JP4060278B2 - カラオケ装置 - Google Patents
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Description
(1)映像データベースと、並列動作可能な複数のアクセス手段と、2つの映像再生手段と、表示手段と、台本データベースと、制御手段を備え、カラオケ楽曲を演奏するとともにムード映像を出力するカラオケ装置であること
(2)映像データベースは、デジタル圧縮符号化された動画の映像データを長時間分格納すること
(3)アクセス手段は、制御手段より与えられた格納位置データに基づいて映像データベースから該当の格納位置以降の映像データを読み出して出力すること
(4)映像再生手段は、アクセス手段から出力される映像データを復号して出力すること
(5)映像効果処理手段は、制御手段による制御に従い、一方の映像再生手段から出力される第1の映像データから、他方の映像再生手段から出力される第2の映像データへの切り替えを行うとともに、当該切り替えに伴う映像効果処理を行うこと
(6)表示手段は、映像効果処理手段が出力する映像データを表示すること
(7)台本データベースは、カラオケ楽曲ごとに作成された台本情報を格納すること
(8)台本情報は、複数の時間データの順列と、各時間データに対応付けされた格納位置データと、順列中の2番目以降の時間データに対応付けされた処理タイプ指定データ・処理時間指定データとを含むこと
(9)処理タイプ指定データは、映像効果処理手段により行う映像効果処理の種類を指定するデータであること
(10)処理時間指定データは、映像効果処理手段により行う映像効果処理の所要時間を指定するデータであること
(11)制御手段は、あるカラオケ楽曲を演奏する際に、当該楽曲の台本情報を台本データベースから抽出し、映像読み出し処理と、映像切り替え処理を行うこと
(12)映像読み出し処理は、演奏開始からの経過時間に従い、台本情報中の時間データに合わせ、台本情報中の該当の格納位置データに対応する映像データが映像再生手段から出力されるようにアクセス手段を制御すること
(13)映像切り替え処理は、演奏開始からの経過時間に従い、台本情報中の時間データに合わせ、台本情報中の該当の処理タイプ指定データ・処理時間指定データに基づいて映像効果処理手段を制御すること
図1は、本発明のカラオケ装置における実施例の構成図である。カラオケ装置1は、通信カラオケシステムにおける演奏端末とほぼ同じ構成をとり、その基本動作もほぼ同様である。内部にCPU、RAM、ROMを含む中央制御部11がホスト装置60より電話回線50を通じて配信されるカラオケデータをモデム23を介して受け取りハードディスク装置24に蓄積していく。そして、リモコン送信器12や操作パネル13から入力された選曲情報を操作制御部15を介して受け取ると、ハードディスク装置24より該当するカラオケデータを取り出す。カラオケデータ中のMIDIデータなど伴奏音楽生成データはシンセサイザ16に順次転送され、ここで生成された伴奏音楽はミキシングアンプ18でマイクロホン17からの歌唱者の音声信号と混合されてスピーカ19に出力される。また中央制御部11はカラオケデータ中の歌詞描出データを処理することで、伴奏音楽に同期した歌詞画像をビデオRAM20内に順次ビットマップ展開させていく。
(I)映像データベース
本実施例において、ムード映像は、MPEG1形式によってデジタル化された映像データとしてCD−ROMに収録されている。長時間分の映像に対応するため、多数のCD−ROMが用意されている。各CD−ROMには、通常のビデオCDと同じく、再生時間にして74分の映像に相当する映像データが記録されている。所望の格納位置にある映像データは、CD−ROMのデータセクタ毎に割り当てられたセクタアドレスによって指定することができる。所望のセクタアドレスには、CD−ROMに収録されている映像を最初から再生したときの経過時間に対応したタイムコード(分/秒/フレーム<1秒=75フレーム>)を指定することによって1秒以下の時間単位でアクセスできる(この辺りの規格はビデオCDに準拠しているので詳細な説明は省略する。)。
図2は、ムード映像再生システムにおけるハードウエアの中核である、映像データベース30および映像データ再生部40の構成をより詳細に示している。映像データベース30は、並列動作する3系統のCD―ROMチェンジャ31〜33によって構成され、長時間分の映像を収録した多数のCD−ROMがこの3系統のCD−ROMチェンジャ31〜33に分納されている。中央制御部は、任意の系統のCD−ROMチェンジャ31〜33を制御し、そこに格納されている任意のCD−ROMをその駆動装置にセットさせ、そのCD−ROMに記録されている任意の素材映像データの読み取りと出力をさせる。
また、中央制御部は、素材映像データを読み出しているCD−ROMチェンジャと次に素材映像データの読み取りを行わせるCD−ROMチェンジャが異なる場合、該当するCD−ROMを次のCD−ROMチェンジャの駆動装置に前もってセットさせておく。そうすることによって、CD−ROMが駆動装置にセットされるまでのタイムラグが吸収される。
2系統のMPEGデコーダ41、42は、それぞれが3系統のCD―ROMチェンジャ31〜33の出力経路に接続されている。そして、3系統のCD−ROMチェンジャ31〜33から出力されるMPEG1形式の映像データを入力し、そのうちの1つの経路からの映像データを選択して復号処理し、ムード映像を再生する。さらに、この2系統のMPEGデコーダ41、42は、並列動作も可能であり、交互に素材映像データの処理を受け持つようになっている。
