JP3300257B2 - 換気用部材及びそれを使用した換気構造 - Google Patents

換気用部材及びそれを使用した換気構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の屋根の棟
等に設置され、建築物内の換気や屋根構造断面の内部結
露防止を図ることができ、簡易な構造で優れた施工性を
有する換気用部材及びそれを使用した換気構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の窓等には高い気密構造が
要求される反面、建築物の屋根には、建築物内の換気や
屋根構造断面の内部結露防止のための排気を行う換気構
造の要請が高い。また、このように換気構造を設けるこ
とは、近年、壁紙用接着剤等に含有されるホルマリン等
を原因とする有機化合物過敏症候群等への対策の意味合
いも大きい。従来、屋根に換気構造を設ける場合には、
例えば実公平3−6734号公報や特公平3−6286
3号公報に示されるような構造が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の換気構造では、屋根の第一義的な機能であるところ
の雨仕舞いを重視しているため、形成される空気流路が
複雑化し、そのため複数の板状部材を複雑に折曲加工し
て組み合わせた構造となっている。したがって、製作性
や施工性が悪く、高価なものになるという問題があっ
た。
【0004】また、換気棟に限らず通常の棟であっても
その内側には木製の下地(笠木等の木下地)が使用され
ることが多い。しかしこの場合、屋根に関わる事故の多
くが、棟部の飛散や捲れ、これに続く漏水で占められて
いる。その原因は、棟が建築物の頂部にあって、最後の
納めとなるため、釘等の固着具を棟包みを貫通して下地
に固定し、固着具の頭部周りを防水処理するためと考え
られる。即ち、短中期的には防水処理が有効であるため
浸入水は生じないが、長期的には固着具に生じる結露水
や棟包みの熱伸縮による固着具の頭部周りが変形して浸
入水が生じたり、木製下地が腐食したりして、前記飛
散、捲れ、漏水等の事故につながるものと考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、建築物の屋根の棟等に設置される換気用
部材であって、非透水性の発泡樹脂素材からなり、表面
板の裏面を受支する突状受け部を表面側に複数形成する
と共に該突状受け部間を空気流路とし、頂部位置に前記
空気流路と屋内側空間とを連通させる連通口を形成し、
軒側裏面に配設用のスリットを形成してなり、表面板の
頂部以外に設けられる吸排気口と室内側空間とを前記空
気流路及び連通口を介して連通できるものであることを
特徴とする建築物の屋根の換気用部材を提案する。
【0006】また、本発明は、建築物の屋根の棟等に設
置される換気構造であって、非透水性の発泡樹脂素材か
らなり、突状受け部を表面側に複数形成すると共に該突
状受け部間を空気流路とし、頂部位置に前記空気流路と
屋内側空間を連通する連通口を形成した換気用部材と、
前記換気用部材を覆い、少なくとも一方の側縁垂下部に
吸排気口を形成した表面板とからなり、前記換気用部材
を支持フレームを介して建築物の屋根の棟等に設置し、
その表面を前記表面板で覆って換気用部材の突状受け部
で表面板の裏面を受支すると共に、前記表面板の吸排気
口と屋内側空間を前記換気用部材の空気流路及び連通口
を介して連通させたことを特徴とする建築物の換気構造
をも提案するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面の実施形態に
基づいて説明する。図1に示すように本発明の換気用部
材1は、突状受け部2(2a,2b,2c,2d)を表
面側に複数形成することにより、これらの突状受け部2
間に相互に連続する空気流路31を形成し、頂部位置に
は表裏に貫通する連通口32を形成し、軒側裏面に配設
用のスリット121を形成した構成である。この換気用
部材1は、その上面に配設される表面板(棟包み)を支
