JP4299212B2 - 粒径分布測定装置 - Google Patents

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本発明は、セル内に分散させた粒子群に光を照射し、そのときに発生する回折及び/又は散乱光(以下回折散乱光という。)の強度分布に基づいて前記粒子群の粒径分布を測定するいわゆる回折/散乱式粒径分布測定装置に関するものである。
この種の粒径分布測定装置に用いられるセルには測定方式毎に複数タイプあり、その代表的なものとして、バッチ式セル、湿式フローセルあるいは乾式セル等が知られている。そして従来、粒径分布測定装置には通常1つのセルのみが装置本体にネジ止めされたセルホルダに交換可能に保持されている。
しかし異なるタイプのセルに交換するには、セルホルダ毎交換しなければならず、その交換にあたっては予め固定されているセルホルダのネジを緩める又は外す等して装置本体外に取り出すか、又はセルを収容している試料室内に邪魔にならないように退避させた後、測定に用いるセルホルダを再びネジを用いて固定する必要があり、その作業にかなりの手間がかかる。特に湿式フロータイプのセルホルダは装置本体内の別箇所に配置してある分散用超音波プローブ、攪拌翼、循環ポンプ等の前処理機構を伴ってパイプにより結合されており、このセルホルダを装置本体外へ取り除く際にはパイプを取り外し、さらにセルホルダを装置に固定しているネジを外す必要があるため、その手間は極めて煩雑である。
これに対して、特許文献1に示すように、前記パイプにシリコンチューブ等の柔軟な材質若しくは屈曲又は伸縮可能な管を使用して、パイプとセルホルダとを繋いだままセルホルダを試料室内部の邪魔にならない位置に退避させるようにしたものがある。しかし、これは、他のタイプのセルホルダ(乾式タイプのセルホルダ又はバッチ式セルホルダ等)は不要時に装置本体外へ取り出す必要があるため、やはりセルホルダの交換時には装置本体への固定ネジを外す必要がある。このようにセルの交換、特に違うタイプのセルと交換を行う際に多くの手間を必要とする。
このような現状の下で、複数の異なるタイプのセルを1つのセル保持部材に直接あるいはセルホルダを介して着脱可能に固定して、そのセル保持部材を移動させることにより、作業の省力化を図る試みがなされている。
ところが、複数のセルを1つのセル保持部材に載せて移動させるようにすると、セルの位置再現性の問題で難が生じ、例えば測定時にセル保持部材が移動毎に位置が異なると測定結果に影響を与えるなどのおそれがある。
特開2002−243622
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決するためになされたものであり、この種の粒径分布測定装置においてセルの交換に要する作業を省力化しつつ、セルの位置再現性を確保することをその所期課題としたものである。
すなわち本発明に係る粒径分布測定装置は、一定方向に光を照射する光源と、粒子群を収容する複数のセルと、それらセルを前記光が照射される光照射位置及びその光照射位置とは異なる位置に設定された退避位置間でスライド移動可能に保持するセル保持機構と、前記光照射位置にあるセルに収容された粒子群から発生する回折散乱光の光強度に基づいて当該粒子群の粒径分布を算出する演算装置とを備えたものであって、前記セル保持機構が、前記セルの移動方向に沿って延伸するレール部材と、前記各セルを搭載するセル搭載部材と、狭持体と、前記セル搭載部材及び狭持体間に配置した弾性部材とを備えてなり、前記セル搭載部材に設けた第1接触面と、前記狭持体に設けた第2接触面とを前記レール部材を挟んで対向する位置に配置するとともに、前記弾性部材の弾性復帰力により前記接触面同士を互いに引きつけ、それら接触面を前記レール部材に移動可能に押圧接触させるように構成したものである。
このようなものであれば、セル保持機構によって進退移動させるだけで、異なるタイプのセルに交換できるので、測定を変更するのに要する時間を短縮することができ、オペレータの負担の軽減を図ることができる。さらに、セル搭載部材をレール部材に押圧接触させているので、セルの位置再現性を確保することができる。例えば移動毎に位置ずれが生じることを防ぐことができ、測定精度を確保することができる。
ここでセルの交換というのは、異なるタイプのセルに交換することはもちろん、同じタイプのセルであって別のセルに交換することも含む。
