JP4059896B2 - 洗浄評価器具 - Google Patents

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Description

本発明は洗浄評価器具に関し、更に詳細には被洗浄物と一緒に洗浄液によって洗浄され、前記被洗浄物に付着した汚れ落ちの程度を評価する洗浄評価器具に関する。
病院等では、鋏、ピンセット等の医療用具は、使用後に洗浄、滅菌、消毒等が施されて再使用されている。特に、近年、院内感染防止の観点から、滅菌、消毒に先立って施される洗浄が重要視されている。このため、洗浄が施された医療用具では、付着したタンパク質等が充分に洗浄されたことを保証することが求められつつある。
かかる医療用具の洗浄保証は、従来、例えば目視による検査結果、或いは洗浄を施した医療用具をランダムに抜き取り、抜き取った医療用具に染色を施して残留汚れの検査結果に基づいて行なわれてきた。
しかし、かかる目視や染色による検査は、その結果がバラツキ易かったり、検査に時間がかかる等の不具合があった。
一方、下記非特許文献1には、被洗浄物と一緒に洗浄液によって洗浄し、被洗浄物に付着した汚れ落ちの程度を評価する洗浄評価器具として、汚れが塗布された洗浄インジケータが挿入されたホルダを用いることが提案されている。
かかる洗浄評価器具の一例を図13に示す。図13(a)は洗浄評価器具の正面図であり、図13(b)はその縦断面図である。
ホルダは、ステンレス製であって、L字状の本体部100と、本体部100の内側にL字状の内側部102とから構成されており、内側部102は、その一端部側に設けられたバネ部材104によって本体部100の方向に付勢されて連結されている。
このバネ部材104の近傍で且つ内側部102の一端部には、本体部100から離れる方向に曲折された曲折部102aが形成されている。このため、曲折部102aを本体部100側に押圧すると、内側部102の他端部はバネ材104の付勢力に抗して本体部100から離れて102′の位置に移動し、本体部100と内側部102との間に、擬似汚れがフィルムの両面側に部分的に塗布された洗浄インジケータ112を挿入できる。
次いで、曲折部102aの押圧を開放すると、内側部102は本体部100の方向に戻り、本体部100と内側部102との間に洗浄インジケータ112が把持される。
かかる洗浄インジケータ112の汚れが塗布された部分に対応する本体部100及び内側部102の部分には、複数個の開口部106,106・・が開口されている。
更に、本体部100の外側面には、開口部106,106・・を覆うようにカバー板110,110が設けられており、カバー板110,110と本体部100の外側面との間には、所定間隙が形成されている。
医器学Vol.75,No.4(2005)第77頁
図13に示す洗浄評価器具を、手術等に使用した被洗浄物と一緒に洗浄を施す。その際に、カバー板110,110と本体部100の外側面との間隙から流入した洗浄液は、開口部106,106・・を経由して洗浄インジケータ112の擬似汚れ塗布面に流入し、汚れを洗浄する。
かかる図13に示す洗浄評価器具では、カバー板110,110と本体部100の外側面との間隙によって、洗浄インジケータ112の擬似汚れ塗布面への洗浄液の流入量を制限し、カバー板110,110が存在していない場合に比較して、洗浄インジケータ112の擬似汚れを洗浄し難くしている。このため、洗浄終了後に、洗浄評価器具のホルダから洗浄インジケータ112を取り出し、擬似汚れが充分に洗浄されている場合には、被洗浄物が充分に洗浄されていることを保証できる。
しかし、被洗浄物の洗浄程度は、被洗浄物の種類や大きさ或いは洗浄槽の運転条件等によって異なるが、図13に示す洗浄評価器具では、洗浄インジケータの汚れの洗浄程度を調整する手段が設けられておらず、被洗浄物の種類や大きさ或いは洗浄槽の運転条件等が変更された場合には対応でき難いことが判明した。
そこで、本発明の課題は、被洗浄物の種類や大きさ或いは洗浄槽の運転条件等が変更された場合にも対応可能な洗浄評価器具を提供することにある。
本発明者等は、前記課題の解決には、洗浄インジケータの擬似汚れ塗布面と接触する洗浄液の液量を調整できることが有効であると考え検討した。