持するバックアップ材を兼ねるものであるため、面支持
機能及び断熱性を有する材料により成形され、吸水した
り水分により変質しないものが好ましい。特に独立気泡
を有する比較的硬質の発泡ポリスチレン、発泡ポリウレ
タン等の非透水性の樹脂材料やこれらと同等の物性を有
する素材により原則的に一体成形されることが好まし
く、この場合、前記特性を全て備えると共に軽量である
ため施工性に優れたものとなる。図示実施例の換気用部
材1は、独立気泡を有する硬質の発泡ポリスチレンにて
頂部から相反する方向に下り傾斜する傾斜面部分11,
11とこれらの端縁から下方に垂下する側面部分12,
12とからなる断面角型山状に成形され、その傾斜面部
分11,11の表面全面に亙って3種の突状受け部2
a,2b,2cを、側面部分12,12の外表面下端に
突起断面が四角形状の突状受け部2dをそれぞれ規則的
に複数形成することにより、相互に連続する溝状の空気
流路31を略網状に形成した構成であり、この空気流路
31の頂部には開口形状が長方形の連通口32を形成し
た。また、長さ方向の一方側には他方側の端縁(被重合
部13)に重合する重合部14を形成した。
【0008】この本発明の換気用部材1は、図2に示す
ような頂部以外の位置に吸排気口421を形成した表面
板(棟包み)4を裏面から支持するものである。この表
面板4は、従来公知の金属素材を、ロ−ル、ベンダー、
プレス等の加工を施すことによって成形される。図示実
施例の表面板4は、頂部から相反する方向に下り傾斜す
る傾斜面状の被支持部41,41とこれらの端縁から下
方に垂下する側縁垂下部42.42とそれらの下端から
外方へ延在して先端が裏面から折り返された延在部4
3,43とからなる断面角型山状に成形され、その側縁
垂下部42,42にはプレスによって切り起こし加工さ
れて下方が解放する構造の吸排気口421が複数形成さ
れた構成である。尚、吸排気口421は、前記構成に限
定するものではなく、図示しないが、例えば打ち抜き孔
の上にカバーを溶接する等してもよいし、必要に応じて
虫や鳥の侵入を防止するためのネットを配置してもよ
い。
【0009】図3に示す換気構造は、前記図1の換気用
部材1と前記図2の表面板4を用いて施工したものであ
り、換気用部材1を支持フレーム5を介して建築物の屋
根の棟に設置すると共にその表面を表面板4で覆った構
造である。この支持フレーム5としては下地に固定で
き、表面板4を取り付けることができるものであれば特
にその形状や材質等を限定するものではなく、例えばそ
の上面に配設する換気用部材1の裏面形状に応じた形状
としても良いし、溶融亜鉛メッキを施した鋼やステンレ
ス鋼、アルミ等のフラットバーを曲げ加工したり、既存
の型鋼や型材を流用してもよいし、ピース材でもよい。
また、この支持フレーム5を下地に固定する手段及び表
面板4を支持フレーム5に取り付ける手段としては、通
常ビス止め、ドリルビス等が用いられるが、耐久性及び
耐水性に優れた高性能接着剤等を用いて接着してもよ
い。図示実施例の支持フレーム5は、前記換気用部材2
の裏面形状とほぼ同一形状に成形された断面角型山状の
当接部51の下端に、外方へ延在する(下地への)固定
部52を、さらにその先端が上方へ折曲された(表面板
4の)取付部53を形成した構成のピース材である。
【0010】図3の換気構造を施工するには、まず支持
フレーム5を配設してその固定部52を下地7(外装材
6)にビス止め固定する。次に、換気用部材1の側面部
分12,12の下面が支持フレーム5の固定部52上に
接地するように載置し、さらに表面板4を換気用部材1
を覆うように配設した状態で、表面板4の側縁垂下部4
2からドリルビス等の固着具を打ち込んで支持フレーム
5の取付部53(及びその内側の換気用部材1の側面部
分12の突状受け部2d)に取り付ける。尚、支持フレ
ーム5の固定部52は換気用部材1の側面部分12の下
端の幅とほぼ等しい幅に形成されているので、上方から
はめ込むだけで位置決めを容易に行うことができる。換
気構造におけるその他の構成については特に限定するも