オペレータが、所望のセルを光照射位置に正確にかつ容易に移動可能にするためには、前記レール部材及びセル搭載部材のいずれか一方に設けた嵌合孔と、他方に設けた嵌合ピンとの嵌合により前記各セルの光照射位置を規定する位置決め機構をさらに備えたものであって、前記第1接触面を下向き面として前記レール部材の上向き面に接触させるとともに、前記第2接触面を上向き面として前記レール部材の下向き面に接触させるようにして、前記セル搭載部材における移動方向側の一方を前記弾性体の弾性力に逆らって持ち上げ傾斜させ得るように構成し、その傾斜状態において前記嵌合が解除されセル搭載部材をスライド移動させ得るようにしていることが望ましい。
オペレータが前記セル保持機構による移動を一層容易に行うことができるようにするためには、前記セル搭載部材の一端部に取っ手を設けていることが望ましい。
前記セル保持機構による移動に要する力を軽減するためには、前記接触面の少なくともいずれかが転動体の外周面であることが望ましい。
セル搭載部材がレール部材上で左右運動をしないようにして測定精度の確保を図るためには、前記レール部材が前記移動方向と平行な案内面を有し、前記セル搭載部材が前記案内面に接触する被案内面を有したものであって、前記案内面と前記被案内面とを押圧接触させる押圧部材をさらに備えていることが望ましい。
具体的には、前記押圧部材が前記セル搭載部材とレール部材との間に設けた第2弾性部材であり、その弾性復帰力により前記被案内面が前記案内面にスライド可能に押圧接触するように構成していることが望ましい。
このように本発明によれば、セル保持部機構による進退移動を行うだけで、異なるタイプのセルに交換できるので、測定を変更するのに要する時間を短縮することができ、オペレータの負担の軽減を図ることができる。さらに、セル搭載部材をレール部材に押圧接触させているので、セルの位置再現性を確保することができる。故に、例えば移動毎に位置ずれが生じることを防ぐことができ、測定精度の確保を図ることができる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る粒径分布測定装置1は、粒子群Sに照射光Lを照射した際に生じる回折散乱光LSの散乱パターン(回折散乱光強度の角度分布)が、粒子径によって定まることを利用し、前記散乱パターンを検出することによってMIE散乱理論から粒径分布を測定するようにしたものである。この粒径分布測定装置1の模式的概要を図1及び図2に示す。同図中、符号C1、C2は、測定対象粒子群Sを分散媒中に分散させてなる試料を収容するセルである。前記分散媒は、湿式の場合は水、乾式の場合は空気が一般的である。符号2は、前記セルC1、C2、に照射光Lを照射する光源である。この実施形態ではこの光源として例えばコーヒレントなレーザ光を照射する半導体レーザを用いている。符号31、32は、前記セルC1、C2の周囲に配置した光検出器である。そして光Lを照射された粒子群Sから発生する回折散乱光LSの光強度を検出する。符号4は、前記光検出器31、32から出力される各回折散乱光強度信号を受信し変換等の処理を行うバッファ、増幅器等で構成されている信号処理部である。符号5は、信号処理部4で処理された各散乱強度信号の値に基づいて前記粒子群Sの粒径分布を算出する演算装置である。符号6は、光検出器32の受光面中央に透過光Lが収斂するように設定された凸レンズである。
セルC1は、湿式フロータイプのものであり、図2に示すように、上下を湿式セルホルダC1hでセル搭載部材72に保持するようにしている。このセルホルダC1hは、セルC1を挿入するための取付部C1h1とコイルバネを用いたラッチ機構C1h3によってセルC1を固定する蓋部C1h2とからなる。蓋部C1h2には試料液を導入するための導入ポートが設けられている。そしてセルC1は粒子群Sを水などの液体溶媒中で分散させておくため図示しない循環ポンプ及び超音波プローブ等の粒子攪拌装置とともに液体循環流路上に設けてある。なお、同図中、符号C1a、C1bは前記液体循環流路を形成するものであって、セルC1の導出入ポートにそれぞれ接続されているパイプC1a、C1bである。
セルC2は、微量試料を測定する際に好適に用いられるいわゆるバッチ式のもので、図2に示すように、その下部をバッチ式用セルホルダC2hによってセル搭載部材72に保持するようにしている。
