JP4064039B2 - 平屋根の防水構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、躯体の上面に屋根下地材、防水シート及び表面仕上げ材等を積層した平坦な屋根を設けてなる平屋根構造に関し、平屋根建築物や玄関等として設けられる平屋根の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋根下地材、防水シート及び表面仕上げ材等を積層した平坦な屋根を設けてなる平屋根構造に関して、従来の構造について図面を用いて説明する。図8は、従来の平屋根の防水構造の部分断面図である。
従来の木造家屋等における平屋根の防水構造は、主として平坦な屋根100を躯体壁110等で支持し、外壁120を躯体壁110の外側に所望の手段により配置した構造をなしている。
【0003】
屋根100は、平坦な板面状をなしており、図中下から屋根下地材101、防水シート102、接着シート103、表面仕上げ材104が順次積層されたものから構成されている。防水シート102が積層されているのは、雨、雪等により水が屋内に浸入しないようにするためである。
【0004】
この屋根100は、躯体壁110等によって地表に対して平坦な状態で保持され、躯体壁110は、図中左方に位置する垂直に組み立てられた側柱111と、該側柱111と平行に組み立てられた角材112から構成され、側柱111の先端には軒桁113が垂直に交差する状態で掛け渡されている。そして、軒下113と角材112とで屋根の屋根下地材101を支持している。
また躯体壁110の外側には外壁120が平行な状態で配置されている。この外壁120は、複数の壁材を積層させた外壁体をなしている。
【0005】
そして、躯体壁110に保持されている屋根100は、任意の固定手段であるビス130等によって固定される。すなわち、スクリュー状のビス130を屋根100の上面からねじ込み、順に表面仕上げ材104、接着シート103、防水シート102、屋根下地材101を通過して、角材112に到達させて、ビス固定する。図では、ビス固定は1箇所しかなされていないが、このビス固定は屋根100の上面部において多数箇所なされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の平屋根の防水構造は以上のようになっているが、この構造においては雨等が降った場合、その雨水が屋内に浸入してくる危険性があった。すなわち、ビス固定を屋根100に直接行っているので、防水シート102にビス130が貫通するようになっており、ビス130によって防水シート102が損傷することになる。そして、防水シートの損傷部から雨水がしみ込み、屋内に浸入するという危険性があった。また、平屋根で勾配が極めて小さい場合には、降雪による積雪や凍結等に起因して、その融解時においては更に水の浸入の危険性は増大していた。
【0007】
また、従来の構造では屋根100の外周端面である小口が一般的にむき出しになっているため、雨等を直接受けて、屋根100が水濡れ、乾燥を繰り返すたびに、屋根100の積層の強度が低下し、小口部分において表面仕上げ材104のめくれ上がりが生じ、また接着シート103や防水シート102等については、その防水端部が露出し一面接着での防水となっているため、中長期的に防水層の破断が生ずるという問題があった。特に、防水シート102がめくり上がると防水性の観点から問題があり、また、各積層しているシートがめくり上がると美観の面からも問題があった。
【0008】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、屋根の外縁部に防水シートと共に外縁金具を設け、その取付けに特徴づけることによって、完全な防水構造を具備した平屋根を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するための手段として、本発明のうち請求項1に記載の発明は、屋根を支持する躯体壁と該躯体壁の外表面に配置された外壁とを有する躯体の上面に屋根下地材、防水シート及び表面仕上げ材を積層した平坦な屋根を設けてなる平屋根構造において、
前記躯体壁の外表面に対し基板と水平板と垂直板とを有してなる支持金具をその基板を介して取付けてなり、
前記屋根の防水シートの端部に該屋根の外縁部から下方にかけて垂下させた垂下部を設け、該垂下部を前記躯体壁に取付けた支持金具の垂直板からなる実質的な躯体の外表面に張着し、
