JP4063791B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスク再生装置に関し、特に光記録媒体の回転位相制御に関する。
光ディスク再生装置は、CD(Compact Disc)システムが登場以来、広く普及してきている。当初は、1時間以上の極めて高音質の音を再生するディジタルオーディオディスク(DAD)が主流であったが、コンピュータの周辺機器として大容量高速アクセスの特徴を活かしたCD−ROM、音声・画像・データをインタラクティブに使えるCD−I、絵付きのビデオCD、記録できるCD−Rなど、CDファミリとして発展してきている。また、近年はさらに大容量化したDVD(Digital Versatile Disc/Digital Video Disc)ファミリが普及しつつある。
このような光ディスク再生装置において、光記録媒体の回転制御は、スピンドルサーボにより行われている。光記録媒体のスピンドルサーボには、光ピックアップの位置により光記録媒体の回転数が変わる一定線速度(CLV:Constant Linear Velocity)方式と、回転数の一定した一定角速度(CAV:Constant Angular Velocity)方式とがある。
CLV方式で記録された光記録媒体のピット密度は、内周側、外周側で一定となる。線速度は一定になるが、角速度は再生するデータの光記録媒体の半径方向の読み取り位置により異なる。即ち、光記録媒体の回転速度は、一定にならない。そのため、光記録媒体にCLV方式で記録されたデータを再生する場合、光記録媒体の回転を目的回転数近辺に引き込んだ後、回転位相制御を行って回転を安定させる必要がある。
光記録媒体から読み出したデータは、データからPLL回路によって再生されるビットクロックにより1/0判定され、取り込まれる。即ち、データの取り込みは光記録媒体の回転の影響を受けることになる。光記録媒体の回転や読み出しの線速度が一定になるように制御が行われるが、光記録媒体の偏心や回転ムラにより線速度に乱れが生じ、ビットクロックで判定されて取り込まれるディジタルデータのデータレートに乱れが生じる。
一方、システムクロックは水晶発振子で生成されるクロックを基に生成される。このシステムクロックに基づいて光ディスク再生装置からデータが出力される。最終のデータ出力を水晶系クロックの一定レートで行わないと、音声データの場合には歪みが生じてしまうため、入力されたデータを一定レートでデータを取り出してデコードなどの処理をすることになる。
すなわち、光記録媒体からのデータの取り込み(入力)は、データレートに変動が生じる可能性のある状況で行われているということであり、デコードを行った最終的なデータの取り出しは変動のない一定レートで行われる。そのため、デコードを行う処理系では、データの取り込みと最終的なデータの取り出しにおけるデータレートの差(ジッタ・回転ムラ)を吸収しなければならない。
一般的には、データを格納するRAM(Random Access Memory)を用いて、ジッタ吸収を行うための領域を確保してFIFO(First−In First−Out)動作をさせ、データレートの差の影響を吸収している。データを格納する前段にレジスタで構成したFIFO回路を置いてもよいが、データ格納に用いるRAMに適当な規模のものを用いることによりFIFO動作をさせるリングバッファ領域を確保することができ、ジッタ吸収のFIFO動作をRAMのアドレッシングで行える。
FIFO動作は、取り込んだデータを連続するアドレスに格納(書き込み)して行き、処理の為にデータを読み出すときは、先の書き込みアドレスとは離れた「古い」アドレスのデータから使いはじめるというものである。
例えば、アドレスを固定で考えた場合、古いデータは左側、新しいデータを右側に配置したとする。新しいデータはデータ書き込み“W”の位置が順次右に移動していきデータを格納する。一方、処理のためのデータ読み出し“R”は、“W”とは離れた位置にあり、これも次第に右に移動していく。データ取り込みとデータ処理のデータレートが等しい場合には、“W”と、“R”の位相関係はそのままで、ともに右に移動していく。
また、アドレスを固定ではなく位相関係で考えると、データ取り込み(書き込み)とデータ処理(読み出し)のデータレートが等しい場合には、“W”と“R”の関係は変化がなく、新しいフレームになるたびにそれぞれのアドレスが1つずつインクリメントされる。データ取り込みのデータレートに変動が出た場合、例えばデータレートが遅くなった場合、“W”の位置の移動は遅くなり、処理(読み出し)速度には変化がないので、“W”と“R”のアドレス上の距離は近づくことになる。逆にデータ取り込みのデータレートが速くなった場合、“W”の移動が速くなり、“W”と“R”の距離は開くことになる。
従って、データ書き込み“W”と、データ処理“R”の位相関係は、取り込みのデータレートに従って変動することになる。“W”と“R”との間のアドレスがデータレートの変動に従って増減しても、FIFO動作を行うことにより、データレート変動においても正常な処理が可能になる。しかし、取り込みのデータレートが遅いままであれば、“W”と“R”との間のアドレスを使い果たし、“W”と“R”が干渉して正常な処理が出来なくなる。
このように異常な処理にならないように回転位相制御を行って、データ書き込み“W”のデータレートをデータ処理(読み出し)“R”のデータレートに追従させる必要がある。
光ディスク再生装置の回転制御系の構成は、図1に示されるように、光記録媒体2、光学ピックアップ3、RFアンプ4、ディジタル復号処理部5、サーボ信号処理部7、スピンドルモータ8とを具備する。
光記録媒体2は、ピットと呼ばれる微小な穴により情報が記録されている。光学ピックアップ3は、レーザ光を用いて、光記録媒体2からデータを読み出す。光学ピックアップ3は当業者にはよく知られているものである。RFアンプ4は、ヘッドアンプともいわれ、原理的にはトランスインピーダンスアンプである。RFアンプ4は、良好なDC特性を持つOPアンプで構成されることが多い。ディジタル復号処理部5は、CIRCデコード、EFMフレーム同期、EFM復調、デコード等を行い、光記録媒体2の回転情報である位相差情報を出力する。サーボ信号処理部7は、位相差情報に基づいてスピンドルモータ8の回転を制御する。スピンドルモータ8は、光記録媒体2がセットされたとき、入力命令に応答して光記録媒体2を回転させるように駆動する。
光記録媒体2から光学ピックアップ3により読み出された信号は、RFアンプ4に入力される。RFアンプ4で増幅、インピーダンス変換、波形整形された信号は、ディジタル復号処理部5に入力される。ディジタル復号処理部5は、復号データを出力するとともに、光記録媒体2の回転情報をサーボ信号処理部7に出力する。サーボ信号処理部7は、入力される回転情報に応答してスピンドルモータ8の回転を制御する。ここでは、光ディスク再生装置の回転制御系について説明したが、光ディスク再生装置は、その他に光ディスク再生装置の全体を制御するCPU、再生系、上位装置とのインタフェースなどを備えている。
従来、ディジタル復号処理部5は、図2に示されるように、PLL回路11、EFMフレーム同期・EFM復調部12、CIRCデコードコントローラ14、インタリーブRAM15、フラグRAM16、分周器17、18、位相比較器21、位相差カウント部22を備えている。