しかして本実施形態では、図3,6に示すように、図示しないセル収容室内において、種類の異なる複数のセルC1、C2を前後方向(セル収容室の貫通方向で光軸12と交差(直交)する方向)に沿って進退移動可能に保持し、いずれか1つのセルC1、C2を前記光源2からの光Lが照射される光照射位置Pに選択的に位置づけるセル保持機構7と、このセル保持機構7を搭載するトレイ8を設けている。
セル保持機構7は、図3に示すように、前後方向に沿って延伸するレール部材71と、前記各セルC1、C2を搭載するセル搭載部材72と、狭持体73と、前記セル搭載部材72及び狭持体73間に配置した弾性部材74とを備えてなり、前記弾性体74の引っ張り力によって、セル搭載部材72と狭持体73とによりレール部材71を挟み込みながら、このレール部材71に沿ってセル搭載部材72が前後に進退するように構成したものである。
詳述すれば、レール部材71は、光軸12と直交する軌道10(図2)に沿って前記セル収容室の床面に配置した一対の平行なレール要素711を備えており、各レール要素711は、後述するトレイ8の底板81から鉛直に起立する起立板712とその起立板712の上面に取り付けた水平板713とからなる。
セル搭載部材72は、矩形板状をなすもので、前記レール部材71の水平板713上に配置されている。そしてこのセル搭載部材72の上面に前記各セルC1、C2を前後方向(進退方向)に沿って一列に保持する。各セルC1、C2は、直接又はセルホルダC1h、C2hを介してこのセル搭載部材72に着脱可能に、かつ光軸12に対してブリュースター角など所定の角度をもって斜めに保持される。これはセルC1、C2の表面での反射の影響を減らすためである。また、このセル搭載部材72の少なくとも前端部には取っ手721が設けられて移動の便を図っている。さらに、図2、図8に示すように、セル搭載部材72の後端部724は、レール部材71上を滑りやすいように円弧状に加工している。
狭持体73は、上面を開口させた箱形の狭持体本体731と、その狭持体本体731の側板上端部外側に、左右(セル進退方向と直交する方向)に延びる水平軸731aに回転可能に取り付けた円盤状の転動体732とを備えている。この転動体732は、前後部の左右にそれぞれ設けてあり、前記レール部材71の水平板713よりも下に配置される。
弾性部材74は、前記狭持体73とセル搭載部材72との間に設けた引っ張りコイルバネであり、狭持体73の側板間に架け渡した横架軸733にその下端を取り付けられるとともに、セル搭載部材72に設けた係止部723にその上端を取り付けられて、前記狭持体73とセル搭載部材72とを上下方向に引きつけるものである。この実施形態では引っ張りコイルバネを後部に2つ、前部に2つ設けている。後部の引っ張りコイルバネ74は、後部転動体732の内側であって前後方向にはほぼ同じ位置に配置してある。また前部の引っ張りコイルバネ74は、前部転動体732よりも前側に配置してある。そしてこれら弾性部材74の引っ張り力により、前記セル搭載部材72に設けた第1接触面72a(具体的には側縁部下面)と、前記狭持体73に設けた第2接触面732a(具体的には転動体732の外周面)とが、レール部材31の各水平板713を上下から挟みこんで移動可能に押圧接触する。
また、このセル保持機構7は、前記各セルC1、C2を前記光照射位置Pに規定する位置決め機構75を備えている。この位置決め機構75は、前記レール部材71及びセル搭載部材72のいずれか一方(ここではレール部材71の水平板713)に設けた複数の嵌合孔751と、図4に示すように他方(ここではセル搭載部材72の下面)に設けた嵌合ピン752とを備えており、いずれかの嵌合孔751に嵌合ピン752をがたなく嵌合させることにより、いずれか1つのセルC1、C2を選択的に光照射位置Pに配置することができるようにしている。なお、セル搭載部材72の移動は、当該セル搭載部材72の前側の取っ手721を上方に持ち上げてこれを傾斜させ、嵌合孔751と嵌合ピン752との嵌合を解除した状態で行う。
さらにこのセル保持機構7は、セル搭載部材72の左右方向の移動を禁止する左右移動抑制機構76を備えている。この左右移動抑制機構76は、前記レール部材71に設けた前後方向(セル進退方向)と平行な案内面76a(具体的には一方のレール要素711の外側面から起立させた当たり板714の内側面)に、セル搭載部材72に設けた被案内面76b(具体的にはセル搭載部材72の一方の外側面)を押圧部材761により押しつけることにより、セル搭載部材72の左右方向の移動を抑制するものであり、そのために、セル搭載部材72とレール部材71との間に、押圧部材761として左右方向に弾性復帰力を作用させる第2弾性部材761を設けている。この第2弾性部材761は、例えばセル搭載部材72の側縁部下面から垂下させた支持板722に設けた板バネである。この板バネ761は、レール部材71における他方の起立板712の内面を押圧し、その反力でセル搭載部材72の一方の外側面76bを当たり板714の内側面76aに押しつける。