前記屋根の外縁部に垂直部材と水平部材とを有する略L字状の外縁金具を取付けるものであって、
前記外縁金具の水平部材は前記表面仕上げ材と防水シート間に密着状に配置されると共に、外縁金具の垂直部材は前記躯体の実質的な外表面である前記支持金具の垂直板に前記防水シートの垂下部を介在して固定されることを特徴とする。
【0010】
本発明は以上の構成としたため、屋根端部の固定を屋根上面外で行うことができて屋根面の防水シートが孔開けされることがなく、防水性を向上させることができる。また、屋根の外縁部すなわち小口が外縁金具により覆われて直接水圧を受けないので、防水性が更に向上すると共に、表面仕上げ材等がめくり上がることがなく、一層の防水性を維持できる。しかも、防水層が紫外線を受けて劣化が促進される恐れもなく、そのため防水性の向上が長期的に期待できる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は請求項1に記載の発明において、前記外縁金具の外縁部には屋根表面に向けて屈曲した囲部が設けられ、該囲部には前記表面仕上げ材の端部である差込部が差込まれると共に、コーキング材を充填させ、該コーキング材により前記差込部の端部を密閉したことを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は請求項1に記載の発明において、前記外縁金具の外縁部には屋外側に延出させた延出部が形成され、該延出部には前記表面仕上げ材の端部である延伸部が重合されると共に、該延出部と該延伸部は屋外側で固定手段によって固定されることを特徴とする。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は請求項1に記載の発明において、前記外縁金具の外縁部には屋根表面に向かって屈曲する囲部が外周の一部分に設けられ、該囲部には前記表面仕上げ材の端部である差込部が差込まれると共に、コーキング材が充填されて前記差込部の端部を密閉し、前記外縁金具における囲部が設けられている部分と異なる部分の端部には屋外側に延出させた延出部が形成され、該延出部には前記表面仕上げ材の延伸部が重合されると共に、該延出部と該延伸部は屋外側で固定手段によって固定されることを特徴とする。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は請求項4に記載の発明において、前記表面仕上げ材と防水シートの間には接着シートを介在させてなり、前記外縁金具は、その水平部材が前記接着シートと表面仕上げ材の間に密着状に貼着されて、前記屋根の外縁部に取付けられ、前記外縁金具の垂直部材は、前記支持金具の垂直板に対し前記防水シートの垂下部を挟持するように固定されると共に、この垂直部材の下端部が前記垂直板と垂下部の下縁部を被覆してなることを特徴とする。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は請求項5に記載の発明において、前記外縁金具が取付けられた屋根は、円形状又は方形状もしくはその組み合わせにて形成されると共に、水上部から水下部にかけて僅かな下り傾斜を有してなり、前記外縁金具には、その水上部側に前記囲部が設けられ水下部側に延出部が設けられてなることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の平屋根の防水構造の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の平屋根の防水構造の上面図であり、図2はその部分断面図であり、図3(a),(b)は第1の外縁金具の取付けを説明するための説明図であり、図4(a),(b)は第2の外縁金具の取付けを説明するための説明図であり、図5は第1の外縁金具の断面図であり、図6は第2の外縁金具の断面図である。
【0017】
本発明の平屋根の防水構造は、主として平坦な屋根20を躯体壁11等を有する躯体10で支持し、外壁13を躯体壁11の外側に所望の手段により配置し、防水シート22の端部に屋根20の外縁部から下方にかけて垂下させた垂下部23を設け、屋根20の外縁部に垂直部材41,51と水平部材42,52とを有する外縁金具40,50を取付けた構造をなしている。
【0018】
