JP4064696B2 - 板状体の搬送用パッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は板状体の搬送用パッドに関し、特に電子機器に使用される液晶基板、液晶モジュールの導光板、プリント配線基板等の板状体を収納して搬送したり、また一次的に保管したりするのに使用するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器に使用される例えば液晶モジュールの導光板は、例えば透明度が高いアクリル樹脂を使用しているので、ごみ、傷、汚れを極度に嫌うため、全ての平面に梱包材が接触して梱包され、搬送、保管することはできなかった。
そして、導光板等の板状体の搬送方法として大きさ毎の撓み性を考慮して例えば1〜4インチのサイズの導光板と、5インチ以上のサイズの導光板に分けて搬送を行う等、搬送方法が異なっていた。
例えば撓み性が小さな1〜4インチの大きさの小さなサイズに形成される導光板は、熱可塑性の合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより全体形状が略皿形に成形されるトレー内に横置きされて搬送されたり、また合成樹脂発泡材を用いて成形される箱等の梱包品を用いて搬送が行われていた。
また、5インチ以上のサイズの大きさの大きなサイズに形成される導光板は、撓み性が大きいので、保護フィルムを導光板の表面に貼着して重合させるようにして搬送を行うか、または薄い緩衝材を板状体相互間に挟むようにして重ね合わせることにより搬送が行われていた。
【0003】
このように板状体相互間に緩衝材を挟んで重ね合わせてから搬送を行う方法が従来あった。
すなわち、梱包物としての板状体を搬送するのに、外周が板状体の外周よりも大きくかつ内周が板状体より一回り小さいロ字形の低発泡体からなる緩衝材と板状体とを順に複数枚重ね、これらをゴム輪またはテープで固定する方法である。ところが、この従来方法はロ字形の板状体を打ち抜き加工する場合に、粉が発生し、そのために板状体と緩衝材とを重ね合わせる複数枚の集合体を固定する際に、或いは搬送時の振動等により緩衝材と板状体が摺擦し合い、板状体に組み込んだ電子部品を広範囲に損傷させるという問題があった。
【0004】
上記問題点を解決する従来技術として、例えば特開平5−319456号公報の発明がある。この発明は図16ないし図18に示すように対をなす当て板a,bと、ヒンジ部cとを有し集合体dに対する四隅に配置される4つのコーナパッドであって、対をなす当て板a,bは、梱包物としての板状体fのコーナを挟み込む隣接した端部にそれぞれあてがう発泡樹脂からなる平板形状をなし、コーナの隣接した端部がなす角度に組み合わせて用いるものであり、前記対をなす当て板a,bは、溝gを有し、溝gは平板状の板状体fのコーナと向き合う当て板a,bの内面に所望のピッチで平行に設けられ、板状体fの端縁を嵌合、保持するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図16ないし図18に示すような前記従来の発明は、板状体fと緩衝材hとを重ね合わせる複数枚の集合体dに対する四隅に配置される4つのコーナパッドは、4個とも、ヒンジ部cで係合された対をなす当て板a,bの両側に側壁を設けていないので、落下したりぶつかったりすると、梱包物としての板状体fに圧縮しようとする力が直接かかるとともにヒンジ部cを閉じようとする力が直接かかる。そのため、電子部品を組み込んだ板状体fが、振動、衝撃等によって損傷され易いという問題があった。また、前記従来のコーナパッドは、側壁を設けていないので、梱包物としての板状体fに対して閉じられた空間を確保することができない。そのため、板状体fに塵、埃、ごみ等が付着するという問題があった。
【0006】
本発明は前記従来の問題点を解決し、落下したりぶつかったりした場合に、梱包物として電子部品を組み込んだ導光板等の板状体であっても、小さいサイズのものはもとより5インチ以上の大きなサイズに形成され、撓み性が大きいものでも振動、衝撃等によって損傷されることなく構造堅牢にかつ多量に搬送が行え、しかも箱体部内に連結板部に対し跨るように組込まれる内部保形枠の剛性により箱体部相互が連結板部に対して不用意に回動しないように保形性が発揮され、板状体の板状体挿入溝に対する挿入作業が容易に行え、梱包作業が簡単かつ確実に行えるとともに、製作は容易で量産可能で製作コストが安価な板状体の搬送用パッドを提供することを目的とものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑みなされ請求項1に記載の発明は、熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし適宜角度にて交叉される底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板、により断面略L形箱状に形成される複数個の箱体部と、(ロ)該箱体部の接続端間に折曲可能に連設された連結板部と、(ハ)前記箱体部の底板および背板の内壁にそれぞれL字状に沿って適宜個数が設けられた板状体挿入溝と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、
剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とするという手段を採用した。
【0008】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形することにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし交叉角が略直角に形成された底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板、によりなる2個の箱体部と、(ロ)該箱体部に対して折曲可能に連結される1個の連結板部と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、
剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とするという手段を採用した。
【0009】
また、本発明の請求項3に記載の発明は、熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし交叉角が略鈍角に形成された底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板、によりなる2個の箱体部と、(ロ)該箱体部に対して折曲可能に連結される1個の連結板部と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、
剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とするという手段を採用した。
【0010】
また、本発明の請求項4に記載の発明は、熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし交叉角が略直角に形成された底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板とによりなる2n個の箱体部と、(ロ)該箱体部に対して折曲可能に連結される2n−1個の連結板部とを有、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、
剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とするという手段を採用した。
【0015】
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,または請求項4の何れかにおいて前記内部保形枠の長手方向の両端は、対向する箱体部における底板と背板とが交叉する隅角部に幅方向にわたり突出された緩衝用脚部内に嵌合され、前記連結板部に跨って組込まれることにより箱体部相互の連結板部に対する組上げ時の保形性を発揮することを特徴とするという手段を採用した。
【0016】
また、本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,または請求項5の何れかにおいて可撓性材料により平面略ロ形に形成される外側固定枠は、組上げ時に対向する箱体部相互が連結板部に対し同一平面まで折曲された時に前記箱体部における背板、左側板および右側板を周囲から囲むように嵌合され連結板部間に跨って組付けられることにより箱体部相互の連結板部に対する組上げ時の保形性を発揮する特徴とするという手段を採用した。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の板状体の搬送用パッドの第1実施形態を示す分解斜視図、図2は組上げ状態を示す側面図、図3は展開状態から2つの箱状体を折曲する状態を示す側面図、図4は展開状態を示す側面図、図5は展開状態の平面図、図6は正面図、図7は板状体を梱包した状態の断面図である。
【0019】
そして、本実施形態の板状体の搬送用パッドは熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形することにより形成される。そして、1は複数個、本実施形態では2個の箱体部であり、この箱体部1,1は略矩形をなし適宜角度、本実施形態では交叉角θが略直角にて交叉される底板2および背板3と該底板2および背板3の左右両側に配置される側面略三角形の左側板4および右側板5とにより断面略L形箱状に形成される。
【0020】
前記熱可塑性合成樹脂としては、成形材料を容易にかつ多量に調達するために例えば発泡ポリプロピレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、PET樹脂等が使用されるが、これらは例示でありこれに限られない。また、成形される本実施形態の板状体の搬送用パッドには、静電気帯電防止処理や、導電処理を行うこともあり、ある程度の通電性が必要となる弱電製品や、ごみの付着を嫌う板状体Tを梱包するための板状体の搬送用パッドを成形するのに対応される。
【0021】