その結果、洗浄液が流入する複数個の開口部が形成された板板と、この板状体に形成された開口部の開口位置と異なるように複数個の開口部が形成された調整板とを、洗浄インジケータの汚れ塗布面上に積層して載置することによって、洗浄インジケータの汚れ塗布面に接触する洗浄液の液量を調整できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、被洗浄物と一緒に洗浄液によって洗浄され、前記被洗浄物に付着した汚れ落ちの程度を評価する洗浄評価器具において、該汚れ落ち程度を評価する擬似汚れが担体の少なくとも一面側に塗布された洗浄インジケータを、その擬似汚れ塗布面が洗浄液と接触できるように保持する保持部材と、前記洗浄インジケータの汚れ塗布面上に配設され、前記保持部材によって保持された洗浄インジケータの擬似汚れ塗布面と接触する洗浄液量を調整できる調整手段とが設けられており、前記調整手段が、洗浄液が流入する複数個の開口部が形成された板状体と、前記板状体の各開口部の開口面積が調整できるようにスライド可能に設けられたスライド板とから構成されていることを特徴とする洗浄評価器具にある。
また、本発明は、被洗浄物と一緒に洗浄液によって洗浄され、前記被洗浄物に付着した汚れ落ちの程度を評価する洗浄評価器具において、該汚れ落ち程度を評価する擬似汚れが担体の少なくとも一面側に塗布された洗浄インジケータを、その擬似汚れ塗布面が洗浄液と接触できるように保持する保持部材と、前記洗浄インジケータの汚れ塗布面上に配設され、前記保持部材によって保持された洗浄インジケータの擬似汚れ塗布面と接触する洗浄液量を調整できる調整手段とが設けられており、前記調整手段が、洗浄液が流入する複数個の開口部が形成された板状体と、前記板状体に形成された開口部の開口位置又は開口形状と異なる複数個の開口部が形成された調整板とから構成され、前記邪魔板と調整板とが洗浄インジケータの汚れ塗布面上に積層して配設されていることを特徴とする洗浄評価器具でもある。
かかる本発明において、保持部材に洗浄槽の所定箇所に洗浄評価器具が固定できるように、止め具を設けることにより、被洗浄物の洗浄程度を評価するに都合のよい位置に洗浄評価器具を設置できる。
本発明に係る洗浄評価器具では、調整手段によって、洗浄インジケータの擬似汚れ塗布面に接触する洗浄液の液量を増減できる。
このため、被洗浄物の種類や大きさ或いは洗浄槽の運転条件等が変更された場合、本発明に係る洗浄評価器具では、調整手段によって洗浄インジケータの擬似汚れ塗布面に接触する洗浄液量を調整できる。
その結果、洗浄物の種類や大きさ或いは洗浄槽の運転条件等が変更されても、本発明に係る洗浄評価器具を用いることによって信頼性の高い洗浄保証を行なうことができる。
本発明に係る洗浄評価器具の一例を図1に示す。図1(a)は洗浄評価器具を構成するケーシング本体部の断面図であり、図1(b)はケーシング本体部の正面図である。ケーシング本体部は、図1(a)(b)に示されている様に、複数個の開口部10a,10a・・が形成された板状体10の一端部に、下方に折り曲げられた折曲部10bが形成されている。この折曲部10bの先端部には、係合ピン12aが設けられ、裏板12を板状体10の裏面側方向に回動自在とするように、裏板12の一端部が係合されている。
かかる板状体10の表面側には、板状体10に形成した開口部10a,10aと同一面積の開口部14a,14a・・が形成されたスライド板14が設けられている。このスライド板14は、板状体10の他端部に上方に折り曲げられた曲折部10cと、スライド板14の表面側に突出する凸部16との間に掛け渡されたネジ18を回動することによって、スライドする。
また、板状体10の他端部の裏面側には、裏板12を板状体10の裏面側に固定するように、裏板12の他端部と係合する係合部材19が設けられている。この係合部材19は、先端部にローラが設けられており、図1(c)に示す様に、裏板12の他端部の裏面側に突出する突起部12bと係合する。
かかるケーシング本体部を用いた洗浄評価器具は、図1(c)に示す洗浄評価器具Hの様に、板状体10と裏板12との間に、洗浄インジケータ20が挟み込まれる。この洗浄インジケータ20には、担体としてのフィルム20aの一面側のみに擬似汚れ20bが塗布されている。擬似汚れ20としては、血液やリンパ液等の体液やprENISO15883に示されるテストソイル等の人工汚れを採用できる。