躯体10は、図1,2に示すように略円形状をなしており、主として躯体壁11と、躯体壁11に対して垂直に組み立てられた天井板12と、躯体壁11の外側で平行な状態で配置された外壁13等から構成されている。躯体壁11は、垂直に組み立てられた側柱11aと、該側柱11aと平行に組み立てられた角材11bから構成され、一方の側柱11a(図2中左方)の先端には軒桁14が垂直に交差する状態で掛け渡されている。また、側柱11aの外表面側には、湿気を防止するための水切りシート15が貼着されている。外壁13は、複数の壁材を積層させた外壁体から成り、躯体壁11に所望の手段によって取付けられ、躯体壁11及び屋根20の間に間隔が設けられた状態になっている。
【0019】
この略円形の躯体10は、図2において、左方(水上部)から右方(水下部)にかけて漸次高さが低くなるように下り傾斜させて躯体壁11等が組み立てられており、この躯体10に平坦な屋根20が保持されるようになる。
すなわち、この屋根20は、躯体10における軒桁14や角材11b等によって勾配を持った状態で保持されるようになる。具体的には底辺と垂辺の割合を約50対1の勾配を設けて水はけを良好なものとしている。図2において、左側の図面と右側の図面とに段差を設けているのは、この勾配を表している。
【0020】
屋根20は、円形の板状をなしており、平坦な板状をなしており、図2において下から屋根下地材たる野地合板21、防水シート22、接着シート24、パネル状の表面仕上げ材25が順次積層されたものから構成されている。防水シート22が積層されているのは、雨、雪等により水が屋内に浸入してこないようにするためである。
そしてこの屋根20の一部をなしている積層された一枚の防水シート22には、屋根20の外縁部全体から下方にかけて垂下して垂下部23が設けられている。つまり、防水シート22の外形を表面仕上げ材25等より大きくして、屋根20を躯体10に取付ける際、自然に垂下部23が屋根20の外縁全体に渡って垂れ下がるようにしている。
【0021】
このような各シートが積層される屋根20の外縁部の一部に、第1の外縁金具40が取付けられる。第1の外縁金具40は、防錆のためのアルマイト処理を施したアルミ型材から構成され、図1に示すように225度の角度を有する環状を呈している。断面を説明すると、図3,5等に示すように、この第1の外縁金具40は屋根20の厚さの4〜5倍程度の垂直部材41と、該垂直部材41対して垂直になっておりこの垂直部材41と同等の長さの水平部材42とを有し、該水平部材42の上面には囲部43が設けられている。
具体的には図5に示すように、一枚の湾曲した金属板(図5中の縦方向に位置する板)に、これと垂直に幅の異なる3枚の湾曲した金属板を溶接することによって形成される。なお、図中網目のハッチングを施しているのが溶接部分である。
【0022】
このような形状をした第1の外縁金具40は、屋根20に取付けられる。すなわち、図3(a),(b)に示すように、水平部材42が表面仕上げ材25と防水シート22との間に配置された状態で取付けられる。さらに詳述すると、水平部材42は、その下面のほとんどが接着シート24により貼着されると共に、その上面に表面仕上げ材25が積層されて配置されている。つまり、図中下から野地合板21、防水シート22、接着シート24、水平部材42、表面仕上げ材の重合部26順に積層された状態になっている。そして、第1の外縁金具40の略全周(外周のほとんど)に渡る、垂直部材41と水平部材42とで囲まれた鉤状部分には防水シート22の垂下部23が垂れ下がった状態になっている。
【0023】
このように垂れ下がった垂下部23は、第1の外縁金具40の垂直部材41と断面コ字状の第1の支持金具60とに挟まれて固定される。
第1の支持金具60は、第1の外縁金具40と同様に225度の角度を有する環状を呈しており、断面を説明すると、図3,5等に示すように、垂直に延びる基板61と該基板61の端部から垂直に延びる水平板62と該水平板62の端部から下方に向けて垂直に延びる垂直板63とから構成され、この3枚の金属板を溶接することにより断面コ字状をなしている。なお、図5中網目のハッチングを施しているのが溶接部分である。また、水平板62にはパンチング等によって形成された複数の通気孔64が形成されている。
【0024】
この断面コ字状の第1の支持金具60は、外壁13の上端部を囲むように躯体壁11に取付けられる。すなわち、基板61にあらかじめ形成された貫通孔にスクリュー状のビス65を貫通させることによって、第1の支持金具60は躯体壁11に固定される。
