JP4064390B2 - 排気ガス再循環バルブ及びその密封装置 - Google Patents

排気ガス再循環バルブ及びその密封装置 Download PDF

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Description

本発明は、排気ガス再循環バルブ及びその密封装置に関し、一層詳細には、弁基部内を流通する排気ガスの漏出を防止することが可能な排気ガス再循環バルブ及びその密封装置に関する。
従来から、例えば、内燃機関から排出される有害成分を除去するために、排気ガス再循環バルブが用いられている。この排気ガス再循環バルブは、内燃機関から排出される排気ガスを吸気系に再循環させ、前記排気ガス中に含まれるNOx等の有害成分を減少させるために、前記内燃機関の吸気系と排気系とを連通させる機能を有する。
例えば、このような排気ガス再循環バルブは、内燃機関の吸気系と排気系とを連通させる排気ガス通路を有するハウジングと、前記排気ガス通路の連通状態を切り換える調整弁と、圧力流体の供給作用下に前記調整弁を軸線方向に沿って変位動作させるダイヤフラムとからなる。
前記調整弁はハウジングの内部に設けられた摺動部材に挿通され、前記ハウジングの上部に設けられたダイヤフラムが供給される圧力流体の圧力差によって変位することにより、前記ダイヤフラムの中央部に連結された調整弁が摺動部材のガイド作用下に軸線方向に沿って変位する。また、摺動部材の上方には、調整弁が挿通された樹脂製材料からなる円筒状のシール部材が設けられ、前記シール部材が圧縮コイルスプリングのばね力によって前記摺動部材の端面に当接して気密を保持する構成としている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−52251号公報
ところで、特許文献1に係る従来技術においては、調整弁が挿通される円筒状のシール部材によってハウジングの排気ガス通路内の気密を保持し、ダイヤフラム側への排気ガスの漏出を防止する構成としている。
しかしながら、この密封装置として用いられているシール部材は、単に摺動部材の端面に当接させているだけであると共に、調整弁が弁座から離間した際には、該調整弁の軸部によってシール部材が摺動部材から離間する方向へと強制的に変位させられ、ハウジングの通路入口から弁座を通じて通路出口へと流通する排気ガスが、調整弁の軸部と摺動部材との間の隙間からダイヤフラム側へと漏出してしまうという問題がある。
本発明は、前記の問題を考慮してなされたものであり、弁基部内を流通する排気ガスの漏出を確実に阻止することが可能な排気ガス再循環バルブ及びその密封装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、排気ガスの循環通路と該循環通路内に設けられる弁座とを有する弁基部と、
前記弁座に着座・離間することにより前記循環通路を開閉する弁体と、
前記弁基部に連結され、圧力流体の供給下に前記弁体を軸線方向に沿って変位させる駆動部と、
前記弁基部の内部に設けられ、前記弁体を軸線方向に沿って変位自在に保持するガイド部材と、
前記弁基部と前記駆動部との間に設けられ、前記弁基部内を流通する前記排気ガスの漏出を防止する第1気密保持部材と、
前記ガイド部材に前記弁体の外周面を囲繞するように設けられ、前記弁基部内を流通する前記排気ガスの漏出を防止する第2気密保持部材と、
を備え、
前記第2気密保持部材は、前記弁体と対向する内周面に形成されて前記弁体の外周面に当接する第1シール部と、前記駆動部側に向かって延在するように形成され、前記駆動部の端面に当接する単一若しくは複数の第2シール部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、弁基部と駆動部との間に第1気密保持部材を設けると共に、ガイド部材には弁体の外周面を囲繞するように第2気密保持部材を設けている。そして、弁基部の循環通路を排気ガスが流通する際に、前記弁基部と駆動部との間に流入した排気ガスを第1気密保持部材によって遮断し、前記排気ガスが弁基部の外部に漏出することを阻止することができる。また、弁体とガイド部材との間に流入した排気ガスを、前記弁体に外周面に当接する第2気密保持部材の第1シール部によって遮断し、且つ、前記ガイド部材と駆動部との間に流入した排気ガスを、前記駆動部の端面に当接する単一若しくは複数の第2シール部によって遮断することにより、前記排気ガスが弁基部から外部へ漏出することを阻止することができる。
従って、排気ガス再循環バルブに第1及び第2気密保持部材を設けることにより、前記弁基部の循環通路内を流通する排気ガスが外部に漏出することを確実に阻止することができる。