1bは対向する箱体部1,1における底板2と背板3とが交叉する隅角部1aに幅方向Yにわたり底板2と背板3とが交叉する2等分線Mの延長方向外側に突出された緩衝用脚部であり、この緩衝用脚部1bは搬送中の振動や落下時の衝撃を吸収して板状体Tが傷付いたり、損傷されるのを防止するためのものである。
【0022】
6は例えば成形時および不使用時には図4に示すように箱体部1,1の接続端間に連設され展開状態となる1個の連結板部であり、この連結板部6は使用に供する組付時には図4および図3の実線に示すような展開状態から図3の想像線で示すように折曲可能に連設される。
【0023】
3a,4a,5a,6aは前記背板3と、前記左側板4と、前記右側板5と、前記連結板部6との外側に形成された鍔部であり、この鍔部3a,4a,5a,6aは背板5と、左側板4と、右側板5と、連結板部6との補強をはかるためのものである。
【0024】
7は前記箱体部1,1の底板2および背板3の内壁にそれぞれL字状に沿って適宜個数が設けられた板状体挿入溝であり、この板状体挿入溝7内に例えば電子機器に使用される液晶モジュールの導光板、液晶基板、プリント配線基板、シリコンウエハー等の板状体Tの隣接する2つのコーナC,Cを搬送時に挿入するようになっている。
この板状体挿入溝7は、隣接する相互が0.5〜10mmにより形成される。この板状体挿入溝7の溝幅が0.5mm以上、好ましくは、1mm以上になるように形成される。溝幅が0.5mm未満では、輸送時に板状体Tが撓んで板状体T同士が接触することにより傷が付くので好ましくはない。また、10mmを越えると、嵩高くなり、板状体Tの輸送量が多くなるためである。
【0025】
8は例えば合成樹脂、金属、木材等の剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠であり、この内部保形枠8は組上げ時に図3の実線および図4に示すような展開状態から図3の想像線で示すように連結板部6に対して左右に連設される2個の箱体部1,1を略45度折曲させることにより対向して起立させて箱体部1,1の底板2,2相互が連結板部6に対し同一平面Sまで折曲された時に対向する箱体部1,1内に組み込まれることにより背板3、左側板4および右側板5の内壁に合致するとともに前記連結板部6に跨って箱体部1,1相互の連結板部6に対する保形性を発揮するようになっている。こうして、板状体Tの搬送時における箱体部1,1内の挿入操作を容易かつ確実にする。
【0026】
この際、内部保形枠8の長手方向の両端8a,8aは、対向する箱体部1,1における底板2と背板3とが交叉する隅角部1aに幅方向Yにわたり突出された緩衝用脚部1b内に嵌合され、内部保形枠8は前記連結板部6に跨って組込まれることにより箱体部1,1相互の連結板部6に対する組上げ時の保形性を確実に発揮するようになる。
【0027】
9は例えば合成樹脂、または金属等の可撓性材料により平面略ロ形に形成される外側固定枠であり、この外側固定枠9は組上げ時に前述のように箱体部1,1相互が連結板部6に対し同一平面Sまで折曲して起立された後に前記箱体部1,1における背板3、左側板4および右側板5を周囲から囲むように嵌合されて箱体部1,1間に跨って組付けられることにより箱体部1,1相互の連結板部6に対する組上げ後の保形性を発揮する。9aは外側固定枠9の長手方向Iにおける両端付近の内側の左右に対応して設けられた係合凹状部であり、この係合凹状部9aは箱体部1,1の左側板4および右側板5の鍔部4a,5aに設けた係止凹部4b,5bに係脱可能になる。
【0028】
本発明の第1実施形態は以上の構成からなり、本実施形態の板状体の搬送用パッドは、例えば発泡ポリプロピレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、PET樹脂等熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形することにより形成される。
【0029】
この際、本実施形態の板状体の搬送用パッドは、前後左右の周囲と下面とが略矩形の壁面により全体的に略皿形に形成される従来のトレーとは異なり略矩形をなし、交叉角θが略直角に交叉される底板2および背板3と該底板2および背板3の左右両側に配置されて略矩形の壁面よりも面積が減少化される側面略三角形の左側板4および右側板5とにより断面略L形箱状に形成された2個の箱体部1,1と該箱体部1,1の接続端間に連設される1個の連結板部6とは成形時に図3の実線および図4に示すように展開状態に成形されるので、開放率が大きく、金型に対する接触面積の減少化がはかれて食い付きが少なく形成されるため、真空成形時に金型から熱可塑性合成樹脂よりなる物品搬送用パッドを円滑かつ確実に剥型することができ、生産効率は向上されて生産コストは安価になる。しかも、金型は構造簡単になり、金型代は安価になる。
【0030】
それから、例えば電子機器に使用される液晶モジュールの導光板、液晶基板、プリント配線基板、シリコンウエハー等の板状体Tを搬送する等の使用時には先ず図3の実線および図4に示すような展開状態から図3の想像線で示すように連結板部6に対して左右に連設される2個の箱体部1,1を略45度折曲させることにより対向して起立させる。
【0031】