図1に示す洗浄インジケータ20では、フィルム20aの一面側の全面に擬似汚れ20bが塗布されているが、フィルム20aの両面に擬似汚れ20bを塗布してもよい。或いは、洗浄インジケータ20を板状体10と裏板12との間に挟み込んだとき、板状体10に形成した開口部10aの各々に擬似汚れ20bの部分が一致するように、フィルム20aの一面側の所定位置に擬似汚れ20bを塗布してもよい。
また、フィルム20aに代えて、ステンレス板を擬似汚れ20bを担持する担体として使用できる。
尚、図1(a)(c)に示す裏板12の裏面側に設けられたフック22は、洗浄評価器具Hを洗浄バスケット等に固定するためのものである。
図1(a)〜(c)に示す洗浄評価器具Hでは、ネジ18を所定方向に回動すると、図2(a)(b)に示す様に、スライド板14がスライドし、スライド板14の開口部14aの開口縁によって板状体10の開口部10aの開口面積が縮小される。
このため、図1(a)(b)に示す洗浄評価器具を、被洗浄物と一緒に洗浄する際に、スライド板14の開口部14a,14a・・と板状体10の開口部10a,10b・・を通過して洗浄インジケータ20の擬似汚れ20bに到達する洗浄液量は、図1(c)に示すスライド板14の開口部14aと板状体10の開口部10aとが一致している場合に比較して、その量を抑制でき、擬似汚れ20bの擬似汚れの洗浄程度を調整できる。
したがって、図1及び図2に示す洗浄評価器具Hでは、被洗浄物の種類や大きさ或いは洗浄槽の運転条件が変更されても、ネジ18を回動しスライド板14をスライドして、板状体10の開口部10aの開口面積を調整することによって、洗浄インジケータ20の擬似汚れ20bの洗浄程度を調整でき、被洗浄物の洗浄程度と容易に対応させることができる。
図1及び図2に示す洗浄評価器具Hでは、可動部材を設けているが、可動部材を具備しない洗浄評価器具Hでも被洗浄物の種類や大きさ等が変更された場合、洗浄インジケータ20の擬似汚れ20bに到達する洗浄液量を調整できる。その例を図3〜図6に示す。
図3には、洗浄評価器具Hを構成するケーシング本体部の正面図[図3(a)]、図3(a)に示すA−A面における横断面図[図3(b)]及び図3(a)に示すB−B面における縦断面図[図3(c)]を各々示す。
図3に示すケーシング本体部では、正方形状の開口部30a,30aが形成された長方形状の板状体30の裏面側に裏板32が、その三方の端部側近傍にスペーサ34,34,34を介してビス止めされている。このため、長方形状の板状体30と裏板32との一方の端部側に挿入口40が形成されている。
かかるケーシング本体部の裏板32の板状体30側には、挿入口40から挿入された洗浄インジケータを保持する保持バネ36,36,36が設けられている。
尚、裏板32の裏面には、洗浄評価器具Hを洗浄バスケット等に固定するフック38,38,38が設けられている。
かかる図3に示すケーシング本体部に用いる洗浄インジケータとしては、図4に示す洗浄インジケータ42を用いることができる。この洗浄インジケータ42には、フィルム42aの一面側に擬似汚れが塗布されて、矩形状の擬似汚れ42b,42bが形成されている。これらの矩形状の擬似汚れ42b,42bは、ケーシング本体部の板状体30に開口されている開口部30a,30aの各々に対応している。
図4に示す洗浄インジケータ42の擬似汚れ40b,40bの各々に接触する洗浄液量を調整するには、図5(a)に示す様に、洗浄インジケータ42の擬似汚れ40b上に調整プレート44,44を積層し、調整プレート44,44がケーシング本体部の板状体30に開口されている開口部30a,30a側に位置するように、ケーシング本体部の挿入口40から挿入する。
ケーシング本体部内に挿入された洗浄インジケータ42及び調整プレート44,44は、図5(b)に示す様に、保持バネ36によって板状体30の裏面側に押圧されて保持されて洗浄評価器具Hを構成する。
図5に示す調整プレート44,44としては、例えば図6に示す調整プレートを用いることができる。図6(a)に示す調整プレート44aでは、プレートに正方形状の複数個の貫通孔が格子状形成されている。かかる図6(a)に示す調整プレート44aに対し、図6(b)(c)に示す調整プレートでは、プレートに形成された複数個の貫通孔が千鳥状に配列されており、図6(b)の調整プレート44bと図6(c)の調整プレート44cとでは、その千鳥状配列のパターンが異なる。