また、ガイド部材を焼結材料(例えば、カーボン焼結体)から形成すると共に、第2気密保持部材をゴム製材料から形成することにより、前記ガイド部材によって変位自在に保持される弁体との摺動抵抗が軽減され、前記弁体の摺動性を向上させることができると共に、前記焼結材料からなるガイド部材と弁体との間に生じた隙間に排気ガスが流入した際に、前記ゴム製材料から形成された第2気密保持部材によって前記排気ガスの流通を遮断することができる。そのため、弁体の摺動性と第2気密保持部材による排気ガスのシール性を共に向上させることができる。
さらに、第1シール部は、弁体側に向かって半径内方向に膨出した内側環状部と、前記内側環状部より前記駆動部側に形成され、前記弁体に接近する方向に向かって所定角度傾斜して延在するスカート部とからなり、
前記内側環状部とスカート部とを前記弁体の外周面に当接させるとよい。
これにより、第1シール部の内側環状部が弁体の外周面に当接して密着すると共に、同時に、スカート部が前記弁体の外周面へと当接して密着しているため、弁基部内の排気ガスが、弁体とガイド部材との間から駆動部側に向かって流入した場合にも、前記内側環状部によって遮断されると共に、スカート部によってさらに確実に遮断することができる。そのため、排気ガスが弁体とガイド部材との間を通じて駆動側へと流通することを阻止でき、該排気ガスの外部への漏出を確実に阻止することが可能となる。
さらにまた、排気ガス再循環バルブを、排気ガスが循環通路に対して正圧で供給されるディーゼル機関に用いるとよい。すなわち、ディーゼル機関において排気ガスが循環通路内に正圧で供給されているため、前記排気ガスがその圧力下に弁体とガイド部材との間の隙間や弁基部とガイド部材との間の隙間に流入してしまう。その場合に、各隙間に流入した排気ガスを第1及び第2気密保持部材によって確実に遮断し、前記排気ガスが弁基部の外部に漏出することを阻止できる。
また、本発明は、弁体と前記弁体を軸線方向に沿って変位自在に保持するガイド部材との間を密封し、前記ガイド部材に前記弁体の外周面を囲繞するように形成される環状凹部に装着される密封装置であって、
前記密封装置は、前記弁体の外周面に当接する第1シール部と、
前記環状凹部の内周面側に設けられ、前記環状凹部の開口部を閉塞する第1ケーシングの端面に当接する単一若しくは複数の第2シール部とを備え、
前記第1シール部は、前記弁体に向かって半径内方向に膨出した内側環状部と、
前記内側環状部より前記第1ケーシング側に形成され、前記弁体に接近する方向に向かって所定角度傾斜して延在するスカート部とからなり、
前記第2シール部より半径内方向に形成され、前記密封装置を前記環状凹部に装着する前の状態において前記第2シール部に対して軸線方向への長さが小さい平面部位を有し、
前記平面部位は、前記密封装置を装着した際に前記第1ケーシングの端面に当接することを特徴とする。
本発明によれば、密封装置は、弁体を囲繞するように形成される第1シール部と、第1ケーシングの端面に当接するように形成される単一若しくは複数の第2シール部とを備え、第1シール部の膨出部とスカート部とによって弁体の外周面を好適に囲繞してシール性を向上させると共に、第2シール部より軸線方向への長さの小さい平面部位を設けることにより、密封装置が環状凹部に装着されて第1ケーシングと当接した際に、該第1ケーシングの端面に前記平面部位が当接して軸線方向への変位が規制されるため、前記第2シール部の過度な変形を防止することができ、前記平面部位を環状に形成することにより、密封装置によるシール性をさらに向上させることが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、弁基部と駆動部との間に第1気密保持部材を設け、ガイド部材に弁体の外周面を囲繞するように第2気密保持部材を設けることにより、弁基部の循環通路を排気ガスが流通する際に、前記弁基部と駆動部との間に流入した排気ガスを第1気密保持部材によって遮断し、弁体とガイド部材との間に流入した排気ガスを第2気密保持部材の第1シール部によって遮断し、且つ、前記ガイド部材と駆動部との間に流入した排気ガスを単一若しくは複数の第2シール部によって遮断することにより、排気ガスが弁基部の外部に漏出することを確実に阻止することができる。
また、弁体を囲繞するように形成された第1シール部に、膨出部とスカート部とを設けることにより前記弁体の外周面を好適に囲繞してシール性を向上させることができると共に、第1ケーシングの端面に当接するように形成された第2シール部と、前記第2シール部より軸線方向への長さの小さい平面部位とを設けることにより、密封装置が環状凹部に装着されて第1ケーシングと当接した際に、前記第2シール部の過度な変形を防止することができ、密封装置によるシール性をさらに向上させることが可能となる。
本発明に係る排気ガス再循環バルブ及びその密封装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る密封装置が適用される排気ガス再循環バルブを示す。