一方で、反対側に位置する垂直板63は、第1の外縁金具40の水平部材42と垂直部材41とに囲まれた鉤状部分に垂れ下がった垂下部23を、垂直部材41の略全側面(側面の大部分)と共に密着状に挟持する。そして、垂直部材41と垂直板63とにあらかじめ形成された貫通孔に固定手段たるビス44を、防水シート22を突き抜いて貫通させて、受け部45と共に固定する。このとき垂直板63は、躯体10の実質的な外表面として機能している。なお、このビス固定は図面には表されていないが、垂直部材41の側面に渡って複数箇所行われている。
【0025】
また、第1の支持金具の水平板62には、通気孔64が設けられているので、図3(a)中矢印で示すように、屋内(屋根面)から屋外、外壁13と躯体壁11との間から屋外、とに空気が流れるので、屋根面通気、壁面通気が確保できる。
【0026】
第1の外縁金具40の水平部材42の上面に設けられた囲部43は、屋根20の中心に向かって屈曲しており、該囲部43には表面仕上げ材25の端部の一部が差し込まれて保持される。
第1の外縁金具40の水平部材42の上面に配置された表面仕上げ材25の外周端部の一部である、図1に示すような225度の角度を有する部分は、差込部27をなしており、該差込部27は図2,3に示すように囲部43に差し込まれている。
【0027】
この差込部27が差し込まれた囲部43には、コーキング材29が充填される。コーキング材29は常温において硬化する強力なガムシールから構成され、このコーキング材29は、囲部43の内部全体に充填され、このようにコーキング材29が充填されることにより、表面仕上げ材の差込部27が隙間を有することなく完全に被覆される。すなわち、囲部43を設けることにより効率的にコーキング材29を充填できる。そして、差込部27が被覆されることによって、雨水等が差込部27から浸入することが防止される。
【0028】
一方、屋根20の外縁部における第1の外縁金具40が取付けられた部分と異なる部分、本実施の形態では第一外縁金具40に連結するように、第2の外縁金具50が取付けられる。第2の外縁金具50は、防錆のためのアルマイト処理を施したアルミ型材から構成され、図1に示すように135度の角度を有する環状を呈している。断面を説明すると、図4,6等に示すように、この第2の外縁金具50は屋根20の厚さの4〜5倍程度の垂直部材51と、該垂直部材51対して垂直になっておりこの垂直部材51と同等の長さの水平部材52とを有し、該水平部材52の端部には垂直部材51と略T字状をなすように、延出部53が一体形成されている。具体的には図6に示すように、一枚の湾曲した金属板(垂直部材51)(図6中の縦方向に位置する板)の一端に、これと垂直に湾曲した金属板(水平部材52)をT字状になるように溶接し、さらに他端に幅細の湾曲した金属板を溶接することによって形成される。なお、図中網目のハッチングを施しているのが溶接部分である。
【0029】
このような形状をした第2の外縁金具50は、屋根20に取付けられる。すなわち、図4(a),(b)に示すように、水平部材52が表面仕上げ材25と防水シート22との間に配置された状態で取付けられる。この第2の外縁金具の水平部材52と屋根20との積層関係は、第1の外縁金具40の場合と同様なのでここでは詳しい説明を省略する。防水シート22の垂下部23が、第2の外縁金具50の略全周に渡る、水平部材52と垂直部材51とに囲まれた鉤状部分に垂れ下がった状態になっているのも同様である。
【0030】
このように垂れ下がった垂下部23は、第2の外縁金具50の垂直部材51と断面コ字状の第2の支持金具70とに挟まれて固定される。
第2の支持金具70は、第2の外縁金具と同様に135度の角度を有する環状を呈しており、断面は第1の支持金具60と同様であり、図4,6等に示すように、垂直に延びる基板71と該基板71にの端部から垂直に延びる水平板72と該水平板72の端部から下方に向けて垂直に延びる垂直板73とから構成され、この3枚の金属板を溶接することにより断面コ字状をなしている。なお、図6中網目のハッチングを施しているのが溶接部分である。また、水平板72にパンチング等によって形成された複数の通気孔74が形成されているのも第1の支持金具60と同様である。
【0031】
この断面コ字状の第2の支持金具70は、第1の支持金具60と同様に、外壁13の上端部を囲むように躯体壁11に取付けられる。すなわち、基板71にあらかじめ形成された貫通孔にスクリュー状のビス75を貫通させることによって、第2の支持金具70は躯体壁11に固定される。