光記録媒体2から読み出される信号は、PLL回路11とEFMフレーム同期・EFM復調部12に入力される。PLL回路11から出力されるビットクロックは、EFMフレーム同期・EFM復調部12に供給される。変調時の16ビットデータからデコードされた8ビットのメインデータと、フレーム同期のタイミング信号WFCKとは、EFMフレーム同期・EFM復調部12からCIRCデコードコントローラ14に出力される。また、フレーム同期のタイミング信号WFCKは、分周回路17に入力される。
CIRCデコードコントローラ14は、インタリーブRAM15、フラグRAM16を使用して、入力されるメインデータをCIRCデコードし、デコード信号Sを出力する。CIRCデコードコントローラ14とインタリーブRAM15との間、および、CIRCデコードコントローラ14とフラグRAM16との間には、それぞれのRAMに書き込み、読み出すためのデータを入出力し、かつそのための制御信号が存在する。CIRCデコードコントローラ14は、インタリーブRAM15のFIFO領域からデータを取り出すタイミングを示すタイミング信号RFCKを分周器18に出力する。分周器18でN分周された信号RFCK_Nは、位相比較器21と位相差カウント部22にそれぞれ供給される。また、CIRCデコードコントローラ14は、FIFO領域のオーバフロー/アンダーフローの状態を示すFIFOフロー信号FLWを位相比較器21と位相差カウント部22とに出力する。位相比較器21から出力される位相差信号Xと位相差極性信号Dは、位相差カウント部22に入力される。位相差情報Yは、位相差カウント部22から出力され、サーボ信号処理部7に入力される。
上述した構成における各構成要素の機能を説明する。PLL(Phase Locked Loop)回路11は、光記録媒体2から読み出される信号からビットクロックを生成する。
EFMフレーム同期・EFM復調部12は、同期情報の検出およびEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調されたデータを復調して出力する。即ち、24ビットのEFM SYNCパターンを検出して588ビットのEFMフレームの先頭を判断し、14ビットを1シンボルとして、1つのサブコードシンボルと32のメインデータシンボルを分離する。また、EFMフレーム同期・EFM復調部12に入力される信号は、EFM変調されているデータであるため、1シンボル14ビットデータを8ビットデータに変換(復調)する。EFMフレーム同期がとれると、EFMフレームのタイミングを示す信号WFCKを出力する。信号WFCKは、ビットクロックに同期し、メインデータをインタリーブRAM15に格納するタイミングを示す。
CIRC(Cross Interleaved Reed−Solomon Code)デコードコントローラ14は、同期保護が行われたサブコード同期信号SCを含むシンボルおよびメインデータを入力し、メインデータに対してCIRCエラー訂正(C1)を行う。また、インタリーブRAM15のデータ入出力領域をFIFO動作するようにアドレス管理する。そのFIFO領域からデータを読み出すタイミングを示す信号RFCKをCIRCデコードコントローラ14は、出力する。なお、FIFOフロー信号FLWは、インタリーブRAM15のFIFO領域がオーバーフローまたはアンダーフローしたことを示す信号である。オーバーフローまたはアンダーフローした場合、インタリーブRAM15へのデータ格納をやり直すためにFIFO領域を強制的にセンタリングさせるもので、同時に位相比較器の初期化を指示するものである。
インタリーブRAM15は、CIRCをデコードする際に使用されるワークメモリである。インタリーブRAM15は、CIRCのインターリブを解くために用いられるとともに、TBC(時間軸補正)用メモリとしても用いられる。入力されるデータの格納に際し、CIRCデコードコントローラ14により、FIFO動作のメモリアドレスが管理される。なお、FIFO動作の書き込みは、EFMフレーム同期・EFM復調部12から供給されるタイミング信号WFCKに基づいて行われ、読み出しは、CIRCデコードコントローラ14で生成されるタイミング信号RFCKに基づいて行われる。
フラグRAM16は、CIRCエラー訂正結果を格納する。
分周器17は、タイミング信号WFCKをN分周する。また、分周器18は、タイミング信号RFCKをN分周する。分周比Nは、位相差の検出範囲、位相差情報の更新の周期などを考慮して予め定められている。
位相比較器21は、分周されたタイミング信号WFCKと分周されたタイミング信号RFCKとの位相を比較し、位相差信号を出力する。
位相差カウント部22は、位相比較器21から出力される位相差信号に基づいて、システムクロックCLKのカウント数として位相差情報を出力する。
従来の位相差情報の生成について説明する。図3に位相比較器21、位相差カウント部22の構成を示す。また、図4はその動作を示すタイミングチャートである。図3に示されるように、位相比較器21は、フリップフロップおよび論理ゲート回路で構成され、タイミング信号WFCKのN分周信号WFCK_Nおよびタイミング信号RFCKのN分周信号RFCK_Nの立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジを検出し、その位相差を測定する。ここでは立ちあがりエッジの位相差を測定するものとして説明する。
タイミング信号RFCKのN分周信号RFCK_Nは、システムクロックCLKでサンプリングされて位相比較入力信号Aとなる。タイミング信号WFCKのN分周信号WFCK_Nは、システムクロックCLKでサンプリングされて位相比較入力信号Bとなる。位相比較入力信号Aの立ち上がりエッジから位相比較入力信号Bの立ち上がりエッジまでの位相差を示す位相比較出力信号Uと、位相比較入力信号Bの立ち上がりエッジから位相比較入力信号Aの立ち上がりエッジまでの位相差を示す位相比較出力信号Dが生成される。この位相比較出力信号Uと位相比較出力信号Dに基づいて、位相差信号Xと位相差極性信号Dが生成され、位相差カウント部22によって位相差がカウントされ、位相差情報信号Yとして出力される。
図4(a)にN=1(分周無し)の場合の動作例を示す。上から位相比較入力信号A、位相比較入力信号B、位相比較出力信号U、位相比較出力信号(位相差極性信号)D、位相差信号X、位相差情報信号Yの各信号が示される。位相差信号Xがアクティブ(Hレベル)の期間が位相のずれを示す。位相差極性信号Dは、位相の極性、即ち、信号AとBのどちらの信号の位相が進んでいるかを示している。
したがって、位相差カウント部22は、その期間を極性によりカウントアップまたはカウントダウンして測定する。図4において、位相差情報信号Yは、縦軸方向にカウント数を±で表わしている。プラス側のカウントは位相比較入力信号Aが位相比較入力信号Bより位相が進んでいることを示し、マイナス側のカウントは、位相比較入力信号Aが位相比較入力信号Bより位相が送れていることを示す。
位相比較入力信号Aの立ち上がりエッジの時点で位相差情報が更新される。即ち位相比較入力信号Aの周期が位相差情報の更新周期となる。また、位相差情報としてサーボ処理部7に送られる情報は、そのカウント値の最終値である位相比較入力信号Aの立ち上がり時点の数値である。