図1及び図2に示されるように、排気ガス再循環バルブ10は、図示しない内燃機関から排出された排気ガスを吸気系に再循環させる通路(循環通路)12を有する弁基部14と、前記弁基部14の上部に連結され、図示しない圧力流体供給源(例えば、真空ポンプ)から圧力流体が供給される駆動部16と、前記駆動部16の駆動作用下に排気ガスの連通状態を相互に切り換える弁体18とからなる。
弁基部14には、下面の略中央部に図示しない内燃機関の排気系と接続される入口ポート(循環通路)20が形成されると共に、前記入口ポート20より離間した弁基部14の側部には、図示しない内燃機関の吸気系に接続される出口ポート(循環通路)22が形成されている。なお、前記入口ポート20と出口ポート22は、前記入口ポート20の上部側に画成された弁室(循環通路)24及び通路12によって連通されている。
入口ポート20には環状の弁座26が配設され、前記弁座26の略中央には排気ガスが流通する連通孔28が形成されている。この連通孔28は、弁室24側(矢印A方向)に向かって徐々に縮径するようなテーパ状に形成されている。そして、弁座26には、弁室24と対向する端面に弁体18の着座部30が当接する。
また、弁基部14の弁室24には、その内周面に形成される段部32を介して金属製材料からなる弁カバー34が設けられている。
この弁カバー34は、例えば、薄板材から断面略U字状に形成され、入口ポート20に向かって突出した略中央部には、前記弁体18の弁軸部36が挿通される孔部38が形成されている。すなわち、弁カバー34は、弁基部14の弁室24に導入される排気ガスに含有されるカーボン等が駆動部16側(矢印A方向)に進入することを防止すると共に、高温の排気ガスの熱が駆動部16側(矢印A方向)に伝達されることを防止している。なお、前記弁体18は、その軸心が孔部38の軸心と一致するように装着され、前記孔部38の直径は、前記弁体18の弁軸部36が軸線方向に変位する際に接触することがないように前記弁軸部36の外周径より若干大きく形成されている。
一方、弁基部14には、弁室24の上方に向かって開口した開口部に、例えば、カーボン焼結体等の焼結材料から形成されるガイド部材40が設けられ、前記ガイド部材40の半径外方向に拡径した拡径部42が開口部に係合されている。そして、弁カバー34の半径外方向に延在した端部が、ガイド部材40の拡径部42よって弁基部14の段部32との間に挟持されている。なお、ガイド部材40が弁基部14に装着された際に、前記ガイド部材40の拡径部42の上面と前記弁基部14の上面とが略同一平面となる。
ガイド部材40の略中央部には、軸線方向に沿って貫通したガイド孔44が形成され、前記ガイド孔44には弁体18の弁軸部36が挿通されている。このガイド孔44の内周径は、弁軸部36の外周径と略同等に形成されているため、前記ガイド孔44によって弁体18の弁軸部36が軸線方向に沿って変位自在に支持される。
この場合、好ましくはガイド部材40にカーボン焼結体等の焼結材料を採用することにより、弁体18がガイド孔44のガイド作用下に軸線方向に沿って変位する際に良好な摺動性が得られる。
前記ガイド部材40の一端部は、断面略U字状の弁カバー34の内部に挿入されると共に、他端部が駆動部16の第1ケーシング46の凸部48に係合するように膨出形成されている。そして、ガイド部材40の他端部には、ガイド孔44に臨むように窪んだ環状凹部50が形成され、前記環状凹部50には弁基部14内の気密を保持可能な密封装置として機能するシール部材(第2気密保持部材)52が前記ガイド孔44と同軸上となるように装着されている。
シール部材52は、例えば、フッ素ゴム等のゴム製材料から環状に形成され、その略中央部には弁体18の弁軸部36が挿通されている。
このシール部材52は、図3及び図4に示されるように、該シール部材52の内周面側に形成され、半径内方向となる弁軸部36の外周面に向かって膨出する内側環状部(第1シール部)54と、前記内周面において前記内側環状部54より駆動部16側(矢印A方向)に形成され、前記弁軸部36の外周面に向かって所定角度傾斜して延在する第1スカート部(第1シール部)56と、該第1スカート部56の基部より半径外方向に向かって所定長だけ延在した後に弁基部14側(矢印B方向)に向かって折曲される外側環状部58と、前記外側環状部58の角部60から駆動部16側(矢印A方向)に向かって所定角度傾斜して延在する第2スカート部(第2シール部)62からなる。
内側環状部54は、シール部材52がガイド部材40の環状凹部50に装着された際に弁基部14側(矢印B方向)となる位置に形成され、前記内側環状部54は弁軸部36側に向かって所定角度傾斜し、互いに接近するように形成された一組のテーパ面から形成されている。そして、一組のテーパ面が交差した部位が最も弁軸部36側に突出している。すなわち、図3に示されるように、シール部材52に弁体18の弁軸部36を挿通させた際、該シール部材52が内側環状部54における最も弁軸部36側に突出した部位を中心として前記弁軸部36の外周面に当接することにより、前記内側環状部54が半径外方向へと押し潰されて変形することにより前記弁軸部36に密着した状態となる。