のではなく、例えばどのような外装材6、下地7を採用
してもよい。例えば外装材6は、素材を特に限定するも
のではないが、表面化粧鋼板、ラミネート鋼板、メッキ
鋼板、ステンレス鋼板、アルミ合金板、チタン合金板、
銅板、真鍮板、鉛板等の公知の金属素材をロール成形そ
の他の手段で所定の形状に成形する。尚、この外装基材
は、単一の素材でなく複合素材から構成されるものでも
よい。また、この外装材6は、その形状や接続、固定方
式についても特に限定するものではなく、従来公知の嵌
合式、重合式、係合式等のいずれの方式のものでも良
い。例えば下地7は、梁や母屋、胴縁等の鉄骨躯体が一
般的であるが、これに限定されるものではない。例えば
木毛セメント板、木片セメント板、軽量気泡コンクリー
ト板等の下地材を前記鉄骨躯体上に敷設する構成でも良
いし、コンクリート造の躯体上に鉄骨や木材の小屋組を
する構成もあるし、下地調整されたコンクリート面に直
接支持フレーム5を取り付けても良い。このように下地
7は、釘、ビス、アンカー、溶接等の固着手段によって
前記支持フレーム5が取付可能な全ての建築躯体をい
い、前記躯体上に断熱その他の必要に応じて敷設する木
毛セメント板等のボード類を含むものである。
【0011】こうして施工された図3の換気構造では、
表面板4の吸排気口421と屋内側空間8が換気用部材
1の空気流路31及び連通口32を介して連通するもの
となり、建築物内の換気を行うことができると共に屋根
構造断面の内部結露を防止することができる。尚、図中
に矢印で屋内側空間8から急排気口421への空気の流
れを示した。
【0012】また、本発明の換気構造では、従来のよう
に固着具を表面板を貫通して下地に固定するものではな
く、表面板4を支持フレーム5を介して間接的に下地7
に固定する構成であるため、支持フレーム5に取り付け
るための固着具のうち一部の固着具の頭部周りが変形な
どしても浸入水等を生ずることがない。特に図示実施例
の換気構造には、換気用部材1として非透水性の発泡樹
脂素材の一体成型品である発泡ポリスチレンを用いたた
め、複数の板状部材を複雑に折曲加工して組み合わせる
従来に比べて製造コストが掛からない。また、腐食を起
こすこともなく、軽量で部材点数が少ないので、施工性
も向上する。したがって、本発明の換気構造では、従来
のように木製下地の経年腐食による強度低下やこれに続
く飛散事故、漏水事故等を防止することができ、経年に
亘って雨仕舞いに優れた換気棟構造を提供することがで
きる。
【0013】さらに、図示実施例の突状受け部2は、表
面板4の吸排気口421と連通口32とを連絡する空気
流路31がジグザグ状となるように配置されているの
で、仮に強風と共に雨水が吸排気口421から浸入した
としても、浸入した雨水は突状受け部2に衝突し、それ
以上の浸入が防止される。このように突状受け部2が水
返し機能を奏するように空気流路31は非直線状である
ことが望ましい。
【0014】尚、図示実施例のように最上段の外装材6
を貫通して下地7に取り付ける場合には、例えば図4に
示すように止水ゴム54やシール材を介在させる等、適
宜防水処理を施すことが好ましい。同図(a)は支持フ
レーム5がピース材である場合、同図(b)は支持フレ
ーム5が通し材である場合を示し、何れも起立状の位置
規制部55を設け、換気用部材1の軒側裏面、即ち側面
部分の下面に形成した配設用のスリット121を前記位
置規制部55に装着することにより施工時の位置決めを
容易に行うようにした。尚、同図(a)の支持フレーム
5はピース材と説明したが、当接部51に空気の流通さ
せる連通口を開設すれば、通し材であっても良い。ま
た、同図(a),(b)の支持フレーム5において、取
付部53が位置規制部55を兼ねるようにしてもよい。
【0015】また、図5に示す換気用部材1のように、
傾斜面部分11の裏面側に補強リブ111を設け、高い
支持強度を得ると共に施工以前における部材の破断防止
を図るようにしてもよく、さらに図6に示すようにこの
ような換気用部材1の裏面形状に密接状に当接するよう
に支持フレーム5の当接部51の形状を変えるようにし