かかるセル保持機構7は、セル収容室に固定したトレイ8の上に載置固定してある。トレイ8は、図6、図7に示すように、セル保持機構7を載置する底板81と、左右側板82と、後板83とを有して前面を開口させた高さの低い箱体であり、前端縁の下部には左右に延びる樋85をさらに備えている。このトレイ8は、セルC1、C2の交換時等に誤ってこぼした試料液を受け取るもので、トレイ8にこぼれた試料液は、前記樋85を伝って、その端部に設けた排出口85aから、その下方の循環トレイに導かれ、最終的には循環トレイのドレンから外部に排出される。
次に本装置1を用いた粒径分布測定手順の一例について以下に述べる。
まずオペレータが、セル搭載部材72の前端部の取っ手721を持ち上げることにより位置決め機構75を解除した状態(図7)で、レール部材71上でスライドさせ、所望のセル(例えばC1)を光照射位置Pに移動する。この状態が図2に示す状態である。このとき、セル搭載部材72の後端部724が円弧状に加工しているのでセルC1、C2の移動をスムーズに行うことができる。また、光照射位置PにセルC1があるかどうかはセル搭載部材72とレール部材71とに設けた位置決め機構75のクリックストップ感で判断できる。そして、図示しないセル識別手段がセルを識別しセル識別信号を演算装置5に出力する。この出力されたセル識別信号を演算装置5が受信して、そのセルC1に対応したプログラムを選択し起動する。そして、選択したプログラムに基づいて演算装置5が条件設定画面を表示し、処理条件等を設定(変更)する。その後、従来通りに測定を開始すれば、セルC1に収容された粒子群Sの粒径分布が得られる。
別のセルC1の粒子群Sを測定する場合は、前記同様セル搭載部材72をスライドさせればよい。
なお、セルC1にはパイプC1a、C1bがそれぞれ連結されているが、前述したようにそれらのパイプC1a、C1bは、その一部又は全部が柔軟性を有するため、セルC1の移動に伴って変形することから着脱が容易で、セルC1、C2の移動(セル搭載部材72の移動)を阻害したりすることはない。
このように構成した本実施形態によれば、複数のセルC1、C2を、セル保持機構7により進退移動させて切替可能に構成しているので、測定を変更するのに要する時間を短縮することができ、さらにオペレータの負担の軽減を図ることができる。その上、測定時セル搭載部材72のレール部材71上での上下及び左右の位置決めの再現性を確保でき、また振動することを抑制することができるので、測定精度の向上を図ることができる。
また、位置決め機構75を有しており、各セルC1、C2を確実且つ簡単に光照射位置Pに位置決めできるので、測定精度の向上を図ることができる。
さらに、取っ手721を設けているのでオペレータの作業を容易にすることができる。
上記に加えて本実施形態では、第2接触面を転動体の外周面としているので、セル搭載部材72及び挟持体73の移動をスムーズに行うことができる。よってオペレータの負担を軽減でき、さらに測定準備に要する時間を短縮することができる。
その上、レール部材71が移動方向と平行な案内面76aを有したものであり、セル搭載部材72とレール部材71との間に設けた板バネ761の弾性復帰力により、セル搭載部材72に設けた被案内面76bが案内面76aにスライド可能に押圧接触するように構成しているので、セル搭載部材72がレール部材71上で左右に振動することを防ぐことができ、粒径分布の測定精度を高めることができる。
なお、各部の具体的構成は、上述した実施形態のみの限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、前記実施形態では、押圧部材をセル搭載部材とレール部材との間に設けた板バネとしたがこれに限られることはなく、被案内面を案内面に押圧接触させるようなものであればよいので、例えばレール部材に挟持体(あるいはセル搭載部材)を押圧するための1乃至複数の棒を設けるようにしても良い。
