JP2003348418A - 電子虫眼鏡 - Google Patents

電子虫眼鏡

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JP2003348418A
JP2003348418A JP2002156068A JP2002156068A JP2003348418A JP 2003348418 A JP2003348418 A JP 2003348418A JP 2002156068 A JP2002156068 A JP 2002156068A JP 2002156068 A JP2002156068 A JP 2002156068A JP 2003348418 A JP2003348418 A JP 2003348418A
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magnifying glass
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lens
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JP2002156068A
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English (en)
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Akihiko Urano
昭彦 占野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作が単純で、だれにでも気軽に拡大像の観
察、および被写体の撮影を行える電子虫眼鏡を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】被写体の撮影を行う電子虫眼鏡において、
全体的に平板状に形成された本体部と、平板形状を延長
する方向に棒状に伸びた把持部とを備えることにより、
持ちやすく使いやすい電子虫眼鏡を実現することができ
る。さらに、例えば、被写体距離に応じて被写体画像を
拡大・縮小する倍率を予め用意しておき、その倍率にあ
わせて各レンズを設定することで、通常の虫眼鏡を使う
気軽さで、拡大像の観察、および被写体の撮影を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡大像の観察に供
する電子虫眼鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、例えば、理科の観察で観察対象
物の画像を記録するときなどには、虫眼鏡やルーペで観
察対象物の細部を拡大してスケッチすることが行われて
いる。
【0003】この虫眼鏡やルーペの機能に関し、実開平
7−14773号には、オートフォーカス機能やズーム
機能などを備えた電子式拡大鏡について記載されてい
る。この電子式拡大鏡は、入射光軸上に撮影レンズとC
CDを有し、CCDで撮像した被写体像を画像表示部に
表示するものである。被写体像を電子的に処理すること
で、観察対象物の細部をよりいっそう見え易くすること
ができる。
【0004】しかし、この電子式拡大鏡は、撮影レン
ズ、CCD、画像処理部、画像表示部、および接眼レン
ズなどが筒形状の本体に収容されており、比較的大きい
うえ、接眼レンズを覗いて画像表示部上の被写体像を確
認するものであるため、使い易さに劣るものである。ま
た、例えば、観察対象物が動くものであるときには、ス
ケッチするよりも撮影するほうが便利であるが、この電
子拡大鏡には、撮影機能が備えられていないという問題
がある。
【0005】ここで、上記の電子式拡大鏡のようなズー
ム機能を有し、かつ撮影機能を備えたものとして、近年
脚光を浴びているデジタルカメラが挙げられる。デジタ
ルカメラで撮影した撮影画像は、その場で確認すること
ができるうえ、パーソナルコンピュータに取り込んで編
集することも可能である。また、近年では、大部分のデ
ジタルカメラに、ズーム機能やオートフォーカス機能の
ほか、撮影場面(夜景、風景、スポーツなど)に応じて
撮影条件を変更する撮影モード選択機能など、多種類の
機能が搭載されていることが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、被写体の画像をスケッチ代わりに記録しておくな
ど、ちょっとした記録用に用いるには、従来のデジタル
カメラは大袈裟すぎるものである。また、撮影時には、
撮影モードやズームの切り替えを行ったり、撮影画像を