一方で、反対側に位置する垂直板73は、第1の支持金具60と同様に、第2の外縁金具50の水平部材52と垂直部材51とに囲まれた鉤状部分に垂れ下がった垂下部23を、垂直部材51の略全側面(側面の大部分)と共に密着状に挟持する。そして、垂直部材51と垂直板73とにあらかじめ形成された貫通孔に固定手段たるビス54を、防水シート22を突き抜いて貫通させて、受け部55と共に固定する。このとき垂直板73は、躯体10の実質的な外表面として機能している。なお、このビス固定は図面には表されていないが、垂直部材51の側面に渡って複数箇所行われている。
なお、第2の支持金具の水平板72にも、第1の支持金具の水平板62と同様に通気孔74が設けられており、図4(a)中矢印で示すように、屋根面通気、壁面通気が確保できる。
【0032】
第2の外縁金具の水平部材52の端部に一体形成された延出部53は、第2の外縁金具50が屋根20に取付けられた状態において、屋外側に延出し、該延出部53には、表面仕上げ材25の端部の一部が重合されて、固定手段によって固定さる。
前記表面仕上げ材25の外周端部うち、差込部27をなしている部分と異なる部分、すなわち第2の外縁金具50の水平部材52の上面に配置された表面仕上げ材25の外周端部は、延伸部28をなしている。図1における135度の角度を有する端部のことを指す。この延伸部28は図2,4に示すように第2の外縁金具の延出部53に重合されている。
【0033】
このように屋外側に延出している、延出部53と延伸部28は、この屋外側で固定手段によって固定される。すなわち、第2の外縁金具の延出部53にあらかじめ設けられた貫通孔に固定手段たるビス30を、表面仕上げ材の延伸部28を突き抜いて貫通させて、受け部31と共に固定する。つまり、第2の外縁金具の水平部材52と表面仕上げ材25の端部を延出させて屋外側でビス固定することにより、防水シート22を突き破ることなく屋根の固定ができ、さらに屋外側での固定なので屋内への水漏れの危険性がないのである。
なお、図2,4において受け部31を表面仕上げ材の延伸部28の端部の端面に合わせて固定しているが、これは延伸部28のめくり上がりを防止するためである。
【0034】
本発明の平屋根の防水構造は、以上の様に構成されており、例えば雨が降った場合、図1に示すように屋根20は、図中下方から上方にかけて勾配を持っているので、雨水が図中上方に流れる。そして、図中上方には第2の外縁金具50が取付けられているので、その延出部53から雨水等が円滑に排水される。なお、第1の外縁金具40には囲部43が設けられているが、豪雨により雨水が囲部43に溜まったとしても、上述のとおりコーキング材29により雨水の浸入が防止される。
【0035】
本発明の平屋根の防水構造における実施の形態として、円形建築物に設けられる屋根について説明したが、本発明の平屋根の防水構造は、図7に示すように建物80に取付けられた平坦な屋根、例えば玄関の屋根にも好適に利用される。図7は、本発明の平屋根の防水構造における他の実施の形態にかかる上面図である。
建物80は、図面には現れていないが、木造の建築物でも、ユニット建物でも何れの建物でも良い。屋根20には、上述した実施の形態と同様に、勾配がつけられており、雨水が図中下方から上方にかけて流れるようになっている。
【0036】
第1の,第2の外縁金具40,50は、上述の実施の形態と同様に、屋根20の外縁部に取付けられているが、本形態では、第1の,第2の外縁金具40,50は、屋根20の外縁部のうち、建物80とも接合部分81を除いた部分に取付けられている。
具体的には、第1の外縁金具40は、略直線状に形成され、接合部分81の端部から、建物80に対して垂直に2本取付けられている。第2の外縁金具50は、135度の角度を有する環状を呈し、一方の第1の外縁金具40と他方の外縁金具40との端部を結合するように、取付けられる。こうすることにより、第2の外縁金具50から円滑に雨水等が排水される。その他の構成は上述の実施の形態と同様なのでここではその説明を省略する。
【0037】
なお、本発明の平屋根の防水構造は、上述した形態に限られないのはいうまでもなく、矩形状の屋根に好適に利用される。もちろん、この矩形状の屋根を更に建物に取付けたものにも適用される。また、防水シート22の垂下部23が固定される躯体10の実質的な外表面として、実施の形態では第1の,第2の支持金具の垂直板63,73を挙げたが、外壁13もこの外表面となりうる。すなわち、第1の,第2の外縁金具の垂直部材41,51と垂下部23とを、直接外壁13にビス固定した形態でも良い。