また、位置決め機構は嵌合孔と嵌合ピンとからなるものでなくとも良く、ラッチ機構を用いたものであれば何でも良い。
さらに、セル搭載部材の後端部は円弧状に加工していなくても良く、その後端部にベアリングを設け、スライド移動を容易にしても良い。あるいは、その後端部を滑りやすい材料にしても良い。
前記実施形態では湿式フローセル及びバッチ式セルを用いた粒径分布測定装置を示したが、セルの組み合わせはこれらに限るものではなく、例えば湿式フローセルを2つ用いたものでも良い。あるいは、湿式フローセルとバッチ式セルの2種類を用いたものでも構わない。
また、前記実施形態では、セル識別手段がセルを識別することにより自動的に粒径分布測定装置がそのセルに対応する測定画面や測定条件等に変更するようにしたが、オペレータが手動で変更するようにしても構わない。
本発明の一実施形態における粒径分布測定装置の構成を示す模式的全体図。 同実施形態におけるセル保持機構近傍を示した斜視図。 同実施形態におけるセル保持機構の模式的断面図。 同実施形態におけるセル搭載部材と挟持体を示す模式図。 同実施形態におけるセル搭載部材と挟持体を示す模式図。 同実施形態におけるセル保持機構及びトレイを示す模式図。 同実施形態におけるレール部材及びトレイを示す模式図。 同実施形態におけるセル搭載部材の後端部の拡大図。
符号の説明
1・・・粒径分布測定装置
C1、C2・・・セル
L・・・光
LS・・・回折及び/又は散乱光
P・・・光照射位置
2・・・光源
31、32・・・光検出器
5・・・演算装置
7・・・セル保持機構
71・・・レール部材
72・・・セル搭載部材
73・・・挟持体
74・・・弾性部材
75・・・位置決め機構
751・・・嵌合孔
752・・・嵌合ピン
721・・・取っ手
732・・・転動体
761・・・第2弾性部材(板バネ)
76a・・・案内面
76b・・・被案内面

Claims (6)

  1. 一定方向に光を照射する光源と、粒子群を収容する複数のセルと、それらセルを前記光が照射される光照射位置及びその光照射位置とは異なる位置に設定された退避位置間でスライド移動可能に保持するセル保持機構と、前記光照射位置にあるセルに収容された粒子群から発生する回折光及び/又は散乱光(以下回折散乱光という。)の光強度に基づいて当該粒子群の粒径分布を算出する演算装置とを備えたものであって、
    前記セル保持機構が、前記セルの移動方向に沿って延伸するレール部材と、前記各セルを搭載するセル搭載部材と、狭持体と、前記セル搭載部材及び狭持体間に配置した弾性部材とを備えてなり、前記セル搭載部材に設けた第1接触面と、前記狭持体に設けた第2接触面とを前記レール部材を挟んで対向する位置に配置するとともに、前記弾性部材の弾性復帰力により前記接触面同士を互いに引きつけ、それら接触面を前記レール部材に移動可能に押圧接触させるように構成したものであることを特徴とする粒径分布測定装置。
  2. 前記レール部材及び前記セル搭載部材のいずれか一方に設けた嵌合孔と、他方に設けた嵌合ピンとの嵌合により前記各セルの光照射位置を規定する位置決め機構をさらに備えたものであって、
    前記第1接触面を下向き面として前記レール部材の上向き面に接触させるとともに、前記第2接触面を上向き面として前記レール部材の下向き面に接触させるようにして、前記セル搭載部材における移動方向側の一方を前記弾性体の弾性力に逆らって持ち上げ傾斜させ得るように構成し、その傾斜状態において前記嵌合が解除され前記セル搭載部材をスライド移動させ得るようにしている請求項1記載の粒径分布測定装置。
  3. 前記セル搭載部材の持ち上げる側に取っ手を設けている請求項2記載の粒径分布測定装置
  4. 前記接触面の少なくともいずれかが転動体の外周面である請求項1、2又は3記載の粒径分布測定装置。
  5. 前記レール部材が前記移動方向と平行な案内面を有し、前記セル搭載部材が前記案内面に接触する被案内面を有したものであって、
    前記案内面と前記被案内面とを押圧接触させる押圧部材をさらに備えている請求項1、2、3又は4記載の粒径分布測定装置。
  6. 前記押圧部材が、前記セル搭載部材とレール部材との間に設けた第2弾性部材であり、その弾性復帰力により、前記被案内面が前記案内面にスライド可能に押圧接触するように構成している請求項記載の粒径分布測定装置。
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