確認するときには、撮影画像を表示画面に表示するよう
に設定するなど、操作が大変煩雑であり、誰にでも手軽
に使えるとは言い難いという問題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、操作が単純
で、だれにでも気軽に使える電子虫眼鏡を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の電子虫眼鏡は、被写体像を結像させて画像データを
得る撮像部と、撮像部裏面を覆うように広がった、撮像
部で得られた画像データに基づく画像を表示する表示部
とを備え、全体的に平板状に形成された本体部と、本体
部から、本体部の平板形状を延長する方向に棒状に延
び、表示部に表示された画像を表わす画像データの記録
を指示する撮影ボタンを備えた把持部とを備えたことを
特徴とする。
【0009】本発明によると、実際に撮像部で得られた
画像データに基づく画像を表示部で確認してしながら撮
影を行うことができるため、所望の被写体が撮影画像に
写っていないなどの失敗を起こしにくい。
【0010】また、表示部と把持部とが虫眼鏡の形状を
構成しているため、従来のデジタルカメラなどと比べて
大変持ちやすく、気軽に撮影を行うことができる。
【0011】また、本発明の電子虫眼鏡において、本体
部と被写体との間の距離を計測してその距離に応じて表
示部に表示する画像の被写体に対する倍率を調節する倍
率調節手段を備えることが好ましい。
【0012】倍率調節手段を備えることで、従来のデジ
タルカメラ等にいうズーム機能を実現することができ
る。また、本発明の電子虫眼鏡においては、従来のよう
に撮影者がズームの切り替えを行う必要はなく、電子虫
眼鏡を動かして本体部と被写体の間の距離を変えると自
動的に倍率が調節される。したがって、本発明の電子虫
眼鏡によると、通常の虫眼鏡を使う感覚で簡単に拡大像
の観察および撮影を行うことができる。
【0013】さらに、本発明の電子虫眼鏡において、把
持部が、その把持部の、本体部から離れた側の端に記録
用の画像を外部に出力する出力端子を備えるとともに、
端近傍に可撓部分を有するものであることを特徴とする
が好ましい。
【0014】例えば、本発明の電子虫眼鏡とパーソナル
コンピュータを接続し、記録用の画像をパーソナルコン
ピュータに出力することで、画像を多くの人で確認する
ことができる。また、出力端子の端近傍に可撓部分を備
えることで、ケーブルが抜けてしまったり、出力端子が
破損してしまう事故を防ぐことが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態が適用された
電子虫眼鏡の表面の外観図である。
【0017】図1に示す電子虫眼鏡10は、外観上、円
形で全体的に平板状に形成された本体部11、および本
体部11から平板形状を延長する方向に棒状に延びた把
持部12とで構成されている。
【0018】本体部11の表面には、裏側に被写体像を
得るための回路(後述する)を備え、その回路で得られ
た被写体像を表示する表示部20、および、磨りガラス
で構成されており、透過した外光を本体部11の裏側で
拡散する外光透過部21が具備されている。この本体部
11は、本発明の電子虫眼鏡における本体部の一例に相
当し、表示部20は、本発明にいう表示部の一例にあた
る。
【0019】把持部12は、撮影者が電子虫眼鏡10を
持つときの持ち手である持手部30、撮影時に押される
シャッタボタン31、蛇腹状になっており、上下左右に
曲折可能な可撓部32、および電源を入れる電源ボタン
33を備えている。このシャッタボタン31は、本発明
にいう撮影ボタンの一例にあたり、可撓部32は、本発
明の電子虫眼鏡における可撓部分の一例にあたる。ま
た、把持部12は、本発明の電子虫眼鏡における把持部
の一例に相当する。
【0020】図2は、電子虫眼鏡10の把持部12側の
先端を示す側面図である。
【0021】把持部12の端には、被写体像を表わす被
写体画像データを、例えばパーソナルコンピュータ等の
外部装置に送るための出力端子34が備えられている。
この出力端子34は、本発明の電子虫眼鏡における出力
端子の一例に相当する。
【0022】図3は、電子虫眼鏡10の裏面の外観図で
ある。
【0023】本体部11の裏面には、被写体光を本体部
11の内部に通す撮影レンズ22、測距用の赤外光を被
写体方向に投光し、その赤外光が被写体で反射されて戻
ってきた反射光を受光して被写体までの距離(以下、こ
の距離を被写体距離と称する)を測定する測距センサ2
3が具備されている。本実施形態においては、測距セン