さらに、第1の外縁金具40のみを屋根20の一部に取付けた形態でも良く、第2の外縁金具50のみを屋根20の一部に取付けた形態でも良い。また、第2の外縁金具50のみを屋根20の外縁部の全周に取付けた形態であっても良く、第1の外縁金具と第2の外縁金具を一体にした外縁金具を取付けた形態であっても良い。なお、固定手段は、ビス固定に限らず接着剤等を用いても良い。
【0038】
【発明の効果】
本発明の平屋根の防水構造は、躯体上面に平坦な屋根を設けてなる平屋根構造において、防水シートの端部に垂下部を設け、該垂下部を前記躯体の実質的な外表面に張着し、屋根の外縁部に外縁金具を取付けてなり、水平部材は表面仕上げ材と防水シート間に配置されると共に、垂直部材は前記躯体の実質的な外表面に、その間に前記防水シートの垂下部を介在して固定される構成としたため、屋根端部の固定を屋根上面外で行うことができるため、屋根面の防水シートが孔開けされることがなく、防水性を向上させることができる。また、屋根の外縁部すなわち小口が外縁金具により覆われて直接水圧を受けないので、防水性が更に向上すると共に、表面仕上げ材等がめくり上がることがなく、一層の防水性を維持できる。しかも、防水層が紫外線を受けて劣化が促進される恐れもなく、そのため防水性の向上が長期的に期待できる。
【0039】
また、躯体は躯体壁と外壁とを有し、これに支持金具を取付けてなり、前記支持金具の基板は躯体壁に固定され、垂直板は躯体の実質的な外表面として、防水シートの垂下部を張着すると共に、外縁金具の垂直部材を固定された構成としたため、支持金具と外縁金具同士を防水シートを間に挟んだ状態で固定すればよいので、固定が簡単にでき、組立性が向上する。
【0040】
また、外縁金具の外縁部には囲部が設けられ、該囲部には表面仕上げ材の端部である差込部が差込まれ、囲部にコーキング材を充填させ、該コーキング材により該差込部を被覆させる構成としたため、囲部内で差込部が隙間を有することなく完全に被覆されるので、差込部から雨水等が浸入することがなく、防水性が更に向上する。また、差込部のめくり上がりも防止でき、防水性,美観の面からも優れる。
【0041】
また、外縁金具の外縁部には延出部が形成され、該延出部には表面仕上げ材の端部である延伸部が重合されると共に、該延出部と該延伸部は屋外側で固定手段によって固定される構成としたため、屋外側でビス固定することができるので、防水シートを突き破ることなく屋根の固定ができ、防水性が更に向上する。また、屋外側での固定なので屋内への水漏れの危険性もなくなる。
【0042】
また、外縁金具の水平部材には囲部が外周の一部分に設けられ、該囲部には表面仕上げ材の端部である差込部が差込まれ、コーキング材により該差込部の端部を密閉し、外縁金具における囲部が設けられている部分と異なる部分の端部には延出部が形成され、該延出部には延伸部が重合されると共に、該延出部と該延伸部は屋外側で固定手段によって固定される構成としたため、1つの屋根に囲部を有する外縁金具と、延出部を有する外縁金具を取付けることができ、防水構造のバリエーションが広がる。例えば、屋根に、延出部を有する外縁金具側に勾配をつけて雨水を誘導することができる。
【0043】
また、表面仕上げ材と防止シートの間には接着シートを介在させ、外縁金具は、その水平部材が前記接着シートと表面仕上げ材の間に密着状に貼着されて、前記屋根の外縁部に取付けられた構成としたため、外縁金具が接着シートによっても固定されるので、外縁金具の取付の信頼性が高まり、結果として防水性が向上する。
【0044】
また、外縁金具の垂直部材は、前記支持金具の垂直板に対し、前記防水シートの垂下部を挟持するように固定されると共に、この垂直部材の下端部が前記垂直板と垂下部の下縁を被覆してなる構成としたため、防水シートが挟持された状態で固定されるので、固定が確実になり防水性が向上する。また、垂直部材の下端部によって、垂直板と垂下部の下縁部が被覆されるので、雨風等が垂直板と垂下部の下縁部から入り込む危険性が低減され、防水の信頼性が向上する。
【0045】
また、外縁金具が取付けられた屋根は、水上部から水下部にかけて僅かな下り傾斜を有してなり、この外縁金具には、その水上部側に前記囲部が設けられ水下部側に延出部が設けられてなる構成としたため、延出部から雨水が円滑に水下部に排出され、屋根上面に雨水が溜まることがないので、更に防水性の高い平屋根の防水構造を提供することができる。