ても良い。また、この図示実施例では、傾斜面部分11
の表面側に形成した断面菱形形状の突状受け部2b(の
軒側隅部)の形状を変更し、その端面が傾斜面部分11
の軒端に達する構成とした。そのため、この構成におけ
る傾斜面部分11での空気流路31は、前記図1のもの
と比べてより屈曲した形状となっている。したがって、
この場合、突状受け部2は前記図1よりも高い水返し機
能を奏し、雨水の浸入を防止することができる。尚、前
記以外の構成については、それぞれ前記図1の換気用部
材1及び前記図3の換気構造と同様であるからそれぞれ
同一符号を付して説明を省略する。また、前記図1及び
前記図5の各換気用部材1を非透水性の発泡樹脂素材か
ら構成した場合にはカッター等で容易に切断加工を施す
ことができるので、緩勾配や急勾配の屋根の場合、標準
品の頂部を切断することにより、勾配変化に対応するこ
とができる。さらに、切断して得られた換気用部材1
は、例えば後述する図8に示すような片流れ形状の屋根
に対応させることもできる。
【0016】図7に示す換気用部材1は、傾斜面部分1
1の表面側に形成される突状受け部2については前記図
1の換気用部材1と同様であり、裏面側には前記図5の
換気用部材1とほぼ同様の補強リブ111が形成されて
いるが、前記各実施例のように断面(角型)山状に成形
されたものではなく断面半山状に成形されたものであ
る。このような構成の換気用部材1は、図8に示すよう
な片流れ形状の屋根に現場加工を施すことなく対応させ
ることができる。さらに、この換気用部材1(及びこれ
と対称形状の換気用部材1’)を図9に示すような切り
妻形状の屋根面に使用する場合にも、緩勾配や急勾配と
いった勾配変化に現場加工を施すことなく対応すること
ができる。
【0017】また、図10には換気用部材1のバリエー
ションを示した。換気用部材1の全体(断面)形状、突
状受け部2の形状(断面形状)及び配設形状、連通口3
2の形状等については、それぞれ図示するようにどのよ
うな構成でも良い。
【0018】以上本発明を図面の実施の形態に基づいて
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明の換気用部材は、軒
側裏面に配設用のスリットを形成し、支持フレームの位
置規制片に装着させることができるので、施工時の位置
決めを容易に且つ確実に行うことができる。
【0020】また、換気用部材を非透水性の発泡樹脂素
材から構成したので、軽量で、腐食を起こさず、比較的
高い面支持強度を有するものとなる。しかもカッター等
で容易に切断することができるので、急勾配や緩勾配の
屋根の場合、標準品の頂部を切断することにより、勾配
変化にも容易に対応することができる。
【0021】さらに、空気流路を非直線状に形成した
気用部材の場合、強風を伴う雨の吹き込みを防止するこ
とができる。また、突状受け部は表面板を受支するの
で、突状受け部を全面に亘って分散的に形成すると、空
気流路が複雑になると共に表面板の裏面が全面的に受支
されているのに近しい効果が得られるので、施工中や竣
工後のメンテナンス作業時に、作業員が表面板上を歩行
しても変形を生ずることがない。
【0022】また、本発明の換気構造は、表面板の吸排
気口と屋内側空間が換気用部材の空気流路及び連通口を
介して連通するものとなり、建築物内の換気を行うこと
ができると共に屋根構造断面の内部結露を防止すること
ができる。また、表面板を支持フレームを介して間接的
に下地に固定する構成であるため、従来のように木製下
地の経年腐食による強度低下やこれに続く飛散事故、漏
水事故等を防止することができ、経年に亘って雨仕舞い
に優れた換気棟構造を提供することができる。また、換
気用部材は一体成形品であるため、複数の板状部材を複
雑に折曲加工して組み合わせる従来に比べて製造コスト
が掛からないものとなり、軽量で部材点数が少ないの
で、施工性も向上する。このように、本発明では雨仕舞
いに優れた換気構造を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の換気用部材の一実施例を示す平