サは3つ備えられており、各測距センサで測定された被
写体距離のうち最も近いものを、その撮影時の被写体距
離Lとして採用する。
【0024】ここで、本体部11の内部の構成について
説明する。
【0025】図4は、電子虫眼鏡10を、図1の線A−
Aを通る面で切断したときの断面図である。
【0026】電子虫眼鏡10の本体部11は、図1およ
び図2で説明した表示部20、外光透過部21、撮影レ
ンズ22、測距センサ23で覆われており、内部には、
レンズ群25のレンズ位置を制御するレンズ制御部2
4、被写体に焦点をあわせるフォーカスレンズおよび焦
点距離をあわせるズームレンズを含むレンズ群25、撮
像素子であるCCDを含み、そのCCD上に被写体を結
像させて被写体像信号を得る撮像部26、および撮影レ
ンズ22から入射した被写体光を、大きさを変えずにレ
ンズ群25および撮像部26方向に反射させるように取
り付けられた反射鏡27を備えている。この撮像部26
は、本発明にいう撮像部の一例に相当する。ここで、図
4に示す電子虫眼鏡10の構成で撮影画像を得る方法に
ついては、電子虫眼鏡10を用いた撮影方法といっしょ
に後で説明する。
【0027】電子虫眼鏡10は、基本的には、以上のよ
うに構成されている。
【0028】次に、電子虫眼鏡10の内部の構造につい
て説明する。
【0029】図5は、本実施形態の電子虫眼鏡10の機
能ブロック図である。
【0030】電子虫眼鏡10には、CPU100、レン
ズ駆動回路110、フォーカスレンズ111、ズームレ
ンズ112、タイミングジェネレータ120、CCD1
21、シャッタ駆動回路130、絞り兼用シャッタ13
1、画像処理回路140、測光回路150、測距回路1
60、および表示回路170、シャッタスイッチ180
が具備されており、さらに、記録メディア200、およ
び外部装置300が接続されている。
【0031】CPU100は、絞り量およびシャッタ速
度の算出、フォーカスレンズ111およびズームレンズ
112のレンズ位置の算出、および図5に示す各部への
動作の指示等を行なう。ここでいう指示とは、レンズ駆
動回路110に対するフォーカスレンズ111を設定す
るフォーカスレンズ位置およびズームレンズ112を設
定するズームレンズ位置、タイミングジェネレータ12
0に対する電子シャッタを切る指示、シャッタ駆動回路
130に対する絞り情報およびシャッタ速度、測光回路
150に対する測光を行う指示、測距回路160に対す
る測距開始の指示をいう。これらの指示については、撮
影方法といっしょに説明する。また、CCD121から
送られたアナログ信号である被写体像信号を、画像処理
回路140に送り、画像処理回路140から送られたデ
ジタル信号である被写体画像データを表示回路170お
よび外部装置300に送る。さらに、図1のシャッタボ
タン31の押下により撮影された撮影画像を表わす撮影
画像データを、記録メディア200に送る。CPU10
0は、図4のレンズ制御部24などに相当する。
【0032】レンズ駆動回路110は、CPU100か
らフォーカスレンズ位置およびズームレンズ位置を指示
されると、各レンズに取りつけられたモータを駆動し、
指示された各レンズ位置にフォーカスレンズ111およ
びズームレンズ112を設定する。レンズ駆動回路11
0、フォーカスレンズ111、およびズームレンズ11
2は、図4に示すレンズ群25に相当する。
【0033】タイミングジェネレータ120は、CPU
100からの指示により電子シャッタの開閉を行ない、
撮像素子であるCCD121で被写体光を受光するタイ
ミングをつくる。被写体光を受光してできた被写体像信
号は、CCD121からCPU100に送られる。タイ
ミングジェネレータ120およびCCD121は、図4
の撮像部26に相当する。
【0034】シャッタ駆動回路130は、CPU100
から受け取った絞り情報、およびシャッタ速度に従っ
て、絞り兼用シャッタ131に取りつけられたモータを
駆動して、絞り兼用シャッタ131を切る。
【0035】画像処理回路140は、CPU100から
送られた被写体像信号をサンプリングし、その被写体像
信号にゲインの調整などを施してデジタル信号である被
写体画像データを生成する。生成された被写体画像デー
タは、CPU100に送られる。
【0036】測光回路150は、CPU100からの動
作の指示により、撮影場所の明るさを測光する。測光結
果は、CPU100に送られる。
【0037】測距回路160は、CPU100から動作
の指示を受けると、図3の各測距センサ23から被写体
方向に赤外光を投光し、被写体が反射する反射光を受光
する。また、反射光を受光した位置から、被写体までの