期間T11において、位相比較入力信号Aの1周期間に、位相比較入力信号Bは2周期入っている。このとき、位相差カウント部22は、位相比較入力信号Bの第1パルスの立ち上がり位置からカウントするだけであり、第2パルスの存在はカウントに影響を与えない。即ち、十分に位相補正がしきれない状態にある。
このような状況を防止するために入力信号を分周し、長い期間において位相補正を行うとよい。図4(b)にN=2(2分周)の場合の動作例を示す。同じタイミング信号RFCK、WFCKを2分周して入力された場合である。位相比較入力信号A、位相比較入力信号Bは、図4(a)の場合の2分周信号であり、周期が長くなっている。図4(b)期間T21は、図4(a)期間T11、T12に相当する。図4(a)期間11の第2パルスの立ち上がりエッジは、図4(b)期間T21において立ち上がりエッジに反映している。
即ち、位相比較器を用いる場合、位相比較器の出力である位相差信号に十分な長さのものを得ようとするとき、1フレームを1周期とするフレーム周期信号をn分周した分周信号を位相比較器の入力とし、位相比較器より得られる位相差信号の長さをカウントして位相差情報が得られる。この場合、位相差情報の更新は位相比較器の入力信号であるn分周信号の周期で行われる。したがって、位相差情報の更新はフレーム周期信号n回に1回のみの頻度となる。
このように、位相比較器21による位相差情報の生成は、位相差のダイナミックレンジを得るために入力信号を分周する必要がある。しかし、入力信号を分周することは、位相差情報の更新の周期が長くなることを意味し、時間応答性を悪化させる。
回転速度の制御方法、制御回路に関する技術として以下に示すような技術が知られている。
特開平4−21968号公報によれば、ディスク再生装置は、読出手段と、モータと、アドレス検出手段と、アクセス手段と、記憶手段と、データ出力手段と、モータ制御手段とを具備するというものである。読出手段は、データのディスク上での位置を示すアドレスからなる情報が一定の記録速度で記録されたディスクから情報を読み出す。モータは、ディスクを回転させる。アドレス検出手段は、読出手段が読み出した情報の中からアドレスを検出し、現在アドレスとして出力する。アクセス手段は、再生すべきデータの先頭アドレスである目的アドレスが指定されると、現在アドレスと目的アドレスとが一致するように読出手段の読み出し位置を移動させるアクセス動作を開始し、目的アドレスと現在アドレスとが一致した段階でアクセス動作を終了する。記憶手段は、読出手段から出力される再生すべきデータを一時的に蓄える。データ出力手段は、記憶手段に再生すべきデータが書き込まれた後、直ちに記録速度と同一の速度で再生すべきデータを読み出して出力する。モータ制御手段は、アクセス手段がアクセス動作中は、モータの回転速度を、記録速度を実現する回転速度より速い回転速度に保ち、アクセス動作終了後は記録速度と同じ速度で読出手段がデータを読み出すようにモータの回転速度を徐々に減速させる。
このディスク再生装置において、モータ制御手段は、アクセス手段がアクセス動作中はモータの回転速度を、記録速度を実現する回転速度より速い回転速度に保ち、アクセス動作終了後は記憶手段内に蓄えられたデータの量が規定の範囲内を保つようにモータを加速もしくは減速させるというものである。
また、ディスク再生装置において、アクセス手段のアクセス動作が終了した後、モータ制御手段は、記憶手段内のデータ量が規定の範囲の上限を越えた場合にはモータを減速させ、規定の範囲の下限を下回った場合にはモータを加速させ、加速もしくは減速を行わないときはモータに対して駆動電流を供給しないようにするというものである。
さらに、このディスク再生装置では、アクセス手段がアクセス動作を開始するに先立ってモータの回転速度を、記録速度を実現する回転速度より速い回転速度に上げておくようにするというものである。
特開平6−208756号公報によれば、光ディスクシステムのスピンドルモーター制御回路に関する技術が知られる。光ディスクシステムのスピンドルモーター制御回路は、スピンドルモーター回転感知手段と、速度誤り信号発生手段と、速度駆動電圧発生手段とから構成される事を特徴とする。スピンドルモーター回転感知手段は、スピンドルモーターの回転に対応するモーターの位相周波数を発生する。速度誤り信号発生手段は、位相周波数の周期を予め設定されている目標速度データと比較して、その違いに対する速度誤りデータを発生する。速度駆動電圧発生手段は、速度誤りデータに対応する速度駆動電圧を発生してスピンドルモーターを駆動する。
このスピンドルモーター制御回路において、速度誤り信号発生手段は、上昇エッジ検出回路と、遅延器と、速度誤り計数器と、速度誤り信号出力部とから構成される事を特徴とする。上昇エッジ検出回路は、位相周波数の上昇エッジを検出して上昇エッジ検出信号を出力する。遅延器は、検出された上昇エッジ検出信号を遅延して誤りデータ発生信号を出力する。速度誤り計数器は、遅延器から出力される誤りデータ発生信号に応答して位相周波数の入力周期を所定のクロックに計数し、この計数される位相周波数のデータを予め設定された基準目標速度データと比較してその差に対応する速度誤りデータを発生する。速度誤り信号出力部は、速度誤り計数器から出力される速度誤りデータを上昇エッジ検出信号に同期して速度電圧発生手段に出力する。
特開平9−115238号公報によれば、マルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路に関する技術が知られる。マルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路は、第1の位相比較器と、第1の低域フィルタと、モータ駆動部と、高周波増幅器と、位相同期ループ回路部と、第1の分周器とを具備したことを特徴とする。第1の位相比較器は、基準クロック信号と再生フレームクロック信号の位相を比較して位相差信号を出力する。第1の低域フィルタは、位相差信号を低域フィルタリングしてスピンドルモータの回転速度の制御信号を発生する。モータ駆動部は、回転速度の制御信号に応答してスピンドルモータの回転を駆動する。高周波増幅器は、スピンドルモータによって回転される光ディスクから再生される高周波信号を増幅し波形整形して再生データ信号を出力する。位相同期ループ回路部は、再生データ信号から再生ビットクロック信号を発生するものの回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には以前状態の再生ビットクロック信号の発生を維持する。第1の分周器は、再生ビットクロック信号を分周して、再生フレームクロック信号を発生する。
また、上記マルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路において、位相同期ループ回路部は、第2の位相比較器と、第2の低域フィルタと、電圧制御発振器と、第2の分周器とを具備することを特徴とする。第2の位相比較器は、再生データ信号と再生ビットクロック信号の位相を比較して位相差信号を出力するものの回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には出力がディスエーブル状態に維持される。第2の低域フィルタは、位相差信号を低域フィルタリングして制御電圧信号を発生する。電圧制御発振器は、制御電圧信号に応答して所定の周波数信号を発生する。第2の分周器は、所定の周波数信号を分周して再生ビットクロック信号を発生する。
特開平4−21968号公報 特開平6−208756号公報 特開平9−115238号公報