一方、シール部材52における内側環状部54の外周側には、リング部材64が環状溝を介して装着され、前記リング部材64は半径内方向に向かって所定力で締め付けられている。そのため、シール部材52の内側環状部54には、常に半径内方向に向かって押圧力が付勢され、前記リング部材64によって前記内側環状部54が半径外方向に変形することを規制している。すなわち、リング部材64は、半径内側に締め付けるための引張力を備えることが望ましい。
第1スカート部56は、図4に示されるように、シール部材52の内周面に対して弁軸部36側に向かって所定長さだけ突出するように延在し、前記第1スカート部56の半径内方向への突出量は、内側環状部54の最も突出した部位の半径内方向へ突出量と略同等となるように設定されている。
また、第1スカート部56は、シール部材52の駆動部16と対向する上端面より所定長だけ駆動部16側(矢印A方向)に突出するように形成されている。すなわち、第1スカート部56は、シール部材52の内周面と上端面のそれぞれから突出するように形成されている。
すなわち、図3に示されるように、シール部材52に弁体18の弁軸部36を挿通させた際、第1スカート部56が弁軸部36の外周面によって若干だけ半径外方向へと押し広げられた状態で当接している。そのため、第1スカート部56の内周面が、常に弁軸部36の外周面に当接した状態で保持される。
さらに、シール部材52の内周面には、内側環状部54と第1スカート部56との間に該シール部材52の半径外方向に所定深さだけ窪んだ円弧状の窪み部66が形成されている。この窪み部66は、シール部材52に弁体18の弁軸部36を挿通させ、内側環状部54と第1スカート部56とが弁軸部36の外周面に当接した際に、該外周面より所定間隔離間するように形成されている。すなわち、窪み部66は、内側環状部54と弁軸部36との間に生じる摺動抵抗を減ずる目的で設けられている。
外側環状部58は、第1スカート部56の基部より半径外方向に略水平に延在する平面部位68と、略水平方向に延在した平面部位68に対して略直角に折曲されて所定長だけ延在する直交部位70とから構成され、該直交部位70は、シール部材52の内周面と略平行に形成されている。前記直交部位70の外周面は、半径外方向に向かって若干だけ膨出するように形成され、シール部材52を環状凹部50に装着した際に、外側環状部58の膨出した部位が前記環状凹部50の内壁面に当接する(図3参照)。
平面部位68は、第2スカート部62の内周側に設けられ、シール部材52を環状凹部50に装着する前において、前記シール部材52の端面からの軸線方向に沿った高さ寸法T1が第2スカート部62の高さ寸法T2より小さく(T1<T2)設定されている(図4参照)。これにより、シール部材52が環状凹部50を介してガイド部材40に装着された際に、前記平面部位68が第2スカート部62と同様に第1ケーシング46の凸部48の壁面に当接する(図3参照)。
そのため、平面部位68が第1ケーシング46に当接することにより軸線方向(矢印A、B方向)への変位が規制されるため、第2スカート部62の過度な変形を防止することができる。換言すると、平面部位68は、第2スカート部62の軸線方向への変位が所定量となるように規制するストッパとして機能している。
また、平面部位68を環状に設けることにより、前記第2スカート部62と前記平面部位68とを第1ケーシング46の端面に当接させることが可能となるため、より一層シール性を高めることができる。
一方、外側環状部58の内部には、金属製材料(例えば、冷間圧延材)から断面略L字状に形成される補強部材72が一体的に配設されている。すなわち、外側環状部58における平面部位68と略直角に折曲される直交部位70とに沿って環状の補強部材72を内装することにより、前記シール部材52の剛性を高めている。詳細には、シール部材52において内周面に対する外側環状部58の剛性を向上させている。なお、補強部材72は、モールド成形等によってシール部材52に対して一体成形されている。
また、外側環状部58における平面部位68と直交部位70とが交差する角部60には、該角部60から駆動部16側に向かって延在する第2スカート部62が形成され、該第2スカート部62の先端部は、外側環状部58における直交部の外周径と略同一直径となるように突出すると共に、前記第2スカート部62の駆動部16側への突出量は、第1スカート部56の突出量より小さくなるように設定されている。
そして、第2スカート部62は、駆動部16における第1ケーシング46の凸部48へと当接して常に密着した状態で保持される。
なお、上述した説明では、第2スカート部62は、平面部位68と直交部位70とが交差する角部60に単一で形成されているが、これに限定されるものではなく、前記第2スカート部62を平面部位68において半径方向に所定間隔離間させて複数設けるようにしてもよい。これにより、複数の第2スカート部62を第1ケーシング46の端面に当接させることができるため、さらにより一層シール性を高めることが可能となる。