次いで、箱体部1,1の底板2,2相互が連結板部6に対し図2、図3の想像線に示すように同一平面Sまで折曲された時に対向する箱体部1,1内における背板3、左側板4および右側板5に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部6に跨がるように剛性を有する内部保形枠8を組込むと、内部保形枠8の剛性により箱体部1,1相互が連結板部6に対して不用意に回動して対向状態が形崩れないように保形性が発揮される(図1参照)。
【0032】
その後、箱体部1,1の底板2および背板3の内壁にそれぞれL字状に沿って適宜個数が設けられた板状体挿入溝7内に例えば電子機器に使用される液晶モジュールの導光板、液晶基板、プリント配線基板、シリコンウエハー等の板状体Tの上下に隣接するコーナC,C;C,Cを挿入する。この時、対向する断面略L形箱状をなす箱体部1,1内に設けられる板状体挿入溝7,7は連結板部6を介してピッチのずれがなく自然に左右に対向するので、板状体挿入溝7,7内への板状体Tの挿入作業は迅速かつ正確に行える。
【0033】
このように展開状態の物品搬送用パッドの箱体部1,1を対向して折曲して箱体部1,1内に内部保形枠8を連結板部6に対し跨がるように組込んで、内部保形枠8の剛性により箱体部1,1相互が連結板部6に対して不用意に回動しないように保形性を発揮させてから、板状体Tの四隅に配置される上下のコーナC,C;C,Cを図7に示すように上下2個の板状体の搬送用パッドの箱体部1,1;1,1の底板2および背板3の内壁にそれぞれL字状に沿って適宜個数が設けられた板状体挿入溝7内に挿入させ、所望個数の板状体Tを上下2個の物品搬送用パッド内に組み込む。その後に合成樹脂、または金属等の可撓性材料により平面略ロ形に形成される外側固定枠9を、背板3、左側板4および右側板5を周囲から囲むように嵌合させることにより外側固定枠9が箱体部1,1間に跨るように組付けられ、箱体部1,1;1,1内の板状体挿入溝7に板状体Tの上下のコーナC,C;C,Cを挿入させた状態で固定が行われる(図7参照)。
この際、外側固定枠9は,長手方向Iにおける両端付近の内側の左右に設けられた係合凹状部9aが対向する箱体部1,1の左側板4および右側板5の鍔部4a,5aに対応して設けた係止凹部4b,5bに係脱可能に嵌合されるので、外側固定枠9の箱体部1,1に対する固定は迅速かつ確実になる。
なお、図には示さないが、図7に示すように箱体部1,1;1,1内の板状体挿入溝7に板状体Tの上下のコーナC,C;C,Cを挿入させてから上下2つの物品搬送用パッドの外周にゴム輪を捲回したり、テープを捲回することにより固定を確実にすることもできる。
こうして板状体Tの搬送時の梱包作業を終える。
【0034】
従って、梱包物として板状体Tが、例えば撓み性が小さな1〜4インチの大きさの小さなサイズに形成される導光板のような場合はもとより、5インチ以上の大きなサイズに形成される導光板であり、撓み性が大きい場合にも、熱可塑性の合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより全体形状が略皿形に成形される従来のトレーのように内部に横置きする方式とは異なり、本実施形態では上下2個の板状体の搬送用パッドの箱体部1,1;1,1の底板2および背板3の内壁にそれぞれL字状に沿って適宜個数が設けられた板状体挿入溝7内に板状体Tの隣接する上下のコーナC,C;C,Cを収納するという縦置収納方式を採用するので、板状体Tの収容枚数が多くなり、積載効率が向上するとともに従来のように多くのトレーを必要とすることなく所望数の板状体Tの搬送時の梱包が簡単な取り扱いで容易に行える。
【0035】
この際、板状体挿入溝7は、隣接する相互が0.5〜10mmにより形成されるので、搬送時に板状体Tが撓んで板状体T同士が接触することがなく、しかも板状体Tが傷付くことなく、高品質を保証する搬送が行える。この時、溝幅が0.5mm未満では、搬送時に板状体Tが撓んで板状体T同士が接触することがあるので好ましくはないためであり、また、10mmを越えると、嵩高くなり、板状体Tの輸送量が多くなるためである。
しかも、従来の搬送方法のように保護フィルムを導光板等の板状体の表面に貼着して重合させたり、図16ないし図18に示すように緩衝材hを板状体f相互間に挟むようにして重ね合わせる手間が省かれるとともに板状体Tに対する接触面積が板状体挿入溝7だけと少ないので、板状体Tの搬送時の梱包が容易な取扱操作により簡単に行えるとともにごみの発生はなくなり板状体Tに汚れや傷が生ずることなく、高品質のを信頼性のある製品に梱包するのに適する。
【0036】
しかも、本実施形態の板状体の搬送用パッドは、前記のように熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形することにより形成され、2個の箱体部1,1は略矩形をなし交叉角θが略直角に形成された底板2および背板3の左右両側に側面略三角形の左側板4および右側板5が配置され、しかも2個の箱体部1,1に対して折曲可能に連結される1個の連結板部6とから成形されるので、図16ないし図18に示すような4つの従来のコーナパッドが、4個とも、ヒンジ部cで結合された対をなす当て板a,bの両側に側壁を設けるのとは異なり、落下したりぶつかったりした場合に、梱包物としての板状体Tに圧縮しようとする力が直接かかることはないとともに従来のコーナパッドのようにヒンジ部cを用いていないため、閉じようとする力が直接板状体Tにかかることはない。そのため、電子部品を組み込んだ板状体Tが、振動、衝撃等によって損傷されることなく構造堅牢に搬送に供される。