本発明の目的は、光記録媒体を安定して回転させる光記録媒体再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、時間的応答特性に優れる回転位相制御を行う光記録媒体再生装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、周波数的応答特性に優れる回転位相制御を行う光記録媒体再生装置を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、短時間の応答時間と広いダイナミックレンジを有するFIFO(First−In First−Out)制御回路を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の観点では、光ディスク再生装置は、先入れ先出し動作がなされるメモリ(15)を備え、前記書き込みタイミング信号(WFCK)と前記読み出しタイミング信号(RFCK)との位相差が少なくなるように前記光記録媒体(2)の回転を制御する。メモリ(15)は、書き込みタイミング信号(WFCK)に基づいてデータが書き込まれ、読み出しタイミング信号(RFCK)に基づいてデータが読み出される。前記書き込みタイミング信号(WFCK)は光記録媒体(2)から取り出される信号から生成される。前記読み出しタイミング信号(RFCK)は、水晶発振子などの安定した発振源から生成される。光ディスク再生装置は、前記メモリ(15)の前記先入れ先出し動作におけるオーバフローまたはアンダーフローが発生するアドレスまでのマージンアドレスの範囲のセンタ値からの偏移量を示すバンク情報信号(BI)と、前記書き込みタイミング信号と、前記読み出しタイミング信号とに基づいて前記位相差を演算する位相差カウント・位相差情報演算部(25)を具備する。
本発明の前記バンク情報信号(BI)は、前記書き込みタイミング信号(WFCK)の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジと、前記読み出しタイミング信号(RFCK)の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジとに基づいて生成される。
本発明の前記バンク情報信号(BI)は、前記書き込みタイミング信号(WFCK)に応答してカウントアップまたはカウントダウンし、前記読み出しタイミング信号(RFCK)に応答してカウントダウンまたはカウントアップするアップダウンカウンタにより生成される。
本発明の前記位相差カウント・位相差情報演算部(25)は、バンク情報演算部(31)と、位相差情報カウント部(32)とを備える。バンク情報演算部(31)は、前記バンク情報信号(BI)に基づいて第1位相差を演算する。位相差情報カウント部(32)は、前記読み出しタイミング信号(RFCK)と前記書き込みタイミング信号(WFCK)の立ち下がりまたは立ち上がりエッジの時間差から第2位相差を演算する。前記第1位相差と前記第2位相差とを加算して前記位相差を演算する。
本発明において、前記第1位相差は、前記偏移量と前記読み出しタイミング信号の周期とを乗じて求められる。
本発明において、前記第2位相差は、前記読み出しタイミング信号の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジから、前記立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジの直前の前記書き込みタイミング信号の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジまでシステムクロックをカウントして求められる。
本発明の前記位相差カウント・位相差情報演算部(25)は、乗算器と、カウンタと、加算器とを備える。乗算器は、前記第1位相差を演算する。カウンタは、前記第2位相差を求める。加算器は、前記第1位相差と前記第2位相差を加算する。
本発明の他の観点では、前記書き込みタイミング信号(WFCK)と前記読み出しタイミング信号(RFCK)との位相差が少なくなるように前記光記録媒体(2)の回転を制御する光ディスク再生装置の光記録媒体回転制御方法であって、バンク情報演算ステップと、位相差情報カウントステップとを具備する。光ディスク再生装置は、書き込みタイミング信号(WFCK)に基づいてデータが書き込まれ、読み出しタイミング信号(RFCK)に基づいてデータが読み出され、先入れ先出し動作がなされるメモリ(15)を備える。前記書き込みタイミング信号(WFCK)は光記録媒体(2)から取り出される信号から生成される。前記読み出しタイミング信号(RFCK)は、水晶発振子などの安定した発振源から生成される。バンク情報演算ステップは、前記メモリ(15)の前記先入れ先出し動作におけるセンタ値からの偏移量を示すバンク情報信号(BI)に基づいて第1位相差を演算する。位相差情報カウントステップは、前記書き込みタイミング信号(WFCK)と前記読み出しタイミング信号(RFCK)とに基づいて信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジの時間差を演算する。
また、本発明の他の観点では、位相制御装置は、FIFOメモリ(15)と、位相差演算部(25)とを備える。FIFOメモリ(15)は、書き込み信号(WFCK)に基づいてデータが書き込まれ、読み出し信号(RFCK)に基づいてデータが読み出され、先入れ先出し動作がなされる。位相差演算部(25)は、前記読み出し信号(RFCK)と前記書き込み信号(WFCK)との位相差を演算する。位相差は、前記先入れ先出し動作におけるFIFOメモリ(15)のセンタ値からの偏移量と、前記読み出し信号(RFCK)の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジから、前記立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジの直前の前記書き込み信号(WFCK)の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジまでの時間差とに基づく。位相制御装置は、前記位相差が少なくなるように前記書き込み信号(WFCK)の遅延量を制御する。
本発明によれば、光記録媒体を安定して回転させる光記録媒体再生装置を提供することができる。
また、本発明によれば、位相差情報の更新を従来に比べて短時間で行うことができ、時間的応答特性に優れる回転位相制御を行う光記録媒体再生装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、急激な周波数の大きな変動に応答するすることができ、周波数的応答特性に優れる回転位相制御を行う光記録媒体再生装置を提供することができる。
また、本発明の他の目的は、短時間の応答時間と広いダイナミックレンジを有するFIFO(First−In First−Out)制御回路を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