駆動部16は、図1及び図2に示されるように、弁基部14及びガイド部材40の上部に設けられ、有底状に形成される第1ケーシング46と、前記第1ケーシング46の上部に装着される第2ケーシング74と、前記第2ケーシング74の側部に設けられ、図示しない圧力流体供給源から圧力流体が供給される接続ポート76と、前記第1ケーシング46と第2ケーシング74との間に設けられ、前記圧力流体によって変位動作する駆動力付勢機構78とからなる。
第1ケーシング46は上方に向かって開口した湾曲凹状に形成され、略中央部に形成される凸部48にガイド部材40の他端部が係合されると共に、前記凸部48から半径外方向に所定間隔離間して形成されるボルト孔(図示せず)を介して前記第1ケーシング46が複数のボルト80によって弁基部14に固定されている。
そして、ガイド部材40及び弁基部14の上面と第1ケーシング46との間には、薄板状のガスケット(第1気密保持部材)82が挟持されている。このガスケット82は、例えば、金属製材料から形成され、前記ガスケット82を設けることにより弁基部14内を流通する排気ガスが、弁基部14とガイド部材40の拡径部42との間から外部へと漏出することを阻止でき、前記弁基部14の弁室24及び通路12内の気密を保持することができる。
また、第1ケーシング46の側面には複数の空気窓84が所定間隔離間して形成され、前記空気窓84を介して前記第1ケーシング46の内部と外部とが連通している。
第2ケーシング74は、第1ケーシング46と同様に開口した湾曲凹状に形成され、その内壁面が第1ケーシング46と対向するように配設される。そして、前記第1ケーシング46の最外径部と第2ケーシング74の最外径部にそれぞれ形成されたフランジ部86a、86b同士を加締めることにより、前記第1ケーシング46と第2ケーシング74とを一体的に連結している。
その際、第1及び第2ケーシング46、74のフランジ部86a、86bには、駆動力付勢機構78の後述するダイヤフラム88の周縁部90が挟持されて一体的に加締められている。そのため、ダイヤフラム88の周縁部90が、第1及び第2ケーシング46、74によって保持されている。
接続ポート76は筒状の管材からなり、第2ケーシング74の孔部に圧入されている。前記接続ポート76には、図示しない圧力流体供給源(例えば、真空ポンプ)に接続された配管が接続され、前記圧力流体供給源からの圧力流体(例えば、負圧流体)が、前記接続ポート76を通じて第2ケーシング74の内部へと供給される。
駆動力付勢機構78は、第1ケーシング46と第2ケーシング74との間に挟持され、前記弁体18における弁軸部36に連結されるダイヤフラム88と、前記ダイヤフラム88を保持する一組の第1及び第2ダイヤフラムプレート92、94と、前記第2ダイヤフラムプレート94と第2ケーシング74との間に介装されるスプリング96とからなる。
ダイヤフラム88は、可撓性を有する弾性材料(例えば、ゴム)から薄肉の円盤状に形成され、その周縁部90が第1及び第2ケーシング46、74のフランジ部86a、86bに一体的に加締められ、略中央部が挿通孔98を介して弁体18における弁軸部36の端部に挿通されている。これにより、第2ケーシング74とダイヤフラム88とによって囲繞されたダイヤフラム室100が形成され、前記ダイヤフラム室100はその内部の気密が保持されている。
このダイヤフラム88の第1ケーシング46側には、薄板状の金属製材料からなる円盤状の第1ダイヤフラムプレート92が配設され、前記第1ダイヤフラムプレート92の略中央部には、孔部を介して弁軸部36が挿通されている。そして、弁軸部36に形成され、半径外方向に拡径した係止部104に第1ダイヤフラムプレート92が係止される。これにより、前記係止部104によって第1ダイヤフラムプレート92の弁基部14側への変位が規制される。
一方、ダイヤフラム88の第2ケーシング74側には、薄板状の金属製材料から断面略U字状に形成される第2ダイヤフラムプレート94が配設され、前記第2ダイヤフラムプレート94の略中央部に形成される孔部を介して弁軸部36が挿通されている。そして、第1ダイヤフラムプレート92と第2ダイヤフラムプレート94との間にダイヤフラム88を挟持し、弁軸部36をワッシャ106を介して加締めることにより、前記ダイヤフラム88、第1ダイヤフラムプレート92及び第2ダイヤフラムプレート94が、弁軸部36の加締められた部位と係止部104との間に挟持されるため、前記ダイヤフラム88、第1ダイヤフラムプレート92及び第2ダイヤフラムプレート94が弁軸部36を介して一体的に連結される。