距離情報である被写体距離を算出する。各測距センサ2
3で算出された被写体距離は、CPU100に送られ
る。
【0038】表示回路170は、CPU100から送ら
れた被写体画像データを、図1の表示部20に表示す
る。
【0039】シャッタスイッチ180は、図1のシャッ
タボタン31が押されるとスイッチが入り、CPU10
0に、シャッタが押されたことを表わすシャッタ情報を
伝える。
【0040】記録メディア200は、電子虫眼鏡10に
装填されている記憶メディアである。シャッタスイッチ
180が入ると被写体の撮影が行われ、CPU100か
ら記憶メディア200に撮影画像データが送られる。撮
影画像データは記憶メディア200に記録される。
【0041】外部装置300はパーソナルコンピュータ
等にあたり、図2に示す出力端子34に接続されたケー
ブルを通して、CPU100から被写体画像データが送
られる。
【0042】ここで、本実施形態の電子虫眼鏡10の特
徴は、その形状および撮影方法にあり、以下、本実施形
態の電子虫眼鏡10を用いて、被写体を撮影する撮影方
法について説明する。
【0043】図6は、電子虫眼鏡10を用いて被写体を
撮影する撮影手順を示すフローチャート図である。以
下、このフローチャート図を用いて説明する。
【0044】まず、撮影者は、図1の電子虫眼鏡の把持
部30を握り、電源ボタン33を押して電子虫眼鏡10
の電源を入れる(図6のステップ(a))。
【0045】次に、被写体に図2の撮影レンズ22を向
ける。
【0046】図7は、被写体(花)に撮影レンズ22を
向けている図である。
【0047】図7に示すように、本発明の電子虫眼鏡1
0には、把持部30が備えられており、従来のデジタル
カメラなどと比べて大変持ちやすい。
【0048】ところで、電子虫眼鏡10の電源が入れら
れると、図5に示すCPU100は、所定時間ごとに測
距回路160に測距開始の指示を送る。指示を受けた測
距回路160は、図3および図4に示す3つの測距セン
サ23で被写体までの距離である被写体距離を算出す
る。3つの測距センサで算出された各被写体距離は、C
PU100に送られる(図6のステップ(b))。
【0049】また、測距回路160と同様に、CPU1
00は、所定時間ごとに測光回路150に測光を行う指
示を送る。指示を受けた測光回路150は撮影場所の明
るさを測光し、測光結果をCPU100に送る(図6の
ステップ(c))。
【0050】測光結果を受け取ったCPU100は、そ
の測光結果を基に絞り情報およびシャッタ速度を算出す
る。
【0051】さらに、CPU100は、測距回路160
から受け取った3つの被写体距離の中から、最も小さい
もの(被写体までの距離が最も近いもの)を算出し、そ
のときの被写体距離を実際の被写体距離Lとして採用す
る(図6のステップ(d))。今回は、この被写体距離
LはL=lであるとする。CPU100には、予め、被
写体距離Lと、撮影画像を拡大および縮小するズーム倍
率Zとの対応が記憶されている。本実施形態において
は、L=aのときズーム倍率Z=1倍(ズームは行わ
ず、被写体光をそのままの大きさで撮影する)、L=b
のときZ=2倍(所望の被写体が、L=aのときの2倍
の大きさで写るように撮影する)…であるものとする。
CPU100は、L=lのときのズーム倍率Z=lzを
取得し、そのズーム倍率Z=lzでの撮影を行うための
フォーカスレンズ111のフォーカスレンズ位置、およ
びズームレンズ112のズームレンズ位置を算出し、そ
れらの各レンズ位置をレンズ駆動回路110に伝える
(図6のステップ(e))。このズーム倍率Zは、本発
明にいう倍率の一例にあたる。
【0052】フォーカスレンズ位置、およびズームレン
ズ位置を受け取ったレンズ駆動回路110は、フォーカ
スレンズ111、およびズームレンズ112を各レンズ
位置に設定する(図6のステップ(f))。CPU10
0、測距回路160、レンズ駆動回路110、フォーカ
スレンズ111、およびズームレンズ112は、本発明
の電子虫眼鏡における倍率調節手段の一例に相当する。
【0053】各レンズが設定されると、被写体画像デー
タの生成が始められる。
【0054】図4の撮影レンズ22を通って電子虫眼鏡
10の内部に入射した被写体光は、反射鏡22で反射さ
れ、レンズ群25を通って撮像部26の図5に示すCC
D121で受光される。CCD121では被写体光を受
光してアナログ信号である被写体像信号を得、その被写
体像信号をCPU100に送る。
【0055】CPU100は、CCD121から送られ
た被写体像信号を画像処理装置140に送る。画像処理