光記録媒体、例えばコンパクトディスク(CD)の再生において、光記録媒体から取り出される信号は、モータの回転ジッタ、光記録媒体の偏心率などの影響により時間軸も変動する。したがって、光記録媒体から取り出される信号から再生されるクロック、2値になったデータもこの影響を受けている。音楽CDの場合などでは、このまま再生するとワウフラッタが出てしまう。そのため、光記録媒体から取り出される時間軸変動しているデータを一旦バッファメモリに格納し、一定時間間隔でバッファメモリから取り出して再生する方法が用いられる。バッファメモリからデータを水晶発振子のクロックで読み出すことにより、安定な時間間隔で揃ったデータを得ることができる。しかし、バッファメモリに格納する時間間隔が変動するため、バッファメモリに格納されているデータ量も変動する。そのため、バッファメモリが空になったり(アンダーフロー)、溢れること(オーバフロー)が無いようにモータの回転を制御する必要がある。
バッファメモリは、CIRCをデコードするときのメモリとして用いられる。このバッファメモリは、CIRCのインターリブを解くために用いられるとともに、TBC(時間軸補正)用メモリとしても用いられる。また、このバッファメモリには、光記録媒体上の信号のフレーム同期信号や誤り訂正のための信号も格納されている。これらの信号を除いて、連結した等しい間隔のオーディオ信号にするのもメモリの役目であるが、このメモリは、本発明の直接関係しないので、詳細は省略する。
コンパクトディスク(CD)の再生・CIRC復号において、光記録媒体から読み出したデータのインタリーブRAMへの書き込みは、ディスクから読み出したEFM信号からPLL回路により再生したビットクロックに同期して行われる。一方、CIRC復号におけるエラー訂正や復号データの取り出しもインタリーブRAMに対して行われ、これは水晶クロックを分周したクロックに同期して行われる。
インタリーブRAMは、光記録媒体からデータを読み出してインタリーブRAMに格納する書き込み処理と、復号処理による読み出し処理との間のデータレートの差を吸収するためのFIFO領域を持つ。光記録媒体から読み出したフレームデータをインタリーブRAMへ書き込む際のタイミングを示すタイミング信号をWFCKとし、CIRC復号処理およびデコード後のデータフレームを取り出すタイミングを示すタイミング信号をRFCKとする。このFIFO領域をオーバーフローまたはアンダーフローさせないために、タイミング信号WFCKとタイミング信号RFCKとの位相を合わせ、FIFOの段数をセンタリングするように光記録媒体の回転制御、即ち回転位相制御を行う。
実施の形態に係る光ディスク再生装置の構成を説明する。上述の従来の技術の説明と重複する部分があるが、改めて説明する。
本発明の光ディスク再生装置の回転制御系の構成は、図1に示されるように、光記録媒体2、光学ピックアップ3、RFアンプ4、ディジタル復号処理部5、サーボ信号処理部7、スピンドルモータ8とを具備する。
光記録媒体2は、ピットと呼ばれる微小な穴により情報が記録されている。光学ピックアップ3は、レーザ光を用いて、光記録媒体2からデータを読み出す。光学ピックアップ3は当業者にはよく知られているものである。RFアンプ4は、ヘッドアンプともいわれ、原理的にはトランスインピーダンスアンプである。RFアンプ4は、良好なDC特性を持つOPアンプで構成されることが多い。ディジタル復号処理部5は、CIRCデコード、EFMフレーム同期、EFM復調、デコード等を行い、光記録媒体2の回転情報である位相差情報を出力する。サーボ信号処理部7は、位相差情報に基づいてスピンドルモータ8の回転を制御する。スピンドルモータ8は、光記録媒体2がセットされたとき、入力命令に応答して光記録媒体2を回転させるように駆動する。
光記録媒体2から光学ピックアップ3により読み出された信号は、RFアンプ4に入力される。RFアンプ4で増幅、インピーダンス変換、波形整形された信号は、ディジタル復号処理部5に入力される。ディジタル復号処理部5は、復号データを出力するとともに、光記録媒体2の回転情報をサーボ信号処理部7に出力する。サーボ信号処理部7は、入力される回転情報に応答してスピンドルモータ8の回転を制御する。ここでは、光ディスク再生装置の回転制御系について説明したが、光ディスク再生装置は、その他に光ディスク再生装置の全体を制御するCPU、再生系、上位装置とのインタフェースなどを備えている。
本発明のディジタル復号処理部5は、図5に示されるように、PLL回路11、EFMフレーム同期・EFM復調部12、CIRCデコードコントローラ14、インタリーブRAM15、フラグRAM16、位相差カウント・位相差情報演算部25を備える。
光記録媒体2から読み出される信号は、PLL回路11とEFMフレーム同期・EFM復調部12に入力される。PLL回路11から出力されるビットクロックは、EFMフレーム同期・EFM復調部12に供給される。変調時の16ビットデータからデコードされた8ビットのメインデータと、フレーム同期のタイミング信号WFCKとは、EFMフレーム同期・EFM復調部12からCIRCデコードコントローラ14に出力される。また、フレーム同期のタイミング信号WFCKは、位相差カウント・位相差情報演算部25に入力される。
CIRCデコードコントローラ14は、インタリーブRAM15、フラグRAM16を使用して、入力されるメインデータをCIRCデコードし、デコード信号Sを出力する。CIRCデコードコントローラ14とインタリーブRAM15との間、および、CIRCデコードコントローラ14とフラグRAM16との間には、それぞれのRAMに書き込み、読み出すためのデータを入出力し、かつそのための制御信号が存在する。CIRCデコードコントローラ14は、インタリーブRAM15のFIFO領域からデータを取り出すタイミングを示すタイミング信号RFCKと、FIFO領域のバンク情報を示すバンク情報信号BIとを位相差カウント・位相差情報演算部25に出力する。バンク情報信号BIは、インタリーブRAM15のFIFO領域の書き込み位置と読み出し位置の差分であり、FIFO領域の増減に対応する。位相差カウント・位相差情報演算部25で演算された位相差情報Yは、サーボ信号処理部7に入力される。
一般に、CIRCデコードコントローラ14は、光記録媒体2から読み出したフレームデータをインタリーブRAM15に書き込む際のタイミングを示す信号WFCKに基づいてインクリメントするライトフレームカウンタ、CIRC復号処理およびデコード後のフレームデータを取り出すタイミングを示すRFCKに基づいてインクリメントするリードフレームカウンタを備える。インタリーブRAM15へのアクセスはこれらのフレームカウンタ値から演算される。ライトフレームカウンタとリードフレームカウンタの差の増減はインタリーブRAM15におけるFIFO領域の増減に対応する。バンク情報とは、このFIFO領域の情報を表すものである。
上述した構成における各構成要素の機能を説明する。PLL回路11は、光記録媒体2から読み出される信号からビットクロックを生成する。
EFMフレーム同期・EFM復調部12は、同期情報の検出およびEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調されたデータを復調して出力する。即ち、24ビットのEFM SYNCパターンを検出して588ビットのEFMフレームの先頭を判断し、14ビットを1シンボルとして、1つのサブコードシンボルと32のメインデータシンボルを分離する。また、EFMフレーム同期・EFM復調部12に入力される信号は、EFM変調されているデータであるため、1シンボル14ビットデータを8ビットデータに変換(復調)する。EFMフレーム同期がとれると、EFMフレームのタイミングを示す信号WFCKを出力する。信号WFCKは、ビットクロックに同期し、メインデータをインタリーブRAM15に格納するタイミングを示す。