また、図6(d)に示す調整プレート44dでは、プレートにスリット状の複数個の貫通孔が格子状形成されている。図6(d)に示す調整プレート44dに対し、図6(e)(f)に示す調整プレートでは、プレートに形成されたスリット状の貫通孔の本数が少なく且つ貫通孔間の間隙が広く形成されている。かかる図6(f)の調整プレート44fは、図6(e)の調整プレート44eと比較して、プレートに形成されたスリット状の貫通孔の本数が少なく且つ貫通孔間の間隙が広く形成されている。
この図6に示す調整プレート44のうち、形成された貫通孔のパターン及び貫通孔の配置が異なる二枚の調整プレート44,44を、洗浄インジケータ42の擬似汚れ40b上に積層し、洗浄インジケータの擬似汚れ塗布面と接触する洗浄液量を調整する調整手段とした。
尚、図5においては、二枚の調整プレート44,44を洗浄インジケータ42の擬似汚れ40b上に積層しているが、洗浄液量の調整との関係で調整プレート44が一枚であってもよく、三枚以上が積層されていてもよい。
洗浄評価器具Hとしては、図7(a)に示す洗浄評価器具Hを用いることができる。図7(a)に示す洗浄評価器具Hは、洗浄インジケータ48が載置されている支持板46の一面側に立設された支持部52に一端が支持された係合ピン52aに邪魔板50の一端部側が回動自在に装着されていると共に、邪魔板50の他端部側が支持板46の一面側に立設されたネジ54に支持されている。
かかる図7(a)に示す洗浄評価器具Hでは、図7(b)に示す様に、ネジ54を回動することによって、邪魔板50の傾斜程度を調整してネジ54側の支持板46と邪魔板50との開口幅を変更し、洗浄インジケータ48の擬似汚れに接触する洗浄液量を調整できる。
また、洗浄評価器具Hとして、図8(a)に示す様に、洗浄インジケータ48が載置されている支持板46の一面側に立設された一対のネジ56,56によって邪魔板50を支持した洗浄評価器具Hを用いることができる。図8(a)に示す洗浄評価器具Hでは、図8(b)に示す様に、ネジ56,56を回動することによって、支持板46と邪魔板50との間の隙間を変更し、洗浄インジケータ48の擬似汚れに接触する洗浄液量を調整できる。
図1〜図8に示す洗浄評価器具Hでは、洗浄インジケータの一面側に洗浄液が接触するタイプのものであったが、フィルムの両面側に擬似汚れが塗布されている洗浄インジケータを用いる洗浄評価器具Hのケーシング本体部としては、図9に示すものを用いることができる。
図9に示すケーシング本体部は、図3に示すケーシング本体部を改良したものであり、図3に示すケーシング本体部を構成する部材と同一部材については、図9において図3に示す部材と同一番号を付して詳細な説明を省略する。
図9(a)(b)に示すケーシング本体部では、裏板32に板状体30に形成された正方形状の開口部30a,30aに対応するように、裏板32にも正方形状の開口部32a,32aが形成されている。
かかる図9に示すケーシング本体部には、図10に示す様に、フィルムの両面側に擬似汚れが塗布されている洗浄インジケータ58を、図6に示す調整プレート44,44によって挟み込むように積層し、ケーシング本体部の挿入口40から挿入して洗浄評価器具Hを構成する。
この調整プレート44,44は、洗浄インジケータ58の両面側に一枚づつ配設されているが、洗浄インジケータ58の片面に二枚以上の調整プレート44を積層してもよい。
図1〜図10に示す洗浄評価器具Hは、図11に示す様に、被洗浄物が挿入された洗浄バスケット60に、ケーシング本体部に設けられたフックによって固定される。図11(a)は洗浄バスケット60の中央部に固定された状態を示し、図11(b)は洗浄バスケット60の隅部に固定された状態を示す。
この様に、洗浄評価器具Hには、洗浄バスケット60に固定できるフックが設けられているため、洗浄バスケット60の任意の箇所に洗浄評価器具Hを固定できる。
この洗浄評価器具Hの固定箇所については、被洗浄物の洗浄評価を適性に行なうことができる箇所を予め実験的に調査して決定しておくことが好ましい。
図11に示す被洗浄物が挿入された洗浄バスケット60は、洗浄装置内にセットされて洗浄に供される。その一例を図12に示す。図12に示す洗浄装置は、ジェット式洗浄装置であって、洗浄槽62内に複数段のラック64,64・・が設けられており、各ラック64の上方には洗浄液が噴射される回転ノズル66が設けられている。