【0037】
しかも、対向する箱体部1,1における底板2と背板3とが交叉する隅角部1aには幅方向Yにわたり略直角の交叉角θに対する2等分線Mの延長方向外側に緩衝用脚部1bが突出され、また、前記左側板4と、前記右側板5と、前記連結板部6との外側に鍔部4a,5a,6aが形成されているので、箱体部1,1は構造堅牢になり搬送時または落下時においても振動や衝撃等から板状体Tを損傷なく保護する。
また、前記のように2個の箱体部1,1は、左側板4および右側板5を設けているので、梱包物としての板状体Tに対して閉じられた空間を確保することも可能となり、板状体Tに塵、埃、ごみ、傷等が付着しないで済む。
【0038】
また、図8ないし図11に示すものは本発明の板状体の搬送用パッドの第2実施形態を示すものである。
この実施形態では、底板2、背板3、連結板部6の設置幅を前記第1実施形態より広くして対向する箱体部1,1を幅広に形成するとともに箱体部1,1の底板2および背板3の内壁にそれぞれL字状に沿って設けられる板状体挿入溝7の設置数を増加することにより多数の板状体Tの梱包数を増大するようにして積載効率を向上するほか、対向する箱体部1,1における底板2と背板3とが交叉する2等分線の延長方向外側に突出する緩衝用脚部1b,1bの突出度を大きくして振動や衝撃等に対する緩衝性を大きく設定した点が異なり、そのほかは前記第1実施形態と同様の構成、作用である。
【0039】
図12および図13に示すものは本発明の第3実施形態である。
この実施形態は、前記第1実施形態および第2実施形態のように板状体Tが四隅にコーナC,C;C,Cを有する矩形ないしは正方形に形成されたものとは異なり、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタル・ビデオ・ディスク)のような円盤状に形成されたものの搬送に適する。
すなわち、2個の箱体部1,1は、略矩形をなす底板2および背板3の交叉角θが直角よりも大きな略鈍角に形成されたことにより円盤状の板状体Tの搬送時に、断面略L形箱状に形成される2個の箱体部1,1の底板2および背板3の内壁に沿って設けた適宜個数の板状体挿入溝7と2個の箱体部1,1の接続端間に折曲可能に連設する連結板部6に設けた板状体挿入溝7とに外周を挿入することにより図13では2個の箱体部1,1の底板2、背板3、連結板部6に対して5個所で点接触させるように支持して梱包し、搬送を行うようにした点が異なるほかは、前記第1実施形態および第2実施形態と同様の構成、作用である。
【0040】
さらに、図14および図15に示すものは本発明の第4実施形態である。
この実施形態では、板状体Tが図に示すように矩形に形成されるものほか、正方形、図には示さないが六角形、八角形等の多角形に形成されるものを梱包し、搬送する場合に適するものである。
すなわち、略矩形をなし交叉角θが略直角に形成された底板2および背板3と、該底板2および背板3の左右両側に配置される側面略三角形の左側板4および右側板5とによりなる2n個、図示では4個の箱体部1,1;1,1と、該箱体部1,1;1,1に対して接続端間で折曲可能に連結される2n−1個、図示では3個の連結板部6,6,6とから1個の物品搬送パッドが成形される。
なお、上記説明においてnは整数である。しかも、本実施形態は例えば図には示さないが、板状体Tが六角形に形成される場合は、1個の搬送パッドに6個の箱体部1と5個の連結板部6が箱体部1の接続端間に設けられ、また板状体Tが八角形の場合は、1個の搬送パッドに8個の箱体部1と7個の連結板部6とが箱体部1の接続端間にそれぞれ設けられる。
【0041】
そして、図示する実施形態では、前記第1実施形態が板状体Tの搬送時に、四隅に配置する4つのコーナC,C;C,Cを上下2個の搬送パッドの対向する箱体部1,1;1,1に設けられる板状体挿入溝7内に挿入することにより梱包が行われていたが、この実施形態では1つの搬送パッドに備えられた4個の箱体部1,1;1,1の底板2および背板3に設けられた適宜個数の板状体挿入溝7内に矩形の板状体TのコーナC,C;C,Cを挿入して梱包を行うようにして梱包作業を効率化したほかは、第1実施形態と同様の構成、作用である。
【0042】