CIRCデコードコントローラ14は、メインデータを入力し、メインデータに対してCIRCエラー訂正(C1)を行う。また、インタリーブRAM15のデータ入出力領域をFIFO動作するようにアドレス管理する。そのFIFO領域からデータを読み出すタイミングを示す信号RFCKをCIRCデコードコントローラ14は、出力する。
インタリーブRAM15は、CIRCをデコードする際に使用されるワークメモリである。インタリーブRAM15は、CIRCのインターリブを解くために用いられるとともに、TBC(時間軸補正)用メモリとしても用いられる。入力されるデータの格納に際し、CIRCデコードコントローラ14により、FIFO動作のメモリアドレスが管理される。なお、FIFO動作の書き込みは、EFMフレーム同期・EFM復調部12から供給されるタイミング信号WFCKに基づいて行われ、読み出しは、CIRCデコードコントローラ14で生成されるタイミング信号RFCKに基づいて行われる。
フラグRAM16は、CIRCエラー訂正結果を格納する。
位相差カウント・位相差情報演算部25は、タイミング信号WFCK、RFCK、バンク情報信号BIに基づいて、タイミング信号WFCKとタイミング信号RFCKとの位相差情報を演算する。位相差カウント・位相差情報演算部25は、演算された位相差情報Yをサーボ信号処理部7に出力する。
位相差カウント・位相差情報演算回路25は、バンク情報を参照してFIFOセンタ段数からのずれ量を算出し、また、タイミング信号RFCKの一周期内における信号RFCK、WFCKのエッジ間隔をカウントし、これらの値から次式により位相差情報の演算を行う。
(FIFOセンタからのずれ量)×RFCK周期カウント数+エッジ間カウント数…(1)
位相差カウント・位相差情報演算部25は、図6に示されるように、バンク情報演算部31、位相差情報カウント部32、加算器33とを備える。バンク情報演算部31は、バンク情報信号BIに基づいて(1)式の乗算部分に対応する位相差のバンク成分を演算する。位相差情報カウント部32は、タイミング信号WFCK、RFCK、システムクロックCLKに基づいてバンク情報で算出できない位相差を算出する。加算器33は、バンク情報演算部31と位相差情報カウント部32とで求めた位相差を加算し、位相差情報Yを生成する。
バンク情報演算部31および位相差情報カウント部32で演算する位相差の概念について図7を参照して説明する。タイミング信号RFCKは、水晶発振子で生成されるシステムクロックCLKから生成される固定クロック信号である。タイミング信号WFCKは、光記録媒体2から読み出される信号に基づいて生成される変動クロック信号である。図7において、タイミングの基準は各信号の立ち下り位置とする。図7のように、タイミング信号RFCKの1周期の間にタイミング信号WFCKの立ち下りが2回あった場合、バンク情報信号BIは、タイミング信号WFCKの第1の立ち下り位置で“n”から“n+1”にカウントアップされ、第2の立ち下り位置で“n+1”から“n+2”にカウントアップされる。即ち、FIFO領域の書き込みアドレスは2回カウントアップされることになる。このFIFO領域のカウントアップに対応する“n+1”までの部分をバンク情報演算部31が演算する。タイミング信号RFCKの1周期内におけるタイミング信号WFCKの最後の立ち下がり位置からタイミング信号RFCKの立ち下がり位置までの位相差を位相差情報カウント部32が演算する。
システムクロックCLKからタイミング信号RFCKが生成されているため、その1周期は、システムクロックCLKのパルス数として表わされる。ここではシステムクロックCLKを144分周してタイミングス信号RFCKが生成されているため、1周期の位相差を144とカウントする。位相差情報カウント部32でカウントする期間は、タイミング信号RFCKの1周期間内であるため、位相差情報カウント部32は、0〜143をカウントするカウンタとなる。
したがって、バンク情報演算部31は、バンク情報信号BIを入力し、1周期を表わす定数144を乗算する定数乗算回路となる。定数乗算回路は、シフト回路と加算器による構成、乗算器を用いる構成など当業者にはよく知られることであるから、ここでは詳細には触れない。なお、正確に位相差を計算するためには、タイミング信号RFCKの立ち下がり間にタイミング信号WFCKの立ち下がりがあるか否かによりバンク情報の扱いが異なる。即ち、タイミング信号RFCKの立ち下がり間にタイミング信号WFCKの立ち下がりがある場合、バンク情報を1つ減じたものに定数144を乗じ、タイミング信号RFCKの立ち下がり間にタイミング信号WFCKの立ち下がりがない場合、バンク情報に定数144を乗ずる。したがって、
(バンク情報)×144 タイミング信号WFCKの立ち下がりがない場合…(2)
(バンク情報−1)×144 タイミング信号WFCKの立ち下がりがある場合…(3)
となる。
タイミング信号RFCKの立ち下がり間のタイミング信号WFCKの立ち下がりの有無は、後に説明するカウントイネーブル信号CNTEにより判定できる。
位相差情報カウント部32は、図8に示されるように、フリップフロップ41、立ち下がりエッジ検出部42、43、カウントイネーブル信号生成部45、カウンタ47、ラッチ回路48を備える。
システムクロックCLKは、フリップフロップ41、立ち下がりエッジ検出部42、43、カウントイネーブル信号生成部45、カウンタ47に入力される。タイミング信号RFCKは、立ち下がりエッジ検出部43に入力される。タイミング信号WFCKは、システムクロックCLKに対して非同期信号であるため、フリップフロップ41に入力され、システムクロックCLKでサンプリング(同期化)され、信号WFCK’として立ち下がりエッジ検出部42に入力される。
立ち下がりエッジ検出部42で生成されたタイミング信号WFCKの立ち下がりエッジを示す信号は、カウントイネーブル信号生成部45のセット側に入力される。一方、立ち下がりエッジ検出部43で生成されたタイミング信号RFCKの立ち下がりエッジを示す信号は、カウントイネーブル信号生成部45のリセット側に入力される。カウントイネーブル信号生成部45で生成されたカウントイネーブル信号CNTEは、カウンタ47のイネーブル入力に供給されるとともに、バンク情報演算部31に供給される。
カウンタ47でカウントされたカウント値CNTは、ラッチ回路48に入力される。カウント値CNTは、位相差情報更新時期であるタイミング信号RFCKの立ち下がりの時点でラッチされ、位相差カウント信号CNTOとして出力される。
図9を参照して位相差情報カウント部32の動作を説明する。タイミング信号RFCKが時点t1において立ち下がると、立ち下がりエッジ検出部43は立ち下がりを検出し、システムクロックCLKの立ち上がりに同期して信号RFDPを時点t2からt3の間アクティブ(Hレベル)にする。信号RFDPがアクティブになると、ラッチ回路48は、カウンタ47の出力CNTをラッチする。このとき、時点t1までのタイミング信号RFCKの1周期間にタイミング信号WFCKの立ち下がりが無い場合、カウントイネーブル信号生成部45はリセットされたままであるため、カウントイネーブル信号CNTEはインアクティブ(Lレベル)である。そのため、カウンタ47はカウント動作をせず、カウント値CNTは“0”である。時点t3において、ラッチ回路48は、カウント値“0”をラッチする。