前出の台本情報は、ハードディスク装置に楽曲番号に対応させて格納されている。従って、各カラオケ楽曲と台本情報とは1対1の関係で対応づけられている。なお、カラオケ楽曲ID―台本ID対照表などを用意することで、各楽曲と台本情報とを対応づけてもよい。図3に台本情報の概略を示した。この台本情報には、楽曲番号と、映像切り替えポイントと、映像効果、および素材映像格納位置が記述されている。1つのカラオケ楽曲の演奏期間中に複数設定される映像切り替えポイントは、ポイント時間データによって指定されている。このポイント時間データはこの楽曲における演奏開始時点からの経過時間を記述している。映像効果は、各映像切り替えポイントにおいて素材映像が切り替わるときの映像効果のタイプと、その効果をどの位の時間をかけて行うかを示す所要時間とを指定している。なお、本実施例において、前述の映像切り替えポイント時間は、この所要時間を考慮して映像効果処理を開始する時間としてある。
なお、ディスクの格納場所は、各CD−ROMに付帯したディスクIDと映像データベース内での格納場所を対応づけた対照表などを用意することによって、直接ディスクIDで指定してもよい。
中央制御部は、台本情報に従って各映像切り替えポイント間で使用する素材映像を適宜に編集して一連のムード映像に編集する。図4にその編集処理におけるフローチャートを示した。カラオケ楽曲がリクエストされると、そのカラオケ楽曲に対応する台本情報がハードディスク装置より読み出される。楽曲の演奏が開始されると、演奏経過時間の計測も開始する。そして、映像切り替えポイントに該当する時間と比較する。さらに、最初の映像切り替えポイント(演奏開始時点)に記述されている素材映像格納位置に従って、適宜なCD−ROMチェンジャを制御し適宜なCD−ROMをその駆動装置にセットさせ、記述された時間位置を先頭としてデータを出力させる。そして、適宜な系統のMPEGデコーダにこの映像データの復号処理をリアルタイムで行わせることで、その映像信号を出力させる。出力された映像信号は、映像効果処理部、映像制御部を経由してディスプレイに出力される(101〜103)。
台本情報は、カラオケデータとは独立したデータとしてハードディスクに格納されているが、各カラオケ楽曲のカラオケデータに付帯させることも可能である。また、台本情報をハードディスクに格納せず、台本情報用のCD−ROMを用意してもよい。この場合は楽曲の演奏に先だって、このCD−ROMから該当する台本情報を読み出し、中央制御部内のRAMなどに一時格納することでムード映像の編集処理が行える。
また、新曲を追加したり台本情報を更新する場合は、ホスト装置から新規な台本情報が適時に配信されるようにしてもよい。
もちろん、カラオケ装置本体も通信カラオケシステム用の演奏端末である必要はなく、ムード映像を共用映像データベース方式によって編集するタイプのカラオケ装置ならいかなるものでもよいことは言うまでもない。
11 中央制御部
22 ディスプレイ
30 映像データベース
40 映像データ再生部
Claims (1)
- 映像データベースと、並列動作可能な複数のアクセス手段と、2つの映像再生手段と、表示手段と、台本データベースと、制御手段を備え、カラオケ楽曲を演奏するとともにムード映像を出力するカラオケ装置であって、
映像データベースは、デジタル圧縮符号化された動画の映像データを長時間分格納し、
アクセス手段は、制御手段より与えられた格納位置データに基づいて映像データベースから該当の格納位置以降の映像データを読み出して出力し、
映像再生手段は、アクセス手段から出力される映像データを復号して出力し、
映像効果処理手段は、制御手段による制御に従い、一方の映像再生手段から出力される第1の映像データから、他方の映像再生手段から出力される第2の映像データへの切り替えを行うとともに、当該切り替えに伴う映像効果処理を行い、
表示手段は、映像効果処理手段が出力する映像データを表示し、
台本データベースは、カラオケ楽曲ごとに作成された台本情報を格納し、
台本情報は、複数の時間データの順列と、各時間データに対応付けされた格納位置データと、順列中の2番目以降の時間データに対応付けされた処理タイプ指定データ・処理時間指定データとを含み、
処理タイプ指定データは、映像効果処理手段により行う映像効果処理の種類を指定するデータであり、
処理時間指定データは、映像効果処理手段により行う映像効果処理の所要時間を指定するデータであり、
制御手段は、あるカラオケ楽曲を演奏する際に、当該楽曲の台本情報を台本データベースから抽出し、映像読み出し処理と、映像切り替え処理を行い、
映像読み出し処理は、演奏開始からの経過時間に従い、台本情報中の時間データに合わせ、台本情報中の該当の格納位置データに対応する映像データが映像再生手段から出力されるようにアクセス手段を制御し、
映像切り替え処理は、演奏開始からの経過時間に従い、台本情報中の時間データに合わせ、台本情報中の該当の処理タイプ指定データ・処理時間指定データに基づいて映像効果処理手段を制御する
カラオケ装置。
Priority Applications (1)
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JP2004014003A JP4060278B2 (ja) | 2004-01-22 | 2004-01-22 | カラオケ装置 |
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JP2004014003A JP4060278B2 (ja) | 2004-01-22 | 2004-01-22 | カラオケ装置 |
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ID=32821980
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- 2004-01-22 JP JP2004014003A patent/JP4060278B2/ja not_active Expired - Fee Related
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