面図、(b)正面図、(c)底面図、(d)側面図、
(e)A−A線における断面図、(f)B−B線におけ
る断面図である。
【図2】(a)表面板の一実施例を示す平面図、(b)
C−C線における断面図、(c)D−D線における断面
図である。
【図3】図1の換気用部材及び図2の表面板を用いた換
気構造を示す断面図である。
【図4】(a)支持プレートがピース材である場合の接
続構造を示す断面図、(b)支持プレートが通し材であ
る場合の接続構造を示す断面図である。
【図5】(a)本発明の換気用部材の他の一実施例を示
す平面図、(b)正面図、(c)底面図、(d)側面
図、(e)E−E線における断面図、(f)F−F線に
おける断面図である。
【図6】図5の換気用部材を用いた換気構造を示す断面
図である。
【図7】(a)本発明の換気用部材の他の一実施例を示
す平面図、(b)正面図、(c)底面図、(d)側面図
である。
【図8】図7の換気用部材を用いた換気構造を示す断面
図である。
【図9】図7の換気用部材を用いた換気構造を示す断面
図である。
【図10】本発明の換気用部材のバリエーションを示す
側面図である。
【符号の説明】
1 換気用部材 11 傾斜面部分 111 補強リブ 112 欠切部 12 側面部分 2,2a,2b,2c,2d 突状受け部 31 空気流路 32 連通口 4 表面板 421 吸排気口 5 支持フレーム 6 外装材 7 下地 8 室内側空間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−41574(JP,A) 特開 平9−78781(JP,A) 特開 平5−171763(JP,A) 特開 平5−171762(JP,A) 特開 平10−292564(JP,A) 実公 昭62−15712(JP,Y1) 実公 昭61−23151(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/16 E04D 1/30 E04D 3/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の屋根の棟等に設置される換気用
    部材であって、非透水性の発泡樹脂素材からなり、表面
    板の裏面を受支する突状受け部を表面側に複数形成する
    と共に該突状受け部間を空気流路とし、頂部位置に前記
    空気流路と屋内側空間とを連通させる連通口を形成し、
    軒側裏面に配設用のスリットを形成してなり、表面板の
    頂部以外に設けられる吸排気口と室内側空間とを前記空
    気流路及び連通口を介して連通できるものであることを
    特徴とする建築物の屋根の換気用部材。
  2. 【請求項2】 空気流路は非直線状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の換気用部材。
  3. 【請求項3】 建築物の屋根の棟等に設置される換気構
    造であって、非透水性の発泡樹脂素材からなり、突状受
    け部を表面側に複数形成すると共に該突状受け部間を空
    気流路とし、頂部位置に前記空気流路と屋内側空間を連
    通する連通口を形成した換気用部材と、前記換気用部材
    を覆い、少なくとも一方の側縁垂下部に吸排気口を形成
    した表面板とからなり、前記換気用部材を支持フレーム
    を介して建築物の屋根の棟等に設置し、その表面を前記
    表面板で覆って換気用部材の突状受け部で表面板の裏面
    を受支すると共に、前記表面板の吸排気口と屋内側空間
    を前記換気用部材の空気流路及び連通口を介して連通さ
    せたことを特徴とする建築物の換気構造。
  4. 【請求項4】 支持フレームは、下地に固定する固定部
    と、表面板を取り付ける取付部とを有することを特徴と
    する請求項3に記載の建築物の換気構造。
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