置。
  2. 前記デジタルカメラを前記装着部に装着したとき、デジタルカメラの撮影レンズの前面に位置し、デジタルカメラの撮影範囲を通常時よりも広角にする広角コンバータレンズを設けたことを特徴とする請求項記載のクレードル装置。
  3. 前記デジタルカメラを前記装着部に装着したとき、デジタルカメラの撮影光軸上に位置しており、被写体像を広角な範囲で鏡面に映し出し、この鏡面に映し出された被写体像がデジタルカメラの撮影レンズに入射することにより、デジタルカメラの撮影範囲を広角にする広角凸面鏡を設けたことを特徴とする請求項記載のクレードル装置。
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