また、外縁金具が取付けられた屋根は、円形状又は方形状もしくはその組み合わせにて形成される構成としたため、様々な形状の屋根にも信頼性の高い防水構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平屋根の防水構造の上面図。
【図2】本発明の平屋根の防水構造部分断面図。
【図3】本発明の平屋根の防水構造にかかる第1の外縁金具の取付けを説明するための説明図。
【図4】本発明の平屋根の防水構造にかかる第2の外縁金具の取付けを説明するための説明図。
【図5】本発明の平屋根の防水構造にかかる第1の外縁金具の断面図。
【図6】本発明の平屋根の防水構造にかかる第2の外縁金具の断面図。
【図7】本発明の平屋根の防水構造における他の実施の形態にかかる上面図。
【図8】従来の防水構造の部分断面図。
【符号の説明】
10 躯体
11 躯体壁
20 屋根
21 野地合板(屋根下地材)
22 防水シート
23 垂下部
24 接着シート
25 表面仕上げ材
26 重合部
27 差込部
28 延伸部
29 コーキング材
30 ビス
40 第1の外縁金具
41 垂直部材
42 水平部材
43 囲部
44 ビス
50 第2の外縁金具
51 垂直部材
52 水平部材
53 延出部
54 ビス
60 第1の支持金具
61 基板
62 水平板
63 垂直板
70 第2の支持金具
71 基板
72 水平板
73 垂直板
80 建物

Claims (6)

  1. 屋根を支持する躯体壁と該躯体壁の外表面に配置された外壁とを有する躯体の上面に屋根下地材、防水シート及び表面仕上げ材を積層した平坦な屋根を設けてなる平屋根構造において、
    前記躯体壁の外表面に対し基板と水平板と垂直板とを有してなる支持金具をその基板を介して取付けてなり、
    前記屋根の防水シートの端部に該屋根の外縁部から下方にかけて垂下させた垂下部を設け、該垂下部を前記躯体壁に取付けた支持金具の垂直板からなる実質的な躯体の外表面に張着し、
    前記屋根の外縁部に垂直部材と水平部材とを有する略L字状の外縁金具を取付けるものであって、
    前記外縁金具の水平部材は前記表面仕上げ材と防水シート間に密着状に配置されると共に、外縁金具の垂直部材は前記躯体の実質的な外表面である前記支持金具の垂直板に前記防水シートの垂下部を介在して固定されることを特徴とする平屋根の防水構造。
  2. 前記外縁金具の外縁部には屋根表面に向けて屈曲した囲部が設けられ、
    該囲部には前記表面仕上げ材の端部である差込部が差込まれると共に、コーキング材を充填させ、該コーキング材により前記差込部の端部を密閉したことを特徴とする請求項1に記載の平屋根の防水構造。
  3. 前記外縁金具の外縁部には屋外側に延出させた延出部が形成され、該延出部には前記表面仕上げ材の端部である延伸部が重合されると共に、該延出部と該延伸部は屋外側で固定手段によって固定されることを特徴とする請求項1に記載の平屋根の防水構造。
  4. 前記外縁金具の外縁部には屋根表面に向かって屈曲する囲部が外周の一部分に設けられ、該囲部には前記表面仕上げ材の端部である差込部が差込まれると共に、コーキング材が充填されて前記差込部の端部を密閉し、前記外縁金具における囲部が設けられている部分と異なる部分の端部には屋外側に延出させた延出部が形成され、該延出部には前記表面仕上げ材の延伸部が重合されると共に、該延出部と該延伸部は屋外側で固定手段によって固定されることを特徴とする請求項1に記載の平屋根の防水構造。
  5. 前記表面仕上げ材と防水シートの間には接着シートを介在させてなり、
    前記外縁金具は、その水平部材が前記接着シートと表面仕上げ材の間に密着状に貼着されて、前記屋根の外縁部に取付けられ、前記外縁金具の垂直部材は、前記支持金具の垂直板に対し前記防水シートの垂下部を挟持するように固定されると共に、この垂直部材の下端部が前記垂直板と垂下部の下縁部を被覆してなることを特徴とする請求項4に記載の平屋根の防水構造。
  6. 前記外縁金具が取付けられた屋根は、円形状又は方形状もしくはその組み合わせにて形成されると共に、水上部から水下部にかけて僅かな下り傾斜を有してなり、前記外縁金具には、その水上部側に前記囲部が設けられ水下部側に延出部が設けられてなることを特徴とする請求項5に記載の平屋根の防水構造。
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