回路140では、被写体像信号をデジタル信号である被
写体画像データに変換し、被写体画像データをCPU1
00に送る(図6のステップ(g))。
【0056】CPU100は被写体画像データを表示回
路170に送る。表示回路170は、被写体画像データ
が表わす被写体像を図1の表示部20に表示する(図6
のステップ(h))。
【0057】図8は、被写体距離L=lのとき、表示部
20に表示された被写体像を示す図である。
【0058】撮影者は、表示部20に表示された被写体
像を確認し、被写体をもう少し大きく撮影するために、
電子虫眼鏡10を被写体に近づける。
【0059】図6のフローチャート図のステップ(i)
において、電子虫眼鏡10に外部装置は接続されていな
いため、ステップ(k)に進む。ステップ(k)で、シ
ャッタボタン31は押されていないため、フローチャー
ト図のステップ(b)に戻る。
【0060】撮影者が、図7に示す被写体距離がl/2
の位置まで電子虫眼鏡10を近づけたとする。上記と同
様に、ステップ(b)において、図3の3つの測距セン
サ23で被写体距離が測距され、ステップ(c)におい
て、撮影場所の明るさが測光される。
【0061】ステップ(d)で、被写体距離L=l/2
が算出され、L=l/2に対応するズーム倍率Zが取得
される。本実施形態においては、L=l/2に対応する
ズーム倍率Zは、L=lに対応するZ=lzの2倍であ
るZ=2×lz倍であるとする。さらに、ズーム倍率Z
=2×lzを実現するフォーカスレンズ位置およびズー
ムレンズ位置が算出される。
【0062】さらに、算出されたズームレンズ位置およ
びフォーカスレンズ位置に各レンズが設定され(ステッ
プ(f))、CCD121で受光した被写体光を基に被
写体画像データが生成される(ステップ(g))。
【0063】図9は、被写体距離L=l/2のとき、表
示部20に表示された被写体像を示す図である。
【0064】被写体画像データを表示部20に表示した
(ステップ(h))被写体像は、図8に示す被写体像の
2倍の大きさになっている。このように、本実施形態の
電子虫眼鏡10によるとズーム倍率を設定する必要がな
く、電子虫眼鏡10を通常の虫眼鏡のように動かすこと
でズーム機能を実現することができる。
【0065】ここで、被写体画像を多くの人で確認する
ために、被写体画像を外部装置300(パーソナルコン
ピュータ等)に表示する(ステップ(i))。
【0066】図2に示す出力端子34にケーブルを接続
し、外部装置300に被写体画像を表わす被写体画像デ
ータを出力する。被写体画像データを外部装置300に
出力することで、外部装置300でも被写体画像を表示
することができ、例えば、多くの人で被写体画像を確認
する場合などに便利である。
【0067】図10は、電子虫眼鏡10の出力端子34
に、ケーブルを接続した図である。
【0068】図10に示すように、本実施形態の電子虫
眼鏡10には可撓部32が備えられており、この可撓部
32が上下左右に曲がるため、出力端子34とケーブル
とを常にまっすぐに保つことが可能であり、ケーブルが
抜けてしまったり、出力端子34が破損してしまう事故
を防ぐことができる。
【0069】被写体画像を確認後、この被写***置L=
l/2で被写体の撮影を行う(図6のステップ
(k))。
【0070】撮影者は、被写体画像を確認後、その被写
体画像を記録メディア200に記録するために撮影を行
う。撮影を行うためには、図1に示すシャッタボタン3
1を押す。
【0071】シャッタボタン31が押されると、図5の
シャッタスイッチ180が入り、シャッタボタン31が
押されたことを示すシャッタ情報がCPU100に送ら
れる。CPU100は、ステップ(c)で算出したシャ
ッタ速度および絞り情報をシャッタ駆動回路130に送
り、シャッタ駆動回路130は、そのシャッタ速度およ
び絞り情報に従って絞り兼用シャッタ131を切る。
【0072】絞り兼用シャッタ131が切られると、被
写体画像データが生成されたときと同様に、CCD12
1で受光された被写体光に基づく撮影画像信号がCPU
100に送られ、撮影画像信号は画像処理回路140に
送られて撮影画像データが生成される(図6のステップ
(l))。撮影画像データはCPU110に送られて、
さらに、CPU100から記録メディア200に送られ
る(図6のステップ(m))。記録メディア200に送
られた撮影画像データは、記録メディア200に記録さ
れる。
【0073】このように、本実施形態の電子虫眼鏡によ
ると、電子虫眼鏡10を動かして被写体距離を変え、表
示部20に所望の大きさの被写体像が表示されたときに