また、第2ダイヤフラムプレート94には、第2ケーシング74側(矢印A方向)に向かって所定高さだけ突出した環状の第1スプリングガイド108が形成されると共に、第2ケーシング74の内壁面には、第1スプリングガイド108と対向する位置に該第2ダイヤフラムプレート94側(矢印B方向)に向かって突出した第2スプリングガイド110が形成されている。そして、第1及び第2スプリングガイド108、110の間にはスプリング96が介装され、前記スプリング96の弾発力は、第2ダイヤフラムプレート94を第2ケーシング74から離間させる方向(矢印B方向)に付勢している。
すなわち、スプリング96の弾発力によってダイヤフラム88及び該ダイヤフラム88に連結された弁体18が常に弁基部14側(矢印B方向)に付勢されている。なお、スプリング96は、第1及び第2スプリングガイド108、110によって半径方向への変位が規制されているため、スプリング96が第2ケーシング74の内部で半径方向へと変位することがない。
弁体18は、金属製材料から形成されて弁基部14の弁室24に配設され、ガイド部材40によって支持される長尺な弁軸部36と、前記弁軸部36の下端部に形成され、弁座26に着座可能な着座部30とからなる。前記着座部30は、前記弁軸部36より半径外方向に拡径して形成され、前記着座部30の直径は、弁座26の連通孔28の直径より大きくなるように形成されている。また、弁軸部36の端部は、半径内方向に縮径した細軸状に形成され、ダイヤフラム88、第1及び第2ダイヤフラムプレート92、94がそれぞれ挿通されている。
本発明の実施の形態に係る密封装置が適用される排気ガス再循環バルブ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、図1に示される弁体18の着座部30が弁座26に着座し、入口ポート20と出口ポート22との連通状態が遮断された弁閉状態を初期位置として説明する。
このような弁閉状態において、図示しない圧力流体供給源となる真空ポンプから配管を通じて駆動部16の接続ポート76へと負圧流体が供給される。この負圧流体が第2ケーシング74の内部のダイヤフラム室100へと導入されることにより、前記負圧流体の負圧作用下にダイヤフラム88が湾曲しながらスプリング96の弾発力に抗して第2ケーシング74側(矢印A方向)へと吸引されて変位する。そのため、ダイヤフラム88の変位に伴って第1及び第2ダイヤフラムプレート92、94が変位すると共に、前記ダイヤフラム88に連結された弁体18がガイド部材40のガイド孔44によるガイド作用下に軸線方向に沿って上方(矢印A方向)へと変位する。
これにより、弁体18の着座部30が弁座26より離間し、入口ポート20と出口ポート22とが弁室24及び通路12を通じて連通した弁開状態となる。その結果、入口ポート20から流入する排気ガスが弁室24、通路12を通じて出口ポート22から排出される。
この排気ガス再循環バルブ10をディーゼル機関に採用した場合には、該ディーゼル機関における排気ガス再循環システムでは、排気ガスが正圧で入口ポート20から供給されているため、前記排気ガスがその圧力作用下に弁室24から弁体18の弁軸部36とガイド孔44との間、前記弁室24から弁基部14とガイド部材40の拡径部42との間へと流れる。特に、ガイド部材40が焼結材である場合、前記拡径部42側へと滲入する可能性がある。
その際、ガイド部材40の拡径部42と弁基部14との間へと滲入した排気ガスは、前記弁基部14と第1ケーシング46との間に挟持されたガスケット82によって該弁基部14と第1ケーシング46との間から排気ガス再循環バルブ10の外部へと漏出することが阻止される。
また、排気ガスが、ガイド部材40の拡径部42と弁基部14との間からガスケット82の内周側へと流れ、ガイド部材40の他端部と第1ケーシング46との間にまで滲入した場合には、シール部材52の第2スカート部62が第1ケーシング46の凸部48の壁面に当接しているため、前記排気ガスの弁体18側への流入が阻止される。
さらに、弁室24から弁体18の弁軸部36とガイド孔44との間へと流入した排気ガスは、弁体18の弁軸部36の外周面に当接したシール部材52の内側環状部54によってその流通が遮断されると共に、前記内側環状部54と弁軸部36との間を通過した排気ガスは、前記シール部材52の第1スカート部56によって確実に遮断される。そのため、弁室24から弁体18の弁軸部36とガイド孔44との間へと流入した排気ガスが、弁軸部36とガイド孔44との間から第1ケーシング46の内部に漏出することを阻止できる。
このように、本発明の実施の形態に係る排気ガス再循環バルブ10を、例えば、ディーゼル機関に採用した場合においては、弁室24を流通する排気ガスが弁基部14とガイド部材40との間に進入した排気ガスをガスケット82によって遮断し、前記ガスケット82とガイド部材40との間から第1ケーシング46側に流通する排気ガスをシール部材52の第2スカート部62によって遮断すると共に、弁体18とガイド部材40との間から第1ケーシング46側に流通する排気ガスをシール部材52の内側環状部54及び第1スカート部56によって遮断している。