時点t5の直前にタイミング信号WFCKが立ち下がると、フリップフロップ41によりサンプリングされた信号WFCK’は、システムクロックCLKに同期して時点t5において立ち下がる。立ち下がりエッジ検出部42は、立ち下がりを検出し、時点t6からt7の間、信号WFDPをアクティブにする。
信号WFDPがアクティブになると、カウントイネーブル信号生成部45はセットされ、カウントイネーブル信号CNTEを時点t7からアクティブにする。カウントイネーブル信号CNTEがアクティブ(Hレベル)になると、カウンタ47が動作し、システムクロックCLKをカウントし始める。時点t7ではカウントイネーブル信号よりシステムクロックCLKの立ち上がりが早いため、カウントアップは時点t8から開始される。したがって、信号WFCKの立ち下がりからの期間の測定がなされることになる。
時点t10において、タイミング信号RFCKが立ち下がると、立ち下がりエッジ検出部43は、立ち下がりを検出し、時点t11からt12の間、信号RFDPをシステムクロックCLKに同期してアクティブにする。信号RFDPがアクティブになると、カウントイネーブル信号生成部45、カウンタ47がリセットされる。リセットは時点t12から信号に反映され、カウントイネーブル信号はインアクティブになる。ただし、カウンタ47は、システムクロックCLKの立ち上がりが早いため、カウントアップされてからリセットされる。そのため、ラッチ回路48には、カウントアップ後のカウント値“5”がラッチされる。
このようにして位相差情報カウント部32は、タイミング信号WFCK(システムクロックに同期させた信号WFCK’)の立ち下がり時点t5からタイミング信号EFCKの立ち下がり時点t10までの間隔を測定する。即ち、位相差情報カウント部32は、タイミング信号RFCKの立ち下がりの直前のタイミング信号WFCKの立ち下がりから、タイミング信号RFCKの立ち下がりまでを測定することが可能となる。
本実施の形態においては、バンク情報信号BIは、CIRCデコードコントローラ14で生成して位相差カウント・位相差情報演算部25に供給されるものとして説明されたが、タイミング信号WFCK、RFCKに基づいて生成することも可能である。例えば、アップダウンカウンタを用いる。立ち下がりエッジ検出部42から出力されるタイミング信号WFCKの立ち下がりを示す信号WFDPをアップダウンカウンタのカウントアップ入力に入力し、立ち下がりエッジ検出部43から出力されるタイミング信号RFCKの立ち下がりを示す信号RFDPをアップダウンカウンタのカウントダウン入力に入力する。このアップダウンカウンタは、信号WFDPに応答してカウントアップし、信号RFDPに応答してカウントダウンし、バンク情報を示すカウンタとなる。即ち、このアップダウンカウンタの出力がバンク情報信号BIとなる。この場合、CIRCデコードコントローラ14で管理しているバンク情報或いはFIFOアドレスと差を生じないように、従来の位相比較方式におけるFIFO領域のオーバフロー/アンダーフローの状態を示すFIFOフロー信号FLWなどを利用して制御される必要がある。アップダウンカウンタを備えてバンク情報信号BIを生成することにより、位相差に関してはこの位相差カウント・位相差情報演算部25だけで処理することが可能となる。したがって、CIRCデコードコントローラ14の構成の違いの影響を受けることが少なくなる。
以上説明したように、位相差カウント・位相差情報演算部25により、位相差情報を演算することができる。即ち、バンク情報演算部31により、光記録媒体の回転ムラを吸収するためのFIFO領域のセンタ値からのずれ量(バンク情報)から、図7における周期数(バンク)で示される部分に相当するバンク対応分の位相差が演算される。位相差情報カウント部32により、インタリーブRAMにフレームを書き込むタイミングを示すタイミング信号WFCKとインタリーブRAMからフレームを読み出すタイミングを示すタイミング信号RFCKとのエッジの間隔をシステムクロックCLKでカウントしてフレーム内位相差が演算される。位相差情報カウント部32は、図7における1周期内の位相の差であるカウント分の位相差が演算される。バンク対応分の位相差とフレーム内位相差とを加算して位相差情報を演算することができる。また、フレーム周期を示す信号でもあるタイミング信号RFCKの周期、例えばタイミング信号RFCKの立ち下がり毎に位相差情報の更新を行うことができる。
このようにして演算された位相差情報、即ち、光ディスク回転情報は、サーボ信号処理部7に入力されスピンドル制御信号となる。スピンドル制御信号はスピンドルモータに入力され、光記録媒体の回転位相の制御が行われる。
図10に従来の位相比較器を用いた方式と、本発明による位相差カウント・位相差情報演算部25を用いた方式における動作の比較を示す。図10には、水晶発振子などの安定した発振源から生成される読み出しタイミング信号RFCKの2周期と、光記録媒体2から再生されるクロック信号に基づいて生成される書き込みタイミング信号WFCKとの位相差が、従来方式による位相比較値、本願発明方式による位相差情報として示される。タイミング信号RFCKの1周期目は、タイミング信号WFCKの立ち下がりが2回ある。タイミング信号RFCKの2周期目は、タイミング信号WFCKの立ち下がりが3回ある。即ち、1周期目より2周期目のほうがより位相差が大きくなっている。
従来の位相比較器方式では、周期内の第1の立ち下がりからカウントが始まり、タイミング信号RFCKの立ち下がり時点で位相比較値が更新される。位相比較値の更新とともに新しい周期における位相比較を行うため、位相比較値はリセットされる。したがって、タイミング信号RFCKの1周期目のカウント範囲はカウント1、更新される位相比較値は、C1となり、2周期目のカウント範囲はカウント2、更新される位相比較値はC2となる。タイミング信号WFCKの第1の立ち下がりエッジの位置は、タイミング信号RFCKの1周期目と2周期目で大きな違いはない。そのため、タイミング信号RFCKの1周期目と2周期目の位相比較値にそれほど大きな差はない。即ち、位相比較値C1とC2は、ほぼ同じような値となる。
本発明の方式では、バンク情報が反映される。タイミング信号RFCKの1周期目では、タイミング信号WFCKが1周期以上含まれ、バンク情報は、“n”から“n+1”、さらに“n+2”にカウントアップされる。“n+1”の期間に対応する位相差は、バンク情報演算部31により算出され、“n+2”の期間に対応する位相差は、位相差情報カウント部32によりカウントされる。したがって、タイミング信号RFCKの1周期目の更新される位相差情報はP1となる。タイミング信号RFCKが立ち下がるとバンク情報は、カウントダウンされて“n+1”となり、2周期目のカウントが始まる。タイミング信号RFCKの2周期目では、タイミング信号WFCKは3周期含まれる。したがって、バンク情報も“n+4”までカウントアップされる。バンク情報“n+1”〜“n+3”までの期間に対応する位相差はバンク情報演算部31により算出され、“n+4”の期間に対応する位相差は位相差情報カウント部32によりカウントされる。したがって、タイミング信号RFCKの2周期目の更新される位相差情報はP2となる。バンク情報はタイミング信号RFCKの周期を越えてもリセットされることなく累積されるため、タイミング信号RFCKの1周期目より2周期目の方が位相差情報は大きくなっている。なお、図10は演算のイメージを表わすものであり、それぞれの信号の変化時点において演算を行う必要はなく、タイミング信号RFCKの立ち下がりエッジ部など、位相差情報を更新するときに演算するだけでよい。