シャッタボタン31を押すだけで、被写体の撮影画像を
記録メディアに記録することができる。
【0074】以上で本実施形態の電子虫眼鏡10で被写
体を撮影する手順についての説明を終了する。
【0075】本実施形態では、撮像部に含まれる撮像素
子として、CCDを用いる例について説明したが、例え
ば、CMOSなどでもよい。
【0076】また、本実施形態では本体部は円形をして
いたが、本体部事態が全体的に平板状であればよく、例
えば四角形などでもよい。
【0077】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、操作が単純で、だれにでも気軽に拡大像の観察、お
よび被写体の撮影を行える電子虫眼鏡を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用された電子虫眼鏡の
表面の外観図である。
【図2】電子虫眼鏡10の把持部12側の先端を示す側
面図である。
【図3】電子虫眼鏡10の裏面の外観図である。
【図4】電子虫眼鏡10を、図1の線A−Aを通る面で
切断したときの断面図である。
【図5】本実施形態の電子虫眼鏡10の機能ブロック図
である。
【図6】電子虫眼鏡10を用いて被写体を撮影する撮影
手順を示すフローチャート図である。
【図7】被写体(花)に撮影レンズ22を向けている図
である。
【図8】被写体距離L=lのとき、表示部20に表示さ
れた被写体像を示す図である。
【図9】被写体距離L=l/2のとき、表示部20に表
示された被写体像を示す図である。
【図10】電子虫眼鏡10の出力端子34に、ケーブル
を接続した図である。
【符号の説明】
10 電子虫眼鏡 11 本体部 12 持手部 20 表示部 21 外光透過部 22 撮影レンズ 23 測距センサ 24 レンズ制御部 25 レンズ群 26 撮像部 27 反射鏡 30 把持部 31 シャッタボタン 32 可撓部 33 電源ボタン 34 出力端子 100 CPU 110 レンズ駆動回路 111 フォーカスレンズ 112 ズームレンズ 120 タイミングジェネレータ 121 CCD 130 シャッタ駆動回路 131 絞り兼用シャッタ 140 画像処理回路 150 測光回路 160 測距回路 170 表示回路 180 シャッタスイッチ 200 記録メディア 300 外部装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/56 G03B 17/56 C H04N 5/232 H04N 5/232 J 7/18 7/18 U // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H100 AA11 AA12 AA14 AA31 AA32 BB05 BB06 BB09 CC01 CC07 2H102 AA41 BB08 CA01 CA03 2H105 AA34 AA35 AA41 AA42 AA44 AA46 CC00 5C022 AA13 AB66 AC01 AC22 AC31 AC42 AC69 CA02 5C054 AA01 CH02 FF01 GB02 GD03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を結像させて画像データを得る
    撮像部と、該撮像部裏面を覆うように広がった、該撮像
    部で得られた画像データに基づく画像を表示する表示部
    とを備え、全体的に平板状に形成された本体部と、該本
    体部から、該本体部の平板形状を延長する方向に棒状に
    延び、前記表示部に表示された画像を表わす画像データ
    の記録を指示する撮影ボタンを備えた把持部とを備えた
    ことを特徴とする電子虫眼鏡。
  2. 【請求項2】 前記本体部と被写体との間の距離を計測
    して該距離に応じて前記表示部に表示する画像の被写体
    に対する倍率を調節する倍率調節手段を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の電子虫眼鏡。
  3. 【請求項3】 前記把持部が、該把持部の、前記本体部
    から離れた側の端に記録用の画像を外部に出力する出力
    端子を備えるとともに、該端近傍に可撓部分を有するも
    のであることを特徴とする請求項1記載の電子虫眼鏡。
JP2002156068A 2002-05-29 2002-05-29 電子虫眼鏡 Withdrawn JP2003348418A (ja)

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