また、本実施形態を進展させれば例えば図には示さないが、板状体Tが六角形に形成される場合は、1個の搬送用パッドに6個の箱体部1と5個の連結板部6とが箱体部1の接続端間に設け、また板状体Tが八角形の場合は、1個の搬送パッドに8個の箱体部1と7個の連結板部6とを箱体部1の接続端間にそれぞれ設けることにより、それぞれ六角形の板状体T、八角形の板状体Tの外周を箱体部1内に設けた板状体挿入溝7に挿入することにより1個の搬送パッドにより周囲から包囲して梱包することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の発明は以上のように、熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし適宜角度にて交叉される底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板、により断面略L形箱状に形成される複数個の箱体部と、(ロ)該箱体部の接続端間に折曲可能に連設された連結板部と、(ハ)前記箱体部の底板および背板の内壁にそれぞれL字状に沿って適宜個数が設けられた板状体挿入溝と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とし、また、本発明の請求項2に記載の発明は、熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形することにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし交叉角が略直角に形成された底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板、によりなる2個の箱体部と、(ロ)該箱体部に対して折曲可能に連結される1個の連結板部と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とし、また、本発明の請求項3に記載の発明は、熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし交叉角が略鈍角に形成された底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板、によりなる2個の箱体部と、(ロ)該箱体部に対して折曲可能に連結される1個の連結板部と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とし、さらに、本発明の請求項4に記載の発明は、熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし交叉角が略直角に形成された底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板とによりなる2n個の箱体部と、(ロ)該箱体部に対して折曲可能に連結される2n−1個の連結板部と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とするので、落下したりぶつかったりした場合に、梱包物として電子部品を組み込んだ導光板等の板状体であっても、小さいサイズのものはもとより5インチ以上の大きなサイズに形成され、撓み性が大きいものでも振動、衝撃等によって損傷されることなく構造堅牢にかつ多量に搬送が行え、しかも箱体部を対向して折曲して箱体部内に内部保形枠を連結板部に対し跨るように組込むことにより、内部保形枠の剛性により箱体部相互が連結板部に対して不用意に回動しないように保形性が発揮され、板状体の板状体挿入溝に対する挿入作業が容易に行え、梱包作業が簡単かつ確実に行えるとともに、製作は容易で量産可能で製作コストが安価になる。
【0047】
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,または請求項4の何れかにおいて前記内部保形枠の長手方向の両端は、対向する箱体部における底板と背板とが交叉する隅角部に幅方向にわたり突出された緩衝用脚部内に嵌合され、前記連結板部に跨って組込まれることにより箱体部相互の連結板部に対する組上げ時の保形性を発揮することを特徴とするので、箱体部を対向して折曲して箱体部内に内部保形枠を連結板部に対し跨がるように組込むことにより、内部保形枠の剛性により箱体部相互が連結板部に対して不用意に回動しないように保形性が発揮され、板状体の板状体挿入溝に対する挿入作業が容易に行える。
【0048】
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,または請求項5の何れかにおいて可撓性材料により平面略ロ形に形成される外側固定枠は、組上げ時に対向する箱体部相互が連結板部に対し同一平面まで折曲された時に前記箱体部における背板、左側板および右側板を周囲から囲むように嵌合され連結板部間に跨って組付けられることにより箱体部相互の連結板部に対する組上げ後の保形性を発揮することを特徴とするので、所望個数の板状体を物品搬送用パッド内に組み込み後に外側固定枠を、背板、左側板および右側板を周囲から囲むように嵌合させて外側固定枠が箱体部間に跨るように組付けられ、堅牢に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板状体の搬送用パッドの第1実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同じく搬送用パッドの組上げ状態を示す側面図である。
【図3】同じく搬送用パッドの展開状態から2つの箱体部を折曲する状態を示す側面図である。
【図4】同じく搬送用パッドの展開状態を示す側面図である。
【図5】同じく搬送用パッドの展開状態の平面図である。
【図6】同じく搬送用パッドの正面図である。
【図7】同じく板状体を梱包した状態の断面図である。
【図8】本発明の板状体の搬送用パッドの第2実施形態を示す斜視図である。