このように、位相差変動が急激に発生する場合においても位相差演算は追従できることがわかる。したがって、タイミング信号RFCKの立ち下がり毎に位相差情報を更新できるという時間的応答に優れるばかりか、周波数的応答にも優れる。即ち位相差変動のダイナミックレンジも広くすることができる。
光ディスク再生装置回転制御系の構成を示す図である。 従来のディジタル復号処理部の構成を示す図である。 従来の位相比較器の構成を示す図である。 従来の位相比較器の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係るディジタル復号処理部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る位相差カウント・位相差情報演算部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る位相情報演算部の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る位相差情報カウント部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る位相差情報カウント部の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態における動作と従来の技術における動作の比較を示す図である。
符号の説明
2 光記録媒体
3 光学ピックアップ
4 RFアンプ
5 ディジタル復号処理部
7 サーボ信号処理部
8 スピンドルモータ
11 PLL回路
12 EFMフレーム同期・EFM復調部
14 CIRCデコードコントローラ
15 インタリーブRAM
16 フラグRAM
17、18 分周器
21 位相比較器
22 位相差カウント部
25 位相差カウント・位相差情報演算部
31 バンク情報演算部
32 位相差情報カウント部
33 加算器
41 フリップフロップ
42、43 立ち下がりエッジ検出部
45 カウントイネーブル信号生成部
47 カウンタ
48 ラッチ回路

Claims (7)

  1. 書き込みタイミング信号に基づいてデータが書き込まれ、読み出しタイミング信号に基づいてデータが読み出され、先入れ先出し動作がなされるメモリを備え、
    前記書き込みタイミング信号は光記録媒体から取り出される信号に基づいて生成され、
    前記読み出しタイミング信号は安定した発振源の出力に基づいて生成され、
    前記書き込みタイミング信号と前記読み出しタイミング信号との位相差が少なくなるように前記光記録媒体の回転を制御する光ディスク再生装置であって、
    前記メモリへの書込み位置と読み出し位置との差分を示すバンク情報に基づいて第1位相差を算出し、前記読み出しタイミング信号と前記書き込みタイミング信号の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジの時間差に基づいて第2位相差を算出し、前記第1位相差と第2位相差とを加算して前記位相差を算出する位相差カウント・位相差情報演算部を具備する光ディスク再生装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク再生装置において
    前記書き込みタイミング信号に応答してカウントアップまたはカウントダウンし、前記読み出しタイミング信号に応答してカウントダウンまたはカウントアップするアップダウンカウンタを備え、
    前記バンク情報信号は、前記アップダウンカウンタにより生成される光ディスク再生装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光ディスク再生装置において、
    前記第1位相差は、前記読み出しタイミング信号の周期を示す所定の値前記バンク情報に乗算した値で示される光ディスク再生装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ディスク再生装置において、
    前記第2位相差は、前記読み出しタイミング信号の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジを示す第1エッジと、前記第1エッジの直前の前記書き込みタイミング信号の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジを示す第2エッジとの間隔を、システムクロックカウントすることにより算出される
    光ディスク再生装置。
  5. 請求項4に記載の光ディスク再生装置において、
    前記位相差カウント・位相差情報演算部は、
    前記第1位相差を演算する乗算器と、
    前記第2位相差を求めるカウンタと、
    前記第1位相差と前記第2位相差を加算する加算器と
    を備える光ディスク再生装置。
  6. 書き込みタイミング信号に基づいてデータが書き込まれ、読み出しタイミング信号に基づいてデータが読み出され、先入れ先出し動作がなされるメモリを備え、
    前記書き込みタイミング信号は光記録媒体から取り出される信号に基づいて生成され、
    前記読み出しタイミング信号は安定した発振源の出力に基づいて生成され、
    前記書き込みタイミング信号と前記読み出しタイミング信号との位相差が少なくなるように前記光記録媒体の回転を制御する光ディスク再生装置の光記録媒体回転制御方法であって、
    前記メモリへの書き込み位置と読み出し位置との差分を示すバンク情報に基づいて第1位相差を算出するバンク情報演算ステップと、
    前記書き込みタイミング信号と前記読み出しタイミング信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジの時間差に基づいて第2位相差算出する位相差情報カウントステップと
    前記第1位相差と第2位相差とを加算して前記位相差を求めるステップと
    を具備する光ディスク再生装置の光記録媒体回転制御方法。
  7. 書き込みタイミング信号に基づいてデータが書き込まれ、読み出しタイミング信号に基づいてデータが読み出され、先入れ先出し動作がなされるFIFOメモリと
    記FIFOメモリへの書き込み位置と読み出し位置との差分であるバンク情報に基づいて第1位相差を算出し、前記読み出しタイミング信号の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジを示す第1エッジから、前記第1エッジの直前の前記書き込みタイミング信号の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジを示す第2エッジまでの時間差に基づいて第2位相差を算出し、前記第1位相差と前記第2位相差とを加算して位相差を求める位相差演算部と
    を備え
    前記位相差が少なくなるように前記データの書き込みのデータレートを制御する位相制御装置。
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