すなわち、排気ガス再循環バルブ10では、ガイド部材40に弁体18及び第1ケーシング46の凸部48と当接可能なシール部材52を設けると共に、弁基部14と第1ケーシング46との間にガスケット82を挟持することにより、前記シール部材52とガスケット82によって弁体18、弁基部14及びガイド部材40の隙間へと滲入する排気ガスの流通を遮断し、第1ケーシング46の空気窓84を通じた前記排気ガスの外部への漏出を確実に阻止することができる。
次に、駆動部16に供給されている負圧流体の供給を停止することにより、スプリング96の弾発力によってダイヤフラム88、第1及び第2ダイヤフラムプレート92、94が弁基部14側へと押圧され、前記ダイヤフラム88が下方に向かって変位するのに伴って、弁体18がガイド部材40のガイド作用下に一体的に下方へと変位する。なお、その際、第1ケーシング46内の空気が、空気窓84を通じて外部へと排出される。
これにより、弁体18の着座部30が弁座26に着座し、該着座部30によって連通孔28を閉塞することにより入口ポート20と出口ポート22との連通状態が遮断された弁閉状態となる。
上述した説明では、本発明の実施の形態に係る密封装置が適用される排気ガス再循環バルブ10をディーゼル機関に採用した場合について言及したが、前記排気ガス再循環バルブ10をガソリン機関に採用することも可能である。
一般的に、ガソリン機関における排気ガス再循環システムでは、排気ガスが、排気ガス再循環バルブ10の出口ポート22から供給される負圧による吸入作用下に入口ポート20から前記出口ポート22へと流通する。すなわち、弁体18が弁座26より離間した弁開状態では、前記入口ポート20、出口ポート22及び弁室24に負圧が加わっている。
このように、ガソリン機関における排気ガス再循環バルブ10においても、ディーゼル機関に採用した場合と同様に、弁室24を流通する排気ガスが弁基部14とガイド部材40との間から外部への排気ガスの流通をガスケット82によって阻止し、前記ガスケット82とガイド部材40との間から第1ケーシング46側に流通する排気ガスをシール部材52の第2スカート部62によって遮断すると共に、弁体18とガイド部材40との間との間から第1ケーシング46側に流通する排気ガスをシール部材52の内側環状部54及び第1スカート部56によって遮断することができる。これにより、ガソリン機関においても前記シール部材52とガスケット82によって弁体18、弁基部14及びガイド部材40の隙間へと滲入する排気ガスの流通を遮断し、前記排気ガスの外部への漏出を確実に阻止することができる。
また、弁体18を軸線方向に沿って支持するためのガイド部材40を、カーボン焼結体等の焼結材料から形成することにより、前記弁体18の弁軸部36とガイド部材40のガイド孔44との間の摺動抵抗が軽減され、前記弁体18が軸線方向に沿って変位する際の摺動性を向上させることができる。その場合、金属製材料からなる弁体18とカーボン焼結体等の焼結材料からなるガイド部材40との間には若干のクリアランスが生じるが、前記ガイド部材40にシール部材52を設けて弁軸部36のシールを行うことにより、前記弁体18とガイド部材40との間に流入する排気ガスをシール部材52によって確実に遮断することができる。
そのため、カーボン焼結体等の焼結材料からなるガイド部材40によって弁体18の変位動作時における摺動性を確保しつつ、前記弁体18に対するシール性を向上させて排気ガスの外部への漏出を阻止することができる。
一方、上述した本発明の実施の形態に係る排気ガス再循環バルブ10に適用されたシール部材52を、排気ガス冷却バイパスバルブ200に適用した場合を参考例として図5に示す。なお、上述した本実施の形態に係る排気ガス再循環バルブ10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この参考例に係る排気ガス冷却バイパスバルブ200は、弁基部202に内燃機関の排気系と接続される入口ポート204が形成されると共に、前記入口ポート204より離間し、図示しない内燃機関の吸気系に接続される一組の第1及び第2出口ポート206a、206bが形成されている。そして、前記入口ポート204と第1及び第2出口ポート206a、206bとの接続部位にはそれぞれ弁座208a、208bが形成されている。
そして、前記弁基部202の弁室24には、弁体210がガイド部材212によって軸線方向に沿って変位自在に設けられ、前記弁体210における一方の着座部214aが一方の弁座208aに着座することにより、入口ポート204からの排気ガスが第1出口ポート206aへと流通し、反対に、前記弁体210における他方の着座部214bが他方の弁座208bに着座することにより、入口ポート204からの排気ガスが第2出口ポート206bへと流通するように排気ガスの流通経路を切り換えている。