かかるラック64の各々には、洗浄評価器具Hが固定された洗浄バスケット60が載置されている。
図12(a)に示す洗浄装置では、洗浄バスケット60に装着された洗浄評価器具Hが洗浄槽62の内壁面側に位置するように装着されている例であり、図12(b)に示す洗浄装置では、洗浄バスケット60に装着された洗浄評価器具Hが洗浄槽62の中心側に位置するように装着されている例である。この洗浄評価器具Hの洗浄槽62内のどの位置に装着されることが適性かは、予め被洗浄物の洗浄評価を実施して決定しておくことが好ましい。
以上、説明してきた図1〜図8に示す洗浄液量を調整する調整手段を、図13に示すカバー板110,110に代えて設けることによって、図13に示す洗浄評価器具を用いて、洗浄物の種類や大きさ或いは洗浄槽の運転条件等が変更されても、信頼性の高い洗浄保証を行なうことができる。
本発明に係る洗浄評価装置及びそのケーシング本体部の一例を説明するための断面図及び正面図である。 図1に示す洗浄評価装置に設けられている調整手段を説明するための正面図及び断面図である。 本発明に係る洗浄評価装置を構成するケーシング本体部の他の例を説明するための断面図及び正面図である。 図3に示すケーシング本体部に用いられる洗浄インジケータを説明する正面図である。 図3に示すホルダー本体と図4に示す洗浄インジケータとを用いた洗浄評価装置について説明する洗浄評価器具を説明する端面図である。 図4に示す洗浄インジケータに用いる調整手段としての調整プレートを説明する正面図である。 本発明に係る洗浄評価装器具の他の例を説明する断面図である。 本発明に係る洗浄評価器具の他の例を説明する断面図である。 本発明に係る洗浄評価器具を構成するケーシング本体部の他の例を説明する断面図である。 図9に示すケーシング本体部を用いた洗浄評価器具を説明する断面図である。 本発明に係る洗浄評価器具を固着した洗浄バスケットを説明する斜視図である。 本発明に係る洗浄評価器具を固着した洗浄バスケットがセットされた洗浄装置を説明する概略図である。 従来の洗浄評価器具を説明する説明図である。
符号の説明
10,30 板状体
10a,14a,30a 開口部
12,32 裏板
14 スライド板
18 ネジ
20,42,48,58 洗浄インジケータ
36 保持バネ
40 挿入口
44 調整プレート
46 支持板
50 邪魔板
52a 係合ピン
52 支持部
54,56 ネジ
H 洗浄評価器具

Claims (3)

  1. 被洗浄物と一緒に洗浄液によって洗浄され、前記被洗浄物に付着した汚れ落ちの程度を評価する洗浄評価器具において、
    該汚れ落ち程度を評価する擬似汚れが担体の少なくとも一面側に塗布された洗浄インジケータを、その擬似汚れ塗布面が洗浄液と接触できるように保持する保持部材と、
    前記洗浄インジケータの汚れ塗布面上に配設され、前記保持部材によって保持された洗浄インジケータの擬似汚れ塗布面と接触する洗浄液量を調整できる調整手段とが設けられており、
    前記調整手段が、洗浄液が流入する複数個の開口部が形成された板状体と、前記板状体の各開口部の開口面積が調整できるようにスライド可能に設けられたスライド板とから構成されていることを特徴とする洗浄評価器具。
  2. 被洗浄物と一緒に洗浄液によって洗浄され、前記被洗浄物に付着した汚れ落ちの程度を評価する洗浄評価器具において、
    該汚れ落ち程度を評価する擬似汚れが担体の少なくとも一面側に塗布された洗浄インジケータを、その擬似汚れ塗布面が洗浄液と接触できるように保持する保持部材と、
    前記洗浄インジケータの汚れ塗布面上に配設され、前記保持部材によって保持された洗浄インジケータの擬似汚れ塗布面と接触する洗浄液量を調整できる調整手段とが設けられており、
    前記調整手段が、洗浄液が流入する複数個の開口部が形成された板状体と、前記板状体に形成された開口部の開口位置又は開口形状と異なる複数個の開口部が形成された調整板とから構成され、前記邪魔板と調整板とが洗浄インジケータの汚れ塗布面上に積層して配設されていることを特徴とする洗浄評価器具。
  3. 保持部材には、洗浄槽の所定箇所に洗浄評価器具が固定できるように、止め具が設けられている請求項1又は請求項2記載の洗浄評価器具。
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