【図9】同じく平面図である。
【図10】同じく正面図である。
【図11】同じく断面図である。
【図12】本発明の板状体の搬送用パッドの第3実施形態を示す断面図である。
【図13】同じく板状体を梱包した状態の断面図である。
【図14】本発明の板状体の搬送用パッドの第4実施形態を示す断面図である。
【図15】同じく展開した状態を実線に、箱体部を折曲する状態を想像線で示いた側面図である。
【図16】従来のこの種、コーナパッドを示す斜視図である。
【図17】同じく板状体と緩衝材とを示す分解斜視図である。
【図18】同じく板状体の梱包状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 箱体部
2 底板
3 背板
3a 鍔部
4 左側板
4a 鍔部
4b 係合凹部
5 右側板
5a 鍔部
5b 係合凹部
6 連結板部
7 板状体挿入溝
8 内部保形枠
8a 両端
9 外側固定枠
9a 係合凹状部
C コーナ
T 板状体

Claims (6)

  1. 熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし適宜角度にて交叉される底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板、により断面略L形箱状に形成される複数個の箱体部と、(ロ)該箱体部の接続端間に折曲可能に連設された連結板部と、(ハ)前記箱体部の底板および背板の内壁にそれぞれL字状に沿って適宜個数が設けられた板状体挿入溝と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、
    剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とする板状体の搬送用パッド。
  2. 熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形することにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし交叉角が略直角に形成された底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板、によりなる2個の箱体部と、(ロ)該箱体部に対して折曲可能に連結される1個の連結板部と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、
    剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とする板状体の搬送用パッド。
  3. 熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし交叉角が略鈍角に形成された底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板、によりなる2個の箱体部と、(ロ)該箱体部に対して折曲可能に連結される1個の連結板部と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、
    剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とする板状体の搬送用パッド。
  4. 熱可塑性合成樹脂シートを真空成形等の熱成形をすることにより成形した板状体の搬送用パッドであって、(イ)略矩形をなし交叉角が略直角に形成された底板および背板、並びに該底板および背板の左右両側に配置される側面略三角形の左側板および右側板とによりなる2n個の箱体部と、(ロ)該箱体部に対して折曲可能に連結される2n−1個の連結板部と、を有した板状体の搬送用パッドにおいて、
    剛性材により平面略ロ形に形成される内部保形枠は、組上げ時に前記箱体部の前記底板相互が前記連結板部に対し同一平面まで折曲された時に対向する前記箱体部における前記背板、前記左側板および前記右側板に囲まれる内壁に略合致するように前記連結板部に跨って組込まれることにより前記箱体部相互の前記連結板部に対する保形性を発揮することを特徴とする板状体の搬送用パッド。
  5. 前記内部保形枠の長手方向の両端は、対向する箱体部における底板と背板とが交叉する隅角部に幅方向にわたり突出された緩衝用脚部内に嵌合され、前記連結板部に跨って組込まれることにより箱体部相互の連結板部に対する組上げ時の保形性を発揮することを特徴とする請求項1,請求項2 , 請求項3 , または請求項4の何れかに記載の板状体の搬送用パッド。
  6. 可撓性材料により平面略ロ形に形成される外側固定枠は、組上げ時に対向する箱体部相互が連結板部に対し同一平面まで折曲された時に前記箱体部における背 板、左側板および右側板を周囲から囲むように嵌合され連結板部間に跨って組付けられることにより箱体部相互の連結板部に対する組上げ後の保形性を発揮することを特徴とする請求項1,請求項2 , 請求項3 , 請求項4 , または請求項5の何れかに記載の板状体の搬送用パッド。
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