この場合に、ガイド部材212に設けられたシール部材52及び弁基部202と駆動部16との間に設けられたガスケット82によって入口ポート204から第1出口ポート206aへと流通している排気ガスが、ガイド部材212の周囲の隙間を介して駆動部16側及び外部へと流入することが確実に阻止される。
本発明の実施の形態に係る排気ガス再循環バルブ及びその密封装置において排気ガス再循環バルブを示す縦断面図である。 図1の排気ガス再循環バルブにおける弁体が弁座より離間した弁開状態を示す一部拡大縦断面図である。 排気ガス再循環バルブに設けられたシール部材近傍を示す部分拡大縦断面図である。 排気ガス再循環バルブに装着されていない状態のシール部材を示す拡大縦断面図である。 図1の排気ガス再循環バルブにおけるシール部材が適用された排気ガス冷却バイパスバルブを示す参考縦断面図である。
符号の説明
10…排気ガス再循環バルブ 14、202…弁基部
16…駆動部 18、210…弁体
20、204…入口ポート 22、206a、206b…出口ポート
24…弁室 26、208a、208b…弁座
30、214a、214b…着座部 34…弁カバー
36…弁軸部 40、212…ガイド部材
44…ガイド孔 46…第1ケーシング
50…環状凹部 52…シール部材
54…内側環状部 56…第1スカート部
58…外側環状部 62…第2スカート部
64…リング部材 72…補強部材
74…第2ケーシング 78…駆動力付勢機構
82…ガスケット 84…空気窓
88…ダイヤフラム 92…第1ダイヤフラムプレート
94…第2ダイヤフラムプレート 96…スプリング
100…ダイヤフラム室

Claims (5)

  1. 排気ガスの循環通路と該循環通路内に設けられる弁座とを有する弁基部と、
    前記弁座に着座・離間することにより前記循環通路を開閉する弁体と、
    前記弁基部に連結され、圧力流体の供給下に前記弁体を軸線方向に沿って変位させる駆動部と、
    前記弁基部の内部に設けられ、前記弁体を軸線方向に沿って変位自在に保持するガイド部材と、
    前記弁基部と前記駆動部との間に設けられ、前記弁基部内を流通する前記排気ガスの漏出を防止する第1気密保持部材と、
    前記ガイド部材に前記弁体の外周面を囲繞するように設けられ、前記弁基部内を流通する前記排気ガスの漏出を防止する第2気密保持部材と、
    を備え、
    前記第2気密保持部材は、前記弁体と対向する内周面に形成されて前記弁体の外周面に当接する第1シール部と、前記駆動部側に向かって延在するように形成され、前記駆動部の端面に当接する単一若しくは複数の第2シール部とを備えることを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
  2. 請求項1記載の排気ガス再循環バルブにおいて、
    前記ガイド部材は、焼結材料から形成されると共に、前記第2気密保持部材がゴム製材料から形成されることを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
  3. 請求項1記載の排気ガス再循環バルブにおいて、
    前記第1シール部は、前記弁体側に向かって半径内方向に膨出した内側環状部と、前記内側環状部より前記駆動部側に形成され、前記弁体に接近する方向に向かって所定角度傾斜して延在するスカート部とからなり、
    前記内側環状部とスカート部とが前記弁体の外周面に当接することを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
  4. 請求項1記載の排気ガス再循環バルブにおいて、
    前記排気ガス再循環バルブは、前記排気ガスが前記循環通路に対して正圧で供給されるディーゼル機関に用いられることを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
  5. 弁体と前記弁体を軸線方向に沿って変位自在に保持するガイド部材との間を密封し、前記ガイド部材に前記弁体の外周面を囲繞するように形成される環状凹部に装着される密封装置であって、
    前記密封装置は、前記弁体の外周面に当接する第1シール部と、
    前記環状凹部の内周面側に設けられ、前記環状凹部の開口部を閉塞する第1ケーシングの端面に当接する単一若しくは複数の第2シール部とを備え、
    前記第1シール部は、前記弁体に向かって半径内方向に膨出した内側環状部と、
    前記内側環状部より前記第1ケーシング側に形成され、前記弁体に接近する方向に向かって所定角度傾斜して延在するスカート部とからなり、
    前記第2シール部より半径内方向に形成され、前記密封装置を前記環状凹部に装着する前の状態において前記第2シール部に対して軸線方向への長さが小さい平面部位を有し、
    前記平面部位は、前記密封装置を装着した際に前記第1ケーシングの端面に当接することを特徴とする密封装置。
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